JP3624159B2 - ビール醸造において麦汁を処理するための容器および方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビール醸造において麦汁を処理するための容器および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に知られているように、ビール醸造において麦汁は様々な処理工程にかけなければならない。ここで重要な事は、麦芽汁濾過プロセスで得た麦汁を煮沸した後に、ホップを何らかの形で加える麦汁煮沸プロセスである。麦汁の煮沸は、所望の麦汁濃度を得るために余計な水分を蒸発させること、酵素の失活および麦汁の滅菌、凝集性タンパク質の除去、および最終的には麦汁中へのホップ成分(特に苦味物質)の溶解を目的とする。
【0003】
続いて麦汁をワールプールタンクの中の麦汁ケトルに入れて「余分なもの」(ホットブレーク)を分離することも知られている。麦汁はワールプールタンクの中に熱い状態のまま維持される。最後に、さらなる可能な処理工程として、麦汁ケトルの下流の麦汁を膨張クーラーの中に導入し、その中で麦汁を約70℃から75℃にまで冷やす。膨張クーラーの中で例えば減圧によりDMS(硫化ジメチル)を追い出すことができる。
【0004】
これらの全処理工程において、麦汁は冷却または加熱により熱的に処理される。通常、加熱には内部または外部のボイラ管を用い、これに麦汁を通過させて加熱を行う。膨張させるために、すなわち麦汁から芳香性物質を追い出すために、麦汁を偏向スクリーンに下方から噴きつけて麦汁を容器の中で扇状に広げて蒸発させる、という提案が既になされている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
したがって、本発明の目的は、麦汁を効果的に熱処理するために、麦汁処理プロセスの様々な段階で使用することができる容器および方法を提案することである。
【0006】
この目的を達成するために、本発明は、麦汁ガイドスクリーンと供給パイプとをその内部に配設した容器であって、前記供給パイプが上方から前記麦汁ガイドスクリーン上に麦汁を放出するために前記麦汁ガイドスクリーンの上方に先端を有する容器を提案する。
【0007】
このような容器を用いて(例えば麦汁ケトルの後に直接、上から麦汁ガイドスクリーンに)麦汁を放出することが可能である。次に麦汁は麦汁ガイドスクリーンの表面を伝って下へと流れることにより、より広い表面にわたって分散され、効率的且つ急速に冷却される。また、さらに改良して麦汁ガイドスクリーンが加熱可能である場合も、より大きな面にわたって加熱することができ、これによって効率的な熱伝達を可能とする。特許請求の範囲の中で「内部に」という表現が出てきた際は常に、麦汁ガイドスクリーン自体が少なくともある程度麦汁ガイドスクリーンの壁の一部であることを除外するものではない。
【0008】
特許請求の範囲においてさらに、麦汁が上方から麦汁ガイドスクリーン上に放出される、と記載されるとき、この表現は、麦汁ガイドスクリーンの上側部分に設けられた対応する通路を介して、または上側麦汁ガイド面上に溢れたものとして、麦汁を供給することができることを含む。
【0009】
本発明の改良に従い、麦汁ガイドスクリーン上の麦汁の自由供給断面は調節可能である。供給断面を調節する際、前記容器の容量が調節可能であるように、時間単位ごとに異なる量の液体を麦汁ガイドスクリーン上に案内することが可能である。前記調節は、供給パイプの開口部が前記麦汁ガイドスクリーン上の様々な距離で停止するように、前記供給パイプを垂直に調節可能な構成とすることにより、最も簡単に達成することができる。
【0010】
麦汁ガイドスクリーンに加熱手段を備える場合、麦汁を加熱することができる。また、選択された温度が麦汁の放出温度より低い場合に、麦汁の冷却速度は影響を受け得る。麦汁が加熱される間(例えば処理前容器を使用するときに必要な場合など)、非常に効率的な熱伝達が行われ、これにより均一な加熱プロセスが得られる。
【0011】
加熱手段は、好ましくは麦汁ガイドスクリーンが2層壁スクリーンとして設計され、これらの2つの壁の内側を介して高温加熱スチームまたは他の加熱媒体がガイドされるように、実施される。この場合、麦汁ガイドスクリーンには高温加熱スチームを導入するための接続部と濃縮物を放出するための出口孔とが備えられる。
【0012】
