JP2002510262A

JP2002510262A - 順応可能な小型トラックの構成

Info

Publication number: JP2002510262A
Application number: JP50724199A
Authority: JP
Inventors: ストーク，ロバート・ゴードン; ヴァン・エデン，レオン・エフ; ウェルボーン，カール
Original assignee: Motors Liquidation Co
Current assignee: Motors Liquidation Co
Priority date: 1997-07-16
Filing date: 1998-06-24
Publication date: 2002-04-02
Anticipated expiration: 2018-06-24
Also published as: JP3649745B2; BR9810874A; AU8265098A; WO1999003718A1; US5934727A

Abstract

(57)【要約】小型トラックの構成は、好ましくは積荷ボックス（４０）に突出する車輪カバー（３９）の頂部又はそれより上方で、積荷ボックス（４０）より長い積荷物を載せるように順応可能である。小型トラックの構成は、乗員席部（１２）と積荷ボックス（４０）とを備える。ボックスパネル部（４２）は、積荷ボックス（４０）の前壁（４１）に枢動可能に接続されており、ボックスパネル部（４２）が部分的に車輪カバー（３９）の上に載り、これにより支持される略水平位置に移動可能である。積荷ボックス（４０）はボックスパネル部（４２）が略水平位置にあるとき開口する積荷ボックス開口（４５）を備える。乗員席パネル部（２２）は、乗員席部（１２）に枢動可能に取り付けられ、略垂直の閉位置と略水平の開位置との間を移動可能である。乗員席部（１２）は、該乗員席パネル部（２２）が略水平の位置にあるとき開口する乗員席開口（２４）を有し、該乗員席開口（２４）は、少なくとも部分的に積荷ボックス開口（４５）と整合している。かくして、小型トラックの構成は、乗員席部（１２）及び積荷ボックス（４０）の両方を通して積荷ボックス（４０）よりも長い積荷物（３４）を載せるように順応可能であり、有利なことに、車輪カバー（３９）の上方でより幅広い荷物を載せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】順応可能な小型トラックの構成技術分野本発明は、より長く且つより幅広い荷物の積載を可能にする順応可能な構成を有する小型トラックに関する。発明の背景従来技術では乗員を乗せるための運転席部及び積荷を運搬するための積荷ボックスを有する小型トラックを用意することは、周知されている。積荷ボックスは、典型的には、該ボックスの最下部分で積荷ボックスの利用可能な幅を減少させる車輪カバーを備えている。例えば、積荷ボックスの車輪カバーの上方でより幅広い荷物を運搬することを援助するボードなどの１又はそれ以上のより平坦な部材を提供することによって、より幅広い荷物を積荷ボックスに載せることができることも従来技術では知られている。トラックの床の上に幾分長い荷物を載せるため、運転席部及び積荷ボックスの部分に孔即ち通路を設けることも従来技術で知られている。しかしながら、この構成は、より幅広い荷物を載せることができないという欠点を有する。更に、これらの構成は、積荷を載せないように使用するとき、乗員を乗せるのには十分に適していない。しかしながら、他の乗員又は開口が乗員席部と積荷ボックスとの間にあったとき、これらの構成は、乗員の通路又は着席に係わり、より長く且つより幅広い積荷物を積載するには適していない。トラックの人気が上昇するにつれて、３人以上の乗員を乗せるのに適した、後方に延長される乗員席部を持つトラックを提供することが望まれるようになってきた。しかしながら、これは、積荷ボックスの荷物積載容積を減少させる。発明の概要本発明は、従来の小型トラックの構成よりも更に長く且つ幅広い荷物を載せることを可能にする順応可能な小型トラックの構成を提供することによって代替手段並びに従来技術を超える利点を提供する。これらの構成は後部座席乗員車室が拡大され、積荷ボックスがより短くなった小型トラックをより多彩に且つ有用にするために特に役立つ。この小型トラックは、より長く且つより幅広い積荷物を載せるように適合可能でもある一方で、その代わりに前部と後部の両座席に乗員を乗せるためにも使用することができる、という有利な効果を奏する。また有利なことには、小型トラックの増加した荷物積載能力は、操作性の良い乗員席後部窓を含む前部と後部の両座席の乗員を乗せる上で十分に機能的な乗員席部の提供を損なうことがない。有利なことに、小型トラックは、乗員を乗せるため、或いは、より長く且つより幅広い荷物を載せるため用意に順応可能である。また、小型トラックは、所望ならば、最大限の乗員数及び従来の荷物積載能力を備えた従来の小型トラックとしても使用することができる。更に、この小型トラックの構成は、より長く且つより幅広い荷物を、その長さ及び幅の全体に亘って安全に支持されるように車両中に載せることを可能にする。有利なことに、大きく広がった荷物を積載する能力を得るためトラックを再構成することは、好ましくは道具を一切用いることなく容易に実現される。この構成は、有利なことに、３人以上の乗員又は大きく広がった積荷物を積載するためのトラックを提供する一方で駐車及び移動をより容易にするためより短い積荷ボックスの使用を可能にする。これらの利点は、好ましくは乗員席部と積荷ボックスとを含む順応可能な小型トラックの構成を提供することによって、いくつかの実施例で達成される。積荷ボックスは、乗員席部に隣接した前壁と後壁とを備える。小型トラックの構成は、積荷ボックスに突出する車輪カバーの頂部又はそれより上方で積荷ボックスより長い積荷物を載せるように順応可能である。ボックスパネル部は、積荷ボックスの前壁に枢動可能に接続されており、積荷ボックスの前壁が閉じられる略垂直の位置とボックスパネル部）が部分的に車輪カバーの上に載り、これにより支持される略水平位置との間を移動可能である。積荷ボックスはボックスパネル部が略水平位置にあるとき開口する積荷ボックス開口を備える。乗員席パネル部は、乗員席部に枢動可能に取り付けられ、略垂直の閉位置と略水平の開位置との間を移動可能である。乗員席部は、該乗員席パネル部が略水平の位置にあるとき開口する乗員席開口を有し、該乗員席開口は、少なくとも部分的に積荷ボックス開口と整合している。かくして、小型トラックの構成は、乗員席部及び積荷ボックスの両方を通して積荷ボックスよりも長い積荷物を載せるように順応可能であり、有利なことに、車輪カバーの頂部又はそれより上方でより幅広い荷物を載せることができる。好ましくは、積荷ボックスの後壁は、略直立した閉位置と略水平の開位置との間を移動するため積荷ボックスに枢動可能に接続された後部開閉板を備える。