JPS6219506A - 歯科用水成コロイド系歯牙ウ蝕予防組成物 - Google Patents

歯科用水成コロイド系歯牙ウ蝕予防組成物

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JPS6219506A
JPS6219506A JP60156875A JP15687585A JPS6219506A JP S6219506 A JPS6219506 A JP S6219506A JP 60156875 A JP60156875 A JP 60156875A JP 15687585 A JP15687585 A JP 15687585A JP S6219506 A JPS6219506 A JP S6219506A
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篠崎 英一
Shunichi Futami
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GC Dental Industiral Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は歯科において歯牙組織のつ蝕抵抗性を強化し、
歯牙つ蝕を予防する目的で行なうフッ化物を歯面に付与
するために用いるフッ化物を含む歯科用水成コロイド系
歯牙つ蝕予防組成物に関するものである。
【従来の技術】
フッ化物は歯牙のエナメル質や象牙質に取り込まれ、歯
牙の耐酸性を強め、つ触感受性を低下させると共に、つ
蝕発生の原因の1つであるつ蝕原性細菌の働きを抑制す
る効果があることがらつ蝕予防薬として広く臨床的に応
用されている。 フン化物を臨床的に用いる方法としては(1)水道水の
フッ素化 (2)飲食物中へのフッ素添加 (3)フッ化物の歯面塗布 (4)歯みがき剤へのフッ素添加 (5)フッ化物溶液による洗口 などがある。その中でフッ化物の歯面塗布は前出直後ま
たはつ蝕になる前の乳歯及び若年永久歯を対象として一
般に歯科医院において行なわれている。 フッ化物の歯面への塗布方法としては歯面を清掃後、塗
布する歯を中°心に片顎または両顎を巻締化で孤立させ
、綿球で唾液を拭い、圧縮空気で乾燥し、その後フッ化
物溶液に浸した綿球、ガーゼなどで歯面を成る可〈長い
時間フッ化物溶液に浸潤させる一般的方法や、歯面を1
清1ittle、歯列弓に適合するトレーを選択し、口
のトレーの大きさに合ったゴム袋、塗布紙をトレーにセ
ットし、口の塗布紙にフッ化物溶液を浸み込ませ、その
後トレーを口腔内へ挿入し軟らかく歯列に圧接して約4
分間噛ませるトレー法がある。更に、トレーに練和した
印象材を盛り、口腔内に挿入して口腔内印象を採得した
債、歯牙部印象内面にフッ化物を注入塗布してから口腔
内印象を口腔内へ再度セラI・して約4分間保持してか
ら撤去し、歯牙表面にフッ化物を付与する方法がある。 尚、印像採得した口腔内印像の歯牙部印象内面に先ず前
もってリン酸溶液を注入し、その口腔内印象を口腔内へ
戻し約30〜60秒保持して、歯牙表面をリン酸溶液で
脱灰する前処理をしておくと、フッ化物の取り込み効果
が向上することが公知である。その他イオン導入器を使
用するイオン導入法などがある。
【発明が解決しようとする問題点】
しかし前述の様なフッ化物の歯面への塗布方法には次の
様な問題点がある。 (1)酸味のあるフッ化物を唾液から完全に隔離するこ
とは不可能であり、思考に不快感、不快味を与える。 (2)多量のフッ化物を飲み込んで了う危険性があり、
嘔吐や腹痛を起こし、場合によってはフッ化物による中
毒症状の発現の恐れがある。 (3)フッ化物の使用量が3〜4才児で約20.小学生
で約5gと多く、また歯面に塗布するのに比較的時間が
