JP2002513447A - サイジングエマルジョン - Google Patents

サイジングエマルジョン

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JP2002513447A JP53296698A JP53296698A JP2002513447A JP 2002513447 A JP2002513447 A JP 2002513447A JP 53296698 A JP53296698 A JP 53296698A JP 53296698 A JP53296698 A JP 53296698A JP 2002513447 A JP2002513447 A JP 2002513447A
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ワツサー,リチヤード・バークマン
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Abstract

(57)【要約】 (a)無水アルケニルこはく酸と(b)式(I)[式中、R1はメチルまたはエチルであり、R2はメチルまたはエチルであり、そしてR3は炭素原子数が14から24のアルキルである]で表されるトリアルキルアミン、式(I)で表されるトリアルキルアミンのジメチルスルフェート第四級塩、式(I)で表されるトリアルキルアミンのベンジルクロライド第四級塩および式(I)で表されるトリアルキルアミンのジエチルスルフェート第四級塩から成る群から選択されるアミンを上記無水アルケニルこはく酸を基準にして約3重量%から約20重量%の量で含んでいて水の含有量が約0.1%以下の組成物。また、(a)疎水性でセルロース反応性のサイジング剤と上記(b)のアミン類、アミン塩および/または第四級アミンで構成させたサイジングエマルジョンに加えて上記エマルジョンを製造する低せん断および高せん断方法そして上記エマルジョンを紙のサイズ処理で用いる方法も開示する。

Description

【発明の詳細な説明】 サイジングエマルジョン 発明の背景 本発明は、紙サイズ処理用組成物(paper sizing compos itions)、サイズ処理用組成物の製造方法そしてそれで紙をサイズ処理す る(sizing)方法に関する。より詳細には、本発明は、無水アルケニルこ はく酸(ASA)サイズ(size)とアミン化合物を含んでいてサイジングエ マルジョン(sizing emulsions)を生じさせる時に使用可能な 組成物、上記サイジングエマルジョンの製造方法に加えて、上記サイジングエマ ルジョンを紙のサイズ処理で用いる方法に関する。 サイジングエマルジョンは、製紙で紙の表面および内側にサイジング剤(siz ing agents)を導入する目的で幅広い用いられている。本明細書で用 いる如き「紙」は、天然源および合成源の両方から誘導され得る繊維状のセルロ ース材料から作られたシート様マス(masses)および成形品を包含する一 般的用語である。多くの場合、サイジング剤が紙製品の全体に渡って良好に分散 するようにする目的で、サイジング剤を製紙過程の湿式終点(wet end) で添加するのが望ましい。サイジング剤自身、例えばASAなどはしばしば水に 不溶なことから、サイジング剤を水中で乳化させてサイジングエマルジョンを生 じさせた後、これを製造中の紙原料(paper stock)に添加すること が頻繁に行われている。 サイジング剤は、紙の表面と化学結合を形成する能力を有する反応性物質であ る傾向がありかつ水に長期間接触させると不安定さを示し得る。 従って、特に反応性がより高いサイジング剤、例えばASAなどを用いる場合に は、水とサイズの間の化学反応を最小限にする目的で、サイジングエマルジョン を製紙現場で調製した後直ちに使用することが本産業の通常の実施になってきて いる。このエマルジョンの調製では一般に乳化剤、例えば澱粉、界面活性剤、合 成ポリマー類、カチオン性ポリマー類(cationic polymers) などが用いられる。 商業的にサイジングエマルジョンを調製する時に用いられる装置は低せん断( low shear)または高せん断のいずれかであり得ることが本分野の技術 者に認識されている。歴史的には、サイジングエマルジョンを低せん断で調製す るのは困難であり、その結果として高せん断技術が用いられていたが、この場合 には高いホモジェナイジング(homogenizing)せん断および/また は圧力を及ぼす能力を有する比較的複雑で高価で重い装置を用いる必要があるこ とに加えて、個々のサイズで満足されるほど安定なエマルジョンを製造するには 乳化の比率および温度などに関して厳しい手順が要求される傾向があった。より 最近になって、有用な低せん断方法が開発され、米国特許第4,040,900 号、4,544,414号、4,687,519号および4,711,671号 に加えてカナダ特許第1,069,410号に開示されており、上記特許には低 級トリアルキルアミン類を乳化剤として用いることが開示されている。また、サ イズ処理でラウリルトリメチルアンモニウムクロライドを用いることおよびトリ エチルアミンを用いることがそれぞれJP 58087398およびJP 58 197396に開示されている。しかしながら、低せん断または高せん断のいず れでも乳化し得るサイジング組成物、低せん断または高せん断方法で調製可能で 安 定なサイジングエマルジョン、安定なサイジングエマルジョンを製造する低せん 断および高せん断方法、そしてそのような組成物および方法を利用した改良製紙 方法が求められているままである。 発明の要約 ここに、特定のアミン類、アミン塩および第四級アミン塩を存在させるとサイ ジングエマルジョンの生成が非常に容易になることでサイジングエマルジョンを 低せん断または高せん断いずれの条件でも調整することが可能になることを見い 出した。また、驚くべきことに、サイジングエマルジョン、特にASAサイジン グエマルジョンの特性はまたpHおよび無機塩のレベルおよび種類の影響も受け ることも見い出した。従って、この直ぐ利用できる発明に従い、(a)無水アル ケニルこはく酸と(b)式(I)[式中、 R1はメチルまたはエチルであり、R2はメチルまたはエチルであり、そしてR3 は炭素原子数が14から24のアルキルである] で表されるトリアルキルアミン、式(I)で表されるトリアルキルアミンのジメ チルスルフェート第四級塩、式(I)で表されるトリアルキルアミンのベンジル クロライド第四級塩および式(I)で表されるトリアルキルアミンのジエチルス ルフェート第四級塩から成る群から選択されるアミンを上記無水アルケニルこは く酸を基準にして約3重量%から約20重量%の量で本質的に含んでいて水含有 量が約0.1%以下の組成 物を提供する。