JP2002509909A - 2,4−ジクロロ−5−ヒドロキシアセトアニリドの製造法 - Google Patents

2,4−ジクロロ−5−ヒドロキシアセトアニリドの製造法

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JP2002509909A
JP2002509909A JP2000541137A JP2000541137A JP2002509909A JP 2002509909 A JP2002509909 A JP 2002509909A JP 2000541137 A JP2000541137 A JP 2000541137A JP 2000541137 A JP2000541137 A JP 2000541137A JP 2002509909 A JP2002509909 A JP 2002509909A
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aliphatic carboxylic
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dichloro
carboxylic acid
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JP2000541137A
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フランク、システィヒ
ハンス‐ユルゲン、ライトゥング
シュテファン、クラウゼ
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クラリアント・ゲーエムベーハー
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C231/00Preparation of carboxylic acid amides
    • C07C231/12Preparation of carboxylic acid amides by reactions not involving the formation of carboxamide groups

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、3−ヒドロキシアセトアニリドを塩化スルフリルと、3−ヒドロキシアセトアニリド1重量部あたり3〜30重量部の、1〜6個の炭素原子を有する脂肪族カルボン酸の存在下で、20〜100℃で強く攪拌しながら反応させ、反応混合物から気体状成分を除去し、使用する3−ヒドロキシアセトアニリド1重量部あたり1.0〜6重量部の脂肪族カルボン酸の比に設定し、2,4−ジクロロ−5−ヒドロキシアセトアニリドを固体として除去する、2,4−ジクロロ−5−ヒドロキシアセトアニリドの製造法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、ここにその全文を参考として含める独国優先特許出願第DE198
13886.5号明細書、1998年3月27日提出、に開示されているもので
ある。
【0002】 本発明は、先行技術を改良した2,4−ジクロロ−5−ヒドロキシアセトアニ
リドの製造法に関するものである。
【0003】 2,4−ジクロロ−5−ヒドロキシアセトアニリドは、収穫物保護剤(WO8
5/01939明細書)の製造における重要な中間体である。
【0004】 2,4−ジクロロ−5−ヒドロキシアセトアニリドは、3−アミノフェノール
のアセチル化により得られる3−ヒドロキシアセトアニリドの塩素化により製造
することができる。
【0005】 WO86/00072明細書の25頁、例III 、工程Bに記載されている、氷
酢酸中の3−ヒドロキシアセトアニリドと気体状塩素の反応による収率は、使用
する3−ヒドロキシアセトアニリドに対して理論値の30.4%に過ぎない。
【0006】 例2、工程Bに関して、WO85/01939明細書は27頁、例3で、氷酢
酸中の3−ヒドロキシアセトアニリドと塩化スルフリルの反応を記載している。
25頁、例2、工程Bの説明によれば、2,4−ジクロロ−5−メチルアセトア
ニリドの製造で、反応混合物は、塩化スルフリルを3−アセトアミドトルエンに
加えた後、室温で約60時間放置し、続いて、攪拌可能な物質が形成されるまで
加熱し、次いでさらに約5時間攪拌する。例2、工程Bと同様の例3、工程Bに
より製造される2,4−ジクロロ−5−ヒドロキシアセトアニリドは、使用する
3−ヒドロキシアセトアニリドに対して収率43.5%で得られる。
【0007】 上記の2例で得られる2,4−ジクロロ−5−ヒドロキシアセトアニリドの収
率は比較的低いので、これらの製法は工業的な実施には推奨できない。
【0008】 そこで、本発明の目的は、一方で簡単な様式で工業的に実現でき、妥当なコス
トで2,4−ジクロロ−5−ヒドロキシアセトアニリドを高収率で、同時に高純
度で製造できる製法を提供することである。
【0009】 この目的は、3−ヒドロキシアセトアニリドを塩化スルフリルと、3−ヒドロ
キシアセトアニリド1重量部あたり3〜30重量部の、1〜6個の炭素原子を有
する脂肪族カルボン酸の存在下で、20〜100℃で強く攪拌しながら反応させ
、反応混合物から気体状成分を除去し、使用する3−ヒドロキシアセトアニリド
1重量部あたりの脂肪族カルボン酸を1.0〜6重量部の比に設定し、2,4−
ジクロロ−5−ヒドロキシアセトアニリドを固体として除去する、2,4−ジク
ロロ−5−ヒドロキシアセトアニリドの製造法により達成される。
【0010】 WO85/01939明細書、例3に記載されている2,4−ジクロロ−5−
ヒドロキシアセトアニリドの製造に対して、本発明の方法により、3−ヒドロキ
シアセトアニリドの製造に必要な3−アミノフェノールに対して収率80〜85
%以上で所望の2,4−ジクロロ−5−ヒドロキシアセトアニリドを製造できる
ことは、非常に驚くべきことである。本製法は、特に技術的に経費をかけずに、
比較的低い温度および短い反応時間で実行することができる。本発明による操作
の際に分離される酢酸は、溶剤/分散媒体として反応に循環使用することができ
る。
【0011】 3−ヒドロキシアセトアニリド1モルあたり、一般的に1.5〜5、特に1.
