JP2002508772A - 健康補助剤 - Google Patents

健康補助剤

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JP2002508772A JP50595199A JP50595199A JP2002508772A JP 2002508772 A JP2002508772 A JP 2002508772A JP 50595199 A JP50595199 A JP 50595199A JP 50595199 A JP50595199 A JP 50595199A JP 2002508772 A JP2002508772 A JP 2002508772A
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トッピング,デイビッド
ジョツザ,アレクサンダー,ジェームス
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シグマ ファーマスーティカルス ピーティーワイ リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 同様に糞便バルキング特性をもつ結腸内の短鎖長脂肪酸(特に酪酸)のプロモータと組合わせた形で、オオバコといった糞便バルクプロモータ及びコレステロール低減剤の組合せを内含する、人間における腸の健康を改善させるための組成物。高アミロースでんぷんは、同じく短鎖長脂肪酸の形成を促進する有用な糞便バルクプロモータの特定の一例である。

Description

【発明の詳細な説明】 健康補助剤 技術分野 本発明は、健康を改善するための組成物及び方法、特に、腸の健康を改善し、 緩下性をもち、血中コレステロールレベルの低下を促進する組成物に関する。 背景技術 大便をより容易に通過させることを通して腸の快適性を改善するための緩下剤 としては数多くの異なるものが存在する。これらのうちのいくつかは、結腸壁の 筋肉の収縮を刺激することを通して便通を改善させるのに、薬学的構成要素に依 存している。しかしながら、これらの刺激性作用物質は便通を改善させるものの 、短期又は長期的に見た腸の健康の改善のためにほとんど何もしてくれない。 最適な緩下剤は、このような薬学的成分に対する代替物に依存するものである 。一般にこれらは、消化不能な多糖類(「食物繊維」及び「耐性でんぷん」)の形で バルキング(膨張)剤を含有し、かくして糞便のバルクを促進する組成物をほぼ ベースにしている。食物繊維そしてそれより程度の低いものの耐性でんぷんの摂 取の増加が、人間において大便の質量及び排便頻度を増大させることが知られて いる。数多くの繊維富有調製物が、単純な便秘を速やかにかつ有効に緩和し、こ れらは、憩室病の予防及び管理において価値あるものでありうる。糞便のバルク の増加に加えて、バルキング剤のいくつかは、短鎖長脂肪酸(SCFA)の産生を 通して利益を生み出す。これらの酸は、結腸内微小植物相による食物炭水化物の 発酵によって産生される。結腸粘膜に対する、SCFAの提供は、その無欠性の 維持のため及び器官の正常な機能のために必須であると思われる。同様に、SC FAは、非感染性大腸疾患の予防のために不可欠であるとも思われ、それらの供 給は、遠位結腸(これらの疾病の発生率がより高い部位)にとって特に有意であ るかもしれない。SCFAの産生は、基質供給が高い盲腸及び近位結腸において 優勢であると思われる。結腸に沿って消化物が通過するにつれて、SCFAの利 用能は、酸の吸収及び利用と結びつけられた基質の枯渇を通して降下する。 最近の研究では、主要SCFA,特に酢酸塩、プロピオン酸塩及び酪酸塩(た だし、コハク酸塩及び蟻酸塩を含めその他のものも可能である)が一定数の効果 をもち得るということが示されてきた。集合的に言うと、これらは消化物のpH を低下させ、これはアミンといった毒性化合物の吸収を制限することにより結腸 ガンの危険性を低下させると考えられている効果である。3つの主要なSCFA は流体及び電解質の輸送を刺激し、かくして下痢の危険性を低減させる。これら は、組織灌流を改善させることができるように結腸への血液の流れを促進し、同 様に筋肉の収縮を刺激する。主要なSCFAは、結腸細胞増殖を刺激すると思わ れ、酪酸塩は、正常な細胞表現型を促進するものと思われる。後者の酸は、結腸 細胞のための主要な代謝燃料であり、それが、DNA修復を促進し形質転換され た細胞の成長を阻害することによって結腸ガンの危険性を低下させると いうことを数多くの研究が示唆してきた。かくして、酪酸は、SCFAのうち最 も有益なものであると考えられる。その他の研究では、潰瘍性大腸炎を患う人間 の結腸内への点滴注入が、この身体条件の速やかな緩解を導くという点で直接的 な治療上の利点が実証されてきている。 非感染性疾患の危険性を低下させることに加え、食物繊維及び耐性でんぷんは 、非病原性細菌の成長を刺激することにより、結腸の健康にとって有益である可 能性がある。かくして、SCFAの産生に有利に作用する条件特に酪酸塩は、疾 病の危険性を低下させる上でさらに有利なものとなる。 バルキング剤のいくつかはSCFAを増大させるものの、これは、かかる作用 物質全てについて必然的に発生するものではない。例えば、一般的に使用される バルキング剤の1つすなわちオオバコは、結腸内でSCFAレベルを低減させる ように作用することができる。しかしながら、オオバコは同様に血流内のコレス テロールの低減を促進する効果も有することから、これは、血中コレステロール の低減が重要であるような状況において好まれるバルキング剤である。 コレステロール低下効果をもちうるその他のバルキング剤としては、グアール ゴム質、ペクチン、コンニャクや、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシ プロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース及びメチルセルロース を含む変性炭水化物がある。