上記組成物を用いて高せん断または低せん断のいずれの条件、好 適には本明細書に記述する条件下でサイジングエマルジョンを調製することがで きる。 この直ぐに利用できる本発明の別の態様では、(a)無水アルケニルこはく酸 と(b)上記無水アルケニルこはく酸を基準にして約3重量%から約20重量% の量の、式(I)[式中、R1はメチルまたはエチルであり、R2はメチルまたは エチルであり、そしてR3は炭素原子数が14から24のアルキルである]で表 されるトリアルキルアミン、式(I)で表されるトリアルキルアミンのジメチル スルフェート第四級塩、式(I)で表されるトリアルキルアミンのベンジルクロ ライド第四級塩および式(I)で表されるトリアルキルアミンのジエチルスルフ ェート第四級塩から成る群から選択されるアミンと(c)水と(d)無機塩を含 む組成物[この組成物では上記無水アルケニルこはく酸が上記水に分散してエマ ルジョンを形成していて、上記無機塩が上記エマルジョンの液滴サイズを小さく するに有効な量で存在しており、そして上記エマルジョンは、エマルジョンの平 均液滴サイズが約3ミクロン以下になるに有効なpH値、好適には約4.5以下 のpH値を有する]を提供する。好適には、上記組成物はサイジングエマルジョ ンを構成していて、このサイジングエマルジョンは、高せん断または低せん断の いずれでも調製可能、好適には本明細書に記述する条件下で調製可能である。 この直ぐに利用できる発明の更に別の態様では、(a)無水アルケニルこはく 酸と(b)上記無水アルケニルこはく酸を基準にして約3重量%から約20重量 %の量の、式(I)[式中、R1はメチルまたはエチルであり、R2はメチルまた はエチルであり、そしてR3は炭素原子数が 14から24のアルキルである]で表されるトリアルキルアミン、式(I)で表 されるトリアルキルアミンのジメチルスルフェート第四級塩、式(I)で表され るトリアルキルアミンのベンジルクロライド第四級塩および式(I)で表される トリアルキルアミンのジエチルスルフェート第四級塩から成る群から選択される アミンと(c)水と(d)無機塩を混合することでエマルジョン[このエマルジ ョンでは上記無機塩が上記エマルジョンの液滴サイズを小さくするに有効な量で 存在しており、そして上記エマルジョンは、エマルジョンの平均液滴サイズが約 3ミクロン以下になるに有効なpH値、好適には約4.5以下のpH値を有する ]を生じさせることを含む方法を提供する。成分(a)と(b)は前以て混合可 能であるか或は個別に添加可能であるが、好適にはそれらを前以て混合しておく 。 この直ぐに利用できる発明のさらなる態様では、(a)(i)無水アルケニル こはく酸と(ii)式(I)[式中、R1はメチルまたはエチルであり、R2はメ チルまたはエチルであり、そしてR3は炭素原子数が14から24のアルキルで ある]で表されるトリアルキルアミン、式(I)で表されるトリアルキルアミン のジメチルスルフェート第四級塩、式(I)で表されるトリアルキルアミンのベ ンジルクロライド第四級塩および式(I)で表されるトリアルキルアミンのジエ チルスルフェート第四級塩から成る群から選択されるアミンを上記無水アルケニ ルこはく酸を基準にして約3重量%から約20重量%の量で含む組成物と(b) 水と(c)無機塩を混合することでエマルジョン[このエマルジョンでは上記無 機塩が上記エマルジョンの液滴サイズを小さくするに有効な量で存在しており、 そして上記エマルジョンは、エマルジョンの平均液滴サ イズが約3ミクロン以下になるに有効なpH値、好適には約4.5以下のpH値 を有する]を生じさせることを含む方法を提供する。上記組成物は低せん断また は高せん断、好適には低せん断で調製可能である。 この直ぐに利用できる発明の更にさらなる態様では、(a)紙原料を準備し、 (b)(i)無水アルケニルこはく酸と(ii)上記無水アルケニルこはく酸を 基準にして約3重量%から約20重量%の量の、式(I)[式中、R1はメチル またはエチルであり、R2はメチルまたはエチルであり、そしてR3は炭素原子数 が14から24のアルキルである]で表されるトリアルキルアミン、式(I)で 表されるトリアルキルアミンのジメチルスルフェート第四級塩、式(I)で表さ れるトリアルキルアミンのベンジルクロライド第四級塩および式(I)で表され るトリアルキルアミンのジエチルスルフェート第四級塩から成る群から選択され るアミンと(iii)水と(iv)無機塩を含む組成物[この組成物では上記無 水アルケニルこはく酸が上記水に分散してエマルジョンを形成していて、上記無 機塩が上記エマルジョンの液滴サイズを小さくするに有効な量で存在しており、 そして上記エマルジョンは、エマルジョンの平均液滴サイズが約3ミクロン以下 になるに有効なpH値、好適には約4.5以下のpH値を有する]を準備し、( c)上記紙原料からウエブ(web)を生じさせ、そして(d)上記ウエブから 生じさせる紙のサイズ処理を行うに有効な量で上記エマルジョンを上記紙原料と 一緒に混合するか或は上記エマルジョンを上記ウエブに加えることを含む方法を 提供する。上記組成物は低せん断または高せん断、好適には低せん断で調製可能 である。 好適な態様の詳細な説明 この直ぐに利用できる発明で用いるに有用なサイジング剤には無水置換環状ジ カルボン酸が含まれる。サイジング剤は好適には式(II)[式中、Rはジメチレンまたはトリメチレン基でありそしてR1は炭素数が6以 上の疎水基である] で表される。R1は好適には線状もしくは分枝アルキル、アルケニル、アラルキ ルまたはアラルケニル基である。最も好適には、この直ぐに利用できる発明のサ イジング剤は無水アルケニルこはく酸(ASA)である。この直ぐに利用できる 発明で用いるに有用なサイジング剤の具体例は、無水イソ−オクタデセニルこは く酸、無水n−ヘキサデセニルこはく酸、無水ドデセニルこはく酸、無水デセニ ルこはく酸、無水ドデセニルこはく酸、無水オクテニルこはく酸、無水トリイソ ブテニルこはく酸、無水1−オクチル−2−デセニルこはく酸、無水1−ヘキシ ル−2−デセニルこはく酸などおよびそれらの混合物である。特に好適なASA はCytec Industries,Inc.から商業的に入手可能なAcc osize 17(商標)である。この直ぐに利用できる発明ではまたロジンお よびアルキルケテン二量体(AKD)サイズも有用である。