JP2002502460A - タンパク質主体の汚れをクリーニングするための混合プロテアーゼ酵素系及びそれを含む組成物 - Google Patents

タンパク質主体の汚れをクリーニングするための混合プロテアーゼ酵素系及びそれを含む組成物

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、クリーニング組成物、特に自動食器洗い用組成物を含み、これは、少なくとも1つのキモトリプシン様プロテアーゼ酵素および少なくとも1つのトリプシン様プロテアーゼ酵素の組み合わせを含む有効量のプロテアーゼ酵素クリーニング系であって、ここで前記少なくとも1つのキモトリプシン様プロテアーゼは、少なくとも約15のsAAPF活性/bVGR活性の酵素活性比を有し、前記トリプシン様プロテアーゼ酵素は約10.0未満のsAAPF活性/bVGR活性の酵素活性比を有する;と、クリーニング添加剤と、を含む。

Description

【発明の詳細な説明】 タンパク質主体の汚れをクリーニングするための混合プロテアーゼ酵素系 及びそれを含む組成物 発明の分野 本発明は、さまざまな組成物を介してタンパク質主体の汚れをクリーニングす るための混合プロテアーゼ酵素及びそれらの使用方法に関する。より具体的には 本発明は、自動食器洗い用組成物における強力な食品のクリーニングのためであ り、低減されたスポッティングおよびフィルミングのための複数のプロテアーゼ 酵素の組み合わせに関する。 発明の背景 繊維(fabric)からある種のしみを除去するのを助けるため、さまざまな種類の 酵素が洗濯用洗剤に長い間用いられてきた。各種類の酵素(アミラーゼ、プロテ アーゼなど)は、一般的に異なる化学反応を触媒する。例えば、プロテアーゼ酵 素は、他のタンパク質を加水分解(化合物を2つ以上のより単純な化合物に分解 すること)する能力により知られている。その能力は、天然由来(naturally occ urring)または工学処理プロテアーゼ酵素を洗濯用洗浄組成物に混和することを 介して利用されてきた。 近年、消費者がグラスおよび皿のスポッティング(spotting)およびフィルミン グ(被膜形成(filming))がないクリーニングを望んでいる自動食器洗いについて 、酵素の使用が研究されてきた。残念なことに、酵素の多く、特にプロテアーゼ 酵素は、洗浄環境にうまく移されていない。具体的には、満足できる性能を保証 するため、熱安定性、pH安定性、酸化安定性および基質特異性を最適化する必 要がある。 さらに、強力な食品のクリーニングをもたらす自動食器洗い用組成物に対する 消費者の興味は増加している。セラミックおよびプラスチックへの日用食品や卵 の染みは、自動食器洗いでは長い間除去が困難であった。プリン、チーズおよび ミルクのような牛乳主体の汚れの除去も問題であった。 したがって、スポット/フィルム形成なしに強力なクリーニングができる組成 物の必要性が未だ存在する。より具体的には、そのような利点をもたらすよう設 計されたプロテアーゼ酵素により、強力な食品クリーニングおよび低減されたス ポット/フィルム形成をもたらすことができる自動食器洗い用組成物が要請され ている。 背景技術 以下の文書は、本発明に関連する、または関連しない情報を含んでいる。Ge nencor International,Inc.に付与されたWO 95/1061 5;Novo Nordisk A/Sに付与されたWO 89/06270:Kirk−O thmer,Encyclopedia of Chemical Techn ology,4th.Ed.,Vol.9,Wiley 1994,pages 567−620,titled“Enzyme Applications−I ndustrial”,Nielsen他およびその中の参考文献。The P rocter&Gamble Companyに付与されたWO 95/10591およびW O 95/10592。 発明の概要 強力な食品クリーニングおよび低減されたスポッティング/フィルミングが可 能なプロテアーゼ酵素を有する組成物が提供される本発明により、前記必要性は 満足される。特に、本発明は、スポッティング/フィルミング問題が生じること のなく、タンパク質主体の汚れのクリーニングで、および特に自動食器洗い用組 成物において、特に効果的なプロテアーゼ酵素系を提供する。本発明は、キモト リプシン様特異性を有する少なくとも1つの酵素とトリプシン様特異性を有する 少なくとも1つの酵素との組み合わせを含む。 トリプシン様およびキモトリプシン様は、酵素トリプシンおよびキモトリプシ ンに類似した特異性プロファイルを有するプロテアーゼを指す。すなわち、トリ プシン様プロテアーゼ酵素は、電荷を帯びたアミノ酸残基、より具体的にはアル ギニンおよびリジンなどの残基のペプチド結合の方を、疎水性のアミノ酸残基、 より具体的にはフェニルアラニン、トリプトファンおよびチロシンのペプチド結 合を優先的に開裂するよりも優先的に開裂することによりタンパク質を加水分解 する酵素を指す。後者のプロファイルを持つ酵素はキモトリプシン様特異性を有 する場合をいう。したがって、本発明は、優れたクリーニングおよびスポッティ ング/フィルミング利益をもたらすための少なくとも1つのトリプシン様プロテ アーゼと少なくとも1つのキモトリプシン様プロテアーゼを有する混合プロテア ーゼ酵素系に関する。 本発明の第1の実施態様に従い、クリーニング組成物が提供される。前記クリ ーニング組成物は、 (a)前記組成物の約0.0001重量%から約10重量%の、少なくとも1つ のキモトリプシン様プロテアーゼ酵素および少なくとも1つのトリプシン様プロ テアーゼ酵素の組み合わせを含むプロテアーゼ酵素クリーニング系であって、こ こで前記少なくとも1つのキモトリプシン様プロテアーゼは、少なくとも約15 のsAAPF−pNA(N−スクシニル−ala−ala−pro−phe−p −ニトロアニリド、以下suc−AAPF−pNA)活性/bVGR−pNA( ベンジル−val−ara−lys−p−ニトロアニリド、以下bVGR4pN A)活性の酵素活性比を有し、トリプシン様プロテアーゼ酵素は約10.0未満 のsAAPF−pNA活性/bVGR−pNA活性の酵素活性比を有する;なら びに、 (b)前記組成物の約0.1重量%から約99重量%のクリーニング添加剤 を含む。 好適実施態様では、キモトリプシン様プロテアーゼ酵素は、少なくとも約17 .5のsAAPF−pNA活性/bVGR−pNA活性の酵素活性比を有し、ト リプシン様プロテアーゼ酵素は約8.0未満のsAAPF−pNA活性/bVG R−pNA活性の酵素活性比を有する。 キモトリプシン様酵素は、好ましくは、天然に見られないアミノ酸配列を有す るカルボニルヒドロラーゼ変種であり、このカルボニルヒドロラーゼは、Bacill us amyloliquefaciensのサブチリシンの番号付けにしたがって、+76位と、+ 99,+101,+103,+104,+107,+123,+27,+105 ,+109,+126,+128,+135,+195,+197,+204, +206,+216,+217,+218,+222,+260,+265,+ 274およびこれらの混合物からなる群より選択された少なくとも1つの位置と に相当するカルボニルヒドラーゼ中の位置の複数のアミノ酸残基を異なるアミノ 酸に置換することによって前駆カルボニルヒドラーゼから誘導され、+76,+ 103および+104位が最も好ましい。 トリプシン様プロテアーゼ酵素は、好ましくはBacillus Lentusから得られた プロテアーゼ酵素か、天然に見られないアミノ酸配列を有するカルボニルヒドラ ーゼ変種かのいずれかであり、これはBacillus amyloliquefaciensのサブチリシ ンの+210位と、+33,+62,+67,+76,+100,+101,+ 103,+104,+107,+128,+129,+130,+132,+1 35,+156,+158,+164,+166,+167,+170,+20 9,+215,+217,+218および+222位からなる群より選択された ものに相当する1以上のアミノ酸残基との組み合わせの複数のアミノ酸残基を異 なるアミノ酸に置換することによって誘導され、+210,+76,+103, +104,+156および+166位が最も好ましい。 好適実施態様では、キモトリプシン様プロテアーゼ酵素とトリプシン様プロテ アーゼ酵素との重量比は、約0.5:1から約10:1であり、より好ましくは 約1:1から約5:1である。任意実施形態では、アミラーゼ酵素が含まれても よく、またはクリーニング添加剤はビルダー、シリケート、低発泡非イオン性界 面活性剤、過酸化漂白源、漂白活性剤、漂白触媒およびこれらの混合物からなる 群より選択される。 本発明の第2の実施態様では、改良されたスポッティング/フィルミング利益 を有する自動食器洗い用組成物が提供される。自動食器洗い用組成物は、実質的 に上述したようなプロテアーゼ酵素系を含み、または好適実施態様では自動食器 洗い組成物は、以下の: (a)前記組成物の約0.0001重量%から約10重量%の、少なくとも1つ のキモトリプシン様プロテアーゼ酵素および少なくとも1つのトリプシン様プロ テアーゼ酵素の組み合わせを含むプロテアーゼ酵素クリーニング系であって、こ こで前記少なくとも1つのキモトリプシン様プロテアーゼは、少なくとも約15 のsAAPF−pNA活性/bVGR−pNA活性の酵素活性比を有し、トリプ シン様プロテアーゼ酵素は約10.0未満のsAAPF−pNA活性/bVGR −pNA活性の酵素活性比を有する; (b)前記組成物の約0.1重量%から約20重量%の低発泡非イオン性界面活 性剤; (c)前記組成物の約10重量%から約50重量%の洗浄性(detergency)ビルダ ー;ならびに、 (d)前記組成物の約0.0005重量%から約30重量%の漂白剤 を含む。 更に他の本発明による実施態様では、牛乳主体の食品の汚れのある汚れた食器 を得て、上述したような組成物でこの食器を処理することを含む食器におけるス ポッティングまたはフィルミングを防ぎながら食器をクリーニングする方法が提 供される。 したがって、本発明の目的は、優れたスポッティングおよびフィルミング利益 をももたらす優れたクリーニング性能をデリバリーするプロテアーゼ酵素系を提 供することである。本発明の更なる目的は、この優れたプロテアーゼ酵素系を含 むクリーニング組成物を提供することである。さらに本発明の目的は、プロテア ーゼ酵素系を含む自動食器洗い用組成物を提供することである。そして、本発明 の更なる他の目的は、優れたプロテアーゼ酵素系を用いることによって食器をク リーニングする方法を提供することである。これらのおよび他の目的、特徴およ び長所は、下記の詳細は説明および添付のクレームから明らかであろう。 特に断りのない限り、パーセンテージ、比率および割合は重量に基づいている 。本明細書に引用された全文書はこれにより参照のため組み込む。 好ましい実施態様の詳細な説明 プロテアーゼ酵素系 本発明は、自動食器洗い環境において優れた性能利益をもたらすように設計さ れた混合プロテアーゼ酵素系を提供する。混合プロテアーゼ酵素系は、少なくと も2つの異なるクラスのプロテアーゼ酵素の使用に関連している。最初のクラス は、キモトリプシン様プロテアーゼ酵素のものである。これは、例えばフェニル アラニン、トリプトファンおよびチロシンのような疎水性アミノ酸残基のペプチ ド結合を優先的に開裂することによってタンパク質を加水分解するプロテアーゼ 酵素である。これらのキモトリプシン様プロテアーゼは、第2のクラスのプロテ アーゼ酵素、トリプシン様プロテアーゼと合同して使用される。トリプシン様プ ロテアーゼ酵素は、例えばアルギニンおよびリジンのような電荷を有するアミノ 酸残基のペプチド結合を優先的に開裂することによりタンパク質を加水分解する 。これら2つのクラスのプロテアーゼによる酵素の組み合わせは、自動食器洗い 環境のための優れた酵素クリーニング系を提供する。 以上で議論されたように、基質特異性は、2つの合成基質における酵素の作用 により一般的に説明される。2つの合成基質のうち1つが入った溶液に酵素が入 れられる。