JP2002507482A - 廃物を処理するケージ型圧縮乾燥装置 - Google Patents

廃物を処理するケージ型圧縮乾燥装置

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JP2002507482A JP2000538193A JP2000538193A JP2002507482A JP 2002507482 A JP2002507482 A JP 2002507482A JP 2000538193 A JP2000538193 A JP 2000538193A JP 2000538193 A JP2000538193 A JP 2000538193A JP 2002507482 A JP2002507482 A JP 2002507482A
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Abstract

(57)【要約】 母線に沿って配置され、内部に収容した廃物(遷移または食糧品廃物、市町村の固体廃物)を加熱するために熱伝達流体を導通される導管(11)により形成された円筒形本体(10)を含むケージ型圧縮乾燥装置。円筒形本体(10)の加熱長さ全体に等しい長手方向寸法を有する水蒸気の蒸発流出通路を形成するために、個々の導管(11)は間隔を隔てられる。必要とされる軸線方向の圧力を発生するために、圧力プレート(14)が円筒形本体の可動基部を形成する。長手方向の力の半径方向の成分に耐えるために、間隔を隔てて配置された適当な輪(12)が前記導管を拘束する。水平に取付けられる場合の円筒形本体(10)の地面に対する連結部は、温度変化によって生じる応力を最小限にするために、走行台車(15)で実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は工業的製造プラントから生じた廃物、または市町村の廃物を処理する
機械に広く係わり、特にそれらの廃物を処理するための圧縮乾燥装置に関する。
【0002】 この形式の装置は、例として挙げれば、限定するものではないが、食糧品加工
(transformation)産業における加工残物、工業繊維廃材、分別
保管した市町村の固体廃物のような処理すべき個々の廃物に関する多くの考慮に
基づいて設計しなければならない。特に、近代社会組織において固体廃物の廃棄
が増えつつあるという増大する関連問題の観点から、後者の廃物について言及す
る。
【0003】 この設計努力の基本的な事項として、 廃物のエネルギー上の価値、 そのエネルギー上の価値を回収するために使用すべき方法、 その回収に関する経済上の負担、 に注目することがふさわしい。
【0004】 上述した事項を定義するうえで多くの変数を考慮しなければならず、それらの
すべてが互いに相容る、または調和するとは思われず、したがって現在までに提
案された技術的方法のすべては不完全および不適当であると思われる。いずれの
場合も、基本的な関連する2つの目的、すなわち廃物体積の減少およびすべての
腐敗成分の不活性化、が本質であると考えるべきである。
【0005】 熱および圧力による処理による廃物の圧縮および含水量の減少を目的とするこ
れまで実施されてきた技術的方法は、工業プラントにおける製造上の要求条件に
比較できるものではない。その結果、現在の設計による機械は作動性能を低下さ
せる特徴を有しているので、特に作動上の観点から経済的に都合が悪い。
【0006】 従来技術において考慮され、部分的に解決された問題の説明的な例として、イ
タリア国特許第1262620号が参照される。この従来技術の明細書は、適当
なストッパを備えた容器内で最初に水を押出して除去することにより、処理すべ
き物質を圧縮および乾燥させる水平な圧搾システムを開示している。その後、こ
の廃物は一般に平行六面体の形状をした炉の入口に近い場所で容器から押出され
る。この炉の側部スカートには中空空間が備えられ、その廃物に熱を伝達するた
めにその中空空間を通して熱伝達流体が流される。残留水分を蒸発させるため、
炉に充填して引き続き加熱段階が遂行され、その間、水蒸気は炉の側面に備えら
れた排出開口を通して流出する。
【0007】 この周知システムの欠点は、炉の側部スカートに備えられた通路形の中空空間
内を流れる熱伝達流体の規則的な流体運動を得ることができず、したがって熱交
換の可能性が危うくなるということである。
【0008】 発生した水蒸気を排出するために開口(円形または楕円形の形状をしている)