ここでも又、これらは血中コレステロール低下効果 をもつかもしれないものの、一般に結腸内のSCFAレベルを著しく改善するよ うには作用せず、特にSCFAのうちで最も重要な酪酸のレベルを抑制する可能 性がある。 理想的には、最も望ましい緩下剤組成物は、血中コレステロールを低減させ、 健康的な便通にとって必要なバルクを提供しながら結腸内の酪酸塩を含むSCF Aの存在を促進することができなくてはならない。 発明の開示 1つの態様においては、本発明は、動物による経口摂取に適し、バルク形成材 料、コレステロール低減剤及び脂肪酸プロモータを内含する組成物において、そ の中の成分の相対的割合及び性質が、糞便のバルク、結腸内の酪酸の増大及び血 漿低密度リポタンパク(コレステロール)の低減を促進するように選択されてい る組成物を提供している。この組成物は、人間の治療のために特に適している可 能性がある。 本明細書においては、バルク形成材料とは、結果として得られた叢が糞便質量 に寄与する状態で発酵可能な基質を提供するべく結腸内の叢によって利用されう るように小腸内の消化に耐えることによって結腸内の糞便バルクの形成を著しく 助ける経口摂取可能なあらゆる材料のことを指す。同様に、糞便質量の保水特性 も増大する可能性がある。 組成物は、少なくとも2つの異なる構成要素を内含することになるが、単一の 構成要素でもこの組成物の属性のうちの1つ以上を提供することができるという ことを理解すべきである。例えば、バルク形成材料は同様に、コレステロールレ ベルを低減させるように作用することもでき、或いは又、結腸内の酪酸の存在を 促進することもできる。複数のバルク形成材料が存在していてよく、そのうちの 1つは前記酪酸形成を促進でき、も う1つはコレステロールの低下を促進する。 好ましくは、組成物は水溶性であり、かつ/又は水中で分散又は懸濁を形成す る。適切には、これは、ドリンクミックスの形をしていてよい。代替的には、組 成物は細かい粉末又は錠剤の形をとることができる。これはケーキ又はビスケッ トといった食品中に取り込むのに適した形をしていてよい。 適切には、バルク形成材料は、組成物の20〜60重量%,より好ましくは3 0〜50重量%,最も好ましくは約40重量%を形成することになる。 好ましくは、バルク形成材料は、繊維材料を内含する。これは好ましくは水溶 性又は水和性をもつ。好ましくは、組成物中に含まれるその他のあらゆる物質の うちの単数又は複数のもの、そして最も好ましくは、全ての物質が、水溶性又は 水和性をもつ。 バルク形成材料は、好ましくは親水性コロイドを含んでいてよい。バルク形成 材料は繊維質であってよい。繊維質材料は親水性コロイドでありうる。繊維質材 料は、寒天、plantago種子(オオバコ)、海藻灰(アルギン酸塩)、植物性ゴム質例 えばトラガカントゴム、コンドラス、グアール及びカラヤゴム(アオギリ)、合成 セルロース誘導体を含むセルロース例えばカルボキシルメチルセルロース、ヒド ロキシプロピルメチルセルロース及びメチルセルロース、ペクチン、及び麦芽エ キス及びこれらの薬学的に受容可能なあらゆる組合せ及び/又は誘導体を内含し ていてもよいしかつ/又はそれらから誘導されてもよい。最も適切には、バルク 形成材料は、オオバコを含む。前述の繊維質材料のいずれかの適切な誘導体は、 結腸中の遊離脂肪酸特に 酪酸を提供する又は促進するべく結腸内で加水分解可能な結合によってそれに共 有結合された脂肪酸といった化合物を有する誘導体を内含していてよい。その他 、このような誘導体は、5アミノサリチル酸に基いたものを内含していてよい。 バルク形成材料がオオバコを内含する場合、これは、適切には、plantago gen usの植物から得られるオオバコ種子から誘導されたオオバコ包皮を含んでいてよ い。オオバコ包皮は、種子の種皮から得られ、好ましくは、水中分散を容易にす る粒度までつぶされる。一般的に言うと、大部分のオオバコ包皮粒子が60メッ シュのふるいを通ることが好ましい。 バルク形成材料のもう1つの好ましい形態は、小腸内での消化に耐えるでんぷ ん又はでんぷん誘導体である。これは、とうもろこしでんぷんを内含する可能性 がある。好ましくは、でんぷんは、高いアミロース含有量をもつものである。適 切には、でんぷんは少なくとも50重量%,より好ましくは少なくとも70重量 %のアミロースを内含する。アミロースは一般に、高レベルの食物繊維及び/又 は耐性でんぷん含有量と結びつけられる。 でんぷん供給源としては、Starch Australasia Ltd.により市販されている未 変性食品等級のトウモロコシであるHi-maizeが含まれていてよい。高いアミロー ス含有量をもつ適切なタイプのトウモロコシは、Goodman Fielder Ltd.名義のオ ーストラリア特許第660560号の中で記述されている。 好ましくは、組成物は、共にバルク形成材料である高アミロースでんぷん及び 親水性コロイド例えばオオバコの両方を内含する。オオバコは、高セミロースで んぷんが結腸内でSCFA 特に酪酸の形成を促進するのに対して、血中コレステロールを低下させることが できるという付加的な特徴を有する。 本書で使用されるような脂肪酸プロモータという語は、腸内で酪酸レベルを高 めるように作用するあらゆる物質(オオバコとは別)を意味する。これは、バル ク形成材料であってよい。これは、発酵可能な基質として作用しうるバルク形成 材料の存在下で結腸中の酪酸形成を容易にする材料であってよい。 脂肪酸プロモータは、遊離脂肪酸を放出するため結腸内で加水分解可能な結合 により担体(FACBC)に共有結合された脂肪酸特に酪酸を内含する材料及び /又はでんぷん供給源であり得る。適切には、脂肪酸プロモータは、結腸内での 脂肪酸特に酪酸及び任意にはその他の脂肪酸の放出及び/又は形成を促進する。 好ましくは、脂肪酸はSCFAである。SCFAは、酢酸塩、プロピオン酸塩又 は酪酸塩及び/又はその混合物であってよい。 オオバコを単独で含有する組成物は、酪酸レベルの増大を導く可能性がある。 しかしながら、オオバコ及び脂肪酸プロモータの組合せは、酪酸レベルのさらに 一層の増加を導くことができる。 