JP2003163506A - 誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサおよび通信装置 - Google Patents

誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサおよび通信装置

Info

Publication number
JP2003163506A
JP2003163506A JP2002218274A JP2002218274A JP2003163506A JP 2003163506 A JP2003163506 A JP 2003163506A JP 2002218274 A JP2002218274 A JP 2002218274A JP 2002218274 A JP2002218274 A JP 2002218274A JP 2003163506 A JP2003163506 A JP 2003163506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dielectric
input
holes
output terminal
excitation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002218274A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3788402B2 (ja
Inventor
Motoharu Hiroshima
基晴 広嶋
Atsushi Toda
淳 遠田
Hideyuki Kato
英幸 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2002218274A priority Critical patent/JP3788402B2/ja
Priority to CNB021427305A priority patent/CN100364170C/zh
Priority to KR10-2002-0055693A priority patent/KR100524545B1/ko
Priority to US10/242,647 priority patent/US6771149B2/en
Priority to EP02020677A priority patent/EP1294042B1/en
Priority to DE60202331T priority patent/DE60202331T2/de
Publication of JP2003163506A publication Critical patent/JP2003163506A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3788402B2 publication Critical patent/JP3788402B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/201Filters for transverse electromagnetic waves
    • H01P1/205Comb or interdigital filters; Cascaded coaxial cavities
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/201Filters for transverse electromagnetic waves
    • H01P1/205Comb or interdigital filters; Cascaded coaxial cavities
    • H01P1/2056Comb filters or interdigital filters with metallised resonator holes in a dielectric block
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/213Frequency-selective devices, e.g. filters combining or separating two or more different frequencies
    • H01P1/2136Frequency-selective devices, e.g. filters combining or separating two or more different frequencies using comb or interdigital filters; using cascaded coaxial cavities