が加熱室の側面に備えられているために、圧力による応力が非常に小さい場合で
あっても、炉本体の強度が危険にさらされることである。
【0009】 従来技術の装置のさらに他の欠点は、前記側部開口が存在するために処理すべ
き廃物と加熱領域との間の接触面がかなり制限され、発生した水蒸気の完全およ
び連続的な流出を保証するためにそれらの開口が多数備えられるほど、大きく制
限されるということである。実際には、水蒸気を排出する開口の個数および寸法
と、この開口の個数および寸法の増大によって生じる機械的強度の低下との間で
妥協を図ることが避けられない。
【0010】 後者の欠点に厳密に関係して、上述した開口の存在により、特に上述のように
排出開口の個数および寸法を増大することで水蒸気の完全および連続的な流出を
保証するときには、作動効率の観点から、処理すべき廃物とその加熱領域との間
の接触面はかなり減少する。
【0011】 最後に、関連する炉の横断面が四角形であるために大きな値の応力が生じるこ
とを無視して、助言することはできない。
【0012】 本発明の拡張された目的は、上述の欠点を解消すること、特に、熱伝達流体の
流体運動に関するすべての問題点を解消し、また熱伝達流体から処理すべき廃物
への熱伝達に関するすべての問題だけでなく、上述した2つの要求条件の間にま
ったく矛盾を生じることなく、水蒸気の流出に関するすべての問題も例外なく解
消する乾燥および圧縮装置を実現することである。
【0013】 本発明の他の目的は、熱伝達流体の流体循環の問題および作動時に発生して流
出する水蒸気との熱交換の問題を解決するために適用されるだけでなく、高強度
で、各種の作動段階で発生する熱応力および機械的応力に完全に耐えることので
きる特性も有する完全に新規な設計の構造によって、上述した欠点を解消するこ
とである。
【0014】 本発明で提案する解決法に鑑みて、処理作業および産業活動、および社会生活
で生じるあらゆる種類の廃物を、各々の作業で70〜90トンの廃物を生じる作
動サイクルに使用できるような量で圧縮および乾燥し、最終製品の単価を減少さ
せる改良されたケージ型の圧縮乾燥装置を実現することが可能である。
【0015】 それ故に本発明の特別な主題は、処理すべき廃物を収容する容器手段と、廃物
を圧縮する手段と、廃物を加熱する手段と、加熱段階で発生した水蒸気を排出す
る手段とを含み、食糧品加工産業における加工残物、工業繊維廃材、分別保管し
た市町村の固体廃物のような廃物を処理するケージ型圧縮乾燥装置であって、 前記手段が、内部に熱伝達流体を流される長手方向に延在した複数の加熱導管
によって形成された円筒形本体を含み、前記加熱導管は前記円筒形の母線に沿い
、互いに間隔を隔てて配置されると共に、装置の支持構造として作用する機能お
よび前記熱伝達流体から内部に収容されている処理すべき廃物へ熱を伝達する機
能の両機能を有しており、 処理される廃物および熱勾配により生じた半径方向応力が作用する状態にて前
記円筒形本体を形成する導管の安定性を保証するために、予め定めた間隔を相互
に隔てて配置された保持輪によって前記加熱導管が互いに拘束されており、 前記円筒形本体の可動基部として作用し、押圧ピストンのように作動する2つ
の頑丈な対向配置された押圧プレートを、廃物を圧縮する前記手段が含み、 前記廃物の加熱段階で発生した水蒸気を排出する前記手段が、前記円筒形本体
の母線に沿い、互いに間隔を隔てて配置された前記加熱導管の間に形成された長
手方向のスロットにより形成されたケージ型圧縮乾燥装置である。
【0016】 好ましい実施例では、水蒸気を排出する前記長手方向スロットは可変で、外方
へ向かって横断面の縮小する尖(cusp)形状とされ、前記長手方向の導管の
本数に等しい個数とされる。
【0017】 さらに、好ましい実施例では、当該装置は、断熱材で作られ、前記円筒形本体
を厳密に取り囲み、前記長手方向スロットから流出する水蒸気を捕集するように
設計され、作業室または外部環境のいずれにも影響を与えないように閉回路構造
にて作動される本質的に周知の動力駆動凝縮器ユニットによって真空状態で作動
するカーター(carter)をさらに含む。
【0018】 さらに、前記保持輪は、熱処理で発生する大きな熱勾配によって生じる応力の
作用ならびに前記2つの処理プレート(14)により発生される圧力によって生
じる作用を最小限にすることを目的とした不安定なアイパースタティック構造(
labile iperstatic structure)を形成する1組の