非常に有益な改良において、麦汁ガイドスクリーンは前記容器の少なくとも3分の2の領域をカバーする。すなわち、麦汁ガイドスクリーンはより大きな表面を有し、それに応じて効率的な熱処理を可能とする。
【0013】
好適な改良において、麦汁ガイドスクリーンは円錐形であって、その円錐の先端は、通常は丸い断面形を有する容器の中心軸上に位置しており、麦汁の放出地点を形成するものであってもよい。次に麦汁は、前記先端からその円錐形表面全体にわたって分散され、こうして蒸発又は加熱されることができる。
【0014】
水平面に対する麦汁ガイドスクリーンの傾斜角は、好ましくは20°から40°である。このような選択された傾斜角は、一方では麦汁が十分容易に流出することができるようにしつつ、他方では流出速度が前記部分において速くなり過ぎないようにするものであり、こうすることにより、前記スクリーン上に載っているまたは留まる時間を十分長くして、適切な熱処理を可能にする。
【0015】
既に記載されたように、前記容器は、ビール醸造プロセスにおける様々なポイントで麦汁を熱処理するために使用することができる。例えば、一方の麦汁ケトルまたはワールプール(ケトル)と他方のプレート式冷却器との間に蒸発容器(ストリッパ)として接続されることができる。このような用途により、麦汁から望ましくない芳香性物質(DMS等)を追い出す役割を果たす。
【0016】
他の用途において、前記容器は処理前容器/ケトルとして麦汁ケトルと組み合わされる。このような処理前容器は、前述の醸造の麦汁煮沸の間に公知の方法で濾過した麦汁を受け取る。非常に素早い醸造手順で、次に麦汁を処理前容器の中で例えば90℃から95℃にまで加熱して、この時間浪費から麦汁ケトルを解放することが必要である。本発明の容器は、提案されたように加熱手段を備える場合には、この目的にも適している。次に、容器をケトルの上に設置することができるように、前記容器の直径を麦汁および/またはワールプールケトルに合わせることもできる。このような場合、容器から麦汁ケトル中へおよびそのまた逆への汲上げ動作を可能とするパイプシステムがある。
【0017】
最後に、その加熱手段を備えた容器を麦汁ケトルそのものとして使用することも可能である。
【0018】
前記容器は、処理前容器と麦汁ケトルとの間の汲上げ作業により麦汁を加熱するために、処理前容器と組合せることもできる。従来の麦汁煮沸装置(外部または内部のボイラ管等)は必要ない。特に、本発明に従って、加熱目的のために広い表面上にわたり(即ち薄い層で)麦汁が案内されるガイド面を備えて設計された容器を使用する場合、非常に効率的な加熱が可能であること、および従来の麦汁煮沸システムに比べて非常に多くの量のエネルギーが節約されることが判明した。
【0019】
麦汁ガイドスクリーンは、様々な形式で実施することができる。具体的には、カスケード状に重なったガイド面から形成されることもできるし、あるいは円錐の先端が下を向いた円錐形表面として形成されることもできる。内周面上を麦汁が螺旋状に案内されて下方向に流れるような円筒形表面として、麦汁ガイドスクリーンを設計することも可能である。従って、本発明の意味の範囲内における麦汁ガイドスクリーンは、処理のために、特により大きな表面上(すなわち薄い層厚)にわたって加熱するために麦汁がその上を案内されることができる、あらゆる傾斜ガイド面として理解されたい。
【0020】
好ましくは麦汁ガイドスクリーンの表面は、伝熱性を良くするために、少なくともある程度、波形または起伏状の構造を有してもよい。麦汁ガイドスクリーンの表面構造は、乱流条件を保証し、これにより伝熱性がさらに向上する。
【0021】
この目的は、特に請求項16の特徴を備えたビール醸造における麦汁煮沸方法により達成される。
【0022】
この技術的プロセスにおける大きな利益はこの種の麦汁煮沸により得られることが分かった。従来の煮沸方法に比べ、総蒸発量を大幅に低減することができる。すなわち、最大60%ものエネルギー量を節約することができる。プロセス技術の観点から見ると、これにより生成されたビールは、熱負荷、色度、DMSおよびTBZ(チオバルビツール酸数)値に関する指標において、大きく改善されている。
【0023】
