JP2002507525A - 大気用変性包装材に使用するポリエステル発泡体 - Google Patents

大気用変性包装材に使用するポリエステル発泡体

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JP2002507525A JP2000537771A JP2000537771A JP2002507525A JP 2002507525 A JP2002507525 A JP 2002507525A JP 2000537771 A JP2000537771 A JP 2000537771A JP 2000537771 A JP2000537771 A JP 2000537771A JP 2002507525 A JP2002507525 A JP 2002507525A
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ダレル ブーン,ゲイリー
メアリー フリン,ポール
レオン マコネル,リチャード
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Abstract

(57)【要約】 食料品を損傷することなく包む大気用変性包装材を、発泡した熱成形性ポリエステルのトレイ及び、熱成形されていないポリマーのフィルム蓋から作製する。発泡ポリエステルは、少なくとも65モル%のテレフタル酸又はナフタレンジカルボン酸の酸成分からの繰り返し単位及び、少なくとも65モル%のエチレングリコール又は1,4−シクロヘキサンジメタノールのグリコール成分からの繰り返し単位から製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】関連出願に対する相互参照 本出願は、1998年3月20日出願の米国特許仮出願第60/078,88
3の優先権を主張する。
【0002】発明の技術分野 本発明は食品の包装に用いる材料に関し、更に詳しくは、変性大気包装システ
ムに用いる材料に関する。
【0003】発明の背景 食品やその他の基質の包装においては、通常の大気条件下では品質を低下させ
る傾向があり、大気用変性包装材(modified atmosphere packages)(MAP(
s))がしばしば必要になる。MAPとは、食品の品質低下の過程を遅らせるた
めに、通常の空気中にあるものとは異なる濃度の酸素、二酸化炭素及び窒素のよ
うな大気の気体の混合物によって食品包装技術の分野に適用する用語である。長
時間の一連の配達及び販売拠点を通して運搬するのに必要な時間の間、食品を「
新鮮な」状態に保持するのに少量の他の気体、例えば一酸化炭素、エタノール、
二酸化硫黄、アルゴン等を添加する場合がある。MAPsは、the Wiley Encycl
opedia of Packaging Technology(第2版)John Wiley & Sons Inc.発行、第6
50〜659頁(1997年)に概説されている。
【0004】 ほとんどのMAPsは、包装材の内部に適当な大気に保持するため、プラスチ
ックフィルムまたはプラスチックフィルム及び複合体フィルムから形成される可
撓性及び/又は剛性の一層もしくは多層構造に基づいている。最も一般的に用い
られるプラスチックには、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ
カーボネート、ポリスチレン、ナイロン、エチレン−ビニルアルコールコポリマ
ー、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、セロファン、ゴム及びブタジエンポリマ
ーが含まれる。PVDCのような塩素含有ポリマーは環境の立場からは望ましく
ない。これらポリマーのうちの幾つかはまた、MAPsに用いるのに発泡されて
きた。ポリマーを発泡することによってそれらの密度が低減し、ポリマーは経済
的に魅力的なものになる。しかしながら発泡材料の空隙部分は、しばしば、その
発泡材料がMAPsとして有用でなくなる程度までガス透過性に悪影響を及ぼす
。従って、発泡材料の選択は限られる。
【0005】 さらに、これらのポリマーの多くは、所望の炭素含有量を維持する具体的なM
APsでの使用のための望ましいガス透過性、すなわちガスバリヤー性を有して
いない。例えば新鮮な赤身肉は、魅力的な赤い色を保つために酸素の十分な供給
が必要である。他のケースにおいては、食品(food products)の品質低下を防止
するため酸素は避けなければならない。商業分析装置によって密封した包装材の