この直ぐに利用でき る発明で有用なサイジング剤の他の例は米国特許第Re.29,960 4,6 87,519、4,040,900、3,102,064、3,821,069、3,9 68,005(これらは全部引 用することによって本明細書に組み入れられる)に開示されているサイジング剤 である。 サイジング剤は多くの場合便利に乳化剤、例えば界面活性剤などとの混合物の 状態でその使用者に供給される。この使用者は、典型的に、上記サイジング剤を 水中で乳化させてサイジングエマルジョン(該サイジング剤の不連続相の液滴と 連続水相で構成される)を生じさせる。このサイジングエマルジョンの調製は、 多くの場合、高せん断混合で行われ、例えばホモジェナイザー(homogen izer)、高せん断タービンポンプなどを用いて行われる。このようなサイジ ング剤はしばしば加水分解に不安定なことから一般にサイジングエマルジョンは 調製後直ちに使用され、このように、長期間に渡るエマルジョンの安定性は必要 でないかもしれない。しかしながら、しばしば、そのような乳化をカチオン性ポ リマー、例えばカチオン性澱粉などが入っている溶液中で実施するか或は乳化後 にそれをカチオン性ポリマーに添加する方が望ましく、そのようにするとサイジ ングエマルジョンの安定性が向上する可能性があるばかりでなく製紙過程でよく 知られた他の利点が得られる。 ここに、特定のアミン類を乳化剤として用いることができることと、このよう なアミン類を用いるとサイジングエマルジョンを低せん断または高せん断のいず れでも生じさせることが可能になることで使用者に有利にずっと高い柔軟性を提 供することができるばかりでなく製紙過程におけるコストの低減および複雑さの 低減が可能になることを見い出した。この直ぐに利用できる発明で用いるに有用 なアミンには、式(I) [式中、R1はC1からC5のアルキル、好適にはメチルまたはエチルであり、R2 はC1からC5のアルキル、好適にはメチルまたはエチルであり、そしてR3は、 ベンジル、または炭素原子数が14から24、好適には炭素原子数が16から2 0、最も好適には炭素原子数が16から18のアルキルである] で表されるアミン類が含まれる。R1、R2およびR3は飽和または不飽和であっ てもよい。このようなアミン類の混合物の使用も有利であり得、大豆油(soy a)ジメチルアミン、獣脂(tallow)ジメチルアミン、水添獣脂ジメチル アミン、ココヤシ油(coco)ジメチルアミン、オレイルジメチルアミン、ス テアリルジメチルアミンなどの如きアミン類が好適である。個々の組成物に存在 させる実際のアミン種は、勿論、サイジングエマルジョンのpHに応じて、上記 アミンの酸塩であってもよい。従って、この直ぐに利用できる発明の目的で、用 語「アミン」は、幅広い意味で、アミンの酸塩、例えばアミンと通常の有機およ び無機酸、例えば塩酸、硫酸、酢酸などの反応で生じる塩類に加えて、アミンの 水化物およびアミンの第四級塩を包含すると解釈可能である。例えば、1つの好 適なアミンは、ステアリルジメチルアミンのベンジルクロライド塩の一水化物で ある。更により好適には、上記アミンに公知第四級化剤(quaternizi ng agents)、例えば塩化メチル、ジメチルスルフェート、ジエチルス ルフェートおよびベンジルクロライドなどを用いた第四級化を受けさせる(qu aternized)。塩化メチルによる第四級化を受けさせたアミン類は、驚 くべきことに、それをASAと一緒に用いて低せん断でサイジングエマルジョン を生じさせた時、ジメチルスルフェートまたはジエチルスルフェートによる第 四級化を受けさせたアミン類に比較してあまり有効でない傾向がある。第四級化 を受けさせたアミン類は、個々の乳化条件に対する感受性がより高くなる傾向が ある。例えば、低せん断の時には、大豆油ジメチルアミンのエチルスルフェート 第四級塩および大豆油ジメチルアミンのメチルスルフェート第四級塩が好適なサ イジングエマルジョンを与える。 この直ぐに利用できる発明で用いるに有用なアミン(この用語はアミン塩、第 四級塩(quaternaries)および水化物を包含)の量は、典型的に、 サイジングエマルジョンのサイジング剤含有量に依存するが、たいてい、サイジ ング剤を基準にして約3重量%から約20重量%の範囲である。上記アミンの使 用量は、一般に、それと上記サイジング剤と水を混合した時にサイジングエマル ジョンが生じるに有効な量である。好適には、上記アミンの量をサイジング剤を 基準にして約4重量%以上、好適には約5重量%以上にする。約20%を越える 量でアミンを用いることも可能であるが、アミンを過剰量で用いても追加的利点 がほとんど得られないことから、無駄または希釈的(dilutive)である 。従って、上記アミンの量をサイジング剤を基準にして一般に約20重量%以下 、好適には約15重量%以下、最も好適には約10重量%以下にする。上記アミ ンとサイジング剤は好適には混和性で、例えばそれらを混合した時に単相溶液を 形成し、その結果として、上記アミンとサイジング剤、好適にはASAで構成さ せた便利な混合物をその使用者に提供することができる。 商業的実施に有効なサイジングエマルジョンは、一般に、エマルジョンの平均 液滴、即ち粒子サイズが約5ミクロン以下、好適には約3ミクロン以下、最も好 適には2ミクロン以下のものである。液滴サイズは便 利に数多くのよく知られている粒子サイズ測定技術のいずれで測定されてもよく 、例えば顕微鏡、古典的で準弾性的な光散乱、沈降、ディスク遠心分離、エレク トロゾーンセンシング(electrozone sensing)、沈降場流 れ分別(sedimentation field flow fractio nation)およびクロマトグラフィー方法などで測定可能である。便利には 、簡単な濁度技術、例えばKlett技術[Horiba CAPA 700粒 子サイズ分析装置などの如き装置を用い、遠心分離方法で較正を受けさせておく ]を用いるか或はHoriba LA−700粒子サイズ分析装置などの如き装 置を用いた光散乱方法(本実施例に記述する如き)を用いて液滴サイズを推定す ることができる。例えば、Klett値が約250であることは、体積平均液滴 、即ち粒子サイズの中央値が約0.6から0.8ミクロンであることに相当し、 Klett値が約200であることは、体積平均液滴サイズの中央値が約0.9 から1.3ミクロンであることに相当し、そしてKlett値が約160である ことは、体積平均液滴サイズの中央値が約1.5から1.9ミクロンであること に相当する。ある場合には、Klett値が約100未満のサイジングエマルジ ョンも有用であり得るが、一般的には、サイジングエマルジョンのKlett値 を約100以上、好適には約150以上、より好適には約180以上、最も好適 には約200以上にする。 