JP2002372688A - 眼科用レンズにコーティングを施すための方法及び装置 - Google Patents
眼科用レンズにコーティングを施すための方法及び装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 眼科用レンズそれ自身、又はそれを製作する
ための型（mold）に対して、所望の特性又は機能性パタ
ーンを有するコーティングを施すこと。 【解決手段】 パターンを施すための手段として、噴霧
プロセスを採用した。このプロセスを実施するための装
置は、注射ポンプ（６２０）、ソレノイドバルブ（６３
０）、ノズル又は送出用先端部（６４０）を含み、これ
らはコンピュータシステム（６１０）によって制御され
て、コーティング液を１層又は複数層噴霧する。噴霧対
象物体（６６０）は、ｘ−ｙ位置づけテーブル（６７
０）上に配置され、予め準備された一定のアレイパター
ンの形で液滴が送出されるにつれてノズル（６４０）の
下にあるステージステッピングモータ（６５０）によっ
て相対的に移動させられる。テーブル（６７０）は静止
式とし、ノズル先端部（６４０）がテーブル（６７０）
上の物体（６６０）の上を移動するようにしてもよい。
ための型（mold）に対して、所望の特性又は機能性パタ
ーンを有するコーティングを施すこと。 【解決手段】 パターンを施すための手段として、噴霧
プロセスを採用した。このプロセスを実施するための装
置は、注射ポンプ（６２０）、ソレノイドバルブ（６３
０）、ノズル又は送出用先端部（６４０）を含み、これ
らはコンピュータシステム（６１０）によって制御され
て、コーティング液を１層又は複数層噴霧する。噴霧対
象物体（６６０）は、ｘ−ｙ位置づけテーブル（６７
０）上に配置され、予め準備された一定のアレイパター
ンの形で液滴が送出されるにつれてノズル（６４０）の
下にあるステージステッピングモータ（６５０）によっ
て相対的に移動させられる。テーブル（６７０）は静止
式とし、ノズル先端部（６４０）がテーブル（６７０）
上の物体（６６０）の上を移動するようにしてもよい。
Description
【０００１】本発明は一般に、眼科用レンズ及び医療装
置といったような重合体材料の処理方法に関する。特に
本発明は、眼科用レンズ又は医療装置の表面特性及び／
又は機能を修正するためのコーティング／プリント方法
に向けられている。
置といったような重合体材料の処理方法に関する。特に
本発明は、眼科用レンズ又は医療装置の表面特性及び／
又は機能を修正するためのコーティング／プリント方法
に向けられている。
【０００２】発明の背景 生体医学の利用分野において使用される数多くの装置
は、それらの装置の表面が１つの特性をもつ一方で、そ
の装置のバルクが別の特性をもつことを必要としてい
る。例えば、コンタクトレンズは、角膜の優れた健康状
態を維持するためにレンズを通した高い酸素透過率を有
してもよい。しかしながら、例外的に高い酸素透過性を
示す材料（例えばポリシロキサン）は、標準的に疎水性
であり、眼に付着することになる。このように、コンタ
クトレンズは一般に、酸素透過率及び疎水性が高いコア
つまりバルク材料を有し、そして親水性を増大させるた
めに処理又はコーティングされている表面は、これによ
りレンズが過剰な量の涙脂質及びタンパク質を付着させ
ずに、眼の上で自由に動くことができるようになってい
る。
は、それらの装置の表面が１つの特性をもつ一方で、そ
の装置のバルクが別の特性をもつことを必要としてい
る。例えば、コンタクトレンズは、角膜の優れた健康状
態を維持するためにレンズを通した高い酸素透過率を有
してもよい。しかしながら、例外的に高い酸素透過性を
示す材料（例えばポリシロキサン）は、標準的に疎水性
であり、眼に付着することになる。このように、コンタ
クトレンズは一般に、酸素透過率及び疎水性が高いコア
つまりバルク材料を有し、そして親水性を増大させるた
めに処理又はコーティングされている表面は、これによ
りレンズが過剰な量の涙脂質及びタンパク質を付着させ
ずに、眼の上で自由に動くことができるようになってい
る。
【０００３】比較的疎水性であるコンタクトレンズ材料
の親水性を修正する目的で、コンタクトレンズにプラズ
マ処理を施すことができる。例えば、高品質のプラズマ
処理技術は、Nicholsonらの発明に対するＷＯ−Ａ−９
６／３１７９３号に開示されている。しかしながら一部
のプラズマ処理プロセスは、或る種の設備に対して多大
な金銭的投資を必要とする。その上、プラズマ処理で
は、プラズマに対して露呈する前にレンズを乾燥させて
おく必要がある。こうして、先行する水和プロセス又は
抽出プロセスから来る湿ったレンズを乾燥させなくては
ならず、こうして乾燥設備を取得する付加的なコストば
かりか、レンズ生産プロセス全体における付加的な時間
が必要になる。その結果、コンタクトレンズといったよ
うな重合体生体材料の表面特性を改変させるための、数
多くの方法が開発されてきた。これらの技術の一部とし
ては、ラングミュアーブロジェット被着、制御された回
転流込み成形、化学吸着及び蒸着が含まれる。ラングミ
ュア−ブロジェット層システムの有用な例は、US-A-4,9
41,997号；US-A-4,973,429号及びUS-A-5,068,318号特許
で開示されている。
の親水性を修正する目的で、コンタクトレンズにプラズ
マ処理を施すことができる。例えば、高品質のプラズマ
処理技術は、Nicholsonらの発明に対するＷＯ−Ａ−９
６／３１７９３号に開示されている。しかしながら一部
のプラズマ処理プロセスは、或る種の設備に対して多大
な金銭的投資を必要とする。その上、プラズマ処理で
は、プラズマに対して露呈する前にレンズを乾燥させて
おく必要がある。こうして、先行する水和プロセス又は
抽出プロセスから来る湿ったレンズを乾燥させなくては
ならず、こうして乾燥設備を取得する付加的なコストば
かりか、レンズ生産プロセス全体における付加的な時間
が必要になる。その結果、コンタクトレンズといったよ
うな重合体生体材料の表面特性を改変させるための、数
多くの方法が開発されてきた。これらの技術の一部とし
ては、ラングミュアーブロジェット被着、制御された回
転流込み成形、化学吸着及び蒸着が含まれる。ラングミ
ュア−ブロジェット層システムの有用な例は、US-A-4,9
41,997号；US-A-4,973,429号及びUS-A-5,068,318号特許
で開示されている。
【０００４】電子デバイスをコーティングするために使
用されるさらに最近の技術は、Dongsik Yoo et al.（１
９９６）著の、「高分子電解質と機能性染料分子の交互
に吸着された層に基づく、新しい自動組立て式多層薄膜
の研究」の中に記述されている層毎（Layer-by-Layer
「ＬｂＬ」）の重合体吸収プロセスである。この論文中
で記述されているプロセスは、まず高分子電解質溶液
（例えばポリアリルアミン又はポリエチレンイミンとい
ったようなポリカチオン）中、そして次に反対の電荷を
もつ染料溶液中に、親水性ガラス基板を交互に浸漬させ
て導電性の薄膜及び発光ダイオード（ＬＥＤ）を形成す
ることが関係している。各々の浸漬の後、基板は、酸性
水溶液で洗い流される。浸漬及び洗浄用溶液は共に２．
５〜７のpHをもつ。浸漬に先立ち、ガラス基板の表面
は、高分子電解質に対する親和力をもつ表面を作り出す
ために処理される。
用されるさらに最近の技術は、Dongsik Yoo et al.（１
９９６）著の、「高分子電解質と機能性染料分子の交互
に吸着された層に基づく、新しい自動組立て式多層薄膜
の研究」の中に記述されている層毎（Layer-by-Layer
「ＬｂＬ」）の重合体吸収プロセスである。この論文中
で記述されているプロセスは、まず高分子電解質溶液
（例えばポリアリルアミン又はポリエチレンイミンとい
ったようなポリカチオン）中、そして次に反対の電荷を
もつ染料溶液中に、親水性ガラス基板を交互に浸漬させ
て導電性の薄膜及び発光ダイオード（ＬＥＤ）を形成す
ることが関係している。各々の浸漬の後、基板は、酸性
水溶液で洗い流される。浸漬及び洗浄用溶液は共に２．
５〜７のpHをもつ。浸漬に先立ち、ガラス基板の表面
は、高分子電解質に対する親和力をもつ表面を作り出す
ために処理される。
【０００５】上述のプロセスと類似した２つのその他の
プロセスが、それぞれFou & Rubner及びFerreira & Rub
ner著の「共役重合体の分子レベル処理」と題する１９
９５年の刊行物によって記述されている。これらのプロ
セスには、親水性、疎水性、負の電荷又は正の電荷をも
つ表面を有するガラス基板の処理が関係している。ガラ
ス表面は、親水性表面を生成するために、高温酸性浴及
び過酸化物／アンモニア浴の中で長時間にわたり処理さ
れる。１，１，１，３，３，３−ヘキサメチルジシラザ
ンの存在下での３６時間の気相処理により、疎水性表面
が生み出される。荷電した表面が、親水性スライドの表
面上に電荷を共有結合により定着させることによって作