頭部空間の酸素含有量をテストする。これらの装置を用いて、シリンジで蓋に穴
をあけ、頭部空間の気体を検出器に送入することによって、その頭部空間をテス
トする。このタイプの装置の一例は、以下で使用するPBI-Dansensor IEA LV Hea
dSpace Oxygen Analyzerである。
【0006】 いくつかの食品包装に必要なバリヤー(遮断)性能を得るために、複層高バリ
ヤーフィルムをベースフィルム又は硬質材料に使用し、ガス透過速度を低くする
。これらのフィルムには、典型的には、後積層もしくはインライン積層の何れか
、又は可能なら共押出法を適用する。これらの高バリヤーフィルムは、典型的に
は特殊化フィルムであり、包装材料製造業者にとってコスト高となる。米国特許
第4,840,271号及び同第5,025,611号には、ポリ塩化ビニルが
他のポリマー、例えばポリエチレン、エチレン/酢酸ビニルコポリマー及びポリ
(ビニリデンクロリド)で積層されたポリ(ビニルクロリド)を含む多層構造か
ら得られる包装材料、並びにそのような包装では腐敗しやすい製品を包装する装
置を記載している。多層構造の他の例は国際特許公開WO95/15257号公
報に開示されている。この文献は発泡した熱可塑性コア層及び少なくとも1つの
非発泡熱可塑性バリヤー層を有する食品包装材料を開示している。
【0007】 現在のMAPsはまた、それらの最終使用の温度範囲について制限がある。例
えば積層した発泡ポリスチレンは約100℃に制限されており、高周波又は慣用
オーブンの使用に適さず、高価なバリヤー層を必要とする。タルク充填及び発泡
ポリプロピレンは最終使用温度が約130℃であり、その使用はある種の高周波
への適用のみに制限される。ポリプロピレンはまた慣用オーブン使用に適さず、
最も基礎的なMAP応用においても、機能するのに高価なバリヤー層を必要とす
る。
【0008】 従って、慣用及び高周波オーブン(両オーブン使用可能性として知られている
)の両方において使用可能であり、所望のバリヤー性能を有するMAP応用で使
用する軽量トレイに対するニーズが当業界に存在する。
【0009】発明の簡単な要約 軽量の大気用変性包装材は発泡した熱成形性ポリエステルのトレイ及び蓋を含
む。ポリエステルはテレフタル酸又はナフタレンジカルボン酸が少なくとも65
モル%の酸成分からの繰り返し単位及び、エチレングリコール又は1,4−シク
ロヘキサンジメタノールが少なくとも65モル%のグリコール成分からの繰り返
し単位を含む。気体レベルを、大気用変性包装材は周囲温度で20日後に、最大
気体損失量約10%に維持するのが好ましい。
【0010】 トレイは、好ましくは約0.1g/cc〜約1.2g/ccの密度を有する発泡し
た熱成形性ポリエステルの単層である。
【0011】発明の詳細な説明 大気用変性包装材(MAP)で使用する材料はある種の発泡ポリエステルで製
造され、意外にも、所望のバリヤー特性を有する軽量トレイを提供することが見
出され、また両オーブン使用用途で使用することができる。以前は、ポリ(エチ
レンテレフタレート)(PET)の発泡は、MAP用途のトレイとして有用でな
い程ガスバリヤー性に悪影響を及ぼすとされていた。
【0012】 本発明のMAPは食品を損傷せずに容れておくために使用し、発泡した熱成形
性ポリエステルのトレイ及び蓋から作られる。MAPは、好ましくは気体レベル
を、約73°F(22.5℃)の周囲温度で20日後に、最大気体損失量を約1
0%に維持する。
【0013】 トレイとして使用するポリエステルは、少なくとも65モル%のテレフタル酸
又はナフタレンジカルボン酸の酸成分の繰り返し単位と、少なくとも65モル%
のエチレングリコール又は1,4−シクロヘキサンジメタノールのグリコール成
分の繰り返し単位を含む。適当なポリマーは約0.5〜約1.5dL/gのインヘ
レント粘度(I.V.)を有し、好ましくは約0.6〜約1.0dL/gである。
ポリエステルは、当業界で公知の溶融相及び/又は固相重縮合技術により容易に
製造される。
【0014】 ホモポリマー、例えばPET,PEN、ポリ(1,4−シクロヘキシレンジメ
チレンテレフタレート)(PCT)及びポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチ
レンナフタレンジカルボキシレート)(PCN)を容易に使用でき、約35モル
%以下の変性用二塩基酸及びグリコールを含むコポリエステルも同様に使用でき
る。適当な変性用二塩基酸には炭素数約4〜約40のものが含まれ、テレフタル