麦汁煮沸は好ましくは2段階で行われる。第1段階では、加熱したガイド面上に汲み上げて麦汁を加熱し、第2段階では、加熱したガイド面上に汲み上げることにより煮沸プロセスを行う。煮沸プロセスプロパー(第2段階)の後、任意で休止時間を置いてから、第3段階が続く場合がある。この第3段階では、麦汁をガイド面上に汲み上げて除去する(望ましくない芳香性物質の蒸発)。したがってこの方法は、麦汁が加熱目的のため且つ同じガイド面上のより広い表面にわたる煮沸プロパーのために案内されるように、行うことができる。これにより、構造的に、およびプロセス技術の観点から見て、全体的にシンプルな麦汁煮沸プロセスとなる。
【0024】
第1段階(加熱)において、第2段階よりも多い汲上げ量(単位時間当りの麦汁量)で麦汁を汲み上げて、ガイド面上に案内することができる。除去を行う第3段階では、汲上げ量は好ましくは最初の2つの段階よりも少なく選択される。
【0025】
好ましくは高温加熱スチームとしてガイド面に供給される熱量は、第2段階よりも第1段階の方を高めに選択することができる。これは、好ましくは熱量供給の相対制御により(例えば異なるスチーム圧またはスチーム量を調節することにより)行うことができる。
【0026】
この方法を行う間、ガイド面上を流れる麦汁の層の厚みは20mm未満、好ましくは1から10mmの間でなければならないことが分かった。ガイド面上を流れる麦汁の好適な流速は、1秒あたり0.2から1mである。この速度が速過ぎる場合(すなわち鋭角のガイド面で操作する場合)、麦汁がガイド表面上に加熱目的のために十分長い時間とどまるように、加熱表面はそれに応じて大きな寸法としなければならない。流速が遅すぎる場合、麦汁が過熱する場合がある。
【0027】
以下に図面および表を参照しながら本発明についてより詳細に説明および記載する。
【0028】
【発明の実施の形態】
図1に示す容器は全体的に1で示され、先端部が通気孔2になっている上側部分と、中に麦汁ガイドスクリーン3が設置されている内部12と、を備える。麦汁ガイドスクリーン3は、容器の底部の大部分をカバーする円錐形表面を提供する(即ち、より大きな表面を有する)。前記ガイドスクリーンは支持脚4を介して底部13上に支持される。処理される麦汁用の供給パイプ5の先端は開いた円錐面6となっており、前記麦汁ガイドスクリーンの頂点10の上で終端する。前記供給パイプは、自由に開口断面S(free opening cross−section)が麦汁ガイドスクリーンの表面と開いた円錐面6との間で調節され得るように、容器の中で垂直方向に調節可能に配置される(詳細には図示せず)。
【0029】
麦汁ガイドスクリーン3の傾斜角αは、20°から40°である。
【0030】
この図示した実施形態において、ガイドスクリーンは2層壁ガイドスクリーンとして設計され、その内部(斜線部分)にはスチーム供給パイプ7を介して高温加熱スチームを供給するためのスチームチャネルが備えられる。凝縮物は回収され、凝縮物排出口8を介して排出される。麦汁ガイドスクリーンの下に回収された麦汁は、出口孔9を介して放出される。
【0031】
このように構成された容器は、麦汁を処理するために様々な様式で使用することができる。処理前容器または保温容器として使用する場合、麦汁は麦汁ケトルから直接入口孔11を介して供給パイプ5に供給される。供給断面Sは、処理する麦汁の量に従って好適に調節され、次に麦汁は麦汁ガイドスクリーン3の円錐面を介して容器の底部へと送られる。円錐面上を流れ落ちる際に、麦汁はガイドスクリーンの内部を流れる高温加熱スチームにより加熱される。次に麦汁は90℃から99℃にまで加熱され、容器の中に保持されることができる。任意で、出口孔9から麦汁を取り出して入口孔11に再供給し、麦汁を循環させて加熱したりまたは熱い状態のまま維持したりすることができるように、ポンプシステムを備えることができる。
【0032】
しかしこの容器は、例えばプレート式冷却装置の上流に蒸発容器として配置することもできる。次にガイドスクリーンを加熱しないで冷却面として用いる。このガイドスクリーンにより形成された大きな表面のおかげで、供給される麦汁から好ましくない芳香性物質を効果的に蒸発させ、前記物質を出口孔2から逃すことができる。ここで任意に、蒸発効果を増すために前記容器を僅かな負圧にかけてもよい。
【0033】
この容器は、独立した個別の容器としても、麦汁ケトル、ワールプールまたはワールプールケトル(図に破線で示し、参照番号14を付してある)の上に取りつけた組み合わせ容器としても、使用することができる。これら容器の直径は互いに釣り合うように調節され、互いの容器間を流体が行き来するように対応するパイプシステムが設けられる。例えば、下方の容器(例えばワールプールケトル)の出口孔は、図示したようにその上に設置された容器の入口孔11に接続することができる。
