JP2003503548A - 顆粒洗剤組成物の製造方法 - Google Patents

顆粒洗剤組成物の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 洗濯液、特に低温(すなわち、約30℃未満)に保たれた溶液で優れた溶解性を有する顆粒洗剤組成物を製造する方法が開示されている。この方法には、乾燥凝集体、湿潤凝集体、噴霧乾燥顆粒および洗剤補助成分からなる群より選択される少なくとも2種類の材料を、高速、低速または中速ミキサーにおいて混合して粒子を形成する工程が含まれる。任意で、コンディショニング装置を用いてもよい。この方法から製造された顆粒洗剤は消費者にとって好ましい美観を与え、改善された流動性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は、特に低温洗濯液(すなわち、約30℃未満)で優れた溶解性と、優
れた流動性、美観または外観および破砕性を有する、改善された顆粒洗剤組成物
を製造する方法に関する。
【0002】
【背景技術】
最近、洗剤業界において、液体洗濯洗剤製品の便利さ、美観および溶解性を有
しつつ、顆粒洗剤製品のクリーニング性能とコストを維持する洗濯洗剤にかなり
注目が集まっている。しかしながら、これまでの顆粒洗剤組成物で、美観、溶解
性および使用者にとっての便利さを得るのは難しい。洗浄液中で対抗する液体洗
濯洗剤と同様には溶解しない「コンパクト」または低用量顆粒洗剤製品の出現に
よりさらに難しくなっている。これらの低用量顆粒洗剤は資源を護り、使用前は
消費者にとってより便利な小さなパッケージで販売できることから、現在需要が
高い。しかし、箱から「すくって」、洗浄液に投入されるのに対してボトルから
直接注ぐだけでよい液体洗濯洗剤に比べて、洗濯機に投入するのにあまり便利で
ない。
【0003】 上述したように、かかる低用量または「コンパクト」洗剤製品は、残念なこと
に、特に低温洗濯液(すなわち、約30℃未満)において溶解に問題がある。よ
り具体的に述べると、溶解が不十分であると、「塊」が形成されて、通常の洗浄
サイクル後に洗濯機や洗濯済み衣類に白色の固体塊として残る。これらの「塊」
は、低温洗浄条件下および/または洗濯洗剤を最初に、衣類を次に、水を最後の
順(「添加の逆順」または「ROOA」と一般的に知られている)で洗濯機に加
えるときに特によく見られる。かかる望ましくない「塊」はまた、消費者が、衣
類、洗剤そして水の順に洗濯機に入れた場合にも形成される。同様に、この凝集
現象により、投入引出し装置を備えた洗濯機やグラニュレットのようなその他の
投入装置において洗剤を投入するのが不完全となり得る。この場合、投入装置に
溶解していない洗剤が残り望ましくない結果となる。
【0004】 上述した溶解の問題の原因は、望ましくない「塊」を形成する、界面活性剤を
含む粒子間での「ゲル状」物質の「架橋」に関連していることが分かっている。
「塊」となる粒子の望ましくない「架橋」に関係するゲル状物質は、水性洗濯液
における界面活性剤の部分溶解に起因している。部分溶解により、粘性の界面活
性剤相またはペーストが形成されて、他の界面活性剤含有粒子を結合または「架
橋」して「塊」ができる。この望ましくない溶解現象は、「塊ゲル」形成と一般
的に呼ばれている。粘性界面活性剤の「架橋」の影響に加えて、無機塩には水和
する傾向があり、水和により結合された粒子が同様に「架橋」してしまう。特に
、無機塩は互いに水和して、かご構造を作る。これは、溶解しにくく、洗浄サイ
クル後、「塊」として最終的に残ってしまう。従って、上述したような溶解の問
題がなく、改善されたクリーニング性能が得られる洗剤組成物が望まれている。
【0005】 従来技術には、顆粒洗剤組成物に関連した溶解の問題に取り組んだ開示が数多
くある。例えば、ある従来技術によれば、洗濯サイクル中、水和塩の「架橋」に
より塊を生じさせる無機塩の使用および取扱いを制限することが提案されている
。溶解の問題を最小限にするために、特定の比率の選ばれた無機塩を使用するこ
とが示唆されている。しかしながら、かかる溶液は、大規模な洗剤製品の現在の
商業化に必要とされる処方やプロセスの柔軟性を制限してしまう。様々な他の機
構が従来技術により提案されている。これらはすべて処方を変更するものである
ため、処方の柔軟性が減じてしまう。従って、処方の柔軟性を大幅に損なうこと
なく、改善された溶解性を有する洗剤組成物を製造するプロセスが望まれている
【0006】 通常、洗剤顆粒や粉末を作成するには主に2つのプロセスがある。一つのプロ
セスは、水性洗剤スラリーを噴霧乾燥塔内で噴霧乾燥して、極めて多孔性の洗剤
顆粒を製造するものである(例えば低密度洗剤組成物のための塔プロセス)。も
う一つのプロセスは、非イオン性または陰イオン性界面活性剤のようなバインダ
ーで凝集した後に様々な洗剤成分を乾燥混合して、高密度の洗剤組成物を製造す
るものである(例えば高密度洗剤組成物のための凝集プロセス)。この2つのプ
ロセスにおいて、得られる洗剤顆粒の密度を左右する重要な因子は、顆粒の形状
、多孔性および粒子サイズ分布、様々な洗剤補助成分の密度、様々な洗剤補助成
分の形状およびそれぞれの化学組成である。
【0007】 最近、「ポスト−塔」または噴霧乾燥洗剤顆粒の密度を増大させる連続プロセ
スを提供するための試みがなされている。かかるプロセスは、顆粒を粉砕または
研削する第1の装置と、粉砕された顆粒の密度を凝集により増大させる第2の装
置を必要とする。様々な洗剤補助成分から洗剤組成物を凝集および/または噴霧
乾燥することを伴うプロセスの開示もまた数多くある。
【0008】 従って、改善された溶解性を示し、消費者にとってより好ましい美観を与え、
改善された流動性を有し、改善されたクリーニング性能を示す洗剤組成物を製造
するプロセスが業界では尚望まれている。さらに、プロセス条件を調整すること
により密度が得られる洗剤組成物を製造するプロセスもまた必要とされている。
同様に、(1)最終組成物の最終密度における柔軟性と、(2)数種類の異なる
洗剤成分(液体成分のような)をプロセスに組み込むことに関する柔軟性のため
に、洗剤の大規模製造を促すのにより効率的で、柔軟性のある、経済的なプロセ
スも必要とされている。本発明の利点や長所のすべてを与えるような既存の技術
はない。
【0009】
【発明の開示】
本発明は、洗濯液、特に低温(すなわち、約30℃未満)に保たれた溶液にお
いて改善された溶解性を有し、消費者にとって好ましい美観があり、改善された
流動性を有する洗剤組成物を製造する方法を提供することにより上記の要望を満
たすものである。
【0010】 本発明の一態様によれば、乾燥凝集体、湿潤凝集体、噴霧乾燥顆粒および洗剤
補助成分からなる群より選択される少なくとも2種類の材料を、高速、低速また
は中速ミキサー、およびかかるミキサーの様々な組み合わせにおいて混合して粒
子を形成する工程を含む改善された溶解性、美観および流動性を備えた顆粒洗剤
組成物を形成するための方法であって、顆粒洗剤組成物が、幾何標準偏差が約1
〜約2で約500μm〜約1500μmの幾何平均粒径を有する粒子を少なくと
も約50重量%含むことを特徴とする方法が提供される。
