JP2003083333A - スラスト針状ころ軸受 - Google Patents

スラスト針状ころ軸受

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    • F16C19/22Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
    • F16C19/30Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for axial load mainly

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転トルクが小さく、特にオートトランスミ
ッション等の自動車搭載部品に用いて燃費を改善するこ
とのできるスラスト針状ころ軸受を提供する。 【解決手段】 複数の針状ころ1を放射状に保持する複
数のポケット3aの外側および内側にそれぞれ隣接して
フランジ部3b,3cが形成された保持器3を備えたス
ラスト針状ころ軸受において、針状ころ1の両端面のう
ち、少なくとも外側フランジ部3bに向く端面1bを、
中心部ほど突出した凸曲面とし、その凸曲面の中心部に
おいてのみ保持器3の外側フランジ部3bに当接するよ
うに構成することで、軸受回転時に遠心力で針状ころ1
が外側に移動したとき、その外側の端面1bがころ1の
自転中心において点状に外側フランジ部3bに対して接
触させ、摺動抵抗を低減させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のオ
ートマチックトランスミッションやエアコンディショナ
用の斜板式コンプレッサ等に用いられるスラスト針状こ
ろ軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のオートマチックトランスミッシ
ョンやエアコンディショナ用の斜板式コンプレッサに
は、そのスラスト軸受とてしスラスト針状ころ軸受が用
いられることが多い。このスラスト針状ころ軸受は、図
5にその構成例を断面図で示すように、複数の針状ころ
51と、その各針状ころ51の転走面51aが当接する
軌道面52aを備えた軌道輪52と、各針状ころ51を
保持する保持器53によって構成される。
【0003】保持器53は、薄い鋼板を素材として打ち
抜き・プレス成形加工によって一体加工したものが多用
されており、各針状ころ51を軌道輪52の軌道面52
aに沿わせた状態で軸受中心Cを中心として放射状に配
置するための複数のポケット53aが形成されていると
ともに、そのポケット53aの外側および内側に隣接す
るようにフランジ部53b,53cが屈曲形成された形
状を有しており、軌道輪52に対しては、例えば軌道輪
52の内径部の折り曲げ部52bに対して保持器53の
内径部に形成された折り曲げ部53dが沿うように組み
込まれる。
【0004】また、各ポケット53aの間に介在する柱
部53eは、略M字形(ハット形)に折り曲げられ、こ
れによって柱部53eが針状ころ53の軸心を挟んで図
中上下両側に位置して針状ころ53を保持するようにな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、自動
車搭載部品については、燃費の改善を進めるべく、各装
置における低フリクション化の要求が強くなる傾向にあ
り、軸受についても低トルク化を進めていく必要があ
る。
【0006】スラスト針状ころ軸受は、一般に、転がり
軸受のなかでも摩擦係数、換言すれば回転トルクが大き
い。その原因は、主として以下に示す二点が考えられ
る。
【0007】その一つは、各部材相互の摺動抵抗、なか
でも、図6に示すように、回転時において針状ころ51
が遠心力により外側に移動したとき、針状ころ51の外
側端面51bと保持器53の外側フランジ部53bとの
間の摺動抵抗が大きいことにある。
【0008】他の一つは、針状ころ51の差動すべり、
つまり針状ころ51の軸受外径側および内径側の周速差
による進み遅れから生じるすべりとスキュー(転走方向
に対する傾き、図7参照)によるすべりの発生である。
このような原因から、スラスト針状ころ軸受は回転トル
クの低減が難しいとされている。
【0009】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
もので、スラスト針状ころ軸受の低トルク化を達成し、
ひいては自動車に搭載する部品の低フリクション化を達