この直ぐに利用できるサイジングエマルジョンの液滴サイズはpHの調整で調 節可能である。例えば、第三級アミン類を乳化剤として用いて水を酸性にすると 液滴サイズが小さいエマルジョンを低せん断で生じさせることができる。第三級 アミン類を用いる場合には、このアミンをサ イジング剤に溶解させた後にサイジングエマルジョンを生じさせる方が好適であ るが、ある場合には、酸性にしておいた水にアミンを個別に添加することでも満 足される結果が得られる可能性がある。アミン塩または第四級アミンを用いる場 合にはしばしばエマルジョンを安定にするpHを与えるに有効な量でそれらを存 在させ、その結果として、酸を個別に添加する必要はないかもしれない。従って 、酸の添加は、望まれる液滴サイズ、サイジングエマルジョンを生じさせる時に 用いる水に前以て存在するpH、アミンの形態(遊離アミン、塩または第四級) 、アミンの量、pHに影響を与える可能性がある他の典型的な製紙添加剤の存在 有り無しなどに応じて、必要または不必要であり得る。pH調製で用いるに有用 な酸には、通常の有機酸全部、例えば酢酸、クエン酸、乳酸などばかりでなく、 無機酸、好適には塩酸、硫酸、燐酸などの如き無機酸が含まれる。乳化中のpH を、一般的には、この上で考察した範囲内の液滴サイズを有するエマルジョンが 生じるに有効なpHにする。pHを好適には約6.0以下、より好適には4.5 以下、更により好適には4.0以下、最も好適には3.5以下にする。 この直ぐに利用できるサイジングエマルジョンの液滴サイズの調節をまた無機 塩のレベルおよび種類の調整を通して実施することも可能である。如何なる無機 塩も使用可能であり、好適には塩化物および燐酸塩、例えば塩化ナトリウム、塩 化カリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、Na3PO4、Na2HPO4、 NaH2PO4など、最も好適には硫酸塩、例えば硫酸ナトリウム、硫酸アルミニ ウム、硫酸アンモニウムおよびそれらの水化物などが使用可能である。一般的に は、使用量に応じてであるが、硫酸塩の方が他の塩よりも有効である(重量を基 準)。例 えば、エマルジョンの液滴サイズを小さくしようとする場合には、硫酸塩のレベ ルを100万部当たり約10から約200部(ppm)、好適には15から10 0ppm、最も好適には約25から約50ppmにするのが非常に有効である。 しかしながら、より高いレベルの時には、しばしば、硫酸塩の方が他の塩よりも 有効でなくなることもある。低レベル、例えば約10から約50ppmの時には 一般に塩化物および燐酸塩はあまり有効でないが、レベルを例えば約50から1 000ppmまたはそれ以上の如く高くした時には一般に有効性が向上する。こ のような塩の使用量は、一般に、エマルジョンの液滴サイズを小さくするに有効 な量であり、例えばサイジングエマルジョンを生じさせる時に塩をある量で含有 させた水を用いた方が塩をその量で含有させていない水を用いた時よりも結果と して液滴サイズが小さいエマルジョンが生じるようにするのが好適である。塩の レベルを非常に高くして所望の液滴サイズを達成することも可能であるが、実用 的には、塩を過剰量で用いたとしても得られる増分は最小限のみである可能性が あり、その上、他の問題、例えば腐食などがもたらされることなどで有害になる ことさえあり得、このように、塩を無駄または不利なレベルで使用するのは避け るべきである。 使用者に供給する時、上記サイジング剤と上記アミンで構成させた組成物を使 用者に供給してもよいか、或はあまり好適ではないが、各成分を個別に供給して 、混合物にせん断をかけた時に所望液滴サイズのエマルジョンが生じるに有効な pHおよび/または塩レベルを有する水と一緒に混合することも可能である。好 適には、上記サイジング剤が有害な加水分解を起こさないようにする目的で、上 記サイジング剤と上記アミ ンで構成させた組成物を実質的に無水の条件下でその使用者に供給し、最も好適 には、そのような実質的に無水の組成物が含有する水の量を全重量を基準にして 0.1重量%以下、好適には0.05重量%以下にする。この直ぐに利用できる 発明の組成物の水による乳化、例えば混合(それによってサイジングエマルジョ ンを生じさせる)を、好適には、サイジング剤、例えばASAなどが起こす加水 分解の度合を低くしかつエマルジョンの液滴サイズを小さくする目的で冷水を用 いて実施する。この乳化温度は、一般に、この上で考察した液滴サイズが達成さ れるに有効な温度である。この乳化で用いる水の温度を好適には約40℃以下、 より好適には約30℃以下、更により好適には約20℃以下、最も好適には約1 3℃以下にする。 ASAとアミンで構成させた組成物はこの組成物から生じさせたエマルジョン の液滴サイズの変化が貯蔵時間が1日から99日の範囲に及ぶ場合でも本組成物 の貯蔵時間の関数として典型的にほとんど有害でない、即ち有意でないと言った 点で一般に安定であることが、この直ぐに利用できる発明の特徴である。 サイジングエマルジョンは高せん断または低せん断いずれの条件でも調製可能 であるが、好適には低せん断で調製を行う。高せん断条件と低せん断条件の間の 区別は、米国特許第4,711,671、4,687,519、4,544,414、 4,040,900号、カナダ特許第1,069,410号、C.E.Farle yおよびR.B.Wasser,“Sizing with Alkenyl Succinic Anhydride,”The Sizing of Pa per第2版 W.Reynolds編集Tappi Press,p.54−5 5 ;G.ChenおよびT.Woodward,“Optimizing the emulsification and sizing of alkeny l succinic anhydride,”Tappi Journal, 1986年8月95−97頁、そしてJ.C.Roberts,“Neutra l and alkaline sizing,”Paper Chemist ry, Blackie & Son,1991,125頁(これらは全部引用す ることによって本明細書に組み入れられる)の開示で明らかなように、本技術分 野でよく知られている。サイジングエマルジョンを低せん断で調製することがで きる、即ち高せん断タービンポンプを用いないで単にかき混ぜるか、混合用バル ブに通すか或は紙原料製造装置内に存在する通常の撹拌で調製することができる 組成物および方法が得られれば、有利に製紙過程の操作柔軟性が高くなり、それ に付随して生産効率が上昇し得る。 