られる。例えば、親水性表面をメタノール、メタノール
／トルエンそして純粋トルエンリンス剤中でさらに処理
し、それに続いて１２−１５時間（Ｎ−２アミノエチル
−３−アミノプロピル）トリメチルオキシシラン溶液中
に浸漬させることによって、正の荷電表面が作られる。
この手順は、低いpHで正に荷電されたアミン官能基を伴
うガラススライドを生み出す。
プロセスが、それぞれFou & Rubner及びFerreira & Rub
ner著の「共役重合体の分子レベル処理」と題する１９
９５年の刊行物によって記述されている。これらのプロ
セスには、親水性、疎水性、負の電荷又は正の電荷をも
つ表面を有するガラス基板の処理が関係している。ガラ
ス表面は、親水性表面を生成するために、高温酸性浴及
び過酸化物／アンモニア浴の中で長時間にわたり処理さ
れる。１，１，１，３，３，３−ヘキサメチルジシラザ
ンの存在下での３６時間の気相処理により、疎水性表面
が生み出される。荷電した表面が、親水性スライドの表
面上に電荷を共有結合により定着させることによって作
られる。例えば、親水性表面をメタノール、メタノール
／トルエンそして純粋トルエンリンス剤中でさらに処理
し、それに続いて１２−１５時間（Ｎ−２アミノエチル
−３−アミノプロピル）トリメチルオキシシラン溶液中
に浸漬させることによって、正の荷電表面が作られる。
この手順は、低いpHで正に荷電されたアミン官能基を伴
うガラススライドを生み出す。
【０００６】上述の技術に加えて、Rubnerらの発明に対
するUS-A-5,518,767号及びUS-A-5,536,573号特許は、ｐ
型ドープされた導電性ポリカチオン重合体及びポリアニ
オン又は水溶性非イオン重合体の２層を、ガラス基板上
に作り出す方法を記述している。これらの特許は、上述
の論文で記述されたものに類似したガラス基板の広範な
前処理について記述している。
するUS-A-5,518,767号及びUS-A-5,536,573号特許は、ｐ
型ドープされた導電性ポリカチオン重合体及びポリアニ
オン又は水溶性非イオン重合体の２層を、ガラス基板上
に作り出す方法を記述している。これらの特許は、上述
の論文で記述されたものに類似したガラス基板の広範な
前処理について記述している。
【０００７】上述の方法は一般に、層毎の高分子電解質
被着に関する。ただし、これらの方法には、ガラス基板
に対しポリカチオン又はポリアニオン材料を結合させる
ため荷電度の高い、親水性又は疎水性をもつ表面を生み
出すため、複雑かつ時間のかかる基板前処理が必要とな
る。
被着に関する。ただし、これらの方法には、ガラス基板
に対しポリカチオン又はポリアニオン材料を結合させる
ため荷電度の高い、親水性又は疎水性をもつ表面を生み
出すため、複雑かつ時間のかかる基板前処理が必要とな
る。
【０００８】上述のプロセスで費やされるコスト、時
間、複雑性を削減するために、コンタクトレンズといっ
たようなさまざまな材料の表面を改変するために有効に
利用することのできる、層毎（ＬｂＬ）の高分子電解質
被着技術が開発された。特にこの層毎の技術には、所望
の厚みのコーティングが形成されるまで、反対の電荷を
もつポリイオン材料内に基板をひき続き浸漬することが
関係している。それでも、この技術は、コンタクトレン
ズといったような生体材料のための有効な高分子電解質
被着技術を提供するものの、さらなる改善の必要性がな
おも残っている。
間、複雑性を削減するために、コンタクトレンズといっ
たようなさまざまな材料の表面を改変するために有効に
利用することのできる、層毎（ＬｂＬ）の高分子電解質
被着技術が開発された。特にこの層毎の技術には、所望
の厚みのコーティングが形成されるまで、反対の電荷を
もつポリイオン材料内に基板をひき続き浸漬することが
関係している。それでも、この技術は、コンタクトレン
ズといったような生体材料のための有効な高分子電解質
被着技術を提供するものの、さらなる改善の必要性がな
おも残っている。
【０００９】例えば、この現行の層毎の（ＬｂＬ）被着
技術は、生体材料の表面上に特性／機能性パターンを形
成するために、コンタクトレンズといったような生体材
料上に、異なる特性／機能性をもつ２つ以上の材料を塗
布する能力をもたない。このようなパターンは、各々が
独特の特性又は機能性をもちうる多数のゾーンセットを
含んでもよい。複数の異なる特性／機能性ゾーンをもつ
コンタクトレンズは、例えば、装用者の快適さ及び健康
を増強し、タイミング良く制御可能な形で患者に対して
医薬品を投与するために有用でありうる。
技術は、生体材料の表面上に特性／機能性パターンを形
成するために、コンタクトレンズといったような生体材
料上に、異なる特性／機能性をもつ２つ以上の材料を塗
布する能力をもたない。このようなパターンは、各々が
独特の特性又は機能性をもちうる多数のゾーンセットを
含んでもよい。複数の異なる特性／機能性ゾーンをもつ
コンタクトレンズは、例えば、装用者の快適さ及び健康
を増強し、タイミング良く制御可能な形で患者に対して
医薬品を投与するために有用でありうる。
【００１０】もう１つの例は、この現行の層毎の（Ｌｂ
Ｌ）被着技術が、眼内レンズの２つの表面のうちの１つ
に対して１つのコーティング材料を、そしてこのレンズ
のもう１方の表面に対しもう１つの異なるコーティング
材料を、非対称的に塗布する能力をもたないということ
にある。このような非対称的にコーティングされた眼内
レンズは、異なる表面特性を有することができ、例えば
１方の表面は疎水性でもう１方の表面は親水性でありう
る。
Ｌ）被着技術が、眼内レンズの２つの表面のうちの１つ
に対して１つのコーティング材料を、そしてこのレンズ
のもう１方の表面に対しもう１つの異なるコーティング
材料を、非対称的に塗布する能力をもたないということ
にある。このような非対称的にコーティングされた眼内
レンズは、異なる表面特性を有することができ、例えば
１方の表面は疎水性でもう１方の表面は親水性でありう
る。
【００１１】したがって、現在、眼科用レンズ又は医療
装置上にコーティングを形成するために、異なる材料を
塗布する多目的方法に対するニーズが存在している。特
に、コンタクトレンズ又は医療装置上に異なる表面特性
及び／又は機能をもつゾーンを伴うコーティングを形成
する方法に対するニーズが存在している。
装置上にコーティングを形成するために、異なる材料を
塗布する多目的方法に対するニーズが存在している。特
に、コンタクトレンズ又は医療装置上に異なる表面特性
及び／又は機能をもつゾーンを伴うコーティングを形成
する方法に対するニーズが存在している。
【００１２】発明の目的 本発明の目的は、眼科用レンズ又は眼科用レンズを製造
するのに用いられる型（mold）又は眼科用レンズ以外の
医療装置に、液体コーティング層を塗布するための方法
及びシステムを提供することにある。
するのに用いられる型（mold）又は眼科用レンズ以外の
医療装置に、液体コーティング層を塗布するための方法
及びシステムを提供することにある。
【００１３】本発明のもう１つの目的は、本発明の上述
の方法及びシステムを用いて、湿潤性を増大させ、こう
して装用者の快適さをさらに増大させるために、改質さ
れた表面を眼科用レンズに提供することにある。
の方法及びシステムを用いて、湿潤性を増大させ、こう
して装用者の快適さをさらに増大させるために、改質さ
れた表面を眼科用レンズに提供することにある。
【００１４】本発明のさらなる目的は、眼科用レンズ又
は眼科用レンズ以外の医療装置を製作するための方法に
おいて、眼科用レンズ又は医療装置が各々異なる表面特
性及び／又は機能をもつ、２つ以上のゾーンセットをも
つ表面を有する方法を提供することにある。
は眼科用レンズ以外の医療装置を製作するための方法に
おいて、眼科用レンズ又は医療装置が各々異なる表面特
性及び／又は機能をもつ、２つ以上のゾーンセットをも
つ表面を有する方法を提供することにある。
【００１５】本発明のさらなる目的は、カラー画像又は
特性／機能性パターン又はマイクロパターンを伴うカラ
ー画像をもつ、眼科用レンズ又は眼科用レンズ以外の医
療装置を提供することにある。
特性／機能性パターン又はマイクロパターンを伴うカラ
ー画像をもつ、眼科用レンズ又は眼科用レンズ以外の医
療装置を提供することにある。
【００１６】発明の要約 以上の及びその他の目的は、本書に記述されている本発
明のさまざまな態様により達成される。
明のさまざまな態様により達成される。
【００１７】本発明は、１態様では、１つの物体にコー
ティングを施す方法において、空気式霧化及び送出（di
spensing）プロセス、超音波式霧化及び送出プロセス、
圧電式霧化及び送出プロセス、電気機械式ジェットプリ
ントプロセス、圧電式ジェットプリントプロセス、静水
圧での圧電式ジェットプリントプロセス及びサーマルジ
ェットプリントプロセスから成るグループ、の中から選
択された噴霧プロセスを用いて、物体上にコーティング
液体の少なくとも１層を噴霧する段階を含んで成る方法
を提供している。