脂肪酸プロモータが、担体に共有結合された酪酸及び任意にはその他のSCF Aを内含する場合、FACBCは適切には、Commonwealth Scientific and I ndustrial Research Organisationの名義のオーストラリア特許出願第813 68/94号の中で一般的かつ特定的に記述されたFACBCの範囲の中から選 択されうる。最も好ましくは、FACBCは、でんぷん、グルカン、ペクチン、 ゴム質、粘漿剤、セルロース、 ヘミセルロース、イヌリン及びオリゴ糖及び/又はその混合物に対し酪酸及び任 意にはその他のSCFAを共有結合することによって調製された材料から選択す ることができる。 脂肪酸プロモータは好ましくは、組成物の20〜60重量%又は好ましくは3 0〜50重量%及び最も好ましくは約40%を占める。 脂肪酸プロモータは好ましくは、小腸内での消化に耐える形で実質的割合ので んぷんを内含する。最も適切には、これは高アミロースでんぷんを実質的な割合 で内含している。 脂肪酸プロモータは、一定範囲の構成要素を内含することができる。例えば、 これは高アミロースでんぷん及びFACBCを内含することができる。これはさ らに、組成物中のその他の単数又は複数の構成要素がSCFA,特に酪酸形成を 促進できるようにするための条件を腸内に作り出す助けをする単数又は複数の補 助構成要素さえ内含することができる。かくして例えば、結腸内の発酵によりS CFAの形成を促進する高アミロースでんぷんは、腸内のビィフィドバクテリウ ム属の数を増大させることによってその有効性を増大させることができる。ビフ ィドバクテリウム属の存在を増大させることには、結腸内の望ましくない細菌の レベルを低減させるという有用な副効果もあり、かくして間接的に発酵の増大を 導くことができる。 かくして、発酵されるか又はその他の形で実質的に変性させる前に結腸まで消 化器系を通って走行することのできるビフィドバクテリウム促進用構成要素を内 含することにより、その独自の作用又は発酵を通して直接的にSCFAを生成す ることによってか及び/又はSCFAを促進するべく、その他の物質の 発酵のために結腸内の条件を改善することによって間接的に、組成物のSCFA 促進特性を著しく増大させることが可能である。ビフィドバクテリウム属を促進 するためには、オリゴフルクトースが特に好ましい材料である。これは組成物の 重量で0%〜30%,より好ましくは5%〜25%の割合で組成物中に内含され ていてよい。 コレステロール低減剤は、経口摂取でき血漿低密度リポタンパクレベルを低減 させるように作用するあらゆる材料であってよい。最も好ましくは、これはバル ク形成材料を内含することになる。これは繊維質材料であってもよい。これは、 親水性コロイドを内含することもできる。これは、以前に適切なバルク形成材料 として特定された親水性コロイド及びその混合物のグループの中から選択されう る。最も好ましくは、それは大きい割合でオオバコを内含していてよい。 組成物の構成要素及びその割合は、標準的な糞便pHを低減させるように選択 されうる。例えば、糞便pHは標準的に、規則的に組成物を標準用量だけ経口摂 取した後およそ5.5〜7pH単位、より好ましくは約6単位のレベルまで低減 されうる。低いpHはガンを回避することになると考えられている。 好ましくは、標準的な日々の組成物用量は、本発明の組成物について、およそ 10〜30グラム、より好ましくは15〜25グラムである。 組成物は、そのバルキング特性、酪酸増加特性又はコレステロール低下特性以 外の特性を高める任意の構成要素を単数又は複数内含することができる。その他 の構成要素としては、賦形剤及び/又は加工助剤が含まれうる。 顆粒形状への加工を助ける好ましい任意の構成要素は、多糖類である。適切に は、多糖類の大部分は五糖類及び/又はそれ以上の多糖類である。これらにはマ ルトデキストリンが含まれていてよい。任意の構成要素は、マルトデキストリン 、可溶性担体、充てん剤及び製品増量剤を内含することができる。任意の構成要 素は、組成物の重量で5%〜50%,より好ましくは10〜45%,最も好まし くは15〜25%を構成することができる。マルトデキストリンは標準的に、こ れらのその他の任意の構成要素の重量で少なくとも50%,より好ましくは少な くとも70%を構成しうる。 組成物をより味の良いものにするためには、任意の成分には、水と混合したと き組成物構成要素を懸濁かつ/又は溶解させる上で助けとなる分散剤が含まれて いてよい。適切な分散剤の例としては、レシチン、及び改質レシチン、ポビドン (ポリビニル/ピロリドン)、硫酸ラウリルナトリウム、ポリソルビン酸塩、二酸 化ケイ素が内含されている。標準的には、これらは、組成物の0.1〜5重量% の範囲内のレベルで、組成物中に取り込むことができる。 本発明に従った特に好ましい組成物には、調味料、甘味料及び/又は酸化防止 剤及び/又はビタミン及び/又は食品誘導体といった健康補助剤といった成分が 添加されていてもよい。 一般的に言って、組成物中の成分の割合は、組成物の以下の好ましい重量百分 率に従って規定することができる: (i)40%〜100%,より好ましくは60%〜100%のバルク形成材料、 (ii)25%〜60%,より好ましくは35%〜50%のコレ ステロール低減剤 (iii)25%〜60%,より好ましくは35%〜50%の脂肪酸プロモータ; 及び (iv)0%〜40%,より好ましくは10%〜30%のその他の任意の成分。な おコレステロール低減剤及び/又は脂肪酸プロモータは同様にバルク形成材料の 一部分又は全てをも含むことができる。 1つの好ましい組成物には、以下の構成要素が含まれる: (i)25〜60重量%,より好ましくは約40重量%のオオバコ; (ii)25〜60重量%,より好ましくは約40重量%の高アミローストウモロ コシでんぷん(例えばStarch Australasia LtdからのHi-maize); (iii)10〜30重量%,より好ましくは約20重量%のマルトデキストリン 又はオリゴフルクトース又はそれらの組合せ。 もう1つの特に好ましい組成物は、以下の構成要素を有する: (i)25〜60重量%,より好ましくは約40重量%のオオハコ; (ii)0〜60重量%の高アミローストウモロコシでんぷん; (iii)0〜60重量%のFACBC; (iv)0〜30重量%のマルトデキストリン;及び (v)0〜30重量%のオリゴフルクトース なおここで、構成要素(ii)及び(iii)の組合せは、少なくとも組成物の25 重量%を占め、構成要素(iv)及び(v)の組合せは組成物の少なくとも10重 量%を占めている。 