成して燃費を改善することのできるスラスト針状ころ軸
受の提供を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のスラスト針状ころ軸受は、複数の針状ころ
と、その各針状ころを軌道輪に沿わせて放射状に保持す
るための複数のポケットを有し、かつ、その各ポケット
の外側および内側にそれぞれ隣接してフランジ部が屈曲
形成された保持器を備えたスラスト針状ころ軸受におい
て、上記各針状ころの両端面のうち、少なくとも上記保
持器の外側のフランジ部に向く端面が中心部ほど突出し
た凸曲面によって構成され、当該端面はその凸曲面の中
心部においてのみ上記保持器の外側のフランジ部に当接
するように構成されていることによって特徴づけられる
(請求項1)。
【0011】ここで、本発明においては、上記各針状こ
ろの転走面を、その軸方向中心部の径が最大となるフル
クラウニング形状とすること(請求項2)が望ましい。
【0012】本発明は、スラスト針状ころ軸受の回転ト
ルクを大きくする要因に着目し、その要因を分析して有
効な対策を講じることによって、所期の目的を達成しよ
うとするものである。
【0013】すなわち、図5に示した従来のスラスト針
状ころ軸受において、針状ころ51の外側端面と保持器
53の外側フランジ部53bとの摺動抵抗が大きくなる
原因は、図8に模式的に示すように、針状ころ51の外
側端面51aが、その自転中心から逸脱した部位におい
て、保持器53の外側フランジ部53bと線状に接触す
るためである。そこで、請求項1に係る発明において
は、針状ころの両端面のうち、少なくとも外側フランジ
部に向く端面、つまり外側端面の形状を、中心部ほど突
出した凸曲面とし、その凸曲面の中心部においてのみ保
持器の外側フランジ部に当接するように構成する。これ
により、軸受の回転時に遠心力によって針状ころが外側
に移動てし保持器の外側フランジ部に当接したとき、針
状ころの外側端面が、その自転中心において保持器の外
側フランジ部に対して点状に接触する(図3参照)こと
になり、これら両者間の摺動抵抗を大幅に低減させるこ
とができる。
【0014】また、図5に示した従来のスラスト針状こ
ろ軸受において、針状ころの軸受内・外周側の周速差に
起因する進み遅れやスキューの発生による軌道面との間
のすべり摩擦抵抗が大きくなる原因は、従来の針状ころ
の転走面の形状が、両端部の僅かな領域のみ先端ほど小
径となり、かつ、軸方向中心部所定領域が一定の径を有
する直線的な形状のクラウニング、いわゆる台形クラウ
ニング形状であるが故に、スキュー等によって針状ころ
が倒れてアライメントがなくなったときに、直線部が軌
道面に対して線状に接触しているが故に大きなすべり抵
抗を生じるためである。
【0015】従って、請求項2に係る発明のように、各
針状ころの転走面を、その軸方向中心部の径が最大とな
るフルクラウニング形状、つまり転走面の軸方向中心部
を最大径として両端部に向かうに従って曲線的に小径と
なる形状とすることによって、針状ころの軸受内・外周
側の周速差に起因する進み遅れやスキューの発生に起因
してアライメントがなくなっても、各針状ころは軌道輪
の軌道面に対して常に点状に接触するため、軌道面に対
するすべり抵抗を大幅に低減させることができ、請求項
1に係る発明の構成に加えることで、回転トルクを大幅
に低減させたスラスト針状ころ軸受が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形
態の軸平行断面図である。この例の基本的構成は図5に
示したものと同等であって、複数の針状ころ1、その各
針状ころ1の転走面1aが当接する軌道面2aを備えた
軌道輪2、および各針状ころ1を保持する保持器3によ
って構成されている。
【0017】保持器3は、薄い鋼板を打ち抜き・プレス
成形加工したものであって、各針状ころ1を軌道輪2の
軌道面2aに沿わせた状態で軸受中心Cを中心として放
射状に配置するための複数のポケット3aが形成されて
いる。また、その各ポケット3aの外側および内側に隣
接するように、それぞれ外側フランジ部3bと内側フラ
ンジ部3cが屈曲形成されている。そして、この保持器
3には、その内径部に折り曲げ部3dが形成されてお
り、この折り曲げ部3dが軌道輪2の内径部の折り曲げ
部2bに対して沿うように組み込まれている。
【0018】また、各ポケット3aの間に介在する柱部
柱部3eは、従来のものと同様に略M字形に折り曲げら
れており、この柱部3eが針状ころ1の軸心を挟んで図