この後部開閉板は最上後部開閉板縁部を有し且つ開位置と閉位置との間の中間位置に移動可能である。後部開閉板が中間位置にあるとき、及び、積荷物が略水平状態で積荷ボックスの後壁を超えて後方に延びる際に最上後部開閉板縁部及びボックスパネル部によって支持された略平坦な水平状態で積荷物（３４）を載せられるように小型トラックの構成を順応可能としてボックスパネル部が略水平位置にあるとき、この最上後部開閉板縁部は、ボックスパネル部と垂直方向の高さで整台されている。上記構成のうち任意のものと関連して、積荷ボックスは、対向するチャンネルと、該チャンネルに挿入されるようになった支持部材と、を含む。この支持部材は頂部支持縁部を備え、該頂部支持縁部は、ボックスパネル部及び頂部支持縁部が略水平な状態で積荷物を協同的に支持するように該ボックスパネル部が略水平位置にあるとき、ボックスパネル部と垂直方向の高さで略整合されている。図面の簡単な説明図１は、積荷ボックスを明瞭に示すため後部開閉板が開いた状態で、乗員席部に乗員を乗せるための通常の状態にある小型トラックの斜視図である。図２は、図１と類似の図であるが、拡大された荷物運搬状態に再構成された小型トラックを示す。図３は、分かり易くするため小型トラックが鎖線で示され且つ後部開閉板が閉状態にある、拡大された荷物運搬状態における小型トラックの側面図である。図４は、図１ないし図３の実施例に類似した代替実施例であるが、拡大された荷物積載状態で更に長い荷物を載せるため後部開閉板が中間位置にある状態を示したものである。図５は、運転席パネル部分が開状態で、且つ、明瞭に示すため後部開閉板が開状態にある、拡大された荷物積載状態における小型トラックの別の代替実施例を示す斜視図である。図６は、図５の実施例の側面図であって、明瞭さのため小型トラックが鎖線で示され且つ後部開閉板が閉状態で示されたものである。図７は、図５及び図６の実施例に類似した更に別の実施例であるが、拡大された荷物積載状態で更に長い荷物を載せるため、後部開閉板が中間位置にある状態を示したものである。図８は、後部開閉板がより長い荷物を載せるため中間状態にある、小型トラックのなお更に別の代替実施例の斜視図を示すものである。図９は、明瞭さのため小型トラックが鎖線で示された、図８の実施例を示す側面図である。好ましい実施例の説明図１ないし図３を参照すると、小型トラック１０として示された車両は、通常の場合、乗員（図示せず）を乗せるための乗員席部１２と、例えば、図２及び図３に示された各々が１．８３ｍ（６ｆｔ）ないし３．０５ｍ（１０ｆｔ）の長さを持つ複数のボードなどのような様々な型式の積み荷物３４を載せるための積荷ボックス４０と、を備えている。図３に最も良く示されているように、トラック１０は、１人ないし３人の乗員が座るための１又はそれ以上の前座席１６を持つ前部乗員座席構成１４を備えている。ますます人気が高まってきたので、トラック１０は、好ましくは追加の１人ないし３人の乗員が座るための１又は複数の後部座席１７を備える後方に延びた運転席部１５をも備える。トラック１０は、更に詳細を後述するように、増加した乗員容積を可能にすると共に、駐車及び移動の各々に対して、積荷ボックス４０を長くすることなく、より長く且つより幅広い荷物を載せることをより容易に順応可能にさせる特徴を備えている。積荷ボックス４０は、一般的には、前壁４１、第１及び第２の側壁５０、５１及び主として後部開閉板５４によって形成された後壁５３を含む。後部開閉板５４は、図１及び図２に示された十分に開いた状態と図３に示された閉状態との間を動くように、側壁５０、５１に隣接した最下の後部開閉板縁部５５に枢動可能に取り付けられている。後部開閉板５４は、最上の後部開閉板縁部５６も備えている。積荷ボックス４０は、壁４１、５０、５１及び５３の間を延在する最下床部３７を備えている。積荷ボックス４０は、上方に延在して積荷ボックス４０の中に突出し、これによって床部３７における積荷ボックス４０の幅を減少させる車輪カバー３９を更に備えており、かくして、車輪カバー３９間の床部の高さにおいて載せることができる荷物の幅を制限する。車輪カバー３９は、詳細を更に後述するように、積荷物３４を支持する上で役立つ最上表面３８を各々備えている。図１に示すように、積荷ボックス４０は、１又は複数の対の垂直延在チャンネル７０をも備えるのが好ましい。一対の対向するチャンネル７０は、好ましくは、車輪カバー３９及び後部開閉板５４の間に配置される。チャンネル７０は、積荷ボックス４０のシート金属で一体的に成形されるようにしてもよく、或いは、積荷ボックス４０上に配置されたベッドライナー（bedliner）(図示せず)の一部分として形成されてもよい。図２及び図３に最も良く示されるように、垂直に向けられた略平坦な支持部材７１、例えば木製ボードなどは、チャンネル７０内にしゅう動可能に挿入され、支持部材７１の頂部支持縁部７２が好ましくは車輪カバー３９の最上表面３８の僅かに上方で略垂直に整合されるような高さを持っている。かくして、支持部材７１は、車輪カバー３９の上方にある第２段への積載のため積荷物３４を支持するように使用することができる。この構成では、積荷物３４は、積荷ボックス４０の幅全体を使用することができるように、車輪カバー３９の上方に載せることができる。しかしながら、積荷物３４は、特にトラック１０が追加の乗員が座るため後部に延在した乗員席部１５を備え、積荷ボックス４０がより短いとき、積荷ボックス４０の長さを超える長さを持ち得る。有利には、より長い荷物を受け入れるため、積荷ボックス４０の前壁４１は、前壁４１の周囲の固定部分に最下ボックスパネル縁部４４のところで枢動可能に取り付けられているボックスパネル部４２を更に備える。ボックスパネル部４２は、積荷ボックス４４の床部３７の上方に間隔を隔てられ、積荷ボックス４０の最上縁部と並ぶ最上縁部４３を有する。ボックスパネル部４２は、トラック１０が通常の状態にあるとき積荷ボックス４０の前壁４１を閉じるため図１に示された略垂直に立った閉状態に旋回する。ボックスパネル部４２は、前壁４１に積荷ボックス開口４５を提供するため、図２及び図３に示された略水平に向いた開状態に旋回可能である。好ましくは、ボックスパネル部４２の最上ボックスパネル縁部４３は、開状態にあるとき車輪カバー３９の最上表面３８に載り、かくして、車輪カバー３９の僅かに上方にある第１の荷積載表面４７を提供する。その代わりに、最上ボックスパネル縁部４３がより前方の僅かに傾けられた車輪カバー３９の部分に載り、これにより第１の荷積載表面４７が車輪カバー３９の最上表面３８と直接整合されるようにすることもできる。この場合、荷物が、直接車輪カバー３９の最上表面３８に載って該表面によって支持されるようにすることもできる。ボックスパネル部４２は、好ましくは、ボックスパネル部４２が略水平の開状態にあるとき、車輪カバー３９に少なくとも部分的に係合し、これに支持されるような十分な長さを持つ。