組成物は、薬学調製物の形で投与することができ、その場合、それは好ましく は水溶性をもちかつ/又は水中に容易に分散でき、かつ/又は、ゲル(又は水中 高粘度溶液)を形成する。分散及び味感改良を助けるため、組成物には、重炭酸 ナトリウム及びクエン酸の混合物といったガス発生剤が含まれていてよい。代替 的には、組成物は、固形食物、ビスケット、パン、ケーキ、菓子、穀物又は乳製 品ベース又はオイルベースの調製物といった一連の食品の構成要素として投与す ることができる。 これは、便秘、下痢状態、過敏性腸症候群、クローン病、結腸直腸ガン、憩室 病及び潰瘍性大腸炎といった一連の腸障害を管理し予防するために使用すること ができる。これは同様に、血中コレステロールの低下を通して冠動脈疾患の危険 性を低下させるためにも使用することができる。 さらなる態様においては、本発明は、ここで記述するように腸の健康を促進す るための組成物を患者に摂取させることを含む腸の健康を促進するための方法を 提供する。 適切には、組成物は、以下の効果のうちのいずれか単数又は複数のものをもつ 物質を内含する: (i)血漿LDLコレステロールの低下 (ii)腸内糞便pHの低下 (iii)大便の総水分体積含有量の増大 (iv)糞便SCFA特に酪酸塩排泄の増大及び (v)糞便胆汁酸排泄の増大 適切には、組成物は、上記項目(i)〜(v)に識別された効果要因の測定値 に対し著しい効果を及ぼすのに充分な量で定期的に投与される。 さらなる態様においては、本発明は、本書に記述されているような組成物を顆 粒形態で製剤する方法において、マルトデキストリン及び/又はオリゴフルクト ースを溶解させる粉末化された高アミロースでんぷん及び任意には溶液を提供す るための水中のその他の添加剤を含有する混合物を製造する段階、流動層中で混 合物を流動化する段階、溶液と共に流動化された混合物を噴霧する段階及び、顆 粒状にされた材料を製造するべく5%〜15%,より好ましくは8%〜10%の 範囲内の含水率になるまで噴霧された混合物を乾燥する段階を含んで成る方法を 提供している。オオバコ包皮は、顆粒化の前又は後で混合物に付加することがで きる。 完成した顆粒状製品は冷却させられ、その後顔料が乾式混合されうる。その他 の任意の添加剤を乾式混合によって添加することもできる。顆粒状製品内のより 大きな塊は、15メッシュ未満、より好ましくは約24メッシュのメッシュサイ ズでふるい分けすることによって除去することができる。 発明を実施するための最良の形態 ここで、好ましい組成物に関連して、調剤、実験手順及び結果を示している以 下の例を参照しながら、本発明について記述する。 例1 候補混合物の調剤 以下のものを含むいくつがの基準に基づいて3つのテスト処方を調剤した: (a)「非発酵性」非でんぷん多糖類(NSP)の有意な構成要素の内含; (b)可溶性NSPの適正な構成要素の存在;及び (c)耐性でんぷん供給源としてのHi-maizeの内含 3つのテスト処方とは、以下の通りであった; 処方1 40%のHi-maize,60%のグアール、 処方2 40%のHi-maize,20%のグアール、40%のオオバコ包皮 処方3 40%のHi-maize,20%のグアール、40%のヒドロキシプロピル セルロース(HPC)。 例2 実験の設計及び方法 体重38kgの青年の雄ブタ(SEM=1)を現地の商業用豚舎から購入した。 これらを、温度制御された環境をもつ豚舎の中に個別に収容した。実験の開始ま でこれらのブタはLauckeのブタ飼育ペレットで給餌し、開始時点で精製規定食を 給餌した。後者は、総脂肪、タンパク質及び炭水化物含有量でオーストラリアの 規定食を模擬するように設計されたカゼイン、スクロース、コーンスターチ及び サフラワオイルで調剤された。動物には、適切な摂取を確保するため市販の(ブ タ用)ビタミン及びミネラル補助剤が与えられた。全ての動物は、市販のふすま として1日40gの食物繊維を受けた。乾燥食品成物及びビタミン/ミネラル混 合物を、商用ドーミキサーの中で10kgのバッチの形で混合し、オイルを添加し た。混合規定食の個々の食事を冷凍庫用袋の中に秤量して入れ、空気抜きし密封 して、 使用まで−20℃で貯蔵した。 給餌のためには、袋を室温まで暖め、中味を給餌用容器の中へと傾けて入れ、 この容器に対し、500mlの水と予備混合しておいた緩下剤混合物を添加した 。日々の用量は、動物一頭につきNSP24.7gであった。動物を毎日2回給 餌した(それぞれ9:00時と15:00時)。動物はいつでも水が飲めるように しておいた。この給餌摂生法が選ばれたのは、パイロット研究から、緩下剤は水 を徹底的に予備混合されていないかぎり規定食内のでんぷんと混合した時点でま ずくなることが示されたからであった。 実験期間中、動物は、3頭4グループに細分割され、その上2頭から成る1グ ループ(もともと予備として購入されたもの)があった。実験の開始時点で、ブタ は日曜の午後に実験用規定食に移された。給餌は、同じ週の金曜の午後まで続行 され、その時点で、動物は、飼育用ペレットに戻された。次の日曜日に、動物は 実験用規定食に戻された。任意の1時点で3頭がテスト下の処方の各々を消費し ているように、ラテン方格設計が用いられた。2頭の動物もローテーションの中 に含み入れられた。各処置についての合計数は、処方1−12頭(F1),処方2 −12頭(F2)及び処方3−12頭(F3)であった。 実験期間中、全ての糞便を収集した。これは、日中に数回と朝夕1回ずつ行な われた。糞便を新鮮な状態で計量し、揮発性脂肪酸(SCFA)の決定のため一 部分を取っておいた。さらにもう一部分を凍結乾燥して(水分について)計量し た。大便の物理的外観を評価し、動物の外観についての記録もとっておいた。 動物の体重は、午前8:30の給餌の前に毎週一度計量した。 カッコ内の観察回数についての平均±SEM(かっこ内)としてデータが示さ れている。統計学的評価は、最下位差の計算を組込んだ平方偏差分析によるもの であった。 