【0011】 本発明のこれらおよびその他の特徴、態様および利点は、以下の説明および添
付の請求の範囲によりさらに理解されるであろう。
【0012】
【発明を実施するための最良の形態】
本明細書には、本発明を特に指摘し、明白に請求した請求項があるが、本発明
は以下の説明により本発明の理解がさらに深まるものと考えられる。
【0013】 本発明の利点は、改善された溶解性を示し、消費者にとってより好ましい美観
があり、改善された流動性を有し、改善されたクリーニング性能を示す顆粒洗剤
組成物を製造する方法を提供することである。処方の柔軟性を大幅に損なうこと
なく改善された溶解を示す洗剤組成物の製造方法もまた利点の一つである。さら
に、プロセス条件を調整することにより所望の密度が得られるプロセスであって
、数種類の異なる洗剤成分をプロセスに組み込むことに関する柔軟性のために、
洗剤の大規模製造を促すのにより効率的で、柔軟性のある、経済的なプロセスも
また利点の一つである。
【0014】定義 本明細書で参照するパーセンテージ、比率および成分のレベルはすべて、特に
断りのない限り、組成物の実際の総量に基づいている。
【0015】 本明細書で参照する測定はすべて、特に断りのない限り、25℃で行われてい
る。
【0016】 本明細書で言及した出版物、特許出願および発行された特許はすべてその全体
がここに参考文献として組み込まれる。参考文献の引用は、請求された本発明に
従来技術として利用可能であることに関する判断を受け入れるものではない。
【0017】 本明細書において、「を含む」とは、最終結果に影響しない他の工程および他
の成分を追加できることを意味している。この用語には、「からなる」と「実質
的にからなる」という用語が包含されている。
【0018】 本明細書において、「混合物」とは、材料の単純な組み合わせおよび組み合わ
せた結果として生じる化合物を含むことを意味している。
【0019】 本明細書において、「冷水」とは、30℃未満の温度の水のことを意味してい
る。
【0020】 本明細書において、「密度」または「嵩密度」とは、過剰の粉末試料を、漏斗
により平滑な金属容器(体積500mlのシリンダ)に注ぎ、容器の縁の上の重
なりから過剰分を掻き落とし、残りの粉末の質量を測定し、その質量を容器の体
積で除算することにより測定された圧縮されたり叩かれたりしていない粉末の嵩
密度のことを言う。
【0021】 本明細書において、「周囲」とは、周りの温度および湿度として定義される。
【0022】 本明細書において、「粒子」という文言は、全サイズ範囲の最終洗剤製品また
は成分、または最終洗剤製品または成分混合物中の全サイズ範囲の別個の粒子、
凝集体または顆粒のことを意味している。サイズ割合が粒子混合物中の別個の粒
子100%を表していない限り、これらの粒子のいずれかのサイズ割合(全サイ
ズ範囲の100%未満を表している)のことを言っているわけではない。混合物
中の各種の粒子成分について、その種類の全サイズ範囲の別個の粒子は、粒子が
他の粒子と接触しているいないに係らず、同一または実質的に同様の組成を有し
ている。凝集成分については、凝集体自身が別個の粒子と考えられ、各別個の粒
子は、小さい一次粒子およびバインダー組成物の複合体から構成されている。本
明細書において、「幾何平均粒径」という言回しは、標準質量基準の粒子サイズ
測定技術、好ましくは乾燥篩い分けにより測定された一組の別個の粒子の幾何質
量中央値直径のことを意味している。本明細書において、粒子サイズ分布の「幾
何標準偏差」または「スパン」という言回しは、上述の粒子サイズデータに対す
る最適対数−正規関数の幾何幅のことを意味しており、これは、累積分布の第5
0の百分位数の直径で除算した84.13百分位数の直径の比率(D84.13 /D50)による。後藤ら、粉末技術ハンドブック、6〜11頁、Meral
Dekker、1997年を参照のこと。
【0023】 本明細書において、「ビルダー」という言回しは、洗浄力という点で「ビルダ
ー」性能を有する無機材料、具体的には、洗浄液から水の硬さを除去できる有機
または無機材料のことを意味する。
【0024】 本明細書において、「平均滞留時間」とは、以下に定義される通りである。 滞留時間(hr)=質量(kg)/流量(kg/hr)
【0025】プロセス 本発明は、幾何標準偏差が約1〜約2で、幾何平均粒径が約500μm〜約1
500μmの粒子を少なくとも約50重量%有する顆粒洗剤組成物を生成する方
法に係る。
【0026】 本発明は、乾燥凝集体、湿潤凝集体、噴霧乾燥顆粒および洗剤補助成分からな
る群より選択される少なくとも2種類の材料を混合して粒子を形成する工程を含
む顆粒洗剤組成物を製造する方法であって、顆粒洗剤組成物が、幾何標準偏差が
約1〜約2で約500μm〜約1500μmの幾何平均粒径を有する粒子を少な
くとも約50重量%含むことを特徴とする方法に係る。
【0027】 乾燥凝集体、湿潤凝集体、噴霧乾燥顆粒および洗剤補助成分の群より選択され
る少なくとも2種類の材料を少なくとも1台のミキサーに加える。コンディショ
ニング装置を用いるプロセスにおいては、再生された生成粒子を任意でミキサー
に加えることもできる。
【0028】 湿潤凝集体としては、後述するような洗剤補助成分を界面活性剤やその前駆体
のような液体バインダー材料と少なくとも1台のミキサーにおいて混合して、洗
剤材料の顆粒を形成する造粒タイプのプロセスにより製造された粒子が含まれる
。これらの粒子は、乾燥するまでは、「湿潤凝集体」として、そして、乾燥段階
および任意で、サイジング、研削および冷却のようなその他のコンディショニン
グ段階から出たら「乾燥凝集体」として知られている。バインダーとしては、陰
イオン性界面活性剤およびその前駆体、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面
活性剤、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリレート、
クエン酸およびこれらの混合物が挙げられるがこれらに限られるものではない。
【0029】 噴霧乾燥顆粒としては、洗剤材料のスラリーを調製し、ガスの上方への流れに
対して下方へ噴霧して粒子を乾燥する従来の噴霧乾燥技術により製造される粒子
が含まれる。乾燥した自由に流れる材料がこのプロセスにより作成される。例え
ば、スラリーを塔に通過させて、約175℃〜約450℃の温度で空気の流れへ
このスラリーを噴霧し、洗剤スラリーを乾燥して、洗剤粒子を形成する。これら
の粒子の得られる密度は約200〜約650g/lである。
【0030】 洗剤補助成分としては、カーボネート、ホスフェート、サルフェート、ゼオラ
イト等が挙げられるがこれらに限られるものではない。洗剤補助成分として用い
ることのできる洗剤成分の一覧の詳細は後述してある。従来から公知のその他の
成分も当然含まれる。
【0031】 一実施形態において、ミキサーには乾燥凝集体、湿潤凝集体、噴霧乾燥顆粒お
よび洗剤補助成分からなる群より選択される2種類の材料が、約5:95〜約9
5:5、より好ましくは約10:90〜約90:10、さらに好ましくは約30
:70〜70:30の比率で含まれる。
【0032】 この群より選択される少なくとも2種類の材料を凝集のために少なくとも1台
