JP2002374106A - 誘電体デュプレクサおよび通信装置 - Google Patents
誘電体デュプレクサおよび通信装置Info
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Abstract
する簡素な構造の誘電体デュプレクサを構成する。 【解決手段】 略直方体形状の誘電体ブロック1には、
内面に内導体3a〜3fがそれぞれ形成されている内導
体形成孔2a〜2fが設けられ、外面には外導体4が形
成されている。また、入出力端子5は外導体非形成部6
を設けて形成され、アンテナ端子7は内導体形成孔2c
と2dとの間に、内導体形成孔の開口面から実装面にか
けて、外導体非形成部8を設けて形成されている。アン
テナ励振孔9は、アンテナ端子7を一方の開口部として
誘電体ブロック1に内導体形成孔の軸方向と同じ軸方向
に貫通孔として形成され、内面には電極が形成されてい
る。電極非形成部12a,12bは、内導体形成孔2
d,2cの開口縁と誘電体ブロックの上面との間に、所
定の形状で形成されている。
Description
に備えられる、誘電体ブロックを用いた一体型の誘電体
デュプレクサおよびそれを備えた通信装置に関するもの
である。
て、図11を参照して説明する。
である。図11において、1は誘電体ブロック、2a〜
2fは内導体形成孔、3a〜3fは内導体、33a〜3
3fは内導体非形成部、4は外導体、5は入出力端子、
6,8は外導体非形成部、7はアンテナ端子、9はアン
テナ励振孔である。
面に内導体3a〜3fをそれぞれ形成した内導体形成孔
2a〜2fを設けており、外面には全面に外導体4を形
成している。内導体形成孔2a〜2fの一方の端面(図
11における右奥面)付近には、内導体非形成部33a
〜33fを設けて開放端とし、これに対向する他方の端
部(図11における左手前面)を短絡端とし、この短絡
端を有する面を短絡端面(以下、「短絡端面」とい
う。)としてそれぞれ誘電体共振器を構成している。
の配列方向の端面から実装基板に対向する実装面(図1
1における下面)にかけて外導体4から外導体非形成部
6を備えて離間し、入出力端子5を形成している。ま
た、図には表されていないが左奥面から下面にかけても
う一つの入出力端子を形成している。また、内導体形成
孔2cと2dとの間に、内導体形成孔2a〜2fの短絡
端面から実装面にかけて、外導体4から外導体非形成部
8を備えて離間し、アンテナ端子7を形成している。ま
た、アンテナ励振孔9は、アンテナ端子7を一方の開口
部として誘電体ブロック1に内導体形成孔2a〜2fの
軸方向と同じ軸方向に貫通孔として形成し、内面に電極
を形成している。
なる部分と内導体形成孔2d〜2fからなる部分は、各
内導体による共振器同士が結合した三段の誘電体フィル
タとしてそれぞれ作用し、一方を送信側フィルタ、他方
を受信側フィルタとする誘電体デュプレクサを構成す
る。
従来の誘電体デュプレクサにおいては、次のような解決
すべき課題があった。
端面におけるアース電流の分布を示した図である。図1
2において、2d,2eは内導体形成孔、3d,3eは
内導体、4は外導体、7はアンテナ端子、8は外導体非
形成部、9はアンテナ励振孔、10は外導体である上面
電極、11は外導体である下面電極である。
内導体から接地電極である外導体に電流が発生する。こ
こで、図12に示すように、アンテナ端子7から離れた
位置にある内導体3eでは、誘電体ブロックの短絡端面
から上面電極10に流れる電流と、短絡端面から実装面
である下面電極11に流れる電流とは略等しい。このた
め、上面電極10と下面電極11との間に殆ど電位差は
生じないので、上面電極10および下面電極11に垂直
な電界成分をもつTEモードが励振されない。
する外導体非形成部8は短絡端面および下面に存在し、
上面には存在しない。このため、アンテナ端子7に隣接
する内導体3dから短絡端面を通じて上面電極10に流
れる電流よりも下面電流11に流れる電流の方が小さ
く、両電極間に電位差が生じて電界が発生する。これに
より、上面電極10および下面電極11に垂直な電界成
分をもつTEモードが励振される。
減衰帯域は受信側フィルタの通過帯域となり、受信側フ