例3 結果と解釈 数量的結果 数量的結果は、以下の表1〜10に示されている。 表1 剤1〜3で給餌されたブタにおける糞便排泄(一日あたりの大便量g) データは、12回の観察(F1,F2,F3)についての平均±SEM(カッ コ内)として示されている。共通の上付き文字を共有する任意の日数での値は、 著しく異なっている(P<0.05)。 表2 製剤1〜3で給餌されたブタにおける糞便含水率(%) データは、12回の観察(F1,F2,F3)について平均±SEM(カッコ 内)として示されている。 表3 製剤1〜3で給餌されたブタにおける糞便の総揮発性脂肪酸SCFA濃度(mm ol/L) データは、12回の観察(F1,F2,F3)について平均±SEM(カッコ 内)として示されている。 表4 緩下剤調製物で給餌されたブタにおける糞便酢酸塩濃度(mmol/L) データは、12回の観察(F1,F2,F3)について平均±SEM(カッコ 内)として示されている。 表5 緩下剤調製物で給餌されたブタにおける糞便プロピオン酸塩濃度(mmol/L) データは、12回の観察(F1,F2,F3)について平均±SEM(カッコ 内)として示されている。 表6 製剤1〜3で給餌されたブタにおける糞便酪酸塩濃度(mmol/L) データは、12回の観察(F1,F2,F3)について平均±SEM(カッコ 内)として示されている。 表7 製剤1〜3で給餌されたブタにおける総SCFAの糞便排泄(mmol/日) データは、12回の観察(F1,F2,F3)について平均±SEM(カッコ 内)として示されている。 表8 製剤1〜3で給餌されたブタにおける酢酸塩の糞便排泄(mmol/日) データは、12回の観察(F1,F2,F3)について平均±SEM(カッコ 内)として示されている。 表9 製剤1〜3で給餌されたブタにおけるプロピオン酸塩の糞便排泄(mmol/日) データは、12回の観察(F1,F2,F3)について平均±SEM(カッコ 内)として示されている。 表10 製剤1〜3で給餌されたブタにおける酪酸塩の糞便排泄(mmol/日) データは、12回の観察(F1,F2,F3)について平均±SEM(カッコ 内)として示されている。 製剤の可溶性 新しい処方のうち、処方3は、最も混合が簡単で、最も快い外観を有する。処 方2は塊を形成する傾向をもっていた。 食物摂取及び体重増加 全ての動物は、実験用規定食及び製剤に対し何事もなく適応した。速やかに食 物を食し、全ての動物は実験を通し同じ体重増加を示し(データ示さず)、最終的 平均体重は62±1kgであった。 動物の管理上の考察 動物は、いずれの給餌期間中でも腹痛又は還流のいずれとしての不快の兆候も 全く示さなかった。4頭のブタが非常に穏やかな直腸出血を示した。あらゆる例 において、これは一回だけ の出来事として発生し、特定の規定食に関係したものではなかった。 意義 食物摂取及び体重増加についてのデータと共に考慮すると、これらの観察は、 いずれの処方も著しく不利な反応を全く有していなかったことを示している。他 の機会にも直腸出血は見られており、考えられるものとしては繊維供給源として のふすまに対する、非特異的な反応であると思われる。 大便の外観 大便の粘稠度の評価は、主観的な尺度であり、従って、2人のスタッフによっ て行なわれ、彼らは評点を比較し共通の結論に到達した。処置間の差異は比較的 わずかであった。F1は、むしろ暗いものであるペレット様の大便を示した。F 2及びF3は、軟便を示したが、充分に形になったもの及びかなり軟かいものを 含め、物理的外観における幾分かの変動が存在した。 3つの製剤のうち、F3がわずかにすぐれているように思われた。 糞便質量及び含水量 全てのケースにおいて、糞便排泄は時間と共に衰退し、給餌の4日目及び5日 目で安定した(表1)。1〜3日目には、湿潤重量の差異は全くなかった。 含水率は、実験全体を通して一定であり、処置により影響されなかった(表2) 。 意義 これらのデータは、糞便産出量が食物「繊維」摂取の関数であったことを示し ているという点で、きわめて興味深いもので ある。しかしながら、外観についてのデータと共に考慮した場合、調剤が非常に 重要な要因である可能性があるものの、製品の全てが適切に良い性能を示したと 思われる。 SCFAの濃度と産出量 総の及び個々のSCFAの濃度は、1日目から低下し、3〜4日目にその最下 点に達し、次に5日目で上昇した(表3〜6)。個々の主要な酸の濃度も割合も、 処置による影響を受けなかった。類似の要領で、主要な酸の産出量はグループ間 で不変であった。(表7−10)。 意義 糞便産出量データの場合と同様に、これらの結果は、きわめて価値あるもので ある。これらは、緩下剤混合物の内含がSCFA全般そして特にプロピオン酸塩 及び酪酸塩を上昇させたことを示唆している。 本発明について、本書では便宜上特に好ましい実施形態との関係において記述 してきたが、その他の構成及び配置も本発明の範囲内に入るものとしてみなすこ とが評価されるであろう。本書中に記述した構成及び配置に対するさまざまな修 正、変更、変形形態及び/又は付加も同様に本発明の範囲及び領域内に入るもの とみなされる。 例4 人間の摂食試行 腸が正常に機能している24人の男女を、広告で募集した。志願者には、繊維 を含まない対照材料を伴う低繊維規定食、及びオオバコ、Hi-Maize,セルロース 及びマルトデキストリン(S P製品)の混合物を、各テスト材料について2週間の処置期間で部分的に無作為 な交さ形式で消費してもらった。SP製品自体は、水、果汁又はその他の適切な 液体と共に粉末を撹拌することによって得られる溶液/懸濁液として経口摂取さ れるよう意図された、顆粒状粉末であった。SP製品は以下の組成を有していた 。 注1:これら4つの成分の配合物をローラで圧密し、ローラ圧縮プロセスを容易 にするためにのみセルロースを添加した。セルロースは、いくつかの代替的配合 手順では必要とされない。 グループ1の対象(13名)は2つのグループに無作為に分割され、そのうち 1つのグループはプラシーボ混合物、一日3回2さじずつで開始し、もう1方の グループは、SP製品、毎 日3回2さじずつ(22g又は12g/日)で開始した。2週間後、各グループ は、交互の製品に交換した。 