のミキサーに供給する。本発明の一実施形態において、少なくとも2種類の材料
を少なくとも1台のミキサーでの凝集の前に少なくとも1台のプレミキサー(例
えば、二軸押出し機やその他同様のミキサーをはじめとする従来のスクリュー押
出し機)に供給して、その後、混合した材料をここに記載した最初のミキサーに
供給することができる。
【0033】 顆粒洗剤組成物において少なくとも約50重量%の粒子について所望の幾何平
均粒径を得るために、凝集工程は、最初少なくとも1台の高速ミキサー、中速ミ
キサー、低速ミキサーおよびこれらミキサーの組み合わせで実施することができ
る。さらに、一実施形態において、同種のミキサーを列でつなげて用いたり、そ
の他の種類のミキサーと組み合わせたり、これを列でつなげることもできる。あ
るいは、例えば、スループットに適応させるために、2台以上のミキサーを列で
つなげて、および/または並べて使うことができる。
【0034】 例えば、本発明の方法の一実施形態は、少なくとも1台の高速ミキサー、次に
少なくとも1台の中速ミキサーで混合し、任意で流動床造粒機においてコンディ
ショニング工程を行うものである。他の例においては、混合を少なくとも1台の
高速ミキサーで実施し、次に少なくとも1台の中速ミキサー、次に少なくとも1
台の高速ミキサー、次に少なくとも1台の流動床造粒機のようなコンディショニ
ング装置においてコンディショニング工程を行う。さらに他の例において、混合
物を高速ミキサーに供給し、流動床造粒機においてコンディショニングを行う。
あるいは、同混合物をコンディショニングの前に中速ミキサーにおいて初期混合
後、高速ミキサーにおいて混合する。これらは、本発明の方法のミキサー、プレ
ミキサーおよび/またはコンディショニング装置の可能な変形例のわずかの例に
過ぎない。詳細な例については後述してある。
【0035】 混合物の滞留時間はミキサーの種類および操作パラメータに応じて異なる。好
ましい高速ミキサーについては、平均滞留時間は約0.1〜60秒、好ましくは
約0.1〜約30秒、さらに好ましくは0.1〜約15秒である。高速ミキサー
のその他の好ましい条件は、約3〜90m/sの先端速度、より好ましくは約1
0〜70m/sの先端速度、および約0.005W/kg〜100W/kgの延
伸力、より好ましくは約0.05W/kg〜80W/kgの延伸力である。チョ
ッパーを用いる場合には、チョッパーをミキサー内部で用いて、約0〜5000
rpm、より好ましくは約100〜3000rpmで望ましくないサイズの大き
な粒子を破砕するのが好ましい。好ましくは、壁温度は周囲〜約80℃、ミキサ
ー要素と壁の間の間隙は約0.1cm〜25cmである。平均滞留時間が約0.
1〜約60秒の高速ミキサーとしては、レジゲ社のレジゲリサイクラーCB30 TM またはDrais、Schugi製ミキサーまたは同様の商標のミキサーが
挙げられる。
【0036】 好ましい中速ミキサーについては、平均滞留時間は約30〜1800秒、より
好ましくは約30〜約1200秒、より好ましくは約30〜約60秒である。中
速ミキサーのその他の好ましい条件は、約0.1〜30m/sの先端速度、より
好ましくは約1〜25m/sの先端速度、および約5W/kg〜1000W/k
gの延伸力、より好ましくは約20W/kg〜500W/kgの延伸力である。
チョッパーを用いる場合には、チョッパーをミキサー内部で用いて、約0〜50
00rpm、より好ましくは約100〜4000rpmで望ましくないサイズの
大きな粒子を破砕するのが好ましい。好ましくは、壁温度は約−20℃〜約80
℃、ミキサー要素と壁の間の間隙は約0.1cm〜25cmである。平均滞留時
間が約30〜約1800秒の中速ミキサーとしては、レジゲ社のレジゲリサイク
ラーKM「Ploughshare」300TMおよび600TMまたはDra
isK−T160TMミキサーまたはFukae製ミキサーが挙げられる。レジ
ゲKM「Ploughshare」600TM中速ミキサーが特に好ましいミキ
サーであり、中心に実装された回転シャフトを有し、その周囲にプラウ形の刃が
付いた水平中空静的シリンダーを備えている。シャフトは好ましくは約15rp
m〜約140rpm、より好ましくは約80rpm〜約120rpmの速度で回
転する。好ましいミキサーにおいて、研削または粉砕は、回転シャフトより小さ
なサイズで、好ましくは約3600rpmで操作されるカッターにより行われる
【0037】 好ましい低速ミキサーについて、平均滞留時間は約30秒〜約1800秒、よ
り好ましくは約30秒〜約1200秒、さらに好ましくは約30秒〜約600秒
である。先端速度は約0.1m/s〜約10m/s、より好ましくは約0.2m
/s〜約7m/s、さらに好ましくは約0.2m/s〜約3.5m/sである。
好ましい低速ミキサーとしては、回転ボウル凝集機、ドラム凝集機、パン凝集機
、流動床凝集機および押出し機が例示される。押出し機の一例としては、Wer
ner−Pfliedder(ドイツ)製多軸押出し機がある。
【0038】 流動床造粒機が特に好ましい。代表的な流動床造粒機は、約0.1〜4m/s
の表面気流速度で、正か負のいずれかの圧力下で操作される。入口空気温度は通
常−10℃または5℃〜250℃までである。しかしながら、空気温度は150
℃未満、さらには100℃または80℃未満である。その他の条件を挙げると、
(i)平均滞留時間は約30〜約20分、(ii)非流動床は約100〜約60
0mmの深さ、(iii)液滴噴霧サイズは粒子サイズの2倍未満、好ましくは
約100μm以下、より好ましくは約50μm未満、(iv)噴霧高さから流動
床板までは約150〜約1600mm、(v)流動速度は約0.1〜約4.0m
/s、(vi)床温度は約12℃〜約200℃、より好ましくは約12℃〜約1
50℃、さらに好ましくは約12℃〜約100℃である。流動床造粒機について
のその他の操作条件については、例えば、WO98/58046号明細書に記載
されている。当業者であれば、流動床の条件は数多くの因子に応じて異なること
が分かるであろう。
【0039】 任意で、コンディショニング工程がある。コンディショニング工程は、プロセ
スのいずれの点であってもよい。例えば、コンディショニング工程を最初のミキ
サーまたはプレミキサーでの混合の次に行うことができる。列でつなげたミキサ
ーおよび/またはミキサーの組み合わせの場合には、コンディショニング工程は
2つのミキサーの間または列の最後のミキサーの後にすることができる。かかる
工程は、粒子の流動特性を改善するなど多くの利点を得るために有用である。粒
子のコンディショニングには、粒子の乾燥、冷却、コーティング、研削および篩
い分けが挙げられる。このコンディショニング工程は、流動床乾燥機、エアリフ
ト、流動床冷却機、流動床造粒機、バルク熱交換器、グラインダーおよび篩い分
け機またはコンディショニング装置の組み合わせ、列でつなげたコンディショニ
ング装置のような業界に公知の装置において実施することができる。
【0040】 流動床乾燥機、流動床冷却機および流動床造粒機の特徴としては、固定または
振動、矩形床または丸床および直線または湾曲した装置がある。かかる装置は、