好ましくは、床部３７及び車輪カバー３９の上方に間隔を隔てられた最上の第２段の位置で積荷ボックス４０の実質的な幅全体に亘って延在し得る、可能な最大幅の積荷物３４を載せることを可能とするための最大サイズの積荷ボックス開口４５を提供するために、ボックスパネル部４２は、積荷ボックス４０の前壁４１の幅に亘ってほぼ延在する。かくして、積荷ボックス開口４５は、好ましくは積荷ボックス４０の側壁５０、５１と整合される開口側縁部４６を有する。乗員席部１２は、トラック１０が図１に示された通常の状態にあるとき乗員を乗せるために主として使用される。図３に最も良く示されるように、後部に延在した乗員席部１５における後部座席１７は、好ましくは、座席背部１８及び底部座席クッション１９を備える。座席背部１８は、詳細を更に後述するように、荷物３４を支持するために使用される座席背壁２０を備える。乗員席部１２は、後部座席１７の後方に配置された後方乗員席壁２１も備えている。有利には、より長くかつより幅広い積荷物への順応を可能にするため、乗員席壁２１は、最下乗員席パネル縁部２３において後方乗員席壁２１の固定部分に枢動可能に取り付けられている乗員席パネル部２２を備えている。乗員席パネル部２２は、トラック１０が通常の状態にあるとき乗員席部１２の後方乗員席壁２１を閉じるため図１に示された略垂直に立った閉状態に旋回する。乗員席パネル部２２は、後方乗員席壁２１に乗員席開口２４を提供するため、図２及び図３に示された略水平に向いた開状態に旋回可能である。開状態では、乗員席パネル部２２は、座席背壁２０に載り、これによって支持される。乗員席開口２４は、好ましくは、前壁４１の積荷ボックス開口４５と整合される。更に加えて、開いた乗員席パネル部２２は、好ましくは、両方の開口が開状態にあるとき乗員席パネル部４２の第１の荷積載表面４７と垂直方向の高さで整合される水平の第２の荷積載表面２５を提供する。好ましくは、乗員席パネル部２２は、開状態にあるとき支持部材７１の頂部支持縁部７２と略垂直に整合され、及び、車輪カバー３９の最上表面か又はその僅かに上方にある。乗員席パネル部２２は、乗員席パネル部２２が略水平の開状態にあるとき、後部座席１７の座席背部１８の座席背壁２０に少なくとも部分的に係合し、これに支持されるような十分な長さを持つ。好ましくは、車輪カバー３９の上方に間隔を隔てられた最上の第２段の位置で乗員席部１２の実質的な幅全体に亘って延在し得る、可能な最大幅の積荷物３４を載せることを可能とするための最大サイズの乗員席開口２４を提供するために、乗員席パネル部２２は、乗員席部１２の後方乗員席壁２１の幅に亘ってほぼ延在する。かくして、乗員席開口２４は、好ましくは積荷ボックス開口４５の最上縁、最下縁及び側縁と整合される最上縁、最下縁及び側縁を有する。図２及び図３に最も良く示されるように、座席クッション１９は、荷物３４が前座席１６に向かって前方に移動することを抑える係止表面２６を提供するため、前座席１６の背後で略垂直状態に前方移動可能である。より背の高い荷物３４が載せられるとき、更に上方向に係止表面２６を延ばすことを可能にする追加の係止表面を同様の位置に形成できることも理解されよう。図３に最も良く示されるように、大きく広がった荷物を積載する状態に構成されたとき、より長く且つより幅広い荷物を小型トラック１０により載せることができるという有利な効果を奏する。大きく広がった荷物を積載する状態を達成するため、ボックスパネル部４２は、積荷ボックス開口４５を形成するように、それが車輪カバー３９の最上表面３８に載るまで、後方に折り畳まれる。座席クッション１９は、係止表面２６がほぼ後方に面を向け、座席背壁２０が上方に面を向けるように座席背部１８が下方且つ前方に折り畳まれるまで、上方に動かされる。次に乗員席パネル部２２は、それが座席背壁２０に載って乗員席開口２４を提供するまで、下方且つ前方に折り畳まれる。上方に面した乗員席パネル部２２は第２の荷積載表面２５を形成する。支持部在７１は、チャンネル７０の中に垂直に入れられる。大きく広がった荷物を積載するこの状態では、トラック１０は、第１及び第２の荷積載表面４７、２５によって形成された最上の第２段プラットフォーム３０と、支持部材７１の頂部支持縁部７２と、を備える。車輪カバー３９の上方及び乗員席部１２内に配置されたこの間欠的なプラットフォーム３０は、より幅広く、より長い荷物３４のいずれをも積載することを可能にするという有利な効果を奏する。また有利なことには、大きく広がった荷物を積載するこの形態を、トラック１０の使用者によって道具を使用することなく容易且つ迅速に実現することができる。荷物３４は、座席背壁２０により支持される乗員席パネル部２２の第２の荷積載表面２５、車輪カバー３９の最上表面３８により支持されるボックスパネル部４２の第１の荷積載表面４７、及び支持部材７１の頂部支持縁部７２によって、その長さ及び幅に亘って共同的に支持され、それら支持手段のすべては、積荷ボックス４０のみで可能となるよりも更に長く且つ幅広い荷物３４を積載するため、間欠的な第２段プラットフォーム３０を共同的に提供するように互いに垂直方向の高さがほぼ整合されていることが理解されよう。荷物３４は、図２では分かりやすくするため部分的な幅にのみ載せられているが、プラットフォーム３０の幅全体に亘って積載可能であることも理解されよう。有利なことに、より長い荷物３４は、トラック１０の加速の間に荷物を当該場所に保持するため後部開閉板５４を閉じた状態で、略平坦で水平にされた状態で運搬されることができることが理解されよう。有利には、乗員席開口２４及び積荷ボックス開口４５は両方とも、標準的で伝統的な窓２８を変更することなく使用できるように、乗員席部１２の後部窓２８の下方に配置される。また有利なように、現存するトラック１０を、大きく広がった荷物の積載能力を提供するように変更することができる。請求の範囲の精神及び要旨の範囲内で本文中に示された好ましい実施例に対し当業者が様々な変更をなし得ることが理解されよう。例えば、好ましい実施例は、たった一つだけの支持部材７１を示しているが、対応するチャンネル７０が用意された追加の支持部材７１を、積荷ボックス４２の長さに沿って間欠的に備えるようにしてもよいことが理解されよう。ボックスパネル部４２が好ましくは車輪カバー３９の最上縁部３８に支持されるように示したが、このボックスパネル部４２が車輪カバー３９と積荷ボックス４０の前壁４１との間に配置された支持部材７１に代替的或いは追加的に支持されてもよいことも更に理解されよう。座席背部１８及び座席タッション１９を備える後部座席１７が乗員席部１２の実質的な幅に延在する単一の座席であってもよく、或いは、乗員席部１２の実質的な幅に亘って延在する１又は複数の座席から構成されることもできることも理解されよう。例えば、後部座席１７の一部分が荷物積載の使用のために折り畳まれ、他の部分が乗員着席のためになおまだ直立した状態にあるようにすることができる。更に、後部座席１７は変更した形態を持ち得、座席背壁２０は代わりに座席背部１８と座席クッション１９とによって共同的に形成されるようにすることもでき、或いは、乗員席パネル部２２が代わりに前部座席１６の一部の折り畳まれた部分によって支持されることもできる。