支持走行台車(15)にそれぞれ取付けられる。
【0019】 本発明のさらなる細部および利点は、好ましい実施例を説明のために非制限的
に示す添付図面を参照することで以下の説明から明白となろう。
【0020】 図面を参照すれば、本発明の圧縮乾燥装置は多数の導管11で形成された円筒
形本体10を含み、導管11は円筒形の母線に沿って配置され、その内部に熱伝
達流体が流される。それ故に、前記導管11の組立体は圧縮および乾燥すべき廃
物を受入れる内部円筒空間を形成する。実際的な観点から、この圧縮乾燥装置は
炉として作動し、この装置の側壁は複数の導管11に分かれていて、導管11は
互いに拘束され、理想的な周縁に沿って間隔を隔てて配置されており、円筒空間
内部に収容した廃物に熱を伝達するという特別な機能を有する。さらに、すべて
の管状体が梁として作用するという都合の良い性質に鑑みて、処理すべき廃物の
支持構造としても作用するように、また作動時に発生する圧力および熱応力に耐
えることができるように、寸法が定められ、拘束される。
【0021】 当該装置の構造および作動の詳細が図面を参照して以下に説明される。
【0022】 円筒形本体10を形成する導管11は内部を190〜210゜Cの温度の熱伝
達流体が流されている。導管11は処理すべき廃物の収容構造を形成しており、
また多数の保持輪12によって互いに拘束され、圧縮した廃物により、ならびに
加熱作用による熱勾配によって生じる半径方向応力が作用する状態での円筒形本
体を形成する導管の安定性を保証するために、所定の相互距離を隔てて配置され
ている。これらの構造部材すなわち保持輪12は、前記導管11と接触する内面
に大文字のオメガ(Ω)の形状に設計された同数の受け座を有し、その受け座の
内部に前記導管が固定的に取付けられる。
【0023】 円筒形本体10内に収容した廃物を圧縮するために必要な軸線方向の長手方向
圧縮力は、2つの頑丈なプレート14によって円筒形本体の反対両側の基部に加
えられる。これらのプレート14は、以下の説明でさらに理解されるように、円
筒形本体の内部空間に挿入されるように設計された狭間のある(crenela
ted)周縁形状を有し、特に導管の間に形成された尖形受け座に挿入されるよ
うな狭間の間に位置する尖端部を有して適当に形成される。
【0024】 導管11は透熱性流体(diathermal fluid)の入口および出
口ヘッダー23と連通しており、また前記円筒形本体10内でピストンのように
作動する前記2つの圧力プレート14の移動に障害とならないように、適当なホ
ース(図示せず)によってケージ型圧縮乾燥装置の前記円筒形本体の外部に連結
されている。
【0025】 これまで説明してきたこの構造により、熱伝達流体は各導管11内部において
十分に定められた流体運動に従い、処理される廃物との高い熱交換率を達成する
ように流量値を選択することができるということが観察できる。
【0026】 一体に連結された前記保持輪12を有するケージ型の円筒形本体10は、不安
定なアイパースタティック構造を実現するために適当に配置された走行台車15
を構成する地上取付け部に取付けられる。この走行台車は、加熱作動時に発生す
る大きな熱勾配によって生じる応力の作用ならびに2つの圧縮プレート14によ
り発生される長手方向の圧力による作用を最小限にするために適用されている。
【0027】 上述したように、熱源として、また容器構造として、2つの働きをする導管1
1の特定の幾何学的配置が、本発明の実質的な概念と考えるべきである。導管1
1は円筒形本体の母線に沿って配置され、1組の長手方向スロットを形成するよ
うに互いに適当に間隔を隔てられる。それ故に、長手方向スロットの個数は導管
11の個数と等しく、尖形状とされ、廃物の加熱作動によって生じる水蒸気の流
出通路としてだけでなく、導管11と処理される前記廃物との間の熱交換の補助
部材として極めて有効であることが見い出されている。これらのスロットは明白
なように可変で外方へ向かって減少する横断面を有し、圧縮プレート14で発生
される圧力によって押圧される廃物に対して次第に増大する抵抗力を表し、この
抵抗力の増大は圧縮力が設計値に安定的に達したときにのみ終わる。
【0028】 これらの特徴は、上述したスロットが全体的に2〜3平方メートルに等しい流
出面積を形成すると考えられるから、円筒形本体の側壁を弱体化させる影響を被
ることなく、水蒸気の効果的な流出を保証するだけでなく、廃物処理時にスロッ