【0034】
容器の麦汁ガイドスクリーンは、様々な形式で実施することができる。図2に示した実施形態において、前記容器は参照番号20で全体的に示される。容器の内部には、上から見て円形または矩形(図示せず)のカスケード状に重なった複数の麦汁ガイド面22が備えられる。この麦汁ガイド面22は2層壁であり、これらの壁の間(斜線で示した内部)には高温加熱スチームが流れることができるようになっている、すなわちこれらの壁を加熱することができる。加熱される麦汁は供給分配装置24を介して様々なガイド面22に送られてこれに沿って流れることにより加熱され、回収チャネル28を介して回収パイプ26へと供給される。次に麦汁は前記容器のそれぞれの用途によって、例えば処理前容器に移動し、および任意で、その麦汁の所望の処理、特に煮沸が完了するまで、ポンプにより循環させる。
【0035】
次に、図3は、麦汁ガイドスクリーンが倒立円錐形30として設計され、加熱のための2層壁(図示せず)を備えた他のバリエーションを示す。供給パイプ口32は円周上に配置され、これにより麦汁の供給を行う。麦汁が出口孔33へ向かい螺旋状に下に流れ落ちるように、前記パイプ口は、内部表面に対して接していてもよい。
【0036】
図4に示す実施形態において、麦汁ガイドスクリーンは円錐形に集束する底部分38が下に設けられたシリンダとして設計される(このようにして容器自体を構成する)。その内部壁は、麦汁が接線方向に流れ、図示したように螺旋状に流れて円錐の先端の出口孔36へと送られるようになっている。このように、前記麦汁ガイドスクリーンは、サイクロンのように設計される。詳しく図示しないが、螺旋状に下方へと延び、麦汁のフローチャネルとして機能するフロー・ガイドプレートを、前記壁に沿って配設してもよい。この壁も2層壁タイプまたは螺旋状に加熱表面を備えたタイプであって、例えば高温加熱スチームにより機能することができる。
【0037】
本発明で設計された容器を用いて本発明の方法を実行し、図5に示したようなシステムを用いた全麦汁煮沸プロセスを得ることが可能である。本発明の容器は麦汁ケトル40として機能し、これには従来のように排気パイプ42およびケトル蒸気復水器44が接続されていてもよい。その内部には加熱可能な麦汁ガイドスクリーン3が配設され、前記スクリーン3の2層壁(例示)は蒸気供給装置7に接続されている。蒸気供給装置7は入口バルブ46とその下流に配置された2つの分岐48および50とを備え、これらにより麦汁ガイドスクリーンの2つの領域52および54の選択的加熱を可能とする。このように、この実施形態において、麦汁ガイドスクリーンの様々な領域も、異なるスチーム圧力および異なる温度にかけることができる。
【0038】
麦汁ガイドスクリーンの下側円周にはそれを囲む回収チャネル56が設置され、このチャネル56の先端はパイプ58につながっており、前記パイプ58は麦汁を冷却するためのプレート式冷却装置60につながっている。パイプ58からは処理前容器66へと戻るパイプ62が枝分かれしている。それぞれバルブ63、65および67の位置によって、麦汁をプレート式冷却装置に送ったりまたは処理前容器へ戻したりすることができる。ポンプ70およびパイプ68により処理前容器から麦汁を麦汁ケトル40へと導いて、円錐6を介して麦汁ガイドスクリーン3上に放出することができる。さらに、パイプ68はホップを分配するためのホップ分配容器72に接続されており、前記分配容器72はホップを分配するための回路に接続可能である。
【0039】
実際に行った具体的な試験において、麦汁煮沸ためのに、傾斜角α=25℃、下側端部直径3.50m(最大直径)の麦汁ガイドスクリーンをに用いた。通常の醸造量110hl(麦汁濾過樽(図示せず)から処理前容器へ供給される量)を煮沸するために、麦汁ケトル40と処理前容器66との間を1時間あたり500から550hlの汲上げ量で麦汁をポンプ70により循環させて加熱した。麦汁ガイド面3を、1.6から2バールのスチーム圧力で加熱した。このように、25から30分以内で全ての麦汁を約72℃から99℃に加熱した。蒸発量は約1から2hlであった。
【0040】
前記第1加熱工程の後、1時間当り400から430hlの汲上げ量で第2煮沸工程を行った。スチームの圧力は1.0から1.5バールであった。麦汁は40から50分以内で煮沸した。煮沸中の総蒸発量は、1.5から2.5hlであった。次に麦汁を処理前容器(これもワールプールとして設計してもよい)内に約10から15分間静置した。