装置内の別個の領域である多数の内部「段」または「ゾーン」を有している。こ
れらの装置のプロセス条件は装置の他の段とは異なっていても同様であってもよ
い。かかるコンディショニング装置のメーカーとしては、Wurster AG
、Niro、Bepex、Spray SystemsおよびGlattが挙げ
られる。例えば、流動床または流動床冷却機/乾燥機/造粒機およびこれらの組
み合わせを含めた装置は、必要な場合には、エアリフトを使用して冷却しながら
、乾燥に用いることができる。エアリフトは「微」粒子を再生できるよう押出す
のにも用いることができる。空気とガスの両方を乾燥および/または冷却に用い
ることができる。
【0041】 流動床造粒機は、コンディショニング工程の装置として特に好ましい。流動床
造粒機の好ましい操作条件の詳細は上述した通りであり、かかる条件はまたコン
ディショニング工程においても好ましい。
【0042】 粒子をコーティングするのに用いることのできる装置(流動床造粒機を含む)
としては、Wurster AG(ドイツ)製Wurster流動床、Glat
t AG(ドイツ)製Glatt流動床、Niro Aeromatic製Ni
ro流動床が例示される。粒子を研削するのに用いることのできる装置としては
、Stedman Foundry and Machine社(米国)製tw
o−cage砕解機、Jeffrey Mfg.社(米国)製ハンマー粉砕機が
例示される。篩い分け機としては、W.S.Tyler社(米国)製Grizz
lyスクリーン、Mogensen社(米国)製機械振動スクリーン、Alli
s−Chalmers Manufactureing社(米国)製Gyrat
oryスクリーンが例示される。
【0043】 他の任意のプロセスにおいて、本発明のプロセスはさらに、これらに限られる
ものではないが、酵素、漂白剤、香料等のような追加の成分の混合および/また
は噴霧またはパッケージング工程をはじめとする、コンディショニング工程の一
部としての仕上げ工程を含む。他の任意の工程は、コーティング剤を加えて、粒
子の色を改善し、粒子の「白色度」を増大させたり、粒子がミキサーまたはコン
ディショニング装置を出た後の粒子の流動性を改善することにより粒子をさらに
処理して、本発明により生成される顆粒洗剤組成物を得るものである。さらに他
の任意の処理工程としては、ゼオライトやヒュームドシリカのようなコーティン
グ剤をミキサーに連続して加えて、得られる洗剤粒子の自由流動性を促進し、過
剰造粒を防ぐものである。
【0044】 本明細書に記載した群の少なくとも2つの材料を混合した後に得られる組成物
は、幾何標準偏差が約1〜約2で約500μm〜約1500μmの幾何平均粒径
を有する粒子を少なくとも約50重量%含む顆粒洗剤組成物を形成する。
【0045】 コンディショニング工程を本プロセスで用い、微「粒子」がコンディショニン
グ装置を用いた結果として生成されるときは、微粒子をプロセスに戻して再生す
るのが好ましい。所望の粒子サイズになるまでさらに凝集させるために微粒子を
いかにして再生するかについては多くの選択肢がある。微粒子は1台または何台
かのミキサーに戻して再生することができる。「微」粒子は、与えられた幾何標
準偏差で顆粒洗剤組成物の選ばれた幾何平均粒径よりも小さい、標準偏差約1.
65未満の幾何平均粒径を有する粒子として定義される。
【0046】物理特性 本発明のプロセスにより製造される顆粒洗剤組成物は、組成物中のあるレベル
の粒子の幾何平均粒径について最良の選択を行うと、所望の溶解度、改善された
美観および流動性という利点をもたらすものである。「改善された美観」とは、
異なるサイズや組成の粒子を含む以前の顆粒洗剤製品に比べて、より均一な外観
の粒子を持った顆粒洗剤製品であると消費者が感じることを意味している。最終
洗剤製品の総粒子の少なくとも約50重量%、より好ましくは少なくとも約75
重量%、さらに好ましくは約90重量%、最も好ましくは少なくとも約95重量
%が選ばれた平均粒子サイズ直径を有している。この方法だと、大部分の顆粒洗
剤製品が均一なサイズとなり、消費者にとって望ましい美観を与える。
【0047】 粒子の幾何平均粒径は、好ましくは約500μm〜約1500μm、より好ま
しくは約600μm〜約1200μm、最も好ましくは約600μm〜約100
0μmである。粒子サイズ分布は、目標サイズ以外の粒子が多すぎないよう、比
較的狭い幾何標準偏差または「スパン」により定義される。従って、幾何標準偏
差は好ましくは約1〜約2、より好ましくは約1.0〜約1.7、さらに好まし
くは約1.0〜約1.4、最も好ましくは約1.0〜約1.2である。粒子のバ
ルク密度は好ましくは約400g/l〜約850g/l、より好ましくは約55
0g/l〜約800g/l、さらに好ましくは約600〜約750g/lである
【0048】 理論に拘束されるのは望むところではないが、同じサイズの粒子が洗剤組成物
中に多いと、溶解度が向上するものと考えられる。具体的には、粒子のサイズが
より均一である結果、洗剤組成物の粒子中の実際の「接触点」が減じ、また、顆
粒洗剤組成物の「塊ゲル」の溶解が難しいことに関する「架橋の影響」が減じる
。異なるサイズの粒子を含む、以前の顆粒洗剤組成物だと粒子間の接触点が多く
なる。例えば、大きな粒子は、それより小さい多くの粒子と接触して、塊ゲル形
成にうってつけの粒子部位となる。本発明の顆粒洗剤組成物における粒子のレベ
ルおよび均一なサイズによってかかる問題が排除される。さらに、粒子は化学的
により均質性を有する、すなわち、粒子の品質がより均一であるものと考えられ
る。
【0049】 粒子の「一部」とは、洗剤組成物の少なくともいくつかの粒子が、洗剤界面活
性剤および/または洗剤ビルダーを含んでいて、代表的な洗剤組成物の基本的な
構成材となることを意味している。様々な界面活性剤およびビルダー、さらに組
成物中における各レベルについては本明細書に規定してある。一般的に、洗剤組
成物は約1重量%〜約50重量%の洗剤界面活性剤と、約1重量%〜約75重量
%の洗剤ビルダーとを含む。
【0050】 洗剤粉末の特に重要な属性は色である。色は通常、ハンター色彩計で測定され
、3つのパラメータ「L」、「a」および「b」で記録される。粉末洗剤の消費
者にとって特に関係あるのは式L−3bで求められる粉末の白色度である。通常
、白色度値が約60%未満であると不良と考えられる。白色度は、当業者に知ら
れた数多くの手段により改善することができる。例えば、二酸化チタンによるコ
ーティング顆粒である。
【0051】 本発明の顆粒洗剤製品の他の重要な属性は個々の粒子の形状である。形状は、
当業者に知られた数多くの異なる方法により測定することができる。かかる方法
の一つは、Optimus(V5.0)画像解析ソフトウェアと共に光学顕微鏡
を用いるものである。重要な計算パラメータは、(粒子画像の測定外周長さ) /(粒子画像の測定面積)で定義される「真円度」である。完全に平滑な球(最
低真円度)は12.57である。そして粒子画像の長さ/幅で定義される「アス
ペクト比」である。
【0052】 これらの属性はそれぞれ重要であり、バルクの顆粒洗剤組成物について平均さ
せることができる。パラメータの積により定義される2つのパラメータの組み合
