JP2002504088A - ベンゾピラノピロール及びベンゾピラノピリジンアルファ−1アドレナリン作用性化合物 - Google Patents

ベンゾピラノピロール及びベンゾピラノピリジンアルファ−1アドレナリン作用性化合物

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アルテンバツハ,ロバート・ジエイ
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キヤロル,ウイリアム・エイ
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カーウイン,ジエイムズ・エフ
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ハイト,アンソニー・アール
チヤン,ウエイチヤン
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式(I)の化合物及びその薬物的に許容される塩(式中、Wは二環式複素環式環系である)に関する。この化合物は、α−1アドレナリン作用性拮抗薬であり、BPHの治療で有用であり、また、α−1拮抗薬組成物並びにα−1アドレナリン受容体の拮抗化方法及びBPHの治療方法も開示される。

Description

【発明の詳細な説明】ベンゾピラノピロール及びベンゾピラノピリジンアルファー1アドレナリン作用 性化合物 本件特許出願は、1996年12月6日付で出願された米国特許出願第08/ 761,423号の一部継続出願である。 1.技術分野 本発明は、アルファー1(α−1)アドレナリン受容体拮抗薬である新規な有 機化合物及び組成物、このような化合物の製造方法、これらの製造方法で使用さ れる合成中間体並びにアルファー1アドレナリン受容体の阻害方法及び良性前立 腺過形成(BPH)(良性前立腺肥大とも呼ばれる)若しくは膀胱出口閉塞及び 神経性膀胱のような他の泌尿器疾患又は月経困難のような婦人科学的症候群の治 療方法に関する。 2.発明の背景 アドレナリン作用性ニューロンは、心臓、血管及び平滑筋組織の神経支配に於 いて主な役割を演じる。アドレナリン作用神経内のアドレナリン受容体部位と相 互作用することができる化合物は、血管収縮、血管拡張並びに増加した又は減少 した心拍 数(変時性)、収縮性(変力性)及び代謝活性を含む、種々の生理学的応答を開 始することができる。従来、これら及びその他の生理学的応答に影響を与えるた めに、種々のアドレナリン作用性化合物が使用されてきた。しかしながら、多く のアドレナリン作用性化合物は、アドレナリン作用性アドレナリン受容体部位と の望ましい相互作用を可能にする顕著な選択性を有していない。即ち、これらの アドレナリン作用性化合物は、他の可能性のある、多分あまり望ましくないシス テムの応答から、所望の生理学的応答分離を得るために、アドレナリン作用性ニ ューロン内の異なったアドレナリン受容体種類についての高度の特異性を示さな い。 良性前立腺過形成(BPH)は、中高年の男性に発生する症状であり、加齢に 付随する前立腺の基質及び上皮要素の良性過成長を指す。BPHの症状には、排 尿の増加した頻度、夜間頻尿、弱い尿流及び尿流出を開始する際のためらい又は 遅延が含まれる。BPHの慢性結果には、膀胱平滑筋の肥大、代償傷害の膀胱及 び尿路感染の増加した発生率が含まれる。 典型的に、BPHは、50歳代の年令で始まり、この年令の男性の尿路問題の 最も一般的な原因である。BPHは明らかに4 0歳前の男性には希であるが、60歳で、男性の約50%がBPHの組織学的徴 候を有する。BPHの罹患率は、80歳で、男性の約80%がBPHの病理学的 徴候を有するまで、年令と共に増加し続ける。 前立腺過形成は年寄りの男性に一般的に見出されることであるが、尿症状の存 在は、前立腺の単純な解剖学的拡大を、それによって患者が尿流出の顕著な閉塞 を経験する臨床的症状である前立腺症から区別する本質的な特徴である。触知可 能に拡大した前立腺を、前立腺症の症状を示すこと無く有することは、年寄りの 男性で珍しいことではない。しかしながら、患者の視点から、尿症状の発生率及 び進行は、拡大した前立腺が単に存在することよりも一層重要である。 前立腺被膜及び膀胱頚の平滑筋に於ける多数のアルファーアドレナリン作用性 アドレナリン受容体の1970年代の発見(M.Caineら、Brit.J. Urol.、第47巻、第193〜202頁(1975年))によって、BPH に関連する膀胱出口閉塞に対して静的及び動的成分の両方が存在するという結論 が導かれる。この静的成分は、加齢と共に前立腺の進行性過形成から導かれ、尿 閉塞の症状を起こす尿道狭窄化に 至る。この本質的に機構的な問題に、交感神経系によって制御され、ストレス、 寒さ及び交感神経作用性薬物のような要因によって影響を受ける、平滑筋収縮の 可変の程度が重ねられる。前立腺症を有する患者に見られる症状に於けるしばし ば急速な変動を説明するものが、この動的成分である。 BPHのための現在最も有効な処置は、前立腺の経尿道的切除(TURP)の 外科的方法である。これは閉塞組織を除去する(C.Chapple、Br.M ed.Journal、第304巻、第1198〜1199頁(1992年)) ので、これはBPHの静的及び動的成分に指向した処置である。しかしながら、 この外科的処置は、死亡率(1%)及び不都合な事象(失禁2〜4%、感染5〜 10%及びインポテンス5〜10%)を伴う。それ故、非浸潤性の代替処置が非 常に望ましいであろう。 プラゾシンによる抗高血圧性の処置の間に、尿失禁が女性で発生したという付 随的臨床的観察(T.Thien、K.P.Delacre、F.M.Debr uyne、R.A.P.Koene、Br.Med.Journal、第622 〜623頁(1978年))及びCaineの実験的仕事(前掲)は、下尿路の 疾患に於ける選択的α−1アドレナリン受容体遮断の 潜在的役割の認識に寄与した。幾つかのグループによる後続の研究は、前立腺の 基質コンパートメント(stromal compartment)に於けるα −2アドレナリン受容体に対するα−1アドレナリン受容体の機能的役割を立証 し、それによって、BPHの非外科的管理に於ける特別のα−1アドレナリン受 容体遮断薬の使用についての推定の分子的根拠を提供した(C.R.Chapp le、M.L.Aubry、s.James、M.Greengrass、G. Burnstock、R.T.Turner−Warwick、Br.J.Ur ol.第63巻、第487〜496頁(1989年))。BPHにに於けるα− 1拮抗薬の臨床的効能は、テラゾシン(ハイトリン(登録商標))、プラゾシン 及びドキサゾシンを含む、数種の非選択的α−1遮断薬によって示された。α− 1アドレナリン受容体遮断薬による2〜4週間のように短い処置期間は、患者の 症状スコアに於ける主観的改良と共に平均及び最大尿流速に於ける客観的改良( 14〜96%)を示した(R.A.Janknegt、C.R.Chapple 、Eur.Urol.第24巻、第319〜326頁(1993年))。テラゾ シン、インドラミン、プラゾシン及びドキサゾシンでの、より長い期間 の研究は、尿流速及び主観的症状スコアに於ける顕著な改良を同様に示した(R .A.Janknegt、前掲、H.Lepor、G.Knapp−Malon ey、J.Urol.、第145巻、第263A頁(1991年)、W.Cho w、D.Hahn、D.Sandhu、Br.J.Urol.第65巻、第36 〜38頁(1990年)及びC.R.Chapple、T.J.Christm as、E.J.G.Milroy、Urol.Int.第45巻、第47〜55 頁(1990年))。しかしながら、これらの薬物は、同様の用量制限副作用: 高血圧、めまい及び筋肉疲労を有する。 近年に於いて、BPH及び膀胱出口閉塞(BOO)が、臨床的に区別できるこ と並びに臨床的BPHの重篤度が、BOOに加えて多くの要因に関係しているこ とが明らかになった(Lepor,H.、良性前立腺過形成の処置のためのアル ファ遮断(Alpha Blockade for the Treatmen t of Benign Prostatic Hyperplasia)、U rol.Clin.N.Amer.、第22巻、第375〜386頁、1995 年)。例えば、BOOは排尿筋不安定性のような他の泌尿器症状に関係している (Rosier,P.F.W.M.、J.J.M.C.H.dela Rose tte、H.Wijkstra,Ph.E.V.Van Kerrebroec k及びF.M.J.Debruyne、年寄りの男性に於ける排尿筋不安定性は 、閉塞の進行度に関係しているか?(Is Detrusor Instabi lity in Elderly Males Related to the Grade of Obstruction?)、Neurourol.Ur odynam.、第14巻、第625〜633頁、1995年)。更に、前立腺 外のα−1アドレナリン受容体の役割は、脊髄、節、神経末端、膀胱及び膀胱頚 又は外部尿道括約筋に於けるこれらの受容体の拮抗作用が、BOO及び神経性膀 胱のような泌尿器状態の薬物療法で重要であり得るように、下尿路症状の病因に 於いて重要であると仮定されている(Andersson,K−E.、良性前立 腺過形成に於ける下尿路症状への前立腺及び前立腺外α−アドレナリン受容体寄 与(Prostatic and extraprostatic α−adr enoceptors−Contributions to the Lowe r Urinary Tract Symptoms in Benign Prostatic Hyperplasia)、Scand. J.Urol.and Nephrol.、第30巻、第105〜111頁、1 996年)。女性が、男性の前立腺に対する解剖学的、組織学的及び生化学的類 似性を有する傍尿道腺を有するという認識(Gittes,R.F.及びR.M .Nakamura、女性尿道症候群;女性前立腺炎?(Female ure thral syndrome;A female prostatitis? )、Western J.Medicine、第164巻、第435〜438頁 、1996年)は、女性尿道症候群の幾つかの症状の回復のためのα−1アドレ ナリン受容体拮抗薬薬物療法のための潜在的役割を示唆している。更に、α−ア ドレナリン受容体は、子宮の平滑筋収縮に対して機能的に重要であり(Mill er,M.D.及びJ.M.Marshall、神経刺激に対する子宮応答;ホ ルモン状態及びカテコールアミンに対する関係(Uterine respon se to nerve stimulation;relation to hormonal status and catecholamines)、 Am.J.Physiol.、第209巻、第859〜863 頁、1965年)、カテコールアミンに対する交感神経応答のモジュレーション は、エストロゲンのレベルの上昇によって増強される(Miller及びMar shall、神経刺激に対する子宮応答;ホルモン状態及びカテコールアミンに 対する関係(Uterine response to nervestimu lation;relation to hormonal status a nd catecholamines)、Am.J.Physiol.、第20 9巻、第859〜863頁、1965年)。この観察との一致は、動物へのエス トロゲン投与に続いてα−アドレナリン受容体応答のレベル及び受容体密度の増 加を示すデータである(Hoffman,B.B.、T.N.Lavin、R. J.Lefkowitz及びR.R.Ruffolo,Jr.、ウサギ子宮に於 けるアルファアドレナリン作用性受容体サブタイプ;子宮筋層収縮の仲介及びエ ストロゲンによる調節(Alpha adrenergic receptor subtypes in rabbit uterus;Mediation of myometrial contraction and regul ation by estrogens)、J. Pharmacol.Exp.Ther.第219巻、、第290〜295頁、 1981年並びにRoberts,J.M.、P.A.Insel及びA.Go ldfein、子宮筋層のアドレナリン受容体の調節及び性ステロイドによるア ドレナリン作用性応答(Regulation of myometrial adrenoreceptors and adrenergic respo nse by sex steroids)、Mol.Pharmacol.、 第20巻、第52〜58頁、1981年)。こうして、α−1アドレナリン受容 体感度のホルモン調節は、月経困難に於ける増大した子宮収縮、即ち選択的α− 1アドレナリン受容体拮抗薬が治療的可能性を有し得る状態で役割を演じること ができる。 それ故、減少した副作用信頼性を有する「尿選択的」α−1抗薬についての必 要性が存在する。 発明の要約 その基本的態様に於いて、本発明は、式I: [式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、Aはメチレンであり、nは1又は2であ り、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンであり、R3は、(式中、G及びG’は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシ、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、アルキルスルホニル及 びアミノアルキルからなる群から選択され、 Y及びY’は独立に、酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択され、但し、Y が酸素又は硫黄であるときGは存在せず、Y’が酸素又は硫黄であるときG’は 存在せず、 V及びV’は独立に、窒素及びメチンの群から選択され、Uは、その隣接する 環に縮合しており、(a)5個の炭素原子を有する、非置換又は置換の5員環、 (b)4個の炭素原子並びに窒素、酸素及び硫黄からなる群から選択された1個 のヘテロ原子を有する、非置換又は置換の5員環、(c)3個の炭素原子並びに 窒素、酸素及び硫黄からなる群から独立に選択された2個のヘテロ原子を有する 、非置換又は置換の5員環、(d)6個の炭素原子を有する、置換又は非置換の 6員環、(e)5個の炭素原子並びに窒素、酸素及び硫黄からなる群から選択さ れた1個のヘテロ原子を有する、置換又は非置換の6員環、(f)4個の炭素原 子並びに窒素、酸素及び硫黄からなる群か ら選択された2個のヘテロ原子を有する、置換又は非置換の6員環並びに(g) 3個の炭素原子並びに窒素、酸素及び硫黄からなる群から選択された3個のヘテ ロ原子を有する、置換又は非置換の6員環からなる群から選択される環である) からなる群から選択される] のある種のベンゾピラノピロール及びベンゾピラノピリジン化合物及び中間体又 はそれらの薬物的に許容される塩を提供する。Uを構成する5員環には、0、1 又は2個の二重結合が含有されていてよい。Uを構成する6員環には、0、1、 2又は3個の二重結合が含有されていてよい。Uを構成する基の環(a)〜(g )は、アルキル、アルコキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシ、2〜8個の炭素原 子のアルコキシカルボニル、ハロゲン、シクロアルキル、アリール及び複素環か らなる群から独立に選択された置換基で、モノ置換又はジ置換されていてよい。 本発明はまた、薬物的に有効な担体と組み合わせて、治療的に有効量の式Iの 化合物からなる薬物組成物に関する。 本発明はまた、治療的に有効量の式Iの化合物からなる組成物を投与すること による、宿主哺乳動物、特にヒトに於けるアルファー1アドレナリン受容体結合 の拮抗化方法に関する。特 に、本発明は、有効量の式Iの化合物を哺乳動物に投与することによる、哺乳動 物、特にヒトに於けるBPHの治療方法に関する。 発明の詳細な説明 一つの態様に於いて、本発明は、式I: [式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、Aはメチレンであり、nは1又は2であ り、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンであり、R3は、 (式中、G及びG’は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシ、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、アルキルスルホニル及 びアミノアルキルからなる群から選択され、 Y及びY’は独立に、酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択され、但し、Y が酸素又は硫黄であるときGは存在せず、Y’が酸素又は硫黄であるときG’は 存在せず、 V及びV’は独立に、窒素及びメチンの群から選択され、U は、その隣接する環に縮合しており、(a)5個の炭素原子を有する、非置換又 は置換の5員環、(b)4個の炭素原子並びに窒素、酸素及び硫黄からなる群か ら選択された1個のヘテロ原子を有する、非置換又は置換の5員環、(c)3個 の炭素原子並びに窒素、酸素及び硫黄からなる群から独立に選択された2個のヘ テロ原子を有する、非置換又は置換の5員環、(d)6個の炭素原子を有する、 置換又は非置換の6員環、(e)5個の炭素原子並びに窒素、酸素及び硫黄から なる群から選択された1個のヘテロ原子を有する、置換又は非置換の6員環、( f)4個の炭素原子並びに窒素、酸素及び硫黄からなる群から選択された2個の ヘテロ原子を有する、置換又は非置換の6員環並びに(g)3個の炭素原子並び に窒素、酸素及び硫黄からなる群から選択された3個のヘテロ原子を有する、置 換又は非置換の6員環からなる群から選択される環である) からなる群から選択される] の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩を提供する。Uを構成する5員環に は、0、1又は2個の二重結合が含有されていてよい。Uを構成する6員環には 、0、1、2又は3個の二重結合が含有されていてよい。Uを構成する基の環( a)〜(g) は、アルキル、アルコキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシ、2〜8個の炭素原子 のアルコキシカルボニル、ハロゲン、シクロアルキル、アリール及び複素環から なる群から独立に選択された置換基で、モノ置換又はジ置換されていてよく又は その薬物的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグであってよい。 好ましい態様に於いて、本発明は、式II: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、Aはメチレンであり、nは1又は2であ り、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンであり、G及びG’は独立に、水 素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルコキシアルキル、ア ルコキシカルボニル、 ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン 、アルキルスルホニル及びアミノアルキルからなる群から選択され、 Y及びY’は独立に、酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択され、但し、Y が酸素又は硫黄であるときGは存在せず、Y’が酸素又は硫黄であるときG’は 存在せず、 P’、Q、S’及びTは独立に、窒素及びメチンからなる群から選択され、但 し、P’、Q、S’及びTの2個以下は窒素であってよく、R4及びR5は独立に 、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シクロアルキ ル、アリール及び複素環から選択される) の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグを 提供する。 他の好ましい態様に於いて、本発明は、式III: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、 アルキニル、アルコキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロ キシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニト ロ、アミノ及びアミノアルキルからなる群から選択され、Aはメチレンであり、 nは1又は2であり、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンであり、G及び G’は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルコ キシアルキル、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、カル ボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、アルキルスルホニル及びアミノアルキ ルからなる群から選択され、Y及びY’は独立に、酸素、窒素及び硫黄からなる 群から選択され、但し、Yが酸素又は硫黄であるときGは存在せず、Y’が酸素 又は硫黄であるときG’は存在せず、P’及びTは窒素であり、Q及びS’はメ チンであり、R4及びR5は独立に、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒ ドロキシ、アミノ、シクロアルキル、アリール及び複素環から選択される) の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグを 提供する。 更に他の好ましい態様に於いて、本発明は、式IV: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、Aはメチレンであり、nは1又は2であ り、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンであり、G及びG’は独立に、水 素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルコキシアルキル、ア ルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、カルボキ シアルキル、ハロゲン、アルキルスルホニル及びアミノアルキルからなる群から 選択され、Y及びY’は独立に、酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択され、 但し、Yが酸素又は硫黄であるときGは存在せず、Y’が酸素又は硫黄であると きG’は存在せず、P’は窒素であり、Q、S’及びTはメチンであり、R4及 びR5は独立に、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒ ドロキシ、アミノ、シクロアルキル、アリール及び複素環から選択される) の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグを 提供する。 更に他の好ましい態様に於いて、本発明は、式V: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、Aはメチレンであり、nは1又は2であ り、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンであり、G及びG’は独立に、水 素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルコキシアルキル、ア ルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、カルボキ シアルキル、ハロゲン、アルキルスルホニル及びアミノアルキルか らなる群から選択され、Y及びY’は独立に、酸素、窒素及び硫黄からなる群か ら選択され、但し、Yが酸素又は硫黄であるときGは存在せず、Y’が酸素又は 硫黄であるときG’は存在せず、Qは窒素であり、P’、S’及びTはメチンで あり、R4及びR5は独立に、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキ シ、アミノ、シクロアルキル、アリール及び複素環から選択される) の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグを 提供する。 更に他の好ましい態様に於いて、本発明は、式VI:(式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、Aはメチレンであり、nは1又 は2であり、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンであり、G及びG’は独 立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルコキシアル キル、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、 カルボキシアルキル、ハロゲン、アルキルスルホニル及びアミノアルキルからな る群から選択され、Y及びY’は独立に、酸素、窒素及び硫黄からなる群から選 択され、但し、Yが酸素又は硫黄であるときGは存在せず、Y’が酸素又は硫黄 であるときG’は存在せず、S’は窒素であり、P’、Q及びTはメチンであり 、R4及びR5は独立に、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、 アミノ、シクロアルキル、アリール及び複素環から選択される) の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグを 提供する。 更に他の好ましい態様に於いて、本発明は、式VII: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、Aはメチレンであり、nは1又は2であ り、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンであり、G及びG’は独立に、水 素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルコキシアルキル、ア ルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、カルボキ シアルキル、ハロゲン、アルキルスルホニル及びアミノアルキルからなる群から 選択され、Y及びY’は独立に、酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択され、 但し、Yが酸素又は硫黄であるときGは存在せず、Y’が酸素又は硫黄であると きG’は存在せず、Tは窒素であり、P’、Q及びS’はメチンであり、R4及 びR5は独立に、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ 、シクロアルキル、アリール及び複素環から選択される) の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグを 提供する。 更に他の好ましい態様に於いて、本発明は、式VIII: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、Aはメチレンであり、nは1又は2であ り、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンであり、G及びG’は独立に、水 素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルコキシアルキル、ア ルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、カルボキ シアルキル、ハロゲン、アルキルスルホニル及びアミノアルキルからなる群から 選択され、Y及びY’は独立に、酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択され、 但し、Yが酸素又は硫黄であるときGは存在せず、Y’が酸素又は硫黄であると きG’は存在せず、P’、Q、S’及びTはメチンであり、R4及びR5は独 立に、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シクロア ルキル、アリール及び複素環から選択される) の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグを 提供する。 更に他の好ましい態様に於いて、本発明は、式IX: (式中、R1及びR2は独立に、水素及びアルコキシからなる群から選択され、A はメチレンであり、nは1であり、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンで あり、Gは水素であり、G’は存在せず、Yは窒素であり、Y’は硫黄であり、 G’、Q、S’はメチンであり、Tは窒素であり、R4及びR5は独立に、水素、 アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シクロアルキル、アリ ール及び複素環から選択される) の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグを 提供する。 更に他の好ましい態様に於いて、本発明は、式X: (式中、R1及びR2は独立に、水素及びアルコキシからなる群から選択され、A はメチレンであり、nは2であり、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンで あり、Gは水素であり、G’は存在せず、Yは窒素であり、Y’は硫黄であり、 P’、Q及びS’はメチンであり、Tは窒素であり、R4及びR5は独立に、水素 、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シクロアルキル、ア リール及び複素環から選択される) の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグを 提供する。 更に他の好ましい態様に於いて、本発明は、式XI: (式中、R1及びR2は独立に、水素及びアルコキシからなる群 から選択され、Aはメチレンであり、nは2であり、Wは、2〜10個の炭素原 子のアルキレンであり、Gは水素であり、G’は存在せず、Yは窒素であり、Y ’は硫黄であり、Q及びS’はメチンであり、P’及びTは窒素であり、R4及 びR5は独立に、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ 、シクロアルキル、アリール及び複素環から選択される) の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグを 提供する。 更に他の好ましい態様に於いて、本発明は、式XII: (式中、R1及びR2は独立に、水素及びアルコキシからなる群から選択され、A はメチレンであり、nは1であり、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンで あり、Gは水素であり、G’は存在せず、Yは窒素であり、Y’は硫黄であり、 Q及びS’はメチンであり、P’及びTは窒素であり、R4及びR5は独立に、水 素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、ア ミノ、シクロアルキル、アリール及び複素環から選択される) の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグを 提供する。 更に他の好ましい態様に於いて、本発明は、式XIII: (式中、R1及びR2は独立に、水素及びアルコキシからなる群から選択され、A はメチレンであり、nは1であり、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンで あり、Gは水素であり、G’は存在せず、Yは窒素であり、Y’は硫黄であり、 Q、S’及びTはメチンであり、P’は窒素であり、R4及びR5は独立に、水素 、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シクロアルキル、ア リール及び複素環から選択される) の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグを 提供する。 更に他の好ましい態様に於いて、本発明は、式XIV:(式中、R1及びR2は独立に、水素及びアルコキシからなる群から選択され、Y は窒素であり、Gは水素であり、Y’は硫黄であり、P’及びTは窒素であり、 Qはメチンであり、S’は炭素である) の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグを 提供する。 本発明はまた、式I〜XIVの中間体として有用である化合物又はその塩に関 する。中間体として有用である一つの化合物は、式XV: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、nは1又は0である) の化合物である。 中間体として有用である他の化合物は、式XVI:(式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、nは1又は0である) の化合物である。 中間体として有用である他の化合物は、式XVII: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、mは2〜10であり、nは1又は0であ る) の化合物である。 中間体として有用である更に好ましい化合物は、式XVIII: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カ ルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びアミノアルキルからなる群か ら選択され、nは1又は0である) の化合物である。更に、式XVIIIの更に好ましい化合物は、3aR及び9b Rである絶対立体化学を有するものである。 中間体として有用である他の更に好ましい化合物は、式XIX: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、nは1又は0である) の化合物である。更に、式XIXの更に好ましい化合物は、3aR及び9bRで ある絶対立体化学を有するものである。 中間体として有用である他の更に好ましい化合物は、式XX: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、mは2〜10であり、nは1又は0であ る) の化合物である。更に、式XXの更に好ましい化合物は、3aR及び9bRであ る絶対立体化学を有するものである。 中間体として有用である他の化合物は、式XXI: (式中、U、Y’、G’は、式I〜XIVに於いて定義された通りであり、Rは アルキルである) の化合物である。 中間体として有用である他の化合物は、式XXII: (式中、U、Y’、G’は、式I〜XIVに於いて定義された通りであり、Rは アルキルである) の化合物である。 中間体として有用である他の化合物は、式XXIII: (式中、U、Y’、G’は、式I〜XIVに於いて定義された通りであり、Rは アルキルである) の化合物である。 中間体として有用である他の化合物は、式XXIV: (式中、Rzはアルキルである) の化合物である。 中間体として有用である他の化合物は、式XXV: (式中、Rzはアルキルである) の化合物である。 中間体として有用である他の化合物は、式XXVI: (式中、Xはハロゲンであり、Rはアルキル及びアリールアルキルから選択され る) の化合物である。 中間体として有用である他の化合物は、式XXVII: の化合物である。 中間体として有用である他の化合物は、式XXVIII: の化合物である。 中間体として有用である他の化合物は、式XXIX: の化合物である。 本発明はまた、 a)式: (式中、Raはアミノアルキルである) の化合物を、 b)式: (式中、Rはアルキルである) の化合物と反応させる工程からなる、式: (式中、R1、R2、A、n、W、Y、G、Y’、G’、P、Q、S、T、R4及 びR5は、前記定義された通りである) の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグの 製造方法に関する。 本発明はまた、薬物的に許容される担体と組み合わせて、治療的に有効量の式 I〜XIVの化合物からなる薬物組成物に関する。 本発明は更に、治療的に有効量の式I〜XIVの化合物を投 与することによる、このような処置が必要な宿主哺乳動物、特にヒトに於けるα −1アドレナリン受容体の拮抗化方法に関する。 本発明は尚更に、治療的に有効量の式I〜XIVの化合物を投与することによ る、下記のような処置が必要な宿主哺乳動物、特にヒトに於けるBPHの治療方 法に関する。 本発明は尚更に、治療的に有効量の式I〜XIVの化合物を投与することによ る、下記のような処置が必要な宿主哺乳動物、特にヒトに於ける膀胱出口閉塞( BOO)の治療方法に関する。 本発明は尚更に、治療的に有効量の式I〜XIVの化合物を投与することによ る、下記のような処置が必要な宿主哺乳動物、特にヒトに於ける神経性膀胱の治 療方法に関する。 本発明は尚更に、治療的に有効量の式I〜XIVの化合物を投与することによ る、下記のような処置が必要な宿主哺乳動物、特にヒトに於ける子宮平滑筋収縮 の治療方法に関する。 本明細書及び付属する請求の範囲を通して使用されるとき、下記の用語は下記 の意味を有する。 本明細書中で使用するとき、用語「アルケニル」は、少なくとも1個の炭素− 炭素二重結合を含有する炭化水素を指す。ア ルケニル基には、例えば、ビニル(エテニル)、アリル(プロペニル)、ブテニ ル、1−メチル−2−ブテン−1−イル等が含まれる。 本明細書中で使用するとき、用語「アルキル」又は「低級アルキル」は、1〜 6個の炭素原子を含有する直鎖又は分枝鎖アルキル基を指し、これには、以下に 限定されないが、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、 イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、1−メチルブチル、 2,2−ジメチルブチル、2−メチルペンチル、2,2−ジメチルプロピル、n −ヘキシル等が含まれる。 本明細書中で使用するとき、用語「アルキルアミノ」は、R10NH−(式中、 R10はアルキル基である)、例えば、エチルアミノ、ブチルアミノ等を指す。 用語「アルキレン」は、2個の水素原子の除去によって、2〜10個の炭素原 子の直鎖又は分枝鎖飽和炭化水素から誘導される二価の基、例えば、メチレン、 1,2−エチレン、1,1−エチレン、1,3−プロピレン、2,2−ジメチル プロピレン等を示す。 本明細書中で使用するとき、用語「アルコキシ」は、R11O −(式中、R11は、上記定義された通りのアルキル基である)を指す。アルコキ シの例には、以下に限定されないが、メトキシ、エトキシ、tert−ブトキシ 等が含まれる。 本明細書中で使用するとき、用語「アルコキシアルキル」は、上記定義された 通りのアルキル基に付加された上記定義された通りのアルコキシ基を指す。アル コキシアルキルの例には、以下に限定されないが、メトキシメチル、メトキシエ チル、イソプロポキシメチル等が含まれる。 用語「アルコキシアルコキシ」は、R12O−R13O−(式中、R12はアルキル であり、R13はアルキレンである)を指す。アルコキシアルコキシの例には、メ トキシメトキシ、メトキシエトキシ等が含まれる。 本明細書中で使用するとき、用語「アルコキシカルボニル」は、R14O−C( O)−(式中、R14はアルキル基である)を指す。アルコキシカルボニルの例に は、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル等が 含まれる。 用語「アルキルスルホニル」は、R15S(O)2−(式中、R15はアルキル基 である)を指す。 用語「アルキニル」は、炭素−炭素三重結合を含有する直鎖 又は分枝鎖炭化水素を指す。アルキニルの例には、−C≡C−、−C≡C−CH2 −、−C≡C−CH(CH3)−等が含まれる。 本明細書中で使用するとき、用語「アミノ」は、−NH2を指す。 本明細書中で使用するとき、用語「アミノアルキル」は、それにアミノ基(− NH2−)が付加されたアルキル基を指す。 本明細書中で使用するとき、用語「アリール」は、1個又は2個以上の芳香環 を有する単環式又は二環式炭素環系を指し、これには、以下に限定されないが、 フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インダニル、インデニル等が含ま れる。アリール基は、置換されていないか又は低級アルキル、ハロアルキル、ア ルコキシ、チオアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒド ロキシ、ハロ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル及びカルボキサミド から独立に選択された1個、2個又は3個の置換基で置換されていてよい。 本明細書中で使用するとき、用語「アリールアルキル」は、アルキル基によっ て親分子単位に付加されたアリールを指す。 本明細書中で使用するとき、用語「カルボキサミド」は、−C(O)NH2( 式中、カルボン酸ヒドロキシ単位が、アミンに よって置換されている)を指す。 本明細書中で使用するとき、用語「カルボキシアルキル」は、上記定義された 通りのアルキル基に付加されたカルボキシ基(−C(O)OH)を指す。カルボ キシアルキルの例には、カルボキシメチル、カルボキシエチル等が含まれる。 本明細書中で使用するとき、用語「シアノアルキル」は、アルキル基により親 分子単位に付加されたシアノ基(−CN)を指す。 本明細書中で使用するとき、用語「ジアルキルアミノ」は、R1617N−(式 中、R16及びR17は独立にアルキルである)、例えば、ジエチルアミノ、メチル プロピルアミノ等を指す。 本明細書中で使用するとき、用語「カルボキシ」は、カルボン酸基、−C(O )OHを指す。 本明細書中で使用するとき、用語「シクロアルキル」は、3〜10個の炭素原 子及び1〜3個の環を有する脂肪族環系を指し、これには、以下に限定されない が、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ノルボルニル、アダマ ンチル等が含まれる。シクロアルキル基は、置換されていないか又はア ルキル、ハロアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ 、ジアルキルアミノ、ヒドロキシ、ハロ、メルカプト、ニトロ、カルボキシアル デヒド、カルボキシ、アルコキシカルボニル及びカルボキサミドから独立に選択 された1個、2個又は3個の置換基で置換されていてよい。 本明細書中で使用するとき、用語「ハロゲン」又は「ハロ」は、I、Br、C l又はFを指す。 本明細書中で使用するとき、用語「ハロアルキル」は、少なくとも1個のハロ ゲン置換基を有する、上記定義された通りの低級アルキルラジカル、例えば、ク ロロメチル、フルオロエチル又はトリフルオロメチル等を指す。 本明細書中で使用するとき、用語「複素環式環」又は「複素環式」又は「複素 環」は、酸素、窒素及び硫黄から選択されたヘテロ原子を含有する全ての3−若 しくは4−員環又は1個、2個若しくは3個のヘテロ原子(但し、ヘテロ原子は 独立に窒素、酸素及び硫黄から選択される)を含有する5−、6−若しくは7− 員環を指す。5−員環は0〜2個の二重結合を有し、6−及び7−員環は0〜3 個の二重結合を有する。窒素ヘテロ原子は任意に四級化されていてよい。用語「 複素環式」にはま た、二環式基(上記の複素環式環のいずれかが、ベンゼン環又はシクロヘキサン 環又は他の複素環に縮合されている)(例えば、インドリル、キノリル、イソキ ノリル、テトラヒドロキノリル、ベンゾフリル又はベンゾチエニル等)を指す。 複素環には、アゼチジニル、ピロリル、ピロリニル、ピロリジニル、ピラゾリル 、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、イミダゾリル、イミダゾリニル、イミダゾリ ジニル、ピリジル、ピペリジニル、ホモピペリジニル、ピラジニル、ピペラジニ ル、ピリミジニル、ピリダジニル、オキサゾリル、オキサゾリジニル、イソオキ サゾリル、イソオキサゾリジニル、モルホリニル、チアゾリル、チアゾリジニル 、イソチアゾリル、イソチアゾリジニル、インドリル、キノリニル、イソキノリ ニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、フリル、 チエニル及びベンゾチエニルが含まれる。 複素環は、置換されていないか又はヒドロキシ、ハロ、オキソ(=O)、アル キルイミノ(R18N=(式中、R18は低級アルキル基である))、アミノ、アル キルアミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシ、アルコキシアルコキシ、ハロアル キル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、−COOH、 −SO3H及び低級アルキルから独立に選択された置換基でモノ置換若しくはジ 置換されていてよい。更に、窒素含有複素環はN−保護されていてよい。 本明細書中で使用するとき、用語「(複素環式)アルキル」は、上記定義され た通りの低級アルキルラジカルに付加された上記定義された通りの複素環基を指 す。 本明細書中で使用するとき、用語「ヒドロキシ」は−OHを指す。 本明細書中で使用するとき、用語「ヒドロキシアルキル」は、ヒドロキシ基に 付加されたアルキル基を指す。 本明細書中で使用するとき、用語「メチン」は−CH=を指す。 本明細書中で使用するとき、用語「ニトロ」は−NO2を指す。 本明細書中で使用するとき、用語「チオアルコキシ」は、R19S(式中、R19 はアルキルである)を指す。チオアルコキシの例には、以下に限定されないが、 メチルチオ、エチルチオ等が含まれる。 「薬物的に許容される塩」によって、健全な(sound)医療判断の範囲内 で、過度の毒性、刺激、アレルギー性応答等 無しにヒト又は下等動物の組織と接触させて使用するために適しており、妥当な 利益/危険比に対応しているこれらの塩が意味される。薬物的に許容される塩は 当該技術分野で公知である。例えば、S.M Bergeらは、J.Pharm .Sciences、第66巻、第1〜19頁(1977年)(参照してここに 組み込まれる)に詳細に薬物的に許容される塩を記載している。本発明の化合物 は、無機又は有機酸から誘導される塩の形で使用することができる。この塩は、 本発明の化合物の最終的単離及び精製の間にインシトゥで又は別個に、遊離塩基 官能基を適当な有機酸と反応させることにより製造することができる。これらの 塩には、以下に限定されないが、下記のもの、即ち酢酸塩、アジピン酸塩、アル ギン酸塩、クエン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩 、重硫酸塩、酪酸塩、ショウノウ酸塩、ショウノウスルホン酸塩、ジグルコン酸 塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、グ ルコヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸 塩、フマル酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシ−エ タンスルホン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、 ニコチン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、シュウ酸塩、パモ酸塩、ぺクチン 酸塩、過硫酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プ ロピオン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、p−トルエンスルホン 酸塩及びウンデカン酸塩が含まれる。また、塩基性窒素含有基は、塩化、臭化及 びヨウ化メチル、エチル、プロピル及びブチルのようなハロゲン化アルキル、硫 酸ジメチル、ジエチル、ジブチル及びジアミルのような硫酸ジアルキル、塩化、 臭化及びヨウ化デシル、ラウリル、ミリスチル及びステアリルのような長鎖ハロ ゲン化物、臭化ベンジル及びフェネチルのようなハロゲン化アラルキル並びにそ の他のもののような試薬で四級化することができる。それによって、水又は油溶 解性又は分散性生成物が得られる。 薬物的に許容される酸付加塩を生成するために使用することができる酸の例に は、塩酸、硫酸及びリン酸のような無機酸並びにシュウ酸、マレイン酸、コハク 酸及びクエン酸のような有機酸が含まれる。塩基性付加塩は、式(I)の化合物 の最終的単離及び精製の間にインシトゥで又は別個に、カルボン酸官能基を、薬 物的に許容される金属カチオンの水酸化物、炭酸塩若 しくは重炭酸塩のような適当な塩基と又はアンモニア若しくは有機第一級、第二 級若しくは第三級アミンと反応させることにより製造することができる。薬物的 に許容される塩には、以下に限定されないが、ナトリウム、リチウム、カリウム 、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム塩等のようなアルカリ及びアルカリ 土類金属をベースとするカチオン並びに以下に限定されないが、アンモニウム、 テトラメチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム、メチルアミン、ジメチ ルアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、エチルアミン等を含む、非毒 性アンモニウム、第四級アンモニウム及びアミンカチオンが含まれる。塩基付加 塩の生成のために有用である他の代表的有機アミンには、ジエチルアミン、エチ レンジアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、ピペラジン等が含まれ る。 本明細書で使用するとき、用語「薬物的に許容されるエステル」は、インビボ で加水分解するエステルを指し、これにはヒトの体内て容易に分解して、親化合 物又はその塩を離脱するものが含まれる。適当なエステル基には、例えば、薬物 的に許容される脂肪族カルボン酸、特にアルカン酸、アルケン酸、シクロアルカ ン酸及びアルカンジオン酸(但し、各アルキル又はア ルケニル単位は有利には6個以下の炭素原子を含有する)から誘導されたもが含 まれる。特別のエステルの例には、ギ酸エステル、酢酸エステル、プロピオン酸 エステル、酪酸エステル、アクリル酸エステル及びエチルコハク酸エステルが含 まれる。 本明細書で使用するとき、用語「薬物的に許容されるプロドラッグ」は、健全 な医療判断の範囲内で、不都合な毒性、刺激、アレルギー性応答等無しに、ヒト 及び下等動物の組織と接触させて使用するために適しており、妥当な利点/危険 比に釣り合っており及びそれらの意図する用途のために有効であり、並びに可能 な場合には、本発明の化合物の双性イオン形である、本発明の化合物のプロドラ ッグを指す。用語「プロドラッグ」は、インビボで急速に変換されて、例えば、 血液中での加水分解によって、前記の式を有する親化合物を生じる化合物を指す 。完全な検討は、T.Higuchi及びV.Stella、「新規な送達シス テムとしてのプロドラッグ(Prodrugs as Novel Deliv ery Systems)」、A.C.S.シンポジウムシリーズ(A.C.S .Symposium Series)の第14巻並びにEdwardB.Ro che編、「医薬設計に於ける生物可逆性担体(Bi oreversible Carriers in Drug Design) 」、American Pharmaceutical Associatio n及びPergamon Press、1987年(これらの両方は、参照して 本明細書に取り込まれる)に与えられている。 本明細書及び付属する請求の範囲を通して使用されるとき、用語「代謝的に開 裂性の基」は、それを有する化合物からインビボで容易に開裂され、開裂後に該 化合物が残留するか又は薬理学的に活性になる単位を示す。代謝的に開裂性の基 は、本発明の化合物のカルボキシル基と反応性である基の種類を形成し、当業者 によく知られている。これらには、下記のような基に限定されるものではないが 、アセチル、プロピオニル、ブチリル等のようなアルカノイル、ベンゾイル及び 置換ベンゾイルのような非置換及び置換のアロイル、エトキシカルボニルのよう なアルコキシカルボニル、トリメチル−及びトリエチルシリルのようなトリアル キルシリル、スクシニルのようなジカルボン酸で形成されたモノエステル等が含 まれる。本発明の化合物の代謝的に開裂性の基がインビボで開裂する容易性のた めに、このような基を有する化合物は、α−1アドレナリン受容体拮抗薬 化合物のプロドラッグとして作用する。代謝的に開裂性の基を有する化合物は、 それらが、代謝的に開裂性の基が存在することによって親化合物に与えられる向 上した溶解度及び/又は吸収速度の結果として、改良されたバイオアベイラビリ ティ(生体利用性)を示し得ると言う利点を有する。 本発明の化合物には、インビボ及びインシトゥ製造を含む非天然若しくは合成 製造から得られる又はインビボ製造、例えば、インビボ代謝の結果としての化合 物が含まれる。 本発明の化合物中には非対称中心が存在し得る。本発明は種々の立体異性体及 びそれらの混合物を意図する。本発明の化合物の個々の立体異性体は、キラル中 心を含有する出発物質からの合成により又は例えば、ジアステレオマーの混合物 への転換及びそれに続く再結晶若しくはクロマトグラフィー方法による分離によ るようなエナンチオマー生成物の混合物の製造及びそれに続く分離により又はキ ラルクロマトグラフィーカラムでの光学的エナンチオマーの直接分離により製造 される。特別の立体化学の出発化合物は、市販されているか又は下記に詳述する 方法により製造され、そして有機化学技術に於いて公知である方法によって分割 される。 式Iの範囲内に入る代表的化合物には、下記のものが含まれる。 