JP2002512892A - 切削用インサートと切削ツール組立体 - Google Patents

切削用インサートと切削ツール組立体

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Abstract

(57)【要約】 交換可能な切削用インサート(1)が2つの下部隅部と少なくとも1つの上部隅部とを有する動作前面(3)を備える前部切削部分(2)とそれから後方に延びる後続設置部分(4)とを具備している。該前部切削部分(2)は該2つの下部隅部間に延びる主要切れ刃(6,8)と該下部隅部の1つと前記上部隅部間に延びる小型側部刃(10,12)で形成されている。該小型側部刃(10,12)は該主要切れ刃(6,8)に実質的に直角になっている。該主要切れ刃(6,8)は該下部隅部に付随する2つの後続端部を有し、そして該後続端部に対し外方に突出し上方へ揚げられた先導端部を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】
本発明は切削用インサートであるが、動作切れ刃の付随する前部切削部分と、
該インサートの切削ツール内への設置用の後続設置部分(trailing mounting po
rtion)とを有する型の切削用インサートに関する。
【0002】
【発明の技術的背景】
本発明は一般的に切削用インサートに関するが、プランジング(plunging)、
エンドミリング(end milling)等の様な切削動作での使用のために、該インサ
ートを該切削ツールに締結するクランプ用ねじ孔が該切削ツールの回転の長手軸
線に実質的に沿うよう向けられ、該切削用インサートの動作切れ刃がこの軸線に
直角な平面内に実質的にある様な仕方での回転切削ツールの前面へのその設置に
適合した該切削ツールに関する。
【0003】 上記種類の切削用インサートは本出願人の同時係属中のイスラエル特許出願第
119557号に説明されている。該切削用インサートは、3角形の基本的形で
あり、上、下及び側面を有するが、該下面は、その各々が隣接インサート隅部に
対し外方へ、該切れ刃の最外端部の方へ、少なくとも部分的には、突出している
3つのインデックス可能な切れ刃を境としている。加えて、各切れ刃はこれらの
隅部を通る平面内にあり、該切削用インサートの上面に向かって傾斜している。
該切削用インサートは、その動作切れ刃のある該平面をこの軸線に実質的に直角
の位置に持って来るためにその下部表面が該切削ツールの長手軸線に対し僅かに
傾斜される様な仕方で切削ツールに設置するよう適合されている。
【0004】 その切れ刃の上記形状を有する切削用インサートが上記の特定の仕方で切削ツ
ールに設置される時、該インサート切れ刃は加工品のフエース面(face surface
)から適当なレリーフを提供され、その全切れ刃このフエース面に平行な面内に
あり、それにより後者の高い平面性が達成出来る。加えて、該切れ刃の平面状の
形状にも拘わらず、それはなおパイロット的機能を行うがそれはその中央最外点
が該切れ刃の残り部分より前に配置されているからである。
【0005】 本発明の目的は高い除去速度(removal rate)でプランジする様な切削動作用
に特に有用なその前部切削部分の形状を有する新しい切削用インサートを提供す
ることである。
【0006】
【発明の概要】
本発明に依ると、交換可能な切削用インサートが提供されるが、該インサート
は 2つの下部隅部と少なくとも1つの上部隅部とを有する動作前面(operative
front face)とそれから後方へ延びる後続設置部分とを備える前部切削部分と、 該前部切削部部分の前記2つの下部隅部の間に延びる主要の切れ刃(major cu
tting edge)と、 前記下部隅部の1つと前記上部隅部との間に延びる小型の側部刃とを具備して
おり、前記小型の側部刃は前記主要の切れ刃に対し実質的に直角であり、 前記主要の切れ刃は前記下部隅部に付随する2つの後続端部(trailing extre
mities)を有し、そして前記後続端部に対し外方に突出し、上方へ揚げられた先
導端部(leading extremity)を有しており、 該切削用インサートの後続設置部分は該動作前面の前記側部刃と実質的に同方
向の軸線を有するクランプ用ねじ孔(clamping screw bore)を有するよう形成