わせも重要である(すなわち、良好な外観を持つ製品を得るためには両者とも制
御されなければならない)。好ましくは、本発明のプロセスにより生成される顆
粒洗剤組成物の真円度は約50未満、好ましくは約30未満、より好ましくは約
23未満、最も好ましくは約18未満である。同様に好ましいのは、アスペクト
比が約2未満、好ましくは約1.5未満、より好ましくは約1.3未満、最も好
ましくは約1.2未満の顆粒洗剤組成物である。
【0053】 さらに、組成物における粒子内の形状が均一に分布しているのが好ましい。具
体的には、本発明の顆粒洗剤組成物の真円度の数分布の標準偏差は約20未満、
好ましくは約10未満、より好ましくは約7未満、最も好ましくは約4未満であ
る。そしてアスペクト比の数分布の標準偏差は好ましくは約1未満、より好まし
くは約0.5未満、さらに好ましくは約0.3未満、最も好ましくは約0.2未
満である。
【0054】 本発明の特に好ましいプロセスにおいて、顆粒洗剤組成物は、真円度とアスペ
クト比の積が約100未満、好ましくは約50未満、より好ましくは約30未満
、最も好ましくは約20未満で生成される。同様に好ましいのは、真円度とアス
ペクト比の積の数分布の標準偏差が約45未満、好ましくは約20未満、より好
ましくは約7未満、最も好ましくは約2未満である。
【0055】洗剤成分 本明細書に記載した洗剤成分は、本発明のプロセスにおいて洗剤補助成分とし
て用いてもよい。
【0056】 本洗剤組成物の界面活性剤系は、陰イオン性、非イオン性、双性、両性、陽イ
オン性およびそれらの相容性混合物を含んでいてもよい。洗剤界面活性剤につい
ては、ここに参考文献として組み込まれる1972年5月23日発行の米国特許
第3,664,961号明細書(Norris)および1975年12月30日
発行の米国特許第3,919,678号明細書(Laughlinら)に記載さ
れている。陽イオン性界面活性剤としては、ここに参考文献として組み込まれる
1980年9月16日発行の米国特許第4,222,905号明細書(Cock
rell)および1980年12月16日発行の米国特許第4,239,659
号明細書(Murphy)に記載されたものが挙げられる。
【0057】 界面活性剤系としては、通常のC11〜C18のアルキルベンゼンスルホネー
ト(「LAS」)、第1級分岐鎖およびランダムC10〜C20のアルキルサル
フェート(「AS」)、式CH(CH(CHOSO )CH
よびCH(CH(CHOSO )CHCH(式中xおよび(
y+1)は少なくとも約7、好ましくは少なくとも約9の整数であり、Mは水溶
性陽イオン、特にナトリウムである)のC10〜C18の第2級(2,3)アル
キルサルフェート、オレイルサルフェートのような不飽和サルフェート、C10 〜C18のアルキルアルコキシサルフェート(「AExS」、特にEO1〜7の
エトキシサルフェート)、C10〜C18のアルキルアルコキシカルボキシレー
ト(特にEO1〜5のエトキシカルボキシレート)、C10〜C18のグリセロ
ールエーテル、C10〜C18のアルキルポリグリコシドおよびそれに対応の硫
酸化ポリグリコシド、およびC12〜C18のアルファ−硫酸化脂肪酸エステル
が例示されるがこれらに限られるものではない。所望であれば、いわゆる狭いピ
ークのアルキルエトキシレートをはじめとするC12〜C18のアルキルエトキ
シレート(「AE」)、C〜C12のアルキルフェノールアルコキシレート(
特にエトキシレートおよび混合エトキシ/プロポキシ)、C12〜C18のベタ
インおよびスルホベタイン(「スルテイン」)、C10〜C18のアミンオキシ
ド等のような通常の非イオン性および両性界面活性剤を界面活性剤系に含めるこ
とができる。C10〜C20のN−アルキルポリヒドロキシ脂肪酸アミドもまた
用いることができる。代表例としては、C12〜C18のN−メチルグルカミド
が挙げられる。WO第9,206,154号明細書を参照のこと。その他の糖誘
導界面活性剤としては、C10〜C18のN−(3−メトキシプロピル)グルカ
ミドのようなN−アルコキシポリヒドロキシ脂肪酸アミドが挙げられる。N−プ
ロピルからN−ヘキシルC12〜C18のグルカミドを用いて泡立ちを低減する
ことができる。C10〜C20の一般的な石鹸もまた用いても構わない。強い泡
立ちを望む場合には、分岐鎖C10〜C16の石鹸を用いてもよい。疎水性の第
2級アルキルサルフェートも好ましい。陰イオン性界面活性剤と非イオン性界面
活性剤の混合物が特に有用である。その他の通常の有用な界面活性剤については
、標準的なテキストに挙げられている。
【0058】 本洗剤組成物は、洗剤ビルダーを含むことができ、また含んでいるのが好まし
い。ビルダーは、通常、様々な水溶性、アルカリ金属、アンモニウムまたは置換
アンモニウムホスフェート、ポリホスフェート、ホスホネート、ポリホスホネー
ト、カーボネート、シリケート、ボレート、ポリヒドロキシサルフェート、ポリ
アセテート、カルボキシレートおよびポリカルボキシレートから選ばれる。好ま
しいのは、上述したもののアルカリ金属、特にナトリウム塩である。本発明に用
いるのに好ましいのは、ホスフェート、カーボネート、C10〜18の脂肪酸、
ポリカルボキシレートおよびこれらの混合物である。より好ましいのは、トリポ
リリン酸ナトリウム、ピロリン酸四ナトリウム、シトレート、タートレート、モ
ノ−およびジサクシネート、ケイ酸ナトリウムおよびこれらの混合物(下記参照
)である。
【0059】 無機ホスフェートビルダーは、具体的には、トリポリリン酸、ピロリン酸、約
6〜21の重合度のポリマーメタリン酸およびオルトリン酸ナトリウムおよびカ
リウムである。ポリホスホネートビルダーの例を挙げると、エチレンジホスホン
酸のナトリウムおよびカリウム塩、エタン1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン
酸のナトリウムおよびカリウム塩、およびエタン1,1,2−トリホスホン酸の
ナトリウムおよびカリウム塩である。その他のリンビルダー化合物は、いずれも
ここに参考文献として組み込まれる米国特許第3,159,581号明細書、第
3,213,030号明細書、第3,422,021号明細書、第3,422,
137号明細書、第3,400,176号明細書および第3,400,148号
明細書に開示されている。
【0060】 非リン無機ビルダーとしては、炭酸、重炭酸、三二炭酸、十水和四臭化および
SiO対アルカリ金属酸化物の重量比が約0.5〜約4.0、好ましくは約1
.0〜約2.4のケイ酸ナトリウムおよびカリウムが例示される。本発明に有用
な水溶性の非リン有機ビルダーとしては、様々なアルカリ金属、アンモニウムお
よび置換アンモニウムポリアセテート、カルボキシレート、ポリカルボキシレー
トおよびポリヒドロキシスルホネートが挙げられる。ポリアセテートおよびポリ
カルボキシレートビルダーとしては、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸
、オキシジコハク酸、メリト酸、ベンゼンポリカルボン酸およびクエン酸のナト
リウム、カリウム、リチウム、アンモニウムおよび置換アンモニウム塩が例示さ
れる。