ティングを施す方法において、空気式霧化及び送出（di
spensing）プロセス、超音波式霧化及び送出プロセス、
圧電式霧化及び送出プロセス、電気機械式ジェットプリ
ントプロセス、圧電式ジェットプリントプロセス、静水
圧での圧電式ジェットプリントプロセス及びサーマルジ
ェットプリントプロセスから成るグループ、の中から選
択された噴霧プロセスを用いて、物体上にコーティング
液体の少なくとも１層を噴霧する段階を含んで成る方法
を提供している。
【００１８】本発明は、もう１つの態様では、１つの物
体にコーティングを施す方法において、（ａ）空気式霧
化及び送出プロセス、超音波式霧化及び送出プロセス、
圧電式霧化及び送出プロセス、電気機械式ジェットプリ
ントプロセス、圧電式ジェットプリントプロセス、静水
圧での圧電式ジェットプリントプロセス及びサーマルジ
ェットプリントプロセスから成るグループの中から選択
された、噴霧プロセスを用いて該物体上に、第１のコー
ティング液の第１の層を噴霧する段階及び（ｂ）空気式
霧化及び送出プロセス、超音波式霧化及び送出プロセ
ス、圧電式霧化及び送出プロセス、電気機械式ジェット
プリントプロセス、圧電式ジェットプリントプロセス、
静水圧での圧電式ジェットプリントプロセス及びサーマ
ルジェットプリントプロセスから成るグループ、の中か
ら選択された噴霧プロセスを用いて、該物体上に第２の
コーティング液の少なくとも１つの第２の層を噴霧する
段階を含んで成る方法を提供する。
体にコーティングを施す方法において、（ａ）空気式霧
化及び送出プロセス、超音波式霧化及び送出プロセス、
圧電式霧化及び送出プロセス、電気機械式ジェットプリ
ントプロセス、圧電式ジェットプリントプロセス、静水
圧での圧電式ジェットプリントプロセス及びサーマルジ
ェットプリントプロセスから成るグループの中から選択
された、噴霧プロセスを用いて該物体上に、第１のコー
ティング液の第１の層を噴霧する段階及び（ｂ）空気式
霧化及び送出プロセス、超音波式霧化及び送出プロセ
ス、圧電式霧化及び送出プロセス、電気機械式ジェット
プリントプロセス、圧電式ジェットプリントプロセス、
静水圧での圧電式ジェットプリントプロセス及びサーマ
ルジェットプリントプロセスから成るグループ、の中か
ら選択された噴霧プロセスを用いて、該物体上に第２の
コーティング液の少なくとも１つの第２の層を噴霧する
段階を含んで成る方法を提供する。
【００１９】本発明は、さらにもう１つの態様では、１
つの物体の表面上に特性／機能性パターンを生成するた
めの方法において、空気式霧化及び送出プロセス、超音
波式霧化及び送出プロセス、圧電式霧化及び送出プロセ
ス、電気機械式ジェットプリントプロセス、圧電式ジェ
ットプリントプロセス、静水圧での圧電式ジェットプリ
ントプロセス及びサーマルジェットプリントプロセスか
ら成るグループ、の中から選択された噴霧プロセスを用
いて、異なる表面特性及び／又は機能をもつ１つ以上の
コーティング材料の、複数の層を塗布する段階及び該物
体上に特性／機能性パターンをもつコーティングを得る
段階を含んで成る方法を提供する。
つの物体の表面上に特性／機能性パターンを生成するた
めの方法において、空気式霧化及び送出プロセス、超音
波式霧化及び送出プロセス、圧電式霧化及び送出プロセ
ス、電気機械式ジェットプリントプロセス、圧電式ジェ
ットプリントプロセス、静水圧での圧電式ジェットプリ
ントプロセス及びサーマルジェットプリントプロセスか
ら成るグループ、の中から選択された噴霧プロセスを用
いて、異なる表面特性及び／又は機能をもつ１つ以上の
コーティング材料の、複数の層を塗布する段階及び該物
体上に特性／機能性パターンをもつコーティングを得る
段階を含んで成る方法を提供する。
【００２０】本発明は、さらにもう１つの態様において
は、上にカラー画像を有するコンタクトレンズを製作す
るための方法を提供する。
は、上にカラー画像を有するコンタクトレンズを製作す
るための方法を提供する。
【００２１】本発明は、さらなる態様では、眼科用レン
ズにコーティングを施すための器具において、眼科用レ
ンズをしっかりと固定するための手段、及び空気式霧化
及び送出プロセス、超音波式霧化及び送出プロセス、圧
電式霧化及び送出プロセス、電気機械式ジェットプリン
トプロセス、圧電式ジェットプリントプロセス、静水圧
での圧電式ジェットプリントプロセス及びサーマルジェ
ットプリントプロセスから成るグループ、の中から選択
された噴霧プロセスを用いて、眼科用レンズ上にコーテ
ィング液を一層噴霧する能力をもつ噴霧装置を含んで成
る器具を提供している。
ズにコーティングを施すための器具において、眼科用レ
ンズをしっかりと固定するための手段、及び空気式霧化
及び送出プロセス、超音波式霧化及び送出プロセス、圧
電式霧化及び送出プロセス、電気機械式ジェットプリン
トプロセス、圧電式ジェットプリントプロセス、静水圧
での圧電式ジェットプリントプロセス及びサーマルジェ
ットプリントプロセスから成るグループ、の中から選択
された噴霧プロセスを用いて、眼科用レンズ上にコーテ
ィング液を一層噴霧する能力をもつ噴霧装置を含んで成
る器具を提供している。
【００２２】本発明は、さらにもう１つの態様では、精
密なやり方で眼科用レンズにコーティングを施すための
自動化された器具において、眼科用レンズをしっかりと
固定するための手段；空気式霧化及び送出プロセス、超
音波式霧化及び送出プロセス、圧電式霧化及び送出プロ
セス、電気機械式ジェットプリントプロセス、圧電式ジ
ェットプリントプロセス、静水圧での圧電式ジェットプ
リントプロセス及びサーマルジェットプリントプロセス
から成るグループ、の中から選択された噴霧プロセスを
用いて、眼科用レンズ上にコーティング液を一層噴霧す
る能力をもつ噴霧装置；そして眼科用レンズ上の噴霧装
置の送出ヘッドの位置づけを制御することができ、コー
ティング液を送出することができる、コンピュータシス
テムを含んで成る器具を提供している。
密なやり方で眼科用レンズにコーティングを施すための
自動化された器具において、眼科用レンズをしっかりと
固定するための手段；空気式霧化及び送出プロセス、超
音波式霧化及び送出プロセス、圧電式霧化及び送出プロ
セス、電気機械式ジェットプリントプロセス、圧電式ジ
ェットプリントプロセス、静水圧での圧電式ジェットプ
リントプロセス及びサーマルジェットプリントプロセス
から成るグループ、の中から選択された噴霧プロセスを
用いて、眼科用レンズ上にコーティング液を一層噴霧す
る能力をもつ噴霧装置；そして眼科用レンズ上の噴霧装
置の送出ヘッドの位置づけを制御することができ、コー
ティング液を送出することができる、コンピュータシス
テムを含んで成る器具を提供している。
【００２３】本発明のこれらの及びその他の態様は、以
下の図面と合わせて以下の現在好ましい実施形態の説明
を考慮することによって明白になることだろう。詳細な
説明及び図面は、本発明を例示するものにすぎず、添付
のクレーム及びその等価物によって規定されている本発
明の範囲を制限するものではない。当業者には明白とな
るように、開示の新規概念の精神及び範囲から逸脱する
ことなく、本発明の数多くの変形形態及び修正をもたら
すことが可能である。
下の図面と合わせて以下の現在好ましい実施形態の説明
を考慮することによって明白になることだろう。詳細な
説明及び図面は、本発明を例示するものにすぎず、添付
のクレーム及びその等価物によって規定されている本発
明の範囲を制限するものではない。当業者には明白とな
るように、開示の新規概念の精神及び範囲から逸脱する
ことなく、本発明の数多くの変形形態及び修正をもたら
すことが可能である。
【００２４】好ましい実施形態の詳細な説明 一般に、本発明は、空気式霧化及び送出プロセス、超音
波式霧化及び送出プロセス、圧電式霧化及び送出プロセ
ス、電気機械式ジェットプリントプロセス、圧電式ジェ
ットプリントプロセス、静水圧での圧電式ジェットプリ
ントプロセス及びサーマルジェットプリントプロセスか
ら成るグループ、の中から選択された噴霧プロセスを用
いて、眼科用レンズ上にコーティング液の少なくとも１
層を噴霧する段階を含む、１つの物体にコーティングを
施すための方法に向けられている。
波式霧化及び送出プロセス、圧電式霧化及び送出プロセ
ス、電気機械式ジェットプリントプロセス、圧電式ジェ
ットプリントプロセス、静水圧での圧電式ジェットプリ
ントプロセス及びサーマルジェットプリントプロセスか
ら成るグループ、の中から選択された噴霧プロセスを用
いて、眼科用レンズ上にコーティング液の少なくとも１
層を噴霧する段階を含む、１つの物体にコーティングを
施すための方法に向けられている。
【００２５】「物体」という語は、眼科用レンズ、眼科
用レンズを製作するための型（mold）、又は眼科用レン
ズ以外の医療装置を意味する。
用レンズを製作するための型（mold）、又は眼科用レン
ズ以外の医療装置を意味する。
【００２６】本書で使用される「眼科用レンズ」という
のは、コンタクトレンズ（ハード又はソフト）、又は眼