酸、ナフタレンジカルボン酸、コハク酸、グルタル酸、アゼライン酸、アジピン
酸、スベリン酸、セバシン酸、イソフタル酸、スルホイスフタル酸、1,4−シ
クロヘキサンジカルボン酸等が含まれる。任意のナフタレンジカルボン酸異性体
又は異性体の混合物を使用できるが、1,4−、1,5−、2,6−及び2,7
−異性体が好ましい。1,4−シクロヘキサンジカルボン酸のシス−、トランス
−又はシス/トランス混合物も使用できる。有用な変性用グリコールにはエチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパ
ンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチ
ルグリコール、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール
、1,4−シクロヘキサンジメタノール等が含まれる。1,4−シクロヘキサン
ジメタノールのシス−、トランス−又はシス/トランス混合物が使用できる。
【0015】 本発明の発泡ポリエステルは、通常、約0.1g/cc〜約1.2g/cc、好ま
しくは約0.3g/cc〜約0.9g/ccの密度を有する。発泡ポリエステルは、
典型的には、厚さ約5ミル(0.125mm)〜90ミル(2.25mm)、好まし
くは約10ミル(0.25mm)〜40ミル(1mm)のシート状である。平滑な表
面外観を与えるために、必要に応じて、同じポリエステル又は別のポリマーから
作製した非発泡キャップ層を発泡ポリエステルの表面上に適用することができる
。キャップ層は約0.5ミル(0.0125mm)〜20ミル(0.5mm)、好ま
しくは約1.0ミル(0.025mm)〜10ミル(0.25mm)の厚さを有する
【0016】 本発明のポリエステルは米国特許第5,399,595号、同第5,482,
977号、同第5,519,066号及び同第5,696,176号に記載され
ている任意の技術によって容易に発泡する。好適な発泡方法は米国特許第5,6
54,347号に記載されている。上記の全ての特許を引用により本明細書に含
む。
【0017】 化学発泡剤を用いる発泡方法に対しては、より加水分解安定性に優れたPET
コポリエステルが好ましい。そのようなコポリエステルは、テレフタル酸、エチ
レングリコール約60〜80モル%及び1,4−シクロヘキサンジメタノール4
0〜20モル%からの繰り返し単位を含む。
【0018】 発泡剤として不活性気体を用いる発泡プロセスについては、良好な発泡特性の
ため十分な溶融強度を付与するために、少なくとも約0.85dL/gのI.V.
値を有するPETポリマーを使用する。I.V.値が0.85dL/g未満のPE
Tポリマーには、発泡操作の間のPETポリマーの溶融粘度及び溶融強度を増す
のに約2モル%以下の分枝剤を使用できる。溶融粘度及び溶融強度を増強するこ
とがポリエステルの発泡特性を向上させる。適当な分枝剤には、3〜約6の官能
基を含有する多官能酸、ポリオール又はヒドロキシ酸が含まれる。幾つかの有用
なものとしては、トリメリット酸、トリメリット酸無水物、ピロメリット酸二無
水物、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、グリセリン、リンゴ酸
、クエン酸、酒石酸、3−ヒドロキシグルタル酸、4−(β−ヒドロキシエチル
)フタル酸等が含まれる。その他の適当な分枝剤は米国特許第5,654,34
7号に開示されている。
【0019】 MAPをシールするためにトレイの上に蓋を置く。蓋は、好ましくは厚さ約0
.5ミル(0.0125mm)〜20ミル(0.5mm)のフィルムである。フィル
ムは、典型的には、高バリヤー性を有するポリマー、例えばPET又はポリ(エ
チレンナフタレンジカルボキシレート)(PEN)から製造される。
【0020】 本発明の発泡体から製造する包装材は、加工済又は生の赤身肉、魚肉又は鶏肉
;加工済又はチルドフード;出来合いのもの;野菜;果物;ナッツ等を含む広範
囲の食品に有用である。多くの場合、包装材は使用に僅か1〜約10日間貯蔵さ
れる。しかしながら、あるケースでは貯蔵が1年以下に及ぶこともある。包装材
中の大気のタイプは貯蔵する食品によって変わる。しかしながら、用いる気体に
は酸素、窒素、一酸化炭素、二酸化炭素、エタノール、二酸化硫黄、アルゴン等
又はそれら気体の混合物が含まれていてよい。
【0021】 本発明の包装材料は、使用するのに経済的でリサイクル可能である市販のポリ
エステルに基づいている。本発明の包装材料は塩素を含まず、そして高価な高バ