次いで、問題とする酵素の合成基質を加水分解する能力が測定される 。本発明の目的には、本発明の酵素の特異性を測定するために用いられる合成基 質は、合成基質suc−AAPF−pNA、および合成基質bVGA−pNAで あり、その両方が、SIGMA Chemicalsから入手できる。これらの 合成基質は両方とも当業者に公知である。トリプシン様特異性を有する酵素の種 類に属するプロテアーゼは、合成基質bVGA−pNAを優先的に加水分解する が、合成基質suc−AAPF−pNAをはるかに少ない度合いで加水分解する 。逆に言えば、キモトリプシン様プロテアーゼ酵素は、合成基質bVGA−pN Aを優先的に加水分解し、suc−AAPF−pNAをはるかに少ない度合いで 加水分解する。 プロテアーゼ酵素の全体的な特異性は、合成基質のそれぞれに対する酵素の特 異性を測定し、次いで2つの合成基質における酵素活性の比をとることにより決 定できる。したがって、本発明の目的には、活性特異性比は、以下の式: [suc-AAPF-pNAにおける活性]/[bVGR-pNAにおける活性] により決定される。本発明の目的には、約10未満、より好ましくは約8未満、 最も好ましくは約7未満の比を有する酵素が、トリプシン様特異性を示すと考え ら得、本発明の目的には、約15を越える、好ましくは約17.5を越える、最 も好ましくは約20を越える比を有する酵素はキモトリプシン様特異性を示して いると考えられ得る。特異性測定 本発明の目的には、特異性は、上述されたように2種の合成基質に対して測定 し、決定される。以下の試験が利用される。pH8.6、温度25℃のTris ma緩衝剤(12.109gのTris Base(0.1M)、1.471g のCaCl2・2H2O(0.01M)、3.1622gのNa223(0.0 2M)の組合せから調製し、pHを1NのH2SO4で調整)5mLを、標準的な 10mLの試験管に加える。1Mグリシン緩衝剤中の試験すべき活性酵素、pH 10グリシン緩衝剤中0.5ppmを試験管に加える。緩衝溶液1mLあたり約 1.25mgの合成基質を試験管に加える。混合物を25℃で15分間インキュ ベートする。インキュベーション時間の終了の際に、酵素阻害剤、PMSFを緩 衝溶液1mLあたり約0.5mgの濃度で混合物に加える。混合物の吸光度また はOD値を、Gilford Response UV spectromet er,Model#1019を用い、410nmの波長の可視光で読み取って決 定する。前記吸光度は、合成酵素に対する酵素の活性を示している。吸光度が大 きいほど、その基質に対する活性のレベルは高い。したがって、本発明の目的に は、吸光度は酵素活性に等しい。 本発明の混合プロテアーゼ酵素系は、組成物の重量で約10%未満、より好ま しくは約5%未満、さらにより好ましくは約2%未満の最高濃度から、約0.0 001%を越える、より好ましくは約0.1%を越える、さらにより好ましくは 約0.5%を越える最低濃度で組成物に使用される。系自体の中に関して、キモ トリプシン様プロテアーゼ酵素のトリプシン様プロテアーゼ酵素に対する比は、 約0.5:1から約10:1、より好ましくは約2:1から約5:1、最も好ま しくは約1:1から約3:1の範囲である。また、好ましくは、本明細書での酵 素と漂白剤との比(E/B比)と呼ばれる、組成物100グラム中の活性プロテ アーゼのmg数と、洗浄溶液中のいずれかのペルオキシ酸からのppm理論有効 O2(「AVO2」)ppmとの比が約1:1から約20:1になるような充分な 量でプロテアーゼ酵素は組成物中に存在する。プロテアーゼ酵素が用いられてい るさまざまなクリーニング組成物が数例、以下でさらに詳細に議論される。キモトリプシン様酵素 本発明によれば、キモトリプシン様酵素は、上記で定義したように活性比が約 15を越えるものである。特に、天然に見られないアミノ酸配列を有する天然由 来でないカルボニルヒドロラーゼ変種がこのクラスの酵素に好ましく、これは、 前駆カルボニルヒドロラーゼの+76位と、以下の残基+99,+101,+1 03,+104,+107,+123,+27,+105,+109,+126 ,+128,+135,+195,+197,+204,+206,+216, +217,+218,+222,+260,+265および/または+274位 の1つまたは複数との組合わせに相当する複数のアミノ酸残基を、異なるアミノ 酸に置換することによって誘導され、ここでこの番号位置は、Bacillus amyloli quefaciensの天然由来のサブチリシンまたは他のカルボニルヒドロラーゼ若しく はサブチリシン、例えばBacillus lentusサブチリシン中の等価なアミノ酸残基 に対応している。 本発明において有用な好ましいキモトリプシン様プロテアーゼ酵素であるカル ボニルヒドロラーゼ変種は、下記の組み合わせでのアミノ酸残基の置換を含む: 76/99;76/101;76/103;76/104;76/107;76 /123;76/99/101;76/99/103;76/99/104;7 6/101;103;76/101/104;76/103/104;76/1 04/107;76/104/123;76/107/123;76/99/1 01/103;76/99/101/104;76/99/103/104;7 6/101/103/104;76/103/104/123;76/104/ 107/123;76/99/101/103/104;76/99/103/ 104/123および/または76/99/101/103/104/123。 最も好ましくは、本発明に有用な変種酵素は、B.Lentusサブチリシンの以下の 残基の組み合わせ:76/99;76/104;76/99/104;76/1 03/104;76/104/107;76/101/103/104;76/ 99/101/103/104および76/101/104でのアミノ酸残基の 置換、欠損または挿入を含み、76/103/104が最も好ましい。このよう な酵素は米国特許出願第08/322,676および08/322,677ならびに、Genenco r Internationalの1995年4月20日公開のWO95/10615に十 分に記述されており、これらの文献を援用して本文の一部とする。 本発明における使用に適した他のキモトリプシン様プロテアーゼ酵素には、Ba cillusの菌株から得られるものがあり、これはpH範囲8〜12の間で最大の活 性を有し、以下「Novo」と称するデンマークのNovo Industr 素およびアナログ(類似)酵素の調製は、Novoに付与された英国特許1,243, 784号に記載されている。他の適切なプロテアーゼには、NovoのAL テアーゼがある。トリプシン様酵素系 本発明によれば、トリプシン様酵素は、上記で定義されたように活性比が約1 0未満のものである。上記の要件を満たす特に適したプロテアーゼ酵素は、No Lentusサブチリシンから得られるプロテアーゼ酵素などの微生物アルカリプロテ イナーゼである。 本発明による他の特に好ましいトリプシン様プロテアーゼ酵素には、210位 と以下の残基:+33,+62,+67,+76,+100,+101,+10 3,+104,+107,+128,+129,+130,+132,+135 ,+156,+158,+164,+166,+167,+170,+209, +215,+217,+218および+222位の1つまたは複数との組み合わ せに対応する前駆カルボニルヒドロラーゼの複数のアミノ酸残基を、異なるアミ ノ酸で置換することにより誘導された天然由来でないカルボニルヒドロラーゼ変 種があり、ここで番号位置は、Bacillus amyloliquefaciensからの天然由来サブ チリシンまたは他のカルボニルヒドロラーゼまたはサブチリシン、例えばBacill us lentusサブチリシンなどの中の等価なアミノ酸残基に対応している。 本発明に有用な好ましい変種プロテアーゼ酵素は、下記組合せ:210/15 6;210/166;210/76;210/103;210/104;210 /217;210/156/166;210/156/217;210/166 /217;210/76/156;210/76/166;210/76/21 7;210/76/156/166;210/76/156/217;210/ 76/166/217;210/76/103/156;210/76/103 /166;210/76/103/217;210/76/104/156;2 10/76/104/166;210/76/104/217;210/76/ 103/104/156;210/76/103/104/166;210/7 6/103/104/217;210/76/103/104/156/166 ;210/76/103/104/156/217;210/76/103/1 04/166/217および/または210/76/103/104/156/ 166/217;210/76/103/104/166/222;210/6 7/76/103/104/166/222;210/67/76/103/1 04/166/218/222で、アミノ酸残基の置換、欠損および挿入を含ん でなる。最も好ましくは、本発明に有用な変種酵素は、B.lentusサブチリシン の以下の残基組合せ:210/156;210/166;210/217;21 0/156/166;210/156/217;210/166/217;21 0/76/156/166;210/76/103/156/166および21 0/76/103/104/156/166で、アミノ酸残基の置換、欠損およ び挿入を含んでなり、210/76/103/104/156/166が最も好 ましい。 本明細書において有用なプロテアーゼ酵素は、指定されたアミノ酸残基位置に おける天然由来の19種のL−アミノ酸のいずれもの置換も包含する。そのよう な置換は、どのような前駆サブチリシン(原核生物、真核生物、哺乳動物など) においても行うことができる。本出願書全体を通して、さまざまなアミノ酸を共 通な1文字および3文字コードで表している。このようなコードはDale,M .W.(1989),Molecular Genetics of Bact e ria,John Wiley&Sons,Ltd.,Appendix Bに 確認される。 好ましくは、特定アミノ酸残基位置の各々で行われる置換には、限定はしない ものの、+210位におけるI、V、LおよびAを含む置換、+33,+62, +76,+100,+101,+103,+104,+107,+128,+1 29,+130,+132,+135,+156,+158,+164,+16 6,+167,+170,+209,+215,+217および+218位のお けるDまたはEの置換、76位におけるD、H、E、G、F、K、PおよびNを 含む置換;103位におけるQ、T、D、E、Y、K、G、RおよびSを含む置 換;ならびに、104位におけるS、Y、I、L、M、A、W、D、T、Gおよ びVを含む置換;ならびに、222位におけるS、C、Aを含む置換を含む。上 述のトリプシン様酵素は、1997年6月 日に出願されたRai他の「PRO TEASE ENZYMES FOR TOUGH CLEANING AND COMPOSITIONS INCORPORATING SAME」というタ イトルの米国特許出願第 号(P&G整理番号 )に完全に開示されている。 したがって、本発明のプロテアーゼ酵素系は、優れたクリーニング利益、例え ば強力な食品のクリーニングと、優れたスポッティングおよびフィルミング利益 とを、自動食器洗いに提供する。これらの利益は、酵素漂白剤系をも含む組成物 において、特に明らかである。クリーニング添加剤 本発明のクリーニング組成物はまた、上述のようなプロテアーゼ酵素系の他に 、前記プロテアーゼ酵素と適合する1つまたは複数のクリーニング添加剤を含ん でなる。本明細書で用いる「クリーニング添加剤」という用語は、所望のクリー ニング組成物の特定の種類および製品の形態(例、液体、粒状、スプレー組成物 )のために選択された如何なる液体、固体または気体の物質をも意味し、その物 質は組成物に用いられるプロテアーゼ酵素と適合している。