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)フチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン −2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bS)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン −2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミ ジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bS)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾ ピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4 ,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bS)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−6−クロロ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bS)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−クロロ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bS)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−メトキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bS)−トランス−9−メトキシ− 1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4− c]ピロール−2−イル)ブチル]−6−メトキシ−ピリド[2’,3’:4, 5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bS)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3 ,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bS)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−クロロ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bS)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−1−(2−メトキシエチル)−ピラジノ[2’,3’:4, 5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bS)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリ ミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−クロロ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリ ミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジ ン−2,4(1 H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−クロロ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−6−メトキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−6−メトキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−6−ク ロロ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4 (1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−6−クロロ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d ]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−[1]ベンズチエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1 H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−[1]ベンズチエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H, 3H)−ジオン、 3−[5−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾ ピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ペンチル]−[1]ベンズチエノ[ 3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[5−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ペンチル]−[1]ベンズチエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H ,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−クロロ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−メトキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ− 1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4− c]ピロール−2−イル)ブチル]−7−メトキシ−ピリド[2’,3’:4, 5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリド[3’,4’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン −2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリド[4’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン −2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−メトキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−メトキシ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−7−クロロ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2−d ]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−7−メトキシ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン −2,4(1 H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−7−メチル−ピリド[37,2’:4,5]チエノ[3,2−d ]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−9−メトキシ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−クロロ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d ]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−7−クロロ −ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1 H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−7−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリド[3’,4’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミ ジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾ ピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル]−ピリド[4’,3’:4 ,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−メトキシ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3 ,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミ ジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−7−メチル−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ− 1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4− c]ピロール−2−イル)ブチル]−7−メトキシ−ピリド[3’,2’:4, 5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−7−クロロ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−9−メトキシ−ピリド[3’,4’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−9−クロロ−ピリド[3’,4’:4,5]チエノ[3,2−d ]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[( 3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−イソプロポキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ [3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−フェニル−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−6−クロロ−ピリド[4’,3’:4,5]チエノ[3,2−d ]ピリミ ジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−6−クロロ−ピリド[4’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−メトキシ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−ピリジル)−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[ 3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3− チエニル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン −2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−(3−ピリジル)−ピリド[2’,3’:4,5]チエ ノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−(3−チエニル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チ エノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−(3−ピリジル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チ エノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラ ノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル]−8−(3−ピリジル)−ピラ ジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H, 3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−フリル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[ 3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[2−((±)−シス−7−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)エチル] -[1]ベンズチエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオ ン、 3−[3−((±)−シス−7−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)プロピル ]−[1]ベンズチエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジ オン、 3−[2−((±)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)エチル] −[1]ベンズチエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[3−((±)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)プロピル ]−[1]ベンズチエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジ オン、 3−[2−((±)−シス−6−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)エチル] −[1]ぺンズチエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオ ン、 3−[3−((±)−シス−6−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)プロピル ]−[1]ベンズチエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジ オン、 3−[2−((±)−シス−1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1 ]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)エチル]−[1]ベンズ チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((±)−シス−1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1 ]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール− 2−イル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリ ミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((±)−トランス−1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ− [1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル]−ピリド[ 2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H) −ジオン、 3−[4−((±)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b− ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチ ル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4 (1H,3H)−ジオン、 3−[4−((±)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル] −ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1 H,3H)−ジオン、 3−[4−((±)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b− ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチ ル]−ピラジノ[2’,3’: 4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((±)−シス−8−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル] −ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1 H,3H)−ジオン、 3−[4−((±)−シス−8−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル] −ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4( 1H,3H)−ジオン、 3−[3−((±)−シス−8−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)プロピル ]−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4( 1H,3H)−ジオン、 3−[2−((±)−シス−8−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピロール−2−イル)エチル]−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((±)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル] −6,7−ジメトキシ−キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((±)−トランス−1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ− [1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル]−6,7− ジメトキシ−キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((±)−シス−1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1 ]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル]−6,7−ジメ トキシ−キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((±)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b− ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチ ル]−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[3−((±)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4a,5,10 b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリド−3−イ ル)プロピル]−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジ オン、 3−[3−((±)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4a,5,10 b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリド−3−イ ル)プロピル]−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジ ン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((±)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4a,5,10 b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリド−3−イ ル)ブチル]−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン −2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((±)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4a,5,10 b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリド−3−イ ル)ブチル]−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオ ン、 3−[4−((±)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−[1]ベンズチエノ[3,2−d]ピリミジン− 2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((±)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4a,5,10 b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリド−3−イ ル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン −2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[3−((±)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4a,5,10 b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリド−3−イ ル)プロピル]−[1]ベンズチエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H ,3H)−ジオン、 3−[2−((±)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4a,5,10 b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリド−3−イ ル)エチル]−[1]ベンズチエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H, 3H)−ジオン、 3−[2−((±)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4a,5,10 b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリド−3−イ ル)エチル]−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオ ン、 3−[3−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)プロピル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[3−((4aR,10bS)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)プロピル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((4aR,10bS)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((4aR,10bS)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−8−クロロ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チ エノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−8−クロロ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チ エノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−8−メトキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チ エノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−8−メトキシ−ピラジノ[2’,3’:4,5] チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5] チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−8−フェニル−ピリド[2’,3’:4,5]チ エノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]− 7−クロロ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン− 2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−7−メトキシ−ピリド[3’,2’:4,5]チ エノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−(−シス−7−ヒドロキシ−9−メトキシ−1,2,3,3a,4, 9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル )ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−6−ヒドロキシ−9−メトキシ−1, 2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピロール−2−イル)ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5 ]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラ ノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル]−8−(2−ヒドロキシフェニ ル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2, 4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−ヒドロキシフェニル)−ピラジノ[2’,3’:4, 5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、及び 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)フチル]−8−(4−ヒドロキシフェニル)−ピラジノ[2’,3’:4, 5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 又はこれらの薬物的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグ。 式Iの範囲内に入る好ましい化合物には、下記のものが含まれる。 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1, 2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピロール−2−イル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミ ジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−クロロ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−クロロ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−メトキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−メトキシ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−7−メトキシ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−7−クロロ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2−d ]ピリミ ジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−クロロ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d ]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−メトキシ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3 ,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−7−メ トキシ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2, 4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−7−クロロ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3 ,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−イソプロポキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ [3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾ ピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル]−8−フェニル−ピリド[ 2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H) −ジオン、 3−[3−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)プロピル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−8−メトキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チ エノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキ シ−1,3,4,4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラ ノ[3,4−c]ピリド−3−イル)ブチル]−8−メトキシ−ピラジノ[2’ ,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジ オン、 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5] チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−8−フェニル−ピリド[2’,3’:4,5]チ エノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−チエニル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ [3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−ピリジル)−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[ 3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−ピリジル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ [3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−(3−ピリジル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チ エノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−フリル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[ 3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−(3−チエニル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チ エノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−(−シス−7−ヒドロキシ−9−メトキシ−1,2,3,3a,4, 9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル )ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−6−ヒドロキシ−9−メトキシ−1, 2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピロール−2−イル)ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5 ]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(2− ヒドロキシフェニル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d] ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−ヒドロキシフェニル)−ピラジノ[2’,3’:4, 5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、及び 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(4−ヒドロキシフェニル)−ピラジノ[2’,3’:4, 5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 又はこれらの薬物的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグ。 下記の化合物は、本明細書に含まれる合成反応図式及び実施例に記載された方 法によって製造することができる。 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラ ノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル]−ピリド[2,3−g]キナゾ リン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリド[3,4−g]キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオ ン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリド[4,3−g]キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオ ン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリド[3,2−g]キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオ ン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリド[2,3−f]キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオ ン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1, 2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピロール−2−イル)ブチル]−ピリド[3,4−f]キナゾリン−2,4(1 H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリド[3,2−f]キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオ ン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリド[4,3−f]キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオ ン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリド[2,3−h]キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオ ン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリド[3,4−h]キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオ ン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリド[3,2−h]キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオ ン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリド[4,3−h]キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオ ン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ベンズ[g]キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ベンズ[h]キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ベンズ[f] キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピラジノ[2,3−f]キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジ オン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピラジノ[2,3−g]キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジ オン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピラジノ[2,3−h]キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジ オン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリダジノ[3,4−f]キナゾリン−2,4(1H,3H)− ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラ ノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル]−ピリダジノ[4,3−f]キ ナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリダジノ[4,5−f]キナゾリン−2,4(1H,3H)− ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリダジノ[3,4−g]キナゾリン−2,4(1H,3H)− ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリダジノ[4,3−g]キナゾリン−2,4(1H,3H)− ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリダジノ[4,5−g]キナゾリン−2,4(1H,3H)− ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1, 2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピロール−2−イル)ブチル]−ピリダジノ[3,4−h]キナゾリン−2,4 (1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリダジノ[4,3−h]キナゾリン−2,4(1H,3H)− ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリダジノ[4,5−h]キナゾリン−2,4(1H,3H)− ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリミジノ[4,5−f]キナゾリン−2,4(1H,3H)− ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリミジノ[5,4−f]キナゾリン−2,4(1H,3H)− ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリミジノ[4,5−g]キナゾリン−2,4(1H,3H)− ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリミジノ[5,4−g]キナゾリン−2,4(1H,3H)− ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリミジノ[4,5−h]キナゾリン−2,4(1H,3H)− ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリミジノ[5,4−h]キナゾリン−2,4(1H,3H)− ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリド [2,3−g]キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン、3−[4−((3 aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル] −ピリド[3,4−g]キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリド[4,3−g]キナゾリン−2,4(1H,3H)− ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリド[3,2−g]キナゾリン−2,4(1H,3H)− ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリド[2,3−f]キナゾリン−2,4(1H,3H)− ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾ ピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル]−ピリド[3,4−f]キ ナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリド[3,2−f]キナゾリン−2,4(1H,3H)− ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリド[4,3−f]キナゾリン−2,4(1H,3H)− ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリド[2,3−h]キナゾリン−2,4(1H,3H)− ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリド[3,4−h]キナゾリン−2,4(1H,3H)− ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ− 1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4− c]ピロール−2−イル)ブチル]−ピリド[3,2−h]キナゾリン−2,4 (1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリド[4,3−h]キナゾリン−2,4(1H,3H)− ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ベンズ[g]キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ベンズ[h]キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ベンズ[f]キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピラジノ[2,3−f]キナゾリン−2,4(1H,3H) −ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピラジノ[2,3−g]キナゾリン−2,4(1H,3H) −ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピラジノ[2,3−h]キナゾリン−2,4(1H,3H) −ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリダジノ[3,4−f]キナゾリン−2,4(1H,3H )−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾ ピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル]−ピリダジノ[4,3−f ]キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリダジノ[4,5−f]キナゾリン−2,4(1H,3H )−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリダジノ[3,4−g]キナゾリン−2,4(1H,3H )−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリダジノ[4,3−g]キナゾリン−2,4(1H,3H )−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ− 1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4− c]ピロール−2−イル)ブチル]−ピリダジノ[4,5−g]キナゾリン−2 ,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリダジノ[3,4−h]キナゾリン−2,4(1H,3H )−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリダジノ[4,3−h]キナゾリン−2,4(1H,3H )−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリダジノ[4,5−h]キナゾリン−2,4(1H,3H )−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリミジノ[4,5−f]キナゾリン−2,4(1H,3H )−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリミジノ[5,4−f]キナゾリン−2,4(1H,3H )−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリミジノ[4,5−g]キナゾリン−2,4(1H,3H )−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリミジノ[5,4−g]キナゾリン−2,4(1H,3H )−ジオ ン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリミジノ[4,5−h]キナゾリン−2,4(1H,3H )−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリミジノ[5,4−h]キナゾリン−2,4(1H,3H )−ジオン、 又はこれらの薬物的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグ。 本発明の代表的化合物を、そのアドレナリン受容体からプラゾシンを置き換え るためのその能力について評価した。インビトロ結合アッセイ 下記に於いて、アルファ−1アドレナリン受容体サブタイプを検討する目的の ために、分子クローンを定義するために小文字を使用し、薬理学的に定義された アドレナリン受容体を示す ために大文字を使用するIUPHAR協定に従った。更に、アルファ−1につい て新たに推奨された命名法(α1a、α1b、α1d)を使用した。 本発明の代表的化合物を、放射性配位子としての[3H]−プラゾシン及びL TK細胞中で発現した3種のクローン化α−1アドレナリン受容体:α−1a( ウシ)、α−1b(ハムスクー)及びα−1d(ラット)を使用して、インビト ロでα−アドレナリン受容体結合アフィニティーについて評価した。更に、薬理 学的に定義されたα−1Aアドレナリン受容体(ラット顎下腺)に対する結合ア フィニティーを測定した。 cDNAクローンコーディングα−1アドレナリン受容体(α−1a、α−1 b及びα−1d)は、TULCO(トライアングル大学ライセンシング・コンソ ーシアム、リサーチ・トライアングル・パーク、ノースカロライナ州(Tria ngle Universities Licensing Consorti um,Research Triangle Park,NC)から取得し、真 核発現ベクターSnaB30の中に挿入した。このベクターに於いて、アドレナ リン受容体遺伝子の発現は、SV40初期プロモーターの転写調節下にある。正 の薬 物選択は、ネオマイシン耐性遺伝子によって提供される。マウス線維芽細胞(L TK)をα1発現プラスミドでトランスフェクションさせ、10%のウシ胎子血 清及び30μMのG418を含有するダルベッコの(Dulbecco’s)変 性したイーグル培地(DMEM)中で成長させた。安定なG418−耐性親系統 が生成され、放射性配位子結合技術を使用してモニターされたアドレナリン受容 体タンパク質の発現に成功した。この親系統から誘導された安定な単細胞クロー ンを、アドレナリン受容体結合アッセイでスクリーニングして、高いアドレナリ ン受容体密度を有するクローンを同定した。このクローン化系統のローラーボト ル培養を使用して、次のアドレナリン受容体結合特性化(キャラクタリゼーショ ン)研究のための細胞膜を得た。ヒトエリスロポイエチン遺伝子を発現するSn aB30ベクターを含有する細胞系は、陰性対照として機能した。 アドレナリン受容体結合アッセイのために、600万個の細胞を、小さい(4 50cm2)コーニング(Corning)組織培養ローラーボトルの中に播種 した、大規模膜標本を利用した。10%のウシ胎子血清及び300μMのG41 8を含有するDMEM200mLを、各ローラーボトルに添加した。95% 空気/5%CO2ガス混合物(無菌)を各ローラーボトルの中に注入し、その後 密封した。次いで、このボトルを37℃でローラーラック上で5日間インキュベ ーションした。培養3日後に、細胞に新しい培地を与えた。 培養の第5日に、成長培地をローラーボトル内で成長した細胞から除去し、細 胞を、PBS(シグマ(Sigma)、120mM NaCl、2.7mM K Cl、10mM Na2HPO4−NaH2PO4、pH=7.4)で2回洗浄した 。15分間37℃でトリス−EDTA溶液(10mM トリス、100mM N aCl、1mM EDTA、pH=7.4)中でインキュベーションすることに よって、細胞をローラーボトルから分離した。各ローラーボトルからの細胞懸濁 液を、風袋を秤量した遠心分離チューブの中に傾瀉し、氷の上に保持した。各細 胞懸濁液のアリコートを一般的に細胞カウントのために得た。細胞を3000× Gで5分間2〜4℃で遠心分離し、PBSで洗浄し、再び遠心分離した。上澄み 液を傾瀉し、ペレットを秤量して細胞の湿潤重量を決定した。細胞を、最後に4 0体積5mMトリス−HCl、5mM EDTA、pH=7.7中で洗浄し、4 0,000×Gで10分間遠心分離した。細胞を、10 mLの50mMトリス−HCl、5mM EDTA(pH=7.4)中に均質化 し、40mL/チューブに希釈した。ホモジェネートを40,000×Gで10 分間遠心分離した。上澄み液を傾瀉し、ペレットを50mMトリス−HCl(p H=7.4)中に再均質化し、前記のようにして遠心分離した。上澄み液を傾瀉 し、ホモジェネートを6.25体積(湿潤重量グラム当たり)の50mMトリス −HCl中で再懸濁させ、プールしたホモジェネートのアリコートを、液体N2 中で凍結させ、アッセイの時まで−70℃で貯蔵した。ラット顎下腺を、α−1 アドレナリン受容体のために使用し、本質的に記載されたようにして調製した( Michel,A.D.、Loury,D.N.及びWhiting,R.L. 、Brit.J.Pharmacol.第98巻、第83〜889頁(1989 年))。 α−1アドレナリン受容体のための受容体結合アッセイは、本質的にGree ngrass及びBremner(Eur.J.Pharmacol.第55巻 、第323〜326頁(1979年))により記載されているようにして実施し た。略述すると、プラスチック製バイオブロックス(Bioblocks)TM( DBMサイエンティフィック社(DBM Sci entific)、カリフォルニア州バレンシア(Valencia,CA)を 、500μLの膜ホモジェネート(50mMトリス−HCl緩衝液(アッセイの 時点でpH=7.7)中で、追加の96体積[クローン化アドレナリン受容体用 、顎下腺用に12体積]で希釈)、450μLの[3H]プラゾシン(0.2n Mの最終濃度、75〜85Ci/ミリモル、デュポン−NEN社(DuPont −NEN Corp.)、マサチューセッツボストン(Boston,MA)及 び50μLの水(全結合用)又は10μMフェントラミン(最終濃度、非特異結 合用)と共に、25℃で50分間インキュベーションした。平衡化に続いて、結 合した放射性配位子を、ブランデル(Brandel)又はパッカード(Pac kard)細胞ハーベスクーを使用して、GF/Bフィルター(0.5%ポリエ チレンイミン中に予備浸漬した)上で、遊離体から分離した。放射能を、標準液 体シンチレーション技術によって決定した。データを、以前に記載された(Ha ncock,A.A.、Kyncl,J.J.、Martin,Y.C.及びD eBernardis,J.F.、J.Receptor Res.、第8巻、 第23〜46頁(1988年))ようにして分析した。 フェニレフリン誘発収縮に対する拮抗薬力価を決定するために、イヌ前立腺片 を、以前に記載された(Hieble,J.P.、Boyce,A.J.及びC aine,M.、Fed.Proc.、第45巻、第2609〜2614頁(1 986年))ようにしてインビトロで使用した。 その結果を表1に示す。この結果は、本発明の化合物がα−1アドレナリン受 容体に結合し、α−1aアドレナリン受容体のための変化した程度の特異性を示 すことを示している。 表1 α−1アドレナリン受容体への結合についてのインビトロデータ 放射性配位子結合 (Ki、nM) α−1アドレナリン受容体での機能的(functional)拮抗作用 薬理学的に定義されたα−1アドレナリン受容体の機能的アッセイ指標を、化 合物を更に特性化するために使用した。イヌ前立腺平滑筋のフェニレフリン(P E)誘発収縮の抑制は、α−1Aアドレナリン受容体活性化と関連付けることが できる。9*ラット脾臓のPE−誘発収縮の抑制は、α−1Bアドレナリン受容体 拮抗作用の代表的なものであり、ラット輸精管のPE−誘発収縮の抑制はα−1 Aアドレナリン受容体拮抗作用に関連している(R.P.Burt、C.R.C happle及びI.Marshall、Br.J.Pharmacol.第1 07巻、第324頁(1992年))。これらのモデルのそれぞれについて、作 用薬用量応答曲線を、試験試薬の増加する濃度に対して繰り返して、シルド(S child)プロット[log(試験試薬のモル濃度)に対するlog(EC50 −1)]を誘導し、pA2を決定した。プラゾシン、テトラゾシン及びドキサゾ シンについてのデータは実際に、ほぼ一桁分だけ脾臓平滑筋への一層強い影響を 示す。 フェニレフリン誘発収縮に対する拮抗薬力価を決定するため に、イヌ前立腺片を、以前に記載された(Hieble,J.P.、Boyce ,A.J.及びCaine,M.、Fed.Proc.、第45巻、第2609 〜2614頁(1986年))ようにしてインビトロで使用した。 その結果を表2に示す。この結果は、本発明の化合物がα−1アドレナリン受 容体の機能的拮抗作用を示すことを示している。 表2 α−1アドレナリン受容体での機能的拮抗作用についてのインビトロデータ インビトロ特性化(pA2) イヌの尿道内圧力(IUP)のインビボ決定 老齢のイヌに於ける尿道内圧力(IUP)は、尿道トーン(tone)への前 立腺平滑筋収縮の影響を測定する許容されるモデルである。イヌはまた、尿道シ ャフト(shaft)をカバーする包み込み前立腺を有し、それでヒトとの解剖 的関係を提供する。 2齢より大きく、12〜15kgの体重のビーグル犬(マーシャル(Mars hall)農場)を、チオペンタールナトリウム15mg/kg i.v.(ペ ントタール(Pentothal)TM、アポット社(Abbott))で予備麻 酔し、次いで全身麻酔(イソフルラン)下に置いた。7Fスワンーガンツ・バル ーン・カテーテル(マルチフレックス(Multiflex)−リスト第412 24−01号、アポット社)を、水溶性ジェリーで潤滑し、尿道口の中に挿入し 、バルーン先端が膀胱の内側に十分に入るまで、雄イヌに於いてほぼ40cm( 雌では著しく短い)進めた。次いで、バルーンを1mLの室内空気で膨らませ、 膀胱頚で感じられる最初の抵抗を丁度過ぎたところまでカテーテルをゆっくり引 いた。このように配置した後でイヌを犠牲にした予備実験によって、この方法が 、雄の 前立腺尿道内又は雌の対応する位置内のバルーンの一致した位置決めになること が確認された。カテーテルのバルーン部分を、尿道内圧力(IUP)の測定用の 、コンピューター化データ取得システム(モジュラー・インスツルメンツ社(M odular instruments,Inc.)、ペンシルベニア州マルバ ーン(Malvern,PA)に連結されたグールド・スタサム(Gould Statham)P23Dd圧力変換器に接続した。 次いで、試験作用薬のβ−アドレナリン受容体作用薬の影響を遮断するために 、イヌをプロプラノロールで処理した。エピネフリン(EPI)の尿道内昇圧影 響の投与−応答曲線を、試験拮抗薬の3増加投与(i.v.)以下のそれぞれの 前後で得た。平衡化のために各拮抗薬投与の後で、次の作用薬投与−応答を開始 する前に、15分間空けた。与えられた作用薬投与によって起こされたIUPに 於ける上昇は、次の投与が与えられる前に、基線まで戻された。推定した拮抗薬 解離定数(インビボ擬pA2)を、シルド分析によって決定した(Bruneら 、Drug Development Research、第34巻、第267 〜275頁(1995年))。 その結果を表3に示す。この結果は、本発明の化合物がIUPに於けるEPI 誘発上昇を阻害することを示している。 表3 イヌIUPに於けるEPI誘発上昇の阻害 インビボ特性化(擬pA2) 自発的高血圧ラット(SHR)モデル SHRモデルは歴史的に、α−1アドレナリン受容体拮抗薬の高血圧影響のた めの予測物質(predictor)として使用されてきた。雄自発的高血圧ラ ットを麻酔し、左大腿動脈及び静脈に、それぞれ平均動脈圧(MAP)の測定及 び薬物投与のためにカテーテルを挿入した。動脈カテーテルを、グール ド・スタサムp23ID変換器に接続し、圧力波形を記録した。MAP(mmH g)及び心拍数(HR、拍動/分)を、バクスコ(BUXCO)心臓血管アナラ イザー(Cardiovascular Analyzer)を使用してオンラ インで決定した。30分間の予備用量制御期間の後、各ラットに試験拮抗薬の1 回用量i.v.を与え、MAP及びHRを更に2.5時間モニターした。投与後 60分以内の低血圧応答曲線の下の面積(T60AUC)を、対照動脈圧データセ ットから変化パーセントの台形方式積分率を使用して決定した。その結果は、p ED50値として表わされ、これは、−1250の高血圧応答をもたらした用量の 負の対数として定義され、SHRと正常血圧ラットとの間の曲線の下の面積の5 0%を構成する。 その結果を表4に示す。この結果は、本発明の化合物が弱く低血圧性であるこ とを示している。 表4 自発的高血圧ラット(SHR)アッセイ インビボ特性化(擬pA2) 薬物組成物 本発明はまた、1種又は2種以上の非毒性で薬物的に許容される担体と一緒に 配合された本発明の化合物からなる薬物組成物を提供する。この薬物組成物は特 に、固体若しくは液体状で経口投与用に、非経口注射用に又は直服投与用に配合 することができる。 本発明の薬物組成物は、ヒト及びその他の動物に、経口で、 直胞で、非経口で、槽内で、腹腔内で、局所に(散剤、軟膏剤又は滴剤として) 、口腔で又は口若しくは鼻スプレー剤として投与することができる。本明細書で 使用するとき用語「非経口」投与は、静脈内、筋肉内、腹腔内、胸骨内、皮下及び 関節内注射及び注入を含む投与の様式を指す。 非経口注射用の本発明の薬物組成物は、薬物的に許容される滅菌水溶液若しく は非水溶液、分散液、懸濁液又は乳液並びに使用直前に滅菌注射可能溶液又は分 散液に再構成するための滅菌粉末からなる。適当な水性及び非水性担体、希釈剤 、溶剤又はビヒクルの例には、水、エタノール、ポリオール(例えば、グリセロ ール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等)及びこれらの適当な 混合物、植物油(例えば、オリーブ油)並びにオレイン酸エチルのような注射可 能有機エステルが含まれる。適当な流動性は、例えば、レシチンのような被覆物 質を使用することにより、分散剤の場合に必要な粒子サイズを維持することによ り及び界面活性剤を使用することにより維持することができる。 これらの組成物にはまた、保存剤、湿潤剤、乳化剤及び分散剤のような添加剤 を含有させることができる。微生物の作用の 予防は、種々の抗菌剤及び抗真菌剤、例えば、パラベン、クロロブタノール、フ ェノール、ソルビン酸等を含有させることによって確実にすることができる。糖 、塩化ナトリウム等のような等張剤を含有させることも望ましいであろう。注射 可能薬物剤形の延長された吸収は、モノステアリン酸アルミニウム及びゼラチン のような吸収を遅延させる試薬を含有させることによってもたらされる。 ある場合には、医薬の効果を延長させるために、皮下注射又は筋肉内注射から の医薬の吸収を遅くすることが望ましい。これは、低い水溶解性を有する結晶性 又は無定形物質の懸濁液を使用することによって達成できる。次いで、医薬の吸 収速度は、続いて結晶サイズ及び結晶形に依存するであろうその溶解速度に依存 する。また、非経口で投与される医薬形態の遅延した吸収は、医薬を油ビヒクル 中に溶解又は懸濁させることによって達成される。 注射可能デポ剤形態は、ポリラクチド−ポリグリコリドのような生物分解性ポ リマー中で医薬のミクロカプセルマトリクスを形成することによって作られる。 医薬のポリマーに対する比及び使用される特別のポリマーの性質に依存して、医 薬放出速 度を制御することができる。他の生物分解性ポリマーの例には、ポリ(オルトエ ステル)及びポリ(無水物)が含まれる。デポ剤注射可能配合物はまた、体組織 と親和性であるリポソーム又はミクロエマルジョン中に医薬を取り込むことによ って製造される。 注射可能配合物は、例えば、細菌保留フィルターを通して濾過することにより 又は使用する直前に滅菌水若しくは他の滅菌注射可能媒体中に溶解又は分散させ ることができる滅菌固体組成物の形で滅菌剤を含有させることによって滅菌する ことができる。 経口投与のための固体剤形には、カプセル剤、錠剤、丸剤、散剤及び顆粒剤が 含まれる。このような固体剤形に於いて、活性化合物は、クエン酸ナトリウム又 はリン酸二カルシウムのような少なくとも1種の不活性で薬物的に許容される賦 形剤若しくは担体及び/又はa)デンプン、ラクトース、スクロース、グルコー ス、マンニトール及びケイ酸のような充填剤若しくは増量剤、b)例えば、カル ボキシメチルセルロース、アルギン酸エステル、ゼラチン、ポリビニルピロリド ン、スクロース及びアラビアゴムのような結合剤、c)グリセロールのような湿 潤剤、d)寒天、炭酸カルシウム、ジャガイモ若しくはタピオカデンプン、アル ギン酸、ある種のケイ酸塩及び炭酸ナトリウムのような崩壊剤、e)パラフィン のような溶解遅延剤、f)第四級アンモニウム化合物のような吸収促進剤、g) 例えば、セチルアルコール及びグリセロールモノステアラートのような湿潤剤、 h)カオリン及びベントナイトクレーのような吸収剤並びにi)タルク、ステア リン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体ポリエチレングリコール、 ラウリル硫酸ナトリウム及びこれらの混合物のような滑剤と混合される。カプセ ル剤、錠剤及び丸剤の場合に、剤形はまた緩衝剤からなっていてよい。 類似の種類の固体組成物はまた、ラクトース又は乳糖並びに高分子量ポリエチ レングリコール等のような賦形剤を使用して、軟及び硬充填ゼラチンカプセル剤 の充填剤として使用することができる。 錠剤、糖衣錠剤、カプセル剤、丸剤及び顆粒剤の固体剤形は、腸溶コーティン グ及び薬物配合技術分野で公知のその他のコーティングのようなコーティング及 びシェルと共に製造することができる。これらは任意に不透明化剤を含有してい てよく、ま たそれらが、腸管の一定の部位でのみ又は優先的に、任意に遅延された方法で、 活性成分(群)を放出する組成物のものであってよい。使用することができる埋 没組成物の例にはポリマー物質及びろうが含まれる。 活性化合物はまた、適当な場合には、1種又は2種以上の上記の賦形剤と共に ミクロカプセル化形態であってよい。 経口投与のための液体剤形には、薬物的に許容される乳剤、水剤、懸濁剤、シロ ップ剤及びエリキシル剤が含まれる。活性化合物に加えて、液体剤形には、例え ば、水又はエチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチ ル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3− ブチレングリコール、ジメチルホルムアミド、油(特に、綿実油、粉砕ナッツ油 、トウモロコシ油、肝芽油(germ oil)、オリーブ油、ひまし油及びゴ マ油)、グリセロール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリエチレングリ コール及びソルビタンの脂肪酸エステル並びにこれらの混合物のような、他の溶 媒、可溶化剤及び乳化剤のような当該技術分野で一般的に使用されている不活性 の希釈剤が含有されていてよい。 不活性の希釈剤の他に、経口組成物にはまた、湿潤剤、乳化及び懸濁化剤、甘 味化、矯味・矯臭及び芳香付与剤のような佐剤が含有されていてよい。 懸濁剤には、活性化合物に加えて、例えば、エトキシル化イソステアリルアル コール、ポリオキシエチレンソルビトール及びソルビタンエステル、微結晶性セ ルロース、メタ水酸化アルミニウム、ベントナイト、寒天並びにトラガカント並 びにこれらの混合物のような懸濁化剤が含有されていてよい。 直腸投与のための組成物は好ましくは、本発明の化合物を、室温では固体であ るが、体温では液体であり、それで直腸内で溶融し、活性化合物を放出する、カ カオバター、ポリエチレングリコール又は坐剤ろうのような適当な非刺激性賦形 剤又は担体と混合することによって製造することができる坐剤である。 本発明の化合物はまた、リポソームの形態で投与することができる。当該技術 分野で公知のように、リポソームは一般的にリン脂質又は他の脂質物質から誘導 される。リポソームは、水性媒体中に分散された、モノー又はマルチ−ラメラ水 和物液晶によって形成される。リポソームを形成することができる全ての非毒性 の生理学的に許容され、代謝可能である脂質を使用す ることができる。リポソーム形の本発明の組成物には、本発明の化合物に加えて 、安定剤、保存剤、賦形剤等が含有されていてよい。好ましい脂質は、天然及び 合成の両方の、リン脂質及びホスファチジルコリン(レシチン)である。 リポソームの形成方法は当該技術分野で公知である。例えば、Prescot t編、「細胞生物学に於ける方法(Methods in Cell Biol ogy)」、第XIV巻、アカデミック・プレス(Academic Pres s)、ニューヨーク州ニューヨーク(New York,N.Y.)、(197 6年)、第33頁以降を参照。 本発明の化合物の局所投与のための剤形には、散剤、スプレー剤、軟膏及び吸 入剤が含まれる。活性成分は、滅菌条件下で、薬物的に許容される担体及び必要 であるかもしれない全ての必要な保存剤、緩衝剤又はプロペラントと混合される 。点眼配合剤、眼軟膏剤、散剤及び水剤も、本発明の範囲内であると意図される 。 本発明の薬物組成物中の活性成分の実際の用量レベルは、特別の患者、組成物 及び投与の様式について所望の治療応答を得るために有効な活性化合物(群)の 量を得るように変えること ができる。選択された用量レベルは、特定の化合物の活性、投与の経路、治療す る状態の酷度並びに治療する患者の状態及び以前の医療履歴に依存するであろう 。しかしながら、所望の治療効果を得るために必要なものよりも低いレベルで化 合物の用量を開始し、所望の効果が得られるまで用量を徐々に増加させることは 、当該技術分野の技術内である。 一般的に、1日当たり体重1キログラム当たり約0.01〜約50、更に好ま しくは、約0.05〜約5mgの活性化合物の用量レベルが、哺乳動物患者に経 口で投与される。所望により、有効な1日の用量を、投与の目的のために複数回 用量、例えば、1日当たり2〜4回に分けた用量に分割することができる。 本発明の化合物の製造方法を、反応図式1〜9に示す。下記の反応図式に於い てR1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキ ル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びアミノア ルキルからなる群から選択される。下記の反応図式に於いて、n=1又は2、m =1〜6、R=アルキルであり、Y、 G、G’、U及びU’は、前記定義された通りである。 