内レンズを意味する。
のは、コンタクトレンズ（ハード又はソフト）、又は眼
内レンズを意味する。
【００２７】発明者の一部は、コンタクトレンズ上のコ
ーティングの形成が、まず第１に型区分にコーティング
を施し、次に型区分によって形成されたキャビティ内に
重合性材料の硬化性混合物を被着させることによって行
なわれるようにコンタクトレンズの表面上にコーティン
グを移送すること、混合物を硬化させることそして、形
成されたレンズを取り出すことができるような形で型ア
センブリを分解することによって達成され得る、という
ことを発見した。本書ではコンタクトレンズについて特
定的に論述されているが、眼内レンズ及び医療装置とい
ったような、流込み成形によって形成され得るその他の
あらゆる装置も、このプロセスを用いて塗布されたコー
ティングを有しうるということを理解すべきである。
ーティングの形成が、まず第１に型区分にコーティング
を施し、次に型区分によって形成されたキャビティ内に
重合性材料の硬化性混合物を被着させることによって行
なわれるようにコンタクトレンズの表面上にコーティン
グを移送すること、混合物を硬化させることそして、形
成されたレンズを取り出すことができるような形で型ア
センブリを分解することによって達成され得る、という
ことを発見した。本書ではコンタクトレンズについて特
定的に論述されているが、眼内レンズ及び医療装置とい
ったような、流込み成形によって形成され得るその他の
あらゆる装置も、このプロセスを用いて塗布されたコー
ティングを有しうるということを理解すべきである。
【００２８】コンタクトレンズを流込み成形するための
型区分の製造方法は、一般に当業者には周知のものであ
る。本発明のプロセスは、いずれかの特定の型形成方法
に制限されるわけではない。実際、本発明ではあらゆる
型形成方法を使用することができる。しかしながら、例
示を目的として、本発明に従ってコーティングできる型
を形成する１つの実施形態として、以下の論述が提供さ
れている。
型区分の製造方法は、一般に当業者には周知のものであ
る。本発明のプロセスは、いずれかの特定の型形成方法
に制限されるわけではない。実際、本発明ではあらゆる
型形成方法を使用することができる。しかしながら、例
示を目的として、本発明に従ってコーティングできる型
を形成する１つの実施形態として、以下の論述が提供さ
れている。
【００２９】一般に、型は２つの型半分、すなわちそれ
自体射出成形といったようなさまざまな技術を通して形
成され得る前方及び後方型半分から形成されている。こ
れらの半分区分は、その後、間に１つのキャビティが形
成されるような形で接合させることができる。その後、
紫外線硬化といったようなさまざまな処理技術を用いて
型区分のキャビティ内にコンタクトレンズを形成するこ
とができる。
自体射出成形といったようなさまざまな技術を通して形
成され得る前方及び後方型半分から形成されている。こ
れらの半分区分は、その後、間に１つのキャビティが形
成されるような形で接合させることができる。その後、
紫外線硬化といったようなさまざまな処理技術を用いて
型区分のキャビティ内にコンタクトレンズを形成するこ
とができる。
【００３０】型半分を形成するための適切なプロセスの
例は、本書に参考として内含されている、Schadの発明U
S-A-4,444,711号、Boehmらの発明US-A-4,460,534号；Mo
rrillの発明US-A-5,843,346号；そしてBonebergerらの
発明US-A-5,894,002号で開示されている。
例は、本書に参考として内含されている、Schadの発明U
S-A-4,444,711号、Boehmらの発明US-A-4,460,534号；Mo
rrillの発明US-A-5,843,346号；そしてBonebergerらの
発明US-A-5,894,002号で開示されている。
【００３１】型は、ポリイオン材料に対する少なくとも
幾分かの親和性をもつ材料から作られていることが通常
望ましいが、型を作るための当該技術分野で既知のすべ
ての材料が使用可能である。例えば、ポリエチレン及び
ポリプロピレンといったような、ポリオレフィン材料を
使用することができる。またＵＶ透過性及び／又はＵＶ
不透過性材料も使用可能である。紫外線を通す１つのこ
のような材料としては、例えばポリメチルメタクリレー
ト（ＰＭＭＡ）がある。１つの実施形態においては、型
の１つの部分はポリメチルアクリレートといったような
ＵＶ透過性材料から形成され、ＵＶ光が後にこの区分を
通って型内に送出された重合性材料を硬化させることが
できるようになっている。もう１つの実施形態において
は、型のもう１つの部分は、ＵＶ光を遮断するＵＶ不透
過性材料で形成される。
幾分かの親和性をもつ材料から作られていることが通常
望ましいが、型を作るための当該技術分野で既知のすべ
ての材料が使用可能である。例えば、ポリエチレン及び
ポリプロピレンといったような、ポリオレフィン材料を
使用することができる。またＵＶ透過性及び／又はＵＶ
不透過性材料も使用可能である。紫外線を通す１つのこ
のような材料としては、例えばポリメチルメタクリレー
ト（ＰＭＭＡ）がある。１つの実施形態においては、型
の１つの部分はポリメチルアクリレートといったような
ＵＶ透過性材料から形成され、ＵＶ光が後にこの区分を
通って型内に送出された重合性材料を硬化させることが
できるようになっている。もう１つの実施形態において
は、型のもう１つの部分は、ＵＶ光を遮断するＵＶ不透
過性材料で形成される。
【００３２】本発明の中で使用できる紫外線ブロッカー
の好例として、スクリーニング剤、ＵＶ吸収剤及び励起
状態消光剤がある。ＵＶスクリーンは標準的には、ＵＶ
光を吸収し、往々にして可視光を吸収し、かつエネルギ
ーを赤外線に変換させる顔料（例えばカーボンブラッ
ク）である。ＵＶ吸収剤は、ＵＶ光を吸収するものの、
可視光は吸収したとしても僅かである。これらは標準的
に、熱又は化学変化を通して吸収したエネルギーを処置
する。励起状態消光剤は、光励起された重合体分子との
反応によって生成されたエネルギーを赤外線に変換す
る。ＵＶ吸収剤の例としては、ベンゾフェノン、サリチ
レート及びベンゾトリアゾールがある。市販のベンゾト
リアゾール吸収剤としては、Novartis Corpから入手可
能なＴＩＮＵＶＩＮＰ、ＴＩＮＵＶＩＮ３２６、及びＴ
ＩＮＵＶＩＮ １１３０及び旭電化工業から入手できる
ＡＤＫ ＳＴＡＢ ＬＡ３１がある。２−ヒドロキシ−ベ
ンゾフェノン及びヒドロキシ−ベンゾトリアゾールの誘
導体、ならびにサリチル酸フェニル、シアノアクリレー
ト、０−ヒドロキシフェニルベンゾルトリアゾール、モ
ノ安息香酸レソルシノール、テレ又はイソフタル酸のフ
ェノール／レソルシノールエステルも同様に使用可能で
ある。適切なＵＶ吸収剤としては、ヒンダードフェノー
ル及びピペリジン誘導体といったようなラジカルスカベ
ンジャが内含され得る。励起状態消光剤としては、ヒン
ダードアミン及びコバルト、ニッケル又は亜鉛の塩又は
キレート化合物が含まれる。型がひとたび形成される
と、その上に上述のポリイオン材料及び／又は添加剤を
塗布することができる。
の好例として、スクリーニング剤、ＵＶ吸収剤及び励起
状態消光剤がある。ＵＶスクリーンは標準的には、ＵＶ
光を吸収し、往々にして可視光を吸収し、かつエネルギ
ーを赤外線に変換させる顔料（例えばカーボンブラッ
ク）である。ＵＶ吸収剤は、ＵＶ光を吸収するものの、
可視光は吸収したとしても僅かである。これらは標準的
に、熱又は化学変化を通して吸収したエネルギーを処置
する。励起状態消光剤は、光励起された重合体分子との
反応によって生成されたエネルギーを赤外線に変換す
る。ＵＶ吸収剤の例としては、ベンゾフェノン、サリチ
レート及びベンゾトリアゾールがある。市販のベンゾト
リアゾール吸収剤としては、Novartis Corpから入手可
能なＴＩＮＵＶＩＮＰ、ＴＩＮＵＶＩＮ３２６、及びＴ
ＩＮＵＶＩＮ １１３０及び旭電化工業から入手できる
ＡＤＫ ＳＴＡＢ ＬＡ３１がある。２−ヒドロキシ−ベ
ンゾフェノン及びヒドロキシ−ベンゾトリアゾールの誘
導体、ならびにサリチル酸フェニル、シアノアクリレー
ト、０−ヒドロキシフェニルベンゾルトリアゾール、モ
ノ安息香酸レソルシノール、テレ又はイソフタル酸のフ
ェノール／レソルシノールエステルも同様に使用可能で
ある。適切なＵＶ吸収剤としては、ヒンダードフェノー
ル及びピペリジン誘導体といったようなラジカルスカベ
ンジャが内含され得る。励起状態消光剤としては、ヒン
ダードアミン及びコバルト、ニッケル又は亜鉛の塩又は
キレート化合物が含まれる。型がひとたび形成される
と、その上に上述のポリイオン材料及び／又は添加剤を
塗布することができる。
【００３３】ひとたび型が充分にコーティングされたな
らば、次にレンズ材料を型半分の連結により形成された
キャビティ内に送出することができる。一般に、本発明
のレンズ材料は、あらゆる重合性材料で作ることができ
る。特に、コンタクトレンズを形成する場合、レンズ材