リヤー性積層材料の使用を必要としない。
【0022】 本明細書で用いるインヘレント粘度(I.V.)は、フェノール60重量%及
びテトラクロロエタン40重量%からなる溶媒100mL当たりポリマー0.25
gのものを用い、25℃で測定された粘度を指す。
【0023】 本発明を、その好ましい態様である以下の例によってさらに示すが、これらの
例は単に説明の目的で含まれたものであり、他に特別に示さない限り、本発明の
範囲を限定することを意図したものではないことはいうまでもない。
【0024】例1−PET発泡トレイ 単層非晶質PET発泡シートの酸素透過度を測定し、23℃(165.0amol
/m2 ・Pa)、50%相対湿度で77.6cc・mil /100in2 ・24hr・atm
であった。シートの密度は0.65g/cm3(g/cc)であり、厚さは0.024
インチ(0.60mm)であった。当業者には自明なように、包装材は、それを作
っているシートであって、その包装材の材料厚さと等しいと見なせるシートと等
しい酸素透過値を有する。従って、このシートから作製されたトレイを含んでな
る包装材は、測定された容積714.2ccについて面積61.5平方インチ(0
.04m2)を有する。トレイは、酸素70%を含む1気圧(101.33kPa)の
大気混合物で掃去し、延伸PETフィルムなどの遮断蓋で密封する。包装材は、
はじめに酸素容量500ccを有する。10日後、酸素容量は490ccとなり、そ
れは包装材中の酸素残量68.5%に等しい。20日後、包装材中には67.2
%の酸素が残留する。包装材の酸素残率は冷却条件下で貯蔵するときには改善さ
れる。酸素残率はまた、包装材が結晶化を導入するような方法で製造したときに
改善する。
【0025】例2−三層PET発泡トレイ 三層構造を有し、全体の合計厚さが0.024インチ(0.6mm)のシートを
作製した。シートは、厚さ0.02インチ(0.50mm)の例1の発泡PETポ
リエステル芯層及び、厚さ0.002インチ(0.05mm)の2つの中実のPE
Tポリエステル外層を有していた。そのシートは、23℃(99.1amol/m2 ・Pa)、50%相対湿度で49.3cc・mil /100in2 ・24hr・atm の酸素
透過を有していた。シートの密度は0.60g/ccであった。このシートから作
製したトレイを含んでなる包装材は測定容積714ccであった。トレイは酸素7
0%を含む1気圧(101.33kPa)の大気混合物で掃去し、1.0ミル(0.
025mm)の延伸PETフィルムで密封する。10日後、包装材の酸素レベルは
69%であり、20日後、酸素レベルは68%である。包装材の酸素残率は冷蔵
条件下で貯蔵するときには改善される。酸素残率はまた、包装材を結晶化を導入
するような方法で製造したときに改善する。
【0026】例3−赤身肉を容れたPET発泡トレイ 例1のシートで作製したトレイに50容量%のレベルまで赤身肉を充填し、酸
素70%を含む1気圧(101.33kPa)の大気混合物で掃去する。トレイは、
1.0ミル(0.025mm)の延伸PETポリエステル覆いフィルムで密封し、
赤身肉貯蔵用の大気用変性包装材を作製する。包装材は周囲条件で貯蔵する。1
0日後、包装材の酸素レベルは67%である。20日後、酸素レベルは64%で
ある。肉の赤い色は保持される。包装材の酸素残率は冷蔵条件下で貯蔵するとき
には改善される。酸素残率はまた、包装材を結晶化を導入するような方法で製造
したときに改善する。
【0027】例4−赤身肉を容れた三層PET発泡トレイ 例2のシートで作製したトレイに50容量%のレベルまで赤身肉を充填し、酸
素70%を含む1気圧(101.33kPa)の大気混合物で掃去する。トレイは、
酸素1.0ミル(0.025mm)の延伸PETポリエステル覆いフィルムで密封
し、赤身肉貯蔵用の変性大気包装材を作製する。包装材は周囲条件で貯蔵する。
10日後、包装材の酸素レベルは68%である。20日後、酸素レベルは66%
である。肉の赤い色は保持される。包装材の酸素残率は冷蔵条件下で貯蔵すると
きには改善される。酸素残率はまた、包装材を結晶化を導入するような方法で製
造したときに改善する。
【0028】 覆いフィルムがPVDCコポリマー被覆PETである、Dupont Mylar BA1高バ
リヤー性フィルムであるときにも、同様に良好な結果を達成する。
【0029】例5−PETコポリマー発泡トレイ テレフタル酸100モル%、エチレングリコール69モル%及び1,4−シク
ロヘキサンジメタノール31モル%を含む発泡PETコポリエステル(I.V.