掛かる。 (4)トレー法においては専用トレー、ゴム袋、塗布紙
などが必要であり、またトレーの大きさが限られていて
歯列にトレーが適合し難いために歯頚部隣接面にフッ化
物が完全に付着することが出来ない。 (5)イオン導入法ではイオン導入器が必要となり、ま
た電流が唾液にリークしてフッ素が歯面に取り込まれ難
い。 (6)低年令児(3才以下)に対してフッ化物を塗布す
ることは安全性、操作上不安があり、使用不可能で現在
使用されていない。
【問題点を解決するための手段】
之等の問題点を解決するため鋭意検討の結果、本発明者
等は歯科用水成コロイド系印象材に着目し、この印象材
にフッ化物を含有させて口腔内で硬化させ印象を採得す
る場合と同様に処置すればフッ化物を唾液から完全に隔
離することが容易であり、またフッ化物を飲み込むこと
も全く無くなるため、低年令児にも安全且つ容易に使用
することが出来ることを見出した。 本発明に成るフッ化物含有の歯科用水成コロイド系歯牙
つ蝕予防組成物としては可逆性水成コロイドと不可逆性
水成コロイドとがある。 可逆性水成コロイドには寒天、ゼラチン、カラギーナン
などがあるが、60〜70℃ではゾル状態を示し、ゲル
化温度が37℃前復であり口腔内で支障無く使用される
ものは寒天が最適であり、歯科用印象材として用いられ
ている。市販の歯科用寒天印象材の組成は主成分として
寒天と水であるが、ゾルとゲルに所要の性質を与えるた
め、寒天の濃度は8〜15重量%で大部分は水である。 更にその他歯科用印象材として所要の性質を与えるため
に種々の調節剤が含まれている。 ホウ酸塩は寒天のゲル強度を増すために通常0.1〜1
.0重量%加えられており、またゾル粘性も高くする性
質がある。しかしホウ酸塩、特にホウ砂は石こうの硬化
を遅延させるためホウ砂を加えた寒天印象材で採った印
象に6口う泥を注ぎ石こう模型を作成する場合には石こ
うの硬化が抑制されるので石こう模型表面が粗雑になり
、精密な模型が得られない。この欠点を除くために印象
材の中にホウ酸塩と共に石こうの硬化促進剤、即ち硫酸
塩が加えられている。 更に印象材のゾル粘性、可塑性、ゲル化温度を調節する
ために歩出のケイソウ土、粘土、シリカ。 多価金属の水酸化物または酸化物などの充填材。 ワックス、ゴム、或いはチモール、グリセリンなどが加
えられている。之に通常、香料と顔料とが含有されてい
る。この様に歯科用寒天印象材は口腔内温度でゲル化す
ることを利用して安全9M密且つ容易に印象を採得する
口とが出来、現在広く歯科医によって用いられている。 印象を採得するのは2〜5分間であり、飲み込むことも
無く、安全、確実であり且つ歯牙表面に正確に密着させ
ることが可能であることに本発明者等は注目し、このゾ
ル、ゲル現象を利用してこの可逆性水成コロイドにフッ
化物を加えて歯牙つ蝕予防組成物を創製したものである
。 本発明の目的はつ蝕予防であって、口腔内の印象を採得
するのが目的ではない。 しかし適度なゾル粘性、可塑性、ゲル化温度。 ゲル強度が必要であるためにホウ酸塩、充填剤などの調
節剤が加えられる。 本発明の目的は印象を採って石こう模型を作成すること
ではないので、特に!1iIIR塩を加えることは必要
ではないが、加えても支障はない。歯牙つ蝕予防組成物
に用いられるフッ化物は、フッ化ナトリウム、フッ化カ
リウム、フッ化スズ、フッ化亜鉛などの溶解度が20℃
において水100011に対し1.5g以上を示すもの
に限定される。 即ち溶解度が水100m/に対し1.5g未満のフッ化
物は本発明の目的である歯牙つ蝕予防に効果を発揮させ
るために歯牙表面にフッ化物を有効的に取り込ませるに
は不充分であり不適当である。フッ化物の有効濃度は2
.0〜6.0重置%が適当であり、6.0重量%を超え
るとゲル化特性の調整が困難になり不適当である。2.