【0061】 ポリマーポリカルボキシレートビルダーについては、その開示内容がここに参
考文献として組み込まれる1967年3月7日発行の米国特許第3,308,0
67号(Diehl)明細書に規定されている。かかる材料には、マレイン酸、
イタコン酸、メサコン酸、フマル酸、アコニット酸、シトラコン酸およびメチレ
ンマロン酸のような脂肪族カルボン酸のホモ−およびコポリマーの水溶性塩が含
まれる。これらの材料のうちいくつかは、非石鹸陰イオン性界面活性剤と密に混
合された場合にのみ、後述する水溶性陰イオン性ポリマーとして有用である。
【0062】 本発明に用いるのに好適なその他のポリカルボキシレートは、両者ともここに
参考文献として組み込まれる1979年3月13日発行の米国特許第4,144
,226号(Crutchfieldら)明細書および1979年3月27日発
行の米国特許第4,246,495号(Crutchfieldら)明細書に記
載されている。これらのポリアセタールカルボキシレートは、重合条件下で、グ
リオキシル酸のエステルと重合開始剤とを架橋させることによって調製できる。
得られるポリアセタールカルボキシレートエステルを化学的に安定な末端基に付
けて、ポリアセタールカルボキシレートをアルカリ溶液中で早い解重合に対して
安定化させ、対応の塩に変換し、洗剤組成物に加える。特に好ましいポリカルボ
キシレートビルダーは、その開示内容がここに参考文献として組み込まれる19
87年5月5日発行の米国特許第4,663,071号明細書に記載されたター
トレートモノサクシネートおよびタートレートジサクシネートの組み合わせを含
むエーテルカルボキシレートビルダー組成物である。
【0063】 式SiO・MO(式中、Mはアルカリ金属で、SiO:MOの重量比
が約0.5〜約4.0)で表される水溶性ケイ酸塩固体は、無水重量基準で約2
%〜約15%、好ましくは約3%〜約8%のレベルで本発明の洗剤顆粒において
有用な塩である。無水または水和微粒子ケイ酸塩もまた用いることができる。
【0064】 任意の数の追加の成分を本顆粒洗剤組成物に成分として含めることもできる。
例えば、その他の洗剤ビルダー、漂白剤、漂白活性剤、発泡剤または抑泡剤、変
色防止および腐食防止剤、汚れ沈殿防止剤、汚れ放出剤、殺菌剤、pH調節剤、
非ビルダーアルカリ源、キレート化剤、スメクタイトクレイ、酵素安定化剤およ
び香料が挙げられる。ここに参考文献として組み込まれる1976年2月3日発
行の米国特許第3,936,537号明細書(Baskerville Jr.
ら)を参照のこと。
【0065】 漂白剤および活性剤は、ここに参考文献として組み込まれる1983年11月
1日発行の米国特許第4,412,934号明細書(Chungら)および19
84年11月20日発行の米国特許第4,483,781号明細書(Hartm
an)に記載されている。キレート化剤はまた、ここに参考文献として組み込ま
れる米国特許第4,663,071号明細書(Bushら)の第17欄54行〜
第18欄68行に記載されている。泡調節剤も任意の成分であり、ここに参考文
献として組み込まれる1976年1月20日発行の米国特許第3,933,67
2号明細書(Bartolettaら)および1979年1月23日発行の米国
特許第4,136,045号明細書(Gaultら)に記載されている。
【0066】 本発明に好適なスメクタイトクレイは、ここに参考文献として組み込まれる1
988年8月9日発行の米国特許第4,762,645号明細書(Tucker
ら)第6欄3行〜第7欄24行に記載されている。本発明に好適な追加の洗剤ビ
ルダーは、ここに参考文献として組み込まれるBaskerville特許の第
13欄54行〜第16欄16行および1987年5月5日発行の米国特許第4,
663,071号明細書(Bushら)に挙げられている。
【0067】
【実施例】
以下の実施例は、例証の目的のためだけであって、添付の請求項の範囲を決し
て限定するものとはみなされない。
【0068】 これらの実施例は、所望のサイズの均一な自由流動するさらさらな高密度洗剤
粒子を生成する本発明によるプロセスを例証するものである。
【0069】例1 以下は、流動性が改善され、溶解性の良好な、狭い粒子サイズ分布のダストフ
リーの高密度顆粒の例である。
【0070】 実施例1および以降の実施例において、噴霧乾燥顆粒は界面活性剤11%、無
機塩74%、ポリアクリレートポリマー5%、石鹸5%および水分5%を含んで
いる。乾燥凝集体組成物は界面活性剤30%、無機塩62%、アルミノケイ酸ナ
トリウム4%および水分4%を含んでいる。
【0071】 工程1 360kg/hrの噴霧乾燥顆粒(粒子サイズ400μm、バルク密度400
g/l)および360kg/hrの乾燥凝集体(粒子サイズ450μm、バルク
密度780g/l)を、8つの鋸歯状のプラウと、ミキサーの長さに沿ってプラ
ウに垂直に取付けられた4つの「クリスマスツリー」型のチョッパーとを備えた
中速KM−600TMレジゲミキサーに入れる。ミキサーを4つのゾーンに分割
する。プラウとミキサーの壁の間の間隙は約3cmである。壁温度は30℃に維
持される。
【0072】 工程2 105〜115kg/hrの水性鎖状アルキルベンゼンスルホネートペースト
(C11〜C18、60%活性)を中速ミキサーへ第1のチョッパーにより分散
し、70kg/hrの結晶アルミノケイ酸ナトリウムをミキサーの最後のゾーン
に加える。界面活性剤ペーストを50℃で供給し、粉末を室温で供給する。ミキ
サーの条件は次の通りである。 平均滞留時間:7.5〜10分 先端速度:2〜3m/s 延伸力:20〜500W/kg チョッパーRPM:3600
【0073】 工程3 中速ミキサーから得られた生成物にガス流動床乾燥、ガス流動床冷却およびサ
イジングのコンディショニング操作を施す。乾燥機の入口空気温度は120℃、
気流速度は1m/sである。乾燥機の入口空気湿度は10%である。冷却機の入
口空気温度は10℃、気流速度は1m/sで、入口空気湿度は40%である。サ
イジングは、上部篩が1180〜1900μmの間隔で、下部篩が300〜45
0μmの間隔のMogensen篩い分け機で行う。得られる顆粒のバルク密度
は800g/l、平均粒子サイズは600μm、顆粒の3%未満が300μmよ
り小さく、顆粒の3%未満が1180μmを超える。
【0074】例2 工程1 800グラムの噴霧乾燥顆粒(粒子サイズ400μm、バルク密度400g/
l)を総体積4リットルのProcessalTMTilt−a−plowベン
チスケールミキサーにおいて2分間予備混合する。このミキサーは標準プラウと
、ミキサーの中央に下部が取付けられた1つのチューリップ形のチョッパーを備
えている。
【0075】 工程2 200グラムの水性鎖状アルキルベンゼンスルホネートペースト(C11〜C
18、60%活性)をミキサーに注入し、5分間にわたって、粉末に対するチョ
ッパーの刃の動作により分散する。ペーストは50℃、粉末は室温である。
【0076】 工程3 ペーストを加えた後、2.5分間混合を続け、100グラムの結晶アルミノケ
イ酸ナトリウムをミキサーに加える。ミキサーの操作条件は次の通りである。 総バッチ時間:15分 先端速度:0.5〜1m/s チョッパーRPM:3600