料は、フッ素又はシロキサン含有重合体といったような
酸素透過性材料であってよい。例えば、適切な基板材料
の例としては、本書に参考として内含されているNicols
onらの発明US-A-5,760,100に開示されている重合体材料
が含まれるが、これらに制限されるわけではない。この
ときレンズ材料は硬化すなわち重合されてコンタクトレ
ンズを形成することができる。このようなプロセスの一
実施形態は、本書に参考として内含されているBoneberg
erらの発明US-A-5,894,002の中で開示されている。
らば、次にレンズ材料を型半分の連結により形成された
キャビティ内に送出することができる。一般に、本発明
のレンズ材料は、あらゆる重合性材料で作ることができ
る。特に、コンタクトレンズを形成する場合、レンズ材
料は、フッ素又はシロキサン含有重合体といったような
酸素透過性材料であってよい。例えば、適切な基板材料
の例としては、本書に参考として内含されているNicols
onらの発明US-A-5,760,100に開示されている重合体材料
が含まれるが、これらに制限されるわけではない。この
ときレンズ材料は硬化すなわち重合されてコンタクトレ
ンズを形成することができる。このようなプロセスの一
実施形態は、本書に参考として内含されているBoneberg
erらの発明US-A-5,894,002の中で開示されている。
【００３４】本書で使用する「医療装置」という語は、
その運用中に患者の組織、血液又はその他の体液と接触
する表面をもつ装置を意味する。医療装置の例として
は、（１）その後患者に戻される血液と接触する血液酸
素供給器、血液ポンプ、血液センサー、血液輸送用管類
などといった外科手術で使用するための体外装置；
（２）血管内又は心臓内に移植される、血管移植片、ス
テント、ペースメーカーリード線、心臓弁などといった
ヒト又は動物の体内に移植される補綴；（３）監視又は
修復を目的として血管内又は心臓内に設置されるカテー
テル、ガイドワイヤーなどといった一時的に血管内で使
用するための装置及び（４）眼科用レンズが含まれる。
その運用中に患者の組織、血液又はその他の体液と接触
する表面をもつ装置を意味する。医療装置の例として
は、（１）その後患者に戻される血液と接触する血液酸
素供給器、血液ポンプ、血液センサー、血液輸送用管類
などといった外科手術で使用するための体外装置；
（２）血管内又は心臓内に移植される、血管移植片、ス
テント、ペースメーカーリード線、心臓弁などといった
ヒト又は動物の体内に移植される補綴；（３）監視又は
修復を目的として血管内又は心臓内に設置されるカテー
テル、ガイドワイヤーなどといった一時的に血管内で使
用するための装置及び（４）眼科用レンズが含まれる。
【００３５】コーティング液は、１つの物体の表面の親
水性の特性及び／又は機能を変更できるポリイオン材料
及びその他の材料を含むことができる。本書で使用され
るとおり、「ポリイオン材料」は、高分子電解質、ｐ型
及びｎ型ドープされた導電性重合体といったような、複
数の荷電基をもつ重合体材料を意味する。ポリイオン材
料には、ポリカチオン（正の電荷をもつ）及びポリアニ
オン（負の電荷をもつ）材料の両方が含まれる。
水性の特性及び／又は機能を変更できるポリイオン材料
及びその他の材料を含むことができる。本書で使用され
るとおり、「ポリイオン材料」は、高分子電解質、ｐ型
及びｎ型ドープされた導電性重合体といったような、複
数の荷電基をもつ重合体材料を意味する。ポリイオン材
料には、ポリカチオン（正の電荷をもつ）及びポリアニ
オン（負の電荷をもつ）材料の両方が含まれる。
【００３６】本発明において使用されるポリカチオン材
料には一般に、重合体鎖に沿って複数の正の荷電基をも
つことが、当該技術分野において知られているあらゆる
材料が含まれると考えられる。例えば、このようなポリ
カチオン材料の適切な例としては、ポリ（アリルアミン
ヒドロクロリド）（ＰＡＨ）、ポリ（エチレンイミン）
（ＰＥＩ）、ポリ（ビニルベンジルトリアメチルアミ
ン）（ＰＶＢＴ）、ポリアニリン（ＰＡＮ又はＰＡＮ
Ｉ）（Ｐ型ドープされたもの）〔又はスルフォン化ポリ
アニリン〕、ポリピロール（ＰＰＹ）（Ｐ型ドープされ
たもの）、ポリ（ピリジニウムアセチレン）が含まれ得
るが、これらに制限されるわけではない。
料には一般に、重合体鎖に沿って複数の正の荷電基をも
つことが、当該技術分野において知られているあらゆる
材料が含まれると考えられる。例えば、このようなポリ
カチオン材料の適切な例としては、ポリ（アリルアミン
ヒドロクロリド）（ＰＡＨ）、ポリ（エチレンイミン）
（ＰＥＩ）、ポリ（ビニルベンジルトリアメチルアミ
ン）（ＰＶＢＴ）、ポリアニリン（ＰＡＮ又はＰＡＮ
Ｉ）（Ｐ型ドープされたもの）〔又はスルフォン化ポリ
アニリン〕、ポリピロール（ＰＰＹ）（Ｐ型ドープされ
たもの）、ポリ（ピリジニウムアセチレン）が含まれ得
るが、これらに制限されるわけではない。
【００３７】本発明で使用されるポリアニオン材料は一
般に、当該技術分野において重合鎖に沿って負に帯電し
た複数の基をもつものとして知られているあらゆる材料
を内含し得る。例えば、適切なポリアニオン材料には、
ポリメタクリル酸（ＰＭＡ）、ポリアクリル酸（ＰＡ
Ａ）、ポリ（チオフェン−３−酢酸）（ＰＴＡＡ）、ポ
リ（４−スチレンスルフォン酸）（ＰＳＳ）、ポリ（ス
チレンスルフォン酸）ナトリウム（ＳＰＳ）が含まれ得
るが、これらに制限されるわけではない。
般に、当該技術分野において重合鎖に沿って負に帯電し
た複数の基をもつものとして知られているあらゆる材料
を内含し得る。例えば、適切なポリアニオン材料には、
ポリメタクリル酸（ＰＭＡ）、ポリアクリル酸（ＰＡ
Ａ）、ポリ（チオフェン−３−酢酸）（ＰＴＡＡ）、ポ
リ（４−スチレンスルフォン酸）（ＰＳＳ）、ポリ（ス
チレンスルフォン酸）ナトリウム（ＳＰＳ）が含まれ得
るが、これらに制限されるわけではない。
【００３８】厚みといったような、コーティングのさま
ざまな特徴を改変するために、ポリイオン材料の分子量
を変動させることができる。特に、分子量が増大するに
つれて、コーティング厚みは一般に増大する。ただし、
分子量増加の増大があまりに実質的すぎる場合、取扱い
にくさも同様に増大するかもしれない。したがって、本
発明のプロセスにおいて使用されるポリイオン材料は、
標準的には、約１０，０００〜約１５０，０００の分子
量Ｍｎを有することになる。一部の実施形態では、分子
量は約２５，０００〜約１００，０００であり、その他
の実施形態においては約７５，０００〜約１００，００
０である。
ざまな特徴を改変するために、ポリイオン材料の分子量
を変動させることができる。特に、分子量が増大するに
つれて、コーティング厚みは一般に増大する。ただし、
分子量増加の増大があまりに実質的すぎる場合、取扱い
にくさも同様に増大するかもしれない。したがって、本
発明のプロセスにおいて使用されるポリイオン材料は、
標準的には、約１０，０００〜約１５０，０００の分子
量Ｍｎを有することになる。一部の実施形態では、分子
量は約２５，０００〜約１００，０００であり、その他
の実施形態においては約７５，０００〜約１００，００
０である。
【００３９】本発明に従うと、さまざまなやり方でポリ
イオン材料溶液を調製することができる。特に、本発明
のポリイオン溶液は、水又は材料を溶解させる能力をも
つその他のあらゆる溶剤の中に、ポリイオン材料（単
複）を溶解させることによって形成され得る。溶剤が使
用される場合、溶液中の成分が水中で安定した状態にと
どまれるようにすることのできるあらゆる溶剤が適当で
ある。例えば、アルコールベースの溶剤を使用すること
ができる。適切なアルコールとしては、イソプロピルア
ルコール、ヘキサノール、エタノールなどが含まれる
が、これらに制限されるわけではない。当該技術分野に
おいて一般に使用されるその他の溶剤も本発明において
適切に使用可能であるということも理解すべきである。
イオン材料溶液を調製することができる。特に、本発明
のポリイオン溶液は、水又は材料を溶解させる能力をも
つその他のあらゆる溶剤の中に、ポリイオン材料（単
複）を溶解させることによって形成され得る。溶剤が使
用される場合、溶液中の成分が水中で安定した状態にと
どまれるようにすることのできるあらゆる溶剤が適当で
ある。例えば、アルコールベースの溶剤を使用すること
ができる。適切なアルコールとしては、イソプロピルア
ルコール、ヘキサノール、エタノールなどが含まれる
が、これらに制限されるわけではない。当該技術分野に
おいて一般に使用されるその他の溶剤も本発明において
適切に使用可能であるということも理解すべきである。
【００４０】水中又は溶剤中のいずれで溶解されるかに
関わらず、本発明の溶液中のポリイオン材料の濃度は一
般に、利用される特定の材料、所望のコーティング厚み
及びその他の数多くの要因に応じて変動し得る。しかし
ながら、ポリイオン材料の比較的薄い水溶液を処方する
のが標準的でありうる。例えば、ポリイオン材料の濃度