反応図式1は、本発明の化合物の製造のための一般的な手順を示す。第二級ア ミンは、二つの一般的な方法の一つによって本発明の化合物()に作られる 。エチルジイソプロピルアミン、K2CO3等のような非求核性塩基の存在下で、 ハロアルキルニトリルによるのアルキル化によって、中間体ニトリル()が 生成され、次いでこれがLiAlH4、AlH3、BH3、接触水素化等を使用し て還元されて、中間体のアミノアルキル置換類似物が製造される。一般式の 複素環イソシアナートでこのアミンを処理することによって、中間体ウレアが生 成され、これは自発的にピリミジンジオン生成物に環化するか又は塩基触媒下 で生成物に環化する。また、RがH以外のものであるとき、塩化カルバモイル はイソシアナートに置き換わる。また、第二級アミンは、エチルジイソプ ロピルアミン、K2CO3等のような非求核性塩基の存在下で、一般式のハロア ルキル複素環ウレアと反応して、本発明の標題化合物()を直接生成すること ができる。 アミン(但し、n=1)は、反応図式2(シス環縮合について)及び反応図 式3(トランス環縮合について)に概説した ようにして製造される。シス縮合生成物について、適当に置換されたクマリン を、アゾメチンイリド前駆体N−トリメチルシリルメチル−N−メトキシメチル −ベンジルアミンで処理することによって、環化した生成物10がシス異性体 として選択的に生成される。このラクトンを、LiAlH4、BH3、AlH3、 LiBH4等で還元することによって、アルコール11が生成される。塩化物 、臭化物、メシラート等として、この第一級アルコールを活性化し、続いてK OtBu、NaOMe、NaOH、K2CO3等のような塩基で処理することによ って、環化してシス縮合ベンゾピラノピロール核13になる。このアミンからの ベンジル基の除去は、接触水素化により最も便利に行われ、シス縮合第二級アミ ン14が生成する。 トランス縮合生成物について、適当に置換されたトランスケイ皮酸エステル (反応図式3)をアゾメチンイリド前駆体N−トリメチルシリルメチル−N− メトキシメチル−ベンジルアミンで処理することによって、環化した生成物 がトランス異性体として選択的に生成される。このエステルをLiAlH4、 BH3、AlH3等で還元し、続いてフェノール保護基を加水分解することによっ てアルコール17が生成される。塩 化物18、臭化物、メシラート等として、この第一級アルコールを活性化し、続 いてKOtBu、NaOMe、NaOH、K2CO3等のような塩基で処理するこ とによって、環化してトランス縮合ベンゾピラノピロール核19になる。このア ミンからのベンジル基の除去は、接触水素化により最も便利に行われ、トランス 縮合第二級アミン20が生成する。 本発明の好ましい態様に於いて、について、ベンジルアミンから誘導される (R)−α−メチルベンジルアミンから誘導されるアゾメチンイリド前駆体21 の置換によって、5−メトキシクマリンからの好ましい(3aR,9bR)アミン22 (反応図式4)及び2−メトキシ−6−メトキシメチル−トランス−ケイ皮酸 エチルからの好ましい(3aS,9bR)アミン23(反応図式5)の合成が可 能になる。反応図式4に於いて、試薬PPh3/CCl4を、メタンスルホニルク ロリド及びトリエチルアミンで置き換えることができる。 本発明の他の好ましい態様に於いて、式I(式中、n=2)の化合物の前駆体 、(4aR,10bS)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4a,5, 10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリジン(28 ) が、反応図式6に示されるように製造される。イミド24は、Faruk及びM artinの米国特許第4,902,801号の方法に従って、2−メトキシ− 6−メトキシメチルケイ皮酸エチル及びN−ベンジルアミドマロン酸エチルから 製造される。LiAlH4、AlH3、BH3等により還元し、続いて、第一級ア ルコールをクロロ、ブロモ、メシラート等のような適当な離脱基に転化し、保護 されたフェノールを加水分解し、そして分子内環化し、続いて、脱ベンジル化す ることによって、ラセミ体のトランス−10−メトキシ−1,3,4,4a,5 ,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリジン25 が生成される。第二級アミンとクロロギ酸メンチルのようなキラルクロロギ 酸エステルとの反応により、ジアステレオマーのカルバメートの混合物が生成し 、次いでこれをクロマトグラフィー的に分離することができる。次いで、n−B uLiによる処理によってカルバメート基を除去すると、エナンチオマー的に分 割された第二級アミン28が生成する。 本発明の他の好ましい態様に於いて、式I〜XIV及び式XXI〜XXVの化 合物は、反応図式7に示されるように製造することができる。フェニルグリオキ サールモノオキンム(30) を2−アミノマロノニトリルトシラート塩(31)と縮合させ、続いて得られた ピラジンN−オキシド(32)を、亜燐酸トリエチル、重亜硫酸ナトリウム、ト リフェニルホスフィン等で還元することによって、33が位置選択的に生成する 。アミノ官能基をジアゾ化し、続いてCuBr、CuCl等で置換することによ って、中間体クロロ−又はブロモピラジン(34)が生成し、これをメチルチオ グリコレートと塩基促進縮合すると、チエノピラジン中間体(35)が生成する 。エチル、n−プロピル、n−アルキル又は置換アルキルのような他のアルキル チオグリコレートを使用すると、エステルに区別されたアルキル基を有する別の チエノピラジン中間体が生成する。不活性溶媒の存在下で、チエノピラジン中間 体(35)をホスゲン、ジホスゲン、トリホスゲン等と反応させると、式XXV のイソシアナート(36)が生成する。 本発明の他の好ましい態様に於いて、XV〜XXの化合物は、反応図式8に略 記したような方法に従って製造することができる。メタンスルホナート、トルエ ンスルホナート、ベンゼンスルホナート等として又はハロゲン化物として(37 )の遊離ヒドロキシルを活性化し、続いて2−ブロモ−又は2−ヨードレ ゾルシノールモノメチルエーテルで求核置換することによって、エーテル中間体 (40)が生成する。エーテル中間体(40)(式中、X=Br又はI)は、M cKillopの仕事(McKillop、J.Chem.Soc.、Perk in Trans、I.、1993年、第2433頁)(参照してここに全部組 み込まれる)と同様に、金属アミド(例えば、KHMDS、LiHMDS、LD A、NaNH2、KNH2等)と共にラクタムのエノラートを生成し、金属塩(C u+、Cu2+、Mn2+、Fe2+、Fe3+等)に露出することによって環化させる ことができる。また、化合物(41)(式中、Rは非置換ベンジル基である)を製 造するために、ラクタムの金属エノラート(40)を、遷移金属錯体(例えば、P d/C又はPd(PPh34)又は遷移金属塩錯体(ホスフィン、アミン又はニ トリルに錯体化できるか又は錯体化できないPd2+の塩)に露出させることがで きる。41の脱保護は接触水素化条件を使用して行うことができる。エチルジイ ソプロピルアミン、K2Co3等のような非求核性塩基の存在下で、42をハロア ルキルニトリルによってアルキル化することにより、中間体ニトリル(43)が 生成し、次いでこれをLiAlH4、AlH3、BH3、接触水素化等を 使用して還元して、中間体アミノアルキル置換類似体(44)を生成させる。 本発明の他の態様に於いて、ラクタム中間体は、反応図式9に示されるように 、イソプロピルアルコール等のようなプロトン性溶媒中の1−ヒドロキシ−2− フォルムアルデヒド−3−メトキシベンゼン(45)を、DABCO等のような 第三級アミン塩基及びアクリル酸メチルと反応させて、クロメン(47)を生成さ せることにより製造することができる。クロメンとニトロメタンとを、DBU又 はカリウムtert−ブトキシド等のような非求核性塩基の存在下で縮合させる ことによって、中間体ニトロエステル(48)が生成し、次いでこれを、接触水 素化及びナトリウムメトキシド等のような塩基を使用してラクタム(49)に還 元する。 反応図式1 反応図式2 反応図式3 反応図式4 反応図式5 反応図式6 反応図式7 反応図式7b 反応図式8 反応図式9 上記のことは、例示のために提供され、本発明の概念の範囲を限定することを 意図しない下記の実施例を参照することによって、より良く理解されるであろう 。 下記の略語を使用する。炭酸カリウムについてK2CO3、水素化アルミニウム リチウムについてLiAlH4、アルミナ水和物についてAlH3、ボランについ てBH3、ボランジメチルスルフィド錯体についてBH3・DMS、1,4−ジア ザビシクロ[2.2.2]オクタンについてDABCO、1,8−ジアザビシク ロ[5.4.0]ウンデク−7−エンについてDBU、ジメチルホルムアミドに ついてDMF、ジメチルスルホキシドについてDMSO、トリエチルアミンにつ いてEt3N、ジエチルエーテルについてEt2O、酢酸エチルについてEtOA c、 エタノールについてEtOH、カリウムtert−ブトキシドについてKOtB u、リチウムジイソプロピルアミドについてLDA、メタノールについてMeO H、ナトリウムメトキシドについてNaOMe、水酸化ナトリウムについてNa OH、塩酸についてHCl、水素及びパラジウム触媒についてH2/Pd、イソ プロピルアルコールについてiPrOH及びテトラヒドロフランについてTHF 、触媒トリフルオロ酢酸について触媒TFA(cat.TFA)、トリフェニル ホスフィン/四塩化炭素についてPPh3/CCl4及びn−ブチルリチウムにつ いてn−BuLi。 実施例1 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン −2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例1A (3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−2−(R)−α−メチルベンジル− 1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4− c]ピロール−4−オン 5−メトキシクマリン(22.3g、126ミリモル)及びトリフルオロ酢酸 (0.97mL、12.6ミリモル)を、CH2Cl2(200mL)中で一緒に し、0℃に冷却した。この撹拌した溶液に、N−メトキシメチル−N−トリメチ ルシリルメチル−(R)−α−メチルベンジルアミン(63.4g、252ミリ モル)を30分間かけて添加した。反応物を更に30分間0℃で、次いで1時間 25℃で撹拌した。この反応混合物を5%NaHCO3で洗浄し、有機層を乾燥 し、蒸発させた。得られた油をジエチルエーテル中に懸濁させ、2時間後に、標 題化合物を濾過によって集めた(15.4g、38%)。1H NMR(300 MHz,CDCl3)δ 1.36(d,3H),2.41(dd,1H),3 .04(d,1H),3.05−3.15(m,2H),3.23(m,1H) ,3.32(l,1H),3.75(m,1H),3,79(s,3H),6. 61(d,1H),6.67(d,1H),7.18(t,1H),7.20− 7.35(m,5H). 実施例1B (3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−2−(R)−α−メチルベンジル− 1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4− c]ピロール THF(200mL)中の実施例1Aから得られた生成物(15.3g、47 ミリモル)を、THF(200mL)中のLiAlH4(3.6g、94ミリモ ル)の懸濁液に15分間かけて添加した。25℃で2時間後に、反応物をクエン チし(フィーザー・ワークアップ(Fieser workup))、中間体ア ルコールを、溶媒の蒸発によって単離した。このアルコール(15.2g、46 ミリモル)を、アセトニトリル及びCCl4の4:1混合物中のトリフェニルホ スフィン(24.3g、93ミリモル)と一緒にし、得られた溶液を還流まで1 時間加熱した。溶媒を蒸発させ、得られた生成物を、標題化合物及び中間体クロ ロフェノールの混合物として単離した。この混合物をTHF(50mL)中の1 Mカリウムt−ブトキシド(12ミリモル)で処理した。溶媒を蒸発させ、生成 物を希NaOH水溶液と酢酸エチルとの間に分配させた。有機相を乾燥し、蒸発 させて、クロマトグラフィー精製後に、11.9g(84%)の標題化合物を得 た。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.36(d,3H),2. 23−2.31(m,2H),2.59(m,1H),3.04(dd,1H) ,3.20(q,1H),3.23(q,1H),3.38(q,1H),3. 77 (s,3H),3.81(q,1H),4.01(q,1H),6,41(d, 1H),6.52(d,1H),7.04(t,1H),7.20−7.35( m,5H). 実施例1C (3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[(3,4−c]ピロール 実施例1Bからの生成物(7.7g、24.9ミリモル)を、メタノール(3 00mL)中に溶解させ、木炭上の水酸化パラジウム(1.5g)を添加した。 反応物を1気圧のH2下で18時間急速に撹拌した。反応物を濾過し、蒸発させ て、標題化合物(4.6g、90%)を得た。1H NMR(300MHz,C DCl3)δ 2.55(m,1H),2.67(dd,1H),2.80(d d,1H),3.21(q,1H),3.32(dd,1H),3.62(dd ,1H),3.70(m,1H),3.81(s,3H),4.10(dd,1 H),6.46(d,1H),6.55(d,1H),7.17(t,1H); [α]D −95.7°(MeOH).実施例1D (3aR,9bR)−シス−2−(3−シアノプロピル)−9−メトキシ−1, 2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピロール 実施例1Cからの生成物(7.0g、34ミリモル)を、アセトニトリル(5 0mL)中で4−ブロモブチロニトリル(5.6g、37.5ミリモル)及びエ チルジイソプロピルアミン(8.9mL、51ミリモル)と一緒にし、反応物を 80℃で4時間撹拌した。反応物を5%NaHCO3水溶液中でクエンチし、C H2Cl2で抽出した。有機抽出液を食塩水で洗浄し、乾燥し、蒸発させた。得ら れた生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(7.5g 、81%)を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.82(m ,2H),2.30(m,2H),2.43(t,2H),2.45−2.65 (m,3H),3.04(dd,1H),3.23−3.42(m,2H),3 .79(dd,1H),3.82(s,3H),4.06(dd,1H),6. 46(d,1H),6.54(d,1H),7.07(t,1H).実施例1E (3aR,9bR)−シス−2−(4−アミノブチル)−9−メトキシ−1,2 ,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピ ロール LiAlH4(7.8g、207ミリモル)をTHF(200mL)中に懸濁 させ、0℃に冷却した。この懸濁液にAlCl3(9.2g、69ミリモル)を 、少しずつ15分間かけて添加した。次いで、THF(50mL)中の実施例1 Dからの生成物(7.5g、27.5ミリモル)を15分間かけて添加し、反応 物を25℃に加温し、1.5時間撹拌した。反応物を、10.5mLのH2O、 10.5mLの15%KOH水溶液及び42mLのH2Oを添加することによっ てクエンチした。反応物を、セライトを通して濾過し、溶媒を蒸発させて、標題 化合物(6.6g、87%)を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3) δ 1.65−1.80(m,4H),2.19(m,1H),2.25(dd ,1H),2.42(m,1H),2.52(t,2H),3.14(dd,1 H),3.18−3.30(m,2H),3.79(dd,1H),3.80( s,3H),4.04(dd,1H),6.46(d,1H), 6.54(d,1H),7.07(t,1H). 実施例1F 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン −2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 J.Heterocyclic Chem.、第24巻、第85頁(1987 年)に記載された方法によって製造した3−アミノ−チエノ[3,2−b]ピリ ジン−2−カルボン酸メチル(0.624g、3.00ミリモル)及びトリエチ ルアミン(0.84mL、6.0ミリモル)を、THF(20mL)中に溶解し 、この溶液に、1.7mLのトルエン中のホスゲンの1.93M溶液(3.3ミ リモル)を添加した。2時間後に、実施例1Eからの生成物(0.78g、2. 8ミリモル)を添加した。4時間後に、反応物を5%NaHCO3水溶液中でク エンチし、CH2Cl2で抽出した。この有機抽出液を乾燥し、蒸発させた。得ら れたウレアをトルエン(100mL)中に溶解させ、18時間還流まで加熱した 。冷却した反応混合物を濾過 し、得られた標題化合物の遊離塩基を、エタノール中の無水HClで処理した。 ジエチルエーテルを添加すると、標題化合物が結晶化した(0.76g、57% ):融点241〜243°(分解);1H NMR(300MHz,CDCl3( 遊離塩基))δ 1.56−1.99(m,2H),1.71−1.83(m, 2H),2.26(t,J=9Hz,1H),2.34(dd,J=6,10H z,1H),2.50−2.70(m,3H),3.26(dd,J=7,10 Hz,1H),3.43(q,J=8Hz,1H),3.63(t,J=8Hz ,1H),3.79(s,3H),3.76−3.86(m,1H),4,01 (dd,J=4,11Hz,1H),4.11(t,J=7Hz,1H),6. 43(d,J=8Hz,1H),6.49(d,J=8Hz,1H),7.04 (t,J=8Hz,1H),7.49(dd,J=4,8Hz,1H),8.2 3(dd,J=1,8Hz,1H),8,78(dd,J=1,4Hz,1H) ;MS(DCI(NH3))m/e 479(M+H)+;分析、C252644 S・HCl・(H2O)0.25についての計算値:C,57.80;H,5.34 ;N,10.78;実測値:C,57.72;H,5.46;N,10.58.実施例1G (3aR,9bR)−シス−2−(4−アミノブチル)−9−メトキシ−1,2 ,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピ ロールの別の合成 15℃のTHF中の5−メトキシクマリンの溶液に、トリフルオロ酢酸を添加 した。これに、t−ブチルメチルエーテル中のN−メトキシメチル−N−トリメ チルシリルメチル−(R)−α−メチルベンジルアミンの溶液を添加した。添加 が完結した後、混合物を25℃で1時間撹拌し、次いで真空濃縮した。残渣を酢 酸エチルで希釈し、5℃で1.5時間撹拌し、濾過した。フィルターケーキを酢 酸エチルで洗浄し、乾燥して、(3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−2− (R)−α−メチルベンジル−1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[ 1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−4−オンを得た。 ホウ水素化リチウム及びテトラヒドロフランを一緒にし、−10℃より下に冷 却した。テトラヒドロフラン中のピロリジンラクトンの溶液を、温度を0℃以下 に保持しながらゆっくり添加した。この溶液を約5℃で1時間撹拌し、次いで真 空下に蒸留した。残渣にメタノールを添加し、内容物を2時間還流させ た。水中の塩化アンモニウムの溶液を添加し、反応混合物を真空下で55℃より 下で蒸留した。この残渣をトルエンで抽出し、トルエン層を蒸留水で洗浄した。 次いで、洗浄したトルエン層を真空下で55℃より下で蒸留した。 テトラヒドロフランをこのトルエンに添加し、0±10℃に冷却し、トリエチ ルアミンを添加した。トルエン中のメタンスルホニルクロリドを添加し、この混 合物を0±10℃で1時間撹拌した。テトラヒドロフラン中のカリウムt−ブト キシドの溶液を添加し、10℃より下で1時間以上撹拌した。トルエンを添加し 、層を、水中の塩化アンモニウムで続いて蒸留水で洗浄した。次いで、溶液のサ ンプルを真空濃縮した。 また、この物質は、油まで真空濃縮し、イソプロパノール及び次いでイソプロ パノール中の無水塩化水素を添加することによって精製することができた。この 溶液を3時間室温で撹拌し、得られたスラリーを濾過した。フィルターケーキを イソプロパノールで洗浄し、オーブン中で35℃で16時間乾燥して、(3aR ,9bR)−シス−9−メトキシ−2−(R)−α−メチルベンジル−1,2,3 ,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロールの 塩酸塩を得た。 エタノール中の(3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−2−(R)−α− メチルベンジル−1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾ ピラノ[3,4−c]ピロール塩酸塩の溶液に、50%湿潤炭素上5%パラジウ ムを添加した。フラスコを水素でパージし、50psiで16時間50℃に加熱 した。触媒を濾過し、溶媒を真空下で約40℃で除去して、(3aR,9bR) −シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]− ベンゾピラノ[3,4−c]ピロールの塩酸塩を得た。 実施例1Cからの生成物(7.0g、34ミリモル)を、アセトニトリル(5 0mL)中で4−プロモブチロニトリル(5.6g、37.5ミリモル)及びエ チルジイソプロピルアミン(8.9mL、51ミリモル)と一緒にし、反応物を8 0℃で4時間撹拌した。反応物を5%NaHCO3水溶液中でクエンチし、CH2 Cl2で抽出した。有機抽出液を食塩水で洗浄し、乾燥し、蒸発させた。得られ た生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、(3aR,9bR)−シ ス−2−(3−シアノプロピル)−9−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b −ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロ ールを得た。 実施例1Eに於ける方法の代わりに、窒素パージした水素化器に、ラネーニッ ケル及びメタノールを装入した。このスラリーを撹拌し、沈殿させた。上澄み液 をディップチューブを通して除去した。次いで残渣をメタノールで再びスラリー 化し、上澄み液を再びディップチューブで除去した。これを3回及び4回繰り返 した。次いでラネーニッケルをメタノールでスラリー化し、メタノール中の実施 例1Dからの生成物の溶液を添加した。内部温度を約0℃まで冷却し、アンモニ アを添加した。水素化器を水素で3回圧力パージし、50psiに加圧した。こ の溶液を約25℃で2時間水素化した。反応が完結すると、セライトの床を通し て触媒を濾過し、フィルターケーキをメタノールで洗浄した。次いで、一緒にし た濾液を他の反応器に装入し、真空下で40℃より下で残渣まで蒸留した。トル エンを添加し、続いて水中の水酸化ナトリウムの溶液を添加した。この二相溶液 を、セライトのパッドを通して他の反応器の中に濾過し、層を分離した。有機物 を水で洗浄し、トルエンを真空下で45℃より下で蒸留して、第一級アミンを得 た。実施例1H 反応図式8の化合物40の合成 水(500mL)及びイタコン酸(108.9g、0.83モル)の溶液に、 フェネチルアミン(101.4g、0.83モル)を添加した。これを還流まで 24時間加熱し、室温にまで冷却し、液体を傾瀉した。次いで固体を、還流下に 40%水性エタノール(800mL)の中に溶解させた。この溶液を室温にまで ゆっくり冷却し、濾過した。フィルターケーキを水(200mL)で、エタノー ル(各200mL)で2回洗浄し、乾燥して、白色固体82.1gを得た。 メタノール(500mL)中のこの白色固体(82g、0.35モル)の溶液 を、オルトギ酸トリメチル(37.3g、0.35モル)及び硫酸(約0.5g )と共に還流まで16時間加熱した。これを室温に冷却し、ホウ水素化ナトリウ ム(26.48g、0.7モル)を少しずつ添加した。次いでこの溶液を、還流 まで2時間加熱し、約300mLに真空濃縮した。この溶液を塩化アンモニウム 水溶液(200mL)で希釈し、酢酸エチル(500mLで1回、300mLで 3回)抽出 した。一緒にした有機層を化合物(37)の油(34g)まで真空濃縮し、これ は以前に報告された化合物(Domagala、J.Med.Chem.198 7年、第30巻、第1711頁)に匹敵するものであった。 THF(300mL)中のアルコール、化合物(37)(30g、0.137 モル)の溶液に、トリエチルアミン(13.84g、0.137モル)を添加し 、続いて塩化トシル(26.08g、0.137モル)を添加した。これを室温 で14時間撹拌した。この反応物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、5%重 炭酸ナトリウム(400mL)で及び1%重炭酸ナトリウム(300mL)で2 回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、化合物(38)の油にまで真空濃縮した。1 H NMR(CDCl3)δ 7.78(d,2H,J=8Hz),7.4−7 .2(m,7H),5,45(q,1H,J=6,5Hz),4.0−3.9( m,2H),3.1−3.0(m,2H),2.65−2.5(m,1H),2 .4(d,1H,J=12Hz),2,45(s,3H),2.15−2.05 (m,1H),1.43(d,3H,J=7Hz). 塩化メチレン(500mL)中の3−メトキシフェノール(100g、0.8 1モル)の溶液に、ジヒドロピラン(184mL、2.01モル)及びp−トル エンスルホン酸ピリジニウム(10.1g、0.04モル)を室温で添加した。 この溶液を室温で5時間撹拌し、その後、飽和重炭酸ナトリウム(250mL) でクエンチした。有機物を分離し、水性物を塩化メチレン(250mL)で2回 抽出した。一緒にした有機物を飽和NaCl(250mL)で洗浄し、硫酸ナト リウムで乾燥し、油(184g)にまで真空濃縮した。 0℃のヘプタン(210mL)中のこの得られた油(10.45g、50ミリ モル)に、1.6Mブチル−リチウム(45mL、72ミリモル)を添加した。 これを3時間撹拌し、次いでエーテル(250mL)中のヨウ素(22.1g、 8.7ミリモル)の溶液でクエンチした。次いで、この反応混合物を0℃で30 分間撹拌し、飽和重硫酸ナトリウム(200mL)でクエンチし、エーテル(3 ×250mL)で抽出した。一緒にした有機物を、飽和重硫酸ナトリウム(20 0mL)、飽和NaCl(200mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。 真空濃縮して油を得た。この粗製油をエタノール(250mL) に溶解し、p−トルエンスルホン酸ピリジニウムを添加した。この混合物を70 ℃に1.5時間加熱し、室温に冷却し、酢酸エチル(250mL)で希釈し、飽 和NaCl(250mL)で洗浄した。この水性物を再び酢酸エチル(250m L)で2回抽出した。有機物を一緒にし、硫酸ナトリウムで乾燥し、化合物(3 9)の油まで真空濃縮した。MS(CI)m/z(相対強度250([M+I]+ 100)。 0℃のDMF(20mL)中の2−ブロモフェノール(1.73g、10ミリ モル)の溶液に、カリウムtertブトキシド(1.12g、10ミリモル)を 添加した。これを0℃で15分間撹拌し、その後実施例38からの化合物(3. 73g、10ミリモル)を添加した。これを60℃に16時間加熱し、室温に冷 却し、酢酸エチル(200mL)で希釈し、水で2回(1×200mL、1×1 00mL)洗浄した。有機物を硫酸ナトリウムで乾燥し、約20mLまで真空濃 縮した。これを、ヘプタンで1:1(v/v)希釈し、シリカのパッド(1.5 g)を通過させた。溶離液を真空濃縮して、化合物(40)(3g、80%)を 油として得た。実施例2 3−[4−((3aS,9bS)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン −2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例2A (3aS,9bS)−シス−9−メトキシ−2−(S)−α−メチルベンジル− 1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4− c]ピロール−4−オン 5−メトキシクマリン及びN−メトキシメチル−N−トリメチルシリルメチル −(S)−α−メチルベンジルアミンを、実施例1Aに記載したのと類似の方法 で処理した。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.36(d,3H ),2.41(dd,1H),3.04(d,1H),3.05−3.15(m ,2H),3.23(m,1H),3.32(1,1H),3.75(m,1H ),3.79(s,3H),6.61(d,1H),6.67(d,1H),7 .18(t,1H),7.20−7.35(m,5H).実施例2B (3aS,9bS)−シス−9−メトキシ−2−(S)−α−メチルベンジル− 1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4− c]ピロール 実施例2Aから得られた生成物を、実施例1Bに記載したのと類似の方法で処 理した。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.36(d,3H), 2.23−2.31(m,2H),2.59(m,1H),3.04(dd,1 H),3.20(q,1H),3.23(q,1H),3.38(q,1H), 3.77(s,3H),3.81((q,1H),4.01(q,1H),6. 41(d,1H),6.52(d,1H),7.04(t,1H),7.20− 7.35(m,5H). 実施例2C (3aS,9bS)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール 実施例2Bからの生成物を、実施例1Cに記載したのと類似の方法で処理した 。1H NMR(300MHz,CDCl3) δ 2.55(m,1H),2.67(dd,1H),2.80(dd,1H) ,3.21(q,1H),3.32(dd,1H),3.62(dd,1H), 3.70(m,1H),3.81(s,3H),4.10(dd,1H),6. 46(d,1H),6.55(d,1H),7.17(t,1H);[α]D MeOH+95.2° 実施例2D (3aS,9bS)−シス−2−(3−シアノプロピル)−9−メトキシ−1, 2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピロール 実施例2Cからの生成物を、実施例1Dに記載したのと類似の方法で処理した 。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.82(m,2H),2.3 0(m,2H),2.43(t,2H),2.45−2.65(m,3H),3 .04(dd,1H),3.23−3.42(m,2H),3.79(dd,1 H),3.82(s,3H),4.06(dd,1H),6.46(d,1H) ,6.54(d,1H),7.07(t,1H).実施例2E (3aS,9bS)−シス−2−(4−アミノブチル)−9−メトキシ−1,2 ,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピ ロール 実施例2Dからの生成物を、実施例1Eに記載したのと類似の方法で処理した 。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.65−1.80(m,4H ),2.19(m,1H),2.25(dd,1H),2.42(m,1H), 2.52(t,2H),3.14(dd,1H),3.18−3.30(m,2 H),3.79(dd,1H),3.80(s,3H),4.04(dd,1H ),6.46(d,1H),6.54(d,1H),7.07(t,1H). 実施例2F 3−[4−((3aS,9bS)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン −2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例2Eからの生成物(0.800g、2.9ミリモル) 及び3−アミノ−チエノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(0. 624g、3.00ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、 1.1g(79%)の標題化合物を得た。融点241〜243°(分解);1H NMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基))δ 1.56−1.99( m,2H),1.71−1.83(m,2H),2.26(t,J=9Hz,1 H),2.34(dd,J=6,10Hz,1H),2.50−2.70(m, 3H),3.26(dd,J=7,10Hz,1H),3.43(q,J=8H z,1H),3.63(t,J=8Hz,1H),3.79(s,3H),3. 76−3.86(m,1H),4.01(dd,J=4,11Hz,1H),4 .11(t,J=7Hz,1H),6.43(d,J=8Hz,1H),6.4 9(d,J=8Hz,1H),7.04(t,J=8Hz,1H),7.49( dd,J=4,8Hz,1H),8.23(dd,J=1,8Hz,1H),8 .78(dd,J=1,4Hz,1H);MS(DCI(NH3))m/e 4 79(M+H)+;分析、C252644S・HCl・(H2O)0.25についての 計算値:C,57.80;H,5.34;N,10.78;実測値: C,57.85;H,5.46;N,10.65. 実施例3 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミ ジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例3A 3−(R)−(2−ヒドロキシ−6−メトキシ)フェニル−4−(S)−ヒドロ キシメチル−N−(R)−α−メチルベンジル−ピロリジン 2−メトキシ−6−メトキシメチルケイ皮酸エチル(36g、160ミリモル )及びトリフルオロ酢酸(1.23mL、16ミリモル)を、CH2Cl2(80 0mL)中で一緒にし、0℃に冷却した。この撹拌した溶液に、200mLのC H2Cl2中のN−メトキシメチル−N−トリメチルシリルメチル−(R)−α− メチルベンジルアミン(80g、320ミリモル)を30分間かけて添加した。 この反応物を更に2.5時間0℃で撹拌した。この反応混合物を5%NaHCO3 で洗浄し、有機層を乾 燥し、蒸発させた。粗製生成物をTHF(150mL)中に溶解し、LiAlH4 (12.1g、320ミリモル)の撹拌した懸濁液に添加した。反応物をクエ ンチし(フィーザー・ワークアップ)、セライトを通して濾過し、蒸発させた。 生成物をメタノール(850mL)中に溶解し、4N HCl(120mL)を 添加した。還流で2時間加熱した後、溶媒を蒸発させ、残渣を、飽和NaHCO3 溶液と酢酸エチルとの間に分配させた。有機抽出液を乾燥し、蒸発させた。粗 製生成物を2:1ジエチルエーテル:ヘキサンで溶離するクロマトグラフィーに よって精製して、速く移動するジアステレオマーとして22.1g(42%)の 標題化合物を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.48(d ,3H),1,81(t,1H),2.16(m,1H),2.36(m,1H ),2.58(t,1H),3.05(t,1H),3.40(m,2H),3 .53(m,2H),3.80(dd,1H),3.83(s,3H),6.3 8(d,1H),6.60(t,1H),7.05(t,1H),7.22−7 .40(m,5H),12.62(br s,1H).実施例3B (3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−2−(B)−α−メチルベンジ ル−1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3, 4−c]ピロール 実施例3Aからの生成物(22.1g、67.0ミリモル)を、290mLの アセトニトリル及びCCl4の4:1混合物中に溶解させた。この溶液に、トリ フェニルホスフィン(35.4g、135ミリモル)を添加し、反応物を80℃ に20分間加熱した。この反応物を濃縮し、1:1ヘキサン:ジエチルエーテル で溶離する、シリカゲルカラムに通した。標題化合物及びクロロ中間体の混合物 を含有する生成物を、THF(300mL)中に溶解させ、41mLのTHF中 の1.0Mカリウムt−ブトキシドを添加した。18時間後に、THFを蒸発さ せ、得られた生成物を1N NaOHとジエチルエーテルとの間に分配させた。 有機抽出液を乾燥し、蒸発させ、得られた生成物を、1:1ヘキサン:ジエチル エーテルで溶離する、シリカゲル上でクロマトグラフィー処理して、13.2g (63%)の標題化合物を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.45(d,3H),2.28(m,1H),2.44 (dd,1H),2.70−2.90(m,2H),3.54(m,1H),3 .69(s,3H),3.70(q,1H),3.99(dd,1H),4.3 8(dd,1H),6.37(d,1H),6.47(d,1H),7.04( t,1H),7.20−7.40(m,5H). 実施例3C (3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b− ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール 実施例3Bからの生成物(13.0g、42ミリモル)を、実施例1Cに記載 したようにして処理して、8.08g(94%)の標題化合物を得た。1H N MR(300MHz,CDCl3)δ 2.07(br s,1H),2.24 (m,1H),2.70(m,2H),2.84(t,1H),3.21(dd ,1H),3.77(s,3H),3.83(dd,1H),4.07(dd, 1H),4.53(dd,1H),6.40(d,1H),6.51(d,1H ),7.06(t,1H);[α]D MeOH −94.8°。実施例3D (3aS,9bR)−トランス−2−(3−シアノプロピル)−9−メトキシ− 1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4− c]ピロール 実施例3Cからの生成物(8.0g、39ミリモル)、4−ブロモブチロニト リル(6.3g、43ミリモル)及びジイソプロピルエチルアミン(7.6g、 58ミリモル)を、実施例1Dに記載したようにして処理して、7.1g(67 %)の標題化合物を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.8 4(m,2H),2.30(m,1H),2.46(t,2H),2.55(d d,1H),2.70−2.85(m,4H),2.91(dd,1H),3. 52(m,1H),3.78(s,3H),4.06(dd,1H),4.45 (dd,1H),6.39(d,1H),6.49(d,1H),7.05(t ,1H). 実施例3E (3aS,9bR)−トランス−2−(4−アミノブチル)−9−メトキシ−1 ,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c ]ピロール 実施例3Dからの生成物(7.1g、26ミリモル)を、実 施例1Eに記載したようにして処理して、6.29g(87%)の標題化合物を 得た。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.40−1.80(m, 4H),2.32(m,1H),2.57(t,1H),2.62−2.90( m,4H),2.95(t,1H),3.60(m,1H),3.78(s,3 H),4.06(dd,1H),4.45(dd,1H),6.40(d,1H ),6.49(d,1H),7.04(t,1H). 実施例3F 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミ ジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例3Eからの生成物(0.800g、2.9ミリモル)及び3−アミノ− チエノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(0.624g、3.0 0ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、0.70g(50 %)の標題化合物を得た。融点>255°;1H NMR(300MHz,DM SO−d6(遊離塩基))δ 1.42−1.54(m, 2H),1.60−1.72(m,2H),2.04−2.18(m,1H), 2.25−2.89(m,4H),3.10−3.48(m,3H),3.68 (s,3H),3.95(t,J=7Hz,2H),4.02(dd,J=10 ,12Hz,1H),4.39(dd,J=4,10Hz,1H),6.39( dd,J=1,8Hz,1H),6.44(dd,J=1,8Hz,1H),7 .01(t,J=8Hz,1H),7.64(dd,J=5,8Hz,1H), 8.63(dd,J=1,8Hz,1H),8.83(dd,J=1,5Hz, 1H);MS(DCI(NH3))m/e 479(M+H)+;分析、C2526 44S・HCl・(H2O)0.5についての計算値:C,57.30;H,5. 39;N,10.69;実測値:C,57.08;H,5.43;N,10.80 . 実施例4 3−[4−((3aR,9bS)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミ ジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例4A (3aR,9bS)−トランス−2−(4−アミノブチル)−9−メトキシ−1 ,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c ]ピロール 2−メトキシ−6−メトキシメチルケイ皮酸エチル及びN−メトキシメチル− N−トリメチルシリルメチル−(S)−α−メチルベンジルアミンを、実施例3 A〜Eに記載したのと類似の方法で処理した。1H NMR(300MHz,C DCl3)δ 1.40−1.80(m,4H),2.32(m,1H),2. 57(t,1H),2.62−2.90(m,4H),2.95(t,1H), 3.60(m,1H),3.78(s,3H),4.06(dd,1H),4. 45(dd,1H),6.40(d,1H),6.49(d,1H),7.04 (t,1H). 実施例4B 3−[4−((3aR,9bS)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミ ジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例4Aからの生成物(680mg、2.5ミリモル)及び3−アミノ−チ エノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(520mg、2.5ミリ モル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、0.75g(63%)を 得た。融点>255°;1H NMR(300MHz,DMSO−d6(遊離塩基 ))δ 1.42−1.54(m,2H),1.60−1.72(m,2H), 2.04−2.18(m,1H),2.25−2.89(m,4H),3.10 −3.48(m,3H),3.68(s,3H),3.95(t,J=7Hz, 2H),4.02(dd,J=10,12Hz,1H),4.39(dd,J= 4,10Hz,1H),6.39(dd,J=1,8Hz,1H),6.44( dd,J=1,8Hz,1H),7.01(t,J=8Hz,1H),7.64 (dd,J=5,8Hz,1H),8.63(dd,J=1,8Hz,1H), 8.83(dd,J=1,5Hz,1H);MS(DCI(NH3))m/e 479(M+H)+;分析、C252644S・HCl・(H2O)0.25について の計算値:C,57.80;H,5.34;N,10.78;実測値:C,57 .45;H,5.35;N,10.80.実施例5 3−[4−((3aR,9bS)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−6−クロロ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例5A 3−アミノ−5−クロロチエノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル 及び3−アミノ−7−クロロチエノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸メ チル 500mLの酢酸中の3−クロロ−2−シアノピリジン(40g、0.29モ ル)の溶液に、過酸化水素(30%、52g、0.45モル)を滴下により添加 した。90℃で18時間撹拌した後、反応物を25℃に冷却し、H2O中の亜硫 酸ナトリウム(57g、0.45モル)の溶液を滴下により添加した。反応物を 濃縮して酢酸の大部分を除去し、残渣を、1M NaOHとCH2Cl2との間に 分配させた。CH2Cl2層を乾燥し(MgSO4)、濾過し、濃縮し、EtOA cから再結晶して、23g(51%)の3−クロロ−2−シアノピリジン−N− オ キシドを得た。得られたN−オキシド(12.2g、79ミリモル)を、0℃で DMF(160mL)中に溶解させた。チオグリコール酸メチル(7.1mL、 79ミリモル)を添加し、続いてナトリウムメトキシド(8.5g、160ミリ モル)を少しずつ添加した。反応物を1時間撹拌した。反応物を氷の上に注ぎ、 得られた固体を濾過によって集め、水で洗浄し、CH2Cl2中に溶解させ、乾燥 し(MgSO4)、濾過し、濃縮し、EtOAcから再結晶した。10.6g( 60%)の3−アミノ−チエノ[3,2−b]ピリジン−4−オキシドカルボン 酸メチルを得た。このピリジン−N−オキシド(10.6g、47ミリモル)を オキシ塩化リン(100mL)と混合した。反応物を80℃に30分間加熱した 。この反応混合物を濃縮し、CH2Cl2と5%NaHCO3水溶液との間に分配 させた。CH2Cl2層を乾燥し(MgSO4)、濾過し、濃縮し、クロマトグラ フィー処理(5:1 hex:EtOAc)して、3−アミノ−5−クロロ−チ エノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(8.3g、73%)を得 た:1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 3.92(s,3H),6. 15(bs,2H),7.37(d,1H),7.99(d, 1H);MS(CDCI/NH3)m/e 243(M+H)+;続いて3−アミ ノ−7−クロロ−チエノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(2. 0g、18%)を得た:1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 3.93 (s,3H),6.20(bs,2H),7.41(d,1H),8.54(d b,1H);MS(DCI/NH3)m/e 243(M+H)+実施例5B 3−[4−((3aR,9bS)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−6−クロロ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例4Aからの生成物(0.27g、1.0ミリモル)及び3−アミノ−7 −クロロ−チエノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸メチルを、実施例1 Fに記載したようにして処理して、0.12g(24%)の標題化合物を得た。 融点265〜267°;1H NMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基)) δ 8.63(d,1H),7.51(d,1H), 7.08(t,1H),6.48(d,1H),6.38(d,1H),4.9 3(dd,1H),4.02−4.18(m,3H),3.99(m,1H), 3.38(t,1H),2.88−3.12(m,5H),2.45(m,1H ),1.8(m,4H);MS(DCI/NH3)m/e 513(M+H)+; 分析、C252544SCl・2HClについての計算値:C,51.25;H ,4.64;N,9.56;実測値:C,51.28;H,4.96;N,9. 45. 実施例6 3−[4−((3aR,9bS)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−クロロ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例4Aからの生成物(0.27g、1.0ミリモル)及び3−アミノ−5 −クロロ−チエノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸メチルを、実施例1 Fに記載したようにして処理して、0.10g(19%)の標題化合物を得た。 融点>250°;1H NMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基)) δ 8.1(d,1H),7.41(d,1H),7.05(t,1H),6. 48(d,1H),6.35(d,1H),4,57(dd,1H),4.11 (m,3H),3.95(m,1H),3.73(s,3H),3.37(m, 2H),2.9−3.1(m,4H),2.48(m,1H),1.8(m,4 H);MS(DCI/NH3)m/e 513(M+H)+;分析、C2525Cl N44S・2HClについての計算値:C,51.25;H,4.64;N,9 .56;実測値:C,51.22;H,4.77;N,9.32. 実施例7 3−[4−((3aR,9bS)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−メトキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例7A 3−アミノ−5−メトキシ−チエノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸エ ステル MeOH(150mL)中の3−アミノ−5−クロロ−チエ ノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸エステル(5g、21ミリモル)及 びナトリウムメトキシド(4.5g、82ミリモル)の溶液を、18時間還流さ せた。反応物を濃縮し、EtOAcとNaHCO3溶液との間に分配させた。E tOAc層を乾燥し(MgSO4)、濾過し、濃縮し、クロマトグラフィー処理 (5:1 hex:EtOAc)して、2.5g(51%)の標題化合物を得た 。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 3.80(s,3H),4.0 2(s,3H),6.05(bs,2H),6.89(d,1H),7.88( d,1H);MS(DCI/NH3)m/e 239(M+H)+実施例7B 3−[4−((3aR,9bS)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−メトキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 10mLの乾燥THF中に溶解させ、0℃Cに冷却した、実施例7Aからの生 成物の0.10g(0.42ミリモル)に、2.2当量のトリエチルアミン(0 .142mL)を添加し、続いて 0.23mLのトルエン中のホスゲンの1.93M溶液を添加した。反応物を3 時間撹拌し、次いで0.10g(0.36ミリモル)の実施例4Aからの生成物 を添加した。反応物を室温で一晩撹拌し、次いでNaHCO3水溶液とCH2Cl2 との間に分配させた。有機相を乾燥し、濃縮し、THF中に溶解させた。カリ ウムt−ブトキシド(THF中0.8ミリモル)を添加した。反応物を室温で2 時間撹拌し、次いでNaHCO3水溶液とCH2Cl2との間に分配させた。クロ マトグラフィー精製及び塩酸塩への転化の後で、0.09g(48%)の標題化 合物を単離した。融点238〜240°;1H NMR(300MHz,CDC l3(遊離塩基))δ 8.06(d,1H),7.05(t,1H),6.9 (d,1H),6.48(d,1H),6.39(d,1H),4.45(dd ,1H),4.12(t,1H),4.03(s,3H),4.02(m,1H ),3.76(s,3H),3.59(q,1H),2.96(q,1H),2 .78(m,4H),2.56(m,1H),2.31(m,1H),1.79 (m,2H),1.63(m,2H);MS(DCI/NH3)m/e 509 (M+H)+;分析、C262845S・HCl・0.5H2Oについての計算値 : C,56.36;H,5.46;N,10.11;実測値:C,56.56;H ,5.41;N,9.97. 実施例8 3−[4−((3aR,9bS)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−6−メトキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例8A 3−アミノ−7−メトキシ−チエノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸エ ステル 実施例7Aに記載した方法に従って、3−アミノ−7−クロロ−チエノ[3, 2−b]ピリジン−2−カルボン酸エステル(2.0g、8.2ミリモル)から 、1:1 hex:EtOAcによるクロマトグラフィーの後で、1.1g(5 6%)の標題化合物を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 3. 92(s,3H),4.05(s,3H),6.18(bs,2H),6.81 (d,2H),8.52(d,2H);MS(DCI/NH3)m/e 239 (M+H)+実施例8B 3−[4−((3aR,9bS)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−6−メトキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 10mLの乾燥THF中に溶解させ、0℃に冷却した、0.24g(1ミリモ ル)の実施例8Aからの生成物に、2.2当量のトリエチルアミン(0.37m L)を添加し、続いて0.6mLのトルエン中のホスゲンの1.93M溶液を添 加した。反応物を3時間撹拌し、次いで0.276g(1.00ミリモル)の実 施例4Aからの生成物を添加した。反応物を室温で一晩撹拌し、次いでNaHC O3水溶液とCH2Cl2との間に分配させた。有機相を乾燥し、濃縮し、THF 中に溶解させた。カリウムt−ブトキシド(THF中1ミリモル)を添加した。 反応物を室温で2時間撹拌し、次いでNaHCO3水溶液とCH2Cl2との間に 分配させた。クロマトグラフィー精製及び二塩酸塩への転化の後で、0.26g (49%)の標題化合物を単離した。融点191〜193°;1H NMR(3 00MHz,CDCl3 (遊離塩基))δ 8.63(d,1H),7.1(t,1H),6.92(d ,1H),6.5(d,1H),6.4(d,1H),4.51(dd,1H) ,4.15(m,6H),3.78(s,3H),3.6(m,1H),3.0 −3.3(m,6H),2.52(m,1H),1.85(m,4H);MS( DCI/NH3)m/e 509(M+H)+;分析、C262845S・2HC l・H2Oについての計算値:C,52.09;H,5.38;N,9.34; 実測値:C,51.85;H,5.47;N,9.00. 実施例9 3−[4−((3aR,9bS)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3 ,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例9A 2−クロロ−3−シアノ−5−フェニルピラジン及び2−クロロ−3−シアノ− 6−フェニルピラジン R.G.Jones、J.Am.Chem.Soc.第71 巻、第78頁(1949年)の方法によって製造した2−ヒドロキシ−3−カル ボキサミドピラジンの5−及び6−フェニル位置異性体の混合物(7.2g、3 3.5ミリモル)を、オキシ塩化リン(56mL、586ミリモル)及びトリエ チルアミン(9.3mL、67ミリモル)と一緒にし、2時間還流まで加熱した 。この混合物を蒸発させて黒色油を得、これをエーテル(3×100mL)で抽 出し、一緒にした抽出物を300mLの10%Na2CO3で洗浄し、その後水層 をエーテルで逆抽出した。一緒にした有機層を活性炭で脱色し、セライトを通し て濾過し、次いで蒸発させて、5及び6−フェニル異性体の60:40混合物と して白色固体を得た。融点:(混合物)121〜125℃。1H NMR(30 0MHz,CDCl3)δ 7.52(m,5Hメジャー及びマイナー),8. 02(d,2H(メジャー),8.11(d,2H(マイナー)),9.0(s ,1H(メジャー)),9.05(s,1H(マイナー)).MS(DCI/N H3)m/e 215(M)+実施例9B 7−アミノ−3−フェニルチエノ[2,3−b]ピラジン−6−カルボン酸メチ 実施例9Aからの生成物(1.20g、5.58ミリモル)を、無水DMF( 5mL)中でチオグリコール酸メチル(0.65g、6.14ミリモル)及びナ トリウムメトキシド(0.60g、11.2ミリモル)で続いて処理し、反応物 を25℃で1時間撹拌した。この反応混合物を水で希釈し、生成物を濾過によっ て集め、CH2Cl2で溶離するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーによ り精製して、0.80g(最初の溶離異性体)(47%)の標題化合物を黄色固 体として得た。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 3.75(s,3 H),6.25(br s,2H),7.53(m,3H),8.09(d,2 H),9.09(s,1H).MS(DCI/NH3)m/e 286(M+H )+実施例9C 3−[4−((3aR,9bS)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3 ,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例4Aからの生成物(0.10g、0.42ミリモル) 及び実施例9Bからの生成物(0.14g、0.43ミリモル)を、実施例1F に記載したようにして処理して、0.03g(13%)の標題化合物を得た。融 点>250°;1H NMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基))δ 9. 18(s,1H),8.11(m,2H),7.6(m,3H),7.1(t, 1H),6.5(d,1H),6.38(d,1H),4.5(dd,1H), 4.18(m,3H),4.1(m,1H),3.8(s,3H),3.18( m,6H),2.5(m,1H),1.7−1.9(m,4H);MS(DC1 /NH3)m/e 556(M+H)+;分析、C302954S・HCl・2H2 Oについての計算値:C,57.36;H,5.46;N,11.15;実測 値:C,57.40;H,5.27;N,10.79. 実施例9D 7−アミノ−3−フェニルチエノ[2,3−b]ピラジン−6−カルボン酸メチ ルの別の合成 フラスコに、フェニルグリオキシム30(44g、0.3モル)及びアミノマ ロノニトリルトシラート塩31(75g、0.3モル)及び518mLのイソプ ロパノールを装入した。 これを環境温度で2日間撹拌した。次いで、反応物を0℃に4時間冷却し、固体 を濾過によって集めた。生成物を400mLの冷イソプロパノールで洗浄し、オ ーブン内で50℃で14時間乾燥して、60g(95%収率)のピラジン(32 )を得た。1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 9.18(s,1 H),8.08(br s,2H),7.99−7.92(m,2H),7.5 2 7.40(m,3H);13CNMR(75.5MHz,DMSO−d6)δ 149.6,142.2,134.2,131.3,129.3,128.8 ,125.7,115.2,111.1. フラスコに、化合物32(60g、0.28モル)及び230mL(1.34 モル)の亜リン酸トリエチルを装入した。これを100℃に7.5時間加熱した 。次いで、この溶液を環境温度に冷却し、480mLの水でクエンチした。この スラリーを12時間撹拌し、濾過した。フィルターケーキを200mLの10% エタノール性水で洗浄し、真空オーブン内で40℃で24時間乾燥して、53g (95%収率)の化合物(33)を得た。1H NMR(300MHz,CDC l3)8 8.96(s,1H),8.05−7.95(m,2H),7.55 −7.4 (m,5H);13CNMR(75.5MHz,CDCl3)δ 155.9,1 45.0,140.9,135.2,128.9,128.6,125.2,1 16.1,110.0;融点181.5℃. フラスコに、臭化銅(II)(67.3g、0.3モル)、DMF(300m L)を装入した。これを約60℃に加熱した。この加熱した溶液に、46.5g (0.45モル)のt−ブチルイソニトリルを添加した。約2〜5分間撹拌した 後、化合物33(58.85g、0.3モル)を少しずつ添加した。これを60 ℃で20分間撹拌した。次いで、内容物を約15℃に冷却し、5℃に予備冷却し た2.5Lの5%塩酸の中に移した。これを20分間撹拌し、600mLの塩化 メチレンで抽出した。水性物を再び100mLの塩化メチレンで抽出し、有機物 を一緒にした。この有機物を4×1Lの水で洗浄し、次いで300mLの食塩水 、100gの硫酸ナトリウム及び50gのシリカを有機物に装入した。これを撹 拌し、濾過した。フィルターケーキを塩化メチレンで洗浄して、生成物を除去し た。次いで、一緒にした濾液及び洗液を、40℃以下で固体にまで蒸留した。