【0077】 さらに3分間混合した後、内容物を流動床に供給して乾燥させる。入口空気温
度は105℃、気流速度0.6m/sおよび乾燥時間5分である。次に、乾燥し
た顆粒を、Ro−タップ篩振動機を用いて上部篩1180μmおよび下部篩30
0μmで篩い分けする。
【0078】 得られる顆粒のバルク密度は650〜680g/l、平均粒子サイズは600
μm、顆粒の3%未満が300μmより小さく、顆粒の3%未満が1180μm
を超える。
【0079】例3 工程1 360kg/hrの噴霧乾燥顆粒(粒子サイズ400μm、バルク密度400
g/l)および360kg/hrの乾燥凝集体(粒子サイズ450μm、バルク
密度780g/l)をShugiミキサーに入れる。40kg/hrの水性鎖状
アルキルベンゼンスルホネートペースト(C11〜18、30%活性)をSU2
6二流体ノズル(空気圧力:1〜5kg/cm、液体圧力2〜3kg/cm )を用いて粉末に噴霧する。液体を50℃で噴霧し、粉末は室温である。高速S
hugiミキサーの条件は次の通りである。 先端速度:24m/s 平均滞留時間:0.1〜1秒 延伸力:1〜5kW/kg
【0080】 工程2 高速ミキサーから得られたものを中速KM−600TMミキサーに供給し、6
0kg/hrの水性鎖状アルキルベンゼンスルホネートペースト(C11〜C1
8、60%活性)を中速ミキサーへ第1のチョッパーにより分散し、70kg/
hrの結晶アルミノケイ酸ナトリウムをミキサーの最後のゾーンに加える。界面
活性剤ペーストを50℃で供給する。中速ミキサーの条件は次の通りである。 平均滞留時間:2〜3分 先端速度:2〜3m/s 延伸力:20〜500W/kg チョッパーRPM:3600
【0081】 工程3 中速ミキサーから得られた生成物にガス流動床乾燥、ガス流動床冷却およびサ
イジングのコンディショニング操作を施す。乾燥機の入口空気温度は120℃、
気流速度は1m/sである。乾燥機の入口空気湿度は40%である。冷却機の入
口空気温度は10℃、気流速度は1m/sで、入口空気湿度は40%である。サ
イジングは、上部篩が1180〜1900μmの間隔で、下部篩が300〜45
0μmの間隔のMogensen篩い分け機で行う。
【0082】 得られる顆粒のバルク密度は550〜600g/l、平均粒子サイズは600
μm、顆粒の3%未満が300μmより小さく、顆粒の3%未満が1180μm
を超える。
【0083】 任意で、プロセスで生成された小さいサイズのものを20%のレベルでSch
ugiにより、そして大きいサイズの研削物を20%のレベルで流動床により再
生することができる。
【0084】例4 工程1 360kg/hrの噴霧乾燥顆粒(粒子サイズ400μm、バルク密度400
g/l)および360kg/hrの乾燥凝集体(粒子サイズ450μm、バルク
密度780g/l)を高速Shugiミキサーに入れる。40kg/hrの水性
鎖状アルキルベンゼンスルホネートペースト(C11〜18、30%活性)をS
U26二流体ノズル(空気圧力:1〜5kg/cm、液体圧力2〜3kg/c
)を用いて粉末に噴霧する。液体を50℃で噴霧し、粉末は室温である。高
速Shugiミキサーの条件は次の通りである。 先端速度:24m/s 平均滞留時間:0.1〜1秒 延伸力:1〜5kW/kg
【0085】 工程2 Schugiミキサーから得られたものを中速KM−600TMミキサーに供
給し、40kg/hrの水性鎖状アルキルベンゼンスルホネートペースト(C1
1〜C18、60%活性)を中速ミキサーへ第1のチョッパーにより分散し、5
0kg/hrの結晶アルミノケイ酸ナトリウムをミキサーの最後のゾーンに加え
る。界面活性剤ペーストを50℃で供給する。中速ミキサーの条件は次の通りで
ある。 平均滞留時間:2〜3分 先端速度:2〜3m/s 延伸力:20〜500W/kg チョッパーRPM:3600
【0086】 工程3 中速ミキサーから得られた生成物を第2の高速Shugiミキサーに供給する
。20kg/hrの水性ポリエチレングリコール溶液(分子量:4000、40
%活性)をSU26二流体ノズル(空気圧力:1〜5kg/cm、液体圧力:
2〜3kg/cm)を用いて粉末に噴霧する。液体を50℃で噴霧する。Sc
hugiミキサーの操作条件は次の通りである。 先端速度:24m/s 平均滞留時間:0.1〜1秒 延伸力:1〜5kW/kg
【0087】 工程4 Schugiから得られたものにガス流動床乾燥、ガス流動床冷却およびサイ
ジングのコンディショニング操作を施す。乾燥機の入口空気温度は120℃、気
流速度は1m/sである。乾燥機の入口空気湿度は10%である。冷却機の入口
空気温度は10℃、気流速度は1m/sで、入口空気湿度は40%である。サイ
ジングは、上部篩が1180〜1900μmの間隔で、下部篩が300〜450
μmの間隔のMogensen篩い分け機で行う。
【0088】 得られる顆粒のバルク密度は500〜550g/l、平均粒子サイズは600
μm、顆粒の3%未満が300μmより小さく、顆粒の3%未満が1180μm
を超える。
【0089】例5 工程1 360kg/hrの噴霧乾燥顆粒(粒子サイズ400μm、バルク密度400
g/l)および360kg/hrの乾燥凝集体(粒子サイズ450μm、バルク
密度780g/l)をKM−600TMミキサーに入れる。60kg/hrの水
性鎖状アルキルベンゼンスルホネートペースト(C11〜C18、60%活性)
を第1のチョッパーにより中速ミキサーに分散させ、50kg/hrの結晶アル
ミノケイ酸ナトリウムをミキサーの最後のゾーンに加える。界面活性剤ペースト
を50℃で、粉末は室温である。KM−600TMミキサーの条件は次の通りで
ある。 平均滞留時間:2〜3分 先端速度:2〜3m/s 延伸力:20〜500W/kg チョッパーRPM:3600
【0090】 工程2 KM−600TMミキサーから得られたものを高速Schugiミキサーに供
給し、40kg/hrの水性ポリエチレングリコール溶液(分子量:4000、
40%活性)をSU26二流体ノズル(空気圧力:1〜5kg/cm、液体圧
力:2〜3kg/cm)を用いて粉末に噴霧する。液体を50℃で噴霧する。
Schugiミキサーの操作条件は次の通りである。 先端速度:24m/s 平均滞留時間:0.1〜1秒 延伸力:1〜5kW/kg
【0091】 工程3 Schugiミキサーから得られた生成物にガス流動床乾燥、ガス流動床冷却
およびサイジングのコンディショニング操作を施す。乾燥機の入口空気温度は1
20℃、気流速度は1m/sである。乾燥機の入口空気湿度は10%である。冷
却機の入口空気温度は10℃、気流速度は1m/sで、入口空気湿度は40%で
ある。サイジングは、上部篩が1180〜1900μmの間隔で、下部篩が30
0〜450μmの間隔のMogensen篩い分け機で行う。
【0092】 得られる顆粒のバルク密度は550〜600g/l、平均粒子サイズは600
μm、顆粒の3%未満が300μmより小さく、顆粒の3%未満が1180μm
を超える。
【0093】例6 工程1 360kg/hrの噴霧乾燥顆粒(粒子サイズ450μm、バルク密度780
g/l)を高速Shugiミキサーに入れる。40kg/hrの水性鎖状アルキ
ルベンゼンスルホネートペースト(C11〜18、30%活性)をSU26二流
