JP2002500329A - 冷却保持器を有するころがり要素軸受 - Google Patents

冷却保持器を有するころがり要素軸受

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JP2002500329A
JP2002500329A JP2000527767A JP2000527767A JP2002500329A JP 2002500329 A JP2002500329 A JP 2002500329A JP 2000527767 A JP2000527767 A JP 2000527767A JP 2000527767 A JP2000527767 A JP 2000527767A JP 2002500329 A JP2002500329 A JP 2002500329A
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JP
Japan
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rolling element
cooling
cage
element bearing
retainer
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000527767A
Other languages
English (en)
Inventor
ヤコブソン,ボー,オロフ
イオアニデス,オウスタティオス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SKF Engineering and Research Centre BV
Original Assignee
SKF Engineering and Research Centre BV
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 軌道面が形成された外輪(1)と内輪(2)を有し、該内外輪が上記軌道面にころがり接触する一連のころがり要素(3)を包囲しており、保持器(4)が保持器バー(8)を有し、これらの保持器バー(8)の間でポケットが各ころがり要素(3)のために形成されている。保持器(4)はグリースあるいは潤滑剤が保持器から離れることを阻止し、その結果、温度上昇を阻止するための冷却手段(7)を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、軌道面が形成された外輪と内輪を有し、該内外輪が上記軌道面にこ
ろがり接触する一連のころがり要素を包囲しており、保持器が保持器バーを有し
、これらの保持器バーの間でポケットが各ころがり要素のために形成されている
ころがり要素軸受に関する。
【0002】 かかるころがり要素軸受、例えば、球面ころ軸受は広く知られている。ころが
り要素軸受は、一般に、グリース等の潤滑剤が供給される。使用期間中、油分が
グリースから放出され、最後は消失する。かくして、一定の使用期間の後、軸受
は再潤滑される。
【0003】 軸受の再潤滑の間の最短許容期間が一つの重要な特性となる。特に、球面ころ
軸受では、再潤滑の最短間隔は短すぎるように思われる。かかる間隔は、軸受の
運転条件と軸受設計だけでなく、保持器バーによりころがり要素の面に近くで正
規に保持され得るグリースの量によっても左右される。
【0004】 これに関して、保持器の温度が保持できるグリースの量そしてグリースの放出
量(速度)を決定づけていると思われている。その結果、温度が軸受の適正な潤
滑が確保される使用期間の長さを決める決定的要素となる。例えば、保持器の温
度を10〜15℃下げる毎に、この期間は二倍となる。使用中、球面ころ軸受の
保持器は30〜70℃に昇温する。このような比較的高い温度は、良好な最短潤
滑期間を短くしてしまう。
【0005】 本発明の目的は、より良好な潤滑間隔を得られる軸受を提供することにある。
この目的は、保持器がグリースあるいは潤滑剤が保持器から離れることを阻止し
、その結果、温度上昇を阻止するための冷却手段を有するようになることにより
達成される。
【0006】 特に冷却手段は保持器バーを冷却するようになっている。冷却手段は、使用中
の保持器の温度の上昇を阻止することにより、保持器バーがころがり要素を潤滑
するために正規位置にグリースを保持することができる。
【0007】 冷却手段は拡大された表面をもつ保持器の領域を有し、この拡大表面が軸受空
間を境界づけたり、あるいは軸受空間の外側をなすことができる。かかる表面は
、特に保持器の回転中、軸受の外部の大気によって冷却されることができる。
【0008】 好ましくは、保持器は軸受空間の外側に向け対向する外部冷却面を有する冷却
要素を有している。
【0009】 第一の可能性によると、冷却要素は外輪と内輪との間に取りつけられる。しか
し、第二の可能性によると、冷却要素は外面にて一方の軌道輪と重なっている。
【0010】 冷却要素が穿設されているときには、冷却乱流を生ずる結果、より向上した冷
却効果を得る。
【0011】 冷却要素は保持器に取付けられたリングもしくはディスク、あるいは、保持器
と一体形成されたリングもしくはディスクを有しているようにすることができる
【0012】 以下、図示の実施形態を参照しつつ本発明を詳述する。
【0013】 図1は本発明の第一実施形態の軸受の半径方向断面図である。
【0014】 図2は第二実施形態についての断面図である。
【0015】 図3は図1の軸受の側面図である。
【0016】 図4は図2の軸受の側面図である。
【0017】 図5はさらに他の実施形態を示す。
【0018】 図1に示される軸受は、外輪1、内輪2、そして一連の玉3を有している。一
連の玉3は保持器4に収められている。上記保持器は保持器ポケット5を有し、
ここには、延長部6が接続されていて、それぞれが冷却要素7又は(連続した)
冷却ディスクを有している。
【0019】 保持器ポケットはそれぞれ1つの保持器バー8の間に形成されている。
【0020】 このようにして、冷却要素7は保持器バー8に冷却効果をもたらす。保持器バ
ー8の上に集められたグリースは、これにより冷却され、したがってグリースを
保持器バー8に保持しておく能力を改善する。グリース内に含有される潤滑油分
の制御された放出は、かくして、長い期間にわたり保証され、長い潤滑間隔をも
たらすこととなる。
【0021】 図2の実施形態は、外輪9、内輪10そして保持器12を有するころ軸受を示
している。保持器12は各対の保持器バー14の間で形成される保持器ポケット
13を有している。保持器バー14は冷却要素15に直接接続されており、これ
により、又、保持器バー14の冷却が確保される。
【0022】 図5は保持器(図示せず)にリング16が接続された実施形態を示している。
この形態では、ころがり要素の近傍で、さらに多くのグリースが保持できて、潤
滑特性をより改善する。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年2月21日(2000.2.21)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項11】 冷却要素は保持器と一体形成されたリングもしくはディス
クを有していることとする請求項1ないし請求項10のうちの一つに記載のころ
がり要素軸受。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,L T,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,U A,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 イオアニデス,オウスタティオス オランダ国、エヌエル 3706 ティービー ツァイスト、モンテソリラーン 9 Fターム(参考) 3J101 AA02 AA13 AA32 AA42 AA52 AA62 BA22 BA73 EA63 FA32

