JP2002511107A - 自由流動性の凝集したノニオン界面活性剤洗剤組成物及びその製法 - Google Patents

自由流動性の凝集したノニオン界面活性剤洗剤組成物及びその製法

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Abstract

(57)【要約】 自由流動性の凝集粉末洗剤の製法、並びに約5%〜約80%のアルキル金属炭酸塩、約5%〜約50%の洗剤界面活性剤、及び約25%までのカルボン酸のアルカリ金属塩(ここで、カルボン酸は、第1の温度より低い温度で対応するアルカリ金属塩の水溶性よりも大きい水溶性を有する。)を含む、該方法によって得られる組成物に関する。そのアルカリ金属塩は、好ましくは、(a)界面活性剤で被覆されたアルカリ金属炭酸塩を含有する予備混合物、(b)クエン酸、リンゴ酸、及びこれらの混合物からなる群より選ばれるカルボン酸、及び(c)水の反応でもっぱら提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 自由流動性の凝集したノニオン界面活性剤洗剤組成物及びその製法発明の背景 発明の分野 本発明は、高レベルのノニオン界面活性剤を含む自由流動性の凝集した粉末洗 剤及びその製法に関する。 関連技術の考察 洗剤界面活性剤の量を増加した粉末洗濯洗剤を提供する努力がなされている。 高濃度洗剤の利益は、包装の利用及び費用の節約を含む。残念ながら、消費者が 望む流動性、溶解性、洗浄、漂白能力の特徴を提供する一方で、粉末洗剤中に含 まれる洗剤界面活性剤の量に制限がある。 多くの粒状洗剤は、噴霧乾燥によって生産する。この工程は、スラリーを形成 するために界面活性剤及びビルダーのような洗剤成分と水を混合し、その後余剰 の水を蒸発し、ビーズ型中空粒子を形成するために高温空気流の中に噴霧するこ とを含む。洗剤スラリーの噴霧乾燥は、優れた溶解性を有する中空粒状洗剤を生 産する一方で、極めて大量の熱エネルギーが、スラリー中に存在する大量の水を 除去するために必要とされる。噴霧乾燥工程の他の欠点は、大規模の製造装置が 要求されるので、莫大な初期投資が必要であることである。更に、噴霧乾燥で得 られた粒子が、低容積密度を有するので、粒子包装容積が大きく、費用及び紙の 浪費を増加する。噴霧乾燥で得られた粒子の流動性及び外観も、粒子表面上の大 きな凹凸の存在のため、乏しくなるかもしれない。 このような噴霧乾燥に関連した独特の製法及び生成物の問題に加え、ノニオン 界面活性剤のような揮発性物質は、この方法で加工されるときは空気中に噴出さ れる。この揮発性物質の問題は、噴霧塔からの高密度「青色」煙の放出として現 われ、「プルーミング(pluming)」と言われる。空気汚染基準は、羽毛(plume)の 不透明度を限定する。結果的に、噴霧塔の容量を限定する必要かあるか、又は極 例であるが、操作を停止する必要がある。 噴霧乾燥によって起こる問題を回避するために、多大な開発努力が、生成物を ノニオン界面活性剤と共に噴霧乾燥操作の後に後投与(post-dosing)することに 向かった。残念ながら、十分な洗浄作業を提供するのに十分な量の界面活性剤と ともに噴霧乾燥した塩基を後投与すると、一般に貧溶解特性を有する生成物にな る。従って、洗剤製剤に使用してもよい界面活性剤の量は、厳しく限定される。 ヘビーデューティー(heavy-duty)洗濯洗剤は、大量のノニオン界面活性剤の存在 が必要なので、無機ケイ酸塩は、ノニオン性の液体を吸収するためにこれらの洗 剤製剤に加えられた。 例えば、Yurkoらの米国特許第3,769,222号明細書は、部分的固化生じるまで液 体ノニオン界面活性剤を炭酸ナトリウムと混合し、次いで、多量のシリカ(二酸 化ケイ素)を加え、乾燥した自由流動性の洗剤組成物を生成することを開示する 。しかしながら、この技術の不利な点は、シリカが有意な洗浄活性を有さないの で、シリカを大量に洗剤配合物中に配合しても、単にその生産物のコストを増加 するだけである。更に、洗剤にシリカを使用すると、多くの地方及び州の水汚染 基準の命令に反した洗濯排水の全懸濁固形物(TTS)含有量を増大することに なる。従って、洗剤組成物に加えられるシリカを低量に維持することの誘因はこ こにある。 米国特許第4,473,485号明細書においてGreeneは、自由流動性の粒状洗剤が、 ポリカルボキシル構造剤溶液を微粉化炭酸塩と混合し、ノニオン界面活性剤と水 との混合物に加え、余剰の水を除去して調製され得ることを報告する。好ましく は、微粉化炭酸塩は、炭酸カルシウム過炭酸ナトリウムである。しかしながら、 この工程の不利な点は、Greeneが洗剤生成物の流動性を向上するために使用した 微粉化炭酸塩が、標準の炭酸ナトリウムと比較して非常に高価であることにある 。微粉化炭酸塩を使用しなければ、Greeneの生成物は、そのような良流動性を有 さないだろう。加えて、微粉化炭酸塩が炭酸カルシウムであると、洗剤の成形容 量は減少する。 従って、方法及びその結果得られる組成物に必要なことは、高配合のノニオン 洗剤中の自由流動性の問題を実質的に克服することである。発明の概要 本発明は、高レベルのノニオン洗剤界面活性剤を含む自由流動性の凝集した洗剤 及びその製造方法に関する。更に広く、本発明は、高レベル洗剤界面活性剤を含 む自由流動性の凝集した洗剤粉末及び自由流動性の洗剤粉末の製造方法に関する 。本発明は、自由流動性の洗剤粉末の製造方法であって、特に高レベルのノニオ ン洗剤界面活性剤に関する。この方法は、均一に被覆したアルカリ金属炭酸塩の 予備混合物を形成するために、アルカリ金属炭酸塩に、アニオン界面活性剤、ノ ニオン界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン界面活性剤、双性イオン界面活性 剤及びこれらの混合物からなる群から選ばれる界面活性剤を配合し、カルボン酸 をこの混合物に混合し、混合物上に水を導入し、及び撹拌して凝集を得る段階を 含む。好ましくは、混合物は、少量の水が、凝集機が回転しているときに混合物 中に噴霧される回転凝集機に供給される。凝集は、好ましくは乾燥して余剰の水 、水和物として結合していない水を除去し、本発明の自由流動性の洗剤組成物を 形成する。 任意に、少量の他の公知洗剤成分を、予備混合物中に存在させてもよい。例え ば、少量のシリカとカルボキシメチルセルロースを、界面活性剤と配合される前 にアルカリ金属炭酸塩に混合し得る。 好ましくは、均一な界面活性剤で被覆したアルカリ金属炭酸塩の予備混合物を 形成するため、炭酸ナトリウムに界面活性剤を配合する。界面活性剤は、アニオ ン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、双性イオン界面活性剤、両性界面活性剤、 カチオン界面活性剤及びこれらの混合物からなる群から選ばれる。