ボックスパネル部４２が好ましくは車輪カバー３９により支持されるが、水平状態にあるボックスパネル部４２は代わりに車輪カバー３９と前壁４１との間に配置された支持部材７１によって支持できることも理解されよう。図４は、更に長い荷物３４’を載せることを可能にする本発明の代替実施例を示している。図１ないし図３の構成要素に類似した説明で済む同様の構成要素は、プライム符号を附した同様の参照番号によって示される。図４の実施例は、図１ないし図３の実施例と同一の仕方で機能するが、後部開閉板５４’の追加特徴を持っている。この後部開閉板では、最上後部開閉板縁部５６’が、積荷ボックス４０’の後方並びに乗員席部１２’への積荷ボックス４０’の前方に荷物３４’が延在することができるように該荷物３４’も支持する。この追加の荷物積載長さを実現するため、後部開閉板５４’は、単に図４に示された中間位置まで下方及び後方に傾けられ、中間リンク５９’を有する調整可能な側部ストラップ５８’、即ち、中間位置に後部開閉板５４’を保持するため積荷ボックス４０’の側縁部５０’、５１’に配置された例えばノブなどの係合取り付け部材６２’に取り付けることのできるループ線によって当該箇所に保持される。最上後部開閉板縁部５６’は、乗員席パネル部２２’、ボックスパネル部４２’及び支持部材７１’の頂部支持縁部７２’と垂直方向の高さにおいて整合され、積荷物の幅及び長さの最大容量のため車輪カバー３９’の上方の第２段目で更に長い荷物３４’を載せることができるようにプラットフォーム３０’に追加の間欠的支持表面を提供することが理解されよう。中間位置に後部開閉板５４’を保持する任意の手段を用いることができ、図４に示されたストラップ５８’に限定されないことが更に理解されよう。例えば、多数の追加のリンクを持つストラップ、調整可能なかぎ穴（ｋｅｙｈｏｌｅ）備晶を持つケーブル、積荷ボックス４０’の係合部材と噛合う調整可能なリンクを備えたチェーン、或いは他の調整可能なラック及びピニオン即ち中間位置を含む多数の望まれた部分的に開いた位置に後部開閉板５４’を調整することができるウィンチ（ｗｉｎｃｈｉｎｇ）機器によって後部開閉板５４’を中間位置に保持することができる。図５及び図６は本発明の別の代替実施例を示しており、図１ないし図３の実施例と同様の特徴は１００を加算した同様の参照番号が附されている。図５及び図６を参照すると、小型トラック１１０である車両は、乗員（図示せず）を通常乗せるための乗員席部１１２と、様々な形式の積荷物１３４、例えば図５及び図６に示された複数のボードなどを載せるための積荷ボックス１４０とを備えている。図６に最も良く示されているように、トラック１１０は、１人ないし３人の乗員を座らせるための１又は複数の前部座席１１６を持つ、前部に乗員が乗る構成１１４を備える。トラック１１０は、好ましくは１又は複数の後部座席１１７を備える後部延在乗員席部１１５も備える。積荷ボックス１４０は、一般的には、前壁１４１、第１及び第２の側壁１５０、１５１及び主として後部開閉板１５４によって形成された後壁１５３を含む。後部開閉板１５４は、図５に示された十分に開いた状態と図６に示された閉状態との間を動くように、側壁１５０、１５１に隣接した最下の後部開閉板縁部１５５に枢動可能に取り付けられている。後部開閉板１５４は、最上の後部開閉板縁部１５６も備えている。積荷ボックス１４０は、壁１４１、１５０、１５１及び１５３の間を延在する最下床部１３７を備えている。積荷ボックス１４０は、上方に延在して積荷ボックス１４０の中に突出し、これによって床部１３７における積荷ボックス１４０の幅を減少させる車輪カバー１３９を更に備えており、かくして、車輪カバー１３９間の床部の高さにおいて載せることができる荷物の幅を制限する。車輪カバー１３９は、詳細を更に後述するように、積荷物１３４を支持する上で役立つ最上表面１３８を各々備えている。図５に最も良く示されるように、積荷ボックス１４０は、１又は複数の対の垂直延在チャンネル１７０をも備えるのが好ましい。一対のチャンネル１７０は、好ましくは、車輪カバー１３９及び後部開閉板１５４の間に配置される。チャンネル１７０は、積荷ボックス１４０のシート金属で一体的に成形されるようにしてもよく、或いは、積荷ボックス１４０上に配置されたベッドライナー（図示せず）の一部分として形成されてもよい。図５及び図６に最も良く示されるように、垂直に向けられた略平坦な支持部材１７１、例えば木製ボードなどは、チャンネル１７０内にしゅう動可能に挿入され、支持部材１７１の頂部支持縁部１７２が好ましくは車輪カバー１３９の最上表面１３８の上方に略垂直に整合されるような高さを持っている。かくして、支持部材１７１は、車輪カバーの上方にある第２段への積載のため積荷物１３４を支持するように使用することができる。この構成では、積荷物１３４は、積荷ボックス１４０の幅全体を使用することができるように、車輪カバー１３９の上方に載せることができる。しかしながら、積荷物１３４は、特にトラック１１０が追加の乗員が座るため後部に延在した乗員席部１１５を備え、積荷ボックス１４０がより短いとき、積荷ボックス１４０の長さを超える長さを持ち得る。有利には、より長い荷物を受け入れるため、積荷ボックス１４０の前壁１４１は、前壁１４１の固定部分に最下ボックスパネル縁部１４４のところで枢動可能に取り付けられているボックスパネル部１４２を更に備える。ボックスパネル部１４２は、トラック１１０が通常の状態にあるとき積荷ボックス１４０の前壁１４１を閉じるため略垂直に立った閉状態に旋回する。ボックスパネル部１４２は、前壁１４１に積荷ボックス開口１４５を提供するため、略水平に向いた開状態にも旋回可能である。好ましくは、ボックスパネル部１４２の最上ボックスパネル縁部１４３は、開状態にあるとき車輪カバー１３９の上に載って車輪カバー１３９の最上表面１３８の上で略垂直に整合される。ボックスパネル部１４２は、ボックスパネル部４２が略水平の開状態にあるとき、車輪カバー１３９に少なくとも部分的に係合し、これに支持されるような十分な長さを持つのが好ましい。開状態では、ボックスパネル部１４２は、荷物１３４を載せるための第１の荷積載表面１４７を形成する。好ましくは、床部１３７の上方に間隔を隔てられた最上の第２段の位置で積荷ボックス１４０の実質的な幅全体に亘って延在し得る、可能な最大幅の積荷物１３４を載せることを可能とするための最大サイズの積荷ボックス開口１４５を提供するために、ボックスパネル部１４２は、積荷ボックス１４０の前壁１４１の幅に亘ってほぼ延在する。かくして、積荷ボックス開口１４５は、好ましくは積荷ボックス１４０の側壁１５０、１５１と整合される開口側縁部１４６を有する。乗員席部１１２は、トラック１１０が通常の状態にあるとき乗員を乗せるために主として使用される。図６に最も良く示されるように、後部に延在した乗員席部１１５における後部座席１１７は、好ましくは、座席背部１１８及び底部座席クッション１１９を備える。