ィルタの減衰帯域は送信側フィルタの通過帯域となって
いる。受信側フィルタを構成する共振器、特にアンテナ
励振孔と隣り合う共振器が受信側フィルタの通過帯域で
TEモードを励振すると、送信側フィルタを通過する伝
送信号の一部が受信側フィルタを構成する共振器と結合
し、結合した信号がアンテナ励振孔へ伝送されてしま
う。このため、送信側フィルタの減衰特性は大きく悪化
してしまう。また、逆に送信側フィルタを構成する共振
器、特にアンテナ励振孔と隣り合う共振器が送信側フィ
ルタの通過帯域でTEモードを励振すると、受信側フィ
ルタの減衰特性が大きく悪化してしまう。
フィルタとの間を伝搬することにより、減衰特性は劣化
する。
不要モードを低減して、優れた減衰特性を有する簡素な
構造の誘電体デュプレクサおよびこれを備えた通信装置
を構成することにある。
導体に導通する端部を短絡端として、アンテナ端子を短
絡端面から実装面となる下面にかけて延びる外導体非形
成部により外導体から離間状態に形成し、アンテナ励振
孔に隣接する内導体の短絡端から、実装面に流れるアー
ス電流と、実装面に対向する上面に流れるアース電流と
を制御するアース電流設定手段を設けて誘電体デュプレ
クサを構成する。
する内導体の短絡端面にアース電流を調整する電極非形
成部を少なくとも一つ形成して誘電体デュプレクサを構
成する。
する内導体形成孔の軸から実装面までの距離と内導体形
成孔の軸から上面までの距離とを、部分的にまたは全体
に異ならせて誘電体デュプレクサを構成する。
ンテナ励振孔に隣接する内導体形成孔付近のみを実装面
および上面に対して垂直ではない所定の角度で形成して
誘電体デュプレクサを構成する。
サを備えて通信装置を構成する。
プレクサの構成について、図1、図2を参照して説明す
る。図1の(a)は誘電体デュプレクサの外観斜視図で
あり、(b)は短絡端面からの正面図であり、(c)は
開放端面からの正面図である。図1において、1は誘電
体ブロック、2a〜2fは内導体形成孔、3a〜3fは
内導体、33a〜33fは内導体非形成部、4は外導
体、5は入出力端子、6,8は外導体非形成部、7はア
ンテナ端子、9はアンテナ励振孔、12a,12bは電
極非形成部である。
面に内導体3a〜3fをそれぞれ形成している内導体形
成孔2a〜2fを設けており、外面には外導体4を形成
している。内導体形成孔2a〜2fの一方の開口面であ
る、図1の(a)における右奥面付近には内導体非形成
部33a〜33fをそれぞれ設けて、共振器の開放端と
し、これに対向する他方の端面(図1の(a)における
左手前面)を共振器の短絡端面としている。このよう
に、各内導体3a〜3fは、誘電体ブロック1と外導体
4とでそれぞれ誘電体共振器を構成している。ここで、
内導体形成孔2a〜2fは短絡端面側の内径が開放端面
側の内径よりも小さいステップ構造となっている。
体形成孔2a〜2fの配列方向の端面(図1の(a)に
おける右手前面)から実装基板に対向する実装面(図1
の(a)における下面)にかけて外導体非形成部6を備
えることにより、入出力端子5を外導体4から離間して
形成している。また、図には記されていないが左奥面か
ら下面にかけてもう一つの入出力端子を形成している。
また、内導体形成孔2cと2dとの間に、内導体形成孔
2a〜2fの短絡端面から実装面にかけて、外導体4か
ら外導体非形成部8を備えて離間し、アンテナ端子7を
形成している。また、アンテナ励振孔9は、アンテナ端
子7を一方の開口部として誘電体ブロック1に内導体形
成孔2a〜2fの軸方向と同じ軸方向に貫通孔として形
成されており、その内面には電極が形成されている。
なる部分と内導体形成孔2d〜2fからなる部分とは、
各共振器同士が結合した三段の共振器からなる誘電体フ
ィルタとしてそれぞれ作用し、一方を送信側フィルタ、
他方を受信側フィルタとする誘電体デュプレクサを構成
する。
2a,12bは、それぞれ内導体形成孔2d,2cの開
口縁(内導体3d,3cの短絡端)と誘電体ブロック1
の上面に接する辺との間に形成されており、外導体非形
成部8につながっている。ここで、電極非形成部12
a,12bの長さにより、内導体3d,3cから上面電
極に流れる電流を制御する。なお、フィルタのQoの悪
化を防ぐために、これら電極非形成部の幅は、加工上問