この直ぐに利用できるサイジングエマルジョンにカチオン性ポリマーをこのエマ ルジョンの物理的安定性を向上させるに有効な量で混合することを通して、この エマルジョンの安定性を向上させることができる(カチオン性ポリマーを上記量 で含まないサイジングエマルジョンのそれに比較して)。サイジングエマルジョ ンを生じさせた後直ちにそれを用いる場合には不安定(これはサイジング剤と水 が大きく分離することでしばしば明らかになる)であっても問題にならないかも しれないが、多くの場合、エマルジョンを追加的に安定にすることが望まれてい るか或は必要とされている。エマルジョン生成前、生成中または生成後にカチオ ンポリマーを添加すると結果として生じるサイジングエマルジョンに追加的度合 の安定性が与えられることを確認した。一般に、製紙で有効で あることが知られている如何なるカチオン性ポリマーも使用可能であるが、好適 にはカチオン性ポリアクリルアミド類、例えばアクリルアミドとカチオン性モノ マー類、例えばジアルキルアミノアルキル(アルク)アクリレート、ジアルキル アミノアルキル(アルク)アクリルアミドなどの塩および第四級塩で作られたコ ポリマー類、ジアリルジアルキルアンモニウムハライド類のポリマー類およびコ ポリマー類、ポリアミン類、ビニルアミン/ビニルアルコールのコポリマー類、 ポリエチレンイミン類、ポリアミドアミン類、カチオン性縮合ポリマー類、例え ばアミン−エピクロロヒドリンポリマー類など、天然に存在するカチオン性ポリ マー類、例えばカチオン性グアーゴム(guar gum)などが使用可能であ る。このカチオン性ポリマーは最も好適にはカチオン性澱粉である。より小さい 液滴サイズのエマルジョンが望まれている場合、好適には、エマルジョンを生じ させた後にカチオン性ポリマーを添加する。カチオン性ポリマーの濃度はエマル ジョン全重量を基準にして0.01重量%から約5重量%、好適には0.5重量 %から3重量%の範囲であってもよい。このカチオン性ポリマーを添加する時の 条件はAKDおよびロジンサイジング剤の場合とは異なる可能性があり、加水分 解に不安定なサイジング剤、例えばASAなどの場合には温度を低くしかつpH を低くした工程条件が好適である。 この直ぐに利用できる発明のサイジングエマルジョンを例えば製紙過程で用い る場合、有利には、それをセルロース組成物、例えば紙原料、紙ウエブなどに通 常様式で紙(通常の製紙工程過程でセルロース組成物から生じさせた)のサイジ ング処理に有効な量で加えることでそれを行ってもよい。有益に使用可能なサイ ズ量、例えばASAの量は、製造すべ き紙の種類に応じて、乾燥した紙1トン当たり約0.1から約20ポンド、好適 には約0.5から約10ポンドの範囲である。このサイジングエマルジョンを好 適には計量して、製紙機、好適には良好な混合が得られる任意地点、例えばクリ ーナーアクセプト(cleaner accepts)、スクリーンインレット (screen inlet)などの地点で、薄いストック(thin sto ck)に加える。また、このサイジングエマルジョンを好適には噴霧またはサイ ズプレス加工(size pressing)で紙ウエブ(紙原料から生じさせ た)に直接加えることも可能であり、例えばサイズプレスの所で加えてもよい。 サイジング効果は数多くの公知技術のいずれか1つで測定されてもよく、そのよ うな技術には、インク染み込み試験および接触角測定が含まれる[R.Kuml er,“Testing Paper and Board for Sizi ng,”The Sizing of Paper 2nd Edition,” W.Reynolds編集Tappi Press,1989年103−132 頁を参照]。例えば、本明細書の実施例で用いたサイジング試験では、新しくp H7に緩衝させた緑色染料を紙の一方の側に置いて、その液体に接触させた側と は反応側の反射率がそれの元のレベルの80%にまで降下する時間を測定する。 以下に示す実施例でこの直ぐに利用できる発明の説明を行うが、本実施例で発 明の範囲を限定するものでない。以下に示す実施例では、下記の如きKlett 濁度技術を用いて液滴または粒子サイズを推定した:サイジングエマルジョンを ASAの量が0.01%になるように水で希釈した後、一部を、青色番号42の フィルターが備わっているKlett−Summersonモデル900−3比 色計用の20x40mmセ ルに入れた。このセルを路長が長さ方向になるように上記装置に位置させた。透 過光の量を吸光度(透過率の負logである)の単位で測定した。液滴のサイズ が小さくなるにつれて濁度が高くなり、結果として、透過する光の量が少なくな って吸光度が高くなる。これを表1に示し、この表では、Horiba LA 700粒子サイズ分析装置を用いて測定した時の体積平均液滴直径中央値とKl ett濁度技術を用いた時の値の間の多少とも典型的な相互関係をASAが0. 01%のサイジングエマルジョンに関して示す。 以下に示す実施例では、特に明記しない限り、アミン、ASAおよび他の作用 剤を商業源から得た。水道水の硫酸塩含有量は約26ppmで塩化物含有量は約 28ppmであった。使用したASAは無水ヘキサデセニルこはく酸と無水オク タデセニルこはく酸で主に構成されている混合物であった。 実施例1−12 低せん断乳化手順:無水アルケニルこはく酸(ASA)にアミンを5 重量パーセント溶解させた。1.5インチの磁気撹拌棒が入っている背の高い1 00ミリリットル(mL)のガラスビーカーに、希塩酸を用いてpHを前以て3 に調整しておいた水道水を49.5グラム(g)重量測定して入れた。低せん断 (渦巻きが撹拌棒に到達する)で磁気撹拌しながら、滴下装置を用いてアミンを 5%含有する上記ASAを約0.5g滴下した。滴下の前後に滴下装置の重量を 測定して正確な量を測定した。撹拌を約10秒間継続した後、止めた。 その結果として生じたエマルジョンの液滴サイズをその直後にKlett濁度 技術で測定した。表2に示す結果は、いろいろなアミンが有効であることと、特 に第三級アミンを用いるとASAエマルジョンが低せん断で得られることを示し ている。 実施例13−15 分散液およびエマルジョンを高せん断で調製するように設計した実験室Ros s Model 100Lホモジェナイザー(直径が1 3/8インチのブレー ドと微細なスクリーンのステーターが備わっている)の頭部を、希塩酸を用いて pHを3に調整しておいた水道水(450g)に浸した。上記ホモジェナイザー を作動させながら、オクタデシルジメチルアミンを5重量%含有させたASAを 5g加えた。その結果として得たエマルジョンが示すKlett値をいろいろな (おおよその)ホモジェナイザー速度設定および混合時間に関して表3に示す。 