グループ2(対象11名)は、グループ1から1週間後に、グループ1よりも 高い用量で(毎日3回3さじずつ)対照材料で始めた。2週間後、グループの一 部分をSP製品に切換えた(毎日3回3さじずつ)。2週間後に、グループの残り の部分はSP製品を摂った。 対象は、各段階の最後に、2日分の全糞便産出量を収集した。糞便回数及びそ の粘稠度及び腸内ガス及び腹痛(もしあれば)について毎日記録をとった。志願 者は、各段階の終りで2回の空腹時血液検査を受けた。各期間内に3日の食物記 録もとった。試行の各部門の間に、気分の格付けアンケート(65項目の質問) に記入してもらった。 例5 人間の摂食試行−結果 a.対象の特徴 表7.1に、志願者の平均年齢、ボディマス指数(BMI:重量/身長2),ウエ スト/ヒップ比、収縮期及び弛緩期血圧が示されている。 b.食事摂取 食事の記録を分析すると、主要な栄養素の摂取が処置間で異っていないことが わかった(表7.2)。同様に、志願者は、一日に一人12〜13gの領域内に平 均的摂取量をもつ低繊維摂生法を固守した。 意義 実験の部門間で観察された効果のいずれも、繊維又は主要栄養素の摂取の差異 に起因するものではなかった。 c.血漿脂質 全体として、総コレステロール、トリアシルグリセロール又はHDLコレステ ロールに対する繊維補給の効果は全く存在しなかった。しかしながら、LDLコ レステロールは、対照と比べてSPにより5.4%だけ(p<0.02)低下させ られた。(表7.3)。食物記録は、研究中有意な食事上の脂肪変化を示していな いことから、この降下がSP製品自体の効果である確率が高い。 d.気分 65項目の気分格付けスケール(表7.4)を用い、気分変化には、6週間に わたりいかなる変化も現れなかった。グループとして、志願者は、緊張、怒り及 びうつ病のレベルが非常に低い状態で、活力があった(最大評点の42%)。ただ 疲労及び錯乱のみが、中庸な正の評点(可能な最大値の16%)を達成した。 意義 このグループの対象は、非常に動機付けが高く健康に関心のあるグループであ り、彼らの非常に肯定的な応答を高めることは困難であったはずであると思われ る。 e.腸の機能 対照材料で、志願者は週に16.1回の腸の活動を有していた;SP製品の場 合、これはさらに19.6まで増大した。全体として、規定食は、大便の回数に 対する有意な効果を有しており(p<0.01),唯一の有意な対比(p=0.02 )が対照と SPの間にみられた。SP繊維補給物は、糞便を著しく軟らかくした(p=0.0 01)。対照材料が2番目に摂取された場合、大便の軟らかさにわずかな変化が あるだけで、規定食の順序の効果は強いものであった。しかしながら、対照材料 が最初に使用された場合には、SPは、著しく軟らかい大便を産生しているもの として格付けされた。SPでは腸内ガスがより多くなる傾向が存在していたもの の(p=0.09),腹痛、膨満又は腸内ガス発生の著しい変化は存在しなかった 。 意義 大便の軟化が、NSPの摂取の増大に伴って予想され、SPの相対的効力は、 効果の一部分がより大きな細菌質量を通して得られることから、より大きな発酵 と一貫性をもつ。これらの状況下では、ガスの推移は、食事のNSP及びRSの 大腸細菌代謝の必須条件であることから、より多くの腸内ガスが予想される。 f.糞便の変数 糞便の変数は表7.5に示されている。予想通り、大便質量は、SPの消費に より増大させられた。しかしながら、これは、対照の平均に対してのみ有意であ った(表7.5)。最も驚くべき結果は、大便のpHを低下させるSPの能力であ った。予測された通り、含水率はSPにより増大させられた。総水分体積は、対 照に比べSPにより著しく増大させられた。 意義 SP消費に伴うpHの低下が発酵の増大と一致しているのに対し、大便質量の 増加はNSP及びRSのより大きな摂取と一貫性をもっている。この低下は、ア ルカリ性毒性化合物(例え ばアミン)をさらに利用しにくくするため、有益であるとみなされる。 g.糞便SCFA 糞便SCFA濃度は、SPに伴ってより高いものであった。この差は、総SC FAについてと同様主要酸(酢酸塩、プロピオン酸塩及び酪酸塩)についてもき わめて有意であった。SCFA排泄(濃度と糞便水分質量の積)は同様に、SP を伴う総酸、酢酸塩及び酪酸塩について大幅に高くなった。 意義 これらのデータは、SPと対照の間のもう1つの差異点をつけ加えている。総 及び個々のVFAの濃度は、対照の場合よりもSPの場合に高いものであった。 SPでのより高いVFA値は、pHデータと一致し、酪酸(結腸細胞のための主 要な燃料)が糞便中により高い濃度及び合計量で存在したことを示す。 h.糞便胆汁酸の排泄 糞便水分中の個々の総胆汁酸の濃度は、対象間の可変性が高レベルであったこ とに起因して、処置間で差異を示さなかった。総胆汁酸の排泄は、対照に比べS Pで著しく高くなった(表7,8)。水中で回収された胆汁酸の大部分は、二次酸 であり、唯一の有意な差異はデオキシコール酸塩にあった。この酸の排泄は、対 照と比較したときSPで著しく高いものであった。 意義 SPによる胆汁酸のさらに高い排泄は、NSPが血漿コレステロールを低下さ せる上で考えられるメカニズムの1つと一貫性あるものである。2次胆汁酸は、 潰瘍プロモータであると考えられており、濃度の差異が全く見られないことは、 有利なこ とである。特に価値あるのは、胆汁酸及び酪酸の両方の排泄がSPにより上昇さ せられるという事実である。糞便胆汁酸の排泄の増加に伴って、糞便酪酸塩が下 降するはずであるというのが大多数の意見であった。下降が発生したばかりでな く、実際に酪酸塩が上昇したのはこれが初めてであると思われる。 例6 SP製品の属性 対照に比べ、SPには以下のような属性及び差異点を帰することができる: スクロースの低い含有率。 繊維及び耐性でんぷんを含有する。 LDLコレステロールの低下。 糞便バルク、大便頻度及び軟化の増大。 糞便pHの低下。 より高い糞便SCFA濃度。 より大きい糞便SCFA排泄。 より高い糞便酪酸塩排泄。 より大きい糞便胆汁酸排泄。 糞便胆汁酸の排泄の増大にも関わらず糞便中の酪酸塩の低下が全くない。 