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体に小型で平衡入出力端子の配置の自由度
を高めた誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサおよびそ
れらを備えた通信装置を構成する。 【解決手段】 誘電体ブロック1内に、それぞれ一方の
開口部を短絡部、他方の開口部または開口部付近を開放
部とする3つの励振孔2a,2b,2cをインターディ
ジタル結合するように配置し、両側の励振孔の開口部に
平衡入出力端子4a,4cを設ける。この両側の励振孔
のうち一方の励振孔2aに結合する共振器孔3bを設け
る。これにより、平衡入出力端子を備えた小型の誘電体
フィルタを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はマイクロ波帯など
で使用される誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサ、お
よびそれらを備えた通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロ波帯などにおけるフィル
タとして、誘電体ブロックの内部に内導体形成孔を設
け、外面に外導体を形成した、1段または複数段の共振
器から成る誘電体フィルタが構成されている。
【0003】このような誘電体ブロックを用いた誘電体
フィルタは、誘電体ブロックの外面に、内導体に対して
静電容量で結合する入出力端子を設けて不平衡型で信号
の入出力を行うようにしたものであった。そのため、例
えば平衡入力型の増幅回路などに対して信号を与えるた
めには、バラン(不平衡−平衡変換器)を用いて、不平
衡型の信号を平衡型の信号に変換していた。しかし、こ
のような構成ではバランによる挿入損失が大きいこと、
バランを回路基板上に配置するためのスペースを確保す
る必要があって小型化できないこと、などの問題があっ
た。
【0004】そこで、本願出願人は、予めそれ自体で平
衡型で信号の入出力を行えるようにした誘電体フィルタ
に関して、特願平11−314657および特願200
0−036302を出願している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の平衡入出力端子
を備えた誘電体フィルタにおいては、誘電体ブロックに
設ける各共振器の軸長が長いため、実装基板に対する実
装面積が大きくならざるを得なかった。また、半波長共
振器の両開放端付近に平衡入出力端子をそれぞれ配置す
ることになるので、平衡入出力端子間隔の設計上の自由
度が低いという問題があった。
【0006】この発明の目的は、上述の問題を解消し
て、全体に小型で平衡入出力端子の配置の自由度を高め
た誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサおよびそれらを
備えた通信装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、誘電体ブロ
ック内に、それぞれ、一方の開口部を短絡部、他方の開
口部または他方の開口部付近を開放部とする、順にイン
ターディジタル結合する3つの励振孔を設け、該3つの
励振孔のうち両側の励振孔の開放部に平衡入出力端子を
設け、前記誘電体ブロック内に、前記両側の励振孔のう
ち少なくとも一方の励振孔に結合する、一方の開口部を
短絡部、他方の開口部または他方の開口部付近を開放部
とする、共振器孔を設けることによって誘電体フィルタ
を構成する。
【0008】このように上記3つの励振孔およびその3
つの励振孔のうち外側の少なくとも一方の励振孔に結合
する共振器孔が、それぞれ1/4波長に略等しい軸長を
有することになって、全体に小型化が図れる。また、上
記平衡入出力端子は、3つの励振孔のうち外側の2つの
励振孔の開放部に設けるので、比較的狭い範囲に配置す
ることができる。
【0009】また、この発明は、上記構成の誘電体フィ
ルタを第1の誘電体フィルタとし、当該第1の誘電体フ
ィルタを構成した前記誘電体ブロックに、第1の誘電体
フィルタを構成する共振器孔とは別の共振器孔による第
2の誘電体フィルタ、第1・第2の誘電体フィルタに対
して共通に結合する共用入出力端子、および第2の誘電
体フィルタに結合する入出力端子をそれぞれ設けること
により誘電体デュプレクサを構成する。
【0010】この構造により、平衡入出力端子により信
号を入力または出力するフィルタを備えた例えばアンテ
ナ共用器として利用可能とする。