中上下両側に位置することで、各針状ころ1がポケット
3aから離脱することなく保持される。
【0019】さて、この実施の形態における特徴は、各
針状ころ1の両端面1b,1cが外向きに凸の球面によ
って構成されている点と、保持器3の各ポケット3a
は、外側フランジ部3bの一部にまで及んでいる点、お
よび、各針状ころ1の転走面1aが、図2に縦倍率のみ
を拡大した模式図を示すように、軸方向中心CNが最大
径となる略太鼓状のフルクラウニング形状となっている
点である。
【0020】以上の特徴的構成により、各針状ころ1
は、遠心力等により軸受の外側に移動したとき、針状こ
ろ1の外側端面1bの保持器3の外側フランジ部3bに
対する接触位置は、図3に示すように、針状ころ1の自
転中心上に位置する凸球面の中心部のみとなり、図8に
示した従来の接触状態に比して、針状ころ1と保持器3
との間のすべり摩擦抵抗が大幅に低減する。
【0021】また、針状ころ1の転走面1aが直線部を
有さないフルクラウニング形状となっているために、軌
道面2aに対しては常にほぼ点接触状態となるため、図
7に示したような、いわゆるころ倒れ現象が生じたと
き、従来の軌道面に対して線接触する場合に比して、そ
のすべり摩擦抵抗が大幅に低減する。
【0022】ここで、上記のように針状ころ1をその外
側端面1bに形成されている凸球面の中心部においての
み保持器3の外側フランジ部3bに接触させるために
は、必ずしも以上の実施の形態のように保持器3のポケ
ット3aを外側フランジ部3bの一部にまで及ばせる必
要はなく、図5に示した従来の保持器と同様に外側フラ
ンジ部3bから若干の距離を隔てた位置からポケット3
を形成してもよい。ただし、その場合、針状ころ1の外
側端面1bをその自転中心上に位置する凸球面の中心部
においてのみ保持器3に接触させるためには、凸球面の
曲率を大きくする必要がある。なお、ポケット3aを外
側フランジ部3bの一部にまで及ばせる上記した実施の
形態の構成は、ポケット3aの打ち抜き工程の後にフラ
ンジ部3b,3cの曲げ工程を行うことによって実現で
きる。
【0023】また、以上の実施の形態においては、針状
ころ1の両端面を凸球面とした例を示したが、組立工程
において針状ころ1に方向性が生じることを厭わなけれ
ば、保持器3の外側フランジ3bに向く端面、つまり外
側端面1bのみを凸球面としてもよい。
【0024】次に、以上の本発明の実施の形態をの効果
を確認すべく、図5に示した従来のスラスト針状ころ軸
受である比較例とともに、実際に回転トルクを測定した
実験結果について述べる。
【0025】図4はその実験装置の説明図である。この
実験装置は、ベッド41に上下動自在に支持された軸4
2の上端部に支持台43を取り付け、その支持台43上
に油圧で浮上して回転自在の試料台44を配置し、その
試料台44の上面に被測定試料であるスラスト針状ころ
軸受Wが装着される。このスラスト針状ころ軸受Wに
は、カップ状の治具45を介して回転軸46によって回
転が与えられるようになっているとともに、前記した軸
42を介してリンク機構47により所望のスラスト荷重
が付与できるようになっている。そのスラスト荷重はロ
ードセル48によって計測され、また、スラスト針状こ
ろ軸受Wの回転トルクは試料台44を介してビーム型ロ
ードセル49によって計測されるように構成されてい
る。
【0026】この実験装置を用いて、回転数およびスラ
スト荷重を種々に変化させて、上記した本発明の実施の
形態で述べた構造を有する実施例と、前記図5に示した
従来構造のスラスト針状ころ軸受である比較例の回転ト
ルクを測定した。潤滑は、冷凍機油と灯油を1:9の割
合で混合したものを用い、油温は室温、油量は2ml供
給した。
【0027】スラスト荷重を98〜490Nの間で三段
階に変化させ、その各スラスト荷重下において回転数を
1000〜3000rpmの間で同じく三段階で変化さ
せて、これらの各条件下での回転トルクを測定した。測
定結果を[表1]に示す。
【0028】この[表1]には、比較例の回転トルクの
測定結果に対する実施例の回転トルクの測定結果の「比
率」を併記している。また、「平均比率」の欄は、各ス
ラスト荷重ごとの、各回転数における「比率」の平均値
を表している。
【0029】
【表1】
【0030】この[表1]から明らかなように、本発明
を適用した実施例の回転トルクは、従来品である比較例
の回転トルクに対して、各スラスト荷重および各回転数
の全平均において60%に低減した。
【0031】なお、以上の実施の形態においては、針状