されているのが好ましい。
【0007】 好ましくは、該主要切れ刃はそれの先導及び後続端部を通過する仮想面内にあ
るのがよい。
【0008】 好ましくは、該切削用インサートはインデックス可能(indexable)で、1対
の同一の上部及び下部主要切れ刃とそれに対し実質的に直角の1対の同一の小型
側部切れ刃を有しており、該上部及び下部主要切れ刃はそれらのそれぞれの上部
及び下部後続端部の間に延びておりそしてそれぞれの上部及び下部先導端部を有
しており該端部間距離は該上部及び下部後続端部間距離よりも短いのがよい。
【0009】 好ましくは、該インサートの動作前面は、上部、下部及び側部切れ刃の各々に
隣接するチップレーキ面(chip rake surfaces)と、前記動作側面の中央に配置
されたチップ破壊用突起(chip breakng protrusion)とで形成されており、該
チップレーキ面は前記上部、下部及び側部切れ刃の各々から内方へ延び、該チッ
プ破壊用突起のそれぞれの上部、下部及び側部チップ破壊壁と合体しているのが
よい。該チップ破壊用突起は前記上部、下部及び側部切れ刃に対し外方へ突出す
ることが好ましい。
【0010】 好ましくは、該後続設置部分は、プリズム形状をしており、該前部切削用部分
の前記上部及び下部切れ刃から延びそしてそれらと該上部及び下部切れ刃のレリ
ーフ面(relief surfaces)を経由して合体する上部及び下部壁と、該前部切削
部分の前記側部刃から延びそしてそれらと該側部切れ刃のレリーフ面を経由して
合体する側部壁とを有しており、前記上部及び下部壁と前記側部壁とは該切削用
インサートの後の方向で相互に向かって収斂しているのがよい。好ましくは、該
切れ刃のレリーフ面はそこから該切削用インサートの内部方向へ延びているのが
よい。
【0011】 該主要切れ刃に実質的に直角にオリエントされた小型側部切れ刃と組み合わさ
れた、特にプランジング動作用に有利な主要切れ刃の特定の形状で、該前部切削
部分の隅部は本質的に強化され、それは高除去速度(high removal rates)の切
削動作用に該切削用インサートの使用を可能にする。更に、該小型側部刃が、例
えば、加工品のフエース面を切削するための動作切れ刃として使用される時、該
主要切れ刃の形状は該加工品の側壁からの適当な隙間を有する該切削用インサー
トの特徴のために驚く程有用である。更に、本発明の切削用インサートの動作前
面に形成されたチップ破壊用突起は高除去速度の効率のよいプランジングを本質
的に容易化する。
【0012】 本発明の切削用インサートの形状の追加的利点はそれがネットシェープ技術(
net-shape technology)用に特に好適であることである。
【0013】 [図面の簡単な説明] 図1から5は本発明の好ましい実施例の交換可能な切削用インサート1を図解
している。該切削用インサート1は2側面型(double-sided)であり、動作前面
3を有する前部切削部分2とそれと一体に形成され該前部切削部分2から該切削
用インサート1の後部方向に延びる後続設置部分4とを具備している。
【0014】 図1,2及び4で見られる様に、該前部切削部分2の動作前面3は上部及び下
部主要切れ刃6及び8とその間に延びそして上部隅部刃14a及び14bと下部
隅部刃15a及び15bでそれらと合流し、Rが付いているのが好ましい、小型
側部切れ刃10及び12とを境にしている。該小型側部切れ刃10及び12は該
上部及び下部主要切れ刃6及び8に実質的に直角である。
【0015】 該切削用インサート1の後続設置部分4は、該切削用インサートを切削ツール
に設置するために、該小型側部切れ刃10及び12と実質的に同方向の軸線Oを
有するクランプ用ねじ孔5を有するよう形成されている。
【0016】 図1及び2で見られる様に、該上部及び下部主要切れ刃6及び8の各々は、そ
れぞれ、2つの要素切れ刃(component cutting edge)16’、16”及び18
’、18”を有しており、それらはそれぞれの上部及び下部隅部刃14a、14
b及び15a、15bに付随され該前部切削部分2の最上点及び最下点を構成す
るそれらのそれぞれの上部及び下部後続端部20a、20b及び22a、22b
からそれぞれの上部及び下部先導端部20及び22の方へ延びている。
【0017】 図3に示す様に、該上部及び下部主要切れ刃6及び8はそれぞれの仮想面M及