【0011】また、この発明は、前記第2の誘電体フィ
ルタに結合する入出力端子および前記共用入出力端子の
いずれをも不平衡入出力端子として誘電体デュプレクサ
を構成する。
【0012】この構造により、平衡入出力端子により信
号の入力または出力を行う第1のフィルタと、不平衡入
出力端子で信号の出力または入力を行う第2のフィルタ
を備え、共用入出力端子で信号の入出力を不平衡で行う
ようにした、例えばアンテナ共用器として利用可能とす
る。
【0013】また、この発明は、前記共用入出力端子を
前記構造の平衡入出力端子として誘電体デュプレクサを
構成する。
【0014】この構造により、平衡入出力型のアンテナ
を、直接用いられるようにする。
【0015】さらに、この発明は上記誘電体フィルタま
たは誘電体デュプレクサを備えることにより通信装置を
構成する。
【0016】
【発明の実施の形態】第1の実施形態に係る誘電体フィ
ルタの構成を図1〜図3を参照して説明する。図1は誘
電体フィルタの外観斜視図、(A),(B)はいずれも
同一の誘電体フィルタの外観斜視図であり、(B)は、
(A)に示した状態から水平面内に略90°右回転させ
た状態を示している。図1において1は略直方体形状の
誘電体ブロックであり、その一方の面からそれに対向す
る他方の面にかけて2a,2b,2c,3a,3bで示
す5つの孔を設けている。これらの孔の内面にはそれぞ
れ全面に導体膜を形成している。これらの孔のうち2
a,2b,2cはそれぞれ励振孔として作用させ、3
a,3bは共振器孔として作用させる。共振器孔3a,
3bの一方の開口部付近には、内導体の除去による内導
体非形成部gを設けていて、この部分を開放部としてい
る。誘電体ブロック1の外面には、励振孔2a,2cの
開放部となる位置に平衡入出力端子4a,4cを形成し
ている。また、誘電体ブロック1の外面には、共振器孔
3aの開放部付近に容量性結合する不平衡入出力端子5
を形成している。励振孔2bの一方の開口部は、図1の
(B)に示すように開放部としている。誘電体ブロック
1の外面には平衡入出力端子4a,4b、不平衡入出力
端子5および励振孔2bの開放部付近を除く領域に外導
体6を形成している。
【0017】図2の(A)は、図1に示した誘電体フィ
ルタの実装面側から見た平面図、(B)は、その誘電体
フィルタの等価回路図である。励振孔2a,2b,2c
はそれらの内径が一方の開口部から他方の開口部にかけ
て略一定であるストレート孔であり、短絡部と開口部の
向きを交互に反転させて、インターディジタル結合させ
ている。共振器孔3a,3bは、内導体非形成部gを設
けた開放部を、それとは反対側の短絡部より内径を太く
したステップ孔としている。共振器孔3a,3b同士
は、短絡部付近での誘導性結合の大きさ、開放部付近で
の容量性結合の大きさ、および内導体非形成部g部分に
生じるストレー容量の大きさに応じて、全体として容量
性結合または誘導性結合する。不平衡入出力端子5は、
共振器孔3aの開放部分付近に容量性結合する。
【0018】励振孔2aは、隣接する共振器孔3bに対
して電磁界結合する。残りの2本の励振孔2b,2cは
位相差180°を得るための位相回路として作用する。
すなわち、隣接する励振孔の間はインターディジタル結
合により、90°(=π/2)の位相結合による位相差
が得られる。したがって平衡入出力端子4a,4cの位
相差は180°である。また、3本の励振孔2a,2
b,2cの間はそれぞれインターディジタル結合した非
常に広帯域なフィルタと見ることができるので、第1の
励振孔2aと第3の励振孔2cとの間の挿入損失差は極
めて少ない。したがって平衡入出力端子4a,4cの間
の振幅差も極めて少ない。
【0019】図3は上記誘電体フィルタにおける平衡入
出力端子4a−4c間の位相差および振幅差の特性を示
す図である。このように、中心周波数2140MHzを
中心として±50MHzの広帯域にわたって位相差が±
15°以内に収まり、また振幅差についても±1dB以
内に収まる。このように優れた平衡特性が得られる。
【0020】図4は、第2の実施形態に係る誘電体フィ
ルタの斜視図である。図1に示した誘電体フィルタと異
なり、共振器孔3a,3bの一方の開口部に外導体6を
設けずに、その部分を開放部(開放端)としている。そ
の他の部分の構造は図1に示したものと同様である。こ
のように一方の開口部を開放端面とした共振器孔を備え
た誘電体フィルタにおいても、全体に小型化が図れ、一
方向に平衡入出力端子を取り出すことができる。
【0021】図5は、第3の実施形態に係る誘電体フィ
ルタの斜視図である。図1および図4に示した誘電体フ