クリーニング添加剤 の具体的な選択は、クリーニングされる表面、物品または繊維と使用中のクリー ニング状態に対して望まれる組成物の形態(例、洗浄洗剤使用)を考慮すること により容易に行える。本明細書で用いる「適合」という用語は、クリーニング組 成 物物質が、プロテアーゼが通常の使用状況中に望まれるほど有効でなくなる程度 に、プロテアーゼ酵素系のタンパク質分解活性を低下させないことを意味する。 具体的なクリーニング組成物物質は、以下で詳細に例示される。 有効量のプロテアーゼ酵素系が、タンパク質性汚れ除去の必要があるさまざま な表面をクリーニングするのに有用な組成物に含まれる。そのようなクリーニン グ組成物には、形態が制限されない(例、液体および粒状)硬い表面をクリーニ ングするための洗剤組成物;形態が制限されない(例、粒状、液体および棒処方 )繊維をクリーニングするための洗剤組成物;食器洗い用組成物(形態が制限さ れず、粒状および液体の自動食器洗いの両方を含む);形状が制限されない口内 クリーニング組成物(例、歯磨き粉、練り歯磨きおよび洗口液処方);形態が制 限されない(例、液体、錠剤)義歯クリーニング組成物がある。本明細書で用い る「有効量のプロテアーゼ酵素系」とは、特定のクリーニング組成物で必要とさ れる酵素活性を達成するために必要な、上述のプロテアーゼ酵素系の量のことで ある。そのような有効量は、当業者には容易に確かめることができ、用いられる 特定の酵素変種、クリーニング用途、クリーニング組成物の具体的な組成ならび に液体または乾燥した組成物(例、粒状、棒状)のどちらが求められているかな どの多くの要因に基づいている。本発明の組成物は、組成物の重量で約1%から 約99.9%の添加剤組成物を普通含む。 任意の洗浄酵素 上述したプロテアーゼ酵素系の他に、酵素が、種々の目的のために本発明の組 成物に含まれることができ、これにはテキスタイルまたは食器のような表面から タンパク質主体、カルボヒドレート主体またはトリグリセリド主体の汚れを、例 えば洗濯中での保護染料の移りを防ぐためおよび繊維の回復のために、除去する ことが含まれる。このような酵素には、植物、動物、細菌、真菌および酵母起源 のようないずれもの適切な起源の付加的なプロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ 、セルラーゼ、ペルオキシダーゼおよびこれらの混合物がある。好適な選択物は 、pH活性および/または安定性最適条件、熱安定性ならびに活性洗剤、ビルダ ーなどの安定性などの因子により影響される。この観点では、例えば細菌性アミ ラーゼおよびプロテアーゼならびに真菌性セルラーゼのような細菌性または真菌 性 酵素が好ましい。 本明細書で用いる「洗浄酵素(detersive enzyme)」は、洗濯、硬質表面クリー ニングまたはパーソナルケア洗剤組成物において、クリーニング、汚れ除去また は他の有益な効果を有する全ての酵素を意味する。好ましい洗浄酵素は、プロテ アーゼ、アミラーゼおよびリパーゼなどのヒドロラーゼである。洗濯目的での好 ましい酵素には、プロテアーゼ、セルラーゼ、リパーゼおよびペルオキシターゼ があるが、これらに限定されない。アミラーゼおよび/またはプロテアーゼが自 動食器洗いに特に好ましく、それらには現在市販されている種類と、相次いで改 良されるがますます漂白適合性であるが、漂白失活感受性を残している改良され た種類の両方が含まれる。 酵素は、通常、「クリーニング有効量」を提供するに充分な量で、洗剤または 洗剤添加剤組成物に混和される。「クリーニング有効量」という用語は、繊維、 食器などの基材に、クリーニング、染み除去、汚れ除去、白色化、脱臭または新 鮮さ向上効果を生じることのできる如何なる量も意味する。現行の商業的な製造 の実際的な点では、典型的な量は、洗剤組成物1gあたり、重量で5mgまで、 より典型的には0.01mgから3mgの活性酵素である。他の言い方をすると 、本明細書の組成物は、典型的には重量で約0.001%から約15%、好まし くは約0.01%から約5%の市販酵素製剤を含んでなる。プロテアーゼ酵素は 、通常、組成物の1gあたり0.005から0.1アンソン単位(AU)の活性 を与えるに充分なレベルでそのような市販製剤に存在している。自動食器洗い用 などのある種の洗剤では、触媒活性のない物質の全量を最低限にし、スポッティ ング/フィルミングまたは他の最終結果を改善するため、市販製剤の活性酵素含 量を増加させるのが望ましいであろう。より高い活性レベルも、非常に濃縮され た洗剤配合物において望ましいであろう。 本明細書で、自動食器洗い目的に限定してはいないが特に自動食器洗い目的に 好適なアミラーゼには、例えば、Novoに付与された英国特許第1,296,839号 に記載されたα−アミラーゼ;International Bio−Synt 定性を改善するための酵素の工学処理は公知である。例えば、J.Biolog ical Chem.,Vol.260,No.11,June,1985,p p.6518−6521を参照のこと。本組成物のある好ましい実施態様は自動 食器洗いタイプなどの洗剤において改善された安定性、特に1993年商業利用 を有するアミラーゼを使用することもできる。本明細書において好ましいこれら のアミラーゼは、上記の基準点アミラーゼに対して測定された、例えば、pH9 −10の緩衝液中の過酸化水素/テトラアセチルエチレンジアミンに対する酸化 安定性;例えば、約60℃などの通常の洗浄温度での熱安定性;または、例えば 、約8から約11.5のpHでのアルカリ安定性のうち1つまたは複数における 測定可能な改善により最低でも特徴づけられる「安定性強化」アミラーゼである という特徴を共有している。安定性は、当業界に開示された技術試験のいずれを 用いても測定できる。例えば、WO 9402597に開示されている参照文献を参照のこ と。安定性強化されたアミラーゼは、NovoまたはGenencor Int ernationalから入手できる。本明細書で非常に好ましいアミラーゼの ある種類は、1つ、2つまたは複数のアミラーゼ菌株が直接の前駆体であるかど うかに関係なく、1つまたは複数のBacillusアミラーゼから、特にBacillusα− アミラーゼから指定位置突然変異誘発を用いて誘導されたという共通性を有する 。酸化安定性強化されたアミラーゼ対上記で確認した基準アミラーゼは、特に、 本明細書の漂白剤組成物、より好ましくは塩素漂白とは異なり酸素漂白剤組成物 での使用が好ましい。そのような好ましいアミラーゼには、(a)アラニンまた はス licheniformisα−アミラーゼの197位に位置するメチオニン残基の置換がな された突然変異体、またはB.amyloliquefaciens、B.subtilisまたはB.stearot hermophilusなどの類似の親アミラーゼの相同位置の変種によりさらに説明され る、本明細書の前に組み込まれた1994年2月3日のNovoのWO 9402597に よるアミラーゼ;(b)「Oxidatively Resistant al pha−Amylases」と言うタイトルで、第207回American Chemical Society National Meeting,19 94年3月13〜17に、C.Mitchinsonにより提出された論文中で 、Genencor Internationalにより記載されたような安定 性強化アミラーゼがある。その論文中で、自動食器洗い用洗剤中の漂白剤はα− アミラーゼを不活性化させるが、酸化安定性が改善されたアミラーゼがGene ncorによりB.licheniformis NCIB8061から作られたと記されていた。メチ オニン(Met)は、修飾される可能性が最も高い残基と確認された。Metは 、8,15,197,256,304,366および438の位置で、一度に1 つ置換され、特定の突然変異体になるが、特に重要なのがM197LおよびM1 97T変種であり、M197T変種は最も安定な発現変種である。安定性は、C A 特に好ましいアミラーゼは、WO9510603Aに記載されたように、直接の親に追加の 修飾を有するアミラーゼ変種であり、譲渡人であるNovoからDURAMYL enencor Internationalに付与されたWO 9418314およびN ovoに付与されたWO 9402597に記載のものがある。例えば、公知のキメラ、ハ イブリッドまたは入手可能なアミラーゼの単純な親形態から指定位置突然変異誘 発により誘導された他の如何なる酸化安定性強化アミラーゼも用いることができ る。他の好ましい酵素修飾にもアクセス可能である。Novoに付与されたWO 9 509909を参照のこと。 他のアミラーゼ酵素には、WO 95/26397およびNovo Nordiskによ る同時係属出願PCT/DK96/00056に記載されているものがある。本発明の洗剤組成 物に用いる具体的なアミラーゼ酵素としては、25℃から55℃の温度範囲およ 定活性を有することで特徴づけられているα−アミラーゼがある(そのようなP に記載されている)。本明細書には、参考文献中のSEQ ID リストに示さ れるアミノ酸配列と少なくとも80%の相同性を持つα−アミラーゼも含まれる 。これらの酵素は、好ましくは、組成物全体の重量の0.00018%から0. 0 60%の純粋な酵素の濃度で、より好ましくは組成物全体の重量の0.0002 4%から0.048%の純粋な酵素の濃度で洗濯洗剤組成物に混合される。 本明細書で使用可能なセルラーゼには、細菌性および真菌性の種類が含まれ、 好ましくは5から9.5の間で至適なpHを有する。1984年3月6日のBa rbesgoard他の米国特許第4,435,307号には、Humicola insolensまたは Humicola株DSM1800またはAeromonas属に属するセルラーゼ212生産菌から得ら れる適切な真菌性セルラーゼおよび、海洋性軟体類、Dolabella Auricula Solan derの肝膵臓から抽出されるセルラーゼが開示されている。適切なセルラーゼは 、GB-A-2.075.028号;GB-A-2.095.275号およびDE-OS-2.247.832号にも開示され て ある。Novoに付与されたWO 9117243も参照のこと。 洗剤用途に適切なリパーゼ酵素には、英国特許第1,372,034号に開示されてい るように、Pseudomonas stutzeri ATCC 19.154などのPseudomonas群の微生物が 生産するものがある。1978年2月24日に公開された特開昭53−2048 7号のリパーゼも参照のこと。このリパーゼは、日本、名古屋のAmano P harmaceutical Co.Ltd.,からリパーゼP「Amano」 または「Amano−P」の商標で市販されている。他の好適な市販リパーゼに はAmano-CES、リパーゼex Chromobacter viscosum、例えば日本、田方のToy o Jozo Co.,から市販されるChromobacter viscosum var.lipolyticu m NRRLB 3673;米国のU.S.Biochemical Corp.およびオランダのDisoynth Co. から市販のChromobacter viscosumリパーゼ;リパーゼex Pseudomonas gladioli がある。Humicola lanuginosaから誘導され、Novoから市販されているL ダーゼ酵素に対して安定化されたリパーゼおよびアミラーゼは、Novoに付与 されたWO 9414951Aに記載されている。WO 9205249およびRD 94359044も参照のこ と。 本明細書での使用に適したクチナーゼ酵素は、Genencorに付与された WO 8809367Aに記載されている。 ペルオキシダーゼ酵素は、「溶液漂白」または支持体から除去された染料また は顔料が洗浄中に洗浄液中の他の支持体に移るのを防ぐため、例えば過炭酸塩、 過ホウ酸塩、過酸化水素などの酸素源と組合わせて使用してもよい。公知のペル オキシダーゼには、セイヨウワサビペルオキシダーゼ、リグニナーゼおよびクロ ローまたはブロモ−ペルオキシダーゼなどのハロペルオキシダーゼがある。ペル オキシダー含有洗剤組成物は、1989年10月19日Novoに付与されたWO 89099813 AおよびNovoに付与されたWO 8909813Aに開示されている。 