8〜2.5、好ましくは1.9〜2.2、モルの塩化スルフリルを使用する。
【0012】 3−ヒドロキシアセトアニリドに対して、脂肪族カルボン酸は、反応中に反応
混合物を十分に混合できる様な量で加える。
【0013】 多くの場合、この条件は、3−ヒドロキシアセトアニリド1重量部あたり4〜
15、特に4.5〜13、好ましくは5〜10、特に好ましくは5〜7、重量部
の脂肪族カルボン酸の存在下で、3−ヒドロキシアセトアニリドと塩化スルフリ
ルの反応を実行することにより、確保される。
【0014】 適当な脂肪族カルボン酸は、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、n−酪酸、イソ酪酸
、3−メチル酪酸、吉草酸、n−ヘキサン酸およびイソヘキサン酸である。上記
カルボン酸の混合物を使用することもできる。脂肪族カルボン酸またはそれらの
混合物は無水物の形態で使用する。
【0015】 特に適当な脂肪族カルボン酸は、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、n−酪酸、イソ
酪酸またはこれらのカルボン酸の混合物、特にギ酸、酢酸またはプロピオン酸、
好ましくは酢酸である。
【0016】 多くの場合、3−ヒドロキシアセトアニリドを塩化スルフリルと25〜70、
特に40〜60、℃で反応させるのが有利であることが分かった。
【0017】 本製法は特に簡単な様式で、3−ヒドロキシアセトアニリドと脂肪族カルボン
酸を最初に入れ、次いで、混合しながら塩化スルフリルを加えることにより、実
行できる。塩化スルフリルを加える速度は、反応熱および形成される気体状成分
(SO 、HCl)を吸引除去できる様に選択する。反応時間は、塩化スルフ リルを加える速度、および反応熱および気体状成分(廃棄ガス)の両方を十分な
速度で実際に吸引除去できるか、否かにより、実質的に異なる。
【0018】 反応の際、気体状成分が反応混合物から確実に逃げられる様にする必要がある
。塩化スルフリルの添加が終了した後、混合物をさらに十分な時間反応させて反
応を完了させ、なお存在することがある気体状成分をすべて除去する。
【0019】 反応の際、反応物質が確実に十分に混合される様にしなければならない。効果
的な混合により、反応中、および追加の反応時間の際に必要な、気体状成分を反
応混合物から除去する操作を容易に行なうことができる。
【0020】 塩化スルフリルとの反応の後にも溶解している気体状成分、例えばHClおよ
びSO 、は、通常、10mbar〜大気圧、特に20mbar〜500mbar、好まし くは50〜250mbar、の圧力で除去される。気体状成分は反応混合物からでき
るだけ確実に分離しなければならない。反応混合物から気体状成分が十分に分離
されていない場合、最終生成物の収率および純度に不利な結果がもたらされるこ
とがある。
【0021】 多くの場合、気体状成分を25〜100℃、特に40〜70℃、で除去するの
が有利であることが分かった。
【0022】 気体状成分を分離する場合、通常、気体状成分は除去されるが、脂肪族カルボ
ン酸は分離されない様に、温度および圧力を選択する。これによって、脂肪族カ
ルボン酸を蒸留により分離する時、得られる脂肪族カルボン酸は決してHClお
よびSO により汚染されることはない。
【0023】 すでに述べた様に、使用する脂肪族カルボン酸と3−ヒドロキシアセトアニリ
ドの比は、使用する3−ヒドロキシアセトアニリド1重量部あたり、脂肪族カル
ボン酸が1.0〜6、特に1.5〜5、好ましくは1.5〜4.5、特に好まし
くは2〜4、重量部になる様に設定するが、この設定は、上記の比が得られるま
で、必要に応じて、脂肪族カルボン酸を反応混合物から分離するか、または必要
に応じて、適切な量の脂肪族カルボン酸を加えることにより行なう。3−ヒドロ
キシアセトアニリドと塩化スルフリルの反応で、2,4−ジクロロ−5−ヒドロ
キシアセトアニリドの分離に適当な、使用する脂肪族カルボン酸と3−ヒドロキ