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌道面が形成された外輪(1,9)と内輪(2,10)を有
    し、該内外輪が上記軌道面にころがり接触する一連のころがり要素(3,11)
    を包囲しており、保持器(4,12)が少なくとも一つの保持器リングと保持器
    バー(8,14)を有し、これらの保持器バー(8,14)の間でポケット(5
    ,13)が各ころがり要素(3,11)のために形成されているものにおいて、
    保持器は温度上昇を阻止するための冷却手段(7,15)を有していることを特
    徴とするころがり要素軸受。
  2. 【請求項2】 冷却手段はグリース又は潤滑剤の温度上昇を阻止することと
    する請求項1に記載のころがり要素軸受。
  3. 【請求項3】 冷却手段(4,12)は少なくとも一つの保持器バー(8,
    14)を冷却することとする請求項1又は請求項2に記載のころがり要素軸受。
  4. 【請求項4】 冷却手段(7,15)は拡大された表面をもつ保持器(4,
    12)の領域を有し、この拡大表面が軸受空間を境界づけていることとする請求
    項1ないし請求項3のうちの一つに記載のころがり要素軸受。
  5. 【請求項5】 冷却手段(7,15)は拡大された表面をもつ保持器(4,
    12)の領域を有し、この拡大表面が軸受表面の外側をなしていることとする請
    求項1ないし請求項4のうちの一つに記載のころがり要素軸受。
  6. 【請求項6】 保持器(4,12)は軸受空間の外側に向け対向する外部冷
    却面を有する冷却要素(7,15)を有していることとする請求項1ないし請求
    項5のうちの一つに記載のころがり要素軸受。
  7. 【請求項7】 冷却要素(7)は外輪(1)と内輪(2)との間に取りつけ
    られていることとする請求項6に記載のころがり要素軸受。
  8. 【請求項8】 冷却要素(15)は外面にて一方の軌道輪と重なっているこ
    ととする請求項6又は請求項7に記載のころがり要素軸受。
  9. 【請求項9】 冷却要素は軌道輪(1,2,9,10)の間で形成される軸
    受空間を少なくとも部分的に閉塞するシールドとして作用することとする請求項
    6ないし請求項8のうちの一つに記載のころがり要素軸受。
  10. 【請求項10】 冷却要素(7,15)は冷却乱流を生ずるように穿設され
    ていることとする請求項6ないし請求項9のうちの一つに記載のころがり要素軸
    受。
  11. 【請求項11】 冷却要素は保持器に取付けられたリングもしくはディスク
    を有していることとする請求項1ないし請求項10のうちの一つに記載のころが
    り要素軸受。
  12. 【請求項12】 冷却要素は保持器と一体形成されたリングもしくはディス
    クを有していることとする請求項1ないし請求項11のうちの一つに記載のころ
    がり要素軸受。
  13. 【請求項13】 冷却手段(7,15)は保持器リングに関し、半径方向に
    、内方そして/又は外方に延びていることとする請求項1ないし請求項12のう
    ちの一つに記載のころがり要素軸受。
  14. 【請求項14】 冷却手段(7,15)は保持器リングに関し軸方向外側に
    延びていることとする請求項1ないし請求項13のうちの一つに記載のころがり
    要素軸受。
  15. 【請求項15】 軌道面が形成された外輪(1,9)と内輪(2,10)を
    有し、該内外輪が上記軌道面にころがり接触する一連のころがり要素(3,11
    )を包囲しており、保持器(4,12)が少なくとも一つの保持器リングと保持
    器バー(8,14)を有し、これらの保持器バー(8,14)の間でポケット(
    5,13)が各ころがり要素(3,11)のために形成されているころがり要素
    軸受にて、冷却手段はグリース又は潤滑剤の温度上昇を阻止するように、保持器
    を冷却するための手段を使用し、上記軸受の運転中の温度上昇を阻止する方法。
JP2000527767A 1998-01-09 1999-01-11 冷却保持器を有するころがり要素軸受 Pending JP2002500329A (ja)

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NL9800018 1998-01-09
NL9800018 1998-01-09
PCT/NL1999/000012 WO1999035414A1 (en) 1998-01-09 1999-01-11 Rolling element bearing having a cooling cage

Publications (1)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104500575A (zh) * 2014-12-23 2015-04-08 宁波慈兴轴承有限公司 侧壁带散热翅片的滚动轴承保持架

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104500575A (zh) * 2014-12-23 2015-04-08 宁波慈兴轴承有限公司 侧壁带散热翅片的滚动轴承保持架

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