ある範囲の酵素物質およびその合成洗剤組成物への混合手段は、Genenc or Internationalに付与されたWO 9307263AおよびWO9307260A 、Novoに付与されたWO8908694A、McCarty他に1971年1月5日に 付与された米国特許第3,553,139号に開示されている。酵素は、1978年7月 18日のPlace他の米国特許第4,101,457号および1985年3月26日の Hughesの米国特許第4,507,219号にさらに開示されている。液体洗剤配合 物に有用な酵素物質およびそのような配合物へのその混合は、1981年4月1 4日のHora他の米国特許第4,261,868号に開示されている。洗剤に用いる酵 素はさまざまな技術で安定化することができる。酵素安定化技術は、1971年 8月17日のGedge他の米国特許第3,600,319号および1986年10月2 9日のVenegasの欧州特許第199,405号および第200,586号に開示および例 示されている。酵素安定化系も、例えば米国特許第3,519,570号に開示されてい る。プロテアーゼ、キシラナーゼおよびセルラーゼを生産する有用なBacillus, sp.AC13もNovoに付与されたWO 9401532に記載されている。酵素安定化系 本明細書の酵素含有組成物は、限定はしないが液体組成物に含まれる場合、重 量で約0.001%から約10%、好ましくは約0.005%から約8%、最も 好ましくは約0.01%から約6%の酵素安定化系を含んでもよい。酵素安定化 系は、洗浄酵素と適合性があればいかなる安定化系であることもできる。そのよ うな系は、本質的に他の配合活動家により提供されるか、その配合者または洗浄 力のある酵素の製造者により別に添加されるであろう。そのような安定化系は、 例えば、カルシウムイオン、ホウ酸、プロピレングリコール、短鎖カルボン酸、 ボロン酸(boronic acid)およびそれらの混合物を含むことができ、洗剤組成物の 種類および物理的形態により、異なる安定化の問題に対処するために設計される ことができる。 ある安定化の手法は、完成した組成物中でのカルシウムおよび/またはマグネ シウムイオンの水溶性源の使用であり、これはこのようなイオンを酵素に提供す る。カルシウムイオンは一般的にマグネシウムイオンより有効であり、1種のカ チオンのみ用いる場合はカルシウムイオンが本明細書で好ましい。典型的な洗剤 組成物、特に液体の組成物は、完成した洗剤組成物のリットル当たり、約1から 約30、好ましくは約2から約20、より好ましくは約8から約12ミリモルの カルシウムイオンを含んでなるが、混和される酵素の多様性、種類および濃度を 含む因子により変動も可能である。好ましくは、水溶性カルシウムまたはマグネ シウム塩が使用され、これには例えば、塩化カルシウム、水酸化カルシウム、ギ 酸カルシウム、リンゴ酸カルシウム、マレイン酸カルシウム、水酸化カルシウム および酢酸カルシウムが含まれる。より一般的には、硫酸カルシウムまたは、例 示したカルシウム塩に対応するマグネシウム塩を用いてもよい。さらに高濃度の カルシウムおよび/またはマグネシウムも、例えばある種の界面活性剤の油脂切 断作用を促進するために、もちろん有用である。 他の安定化手法は、ホウ酸塩種の使用による。Seversonの米国特許第 4,537,706号を参照のこと。ホウ酸塩安定剤を用いる場合、組成物の10%まで またはそれ以上の濃度であるが、より典型的には、約3%までの濃度のホウ酸ま たは、ホウ砂またはオルトホウ酸塩などの他のホウ酸塩化合物が、液体洗剤用途 には適切である。フェニルボロン酸、ブタンボロン酸、p−ブロモフェニルボロ ン酸などの置換されたホウ酸もホウ酸の代わりに用いることができ、洗剤組成物 中の全ホウ素の低減された濃度が、そのような置換されたホウ素誘導体の使用に より可能である。 特定クリーニング組成物、例えば自動食器洗い用組成物例の安定化系は、特に アルカリ条件下で、多くの水道に存在する塩素漂白種が酵素を攻撃し不活性化す るのを防止するため添加される塩素漂白スカベンジャーをさらに、重量で0から 約10%、好ましくは約0.01%から約6%で含んでもよい。水中の塩素濃度 は、典型的には約0.5ppmから約1.75ppmの範囲であり低いかもしれ ないが、例えば繊維洗浄中または食器洗浄中に酵素と接触する水の全体積中の利 用可能な塩素は、比較的高くなりうる。したがって、使用中の塩素に対する酵素 安定性が問題になるときもある。塩素漂白と反応する能力を有する過ホウ酸塩ま たは過炭酸塩は、安定化系から個別に発生する量で本組成物にいくらか存在して いるので、塩素に対する追加の安定剤の使用は最も一般的には必須ではないが、 それらを使用するとより良い結果が得られるであろう。適切な塩素スカベンジャ ーアニオンは広く知られており、容易に入手でき、使用するならば、アンモニウ ムカチオンと亜硫酸塩、重亜硫酸塩、チオ亜硫酸塩、チオ硫酸塩、ヨウ化物など を含有する塩であることができる。カルバメート、アスコルベートなどの酸化防 止剤、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)などの有機アミンまたはそのアルカ リ金属塩、モノエタノールアミン(MEA)およびそれらの混合物も同様に使用 できる。同様に、異なる酵素が最大の適合性を有するように、特殊な酵素阻害系 を混和することもできる。重亜硫酸塩、硝酸塩、塩化物など他の従来型のスカベ ンジャー、過ホウ酸ナトリウム4水和物、過ホウ酸ナトリウム1水和物および過 炭酸ナトリウムなどの過酸化水素源ならびにホスフェート、縮合リン酸、酢酸塩 、安息香酸塩、クエン酸塩、ギ酸塩、乳酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、サリチル 酸塩などならびに、それらの混合物も所望ならば使用できる。一般的に、塩素ス カベンジャー機能は、よりよく認識されている機能(例、過酸化水素源)ごとに 別々に列記されている成分により実行され得るので、所望の程度にその機能を実 行する化合物が本発明の酵素を含有する実施態様に不在でなければ、別の塩素ス カベンジャーを加える絶対的な要件はない。そうであっても、スカベンジャーは 最高の結果のためにのみ添加される。さらに、配合者は、使用する場合、配合す ると他の反応性成分と極めて適合性のない如何なる酵素スカベンジャーまたは安 定剤の使用も避けるために、化学者の通常の技術を用いる。アンモニウム塩の使 用に関して言うと、そのような塩は洗剤組成物と簡単に混合できるが、保存中に 吸湿しやすく、かつ/またはアンモニアを遊離しやすい。したがって、そのよう な物質が存在する場合、Baginski他の米国特許第4,652,392号に記載さ れているもののように粒子中で保護することが望ましい。洗剤塩 本発明は、適切なビルダーまたは洗剤塩を含んでもよい。洗剤塩/ビルダーの レベルは、組成物の最終用途および所望される物理形態に依存して広い範囲で変 わり得る。存在する場合、組成物は普通少なくとも重量で約1%の、より典型的 には約10%から約80%の、さらにより典型的には約15%から約50%のビ ルダーを含み得る。しかし、これより低濃度および高濃度を排除するものではな い。 無機およびリン含有洗剤塩としては、ポリリン酸(トリポリリン酸塩、ピロリ ン酸塩およびガラス状高分子メタリン酸塩により例示される)のアルカリ金属、 アンモニウムおよびアルカノールアンモニウム塩、ホスホネート、フィチン酸、 シリケート、炭酸塩(重炭酸塩およびセスキ炭酸塩を含む)、硫酸塩およびアルミ ノシリケートがあるが、これらに限定されない。しかし、ある場所では、無リン の塩が求められる。重要なことは、本明細書の組成物は、クエン酸塩などのいわ ゆる「弱い」ビルダー(ホスフェートと比較して)の存在下においても、または ゼオライトまたは層状のシリケートビルダーなどで起こりうるいわゆる「ビルダ ー不足(underbuilt)」の状態においても驚くほどよく機能する。 シリケートビルダーの例は、アルカリ金属シリケートであり、特にSiO2: NaO2の比が1.6:1から3.2:1の範囲であるものであり、1987年 5月12日にH.P.Rieckに発行された米国特許第4,664,839号に記載さ れた層状ケイ酸ナトリウムである。NaSKS−6は、Hoechstにより販 売される結晶層状シリケートの商標である(通常本明細書では「SKS−6」と 省略される)。ゼオライトビルダーとは異なり、NaSKS−6ビルダーはアル ミニウムを含まない。NaSKS−6はδ−Na2SiO5の形態の層状シリケー トである。ドイツDE-A-3,417,649およびDE-A-3,742,043に記載のものなどの方法 で調製できる。SKS−6は、本明細書で使用するのに非常に好ましい層状シリ ケートであるが、一般式NaMSix2x+1・yH2Oを有する他のそのような層 状シリケートも使用でき、ここで式中Mはナトリウムまたは水素であり、xは1 .9から4の数、好ましくは2であり、yは0から20の数、好ましくは0であ る。Hoechstから販売されているさまざまな他の層状シリケートとしては 、α、βおよびγ型としてNaSKS−5、NaSKS−7およびNaSK S−11がある。以上に記したように、δ−Na2SiO5(NaSKS−6形) は、本明細書で用いるのに最も好ましい。他のシリケート、例えば、粒状配合物 中でクリスプ剤(crispening agent)として、酸素漂白剤の安定剤として、泡制御 系の成分として働くことができるマグネシウムシリケートなども有用であろう。 ビルダーとしての炭酸塩の例は、1973年11月15日に公開のドイツ特許 出願番号第2,321,001号に開示されたアルカリ土類およびアルカリ金属炭酸塩で ある。 アルミノシリケートビルダーも洗剤塩として本発明に加えることができる。ア ルミノシリケートビルダーは、現在販売されているよく使われる(heavy duty)粒 状洗剤組成物のほとんどにおいて非常に重要である。アルミノシリケートビルダ ーには、実験式: Mz(zAlO2)y]・xH2O を有するものがあり、ここで式中zおよびyは少なくとも6の整数、z対yのモ ル比は1.0から約0.5の範囲であり、xは約15から約264の整数である 。 有用なアルミノシリケートイオン交換物質は市販されている。これらのアルミ ノシリケートは、構造としては結晶またはアモルファスであり、天然由来アルミ ノシリケートまたは合成により誘導されたものとすることができる。アルミノシ リケートイオン交換物質の製造方法は、1976年10月12日にKrumme l他に発行された米国特許第3,985,669号に開示されている。本明細書において 有用な好ましい合成結晶アルミノシリケートイオン交換物質は、Zeolite A,Zeolite P(B),Zeolite MAPおよびZeolit eXの名称で入手可能である。特に好ましい実施態様において、結晶性アルミノ シリケートイオン交換物質は以下の式: Na12[(AlO2)12(SiO2)12]・xH2O を有し、式中Xは約20から約30、特に約27である。この物質はZeoli te Aとして知られている。脱水されたゼオライト(x=0−10)を本明細 書で使用してもよい。好ましくは、アルミノシリケートは、直径約0.1〜10 ミクロンの粒度を有する。 本発明の目的に適切な有機洗剤ビルダーには広範囲のポリカルボキシレート化 合物があるが、それらに制限されない。本明細書で用いる「ポリカルボキシレー ト」とは、複数のカルボキシレート基、好ましくは少なくとも3つのカルボキシ レート基を有する化合物をいう。ポリカルボキシレートビルダーは、一般的に酸 性型として組成物に添加することができるが、中和された塩の形態で添加するこ ともできる。塩型で使用される場合、ナトリウム、カリウムおよびリチウムなど のアルカリ金属またはアルカノールアンモニウム塩が好ましい。 種々のカテゴリーの有用な物質がポリカルボキシレートビルダーの中に含まれ る。