3 0℃で真空下に乾燥して、56.5g(72%収率)の化合 物(34)を得た。1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 8.95 (s,1H),8.04−8.01(m,2H),7.58−7.51(m,3 H);13CNMR(75.5MHz,DMSO−d6)δ 151.8,143 .8,140.4,133.2,132.2,131.5,129.5,127 .1,114.8. フラスコに、炭酸ナトリウム(5.03g、0.05モル)、チオグリコール 酸メチル(5.03g、0.05モル)及び400mLのメタノールを装入した 。これに、化合物34(13.01g、0.05モル)を添加した。これを環境 温度で1時間撹拌し、次いで50℃に1.5時間加熱し、その後、4℃に2時間 冷却した。固体を濾過によって集め、冷メタノール(40mL)で洗浄し、乾燥 して、15.6gの標題化合物を得た。この固体をシリカゲル(29g)と混合 し、約1.5Lの塩化メチレンで洗浄した。有機物を真空濃縮して、標題化合物 (35)(10.51g)を得た。1H NMR(300MHz,DMSO−d6 )δ 9.42(s,1H),8.41−8.35(m,2H),7.6−7. 5(m,3H),7.2(br s,2H),3.87(s,3H);融点19 7〜 198℃。 実施例9E 7−アミノ−3−フェニルチエノ[2,3−b]ピラジン−6−カルボン酸メチ ルの別の合成 蒸留水(25mL)、マロノニトリル(72g、1.09モル)及び酢酸(2 .18g、0.036モル)のスラリーに、水(300mL)中に溶解した亜硝 酸ナトリウム(75.3g、1.09モル)を添加した。この反応混合物を2時 間撹拌し、次いで、12℃に冷却したアセトニトリル(463g)中に溶解した 塩化トルエンスルホニル(200g、1.05モル)の溶液の中にゆっくり移し た。添加が完結した後、この反応混合物を水(2.6L)の中にゆっくりクエン チした。得られたスラリーを室温で撹拌し、次いで、生成した固体を濾過し、水 (2×1L)で続いてヘプタン(200mL)で洗浄した。固体を真空下で乾燥 して、化合物(50)(242g、92%)を得た。1H NMR(300MH z,CDCl3)δ 7.80(d,J=7Hz),7.35(d,J=7Hz ),2.41(s,3H). ピロリジン(10g、0.14モル)及び硫酸ナトリウム(5 g)をフラスコに添加し、<0℃に冷却した。フェニルアセトアルデヒド(2. 4g、0.02モル)を、このフラスコに、温度を<2℃に保持してゆっくり添 加した。この混合物を0℃で1時間撹拌した。この反応物を濾過し、固体を10 mLのヘプタンで洗浄した。一緒にした濾液を真空下で油にまで蒸留(<40℃ )した。ヘプタン(30mL)を添加し、次いで再び油にまで蒸留した。最終の 油をジメチルホルムアミド(6mL)及びトリエチルアミン(6.06g、0. 06モル)と混合した。次いで、この混合物を、0℃C±3℃でDMF(20m L)中の化合物50(4.98g、0.02モル)を含有するフラスコの中にゆ っくり添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌し、次いでチオフェノー ル(2.4g、0.022モル)を添加した。この混合物を環境温度で3時間撹 拌し、その後、水(100mL)を添加した。これを室温で20分間撹拌し、固 体を濾過した。フィルターケーキを50mLのメタノールでスラリー化し、20 分間撹拌し、濾過した。固体を10mLのメタノールで洗浄し、乾燥して、化合 物(51)(2.98g、51%)の灰色がかった固体を得た。1H NMR( 300MHz,CDCl3)δ 8.9(s,1H),8.0−7.9(m, 2H),7.7−7.6(m,2H),7.6−7.45(m,6H). 無水酢酸(25mL)及びクロロ酢酸(10g、106ミリモル)中の化合物 (51)(2.89g、10ミリモル)の溶液に、0℃で30%過酸化水素水溶 液(10g、88ミリモル)を添加した。この溶液を室温で1時間撹拌し、次い で35℃に6時間加熱した。この混合物を室温に冷却し、水(25mL)及びメ タノール(25mL)で希釈し、室温で30分間撹拌し、濾過した。フィルター ケーキを50%水性メタノール(40mL)で洗浄し、乾燥して、化合物(52 )(2.9g、90%)を得た。1H NMR(DMSO−d6)δ 9.60( 1H,s),8.21(2H,dd,J=7.6,1Hz),8.07(2H, dd,J=7.6,1Hz),7.83(1H,dt,J=7.6,1Hz), 7.73(2H,m),7.60(3H,m);13CNMR(DMSO−d6) ;δ 113.96,126.13,128.04,129.01,129.3 9,129.81,132.20,132.91,135.24,136.97 ,144.72,153.14,154 21. メタノール(3mL)中のスルホン(52)(30mg、 0.09ミリモル)、炭酸ナトリウム(0.1g、0.9ミリモル)及びチオグ リコール酸メチル(20mg、0.19ミリモル)の懸濁液を、環境温度で30 分間、次いで50℃で2時間撹拌した。真空濃縮した後、残渣をシリカ(1.5 g)とブレンドし、塩化メチレン(50mL)で溶離した。真空濃縮して、標題 化合物(15mg、58%)を得た。 実施例10 3−[4−((3aR,9bS)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−クロロ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例10A 2−クロロ−3−シアノ−ピラジン−4−オキシド 2−クロロ−3−シアノピラジン(5.00g、35.94ミリモル)を、3 5mLの濃H2SO4中に窒素下で溶解させ、0℃に冷却した。これに、11.6 5g(43.95ミリモル)のK228を少しずつ添加した。フラスコに、C aCl2乾燥チューブを取り付け、反応混合物を室温にまで加温し、24 時間撹拌した。CHCl3と氷水との間に分配させた後、分離した水相をCHC l3で抽出した。一緒にした有機物を水、飽和NaHCO3、食塩水で洗浄し、M gSO4で乾燥した。濃縮して、2.01g(36%)の標題化合物を灰白色固 体として得た。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 8.12(d,1 H),8.38(d,1H).MS(DCI/NH3)m/e 173(M+N H4+実施例10B エチル−7−アミノチエノ[2,3−b]ピラジン−6−カルボキシラート−1 −オキシド 実施例10Aから得られた化合物(2.90g、18.64ミリモル)を、窒 素下で100mLのDMF中に溶解させ、チオグリコール酸エチル(2.24g 、18.64ミリモル)で処理した。この溶液を0℃に冷却した後、これを固体 NaOEt(2.54g、37.29ミリモル)で処理し、室温に加温し、次い で13時間撹拌した。この反応混合物を酢酸エチルと食塩水との間に分配させ、 層を分離した。水相を酢酸エチルで抽出した後、一緒にした有機物を水、食塩水 で洗浄し、MgSO4で乾燥した。濃縮して黄色固体を得、これを2:1次いで 1: 1ヘキサン:酢酸エチルで溶離するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー により精製して、3.50g(78%)の標題化合物を黄色固体として得た。融 点:126〜127℃;1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.40 (t,3H),4.38(q,2H),7.25(br s,2H),8.02 (d,1H),8.41(d,1H);MS(DCI/NH3)m/e 240 (M+H)+,257(M+NH4+;分析、C9933Sについての計算値 :C,45.18;H,3.79;N,17.56;実測値:C,44.94; H,3.77;N,17.47. 実施例10C エチル−7−アミノ−2−クロロ−チエノ[2,3−b]ピラジン−6−カルボ キシラート 実施例88Bから得られた化合物(0.88g、3.68ミリモル)を、窒素 下で50mLのPOCl3中に溶解し、95℃に3時間加熱した。この反応混合 物を濃縮し、酢酸エチルと水との間に分配させた。水相を酢酸エチルで抽出した 後、一緒にした有機物を水、飽和NaHCO3、食塩水で洗浄し、Na2SO4で 乾燥した。濃縮して2種の成分の混合物を得、これを、10: 1〜1:1ヘキサン:酢酸エチルの勾配溶離を使用するシリカゲル上でのカラム クロマトグラフィーにより分離して、0.56g(59%)の標題化合物を得た 。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.41(t,3H),4.4 0(q,2H),6.11(br s,2H),8.60(s,1H):MS( DCI/NH3)m/e 258(M+H)+,275(M+NH4+実施例10D 3−[4−((3aR,9bS)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−クロロ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例4Aから得られた生成物(0.25g、0.95ミリモル)及び実施例 10Cからの生成物(0.25g、1.1ミリモル)を、実施例1Fに記載した ようにして処理して、0.15g(29%)の標題化合物を得た。融点266〜 267°;1H NMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基))δ 8.7( d,1H),7.53(d,1H),7.1(t,1 H),6.5(d,1H),6.4(d,1H),4.51(dd,1H),4 .14(t,2H),3.78(s,3H),3.68(m,1H),3.55 (m,1H),3.02−3.32(m,5H),2.58(m,2H),1. 85(m,4H);MS(DCI/NH3)m/e 514(M+H)+;分析C2525ClN44S・HCl・1.5H2Oについての計算値:C,52.09 ;H,5.07;N,9.72;実測値:C,52.21;H,4.87;N, 9.60. 実施例11 3−[4−((3aR,9bS)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−1−(2−メトキシエチル)−ピラジノ[2’,3’:4, 5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例11A 7−(N−(2−メトキシエチル)アミノ)チエノ[2,3−b]ピラジン−6 −カルボン酸エチル Schneller及びClough、J.Het.Chem.、 第12巻、第513頁(1975年)の方法によって製造した7−アミノ−チエ ノ[2,3−b]ピラジン−6−カルボン酸エチル(1.0g、4.48ミリモ ル)を、15mLのTHF中で−70℃で、カリウム ビス(トリメチルシリル )アミド(トルエン中0.5M、8.96mL)で処理し、室温に加温させた。 2−ブロモエチルメチルエーテル(0.454mL、4.70ミリモル)を添加 し、反応物をN2下で60℃で一晩撹拌した。この混合物を冷却し、蒸発させ、 次いで1:9酢酸エチル:ヘキサンで溶離するシリカゲル上でのカラムクロマト グラフィーにより精製して、0.640g(51%)の標題化合物を黄色固体と して得た。1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 1.32(t, 3H),3.3(s,3H),3.56(t,2H),4.25(q,2H), 4.32(t,2H),7.70(br t,1H),8.76(s,1H), 8.77(s,1H);MS(DCI/NH3)m/e 282(M+H)+実施例11B 7−(N−(2−メトキシエチル)−N−クロロカルバモイルアミノ)チエノ[ 2,3−b]ピラジン−6−カルボン酸エチル 実施例11Aからの生成物(0.620g、2.20ミリモル)を、ホスゲン (トルエン中1.93M、3.41mL、6.6ミリモル)及びトリエチルアミ ン(0.767mL、5.5ミリモル)と反応させて、標題化合物(0.582 g、81%)を黄色油として得た。1H NMR(300MHz,DMSO−d 6)δ 1.31(t,3H),3.3(s,3H),3.56(t,2H), 4.23(q,2H),4.3(q,2H),8.78(2 一重項,2H); MS(DCI/NH3)344(M+H)+実施例11C 3−[4−((3aR,9bS)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−1−(2−メトキシエチル)−ピラジノ[2’,3’:4, 5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例4Aからの生成物(0.25g、0.95ミリモル)を、0.1mLの トリエチルアミン及び0.27g(0.82ミリモル)の実施例11Bからの生 成物と共に一晩還流させ た。ワークアップ及びクロマトグラフィーの後で、0.3g(68%)の標題化 合物を、その遊離塩基として単離した。この生成物をそのHCl塩に転化し、エ タノール/エーテルから再結晶して、標題化合物を得た。融点200〜202° ;1H NMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基))δ 8.78(d,1 H),8.7(d,1H),7.1(t,1H),6.5(d,1H),6.4 (d,1H),5.12(t,2H,),4.5(dd,1H),4.05−4 .2(m,4H),3.8(m,5H),3.5(m,1H),3.12(m, 5H),2.5(m,1H),1.85(m,4H);MS(DCI/NH3) m/e 538(M+H)+;分析C273155S・HCl・0.75H2Oに ついての計算値:C,55.19;H,5.75;N,11.92;実測値:C ,55.19;H,5.49;N,11.88. 実施例12 3−[4−((3aR,9bS)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリ ミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 Schneller及びClough、J.Het.Chem.、第12巻、第 513頁(1975年)の方法によって製造した7−アミノ−チエノ[2,3− b]ピラジン−6−カルボン酸エチル(0.32g、1.35ミリモル)及び実 施例4Aからの生成物(0.31g、1.13ミリモル)を、実施例1Fに記載 したようにして処理して、0.28gの標題化合物をその遊離塩基として得た。 この生成物をそのHCl塩に転化し、エタノール/エーテルから再結晶して、標 題化合物を得た。融点>250°;1H NMR(300MHz,DMSO−d6 (遊離塩基))δ 8.98(d,1H),8.89(d,1H),7.11( t,1H),6.52(d,1H),6.45(d,1H),4.5(dd,1 H),4.2(m,1H),4.1(m,1H),3.92(m,2H),3. 73(s,3H),3.0(m,1H),2.6(m,5H),2.3(m,1 H),1.8(m,4H);MS(DCI/NH3)m/e 480(M+H)+ ;分析C242554S・2HCl・0.5H2Oについての計算値:C,51 .34;H,5.03;N,12.47;実測値:C,51.34;H,4.9 5;N,12.32.実施例13 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−クロロ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例10Cからの生成物(0.27g、1.0ミリモル)及び実施例3Eか らの生成物(0.22g、0.8ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにし て処理して、0.22g(66%)の標題化合物を得た。融点>270°;1H NMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基))δ 8.61(S,1H) ,7.05(t,1H),6.48((1,1H),6.45(d,1H),4 .6(m,1H),4.45(dd,1H),4.18(m,3H),3.71 (s,3H),3.52(m,1H),3.3(m,1H),3.1(m,2H ),2.9(m,2H),2.5(m,1H),1.8(m,4H);MS(D CI/NH3)m/e 514(M+H)+;分析C2424ClN54S・HCl ・0.5H2Oについての計 算値:C,51.52;H,4.68;N,12.52;実測値:C,51.8 9;H,4.38;N,12.17. 実施例14 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリ ミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 Schneller及びClough、J.Het.Chem.、第12巻、第 513頁(1975年)の方法によって製造した7−アミノ−チエノ[2,3− b]ピラジン−6−カルボン酸エチル(0.24g、1.0ミリモル)及び実施 例3Eからの生成物(0.22g、0.8ミリモル)を、実施例1Fに記載した ようにして処理して、0.16g(43%)の標題化合物を得た。融点219〜 222°;1H NMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基))δ 8.62 (s,1H),8.45(S,1H),7.05(t,1H),6.48((1 ,1H),6.4(d,1H),4.5(dd,1H),4.2(m,1 H),4.1(m,3H),3.72(s,1H),7.7(m,1H),3. 3(m,2H),3.2(m,1H),3.05(m,2H),2.52(m, 1H),1.8(m,4H);MS CDCI/NH3)m/e 480(M+ H)+;分析C242554S・2HCl・0.5H2Oについての計算値:C, 51.34;H,4.96;N,12.25;実測値:C,51.45;H,4 .96;N,12.25. 実施例15 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジ ン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 Schneller及びClough、J.Het.Chem.、第12巻、第 513頁(1975年)の方法によって製造した7−アミノ−チエノ[2,3− b]ピラジン−6−カルボン酸エチル(0.24g、1.0ミリモル)及び実施 例1Eからの生成物(0.2g、0.75ミリモル)を、実施例1Fに記載 したようにして処理して、0.11g(32%)の標題化合物を得た。融点22 0〜222°;1H NMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基))δ 8. 7(d,1H),8.6(d,1H),7.02(t,1H),6.4(t,2 H),4.1(m,2H),3.7−4.0(m,4H),3.7(s,3H) ,3.52(m,2H),2.6−2.9(m,4H),1.6−1.82(m ,4H);MS(DCI/NH3)m/e480(M+H)+;分析C24255 4S・2HClについての計算値:C,52.18;H,4.93;N,12 .68;実測値:C,52.56;H,4.99;N,12.64. 実施例16 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−クロロ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例10Cからの生成物(0.27g、1.0ミリモル)及び実施例1Eか らの生成物(0.20g、0.73ミリモル) を、実施例1Fに記載したようにして処理して、0.29g(77%)の標題化 合物を得た。融点220〜222°;1H NMR(300MHz,CDCl3( 遊離塩基))δ 8.68(S,1H),7.0(t,1H),6.48(d, 1H),6.45(d,1H),4.28(m,1H),4.12(m,3H) ,4.0(m,2H),3.75(s,3H),3.6(m,1H),3.08 (m,3H),2.9(m,2H),1.75(m,4H);MS(DCI/N H3)m/e 514(M+H)+;分析C2424ClN54S・HCl・0.7 5H2Oについての計算値:C.51.11;H,4.74;N,12.42; 実測値:C,51.09;H,4.75;N,12.43. 実施例17 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−6−メトキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例8Aからの生成物(0.24g、1.0ミリモル)及び 実施例3Eからの生成物(0.276g、1.0ミリモル)を、実施例1Fに記 載したようにして処理して、0.26g(51%)の標題化合物を得た。融点1 73〜174°;1H NMR(300MHz,CDCl3(遊雌塩基))δ 8 .64(d,1H),7.08(t,1H),6.92(d,1H),6.5( d,1H),6.4(d,1H),6.5(dd,1H),4.5(dd,1H ),4.12(m,8H),3.76(s,3H),3.02(m,4H),2 ,45(m,2H),1.82(m,4H);MS(DCI/NH3)m/e 509(M+H)+;分折C262845S・2HCl−0.25H2Oについて の計算値:C,60.86;H,5.60;N,10.92;実測値:C,60 .84;H,5.41;N,10.62. 実施例18 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−6−メトキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例8Aからの生成物(0.30g、1.26ミリモル)及び実施例1Eか らの生成物(0.345g、1.25ミリモル)を、実施例1Fに記載したよう にして処理して、0.37g(58%)の標題化合物を得た。融点204〜20 6°;1H NMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基))δ8.64(d, 1H),7.05(t,1H),6.92(d,1H),6.51(d,1H) ,6.44(d,1H),4.0−4.18(m,6H),3.8(s,4H) ,3.6(m,1H),3.44(m,1H),3.24(m,1H),2.6 (m,3H),2.3(m,2H),1.78(m,2H),1.64(m,2 H);MS(DCI/NH3)m/e 509(M+H)+;分析C262845 S・2HCl・2H2Oについての計算値:C,50.57;H,5.55;N :9.07;実測値:C.50.59;H,5.74;N,9.05. 実施例19 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−6−クロローピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例5Aからの生成物(0.24g、1.0ミリモル)及び実施例3Eから の生成物(0.27g、1.0ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして 処理して、0.08g(15%)の標題化合物を得た。融点266〜267°;1 H NMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基))δ 8.7(d,1H) ,7.53(d,1H),7.1(t,1H),6.5(d,1H),6.4( d,1H),4.51(dd,1H),4.14(t,2H),3.78(s, 3H),3.68(m,1H),3.55(m,1H),3.02−3.32( m,5H),2.58(m,2H),1.85(m,4H);MS(DCI/N H3)m/e 514(M+H)+;分析C2525ClN44S・HCl・1.5 H2Oについての計算値:C,52.09;H,5.07;N,9.72;実測 値:C,52.21;H,4.87;N,9.60. 実施例20 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−6−クロロ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d ]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例5Aからの生成物(0.24g、1.0ミリモル)及び実施例1Eから の生成物(0.27g、1.0ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして 処理して、0.125g(25%)の標題化合物を得た。融点180〜182° ;1H NMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基))δ 8.63(d,1 H),7.51(d,1H),7.05(t,1H),6.48(d,1H), 6.42(d,1H),4.1(t,2H),4.0(dd,1H),3.73 (m,1H),3.7(s,3H),3.48(q,2H),3.38(m,1 H),3.25(m,1H),2.7(m,3H),2.5(m,1H),2. 4(m,1H),1.78(m,1H),1.65(m,1H):MS(DCI /NH3)m/e 513(M+H)+;分析C2525ClN44S・HCl・0 .75H2Oについての計算値:C,53.34;H.4.92;N,9.95 ;実測値:C,53.42;H,4.65;N,9.55.実施例21 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−[1]ベンズチエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4([ [H,3H)−ジオン塩酸塩 メチル−3−アミノ−ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシラート(0. 24g、0.97ミリモル)及び実施例3Eからの生成物(0.18g、0.6 ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、0.22g(77% )の標題化合物を得た。融点>250°;1H NMR(300MHz,CDC l3(遊離塩基))δ 8.28(d,1H),7.39(d,1H),7.5 6(m,2H),7.04(t,1H),6.46(d,1H),6.38(d ,1H),4.4(dd,1H),4.24(t,2H),4.0(t,1H) ,3.71(s,3H),3.65(m,1H),3.0(t,1H),2.8 1(m,4H),2.58(t,1H),2.3(m,1H),1.88(m, 2H);MS(DCT/NH3)m/e478(M+H)+;分析C262734 S・HClについ ての計算値:C,60.75;H,5.49;N,8.17;実測値:C,60 .65;H,5.31;N,8.03. 実施例22 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−[1]ベンズチエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H, 3H)−ジオン塩酸塩 メチル−3−アミノ−ベンゾ[b]チオフェン−2−カルホキシラート(0. 13g、0.52ミリモル)及び実施例1Eからの生成物(0.10g、0.3 6ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、0.11g(64 %)の標題化合物を得た。融点198〜199°;1H NMR(300MHz ,CDCl3)δ 8.22(d,1H),8.4(d,1H),7.55(m ,2H),7.04(t,1H),6.5(d,1H),6.43(d,1H) ,4.22(t,2H),4.0(dd,1H),3.78(s,3H),3. 72(m,1H),3.48(m,1H),3.39(m,1H),3.11( m,1H),2.55(m,3H),2.2(m,2H),1.86 (m,2H),1.69(m,2H);MS(DCI/NH3)m/e 478 (M+H)+;分析C262734S・HClについての計算値:C.60.7 5;H,5.49;N,8.17;実測値:C,60.62;H,5.27;N ,8.03. 実施例23 3−[5−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ペンチル]−[1]ベンズチエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4( 1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例23A (3aS,9bR)−トランス−2−(4−シアノブチル)−9−メトキシ−1 ,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c ]ピロール 実施例3Cからの生成物(0.12g、0.6ミリモル)、5−クロロバレロ ニトリル(0.08g、0.69ミリモル)及び1.0mLのエチルジイソプロ ピルアミンを、5mLのアセトニトリル中で6時間還流まで加熱した。溶媒を蒸 発させ、生成物を酢酸エチルと水との間に分配させた。有機層を乾燥し、 蒸発させ、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、0.11g (64%)の標題化合物を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 7.05(t,1H),6.49(d,1H),6.39(d,1H),4.4 6(dd,1H),3.77(s,3H),3.56(q,1H),2.92( q,1H),2.68−2.88(m,4H),2.57(q,1H),2.4 2(t,2H),2.32(m,1H),1.71(m,4H);MS(DCI /NH3)m/e 287(M+H)+実施例23B (3aS,9bR)−トランス−2−(5−アミノペンチル)−9−メトキシ− 1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4− c]ピロール 水素化アルミニウムリチウム(0.11g、2.88ミリモル)をエーテル中 に懸濁させ、エーテル中の0.13g(0.96ミリモル)の塩化アルミニウム の溶液を添加した。次いでこの反応物に、実施例23Aからの生成物(0.11 g、0.38ミリモル)の溶液を添加した。この反応物を25°で3時間撹拌し 、次いで単離して(フィーザー・ワークアップ)、0.10g(90%)の標題 化合物を得た。1H NMR(300 MHz,CDCl3)δ 7.05(t,1H),6.49(d,1H),6. 39(d1H),4.45(dd,1H),4.05(q,1H),3.77( s,3H),3.58(q,1H),2.93(q,1H),2.61−2.8 8(m,6H),2.56(m,1H),2.3(m,1H),1.5(m2H ),1.48(m,2H);MS(DCI/NH3)m/e 291(M+H)+ 実施例23C 3−[5−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ペンチル]−[1]ベンズチエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4( 1H,3H)−ジオン塩酸塩 メチル−3−アミノ−ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキシラート(0. 10g、0.40ミリモル)及び実施例23Bからの生成物(0.11g、0. 38ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、0.11g(6 0%)の標題化合物を得た。融点196〜198°;1H NMR(300MH z,CDCl3(遊離塩基))δ 8.22(d,1H),7.89(d,1H ),7.53(m,2H),7.03(t, 1H),6.48(d,1H),6.38(d,1H),4.41(dd,1H ),4.21(t,2H),4.02(dd,1H),3.71(s,3H), 3.56(m,1H),2.92(m,1H),2.63−2.86(m,3H ),2.52(m,1H),2.3(m,1H),1.87(m,2H),1. 62(m,2H),1.55(m,2H),1.4(m,1H);MS(DCI /NH3)m/e 492(M+H)+;分析C272934S・HCl・H2O についての計算値:C,59.39:H,5.91;N,7.69;実測値:C ,59.83;H,5.71;N,7.48. 実施例24 3−[5−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ペンチル]−[1]ベンズチエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H ,3H)−ジオン塩酸塩 実施例24A (3aR,9bR)−シス−2−(4−シアノブチル)−9−メトキシ−1,2 ,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピ ロール 実施例1Cからの生成物(0.10g、0.5ミリモル)、5−クロロバレロ ニトリル(0.067g、0.57ミリモル)及び1.0mLのエチルジイソプ ロピルアミンを、5mLのアセトニトリル中で6時間還流まで加熱した。溶媒を 蒸発させ、生成物を酢酸エチルと水との間に分配させた。有機層を乾燥し、蒸発 させ、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、0.08g(5 8%)の標題化合物を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 7. 08(t,1H),6.51(d,1H),6.45(d,1H),4.04( dd,1H),3.82(s,3H),3.78(m,1H),3.4(m,2 H),3.06(q,1H),2.6(m,1H),2.48(q,2H),2 .39(t,2H),2.25(m,2H),1.71(m,4H);MS(D CI/NH3)m/e 287(M+H)+実施例24B (3aR,9bR)−シス−2−(5−アミノペンチル)−9−メトキシ−1, 2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピロール 水素化アルミニウムリチウム(0.10g、2.63ミリモル)をエーテル中 に懸濁させ、エーテル中の0.11g(0.82ミリモル)の塩化アルミニウム の溶液を添加した。次いでこの反応物に、実施例24Aからの生成物(0.08 g、0.28ミリモル)の溶液を添加した。この反応物を25°で3時間撹拌し 、次いで単雛して(フィーザー・ワークアップ)、0.07g(86%)の標題 化合物を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 7.08(t,1 H),6.51(d,1H),6.45(d1H),4.03(dd,1H), 3.8(s,3H),3.78(m,1H),3.45(m,2H),3.12 (q,1H),2.68(t,2H),2.6(m,1H),2.43(m,2 H),2.18(m,2H),1.5(m,2H),1.38(m,2H);M S(DCI/NH3)m/e 291(M+H)+実施例24C 3−[5−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ペンチル]−[1]ベンズチエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H ,3H)−ジオン塩酸塩 3−アミノ−ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸メチル(0.10g、 0.40ミリモル)及び実施例24Bからの生成物(0.07g、0.24ミリ モル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、0.08g(69%)の 標題化合物を得た。融点128〜130°;1H NMR(300MHz,CD Cl3(遊離塩基))δ 8.12(d,1H),7.72(d,1H),7. 4(m,2H),7.08(t,1H),6.52(d,1H),6.47(d ,1H),4.4(m,2H),4.3(m,1H),4.04(dd,1H) ,3.7(s,3H),3.5(m,1H),3.32(m,2H),3.2( m,1H),2.7(m,1H),2.52(m,2H),2.35(m,2H ),1.88(m,1H),1.62(m,4H);MS(DCI/NH3)m /e 492(M+H)+; 分析C272934S・HCl・H2Oについての計算値:C,59.39:H ,5.91;N,7.69;実測値:C,59.47:H,5.94:N,7. 52. 実施例25 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−クロロ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例6Aに記載したようにして製造した3−アミノ−5−クロロ−チエノ[ 3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(0.24g、1.0ミリモル) 及び実施例3Eからの生成物(0.20g、0.7ミリモル)を、実施例1Fに 記載したようにして処理して、0.18g(50%)の標題化合物を得た。融点 >250°:1H NMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基))δ 8.1 (d,1H),7.21(d,1H),7.02(t,1H),6.48(d, 1H),6.38(d,1H),4.56(dd,1H),4.1(m,2H) ,3.88(m,1H),3.73(s,3H),3.3(m, 2H),2.85−3.12(m,4H),2.44(m,2H),1.8(m ,4H);MS(DCI/NH3)m/e513(M+H)+;分析C2525Cl N44S・2HClについての計算値:C,51.25;H,4.64;N,9 .56;実測値:C,51.04;H,4.58;N,9.27. 実施例26 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−メトキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例7Aに記載したようにして製造した3−アミノ−5−メトキシ−チエノ [3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(0.20g、0.84ミリモ ル)及び実施例3Eからの生成物(0.23g、0.84ミリモル)を、実施例 1Fに記載したようにして処理して、0.30g(70%)の標題化合物を得た 。融点>250°;1H NMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基))δ 8.06(d,1H),7.05(t, 1H),6.9(d,1H),6.48(d,1H),6.39(d,1H), 4.45(dd,1H),4.12(t,1H),4.03(s,3H),4. 02(m,1H),3.76(s,3H),3.59(q,1H),2.96( q,1H),2.78(m,4H);MS(DCI/NH3)m/e 509( M+H)+;分析C262845S・HCl・0.25H2Oについての計算値: C,56.82;H,5.41;N,10.19;実測値:C,56.68;H ,5.19;N,10.09. 実施例27 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−7−メトキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例27A 2−シアノ−3,5−ジクロロピリジン 3,5−ジクロロピリジン−N−オキシド(10.0g、61ミリモル)、ト リメチルシリルシアニド(25mL、183ミ リモル)及びトリエチルアミン(17mL、122ミリモル)を、アセトニトリ ル(60mL)中で一緒にし、6時間還流まで加熱した。溶媒を蒸発させ、残渣 をジエチルエーテルと5%NaHCO3水溶液との間に分配させた。有機相を乾 燥し(MgSO4)、蒸発させ、生成物をシリカゲル上でのクロマトグラフィーに より精製して、10.0g(97%)の標題化合物を得た。1H NMR(30 0MHz,CDCl3)δ 7.92(d,1H),8.58(d,1H). 実施例27B 3−クロロ−2−シアノ−5−メトキシピリジン 実施例27Aからの生成物(0.865g、5.0ミリモル)をTHF(10 mL)中に溶解させ、0.27gのNaOMeを添加した。3時間及び25℃の 後、反応物を5%NaHCO3水溶液中でクエンチし、ジエチルエーテルで抽出 した。有機相を乾燥し、蒸発させ、残渣を70:30ヘキサン:酢酸エチルで溶 離するカラムクロマトグラフィーにより精製して、0.27g(32%、第2溶 離成分)の標題化合物を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 3 .95(s,3H),7.29(d,1H),8.28(d,1H).実施例27C 3−アミノ−6−メトキシ−チエノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸メ チル 実施例27Bからの生成物(0.168g、1.0ミリモル)及びチオグリコ ール酸メチル(0.09mL、1.0ミリモル)を、DMF(2mL)中で一緒 にした。この溶液に、0.054gのNaOMeを添加した。1時間後に、追加 の0.07gのNaOMeを添加した。更に1時間後、反応物を飽和NH4Cl 水溶液中でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機相を乾燥し(MgSO4) 、蒸発させて、0.17gの標題化合物を得た。1H NMR(300MHz, CDCl3)δ 3.90(s,3H),3.93(s,3H),6.15(b r s,2H),7.44(d,1H),8.36(d,1H). 実施例27D 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−7−メトキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例27Cからの生成物(0.12g、0.50ミリモル)及び実施例3E からの生成物(0.15g、0.47ミリモル)を、実施例1Fに記載したよう にして処理して、0.12g(47%)の標題化合物を得た。融点235〜23 7°;1H NMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基))δ 8.45(d ,1H),7.6(d,1H),7.05(t,1H),6.48(d,1H) ,6.38(d,1H),4.45(dd,1H),4.1(t,2H),4. 05(m,1H),3.98(s,3H),3.78(s,3H),3.72( m,1H),3.05(m,1H),2.85(m,4H),2.65(m,1 H),2.38(m,1H),1.8(m,2H),1.7(m,2H);MS (DCI/NH3)m/e 509(M+H)+;分析C262845S・HCl ・H2Oについての計算値:C,55.46;H,5.55;N,9.95;実 測値:C,55.22;H,5.30;N,9.75.実施例28 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリド[3’,4’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン −2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例1Eからの生成物(400mg、1.5ミリモル)、3−アミノ−2− カルボメトキシチエノ[3,2−c]ピリジン(0.33g、1.6ミリモル) (J.Heterocyclic Chem.第24巻、第85頁(1987年 ))、Et3N(0.50mL、3.6ミリモル)及びホスゲン(0.82mL 、トルエン中1.93M溶液、1.6ミリモル)を、実施例1Fに記載したよう にして処理して、0.38g(55%)の標題化合物を得た。融点207〜21 0°;1H NMR(300MHz,DMSO−d6(遊雛塩基))δ 1.62 −1.75(m,2H),1.80−1.92(m,2H),2.20−2.3 3(m,2H),2.49−2.65(m,3H),3.15(bt,J=8H z,1H),3.39(q,J=8Hz,1H),3.50(t,J=8Hz, 1H), 3.70−3.79(m,1H),3.75(s,3H),3.98(dd,J =4,9Hz,1H),4.22(t,J=7Hz,2H),6.41(dd, J=1,8Hz,1H),6.47(dd,J=1,8Hz,1H),7.03 (t,J=8Hz,1H),7.82(dd,J=1,5Hz,1H),8.6 5(d,J=5Hz,1H),9.55(s,1H);MS(DCI(NH3) )m/e 479(M+H)+;分析C252644S・(HCl)2・(H2O )0.75についての計算値:C,53.15;H,5.26;N,9.22;実測 値:C,53.37;H,5.11;N,9.74. 実施例29 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリド[4’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン −2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例1Eからの生成物(400mg、1.5ミリモル)、3−アミノ−2− カルボメトキシチエノ[2,3−c]ピリジン(0.33g、1.6ミリモル) (J.Heterocyclic Chem.第24巻、第85頁(1987年))、Et3N(0.50mL、3 .6ミリモル)及びホスゲン(0.82mL、トルエン中1.93M溶液、1. 6ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、0.50g(72 %)の標題化合物を得た。融点212〜214°;1H NMR(300MHz ,CDCl3(遊離塩基))δ 1.61−1.76(m,2H),1.81− 1.93(m,2H),2.21−2.31(m,2H),2.50−2.67 (m,3H),3.15(dd,J=7,9Hz,1H),3.36−3.55 (m,2H),3.73−3.82(m,1H),3.78(s,3H),4. 00(dd,J=5,11Hz,1H),4.23(t,J=7Hz,2H), 6.42(d,J=8Hz,1H),6.48(d,J=8Hz,1H),7. 04(t,J=8Hz,1H),8.12(d,J=6Hz,1H),8.71 (d,J=6Hz,1H),9.24(s,1H);MS(DCI(NH3)) m/e 479(M+H)+;分析C252644S・(HCl)2についての計 算値:C,54.45;H,5.12;N,10.16;実測値:C,54.0 5;H,5.24;N,10.05.実施例30 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−メトキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例7Aからの生成物(0.30g、1.26ミリモル)及び実施例1Eか らの生成物(0.35g、1.26ミリモル)を、実施例1Fに記載したように して処理して、0.37g(58%)の標題化合物を得た。融点195〜197 °;1H NMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基))δ 8.3(d,1 H),7.07(t,1H),6.98(d,1H),6.52(d,1H), 6.46(d,1H),4.05(t,2H),4.03(m,1H),4.0 2(s,3H),3.83(m,1H),3.81(s,3H),3.5(m, 2H),3.25(m,1H),2.65(m,3H),2.3(m,2H), 1.78(m,2H),1.58(m,2H);MS(DCI/NH3)m/e 509(M+H)+;分析C262845S・HCl・H2Oについての計算値 : C,55.46;H,5.55;N,9.95;実測値:C,55.40;H, 5.62;N,9.58. 実施例31 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−メトキシ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例31A 7−アミノ−2−メトキシ−チエノ[2,3−b]ピラジン−6−カルボン酸エ チル 実施例10Cからの化合物(0.700g、2.72ミリモル)を75mLの MeOH中に溶解させ、固体NaOMe(1.47g、27.2ミリモル)で処 理し、得られた溶液を12時間還流させた。この反応混合物を飽和NH4Clと CHCl3との間に分配させた。水相をCHCl3で抽出した後、一緒にした有機 物を水次いで食塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥した。濃縮して、0.500g (77%)の純粋の標題化合物を黄色固体として得た。融点181〜182℃;1 H NMR (300MHz,CDCl3)δ 3.92(s,3H).4.05(s,3H ),6.02(br s,2H),8.30(s,1H);MS(DCI/NH3 )m/e 240(M+H)+,257(M+NH4)+;分析C9933S についての計算値:C,45.18;H,3.79;N,17.56;実測値: C,45.25;H,3.48;N,17.41.実施例31B 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−12,3,3a,4, 9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル )ブチル]−8−メトキシ−ピラジノ[2,3’:4,5]チエノ[3,2−d ]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例31Aからの生成物(0.30g、1.26ミリモル)及び実施例1E からの生成物(0.35g、1.26ミリモル)を、実施例1Fに記載したよう にして処理して、0.33g(52%)の標題化合物を得た。融点182〜18 4°;1H NMR(300MHz,DMSO−d6(遊離塩基))δ8.58( S,1H),7.13(t,1H),6.61(d,1H),6.52(d,1 H),4.1(m,1H),4.08 (s,3H),3.96(t,2H),3.85(m,1H),3.8(s,3 H),3.42(m,2H),3.1(m,1H),2.85(m,3H),2 .75(m,2H),1.68(m,4H);MS(DCI/NH3)m/e 510(M+H)+;分析C252755S・HCl・2H2Oについての計算値 :C,51.59;H,5.54;N,12.03;実測値:C,51.67; H,5.43;N,11.84. 実施例32 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−7−クロロ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2−d ]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例32A 3−アミノ−5−クロロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸メチ 3−シアノ−2,6−ジクロロピリジン(5.19g、30ミリモル)及び2 .7mL(30ミリモル)のチオグリコール酸メチルをDMF(25mL)中で 一緒にし、この溶液を0℃ に冷却した。この反応物に、12mLのH2O中のKOH(3.0g、54ミリ モル)を添加した。0℃で1.5時間後に、反応物をH2O(50mL)で希釈 し、沈殿を集めた。この生成物を酢酸エチル/ヘキサンから再結晶して、1.4 9g(20%)の標題化合物を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3) δ 3.92(s,3H),5.90(brs,2H),7.33(d,1H) ,7.87(d,1H). 実施例32B 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−12,3,3a,4, 9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル )ブチル]−7−クロロ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2−d] ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例1Eからの生成物(0.414g、1.5ミリモル)及び実施例32A からの生成物(0.382g、1.57ミリモル)を、実施例1Fに記載したよ うにして処理して、0.30g(25%)の標題化合物を得た。融点201〜2 05°;1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.6−1.9(m,4 H),2.2−2.44(m,2H),2.5 −5.8(m,4H),3.1−3.9(m,4H),3.78(s,3H), 4.02(dd,1H),4.18(t,2H),6.42(d,1H),6. 49(d,1H),7.05(t,1H),7.49(d,1H),8.49( d,1H);MS(DCI/NH3)m/e 513(515(M+H)+);分 析C2526Cl244S・H2Oについての計算値:C,52.91;H,4. 97;N,9.87;Cl,12.49;実測値:C,53.17;H,4.8 7;N,9.52;Cl,12.43. 実施例33 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−7−メトキシ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例33A 3−アミノ−5−メトキシ−チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸メ チル ナトリウム金属(0.46g、20ミリモル)をメタノール (20mL)に添加し、金属ナトリウムが消費されるまで反応させた。この溶液 に、実施例32Aからの生成物(0.485g、2.0ミリモル)を添加し、反 応物を還流まで2時間加熱した。この反応物を飽和NH4Cl水溶液中でクエン チし、酢酸エチルで抽出した。有機相を乾燥し(MgSO4)、蒸発させて、0 .410g(86%)の標題化合物を得た。1H NMR(300MHz,CD Cl3)δ 3.88(s,3H),4.02(s,3H),6.74(d,1 H),7.77(d,1H). 実施例33B 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−7−メトキシ−ピリド[3’2’:4,5]チエノ[3,2−d ]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例1Eからの生成物(0.414g、1.5ミリモル)及び実施例33A からの生成物(0.375g、1.57ミリモル)を、実施例1Fに記載したよ うにして処理して、0.480g(51%)の標題化合物を得た。融点210〜 14°;1H NMR (300MHz,CDCl3)δ 1.64−1.88(m,4H),2.2− 2.4(m,2H),2.5−2.8(m,4H),3.1−3.9(m,4H ),3.78(s,3H),4.02(dd,1H),4.07(s,3H), 4.15(t,2H),6.44(d,1H),6.53(d,1H),6.8 8(d,1H),7.07(t,1H),8.54(d,1H);MS(DCI /NH3)m/e 509(M+H)+;分析C2529ClN45S・H2Oにつ いての計算値:C,55.46;H,5.55;N,9.95;Cl,6.30 ;実測値:C,55.64;H,5.35;N,9.91;Cl,6.24. 実施例34 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン −2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例1Eからの生成物(0.414g、1.5ミリモル)及び3−アミノ− チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(0.328g、1.5 7ミリモル)を、実施例 1Fに記載したようにして処理して、0.26g(34%)の標題化合物を得た 。融点195〜200°;1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.6 8−1.9(m,4H),2.3−2.5(m,2H),2.5−2.85(m ,4H),3.2−3.9(m,4H),3.79(s,3H),4.01(d d,1H),4.19(t,2H),6.42(d,1H),6.52(d,1 H),7.07(t,1H),7.48(dd,1H),8.57(m,1H) ,8.77(dd,1H);MS(DCI/NH3)m/e 497(M+H)+ ;分析C2527ClN44S・H2Oについての計算値:C,56.33;H, 5.48;N,10.51;C1,6.65;実測値:C,56.32;H,5 .36;N,10.42;Cl,6.54. 実施例35 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−7−メチル−ピリド[3’2’:4,5]チエノ[3,2−d] ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例35A 3−アミノ−5−メチル−チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸メチ 2−クロロ−3−シアノ−6−メチルピリジン(1.5g、9.8ミリモル) 及びチオクリコール酸メチル(0.88mL、9.8ミリモル)を、DMF(7 mL)中に溶解させた。この溶液に5mLのH2O中の1.0gのKOHを30 分間かけて添加した。次いで反応物を、氷水を添加することによってクエンチし 、生成物を濾過によって集めて、1.72g(79%)の標題化合物を得た。1 H NMR(300MHz,CDCl3)δ 2.88(s,3H),3.91 (s,3H),5.90(br s,2H),7.17(d,1H),7.82 (d,1H). 実施例35B 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン −2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例1Eからの生成物(0.414g、1.5ミリモル)及び実施例35A からの生成物(0.350g、1.57ミリモル)を、実施例1Fに記載したよ うにして処理して、0.27g(34%)の標題化合物を得た。融点215〜2 0°;1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 1,68−1.9(m,4 H),2.3−2.5(m,2H),2.5−2.8(m,4H),2.71( s,3H),3.2−3.9(m,4H),3.77(S,3H),4.02( dd,1H),4.17(t,2H),6.44(d,1H),6.53(d, 1H),7.07(t,1H),7.34(d,1H),8.41(d,1H) ;MS(DCI/NH3)m/e 493(M+H)+;分析C2629ClN44 S・1.5H2Oについての計算値:C,56.16;H,5.80;N,10 .08;Cl,6.38;実測値:C,56.00;H,5.37;N,10. 01;Cl,5.99. 実施例36 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−9−メトキシ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例36A 3−アミノ−4−メトキシ−チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸メ チル 5℃のDMF(24mL)中の2−クロロ−3−シアノ−4−メトキシピリジ ン(2.02g)及びチオグリコール酸メチル(1.1mL)に、KOtBu/ THFの1.0M溶液(14.6mL)を添加した。この反応物を20分間5° で、次いで1時間室温で撹拌し、飽和NH4Cl中でクエンチし、固体を集め、 水で洗浄し、吸引乾燥した。これをEtOAcから町結晶して、0.89gの標 題化合物を得た。 実施例36B 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−9−メトキシ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例1Eからの生成物(0.414g、1.5ミリモル)及び実施例36A からの生成物(0.350g、1.57ミリモル)を、実施例1Fに記載したよ うにして処理して、0.40 g(44%)の標題化合物を得た。融点180〜200°;1H NMR(30 0MHz,CDCl3)δ 1.61(2H,br),1.78(2H,m), 2.23(2H,br),2.60(3H,br),3.20(1H,br), 3.45(2H,br),3.75(1H,m),3.81(3H,s),4. 03(1H,dd),4.10(1H,t),4.14(3H,s),6.44 (1H,d),6.51(1H,d),6.82(1H,d),7.04(1H ,t),8.60(1H,d),8.90(1H,br s);MS(DCI/ NH3)m/e 509;分析C2629ClN45S・HCl・(H2O)2・( C4820.5についての計算値:C,53.80;H,5.97;N,8.9 6;Cl,5.67;実測値:C,53.54;H,5.68;N,8.92; C1,5.73. 実施例37 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−クロロ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d ]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例1Eからの生成物(0.357g、1.25ミリモル)及び実施例6A からの生成物(0.30g、1.24ミリモル)を、実施例1Fに記載したよう にして処理して、0.30g(47%)の標題化合物を得た。融点196〜19 8°;1H NMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基))δ 8.15(d ,1H),7.47(d,1H),7.05(t,1H),6.48(d,1H ),6.42(d,1H),4.08(t,2H),4.02(dd,1H), 3.85(m,1H),3.78(s,3H),3.5(m,2H),2.78 (m,4H),2.5(m,2H),1.76(m,4H);MS(DCl/N H3)m/e 513(M+H)+;分析C2525ClN44S・HCl・2H2 Oについての計算値:C,51.09;H,5.28;N,9.25;実測値: C,51.20;H,5.33;N,9.55. 