例7 人間の摂食試行−結果表 表7.1−対象の特徴 表7.2−食事摂取 表7.3−血漿脂質濃度 *統計は、対照と比較したLDLコレステロールの、この低減量が冠状動脈疾患 の危険性を12%低減させるはずであることを示唆している。 表7.4−気分指数 表7.5−糞便変数表7.6−糞便SCFA濃度 表7.7−糞便SCFA排泄 表7.8−糞便胆汁酸排泄 略字は以下の通りである。リト−リトコール酸塩;ケノ−ケノデオキシコール酸 塩;ヒオデオキシ−ヒオデオキシコール酸塩及びウルソ−ウルソデオキシコール 酸塩。 例9 製剤及び製造方法 製剤−以下の製剤は、次に記述する3つの製造方法に従って調製される。 構成要素 重量% オオバコ包皮粉末 37.4% HiMaize(耐性でんぷん) 37.4% マルトデキストリン 18.2% くえん酸 4.0% 調味料及び顔料 2.6% アスパルテーム 0.4% 製造方法1 試行において使用したオオバコ包皮の純度は95%で、粒度は60メッシュで あった。HiMaizeは高アミロース耐性でんぷんである。オオバコ包皮粉末及びHiM aizeは、Glatt WS6 0流動層噴霧式造粒機(FBSG)のボウルに添加した。マルトデキストリン、 くえん酸及びアスパルテームを、製剤にある通りに、45℃でろ過済み水の中に 溶解させて、約40〜42%の固体の溶液を得た。 オオバコ及びMiMaize配合物を空気で流動化し、マルトデキストリン/くえん 酸/アスパルテーム配合物を、乾燥流動層上に噴霧した。噴霧速度は、オオバコ 粉末の過度の加湿を防止し大きな塊/集合体の形成の原因とならないように制御 された。オオバコ粉末の加湿は、耐性でんぷんを加湿済み顆粒に粘着させ、これ は次に流動化空気により乾燥させられて、塊状化粉末を生成した。マルトデキス トリン配合物は同様にでんぷん及びオオバコ顆粒に対するコーティング効果を有 し、加湿性及び分散性のひじょうに良い自由に流動する粉末を生成する一助とな った。 全てのマルトデキストリン溶液を噴霧した後、配合物を最終水分8〜10%と なるまで乾燥させた。完成した製品を次に冷却させ、顔料を乾式配合した。 比較的大きな塊の一部を除去するため、製品を最終的な包装向けに24メッシ ュを通してふるいがけした。調味料が加わらない変形形態(レギュラー)も調製 可能であり、製剤の差異は、それが調味料、甘味料、顔料又はくえん酸を全く含 有しないという点にある。 製造方法2 HimaizeをGlatt WS60流動層噴霧式造粒機(FBSG)のボウルに加えた 。マルトデキストリン、くえん酸、アスパルテーム及び顔料(サンセットイエロ ー)をR/O(逆浸透)中に 45%で溶解させて、約40%の固体の溶液を得た。 Himaizeを75℃で空気により流動化させ、マルトデキストリン/くえん酸/ アスパルテーム/顔料の配合物の流動層上に噴霧した。噴霧速度は、Himaizeの 過度の加湿を防止し大きな塊/集合体の形成の原因とならないように制御された 。噴霧溶液は、でんぷんに対しコーティング効果を有し、より優れた流動特性を もつでんぷんを生成し、同様に水中に分散された時点でより容易に加湿する一助 となった。全ての溶液をHimaize上に噴霧した後、塊状化でんぷんを次に6〜9 %の含有率になるまで乾燥させた。その後、オオバコ包皮粉末及び調味料をボウ ルに添加し、全ての成分を良く配合させるべくこれを流動化した。 均等な粒度分布をもつ製品を生成するべく約1.5mmの孔をもつスクリーンを 用いるQuadro Comil粉砕機に製品を通した。 製造方法3 オオバコ包皮粉末、Himaize及びマルトデキストリンをDiosna高速ミキサー造 粒機に添加した。その後、必要な時間だけ、上にインペラ及びチョッパをつけて 配合物を混合した。調味料、顔料、甘味料及びくえん酸を次に混合物に添加し、 配合物を再び2分間混合して最終的製品混合物を形成させた。 例10 製剤及び製造方法 製剤−例9の製剤で、マルトデキストリンの代りにイソマルトを用いたものを 、以下で記述する製造方法に従って調製した。 Glatt WS60流動層噴霧式造粒機のボウルに対し、オオバコ包皮粉末及びHi maizeを添加した。イソマルト、アスパルテーム及び顔料を45℃でR/O水中に 溶解させて、固体分約40%の溶液を得た。 75℃に維持した空気によりオオバコ包皮粉末及びHimaizeを流動化させ、イ ソマルト、甘味料及び顔料の溶液を次に流動層上に噴霧した。全ての溶液を噴霧 した後、流動層に対し、調味料及びくえん酸を添加し、混合物をの水分が6〜9 %になるまで乾燥させた(注:塊状化溶液には同様に、望まれる場合糖誘導体が 含まれていてよい)。イソマルト溶液は成分の塊状化及びより容易に加湿及び分 散可能な顆粒の形成の一助となった。 次に顆粒を、約1.5mmの孔のあるスクリーンを用いるQuadro Comil粉砕機に 通した。 ここでは便宜上、特に好ましい実施形態に関連して本発明を記述してきたが、 その他の組成物及び配合も本発明の範囲内に入るものとみなされることがわかる はずである。同様に、本書中の組成物及び配合に対するさまざまな修正、変更、 変形形態及び/又は追加が、本発明の範囲内に入るものとみなされる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/732 A61K 31/732 31/734 31/734 35/80 35/80 Z 45/00 45/00 A61P 1/10 A61P 1/10 3/06 3/06 (81)指定国 AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C U,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE ,GH,GM,GW,HU,ID,IL,IS,JP, KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,L S,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW ,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD, SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,T T,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ジョツザ,アレクサンダー,ジェームス オーストラリア国,ヴィクトリア州 3152,バーウッド イースト,トールウッ ド コート 10 (72)発明者 ラオ,パタンジャリ オーストラリア国,ヴィクトリア州 3152,ワンティルナ,ダビングトン コー ト 3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.