ポリカルボキシレートビルダーの重要なカテゴリーの1つは、1964年4 月7日に発行されたBergの米国特許第3,128,287号および1972年1月1 8日に発行されたLamberti他の米国特許第3,635,830号に開示されたオ キシジスクシネートを含むエーテルポリカルボキシレートを包含する。1987 年5月5日に発行されたBush他の米国特許第4,663,071号の「TMS/TD S」ビルダーも参照のこと。適切なエーテルポリカルボキシレートには、米国特 許第3,923,679号;第3,835,163号;第4,158,635号;第4,120,874号および第4,10 2,903号に記載のものなどの環状化合物、特に脂環式化合物も含まれる。 他の有用な洗剤ビルダーには、エーテルヒドロキシポリカルボキシレート、マ レイン酸無水物とエチレンまたはビニルメチルエーテルのコポリマー、1,3, 5−トリヒドロキシベンゼン−2,4,6−トリスルホン酸およびカルボキシメ チルオキシコハク酸、エチレンジアミン4酢酸およびニトリロ3酢酸などのポリ 酢酸のさまざまなアルカリ金属、アンモニウムおよび置換アンモニウム塩ならび にメリト酸、コハク酸、オキシジコハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン1,3, 5−トリカルボン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸などのポリカルボキシレ ートならびに、それらの可溶性の塩がある。 クエン酸塩ビルダー、例えばクエン酸およびその可溶性の塩(特にナトリウム 塩)は、特に重要なポリカルボキシレートビルダーである。オキシジスクシネー トも、そのような組成物および組合せにおいて特に有用である。 1986年1月28日に発行されたBushの米国特許第4,566,984号に開示 された3,3−ジカルボキシ−4−オキサ−1,6−ヘキサンジオエートおよび 関連した化合物も本発明の洗剤組成物に適切である。有用なコハク酸ビルダーに は、C5〜C20アルキルおよびアルケニルコハク酸およびその塩がある。この種 類の特に好ましい化合物はコハク酸ドデセニルである。コハク酸塩ビルダーの具 体的な例としては、コハク酸ラウリル、コハク酸ミリスチル、コハク酸パルミチ ル、コハク酸2−ドデシニル(好ましい)、コハク酸2−ペンタデセニルなどが ある。コハク酸ラウリルは、この群の中の好ましいビルダーであり、1986年 11月5日に公開の欧州特許出願番号86200690.5/0,200,263に記載されている。 他の適切なポリカルボキシレートは、1979年3月13日に発行のCrut chfield他の米国特許第4,144,226号および1967年3月7日に発行の Diehlの米国特許第3,308,067号に開示されている。Diehlの米国特許 第3,723,322号も参照のこと。 追加のビルダー活性を提供するため、脂肪酸、例えばC12〜C18モノカルボン 酸も、単独にまたは上述のビルダー、特にクエン酸塩および/またはコハク酸塩 ビルダーと組み合わせて、組成物に混和することができる。脂肪酸のそのような 使用は、一般的に起泡の減少につながるので、配合者はこれを考慮に入れる必要 がある。界面活性剤 本発明により与えられる完全処方された洗剤組成物に含まれる洗浄界面活性剤 は、使用される界面活性剤および望まれる効果により、洗剤組成物の重量の少な くとも0.01%、好ましくは約0.5%から約50%含まれる。非常に好まし い態様において、洗浄界面活性剤は、組成物の重量の約0.5%から約20%含 まれる。 洗浄界面活性剤は、非イオン性、アニオン性、両性、双性イオン性またはカチ オン性であることができる。これらの界面活性剤の混合物を用いることもできる 。好ましい洗剤組成物は、アニオン洗浄界面活性剤またはアニオン界面活性剤と 他の界面活性剤、特に非イオン性界面活性剤との混合物を含む。 本明細書において有用な非制限的な例としては、従来のC11−C18アルキルベ ンゼンスルホネートおよび第1、第2およびランダムアルキルスルフェート、C10 −C18アルキルアルコキシスルフェート、C10−C18アルキルポリグリコ シドおよびそれらの対応するスルフェート化ポリグリコシド、C12−C18α―ス ルホネート化脂肪酸エステル、C12−C18アルキルおよびアルキルフェノールア ルコキシレート(特にエトキシレートおよび混合エトキシ/プロポキシ)、C12 −C18ベタインおよびスルホベタイン(「スルタイン」)、C10−C18アミノオ キシドなどがある。他の従来型の有用な界面活性剤は、標準的なテキストに列記 されている。 本発明の好ましい自動食器洗い組成物(ADD)において特に好ましい界面活 性剤は、低発泡性非イオン性界面活性剤(LFNI)である。LFNIは、重量 で0.01%から約10%、好ましくは約0.1%から約10%、最も好ましく は約0.25%から約4%の量で存在し得る。LFNIは、それらがADD製品 に与える改善されたウォーターシーティング作用(water-sheeting action)(特に ガラスから)のためADDに最も典型的に用いられる。それらは、自動食器洗い 中に遭遇する食品汚れを脱泡すると知られている以下でさらに説明される非シリ コーン、非ホスフェートポリマー物質をも包含する。 好ましいLFNIには、非イオン性アルコキシ化界面活性剤、特に1級アルコ ールから誘導したエトキシ化物およびそれらとポリオキシプロピレン/ポリオキ シエチレン/ポリオキシプロピレン(PO/EO/PO)逆ブロックポリマーな どのより複雑な界面活性剤とのブレンドがある。PO/EO/POポリマータイ プの界面活性剤は、特に、卵などの通常の食品汚れ成分に関して泡抑制または消 泡作用を持つとよく知られている。 本発明は、LFNIが存在し、この成分が約95°F(35℃)で固体であり 、より好ましくは約77°F(25℃)で固体である好ましい実施態様を包含す る。製造の容易さのため、好ましいLFNIは、約77°F(25℃)から約1 40°F(60℃)の間の、より好ましくは約80°F(26.6℃)から約1 10°F(43.3℃)の間の融点を有する。 好ましい実施態様において、LFNIは、炭素数約8から約20のモノヒドロ キシアルコールまたはアルキルフェノールと、平均でアルコールまたはアルキル フェノールのモル当たり約6から約15モルのエチレンオキシドとの反応により 誘導されるエトキシ化界面活性剤である。 特に好ましいLFNIは、アルコールのモル当たり平均で約6から約15モル の、好ましくは約7から約12モルの、最も好ましくは約7から約9モルのエチ レンオキシドと縮合した、炭素数約16から約20の直鎖脂肪アルコール(C16 〜C20アルコール)、好ましくはC18アルコールから誘導される。好ましくは、 そのように誘導されたエトキシ化非イオン性界面活性剤は、平均と比較して狭い エトキシレート分布を有する。 LFNIは、重量で約15%までの量のプロピレンオキシドを任意に含むこと ができる。他の好ましいLFNI界面活性剤は、参照により本明細書の一部とし た1980年9月16日に発行されたBuillotyの米国特許第4,223,163 号に記載の方法で調製できる。 LFNIが存在する本明細書の非常に好ましいADDは、エトキシ化モノヒド ロキシアルコールまたはアルキルフェノールを利用しており、さらにポリオキシ エチレン、ポリオキシプロピレンブロックポリマー化合物を含む。LFNIのエ トキシ化モノヒドロキシアルコールまたはアルキルフェノール部分は、LFNI 全体の約20%から約100%、好ましくは約30%から約70%を構成する。 前に記載した要件を満たす適切なブロックポリオキシエチレン−ポリオキシプ ロピレン高分子化合物としては、開始剤反応性水素化合物として、エチレングリ コール、プロピレングリコール、グリセロール、トリメチロールプロパンおよび エチレンジアミンに基づくものがある。C12〜C18脂肪族アルコールなどの、単 一の反応性水素原子を有する開始剤化合物の連続的なエトキシ化およびプロポキ シ化により作られる高分子化合物は、一般的に、本ADDにおいて満足できる泡 の制御を提供しない。BASF−Wyandotte Corp.Wyand と呼ばれているブロックポリマー界面活性剤化合物のいくつかは、本発明のAD Dに適切である。 特に好適なLFNIは、約40%から約70%のポリオキシプロピレン/ポリ オキシエチレン/ポリオキシプロピレンブロックポリマーブレンドを含み、これ は、17モルのエチレンオキシドおよび44モルのプロピレンオキシドを含有す る、ブレンド物の重量で約75%のポリオキシエチレンとポリオキシプロピレン の逆ブロックコポリマーと;トリメチロールプロパンで開始され、トリメチロー ルプロパンのモル当たり99モルのプロピレンオキシドおよび24モルのエチレ ンオキシドを含有する、ブレンド物の重量で約25%のポリオキシエチレンおよ びポリオキシプロピレンのブロックコポリマーとを含んでなる。 比較的低い曇り点および高い親水親油バランス(HLB)を有するようなLF NIが、本ADD組成物におけるLFNIとしての使用に適切である。水温の全 範囲において最適な泡の制御を行うため、1%水溶液の曇り点は、典型的には約 32℃未満であり、好ましくはより低く、例えば0℃である。 使用することのできるLFNIとしては、Olin Corp.からのPOL ような融点特性を有する如何なる生分解性LFNIも含まれる。 これらおよび他の非イオン性界面活性剤は当業界に公知であり、参照により本 明細書の一部になっているKirk−Othmer’s Encycloped ia of Chemical Technology 3rd Ed.,Vo l.22,pp.360−379、“Surfactants and Det ersive System”により詳細に記載されている。 以下の開示により決定される泡立ち(如何なるシリコーン起泡制御剤もない) が2インチ未満、好ましくは1インチ未満である混合界面活性剤を含んでなるA DD組成物が好ましい。 この測定に有用な装置は、透明なプレキシグラスドアを備えたWhirlpo ol Dishwasher(model 900)、LabviewおよびE xcel SoftwareのついたIBMコンピュータデータ収集、SCXI インターフェースを用いた近接センサー(Newark Corp.−mode l 95F5203)およびプラスティック定規である。 データは以下のとおり集められる。近接センサーが、金属ブラケットの下部食 器洗いラックに固定される。センサーは下向きに機械底部の回転食器洗いアーム の方を向いている(回転アームから約2cmの距離)。回転アームのそれぞれの 通過が近接センサーにより測定され、記録される。コンピューターにより記録さ れたパルスは、30秒間隔でパルスを計測することにより、ボトムアームの1分 あたりの回転数(RPM)に変換される。アーム回転速度は、機械内および食器 洗いポンプ内の泡の量に正比例する(すなわち、より多く泡がたつほど、アーム 回転はゆっくりである)。 プラスティック定規が食器洗い機のボトムラックに固定され、機械の床の方に のびている。洗浄サイクルの最後に、プラスティック定規を用いて(透明なドア から見ながら)泡の高さが測定され、泡の高さとして記録される。 以下の手順で、ADDを泡の生成に関して、また非イオン性界面活性剤をその 効用に関して評価する(非イオン性界面活性剤の別な評価のため、カスケードパ ウダーなどのADDベース処方を、ガラスバイアル瓶に別に入れて食器洗い機に 加えられた非イオン性界面活性剤とともに用いる)。 最初に、機械に水を満たし(水を適当な温度および硬度に調整する)すすぎサ イクルまで進む。添加される如何なるADD製品(または界面活性剤)も加えず に、RPMをサイクルの間(約2分間)モニターする(機械が正常に機能するこ とを確かめる品質コントロールチェック)。機械が洗浄サイクルのために一杯に なり始めたら、水の温度および硬度を再び調整し、ADD製品を機械の底部に加 える(別に評価する界面活性剤の場合、ADDベース処方が最初に機械底部に加 えられ、次いで界面活性剤を含むガラスバイアルを機械のトップラックに逆さに 置くことにより、界面活性剤が加えられる)。RPMを洗浄サイクルの間モニタ ーする。洗浄サイクルの最後で、泡の高さを、プラスティック定規を用いて測定 する。