トを通して廃物が漏れ出ないことも保証する。
【0029】 この構造により、装置全体のエネルギー効率に関する実質的な変数となる導管
に直接に接触して処理される廃物の蒸発面積は、前記導管の間に位置する空間に
よって形成されるような水蒸気の上述した流出通路の直ぐ近くに位置し、この蒸
発面は同じ加熱長さを有する他の形状の炉本体(例えば平行六面体または角柱(
プリズム)形状)で得られる面積よりも大きい(2倍ほども大きい)。
【0030】 本発明による圧縮乾燥装置の導管と、処理すべき廃物との間の増大した接触面
積は、処理すべき廃物の加熱および冷却時間をかなり短縮でき、セントラル・ヒ
ーティング/クーリング設備も含む装置全体に関する運転コースの経済的なバラ
ンスに好ましい影響を生じる。
【0031】 前記導管11の表面と処理すべき廃物との間に確立された関係は、圧力の作用
により装置の全長にわたって前記導管と廃物との間に作用する摩擦力は、処理さ
れる廃物の体積を減少させる圧力作用の整然とした長手方向の分散を妨げない。
【0032】 ケージ型の円筒形本体の横断面形状は、圧縮および乾燥した廃物の連続面に対
して、前記導管の加熱面は個々の母線間に不連続部を備えているという事実に鑑
み、圧縮および乾燥した処理後の製品の抜出し作動も容易にする。
【0033】 さらに圧縮プレートは、サドルまたは狭間のある形状に形成されて、発生した
圧力またはモーメントが円筒形本体10の中心線から始まる半径方向の平面に作
用しないときでも、導管を支持するようになされることに注目することも好まし
いように思われる。
【0034】 最後に円筒形本体10の組立体は、断熱性材料で作られて上述した前記流出通
路を通って流出する水蒸気のための捕集ヘッダーとして作用するカーター部材(
carter member)16で包囲され、前記水蒸気は閉回路配置にて作
動される動力駆動凝縮器ユニットによって排出導管17を通して吸引され、これ
により当該プラントは作業室または外部環境のいずれにも影響を及ぼさない。
【0035】 これまで説明したようにな圧縮乾燥装置は、低〜中の機械的強度を有する材料
で製造でき、高い機械的強度の材料と比べて、一般的な腐食作用に関するすべて
の問題を当該構造の寸法を適当にオーバーサイズにするという簡単なことで制御
することができる。
【0036】 この観点から、導管に摩耗耐性を与えるために適用される表面処理は、低合金
鋼を使用できることにより可能とされることが理解できる。
【0037】 処理した廃物のその後の抜出し段階の間、軸線方向の圧力を増大するというい
かなる必要性も、本発明による圧縮乾燥装置の構造と完全に相容れるものと考え
られることも理解できる。何故なら、たとえ肉厚が薄くても、導管が高強度梁と
して作用できるからである。
【0038】 本発明の好ましい実施例がこれまで説明されたが、当業者は本発明の範囲から
逸脱せずに変形および変更し得ることを理解しなければならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるその概略的な側立面断面図である。
【図2】 図1の装置の前立面断面図である。
【図3】 導管保持輪の詳細図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理すべき廃物を収容する容器手段と、廃物を圧縮する手段
    と、廃物を加熱する手段と、加熱段階で発生した水蒸気を排出する手段とを含み
    、食糧品加工(transformation)産業における加工残物、工業繊
    維廃材、分別した市町村の固体廃物のような廃物を処理するケージ型圧縮乾燥装
    置であって、 処理すべき廃物を収容する前記手段が、内部に熱伝達流体を流される長手方向
    に延在した複数の加熱導管(11)によって形成された円筒形本体(10)を含
    み、前記加熱導管は前記円筒形の母線に沿い、互いに間隔を隔てて配置されると
    共に、装置の支持構造として作用する機能および前記熱伝達流体から内部に収容
    されている処理すべき廃物へ熱を伝達する機能の両機能を有しており、 処理される廃物および熱勾配により生じた半径方向応力が作用する状態にて前
    記円筒形本体(10)を形成する導管の安定性を保証するために、予め定めた間
    隔を相互に隔てて配置された保持輪(12)によって前記加熱導管(11)が互
    いに拘束されており、 前記円筒形本体(10)の移動基部として作用し、押圧ピストンのように作動