ィルタと異なり、共振器孔3a,3bの開放部側になる
開口部に、内導体にそれぞれ導通する電極7a,7bを
形成し、これらを外導体6から分離(絶縁)させてい
る。この構造により、電極7a,7bとその周辺の外導
体6との間にストレー容量を生じさせている。
【0022】このような構造であっても同様に、全体に
小型化が図れ、一方向に平衡入出力端子を取り出すこと
ができる。
【0023】図6は、第4の実施形態に係る誘電体フィ
ルタの、実装面側から見た平面図である。図1、図4、
および図5に示した誘電体フィルタと異なり、共振器孔
3a,3bの両端面に外導体を形成し、その一方の開口
部付近に内導体非形成部gを形成している。この構造に
より、内導体非形成部gを共振器の開放部とし、内導体
非形成部にストレー容量を生じさせている。また、共振
器孔3aに結合する励振孔12を配置し、その端部に不
平衡入出力端子14を設けている。この構造により、励
振孔で外部結合をとるようにした不平衡入出力端子で信
号の入出力を行うようにする。
【0024】このような構造であっても同様に、全体に
小型化が図れ、一方向に平衡入出力端子を取り出すこと
ができる。なお、以上に示した各実施形態以外にも、例
えば図4に示した開口面に、隣接する共振器孔同士を容
量性結合させるための結合用電極を形成した構造として
もよい。
【0025】以上に示した構造の各誘電体フィルタにお
いて、平衡入出力端子4a,4cを入力端子、不平衡入
出力端子5を出力端子として用いてもよいし、逆に平衡
入出力端子4a,4cを出力端子、不平衡入出力端子5
を入力端子として用いてもよい。
【0026】さらに、2つの共振器孔3a,3bを誘電
体ブロックに設けて2段の共振器からなる帯域通過型の
フィルタを構成したが、単一の共振器孔を設けて、それ
を3つの励振孔のうち外側の一方の励振孔に結合させ、
且つ不平衡入出力端子と容量性結合するようにしてもよ
い。
【0027】次に、第5の実施形態に係る誘電体デュプ
レクサの構成を図7および図8を参照して説明する。図
7は誘電体デュプレクサの外観斜視図、図8はその実装
面側から見た平面図である。略直方体形状の誘電体ブロ
ック1には、その一方の面からそれに対向する他方の面
にかけて、2a〜2c,3a〜3c,8a〜8c,9で
示す10個の孔を設けている。これらの孔のうち、2a
〜2c,9は励振孔、3a〜3c,8a〜8cは共振器
孔として作用する。各励振孔2a〜2c,9の内面には
内導体を形成している。また、各共振器孔3a〜3c,
8a〜8cの内面には内導体を形成し、一方の開口部付
近に内導体非形成部gを設けている。誘電体ブロック1
の外面には、入出力端子となる部分を除いて外導体6を
形成している。励振孔2a〜2c、平衡入出力端子4
a,4c部分の構成は、上記各実施形態で示した誘電体
フィルタにおけるものと同様である。共振器孔3a〜3
cは、一方の開口部付近に内導体非形成部gを設け、開
放部側を短絡部側よりその内径を広くしたステップ孔と
している。この3つの共振器孔により、3段の共振器を
構成している。8a〜8cで示す3つの共振器孔も同様
に3段の共振器を構成している。9で示す孔は励振孔で
あり、その開放部に不平衡入出力端子11を設けてい
る。もう一つの不平衡入出力端子10は、共振器孔8a
の開放部付近に容量性結合する位置に設けている。
【0028】上記不平衡入出力端子10を送信信号入力
端子、平衡入出力端子4a,4cを受信信号出力端子と
し、不平衡入出力端子11をアンテナ端子として用いれ
ば、この誘電体デュプレクサは、アンテナ共用器として
作用する。
【0029】次に、第6の実施形態に係る誘電体デュプ
レクサの構成を図9および図10を参照して説明する。
第5の実施形態に示した誘電体デュプレクサでは、共用
入出力端子として不平衡入出力端子を形成したが、この
第6の実施形態に係る誘電体デュプレクサは、共用入出
力端子を平衡入出力端子とし、その両側に隣接して別々
の共振器をそれぞれ配置したものである。
【0030】図9は誘電体デュプレクサの外観斜視図、
図10はその実装面側から見た平面図である。略直方体
形状の誘電体ブロック1には、その一方の面からそれに
対向する他方の面にかけて、2a〜2c,3a〜3c,
8a〜8c,9で示す10個の孔を設けている。これら
の孔のうち、2a〜2c,9は励振孔、3a〜3c,8
a〜8cは共振器孔として作用する。各励振孔2a,2
c,9の内面には内導体を形成している。また、各共振
器孔3a〜3c,8a〜8cの内面および励振孔2bの
内面には内導体を形成し、一方の開口部付近に内導体非
形成部gを設けている。