題のない程度に細くする方が望ましい。
極と下面電極との間に電位差が殆ど生じないため、この
両電極に垂直な電界成分を有するTEモードの励振を防
止することができる。
ることにより、これらの不要モードと相手側のフィルタ
を構成する共振器との結合、さらにはアンテナ励振孔に
形成された内面電極との不要な結合は防がれ、減衰特性
は改善される。
a,12bはアンテナ端子7の外導体非形成部8につな
がっているが、つながっていない形状であってもよい。
ただし、つながっていない場合、この断点に電流が集中
して、この電流量は断点の形状の影響を大きく受ける。
このように、加工ばらつきによる影響が大きいため、電
極非形成部と外導体非形成部とはつながっている方が望
ましい。
を部分的に削除するものであるため、誘電体デュプレク
サを構成した後にも、電極非形成部周囲の外導体を削る
ことにより特性の微調整を行うことができる。
を送信側フィルタとし、内導体2d〜2fよりなるフィ
ルタを受信側フィルタとした場合の、誘電体デュプレク
サの通過特性を示したものである。ここで、図中の実線
は電極非形成部12a,12bを設けた場合の通過特性
を表し、破線は電極非形成部がない従来構造の場合の通
過特性を表している。
過帯域の高域側、すなわち受信側フィルタの通過帯域側
に減衰極ができ、減衰量が増加する。また、受信側フィ
ルタでは通過帯域の低域側、すなわち送信側フィルタの
通過帯域側に減衰極ができ、減衰量が増加する。このよ
うに、それぞれのフィルタの通過特性が改善されるとと
もに、相手側フィルタの影響を抑制することができる。
レクサの構成について、図3〜図5を参照して説明す
る。
斜視図であり、(b)は短絡端面からの正面図であり、
(c)は開放端面からの正面図である。
〜2fは内導体形成孔、3a〜3fは内導体、33a〜
33fは内導体非形成部、4は外導体、5は入出力端
子、6,8は外導体非形成部、7はアンテナ端子、9は
アンテナ励振孔、12は電極非形成部である。
形成部12が内導体形成孔2dの側に設けられており、
他の構成は図1に示した誘電体デュプレクサと同じであ
る。
タを送信側フィルタとし、内導体2d〜2fよりなるフ
ィルタを受信側フィルタとした場合の通過特性およびア
イソレーション特性を次に示す。
テナ端子との間の通過特性を示した図であり、図5は誘
電体デュプレクサの入力端子と出力端子との間のアイソ
レーション特性を示した図である。
減衰量が増加し、送信側フィルタの通過特性は改善され
る。また、図5に示すように、誘電体デュプレクサ全体
としてアイソレーション特性は改善される。
レクサの構成について、図6〜図8を参照して説明す
る。図6は誘電体デュプレクサの外観斜視図である。図
7の(a)は誘電体デュプレクサの短絡端面からの正面
図であり、(b)は(a)におけるA部分の側面断面
図、(c)は(a)におけるB部分の側面断面図であ
る。図8は他の構造の誘電体デュプレクサの側面断面図
である。
ク、2a〜2fは内導体形成孔、3a〜3fは内導体、
33a〜33fは内導体非形成部、4は外導体、5は入
出力端子、6,8は外導体非形成部、7はアンテナ端
子、9はアンテナ励振孔、10は上面電極、11は下面
電極である。
面に内導体3a〜3fをそれぞれ形成している内導体形
成孔2a〜2fを設けており、外面には外導体4を形成
している。内導体形成孔2a〜2fの一方の開口面であ
る、図6における右奥面付近には、内導体非形成部33
a〜33fをそれぞれ設けて開放端とし、これに対向す
る他方の端面(図6における左手前面)を短絡端面とし
ている。これにより、各内導体3a〜3fは、誘電体ブ
ロック1と外導体4とでそれぞれ誘電体共振器を構成し
ている。ここで内導体形成孔2a〜2fは短絡端面側の
内径が開放面端側の内径よりも小さいステップ構造であ
る。
ように、短絡端面側の孔が途中で折れ曲がり、その端面
側と中心側とで軸位置が上面、下面に垂直な方向にずれ
るように形成している。この中心側の孔の軸位置は、他
の内導体形成孔2a〜2c,2e,2fの軸位置と同じ
であり、端面側の孔の軸位置は上面電極10および、下
面電極11に垂直な方向で下面電極11側にシフトして
いる。
励振孔9、外導体非形成部6,8は第1の実施形態と同