座席背部１１８は、詳細を更に後述するように、積荷物１３４を支持するために使用される座席背壁１２０を備える。乗員席部１１２は、後部座席１１７の後方に配置された後方乗員席壁１２１も備えている。有利には、より長くかつより幅広い積荷物への順応を可能にするため、後方乗員席壁１２１は、最上乗員席パネル縁部１２３において後方乗員席壁１２１の固定部分に枢動可能に取り付けられている乗員席パネル部１２２を備えている。乗員席パネル部１２２は、後方乗員席壁１２１の最上及び中央部分の大部分、好ましくは後部窓１２８全体を含む部分を囲む。乗員席パネル部１２２は、トラック１１０が通常の状態にあるとき乗員席部１１２の後方乗員席壁１２１を閉じるため略垂直に立った閉状態に旋回する。乗員席パネル部１２２を開閉するのを容易にするため側支柱１３１を使用してもよい。更に加えて、側支柱１３１は、積荷物１３４を載せている間、乗員席パネル部１２２を部分的に開いた状態に保持するため十分に強度が高く調整可能であることが好ましい。この実施例では、乗員席パネル部１２２は、本質的に上方及び後方に旋回するハッチドアとして提供されることが理解されよう。乗員席パネル部１２２は、後方乗員席壁１２１に乗員席開口１２４を提供するため、図５及び図６に示された略水平に向いた開状態に上方及び後方に旋回可能である。乗員席開口１２４は、好ましくは、積荷ボックス１４０の前壁１４１の積荷ボックス開口１４５と略整合される。好ましくは、床部１３７の上方に間隔を隔てられた最上の第２段の位置で即ち車輪カバー１３９の上方で、乗員席部１１２の実質的な幅全体に亘って延在し得る、可能な最大幅の積荷物１３４を載せることを可能とするための最大幅の乗員席開口１２４を提供するために、乗員席パネル部１２２は、乗員席部１１２の後方乗員席壁１２１の幅に亘ってほぼ延在する。かくして、乗員席開口１２４は、好ましくは積荷ボックス開口１４５の最下縁部及び側縁部と整合される最下縁部及び側縁部を有し、好ましくは支持部材１７１の頂部支持縁部７２及び第１の荷積載表面１４７と整合される最下縁部を有する。図５及び図６に示されるように、座席クッション１１９は、荷物１３４が前座席１１６に向かって前方に移動することを抑える係止表面１２６を提供するため、前座席１１６の背後で略垂直状態に前方移動可能である。より背の高い荷物１３４が載せられるとき、更に上方向に係止表面１２６を延ばすことを可能にする他の別個の係止表面を同様の位置に形成できることも理解されよう。乗員席パネル部１２２の第１の荷積載表面１４７及び支持部材１７１の頂部支持縁部１７２と垂直方向の高さで略整合される第２の荷積載表面１２５を提供するため、好ましくは後部座席１１７の座席背壁１２０を下方及び前方に折り畳むことができる。座席背壁１２０は、第２の荷積載表面１２５を直接提供し、該表面上では、積荷物１３４を乗員席部１１２内で直接支持することができる。更に、後部座席１１７は様々に変更した形態を持ち得、第２の荷積載表面１２５を形成する座席背壁１２０は代わりに座席背部１１８によって共同的に形成されるようにすることもでき、座席クッション１９は、その代わりに前部座席１１６の下方に折り畳まれた部分として形成されることもできる。有利なことに、大きく広がった荷物を積載する状態に構成されたとき、より長く且つより幅広い荷物を小型トラック１１０により載せることができる。大きく広がった荷物を積載する状態を達成するため、ボックスパネル部１４２は、積荷ボックス開口１４５を形成するように、それが車輪カバー１３９の最上表面１３８に載るまで、下方及び後方に折り畳まれる。座席クッション１１９は、係止表面１２６がほぼ後方に面を向けるまで、上方に動かされる。座席背部１１８は、座席背壁１２０が上方に面を向けるまで、下方及び前方に動かされる。乗員席パネル部１２２は、乗員席開口１２４を提供するため上方及び後方に傾けられ、該開口を通して積荷物１３４を乗員席部１１２に挿入することができる。支持部材１７１は、支持部在１７１は、チャンネル１７０の中に垂直に入れられる。大きく広がった荷物を積載するこの状態では、トラック１１０は、第１及び第２の荷積載表面１４７、１２５によって形成された最上の第２段プラットフォーム１３０と、支持部材１７１の頂部支持縁部１７２と、を備える。車輪カバー１３９の上方及び乗員席部１１２内に配置されたこの間欠的なプラットフォーム１３０は、より幅広く、より長い荷物１３４のいずれをも積載することを可能にするという有利な効果を奏する。また有利なことには、大きく広がった荷物を積載するこの形態を、トラック１１０の使用者によって道具を使用することなく容易且つ迅速に実現することができる。荷物１３４は、座席背壁１２０の第２の荷積載表面１２５、車輪カバー１３９の最上表面１３８により支持されるボックスパネル部１４２の第１の荷積載表面１４７、及び支持部材１７１の頂部支持縁部１７２によって、その長さ及び幅に亘って共同的に支持され、それら支持手段のすべては、積荷ボックス１４０のみで可能となるよりも更に長く且つ幅広い荷物１３４を積載するため、間欠的な第２段プラットフォーム１３０を共同的に提供するように互いに垂直方向の高さがほぼ整合されていることが理解されよう。荷物１３４は、図５では分かりやすくするため部分的な幅にのみ載せられているが、プラットフォーム１３０の幅全体に亘って積載可能であることも理解されよう。有利なことに、より長い荷物１３４は、トラック１１０の加速の間に荷物を当該場所に保持するため後部開閉板１５４を閉じた状態で、略平坦で水平にされた状態で運搬されることができることが理解されよう。有利には、後部窓１２８は、標準的で伝統的な窓１２８を変更することなく使用できるように、乗員席部１１２の乗員席パネル部１２２に全体的に形成される。また有利なように、現存するトラック１１０を、大きく広がった荷物の積載能力を提供するように変更することができる。図７は、更に長い荷物１３４’を載せることを可能にする本発明の更に別の代替実施例を示している。図５及び図６の構成要素に類似した説明で済む同様の構成要素は、プライム符号を附した同様の参照番号によって示される。図７の実施例は、図５及び図６の実施例と同一の仕方で機能するが、後部開閉板１５４’の追加特徴を持っている。この後部開閉板では、最上後部開閉板縁部１５６’が、積荷ボックス１４０’の拡張した後方並びに乗員席部１１２’への積荷ボックス１４０’の前方に荷物１３４’が延在することができるように該荷物１３４’も支持する。この追加の荷物積載長さを実現するため、後部開閉板１５４’は、単に中間位置まで下方及び後方に傾けられ、この中間位置は、中間リンク１５９’ を有する調整可能な側部ストラップ１５８’、即ち、該中間位置に後部開閉板１５４’を保持するため積荷ボックス１４０’の側縁部１５０’、１５１’に配置された例えばノブなどの係合取り付け部材１６２’に取り付けることのできるループ線によって当該箇所に保持される。