実施例38 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−7−クロロ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d ]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例38A 3−アミノ−6−クロロ−チエノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸メチ 実施例27Aの生成物(3.46g、20ミリモル)及びチオグリコール酸メ チル(1.8mL、20ミリモル)を、40mLのTHF中で一緒にした。この 溶液に、1.08gのNaOMe(20ミリモル)を添加した。1.5時間後に 、追加の1.08gのNaOMeを添加し、次いで更に2時間後に、反応物を5 %NaHCO3水溶液でクエンチし、ジエチルエーテルで抽出した。有機抽出液 を乾燥し(MgSO4)、蒸発させ、生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフ ィーによって精製して、1.23g(25%)の標題化合物を得た。1H NM R(300MHz,CDCl3)δ 3.92(s,3H),6.20(brs ,2H),8.04(d,1H),8.54(d,1H). 実施例38B 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−7−クロロ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d ]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例1Eからの生成物(0.357g、1.25ミリモル)及び実施例38 Aからの生成物(0.30g、1.24ミリモル)を、実施例1Fに記載したよ うにして処理して、0.29g(46%)の標題化合物を得た。融点224〜2 26°;1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 8.88(m,2H ),7.13(t,1H),6.62(d,1H),6.5(d,1H),4. 05(dd,1H),3.96(t,2H),3.82(m,1H),3.8( s,3H),3.2(m,2H),2.95(m,1H),2.85(m,3H ),2.3(m,2H),1.7(m,4H);分析C2525ClN44S・H Cl・0.75H2Oについての計算値:C,53.22;H,5.16;N, 9.39;実測値:C,53.24;H,5.04;N,9.93. 実施例39 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例1Eからの生成物(0.357g、1.2(5ミリモル)及び実施例9 Bからの生成物(0.356g、1.25ミリモル)を、実施例1Fに記載した ようにして処理して、メタノールから再結晶した後に、0.35g(63%)の 標題化合物を得た。融点291°;1H NMR(300MHz,CDCl3(遊 離塩基))δ 9.08(s,1H),8.07(dd,2H),7.58(m ,3H),6.88(t,1H),6.30(d,1H),6.20(d,1H ),4.18(m,2H),3.88(dd,1H),3.72(s,3H), 3.63(m,2H),3.38(m,2H),2.72(m,3H),2.6 (m,1H),2.5(m,1H),1.8(m,4H);MS(DCT/NH3 )m/e 556(M+H)+;分析C30295SO4・HClについての計算 値:C,60.85;H,5.10;N,11.82;Cl,5.98.実測値 :C,60.50;H,5.20;N,11.69;Cl,6.07.実施例40 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−7−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例40A 3−シアノ−2−クロロ−6−フェニルピラジン Dick及びWood、J.Chem.Soc.第1379頁(1955年) の方法によって製造した、3−カルボキサミド−2−ヒドロキシ−6−フェニル ピラジン(7.56g、35.13ミリモル)を、トリエチルアミン(7.11 g、70.26ミリモル)中に懸濁させ、0℃に冷却し、50mLのPOCl3 中に溶解させた。この混合物を3時間還流させ、その後真空濃縮した。得られた 黒色油を5×100mLのEt2Oで抽出し、一緒にした抽出液を250mLの 冷10%Na2CO3で処理した。層を分離し、有機相を水、食塩水で洗浄し、N a2SO4で乾燥した。濃縮によって、標題化合物(3.20g、42%)を黄褐 色固体として得た。融点:143〜145℃;1 H NMR(300MHz,CDCl3)δ 7.57(m,3H),8.10 (m,2H),9.05(s,1H):MS(DCI/NH3)m/e 233 (M+NH4+実施例40B エチル−7−アミノ−3−フェニル−チエノ[2,3−b]ピラジン−6−カル ボキシラート 実施例40Aから得られた化合物(1.00g、4.65ミリモル)を、20 mLのEtOH中でチオグリコール酸エチル(0.56g、4.65ミリモル) 及びNa2CO3(0.49g、4.65ミリモル)で処理した。この粗製生成物 をEtOH/H2Oから再結晶して、標題化合物(1.19g、86%)を黄緑 色固体として得た。融点:173〜175℃。1H NMR(300MHz,C DCl3)δ 1.42(t,3H),4.41(q,2H),6.18(br s,2H),7.55(m,3H),8.12(m,2H),9.03(s, 1H).MS(DCI/NH3)m/e 300(M+H)+実施例40C 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−7−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例1Eからの生成物(0.357g、1.25ミリモル)及び実施例40 Bからの生成物(0.356g、1.25ミリモル)を、実施例1Fに記載した ようにして処理して、0.30g(59%)の標題化合物を得た。1H NMR (300MHz,CDCl3(遊離塩基))δ 9.13(s,1H),8.1 8(dd,2H),7.79(m,3H),7.04(t,1H),6.45( t,2H),4.12(t,2H),4.01(dd,1H),3.88(m, 1H),3.81(s,3H),3.55(m,2H),3.45(m,1H) ,2.78(m,3H),2.62(m,2H),1.78(m,4H);MS (DCI/NH3)m/e 556(M+H)+;分析C30295SO4・HCl ・1.5H2Oについての計算値:C,58.20;H,5.37;N,11. 31;実測値:C,58.51;H, 5.31;N,11.33. 実施例41 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリド[3’,4’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミ ジン−24(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例3Eからの生成物(210mg、0.75ミリモル)、3−アミノ−2 −カルボメトキシチエノ[3,2−c]ピリジン(0.17g、0.83ミリモ ル)(J.Heterocyclic Chem.、第24巻、第85頁(19 87年))、Et3N(0.40mL、2.9ミリモル)及びホスゲン(0.4 3mL、トルエン中1.93M溶液、0.83ミリモル)を、実施例1Fに記載 したようにして処理して、0.20g(56%)の標題化合物を得た。融点>2 50°;1H NMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基))δ 1.72− 1.93(m,4H),2.29−2.43(m,1H),2.74(t,J= 10Hz,1H),2.83−2.98(m,4H),3.16(dd,J=8 ,10Hz,1H),3.73(s,3H),3.75 −3.83(m,1H),4.03(dd,J=1,10Hz,1H),4.2 1(t,J=7Hz,2H),4.43(dd,J=4,10Hz,1H),6 .36(dd,J=1,8Hz,1H),6.46(dd,J=1,8Hz,1 H),7.05(t,J=8Hz,1H),7.80(dd,J=1,6Hz, 1H),8.61(d,J=6Hz,1H),9.54(d,J=1Hz,1H );MS(DCI(NH3))m/e 479(M+H)+;分析C252644 S・(HCl)2・H2O・(CH3OH)0.5についての計算値:C,52.31 :H,5.51;N,9.57;実測値:C,51.95;H,5.22;N, 9.27. 実施例42 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリド[4’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミ ジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例3Eからの生成物(200mg、0.72ミリモル)、3−アミノ−2 −カルボメトキシチエノ[2,3−c]ピリジン (0.16g、0.79ミリモル)(J.Heterocyclic Chem .、第24巻、第85頁(1987年))、Et3N(0.40mL、2.9ミ リモル)及びホスゲン(0.41mL、トルエン中1.93M溶液、0.79ミ リモル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、0.20g(58%) の標題化合物を得た。融点221〜223°;1H NMR(300MHz,C DCl3(遊離塩基))δ 1.76−1.96(m,4H),2.37−2. 50(m,1H),2.72−2.82(m,1H),2.89−3.11(m ,4H),3.18−3.28(m,1H),3.73(s,3H),3.80 −3.89(m,1H),4.04(dd,J=1,9Hz,1H),4.22 (t,J=7Hz,2H),4.45(dd,J=4,10Hz,1H),6. 38(d,J=8Hz,1H),6.54(d,J=8Hz,1H),7.08 (t,J=8Hz,1H),8.10(d,J=6Hz,1H),8.64(d ,J=6Hz,1H),9.19(s,1H);MS(DCI(NH3))m/ e 479(M+H)+;分析C252644S・(HCl)2・(H2O)0.75 についての計算値:C,53.15;H,5.26;N,9.92;実測値:C ,53.18;H,5.18;N,9.70.実施例43 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−メトキシ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[( 3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例3Eからの生成物(0.276g、1.00ミリモル)及び実施例31 Aからの生成物(0.25g、1.05ミリモル)を、実施例1Fに記載したよ うにして処理して、0.10g(50%)の標題化合物を得た。1H NMR( 300MHz,CDCl3(遊離塩基))δ 8.02(d,1H),7.04 (t,1H),6.92(d,1H),6.48((1,1H),6.39(d ,1H),5.39(m,1H),4.45(dd,1H),4.11(t,2 H),4.04(m,1H),3.76(s,3H),3.59(q,1H), 2.96((q,1H),2.76(m,4H),2.58(m,1H),2. 3(m,1H),1.77(m,4H),1.42(d,6H);MS(DCI /NH3)m/e 537(M+H)+;分析C283245S・HCl・1.5 H2Oについての計算値:C,56.04; H,6.05;N,9.34;実測値:C,56.04;H,5.70;N,9 .14. 実施例44 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミ ジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例3Eからの生成物(0.276g、1.0ミリモル)及び実施例35A に記載したような、3−アミノ−チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン 酸メチル(0.229g、1.1ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにし て処理して、0.185g(36%)の標題化合物を得た。融点217〜8°;1 H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 1.6−1.8(m,4H) ,2.1−2.7(m,2H),2.8−3.5(m,5H),3.78(s, 3H),3.97(m,2H),4.10(q,1H),4.47(m,1H) ,6.46(d,1H),4.56(d,1H),7.13(t,1H),7. 65(dd,1H),8.75(dt,1H),8.84(dd, 1H),10.55(br s,1H),12.74(d,1H);MS(DC I/NH3)m/e 479(M+H)+;分析C2527ClN44S・1.5H2 Oについての計算値:C,55.39;H,5.57;N,10.33;実測 値:C,55.43;H,5.17;N,10.32. 実施例45 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−7−メチル−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例3Eからの生成物(0.276g、1.00ミリモル)及び実施例35 Aからの生成物(0.244g、1.1ミリモル)を、実施例1Fに記載したよ うにして処理して、0.090g(17%)の標題化合物を得た。融点243〜 5°;1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 1.6−1.8(m, 4H),2.1−2.7(m,3H),2.66(s,3H),2.8−3.8 (m,6H),3.77(s,3H),3.96(m,2H),4.12(m, 1H),4.45(m,1H), 6.46(d,1H),6.56(d,1H),7.12(t,1H),7.5 1(d,1H),8.60(d,1H);MS(DCI/NH3)m/e 49 3(M+H)+;分析C2629ClN44S・H2Oについての計算値:C,57 .08;H,5.71;N,10.24;実測値:C,56.93;H,5.2 2;N,9.94. 実施例46 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−7−メトキシ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例3Eからの生成物(0.248g、0.90ミリモル)及び実施例33 Aからの生成物(0.238g、1.0ミリモル)を、実施例1Fに記載したよ うにして処理して、0.301g(61%)の標題化合物を得た。融点260〜 3°;1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 1.6−1.8(m, 4H),2.1−2.7(m,3H),2.8−3.6(m,6H),3.74 (s,3H),3.95(m,2H), 3.97(s,3H),4.07(t,1H),4.28(m,1H),6.4 6(d,1H),6.55(d,1H),7.07(d,1H),7.11(t ,1H),8.59(d,1H);MS(DCI/NH3)m/e 509(M +H)+;分析C2629ClN45S・3/4H2Oについての計算値:C,55 .91;H,5.50;N,10.03;Cl,6.35;実測値:C,55. 75;H,5.32;N,10.00;Cl,6.44. 実施例47 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−7−クロロ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例3Eからの生成物(0.248g、0.90ミリモル)及び実施例32 Aからの生成物(0.242g、1.0ミリモル)を、実施例1Fに記載したよ うにして処理して、0.285g(58%)の標題化合物を得た。融点245〜 50°;1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 1.6−1.8(m , 4H),2.1−2.7(m,2H),2.8−3.6(m,5H),3.77 (s,3H),3.8−4.2(m,2H),3.95(m,2H),4.10 (t,1H),4.47(m,1H),6.46(d,1H),6.54(d, 1H),7.11(t,1H),7.78(d,1H),8.75(d,1H) ;MS(DCI/NH3)m/e 513(515(M+H)+);分析C2526 Cl244S・0.5H2O・0.1HClについての計算値:C,53.42 ;H,4.86;N,9.97;Cl,13.24;実測値:C,53.25; H,7.73;N,9.68;Cl,13.31. 実施例48 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−9−クロロ−ピリド[3’,4’:4,5]チエノ[3,2−d ]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例48A 3−アミノ−4−クロロ−チエノ[3,2−c]ピリジン−2−カルボン酸メチ 5℃のDMF(12mL)中の3−シアノ−2,4−ジクロロピリジン(65 3mg)及びチオグリコール酸メチル(340μL)に、1.0M KOtBu /THFの溶液(4.5mL)を添加した。この反応物を20分間5℃で、次い で1時間室温で撹拌し、次いで飽和NH4Cl中でクエンチし、固体沈殿物を集 め、水で洗浄し、吸引乾燥して、800mg(88%)の標題化合物を得た。 実施例48B 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−9−クロロ−ピリド[3’,4’:4,5]チエノ[3,2−d ]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例1Eからの生成物(0.276g、1.0ミリモル)及び実施例48A からの生成物(0.242g、1.0ミリモル)を、実施例1Fに記載したよう にして処理して、0.280g(55%)の標題化合物を得た。1H NMR( 300MHz,CDCl3)δ 1.75(4H,br m),2.40(2H ,br),2.65(3H,br),3.30(1H,br), 3.50(2H,br),3.80(3H,s),3.86(1H,br),4 .02(1H,dd),4.10(1H,t),6.45(1H,d),6.5 2(1H,d),7.08(1H,t),7.79(1H,d),8.40(1 H,d);MS(CI(NH3))m/e 513(M+H)+;分析C2525C lN44S・HClについての計算値:C,52.49;H,4.89;N,9 .79;実測値:C,52.28;H,4.55;N,9.44. 実施例49 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−9−メトキシ−ピリド[3’,4’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオンフマル酸塩 実施例49A 3−アミノ−4−メトキシ−チエノ[3,2−c]ピリジン−2−カルボン酸メ チル 実施例48Aからの生成物(1.2g、4.9ミリモル)及びナトリウムメト キシド(1.0g、19ミリモル)を、30 mLのMeOH中で6時間還流させた。この反応物を水とCH2Cl2との間に分 配させた。層を分離し、水層をCH2Cl2で抽出した。一緒にした有機層を乾燥 し(MgSO4)、濾過し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(CH2C l2)によって、1.1g(78%)の標題化合物を得た。1H NMR(300 MHz,DMSO−d6)δ 3.79(s,3H),4.05(s,3H), 6.96(bs,2H),7.47(d,J=6Hz,1H),8.07(d, J=6Hz,1H);MS(DCT(NH3))m/e 239(M+H)+実施例49B 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−9−メトキシ−ピリド[3’,4’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオンフマル酸塩 実施例1Eからの生成物(0.140g、0.50ミリモル)、実施例49A からの生成物(0.145g、0.61ミリモル)、Et3N(0.18mL、 1.3ミリモル)及びホスゲン(1.1mL、トルエン中1.93M溶液、2. 1ミリモル)を、塩生 成工程のためにフマル酸に置き換えて、実施例1Fに記載したようにして処理し て、0.22g(87%)の標題化合物を得た。融点232〜233°;1H NMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基))δ 1.60−1.84(m ,4H),2.24−2.40(m,1H),2.55−2.65(m,1H) ,2.72−2.90(m,4H),2.95−3.03(m,1H),3.6 0−3.69(m,1H),3.76(s,3H),4.05(dd,J=10 ,11Hz,1H),4.11(t,J=7Hz,2H),4.20(s,3H ),4.16(dd,J=4,9Hz,1H),6.39(d,J=8Hz,1 H),6.48(d,J=8Hz,1H),7.05(t,J=8Hz,1H) ,7.39(d,J=6Hz,1H),8.16(d,J=6Hz,1H);M S(DCI(NH3))m/e 509(M+H)+;分析C262845S・C444・(H2O)0.25についての計算値:C,57.27;H,5.21;N ,8.90;実測値:C,56.96;H,4.95;N,8.83.実施例50 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3 ,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例3Eからの生成物(0.276g、1.0ミリモル)及び実施例9Bか らの生成物(0.308g、1.08ミリモル)を、実施例1Fに記載したよう にして処理して、0.41g(73%)の標題化合物を得た。融点>250°;1 H NMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基))δ 9.03(s,1H ),8.02(m,2H),7.58(m,3H),7.0(t,1H),6. 4(d,1H),6.31(d,1H),3.98(m,2H),4.05(d d,1H),3.85(t,2H),3.62(m,1H),3.06(m,3 H),2.85(m,2H),2.22(m,1H),1.82(m,4H); MS(DCI/NH3)m/e 556(M+H)+;分析C302954S・H Cl・2H2Oについての計算値:C,57.36;H,5.46;N,11. 15;実測値:C,57.31;H, 5.23;N,10.99. 実施例51 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−イソプロポキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ [3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例51A 3−アミノ−5−イソプロポキシ−チエノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボ ン酸イソプロピル Na金属(0.47g、20ミリモル)を2−プロパノール(150mL)に 添加し、反応物を、全てのナトリウムが消費されるまで、還流まで加熱した。得 られた溶液に、3−アミノ−7−クロロ−チエノ[3,2−b]ピリジン−2− カルボン酸メチル(実施例5Aに記載したようにして製造した)(0.50g、 2.06ミリモル)を添加し、溶液を還流まで48時間加熱した。溶媒を蒸発さ せ、生成物をNH4Cl水溶液とCH2Cl2との間に分配させた。有機相を乾燥 し、濃縮し、生成物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、 0.11g(19%)の標題化合物を得た。1H NMR(300MHz,CD Cl3)7.85(d,1H),6.91(d,1H),5.98(bs,1H ),5.42(m,1H),5.25(m,1H),1.42(d,6H),1 .38(d,6H);MS(DCI/NH3)m/e 295(M+H)+実施例51B 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−イソプロポキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ [3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例3Eからの生成物(0.102g、0.37ミリモル)及び実施例51 Aからの生成物(0.11g、0.37ミリモル)を、実施例1Fに記載したよ うにして処理して、0.10g(50%)の標題化合物を得た。1H NMR( 300MHz,CDCl3(遊離塩基))δ 8.02(d,1H),7.04 (t,1H),6.92(d,1H),6.48(d,1H),6.39(d, 1H),5.39(m,1H),4.45(dd,1H),4.11(t,2H ),4.04(m,1H),3.76(s, 3H),3.59(q,1H),2.96(q,1H),2.76(m,4H) ,2.58(m,1H),2.3(m,1H),1.77(m,4H),1.4 2(d,6H);MS(DCI/NH3)m/e 537(M+H)+;分析C28 3245S・HCl・1.5H2Oについての計算値:C,56.04;H, 6.05;N,9.34;実測値:C,56.04;H,5.70;N,9.1 4. 実施例52 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−フェニル−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例52A 3−アミノ−5−フェニル−チエノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸メ チル 実施例6Aに記載したようにして製造した、3−アミノ−5−クロロ−チエノ [3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(0.243g、1.0ミリモ ル)、フェニルボロン酸 (0.134g、1.1ミリモル)及びトリエチルアミン(0.20mL)を、 N2下で、3mLの、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン] パラジウム(II)クロリド(CH2Cl2との1:1錯体)を含有するDMFに 添加した。この混合物を90℃で4時間撹拌した。次いで、反応物を冷却し、E t2Oで希釈した。有機層をH2O、食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、濃 縮し、クロマトグラフィー(2:1CH2Cl2:ヘキサン)処理して、標題化合 物(140mg、50%)を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 3.93(s,3H),6.30(bs,2H),7.41−7.55(m, 3H),7.84(d,J=8Hz,1H),8.07−8.13(m,3H) ;MS(DCI(NH3))m/e 285(M+H)+実施例52B 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−フェニル−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例3Eからの生成物(0.21g、0.75ミリモル)及び実施例52A からの生成物(235mg、0.83ミリモル)、Et3N(0.26mL、1 .9ミリモル)及びホスゲン(0.5mL、トルエン中1.93M溶液、0.9 5ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、0.300g(7 2%)の標題化合物を得た。融点>250°;1H NMR(300MHz,C DCl3(遊離塩基))δ 1.59−1.71(m,2H),1.74−1. 87(m,2H),2.19−2.34(m,1H),2.59(dd,J=9 ,11Hz,1H),2.72−2.84(m,4H),3.00(dd,J= 7,9Hz,1H),3.55−3.67(m,1H),3.73(s,3H) ,4.00(dd,J=10,12Hz,1H),4.18(t,J=7Hz, 2H),4.38(dd,J=4,10Hz,1H),6.38(dd,J=1 ,8Hz,1H),6.46(dd,J=1,8Hz,1H),7.08(t, J=8Hz,1H),7.44−7.56(m,3H),7.92(d,J=8 Hz,1H),8.04−8.11(m,2H),8.26(d,J=8Hz, 1H);MS(DCI(NH3))m/e 555(M+H)+; 分析C313044S・(HCl)・(H2O)0.5についての計算値:C,58 .49;H,5.23;N,8.80;実測値:C,58.18;H,5.23 ;N,8.47. 実施例53 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−6−クロロ−ピリド[4’,3’:4,5]チエノ[3,2−d ]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン 実施例53A メチル−3−アミノ−7−クロロ−チエノ[2,3−c]ピリジン−2−カルボ キシラート J.Heterocyclic Chem.、第15巻、第683頁(197 8年)に記載されているようにして製造した3−クロロ−4−シアノピリジン( 2.9g、21ミリモル)を酢酸(15mL)中に溶解し、30%H22(15 mL)を5分間かけて添加した。この反応物を80°で18時間撹拌した。室温 に冷却した後、白色固体生成物(2.5g)を濾過によって集め、乾燥した。次 いで、このN−オキシドをDMF (50mL)中に溶解し、チオグリコール酸メチル(1.45mL、16ミリモ ル)を添加した。次いで、ナトリウムメトキシド(0.86g、16ミリモル) を添加した。この反応物を1時間撹拌し、氷/水の中に注ぎ、生成物を濾過によ って集め、乾燥した。得られた固体をPOCl3(40mL)中に懸濁させ、還 流下で1時間加熱した。この反応物を氷上でクエンチし、エーテルで抽出し、有 機抽出液を5%NaHCO3水溶液で数回洗浄した。シリカゲルカラムクロマト グラフィー(85:15ヘキサン:酢酸エチル)により、0.42gの異性体( メチル−3−アミノ−5−クロロ−チエノ[2,3−c]ピリジン−2−カルボ キシラート)及び1.05gの標題化合物を得た。 実施例53B 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−6−クロロ−ピリド[4’,3’:4,5]チエノ[3,2−d ]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン 実施例1Eからの生成物(0.42g、1.5ミリモル)及び実施例53Aか らの生成物(0.364g、1.5ミリモル)、 Et3N(0.5mL、3.0ミリモル)及びホスゲン(1.6mL、トルエン 中1.93M溶液、3.0ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処理 して、0.26g(33%)の標題化合物を得た。融点191°;1H NMR (300MHz,CDCl3)δ 1.7−1.8(m,2H),1.8−1. 9(m,2H),2.32−2.55(m,2H),2.60−2.80(m, 3H),3.27(m,1H),3.40−3.90(m,4H),3.78( s,3H),4.01(dd,1H),4.19(t,2H),6.43(d, 1H),6.48(d,1H),7.06(t,1H),8.04(d,1H) ,8.46(d,1H);MS(DCI/NH3)m/e 513,515(M +H)+;分析C2525ClN44S・H2Oについての計算値:C.56.55 ;H,5.12;N,10.55;実測値:C.56.32;H,5.03;N ,10.44. 実施例54 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−6−クロロ−ピリド[4’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン 実施例3Eからの生成物(0.42g、1.5ミリモル)及び実施例53Aか らの生成物(0.364g、1.5ミリモル)、Et3N(0.5mL、3.0 ミリモル)及びホスゲン(1.6mL、トルエン中1.93M溶液、3.0ミリ モル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、0.31g(40%)の 標題化合物を得た。融点230°;1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.50−1.75(m,4H),2.18(m,1H),2.66(t,1 H),2.82(m,4H),3.07(t,1H),3.1−3.9(m,5 H),3.71(s,3H),3.95(m,2H),4.05(dd,1H) ,4.42(dd,1H),6.40(d,1H),6.47(d,1H),7 .04(t,1H),8.21(d,1H),8.50(d,1H);MS(D CI/NH3)m/e 513,515(M+H)+;分析C2525ClN44S ・0.5H2Oについての計算値:C.57.52;H,5.02;N,10. 73:実測値:C,57.33;H,4.72;N,10.73.実施例55 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−メトキシ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例55A 2−アミノ−5−メトキシ−チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸メ チル DMF(10mL)中の2−クロロ−3−シアノ−5−メトキシピリジン(0 .53g)及びチオグリコール酸メチル(280μL)に、KOtBu/THF の1.0M溶液(3.8mL)を添加した。この反応物を20分間5°で、次い で2時間室温で撹拌し、飽和NH4Cl中でクエンチし、固体沈殿物を集め、水 で洗浄し、乾燥して、0.53g(71%)の標題化合物を得た。実施例55B 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−メトキシ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例3Eからの生成物(0.223g、0.80ミリモル)及び実施例55 Aからの生成物(0.192g、0.80ミリモル)を、実施例1Fに記載した ようにして処理して、0.315g(77%)の標題化合物を得た。融点207 〜213°;1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 1.5(2H, m),1.65(2H,m),2.12(1H,m),2.57(1H),2. 7(4H,m),2.9(1H,t),3.48(1H,m),3.7(3H, s),3.92(3H,s),3.94(2H),4.02(1H,dd),4 .4(1H,dd),6.4(1H,d),6.45(1H,d),7.02( 1H,t),8.32(1H,d),8.56(1H,d);MS(CT(NH3 ))m/e 509;分析C2629ClN45についての計算値:C,54. 59;H, 5.64;N,9.79;実測値:C,54.61;H,5.60;N,9.7 2. 実施例56 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−ピリジル)−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[ 3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例56A 3−アミノ−5−(3−ピリシル)チエニ[3,2−b]ピリジン−2−カルボ ン酸メチル 脱気したDMF(5mL)中の、実施例5Aに記載したようにして製造した3 −アミノ−5−クロロ−チエノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル (0.252g)、ジエチル3−ピリジル−ボラン(0.155g)、Pd(d ppf)Cl2(0.082g)及びK2CO3(420mg)の溶液を、95℃ に1.5時間加熱し、冷却し、飽和NH4Cl中でクエンチし、固体沈殿物を集 め、9:1ヘキサン/EtOAcでクロマトグラフィー処理して、0.24g( 81%)の標題化合物 を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 3.95(3H,s), 6.30(2H,br s),7.45(1H,dd),7.86(1H,d) ,8.19(1H,d),8.42(1H,dt),8.70(1H,dd), 9.32(1H,br d). 実施例56B 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−ピリジル)−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[ 3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例1Eからの生成物(0.127g、0.46ミリモル)及び実施例56 Aからの生成物(0.14g、0.49ミリモル)を、実施例1Fに記載したよ うにして処理して、0.09g(33%)の標題化合物を得た。融点210〜2 11°;1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 9.3(d,1H),8 .73(dd,1H),8.41(dt,1H),8.37(d,1H),7. 99(d,1H),7.48(dd,1H),7.12(t,1H),6.53 (d,1H),6.48 (d,1H),4.12(t,2H),4.0(dd,1H),3.81(s, 3H),3.78(m,1H),3.42(m,2H),3.1(m,1H), 2.6(m,3H),2.2(m,2H),1.85(m,2H),1.68( m,2H);MS(DCI/NH3)m/e 556(M+H)+;分析C3029 5SO4・2HClについての計算値:C,57.33;H,4.97;N,1 1.14;実測値:C,57.04;H,5.09;N,10.89. 実施例57 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−チエニル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ [3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例57A 7−アミノ−2−(3−チエニル)チエノ[2,3−b]ピラジン−6−カルボ ン酸メチル 脱気したDMF中の、実施例10Cに記載したようにして製造した7−アミノ −2−クロロ−チエノ[2,3−b]ピラジ ン−6−カルボン酸メチル(0.190g)、チオフェン−3−ボロン酸(0. 100g)、Pd(dppf)Cl2(0.032g)及びトリエチルアミン( 0.22mL)の溶液を、95℃に4時間加熱し、冷却し、水中でクエンチし、 1:1Et2O/EtOAc(3×)で抽出した。有機物を水、食塩水で3回洗 浄し、乾燥し(Na2SO4)、濾過し、溶媒を蒸発させて、0.200g(88 %)の標題化合物を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 3.9 5(3H,s),6.23(2H,brs),7.50(1H,dd),7.7 9(1H,dd),8.05(1H,dd),9.00(1H,s). 実施例57B 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−チエニル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ [3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例1Eからの生成物(0.127g、0.46ミリモル)及び実施例57 Aからの生成物(0.13g、0.45ミリモル)を、実施例1Fに記載したよ うにして処理して、0.09 g(36%)の標題化合物を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3(遊 離塩基))δ 9.06(s,1H),8.1(dd, 1H),7.78 ( dd, 1H),7.53 (dd,1H),7.05(t,1H),6.45 (dd,2H),4.13(t,2H),4.01(dd,1H),3.83( m,1H),3.8(s,3H),3.52(m,2H),3.3(m,1H) ,2.72(m,3H),2.45(m,2H),1.85(m,2H),1. 68(m,2H);MS(DCI/NH3)m/e 562(M+H)+;分析 C2827542・HCl・2H2Oについての計算値:C,53.00;H, 5.09;N,11.04;実測値:C,52.78;H,4.84;N,10 .72. 実施例58 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−(3−ピリジル)−ピリド[2’,3’:4,5]チエ ノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン三塩酸塩 実施例3Eからの生成物(0.127g、0.46ミリモル) 及び実施例56Aからの生成物(0.14g、0.49ミリモル)を、実施例1 Fに記載したようにして処理して、0.095g(35%)の標題化合物を得た 。融点238〜241°;1HNMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基)) δ 9.34(d,1H),8.76(d,1H),8.47((1,1H), 8.38(d,1H),7.99(d,1H),7.52(dd,1H),7. 11(t,1H),6.5(d,1H),6.41(d,1H),4.66(d d,1H),4.51(m,2H),4.2(m,1H),3.85(m,1H ),3.78(s,3H),2.83(m,1H),2.64(m,4H),2 .52(m,1H),2.3(m,1H),1.78(m,2H),1.72( m,2H);MS(DCI/NH3)m/e 456(M+H)+;分析C302 95SO4・3HCl・2H2Oについての計算値:C,51.40;H,5.1 8;N,9.99;実測値:C,51.24;H,5.23;N,9.82.実施例59 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−(3−チエニル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チ エノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例3Eからの生成物(0.13g、0.44ミリモル)及び実施例57A からの生成物(0.13g、0.45ミリモル)を、実施例1Fに記載したよう にして処理して、0.045g(17%)の標題化合物を得た。1H NMR( 300MHz,CDCl3(遊離塩基))δ 9.09(s,1H),8.12 (d,1H),7(81,J=d Hz,1H),7.52(dd,1H),7 .11(t,1H),6.51(d,1H),6.42(d,1H),4.52 (dd,1H),4.17(m,2H),4.08(m,1H),3.85(m ,1H),3.8(s,3H),3.2(m,4H),3.1(m,1H),2 .8(m,1H),2.62(m,1H),2.05(m,2H),1.95( m,2H);MS(DCI/NH3)m/e 562(M+H)+実施例60 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−(3−ピリジル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チ エノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例60A 7−アミノ−2−(3−ピリジル)チエノ[2,3−b]ピラジン−6−カルボ ン酸メチル 脱気したDMF(10mL)中の、実施例10Cに記載したようにして製造し た7−アミノ−2−クロロ−チエノ[2,3−b]ピラジン−6−カルボン酸メ チル(0.468g)、ジエチル(3−ピリジル)ボラン(0.293g)、P d(dppf)Cl2(0.157g)及びK2CO3(0.800g)の溶液を 、95℃に1.5時間加熱し、冷却し、飽和NH4Cl中でクエンチし、固体沈 殿物を集め、水で洗浄し、乾燥した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー処理 により精製して、0.44g(80%)の標題化合物を得た。1H NMR(D MSO−d6)δ 3.87(3H,s),7.25(2H, br s),7.6(1H,dd),8.75(2H,m),9.49(1H, s),9.58(1H.m). 実施例60B 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−(3−ピリジル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チ エノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例3Eからの生成物(0.24g、0.87ミリモル)及び実施例60A からの生成物(0.25g、0.87ミリモル)を、実施例1Fに記載したよう にして処理して、0.14g(29%)の標題化合物を得た。融点235〜24 0°;1H NMR(300MHz,CDCl3) δ 1.9(4H,br m ),2.4(4H,br m),3.05(1H,br m),3.10(3H ,br m),3,65(1H,m),3.74(3H,s),4,03(1H ,t),4,19(2H,t),4.40(1H,dd),6.38(1H,d ),6.46(1H,d),7.07(1H,t),7.45(1H,dd), 8.40(1H,dt),8.80(1H,dd), 9.05(1H,s),9.36(1H,d):MS(CI(NH3))m/e 557;分析C292866S・1.75HCl・2.75H2Oについての 計算値:C.51.99;H,5.30:N,12.54:Cl,9.26:実 測値:C,51.78;H,5.12;N,12.20:Cl,9.14. 実施例61 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−ピリジル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ [3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例1Eからの生成物(0.18g、0.65ミリモル)及び実施例60か らの生成物(0.165g、0.58ミリモル)を、実施例1Fに記載したよう にして処理して、0.18g(56%)の標題化合物を得た。融点190〜20 5°;1HNMR(300MHz,CDCl3)δ 1.84(4H,brm), 2.7−3.05(6H,br m),3.5(4H,br m),3.72( 3H,s),3.87(1H,br d),4.10(2H,br m),4. 22(1H,br m), 6.20(1H,br s),6.34(1H,br d),6.93(1H, br t),7.55(1H,dd),8.41(1H,dt),8.80(1 H,dd),9.12(1H,s),9.34(1H,d);MS(CI(NH3 ))m/e 557;分析C292864S・1.7HCl・2.5H2Oにつ いての計算値:C,52.48;H,5.27;N,12.66;Cl,9.0 8;実測値:C,52.21;H,5.11;N,12.42;Cl,8.80 . 実施例62 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−フリル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[ 3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオ二塩酸塩 実施例62A 7−アミノ−2−(3−フリル)チエノ[2,3−b]ピラジン−6−カルボン 酸メチル 実施例10Cに記載したようにして製造した7−アミノ−2−クロロ−チエノ [2,3−b]ピラジン−6−カルボン酸メ チル(0.300g、1.23ミリモル)、β−フランボロン酸(0.207g 、1.85ミリモル)の溶液を、12mLの無水DMF中に溶解させた。この溶 液に、トリエチルアミン(0.26mL、1.85ミリモル、1.5当量)、D PPP(153mg、0.37ミリモル、0.3当量)及びPd(OAc)2( 83mg、0.37ミリモル、0.3当量)を添加し、続いて90℃に2時間加 熱した。溶媒を蒸発させ、得られた残渣をクロマトグラフィー処理(SiO2、 3:1ヘキサン/酢酸エチル)して、生成物を明黄色固体(93mg)として得 た。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 7.02(m,1H),7. 57(t,J=3.0Hz,1H),8.15(m,1H),8.83(s,1 H). 実施例62B 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−12,3,3a,4, 9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル )ブチル]−8−(3−フリル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3 ,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例1Eからの生成物(0.097g、0.35ミリモル) 及び実施例62Aからの生成物(0.073g、0.27ミリモル)、Et3N (0.1mL、0.68ミリモル)及びホスゲン(0.7mL、トルエン中1. 93M溶液、1.4ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、 0.040g(26%)の標題化合物を得た。融点183〜186°;1HNM R(300MHz,DMSO−d6)δ 1.61−1.80(m,5H),2 .70−2.81(m,1H),1.81−2.96(m,2H),3.12− 3.33(m,2H),3.37−3.53(m,1H),3.77−3.93 (m,1H),3.80(s,3H),3.93−4.02(m,2H),4. 02−4.15(m,2H),6.51(d,J=8Hz,1H),6.61( d,J=8Hz,1H),7.14(t,J=8Hz,1H),7.29(d, J=2Hz,1H),7.92(d,J=2Hz,1H),8.66(s,1H ),9.28(s,1H),10.35及び10.55(bs及びbs,1H) ,12.75(bs,1H);MS(CI(NH3))m/e(M+H)+ 54 6;分析C282755S・(HCl)2についての計算値:C,54.37; H,4.73:N,11.32;実測値:C,54.48;H,5.03;N, 11.13. 実施例63 3−[2−((±)−シス−7−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)エチル] −[1]ベンズチエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオ ン塩酸塩 実施例63A (±)−シス−7−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[ 1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール 7−メトキシ−クマリン及びN−メトキシメチル−N−トリメチルシリルメチ ル−ベンジルアミンから、実施例1A〜Cに記載したものと類似の方法で。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.92(br s,1H),2. 60(m,1H),2.81(m,2H),3.17(q,1H),3.29( dd,1H),3.40(dd,1H),3.77(s,3H),3.78(t ,1H),4.10(dd,1H),6.43(d,1H),6.52(dd, 1H),7.03(d,1H).実施例63B 3−[2−((±)−シス−7−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[(3,4−c]ピロール−2−イル)エチル ]−[1]ベンズチエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジ オン塩酸塩 実施例63Aからの生成物(0.41g、2.00ミリモル)、Eur.J. Med.Chem.、第28巻、第499〜504頁(1993年)に記載され た方法によって製造した、N−(2−クロロエチル)−N’−[3−[(2−メ トキシカルボニル)ベンゾチエニル]]−ウレア(0.654g、2.00ミリ モル)及びエチルジイソプロピルアミン(0.44mL、2.5ミリモル)を、 DMSO(3mL)中に溶解させ、反応物を100℃に3時間加熱した。この反 応物を室温に冷却し、10mLの水を添加した。生成物を濾過によって集め、5 0%DMF水溶液から再結晶し、得られた生成物を過剰の、エタノール中の無水 HClで処理した。無水エーテルを添加した後、標題化合物を集め、0.337 gを得た。融点204〜7°;1HNMR(300MHz,DMSO−d6)δ 2.75−2.9(m,1H),2.9−3.2(m,2H),3.4− 3.7(m,3H),3.71(s,3H),3.85−4.4(m,6H), 6.44(dd,J=1,6.57,m Hz,1H),7.10(d,1H) ,7.56(m,1H),7.64(m,1H),8.12(b,1H),8. 41((1,1H),12.68(br s,1H);MS(DCI/NH3) m/e450(M+H)+;分析C2424ClN34Sについての計算値:C, 59.32;H,4.98;N,8.65;実測値:C,59.06;H,5. 06;N,8.45. 実施例64 3−[3−((±)−シス−7−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)プロピル ]−[1]ベンズチエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジ オン塩酸塩 実施例63Aからの生成物(0.41g、2.00ミリモル)、Eur.J. Med.Chem.、第28巻、第499〜504頁(1993年)に記載され た方法によって製造した、N−(3−クロロプロピル)−N’−[3−[(2− メトキシカルボニル)ベンゾチエニル]]−ウレア(0.750g、2.20ミ リモル)を、実施例63に記載したようにして処理して、 0.296gの標題化合物を得た。融点220〜2°;1HNMR(300MH z,DMSO−d6)δ 1.95−2.15(m,2H),2.7−3.0( m,3H),3.1−3.7(m,4H),3.70(s,3H),3.86( m,1H),3.91−4.17(m,4H),6.42(d,1H),6.5 5(dd,J=1,7.56,t Hz,1H),7.64(t,1H),8. 11(d,1H),8.41(d,1H),12.59(br s,1H);M S(DCI/NH3)m/e 464(M+H)+;分析C2426ClN34S ・1/2H2Oについての計算値:C,58.99;H,5.34;N,8.2 5;実測値:C,59.10;H,5.25;N,8.09. 実施例65 3−[2−((±)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)エチル] −[1]ベンズチエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオ ン塩酸塩 実施例65A (±)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[ 1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール 5−メトキシ−クマリン及びN−メトキシメチル−N−トリメチルシリルメチ ル−ベンジルアミンから、実施例1A〜Cに記載したものと類似の方法で。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 2,55(m 1H),2.67( dd,1H),2.80(dd,1H),3.21(q,1H),3.32(d d,1H),3.62(dd,1H),3.70(m,1H),3.81(s, 3H),4.10(dd,1H),6.46(d,1H),6.55(d,1H ),7.17(t,1H). 実施例65B 3−[2−((±)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)エチル] −[1]ベンズチエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオ ン塩酸塩 実施例65Aからの生成物(515mg、2.5ミリモル)、Eur.J.M ed.Chem.、第28巻、第499〜504頁(1993年)に記載された 方法によって製造した、N−(2 −クロロエチル)−N’−[3−[(2−メトキシカルボニル)ベンゾチエニル ]]−ウレア(915mg、2.8ミリモル)及びエチルジイソプロピルアミン (1.0mL)を、実施例63Bに記載したようにして処理して、0.200g (18%)の標題化合物を得た。融点224〜228°;1H NMR(300 MHz,CDCl3(遊離塩基))δ 2.40−2.53(m,2H),2. 56−2.68(m,1H),2.81−3.01(m,2H),3.30(d d,J=7,9Hz,1H),3.43(q,J=8Hz,1H),3.58( t,J=9Hz,1H),3.72(s,3H),3.77(dd,J=9,1 1Hz,1H),4.02(dd,J=5,11Hz,1H),4.35(t, J=7Hz,2H),6.39(d,J=8Hz,1H),6.49(d,J= 8Hz,1H),7.04(t,J=8Hz,1H),7.40(t,J=8H z,1H),7.54(t,J=8Hz,1H),7.88(d,J=8Hz, 1H),8.24(d,J=8Hz,1H);MS(Cl(NH3))m/e( M+H)+450で;分析C242334S・HCl・(H2O)0.5についての 計算値:C,58.24;H,5.09;N,8.49;実測 値:C,57.90;H,4.76;N,8.24. 実施例66 3−[3−((±)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)プロピル ]−[1]ベンズチエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジ オン塩酸塩 実施例65Aからの生成物(500mg、2.4ミリモル)、Eur.J.M ed.Chem.、第28巻、第499〜504頁(1993年)に記載された 方法によって製造した、N−(3−クロロプロピル)−N’−[3−[(2−メ トキシカルボニル)ベンゾチエニル]]−ウレア(1.7g、5.0ミリモル) 及びエチルジイソプロピルアミン(1.0mL)を、実施例63Bに記載したよ うにして処理して、300mg(27%)の標題化合物を得た。融点197〜1 99°;1H NMR(300MHz,CD3OD)δ 2.08−2.20(m ,2H),2.87−3.01(m,1H),3.14−3.45(m,3H) ,3.69(q,J=8Hz,1H),3.77−3.87(m,1H),3. 85(s,3H),3.92(dd,J=7,12Hz,1H),4.02−4 .20(m,5H), 6.51(dd,J=1,8Hz,1H),6.58(dd,J=1,8Hz, 1H),7.11(t,J=8Hz,1H),7.54(t,J=8Hz,1H ),7.60−7.67(m,1H),7.99(d,J=8Hz,1H),8 .18(d,J=8Hz,1H);MS(Cl(NH3))m/e(M+H)+4 64で;分析C252534S・HCl・CH3OHについての計算値:C,5 8.69;H,5.68;N,7.90:実測値:C.58.43;H,5.2 3;N,7.93. 実施例67 3−[2−((±)−シス−6−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)エチル] −[1]ベンズチエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオ ン塩酸塩 実施例67A (±)−シス−6−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[ 1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール 8−メトキシ−クマリン及びN−メトキシメチル−N−トリメチルシリルメチ ル−ベンジルアミンから、実施例1A〜Cに記載したものと類似の方法で。実施例67B 3−[2−((±)−シス−6−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)エチル] −[1]ベンズチエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオ ン塩酸塩 実施例67Aからの生成物(600mg、2.9ミリモル)、Eur.J.M ed.Chem.、第28巻、第499〜504頁(1993年)に記載された 方法によって製造した、N−(2−クロロエチル)−N’−[3−[(2−メト キシカルボニル)ベンゾチエニル]]−ウレア(1.2g、3.7ミリモル)及 びエチルジイソプロピルアミン(1.5mL)を、実施例63Bに記載したよう にして処理して、320mg(24%)の標題化合物を得た。融点251〜25 4°;1H NMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基))δ 2.43−2 .52(m,2H),2.67−2.79(m,1H),2.90(t,J=7 Hz,2H),3.32−3.45(m,2H),3.51(t,J=8Hz, 1H),3.82(dd,J=8,11Hz,1H),3.85(s,3H), 4.13(dd,J=5,9Hz,1H),4.34(t,J=7Hz,2H) ,6.65 −6.72(m,2H),6.81(t,J=8Hz,1H),7.39(t, J=8Hz,1H),7.55(t,J=8Hz,1H),7.88(d,J= 8Hz,1H),8.24(d,J=8Hz,1H);MS(CI(NH3)) m/e(M+H)+450で;分析C242334S・HClについての計算値 :C,59.32;H,4.98;N,8.65:実測値:C,59.18;H ,5.06;N,8.54. 