好ましくは、 界面活性剤はノニオン界面活性剤である。第1温度(first temperature)より低 い温度で、対応するアルカリ塩の水溶性よりも大きい水溶性を有するカルボン酸 から選ばれたカルボン酸は、混合物を作るために予備混合物に混合される。更に 以下に記載するように、第1温度は、約15℃から40℃である。好ましくは、カル ボン酸は、クエン酸、リンゴ酸及びこれらの混合物からなる群から選ばれる。約 7%未満の少量の水を混合物に配合して、カルボン酸を可溶化及び中和し、カル ボン酸のナトリウム塩を形成し、及び混合物を凝集しながら混合物中を撹拌する 。凝集化混合物は、自由流動性の粉末洗剤組成物を形成するために少なくとも約 50 %の付加水を除去し、乾燥される。 得られる凝集化洗剤は、最終生成物の重量に対し、約5重量%〜約80重量%の アルカリ金属炭酸塩、約5重量%〜約50重量%の洗剤界面活性剤、好ましくはノ ニオン洗剤界面活性剤、約25重量%までのカルボン酸のアルカリ金属塩を有し、 このカルボン酸は、第1温度より低い温度で、対応するアルカリ金属塩の水溶性 よりも大きい水溶性を有するカルボン酸から選ばれる。以下に記載するように、 第1温度は、約15℃〜約40℃である。 好ましくは、本発明の凝集化洗剤粉末は、約5重量%〜約80重量%の炭酸ナト リウム、約5重量%〜約50重量%のノニオン界面活性剤(これが唯一の洗剤界面 活性剤)、約4重量%〜約18重量%のクエン酸ナトリウム、リンゴ酸ナトリウム 、及びその混合物を有する。 更に好ましくは、本発明の凝集化洗剤粉末は、約20重量%〜約70重量%の炭酸 ナトリウム、約20重量%〜約40重量%のノニオン界面活性剤(これが唯一の洗剤 界面活性剤)、約5重量%〜約13重量%のクエン酸ナトリウム、リンゴ酸ナトリ ウム及びその混合物からなる群より選ばれる実質的に完全に中和されたカルボン 酸を有し、この中でクエン酸ナトリウム又はリンゴ酸ナトリウムは、水を添加す ると、(a)ノニオン界面活性剤と炭酸ナトリウム及び(b)混合したクエン酸、リ ンゴ酸、又はこれらの混合物を有する予備混合物との反応で形成される。 「被覆」の語は、明細書及び請求の範囲において、界面活性剤が、例えば吸収 によって、炭酸塩(及び他の粒子)の中にだけでなく、炭酸塩(及び他の粒子) の表面に存在することを意味するものとして用いられる。 好ましくは、均一なノニオン界面活性剤(このノニオン界面活性剤は、予備混 合物に存在する唯一の界面活性剤)で被覆した炭酸ナトリウムの予備混合物を形 成するために、炭酸ナトリウム(及び任意に他の洗剤成分)及びノニオン界面活 性剤とを混合するを含む。クエン酸、リンゴ酸及びその混合物からなる群より選 ばれるカルボン酸は、混合物を作るために予備混合物に混合される。混合物は、 水が、カルボン酸を可溶化及び中和し、カルボン酸のナトリウム塩を形成し、及 び混合物を凝集するために混合物中に取り入れる間、撹拌される。凝集した混合 物は、自由流動性の粉末洗剤組成物を形成するために乾燥される。 「遊離水」の語は、明細書及び請求の範囲において、水和又は結晶水として無 機材料と堅固に結合されていない水を意味するものとして使用される。 特に断らない限り、全ての%は、以下の明細書及び請求の範囲において最終生 成物の重量に対するものとする。発明の詳細な説明及び好ましい態様 本発明は、高レベルの界面活性剤、好ましくはノニオン界面活性剤を含む自由 流動性の凝集した洗剤を提供する。 本発明は、高レベルの界面活性剤、好ましくはノニオン界面活性剤を含む自由 流動性の凝集した洗剤の製造方法も提供する。この方法は、アルカリ金属炭酸塩 (及び、任意に、他の洗剤成分)に界面活性剤を配合し、均一に界面活性剤の混 合物で被覆した炭酸塩を有する予備混合物を形成することを含む。カルボン酸は 、混合物を形成するために予備混合物に混合される。カルボン酸は、好ましくは 第1温度以下で、対応するアルカリ金属塩の水溶性よりも大きい水溶性を有する カルボン酸から選ばれる。この混合物をミキサー、好ましくは回転ドラム凝集機 に入れ、ここで、カルボン酸を可溶化し、第1温度より低い温度でアルカリ金属 炭酸塩と反応させカルボン酸のアルカリ金属塩を形成し、混合物を粒子に凝集さ せるために、水を混合物中に入れる。この粒子は、乾燥されて寸法で分類される 。 洗剤組成物は3つの必須成分、アルキル金属炭酸塩、ノニオン界面活性剤及び 実質的に完全に中和されたカルボン酸を有する。 アルカリ金属炭酸塩は、好ましくは、コストと効率の理由から炭酸ナトリウム が好ましい。以下の実施例で使用した所望の炭酸ナトリウムの中には、軽密度(L T)ソーダ灰(ソルベー法)、軽密度(LT)混合物及び中密度ソーダ灰(セスキ炭酸 塩法)、特に高多孔性の「中−軽(medium-light)」灰(セスキ炭酸塩法)及び軽 密度及び「中−軽」灰の混合物がある。炭酸ナトリウムのこれらの粒子は、米国 標準ふるい数(U.S.StandardSievenumber)で約0.5〜約0.7の平均密度を有し、約 20〜約200の平均メッシュサイズを有する。このような炭酸塩は、FMC Corp.及 びGeneral Chemicalで入手可能であり、粉砕のような更なる加工が必要でないた め、より加工した炭酸塩と比べて安価である。 炭酸ナトリウムは、自由流動性の洗剤組成物中に最終生成物の重量に対し約5 重量%〜約80重量%存在できる。最終生成物に加えられた炭酸ナトリウムの量は 、カルボン酸で中和される量とともに炭酸ナトリウムに配合されるノニオン界面 活性剤の量に一致させる。炭酸ナトリウムの好ましい範囲は、最終生成物の重量 に対し約20重量%〜約70重量%、更に好ましくは約30重量%〜約65重量%である 。好ましい範囲内で、より高いレベルは、北米の慣習のように、低い生成物濃度 での使用条件が要求される傾向にあり、その逆は、欧州で生じる傾向のように、 高い生成物濃度での使用条件を適用することを述べておくべきである。 望ましくは、アルカリ金属炭酸塩は、他の少量の、最終生成物の約10%を超え ない洗剤成分をノニオン界面活性剤がこのアルカリ金属炭酸塩に加えられる前に 混合され得る。これとは別に、ノニオン界面活性剤は、最終生成物の約10%を超 えない他の少量の洗剤成分を、ノニオン界面活性剤を被覆したアルカリ金属炭酸 塩と混合した後に添加され得る。一つの態様として、炭酸塩、任意の洗剤成分、 及び界面活性剤は、米国特許第5,458,769及び5,496,486号明細書(両者の全開示 は、ここで参考として取り入れる。)に完全に開示された方法で混合される。 他の態様として、約5%までの少量の二酸化ケイ素水和物のようなシリカは、 ノニオン界面活性剤を配合する前にアルカリ金属炭酸塩と混合される。種々のシ リカを含む物質は洗剤組成物への添加に受け入れられるが、沈殿した、あるいは 蒸発した種類の高吸収性のシリカが好ましい。