シアセトアニリドの比が最初に設定されていれば、この比を調節しなくてもよい
【0024】 使用する脂肪族カルボン酸と3−ヒドロキシアセトアニリドの比は、一方で、
2,4−ジクロロ−5−ヒドロキシアセトアニリドができるだけ完全に固体とし
て沈殿し、他方、得られる反応混合物がその後の処理(濾過、遠心分離)に十分
な流動性を有する様な比にすべきである。
【0025】 多くの場合、脂肪族カルボン酸を30〜80℃、25〜270mbarで留別する
のが有利であることが分かった。続いて反応混合物を15〜45℃に冷却し、2
,4−ジクロロ−5−ヒドロキシアセトアニリドを、例えば濾過により、固体と
して分離する。
【0026】 得られる、2,4−ジクロロ−5−ヒドロキシアセトアニリドを含む母液は、
次の、塩化スルフリルとの反応に、10〜90%、特に30〜60%、の量で非
常に効果的に循環使用し、収率を増加させることができる。その際、使用する新
しい脂肪族カルボン酸の量は対応して減少させることができる。
【0027】 酢酸および水で洗浄した後、固体として分離される2,4−ジクロロ−5−ヒ
ドロキシアセトアニリドは、一般的に98.5%以上の純度で得られる。
【0028】 単離された形態または粗製物の形態の両方の3−ヒドロキシアセトアニリドを
本発明の方法に使用することができる。
【0029】 本発明の方法の特別な実施態様では、使用する3−ヒドロキシアセトアニリド
は、3−アミノフェノールを酢酸中で無水酢酸と反応させることにより製造され
る3−ヒドロキシアセトアニリド含有反応混合物である。この変形は、この反応
混合物を、それ以上精製することなく、直接製法に使用できるので、特に有利で
ある。
【0030】 この3−ヒドロキシアセトアニリド含有反応混合物を製造するには、3−アミ
ノフェノールを、溶剤として酢酸中、0.9〜2、特に1〜1.2、モルの無水
酢酸と反応させる。ここで、酢酸に溶解させた3−アミノフェノールを最初に入
れ、無水酢酸をゆっくり加えるのが有利であることが分かった。反応は温度0〜
120℃、特に20〜60℃、で行なう。酢酸の量は、反応温度で反応物同士が
溶解した形態にある様に選択する。多くの場合、3−アミノフェノール1重量部
あたり1〜20、特に2〜5、重量部の酢酸が有利であることが分かっている。
反応時間は、選択した反応温度および反応物同士を加える速度により決定される
。多くの場合、反応時間は30分間〜10時間、特に1〜3時間、で十分である
【0031】 反応終了後、3−ヒドロキシアセトアニリドを反応混合物から結晶化させ、濾
別することができる。結晶化は、一般的に0〜40℃、特に15〜20℃、で行
なう。
【0032】 上記の様に、単離された形態の3−ヒドロキシアセトアニリドおよび3−ヒド
ロキシアセトアニリド含有反応混合物の両方を、それ以上精製せずに、塩化スル
フリルによる塩素化に使用できる。
【0033】 その様な反応混合物を使用する場合、脂肪族カルボン酸、特に酢酸、を加える
ことにより、または酢酸を除去することにより、脂肪族カルボン酸または酢酸と
3−ヒドロキシアセトアニリドの必要とされる重量比を設定することが推奨され
る。脂肪族カルボン酸として酢酸を使用することにより、この製法変形を特に好
ましい形態で行なうことができる。
【0034】 本発明の方法は、バッチ式または連続式の両方で行なうことができる。
【0035】 下記の諸例は本発明をより詳細に説明するためのものであるが、本発明を制限
するためのものではない。
【0036】 実験の部 A)3−ヒドロキシアセトアニリド含有反応混合物の製造 20℃で、3−アミノフェノール262g(2.4モル)を酢酸806gに溶
解させる。続いて、45分間の時間をかけて、無水酢酸254gを加える。加え
た後、混合物を55℃で5分間攪拌する。HPLC分析により立証される様に、
3−アミノフェノールが完全に3−ヒドロキシアセトアニリドに転化されている
。この反応混合物をその後の塩素化に、それ以上精製せずに、直接使用する。