【0031】誘電体ブロック1の外面には、入出力端子
となる部分を除いて外導体6を形成している。励振孔2
a〜2c、平衡入出力端子4a,4c部分の構成は、上
記各実施形態で示した誘電体フィルタにおけるものと略
同様である。但し、この例では、励振孔2bを、その開
放部側が短絡部側より内径の広いステップ孔としてい
る。また、励振孔2bの一方の開口部付近に内導体非形
成部gを設けている。このように、励振孔をステップ孔
としてもよいし、励振孔の内部で内導体を開放させた構
造であってもよい。
【0032】共振器孔3a〜3cは、一方の開口部付近
に内導体非形成部gを設け、開放部側を短絡部側よりそ
の内径を広くしたステップ孔としている。この3つの共
振器孔のうち、3a,3bは、互いに結合した2段の共
振器として作用する。また、共振器孔3cはトラップ共
振器として作用する。
【0033】8a〜8cで示す3つの共振器孔は同様に
して3段の共振器として作用する。9で示す孔は励振孔
であり、その開放部に不平衡入出力端子11を設けてい
る。もう一つの不平衡入出力端子10は、共振器孔8a
の開放部付近に容量性結合する位置に設けている。
【0034】上記不平衡入出力端子10を送信信号入力
端子、不平衡入出力端子11を受信信号出力端子、平衡
入出力端子4a,4cをアンテナ端子として用いれば、
この誘電体デュプレクサは、アンテナ共用器として作用
する。
【0035】このように、アンテナ端子を平衡入出力端
子とすることにより、平衡型で信号の入出力を行うアン
テナを直接接続することができる。その結果、デュプレ
クサの外部に不平衡−平衡変換器を設ける必要がなく、
全体に小型化が図れる。
【0036】なお、第5・第6の実施形態では、共振器
孔の開口部付近に内導体非形成部を設けることによって
開放部を構成したが、図4に示したように共振器孔の一
方の開口部を開放端面としてもよいし、図5に示したよ
うに共振器孔の一方の開口面おいて外導体との間にスト
レー容量を生じさせるように電極を形成してもよい。さ
らには、共振器孔の開口面に、隣接する共振器孔同士を
容量性結合させるための結合用電極を形成してもよい。
【0037】次に、第7の実施形態に係る誘電体デュプ
レクサの構成を図11を参照して説明する。図11の
(A)は正面図、(B)は底面図、(C)は後面図、
(D)は左側面図である。略直方体形状の誘電体ブロッ
ク1には、その一方の面からそれに対向する他方の面に
かけて、2a〜2c,3a〜3c,8a〜8c,9で示
す10個の孔を設けている。これらの孔のうち、2a〜
2c,9は励振孔、3a〜3c,8a〜8cは共振器孔
として作用する。励振孔2a〜2c,9の内面、および
共振器孔3a〜3c,8a〜8cの内面にはそれぞれ内
導体を形成している。共振器孔3a〜3c,8a〜8c
の一方の開口部付近には内導体非形成部gを設けてい
る。また、3つ並んだ励振孔のうち中央の励振孔2bの
開口部付近に内導体非形成部gを設けている。誘電体ブ
ロック1の外面には、入出力端子4a,4c,10,1
1と外導体6を形成している。
【0038】第5の実施形態の場合と同様に、上記不平
衡入出力端子10を送信信号入力端子、平衡入出力端子
4a,4cを受信信号出力端子とし、不平衡入出力端子
11をアンテナ端子として用いれば、この誘電体デュプ
レクサは、アンテナ共用器として作用する。
【0039】第5の実施形態と異なるのは、平衡入出力
のための3本の励振孔2a,2b,2cのうちの中央の
励振孔2bの構造である。これら3本の励振孔の電気長
をそれぞれ同一にするために、中央の励振孔2bをステ
ップ構造で且つ内導体非形成部gを内径の大きな方の開
口部付近に設けている。すなわち、励振孔2bのステッ
プ位置、内径、内導体非形成部gの位置、内導体非形成
部gのギャップ幅等によって励振孔2bの内導体の電気
長を、励振孔2a,2cの内導体の電気長に合わせてい
る。
【0040】良好な平衡特性(特に位相差が180度に
なる特性)を得るために、3本の励振孔の内導体のそれ
ぞれの電気長が同一であること、また励振孔による共振
周波数(励振孔の内導体を1/4波長線路としてみた場
合の共振周波数)が入出力を行う信号の周波数帯域幅の
中心周波数であることが望ましい。この例では、平衡入
出力端子4a,4cを受信信号出力端子として用いるの
で、受信周波数帯域の中心周波数に合わせる。
【0041】上記中央の励振孔2bの内導体非形成部g
の形成位置およびギャップ幅を変化させると、図3の
(A)に示した位相差の平衡特性を表す特性直線の傾き
が略一定のまま位相差0度となる周波数が変化する。す