【0041】
つぎに麦汁を再び麦汁ガイド表面4上に汲み上げた。ただし、汲上げ量は少なめで、1時間当り約120から130hlとした。麦汁を加熱したスチームの圧力は、0.3から1.5バールであった。特に新しく形成されたDMS(硫化ジメチル)を追い出すために機能するこの第3の除去工程は、プレート式冷却装置での冷却時間に従って約50分間行った。約1hlの量が蒸発した。
【0042】
したがって、総蒸発量は約4.5hlであり、これは約4から4.1%の蒸発量に相当する。
【0043】
具体的なケースにおいて、このような低い総蒸発量により、内部ボイラを用いた従来の標準的な煮沸に比べて40から50%という大量のエネルギーが節約される。上記方法を用いて煮沸したビールの分析により得られた値を1つの表に示す。表は、本発明の方法で得られる値と従来方法で得られる値との比較を示す。
【0044】
【表1】
【0045】
TBZ値(チオバルビツール酸数)は熱負荷を示すものである。増加量が小さいほど、完成したビールの風味の安定性が良くなる。時間が経過しても風味の安定性は高い。内部ボイラを用いた比較用標準的煮沸の場合の増加は23.7ユニットであるのに対し、本発明に従って行ったこの方法において、8.3ユニットしか増加しなかった。TBZ値とほぼ並行する色度値も、標準的な煮沸のものより好ましい。標準的煮沸の1.25に比べ0.7の増加しか検出されなかった。
【0046】
なお凝集可能な窒素の値は、1.5から2.5mg/100mlでなければならない。しかし近年までは、発泡のためには2.5から3.0を超える値が良い(positive)と考えられていた。前記値より低いと、煮沸プロセスはより過度である。このケースにおいても、本発明の方法はより良い値を達成することが明らかである。
【0047】
本発明の方法において、遊離DMS値は、煮沸中に3.5から4%が蒸発する場合において96μg/lと非常に低い。除去(第3工程)はDMS値をさらに0.38μg/lにまで減少させる。39から97の標準的な煮沸の間、これはワールプール休止静置の間にDMS前駆体の分解により行われる。
【0048】
最後に、DMS前駆体の値は煮沸プロセスの質を示すものである。この値が低いほど、再び自由に形成され得るDMSは少ない。この場合も、本発明の方法は優れた値を示す。
【0049】
本明細書中に説明したような標準的な煮沸との比較を、内部ボイラ(内部ボイラは約48分間の充填中、2.1バールで操作した)を用いた標準的な煮沸方法(ケトル中の同量の麦汁を用いる)に対して行った。充填操作の終わりから煮沸プロセスの開始まで(12分間)も、内部ボイラを2.1バールで操作した。第1煮沸段階において、約28分間2バールで煮沸を行い、次に98°で15分間休止時間を設けた。第2煮沸段階(これも2バールのスチーム圧力で行った)において、麦汁を30から35分間煮沸した後、下流のワールプール中で15分間休止時間をおいた。全体的な蒸発量は、8hlを超えた。すなわち、この煮沸プロセスは本発明の方法よりも約50%大きなエネルギーを必要とした。
【0050】
このように、麦汁を処理するための本発明の容器および本発明の方法は、新規な方法での麦汁処理プロセス、特に麦汁煮沸プロセスの実行を可能とする。加熱だけでなく煮沸および除去のための前記容器の使用は、これにより製造され得るビールの品質に関して大きな利益を提供するだけでなく、大量のエネルギーを節約し、構造的な観点から見てビール醸造システムを簡易化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】麦汁を処理するための本発明の容器の第1の実施形態を示す。
【図2】第2の実施形態を示す概略断面図である。
【図3】麦汁ガイドスクリーンの第3の実施形態を示す概略図である。
【図4】麦汁ガイドスクリーンの他の実施形態を示す概略図である。
【図5】本発明の麦汁煮沸システムの基本的構造を示す。
Claims (24)
- ビール醸造において麦汁を処理するための容器であって、
前記容器の内部に設置されおよび加熱手段を備えた麦汁ガイドスクリーン(3、22、30、34)と、前記麦汁ガイドスクリーンに上方から麦汁を放出するために前記麦汁ガイドスクリーン(3)の上方に先端を有する供給パイプ(5)とを備えることを特徴とする容器。 - 前記麦汁ガイドスクリーン上の自由供給断面(S)が、調節可能であることを特徴とする請求項1に記載の容器。