体ノズル(空気圧力:1〜5kg/cm、液体圧力2〜3kg/cm)を用
いて粉末に噴霧する。液体を50℃で噴霧し、粉末は室温である。Shugiミ
キサーの条件は次の通りである。 先端速度:24m/s 平均滞留時間:0.1〜1秒 延伸力:1〜5kW/kg
【0094】 工程2 高速ミキサーから得られたものを中速KM−600TMミキサーに供給する。
360kg/hrの噴霧乾燥顆粒(粒子サイズ400μm、バルク密度400g
/l)をミキサーに供給し、60kg/hrの水性鎖状アルキルベンゼンスルホ
ネートペースト(C11〜C18、60%活性)を中速ミキサーへ第1のチョッ
パーにより分散し、70kg/hrの結晶アルミノケイ酸ナトリウムをミキサー
の最後のゾーンに加える。界面活性剤ペーストを50℃で供給し、粉末は室温で
ある。KM−600TMミキサーの条件は次の通りである。 平均滞留時間:2〜3分 先端速度:2〜3m/s 延伸力:20〜500W/kg チョッパーRPM:3600
【0095】 工程3 KM−600TMから得られた生成物にガス流動床乾燥、ガス流動床冷却およ
びサイジングのコンディショニング操作を施す。乾燥機の入口空気温度は120
℃、気流速度は1m/sである。乾燥機の入口空気湿度は10%である。冷却機
の入口空気温度は10℃、気流速度は1m/sで、入口空気湿度は40%である
。サイジングは、上部篩が1180〜1900μmの間隔で、下部篩が300〜
450μmの間隔のMogensen篩い分け機で行う。
【0096】 得られる顆粒のバルク密度は450〜550g/l、平均粒子サイズは600
μm、顆粒の3%未満が300μmより小さく、顆粒の3%未満が1180μm
を超える。
【0097】 本発明を詳細に説明したが、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱すること
なく様々な変更が行えることは明白であり、本発明は本明細書に記載されたこと
に限定されないものとする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 スコット、ウイリアム、カペシ アメリカ合衆国オハイオ州、ノース、ベン ド、サイテーション、レイン、3285 (72)発明者 ギリシュ、ジャガナース 兵庫県神戸市東灘区向洋町中1−10−101 −3801 (72)発明者 ノエ、オンコイ、ヒダルゴ 兵庫県神戸市東灘区向洋町中1−4−124 −1006 (72)発明者 マニバンナン、カンダサミー 兵庫県神戸市東灘区向洋町中5−11−501 −2508 (72)発明者 数田 孝 兵庫県神戸市中央区再度筋町16−1−305 アール (72)発明者 中村 雄二 兵庫県西宮市甲子園口1−4−17−101 Fターム(参考) 4H003 AB03 AB19 BA10 CA20 DA01 EA28 EB30 ED02 FA32 FA41

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥凝集体、湿潤凝集体、噴霧乾燥顆粒および洗剤補助成分からなる群より選
    択される少なくとも2種類の材料を、低速ミキサー、中速ミキサー、高速ミキサ
    ーおよびかかるミキサーの様々な組み合わせからなる群より選択される少なくと
    も1台のミキサーにおいて混合して粒子を形成する工程を有し、幾何標準偏差が
    約1〜約2で約500μm〜約1500μmの幾何平均粒径を有する粒子を少な
    くとも約50重量%含むことを特徴とする、顆粒洗剤組成物を製造する方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも1台のコンディショニング装置において、得られた粒子をコンディ
    ショニングする工程をさらに含む、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記低速ミキサーの平均滞留時間は約30秒〜約1800秒、前記中速ミキサ
    ーの平均滞留時間は約30〜約1800秒、前記高速ミキサーの平均滞留時間は
    約0.1〜約60秒である、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記コンディショニング工程に少なくとも1台の流動床造粒機が含まれる、請
    求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記低速ミキサーの先端速度は約0.1m/s〜約10m/s、前記中速ミキ
    サーの先端速度は約0.1m/s〜約30m/s、前記高速ミキサーの先端速度
    は約3m/s〜約90m/sである、請求項3記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記流動床造粒機から生成された微粒子が少なくとも1台のミキサーにより再
    生される、請求項4記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記ミキサーにおける乾燥凝集体対噴霧乾燥顆粒の比率が約5:95〜約95
    :5である、請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記流動床造粒機の平均滞留時間が約30秒〜約20分である、請求項4記載
    の方法。
  9. 【請求項9】 前記低剪断ミキサーが流動床造粒機である、請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 (a)乾燥凝集体、湿潤凝集体、噴霧乾燥顆粒および洗剤補助成分からなる群
    より選択される少なくとも2種類の材料を、低速ミキサー、中速ミキサー高速ミ
    キサーおよびかかるミキサーの様々な組み合わせからなる群より選択される少な
    くとも1台のミキサーにおいて混合して粒子を形成する工程と、 (b)少なくとも1台のコンディショニング装置において得られた粒子をコンデ
    ィショニングする工程とを有し、 前記低速ミキサーの平均滞留時間は約30秒〜約1800秒、前記中速ミキサ
    ーの平均滞留時間は約30〜約1800秒、前記高速ミキサーの平均滞留時間は
    約0.1〜約60秒である、幾何標準偏差が約1〜約2で約500μm〜約15
    00μmの幾何平均粒径を有する粒子を少なくとも約50重量%含む、顆粒洗剤
    組成物を製造する方法。
  11. 【請求項11】 前記コンディショニング工程に少なくとも1台の流動床造粒機が含まれる、請
    求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記流動床造粒機の操作条件において、(i)平均滞留時間は約30秒〜約2
    0分、(ii)非流動床は約100〜約600mmの深さ、(iii)液滴噴霧
    サイズは約100μm以下、(iv)噴霧高さは約150mm〜約1600mm
    、(v)流動速度は約0.1〜約4.0m/sおよび(vi)床温度は約12℃
    〜約200℃である、請求項11記載の方法。
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