これらの実施例は、ASAサイジングエマルジョンを高せん断条件下で生じさせ る時にオクタデシルジメチルアミンが有効であることを立証している。 実施例16−27 異なる3種類のASAエマルジョンを用いてハンドシート(hand she ets)を調製して、第三級アルキルアミン類を用いて生じさせたエマルジョン が紙のサイジング処理で有効であることを立証した。1番目のサイジングエマル ジョン(エマルジョンAと表示)は、アミンの代わりにアニオン性の乳化剤を用 いそしてエマルジョンの調製をカチオン性ジャガイモ澱粉が3%入っている溶液 中で行う以外は実施例15に 記述した如き通常の高せん断乳化方法を用いて調製した対照エマルジョンであっ た。このエマルジョンが示したKlett濁度は179であった。 サイジングエマルジョンBおよびCは、この直ぐに利用できる発明の態様で、 実施例1−12に記述した低せん断手順で調製したエマルジョンであり、両方の 場合ともASAにジメチル大豆油アミンを5%含有させた。エマルジョンBが示 したKlett値は193でエマルジョンCが示したKlett値は174であ った。両方のエマルジョンにカチオン性ジャガイモ澱粉をエマルジョンAで用い た量と等しい量で用いた希釈を後で受けさせた。 紙原料を、50%軟材/50%堅材さらしクラフトを500カナダ標準ろ水度 になるように精製して沈澱炭酸カルシウム充填材を繊維を基準にして15%添加 したもので構成させた。pHを7.5に調整しそしてコンシステンシー(con sistency)を0.6%に調整した。 乾燥繊維を10g含めたバッチを所定量のASAサイジングエマルジョンと一緒 に撹拌しながらそれの処理を行った後、アニオン性保持助剤(anionic retention aid)の溶液を1ポンド/トンの用量に等しい量で用い て処理を行った。Noble and Woodハンドシート成形機を用いて各 バッチから各々が約8インチ平方の2.8gのハンドシートを3枚生じさせた。 この生じさせたシートをフェルト間に挟んでプレスロールのロール間隙の間で圧 縮した後、240度Fの回転乾燥器で1分間ドラム乾燥させた。これらのシート を73度Fにおいて50%の相対湿度で条件付けした後、Tappi Stan dard 530 pm−83に記述されている設計と同様な設計のインク 透過試験を用い、ナフトール緑色B染料が1.25%入っている水溶液(pH7 に緩衝)を試験流体として用いてサイジングの測定を行った。この3枚のシート 各々に関して測定を4回行って、試験結果の平均を取った。表4に示す結果は、 下記の量のASAを第三級アルキルアミン類と一緒に低せん断で乳化させたもの は紙のサイズ処理で有効であることを立証している。 実施例28−31 ジメチル獣脂アミンをASAに2.5、5、7.5および10重量%のレベル で溶解させてASA/アミン混合物を生じさせた。300mLのビーカーに入っ ているpHが3の水道水(200g)を渦巻きがビーカーの底に到達するように 磁気撹拌しながらそれに上記混合物の各々を0.18g加えることを通して、サ イジングエマルジョンの調製を行っ た。撹拌を30秒間継続した後、その結果として生じたエマルジョンをASAの 量が0.01%になるように希釈してKlett濁度の測定を行った結果、表5 に示す通りであった。表5の結果は、ASAのエマルジョンを低せん断で生じさ せる場合に下記の量のアミンが有効であることを示している。 実施例32−36 実施例1−12に記述した低せん断乳化手順を用いて5種類のASAエマルジ ョンを調製した。各エマルジョンの調製で用いるASAにジメチル水添獣脂アミ ンを5重量%含有させた。各エマルジョンの調製で用いる水道水を0.1Nの塩 酸でいろいろなpHレベルに調整した。乳化時のpHの影響を表6に示し、これ は、サイジングエマルジョンの液滴サイズの調整でpHを利用することができる ことを示している。 実施例37−47 実施例1−12の低せん断乳化手順を用いて10種類のASAエマルジョンを 調製した。各エマルジョンの調製で用いるASAにジメチル水添獣脂アミンを5 重量%含有させた。各エマルジョンの調製で用いる脱イオン水を0.1Nの塩酸 でpH2.8に調整した。また、硫酸ナトリウムを用いて上記水をいろいろな塩 レベル[表7に硫酸塩イオンを100万部当たりの部数(ppm)の単位で示す ]に調整した。硫酸塩濃度の影響を表7に示し、これは、サイジングエマルジョ ンの液滴サイズの調整で塩濃度を利用することができることを示している。 実施例48 5ガロンのバケツに脱イオン水を7500mL入れて13℃に冷却した。1% の硫酸ナトリウム溶液を37.5mL添加して硫酸塩イオン濃度を50ppmに 調整した。0.5Nの塩酸を20mL添加してpHを 3に調整した。小型のプロペラ型ミキサーを用いて低せん断で撹拌しながら、ジ メチルオクタデシルアミンを5重量%含有させたASAを76.8g加えた。混 合を約30秒間継続した後、止めた。その結果として得たエマルジョンのKle tt濁度は224であった。このASAエマルジョンに3%のカチオン性ジャガ イモ澱粉溶液を7.5リットル添加することを通して、それに安定化を受けさせ た。上記澱粉を添加した後のエマルジョンのKlett濁度は238であった。 この実施例は、このような規模の場合、小型のプロペラ型ミキサーによる低せん 断混合を用いてサイジングエマルジョンを調製することができることを立証して おり、かつまた、澱粉を後で添加した時に上記エマルジョンの液滴サイズが影響 を受けることも示している。 実施例49−81 実施例1−12の低せん断乳化手順を用いて数多くのASAサイジングエマル ジョンを調製し、これらは表8に示すKlett濁度値を示した。これらの結果 は、液滴のサイズが第四級アミン塩の種類の影響を受けることを立証しており、 かつまた、低せん断の時に第四級アミン類が有効であることも立証している。 実施例82−93 異なる4種類のアルキルジメチルアミン類のサンプルにジメチルスルフェート 、ジエチルスルフェートまたは塩化メチルのいずれかを用いた第四級化を表9に 示す如く受けさせた。脱イオン水をpH3に調整して硫酸塩イオンを200pp m含有させた水を用いる以外は実施例1−12の低せん断乳化手順により、第四 級化したアミン類の各々を5%含有させたASAを用いてサイジングエマルジョ ンの調製を行った。表9に示すKlett濁度値は、低せん断の時にはアミン類 のジメチルスルフェート第四級塩およびジエチルスルフェート第四級塩の方が同 じアミンの塩化メチル第四級塩を用いた時に比較して液滴サイズが小さいサイジ ングエマルジョンを与える傾向があることを示している。 