は、約０．００１〜約０．２５重量％の間、約０．００
５〜約０．１０重量％の間又は約０．０１〜約０．０５
重量％の間であってよい。
関わらず、本発明の溶液中のポリイオン材料の濃度は一
般に、利用される特定の材料、所望のコーティング厚み
及びその他の数多くの要因に応じて変動し得る。しかし
ながら、ポリイオン材料の比較的薄い水溶液を処方する
のが標準的でありうる。例えば、ポリイオン材料の濃度
は、約０．００１〜約０．２５重量％の間、約０．００
５〜約０．１０重量％の間又は約０．０１〜約０．０５
重量％の間であってよい。
【００４１】一般に、上述のポリイオン溶液は、当該技
術分野において周知の溶液調製のためのあらゆる方法に
よって調製可能である。例えば、１つの実施形態におい
ては、或る一定の濃度をもつ溶液が形成されるような形
で、水中で約９０，０００の分子量をもつポリアクリル
酸といったようなポリアニオン材料を適量溶解させるこ
とによって、ポリアニオン溶液を調製することができ
る。１つの実施形態においては、結果として得られる溶
液は、０．００１MのＰＡＡ溶液である。ひとたび溶解
した時点で、ポリアニオン溶液のpHを、塩基性又は酸性
材料を添加することにより調整することもできる。上述
の実施形態においては、例えばpHを２．５に調整するた
めに適量の１N塩酸（ＨＣｌ）を添加することができ
る。
術分野において周知の溶液調製のためのあらゆる方法に
よって調製可能である。例えば、１つの実施形態におい
ては、或る一定の濃度をもつ溶液が形成されるような形
で、水中で約９０，０００の分子量をもつポリアクリル
酸といったようなポリアニオン材料を適量溶解させるこ
とによって、ポリアニオン溶液を調製することができ
る。１つの実施形態においては、結果として得られる溶
液は、０．００１MのＰＡＡ溶液である。ひとたび溶解
した時点で、ポリアニオン溶液のpHを、塩基性又は酸性
材料を添加することにより調整することもできる。上述
の実施形態においては、例えばpHを２．５に調整するた
めに適量の１N塩酸（ＨＣｌ）を添加することができ
る。
【００４２】ポリカチオン溶液も同様に、上述のとおり
の要領で形成できる。例えば１つの実施形態において
は、約５０，０００〜約６５，０００の分子量をもつポ
リ（アリルアミンヒドロクロリド）を水中に溶解させて
０．００１MのＰＡＨ溶液を形成することができる。そ
の後適量の塩酸を添加することにより、pHを２．５に調
整することもできる。
の要領で形成できる。例えば１つの実施形態において
は、約５０，０００〜約６５，０００の分子量をもつポ
リ（アリルアミンヒドロクロリド）を水中に溶解させて
０．００１MのＰＡＨ溶液を形成することができる。そ
の後適量の塩酸を添加することにより、pHを２．５に調
整することもできる。
【００４３】本発明のいくつかの実施形態においては、
単一の溶液内にポリアニオン及びポリカチオン材料の両
方を含有する溶液を適用することが望ましい場合があ
る。例えば、上述のとおりにポリアニオン溶液を形成さ
せ、次に同じく上述のとおりに形成されたポリカチオン
溶液と混合させることができる。１実施形態において
は、次に複数の溶液をゆっくりと混合させてコーティン
グ溶液を形成することができる。混合物に適用される各
溶液の量は、所望のモル電荷比によって左右される。例
えば、１０：１（ポリアニオン：ポリカチオン）溶液が
望まれる場合、１０部分のＰＡＡ溶液の中に、１部分
（体積で）のＰＡＨ溶液を混合することができる。混合
後、望ましい場合溶液をろ過することもできる。
単一の溶液内にポリアニオン及びポリカチオン材料の両
方を含有する溶液を適用することが望ましい場合があ
る。例えば、上述のとおりにポリアニオン溶液を形成さ
せ、次に同じく上述のとおりに形成されたポリカチオン
溶液と混合させることができる。１実施形態において
は、次に複数の溶液をゆっくりと混合させてコーティン
グ溶液を形成することができる。混合物に適用される各
溶液の量は、所望のモル電荷比によって左右される。例
えば、１０：１（ポリアニオン：ポリカチオン）溶液が
望まれる場合、１０部分のＰＡＡ溶液の中に、１部分
（体積で）のＰＡＨ溶液を混合することができる。混合
後、望ましい場合溶液をろ過することもできる。
【００４４】代案として、コーティング液はさまざまな
その他の材料及び／又は添加剤を含むことができる。本
書で使用される添加剤には一般にあらゆる化学物質又は
材料が内含され得る。適切な添加剤のいくつかの例とし
ては、抗微生物剤、抗細菌剤、着色剤、細胞成長阻害物
質、可視着色剤、紫外線着色染料などが含まれる。
その他の材料及び／又は添加剤を含むことができる。本
書で使用される添加剤には一般にあらゆる化学物質又は
材料が内含され得る。適切な添加剤のいくつかの例とし
ては、抗微生物剤、抗細菌剤、着色剤、細胞成長阻害物
質、可視着色剤、紫外線着色染料などが含まれる。
【００４５】いくつかの適切な抗微生物材料としては、
本書に参考として内含されているGreenらの発明US-A-3,
931,319号に記述されているもの（例えば「ＰＯＬＹＱ
ＵＡＤ」）といったようなポリ第４アンモニウム化合物
が含まれる。本発明の中で利用され得るその他の抗微生
物又は抗細菌剤は、ペプチド、その他のポリ４元化合
物、ムチン、ムチン擬似体、グリコペプチド、糖タンパ
ク質、絹タンパク質、セルロースデキストラン又はその
他の抗微生物又は抗細菌体である。このような抗微生物
又は抗細菌剤のさらにその他の例は、本書に参考として
内含されているHendriksの発明US-A-5886113号及びKoeg
hの発明US-A-5,891,506号で開示されている。
本書に参考として内含されているGreenらの発明US-A-3,
931,319号に記述されているもの（例えば「ＰＯＬＹＱ
ＵＡＤ」）といったようなポリ第４アンモニウム化合物
が含まれる。本発明の中で利用され得るその他の抗微生
物又は抗細菌剤は、ペプチド、その他のポリ４元化合
物、ムチン、ムチン擬似体、グリコペプチド、糖タンパ
ク質、絹タンパク質、セルロースデキストラン又はその
他の抗微生物又は抗細菌体である。このような抗微生物
又は抗細菌剤のさらにその他の例は、本書に参考として
内含されているHendriksの発明US-A-5886113号及びKoeg
hの発明US-A-5,891,506号で開示されている。
【００４６】可視着色剤、紫外線着色染料は、眼科用レ
ンズのために有用である放射線吸収特性をもつさまざま
な材料である。
ンズのために有用である放射線吸収特性をもつさまざま
な材料である。
【００４７】本発明において利用可能な材料のさらにも
う１つの例は、細胞の成長を阻害又は誘発するポリイオ
ン材料である。細胞成長阻害物質は、究極的に除去する
意図をもって長時間ヒトの組織に露呈される装置（例え
ばカテーテル）において有用であり得、一方細胞成長誘
発ポリイオン材料は、永久移植装置（例えば人工角膜）
において有用であり得る。
う１つの例は、細胞の成長を阻害又は誘発するポリイオ
ン材料である。細胞成長阻害物質は、究極的に除去する
意図をもって長時間ヒトの組織に露呈される装置（例え
ばカテーテル）において有用であり得、一方細胞成長誘
発ポリイオン材料は、永久移植装置（例えば人工角膜）
において有用であり得る。
【００４８】「着色料」というのは、カラー画像を物体
上に印刷するのに用いられる染料か又は顔料又はそれら
の混合物を意味する。
上に印刷するのに用いられる染料か又は顔料又はそれら
の混合物を意味する。
【００４９】「染料」は、溶剤中に溶解でき、色を付与
するために使用される物質を意味する。染料は標準的に
半透明であり、光を吸収するが散乱させない。染料は、
コンタクトレンズの光学領域及びコンタクトレンズの非
光学領域の両方を網羅することができる。本発明では、
以下で記述されるとおりの器具の中で使用できるかぎ
り、ほぼすべての染料を使用することができる。これら
の染料には、螢光染料、燐光染料、真珠光染料及び従来
の染料が含まれる。
するために使用される物質を意味する。染料は標準的に
半透明であり、光を吸収するが散乱させない。染料は、
コンタクトレンズの光学領域及びコンタクトレンズの非
光学領域の両方を網羅することができる。本発明では、
以下で記述されるとおりの器具の中で使用できるかぎ
り、ほぼすべての染料を使用することができる。これら
の染料には、螢光染料、燐光染料、真珠光染料及び従来
の染料が含まれる。
【００５０】「螢光」というのは、１つの波長での可視
光又は紫外線の吸収とそれに続くより長い波長でのほぼ
中間の発光によってひき起こされるルミネッセンスを意
味する。螢光発出は、光又は入射紫外線が停止した時点
でほぼ直ちに止まる。
光又は紫外線の吸収とそれに続くより長い波長でのほぼ
中間の発光によってひき起こされるルミネッセンスを意
味する。螢光発出は、光又は入射紫外線が停止した時点
でほぼ直ちに止まる。
【００５１】「燐光」というのは、１つの波長での放射
線の吸収とそれに続く異なる波長での遅延発光によりひ