機械に再び水を満たし(適切な温度および硬度に水を調整)、もう一度す すぎサイクルを行う。RPMをこのサイクルの間モニターする。 平均RPMを、第1のすすぎ、メインの洗浄、最後のすすぎから計算する。% RPM効率が、対照系(非イオン性界面活性剤を含まないベースADD処方)の 平均RPMを試験界面活性剤の平均RPMで割ることにより計算される。RPM 効率および泡の高さの測定を用いて、界面活性剤の全体的な泡プロファイルの大 きさを決める。 漂白剤 過酸化水素源は、本明細書に取り入れられたKirk−Othmer’s E ncyclopedia of Chemical Technology 4 th Ed.(1992,John Wiley&Sons),Vol.4,p p.271−300,“Bleaching agents(Survey)” に詳細に記載されており、さまざまなコートされた形態や修飾された形態を含む 過ホウ酸ナトリウムおよび過炭酸ナトリウムの種々の形態が含まれる。「有効量 」の過酸化水素源とは、汚れた食器がアルカリの存在下で、家庭用食器洗い機で 消費者により洗浄される場合、過酸化水素源なしの組成物に比較して、汚れた食 器からの汚れの除去(特に茶しぶ)を測定可能なほど改善することのできる量の いずれでもある。 より一般的には、本明細書の過酸化水素源は、消費者の使用条件下で有効量の 過酸化水素を提供する便利な化合物または混合物のいずれでもある。レベルは広 範囲に変えられるが、通常、本明細書のADD組成物の重量で約0.1%から約 70%、より典型的には約0.5%から約30%の範囲である。 本明細書で用いられる好適な過酸化水素源は、便利な発生源のいずれでもある ことができ、過酸化水素自体も含まれる。例えば、過ホウ酸塩、例えば過ホウ酸 ナトリウム(いかなる水和物でもよいが、好ましくは1水和物または4水和物) 、炭酸ナトリウム過酸化水素化物または等価な過炭酸塩、ピロリン酸ナトリウム 過酸化水素化物、尿素過酸化水素化物または過酸化ナトリウムを本明細書で用い ることができる。過硫酸塩漂白剤(例、DuPont製造のOXONE)などの 利用可能な酸素の供給源も有用である。過ホウ酸ナトリウム1水和塩および過炭 酸ナトリウムが特に好ましい。いかなる便利な過酸化水素源の混合物も使用でき る。 好ましい過炭酸塩漂白剤は、約500マイクロメーターから約1,000マイ クロメーターの範囲の平均粒度を有する乾燥粒子を含んでなり、前記粒子の10 重量%以下が約200マイクロメーターより小さく、前記粒子の約10重量%以 下が約1,250マイクロメーターより大きい。任意に、前記過炭酸塩は、シリ ケート、ボレートまたは水溶性界面活性剤でコーティングされることができる。 過炭酸塩は、FMC、SolvayおよびTokai Denkaなどのさまざ まな発売元から入手可能である。 洗浄酵素を含む本発明のADD組成物には好ましくないが、本発明の組成物は 塩素型の漂白物質を漂白剤として含んでもよい。そのような薬剤は当業界に公知 であり、例えば、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム(NaDCC)がある。 本明細書の有効なADD組成物は、非イオン性界面活性剤およびビルダーのみ を含み得るが、完全処方のADD組成物は、性能を改善または修飾するため、他 の自動食器洗い洗剤添加剤も普通含み得る。これらの物質は、自動食器洗い組成 物に求められる性質に関して適宜選択される。例えば、低スポッティングおよび フィルミングが望まれる場合、この好ましい組成物は、The America n Society of Testing and Materials(「 ASTM」)D3556−85(1989に再承認)「Standard Te st Method for Deposition on Glasswar e During Mechanical Dishwashing」の標準試 験により測定して、3以下、好ましくは2未満、最も好ましくは1未満のスポッ ティングおよびフィルミンググレードを有する。 (a)漂白活性剤 組成物中の過酸素漂白成分は、活性剤(過酸前駆体)とともに処方されてもよ い。前記活性剤は、重量で組成物の約0.01%から約15%、好ましくは約0 .5%から約10%、より好ましくは約1%から約8%の濃度で存在している。 好ましい活性剤は、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、ベンゾイル カプロラクタム(BzCL)、4−ニトロベンゾイルカプロラクタム、3−クロ ロベンゾイルカプロラクタム、ベンゾイルオキシベンゼンスルホネート(BOB S)、ノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS)、フェニルベンゾエ ート(PhBz)、デカノイルオキシベンゼンスルホネート(C10−OBS)、 ベンゾイルバレロラクタム(BZVL)、オクタノイルオキシベンゼンスルホネ ート(C8−OBS)、過加水分解性エステルおよびそれらの混合物から成る群 から選択され、最も好ましくはベンゾイルカプロラクタムおよびベンゾイルバレ ロラクタムである。約8から約9.5のpH範囲で特に好ましい漂白活性剤は、 OBSまたはVL脱離基を有するものから選択されたものである。 好ましい漂白活性剤は、Mitchellらの第5,130,045号およびChun gらの第4,412,934号および同時係属出願米国第08/064,624号、第08/064,623号 、第08/064,621号、第08/064,562号、第08/064,564号、第08/082,270号およびM . Burns,A.D.Willey,R.T.Hartshorn,C.K.G hoshに付与された「Bleach Compounds Comprisi ng Peroxyacid Activators Used With E nzymes」という名称で、米国第08/133,691号(P&Gケース4890R) の同時係属出願に記載されているものであり、前記の明細書は全て参照により本 明細書の一部になっている。 本発明において過酸素漂白化合物(AvOとして)と漂白活性剤のモル比は、 一般的に少なくとも1:1、好ましくは約20:1から約1:1、より好ましく は約10:1から約3:1の範囲である。 4級置換漂白活性剤を含んでもよい。本洗剤組成物は、好ましくは、4級置換 漂白活性剤(QSBA)または4級置換過酸(QSP)を含んでなる。より好ま しいのは前者である。好ましいQSBA構造は、参照により本明細書の1部とな った1994年8月31日に出願された同時係属米国第08/298,903号、第08/298 ,650号、第08/298,906号および第08/298,904号にさらに記載されている。 (b)有機過酸化物、特にジアシルペルオキシド これらは、KirkOthmer,Encyclopedia of Che mical Technology,Vol.17,John Wiley a nd Sons,1982,pages27−90、特にpages63−72 に詳細に説明されており、それらを全て参照により本明細書の一部とする。ジア シルペルオキシドが用いられる場合、スポッティング/フィルミングに及ぼす有 害な影響が最低なものが好ましい。 (c)金属含有漂白触媒 本発明の組成物および方法は、ADD組成物に用いるのに有効である金属含有 漂白触媒を利用している。マンガンおよびコバルト含有漂白触媒が好ましい。 金属含有漂白触媒の1つの種類は、銅、鉄、チタン、ルテニウム、タングステ ン、モリブデン、またはマンガンカチオンなどの定義された触媒活性を持つ遷移 金属カチオン、亜鉛、またはアルミニウムカチオンなどの触媒活性がほとんどま たは全くない添加剤金属カチオンならびに、触媒および添加剤金属カチオンに対 し定義された安定定数を持つ隔離剤、特にエチレンジアミン四酢酸、エチレンジ アミンテトラ(メチレンホスホン酸)およびそれらの水溶性塩を含んでなる触媒 系である。そのような触媒は、来国特許第4,430,243号に開示されている。 他の種類の漂白触媒には、米国特許第5,246,621号および米国特許第5,244,594 号に開示されたマンガンをベースとした錯体がある。これらの触媒の好ましい例 としては、MnIV 2(u−O)3(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリア ザシクロノナン)2−(PF62(「MnTACN」)、MnIII 2(u−O)1( u−OAc)2(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン )2−(ClO42、MnIV 4(u−O)6(1,4,7−トリアザシクロノナン )4−(ClO42、MnIIIMnIV 4(u−O)1(u−OAc)2(1,4,7 −トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン)2−(ClO43およびそ れらの混合物がある。欧州特許出願公開番号549,272号も参照のこと。本 明細書での使用に適切な他のリガンドとしては、1,5,9−トリメチル−1, 5,9−トリアザシクロドデカン、2−メチル−1,4,7−トリアザシクロノ ナン、2−メチル−1,4,7−トリアザシクロノナンおよびそれらの混合物が ある。 自動食器洗い用組成物および濃縮粉末洗剤組成物に有用な漂白触媒を、本発明 のために適宜選択してもよい。好適な漂白触媒の例について、米国特許第4,246, 612号および第5,227,084号を参照のこと。 他の漂白触媒は、例えば、欧州特許出願公開番号408,131号(コバルト錯体触 媒)、欧州特許出願公開番号384,503号および306,089号(金属ポルフィリン触媒 )、米国特許第4,728,455号(マンガン/多座配位性リガンド触媒)、米国特許 第4,711,748号および欧州特許出願公開番号224,952号(アルミノシリケート上に 吸収されたマンガン)、米国特許第4,601,845号(マンガンおよび亜鉛またはマ グネシウム塩を含有するアルミノシリケート支持体)、米国特許第4,626,373号 (マンガン/リガンド触媒)、米国特許第4,119,557号(第二鉄化合物触媒)、 ドイツ特許明細書2,054,019号(コバルトキレート剤触媒)、カナダ国特許866,1 91号(遷移金属含有塩)、米国特許第4,430,243号(マンガンカチオンおよび非 触媒性金属カチオンを有するキレート剤)および米国特許第4,728,455号(グル コン酸マンガン触媒)に記載されている。 以下の式: [Co(NH3)n(M')m]Yy を有するコバルト触媒が好ましく、ここで式中、nは3から5の整数(好ましく は4または5;最も好ましくは5)であり;M’は、好ましくは塩素、臭素、水 酸化物、水および(mが1より大きい場合)それらの組合せから成る群から選択 される、不安定な配位部分であり;mは1から3の整数(好ましくは1または2 ;最も好ましくは1)であり;m+n=6;Yは、電荷のバランスのとれた塩を 得るために、1から3の整数(好ましくは2から3;Yが−1の電荷を持つアニ オンの場合最も好ましくは2)である数yで存在する適当に選択された対イオン である。 本明細書での使用に有用なこの種類の好ましいコバルト触媒は、式[Co(N H35Cl]Yy、特に[Co(NH35Cl]Cl2を有するコバルトペンタア ミンクロライド塩である。 以下の式: [Co(NH3)n(M)m(B)b]Ty を有するコバルト(III)漂白触媒を使用する本発明の組成物がより好ましく 、ここで式中、コバルトは+3価の酸化状態であり;nは4または5(好ましく は5)であり;Mは1つのサイトでコバルトに配位している1つまたは複数のリ ガンドであり;mは0,1または2(好ましくは1)であり;Bは2つのサイト でコバルトに配位しているリガンドであり;bは0または1(好ましくは0)で あり、b=0の場合、m+n=6,b=1の場合、m=0およびn=4;および Tは、電荷のバランスのとれた塩を得るために、整数y(好ましくはyは1から 3であり;Tが−1の電荷を持つアニオンの場合最も好ましくは2)で存在する 適当に選択された対イオンであり;前記触媒はさらに0.23M-1-1(25℃ )未満の塩基加水分解定数を有する。 