好ましいシリカを含む混合物は、 150〜約350又はそれより大きい、好ましくは、約250以上の大きい吸油価を有す る。実施可能なシリカの例として、以下のシリカを含む物質が代表的である。Si pemat 50、Syloid 266、Cabosil M-5、Hisil 7-600。好ましくは、最終生成物の 約0.5重量%〜約4重量%のシリカを、ノニオン界面活性剤を配合する前にアル カリ金属炭酸塩と混合する。より好ましくは、最終生成物の約3重量%〜約4重 量%のシリカは、アルカリ金属炭酸塩と混合される。 例えば、約0.1%〜約5%までの、綿のようなセルロース繊維上に、洗浄溶液 中に懸濁した汚物が堆積するのを予防する助けになる低レベルのカルボキシメチ ルセルロースを、ノニオン界面活性剤を配合する前にアルカリ金属炭酸塩に混合 してもよい。好ましくは、約1%〜約3%、更に好ましくは約2%〜約3%のカ ルボキシメチルセルロースは、ノニオン界面活性剤を配合する前にアルカリ金属 炭酸塩と混合される。好ましい態様として、シリカ及びカルボキシメチルセルロ ースは共にノニオン界面活性剤で充填する前に炭酸ナトリウムと混合される。 第2の必須成分は、洗剤界面活性剤であり、アニオン界面活性剤、ノニオン界 面活性剤、双性イオン界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン界面活性剤、及び これらの混合物からなる群から選ばれる。本発明で使用される洗剤界面活性剤は 、極めて周知で文献に十分に記述されている形の通常の材料なら何でもよく、例 えば「Surface Active Agents and Detergents」、第1巻、第2巻、Schwartz. Perry & Berch、M.J.Schickの「Nonionic Surfactants」、McCutcheonの「Emu lsifiers & Detergents」の文献があり、それぞれ、ここで参考として取り入れ られる。この界面活性剤は、約1%〜約90%のレベルで存在する。望ましくは、 界面活性剤は、約10%〜約50%のレベルで存在し、好ましくは、界面活性剤は、 約20%〜約40%の量が含まれる。 有用なアニオン界面活性剤は、高級脂肪酸の水溶性の塩、即ち石鹸を含む。こ れは、約8〜約24の炭素原子を含む、高級脂肪酸のナトリウム、カリウム、アン モニウム、及びアルキルアンモニウムの塩のようなアルカリ金属石鹸を含む。石 鹸は、油脂の直接けん化、あるいは遊離脂肪酸の中和によって製造され得る。特 に、ココナッツ油とタロー油から得た脂肪酸の混合物のナトリウム及びカリウム 塩、即ちナトリウム又はカリウムのタロー及びココナッツ石鹸が有用である。 有用なアニオン界面活性剤も、約8〜約20の炭素原子を含むアルキル基及びス ルホン酸又はスルホン酸エステル基を分子構造に有する有機硫酸反応生成物の水 溶性の塩、好ましくは、アルカリ金属、アンモニウム及びアルキロールアンモニ ウム塩を含む。含まれる「アルキル」の語は、アシル基のアルキル部分である。 合成界面活性剤のこの群の例示は、ナトリウム又はカリウムのアルキル硫酸塩、 高級第1又は第2アルコール(C8-C18炭素原子)、特に、タロー油あるいはコ コナッツ油のグリセリドを還元することによって得られるものを硫酸化すること によって得られたもの、及び直鎖あるいは分岐鎖の配置を有する約10〜約16の炭 素原子を含むアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム及びカ リウム(来国特許第2,220,099号明細書を参照)、及びアルキル基中の平均炭素 原子数が11〜14のアルキルベンゼンスルホン酸塩(C11-14をLASと省略)で ある。 アニオン界面活性剤は、カリウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、 アンモニウム、又はトリエタノールアンモニウム、モノエタノールアンモニウム 、あるいはジイソプロパノールアンモニウムのような低級アルカノールアンモニ ウムのパラフィン又はオレフィンスルホン酸塩(アルキル基は、約10〜約20の炭 素原子を含む)を含んでもよい。アルカノールアンモニウムのような低級アルカ ノールは、通常2〜4の炭素原子を有し、好ましくはエタノールである。アルキ ル基は、直鎖でも分岐鎖でもよく、加えて、スルホン酸塩は、好ましくはいずれ かの第2炭素原子に結合され、即ちスルホン酸塩は末端には結合されない。 本発明で有用なアニオン界面活性剤も、カリウム、ナトリウム、カルシウム、 マグネシウム、アンモニウム、あるいはジイソプロパノールアンモニウムパラフ ィン又はオレフィン(アルキル基は、約10〜約20の炭素原子を含む)のような低 級アルカノールアンモニウムの、スルホン酸塩を含んでもよい。アルカノールア ンモニウムのような低級アルカノールは、通常2〜4の炭素原子があり、好まし くはエタノールである。アルキル基は、直鎖でも分岐鎖でもよく、加えて、スル ホン酸塩は、好ましくはいずれかの第2炭素原子に結合され、即ちスルホン酸塩 は末端には結合されない。 本発明で有用かもしれない他のアニオン界面活性剤は、以下の第2アルキルス ルホン酸塩を含む。 式中、Mは、カリウム、ナトリウム、カルシウム、またはマグネシウムであり 、R1は、約3〜約18の炭素原子を有するアルキル基を示し、R2は、約1〜約6 の炭素原子を有するアルキル基を示す。好ましくは、Mは、ナトリウムであり、 R1は、約10〜約16の炭素原子を有するアルキル基を示し、R2は、約1〜約2の 炭素原子を有するアルキル基を示す。 ここで有用な他のアニオン界面活性剤は、ナトリウムアルキルグリセロールエ ーテルスルホン酸塩であって、特にタロー油及びココナッツ油からの高級アルコ ールのこれらエーテル、ナトリウムココナッツ油脂肪酸モノグリセライドスルホ ン酸塩及び硫酸塩、分子当たり約1〜約10単位のエチレンオキシドを含むアルキ ルフェノールエチレンオキシドエーテル硫酸塩のナトリウム又はカリウム塩(ア ルキル基は約10〜約20の炭素原子を有する)である。 本発明で有用なエーテル硫酸塩は、RO(C24O)xSO3M(式中、Rは約 10〜約20の炭素原子を有するアルキル又はアルケニルであり、xは1〜30であり 、Mは、水溶性カチオンであって好ましくはナトリウムである)を有する。好ま しくは、Rは、10〜16の炭素原子を有する。アルコールは、天然脂肪、例えばコ コナッツ油又はタロー油に由来してもよく、あるいは合成でもよい。このような アルコールは、1〜30、特に1〜12のモル分率のエチレンオキシドと反応し、得ら れる分子種の混合物は、硫酸化され、中和される。 