実施例94−105 分散液およびエマルジョンを高せん断で調製するように設計した実験室Ros s Model 100Lホモジェナイザー(直径が1 3/8インチのブレー ドと微細なスクリーンのステーターが備わっている)の頭部を、希塩酸を用いて pHを3に調整しておいた脱イオン水(490g)に浸した。上記水にまた硫酸 塩イオン(硫酸ナトリウムとして)を25ppmおよびアルカリ分を炭酸カルシ ウムとして50ppm含有させた(重炭酸ナトリウムを添加することで)。上記 ホモジェナイザーを作動させながら、大豆油ジメチルアミンのジエチルスルフェ ート第四級塩を5重量%含有させたASAを10g加えた。その結果として得た エマルジョンが示すKlett値をいろいろな(おおよその)ホモジェ ナイザー速度設定および混合時間に関して表10に示す。これらの実施例は、A SAサイジングエマルジョンを高せん断条件下で生じさせる時に第四級アミンが 有効であることを立証している。 実施例106−113 異なる2種類のASAエマルジョンを用いてハンドシートを調製して、第四級 化アミン類を用いて生じさせたエマルジョンが紙のサイズ処理で有効であること を立証した。1番目のサイジングエマルジョン(エマルジョンAと表示)は、ア ミンの代わりにアニオン性の乳化剤を用いそしてエマルジョンの調製をカチオン 性ジャガイモ澱粉が3%入っている溶液中で行う以外は実施例94−105に記 述した方法と同じ通常の高せん断乳化方法(10,000rpmで45秒間)を 用いて調製した対照エマルジョンであった。このエマルジョンが示したKlet t濁度は1 98であった。 サイジングエマルジョンBは実施例1−12に記述した低せん断乳化手順で調 製したエマルジョンであり、ここでは、ASAに大豆油ジメチルアミンのジエチ ルスルフェート第四級塩を5%含有させた。エマルジョンBが示したKlett 値は210であり、これにカチオン性ジャガイモ澱粉をエマルジョンAで用いた 量と等しい量で用いた希釈を後で受けさせた。 紙原料を、50%軟材/50%堅材さらしクラフトを500カナダ標準ろ水度 になるように精製して沈澱炭酸カルシウム充填材を繊維を基準にして15%添加 したもので構成させた。pHを7.5に調整しそしてコンシステンシーを0.6 %に調整した。乾燥繊維を10g含めたバッチを所定量のASAサイジングエマ ルジョンと一緒に撹拌しながらそれの処理を行った後、カチオン性保持助剤の溶 液を1ポンド/トンの用量に等しい量で用いて処理を行った。Noble an d Woodハンドシート成形機を用いて各バッチから各々が8インチ平方の2 .8gのハンドシートを3枚生じさせた。この生じさせたシートをフェルト間に 挟んでプレスロールのロール間隙の間で圧縮した後、240度Fの回転乾燥器で 1分間ドラム乾燥させた。これらのシートを73度Fにおいて50%の相対湿度 で条件付けした後、Tappi Standard 530 pm−83に記述 されている設計と同様な設計のインク透過試験を用い、ナフトール緑色B染料が 1.25%入っている水溶液(pH7に緩衝)を試験流体として用いてサイジン グの測定を行った。この3枚のシート各々に関して測定を4回行って、試験結果 の平均を取った。表11に示す結果は、第四級アミン類を用いて下記の量のAS Aを低せ ん断で乳化させたものは紙のサイズ処理で有効であることを立証している。 実施例114−123 大豆油ジメチルアミンのジエチルスルフェート第四級塩をASAに1パーセン ト増分で1から10重量%のレベルで溶解させた。実施例1−12の低せん断乳 化手順を用いて上記サンプルからサイジングエマルジョンを調製した。その結果 として得たサイジングエマルジョンが示すKlett濁度を表12に示し、これ は、いろいろな液滴サイズのASAエマルジョンを生じさせようとする場合に下 記の量の第四級アミンが有効であることを示している。 実施例124−128 大豆油ジメチルアミンのジエチルスルフェート第四級塩を5重量%含有させた ASAの量を表13に示すように変える以外は実施例1−12の低せん断乳化手 順を用いて5種類から成る一連のサイジングエマルジョンを調製した結果、いろ いろなpH値を有するエマルジョンが生じた(それ以外、水道水のpHの調整を 行わなかった)。表13の結果は、ASA/第四級アミンを一定にしてASAの 濃度、pHおよび第四級アミンの濃度を変えた時の影響を示している。 実施例129−136 実施例1−12の低せん断手順を用い、脱イオン水を0.1Nの塩酸でpH3 に調整しそして硫酸塩イオンを表4に示す如きいろいろな量で入れた水を用いて 8種類から成る一連のサイジングエマルジョンを調製した。ASAに大豆油ジメ チルアミンのジエチルスルフェート第四級塩を5重量%含有させた。硫酸塩の濃 度が液滴サイズに与える影響を表14に示す。 実施例137−142 大豆油ジメチルアミンのジエチルスルフェート第四級塩を5重量%含有させた ASAサンプルを40℃のオーブンに入れて貯蔵した。このサンプルの水含有量 はKarl Fisher分析で測定して0.012重量%であった。定期的に 一定分量を取り出し、それを用いて実施例1−12の低せん断乳化手順でエマル ジョンを調製した。その結果として得たサイジングエマルジョンが示した測定K lett濁度値は表15に示す通りであり、これはASA/アミン混合物が安定 であることを示している。 実施例143 5ガロンのバケツに脱イオン水を7500mL入れて13℃に冷却した。1% の硫酸ナトリウム溶液を37.5mL添加して硫酸塩イオン濃度を50ppmに 調整した。0.5Nの塩酸を25mL添加してpHを3に調整した。小型のプロ ペラ型ミキサーを用いて低せん断で撹拌しながら、大豆油ジメチルアミンのジエ チルスルフェート第四級塩を5重量%含有させたASAを75.8g加えた。混 合を約30秒間継続した後、止めた。その結果として得たエマルジョンのKle tt濁度は244であった。このASAエマルジョンに3%のカチオン性ジャガ イモ澱粉溶 液を7.5リットル添加することを通して、それに安定化を受けさせた。上記澱 粉を添加した後のエマルジョンのKlett濁度は248であった。この実施例 は、このような規模の場合、小型のプロペラ型ミキサーによる低せん断混合を用 いてサイジングエマルジョンを調製することができることを立証しており、かつ また、澱粉を後で添加した時に上記エマルジョンの液滴サイズが影響を受けるこ とも示している。 実施例144 1/4インチの使い捨て型プラスチック製スタティックミキサー(Cole− Palmer, Inc.