好ましいTは、塩化物、ヨウ化物、I3 -、ギ酸塩、硝酸塩、亜硝酸塩、硫酸塩 、亜硫酸塩、クエン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、臭化物、PF6 -、BF4 -、B(Ph )4 -、ホスフェート、亜燐酸塩、シリケート、トシレート、メタンスルホネート およびそれらの組合せから成る群から選択される。2つ以上のアニオン 性基、例えばHPO4 2-、HCO3 -、H2PO4 -等がTに存在する場合、任意に、 Tはプロトン化されることができる。さらに、Tは、アニオン界面活性剤(例え ば、直鎖アルキルベンゼンスルホネート(LAS)、アルキルスルフェート(A S)、アルキルエトキシスルホネート(AES)など)および/またはアニオン 性ポリマー(例えば、ポリアクリレート、ポリメタクリレートなど)などの非従 来型の無機アニオンから成る群から選択されてもよい。 M部分としては、例えば、F-、SO4 2-、NCS-、SCN-、S23 -2、NH3 、PO4 3-およびカルボキシレート(好ましくはモノカルボキシレートであるが 、しかし、コバルトへの結合が部分当たり1つのみのカルボキシレートで行われ る限り2つ以上のカルボキシレートがその部分に存在しても良く、そのような場 合、M部分の他のカルボキシレートはプロトン化されているか、塩の形態であっ ても良い)があるが、これらに限定されない。2つ以上のアニオン性基(例えば 、HPO4 2-、HCO3 -、H2PO4 -、HOC(O)CH2C(O)O−等)がM に存在する場合、Mは任意にプロトン化されていてもよい。好ましいM部分は、 以下の式: RC(O)O− を有する置換または非置換のC1〜C30カルボン酸であり、ここで式中、Rは、 好ましくは水素、C1〜C30(好ましくはC1〜C18)非置換および置換アルキル 、C6〜C30(好ましくはC6〜C18)非置換および置換アリールならびにC3〜 C30(好ましくはC5〜C18)非置換および置換ヘテロアリールから成る群から 選択され、ここで置換基は−NR’3,−NR’4 +,−C(O)OR’,−OR ’,−C(O)NR’2から成る群から選択され、R’は水素およびC1〜C6部 分から成る群から選択される。したがって、そのような置換されたRには、−( CH2nOHおよび−(CH2nNR’4+が含まれ、上式でnは1から約16 の、好ましくは約2から約10の、最も好ましくは約2から約5の整数である。 最も好ましいMは、上記の式を有するカルボン酸であり、式中、Rは水素、メ チル、エチル、プロピル、直鎖または分岐C4〜C12アルキルおよびベンジルか ら成る群から選択される。最も好ましいRはメチルである。好ましいカルボン酸 M部分には、ギ酸、安息香酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、ドデカン酸、 マロン酸、マレイン酸、コハク酸、アジピン酸、フタル酸、2−エチルヘキサン 酸、ナフテン酸、オレイン酸、パルミチン酸、トリフラート、酒石酸、ステアリ ン酸、酪酸、クエン酸、アクリル酸、アスパラギン酸、フマル酸、ラウリン酸、 リノール酸、乳酸、リンゴ酸、特に酢酸がある。 B部分には、カーボネート、ジまたはより多いカルボキシレート(例えば、シ ュウ酸塩、マロン酸塩、リンゴ酸塩、コハク酸塩およびマレイン酸塩)、ピコリ ン酸、およびαおよびβアミノ酸(例えば、グリシン、アラニン、βアラニン、 フェニルアラニン)がある。 本明細書に有用なコバルト漂白触媒は公知であり、例えば、M.L.Tobe ,“Base Hydrolysis of Transition−Meta l Complexes”,Adv.Inorg.Bioinorg.Mech .,(1983),2,pages1−94に記載されている。例えば17頁の表 1は、オキサレート(kOH=2.5×10-4-1-1(25℃))、NCS-(kOH= 5.0×10-4-1-1(25℃))、フォルメート(kOH=5.8×10-4-1-1 (25℃)、およびアセテート(kOH=9.6×10-4-1-1(25℃))と錯体 形成したコバルトペンタアミン触媒についてのベース加水分解率(kOHとして本 明細書中で表現)を提供する。本明細書で有用な最も好ましいコバルト触媒は、 [Co(NH35OAc]Tyの式を有するコバルトペンタアミンアセテート塩 (式中「OAc」はアセテート部分を表す)、特にコバルトペンタアミンアセテ ートクロライド[Co(NH35OAc]Cl2ならびに[Co(NH35OA c](OAc)2、[Co(NH35OAc](PF62、[Co(NH35O Ac](SO4)、[Co(NH35OAc](BF42および[Co(NH35 OAc](NO32である。 これらのコバルト触媒は、例えば、前記Tobeの記事およびそこで引用され ている文献、1989年3月7日にDiakun他に付与された米国特許第4,81 0,410号、J.Chem.Ed(1989)66(12)、1043−45;T he Synthesis and Characterization of Inorganic Compounds,W.L.Jolly(Pre ntice−Hall;1970),pp.461−3;Inorg.Chem .,18,1497−1502(1979);Inorg.Chem.,21, 2881−2885(1982);Inorg.Chem.,18,2023− 2025(1979);Inorg.Synthesis,173−176(1 960);Journal of Physical Chemistry,5 6,22−25(1952)に教示されている公知の手順で容易に調製される。 これらの触媒は、製品の美観のため望まれる場合に色の影響を低減するため、 または以下に例示するように酵素含有粒子に含めるため添加剤とともに同時生成 (coprocess)されてもよく、または組成物は触媒「スペックル(speckle s)」を含有するよう製造されてもよい。 限定のためでないが実際問題として、本明細書のクリーニング組成物およびク リーニング方法は、水性洗浄媒体中に少なくとも1億分の1部のオーダーの活性 漂白触媒種を提供するよう調整することができ、好ましくは約0.01ppmか ら約25ppm、より好ましくは約0.05ppmから約10ppm、最も好ま しくは約0.1ppmから約5ppmの漂白触媒種を洗浄液体中に提供し得る。 自動食器洗い工程の洗浄液体でそのようなレベルを得るために、本明細書での典 型的な自動食器洗い組成物は、クリーニング組成物の重量に対し約0.0005 %から約0.2%、より好ましくは約0.004%から約0.08%の漂白触媒 を含んでなる。 pHおよび緩衝変動 本明細書の洗剤組成物の多くは緩衝されており、すなわちそれらは酸性の汚れ 存在下でのpH低下に対して比較的抵抗性かある。しかし、本明細書の他の組成 物は、並はずれて低い緩衝能力を有したり、実質的に緩衝されていないであろう 。推奨される使用濃度でより穏やかにpHを制御または変化させる技術としては 、緩衝剤の使用だけでなく、追加のアルカリ、酸、pHジャンプシステム、2区 画容器などの使用があり、当業者に公知である。 本明細書での好ましいADD組成物は、水溶性アルカリ性無機塩および水溶性 の有機または無機ビルダーから選択されるpH調整成分を含んでなる。pH調整 成分は、ADDが1,000〜10,000ppmの濃度で水に溶け、pHが約 8を超える範囲、好ましくは約9.5から約11.5の範囲にとどまるように選 択される。本発明の好ましい無リンpH調整成分は、 (i)炭酸ナトリウムまたはセスキ炭酸ナトリウム; (ii)ナトリウムシリケート、好ましくは約1:1から約2:1のSiO2: Na2O比を有する水和したナトリウムシリケートおよび限定量のナトリウムメ タシリケートを含むそれらの混合物; (iii)クエン酸ナトリウム; (iv)クエン酸; (v)重炭酸ナトリウム; (vi)ホウ酸ナトリウム、好ましくはホウ砂; (vii)水酸化ナトリウム;ならびに、 (viii)(i)から(vii)の混合物 から成る群から選択される。 好ましい実施態様は、低レベルのシリケート(すなわち、約3%から約10% のSiO2)を含む。 粒状クエン酸ナトリウムと無水炭酸ナトリウムの2成分系混合物ならびに粒状 クエン酸ナトリウム3水和物、クエン酸1水和物および無水炭酸ナトリウムの3 成分系混合物は非常に好ましいpH調整成分系の実例である。 本ADD組成物中のpH調整成分の量は、組成物の重量で好ましくは約1%か ら約50%である。好ましい実施態様において、pH調整成分は、重量で約5% から約40%、好ましくは約10%から約30%の量でADD組成物中に存在す る。 初期の洗浄溶液のpHが約9.5から約11である本明細書での組成物につい ては、特に好ましいADD実施態様は、ADDの重量で、約5%から約40%の 、好ましくは約10%から約30%の、最も好ましくは約15%から約20%の 炭酸ナトリウムとともに、約5%から約30%の、好ましくは約7%から約25 %の、最も好ましくは約8%から約20%の炭酸ナトリウムを含んでなる。水溶性シリケート 本自動食器洗い用洗剤組成物は、さらに水溶性シリケートを含み得る。本明細 書での水溶性シリケートは、ADD組成物のスポッティング/フィルミング特性 に悪影響を与えない程度に溶解可能である如何なるシリケートであってもよい。 シリケートの例としては、ナトリウムメタシリケートであり、より一般的には アルカリ金属シリケート、特にSiO2:NaO2の比が1.6:1から3.2: 1の範囲であるものならびに、1987年5月12日にH.P.Rieckに発 行された米国特許第4,664,839号に記載された層状ケイ酸ナトリウムなどの 結晶層状シリケートである(通常本明細書では「SKS−6」と省略される)。 ゼオライトビルダーとは異なり、NaSKS−6ビルダーおよび本明細書におい て有用な他の水溶性シリケートはアルミニウムを含まない。NaSKS−6はδ −Na2SiO5の形態の層状シリケートであり、ドイツDE-A-3,417,649およびDE -A-3,742,043に記載のものなどの方法で調製できる。SKS−6は、本明細書で 使用するのに非常に好ましい層状シリケートであるが、一般式NaMSix2x+ 1 ・yH2Oを有する他のそのような層状シリケートも使用でき、ここで式中Mは ナトリウムまたは水素であり、xは1.9から4の数、好ましくは2であり、y は0から20の数、好ましくは0である。Hoechstから販売されているさ まざまな他の層状シリケートとしては、α、βおよびγ型としてNaSKS−5 、NaSKS−7およびNaSKS−11がある。他のシリケート、例えば、粒 状配合物中でクリスプ剤として、酸素漂白剤の安定剤として、泡制御系の成分と して働くことができるケイ酸マグネシウムなども有用であり得る。 自動食器洗い(ADD)用途に特に有用なシリケートは、PQ Corp.か 粒状水和2比シリケートを含むが、ADD組成物が液体形態である場合、液体グ レードのさまざまなシリケートを使用できる。洗浄pHを所望のレベルに上昇さ せるため、安全限界内で、ナトリウムメタシリケートまたは水酸化ナトリウムを 単独でまたは他のシリケートと組み合わせてADD情況において使用してもよい 。マテリアルケア剤 好ましいADD組成物は、腐食防止剤および/または曇り防止剤として有効な 1または複数のマテリアルケア剤を含んでもよい。そのような物質は、特に、メ ッキされたニッケル銀およびスターリング銀が今でも家庭用銀食器に比較的普通 に見られ、あるいはアルミニウム保護が関心事であり、組成物中のシリケートが 低いような欧州のある国々では機械食器洗い組成物の好ましい成分である。一般 的に、そのようなマテリアルケア剤には、メタシリケート、シリケート、ビスマ ス塩、マグネシウム塩、パラフィン、トリアゾール、ピラゾール、チオール、メ ルカプタン、脂肪酸アルミニウム塩およびそれらの混合物がある。 存在する場合、そのような保護物質は、好ましくは低濃度、例えばADD組成 物の約0.01%から約5%の濃度で混合されている。適切な腐食防止剤には、 パラフィン油、典型的には約20から約50の範囲の炭素原子を有する主に分岐 した脂肪族炭化水素がある。