びN内に横たわるが該面はそれら間に比較的小さな鋭角θを規定するように延び
ている。この形状により、該上部及び下部先導端部20及び22間の距離はそれ
ぞれ、図3及び4で見られる、上部及び下部後続端部20a−22a、20b−
22bの各対間の距離より短い。
【0018】 図1,3,4及び5で見られる様に、該前部切削部分2は、それぞれの上部及
び下部主要切れ刃6及び8の先導端部20及び22を通過し、該クランプ用ねじ
孔5の軸線Oと平行な中心線Xを有する。図2及び3で見られる様に、該中心線
Xの中心点Cを通過しそれと直角に該クランプ用ねじ孔5の軸線Oと交叉する線
Sはそれの周りにインデックス可能な該切削用インサート1の180度対称の軸
線を構成する。
【0019】 図2及び3で見られる様に、小型側部切れ刃10及び12は前部切削部分2の
中心線Xに対し反対の向きに傾斜している。
【0020】 図1及び4で見られ、図6a、6b、6c、6d及び6eで特に示す様に、該
切削用インサート1の動作前面3はそれぞれの上部、下部及び側部切れ刃6,8
,10及び12に隣接して配置され、それらから内方へ延びるチップレーキ面3
0,32,34及び36を有して形成されている。
【0021】 該動作前面3は更に、中央に配置されたチップ破壊用突起38を有して形成さ
れており、それは図6a、6b及び6eで見られる様に、該上部チップレーキ面
30と合体する上部チップ破壊用壁40,下部チップレーキ面32と合体する下
部チップ破壊用壁42及びそれぞれの側部チップレーキ面34及び36と合体す
る側部チップ破壊用壁44及び46を有している。図2及び3で見られる様に、
該チップ破壊用突起38は該上部、下部及び側部切れ刃6,8、10及び12に
対し外方に突出している。
【0022】 図1及び6aから6eまでで見られる様に、該前部切削部分2は更に、それぞ
れの上部、下部及び側部切れ刃6,8,10及び12から延びており、該切削用
インサート1の後続設置部分4と合体する上部、下部及び側部レリーフ面50,
52,54及び56を有して形成されている。
【0023】 図6aから6eまでで示される様に、それぞれの上部、下部及び側部チップレ
−キ面30,32,34及び36は、切削ツール内に設置された時、該切削用イ
ンサート1に適当で有効な正のチップレーキ角度を提供する様に、これらの切れ
刃の長さに沿って変化する角度で該それぞれの切れ刃6,8,10及び12から
内側に延びている。同様に、該上部、下部及び側部レリーフ面50,52,54
及び56は該切削用インサートに適当で有効なレリーフ角度を提供するようにオ
リエント(oriented)されている。
【0024】 図1に戻ると、該切削用インサート1の後続設置部分はプリズム型をしており
、それぞれ、該前部切削部分2のそれぞれの上部及び下部レリーフ面50及び5
2から内方及び後方へ延びる上部及び下部壁60及び62と、該前部切削用部分
2のそれぞれの側部レリーフ面54及び56から内方及び後方へ延びる側壁64
及び66と、そしてそれらの間に延びる後部隣接部壁(rear abutment wall)6
8を有する。
【0025】 図3で見られる様に、該上部及び下部壁60及び62は該切削用インサート1
の後続設置部分4の該後部隣接部壁68に向かって収斂し、そして図2で見られ
る側壁64と66がその様にしている。後続設置部分4の後部隣接部壁68が2
つの横隣接部面68a及び68bと弧状の中央隣接部面69を含むことが図2で
も見られる。横隣接部面68a及び68bは該後続設置部分4のそれぞれの側壁
64及び66から内方へ延び、それら間に或る角度を規定しているが、該角度は
上部切れ刃16の要素切れ刃16’及び16”間と、下部切れ刃18の要素切れ
刃18’及び18”間とに形成される角度に実質的に等しい。
【0026】 図7は加工品Wのプランジング用に切削ツール100上に設置された切削用イ
ンサート70,80及び90を示す。見られる様に、該切削用インサート70及
び80は、それらのそれぞれの下部主要切れ刃72及び82が該加工品Wのフエ
ース面Fを切削する動作位置に配置される様に設置されている。該切削用インサ
ート90では、主要切れ刃92は動作しておらず、一方小型側部刃94がその動
作位置にある。該主要切れ刃92の特定の形状が、該切削用インサート1に関連