なわち特性直線が上下に変位する。そこで、所望の周波
数で位相差が0度となるように、励振孔2bの内導体非
形成部gの形成位置およびギャップ幅を調整すればよ
い。
【0042】この例ではデュプレクサの受信信号出力端
子について示したが、単体のフィルタの場合は、励振孔
による前記共振周波数が通過帯域幅の中心周波数に略一
致するように設定すればよい。また、デュプレクサのア
ンテナ端子に適用する場合には、励振孔による前記共振
周波数が送信周波数と受信周波数の略中間の周波数とな
るように設定すればよい。
【0043】なお、先の各実施形態で示したように、3
本の励振孔をいずれもストレート孔とし、中央の励振孔
の開放端面に電極を付加した構造で、3本の励振孔のそ
れぞれの電気長を略同一にするためには、その開放端面
に付加した電極面積を小さくするか、付加電極を無くせ
ばよい。また、開放端面に接する位置に内導体非形成部
を設けて、その内導体非形成部で内導体を開放させれば
よい。さらには、内導体非形成部を励振孔の開口部から
奥まった位置に設けてもよい。
【0044】前記平衡特性の振幅差を改善するために
は、励振孔の配列ピッチ(励振孔間の間隔)、励振孔の
内径などを変えて、励振孔間の結合を調整する。通常は
結合を強めて、振幅差を小さくする。このような設計
は、要求される特性、要求される誘電体ブロックの外形
形状に応じて、3本の励振孔の位置・形状・寸法を設定
することにより行う。
【0045】次に、第8の実施形態に係る通信装置の構
成を図12を参照して説明する。図12においてANT
は送受信アンテナ、DPXはデュプレクサ、BPFa,
BPFbはそれぞれ帯域通過フィルタ、AMPa,AM
Pbはそれぞれ増幅回路、MIXa,MIXbはそれぞ
れミキサ、OSCはオシレータ、SYNは周波数シンセ
サイザである。上記デュプレクサDPXとして、第5ま
たは第6の実施形態で示したデュプレクサを用いる。ま
た、帯域通過フィルタBPFa,BPFbとして、第1
〜第4の実施形態で示したフィルタを用いる。
【0046】MIXaは送信中間周波信号IFと、SY
Nから出力された信号とを混合し、BPFaはMIXa
からの混合出力信号のうち送信周波数帯域のみを通過さ
せ、AMPaはこれを電力増幅してDPXを介しANT
より送信する。AMPbはDPXから取り出した受信信
号を増幅する。BPFbはAMPbから出力される受信
信号のうち受信周波数帯域のみを通過させる。MIXb
は、SYNから出力された周波数信号と受信信号とをミ
キシングして受信中間周波信号IFを出力する。
【0047】
【発明の効果】この発明によれば、3つの励振孔および
その両側の励振孔のうち少なくとも一方の励振孔に結合
する共振器孔が、それぞれ1/4波長に略等しい軸長を
有することになって、全体に小型化が図れる。また、上
記平衡入出力端子は、上記両側の励振孔の開放部に設け
るので、比較的狭い範囲に配置することができる。
【0048】また、この発明の誘電体デュプレクサによ
れば、平衡入出力端子により信号を入力または出力する
フィルタを備えた、例えばアンテナ共用器として利用可
能となり、平衡入力型の増幅回路等を、不平衡−平衡変
換器を介することなく、直接接続可能となり、全体にさ
らに小型化が図れる。
【0049】また、この発明の誘電体デュプレクサによ
れば、前記第2の誘電体フィルタに結合する入出力端子
および共用入出力端子のいずれをも不平衡入出力端子と
することにより、平衡入出力端子で信号の入力または出
力を行う第1のフィルタと、不平衡入出力端子で信号の
出力または入力を行う第2のフィルタを備え、アンテナ
信号を不平衡で入出力できるようになり、小型のアンテ
ナ共用器として利用可能となる。
【0050】また、この発明の誘電体デュプレクサによ
れば、共用入出力端子を平衡入出力端子とすることによ
り、平衡入出力型のアンテナを、直接用いられるように
なり、全体の小型化が図れる。
【0051】さらに、この発明によれば、小型の誘電体
フィルタまたは誘電体デュプレクサを用い、且つ不平衡
−平衡変換器が不要となるので、全体に小型の通信装置
を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る誘電体フィルタの外観斜
視図
【図2】同誘電体フィルタの平面図および等価回路図
【図3】同誘電体フィルタの平衡入出力端子の平衡特性
を示す図
【図4】第2の実施形態に係る誘電体フィルタの斜視図
【図5】第3の実施形態に係る誘電体フィルタの斜視図
【図6】第4の実施形態に係る誘電体フィルタの平面図
【図7】第5の実施形態に係る誘電体デュプレクサの斜