から商業的に入手可能)をIDが1/4インチのプラ スチック製管材の断片の中に10インチ挿入した。上記スタティックミキサーに は素子(elements)が6インチの長さ当たりに24個含まれていた。こ のスタティックミキサーを用いて水道水を1分当たり約1リットルでポンプ輸送 (約26psigの圧力降下)しながら、上記スタティックミキサーが1分当た り約20mLの速度になる直前に、大豆油ジメチルアミンのジエチルスルフェー ト第四級塩を5重量%含有させたASAを計量して上記プラスチック製管材の中 に入れた。その結果として得たエマルジョンが示したKlett濁度は>218 であった。このエマルジョンと3%カチオン性ジャガイモ澱粉溶液を1:1で混 合することでそれに安定化を受けさせた後、Horiba CAPA 700粒 子サイズ分析装置を用いてまた液滴サイズを測定した結果、0.89ミクロンの 体積平均液滴サイズ中央値を得た。この実施例は、第四級アミン類を用いてサイ ジングエマルジョンを調製する時に別の様式の低せん断混合の使用も利用できる ことを示している。 実施例145−171 各エマルジョンの調製で脱イオン水を用いてそれを0.1Nの塩酸でpH3. 0に調整する以外は実施例37−47で用いた手順と同じ一般的手順を用いて、 いろいろな塩をいろいろな量で含有させたサイジングエマルジョンを調製した。 その結果として得たエマルジョンが示すK1ett濁度を表16に示す。これら の結果は、生じるサイジングエマルジョンにいろいろな液滴サイズを持たせよう とする時に塩の量および種類が効果的であることを示している。 実施例172−179 大豆油ジメチルアミンのジエチルスルフェート第四級塩を5重量%含有させた ASAを用い、硫酸塩のレベルを25ppmおよび100ppmにしてpHを3 にした脱イオン水をサイジングエマルジョンの調製で用いる以外、実施例1−1 2の低せん断乳化手順をいろいろな温度で実施した。その結果として得たASA エマルジョンが示したKlett濁度値を表17に示す。これらの結果は、生じ るサイジングエマルジョンにいろいろな液滴サイズを持たせようとする時に乳化 温度および硫酸塩のレベルが効果的であることを示している。 実施例180−195 pH3に調整した水道水を用いそしてこの水に前以てゲル化させておいたカチ オン性ジャガイモ澱粉をいろいろなレベル(全体に対する重量%として表す)で 含有させる以外は実施例94−105の一般的手順を用いて、大豆油ジメチルア ミンのジエチルスルフェート第四級塩を5重量%含有させたASAを乳化させた 。表18に、その結果として得たサ イジングエマルジョンのKlett濁度値を示す。これらの実施例は、乳化のせ ん断速度およびカチオン性ポリマーの濃度がサイジングエマルジョンの液滴サイ ズに影響を与えることを立証している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CN,CU,CZ,EE,GE,GH,HU,ID,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC ,LK,LR,LS,LT,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,RO,RU,S D,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT ,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. (a)無水アルケニルこはく酸と(b)式(I) [式中、 R1はメチルまたはエチルであり、R2はメチルまたはエチルであり、そしてR3 は炭素原子数が14から24のアルキルである] で表されるトリアルキルアミン、式(I)で表されるトリアルキルアミンのジメ チルスルフェート第四級塩、式(I)で表されるトリアルキルアミンのベンジル クロライド第四級塩および式(I)で表されるトリアルキルアミンのジエチルス ルフェート第四級塩から成る群から選択されるアミンを上記無水アルケニルこは く酸を基準にして約3重量%から約20重量%の量で含んでいて水を約0.1% 以下の量で含有する組成物。 2. 上記R3が炭素原子を16から18個有するアルキルである請求の範囲 第1項記載の組成物。 3. 上記アミンを上記無水アルケニルこはく酸を基準にして約4重量%から 約10重量%含む請求の範囲第1項記載の組成物。 4. 請求の範囲第1項記載の組成物と水と無機塩を混合することで入手可能 な、無水アルケニルこはく酸が水に分散しているエマルジョンであって、上記無 機塩が上記エマルジョンの液滴サイズを小さくするに有効な量で存在していて、 エマルジョンの平均液滴サイズが約3ミクロン以下になるに有効なpH値を有す るエマルジョン。 5. 更にカチオン性ポリマーをエマルジョン安定化量で含む請求の 範囲第4項記載のエマルジョン。 6. 請求の範囲第4項記載のエマルジョンを製造する方法であって、 (a)無水アルケニルこはく酸と (b)上記無水アルケニルこはく酸を基準にして約3重量%から約20重量% の量の、式(I) [式中、 R1はメチルまたはエチルであり、R2はメチルまたはエチルであり、そしてR3 は炭素原子数が14から24のアルキルである] で表されるトリアルキルアミン、式(I)で表されるトリアルキルアミンのジメ チルスルフェート第四級塩、式(I)で表されるトリアルキルアミンのベンジル クロライド第四級塩および式(I)で表されるトリアルキルアミンのジエチルス ルフェート第四級塩から成る群から選択されるアミンと(c)水と(d)無機塩 を混合することで、上記無機塩がエマルジョンの液滴サイズを小さくするに有効 な量で存在していてエマルジョンの平均液滴サイズが約3ミクロン以下になるに 有効なpH値を有するエマルジョンを生じさせる、 ことを含む方法。 7. 更にカチオン性ポリマーをエマルジョン安定化量で混合することを更に 含む請求の範囲第6項記載の方法。 8. 上記混合を低せん断で実施する請求の範囲第6項記載の方法。 9. (a)紙原料を準備し、 (b)請求の範囲第4項記載のエマルジョンを準備し、 (c)上記紙原料からウエブを生じさせ、そして (d)上記ウエブから生じさせる紙のサイズ処理を行うに有効な量で上 記エマルジョンを上記紙原料と一緒に混合するか或は上記エマルジョンを上記ウ エブに加える、 ことを含む方法。 10. 噴霧およびサイズプレス加工から成る群から選択される方法を用いて 上記エマルジョンを上記ウエブに加える請求の範囲第9項記載の方法。
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