ここで有用な他のアニオン界面活性剤は、約6〜20の炭素原子を脂肪酸基に含 み、約1〜10の炭素原子をエステル基に含むα−スルホン化した脂肪酸のエステ ルの水溶性の塩、約2〜9の炭素原子をアシル基に含み、約9〜約23の炭素原子 をアルキル成分に含む2-アシルオキシアルカン-1-スルホン酸の水溶性の塩、約1 2〜20の炭素原子を含むオレフィン及びパラフィンスルホン酸塩の水溶性の塩、 約1〜3の炭素原子をアルキル基に含み、約8〜20の炭素原子をアルカン成分に 含むβ−アルコキシアルカンスルホン酸塩を含む。 本発明で有用かもしれないアニオン界面活性剤の他の例は、2つのアニオン官 能基を含むこれらの化合物である。ここで、ジアニオン界面活性剤として言及す る。適当なジアニオン界面活性剤は、ジスルホン酸塩、ジ硫酸塩又はこれらの混 合物であって、以下の式で示される。 R(SO3)22、R(SO422、R(SO3)(SO4)M2 式中、Rは、15〜20の炭素原子を有するアシル脂肪炭化水素基であり、Mは、水 溶性のカチオンであって、例えばC15〜C20の1,2-アルキルジスルホン酸ジカリ ウム又はその1,2-アルキルジ硫酸ジカリウム、1,9-ヘキサデシルジ硫酸ジナトリ ウム、C15〜C20の1,2-アルキルジスルホン酸ジナトリウム、1,9-ステアリルジ 硫酸ジナトリウム及び6,10-オクタデシルジ硫酸ジナトリウムである。 ノニオン洗剤界面活性剤は、極めて周知で文献に完全に記述されている形の通 常の材料なら何でもよく、例えば「Surface Active Agents and Detergents」、 第1巻、第2巻、Schwartz.Perry & Berch、M.J.Schickの「Nonionic Surfac tants」、McCutcheonの「Emulsifiers & Detergents」の文献があり、それぞれ 、ここで参考として取り入れられる。例えば、ノニオン材料は、本質的に脂肪族 又はアルキル芳香族であってもよいようなアルキレンオキシド基(本質的に親水 性)と有機疎水性化合物との縮合によって生産された化合物を含んでもよい。い かなる特別な疎水基とも縮合されるポリオキシアルキレン基の長さは、親水性及 び疎水性の成分の間の所望のバランスを有する水溶性化合物を生成するために容 易に調節され得る。 他の有用なノニオン界面活性剤は、直鎖又は分岐鎖、及び不飽和又は飽和であ って、約8〜約18の炭素原子を脂肪鎖に含み、5〜約50のエチレンオキシド又は プロピレンオキシド単位を取り入れている、脂肪族カルボン酸のポリオキシエチ レン又はポリオキシプロピレン縮合物を含む。適したカルボン酸は、平均約12の 炭素原子を含む「ココナッツ」脂肪酸(ココナッツ油から得られる)、平均約18 の炭素原子を含む「タロー」脂肪酸(タロー種の油から得られる)、パルミチン 酸、ミリスチン酸、ステアリン酸及びラウリン酸を含む。 ノニオン界面活性剤は、直鎖又は分岐鎖、及び不飽和又は飽和であって、約8 〜約24の炭素原子を脂肪鎖に含み、5〜約50のエチレンオキシド又はプロピレン オキシド単位を取り入れている、脂肪族アルコールのポリオキシエチレン又はポ リオキシプロピレン縮合物を含む。適したアルコールは、ココナッツ脂肪族アル コール、タロー脂肪族アルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール 、及びオレイルアルコールを含む。 アルキルサッカライドも、当該組成物に使用してもよい。一般的に、アルキル サッカライドは、約8〜約20の炭素原子、好ましくは約10〜約16の炭素原子を含 む疎水基、及び約1(モノ)〜約10(ポリ)のサッカライド単位(例えば、ガラ クトシド、グルコシド、フルクトシド、グルコシル、フルクトシル、及び/又は ガラクトシル単位)を含むポリサッカライド親水基を有するものである。サッカ ライド成分の混合物は、アルキルサッカライド界面活性剤に使用されてもよい。 好ましくは、アルキルサッカライドは、以下の式を有するアルキルグルコシドで ある。 R1O(Cn2nO)t(Z)x 式中、Zはグルコースから得られ、R1はアルキル、アルキル−フェニル、ヒド ロキシアルキル、ヒドロキシアルキルフェニル、及びこれらの混合物(アルキル 基は約10〜約18の炭素原子を含む)からなる群から選ばれた疎水基であり、nは 2又は3であり、tは0〜約10であり、xは1〜約8である。そのようなサッカ ライドの例は、米国特許4,565,647号明細書(第2欄25行〜第3欄57行)及び米 国特許4,732,704号明細書(第2欄15〜25行)で記述されており、各関連部分は 、ここで参考として取り入れられる。 半極性ノニオン界面活性剤は、約10〜18の炭素原子の1種のアルキル成分及び 約1〜約3の炭素原子のアルキル及びヒドロキシアルキル成分の群から選ばれた 2種の成分とを含む水溶性アミンオキシド、約10〜約18の炭素原子の1種のアル キル成分及び約1〜3の炭素原子を含むアルキル基及びヒドロキシアルキル基か らなる群から選ばれた2種の成分とを含む水溶性ホスフィンオキシド、及び約10 〜18の炭素原子の1種のアルキル成分及び約1〜3の炭素原子を含むアルキル及 びヒドロキシアルキル成分からなる群から選ばれた2種の成分とを含む水溶性ス ルホキシドを含む。 両性界面活性剤は、脂肪族成分が、直鎖あるいは分岐鎖であり、1種の脂肪族 置換基は、約8〜18の炭素原子を含み、少なくとも1種の脂肪族置換基は、アニ オン水溶化基を含む、脂肪族の誘導体又は複素環式2級及び3級アミンの脂肪族 誘導体を含む。 双性イオン界面活性剤は、1種の脂肪族置換基が約8〜18の炭素原子を含む脂 肪族、4級の、アンモニウム、ホスホニウム、及びスルホニウム化合物を含む。 カチオン界面活性剤も、本洗剤中に含めてよい。カチオン界面活性剤は、カチ オン中の1以上の有機疎水基で、一般的には4級窒素が酸ラジカルに結合するこ とで特徴づけられる広範な種類の化合物を有する。5価の窒素環化合物も、4級 窒素化合物とみなされる。ハロゲン化物、メチル硫酸塩及び水酸化物が適当であ る。3級アミンは、pH値が約8.5未満の溶液を洗浄する際のカチオン界面活性 剤と近似の特性を持ち得る。ここで有用なこの及び他のカチオン界面活性剤の更 に完全な開示は、Cambreの、1980年10月14日に特許発行された米国特許第4,228, 044号明細書に見ることができ、ここで参考として取り入れる。 C8〜C16のアルキル基、好ましくはC8〜C9のアルキル基を有し、分子当た り4〜12EO(エチレンオキシド)単位のエトキシ化したアルキルフェノール、 又はエトキシ化した脂肪酸アミドを使用してもよい。本発明の目的に使用され得 る他のノニオン洗剤化合物は、当業者をして容易に明らかにされるだろう。最も 有利であるノニオン化合物は、洗浄組成物に取り入れることが困難な液体化合物 であるが、ペースト状及び固体のノニオン洗剤化合物も使用してもよいことは、 理解されるだろう。