じである。
3dと下面電極11の間隔が近くなる。このため、外導
体非形成部8の影響により内導体3dから上面電極10
に流れる電流よりも少なかった下面電極11に流れる電
流が増加し、二つの電流の大きさを調整することができ
る。これにより、内導体3dから上面電極10に流れる
電流と、内導体3dから下面電極11に流れる電流とを
略一致させることができ、上面電極と下面電極との間に
電位差が殆ど生じないため、この両電極に垂直な電界成
分を有するTEモードの励振を防止することができる。
より、例えば、送信側フィルタで生じたTEモードが受
信側フィルタの共振器に結合することが防止される。こ
れにより、送信側フィルタの入出力端子(入力端子)か
ら、受信側フィルタの共振器を介してアンテナ端子への
TEモードの伝送が遮断される。このように不要モード
とフィルタを構成する共振器との結合、さらにはアンテ
ナ励振孔との不要な結合を防ぎ、減衰特性が改善され
る。
が必要なくなり、予め所望の特性となるように内導体形
成孔の位置を設定しておけば、その金型を用いて誘電体
ブロックを形成することにより、容易に誘電体デュプレ
クサを構成することができる。
体形成孔に折れ曲がり部を設けて、端側の孔の軸位置を
下面電極11に近づけるように形成しているが、図8に
示すように短絡端面側の内導体形成孔の全体を下面電極
11に近づけて形成してもよい。
レクサの構成について、図9を参照して説明する。
斜視図であり、(b)はその側面断面図である。
〜2fは内導体形成孔、3a〜3fは内導体、33a〜
33fは内導体非形成部、4は外導体、5は入出力端
子、6,8は外導体非形成部、7はアンテナ端子、9は
アンテナ励振孔、10は上面電極、11は下面電極、1
3は凹部である。
面に内導体3a〜3fをそれぞれ形成している内導体形
成孔2a〜2fを設けており、外面には外導体4を形成
している。内導体形成孔2a〜2fの一方の開口面であ
る、図9の(a)における右奥面付近には内導体非形成
部33a〜33fをそれぞれ設けて開放端とし、これに
対向する他方の端面(図9の(a)における左手前面)
を短絡端面としている。これにより、各内導体3a〜3
fは、誘電体ブロック1と外導体4とでそれぞれ誘電体
共振器を構成している。ここで、内導体形成孔2a〜2
fは短絡端面側の内径が開放面端側の内径よりの小さい
ステップ構造である。
端面の下面電極11に接する側のみ所定の深さ(内導体
形成孔の軸方向の長さ)で所定の幅(内導体形成孔の配
列方向の長さ)に凹部13を設けている。凹部13の内
面についても外導体4を形成している。
形成部6,8、アンテナ励振孔9は図1に示した誘電体
デュプレクサと同じである。
3dの短絡端と外導体非形成部8との間に形成されてい
る外導体4の面積が大きくなり、内導体3から下面電極
11に流れる電流は外導体非形成部8の影響を受けにく
くなる。また、上面電極10と短絡端面との接線部は削
られていないため、内導体3から上面電極10への電流
は凹部13が無い場合と殆ど変わらない。このため、凹
部13の形状を変化させることにより、内導体3dから
上面電極10および下面電極11に流れる電流を略同じ
にすることができ、不要なモードの励振を抑制し、不要
な結合を防止できる。このことにより、減衰特性を改善
することができる。
り凹部を形成する場合には、誘電体ブロックをブロック
状に削除するため、削除作業が容易であり、所望の特性
が得られるように容易に成形することができる。
の形状を設定して金型を形成しておけば、容易に誘電体
デュプレクサを構成することができる。
形成孔の一方の開口部付近に、内導体非形成部を設け
て、共振器の開放端を構成した構造の誘電体デュプレク
サについて示したが、内導体形成孔の一方の開口面に外
導体を設けずに、その面を開放端面とした構造や、開放
端面における内導体形成孔の開口部付近に、隣接する共
振器間の結合用電極を形成した構造の誘電体デュプレク
サに適用してもよい。
成について、図10を参照して説明する。図10は通信
装置のブロック図である。
ナ、DPXはデュプレクサ、BPFa,BPFb,BP
Fcはそれぞれ帯域通過フィルタ、AMPa,AMPb
はそれぞれ増幅回路、MIXa,MIXbはそれぞれミ