実施例68 3−[3−((±)−シス−6−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)プロピル ]−[1]ベンズチエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジ オン塩酸塩 実施例67Aからの生成物(500mg、2.4ミリモル)、Eur.J.M ed.Chem.、第28巻、第499〜504頁(1993年)に記載された 方法によって製造した、N−(3−クロロプロピル)−N’−[3−[(2−メ トキシカルボニル)ベンゾチエニル]]−ウレア(1.7g、5.0ミリモル) 及びエチルジイソプロピルアミン(1.5mL)を、実施例63Bに記載したよ うにして処理して、610mg(54%) の標題化合物を得た。融点191〜195°;1H NMR(300MHz,C DCl3(遊離塩基))δ 1.95−2.07(m,2H),2.20−2. 34(m,2H),2.57−2.74(m,3H),3.21(dd,J=8 ,9Hz,1H),3.28−3.40(m,2H),3.76(dd,J=8 ,11Hz,1H),3.83(s,3H),4.10(dd,J=5,11H z,1H),4.27(t,J=7Hz,2H),6.61−6.70(m,2 H),6.80(t,J=8Hz,1H),7.47(dd,J=1,8Hz, 1H),7.56(dd,J=1,8Hz,1H),7.88(d,J=8Hz ,1H),8.26(d,J=8Hz,1H);MS(CI(NH3))m/e (M+H)+464で;分析C242534S・HCl・(H2O)0.25について の計算値:C,59.52;H,5.29;N,8.33;実測値:C,59. 17;H,5.22;N.8.24. 実施例69 3−[2−((±)−シス−1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1 ]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)エチル]−[1]ベンズ チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例69A (±)−シス−1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピ ラノ[3,4−c]ピロール クマリン及びN−メトキシメチル−N−トリメチルシリルメチル−ベンジルア ミンから、実施例1A〜Cに記載したものと類似の方法で。 実施例69B 3−[2−((±)−シス−1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1 ]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)エチル]−[1]ベンズ チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例69Aからの生成物(540mg、2.8ミリモル)、Eur.J.M ed.Chem.、第28巻、第499〜504頁(1993年)に記載された 方法によって製造した、N−(2−クロロエチル)−N’−[3−[(2−メト キシカルボニル)ベンゾチエニル]]−ウレア(0.89g、3.6ミリモル) 及びエチルジイソプロピルアミン(1.5mL)を、実施例63Bに記載したよ うにして処理して、410mg(35%)の標題化合物を得た。融点256〜2 57°;1H NMR(300 MHz,CD3OD)δ 3.00−3.13(m,1H),3.23−3.7 0(m,3H),3.58(t,J=6Hz,1H),3.72−3.80(m ,1H),3.87−4.20(m,2H),4.03(dd,J=6,12H z,1H),4.15(dd,J=4,12Hz,1H),4.41(t,J= 6Hz,2H),6.89(dd,J=1,8Hz,1H),6.96−7.0 2(m,1H),7.18(dt,J=2,8Hz,1H),7.25(dd, J=1,8Hz,1H),7.51−7.58(m,1H),7.60−7.6 7(m,1H),7.99(d,J=8Hz,1H),8.18(d,J=8H z,1H);MS(CI(NH3))m/e(M+H)+420で;分析C2321 33S・HClについての計算値:C.60.59;H,4.86;N,9. 22;実測値:C,60.38;H,4.83;N,9.14. 実施例70 3−[4−((±)−シス−1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1 ]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル]−ピリド[2’ ,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジ オン二塩酸塩 実施例70A (±)−シス−2−(4−アミノブチル)−1,2,3,3a4,9b−ヘキサ ヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール 実施例69Aからの生成物(1.0g、5.71ミリモル)を、実施例1D及 び1Eに記載したようにして処理して、1.1g(98%)の標題化合物を得た 。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.4−1.8(m,6H) ,2.20(dd,1H),2.27(t,1H),2.45(m,2H),2 .68−2.80(m,3H),3.19(dd,1H),3.37(m,2H ),3.75(dd,1H),4.07(dd,1H),6.9(m,2H), 7.12(m,1H). 実施例70B 3−[4−((±)−シス−1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1 ]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル]−ピリド[2’ ,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジ オン二塩酸塩 実施例70Aからの生成物(0.24g、1ミリモル)及び3−アミノ−チエ ノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸 メチル(0.30g、1.2ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処 理して、0.20g(44%)の標題化合物を得た。融点203〜205°;1 H NMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基))δ 8.78(d,1H ),8.28(d,1H),8.48(bs,1H),7.52(dd,1H) ,7.13(m,2H),6.92(m,2H),4.08(m,4H),3. 92(m,1H),3.82(m,1H),3.68(q,1H),2.98( m,3H),2.73(m,2H),1.78(m,4H);MS(DCI/N H3)m/e449(M+H)+;分析C242443S・2HCl・H2Oにつ いての計算値:C,53.43;H,5.23;N,10.39;実測値:C, 53.24;H,4.83;N,10.25. 実施例71 3−[4−((±)−トランス−1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ− [1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル]−ピリド[ 2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H) −ジオン塩酸塩 実施例71A (±)−トランス−1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベン ゾピラノ[3,4−c]ピロール 2−メトキシメチル−ケイ皮酸エチル及びN−メトキシメチル−N−トリメチ ルシリルメチル−ベンジルアミンを、実施例3A〜Cに記載したものと類似の方 法で処理した。 実施例71B (±)−トランス−2−(4−アミノブチル)−1,2,3,3a,4,9b− ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール 実施例71Aからの生成物(1.22g、6.97ミリモル)を、実施例1D 及び1Eに記載したようにして処理して、0.58g(34%)の標題化合物を 得た。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.45−1.8(m,6 H),2.29(m,1H),2.60−2.83(m,6H),2.95(m ,2H),3.39(dd,1H),4.12(dd,1H),4.50(dd ,1H),6.83(m,2H),6.91(m,1H),7.13(m,1H ).実施例71C 3−[4−((±)−トランス−1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ− [1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル]−ピリド[ 2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H) −ジオン塩酸塩 実施例71Bからの生成物(0.24g、1.0ミリモル)及び3−アミノ− チエノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(0.35g、1.35 ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、0.18g(38% )の標題化合物を得た。融点>250°;1H NMR(300MHz,CDC l3(遊離塩基))δ 8.78(d,1H),8.3(bs,1H),8.2 9(d,1H),7.53(dd,1H),7.18(t,1H),6.88( m,3H),4.55(dd,1H),4.12(m,3H),4.05(m, 1H),3.51(m,1H),3.23(m,4H),3.08(m,1H) ,2.48(m,1H),1.85(m,4H);MS(DCI/NH3)m/ e 452(M+H)+;分析C242443S・HCl−0.5H2Oについて の計算値:C,58.35: H,5.30;N,11.34;実測値:C,58.43;H,4.97;N, 11.34. 実施例72 3−[4−((±)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b− ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチ ル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4 (1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例72A (±)−トランス−2−9−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒ ドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール 2−メトキシ−6−メトキシメチル−ケイ皮酸エチル及びN−メトキシメチル −N−トリメチルシリルメチル−ベンジルアミンから、実施例3A〜Cに記載し たものと類似の方法で。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 2.07 (brs,1H),2.24(m,1H),2.70(m,2H),2.84( t,1H),3.21(dd,1H),3.77(s,3H),3.83(dd ,1H),4.07(dd,1H), 4.53(dd,1H),6.40(d,1H),6.51(d,1H),7. 06(t,1H). 実施例72B (±)−トランス−2−(4−アミノブチル)−9−メトキシ−1,2,3,3 a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール 実施例72Aからの生成物(1.2g、4.75ミリモル)を、実施例3D〜 Eに記載したようにして処理して、1.0g(64%)の標題化合物を得た。1 H NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.40−1.80(m,4H) ,2.32(m,1H),2.57(t,1H),2.62−2.90(m,4 H),2.95(t,1H),3.60(m,1H),3.78(s,3H), 4.06(dd,1H),4.45(dd,1H),6.40(d,1H),6 .49(d,1H),7.04(t,1H).実施例72C 3−[4−((±)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b− ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチ ル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4 (1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例72Bからの生成物(0.28g、1.0ミリモル)及び3−アミノ− チエノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(0.27g、1.15 ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、0.22g(46% )の標題化合物を得た。融点>250°;1H NMR(300MHz,DMS O−d6(遊離塩基))δ 1.42−1.54(m,2H),1.60−1. 72(m,2H),2.04−2.18(m,1H),2.25−2.89(m ,4H),3.10−3.48(m,3H),3.68(s,3H),3.95 (t,J=7Hz,2H),4.02(dd,J=10,12Hz,1H),4 .39(dd,J=4,10Hz,1H),6.39(dd,J=1,8Hz, 1H),6.44(dd,J=1,8Hz,1H),7.01(t,J=8Hz ,1H),7.64 (dd,J=5,8Hz,1H),8.63(dd,J=1,8Hz,1H), 8.83(dd,J=1,5Hz,1H);MS(DCI(NH3))m/e 479(M+H)+;分析C252644S・2HCl・0.5H2Oについての 計算値:C,53.57;H,5.21;N,10.00;実測値:C,53. 49;H,5.35;N,9.88. 実施例73 3−[4−((±)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル] −ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1 H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例73A (±)−シス−2−(4−アミノブチル)−9−メトキシ−1,2,3,3a, 4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール 5−メトキシクマリン及びN−メトキシメチル−N−トリメチルシリルメチル −ベンジルアミンから、実施例1A〜Cに記載したものと類似の方法で。1H NMR(300MHz,CD Cl3)δ 2.55(m,1H),2.67(dd,1H),2.80(dd ,1H),3.21(q,1H),3.32(dd,1H),3.62(dd, 1H),3.70(m,1H),3.81(s,3H),4.10(dd,1H ),6.46(d,1H),6.55(d,1H),7.17(t,1H). 実施例73B (±)−シス−2−(4−アミノブチル)−9−メトキシ−1,2,3,3a, 4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール 実施例73Aからの生成物(0.2、1.0ミリモル)を、実施例1D〜Eに 記載したようにして処理して、0.08g(29%)の標題化合物を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.65−1.80(m,4H), 2.19(m,1H),2.25(dd,1H),2.42(m,1H),2. 52(t,2H),3.14(dd,1H),3.18−3.30(m,2H) ,3.79(dd,1H),3.80(s,3H),4.04(dd,1H), 6.46(d,1H),6.54(d,1H),7.07(t,1H).実施例73C 3−[4−((±)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル] −ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1 H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例73Bからの生成物(0.28g、1.0ミリモル)及び3−アミノ− チエノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(0.27g、1.15 ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、0.20g(42% )の標題化合物を得た。融点198〜200°;1H NMR(300MHz, CDCl3(遊離塩基))δ 1.56−1.99(m,2H),1.71−1 .83(m,2H),2.26(t,J=9Hz,1H),2.34(dd,J =6,10Hz,1H),2.50−2.70(m,3H),3.26(dd, J=7,10Hz,1H),3.43(q,J=8Hz,1H),3.63(t ,J=8Hz,1H),3.79(s,3H),3.76−3.86(m,1H ),4.01(dd,J=4,11Hz,1H),4.11(t,J=7Hz, 1H), 6.43(d,J=8Hz,1H),6.49(d,J=8Hz,1H),7. 04(t,J=8Hz,1H),7.49(dd,J=4,8Hz,1H),8 .23(dd,J=1,8Hz,1H),8.78(dd,J=1,4Hz,1 H);MS(DCI/NH3)m/e 479(M+H)+;分析C252644 S・2HCl・0.5H2Oについての計算値:C,53.57;H,5.21 ;N,10.00;実測値:C,53.41;H,5.24;N,9.88. 実施例74 3−[4−((±)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b− ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチ ル]−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4 (1H,3H)−ジオン二塩酸塩 Schneller及びClough、J.Het.Chem.第12巻、第 513頁(1975年)の方法によって製造した7−アミノ−チエノ[2,3− b]ピラジン−6−カルボン酸エチル(0.25g、1.0ミリモル)及び実施 例72Bからの生成物(0.28g、1.0ミリモル)を、実施例1Fに記 載したようにして処理して、0.18g(38%)の標題化合物を得た。融点1 93〜195°;1H NMR(300MHz,DMSO−d6(遊離塩基))δ 8.98(d,1H),8.89(d,1H),7.11(t,1H),6. 52((d,1H),6.45(d,1H),4.5(dd,1H),4.2( m,1H),4.1(m,1H),3.92(m,2H),3.73(s,3H ),3.0(m,1H),2.6(m,5H),2.3(m,1H),1.8( m,4H);MS(DCI/NH3)m/e 4809(M+H)+;分析C24255SO4・2HCl・2H2Oについての計算値:C,48.98;H,5. 31;N,11.90;実測値:C,C48.48;H,5.8O;N,11. 94. 実施例75 3−[4−((±)−シス−8−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル] −ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1 H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例75A (±)−シス−2−8−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ −[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール 6−メトキシクマリン及びN−メトキシメチル−N−トリメチルシリルメチル −ベンジルアミンから、実施例1A〜Cに記載したものと類似の方法で。 実施例75B (±)−シス−2−(4−アミノブチル)−8−メトキシ−1,2,3,3a, 4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール 実施例75Aからの生成物(1.0g、4.9ミリモル)を、実施例1D〜E に記載したようにして処理して、0.72g(54%)の標題化合物を得た。 実施例75C 3−[4−((±)−シス−8−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル] −ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1 H,3H)−ジオン二塩酸塩 3−アミノ−チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(0.2 5g、1.07ミリモル)及び実施例75Bからの生成物(0.26g、1.0 ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、0.20g(46% )の標題化合物を得た。融点203〜204°;1H NMR(300MHz, CDCl3(遊離塩基))δ 8.72(dd,1H),8.6(d,1H), 8.38(bs,1H),7.41(dd,1H),6.82(d,1H),6 .71(d(1,1H),6.6(d,1H),4.12(m,4H),3.9 8(m,2H),3.78(m,1H),3.73(s,3H),3.12(m ,2H),3.05(m,1H),2.92(m,1H),2.85(m,1H ),1.82(m,4H);MS(DCI/NH3)m/e 479(M+H)+ ;分析C252644S・2HCl・0.5H2Oについての計算値:C,53 .57;H,5.22;N,10.00;実測値:C,53.81;H,5.0 6;N,9.91.実施例76 3−[4−((±)−シス−8−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル] −ピラシノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4( 1H,3H)−ジオン塩酸塩 Schneller及びClough、J.Het.Chem.第12巻、第 513頁(1975年)の方法によって製造した7−アミノ−チエノ[2,3− b]ピラジン−6−カルボン酸エチル(0.25g、1.05ミリモル)及び実 施例75Bからの生成物(0.28g、1.0ミリモル)を、実施例1Fに記載 したようにして処理して、0.30g(62%)の標題化合物を得た。融点21 8〜220°;1H NMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基))δ 8. 72(m,2H),6.8(d,1H),6.68(dd,1H),6.61( d,1H),4.12(t,2H),4.0(dd,1H),3.82(m,1 H),3.75(s,3H),3.58(m,3H),2.89(m,1H), 2.79(m,2H),2.52(m,2H),1.75(m,4H):MS( DCI/NH3)m/e 480(M+H)+;分析C242554S・HCl・2H2Oについての計算値 :C,52.22;H,5.48;N,12,69;実測値:C,52.68; H,5.22;N,12.63. 実施例77 3−[3−((±)−シス−8−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)プロピル ]−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4( 1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例77A (±)−シス−2−(3−アミノプロピル)−8−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール 実施例75Aからの生成物(1.26g、6.14ミリモル)を、実施例1D 〜Eに記載したものと類似の方法で、0.61mL(7.36ミリモル)の3− ブロモプロピオニトリルで、続いてLiAlH4及びAICl3で処理して、0. 85g(52%)の標題化合物を得た。実施例77B 3−[3−((±)−シス−8−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)プロピル ]−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4( 1H,3H)−ジオン塩酸塩 3−アミノ−チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(0.2 5g、1.07ミリモル)及び実施例78Aからの生成物(0.26g、1.0 ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、0.23g(50% )の標題化合物を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基)) δ 8.64(dd,1H),8.43(dd,1H),8.45(s,1H) ,7.32(dd,1H),6.82(d,1H),6.7(dd,1H),6 .61(d,1H),4.2(m,1H),4.13(t,2H),3.98( m,3H),3.73(m,1H),3.72(s,3H),3.22(m,2 H),3.0(m,1H),2.95(d,1H),2.85(m,1H),2 .48(m,2H);MS(DCI/NH3)m/e 465(M+H)+;分析 C2424 44S・HCl・H2Oについての計算値:C,55.54;H,5.24; N,10.79;実測値:C,55.18;H,4.98;N,10.63. 実施例78 3−[2−((±)−シス−8−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)エチル] −ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1 H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例78A (±)−シス−2−(2−アミノエチル)−8−メトキシ−1,2,3,3a, 4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール 実施例75Aからの生成物(1.0g、4.88ミリモル)を、実施例1D〜 Eに記載したものと類似の方法で、0.34mL(5.36ミリモル)の2−ク ロロアセトニトリルで、続いてLiAlH4及びAlCl3で処理して、0.72 g(59%)の標題化合物を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 2.1(br s,2H),2.25− 2.45(m,2H),2.52−2.65(m,2H),2.72(m,1H ),2.83(t,2H),3.17(dd,1H),3.28−3.45(m ,2H),3.75(dd,1H),3.77(s,3H),4.01(dd, 1H),6.63(d,1H),6.68(dd,1H),6.81(d,1H ). 実施例78B 3−[2−((±)−シス−8−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)エチル] −ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1 H,3H)−ジオン塩酸塩 3−アミノ−チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(0.2 5g、1.07ミリモル)及び実施例78Aからの生成物(0.25g、1.0 ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、0.20g(44% )の標題化合物を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基)) δ 8.7(dd,1H),8.48(dd,1H),8.3(bs,1H), 7.32(dd,1H),6.81(d,1H),6.7(dd,1H),6. 65(d,1H), 4.5−4.7(m,3H),4.0(m,3H),3.76(s,3H),3 .4(m,2H),3.1(m,2H),2.9(m,2H);MS(DCI? NH3)m/e 451(M+H)+;分析C232244S・HCl・0.5H2 Oについての計算値:C,55.70;H,4.88;N,11.30;実測 値:C,55.61;H,4.66;N,11.19. 実施例79 3−[4−((±)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキ サヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル] −6,7−ジメトキシ−キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 2−アミノ−4,5−ジメトキシ安息香酸メチル(0.28g、1.18ミリ モル)及び実施例73Aからの生成物(0.28g、1.0ミリモル)を、実施 例1Fに記載したようにして処理して、中間体ウレアを得、これを20mLのT HF中で1.5mLの1.0M KOtBuで処理して、標題化合物(0.19 g、40%)を得た。融点178〜180°(分解);1H NMR(300M Hz,CDCl3(遊離塩基))δ 7.44(s,1H),7.06(t,1 H),6.48(m,2H), 6.42(s,1H),4.06(m,3H),4,0(m,1H),3.95 (s,3H),3.92(s,3H),3.83(m,1H),3.8(s,3 H),3.48(m,1H),3.2(m,1H),2.58(m,3H),2 .3(m,2H),1.75(m,2H),1.65(m,2H);MS(DC I/NH3)m/e 482(M+H)+;分析C263136・HCl・2H2 Oについての計算値:C,:56.37:H,6.55;N,7.58;実測値 :C,56.61;H,6.30;N,7.47. 実施例80 3−[4−((±)−トランス−1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ− [1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル]−6,7− ジメトキシ−キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 2−アミノ−4,5−ジメトキシ安息香酸メチル(0.27g、1.15ミリ モル)及び実施例71Bからの生成物(0.25g、1.0ミリモル)を、実施 例1Fに記載したようにして処理して、中間体ウレアを得、これを20mLのT HF中で1.5mLの1.0M KOtBuで処理して、標題化合物(0.12 g、 26%)を得た。融点182〜184°;1H NMR(300MHz,CDC l3(遊離塩基))δ 7.41(s,1H),7.18(m,1H),6.8 8(s,1H),6.86(m,2H),6,71(s,1H),4.55(d d,1H),4.18(t,1H),4.08(t,2H),3.95(s,3 H),3.91(s,3H),3.9(m,1H),3.48(m,1H),3 .22(m,4H),3.08(m,1H),2.5(m,1H),1.82( m,4H);MS(DCI/NH3)m/e 452(M+H)+;分析C2529 35・HCl・H2Oについての計算値:C,59.34;H,6.37;N ,8.32;実測値:C,59.12;H,6.21;N,7.82. 実施例81 3−[4−((±)−シス−1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1 ]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル]−6,7−ジメ トキシ−キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 2−アミノ−4,5−ジメトキシ安息香酸メチル(0.27g、1.15ミリ モル)及び実施例70Aからの生成物(0.25 g、1.0ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、中間体ウ レアを得、これを20mLのTHF中で1.5mLの1.0M KOtBuで処 理して、標題化合物(0.18g、39%)を得た。1H NMR(300MH z,CDCl3(遊離塩基))δ 8.3(b s,1H),7.46(s,1 H),7.08(m,2H),6.88(m,2H),6.39(s,1H), 4.08(m,3H),3.96(s,3H),3.94(s,3H),3.7 2(m,1H),3.38(m,2H),3.21(m,1H),2.72(m ,1H),2.52(m,2H),2.28(m,2H),1.75(m,2H ),1.62(m,2H);MS(DCI/NH3)m/e452(M+H)+; 分析C252935・HCl・2H2Oについての計算値:C,57.19,; H,6.1;N,8.00;実測値:C,56.63;H,6.08;N,7. 51. 実施例82 3−[4−((±)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4,9b− ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[34−c]ピロール−2−イル)ブチル ]−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 2−アミノ−4,5−ジメトキシ安息香酸メチル(0.28g、1.18ミリ モル)及び実施例72Aからの生成物(0.28g、1.0ミリモル)を、実施 例1Fに記載したようにして処理して、中間体ウレアを得、これを20mLのT HF中で1.5mLの1.0M KOtBuで処理して、標題化合物(0.38 g、79%)を得た。融点189〜191°;1H NMR(300MHz,C DCl3(遊離塩基))δ 7.44(s,1H),7.05(t,1H),6 .49(d,1H),6.41(s,1H),6.39(d,1H),4.44 (dd,1H),4.1(m,3H),3.96(s,3H),3.93(s, 3H),3.76(s,3H),3.6(m,1H),2.99(t,1H), 2.78(m,4H),2.58(t,1H),2.3(m,1H),1.75 (m,2H),1.65(m,2H);MS(DCI/NH3)m/e482( M+H)+;分析C263136・2HCl・2H2Oについての計算値:C,5 2.89;H,6.32;N,7.12;実測値:C,52.89;H,5.9 9;N,7.02.実施例83 3−[3−((±)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4a,5,10 b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリド−3−イ ル)プロピル]−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジ オン塩酸塩 実施例83A (±)−トランス−N−ベンジル−3−カルボエトキシ−4−(2−メトキシ− 6−メトキシメチル)フェニル−ピペリジン−2,5−ジオン 2−メトキシ−6−メトキシメチル−ケイ皮酸エチル(13.2g、59.7 ミリモル)を、Faruk及びMartinの米国特許第4,902,801号 の方法に従って、N−ベンジルアミドマロン酸エチルで処理して、標題化合物( 8.34g、38%)を得た。1H NMR(300MHz,DMSO)δ7. 47−7.24(m,5H),7.19(dd,1H),6.71(d,1H) ,6.68(d,1H),5.19(dd,2H),4.88(s,2H),4 .70(d,2H),4.25(dt,1H),3.90(dq,2H),3. 78(S,3H),3.41(dd,1H),3.40(s,3H),2.63 (dd,1H),0.87(t,3H).MS(DCT/NH3)m/e 44 2(M+H)+実施例83B (±)−トランス−N−ベンジル−3−クロロメチル−4−(2−ヒドロキシ− 6−メトキシ)フェニル−ピペリジン THF(250mL)中のLiAlH4(2.45g、64.6ミリモル)の 溶液に、0℃で、THF(50mL)中の実施例83Aからの生成物(9.50 g、21.5ミリモル)の溶液を滴下により添加した。この反応物を室温に加温 し、次いで3時間還流させた。この反応物を0℃に冷却し、水(4mL)、1M NaOH(4mL)及び水(10mL)を引き続いて添加することによってク エンチし、1時間撹拌した。この混合物をセライトのパッドを通して濾過し、E tOAc(500mL)で洗浄した。有機層をMgSO4で乾燥し、真空濃縮し て、8.0gの透明な油を得た。この油をメタノール(250mL)及び濃HC l(15mL)中に入れ、還流下に6時間撹拌した。この混合物を冷却し、真空 濃縮し、残渣をEtOAcとNaHCO3の飽和溶液との間に分配させた。層を 分離し、水層を2×EtOAcで抽出した。一緒にした有機層をMgSO4で乾 燥し、 真空濃縮して、7.0gの透明な油を得た。CCl4(75mL)及びCH3CN (75mL)中のこの油の溶液に、トリフェニルホスフィン(11.3g、43 .1ミリモノレ)を添加し、この溶液を1時間還流させた。この混合物を冷却し 、真空濃縮し、残渣をNH3飽和35%EtOAC/ヘキサンを使用しSiO2上 でクロマトグラフィー処理して、標題化合物(5.30g、71%)を得た。1 H NMR(300MHz,DMSO)δ 9.32(br s 1H),7. 35−7.22(m,5H),6.96(dd,1H),6.44(br d, 2H),3.72(s,3H),3.51(dd,2H),3.26(m,1H ),3.16(m,2H),2.98(dt,1H),2.85(m,2H), 2.24(m,1H),1.93(m,1H),1.78(m,1H),1.3 9(m,1H).MS(DCI/NH3)m/e 346(M+H)+実施例83C (±)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4a,5,10b−ヘキサヒ ドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリジン THF(125mL)中の実施例83Bからの生成物 (5.30g、15.3ミリモル)の溶液に、カリウムt−ブトキシドの1.0 M溶液(16mL)を添加し、この反応物を2時間還流させた。この反応物を冷 却し、水中に注ぎ、3×EtOACで抽出した。抽出液をMgSO4で乾燥し、 真空濃縮して、4.7gの透明な油を得た。MeOH(125mL)中のこの油 及び炭素上10%Pd(2g)の溶液に、ギ酸アンモニウム(4.7g、75ミ リモル)を添加し、反応物を2時間還流させた。この反応混合物を冷却し、セラ イトの小さいパッドを通して濾過し、EtOAc(200mL)で洗浄した。濾 液をNa2SO4で乾燥し、真空濃縮して、標題化合物(3.01g、90%)を 得た。1H NMR(300MHz,DMSO)δ 7.02(dd,1H), 6.48(d,1H),6.36(d,1H),4.03(dd,1H),3. 72(s,3H),3.55(dd,1H),3.01(m,1H),2.94 (dd,1H),2.83(ddd,1H),2.62(dt,1H),2.5 1(dt,1H),2.29(t,1H),1.64(ddt,1H),1.0 5(ddd,1H).Ms(DCI/NH3)m/e 220(M+H)+実施例83D (±)−トランス−3−(2−シアノエチル)−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリジン アセトニトリル(4mL)中の、実施例83Cからの生成物(340mg、1 .55ミリモル)、3−ブロモプロピオニトリル(193μL、2.33ミリモ ル)及びエチルジイソプロピルアミン(675μL、3.88ミリモル)の混合 物を、18時間還流させた。この反応物を冷却し、EtOAcと1MNaOHと の間に分配させた。有機層をMgSO4で乾燥し、溶媒を真空濃縮し、粗製生成 物を、EtOAcを使用しSiO2上でクロマトグラフィー処理して、標題化合 物(0.335g、79%)を得た。1H NMR(300MHz,DMSO) δ7.03(dd,1H),6.49(d,1H),6.38(d,1H),4 .08(dd,1H),3.73(s,3H),3.62(t,1H),3.0 4−2.86(m,3H),2.65(m,4H),2.41(m,1H),2 .16(m,1H),1.81(m,2H),1.18(m,1H).MS(D CI/NH3)m/e 273(M+H)+実施例83E (±)−トランス−3−(3−アミノプロピル)−10−メトキシ−1,3,4 ,4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c ]ピリジン 実施例83Dからの生成物(355mg、1.30ミリモル)を、実施例1E に記載した方法によって、7.5当量のLiAlH4及び2.5当量のAlCl3 で処理して、標題化合物(0.347g、96%)を得た。1H NMR(30 0MHz,DMSO)δ 7.02(dd,1H),6.48(d,1H),6 .37(d,1H),4.08(dd,1H),3.73(s,3H),3.6 2(t,1H),2.96(m,2H),2.89(m,1H),2.57(m ,2H),2.39(m,1H),2.33(m,2H),2.01(dt,1 H),1.77(m,1H),1.66(t,1H),1.51(m,2H), 1.17(m,1H).MS(DCI/NH3)m/e 277(M+H)+実施例83F 3−[3−((±)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4a,5,10 b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリド−3−イ ル)プロピル]−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジ オン塩酸塩 2−アミノ−4,5−ジメトキシ安息香酸メチル(258mg、1.09ミリ モル)及び実施例83Eからの生成物(250mg、0.905ミリモル)を、 実施例1Fに記載したようにして処理して、標題化合物(347mg、71%) を得た。融点230℃;1H NMR(300MHz,DMSO)δ 11.3 5(s,1H),10.61(br s,1H),7.31(s,1H),7. 08(t,1H),6.74(s,1H),6.54(d,1H),6.42( d,1H),4.13(dd,1H),3.98(m,2H),3.84(s, 3H),3.81(s,3H),3.75(s,3H),3.63(m,1H) ,3.58(m,2H),3.10(m,4H),2.84(m,1H),2. 76(m,1H),2.24(m,1H),2.19(m,2H),1.57( m,1H).MS(DCI/NH3)m/e 482(M+H)+.分析C2631 36・ 1.6HClについての計算値:C,57.85;H,6.09;N,7.78 ;実測値:C,57.73;H,5.99;N,7.57. 実施例84 3−[3−((±)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4a,5,10 b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリド−3−イ ル)プロピル]−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジ ン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 3−アミノ−チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(254 mg、1.09ミリモル)及び実施例83Eからの生成物(250mg、0.9 04ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、標題化合物(2 81mg、59%)を得た。融点>300℃;1H NMR(300MHz,D MSO)δ 12.80(s,1H),10.44(br s,1H),8.8 3(d,1H),8.78(d,1H),7.67(dd,1H),7.09( t,1H),6.53(d,1H),6.42(d,1H),4.14(dd, 1H),4.03(m,2H),3.76(s,3H),3.64(m, 1H),3.59(m,2H),3.24−3.02(m,4H),2.85( m,1H),2.76(m,1H),2.22(m,1H),2.13(m,2 H),1.53(m,1H).MS(DCI/NH3)m/e 479(M+H )+;分析C252644S・1.35HClについての計算値:C,56.8 9;H,5.22:N,10.62;実測値:C,57.03;H,5.06; N,10.45. 実施例85 3−[4−((±)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4a,5,10 b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリド−3−イ ル)ブチル]−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン −2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例85A (±)−トランス−3−(3−シアノプロピル)−10−メトキシ−1,3,4 ,4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c ]ピリジン 実施例83Cからの生成物(380mg、1.73ミリモル)を、実施例83 Dに記載した方法によって、1.5当量の4− ブロモブチロニトリル及び2.5当量のエチルジイソプロピルアミンで処理して 、標題化合物(0.38g、71%)を得た。1H NMR(300MHz,D MSO)δ 7.03(dd,1H),6.49(d,1H),6.38(d, 1H),4.09(dd,1H),3.73(s,3H),3.62(t,1H ),2.93(m,3H),2.39(m,2H),2.08(m,1H),1 .74(m,3H),1.30(m,1H).MS(DCI/NH3)m/e 287(M+H)+実施例85B (±)−トランス−3−(4−アミノブチル)−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリジン 実施例85Aからの生成物(380mg、1.33ミリモル)を、実施例83 Eに記載した方法によって、7.5当量のLiAlH4及び2.5当量のAlC l3で処理して、標題化合物(0.358g、93%)を得た。1H NMR(3 00MHz,DMSO)δ 7.02(dd,1H),6.48(d,1H), 6.37(d,1H),4.08(dd,1H),3.73(s,3H),3. 62(t,1H),2.97(m, 2H),2.89(m,1H),2.53(m,2H),2.38(m,1H) ,2.29(m,2H),2.01(dt,1H),1.78(m,1H),1 .67(t,1H),1.46(m,2H),1.34(m,2H),1.18 (m,1H).MS(DCI/NH3)m/e 291(M+H)+実施例85C 3−[4−((±)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4a,5,10 b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリド−3−イ ル)ブチル]−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン −2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 3−アミノ−チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(0.1 94g、1.09ミリモル)及び実施例85Bからの生成物(0.200g、0 .69ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、標題化合物( 0.245g、59%)を得た。融点251〜4℃;1H NMR(300MH z,DMSO)δ 12.72(s,1H),10.76(br s,1H), 8.77(d,1H),8.74(d,1H),7.61(dd,1H),7. 04(t,1H), 6.50(d,1H),6.38(d,1H),4.12(dd,1H),3. 92(t,2H),3.71(s,3H),3.62(t,1H),3.52( m,2H),3.06(m,4H),2.78(m,2H),2.25(m,1 H),1.76(m,2H),1.64(m,2H),1.54(m,1H). MS(DCI/NH3)m/e 493(M+H)+;分析C262844S・2 HClについての計算値:C,51.88;H,5.19;N,9.31;実測 値:C,52.24;H,5.52;.N,9.32. 実施例86 3−[4−((±)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4a,5,10 b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリド−3−イ ル)ブチル]−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオ ン塩酸塩 2−アミノ−4,5−ジメトキシ安息香酸メチル(0.196g、0.83ミ リモル)及び実施例85Bからの生成物(0.200g、0.69ミリモル)を 、実施例1Fに記載したようにして処理して、標題化合物(0.140g、37 %)を得た。融点220℃;1H NMR(300MHz,DMSO)δ 11 .27 (s,1H),10.54(br s,1H),7.25(s,1H),7.0 4(t,1H),6.68(s,1H),6.50(d,1H),6.39(d ,1H),4.12(dd,1H),3.87(t,2H),3.79(s,3 H),3.76(s,3H),3.71(s,3H),3.62(t,1H), 3.62(m,2H),3.06(m,4H),2.76(m,2H),2.2 1(m,1H),1.71(m,2H),1.59(m,2H),1.51(m ,1H).MS(DCI/NH3)m/e 496(M+H)+;分析C273336・1.4HClについての計算値:C,59.37;H,6.35;N,7 .69;実測値:C,59.36;H,6.56;N,7.57. 実施例87 3−[4−((±)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4a,5,10 b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリド−3−イ ル)ブチル]−[1]ベンゾチエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H, 3H)−ジオン塩酸塩 3−アミノ−ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸メチル(0.143g 、58ミリモル)及び実施例85Bからの生 成物(0.14g、0.48ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処 理して、標題化合物(0.121g、48%)を得た。融点>305℃;1H NMR(300MHz,DMSO)δ 12.56(s,1H),10.44( br s,1H),8.37(d,1H),8.07(d,1H),7.60( t,1H),7.52(t,1H),7.04(t,1H),6.50(d,1 H),6.38(d,1H),4.12(dd,1H),3.93(t,2H) ,3.71(s,3H),3.62(t,1H),3.53(m,2H),3. 06(m,4H),2.77(m,2H),2.20(m,1H),1.76( m,2H),1.65(m,2H),1.52(m,1H).MS(DCI/N H3)m/e 492(M+H)+;分析C272934S・HClについての計 算値:C,61.41;H,5.73;N,7.96;実測値:C,61.16 ;H,5,48;N,7.79.実施例88 3−[4−((±)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4a,5,10 b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリド−3−イ ル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン −2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 3−アミノ−チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(0.1 35g、0.58ミリモル)及び実施例85Bからの生成物(0.14g、0. 48ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、標題化合物(0 .15g、54%)を得た。融点>325℃;1H NMR(300MHz,D MSO)δ 12.68(s,1H),10.65(br s,1H),8.8 5(d,1H),8,66(d,1H),7.68(dd,1H),7.09( t,1H),6,54(d,1H),6.42(d,1H),4.17(dd, 1H),3.97(t,2H),3.76(s,3H),3.67(t,1H) ,3.58(m,2H),3.11(m,4H),2.81(m,2H),2. 28(m,1H),1.79(m,2H),1.69(m,2H),1.58( m,1H).MS (DCI/NH3)m/e 493(M+H)+;分析C262844S・2HC l・0.5H2Oについての計算値:C,54.36;H,5.44;N,9. 75.実測値:C,54.25;H,5.59;N,9.68. 実施例89 3−[3−((±)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4a,5,10 b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリド−3−イ ル)プロピル]−[1]ベンゾチエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H ,3H)−ジオン塩酸塩 3−アミノ−ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸メチル(0.177g 、0.72ミリモル)及び実施例83Eからの生成物(0.165g、0.60 ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、標題化合物(0.1 87g、61%)を得た。融点>300℃;1H NMR(300MHz,DM SO)δ 12.65(s,1H),10.41(br s,1H),8.43 (d,1H),8.13(d,1H),7.66(t,1H),7.57(t, 1H),7.08(t,1H),6.54(d,1H),6.42(d,1H) , 4.14(dd,1H),4.02(m,2H),3.76(s,3H),3. 63(m,1H),3.59(m,2H),3.22−3.03(m,4H), 2.86(m,1H),2.77(m,1H),2.22(m,1H),2.1 3(m,2H),1.54(m,1H).MS(DCI/NH3)m/e478 (M+H)+.分析C262734S・1.0HClについての計算値:C,6 0.75;H,5.49;N,8.17.実測値:C,60.48;H,5.5 0;N,8.02. 実施例90 3−[2−((±)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4a,5,10 b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリド−3−イ ル)エチル]−[1]ベンゾチエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H, 3H)−ジオン塩酸塩 実施例90A (±)−トランス−3−(シアノメチル)−10−メトキシ−1,3,4,4a ,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリ ジン アセトン(20mL)及び水(2mL)中の、実施例83Cからの生成物(0 .80g、3.65ミリモル)及びK2CO3(1.21g、8.8ミリモル)の 溶液に、クロロアセトニトリル(278μL、4.4ミリモル)を添加し、この 溶液を還流下で18時間撹拌した。この反応物を冷却し、食塩水の中に注ぎ、溶 液を3×EtOAcで抽出し、一緒にした抽出液をMgSO4で乾燥した。溶媒 を真空濃縮し、粗製生成物を30%EtOAc/ヘキサンを使用しSiO2上で クロマトグラフィー処理して、標題化合物(0.55g、58%)を得た。1H NMR(300MHz,DMSO)δ 7.04(dd,1H),6.50( d,1H),6.38(d,1H),4.08(dd,1H),3.74(s, 3H),3.68(t,1H),2.91(m,2H),2.39(ddt,2 H),2.03(m,1H),1.83(m,1H),1.24(m,1H). MS(DCI/NH3)m/e 259(M+H)+実施例90B (±)−トランス−3−(2−アミノエチル)−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリジン Et2O(25mL)中のLiAlH4(285mg、7.50ミリモル)の溶 液に、Et2O(10mL)中のAlCl3(333mg、2.50ミリモル)の 溶液を滴下により添加し、反応物を10分間撹拌した。THF(10mL)中の 実施例90Aからの生成物(259mg、1.00ミリモル)の溶液を、注射器 を通して添加し、反応物を1時間撹拌した。この反応物を0℃に冷却し、水(2 mL)、1M NaOH(4mL)及び水(4mL)を引き続いて添加すること によってクエンチし、1時間撹拌した。この混合物をセライトのパッドを通して 濾過し、EtOAc(100mL)及びCHCl3(100mL)で洗浄した。 有機層を食塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、真空濃縮して、標題化合物(0 .225g、86%)を得た。1H NMR(300MHz,DMSO)δ 7 .02(dd,1H),6.49(d,1H),6.38(d,1H),4.0 8(dd,1H),3.73(s,3H),3.61(t,1H),2.93( m,2H),2.89(m,1H),2.53(m,2H),2.39(m,1 H),2.33(m,2H),2.07(dt,1H),1.79(m,1H) ,1.62(m,2H),1.19(m,1H).MS(DCI/NH3)m/ e 263(M+H)+実施例90C 3−[2−((±)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4a,5,10 b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリド−3−イ ル)エチル]−[1]ベンゾチエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H, 3H)−ジオン塩酸塩 3−アミノ−ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸メチル(0.158g 、0.64ミリモル)及び実施例90Bからの生成物(0.140g、0.53 ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、標題化合物(0.1 43g、54%)を得た。融点>305℃;1H NMR(300MHz,DM SO)δ 12.74(s,1H),10.34(s,1H),8.42(d, 1H),8.12(d,1H),7.67(dd,1H),7.58(dd,1 H),7.09(dd,1H),6.55(d,1H),6.43(d,1H) ,4.34(m,2H),4.15(dd,1H),3.85(m,2H),3 .76(s,3H),3.71(t,1H),3.42(m,2H),3.15 (m,2H),2.98(m,1H),2.82(m,1H),2.20(m, 1H),1.54(m, 1H).MS(DCI/NH3)m/e 464(M+H)+;分析C25253 4S・HClについての計算値:C,60.05;H,5.24;N,8.4 0.実測値:C,59.68;H,5.21;N,8.25. 実施例91 3−[2−((±)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4a,5,10 b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリド−3−イ ル)エチル]−6,7−ジメトキシ−キナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオ ン塩酸塩 2−アミノ−4,5−ジメトキシ安息香酸メチル(0.152g、0.64ミ リモル)及び実施例90Bからの生成物(0.140g、0.53ミリモル)を 、実施例1Fに記載したようにして処理して、標題化合物(0.060g、22 %)を得た。融点291〜2℃;1H NMR(300MHz,DMSO)δ 11.44(s,1H),10.09(s,1H),7.30(s,1H),7 .09(dd,1H),6.72(s,1H),6.55(d,1H),6.4 2(d,1H),4.30(m,2H),4.14(dd,1H),3.85( m,2H),3.84(s,3H),3.79(s,3H),3.75(s, 3H),3.71(t,1H),3.42(m,2H),3.15(m,2H) ,2.95(m,1H),2.81(m,1H),2.16(m,1H),1. 50(m,1H).MS(DCI/NH3)m/e 468(M+H)+;分析C242936・1.25HClについての計算値:C.58.52;H,5.9 4;N,8.19.実測値:C,58.79;H,6.00;N,8.01. 