視図
【図8】同誘電体デュプレクサの平面図
【図9】第6の実施形態に係る誘電体デュプレクサの斜
視図
【図10】同誘電体デュプレクサの平面図
【図11】第7の実施形態に係る誘電体デュプレクサの
4面図
【図12】第8の実施形態に係る通信装置の構成を示す
ブロック図
【符号の説明】
1−誘電体ブロック 2−励振孔 3−共振器孔 4−平衡入出力端子 5−不平衡入出力端子 6−外導体 7−電極 8−共振器孔 9−励振孔 10,11−不平衡入出力端子 12−励振孔 14−不平衡入出力端子 g−内導体非形成部
フロントページの続き (72)発明者 加藤 英幸 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 Fターム(参考) 5J006 HA04 HA12 HA15 HA26 HA27 JA01 KA06 KA11 NA04 NC03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体ブロック内に、それぞれ、一方の
    開口部を短絡部、他方の開口部または他方の開口部付近
    を開放部とする、順にインターディジタル結合する3つ
    の励振孔を設け、該3つの励振孔のうち両側の励振孔の
    開放部に平衡入出力端子を設け、 前記誘電体ブロック内に、前記両側の励振孔のうち少な
    くとも一方の励振孔に結合する、一方の開口部を短絡
    部、他方の開口部または他方の開口部付近を開放部とす
    る、共振器孔を設けた誘電体フィルタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の誘電体フィルタを第1
    の誘電体フィルタとし、当該第1の誘電体フィルタを構
    成した前記誘電体ブロックに、第1の誘電体フィルタを
    構成する共振器孔とは別の共振器孔による第2の誘電体
    フィルタ、第1・第2の誘電体フィルタに対して共通に
    結合する共用入出力端子、および第2の誘電体フィルタ
    に結合する入出力端子をそれぞれ構成して成る誘電体デ
    ュプレクサ。
  3. 【請求項3】 前記第2の誘電体フィルタに結合する入
    出力端子および前記共用入出力端子のいずれをも不平衡
    入出力端子とした請求項2に記載の誘電体デュプレク
    サ。
  4. 【請求項4】 前記共用入出力端子を前記平衡入出力端
    子とした請求項2に記載の誘電体デュプレクサ。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の誘電体フィルタまたは
    請求項2〜4のうちいずれかに記載の誘電体デュプレク
    サを備えて成る通信装置。
JP2002218274A 2001-09-14 2002-07-26 誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサおよび通信装置 Expired - Lifetime JP3788402B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002218274A JP3788402B2 (ja) 2001-09-14 2002-07-26 誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサおよび通信装置
CNB021427305A CN100364170C (zh) 2001-09-14 2002-09-13 电介质滤波器、电介质天线收发转换开关及通信装置
KR10-2002-0055693A KR100524545B1 (ko) 2001-09-14 2002-09-13 유전체 필터, 유전체 듀플렉서 및 통신장치
US10/242,647 US6771149B2 (en) 2001-09-14 2002-09-13 Dielectric filter, dielectric duplexer, and communication device
EP02020677A EP1294042B1 (en) 2001-09-14 2002-09-13 Dielectric filter, dielectric duplexer, and communication device
DE60202331T DE60202331T2 (de) 2001-09-14 2002-09-13 Dielektrisches Filter, dielektrischer Duplexer und Kommunikationsgerät