して上記で説明した様に、該切削用インサートの動作切削隅部に隣接する該加工
品の側壁Gから適当な隙間を有し、それにより該切れ刃の摩耗が本質的に減少さ
れるこの切れ刃の特徴のために有用であることは指摘されるべきである。しかし
ながら、この隙間は極端に小さく、図7では見ることが出来ない。
【0027】 該切削用インサートは上記で説明されず、図で示されてない代替えの設計を有
してもよい。かくして、例えば、該主要切れ刃は、その要素が直線の又はカーブ
した形状である2つより多い要素から成ってもよい。該小型切れ刃は必ずしも傾
斜している必要はなく、カーブして又は他の適当な設計を有してもよい。該後続
設置部分は上記説明と異なってもよく、例えば、その壁は該切削用インサートの
前部切削部分から内方へ必ずしも収斂しなくてもよい。該切削用インサートはプ
ランジングと異なる切削動作用に設計された切削ツールで使用されてもよく、該
切削ツール内へのそのクランプ動作は何等かのそれ用の適当な仕方で行われても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の切削用インサートの斜視図である。
【図2】 図1に示す切削用インサートの平面図である。
【図3】 図1に示す切削用インサートの側面図である。
【図4】 図1に示す切削用インサートの前面図である。
【図5】 図3のVの方向で見た図1の切削用インサートの前面図である。
【図6a、6b、6c、6d、及び6e】 図4のそれぞれA−A、B−B、C−C、D−D及びE−E線に沿って取られ
た、図1に示す切削用インサートの断面図である。
【図7】 プランジング動作中の、本発明の切削用インサートを装備した切削ツールの部
分側面図である。
【符号の説明】
1 切削用インサート 2 前部切削部分 3 動作前面 4 後続設置部分 5 クランプ用ねじ孔 6,8 上部及び下部主要切れ刃 10,12 小型側部切れ刃 14a、14b 上部隅部刃 15a、15b 下部隅部刃 16’,16” 上部主要切れ刃6の要素切れ刃 18’、18” 下部主要切れ刃8の要素切れ刃 20,20a、20b 上部主要切れ刃6の先導及び後続端部 22,22a、22b 下部主要切れ刃8の先導及び後続端部 30,32,34,36 チップレーキ面 38 チップ破壊用突起 40,42,44,46 チップ破壊用壁 50,52,54,56 レリーフ面 60,62,64,66 後続設置部分4の上部、下部及び側部壁 68 後部隣接部壁 68a、68b 後部隣接部壁68の横隣接部面 69 後部隣接部壁68の中央部隣接部面 70,80,90 切削ツール内に設置された切削用インサート 72,82 それぞれの切削用インサート70,80の動作切れ刃 92 切削用インサート90の非動作主要切れ刃 94 切削用インサート90の動作小型切れ刃 C 動作前面の中心点 F 加工品Wの前面 G 加工品Wの側面 M,N それぞれの切れ刃6及び8の仮想面 S 対称軸線 X 中心線 W 加工品 θ 面M及びN間の角度
【手続補正書】特許協力条約第19条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成11年9月5日(1999.9.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項17】 請求項15の切削ツール組立体に於いて、前記小型側部刃
が該ツールホルダの前記長手方向軸線に直角な面内にあり、該切削用インサート
の動作切れ刃を構成することを特徴とする切削ツール組立体。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年3月29日(2000.3.29)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換可能な切削用インサートに於いて、 2つの下部隅部と少なくとも1つの上部隅部とを有する動作前面と、それから
    後方に延びる後続設置部分とを備えた前部切削部分と、 該前部切削部分の前記2つの下部隅部間に延びる主要切れ刃と、 前記下部隅部の1つと前記上部隅部との間に延びる小型側部刃とを具備してお
    り、前記小型側部刃は前記主要切れ刃に対し実質的に直角になっており、 前記主要切れ刃は前記下部隅部に付随する2つの後続端部を有し、そして前記
    後続端部に対し外方に突出しそして上方に揚げられている先導端部を有すること