【0037】 B)2,4−ジクロロ−5−ヒドロキシアセトアニリドの製造 例1 3−ヒドロキシアセトアニリドと塩化スルフリルの反応 3−ヒドロキシアセトアニリド175g(1.16モル)を氷酢酸2700g
に溶解させる。強く攪拌しながら、塩化スルフリル327g(2.42モル)を
60℃で2時間かけて滴下して加える。加えた後、混合物を60℃で5分間攪拌
する。続いて、底部温度60℃および約120mbarで、なお溶解している気体を
先ずすべて除去し、次いで、酢酸2000gを留別する。懸濁液を15℃に冷却
し、濾別し、残留物を酢250gおよび水250gで洗浄する。フィルターケー
キを約200mbar、60℃で乾燥させる。これによって、収率76%に相当する
2,4−ジクロロ−5−ヒドロキシアセトアニリド193gが得られる。HPL
Cで測定した2,4−ジクロロ−5−ヒドロキシアセトアニリドの純度は99%
を超えている。
【0038】 例2 3−ヒドロキシアセトアニリドと塩化スルフリルの、例1から得られる母
液の循環使用による反応 3−ヒドロキシアセトアニリド175g(1.16モル)を氷酢酸2430g
および例1から得られる母液と洗浄した酢を合わせた量270gと混合する。強
く攪拌しながら、塩化スルフリル327gを60℃で2時間かけて滴下して加え
る。加えた後、混合物を60℃で5分間攪拌する。続いて、底部温度60℃およ
び約120mbarで、なお溶解している気体を先ずすべて除去し、次いで、酢酸2
000gを留別する。
【0039】 懸濁液を15℃に冷却しながら攪拌し、濾別し、残留物を酢酸250gおよび
水250gで洗浄する。フィルターケーキを約200mbar、60℃で乾燥させる
。これによって、収率84%に相当する2,4−ジクロロ−5−ヒドロキシアセ
トアニリド215gが得られる。HPLCで測定した純度は99%を超えている
【0040】 例3 A)で製造した反応混合物と塩化スルフリルの反応 A)により製造した反応混合物を酢酸2000gと混合する。続いて、30℃
で、強く攪拌しながら、塩化スルフリル665gを60分間かけて滴下して加え
る。塩化スルフリルを加えた後、混合物を30℃で5分間攪拌する。次いで、底
部温度約50℃および約100mbarの減圧で、なお溶解している気体を先ずすべ
て除去し、次いで、酢酸1500gを留別する。得られた懸濁液を20℃に冷却
し、濾過する。フィルターケーキを酢酸500gおよび水500gで洗浄し、約
200mbar、60℃で乾燥させる。
【0041】 3−ヒドロキシアセトアニリドに対して収率80%に相当する2,4−ジクロ
ロ−5−ヒドロキシアセトアニリド425gが白色固体として得られる。HPL
C分析で測定した純度は99%を超えている。
【0042】 例4 3−ヒドロキシアセトアニリドと塩化スルフリルの、ギ酸中での反応 3−ヒドロキシアセトアニリド151gをギ酸1500gに溶解させる。60
℃で、塩化スルフリル277gを強く攪拌しながら2時間かけて滴下して加える
。加えた後、混合物を60℃で5分間攪拌する。続いて、底部温度60℃および
約140mbarで、なお溶解している気体を先ずすべて除去し、次いで、ギ酸10
50gを留別する。
【0043】 懸濁液を15℃に冷却しながら攪拌し、次いで濾別し、残留物をギ酸200g
および水200gで洗浄する。フィルターケーキを約200mbar、60℃で乾燥
させる。これによって、収率70%に相当する2,4−ジクロロ−5−ヒドロキ
シアセトアニリド154gが得られる。HPLCで測定した純度は99%を超え
ている。
【0044】 例5 3−ヒドロキシアセトアニリドと塩化スルフリルの、プロピオン酸中での
反応 ギ酸の代わりにプロピオン酸を使用した以外は、例4に記載する様に操作する
。これによって、収率80%に相当する2,4−ジクロロ−5−ヒドロキシアセ
トアニリド176gが得られる。HPLCで測定した純度は99%を超えている