0.76dL/g)の芯層、並びに2つの中実のPETポリエステル外層を有する
三層シートを作製する。芯層は厚さ0.02インチ(0.50mm)であり、外層
は厚さ0.002インチ(0.050mm)である。トレイはそのシートから作製
する。トレイは密度0.64g/cc、容量714ccである。トレイは、酸素70
%を含む1気圧(101.33kPa)の大気混合物で掃去し、1.0ミル(0.0
25mm)の延伸PET覆いフィルムで密封して包装材を形成する。包装材は周囲
条件で10日間貯蔵し、混合気体中の酸素含量は69%である。赤身肉をこのタ
イプの包装材中で、酸素70%の存在下、36°F(2.2℃)で10日間貯蔵
するとき、肉の赤い色は保持される。包装材中の酸素残率も冷蔵条件下で貯蔵す
るときには改善される。酸素残率はまた、包装材が外側の剛性なPET層に結晶
化を導入するような方法で製造したときにも改善する。
【0030】例6−PEN発泡トレイ 包装材は例1の通常の手順を用いて製造する。包装材は、密度0.65g/cc
を有する発泡PENポリエステルシート(I.V.0.72dL/g)を用いて作
製したトレイを含む。トレイを酸素70%を含む混合気体で掃去し、延伸PEN
ポリエステル覆いフィルム(1.0ミル)で密封して、包装材を作製し、36°
F(2.2℃)で10日間貯蔵する。この後、包装材の酸素含有量は69%であ
る。放送材の酸素残率は冷蔵条件下で貯蔵するときに改善される。酸素残率はま
た、包装材が外側の剛性のPEN層に結晶化を導入するような方法で製造したと
きにも改善する。
【0031】 ナフタレンジカルボン酸90モル%、テレフタル酸10モル%及びエチレング
リコール100モル%を含むPENコポリエステル(I.V.0.75dL/g)
から作製する発泡シートを用いても、同様に良好な結果を達成する。
【0032】例7−鶏胸肉を容れたPET発泡トレイ トレイは例2の手順に従い、例2の材料を用いて作製する。トレイに鶏胸肉を
充填し、二酸化炭素30%及び窒素70%の混合物で掃去する。トレイは、延伸
PETポリエステル覆いフィルムで密封し、包装材を形成する。包装材を、次い
で36°F(2.2℃)で10日間貯蔵する。その鶏肉の部分は良好な外観を保
持する。
【0033】 発泡ポリエステルが、テレフタル酸95モル%、イソフタル酸5モル%及びエ
チレングリコール100モル%を含むPETコポリエステルから誘導されたとき
にも、同様に良好な結果を達成する。
【0034】 包装材で二酸化炭素50%及び窒素50%の存在下に豚肉片を36°F(2.
2℃)で7日間貯蔵するときにも、同様に良好な結果を達成する。
【0035】 本発明によって、MAP用途における使用に、今や発泡した熱成形性ポリエス
テルで製造された軽量トレイが入手可能となる。トレイは、慣用オーブン及び高
周波オーブンの両方での使用に適している。トレイは、蓋と共に、食品を長期間
適切に密封する望ましいバリヤー性を有する、大気用変性包装材を提供する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),JP (72)発明者 ブーン,ゲイリー ダレル アメリカ合衆国,テネシー 37601,ジョ ンソン シティ,モニュメント コート 113 (72)発明者 フリン,ポール メアリー アメリカ合衆国,テネシー 37660,キン グスポート,シェリンガム コート 1000 (72)発明者 マコネル,リチャード レオン アメリカ合衆国,テネシー 37660,キン グスポート,マンダリー ロード 421 Fターム(参考) 3E067 BA01A BB14A CA04 GA18 GD01 4J002 CF011 CF031 CF041 CF051 CF061 CF071 CF081 CF091 CF141 DA016 DE006 DE016 DF006 DG016 EC036 GG02

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)少なくとも65モル%のテレフタル酸又はナフタレンジ
    カルボン酸の酸成分からの繰り返し単位と、少なくとも65モル%のエチレング
    リコール又は1,4−シクロヘキサンジメタノールのグリコール成分からの繰り
    返し単位とを含んでなる発泡した熱成形性ポリエステルを含んでなるトレイ、 b)蓋 を含んでなる大気用変性包装材。
  2. 【請求項2】 気体レベルを、周囲温度で20日後に最大気体損失量約10
    %に維持する請求項1に記載の大気用変性包装材。