0重量%未渦の濃度では歯牙表面へのフッ素の取り込み
出が少なくつ蝕予防効果が薄い。更には、フッ化物を加
えた可逆性水成コロイドにリン酸並びにその酸性塩、或
いはクエン酸などの有機酸を加えることにより歯牙表面
にフッ化物をより多く取り込むことが出来る。 本発明のフッ化物を加えた可逆性水成コロイド系歯牙つ
蝕予防組成物は歯科用に用いられている寒天印象材と同
じく、スティック状のゲルとして歯科医に供給するもの
であって寒天印象材の使用と全く同じ方法で取扱うこと
が出来る。即ち歯科で用いられている専用シリンジにフ
ッ化物を加えた可逆性水成コロイドを通常の方法で装填
する。 シリンジを適当なバスの95〜100℃沸騰水に入れ可
逆性水成コロイドを加熱軟化(ゾル化)させた後、バス
にて60℃に撃留してシリンジをバスから取り出し歯牙
表面に注入する。 歯牙表面に注入されたフッ化物を加えた可逆性水成コロ
イドがゾル状態のうちに歯科用寒天印象材または歯科用
アルジネート印傘材をトレーに盛って圧接し、硬化後(
フッ化物を加えた可逆性水成コロイドを歯牙表面に注入
し、印象材をトレーに盛って圧接中にフッ化物が歯牙表
面に取り込まれる。)、口腔内から撤去する。この様に
可逆性水成コロイドを利用して安全且つ確実にフッ化物
を歯牙表面に付与することが出来、低年令児(3才以下
)にも用いることが出来、従来に全く存在していない方
法を確立したものである。 フッ化物を加えた歯科用水成コロイド歯牙つ蝕予防組成
物として不可逆性水成コロイドにはアルギン酸、カルボ
キシメチルセルロース、ポリアクリル酸、カラギーナン
などの水溶性アルカリ塩が用いられる。不可逆性水成コ
ロイドは化学反応によってゾルからゲルに変化して固ま
り、熱によってはゾルに戻らない。この不可逆性水成コ
ロイドを利用して歯科用として適性な硬化特性、操作性
。 粘性、ゲル強度があり、印象精度及び石こうとの適合性
が良いアルギン酸塩印象材が用いられている。歯科用ア
ルギン酸塩印象材の公知の組成は、アルギン酸カリウム
またはナトリウムに硬化剤として硫酸カルシウム、及び
2価以上の金属の酸化物または水酸化物、 21i1[
i以上の金属の硅酸塩、充填剤としてケイソウ土、ホワ
イトカーボンを加え、アルジネートゲルの強さと剛さを
増加し、アルシネ−1・の粉末粒子を水によく分散させ
て操作性を改善し、リン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム
などのアルカリ性金属塩の遅延剤によってアルジネート
のゲル化時間を、1.5分〜8分間に調整している。 更に、アルギン酸塩印象材で採得した口腔内印象に石こ
うを注入して石こう模型を作成する際に石こう表面を硬
くて緻密なものにするために、フッ化チタンカリウム、
フン化チタンナトリウム、ケイフッ化ナトリウム、ケイ
フッ化カリウム、ジルコンフッ化カリウムなどのフッ化
物の錯塩が加えられている。 従来用いられているこのフッ化物の錯塩は本発明の歯牙
つ蝕予防を目的に用いるフッ化物の溶解性の高い電解質
とは異なり、錯体で溶解度が水100m lに対し1.
00以下(20℃)の比較的M溶性塩類を指向し、歯牙
つ蝕予防に効果的な歯牙表面にフッ化物を付与すること
を目的としたものではない。 従って、本発明は歯牙つ蝕予防に効果的なフッ化ナトリ
ウム、フッ化カリウム、フッ化スズ、フッ化亜鉛などの
溶解度が20℃において水100Illlに対し1.5
g以上の溶解性の高い電解質のフッ化物を2.0〜8.