ころ1の外側端面1bの形状を凸球面としたが、本発明
はこれに限定されることなく、中心部が最も突出した任
意の凸曲面とし得ることは勿論であり、また、軌道輪2
の形状や保持器3の柱部3eの形状等、以上の説明にお
いて明らかな本発明の特徴部分と関係のない部分につい
ては、他の公知の形状等を採用し得ることは言うまでも
ない。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、針状こ
ろの両端面のうち、少なくとも外側のフランジ部に向く
端面を、中心部ほど突出した凸曲面として、その凸曲面
の中心部においてのみ保持器の外側フランジに当接する
ように構成しているので、軸受の回転時に各針状ころが
遠心力により外側に移動した際、各針状ころはその自転
中心において点状に保持器の外側フランジに接触するこ
とになり、針状ころの端面を平坦面とした従来のスラス
ト針状ころ軸受に比して、保持器に対する摺動抵抗を大
幅に低減させることができ、回転トルクを低減を達成
し、ひいては自動車の搭載部品の低フリクション化を達
成して燃費を改善することができる。
【0033】また、以上の構成に加えて、請求項2に係
る発明のように、各針状ころの転走面を軸方向中心が最
大径となるフルクラウニング形状とすることにより、内
側と外側の周速差による進み遅れやスキューの発生時に
おいても各針状ころは軌道面に対してほぼ線接触状態を
維持するため、そのすべり摩擦抵抗を従来のものに比し
て大幅に低減させることができ、上記した効果をより一
層確実なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の軸平行断面図である。
【図2】本発明の実施の形態における針状ころ1の転走
面の形状の説明図で、縦倍率のみを拡大した模式図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態における針状ころ1の外側
端面1bの保持器3の外側フランジ部3bに対する接触
位置の模式的説明図である。
【図4】本発明の実施例と従来のスラスト針状ころ軸受
である比較例の回転トルクを測定するための実験装置の
説明図である。
【図5】従来のスラスト針状ころ軸受の構成例を示す軸
平行断面図である。
【図6】スラスト針状ころ軸受の回転時における遠心力
により針状ころの外側端面が保持器の外側フランジ部に
接触して発生する摺動摩擦の説明図である。
【図7】同じくスラスト針状ころ軸受の回転時に発生す
る針状ころのスキューの説明図である。
【図8】図5に示した従来のスラスト針状ころ軸受にお
ける針状ころの外側端面の保持器に対する接触状態の説
明図である。
【符号の説明】
1 針状ころ 1a 転走面 1b 外側端面 2 軌道輪 2a 軌道面 3 保持器 3a ポケット 3b 外側フランジ部 3c 内側フランジ部 3d 折り曲げ部 3e 柱部 C 軸受中心 CN 針状ころの軸方向中心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樺山 佳友 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋精工株式会社内 Fターム(参考) 3J101 AA14 AA27 AA32 AA42 AA53 AA62 AA73 BA05 BA37 BA44 DA09 EA02 FA60 GA11 GA29

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の針状ころと、その各針状ころを軌
    道輪に沿わせて放射状に保持するための複数のポケット
    を有し、かつ、その各ポケットの外側および内側にそれ
    ぞれ隣接してフランジ部が屈曲形成された保持器を備え
    たスラスト針状ころ軸受において、 上記各針状ころの両端面のうち、少なくとも上記保持器
    の外側のフランジ部に向く端面が中心部ほど突出した凸
    曲面によって構成され、当該端面はその凸曲面の中心部
    においてのみ上記保持器の外側のフランジ部に当接する
    ように構成されていることを特徴とするスラスト針状こ
    ろ軸受。
  2. 【請求項2】 上記各針状ころの転動面が、その軸方向
    中心部の径が最大となるフルクラウニング形状となって
    いることを特徴とする請求項1に記載のスラスト針状こ
    ろ軸受。
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