JP4446143B2 - スラスト針状ころ軸受 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車のオートマチックトランスミッションやエアコンディショナ用の斜板式コンプレッサ等に用いられるスラスト針状ころ軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のオートマチックトランスミッションやエアコンディショナ用の斜板式コンプレッサには、そのスラスト軸受とてしスラスト針状ころ軸受が用いられることが多い。このスラスト針状ころ軸受は、図5にその構成例を断面図で示すように、複数の針状ころ51と、その各針状ころ51の転走面51aが当接する軌道面52aを備えた軌道輪52と、各針状ころ51を保持する保持器53によって構成される。
【0003】
保持器53は、薄い鋼板を素材として打ち抜き・プレス成形加工によって一体加工したものが多用されており、各針状ころ51を軌道輪52の軌道面52aに沿わせた状態で軸受中心Cを中心として放射状に配置するための複数のポケット53aが形成されているとともに、そのポケット53aの外側および内側に隣接するようにフランジ部53b,53cが屈曲形成された形状を有しており、軌道輪52に対しては、例えば軌道輪52の内径部の折り曲げ部52bに対して保持器53の内径部に形成された折り曲げ部53dが沿うように組み込まれる。
【0004】
また、各ポケット53aの間に介在する柱部53eは、略M字形(ハット形)に折り曲げられ、これによって柱部53eが針状ころ53の軸心を挟んで図中上下両側に位置して針状ころ53を保持するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、自動車搭載部品については、燃費の改善を進めるべく、各装置における低フリクション化の要求が強くなる傾向にあり、軸受についても低トルク化を進めていく必要がある。
【0006】
スラスト針状ころ軸受は、一般に、転がり軸受のなかでも摩擦係数、換言すれば回転トルクが大きい。その原因は、主として以下に示す二点が考えられる。
【0007】
その一つは、各部材相互の摺動抵抗、なかでも、図6に示すように、回転時において針状ころ51が遠心力により外側に移動したとき、針状ころ51の外側端面51bと保持器53の外側フランジ部53bとの間の摺動抵抗が大きいことにある。
【0008】
他の一つは、針状ころ51の差動すべり、つまり針状ころ51の軸受外径側および内径側の周速差による進み遅れから生じるすべりとスキュー(転走方向に対する傾き、図7参照)によるすべりの発生である。このような原因から、スラスト針状ころ軸受は回転トルクの低減が難しいとされている。
【0009】
本発明はこのような実情に鑑みてなされたもので、スラスト針状ころ軸受の低トルク化を達成し、ひいては自動車に搭載する部品の低フリクション化を達成して燃費を改善することのできるスラスト針状ころ軸受の提供を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明のスラスト針状ころ軸受は、複数の針状ころと、その各針状ころを軌道輪に沿わせて放射状に保持するための複数のポケットを有し、かつ、その各ポケットの外側および内側にそれぞれ隣接してフランジ部が屈曲形成された保持器を備えたスラスト針状ころ軸受において、上記保持器の各ポケットは、上記外側のフランジ部の屈曲部を越えて当該外側のフランジ部にまで及んでいるとともに、上記各針状ころの両端面のうち、少なくとも上記保持器の外側のフランジ部に向く端面が中心部ほど突出した凸曲面によって構成され、当該端面はその凸曲面の中心部においてのみ上記保持器の外側のフランジ部に当接するように構成されていることによって特徴づけられる(請求項1)。
【0011】
ここで、本発明においては、上記各針状ころの転走面を、その軸方向中心部の径が最大となるフルクラウニング形状とすること(請求項2)が望ましい。
【0012】
本発明は、スラスト針状ころ軸受の回転トルクを大きくする要因に着目し、その要因を分析して有効な対策を講じることによって、所期の目的を達成しようとするものである。
【0013】