バルク形成材料、コレステロール低減剤及び脂肪酸プロモータを内含する組 成物において、その中の成分の相対的割合及び性質が、人間が消費した時点で糞 便バルク、結腸内の酪酸の増大及び血漿低密度リポタンパク質の低減を促進する ように選択されている、組成物。 2.(i)40%〜100%のバルク形成材料; (ii)25〜60%の低密度リポタンパク質低減剤; (iii)20%〜60%の脂肪酸プロモータ; といった組成物構成要素の重量百分率を内含する、請求項1記載の組成物。 3.(i)60%〜100%のバルク形成材料; (ii)35%〜50%のコレステロール低減剤;及び (iii)35%〜50%の脂肪酸プロモータ; といった組成物構成要素の重量百分率を内含する、請求項2記載の組成物。 4.水溶性又は水和性をもつ請求項3記載の組成物。 5.バルク形成材料が、寒天、オオバコ、海藻灰、アルギン酸塩、植物性ゴム質 、コンドラス、グアール及びアオギリ、セルロース、セルロース誘導体、カルボ キシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロー ス、ペクチン、麦芽エキス及びこれらのあらゆる薬学的に受容可能な組合せ及び /又はこれらの誘導体を内含する、かつ/又はこれらから誘導されている請求項 4記載の組成物。 6.バルク形成材料の誘導体が、結腸内で加水分解可能な結合 によりバルク形成材料に共通結合された脂肪酸を有するもの及び/又は5アミノ サリチル酸に基づく誘導体を内含する、請求項5記載の組成物。 7.バルク形成材料は、大部分の粒子が60メッシュのスクリーンを通過できる 状態で、plantago genusの種子の種皮から得られたオオバコ包皮の粒子の形を したオオバコを実質的な割合で内含している、請求項4記載の組成物。 8.コレステロール低減剤が、コレステロール低減特性及びバルク形成特性をも つ2重作用構成要素を内含している、請求項2記載の組成物。 9.2重作用構成要素がオオバコである、請求項8記載の組成物。 10.脂肪酸プロモータ及びバルク形成材料が、組成物の他の構成要素と結びつい て存在するときバルク形成特性及び酪酸促進特性をもつ2重作用成分を内含する 、請求項2記載の組成物。 11.2重作用成分が高アミロースでんぶんである、請求項10記載の組成物。 12.2重作用成分が、遊離酪酸を放出するべく結腸内で加水分解可能な結合によ り担体に共有結合された酪酸を内含する構成要素である請求項10記載の組成物 。 13.担体が、でんぷん、ペクチン、ゴム質粘漿剤、セルロース、ヘミセルロース 、イヌリン、オリゴ糖又はそれらの混合物から選択されている、請求項12記載 の組成物。 14.その他の成分を10〜30重量%内含しており、コレステロール低減剤及び /又は脂肪酸プロモータかバルク形成材料の一部又は全部を構成する、請求項2 記載の組成物。 15.任意の成分が10〜30%重量%のマルトデキストリン及び/又はオリゴフ ルクトースを内含している、請求項14記載の組成物。 16.重量百分率で、 (i)25〜60%のオオバコ (ii)25〜60重量%の高アミローストウモロコシでんぷん;及び (iii)10〜30重量%のマルトデキストリン又はオリゴフルクトース又はそ の組合せ、 という構成要素を内含する、請求項10記載の組成物。 17.重量百分率で、 (i)25〜60%のオオバコ; (ii)0〜60%の高アミローストウモロコシでんぷん; (iii)遊離酪酸を放出するべく結腸内で加水分解可能な結合により担体に共 有結合された酪酸を内含する単数又は複数の化合物0〜60%; (iv)0%のマルトデキストリン;及び (v)0%〜30%のオリゴフルクトース; といった構成要素を内含し、構成要素(ii)及び(iii)が組成物の少なくとも2 5重量%を占め、構成要素(iv)及び(v)の組合せが組成物の少なくとも10 重量%を占めている、請求項10記載の組成物。 18.重量百分率で (i)オオバコ包皮粉末−30〜40%; (ii)トウモロコシでんぷん−30〜40%; (iii)マルトデキストリン−15〜20%; (iv)微晶質セルロース−5〜10%;及び (v)食物酸0.5〜4%; といった構成要素を内含する組成物。 19.− バルク形成材料、コレステロール低減剤及び結腸内の酪酸の形成を促進 する材料の混合物を形成する段階; − 流動層内で混合物を流動化する段階;及び − 溶解マルトデキストリン及び/又はオリゴフルクトースを含有する水を流 動化された混合物に噴霧する段階; を含む、顆粒形態で請求項1記載の組成物を製剤する方法。 20.混合物がオオバコ及び高アミローストウモロコシでんぷんを含有する、請求 項1記載の組成物の製剤方法。 21.請求項1に記載の組成物を薬学的に有効な量だけ患者に定期的に摂食させる ことを含む、便秘、下痢状態、過敏性腸症候群、クローン病、結腸直腸ガン、憩 室病、潰瘍性大腸炎及び高血中低密度リポタンパクコレステロールのうちのいず れか1つ又は複数のものの中から選択された人間の健康障害の治療方法。 22.人間の患者において、 (i)血漿LDLコレステロールの低下; (ii)腸内糞便pHの低下; (iii)大便の総水分体積含有量の増大; (iv)糞便短鎖長脂肪酸、特に酪酸塩排泄の増大、及び (v)糞便胆汁酸排泄の増大 といった効果のうちの単数又は複数を達成する方法において、患者による経口摂 取のため、薬学的有効量の請求項1記載の組成物を定期的に投与することを内含 する方法。
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