01旦%加える。溶解度が水100mlに対し1.5g
以下のフン化物は歯牙表面にフッ化物を有効に取り込ま
せるに不充分であり、またフッ化物の濃度が2.0重量
%未満の場合は歯牙表面のフッ素の取込み同が少なくつ
蝕予防効果が薄<、8.01胎%を超えるとアルギン酸
塩のゲル化特+4の調整が不可能となるため適当でない
。尚、本発明においては硫酸カルシウムなどの硬化剤の
団を従来の2〜4倍mを用いて適正な硬化特性とゲル強
さを有し、歯牙表面にフッ化物を付与し、効果的な不可
逆性水成コロイド系歯牙つ蝕予防組成物を見出した。 更に、口のフッ化物を加えた不可逆性水成コロイド系歯
牙つ蝕予防組成物を歯牙圧接時pH3〜6の酸性側で硬
化するように遅延剤として酸性ピロリン酸すトリウム、
酸性;・リボリリン酸すトリウム。 酸性リン酸ナトリウムなどと共に硅酸亜鉛を加えること
によって適正な硬化物性とゲル強度を有し歯牙表面にフ
ッ化物を冬目に取り込ませることの出来る不可逆性水成
コロイド系歯牙つ蝕予防組成物を゛創製した。また、術
者が本発明の不可逆性水成コロイド系歯牙つ蝕予防組成
物を練和してトレーに盛り、口腔内に挿入して口腔内印
象を採得した後、この印ρをトレーとして歯牙部印象内
面、にAPFゲル(酸性リン酸フッ素ゲル)等のフッ化
物を少母注入し、口腔内へ再度セットして約4分間保持
してから撤去し、歯牙表面にフッ化物を付与することも
できる。 この方法は、従来に比較して、約1/3〜1/10ff
iの極めて歩出のフッ化物を用いて、より効果的にフッ
化物を歯面に付与することが出来る。 (作 用] 本発明に成る水成コロイド系歯牙つ蝕予防組成物によっ
て歯牙表面にフッ化物を付与する方法によれば、トレー
に盛った水成コロイドがフッ化物を包み込みゲル化して
安全に撤去することが容易であるため、フッ化物を唾液
から完全に隔離することが出来、轡者がフッ化物を飲み
込むことが無くなり、且つフッ化物による不快感や不快
味を受けるごとも無くなる。 また、フッ化物を歯牙面全体に確実且つ短時間(約4分
間)に接触させることが出来るため、従来フッ化物の歯
面塗布が難しいとされていた3才児以下の子供にあって
も容易に処置出来る様になった。 更に歯科医が診療時に通常行なっている口腔印象の採得
と何等変わらないため、特別な専用器具を準備する必要
もない。
【実施例】
以下、実施例に基づいて更に詳しく本発明を説明する。 次に示す実施例及び比較例について抜去歯牙表面のフッ
素の取込み母を測定し、纏めて表に示した。またコント
ロールとして天然歯牙に含まれているフッ素昂も表示し
た。抜去歯牙表面のフッ素の取り込み岳はエナメル歯牙
1μg当りのフッ素伍をppm単位で表示した。 実施例゛1 重量部 寒天         10.0 7フ化ナトリウム(20℃での溶解度      5.
0水100n+1に対し4.2(IJ ホウ砂                  0.2水
酸化アルミニウム             0.8水
                         
      84.0上記成分をニーダ−中で20分間
加熱(100℃)混線を行なった。このものを内径7.
5IlllIのチューブに入れ水冷して後、取り出して
約5.5CII+に裁断してゲル状歯牙つ蝕予防組成物
を作製した。 得られた寒天ゲルを歯科に用いられている寒天用シリン
ジに挿入し密閉して、沸騰水中に10分間入れて溶解し
て浚、60℃の加温水槽中に10分間以上浸漬し、次い
で歯牙表面に注入した。 歯科用アルシネ−1・印象材の粉末16.8gを水40
ccで30秒間練和してトレーに盛って先きに歯牙表面
に注入した寒天ゾルの上から覆って4分間放置してゲル
化物を撤去した。抜去歯牙表面のフッ素の取込み母を測
定した結果7400ppIBであった。 実施例2 重量部 アルギン酸カリウム             15.
0硫酸カルシウム2水塩            20
.Oフッ化カリウム(20℃での溶解度       
5.5水100rAlに対し9.6(1) 第3リン酸すI・リウム            2.