後者の場合、ノニオン化合物の炭酸カルシウム上への吸収は 、温度上昇を利用して促進されるだろう。 好ましくは、ノニオン界面活性剤は、直鎖又は分岐鎖、及び不飽和又は飽和で あって、約8〜約24の炭素原子を脂肪鎖に含み、約5〜約50のエチレンオキシド 又はプロピレンオキシド単位を取り入れている、脂肪族アルコールのポリオキシ エチレン又はポリオキシプロピレン縮合物を含む。最も商業的関心があり及び最 も直ちに利用できるノニオン洗剤化合物は、エトキシ化した合成又は天然の脂肪 アルコール、好ましくは、C8〜C18、好ましくはC10〜C16のアルキル基を有 し、分子当たり約3〜80、好ましくは5〜20のエチレンオキシド(EO)単位を有 する直鎖1級又は2級の1価アルコールを含む。 このカテゴリーで好ましいノニオン界面活性剤化合物の例は、R1がC8〜C16 のアルキル基又はC8〜C12のアルキルフェニル基であり、nが3〜約80である 式、R1(OC24nOHを有するノニオン界面活性剤である。特に好ましいノ ニオン界面活性剤は、アルコールのモル数に対して約5〜約20モルのエチレンオ キシドを有するC8〜C16のアルコールの縮合生成物であり、例えばアルコール のモル数に対して約5〜約9モルのエチレンオキシドと縮合したC12〜C16のア ルコールである。この形のノニオン界面活性剤は、NEODOLTM生成物、例えば、そ れぞれ6.5モルのエチレンオキシドを有するC12-13の直鎖1級アルコール、7モ ルのエチレンオキシドを有するC12-15の直鎖1級アルコール、9モルのエチレ ンオキシドを有するC12-15の直鎖1級アルコールである、Neodol 23-6.5、Neod ol 25-7及びNeodol 25-9を含む。 自由流動性の生成物を得るためにアルカリ金属炭酸塩に吸収され得る界面活性 剤、好ましくは液体ノニオン界面活性剤の量は、一般的に得られた生成物の重量 の約50重量%までである。高レベルのノニオン洗剤界面活性剤が、望ましくは使 用されるが、この界面活性剤は、得られた生成物が貧流動性のペースト又は粉末 であるため、本発明の目的を達しない結果につながる。一方で、極めて低いレベ ルの、例えば約5%未満のノニオン洗剤化合物は、明らかにほとんど利益を達成 しない。 望ましくは、アルカリ金属炭酸塩対ノニオン界面活性剤の比は、約2:1〜約 3.5:1である。この比の範囲内で、効果的な洗濯自由流動粉末が生産されると 思われる。好ましくは、この比は、約2.2:1〜約3.3:1であり、より好ましく は、約2.3:1〜約2.8:1である。アルカリ金属炭酸塩対ノニオン界面活性剤の 比の最も好ましい態様は、約2.4:1である。 好ましくは、界面活性剤は、最終生成物の重量の約5重量%〜約50重量%が配 合されるノニオン界面活性剤である。もちろん、高ノニオン濃度の洗剤の利益は 、コストパフォーマンスとのバランスに違いない。従って、ノニオン界面活性剤 の好ましい範囲は、最終生成物重量の約20重量%〜約40重量%、より好ましくは 、約20重量%〜約30重量%である。最も好ましくは、ノニオン界面活性剤は約25 重量%のレベルで存在する。上記範囲の低いレベルは、欧州の普通の慣習では、 より高い生成物濃度での使用条件が要求される傾向にあり、北米とアジアで生ず る傾向では、逆により低い生成物濃度での使用条件を適用することを述べるべき だろう。 ノニオン界面活性剤をアルカリ金属炭酸塩上への(及びその多孔性構造中への )配合、吸着、及び吸収は、ノニオン界面活性剤で被覆されたアルカリ金属炭酸 塩の均一な混合物を有する予備混合物を形成するため、ノニオン化合物を完全に アルカリ金属炭酸塩に配分するために十分撹拌する単なる混合によって達成され 得る。配合は、リボン又はプラウ(plow)ブレンダーのような、いかなる公知のミ キサーでも達成され得る。好ましくは、ノニオン界面活性剤は、アルカリ金属炭 酸塩及び他の任意の成分(もしあれば)上に噴霧され、その間に撹拌される。本 発明の予備混合物の調製において、アルカリ金属炭酸塩は、十分にノニオン界面 活 性剤で被覆されるので、水をその後に加えても、水は、被覆されていない炭酸塩 や水和物炭酸塩とすぐには接触しないことが重要である。炭酸塩の過度の水和は 、添加水を所望の凝集化した粒子の大きさを達成するよう要求するカルボン酸の 可溶化に有用な水の量を減少すると考えられる。 同時に、ノニオン界面活性剤の過剰量が予備混合物中に存在すれば、後者の混 合したカルボン酸は、過剰のノニオン界面活性剤に被覆されるかもしれない。そ の結果、アルカリ金属炭酸塩を可溶化及び中和に利用できるカルボン酸の量は、 減少し、次いで、凝集効率が減少し、所望の粒子の大きさを達成するための付加 的カルボン酸が要求されるだろう。 本発明の好ましい態様は、約5%〜約80%の炭酸ナトリウムは、約5%〜約50 %のノニオン界面活性剤と混合され、ノニオン界面活性剤は、ノニオン界面活性 剤で被覆されたアルカリ金属炭酸塩の均一な混合物を有する予備混合物を形成す る唯一の界面活性剤である。より好ましくは、予備混合物は、約20%〜約70%の 炭酸ナトリウムと、約5%まで、好ましくは約2%〜約4%のシリカ、及び約1 %〜約3%のカルボキシメチルセルロースを含む少量の洗剤成分を混合し、炭酸 ナトリウム、シリカ、及びカルボキシメチルセルロースを約20%〜約40%のノニ オン界面活性剤とともに配合し、ノニオン界面活性剤は、予備混合物中で唯一の 界面活性剤である。より好ましい態様では、予備混合物は、約30%〜約65%の炭 酸ナトリウム、約0.5%〜約4%のシリカ、約2%〜約3%のカルボキシメチル セルロース、及び少量の他の任意の洗剤成分を混合し、予備混合物中で唯一の界 面活性剤である約20%〜約30%のノニオン界面活性剤を炭酸塩、シリカ、カルボ キシメチルセルロース、及び任意の成分を混合したものに噴霧して作られる。 上述したように、界面活性剤、特にノニオン界面活性剤は、炭酸ナトリウムに 関する特定の比の中にあるような量で添加される。この比の範囲内では、界面活 性剤は、炭酸ナトリウムを適切に被覆し、カルボン酸を所望でないほど被覆する ような実質的に過剰の界面活性剤を提供しない。さらに、添加の順序は、所望の 凝集を達成するのに重要であると考えられる。アルカリ金属炭酸塩と界面活性剤 をカルボン酸の混合と水の導入の前に配合することで、所望の粒子の大きさが達 成され、自由流動性の粉末が製造される。 本発明の自由流動性の凝集した粉末洗剤組成物中の第3の必須成分は、第1温 度以下で、対応するアルカリ金属塩の水溶性よりも大きな水溶性を有するカルボ ン酸から選ばれるカルボン酸のアルカリ金属塩である。好ましくは、アルカリ金 属カルボン酸塩は、対応するカルボン酸とアルカリ金属炭酸塩との反応でもっぱ ら提供される。好ましいアルカリ金属カルボン酸塩は、アルカリ金属クエン酸塩 、アルカリ金属リンゴ酸塩、及びこれらの混合物からなる群より選ばれる。