この中間位置では、最上後部開閉板縁部１５６’は座席背壁１２０’上の第２の荷積載表面１２５’、ボックスパネル部１４２’上の第１の荷積載表面１４７’及び支持部材１７１’の頂部支持縁部１７２’と垂直方向の高さで整合され、積荷物の幅及び長さの最大容量のため車輪カバー１３９’の上方の第２段目で更に長い荷物１３４’を載せることができるようにプラットフォーム１３０’に追加の間欠的支持表面を提供することが理解されよう。図３の実施例と同様に、中間位置に後部開閉板１５４’を保持する任意の手段を用いることができ、図７に示されたストラップ１５８’に限定されないことが更に理解されよう。図８及び図９は、以下に説明するように、より長い荷物の積載が、他の第２段目の積載手段と結び付いた後部開閉板２５４の中間位置への再変更によって主として可能とされる、本発明の更に別の代替実施例を示している。小型トラック２１０である車両は、乗員（図示せず）を通常乗せるための乗員席部２１２と、様々な形式の積荷物２３４、例えば複数のボードなどを載せるための積荷ボックス２４０とを備えている。図９に最も良く示されているように、トラック２１０は、１人ないし３人の乗員を座らせるための１又は複数の前部座席２１６を持つ、前部に乗員が乗る構成２１４を備える。好ましくは、トラック２１０は１人ないし３人の乗員を座らせるための１又は複数の後部座席２１７を備える後部延在乗員席部２１５も備える。トラック２１０は、詳細を更に後述するように、増加した乗員容積を可能にすると共に、駐車及び移動の各々に対して、積荷ボックス４０を長くすることなく、より長く且つより幅広い荷物を載せることをより容易に順応可能にさせる特徴を備えている。積荷ボックス２４０は、一般的には、前壁２４Ｌ第１及び第２の側壁２５０、２５１及び主として後部開閉板２５４によって形成された後壁２５３を含む。後部開閉板２５４は、十分に開いた状態と十分に閉じた状態（図示せず）との間を動くように、側壁２５０、２５１に隣接した最下の後部開閉板縁部２５５に枢動可能に取り付けられている。積荷ボックス２４０は、壁２４１、２５０、２５１及び２５３の間を延在する最下床部２３７を備えている。積荷ボックス２４０は、上方に延在して積荷ボックス２４０の中に突出し、これによって床部２３７における積荷ボックス２４０の幅を減少させる車輪カバー２３９を更に備えており、かくして、車輪カバー２３９間の床部の高さにおいて載せることができる荷物の幅を制限する。図８に最も良く示されるように、積荷ボックス２４０は、少なくとも２対の垂直延在チャンネル２７０をも備えるのが好ましい。一対のチャンネル２７０は、好ましくは、車輪カバー２３９及び後部開閉板２５４の間に配置される。別の対のチャンネル２７０は、好ましくは、車輪カバー２３９及び前壁２４１の間に配置される。チャンネル２７０は、積荷ボックス２４０のシート金属で一体的に成形されるようにしてもよく、或いは、積荷ボックス２４０上に配置されたベッドライナー（図示せず）の一部分として形成されてもよい。図８及び図９に最も良く示されるように、垂直に向けられた略平坦な支持部材２７１、例えば木製ボードなどは、チャンネル２７０内にしゅう動可能に挿入され、支持部材２７１の頂部支持縁部２７２が好ましくは車輪カバー２３９の最上表面２３８の上に略垂直に整合されるか又は僅かに上方となるような高さを持っている。かくして、支持部材２７１は、積荷ボックス２４０の幅全体を利用するため車輪カバー２３９の上方にある第２段の積載のため積荷物２３４を支持するように使用することができる。この構成では、積荷物２３４は、積荷ボックス２４０の幅全体を使用することができるように、車輪カバー２３９の上方に載せることができる。しかしながら、積荷物２３４は、特にトラック２１０が追加の乗員が座るため後部に延在した乗員席部２１５を備えて積荷ボックス２４０がより短いとき、積荷ボックス２４０の長さを超える長さを持ち得る。有利には、より長い荷物を受け入れるため、後部開閉板２５４は、荷物２３４が積荷ボックス２４０の後方に延びることができるように最上後部開閉板縁部２５６が荷物２３４も支持する中間位置を有する。この追加の荷物積載長さを実現するため、後部開閉板２５４は、単に中間位置まで下方及び後方に傾けられ、中間位置に後部開閉板２５４を保持するため積荷ボックス２４０の側縁部２５０、２５１に各々配置された、例えばノブなどの係合取り付け部材２６２に装着された中間リンク２５９を有する調整可能な側部ストラップ２５８によって、当該箇所に保持される。このストラップ調整は、ストラップ２５８上の任意の他のリンクを単に取り外し、中間リンク２５９を係合取り付け部材２６２に取り付けることによって手動で達成することができる。高位置に形成された第２段、好ましくは積荷物の幅及び長さの能力を最大にするため車輪カバー２３９の上又はその上方において、積荷ボックス２４０から後方に延在する荷物２３４を載せる追加の支持を提供するため、最上後部開閉板縁部２５６は、支持部材２７１の頂部支持縁部２７２と垂直方向の高さにおいて整合されていることが重要である。有利なことに、大きく広がった荷物を積載する状態に構成されたとき、より長く且つより幅広い荷物を小型トラック２１０により載せることができる。大きく広がった荷物を積載する状態を達成するため、支持部材２７１は、チャンネル２７０内に垂直に入れられ、後部開閉板２５４は中間位置まで開けられる。後部開閉板２５４は、ストラップ２５８上の中間リンク２５９を積荷ボックス２４０の側壁２５０、２５１に配置された係合取り付け部材２６２に取り付けることによって、その中間位置に保持される。大きく広がった荷物を積載するこの状態では、トラック２１０は、車輪カバー２３９の上方に最上の第２段プラットフォーム３０を備え、該プラットフォームは、より幅広く、より長い荷物３４のいずれをも積載することを可能にするという有利な効果を奏する。また有利なことには、大きく広がった荷物を積載するこの形態を、トラック１０の使用者によって道具を使用することなく容易且つ迅速に実現することができる。荷物２３４は、支持部材２７１の頂部支持縁部２７２及び後部開閉板２５４の最上後部開閉板縁部２５６によって、その間欠的な長さに亘って共同的に支持され、それら支持手段のすべては、通常の積荷ボックス２４０で可能となるよりも更に長く且つ幅広い荷物を積載するため、参照番号２３０が附された間欠的な第２段プラットフォームを共同的に提供するように互いに垂直方向の高さがほぼ整合されていることが理解されよう。有利なことに、荷物２３４は、積荷ボックス２４０の後部を超えて突出する一方で、略平坦で水平にされた状態で運搬されることができることが理解されよう。中間位置に後部開閉板２５４を保持する任意の手段を用いることができ、図８及び図９に示されたストラップ２５８に限定されないことが更に理解されよう。中間位置を有する前述された他の実施例と同様に、多数の追加のリンクを持つストラップ、調整可能なかぎ穴備品を持つケーブル、積荷ボックス２４０の係合部材と噛み合う調整可能なリンクを備えたチェーン、或いは他の調整可能なラック及びピニオン即ち中間位置を含む多数の望まれた部分的に開いた位置に後部開閉板２５４を調整することができるウィンチ機器によって後部開閉板２５４を中間位置に保持することができる。