キサ、OSCは発振器、DIVは分周器(シンセサイザ
ー)である。MIXaはDIVから出力される周波数信
号をIF信号で変調し、BPFaは送信周波数の帯域の
みを通過させ、AMPaはこれを電力増幅してDPXを
介しANTより送信する。AMPbはDPXから出力さ
れる信号を増幅し、BPFbはからAMPbから出力さ
れる信号のうち受信周波数帯域のみを通過させる。MI
XbはBPFcより出力される周波数信号と受信信号と
をミキシングして中間周波信号IFを出力する。
3、図6、図9に示した構造の誘電体デュプレクサを用
いることができる。このようにして全体に簡素な構造で
優れた通信特性を有する通信装置を構成することができ
る。
通する端面を短絡端面として、アンテナ端子を前記短絡
端面から実装面となる下面にかけて延びる外導体非形成
部により外導体から離間状態に形成し、アンテナ励振孔
に隣接する内導体の短絡端から、実装面に流れるアース
電流と、実装面に対向する上面に流れるアース電流とを
近似させるように制御するアース電流設定手段を設ける
ことにより、減衰特性に優れた誘電体デュプレクサを構
成することができる。
に隣接する内導体の短絡端面の外導体に、アース電流を
調整する少なくとも一つの電極非形成部を形成すること
により、容易に特性の微調整ができる誘電体デュプレク
サを構成することができる。
に隣接する内導体形成孔の軸から実装面までの距離と内
導体形成孔の軸から上面までの距離とを、部分的にまた
は全体に異ならせることにより、外形に加工を加えるこ
となく、予め所望の特性が得られるように金型を設定し
ておけば、優れた減衰特性を有する誘電体デュプレクサ
を容易に構成することができる。
る、アンテナ励振孔に隣接する内導体形成孔付近のみを
実装面および上面に対して垂直ではない所定の角度で形
成することにより、複雑な内導体形成孔の形状を用いる
ことなく、容易に誘電体デュプレクサを構成することが
できる。
プレクサを備えることにより、優れた通信特性を有する
通信装置を容易に構成することができる。
観斜視図および短絡端面と開放端面の正面図
観斜視図、短絡端面と開放端面の正面図
した図
特性を示した図
観斜視図
面図および側面断面図
観斜視図および側面断面図
るアース電流の分布を示した図
Claims (5)
- 【請求項1】 略直方体形状の誘電体ブロックの内部
に、該誘電体ブロックの一方の面から、それに対向する
他方の面にかけて、それぞれの内面に内導体を形成した
複数の内導体形成孔と、内面に電極を形成したアンテナ
励振孔とを設け、前記誘電体ブロックの外面に、外導体
と、該外導体から離間した入出力端子と、前記アンテナ
励振孔内の電極に導通するアンテナ端子とを形成した誘
電体デュプレクサにおいて、 前記内導体が前記外導体に導通する端部を短絡端とし、
該短絡端を有する面から実装面となる下面にかけて延び
る外導体非形成部により、前記アンテナ端子を前記外導
体から離間状態に形成して、 前記アンテナ励振孔に隣接する内導体の短絡端から、前
記実装面に流れるアース電流と、該実装面に対向する上
面に流れるアース電流とを制御するアース電流設定手段
を設けた誘電体デュプレクサ。 - 【請求項2】 前記アース電流設定手段は、前記アンテ
ナ励振孔に隣接する内導体の短絡端を有する面の外導体
に形成した、少なくとも一つの電極非形成部である請求
項1に記載の誘電体デュプレクサ。 - 【請求項3】 前記アース電流設定手段は、前記アンテ
ナ励振孔に隣接する内導体形成孔の軸から前記実装面ま
での距離と、前記内導体形成孔の軸から前記上面までの
距離とを、部分的にまたは全体に異ならせた構造である
請求項1に記載の誘電体デュプレクサ。 - 【請求項4】 前記アース電流設定手段は、前記短絡端
を有する面における、前記アンテナ励振孔に隣接する内
導体形成孔付近のみを前記実装面および前記上面に対し
て垂直ではない所定の角度で形成した構造である請求項
1に記載の誘電体デュプレクサ。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の誘電体
デュプレクサを備えた通信装置。
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