すなわち、図5に示した従来のスラスト針状ころ軸受において、針状ころ51の外側端面と保持器53の外側フランジ部53bとの摺動抵抗が大きくなる原因は、図8に模式的に示すように、針状ころ51の外側端面51aが、その自転中心から逸脱した部位において、保持器53の外側フランジ部53bと線状に接触するためである。そこで、請求項1に係る発明においては、針状ころの両端面のうち、少なくとも外側フランジ部に向く端面、つまり外側端面の形状を、中心部ほど突出した凸曲面とし、かつ、保持器の各ポケットを、外側のフランジ部の屈曲部を越えて当該外側のフランジ部にまで及ばせた構造とすることにより、針状ころの外側の凸曲面の中心部においてのみ保持器の外側フランジ部に当接するように構成する。これにより、軸受の回転時に遠心力によって針状ころが外側に移動てし保持器の外側フランジ部に当接したとき、針状ころの外側端面が、その自転中心において保持器の外側フランジ部に対して点状に接触する(図3参照)ことになり、これら両者間の摺動抵抗を大幅に低減させることができる。
【0014】
また、図5に示した従来のスラスト針状ころ軸受において、針状ころの軸受内・外周側の周速差に起因する進み遅れやスキューの発生による軌道面との間のすべり摩擦抵抗が大きくなる原因は、従来の針状ころの転走面の形状が、両端部の僅かな領域のみ先端ほど小径となり、かつ、軸方向中心部所定領域が一定の径を有する直線的な形状のクラウニング、いわゆる台形クラウニング形状であるが故に、スキュー等によって針状ころが倒れてアライメントがなくなったときに、直線部が軌道面に対して線状に接触しているが故に大きなすべり抵抗を生じるためである。
【0015】
従って、請求項2に係る発明のように、各針状ころの転走面を、その軸方向中心部の径が最大となるフルクラウニング形状、つまり転走面の軸方向中心部を最大径として両端部に向かうに従って曲線的に小径となる形状とすることによって、針状ころの軸受内・外周側の周速差に起因する進み遅れやスキューの発生に起因してアライメントがなくなっても、各針状ころは軌道輪の軌道面に対して常に点状に接触するため、軌道面に対するすべり抵抗を大幅に低減させることができ、請求項1に係る発明の構成に加えることで、回転トルクを大幅に低減させたスラスト針状ころ軸受が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施の形態の軸平行断面図である。
この例の基本的構成は図5に示したものと同等であって、複数の針状ころ1、その各針状ころ1の転走面1aが当接する軌道面2aを備えた軌道輪2、および各針状ころ1を保持する保持器3によって構成されている。
【0017】
保持器3は、薄い鋼板を打ち抜き・プレス成形加工したものであって、各針状ころ1を軌道輪2の軌道面2aに沿わせた状態で軸受中心Cを中心として放射状に配置するための複数のポケット3aが形成されている。また、その各ポケット3aの外側および内側に隣接するように、それぞれ外側フランジ部3bと内側フランジ部3cが屈曲形成されている。そして、この保持器3には、その内径部に折り曲げ部3dが形成されており、この折り曲げ部3dが軌道輪2の内径部の折り曲げ部2bに対して沿うように組み込まれている。
【0018】
また、各ポケット3aの間に介在する柱部3eは、従来のものと同様に略M字形に折り曲げられており、この柱部3eが針状ころ1の軸心を挟んで図中上下両側に位置することで、各針状ころ1がポケット3aから離脱することなく保持される。
【0019】
さて、この実施の形態における特徴は、各針状ころ1の両端面1b,1cが外向きに凸の球面によって構成されている点と、保持器3の各ポケット3aは、外側フランジ部3bの一部にまで及んでいる点、および、各針状ころ1の転走面1aが、図2に縦倍率のみを拡大した模式図を示すように、軸方向中心CNが最大径となる略太鼓状のフルクラウニング形状となっている点である。
【0020】
以上の特徴的構成により、各針状ころ1は、遠心力等により軸受の外側に移動したとき、針状ころ1の外側端面1bの保持器3の外側フランジ部3bに対する接触位置は、図3に示すように、針状ころ1の自転中心上に位置する凸球面の中心部のみとなり、図8に示した従来の接触状態に比して、針状ころ1と保持器3との間のすべり摩擦抵抗が大幅に低減する。