    する2つの頑丈な対向配置された押圧プレート(14)を、廃物を圧縮する前記
    手段が含み、 前記廃物の加熱段階で発生した水蒸気を排出する前記手段が、前記円筒形本体
    (10)の母線に沿い、互いに間隔を隔てて配置された前記加熱導管の間に形成
    された長手方向のスロットにより形成されることを特徴とするケージ型圧縮乾燥
    装置。
  2. 【請求項2】 水蒸気を排出する前記長手方向スロットは可変で外方へ向か
    って縮小する横断面を有する尖(cusp)形状であることを特徴とする請求項
    1に記載されたケージ型圧縮乾燥装置。
  3. 【請求項3】 水蒸気を排出する前記長手方向スロットが、前記円筒形の収
    容本体(10)を形成する前記長手方向の導管の本数に等しい個数であることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載されたケージ型圧縮乾燥装置。
  4. 【請求項4】 前記頑丈なプレート(14)は円筒形本体の内部空間へ挿入
    されるように狭間のある(crenelated)周縁形状を有し、特に導管の
    間に形成された尖形受け座に挿入されるように狭間の間に位置する尖端部を有し
    て形成され、また生じた力またはモーメントが円筒形本体(10)の中心線から
    始まる半径方向の平面に作用しないときも前記導管(11)のための支持部を形
    成することを特徴とする請求項1に記載されたケージ型圧縮乾燥装置。
  5. 【請求項5】 断熱性材料で作られ、前記円筒形本体(10)を厳密に取り
    囲み、前記長手方向スロットから流出する水蒸気を捕集するように設計され、作
    業室または外部環境のいずれにも影響を与えないように閉回路構造にて作動され
    る動力駆動凝縮器ユニットによって真空状態で作動するカーター(16)をさら
    に含むことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載された
    ケージ型圧縮乾燥装置。
  6. 【請求項6】 前記保持輪(12)は、熱処理で発生する大きな熱勾配によ
    って生じる応力の作用ならびに前記2つの押圧プレート(14)により発生され
    る圧力による作用を最小限にすることを目的とした不安定なアイパースタティッ
    ク構造を形成する1組の支持走行台車(15)にそれぞれ取付けられた ことを特徴とする請求項5に記載されたケージ型圧縮乾燥装置。
  7. 【請求項7】 長手方向の導管(11)を拘束する前記保持輪(12)が、
    前記導管(11)と接触する内面に前記導管の外形に厳密に一致した形状を有し
    、これによりそれらの導管の理想的な受け座を形成することを特徴とする請求項
    1に記載されたケージ型圧縮乾燥装置。
  8. 【請求項8】 前記円筒形本体(10)を形成する前記導管(11)の内部
    を流れる透熱性流体の入口および出口ヘッダー(23)をさらに含み、また前記
    2つの対向する圧力プレート(14)の移動に障害とならないように、前記ヘッ
    ダー(23)がホースで前記導管の外側部分へ連結されたことを特徴とする請求
    項1に記載されたケージ型圧縮乾燥装置。
  9. 【請求項9】 前記熱伝達流体が190゜C〜210゜Cの温度であること
    を特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載されたケージ型圧
    縮乾燥装置。
  10. 【請求項10】 低から中の機械強度を有する材料で製造され、これにより
    ケージ型の円筒形本体の部材の厚さをオーバーサイズにすることで一般的な腐食
    作用に関するすべての問題が制御可能にされることを特徴とする請求項1から請
    求項9までのいずれか一項に記載されたケージ型圧縮乾燥装置。
  11. 【請求項11】 低合金鋼で製造され、これにより前記導管に摩耗抵抗を与
    えるような表面処理を行うことが可能にされていることを特徴とする請求項1か
    ら請求項10までのいずれか一項に記載されたケージ型圧縮乾燥装置。
JP2000538193A 1998-03-25 1999-03-24 廃物を処理するケージ型圧縮乾燥装置 Expired - Fee Related JP3908460B2 (ja)

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