実施例92 3−[3−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)プロピル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例92A (4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4a,5,1 0b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリジン−4 −メチルカルバメート及び(4aR,10bS)−トランス−10−メトキシ− 1,3,4,4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[ 3,4−c]ピリジン−4−メチルカルバメート CH2Cl2(200mL)中の、実施例83Cからの生成物(3.16g、1 4.41ミリモル)及びエチルジイソプロピルアミン(5.02mL、28.8 ミリモル)の溶液に、0℃で(+)−クロロギ酸メンチル(3.71mL、17 .3ミリモル)を添加した。この反応物を23℃に加温し、3時間撹拌した。次 いで、この反応物を1M NaOHの中に注ぎ、層を分離し、水層を3×Et2 Oで抽出した。一緒にした有機層をMgSO4で乾燥した。溶媒を真空濃縮し、 粗製生成物を10%EtOAc/ヘキサンを使用しSiO2上でクロマトグラフ ィー処理して、ジアステレオマーの混合物(5.301g、92%)を得た。2 種のジアステレオマーのこの1:1混合物を、分取キラルHLPCカラムで分雌 した。1H NMR(300MHz,DMSO)δ 7.04(dd,1H), 6.50(d,1H),6.39(d,1H),4.46(m,1H),4.1 0(m,3H),3.74(s,3H),3.61(t,1H),2.94(m ,2H),2.63(m,2H),1.89(m,2H),1.83(m,1H ),1.62(m,3H),1.41(m,1H),1.36(m,1H),1 .00(m,4H),0.87(m,6H),0.72(m,3H).MS(D CI/N H3)m/e 402(M+H)+実施例92B (4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4a,5,1 0b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリジン THF(125mL)中の、実施例92Aからのより遅く移動するジアステレ オマーである(4aS,10bR)(2.38g、5.93ミリモル)の溶液に 、0℃で、1.6M n−BuLiの溶液(15.0mL、24.0ミリモル) を滴下により添加し、反応物を15分間撹拌した。この反応物を1M NaOH でクエンチし、食塩水の中に注ぎ、3×EtOAc及び2×CH2Cl2で抽出し た。一緒にした抽出液をNa2SO4で乾燥し、溶媒を真空濃縮し、粗製生成物を NH3飽和5%MeOH/CH2Cl2を使用しSiO2上でクロマトグラフィー処 理して、標題化合物(1.07g、82%)を得た。1H NMR(300MH z,DMSO)δ 7.02(dd,1H),6.48(d,1H),6.36 (d,1H),4.03(dd,1H),3.72(s,3H),3.55(d d,1H),3.01(m,1H),2.94(dd,1H),2.83(dd d, 1H),2.62(dt,1H),2.51(dt,1H),2.29(t,1 H),1.64(ddt,1H),1.05(ddd,1H).MS(DCI/ NH3)m/e 220(M+H)+実施例92C (4aS,10bR)−トランス−3−(3−アミノプロピル)−10−メトキ シ−1,3,4,4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラ ノ[3,4−c]ピリジン 実施例92Bからの生成物を、実施例83D及び83Eに記載したようにして 処理して、標題化合物を得た。1H NMR(300MHz,DMSO)δ 7 .02(dd,1H),6.48(d,1H),6.37(d,1H),4.0 8(dd,1H),3.73(s,3H),3.62(t,1H),2.96( m,2H),2.89(m,1H),2.57(m,2H),2.39(m,1 H),2.33(m,2H),2.01(dt,1H),1.77(m,1H) ,1.66(t,1H),1.51(m,2H),1.17(m,1H).MS (DCI/NH3)m/e 277(M+H)+実施例92D 3−[3−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)プロピル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 3−アミノ−チエノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(107 mg、0.456ミリモル)及び実施例92Cからの生成物(105mg、0. 380ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、標題化合物( 135mg、64%)を得た。融点235℃;1H NMR(300MHz,D MSO)δ 12.72(s,1H),10.66(br s,1H),8.8 6(d,1H),8.68(d,1H),7.68(dd,1H),7.09( t,1H),6.53(d,1H),6.41(d,1H),4.14(dd, 1H),4.00(m,2H),3.76(s,3H),3.63(m,1H) ,3.59(m,2H),3.21−3.03(m,4H),2.86(m,1 H),2.76(m,1H),2.28(m,1H),2.12(m,2H), 1.56(m,1H).MS(DCI/NH3) m/e 479(M+H)+;分析C252644S・2.0HCl・0.5H2 Oについての計算値:C,53.57;H,5.22;N.10.00.実測値 :C,53.35;H,5.05;N,9.92.[α]D 25.0 =−79.4 °. 実施例93 3−[3−((4aR,10bS)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)プロピル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例93A (4aR,10bS)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4a,5,1 0b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリジン THF(125mL)中の、実施例92Aからのより速く移動するジアステレ オマーてある(4aR,10bS)(2.27g、5.74ミリモル)の溶液に 、0℃で、1.6M n−BuLiの溶液(15.0mL、24.0ミリモル) を滴下により添加し、反応物を15分間撹拌した。この反応物を1M NaOHでクエンチし、食塩水の中に注ぎ、3×EtOAc及び2×CH2Cl2 で抽出した。一緒にした抽出液をNa2SO4で乾燥し、溶媒を真空濃縮し、粗製 生成物をNH3飽和5%MeOH/CH2Cl2を使用しSiO2上でクロマトグラ フィー処理して、標題化合物(0.96g、80%)を得た。1H NMR(3 00MHz,DMSO)δ 7.02(dd,1H),6.48(d,1H), 6.36(d,1H),4.03(dd,1H),3.72(s,3H),3. 55(dd,1H),3.01(m,1H),2.94(dd,1H),2.8 3(ddd,1H),2.62(dt,1H),2.51(dt,1H),2. 29(t,1H),1.64(ddt,1H),1.05(ddd,1H).M S(DCI/NH3)m/e 220(M+H)+実施例93B (4aR,10bS)−トランス−3−(3−アミノプロピル)−10−メトキ シ−1,3,4,4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラ ノ[3,4−c]ピリジン 実施例93Aからの生成物を、実施例83D及び83Eに記載したようにして 処理して、標題化合物を得た。1H NMR (300MHz,DMSO)δ 7.02(dd,1H),6.48(d,1H ),6.37(d,1H),4.08(dd,1H),3.73(s,3H), 3.62(t,1H),2.96(m,2H),2.89(m,1H),2.5 7(m,2H),2.39(m,1H),2.33(m,2H),2.01(d t,1H),1.77(m,1H),1.66(t,1H),1.51(m,2 H),1.17(m,1H).MS(DCl/NH3)m/e 277(M+H )+実施例93C 3−[3−((4aR,10bS)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)プロピル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 3−アミノ−チエノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(0.1 16g、0.495ミリモル)及び実施例93Bからの生成物(0.114g、 0.413ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、標題化合 物(0.091g、39%)を得た。融点235℃;1H NMR (300MHz,DMSO)δ 12.72(s,1H),10.66(br s,1H),8.86(d,1H),8.68(d,1H),7.68(dd, 1H),7.09(t,1H),6.53(d,1H),6.41(d,1H) ,4.14(dd,1H),4.00(m,2H),3.76(s,3H),3 .63(m,1H),3.59(m,2H),3.21−3.03(m,4H) ,2.86(m,1H),2.76(m,1H),2.28(m,1H),2. 12(m,2H),1.56(m,1H).MS(DCI/NH3)m/e 4 79(M+H)+;分析C252644S・2.0HCl・H2Oについての計算 値:C,52.73;H,5.31;N.9.84.実測値:C,52.59; H,5.04;N,9.75.[α]D 25.0 =+77.7°. 実施例94 3−[4−((4aR,10bS)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例94A (4aR,10bS)−トランス−3−(4−アミノブチル)−10−メトキシ −1,3,4,4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ [3,4−c]ピリジン 実施例93Aからの生成物を、実施例85A及び85Bに記載したようにして 処理して、標題化合物を得た。1H NMR(300MHz,DMSO)δ 7 .02(dd,1H),6.48(d,1H),6.37(d,1H),4.0 8(dd,1H),3.73(s,3H),3.62(t,1H),2.97( m,2H),2.89(m,1H),2.53(m,2H),2.38(m,1 H),2.29(m,2H),2.01(dt,1H),1.78(m,1H) ,1.67(t,1H),1.46(m,2H),1.34(m,2H),1. 18(m,1H).MS(DCI/NH3)m/e 291(M+H)+実施例94B 3−[4−((4aR,10bS)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 3−アミノ−チエノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(0.0 87g、0.372ミリモル)及び実施例94Aからの生成物(0.090g、 0.310ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、標題化合 物(0.080g、43%)を得た。1H NMR(300MHz,DMSO) δ 12.68(s,1H),10.65(br s,1H),8.85(d, 1H),8.66(d,1H),7.68(dd,1H),7.09(t,1H ),6.54(d,1H),6.42(d,1H),4.17(dd,1H), 3.97(t,2H),3.76(s,3H),3..67(t,1H),3. 58(m,2H),3.11(m,4H),2.81(m,2H),2.28( m,1H),1.79(m,2H),1.69(m,2H),1.58(m,1 H).MS (DCI/NH3)m/e 493(M+H)+;分析C262844S・2.0 HCl・2.0H2Oについての計算値:C,51.92;H,5.70;N, 9.31.実測値:C,52.27;H,5.56;N,9.24.[α]D 25. 0 =+83.2°. 実施例95 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例95A (4aS,10bR)−トランス−3−(4−アミノブチル)−10−メトキシ −1,3,4,4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ [3,4−c]ピリジン 実施例92Bからの生成物を、実施例85A及び85Bに記載したようにして 処理して、標題化合物を得た。1H NMR(300MHz,DMSO)δ 7 .02(dd,1H),6.48(d,1H),6.37(d,1H),4.0 8 (dd,1H),3.73(s,3H),3.62(t,1H),2.97(m ,2H),2.89(m,1H),2.53(m,2H),2.38(m,1H ),2.29(m,2H),2.01(dt,1H),1.78(m,1H), 1.67(t,1H),1.46(m,2H),1.34(m,2H),1.1 8(m,1H).MS(DCI/NH3)m/e 291(M+H)+実施例95B 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 3−アミノ−チエノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(0.0 97g、0.413ミリモル)及び実施例95Aからの生成物(0.100g、 0.344ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、標題化合 物(0.114g、55%)を得た。1H NMR(300MHz,DMSO) δ 12.68(s,1H),10.65(br s, 1H),8.85(d,1H),8.66(d,1H),7.68(dd,1H ),7.09(t,1H),6.54(d,1H),6.42(d,1H),4 .17(dd, 1H),3.97(t,2H),3.76(s,3H),3. 67(t,1H),3.58(m,2H),3.11(m,4H),2.81( m,2H),2.28(m,1H),1.79(m,2H),1.69(m,2 H),1.58(m,1H).MS(DCI/NH3)m/e 493(M+H )+;分析C262844S・2.0HCl・2.0H2Oについての計算値:C ,51.92;H,5.70;N,9.31.実測値:C,51.48;H,5 .62;N,9.05.[α]D 25.0 =−82.4°. 実施例96 3−[4−((4aR,10bS)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−8−クロロ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チ エノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例10Cからの生成物(0.106g、0.372ミリモル)及び実施例 94Aからの生成物(0.090g、0.310 ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、標題化合物(0.0 20g、11%)を得た。融点253〜4℃.1H NMR(300MHz,D MSO)δ 12.92(s,1H),10.45(br s,1H),9.0 2(s,1H),7.09(t,1H),6.54(d,1H),6.42(d ,1H),4.17(dd,1H),3.97(t,2H),3.76(s,3 H),3.67(t,1H),3.57(m,2H),3.11(m,4H), 2.81(m,2H),2.25(m,1H),1.78(m,2H),1.6 9(m,2H),1.56(m,1H).MS(DCI/NH3)m/e 52 8(M+H)+;分析C252654SCl・2.0HCl・0.5H2Oについ ての計算値:C,49.23;H,4.97;N,11.48.実測値:C,4 8.95;H,4.77;N,11.22.[α]D 25.0 =+57.6°. 実施例97 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−8−クロローピラジノ[2’,3’:4,5]チ エノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例10Cからの生成物(0.189g、0.667ミリモル)及び実施例 95Aからの生成物(0.176g、0.606ミリモル)を、実施例1Fに記 載したようにして処理して、標題化合物(0.192g、55%)を得た。融点 254〜5℃.1H NMR(300MHz,DMSO)δ 12.92(s, 1H),10.45(br s,1H),9.02(s,1H),7.09(t ,1H),6.54(d,1H),6.42(d,1H),4.17(dd,1 H),3.97(t,2H),3.76(s,3H),3.67(t,1H), 3.57(m,2H),3.11(m,4H),2.81(m,2H),2.2 5(m,1H),1.78(m,2H),1.69(m,2H),1.56(m ,1H).MS(DCI/NH3)m/e 528(M+H)+;分析C252644S・2.0HCl・3.0H2Oについての計算値:C,45.84;H, 5.23;N,10.69.実測値:C,45.47;H,5.03;N,10 .51.[α]D 25.0 =−58.4°.実施例98 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−8−メトキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チ エノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例7Aからの生成物(0.24g、1.00ミリモル)及び実施例95A からの生成物(0.276g、1.00ミリモル)を、実施例1Fに記載したよ うにして処理して、標題化合物(0.30g、57%)を得た。融点>250° .1H NMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基))δ 8.04(d,1 H),7.03(t,1H),6.98(d,1H),6.46(d,1H), 6.41(d,1H),4.12(t,2H),4.08(dd,1H),4. 04(s,3H),3.79(s,3H),3.67(m,1H),3.08( m,1H),2.98(m,2H),2.42(m,3H),2.13(m,1 H),2.02(m,1H),1.76(m,3H),1.62(m,2H), 1.38(m,1H);MS(DCI/NH3)m/e 523(M+H)+;分 析C2730 45S・HCl・0.5H2Oについての計算値:C,57.09;H,5. 68;N,9.86:実測値:C,57.01;H,5.43,N,9.64. 実施例99 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−8−メトキシ−ピラジノ[2’,3′:4,5] チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例31Aからの生成物(0.167g、0.70ミリモル)及び実施例9 5Aからの生成物(0.195g、0.70ミリモル)を、実施例1Fに記載し たようにして処理して、標題化合物(0.29g、78%)を得た。融点220〜 224°;1H NMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基))δ 8.39 (s,1H),7.04(t,1H),6.46(d,1H),6.41(d, 1H),4.11(m,3H),4.08(s,3H),3.79 (s,3H ),3.67(t,1H),3.08(m,1H),2.98(m,2H),2 .42(m,3H),2.15(m,1H),2.0(m,1H),1.78 (m,3H),1.6(m,2H),1.4(m,1H);MS(DCI/NH3 )m/e 524(M+H)+;分析C262955S・HCl・2H2Oにつ いての計算値:C,52.39;H,5.75;N,11.75;実測値:C, 52.59;H,5.70;N,11.65. 実施例100 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5] チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例9Bからの生成物(0.16g、0.56ミリモル)及び実施例95A からの生成物(0.154g、0.56ミリモル)を、実施例1Fに記載したよ うにして処理して、標題化合物(0.17g、53%)を得た。融点>250°.1 H NMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基))δ 9.16(s,1H ),8.08 (m,2H),7.59 (m,3H),7.02(t,1H) ,6.42(d,1H),6.38(d,1H),4.18(m,2H),3. 93(dd,1H), 3.77(s,3H),3.6(t,1H),3.18(m,1H),3.07 (m,1H),2.93(m,1H),2.5(m,2H),2.41(m,1 H),2.16(m,1H),1.97(m,1H),1.8(m,3H),1 .76(m,2H),1.18(m,1H);MS(DCI/NH3)m/e 570(M+H)+;分析C31315SO4・HCl・1.5H2Oについての計 算値:C,58.81;H,5.57;N,11.06:実測値:C,58.6 9;H,5.52:N,11.03. 実施例101 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−8−フェニル−ピリド[2’,3’:4,5]チ エノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン二塩酸塩 実施例95Bからの生成物(0.145g、0.50ミリモル)及び実施例5 2Aからの生成物(0.15g、0.53ミリモル)を、実施例1Fに記載した ようにして処理して、0.230g(80%)の標題化合物を得た。融点>25 5°.1 H NMR(300MHz,CDCl3(遊離塩基))δ 1.35(dd,J =3,12Hz,1H),1.58−1.72(m,2H),1.72−1.8 7(m,3H),1.91−2.05(m,1H),2.12(dd,J=3, 12Hz,1H),2.36−2.50(m,3H),2.89−3.02(m ,2H),3.04−3.13(m,1H),3.63(dd,J=10,11 Hz,1H),3.77(s,3H),4.03(dd,J=3,10Hz,1 H),4.18(t,J=7Hz,2H),6.39(dd,J=1,8Hz, 1H),6.45(dd,J=1,8Hz,1H),7.03(t,J=8Hz ,1H),7.45−7.56(m,3H),7.93(d,J=9Hz,1H ),8.05−8.11(m,2H),8.27(d,J=9Hz,1H);M S(DCI(NH3))m/e(M+H)+569で;分析C323244S・( HCl)2・(H2O)0.5についての計算値:C,59.07;H,5.42; N,8.61;実測値:C,59.04;H,5.53;N,8.35.実施例102 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−7−クロロ−ピリド[3’,2’:4,5]チエ ノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例95Bからの生成物(0.290g、1.0ミリモル)及び3−アミノ −6−クロロ−チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(0.2 42g、1.00ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、0 .375g(66%)の標題化合物を得た。融点236°(分解);1H NM R(300MHz,DMSO−d6)δ 1.4−1.6(m,2H),1.6 −1.85(n,4H),2.04−2.24(m,2H),2.7−3.6( m,6H),3.66(t,2H),3.77(s,3H),3.95(t,2 H),4.15(m,1H),6.41(d,1H),6.52(d,1H), 7.07(t,1H),7.78(d,1H),8.77(d,1H);MS( DCI/NH3)m/e 527(529(M+H)+);分析C2628Cl244S・ 1.25H2Oについての計算値:C,53.29;H,5.25;N,9.5 6;C1,12.10;実測値:C,53.26;H,5.28,N,9.27 ;Cl,11.82. 実施例103 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−7−メトキシ−ピリド[3’,2’:4,5]チ エノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩 実施例95Bからの生成物(0.290g、1.0ミリモル)及び3−アミノ −6−メトキシ−チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(0. 238g、1.00ミリモル)を、実施例1Fに記載したようにして処理して、 0.315g(56%)の標題化合物を得た。融点224°(分解);1H N MR(300MHz,DMSO−d6)δ 1.4−1.6(m,2H),1. 6−1.85(m,4H),2.04−2.15(m,2H),2.7−3.6 (m,6H),3.67(t,2H),3.77(s,3H),3.96(m, 2H),3.98(s,3H),4.15(m,1H),6.41(d, 1H),6.54(d,1H),7.07(d,1H),7.08(t,1H) ,8.58(d,1H);MS(DCI/NH3)m/e 523(M+H)+; 分析C2731ClN45S・1.4H2Oについての計算値:C,54.65; H,5.78;N,9.44;Cl,7.47;実測値:C,54.52:H, 5.91;N,9.31:Cl,7.55 実施例104 3−[4−(−シス−7−ヒドロキシ−9−メトキシ−1,2,3,3a,4, 9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル )ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン 実施例104A 3−[4−(−シス−7−ヒドロキシ−9−メトキシ−1,2,3,3a,4, 9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール 乾燥DMF(10mL)中の、Monatsh.Chem.、1333頁(1 988年)に記載されたようにして製造した、7−ヒドロキシ−5−メトキシク マリン(300mg、1.6 ミリモル)の溶液を、水素化ナトリウム(70mg、1.7ミリモル)の60% 分散液で処理し、1時間撹拌し、臭化ベンジル(0.37mL、3.1ミリモル )で処理し、1時間撹拌した。この混合物をジエチルエーテル(100mL)で 希釈し、水で洗浄し、食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、濾過し、濃縮し た。ジクロロメタン及び次いで25:1ジクロロメタン:酢酸エチルを使用する シリカゲル上での残渣の精製によって、420mg(95%)の中間体ベンジル 化誘導体を得た。 0℃のジクロロメタン(5mL)中の7−ベンジルオキシ−5−メトキシクマ リン(0.42g、1.5ミリモル)の溶液を、トリフルオロ酢酸(0.15m Lのジクロロメタン中の1M溶液)で処理し、ジクロロメタン(5mL)中のN −メトキシメチル−N−トリメチルシリルメチルベンジルアミン(750mg、 3.0ミリモル)の溶液で滴下により処理し、1時間環境温度で撹拌した。この 混合物をジクロロメタンで希釈し、重炭酸ナトリウム溶液て洗浄し、乾燥し(M gSO4)、濾過し、濃縮した。残渣をTHF(5mL)中に溶解させ、THF (10mL)中の水素化アルミニウムリチウム(115mg、3.0ミリモル) の撹拌した懸濁液に滴下により添加し、1時 間撹拌し、硫酸ナトリウム十水和物(5g)で少しずつ処理した。この混合物を 酢酸エチルで希釈し、濾過し、濃縮した。2:1酢酸エチル:ヘキサンを使用す るシリカゲル上での精製により、620mg(96%)の中間体ジオールを得た 。 アセトニトリル(16mL)及び四塩化炭素(4mL)の混合物中のこのジオ ール(0.60g、1.4ミリモル)の溶液を、トリフェニルホスフィン(0. 73g、2.8ミリモル)で処理し、還流まで10分間加熱し、環境温度に冷却 し、濃縮した。アンモニアで飽和させた2:1ジエチルエーテル:ヘキサンを使 用するシリカゲル上での精製により、530mg(92%)の中間体クロロ−フ ェノールを得た。このクロロ−フェノール(530mg、1.3ミリモル)をT HF(30mL)中に溶解させ、カリウムtert−ブトキシド(3mLのTH F溶液中1M)で処理し、1時間撹拌し、濃縮し、ジクロロメタン(100mL )で処理し、水(25mL)で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、濾過し、濃縮し て、0.40g(76%)の環化生成物を得た。メタノール(20mL)中の、 この生成物(0.40g、0.96ミリモル)及び炭素上10%パラジウム(0 .070g)の懸濁液を、水素雰囲気下で16時間撹 拌した。雰囲気を窒素で交換し、炭素上パラジウムを濾過によって除去し、混合 物を濃縮した。8:1:1酢酸エチル:水:ギ酸を使用するシリカゲル上での残 渣の精製により、不純な生成物が得られ、これをアンモニアで飽和させたジクロ ロメタン中の40%エタノールを使用してシリカゲル上で再精製して、0.06 0g(28%)の標題化合物を得た。1H NMR(300MHz,DMSO− d6)δ 2.25−2.39(m,1H),2.34(dd,1H),2.4 8−2.55(m,1H),2.89(q,1H),3.10(dd,1H), 3.33−3.42(m,1H),3.49(t,1H),3.70(s,3H ),3.98(dd,1H),5.86(d,J=1Hz,2H),5.99( d,J=1Hz,2H),9.23(bs,1H);MS(DCI/NH3)m /e 222(M+NH4)+実施例104B 3−[4−(−シス−7−ヒドロキシ−9−メトキシ−1,2,3,3a,4, 9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル )ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン DMF(1.5mL)中の実施例104Aからの生成物(60mg、0.27 ミリモル)の溶液を、4−ブロモブチロニトリル(0.030mL、0.30ミ リモル)及び重炭酸ナトリム(25mg、0.30ミリモル)で処理し、3時間 70℃で加熱し、濃縮した。アンモニアで飽和させたジクロロメタン中の2%エ タノールでシリカゲルを使用する精製により、70mg(90%)の中間体ニト リルを得た。 ジエチルエーテル(3mL)及びTHF(3mL)の混合物中の水素化アルミ ニウムリチウム(70mg、1.8ミリモル)の懸濁液を、ジエチルエーテル( 3mL)中の塩化アルミニウム(81mg、0.61ミリモル)で処理し、1時 間撹拌し、このニトリル(70mg、0.24ミリモル)で処理し、2時間撹拌 し、水(0.080mL)で処理し、4M水酸化ナトリウム(0.080mL) で処理し、水(0.24mL)で処理し、15分間撹拌し、濃縮した。12:5 :3酢酸エチル:ギ酸:水でシリカゲルを使用する残渣の精製により、この第一 級アミン生成物のギ酸塩を得た。 THF(5mL)中の実施例9Bからの生成物(82mg、0.29ミリモル )の溶液を、重炭酸ナトリウム(100mg、 1.2ミリモル)で処理し、ホスゲン(3.75mLの、トルエン中1.93M 溶液)で処理し、1時間撹拌し、濃縮し、60℃で高真空下で1時間乾燥し、環 境温度に冷却した。この残渣を、DMF(4.5mL)中のこの第一級アミン中 間体の懸濁液で処理し、1時間撹拌し、窒素下で30分間150℃に加熱し、濃 縮した。アンモニアで飽和させたジクロロメタン中の10%次いで20%エタノ ールでシリカゲルを使用する残渣の精製により、60mg(43%)の標題化合 物を得た。1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 1.42−1.5 4(m,2H),1.58−1.71(m,2H),2.14−2.25(m, 2H),2.38−2.51(m,2H),2.99(t,1H),3.10( q,1H),3.17−3.26(m,1H),3.39−3.49(m,1H ),3.62(t,1H),3.69(s,3H),3.90−4.00(m, 3H),5.84(d,J=1Hz,2H),5.98(d,J=1Hz,2H ),7.53−7.65(m,3H),8.40−8.47(m,2H),9. 24(bs,1H),9.51(s,1H),12.60(bs,1H);MS (ESI)m/e 572(M+H)+;570(M−H)-実施例105 3−[4−((3aR,9bR)−シス−6−ヒドロキシ−9−メトキシ−1, 2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピロール−2−イル)ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5 ]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン 実施例105A (3aR,9bR)−シス−6−ブロモ−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール 実施例1Cからの生成物のHCl塩(1g、4.14ミリモル)をギ酸中に溶 解し、0℃に冷却し、Br2(0.68g、4.25ミリモル)を添加した。反 応物を0℃で1時間撹拌し、次いで溶媒を蒸発させ、生成物を1N NaOH/ CH2Cl2に分配させた。有機抽出液を乾燥し、濃縮した。得られた生成物を、 NH4OHで飽和させた5%EtOH/CH2Cl2で溶離する、シリカゲル上の カラムクロマトグラフィーにより精製して、0.45g(38%)の標題化合物 を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 2.58(m,1H), 2.64(m,1H),2.84(dd,1H),3.24(q,1H),3. 32(dd,1H),3.62(dd,1H),3.80(m,1H),3.8 1(s,3H),6.38(d,1H),7.32(d,1H);MS(DCI (NH3))m/e 284(M+H)+実施例105B (3aR,9bR)−シス−6−ヒドロキシ−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール 実施例105Aからの生成物(0.45g、1.6ミリモル)を、CH2Cl2 中に溶解させ、ジ−t−ブチル−ジカーボネート(0.69g、3.2ミリモル )を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した後、これを蒸発させ、残渣を 1:1ヘキサン:EtOAcで溶離する、シリカゲル上のカラムクロマトグラフ ィーにより精製して、t−BOC保護生成物(0.42g)を得た。−78℃に 冷却したTHF中のt−BOC保護生成物(0.18g、0.46ミリモル)の 溶液に、0.22mLの、ヘキサン中の2.5M n−BuLi溶液を添加した 。この反応混合物を−78℃で1時間撹拌し、ホウ酸トリイソプ ロピル(0.11g、0.59ミリモル)を添加した。この反応混合物を室温に 加温し、2時間撹拌した。次いで、この反応混合物に酢酸(0.55ミリモル) を添加し、続いてH22(0.78ミリモル)を添加した。この反応混合物を室 温で16時間撹拌し、次いで、NH4Cl溶液中にクエンチし、CH2Cl2で抽 出した。有機層をMgSO4で乾燥し、濃縮して、t−BOC保護標題化合物( 0.8g)を得た。CH2Cl2中のt−BOC保護標題化合物(0.12g、0 .37ミリモル)の溶液にCF3COOHを添加し、反応混合物を一晩撹拌した 。溶媒を蒸発させ、残渣を2%EtOH/CH2Clで溶離するカラムクロマト グラフィーにより精製して、0.08gの標題化合物を得た。1H NMR(3 00MHz,CDCl3)δ 2.67(m,1H),2.82(dd,1H) ,2.97(dd,1H),3.39(m,2H),3.62(dd,1H), 3.78(m,1H),3.77(s,3H),3.81(m,1H),4.1 8(dd,1H),6.37(d,1H),6.74(d,1H).実施例105C (3aR,9bR)−シス−2−(3−シアノプロピル)−6−ヒドロキシ−9 −メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラ ノ[3,4−c]ピロール DMF(2mL)中の実施例105Bの生成物(0.075g、0.34ミリ モル)に、NaHCO3(0.032g、0.38ミリモル)及び4−ブロモブ チロニトリル(0.056g、0.38ミリモル)を添加した。この反応混合物 を90℃で3時間加熱し、蒸発させた。残渣を2%EtOH/CH2Cl2/アン モニアで飽和で溶離する、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精 製して、0.086g(88%)の標題化合物を得た。1H NMR(300M Hz,CDCl3)δ 1.82(m,2H),2.26(m,2H),2.4 3(t,2H),2.6(m,3H),3.39(m,2H),3.75(s, 3H),3.87(m,1H),4.12(dd,1H),5.15(d,1H ),6.73(d,1H).実施例105D (3aR,9bR)−シス−2−(4−アミノブチル)−6−ヒドロキシ−9− メトキシ−1,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ [3,4−c]ピロール THF中の実施例105Cの生成物(0.084g、0.3ミリモル)を、T HF中のLiAlH4(0.085g、2.3ミリモル)及びエーテル中のAl Cl3(0.1g、0.75ミリモル)の溶液に添加した。この反応混合物を室 温で3時間撹拌して、フィーザー・ワークアップの後、0.075g(88%) の標題化合物を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.48− 1.7(m,4H),2.38(m,1H),2.43(m,3H),2.73 (m,2H),3.06(m,1H),3.39(m,2H),3.47(m, 1H),3.77(s,3H),3.84−33.95(m,2H),4.05 (m,1H),6.38(d,1H),6.73(d,1H).実施例105E 3−[4−((3aR,9bR)−シス−6−ヒドロキシ−9−メトキシ−1, 2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピロール−2−イル)ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5 ]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン 実施例105Dからの生成物(0.084g、0.3ミリモル)及び実施例9 Bからの生成物(0.087g、0.3ミリモル)を、実施例1Fに記載したよ うにして処理して、0.03g(17%)の標題化合物を得た。1H NMR( 500MHz,CDCl3)δ 1.72(m,2H),1.81(m,1H) ,2.45(m,1H),2.57(m,1H),2.73(m,3H),3. 32(m,1H),3.5(m,1H),3.7(s,3H),3.86(m, 1H),4.06(m,1H),4.15(m,2H),6.28(d,1H) ,6.67(d,1H),7.55(m,3H),8.08(m,2H),9. 12(s,1H);MS(ESI)m/e 572(M+H)+S実施例106 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)フチル]−8−(2−ヒドロキシフェニル)−ピラジノ[2’,3’:4, 5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン DMF(2mL)中の実施例16からの生成物(0.075g、0.136ミ リモル)の溶液に、Pd(dppf)Cl2(0.03g、0.034ミリモル )、2−(ベンジルオキシ)ベンゼンボロン酸(0.033g、0.145ミリ モル)及びトリエチルアミン(0.05mL)を添加した。この反応混合物を9 0℃で3時間加熱した。次いで、これを水で希釈し、生成した沈殿を濾別した。 濾液をEtOAcで抽出し、MgSO4で乾燥し、蒸発させた。残渣を、アンモ ニアで飽和させた5%エタノール/CH2Cl2で溶雛する、シリカゲル上でクロ マトクラフィー処理して、0.05g(55%)の油を得た。CH3OH(2m L)中のこの生成物(0.08g、0.12ミリモル)の溶液に、ギ酸アンモニ ウム(0.07g)及びPd/C(0.07g)を添加した。この反応混合物を 2時間還流させ、 次いでこれを濾過し、蒸発させた残渣を、10%EtOH/CH2Cl2/NH4 OHで飽和で溶離する、シリカゲル上でクロマトグラフィー処理して、0.02 2g(32%)の標題化合物を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3) δ 1.8(m,4H),2.5(m,1H),2.58(m,1H),2.8 (m,3H),3.58(m,2H),3,78(s,3H),3.82(m, 2H),3.88(dd,1H),4.28(m,2H),6.45(m,2H ),7.06(m,3H),7.42(t,1H),7.92(dd,1H), 9.33(s,1H);MS(ESI)m/e 572(M+H)+実施例107 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−ヒドロキシフェニル)−ピラジノ[2’,3’:4, 5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン 実施例16の生成物(0.07g、0.105ミリモル)及び3−(ベンジル オキシ)ベンゼンボロン酸を、実施例106 に記載したようにして処理して、0.03g(43%)のベンジル保護生成物を 得た。CH3COOH中のこの生成物(0.015g、0.02ミリモル)の溶液 に、数滴のH2SO4を添加し、溶液を0.5時間還流させた。この反応混合物を 冷却し、中和し、CH2Cl2/CH3OHで抽出して、0.003g(26%)の標 題化合物を得た。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.81(m, 2H),1.98(m,2H),2.25(m,1H),2.62(m,1H) ,2.85(m,1H),3.03(m,2H),3.25(m,2H),3. 8(s,3H),3.82(m,2H),4.0(m,2H),4.42(m, 1H),6.52(m,3H),7.12(m,3H),7.42(t,1H) ,7.85(s,1H),9.11(s,1H);MS(ESI)m/e 57 2(M+H)+実施例108 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(4−ヒドロキシフェニル)−ピラジノ[2’,3’:4, 5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン 実施例16の生成物(0.07g、0.105ミリモル)及びTetr.Le tt.、第31巻、第27頁(1990年)に記載された方法によって製造した 4−(メトキシメチルオキシ)フェニルボロン酸(0.02g、0.11ミリモ ル)を、実施例106に記載したようにして処理して、0.029g(45%) のMOM保護生成物を得た。CH3OH/THF中のこの生成物(0.11g、0. 17ミリモル)の溶液に、2N HCl(0.2mL)を添加し、反応混合物を 1時間還流させた。この反応物を蒸発させ、NaHCO3溶液とCH2Cl2/C H3OHとに分配させて、0.005g(51%)の標題化合物を得た。1H N MR(500MHz,CDCl3)δ 1.81(m,2H),1.98(m, 2H),2.25(m,1H),2.65(m,1H),2.88(m,1H) ,3.08(m,2H),3.22(m,2H),3.65(m,1H),3. 73(m,1H),3.82(s,3H),3.9(m,1H),4.25(m ,1H),4.42(m,1H),6.52(m,2H),7.38(m,2H ),7.49(m,1H),7.9(t,1H),8.09(d,1H),9. 12(s,1H):MS(ESI)m/e 572(M+H)+. 上記のものは、本発明の単なる例示であり、本発明を開示された化合物に限定 することを意図しない。当業者に自明である修正及び変更は、添付する請求の範 囲に規定される本発明の範囲及び本質内であることが意図される。
【手続補正書】 【提出日】平成12年2月16日(2000.2.16) 【補正内容】 請求の範囲 1.式I: [式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、Aはメチレンであり、nは1又は2であ り、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンであり、R3は、 (式中、G及びG’は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシ、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、アルキルスルホニル及 びアミノアルキルからなる群から選択され、 Y及びY’は独立に、酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択され、但し、Y が酸素又は硫黄であるときGは存在せず、Y’が酸素又は硫黄であるときG’は 存在せず、 V及びV’は独立に、窒素及びメチンの群から選択され、Uは、その隣接する 環に縮合しており、(a)5個の炭素原子を有する、非置換又は置換の5員環、 (b)4個の炭素原子並びに窒素、酸素及び硫黄からなる群から選択された1個 のヘテロ原子を有する、非置換又は置換の5員環、(c)3個の炭素原 子並びに窒素、酸素及び硫黄からなる群から独立に選択された2個のヘテロ原子 を有する、非置換又は置換の5員環、(d)6個の炭素原子を有する、置換又は 非置換の6員環、(e)5個の炭素原子並びに窒素、酸素及び硫黄からなる群か ら選択された1個のヘテロ原子を有する、置換又は非置換の6損環、(f)4個 の炭素原子並びに窒素、酸素及び硫黄からなる群から選択された2個のヘテロ原 子を有する、置換又は非置換の6員環並びに(g)3個の炭素原子並びに窒素、 酸素及び硫黄からなる群から選択された3個のヘテロ原子を有する、置換又は非 置換の6員環からなる群から選択され、Uを構成する5員環には、0、1又は2 個の二重結合が含有されていてよく、Uを構成する6員環には、0、1、2又は 3個の二重結合が含有されていてよく、Uを構成する基の環(a)〜(g)は、 アルキル、アルコキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシ、2〜8個の炭素原子のア ルコキシカルボニル、ハロゲン、シクロアルキル、アリール及び複素環からなる 群から独立に選択された置換基で、モノ置換又はジ置換されていてよい) からなる群から選択される] の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグ。 2.該Uを構成する5員環及び6員環が、少なくとも1個の二重結合を含有する 、請求項1記載の化合物。 3.式II: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、Aはメチレンであり、nは1又は2であ り、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンであり、G及びG’は独立に、水 素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルコキシアルキル、ア ルコキシカルボニル、 ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン 、アルキルスルホニル及びアミノアルキルからなる群から選択され、 Y及びY’は独立に、酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択され、但し、Y が酸素又は硫黄であるときGは存在せず、Y’が酸素又は硫黄であるときG’は 存在せず、 P’、Q、S’及びTは独立に、窒素及びメチンからなる群から選択され、但 し、P’、Q、S’及びTの2個以下は窒素であってよく、R4及びR5は独立に 、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シクロアルキ ル、アリール及び複素環から選択される) の、請求項1記載の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しく はプロドラッグ。 4.式III: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、Aはメチレンであり、nは1又は2であ り、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンであり、G及びG’は独立に、水 素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルコキシアルキル、ア ルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、カルボキ シアルキル、ハロゲン、アルキルスルホニル及びアミノアルキルからなる群から 選択され、Y及びY’は独立に、酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択され、 但し、Yが酸素又は硫黄であるときGは存在せず、Y’が酸素又は硫黄であると きG’は存在せず、P’及びTは窒素であり、Q及びS’はメチンであり、R4 及びR5は独立に、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミ ノ、シクロアルキル、アリール及び複素環から選択される) の、請求項1記載の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しく はプロドラッグ。 5.式IV:(式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、Aはメチレンであり、nは1又は2であ り、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンであり、G及びG’は独立に、水 素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルコキシアルキル、ア ルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、カルボキ シアルキル、ハロゲン、アルキルスルホニル及びアミノアルキルからなる群から 選択され、Y及びY’は独立に、酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択され、 但し、Yが酸素又は硫黄であるときGは存在せず、Y’が酸素又は硫黄であると きG’は存在せず、P’は窒素であり、Q、S’及びTはメチンであり、R4 及びR5は独立に、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミ ノ、シクロアルキル、アリール及び複素環から選択される) の、請求項1記載の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しく はプロドラッグ。 6.式V: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、Aはメチレンであり、nは1又は2であ り、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンであり、G及びG’は独立に、水 素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルコキシアルキル、ア ルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、カルボキ シア ルキル、ハロゲン、アルキルスルホニル及びアミノアルキルからなる群から選択 され、Y及びY’は独立に、酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択され、但し 、Yが酸素又は硫黄であるときGは存在せず、Y’が酸素又は硫黄であるときG ’は存在せず、Qは窒素であり、P’、S’及びTはメチンであり、R4及びR5 は独立に、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シク ロアルキル、アリール及び複素環から選択される) の、請求項1記載の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しく はプロドラッグ。 7.式VI: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアル キルからなる群から選択され、Aはメチレンであり、nは1又は2であり、Wは 、2〜10個の炭素原子のアルキレンであり、G及びG’は独立に、水素、アル キル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシ カルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、カルボキシアルキ ル、ハロゲン、アルキルスルホニル及びアミノアルキルからなる群から選択され 、Y及びY’は独立に、酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択され、但し、Y が酸素又は硫黄であるときGは存在せず、Y’が酸素又は硫黄であるときG’は 存在せず、S’は窒素であり、P’、Q及びTはメチンであり、R4及びR5は独 立に、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シクロア ルキル、アリール及び複素環から選択される) の、請求項1記載の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しく はプロドラッグ。 8.式VII: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、Aはメチレンであり、nは1又は2であ り、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンであり、G及びG’は独立に、水 素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルコキシアルキル、ア ルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、カルボキ シアルキル、ハロゲン、アルキルスルホニル及びアミノアルキルからなる群から 選択され、Y及びY’は独立に、酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択され、 但し、Yが酸素又は硫黄であるときGは存在せず、Y’が酸素又は硫黄であると きG’は存在せず、Tは窒素であり、P’、Q及びS’はメチンであり、R4及 びR5は独立に、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ 、シクロアルキル、アリール及び複素環から選択される) の、請求項1記載の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しく はプロドラッグ。 9.式VIII: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、Aはメチレンであり、nは1又は2であ り、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンであり、G及びG’は独立に、水 素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルコキシアルキル、ア ルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、カルボキ シアルキル、ハロゲン、アルキルスルホニル及びアミノアルキルからなる群から 選択され、Y及びY’は独立に、酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択され、 但し、Yが酸素又は硫黄であるときGは存在せず、Y’が酸素又は硫黄であると きG’は存在せず、P’、Q、S’及びTはメチンであり、R4及びR5は独 立に、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シクロア ルキル、アリール及び複素環から選択される)の、請求項1記載の化合物又はそ れらの薬物的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグ。 10.3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3 a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール− 2−イル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリ ミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミ ジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−クロローピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−クロロ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−メトキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−メトキシ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−7−メトキシ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリ ミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−7−クロロ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2−d ]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−クロロ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d ]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロー[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロー[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−メ トキシ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2 ,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−7−メトキシ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−7−クロロ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3 ,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾ ピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル]−8−イソプロポキシ−ピ リド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H, 3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−フェニル−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[3−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4 a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリ ド−3−イル)プロピル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d ]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4 a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリ ド−3−イル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d] ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキ シ−1,3,4,4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[ 3,4−c]ピリド−3−イル)ブチル]−8−メトキシ−ピリド[2’,3’ :4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4 a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリ ド−3−イル)ブチル]−8−メトキシ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエ ノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4 a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリ ド−3−イル)ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエ ノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4 a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリ ド−3−イル)ブチル]−8−フェニル−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ [3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−チエニル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ [3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−ピリジル)−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[ 3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−ピリジル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ [3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−(3−ピリジル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チ エノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−フリル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[ 3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、及び 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−(3−チエニル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チ エノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 からなる群から選択された、式Iの請求項1記載の化合物又はそれらの薬物的に 許容される塩、エステル若しくはプロドラッグ。 