き起こされるルミネッセンスである。燐光発出は、入射
放射線が停止した後長い時間続行する。
線の吸収とそれに続く異なる波長での遅延発光によりひ
き起こされるルミネッセンスである。燐光発出は、入射
放射線が停止した後長い時間続行する。
【００５２】「真珠光」というのは、物理的外観が真珠
に似た真珠様の光沢をもつこと、又はほぼ中性のわずか
に青色がかった中間グレー色をもつことを意味する。
に似た真珠様の光沢をもつこと、又はほぼ中性のわずか
に青色がかった中間グレー色をもつことを意味する。
【００５３】「顔料」というのは、それが比較的不溶性
を示す液体の中に懸濁させられた粉末化された物質を意
味する。顔料は、色を付与するために用いられる。顔料
は懸濁液の形をしていることから、不透過性をもつ傾向
にある。すなわち、これは光を反射し、光の透過を妨げ
る。この理由から、顔料はコンタクトレンズの非光学領
域にあることが好ましい。
を示す液体の中に懸濁させられた粉末化された物質を意
味する。顔料は、色を付与するために用いられる。顔料
は懸濁液の形をしていることから、不透過性をもつ傾向
にある。すなわち、これは光を反射し、光の透過を妨げ
る。この理由から、顔料はコンタクトレンズの非光学領
域にあることが好ましい。
【００５４】以下で記述するような器具の中で使用可能
であるかぎり、本発明では、ほぼすべての顔料を使用す
ることができる。好ましい顔料としては、螢光顔料、燐
光顔料、真珠光顔料及び従来の顔料が含まれる。顔料に
は、Ｄ＆Ｃブルー No.６、Ｄ＆Ｃグリーン No.６、Ｄ＆
Ｃレッド No.１７、Ｄ＆Ｃバイオレット No.２、Ｄ＆Ｃ
イエロー No.１０、カルバゾールバイオレット、或る種
の銅錯体、或る種のクロム酸化物、さまざまな鉄酸化
物、フタロシアニングリーン、２酸化チタンなどといっ
た、医療装置内で許容されＦＤＡにより承認されたあら
ゆる着色剤が含まれていてよい。
であるかぎり、本発明では、ほぼすべての顔料を使用す
ることができる。好ましい顔料としては、螢光顔料、燐
光顔料、真珠光顔料及び従来の顔料が含まれる。顔料に
は、Ｄ＆Ｃブルー No.６、Ｄ＆Ｃグリーン No.６、Ｄ＆
Ｃレッド No.１７、Ｄ＆Ｃバイオレット No.２、Ｄ＆Ｃ
イエロー No.１０、カルバゾールバイオレット、或る種
の銅錯体、或る種のクロム酸化物、さまざまな鉄酸化
物、フタロシアニングリーン、２酸化チタンなどといっ
た、医療装置内で許容されＦＤＡにより承認されたあら
ゆる着色剤が含まれていてよい。
【００５５】着色剤は、単一層又は多数層で、また所望
の美容上の効果を達成するあらゆるパターンでプリント
され得る。着色剤の好ましいパターンとしては、本書に
参考として内含されているUS-A-5,936,705号；US-A-5,4
14,477号及びUS-A-5,272,010号が含まれる。
の美容上の効果を達成するあらゆるパターンでプリント
され得る。着色剤の好ましいパターンとしては、本書に
参考として内含されているUS-A-5,936,705号；US-A-5,4
14,477号及びUS-A-5,272,010号が含まれる。
【００５６】単一又は多重の着色剤層がコンタクトレン
ズ上に形成するパターンは好ましくはゾーンから成り、
これらのゾーンは、その中の造形されたカラー領域で構
成され得る。造形された領域は、さらにドットから成っ
ていてよい。ゾーンの例としては、不規則な内部及び外
部縁どりを伴う単一の環状虹彩カラーゾーン、多重同心
環状ゾーン、外部及び内部星形を伴う環状ゾーン、及び
多重半径方向ラインに沿って構造的に不規則な単一の虹
彩ゾーンが含まれる。ゾーン内部の造形されたカラー部
域の例としては、円形部域、卵形領域、毛虫様の形状を
した不規則で細長い領域、半径方向セグメント及びこれ
らの形状の組合せが含まれる。
ズ上に形成するパターンは好ましくはゾーンから成り、
これらのゾーンは、その中の造形されたカラー領域で構
成され得る。造形された領域は、さらにドットから成っ
ていてよい。ゾーンの例としては、不規則な内部及び外
部縁どりを伴う単一の環状虹彩カラーゾーン、多重同心
環状ゾーン、外部及び内部星形を伴う環状ゾーン、及び
多重半径方向ラインに沿って構造的に不規則な単一の虹
彩ゾーンが含まれる。ゾーン内部の造形されたカラー部
域の例としては、円形部域、卵形領域、毛虫様の形状を
した不規則で細長い領域、半径方向セグメント及びこれ
らの形状の組合せが含まれる。
【００５７】界面活性剤、特にイオン界面活性剤を添加
することも、最適な色分散にとって一助となりうる。
することも、最適な色分散にとって一助となりうる。
【００５８】好ましい１実施形態においては、カラーコ
ンタクトレンズは、結合溶液でコーティングされる。結
合は、プリント中又はその後で発生し得る。光学ゾーン
内でない又は人がそれを通して物を見るゾーン内でない
コンタクトレンズの領域のみに対して結合溶液を塗布す
ることが好ましい。
ンタクトレンズは、結合溶液でコーティングされる。結
合は、プリント中又はその後で発生し得る。光学ゾーン
内でない又は人がそれを通して物を見るゾーン内でない
コンタクトレンズの領域のみに対して結合溶液を塗布す
ることが好ましい。
【００５９】コンタクトレンズをコーティングするプロ
セスは、当該技術分野において周知のものであるあらゆ
る方法により行なうことができる。１実施形態において
は、結合溶液をレンズに噴霧することができる。この方
法が使用される場合、噴霧が行なわれる前にレンズの光
学ゾーン上にマスクを設置すべきである。もう１つの実
施形態においては、プリント用パッドを用いてレンズ上
に結合溶液をコーティングすることができる。
セスは、当該技術分野において周知のものであるあらゆ
る方法により行なうことができる。１実施形態において
は、結合溶液をレンズに噴霧することができる。この方
法が使用される場合、噴霧が行なわれる前にレンズの光
学ゾーン上にマスクを設置すべきである。もう１つの実
施形態においては、プリント用パッドを用いてレンズ上
に結合溶液をコーティングすることができる。
【００６０】結合溶液の好ましい溶剤は、使用されるコ
ーティング方法によって左右される。噴霧によるコーテ
ィング方法が使用される場合、溶剤は低い粘度を有する
べきである。すなわち、粘度は５０センチポイズ未満で
あることが好ましい。プリントパッドによるコーティン
グ方が用いられる場合、溶剤はより高い粘度を有するべ
きである。すなわち、粘度が１００センチポイズより高
いことが好ましい。粘度は、重合体鎖の加減又は溶剤の
加減により調整可能である。有機混合物が好ましい溶剤
である。
ーティング方法によって左右される。噴霧によるコーテ
ィング方法が使用される場合、溶剤は低い粘度を有する
べきである。すなわち、粘度は５０センチポイズ未満で
あることが好ましい。プリントパッドによるコーティン
グ方が用いられる場合、溶剤はより高い粘度を有するべ
きである。すなわち、粘度が１００センチポイズより高
いことが好ましい。粘度は、重合体鎖の加減又は溶剤の
加減により調整可能である。有機混合物が好ましい溶剤
である。
【００６１】好ましくは、結合溶液は、少なくとも１つ
の単量体を含む。より好ましくは、結合溶液は少なくと
も１つの親水性単量体及び少なくとも１つの疎水性単量
体を含む。
の単量体を含む。より好ましくは、結合溶液は少なくと
も１つの親水性単量体及び少なくとも１つの疎水性単量
体を含む。
【００６２】「単量体」というのは、重合され得る低分
子量の化合物を意味する。低分子量というのは標準的に
７００ダルトン未満の平均分子量を意味する。「単量
体」という語は同様に、さらなる重合の能力をもつ官能
基を含有する時として巨大単量体（すなわち標準的に７
００を超える数平均分子量をもつ）と呼ばれる中及び高
分子量の化合物又は重合体をも意味する。
子量の化合物を意味する。低分子量というのは標準的に
７００ダルトン未満の平均分子量を意味する。「単量
体」という語は同様に、さらなる重合の能力をもつ官能
基を含有する時として巨大単量体（すなわち標準的に７
００を超える数平均分子量をもつ）と呼ばれる中及び高
分子量の化合物又は重合体をも意味する。
【００６３】「重合体」というのは、１つ以上の単量体
を重合することによって形成される材料を意味する。可
塑化剤として作用し得るほぼすべての親水性単量体を使
用することができる。親水性単量体は、印刷された材料
がひびわれなくレンズと共に変形できるようにすること
ができる。好ましい親水性単量体としては、２−ヒドロ
キシエチルメタクリレート（ＨＥＭＡ）、ｎ−ビニルピ
ロリドン（ＮＶＰ）、グリセリルメタクリレート（ＧＭ
Ａ）及びＮ，Ｎ−ジメチアクリルアミド（ＯＭＡ）があ
る。このリストは一例にすぎず、制限的意味をもつもの
ではない。
を重合することによって形成される材料を意味する。可
塑化剤として作用し得るほぼすべての親水性単量体を使
用することができる。親水性単量体は、印刷された材料
がひびわれなくレンズと共に変形できるようにすること
ができる。好ましい親水性単量体としては、２−ヒドロ