0ケイソウ土                 57
.5上記成分をブレングー中で混合し、粉末状歯牙つ蝕
予防組成物を作製した。 得られた粉末16部と水40部とをゴム製ボールに採り
スパチュラを用いて練和した後、ペーストをトレーに盛
り抜去歯牙面に圧接し、4分間放置してゲル化物(印象
)を撤去した。抜去歯牙表面のフッ素の取込み量を測定
した結果、3000ppmであった。 実施例3 重量部 アルギン酸すl・リウム            14
.Ora酸カルシウム2水塩           1
8.0酸性ピロリン酸ナトリウム          
2.0硅酸亜鉛                 4
.0フツ化ナトリウム(20−〇での、溶解度    
  6.0水10hJに対し4.2(1) ケイソウ±                56.0
実施例2の第3リン酸すトリウムを酸性ピロリン酸すト
リウムに代え、更に珪酸亜鉛を加えた上記成分をブレン
グー中で混合し、粉末状酸性歯牙つ蝕予防組成物を作製
した。得られた粉末17部と水40部とをゴム製ボール
に採り、スパチュラを用いて練和した後、ペーストをト
レーに盛り抜去歯牙面に圧接し4分間放置してゲル化物
(印象)を撤去した。抜去歯牙表面のフッ素の取込み■
を測定した結果35g0ppmであった。 比較例゛1 歯面を清掃後、塗布する歯を中心に巻線比で防湿し、圧
縮空気で乾燥し、その後2%フッ化すトリウム溶液に浸
した綿球で歯面に塗布した、抜去歯牙のフッ素取込み出
を測定した結果、3400ppmであった。 比較例2 歯面を清11ft、フッ化物塗布用トレー、ゴム袋。 塗布紙を選択し、この塗布紙に酸性フッ素リン酸溶液(
商品名、フロア−ゲル:プレミアデンタル社製)を竿で
塗布注入し、これを抜去歯牙にセットし約4分間保持し
、その後トレーを外ずし、残留した酸性フッ素リン酸溶
液をカーゼで拭き取った。歯牙表面のフッ素取込み出を
測定した結果7100ppmであった。 ※[抜去歯牙表面へのフッ素の取込み伍の測定法W i
 ndow法:サンプル(φ5.5mm)]を00.5
M過塩素酸Iccj中に10秒間入れ脱灰し、0.5M
クエン酸三ナトリウムを4cc加え、オリオン901(
電極:オリオン複合電極96−09)のイオンメーター
を用いてフッ素凹を測定した。 表の結果より明らかな様に本発明のフッ化物を加えた水
成コロイド系歯牙つ蝕予防組成物を用いる方法は従来の
フッ化物の歯面塗布方法に比べてフッ化物の使用悉が少
ないにも拘わらず確実に歯面全体にフン化物を付与し、
フッ素の取込み出が同等以上であり、且つ歯科用印象材
と同様rfI甲に取り扱うことが出来、ゲル化するため
にフッ化物の流出分が極めて少ない。
【発明の効果】
本発明のフッ化物を加えた歯科用水成コロイド系歯牙つ
蝕予防組成物を用いて歯牙表面にフッ素を付着する方法
は (1)歯科用印象材による印象採得と同じ手法により、
水成コロイド系歯牙つ蝕予防組成物を口腔内に挿入し、
ゲル化させることにより、簡単、容易に且つ確実に歯牙
表面にフッ化物を付与することが出来る。 (2) ゲル生成物から唾液へのフッ化物の浸出量は極
めて少ないため、不快感、不快味を感することも少ない
。 (3) 水成コロイドがゲル化し、完全に撒去されろた
めフン化物を誤飲することも無くなり、且つフッ化物の
使用凸が比較的少なくて済む。 (4)忠者にとっては非常に安全且つ安心感のある方法
であり、低年令児でも行なうことが出来る。 (5)歯)4医にとっては同等特殊な器具、術式も必要
とせず、容易に行なえる。 従って本発明はつ蝕予防効果に優れたフッ化物を加えた
水成コロイド系歯牙つ蝕予防組成物であると言える。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 歯科用印象材中に、20℃における溶解度が、水1
    00mlに対し1.5g以上のフッ化ナトリウム、フッ
    化カリウム、フッ化スズ、フッ化亜鉛中の1種または2
    種以上のフッ化物を含有せしめたことを特徴とする歯科
    用水成コロイド系歯牙ウ蝕予防組成物。 2 歯科用印象材が可逆性水成コロイドの寒天印象材で
    ある特許請求の範囲第1項に記載の歯科用水成コロイド
    系歯牙ウ蝕予防組成物。 3 歯科用印象材が不可逆性水成コロイドのアルギン酸
    塩印象材である特許請求の範囲第1項に記載の歯科用水
    成コロイド系歯牙ウ蝕予防組成物。 4 フッ化物を含む不可逆性水成コロイドがpH3.0
    から6.0の範囲で口腔内でゲル化するものである特許
    請求の範囲第3項に記載の歯科用水成コロイド系歯牙ウ
    蝕予防組成物。
JP60156875A 1985-07-18 1985-07-18 歯科用水成コロイド系歯牙ウ蝕予防組成物 Granted JPS6219506A (ja)

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