- 前記供給パイプ(5)が、前記麦汁ガイドスクリーンの上方で垂直方向に調節できるように配設されることを特徴とする請求項2に記載の容器。
- 前記麦汁ガイドスクリーン(3、22、30、34)が2層壁スクリーンとして設計され、この2つの壁にはさまれた内部にスチーム等の加熱媒体をガイドすることができることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の容器。
- 前記麦汁ガイドスクリーンが、容器(1)の基本的な領域のうちの少なくとも3分の2をカバーすることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の容器。
- 前記麦汁ガイドスクリーンが、円錐形であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の容器。
- 水平面に対する前記麦汁ガイドスクリーンの傾斜角が、20°から40°であることを特徴とする請求項6に記載の容器。
- 麦汁ケトルまたはワールプール(ケトル)とプレート式冷却装置との間に蒸発容器として接続されることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の容器。
- 麦汁ケトルと共に処理前容器/ケトルとして組み合わされることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の容器。
- 前記麦汁ケトル(40)が、好ましくは処理前容器(66)と組み合わされることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の容器。
- 前記麦汁ガイドスクリーンが、カスケード状に重なった少なくとも2つのガイド面(22)を備えることを特徴とする請求項1に記載の容器。
- 前記麦汁ガイドスクリーンが、円錐形の先端が下を向いている円錐形表面(30)として設計されることを特徴とする請求項1に記載の容器。
- 前記麦汁ガイドスクリーンが、その内部円周表面上を麦汁が螺旋状に下方向に流れ落ちるように案内される円筒形表面(34)として設計されることを特徴とする請求項1に記載の容器。
- 前記麦汁ガイドスクリーンの表面の少なくとも一部が、伝熱性を向上させるために波形または起伏状の構造を有することを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の容器。
- ビール醸造において麦汁を煮沸するための方法であって、麦汁が、加熱された傾斜ガイド面上に放出された後、そこから流れ落ちてシートへと広がることにより加熱されることを特徴とする方法。
- ポンプで循環させることにより、ガイド表面上で前記麦汁が導かれることを特徴とする請求項15に記載の方法。
- 麦汁煮沸が少なくとも2段階で行われ、第1段階では加熱されたガイド面上に汲み上げて麦汁を加熱し、第2段階では加熱したガイド面上に汲み上げて麦汁を煮沸することを特徴とする請求項15または16に記載の方法。
- 前記第2段階の後、任意で休止期を設けた後に第3段階を行い、この第3段階では前記ガイド面に汲み上げることにより麦汁を除去することを特徴とする請求項17に記載の方法。
- 前記第1段階における汲上げ量が第2段階よりも多めに選択されることを特徴とする請求項15から18のいずれか1項に記載の方法。
- 前記第3段階における汲上げ量が、最初の2つの段階よりも少なめに選択されることを特徴とする請求項19に記載の方法。
- 前記ガイド面に供給される熱量を、第2段階よりも第1段階で高めに選択することを特徴とする請求項15から20のいずれか1項に記載の方法。
- 高温加熱スチームでガイド面を加熱する場合に、異なるスチーム圧力を調節することにより、熱量の供給が制御されることを特徴とする請求項21に記載の方法。
- 前記ガイド面上を流れる麦汁の層の厚みが、20mm未満であり、好ましくは1から10mmであることを特徴とする請求項15から22のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ガイド面上を流れる麦汁の流速が、0.2m/秒から1m/秒であることを特徴とする請求項15から23のいずれか1項に記載の方法。
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