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-279804 2001-09-14
JP2001279804 2001-09-14
JP2002218274A JP3788402B2 (ja) 2001-09-14 2002-07-26 誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサおよび通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003163506A true JP2003163506A (ja) 2003-06-06
JP3788402B2 JP3788402B2 (ja) 2006-06-21

Family

ID=26622241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002218274A Expired - Lifetime JP3788402B2 (ja) 2001-09-14 2002-07-26 誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサおよび通信装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6771149B2 (ja)
EP (1) EP1294042B1 (ja)
JP (1) JP3788402B2 (ja)
KR (1) KR100524545B1 (ja)
CN (1) CN100364170C (ja)
DE (1) DE60202331T2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7561012B2 (en) 2005-07-28 2009-07-14 Tdk Corporation Electronic device and filter
CN114430873A (zh) * 2019-08-30 2022-05-03 株式会社Kmw 波导管滤波器

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3788402B2 (ja) * 2001-09-14 2006-06-21 株式会社村田製作所 誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサおよび通信装置
DE10317969B4 (de) * 2003-04-17 2005-06-16 Epcos Ag Duplexer mit erweiterter Funktionalität

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4414263A (en) * 1982-07-09 1983-11-08 Atlanta Felt Company, Inc. Press felt
EP0688059B2 (en) * 1994-06-16 2013-07-03 Murata Manufacturing Co., Ltd. Dielectric filter
JPH1098303A (ja) * 1996-09-25 1998-04-14 Murata Mfg Co Ltd 誘電体フィルタ
US6049549A (en) * 1997-08-14 2000-04-11 University Of Massachusetts Adaptive media control
JP3351351B2 (ja) * 1998-09-08 2002-11-25 株式会社村田製作所 誘電体フィルタ、複合誘電体フィルタ、アンテナ共用器および通信装置
JP3498649B2 (ja) 1998-11-13 2004-02-16 株式会社村田製作所 誘電体フィルタ、デュプレクサおよび通信装置
JP3521839B2 (ja) * 1999-05-27 2004-04-26 株式会社村田製作所 誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサおよび通信機
JP3480368B2 (ja) * 1999-06-02 2003-12-15 株式会社村田製作所 誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサおよび通信機
US6507250B1 (en) * 1999-08-13 2003-01-14 Murata Manufacturing Co. Ltd. Dielectric filter, dielectric duplexer, and communication equipment
JP2001136003A (ja) 1999-11-05 2001-05-18 Murata Mfg Co Ltd 誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサおよび通信機
JP2002057508A (ja) * 2000-08-10 2002-02-22 Murata Mfg Co Ltd 誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサおよび通信装置
JP3788402B2 (ja) * 2001-09-14 2006-06-21 株式会社村田製作所 誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサおよび通信装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7561012B2 (en) 2005-07-28 2009-07-14 Tdk Corporation Electronic device and filter
CN114430873A (zh) * 2019-08-30 2022-05-03 株式会社Kmw 波导管滤波器
CN114430873B (zh) * 2019-08-30 2023-08-15 株式会社Kmw 波导管滤波器

Also Published As

Publication number Publication date
KR100524545B1 (ko) 2005-10-31
EP1294042A3 (en) 2003-11-19
US20030052753A1 (en) 2003-03-20
JP3788402B2 (ja) 2006-06-21
DE60202331T2 (de) 2006-03-30
CN1405921A (zh) 2003-03-26
EP1294042A2 (en) 2003-03-19
CN100364170C (zh) 2008-01-23
DE60202331D1 (de) 2005-01-27
KR20030023570A (ko) 2003-03-19
EP1294042B1 (en) 2004-12-22
US6771149B2 (en) 2004-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3642276B2 (ja) アンテナ装置および通信機
KR100338590B1 (ko) 유전체 필터, 유전체 듀플렉서 및 통신 장치
JP3351351B2 (ja) 誘電体フィルタ、複合誘電体フィルタ、アンテナ共用器および通信装置
JP3480368B2 (ja) 誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサおよび通信機
US6549093B2 (en) Dielectric filter, duplexer, and communication apparatus incorporating the same
JP2000209004A (ja) 誘電体フィルタ、デュプレクサおよび通信装置
JP2002252503A (ja) 誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサおよび通信装置
KR100519014B1 (ko) 유전체 필터, 유전체 듀플렉서 및 통신 장치
JP2003163506A (ja) 誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサおよび通信装置
KR100352573B1 (ko) 유전체 필터, 유전체 듀플렉서, 및 통신기
US6788167B2 (en) Dielectric filter, dielectric duplexer, and communication apparatus incorporating the same
US6621383B2 (en) Dielectric filter, dielectric duplexer, and communication device
JP2002064308A (ja) 誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサ、および通信装置
JP2003133808A (ja) 誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサ、および通信装置
JP2003234603A (ja) 誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサ、および通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060320

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3788402

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090407

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100407

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110407

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110407

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120407

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130407

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140407

Year of fee payment: 8

EXPY Cancellation because of completion of term