好ましいパラフィン油は、環状対非環状炭化水素の 比が32:68である主に分岐したC25〜C45種から選択される。この特質を満 たすパラフイン油は、Wintershall,Salzbergen,Ger manyによりWINOG70の登録商標で販売されている。さらに、低濃度の 硝酸ビスマス(すなわち、Bi(NO33)の添加も好ましい。 他の腐食防止剤化合物には、ベンゾトリアゾールおよびそれに匹敵する化合物 ;メルカプタンまたは、チオナフトールおよびチオアントラノールを含むチオー ル;ならびに、トリステアリン酸アルミニウムなどの微粉砕された脂肪酸アルミ ニウム塩がある。配合者は、そのような物質は一般的に、ガラス食器のスポット またはフィルムを生成するまたは組成物の漂白作用を損なう傾向を避けるため、 賢明におよび限定された量で使用されることを認識する。この理由から、非常に 強く漂白剤と反応性のあるメルカプタン曇り防止剤および、特にカルシウムで沈 殿する通常の脂肪カルボン酸は避けるのが好ましい。添加剤 本組成物に任意に含まれる洗剤成分および添加剤は、クリーニング性能の補助 または向上、クリーニングされる基材の処理のための、または組成物の美観を改 善するよう設計された1または複数の物質を含むことができる。従来的な業界確 立使用濃度(通常添加剤は全体で、組成物重量の約30%から約99.9%、好 ましくは約70%から約95%を占める)で含有させることができる本発明の組 成物に用いられてもよい添加剤には、非ホスフェートビルダー、キレート剤、酵 素、起泡抑制剤、分散剤ポリマー(例えば、BASF Corp.またはRoh m&Haasから)、カラースペックル、シルバーケア、曇り防止および/また は腐食防止剤、染料、充填剤、殺菌剤、アルカリ性源、ヒドロトロープ剤、酸化 防止剤、酵素安定剤、香料、可溶化剤、担体、加工添加剤、顔料、pH制御剤な どの他の活性成分がある。 より多い度合いか少ない度合いかのコンパクトさが望まれているかにより、充 填剤を本ADDに入れることができる。これらには、ADD組成物の約70%ま で、好ましくは0%から約40%までの量でショ糖、ショ糖エステル、硫酸ナト リウム、硫酸カリウムなどが含まれる。好ましい充填剤は硫酸ナトリウムであり 、特に、せいぜい低濃度の微量不純物を有する良いグレードのものがある。 好ましくは、本明細書で用いられる硫酸ナトリウムは、漂白剤と非反応性であ ることを確実にするほど充分な純度を有する。マグネシウム塩の形態でホスホネ ートまたはEDDSのような低レベルの隔離剤で処理してもよい。漂白剤の分解 を避けるに充分な純度という点での選択が、特に本明細書で使用されたシリケー トを含むpH調整剤成分にも適用されることに注意されたい。 ベンゼンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホン酸ナトリウム、クメンスル ホン酸ナトリウムなどのヒドロトロープ物質は、例えばより良好な分散界面活性 剤のため存在することができる。 漂白安定香料(臭いに関して安定);および1987年12月22にRose lle他に発行された米国特許第4,714,562号に開示されたものなどの漂白安定 染料も、適当な量で本組成物に加えられてもよい。 本明細書のADD組成物は、水に敏感な成分または、ともに水性の環境に導か れると共反応を起こす成分を含むこともあるので、ADDの遊離の水分含量を最 低限、例えばADDの7%以下、好ましくは5%以下に保つこと;また、実質的 に水および二酸化炭素を透過しない包装を提供することが望ましい。成分を互い からならびに空気および水から保護する方法を説明するため、コーティング方法 が本明細書で記載されてきた。詰め替え型およびリサイクル可能な種類も含むプ ラスティックボトルならびに従来のバリアカートンまたは箱も、最大の保存安定 性を保証する他の役立つ手段である。記されたように、成分が非常に適合性があ るのではない場合、少なくとも1つのそのような成分を保護のため低起泡性非イ オン性界面活性剤でコーティングすることがさらに望ましいであろう。そうしな ければ適合性のない成分の粒子の好適なコーティングされた粒子を作るために容 易に用いることができる蝋状の物質が多くある。しかし、配合者は、プラスティ ック構造のものを含む食器に堆積したり、フィルムを形成する著しい傾向を持た ない物質を好む。 以下の非制限的な実施例は、本発明のADD組成物をさらに説明する。 実施例1 成分 重量% トリポリリン酸ナトリウム(STPP) 28.0 30 炭酸ナトリウム 30.0 28.0 水和2.0rシリケート 5 2 非イオン性界面活性剤 1.0 2.0 キモトリプシン様プロテアーゼ1(4%活性) 0.43 0.75 トリプシン様プロテアーゼ2(3%活性) 0.22 0.5 アミラーゼ(1.6%活性) 0.46 0.46 過ホウ酸塩1水和物(活性AvO15.5%)3 14.5 14.5 水、硫酸ナトリウムおよび種々の物質 残量 残量 1 76D/103A/1041のアミノ酸置換を有するB.lentusサブチリシ ンのカルボニルヒドロラーゼ変種。 6E/166Dのアミノ酸置換を有するB.lentusサブチリシンのカルボニルヒ ドロラーゼ変種。 3 上記処方のAvOレベルは2.2%である。 上記食器洗い洗剤組成物例のADDを用いて、汚れた食器類を家庭用自動皿洗 い機にいれ、コールドフィル、60℃ピークまたは均−45−50℃洗浄サイク ルのいずれかを用い、約1,000から約8,000ppmの例示組成物の製品 濃度で洗浄することにより、牛乳で汚れたグラスを洗浄したが、優れたクリーニ ングならびにスポッティングおよびフィルミング結果を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フォリー,ピーター ロバート アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 イースト、ミーリング、ウェイ 621、ア パートメント 906 (72)発明者 ズー,ヨン アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 ブロムヤード、アベニュー 4348 (72)発明者 ギルバート,ローレンス アレン アメリカ合衆国オハイオ州、ウエスト、チ ェスター、セイント、アイヴス、プレース 7529 (72)発明者 ショーウェル,マイケル スタンフォード アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 コンプトン、ロード 685

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.クリーニング組成物であって、以下の、 (a)前記組成物の約0.0001重量%から約10重量%の、少なくとも1つ のキモトリプシン様プロテアーゼ酵素および少なくとも1つのトリプシン様プロ テアーゼ酵素の組み合わせを含むプロテアーゼ酵素クリーニング系であって、こ こで前記少なくとも1つのキモトリプシン様プロテアーゼは、少なくとも約15 のsAAPF活性/bVGR活性の酵素活性比を有し、前記トリプシン様プロテ アーゼ酵素は約10.0未満のsAAPF活性/bVGR活性の酵素活性比を有 する;ならびに、 (b)前記組成物の約0.1重量%から約99重量%のクリーニング添加剤を含 む当該クリーニング組成物。 2.改良されたスポッティング/フィルミング利益を有する自動食器洗い用 組成物であって、以下の、 (a)前記組成物の約0.0001重量%から約10重量%の、少なくとも1つ のキモトリプシン様プロテアーゼ酵素および少なくとも1つのトリプシン様プロ テアーゼ酵素の組み合わせを含むプロテアーゼ酵素クリーニング系であって、こ こで前記少なくとも1つのキモトリプシン様プロテアーゼは、少なくとも約15 のsAAPF活性/bVGR活性の酵素活性比を有し、前記トリプシン様プロテ アーゼ酵素は約10.0未満のsAAPF活性/bVGR活性の酵素活性比を有 する;ならびに、 (b)前記組成物の約0.1重量%から約99重量%のクリーニング添加剤 を含む当該自動食器洗い用組成物。 3.改良されたスポッティング/フィルミング利益を有する自動食器洗い用 組成物であって、以下の、 (a)前記組成物の約0.0001重量%から約10重量%の、少なくとも1つ のキモトリプシン様プロテアーゼ酵素および少なくとも1つのトリプシン様プロ テアーゼ酵素の組み合わせを含むプロテアーゼ酵素クリーニング系であって、こ こで前記少なくとも1つのキモトリプシン様プロテアーゼは、少なくとも約15 のsAAPF活性/bVGR活性の酵素活性比を有し、前記トリプシン様プロテ アーゼ酵素は約10.0未満のsAAPF活性/bVGR活性の酵素活性比を有 する;ならびに、 (b)前記組成物の約0.1重量%から約20重量%の低発泡非イオン性界面活 性剤; (c)前記組成物の約10重量%から約50重量%の洗浄性ビルダー; (d)前記組成物の約0.0001重量%から約30重量%の漂白剤源 を含む当該自動食器洗い用組成物。 4.前記少なくとも1つのキモトリプシン様プロテアーゼ酵素が少なくとも 約17.5のsAAPF活性/bVGR活性の酵素活性比を有し、前記トリプシ ン様プロテアーゼ酵素は約8.0未満のsAAPF活性/bVGR活性の酵素活 性比を有する請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか1項に記載の組成物。 5.前記キモトリプシン様酵素が、天然に見られないアミノ酸配列を有する カルボニルヒドロラーゼ変種であり、該カルボニルヒドロラーゼが、前駆カルボ ニルヒドロラーゼから、Bacillus amyloliquefaciensのサブチリシンの番号付け にしたがって、+76位と、以下の残基+99,+101,+103,+104 ,+107,+123,+27,+105,+109,+126,+128,+ 135,+195,+197,+204,+206,+216,+217,+2 18,+222,+260,+265,+274位およびこれらの混合物から選 択された少なくとも1つとに相当する該カルボニルヒドロラーゼ中の位置で複数 のアミノ酸残基を、異なるアミノ酸に置換することによって誘導された請求の範 囲第1項乃至第4項のいずれか1項に記載の組成物。 6.前記キモトリプシン様酵素が、天然に見られないアミノ酸配列を有する カルボニルヒドロラーゼ変種であり、これが、前駆カルボニルヒドロラーゼから 、 Bacillus amyloliquefaciensのサブチリシンの番号付けにしたがって、+76, +103および+104位に相当する該カルボニルヒドロラーゼ中の位置で複数の アミノ酸残基を、異なるアミノ酸に置換することによって誘導された請求の範囲 第1項乃至第5項のいずれか1項に記載の組成物。 7.前記トリプシン様プロテアーゼ酵素が、B.Lentusサブチリシンから得 られたプロテアーゼ酵素である請求の範囲第1項乃至第6項のいずれか1項に記 載の組成物。 8.前記キモトリプシン様プロテアーゼ酵素と前記トリプシン様プロテアー ゼ酵素との重量比が約0.5:1から約10:1である請求の範囲第1項乃至第 7項のいずれか1項に記載の組成物。 9.前記キモトリプシン様プロテアーゼ酵素と前記トリプシン様プロテアー ゼ酵素との重量比が約1:1から約5:1である請求の範囲第1項乃至第8項の いずれか1項に記載の組成物。 10.前記組成物がアミラーゼ酵素をさらに含む請求の範囲第1項乃至第9項 のいずれか1項に記載の組成物。 11.前記クリーニング添加剤が、ビルダー、シリケート、低発泡非イオン性 界面活性剤、過酸化漂白源、漂白活性剤、漂白触媒およびこれらの混合物からな る群より選択された請求の範囲第1項または第2項に記載の組成物。 12.牛乳主体の食物の汚れについた汚れた食器を得て、請求の範囲第1項乃 至第11項のいずれか1項に記載の組成物で該食器を処理することを含む、食器 におけるスポッティングまたはフィルミングを防止しながら食器をクリーニング する方法。
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