    を特徴とする交換可能な切削用インサート。
  2. 【請求項2】 請求項1の切削用インサートに於いて、前記後続設置部分が
    該動作前面の前記側部刃と実質的に同方向の軸線を有するクランプ用ねじ孔を有
    して形成されていることを特徴とする切削用インサート。
  3. 【請求項3】 請求項1の切削用インサートに於いて、前記主要切れ刃がそ
    れらの先導及び後続端部を通過する仮想面内にあることを特徴とする切削用イン
    サート。
  4. 【請求項4】 請求項1の切削用インサートに於いて、前記側部刃が小型切
    れ刃として機能出来ることを特徴とする切削用インサート。
  5. 【請求項5】 請求項1の切削用インサートに於いて、該切削用インサート
    はインデックス可能であり、1対の同一上部及び下部主要切れ刃とそれらに実質
    的に直角の1対の同一小型側部切れ刃とを有しており、該上部及び下部主要切れ
    刃はそれらのそれぞれの上部及び下部後続端部間に延びておりそしてその間隔が
    該上部及び下部後続端部間の間隔より短いそれぞれの上部及び下部先導端部を有
    していることを特徴とする切削用インサート。
  6. 【請求項6】 請求項5の切削用インサートに於いて、前記前部切削部分が
    該上部及び下部先導端部を結ぶ中心線を有し、そして前記後続設置部分が前記中
    心線に実質的に平行な軸線を有するクランプ用ねじ孔を有して形成されており、
    該インサートが前記中心線の中点を通過しそして前記クランプ用ねじ孔の軸線に
    それに直角に交叉する180度対称の軸線を有することを特徴とする切削用イン
    サート。
  7. 【請求項7】 請求項5の切削用インサートに於いて、前記上部及び下部主
    要切れ刃の各々が該それぞれの上部及び下部後続端部からその該先導端部に向か
    って延びる2つの要素切れ刃を有することを特徴とする切削用インサート。
  8. 【請求項8】 請求項5の切削用インサートに於いて、該インサートの動作
    前面が、該上部、下部及び側部切れ刃の各々に隣接し、前記上部、下部及び側部
    切れ刃の各々から内方へ延びるチップレーキ面を有して形成されていることを特
    徴とする切削用インサート。
  9. 【請求項9】 請求項5の切削用インサートに於いて、前記動作前面が中央
    に配置されたチップ破壊用突起を有して形成されていることを特徴とする切削用
    インサート。
  10. 【請求項10】 機械加工される加工品の面に直角の長手方向軸線を有する
    ツールホルダと、それの先導端部に設置された交換可能な切削用インサートとを
    備える切削ツール組立体に於いて、 前記切削用インサートは2つの下部隅部と少なくとも1つの上部隅部とを有す
    る動作前面を備える前部切削部分と、そしてそれらから後方へ延びる後続設置部
    分と、該前部切削部分の前記2つの下部隅部間に延びる主要切れ刃と、前記下部
    隅部の1つと前記上部隅部との間に延びる小型側部刃とを具備しており、前記小
    型側部刃は前記主要切れ刃に実質的に直角になっており、前記主要切れ刃は前記
    下部隅部に付随する2つの後続端部を有し、そして前記後続端部に対し外方に突
    出しそして上方に揚げられた先導端部を有しており、 前記インサートは、その刃の1つが該ツールホルダの前記長手方向軸線に直角
    な面内に配置される様な仕方で前記ツールホルダ内に設置されていることを特徴
    とする機械加工される加工品の面に直角の長手方向軸線を有するツールホルダと
    、それの先導端部に設置される交換可能な切削用インサートとを備える切削ツー
    ル組立体
  11. 【請求項11】 請求項10の切削ツール組立体に於いて、該切削用インサ
    ートの前記主要切れ刃が該ツールホルダの前記長手方向軸線に直角な面内にある
    ことを特徴とする切削ツール。
  12. 【請求項12】 請求項10の切削ツールに於いて、前記小型側部刃が該ツ
    ールホルダの前記長手方向軸線に直角な面内にあり、該切削用インサートの動作
    切れ刃を構成することを特徴とする切削ツール。
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