アル カリ金属クエン酸は、クエン酸が比較的安価で容易に入手できるので、最も好ま しい。アルカリ金属炭酸塩が炭酸ナトリウムである好ましい態様において、アル カリ金属カルボン酸塩は、クエン酸ナトリウム、リンゴ酸ナトリウム、及びこれ らの混合物からなる群より選ばれる。 アルカリ金属カルボン酸塩は、約25%まで、好ましくは約4%〜約18%のレベ ルで洗剤組成物に存在し、アルカリ金属カルボン酸塩に対応するカルボン酸と、 アルカリ金属炭酸塩との反応でもっぱら提供される。アルカリ金属カルボン酸塩 の量は、この範囲内であれば、ノニオン界面活性剤を配合したアルカリ金属炭酸 塩の所望の凝集は、効率よく達成され、所望の粒子の大きさを提供するだろうと 考えられる。より好ましくは、アルカリ金属カルボン酸塩は、約5%〜約13%の レベルで存在し、最も好ましい態様として、約9%〜約11%のレベルで存在する 。 望ましくは、以下で更に議論するように、工程中にカルボン酸は、アルカリ金 属炭酸塩との反応で実質的に完全に中和され、対応するアルカリ金属塩となる。 例えば、リンゴ酸は、アルカリ金属リンゴ酸塩に実質的に完全に中和される。反 応と工程の制限のために、カルボン酸は完全には中和されないと考えられる。従 って、少なくとも約90%、好ましくは少なくとも約95%、より好ましくは少なく とも約99%のカルボン酸をそのアルカリ金属カルボン酸塩に中和することが望ま しい。好ましくは、実質的に完全に中和されたカルボン酸は、クエン酸、リンゴ 酸、及びこれらの混合物のアルカリ金属塩からなる群より選ばれるだろう。アル カリ金属炭酸塩が炭酸ナトリウムである好ましい態様において、実質的に完全に 中和されたカルボン酸は、クエン酸ナトリウム、リンゴ酸ナトリウム、及びこれ らの混合物からなる群より選ばれる。 混合されるカルボン酸の量は、存在するアルカリ金属カルボン酸の存在量とと もに、最終生成物中で所望の実質的に完全に中和されたカルボン酸の量から決定 され得る。許容され得る凝集を達成するために必要なカルボン酸の最少量を使用 することが望ましい。しかしながら、この量は、硬水が使用されている場合に硬 水の皮膜形成を制御するのに十分な最終生成物中のアルカリ金属カルボン酸塩の 量を提供する要求と釣り合わせなければならない。酸レベルが高すぎると、洗剤 の性能に悪影響となり得るアルキル金属炭酸塩の中和により低アルカリ性となり 得る。一方で、酸性が小さすぎると、付加した水分のトラップするための酸性塩 水和物の能力を低下し、凝集を妨げる。従って、カルボン酸は、アルカリ金属炭 酸塩対カルボン酸の比が、約6.5:1〜約12:1の範囲、好ましくは約6.5:1〜 約8:1の範囲、より好ましくは約7:1となるような量で配合する。 カルボン酸は、最終生成物の重量の約18重量%までのレベルで予備混合物と混 合される。好ましい混合酸の範囲は、最終生成物の重量の約3%〜約13重量%、 より好ましくは約4%〜約10重量%、最も好ましくは約7%〜約9重量%である 。カルボン酸は、ノニオン界面活性剤でカルボン酸の被覆をする能力を最小限に する水のその後の導入の前に、予備混合物と、軽く混合されるだけである。 カルボン酸を予備混合物と軽く混合した後、少量の水が、粒子の凝集を達成す るために導入される。水は、霧、ストリーム、又は他の適当な方法で導入される 。望ましくは、水使用量は、続く乾燥時間、エネルギー及びコストを最小化する ためにできるだけ少ない。従って、水は、約0.1%〜多くても約7%のレベルで 、好ましくは多くても約5%導入される。より好ましい態様として、水は、約4 %〜約5%の範囲で導入される。 水は、混合物の凝集を達成するために適した混合装置を使用して混合物中に導 入される。好ましくは、ドラム凝集機が使用される。凝集機は、落下する混合物 のシートが、良好に制御された粒子の凝集を生産するために水と共に噴霧される ので、ドラム長に沿って混合物を分配するように回転する。 いかなる特別な理論に限定されることを望まないが、アルカリ金属炭酸塩が水 和するのと同時に、カルボン酸はアルカリ金属炭酸塩に可溶化及び中和されると 考えられる。カルボン酸は、第1温度以下では酸の形態よりも水溶性がないよう な対応するアルカリ金属塩に実質的に完全に中和されるべきである。カルボン酸 の中和中に、アルカリ金属カルボン酸塩は、凝集し、及び所望の粒子の大きさを 生成するために界面活性剤を被覆したアルカリ金属炭酸塩粒子と結合する。ドラ ムが回転し、及び粒子が凝集するにつれて、より大きな粒子は、導入端から、粒 子が出て遊離水を凝縮した粒子から取り除くための乾燥機に運ばれる凝集機の排 出端に移動する。凝集機は、粒子が凝集するので、導入端から排出端に向かって 傾いていることが好ましく、より大きな凝集した粒子は、導入端から粒子が乾燥 される排出端に移動する。 特に、特別な理論に拘束されることを望まないが、カルボン酸は、水で可溶化 し、実質的に完全に中和されるためにアルカリ金属炭酸塩と反応すると考えられ る。例えばクエン酸やリンゴ酸のようなカルボン酸の塩は、第1温度より低い温 度ではその酸の形態より水溶性が低く、従って当該塩は、粒子に結合し、その後 凝集して溶液から出てくる。上述のように、アルキル金属炭酸塩の表面の界面活 性剤による不十分な被覆は、炭酸ナトリウムの過剰な水和を生じる。その結果、 カルボン酸を可溶化するために必要な水は利用されず、添加水及び工程時間は、 所望の凝集した粒子の大きさを生成するために要求される。加えて、炭酸ナトリ ウムの水和は発熱で、炭酸ナトリウムの過剰な水和は、望ましくない熱を生じ、 混合物の温度を第1温度以上に上昇するだろう。同時に、予備混合物に存在する 過剰の界面活性剤は、凝集効率の減少の結果になるカルボン酸の被覆を引き起こ すかもしれない。加えて、追加のカルボン酸及び水は、所望の凝集した粒子の大 きさを達成するために要求されるかもしれない。結果的に、添加順序及び温度は 、所望の凝集及び粒子の大きさの達成に重要であると考えられる。 予備混合物がすでに形成された後にカルボン酸を添加することで、カルボン酸 の所望の可溶化は、アルカリ金属炭酸塩との実質的な反応の前に達成されると考 えられる。クエン酸が界面活性剤を加える前にアルカリ金族炭酸塩と混合される ならば、得られる生成物は、所望の自由流動及び溶解性を達成することはないだ ろう。 上述したように、好ましいカルボン酸は、第1温度より低い温度で、対応する アルカリ金属塩よりも良好な水溶性を有する。従って、第1温度以上に温度が上 昇すると、塩の形態と比較したカルボン酸の酸の形態の相対的な溶解性に悪影響 を与え、次いで、塩形態は、凝縮効率に悪影響を与える。その結果、カルボン酸 のアルキル金属塩の形成は、混合物の温度が第1温度以上に上昇することを回避 するために制御される。 一般に、第1温度は、約15℃〜約40℃、好ましくは約32℃〜約35℃の範囲であ る。