追加の固定ストラップ（tie down strap）又はネットを、加速の間に間欠的なプラットフォーム２３０に荷物２３４を配置しておくために提供することができることが更に理解されよう。本発明は、その特定の実施例で実行されるものとして説明されたが、添付した請求の範囲の要旨及び精神内で幅広く発明を包含することが意図される。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項【提出日】平成１１年７月１日（１９９９．７．１）【補正内容】請求の範囲１．乗員席部（１２）と、該乗員席部（１２）に隣接する前壁（４１）及び後壁（５３）を有する積荷ボックス（４０）とを備え、該積荷ボックス（４０）より長い積荷物（３４）を載せるために順応可能な小型トラックの構成であって、前記積荷ボックス（４０）の中に突出した車輪カバー（３９）と、前記積荷ボックス（４０）の前壁（４１）に枢動可能に接続されたボックスパネル部（４２）であって、該ボックスパネル部（４２）は、前記積荷ボックス（４０）の前壁（４１）が閉じられる略垂直の位置と前記ボックスパネル部（４２）が部分的に前記車輪カバー（３９）の上に載り、少なくとも部分的に該車輪カバー（３９）により支持される略水平位置との間を移動可能であり、該積荷ボックス（４０）は該ボックスパネル部（４２）が前記略水平位置にあるとき開口する積荷ボックス開口（４５）を備える、前記ボックスパネル部と、前記乗員席部（１２）に枢動可能に取り付けられ、略垂直の閉位置と略水平の開位置との間を移動可能な乗員席パネル部（２２）であって、該乗員席部（１２）は、該乗員席パネル部（２２）が略水平の位置にあるとき開口する乗員席開口（２４）を有し、該乗員席開口（２４）は、少なくとも部分的に前記積荷ボックス開口（４５）と整合している、前記乗員席パネル部と、を更に含み、これによって、小型トラックの構成は、乗員席部（１２）及び積荷ボックス（４０）の両方を通して積荷ボックス（４０）よりも長い積荷物（３４）を載せるように順応可能である、小型トラックの構成。２．前記積荷ボックス（４０）の後壁（５３）は、略直立した閉位置と略水平の開位置との間を移動するため該積荷ボックス（４０）に枢動可能に接続された後部開閉板（５４）を備え、該後部開閉板（５４）は、最上後部開閉板縁部（５６）を有し、開位置と閉位置との間の中間位置に移動可能であり、該最上後部開閉板縁部（５６）は、該後部開閉板（５４）が中間位置にあるとき及び前記ボックスパネル部（４２）が前記略水平位置にあるとき該ボックスパネル部（４２）と垂直方向の高さにおいて整合され、これによって、前記小型トラックの構成は、積荷物（３４）が積荷ボックス（４０）の後壁（５３）を過ぎて後方に延びるとき、前記最上後部開閉板縁部（５６）及び前記ボックスパネル部（４２）により支持される略平坦な水平状態で積荷物（３４）を載せるように順応可能となる、請求項１に記載の順応可能な小型トラックの構成。３．前記積荷ボックス（４０）は、側壁（５０、５１）を備え、前記ボックスパネル部（４２）は実質的に該側壁（５０、５１）の間に亘って延在する、請求項１に記載の順応可能な小型トラックの構成。４．前記乗員席パネル部（２２）は、最下乗員席パネル縁部（２３）を有し、該最下乗員席パネル縁部（２３）の回りに該乗員席パネル部（２２）が前方及び下方に枢動して開く、請求項１に記載の順応可能な小型トラックの構成。５．乗員席部１２は、上方に面を向けた座席背壁（２０）を提供するため水平状態へと下方に折り畳まれるように順応される座席（１７）を備え、前記乗員席パネル部（２２）は、該乗員席パネル部（２２）が略水平の位置にあるとき、前記座席背壁（２０）の上に少なくとも部分的に載って該座席背壁によって支持される、請求項４に記載の順応可能な小型トラックの構成。６．前記乗員席パネル部（１２２）は、最上乗員席パネル縁部（１２３）を有し、該最上乗員席パネル縁部の回りに該乗員席パネル部（１２２）が後方及び上方に枢動して、前記乗員席開口（１２４）を形成するための略水平位置にまで至る、請求項１に記載の順応可能な小型トラックの構成。７．前記積荷ボックス（４０）は、対向するチャンネル（７０）及び該チェンネル（７０）の中に挿入されるようになった支持部材（７１）を備え、ボックスパネル部（４２）及び頂部支持縁部（７２）が略水平な状態で積荷物（３４）を協同的に支持するように該ボックスパネル部（４２）が略水平位置にあるとき、頂部支持縁部（７２）は該ボックスパネル部（４２）と垂直方向の高さで略整合されている、請求項１に記載の順応可能な小型トラックの構成。８．前記乗員席部（１１２）は、上方に面を向けた座席荷積載表面（１２５）を提供するため水平位置にまで下方に折り畳まれるようになった座席（１１７）を備え、該座席荷積載表面（１２５）は、ボックスパネル部（１４２）及び座席荷積載表面（１２５）が略水平な状態で積荷物（１３４）を協同的に支持するように該ボックスパネル部（１４２）が略水平位置にあるとき、前記座席荷積載表面（１２５）は該ボックスパネル部（１４２）と垂直方向の高さで略整合されている、請求項１に記載の順応可能な小型トラックの構成。９．順応可能な小型トラックの構成であって、前部座席(１６)、及び、直立した位置と略水平の位置との間で枢動可能な背部（１８）を備えた後部座席（１８）を有し、該後部座席の背後で閉鎖可能な乗員席開口（２４）を備える、乗員席部（１２）と、少なくとも部分的に前記乗員席開口と整合された積荷ボックス開口（４５）を備えた前壁（４１）を有する積荷ボックス（４０）であって、該積荷ボックスは、支持手段（７０）を有し、該積荷ボックスより長い積荷物（３４）は、前記乗員席開口及び前記積荷ボックス開口を通して積載可能であると共に、略水平位置で前記支持手段の上方にあるとき前記背部の上方に積荷ボックスの床部（３７）から離れて支持される、前記積荷ボックス（４０）と、を含む順応可能な小型トラックの構成。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者ウェルボーン，カールアメリカ合衆国ミシガン州48203，デトロイト，ストラスコナ・ドライブ 1720 【要約の続き】て積荷ボックス（４０）よりも長い積荷物（３４）を載せるように順応可能であり、有利なことに、車輪カバー（３９）の上方でより幅広い荷物を載せることができる。

Claims