【0021】
また、針状ころ1の転走面1aが直線部を有さないフルクラウニング形状となっているために、軌道面2aに対しては常にほぼ点接触状態となるため、図7に示したような、いわゆるころ倒れ現象が生じたとき、従来の軌道面に対して線接触する場合に比して、そのすべり摩擦抵抗が大幅に低減する。
【0022】
ここで、上記のように針状ころ1をその外側端面1bに形成されている凸球面の中心部においてのみ保持器3の外側フランジ部3bに接触させるためには、必ずしも以上の実施の形態のように保持器3のポケット3aを外側フランジ部3bの一部にまで及ばせる必要はなく、図5に示した従来の保持器と同様に外側フランジ部3bから若干の距離を隔てた位置からポケット3を形成してもよいのであるが、その場合、針状ころ1の外側端面1bをその自転中心上に位置する凸球面の中心部においてのみ保持器3に接触させるためには、凸球面の曲率を大きくする必要がある。そこで本発明では、ポケット3aを外側フランジ3bの一部にまで及ばせることで、針状ころ1の外側端面1bに形成されている凸球面の曲率を大きくすることなく、その中心部においてのみ外側フランジ部3bに接触させることを実現している。ちなみに、図5に示した従来の保持器構造、すなわちポケット53aを外側のフランジ部53bにまで至らせずに当該フランジ部53bを形成するための屈曲部の手前までとした場合には、図1の針状ころ1を用いても、その外側端面1bに形成されている凸球面の中心部からずれた位置で保持器に対して接触することになり、凸球面の中心部においてのみ保持器に接触することはない。なお、ポケット3aを外側フランジ部3bの一部にまで及ばせる上記した実施の形態の構成は、ポケット3aの打ち抜き工程の後にフランジ部3b,3cの曲げ工程を行うことによって実現できる。
【0023】
また、以上の実施の形態においては、針状ころ1の両端面を凸球面とした例を示したが、組立工程において針状ころ1に方向性が生じることを厭わなければ、保持器3の外側フランジ3bに向く端面、つまり外側端面1bのみを凸球面としてもよい。
【0024】
次に、以上の本発明の実施の形態をの効果を確認すべく、図5に示した従来のスラスト針状ころ軸受である比較例とともに、実際に回転トルクを測定した実験結果について述べる。
【0025】
図4はその実験装置の説明図である。この実験装置は、ベッド41に上下動自在に支持された軸42の上端部に支持台43を取り付け、その支持台43上に油圧で浮上して回転自在の試料台44を配置し、その試料台44の上面に被測定試料であるスラスト針状ころ軸受Wが装着される。このスラスト針状ころ軸受Wには、カップ状の治具45を介して回転軸46によって回転が与えられるようになっているとともに、前記した軸42を介してリンク機構47により所望のスラスト荷重が付与できるようになっている。そのスラスト荷重はロードセル48によって計測され、また、スラスト針状ころ軸受Wの回転トルクは試料台44を介してビーム型ロードセル49によって計測されるように構成されている。
【0026】
この実験装置を用いて、回転数およびスラスト荷重を種々に変化させて、上記した本発明の実施の形態で述べた構造を有する実施例と、前記図5に示した従来構造のスラスト針状ころ軸受である比較例の回転トルクを測定した。潤滑は、冷凍機油と灯油を1:9の割合で混合したものを用い、油温は室温、油量は2ml供給した。
【0027】
スラスト荷重を98〜490Nの間で三段階に変化させ、その各スラスト荷重下において回転数を1000〜3000rpmの間で同じく三段階で変化させて、これらの各条件下での回転トルクを測定した。測定結果を[表1]に示す。
【0028】
この[表1]には、比較例の回転トルクの測定結果に対する実施例の回転トルクの測定結果の「比率」を併記している。また、「平均比率」の欄は、各スラスト荷重ごとの、各回転数における「比率」の平均値を表している。
【0029】
【表1】
Figure 0004446143
【0030】
この[表1]から明らかなように、本発明を適用した実施例の回転トルクは、従来品である比較例の回転トルクに対して、各スラスト荷重および各回転数の全平均において60%に低減した。