11.式IX: (式中、R1及びR2は独立に、水素及びアルコキシからなる群から選択され、A はメチレンであり、nは1であり、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンで あり、Gは水素であり、G’は存在せず、Yは窒素であり、Y’は硫黄であり、 P’、Q、S’はメチンであり、Tは窒素であり、R4及びR5は独立に、水素、 アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シクロアルキル、アリ ール及び複素環から選択される) の、請求項1記載の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しく はプロドラッグ。 12.該化合物が、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ビリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン −2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミ ジン−2, 4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−メトキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−クロロ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d ]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−イソプロポキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ [3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、及び 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−フ ェニル−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2, 4(1H,3H)−ジオン、 からなる群から選択される、請求項11記載の式IXの化合物又はそれらの薬物 的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグ。 13.式X: (式中、R1及びR2は独立に、水素及びアルコキシからなる群から選択され、A はメチレンであり、nは2であり、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンで あり、Gは水素であり、G’は存在せず、Yは窒素であり、Y’は硫黄であり、 P’、Q及びS’はメチンであり、Tは窒素であり、R4及びR5は独立に、水素 、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シクロアルキル、ア リール及び複素環から選択される) の、請求項1記載の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しく はプロドラッグ。 14.3−[3−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3 ,4,4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4 −c]ピリド−3−イル)プロピル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[ 3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4 a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリ ド−3−イル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d] ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4 a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリ ド−3−イル)ブチル]−8−メトキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ [3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、及び 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4 a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリ ド−3−イル)ブチル]−8−フェニル−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ [3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 からなる群から選択された、請求項13記載の式Xの化合物又はそれらの薬物的 に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグ。 15.式XI:(式中、R1及びR2は独立に、水素及びアルコキシからなる群から選択され、A はメチレンであり、nは2であり、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンで あり、Gは水素であり、G’は存在せず、Yは窒素であり、Y’は硫黄であり、 Q及びS’はメチンであり、P’及びTは窒素であり、R4及びR5は独立に、水 素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シクロアルキル、 アリール及び複素環から選択される) の、請求項1記載の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しく はプロドラッグ。 16.該化合物が、 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4 a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリ ド−3−イル)ブチル]−8−メトキシ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエ ノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、及び 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4,4 a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピリ ド−3−イル)ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエ ノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 からなる群から選択される、請求項15記載の式XIの化合物又はそれらの薬物 的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグ。 17.式XII:(式中、R1及びR2は独立に、水素及びアルコキシからなる群 から選択され、Aはメチレンであり、nは1であり、Wは、2〜10個の炭素原 子のアルキレンであり、Gは水素であり、G’は存在せず、Yは窒素であり、Y ’は硫黄であり、Q及びS’はメチンであり、P’及びTは窒素であり、R4及 びR5は独立に、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ 、シクロアルキル、アリール及び複素環から選択される) の、請求項1記載の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しく はプロドラッグ。 18.該化合物が、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−クロロ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−クロロ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−メトキシ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−メトキシ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3 ,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3 ,2−d] ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−チエニル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ [3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−ピリジル)−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[ 3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−ピリジル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ [3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−(3 −ピリジル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジ ン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−フリル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[ 3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、及び 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−(3−チエニル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チ エノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−(−シス−7−ヒドロキシ−9−メトキシ−1,2,3,3a,4, 9b−ヘキサヒドロー[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル )ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−6−ヒドロキシ−9−メトキシ−1, 2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1] −ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル]−8−フェニル− ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1 H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(2−ヒドロキシフェニル)−ピラジノ[2’,3’:4, 5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−ヒドロキシフェニル)−ピラジノ[2’,3’:4, 5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、及び 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(4−ヒドロキシフェニル)−ピラジノ[2’,3’:4, 5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 からなる群から選択される、請求項17記載の式XII化合物又はそれらの薬物 的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグ。 19.式XIII: (式中、R1及びR2は独立に、水素及びアルコキシからなる群から選択され、A はメチレンであり、nは1であり、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンで あり、Gは水素であり、G’は存在せず、Yは窒素であり、Y’は硫黄であり、 Q、S’及びTはメチンであり、P’は窒素であり、R4及びR5は独立に、水素 、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シクロアルキル、ア リール及び複素環から選択される) の、請求項1記載の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しく はプロドラッグ。 20.該化合物が、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1, 2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピロール−2−イル)ブチル]−7−メトキシ−ピリド[3’,2’:4,5] チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−7−クロロ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2−d ]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−7−メトキシ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、及び 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−7−クロロ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 からなる群から選択される、請求項19記載の式XIIIの化合物又はそれらの 薬物的に許容される塩、エステル名しくはプロドラッグ。 21.式XIV: (式中、R1及びR2は独立に、水素及びアルコキシからなる群から選択され、Y は窒素であり、Gは水素であり、Y’は硫黄であり、P’及びTは窒素であり、 Qはメチンであり、S’は炭素である) の、請求項1記載の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しく はプロドラッグ。 22.該化合物が、3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1 ,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c ]ピロール−2−イル)ブ チル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d] ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオンである、請求項21記載の式XIV の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグ。 23.該化合物が、3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1 ,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c ]ピロール−2−イル)ブチル]−8−フェニルーピラジノ[2’,3’:4, 5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩で ある、請求項22記載の式XIV化合物。 24.式XV: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアル キルからなる群から選択され、nは1又は0である) の化合物又はその薬物的に許容される塩。 25.式XVI: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、nは1又は0である) の化合物又はその薬物的に許容される塩。 26.式XVII: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、 アルキニル、アルコキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロ キシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニト ロ、アミノ及びアミノアルキルからなる群から選択され、mは2〜10であり、 nは1又は0である) の化合物又はその薬物的に許容される塩。 27.式XVIII: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、nは1又は0である) を有する請求項24記載の化合物又はその薬物的に許容される塩。 28.絶対立体化学が3aR及び9bRである、請求項27記載の化合物。 29.式XIX: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、nは1又は0である) を有する請求項25記載の化合物又はその薬物的に許容される塩。 30.絶対立体化学が3aR及び9bRである、請求項29記載の化合物。 31.式XX: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、mは2〜10であり、nは1又は0であ る) を有する請求項26記載の化合物又はその薬物的に許容される塩。 32.絶対立体化学が3aR及び9bRである、請求項31記載の化合物。 33.式XXI:(式中、U、Y’、G’は、式I〜XIVに於いて定義された通りであり、Rは アルキルである) の化合物又はその薬物的に許容される塩。 34.式XXII: (式中、U、Y’、G’は、式I〜XIVに於いて定義された通りであり、Rは アルキルである) の化合物又はその薬物的に許容される塩。 35.式XXIII: (式中、U、Y’、G’は、式I〜XIVに於いて定義された通りであり、Rは アルキルである) の化合物又はその薬物的に許容される塩。 36.式XXIV: (式中、Rzはアルキルである) の化合物。 37.式XXV: (式中、Rzはアルキルである) の化合物。 38.式XXVI: (式中、Xはハロゲンであり、Rはアルキル及びアリールアルキルから選択され る) の化合物。 39.式XXVII: の化合物。 40.式XXVIII: の化合物。 41.式XXIX:の化合物。 42.薬物的に許容される担体と組合せて、治療的に有効量の請求項1記載の化 合物からなる、薬物組成物。 43.薬物的に許容される担体と組合せて、治療的に有効量の請求項22記載の 化合物からなる、薬物組成物。 44.式: (式中、R1、R2、A、n、W、Y、G、Y’、G’、P、Q、S、T、R4及 びR5は、前記定義された通りである) の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグの 製造方法であって、 a)式: (式中、Raはアミノアルキルである) の化合物を、 b)式:(式中、Rはアルキルである) の化合物と反応させる工程からなる製造方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 15/04 A61P 15/04 43/00 111 43/00 111 C07D 207/26 C07D 207/26 311/58 311/58 495/04 105 495/04 105Z 519/00 519/00 //(C07D 491/052 (C07D 491/052 207:08 207:08 311:58) 311:58) (C07D 495/04 (C07D 495/04 241:12 241:12 333:20) 333:20) (C07D 519/00 (C07D 519/00 491:052 491:052 495:14) 495:14) (C07D 519/00 (C07D 519/00 495:04) 495:04) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 バーシヤ,ファーテイマ アメリカ合衆国、イリノイ・60045、レイ ク・フオレスト、イースト・ヘロン・ドラ イブ・41 (72)発明者 キヤロル,ウイリアム・エイ アメリカ合衆国、イリノイ・60201、ビバ ンストン・ナンバー・3、プレーリー・ナ ンバー・3・ビイ・2514 (72)発明者 ドリジン,アイリーン アメリカ合衆国、イリノイ・60083、ワツ ズワース、ウエスト・チエリーウツド・レ イン・16764 (72)発明者 カーウイン,ジエイムズ・エフ アメリカ合衆国、イリノイ・60030、グレ イズレイク、ウエスト・ウイロウバイ・コ ート・301 (72)発明者 ウエント,マイケル・デイー アメリカ合衆国、イリノイ・60064、ノー ス・シカゴ、グリーン・ベイ・ロード・ナ ンバー・304・エイ・3506 (72)発明者 ハイト,アンソニー・アール アメリカ合衆国、イリノイ・60083、ワツ ズワース、リード・コート・40381 (72)発明者 チヤン,ウエイチヤン アメリカ合衆国、イリノイ・60030、グレ イズレイク、アシユフォード・389

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式I: [式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、Aはメチレンであり、nは1又は2であ り、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンであり、R3は、 (式中、G及びG’は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシ、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、アルキルスルホニル及 びアミノアルキルからなる群から選択され、 Y及びY’は独立に、酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択され、但し、Y が酸素又は硫黄であるときGは存在せず、Y’が酸素又は硫黄であるときG’は 存在せず、 V及びV’は独立に、窒素及びメチンの群から選択され、Uは、その隣接する 環に縮合しており、(a)5個の炭素原子を有する、非置換又は置換の5員環、 (b)4個の炭素原子並びに窒素、酸素及び硫黄からなる群から選択された1個 のヘテロ原子を有する、非置換又は置換の5員環、(c)3個の炭素原 子並びに窒素、酸素及び硫黄からなる群から独立に選択された2個のヘテロ原子 を有する、非置換又は置換の5員環、(d)6個の炭素原子を有する、置換又は 非置換の6員環、(e)5個の炭素原子並びに窒素、酸素及び硫黄からなる群か ら選択された1個のヘテロ原子を有する、置換又は非置換の6員環、(f)4個 の炭素原子並びに窒素、酸素及び硫黄からなる群から選択された2個のヘテロ原 子を有する、置換又は非置換の6員環並びに(g)3個の炭素原子並びに窒素、 酸素及び硫黄からなる群から選択された3個のヘテロ原子を有する、置換又は非 置換の6員環からなる群から選択され、Uを構成する5員環には、0、1又は2 個の二重結合が含有されていてよく、Uを構成する6員環には、0、1、2又は 3個の二重結合が含有されていてよく、Uを構成する基の環(a)〜(g)は、 アルキル、アルコキシ、シアノ、ニトロ、カルボキシ、2〜8個の炭素原子のア ルコキシカルボニル、ハロゲン、シクロアルキル、アリール及び複素環からなる 群から独立に選択された置換基で、モノ置換又はジ置換されていてよい) からなる群から選択される] の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグ。 2.該Uを構成する5員環及び6員環が、少なくとも1個の二重結合を含有する 、請求項1記載の化合物。 3.式II: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、Aはメチレンであり、nは1又は2であ り、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンであり、G及びG’は独立に、水 素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルコキシアルキル、ア ルコキシカルボニル、 ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン 、アルキルスルホニル及びアミノアルキルからなる群から選択され、 Y及びY’は独立に、酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択され、但し、Y が酸素又は硫黄であるときGは存在せず、Y’が酸素又は硫黄であるときG’は 存在せず、 P’、Q、S’及びTは独立に、窒素及びメチンからなる群から選択され、但 し、P’、Q、S’及びTの2個以下は窒素であってよく、R4及びR5は独立に 、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シクロアルキ ル、アリール及び複素環から選択される) の、請求項1記載の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しく はプロドラッグ。 4.式III:(式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、Aはメチレンであり、nは1又は2であ り、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンであり、G及びG’は独立に、水 素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルコキシアルキル、ア ルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、カルボキ シアルキル、ハロゲン、アルキルスルホニル及びアミノアルキルからなる群から 選択され、Y及びY’は独立に、酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択され、 但し、Yが酸素又は硫黄であるときGは存在せず、Y’が酸素又は硫黄であると きG’は存在せず、P’及びTは窒素であり、Q及びS’はメチンであり、R4 及びR5は独立に、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミ ノ、シクロアルキル、アリール及び複素環から選択される) の、請求項1記載の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しく はプロドラッグ。 5.式IV: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、Aはメチレンであり、nは1又は2であ り、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンであり、G及びG’は独立に、水 素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルコキシアルキル、ア ルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、カルボキ シアルキル、ハロゲン、アルキルスルホニル及びアミノアルキルからなる群から 選択され、Y及びY’は独立に、酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択され、 但し、Yが酸素又は硫黄であるときGは存在せず、Y’が酸素又は硫黄であると きG’は存在せず、P’は窒素であり、Q、S’及びTはメチンであり、R4 及びR5は独立に、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミ ノ、シクロアルキル、アリール及び複素環から選択される) の、請求項1記載の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しく はプロドラッグ。 6.式V: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、Aはメチレンであり、nは1又は2であ り、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンであり、G及びG’は独立に、水 素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルコキシアルキル、ア ルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、カルボキ シア ルキル、ハロゲン、アルキルスルホニル及びアミノアルキルからなる群から選択 され、Y及びY’は独立に、酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択され、但し 、Yが酸素又は硫黄であるときGは存在せず、Y’が酸素又は硫黄であるときG ’は存在せず、Qは窒素であり、P’、S’及びTはメチンであり、R4及びR5 は独立に、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シク ロアルキル、アリール及び複素環から選択される) の、請求項1記載の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しく はプロドラッグ。 7.式VI: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアル キルからなる群から選択され、Aはメチレンであり、nは1又は2であり、Wは 、2〜10個の炭素原子のアルキレンであり、G及びG’は独立に、水素、アル キル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシ カルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、カルボキシアルキ ル、ハロゲン、アルキルスルホニル及びアミノアルキルからなる群から選択され 、Y及びY’は独立に、酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択され、但し、Y が酸素又は硫黄であるときGは存在せず、Y’が酸素又は硫黄であるときG’は 存在せず、S’は窒素であり、P’、Q及びTはメチンであり、R4及びR5は独 立に、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シクロア ルキル、アリール及び複素環から選択される) の、請求項1記載の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しく はプロドラッグ。 8.式VII: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、Aはメチレンであり、nは1又は2であ り、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンであり、G及びG’は独立に、水 素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルコキシアルキル、ア ルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、カルボキ シアルキル、ハロゲン、アルキルスルホニル及びアミノアルキルからなる群から 選択され、Y及びY’は独立に、酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択され、 但し、Yが酸素又は硫黄であるときGは存在せず、Y’が酸素又は硫黄であると きG’は存在せず、Tは窒素であり、P’、Q及びS’はメチンであり、R4及 びR5は独立に、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ 、シクロアルキル、アリール及び複素環から選択される) の、請求項1記載の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しく はプロドラッグ。 9.式VIII:(式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、Aはメチレンであり、nは1又は2であ り、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンであり、G及びG’は独立に、水 素、アルキル、アルケニル、、アルキニル、アルコキシ、アルコキシアルキル、 アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、カルボ キシアルキル、ハロゲン、アルキルスルホニル及びアミノアルキルからなる群か ら選択され、Y及びY’は独立に、酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択され 、但し、Yが酸素又は硫黄であるときGは存在せず、Y’が酸素又は硫黄である ときG’は存在せず、P’、Q、S’及びTはメチンであり、R4及びR5は独 立に、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シクロア ルキル、アリール及び複素環から選択される) の、請求項1記載の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しく はプロドラッグ。 10.3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3 a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール− 2−イル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリ ミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミ ジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−クロロ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−クロロ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−メトキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−メトキシ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−7−メトキシ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリ ミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−7−クロロ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2−d ]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−クロロ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d ]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−メ トキシ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2 ,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−7−メトキシ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−7−クロロ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3 ,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾ ピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル]−8−イソプロポキシ−ピ リド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H, 3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−フェニル−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[3−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)プロピル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキ シ−1,3,4,4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラ ノ[3,4−c]ピリド−3−イル)ブチル]−8−メトキシ−ピリド[2’, 3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオ ン、 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−8−メトキシ−ピラジノ[2’,3’:4,5] チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5] チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−8−フェニル−ピリド[2’,3’:4,5]チ エノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−チエニル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ [3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−ピリジル)−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[ 3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−ピリジル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ [3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−(3−ピリジル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チ エノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−フリル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[ 3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、及び 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−(3−チエニル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チ エノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 からなる群から選択された、式Iの請求項1記載の化合物又はそれらの薬物的に 許容される塩、エステル若しくはプロドラッグ。 11.式IX: (式中、R1及びR2は独立に、水素及びアルコキシからなる群から選択され、A はメチレンであり、nは1であり、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンで あり、Gは水素であり、G’は存在せず、Yは窒素であり、Y’は硫黄であり、 P’、Q、S’はメチンであり、Tは窒素であり、R4及びR5は独立に、水素、 アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シクロアルキル、アリ ール及び複素環から選択される) の、請求項1記載の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しく はプロドラッグ。 12.該化合物が、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン −2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミ ジン−2, 4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−メトキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−クロロ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d ]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−イソプロポキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ [3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、及び 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−フ ェニル−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2, 4(1H,3H)−ジオン、 からなる群から選択される、請求項11記載の式IXの化合物又はそれらの薬物 的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグ。 13.式X: (式中、R1及びR2は独立に、水素及びアルコキシからなる群から選択され、A はメチレンであり、nは2であり、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンで あり、Gは水素であり、G’は存在せず、Yは窒素であり、Y’は硫黄であり、 [P’、Q及びS’はメチンであり、Tは窒素であり、R4及びR5は独立に、水 素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シクロアルキル、 アリール及び複素環から選択される) の、請求項1記載の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しく はプロドラッグ。 14.3−[3−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3 ,4,4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4 −c]ピリド−3−イル)プロピル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[ 3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−8−メトキシ−ピリド[2’,3’:4,5]チ エノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、及び 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−8−フェニル−ピリド[2’,3’:4,5]チ エノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 からなる群から選択された、請求項13記載の式Xの化合物又はそれらの薬物的 に許容される塩、エステル若しくはプロドラック。 15.式XI:(式中、R1及びR2は独立に、水素及びアルコキシからなる群から選択され、A はメチレンであり、nは2であり、、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレン であり、Gは水素であり、G’は存在せず、Yは窒素であり、Y’は硫黄であり 、Q及びS’はメチンであり、P’及びTは窒素であり、R4及びR5は独立に、 水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シクロアルキル 、アリール及び複素環から選択される) の、請求項1記載の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しく はプロドラッグ。 16.該化合物が、 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−0−メトキシ−1,3,4,4 a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピ リド−3−イル)ブチル]−8−メトキシ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チ エノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、及び 3−[4−((4aS,10bR)−トランス−10−メトキシ−1,3,4, 4a,5,10b−ヘキサヒドロ−2H−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピリド−3−イル)ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5] チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 からなる群から選択される、請求項15記載の式XIの化合物又はそれらの薬物 的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグ。 17.式XII:(式中、R1及びR2は独立に、水素及びアルコキシからなる群 から選択され、Aはメチレンであり、nは1であり、Wは、2〜10個の炭素原 子のアルキレンであり、Gは水素であり、G’は存在せず、Yは窒素であり、Y ’は硫黄であり、Q及びS’はメチンであり、P’及びTは窒素であり、R4及 びR5は独立に、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ 、シクロアルキル、アリール及び複素環から選択される) の、請求項1記載の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しく はプロドラッグ。 18.該化合物が、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−クロロ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−クロロ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−メトキシ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−メトキシ−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3 ,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3 ,2−d] ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−チエニル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ [3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−ピリジル)−ピリド[2’,3’:4,5]チエノ[ 3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−ピリジル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ [3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−(3 −ピリジル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジ ン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−フリル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[ 3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、及び 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−8−(3−チエニル)−ピラジノ[2’,3’:4,5]チ エノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−(−シス−7−ヒドロキシ−9−メトキシ−1,2,3,3a,4, 9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル )ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2− d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−6−ヒドロキシ−9−メトキシ−1, 2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1] −ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イル)ブチル]−8−フェニル− ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1 H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(2−ヒドロキシフェニル)−ピラジノ[2’,3’:4, 5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(3−ヒドロキシフェニル)−ピラジノ[2’,3’:4, 5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、及び 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−8−(4−ヒドロキシフェニル)−ピラジノ[2’,3’:4, 5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 からなる群から選択される、請求項17記載の式XII化合物又はそれらの薬物 的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグ。 19.式XIII: (式中、R1及びR2は独立に、水素及びアルコキシからなる群から選択され、A はメチレンであり、nは1であり、Wは、2〜10個の炭素原子のアルキレンで あり、Gは水素であり、G’は存在せず、Yは窒素であり、Y’は硫黄であり、 Q、S’及びTはメチンであり、P’は窒素であり、R4及びR5は独立に、水素 、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シクロアルキル、ア リール及び複素環から選択される) の、請求項1記載の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しく はプロドラッグ。 20.該化合物が、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1, 2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c] ピロール−2−イル)ブチル]−7−メトキシ−ピリド[3’,2’:4,5] チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1,2,3,3a,4 ,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2−イ ル)ブチル]−7−クロロ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2−d ]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−7−メトキシ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3, 2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、及び 3−[4−((3aS,9bR)−トランス−9−メトキシ−1,2,3,3a ,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c]ピロール−2 −イル)ブチル]−7−クロロ−ピリド[3’,2’:4,5]チエノ[3,2 −d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン、 からなる群から選択される、請求項19記載の式XIIIの化合物又はそれらの 薬物的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグ。 21.式XIV: (式中、R1及びR2は独立に、水素及びアルコキシからなる群から選択され、Y は窒素であり、Gは水素であり、Y’は硫黄であり、P’及びTは窒素であり、 Qはメチンであり、S’は炭素である) の、請求項1記載の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しく はプロドラッグ。 22.該化合物が、3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1 ,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c ]ピロール−2−イル)ブ チル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4,5]チエノ[3,2−d] ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオンである、請求項21記載の式XIV の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグ。 23.該化合物が、3−[4−((3aR,9bR)−シス−9−メトキシ−1 ,2,3,3a,4,9b−ヘキサヒドロ−[1]−ベンゾピラノ[3,4−c ]ピロール−2−イル)ブチル]−8−フェニル−ピラジノ[2’,3’:4, 5]チエノ[3,2−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン塩酸塩で ある、請求項22記載の式XIV化合物。 24.式XV: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアル キルからなる群から選択され、nは1又は0である) の化合物又はその薬物的に許容される塩。 25.式XVI: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、nは1又は0である) の化合物又はその薬物的に許容される塩。 26.式XVIT: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、 アルキニル、アルコキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロ キシ、ヒドロキシアルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニト ロ、アミノ及びアミノアルキルからなる群から選択され、mは2〜10であり、 nは1又は0である) の化合物又はその薬物的に許容される塩。 27.式XVIII: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、nは1又は0である) を有する請求項24記載の化合物又はその薬物的に許容される塩。 28.絶対立体化学が3aR及び9bRである、請求項27記載の化合物。 29.式XIX: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、nは1又は0である) を有する請求項25記載の化合物又はその薬物的に許容される塩。 30.絶対立体化学が3aR及び9bRである、請求項29記載の化合物。 31.式XX: (式中、R1及びR2は独立に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アル コキシアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、ヒドロキシ アルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ及びア ミノアルキルからなる群から選択され、mは2〜10であり、nは1又は0であ る) を有する請求項26記載の化合物又はその薬物的に許容される塩。 32.絶対立体化学が3aR及び9bRである、請求項31記載の化合物。 33.式XXI:(式中、U、Y’、G’は、式I〜XIVに於いて定義された通りであり、Rは アルキルである) の化合物又はその薬物的に許容される塩。 34.式XXII: (式中、U、Y’、G’は、式I〜XIVに於いて定義された通りであり、Rは アルキルである) の化合物又はその薬物的に許容される塩。 35.式XXIII: (式中、U、Y’、G’は、式I〜XIVに於いて定義された通りであり、Rは アルキルである) の化合物又はその薬物的に許容される塩。 36.式XXTV:(式中、Rzはアルキルである) の化合物。 37.式XXV: (式中、Rzはアルキルである) の化合物。 38.式XXVI: (式中、Xはハロゲンであり、Rはアルキル及びアリールアルキルから選択され る) の化合物。 39.式XXVII: の化合物。 40.式XXVIII:の化合物。 41.式XXIX: の化合物。 42.薬物的に許容される担体と組合せて、治療的に有効量の請求項1記載の化 合物からなる、薬物組成物。 43.薬物的に許容される担体と組合せて、治療的に有効量の請求項22記載の 化合物からなる、薬物組成物。 44.治療的に有効量の請求項1記載の化合物を投薬することからなる、下記の ような治療が必要である宿主哺乳動物に於けるα−1アドレナリン受容体の拮抗 化方法。 45.治療的に有効量の請求項22記載の化合物を投薬するこ とからなる、下記のような治療が必要である宿主哺乳動物に於けるα−1アドレ ナリン受容体の拮抗化方法。 46.治療的に有効量の請求項1記載の化合物を投薬することからなる、下記の ような治療が必要である宿主哺乳動物に於ける良性前立腺過形成(BPH)の治 療方法。 47.治療的に有効量の請求項22記載の化合物を投薬することからなる、下記 のような治療が必要である宿主哺乳動物に於ける良性前立腺過形成(BPH)の 治療方法。 48.治療的に有効量の請求項1記載の化合物を投薬することからなる、下記の ような治療が必要である宿主哺乳動物に於ける膀胱出口閉塞(BOO)の治療方 法。 49.治療的に有効量の請求項22記載の化合物を投薬することからなる、下記 のような治療が必要である宿主哺乳動物に於ける膀胱出口閉塞(BOO)の治療 方法。 50.治療的に有効量の請求項1記載の化合物を投薬することからなる、下記の ような治療が必要である宿主哺乳動物に於ける神経性膀胱の治療方法。 51.治療的に有効量の請求項22記載の化合物を投薬することからなる、下記 のような治療が必要である宿主哺乳動物に於 ける神経性膀胱の治療方法。 52.治療的に有効量の請求項1記載の化合物を投薬することからなる、下記の ような治療が必要である宿主哺乳動物に於ける子宮平滑筋収縮の治療方法。 53.治療的に有効量の請求項22記載の化合物を投薬することからなる、下記 のような治療が必要である宿主哺乳動物に於ける子宮平滑筋収縮の治療方法。 54.式: (式中、R1、R2、A、n、W、Y、G、Y’、G’、P、Q、S、T、R4及 びR5は、前記定義された通りである) の化合物又はそれらの薬物的に許容される塩、エステル若しくはプロドラッグの 製造方法であって、 a)式:(式中、Raはアミノアルキルである) の化合物を、 b)式: (式中、Rはアルキルである) の化合物と反応させる工程からなる製造方法。
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WO2023248964A1 (ja) * 2022-06-21 2023-12-28 クミアイ化学工業株式会社 ハロ酢酸を用いたスルホン誘導体の製造方法

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