  3. 【請求項3】 トレイが発泡した熱成形性ポリエステルから本質的になる請
    求項1に記載の大気用変性包装材。
  4. 【請求項4】 トレイが発泡した熱成形性ポリエステルからなる請求項1に
    記載の大気用変性包装材。
  5. 【請求項5】 トレイが発泡した熱成形性ポリエステルの単層である請求項
    1に記載の大気用変性包装材。
  6. 【請求項6】 発泡した熱成形性ポリエステルが約0.1g/cc〜約1.2
    g/ccの密度を有する請求項1に記載の大気用変性包装材。
  7. 【請求項7】 発泡した熱成形性ポリエステルが約0.3g/cc〜約0.9
    g/ccの密度を有する請求項1に記載の大気用変性包装材。
  8. 【請求項8】 発泡した熱成形性ポリエステルが約5ミル(0.125mm)
    〜90ミル(2.25mm)の厚さを有する請求項1に記載の大気用変性包装材。
  9. 【請求項9】 発泡した熱成形性ポリエステルが約10ミル(0.25mm)
    〜40ミル(1mm)の厚さを有する請求項1に記載の大気用変性包装材。
  10. 【請求項10】 前記ポリエステルがポリ(エチレンテレフタレート)、ポ
    リ(エチレンナフタレンジカルボキシレート)、ポリ(1,4−シクロヘキシレ
    ンジメチレンテレフタレート)及びポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレン
    ナフタレンジカルボキシレート)から選ばれるホモポリマーである請求項1に記
    載の大気用変性包装材。
  11. 【請求項11】 酸成分が炭素原子約4〜約40を含んでなる二塩基酸を更
    に含む請求項1に記載の大気用変性包装材。
  12. 【請求項12】 酸成分がテレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、イソフ
    タル酸、スルホイソフタル酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、コハク酸
    、グルタル酸、アゼライン酸、アジピン酸、スベリン酸、セバシン酸又はこれら
    の混合物を更に含んでなる請求項1に記載の大気用変性包装材。
  13. 【請求項13】 グリコール成分がエチレングリコール、ジエチレングリコ
    ール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオ
    ール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、2,2,4,4−
    テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタ
    ノール又はこれらの混合物を更に含んでなる請求項1に記載の大気用変性包装材
  14. 【請求項14】 蓋が約0.5ミル(0.0125mm)〜20ミル(0.5
    mm)の厚さを有するフィルムである請求項1に記載の大気用変性包装材。
  15. 【請求項15】 蓋が高遮断性を有するポリマーを含む請求項1に記載の大
    気用変性包装材。
  16. 【請求項16】 蓋がポリ(エチレンテレフタレート)及びポリ(エチレン
    ナフタレンジカルボキシレート)から選ばれるポリマーを含んでなる請求項1に
    記載の大気用変性包装材。
  17. 【請求項17】 加工済又は生の赤身肉、魚肉もしくは鶏肉を容れる請求項
    1に記載の大気用変性包装材。
  18. 【請求項18】 酸素、窒素、一酸化炭素、二酸化炭素、エタノール、二酸
    化硫黄、アルゴン又はこれらの混合物から選ばれる気体を含んでなる請求項1に
    記載の大気用変性包装材。
  19. 【請求項19】 トレイが発泡した熱成形性ポリエステルの表面上に非発泡
    キャップ層を更に含んでなる請求項1に記載の大気用変性包装材。
  20. 【請求項20】 非発泡キャップ層がポリエステルを含んでなる請求項19
    に記載の大気用変性包装材。
  21. 【請求項21】 非発泡キャップ層が約0.5ミル(0.0125mm)〜2
    0ミル(0.5mm)の厚さを有する請求項19に記載の大気用変性包装材。
  22. 【請求項22】 非発泡キャップ層が約1.0ミル(0.025mm)〜10
    ミル(0.25mm)の厚さを有する請求項19に記載の大気用変性包装材。
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