【0031】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、保持器のポケットを、外側のフランジ部の屈曲部を越えて当該外側のフランジ部にまで及ばせるとともに、針状ころの両端面のうち、少なくとも外側のフランジ部に向く端面を、中心部ほど突出した凸曲面として、その凸曲面の中心部においてのみ保持器の外側フランジに当接するように構成しているので、軸受の回転時に各針状ころが遠心力により外側に移動した際、各針状ころはその自転中心において点状に保持器の外側フランジに接触することになり、針状ころの端面を平坦面とした従来のスラスト針状ころ軸受に比して、保持器に対する摺動抵抗を大幅に低減させることができ、回転トルク低減を達成し、ひいては自動車の搭載部品の低フリクション化を達成して燃費を改善することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、針状ころの両端面のうち、少なくとも外側のフランジ部に向く端面を、中心部ほど突出した凸曲面として、その凸曲面の中心部においてのみ保持器の外側フランジに当接するように構成しているので、軸受の回転時に各針状ころが遠心力により外側に移動した際、各針状ころはその自転中心において点状に保持器の外側フランジに接触することになり、針状ころの端面を平坦面とした従来のスラスト針状ころ軸受に比して、保持器に対する摺動抵抗を大幅に低減させることができ、回転トルクを低減を達成し、ひいては自動車の搭載部品の低フリクション化を達成して燃費を改善することができる。
【0033】
また、以上の構成に加えて、請求項2に係る発明のように、各針状ころの転走面を軸方向中心が最大径となるフルクラウニング形状とすることにより、内側と外側の周速差による進み遅れやスキューの発生時においても各針状ころは軌道面に対してほぼ線接触状態を維持するため、そのすべり摩擦抵抗を従来のものに比して大幅に低減させることができ、上記した効果をより一層確実なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の軸平行断面図である。
【図2】本発明の実施の形態における針状ころ1の転走面の形状の説明図で、縦倍率のみを拡大した模式図である。
【図3】本発明の実施の形態における針状ころ1の外側端面1bの保持器3の外側フランジ部3bに対する接触位置の模式的説明図である。
【図4】本発明の実施例と従来のスラスト針状ころ軸受である比較例の回転トルクを測定するための実験装置の説明図である。
【図5】従来のスラスト針状ころ軸受の構成例を示す軸平行断面図である。
【図6】スラスト針状ころ軸受の回転時における遠心力により針状ころの外側端面が保持器の外側フランジ部に接触して発生する摺動摩擦の説明図である。
【図7】同じくスラスト針状ころ軸受の回転時に発生する針状ころのスキューの説明図である。
【図8】図5に示した従来のスラスト針状ころ軸受における針状ころの外側端面の保持器に対する接触状態の説明図である。
【符号の説明】
1 針状ころ
1a 転走面
1b 外側端面
2 軌道輪
2a 軌道面
3 保持器
3a ポケット
3b 外側フランジ部
3c 内側フランジ部
3d 折り曲げ部
3e 柱部
C 軸受中心
CN 針状ころの軸方向中心

Claims (2)

  1. 複数の針状ころと、その各針状ころを軌道輪に沿わせて放射状に保持するための複数のポケットを有し、かつ、その各ポケットの外側および内側にそれぞれ隣接してフランジ部が屈曲形成された保持器を備えたスラスト針状ころ軸受において、
    上記保持器の各ポケットは、上記外側のフランジ部の屈曲部を越えて当該外側のフランジ部にまで及んでいるとともに、上記各針状ころの両端面のうち、少なくとも上記保持器の外側のフランジ部に向く端面が中心部ほど突出した凸曲面によって構成され、当該端面はその凸曲面の中心部においてのみ上記保持器の外側のフランジ部に当接するように構成されていることを特徴とするスラスト針状ころ軸受。
  2. 上記各針状ころの転動面が、その軸方向中心部の径が最大となるフルクラウニング形状となっていることを特徴とする請求項1に記載のスラスト針状ころ軸受。
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