約42℃より高い第1温度は、生成物の性質に悪影響を与えるので望ましくな い。 いくつかの要因が、滞留時間(床上の混合物の重量/全供給物の速度)及び凝 集の大きさ、例えばドラムへの供給速度、ドラムの角度、ドラムの回転速度、水 スプレーの数及び位置を制御するために変化され得ることは、当業者にとって理 解されているだろう。そのような要因の操作の結果は、凝集物の粒子の大きさ及 び密度の制御が望まれる。 湿った凝集粒子は、いかなる遊離水をも除去するために乾燥される。乾燥は、 タンブル乾燥機又はコンベヤ上での空気乾燥するようないかなる公知方法によっ て達成してよい。当業者に理解されるように、時間、温度、空気流は、良好な乾 燥速度を提供するために調節してよい。乾燥機内で高い周囲温度を使用すると、 乾燥機中の滞留時間は短くなる一方、低い温度では、滞留時間が非常に長くなる だろう。しかしながら、短い滞留時間は、凝集物の安定性に悪影響を与える危険 性や、凝集物の不完全な乾燥の危険性が増加する。 水が存在すると、結合水であっても、漂白剤や酵素のような、後添加した水分 に過敏な洗剤成分と不利益に反応するかもしれないので、できるだけ多くの水を 除去することが望まれる。加えて、水が存在すると、経時的に及び典型的な貯蔵 条件下で、生成物のケーキングを生じさせる。従って、好ましい態様として、少 量の水が、凝集を達成するために添加され、更に少なくとも約50%の添加水は、 乾燥して取り除かれる。より好ましくは、少なくとも約60%の添加水が、乾燥し て取り除かれる。結果的に、得られる組成物は約3%未満の結合水、より好まし くは約2%未満の結合水しか含まない。 乾燥した粒子は、米国標準ふるい数で約20までの平均粒子メッシュサイズを有 する。好ましくは、粒子は、約90%の粒子が来国標準ふるい数で約20〜約100の 粒子メッシユサイズを有する。得られる粉末は、少なくとも0.7g/cc、好ましく は約0.8〜約0.9g/cc、より好ましくは約0.85〜約0.9g/ccの容積密度を有する。 本発明の洗剤組成物を調製するための工程における混合段階は、当該技術分野 で公知の種々のミキサーで達成され得る。例えば、単に、パドル又はリボンミキ サーは効率的であるが、ドラム凝集機、流動床、平皿(pan)凝集機及び高速剪断 ミキサーのような他のミキサーを使用してもよい。 本発明の凝集した洗剤組成物の好ましい態様は、約20%〜約70%の炭酸ナトリ ウム、約20%〜約40%の界面活性剤、特にノニオン界面活性剤、及びクエン酸ナ トリウム、リンゴ酸ナトリウム、及びこれらの混合物からなる群より選ばれた約 3%〜約13%のナトリウムカルボン酸塩(ここで、ナトリウムカルボン酸塩は、 第1温度より低い温度で、(a)界面活性剤及び炭酸ナトリウムを有する予備混 合物、(b)クエン酸、リンゴ酸、及びこれらの混合物からなる群より選ばれる カルボン酸、及び(c)水の反応でもっぱら提供される)を含む。 好ましくは、本発明の工程から得られる凝集した洗剤組成物は、約20%〜約70 %の炭酸ナトリウム、約20%〜約40%のノニオン界面活性剤(ここで、ノニオン 界面活性剤は、唯一の界面活性剤である)及びクエン酸ナトリウム、リンゴ酸ナ トリウム、及びこれらの混合物からなる群より選ばれた約4%〜約18%のカルボ ン酸のナトリウム塩(ここで、カルボン酸のナトリウム塩は、第1温度より低い 温度で、(a)ノニオン界面活性剤を配合した炭酸ナトリウムを有する予備混合 物、(b)クエン酸、リンゴ酸、及びこれらの混合物からなる群より選ばれるカ ルボン酸、及び(c)水の反応で作られる)を含む。 上述した必須成分に加え、本発明の洗剤組成物に、他の伝統的な洗剤添加剤を 加えることができる。そのような任意の添加剤の例は、アルカノールアミド、の ような起泡剤(lather booster)、特に椰子実脂肪酸やココナッツ脂肪酸から得た モノエタノールアミド、アルキルリン酸塩やシリコーン油のような消泡剤、ナト リウムカルボキシメチルセルロースのような再析防止剤、過ホウ酸ナトリウムや 、過炭酸ナトリウムのような酸素放出漂白剤トリクロロイソシアヌル酸やジクロ ロイソシアヌル酸のアルカリ金属塩のような塩素放出漂白剤、繊維柔軟剤、硫酸 ナトリウムのような無機塩、変色防止及び防腐剤、汚れ懸濁剤、汚れ放出剤及び 通常は非常に少量の傾向剤、香料、酵素、酵素安定剤及び殺菌剤である。これら の 任意の添加剤は、都合により、本発明の洗浄組成物の乾燥の間又は後に、好まし くは後に加えてもよい。そのような成分は、米国特許第3,936,537号明細書に開 示されており、ここで参考として取り入れる。 例えば、約5重量%までの低レベルのケイ酸塩は、通常、繊維洗浄機の金属部 の腐食の減少に有利である。特に中性、アルカリ性、メタ又はオルトケイ酸ナト リウムのようなアルカリ金属ケイ酸塩のような有用なケイ酸塩が使用され得る。 水溶性の有機ビルダーは、本発明の洗浄組成物に使用され得る。例えば、エチ レンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、オキシジコハク酸、メリット酸、ベンゼ ンポリカルボン酸、ポリアクリル酸、ポリマレイン酸の塩が含まれてもよい。 アルミノケイ酸イオン交換材料は、本発明の洗浄組成物に有用で、天然アルミ のケイ酸塩又は合成で得られたものを含んでもよい。アルミノケイ酸イオン交換 材料の製造方法は、米国特許第3,985,669号明細書に開示されており、ここで参 考として取り入れる。そのような合成結晶アルミノケイ酸イオン交換材料は、ゼ オライトA、ゼオライトB、ゼオライトXという名のものを入手できる。加えて 、SKS−6という名でHoechst-Celaneseから売られているような層状あるいは 構造化されたケイ酸塩は、この洗剤組成物に使用してもよい。 本発明で使用してもよい漂白剤及び賦活剤は、米国特許第4,412,934号及び4,4 83,781号明細書に開示されており、ここでこれらの特許を参考として取り入れる 。好適な漂白化合物は、過ホウ酸ナトリウム、過炭酸ナトリウム等、及びこれら の混合物を含む。漂白化合物は、例えば、テトラアセチルエチレンジアミン(TA ED)、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム(SNOBS)、ジペルオキシ ドデカンニ酸(DPDDA)等、及びこれらの混合物のような賦活剤との組み合わせで 使用されてもよい。キレート剤は、米国特許第4,663,071号明細書の第17欄54行 〜第18欄68行に開示されており、ここで参考として取り入れる。泡緩和剤(suds modifier)も任意成分であって、米国特許第3,933,672号及び4,136,045号明細書 に開示されており、ここで参考として取り入れる。 