【特許請求の範囲】１．乗員席部（１２）と、該乗員席部（１２）に隣接する前壁（４１）及び後壁（５３）を有する積荷ボックス（４０）とを備え、該積荷ボックス（４０）より長い積荷物（３４）を載せるために順応可能な小型トラックの構成であって、前記積荷ボックス（４０）の中に突出した車輪カバー（３９）と、前記積荷ボックス（４０）の前壁（４１）に枢動可能に接続されたボックスパネル部（４２）であって、該ボックスパネル部（４２）は、前記積荷ボックス（４０）の前壁（４１）が閉じられる略垂直の位置と前記ボックスパネル部（４２）が部分的に前記車輪カバー（３９）の上に載り、少なくとも部分的に該車輪カバー（３９）により支持される略水平位置との間を移動可能であり、該積荷ボックス（４０）は該ボックスパネル部（４２）が前記略水平位置にあるとき開口する積荷ボックス開口（４５）を備える、前記ボックスパネル部と、前記乗員席部（１２）に枢動可能に取り付けられ、略垂直の閉位置と略水平の開位置との間を移動可能な乗員席パネル部（２２）であって、該乗員席部（１２）は、該乗員席パネル部（２２）が略水平の位置にあるとき開口する乗員席開口（２４）を有し、該乗員席開口（２４）は、少なくとも部分的に前記積荷ボックス開口（４５）と整合している、前記乗員席パネル部と、を更に含み、これによって、小型トラックの構成は、乗員席部（１２）及び積荷ボックス（４０）の両方を通して積荷ボックス（４０）よりも長い積荷物（３４）を載せるように順応可能である、小型トラックの構成。２．前記積荷ボックス（４０）の後壁（５３）は、略直立した閉位置と略水平の開位置との間を移動するため該積荷ボックス（４０）に枢動可能に接続された後部開閉板（５４）を備え、該後部開閉板（５４）は、最上後部開閉板縁部（５６）を有し、開位置と閉位置との間の中間位置に移動可能であり、該最上後部開閉板縁部（５６）は、該後部開閉板（５４）が中間位置にあるとき及び前記ボックスパネル部（４２）が前記略水平位置にあるとき該ボックスパネル部（４２）と垂直方向の高さにおいて整合され、これによって、前記小型トラックの構成は、積荷物（３４）が積荷ボックス（４０）の後壁（５３）を過ぎて後方に延びるとき、前記最上後部開閉板縁部（５６）及び前記ボックスパネル部（４２）により支持される略平坦な水平状態で積荷物（３４）を載せるように順応可能となる、請求項１に記載の順応可能な小型トラックの構成。３．前記積荷ボックス（４０）は、側壁（５０、５１）を備え、前記ボックスパネル部（４２）は実質的に該側壁（５０、５１）の間に亘って延在する、請求項１に記載の順応可能な小型トラックの構成。４．前記乗員席パネル部（２２）は、最下乗員席パネル縁部（２３）を有し、該最下乗員席パネル縁部（２３）の回りに該乗員席パネル部（２２）が前方及び下方に枢動して開く、請求項１に記載の順応可能な小型トラックの構成。５．乗員席部１２は、上方に面を向けた座席背壁（２０）を提供するため水平状態へと下方に折り畳まれるように順応される座席（１７）を備え、前記乗員席パネル部（２２）は、該乗員席パネル部（２２）が略水平の位置にあるとき、前記座席背壁（２０）の上に少なくとも部分的に載って該座席背壁によって支持される、請求項４に記載の順応可能な小型トラックの構成。６．前記乗員席パネル部（１２２）は、最上乗員席パネル縁部（１２３）を有し、該最上乗員席パネル縁部の回りに該乗員席パネル部（１２２）が後方及び上方に枢動して、前記乗員席開口（１２４）を形成するための略水平位置にまで至る、請求項１に記載の順応可能な小型トラックの構成。７．前記積荷ボックス（４０）は、対向するチャンネル（７０）及び該チエンネル（７０）の中に挿入されるようになった支持部材（７１）を備え、ボックスパネル部（４２）及び頂部支持縁部（７２）が略水平な状態で積荷物（３４）を協同的に支持するように該ボックスパネル部（４２）が略水平位置にあるとき、頂部支持縁部（７２）は該ボックスパネル部（４２）と垂直方向の高さで略整合されている、請求項１に記載の順応可能な小型トラックの構成。８．前記乗員席部（１１２）は、上方に面を向けた座席荷積載表面（１２５）を提供するため水平位置にまで下方に折り畳まれるようになった座席（１１７）を備え、該座席荷積載表面（１２５）は、ボックスパネル部（１４２）及び座席荷積載表面（１２５）が略水平な状態で積荷物（１３４）を協同的に支持するように該ボックスパネル部（１４２）が略水平位置にあるとき、前記座席荷積載表面（１２５）は該ボックスパネル部（１４２）と垂直方向の高さで略整合されている、請求項１に記載の順応可能な小型トラックの構成。９．乗員席部（１２）と、該乗員席部（１２）に隣接する前壁（４１）及び後壁（５３）を有する積荷ボックス（４０）とを備え、該積荷ボックス（４０）より長い積荷物（３４）を載せるために順応可能な小型トラックの構成であって、前記積荷ボックス（４０）の中に突出し、最上表面（３８）を有する車輪カバー（３９）と、略直立した閉位置と略水平の開位置との間を移動するため前記積荷ボックス（４０）に枢動可能に接続された後部開閉板（５４）を備える、該積荷ボックス（４０）の後壁（５３）であって、該後部開閉板（５４）は最上後部開閉板縁部（５６）を有し且つ開位置と閉位置との間の中間位置に移動可能であり、該最上後部開閉板縁部（５６）は該後部開閉板（５４）が中間位置にあるとき前記車輪カバー（３９）の最上表面（３８）の僅かに上方に垂直方向の高さが整合され、これによって積荷物（３４）が略水平状態で積荷ボックス（４０）の後壁（５３）を超えて後方に延びるとき前記最上後部開閉板縁部（５６）によって支持された略平坦な水平状態で積荷物（３４）を載せられるように小型トラックの構成を順応可能とした、前記後壁（５３）と、を含む、順応可能な小型トラックの構成。１０．前記積荷ボックス（４０）は、少なくとも一対の対向チャンネル（７０）と該チャンネル（７０）内に挿入されるようになった支持部材（７１）とを備え、該支持部材（７１）は頂部支持縁部（７２）を備え、該頂部支持縁部（７２）は、最上後部開閉板縁部（５６）と頂部支持縁部（７２）とが協同的に前記積荷物（３４）を支持するように前記後部開閉板（５４）が中間位置にあるとき、該最上後部開閉板縁部（５６）と垂直方向の高さで略整合されている、請求項９に記載の順応可能な小型トラックの構成。１１．乗員席部（１２）と、該乗員席部（１２）に隣接する前壁（４１）及び後壁（５３）を有する積荷ボックス（４０）とを備え、該積荷ボックス（４０）より長い積荷物（３４）を載せるために順応可能な小型トラックの構成であって前記積荷ボックス（４０）の前壁（４１）に枢動可能に接続されたボックスパネル部（４２）であって、該ボックスパネル部（４２）は、前記積荷ボックス（４０）の前壁（４１）が閉じられる略垂直の位置と略水平位置との間を移動可能であり、該積荷ボックス（４０）は該ボックスパネル部（４２）が前記略水平位置にあるとき開口する積荷ボックス開口（４５）を備える、前記ボックスパネル部と、前記乗員席部（１２）に枢動可能に取り付けられ、閉位置と開位置との間を移動可能な乗員席パネル部（２２）であって、該乗員席部（１２）は、該乗員席パネル部（２２）が開位置にあるとき開口する乗員席開口（２４）を有し、該乗員席開口（２４）は、少なくとも部分的に前記積荷ボックス開口（４５）と整合している、前記乗員席パネル部と、を更に含み、これによって、小型トラックの構成は、乗員席部（１２）及び積荷ボックス（４０）の両方を通して積荷ボックス（４０）よりも長い積荷物（３４）を載せるように順応可能である、小型トラックの構成。