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シュテファン、クラウゼ ドイツ連邦共和国フランクフルト、ローレ ライシュトラーセ、26 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC30 AD11 BA50 BB17 BC10 BC31 BE51 BJ50 BM30 BM72 BN30

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3−ヒドロキシアセトアニリドを塩化スルフリルと、3−ヒドロキシアセトア
    ニリド1重量部あたり3〜30重量部の、1〜6個の炭素原子を有する脂肪族カ
    ルボン酸の存在下で、20〜100℃で強く攪拌しながら反応させ、反応混合物
    から気体状成分を除去し、使用する3−ヒドロキシアセトアニリド1重量部あた
    りの脂肪族カルボン酸を1.0〜6重量部の比に設定し、2,4−ジクロロ−5
    −ヒドロキシアセトアニリドを固体として除去することを特徴とする、2,4−
    ジクロロ−5−ヒドロキシアセトアニリドの製造法。
  2. 【請求項2】 3−ヒドロキシアセトアニリド1モルあたり、1.5〜5モルの塩化スルフリ
    ルを使用する、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 3−ヒドロキシアセトアニリド1モルあたり、1.8〜2.5モルの塩化スル
    フリルを使用する、請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 4〜15重量部の脂肪族カルボン酸の存在下で反応を実行する、請求項1〜3
    のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 使用する脂肪族カルボン酸がギ酸、酢酸またはプロピオン酸である、請求項1
    〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 使用する脂肪族カルボン酸が酢酸である、請求項1〜5のいずれか1項に記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 3−ヒドロキシアセトアニリドを塩化スルフリルと25〜60℃で反応させる
    、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 気体状成分が10mbar〜大気圧で除去される、請求項1〜7のいずれか1項に
    記載の方法。
  9. 【請求項9】 使用する3−ヒドロキシアセトアニリドが、3−アミノフェノールを酢酸中で
    無水酢酸と反応させることにより製造される3−ヒドロキシアセトアニリド含有
    反応混合物である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 使用する3−ヒドロキシアセトアニリド1重量部あたりの脂肪族カルボン酸を
    1.5〜5重量部の比に設定する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
JP2000541137A 1998-03-27 1999-03-25 2,4−ジクロロ−5−ヒドロキシアセトアニリドの製造法 Pending JP2002509909A (ja)

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DE19813886A DE19813886C2 (de) 1998-03-27 1998-03-27 Verfahren zur Herstellung von 2,4-Dichlor-5-hydroxyacetanilid
PCT/EP1999/002017 WO1999050228A1 (de) 1998-03-27 1999-03-25 Verfahren zur herstellung von 2,4-dichlor-5-hydroxyacetanilid

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