スメクタイト土は、この使用に適しているかもしれないし、米国特許第4,762, 645号明細書の第6欄3行〜第7欄24行に開示されており、ここで参考として取 り入れる。ここで使用してもよい他の適当な添加洗剤ビルダーは、米国特 許第3,936,537号明細書の第13欄54行〜第16欄16行、及び米国特許第4,663,071号 明細書に開示されており、ここで参考として取り入れる。 加えて、白化(whitening)剤粒子は、前記乾燥粉末洗剤に加えてもよい。白化 剤粒子は、蛍光白化剤と、ノニオン界面活性剤の存在による低下から白化剤を保 護するのに適したアニオン界面活性剤とを有する。好ましい白化剤粒子組成物及 びその製造方法は、より完全に米国特許出願第08/616,570号及び米国特許出願第 08/616,208号明細書にそれぞれ開示されており、ここで参考として取り入れる。 本発明の洗濯洗剤組成物は、約7〜約11.5のpH(20℃の水で1重量%の濃度 で測定)を提供するように形成され得る。約9.5〜約11.5のpHが最良の洗浄能 力には好ましい。 洗剤組成物は、改善された溶解性のため酸味料を後に加えてもよく、より特に 米国特許出願第08/617,941号明細書全体に開示されており、ここで参考として取 り入れる。 以下の実施例は、単に例証目的であり、発明を限定するように解釈されるもの ではない。 実施例1 表1に挙げた成分を、以下のようにして、許容可能な自由流動性の粉末洗剤に 凝集した。炭酸ナトリウム、白化剤、シリカ、及びカルボキシメチルセルロース を、約1分間リボンミキサーで混合し、均一な混合を得た。Neodol 25-7(7モ ルのエチレンオキシドでエトキシ化したC12〜C15アルコール)を、混合しなが ら上記混合物中に注ぎ、一方、炭酸ナトリウムと他の成分を均一に被覆するよう に混合した。配合した炭酸ナトリウム(及び他の成分)を、水を粒子の凝集を引 き起こすため混合物に噴霧した後に、約2分間に約9rpm回転する研究室規模の 凝集機(O'Brien Industrial Equip.Co.、直径3フィート(2.74メートル))、 長さ1フィート(0.914メートル))に移した。その後、混合物を乾燥し、水分含量 約2.15とした。得られた組成物は、容積密度0.85及びモデル番号211、Hansen Re search Corp.Flodex試験装置で試験して、Flodex値12だつた。 実施例2〜4 以下の成分を、上記実施例1に記載したのと同様の方法で凝集し、その結果を 表2に示す。 実施例5〜6 以下の成分は、実施例1で記述したのと同様の方法で凝集させ、表2にその 結果を示す。炭酸ナトリウム、シリカ、及びカルボキシメチルセルロースを混合 し、及び混合中にノニオン界面活性剤を混合物の上に噴霧して混合物を被覆する 。クエン酸をその後混合し、混合中に水を混合物の上に噴霧して粒子を凝集させ た。凝集した粒子を乾燥した。その後、後添加酵素、香料等の任意成分をフマル 酸のような酸味料とともに加えた。 広範囲の改変及び修正は、上記で記述によって具体化できることが理解される べきである。従って、前述は、この発明を限定することなく例証するものであっ て、以下の請求の範囲及びこれと同等のものが本発明を明らかにする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP ,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU, LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,N Z,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI ,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US, UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.以下の成分を含有することを特徴とする、自由流動性の凝集した粉末洗剤組 成物。 (a) 約5%〜約80%のアルキル金属炭酸塩。 (b) 約5%〜約50%の洗剤界面活性剤であって、ノニオン界面活性剤を有する 洗剤界面活性剤。 (c) 約25%までのカルボン酸のアルカリ金属塩であって、当該カルボン酸が、 第1の温度より低い温度で、対応するアルカリ金属塩の水溶性よりも大きい 水溶性を有するカルボン酸から選ばれるアルカリ金属塩。 2.カルボン酸のアルカリ金属塩が、炭酸ナトリウムである、請求項1に記載の 洗剤組成物。 3.ノニオン界面活性剤が、R1(OC24nOH(式中、R1がC8〜C18のア ルキル基又はC8〜C12のアルキルフェニル基であり、nが3〜約80である) を有する、請求項2に記載の洗剤組成物。 4.炭酸ナトリウム対ノニオン界面活性剤の比が、約2:1〜約3.5:1である 、請求項3に記載の洗剤組成物。 5.カルボン酸のアルカリ金属塩が、もっばら以下の成分の反応で提供される、 請求項1に記載の洗剤組成物。 (a) ノニオン界面活性剤で被覆されたアルカリ金属炭酸塩を有する予備混合物 。 (b) クエン酸、リンゴ酸、及びこれらの混合物からなる群より選ばれるカルボ ン酸。 (c) 水。 6.以下の工程を有する、自由流動性の凝集した粉末洗剤組成物の製造方法。 (a) (i)約5%〜約80%のアルカリ金属炭酸塩。 (ii)約5%〜約50%の洗剤界面活性剤であって、アニオン界面活性剤、ノ ニオン界面活性剤、双性イオン界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン 界面活性剤、及びこれらの混合物からなる群より選ばれる洗剤界面活性 剤。 を含有する、均一な界面活性剤を被覆したアルカリ金属炭酸塩の予備混合物の 製造工程。 (b) 続いて、約15%までのカルボン酸を混合して、混合物を得る工程であって 、前記カルボン酸は、約42℃未満の第1の温度より低い温度で、対応するア ルカリ金属塩の水溶性よりも大きい水溶性を有する工程。 (c) 続いて、前記混合物に水を添加して、前記第1の温度以下の温度でカルボ ン酸が可溶化し、アルキル金属炭酸塩と反応する工程。 7.アルキル金属炭酸塩が、炭酸ナトリウムである、請求項6に記載の方法。 8.界面活性剤が、ノニオン界面活性剤からなる、請求項6に記載の方法。 9.炭酸ナトリウム対ノニオン界面活性剤の比が、約2:1〜約3.5:1である 、 請求項8に記載の方法。 10.カルボン酸が、クエン酸、リンゴ酸、及びこれらの混合物からなる群より選 ばれる、請求項6に記載の方法。 11.カルボン酸の量が、炭酸ナトリウム対ノニオン界面活性剤の比が、約6.5: 1〜約12:1であるような量の、請求項6に記載の方法。
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