キシエチルメタクリレート（ＨＥＭＡ）、ｎ−ビニルピ
ロリドン（ＮＶＰ）、グリセリルメタクリレート（ＧＭ
Ａ）及びＮ，Ｎ−ジメチアクリルアミド（ＯＭＡ）があ
る。このリストは一例にすぎず、制限的意味をもつもの
ではない。
【００６４】コーティングの強度を改善し、有機溶剤中
の単量体の可溶性を改善するために、ほぼどのような疎
水性単量体でも使用することができる。好ましい疎水性
単量体としては、２−エトキシエチルメタクリレート
（ＥＯＥＭＡ），メチルメタクリレート（ＭＭＡ）及び
ｎ−ブチルメタクリレート（ＢＭＡ）がある。このリス
トは、一例にすぎず、制限的意味をもつものではない。
の単量体の可溶性を改善するために、ほぼどのような疎
水性単量体でも使用することができる。好ましい疎水性
単量体としては、２−エトキシエチルメタクリレート
（ＥＯＥＭＡ），メチルメタクリレート（ＭＭＡ）及び
ｎ−ブチルメタクリレート（ＢＭＡ）がある。このリス
トは、一例にすぎず、制限的意味をもつものではない。
【００６５】好ましくは、結合溶液は、重合開始剤を含
有する。好ましくは、ＵＶ又は熱活性化重合開始剤が使
用される。
有する。好ましくは、ＵＶ又は熱活性化重合開始剤が使
用される。
【００６６】好ましくは、結合溶液は、フィルム内に着
色剤を捕捉する密に架橋したフィルムを作る。このた
め、エチレングリコールジメタクリレートを添加するこ
とが好ましい。ヘキサメチレンジイソシアネート（ＨＭ
ＤＩ）はもう１つの好ましい架橋剤である。このリスト
は一例にすぎず、制限的意味をもつものではない。膨潤
剤は、コンタクトレンズ内への単量体の浸透を可能に
し、付着力を改善する。好ましい膨潤剤としては、シク
ロペンタノン、シクロヘキサノン又はメチルエチルケト
ンが含まれる。このリストは一例にすぎず、制限的意味
はない。
色剤を捕捉する密に架橋したフィルムを作る。このた
め、エチレングリコールジメタクリレートを添加するこ
とが好ましい。ヘキサメチレンジイソシアネート（ＨＭ
ＤＩ）はもう１つの好ましい架橋剤である。このリスト
は一例にすぎず、制限的意味をもつものではない。膨潤
剤は、コンタクトレンズ内への単量体の浸透を可能に
し、付着力を改善する。好ましい膨潤剤としては、シク
ロペンタノン、シクロヘキサノン又はメチルエチルケト
ンが含まれる。このリストは一例にすぎず、制限的意味
はない。
【００６７】好ましくは、結合溶液は、定着剤を含有す
る。好ましくは、定着剤はＨＭＤＩである。本書に参考
として内含されているUS-A-5,272,010号に開示されたも
のを含めて、ほぼどのような定着剤でも使用することが
できる。
る。好ましくは、定着剤はＨＭＤＩである。本書に参考
として内含されているUS-A-5,272,010号に開示されたも
のを含めて、ほぼどのような定着剤でも使用することが
できる。
【００６８】好ましくは、結合溶液は、連鎖移動剤を含
有する。好ましくは、連鎖移動剤はメルカプトエタノー
ルである。
有する。好ましくは、連鎖移動剤はメルカプトエタノー
ルである。
【００６９】抗微生物剤、抗殺菌剤、着色剤、細胞成長
阻害剤、可視着色剤及び紫外線着色染料を含めた（ただ
しこれに制限されるわけではない）ポリイオン材料及び
／又はその他の材料又は添加剤を、単一層又は多数層の
形で物体に適用して１つの特性／機能性パターンをもつ
コーティングを形成することができる。特性／機能性パ
ターンは、多重ゾーンを含むあらゆるパターンでありう
る。特性／機能性パターンの例としては、チェッカー盤
パターン、リング、中に造形された領域を含むゾーン、
多数の同心環状ゾーン、外部及び内部星形を伴う環状ゾ
ーンなどが含まれるが、これらに制限されるわけではな
い。
阻害剤、可視着色剤及び紫外線着色染料を含めた（ただ
しこれに制限されるわけではない）ポリイオン材料及び
／又はその他の材料又は添加剤を、単一層又は多数層の
形で物体に適用して１つの特性／機能性パターンをもつ
コーティングを形成することができる。特性／機能性パ
ターンは、多重ゾーンを含むあらゆるパターンでありう
る。特性／機能性パターンの例としては、チェッカー盤
パターン、リング、中に造形された領域を含むゾーン、
多数の同心環状ゾーン、外部及び内部星形を伴う環状ゾ
ーンなどが含まれるが、これらに制限されるわけではな
い。
【００７０】好ましくは、特性／機能性パターンは、１
つの物体の表面上のコーティング内にカラー画像と共に
組込まれ得る。
つの物体の表面上のコーティング内にカラー画像と共に
組込まれ得る。
【００７１】所望のコーティングがひとたび物体に施さ
れたならば、このコーティングは、一部の実施形態にお
いては架橋されてこの表面をより一層摩滅又は摩耗に強
くかつより耐久性のあるものにすることができる。コー
ティングは一般に、当該技術分野において既知のあらゆ
る方法により架橋され得る。例えば一実施形態において
は、架橋剤をコーティングに噴霧することができ、その
後、コーティングが架橋された状態となるように可視光
線での放射を適用することができる。適切な架橋剤とし
ては、例えば；カルベン、ニトレンなどといった活性半
分（active moieties）が考えられる。
れたならば、このコーティングは、一部の実施形態にお
いては架橋されてこの表面をより一層摩滅又は摩耗に強
くかつより耐久性のあるものにすることができる。コー
ティングは一般に、当該技術分野において既知のあらゆ
る方法により架橋され得る。例えば一実施形態において
は、架橋剤をコーティングに噴霧することができ、その
後、コーティングが架橋された状態となるように可視光
線での放射を適用することができる。適切な架橋剤とし
ては、例えば；カルベン、ニトレンなどといった活性半
分（active moieties）が考えられる。
【００７２】本発明に従うと、その表面特性及び機能を
修正しカラー画像をその上にプリントするべく１つの物
体にコーティングを施すために利用できる方法及び器具
が提供されている。ここで１つの物体にポリイオン材料
及び／又はその他の添加剤を適用するためのさまざまな
技術について以下で記述する。ただし、以下で詳述しな
い数多くの技術が本発明で使用可能であること、そして
以下の記述が例示のみを目的としていることを理解すべ
きである。特に、１つの物体にコーティングを施すため
の当該技術分野において既知のあらゆる技術が、本発明
についても使用可能である。
修正しカラー画像をその上にプリントするべく１つの物
体にコーティングを施すために利用できる方法及び器具
が提供されている。ここで１つの物体にポリイオン材料
及び／又はその他の添加剤を適用するためのさまざまな
技術について以下で記述する。ただし、以下で詳述しな
い数多くの技術が本発明で使用可能であること、そして
以下の記述が例示のみを目的としていることを理解すべ
きである。特に、１つの物体にコーティングを施すため
の当該技術分野において既知のあらゆる技術が、本発明
についても使用可能である。
【００７３】空気式霧化及び送出 本発明の好ましい１実施形態は、眼科用レンズにコーテ
ィングを施すための方法において、空気式霧化及び送出
プロセスを使用する眼科用レンズ上にコーティング液の
少なくとも一層を噴霧する段階を含んで成る方法にあ
る。
ィングを施すための方法において、空気式霧化及び送出
プロセスを使用する眼科用レンズ上にコーティング液の
少なくとも一層を噴霧する段階を含んで成る方法にあ
る。
【００７４】本発明のもう１つの好ましい実施形態は、
眼科用レンズにコーティングを施すための器具におい
て、眼科用レンズをしっかり固定するための手段及び、
空気式霧化及び送出プロセスを用いて眼科用レンズ上に
コーティング液の層を噴霧する能力をもつ装置を含んで
成る器具にある。
眼科用レンズにコーティングを施すための器具におい
て、眼科用レンズをしっかり固定するための手段及び、
空気式霧化及び送出プロセスを用いて眼科用レンズ上に
コーティング液の層を噴霧する能力をもつ装置を含んで
成る器具にある。
【００７５】空気式霧化は、液体と混合し、こうしてそ
の後適切なサイズのオリフィスを通してコーティング対
象物体上に送出又は送達される空気−液体混合物を形成
するように加圧空気を利用する。
の後適切なサイズのオリフィスを通してコーティング対
象物体上に送出又は送達される空気−液体混合物を形成
するように加圧空気を利用する。
【００７６】図１は、空気式霧化及び送出プロセスを用
いて眼科用レンズにコーティング液を塗布するための好
ましい装置を概略的に例示している。図１を参照する
と、装置は、液体通路１１０、空気通路１２０、混合チ
ャンバ１３０及びオリフィス１４０を含む。第１の体積
の加圧空気は第２の体積のコーティング液と混合チャン
バ１３０内で混合される。混合物は、空気圧により適切
なサイズのオリフィス１４０から外に送出される。
いて眼科用レンズにコーティング液を塗布するための好
ましい装置を概略的に例示している。図１を参照する
と、装置は、液体通路１１０、空気通路１２０、混合チ
ャンバ１３０及びオリフィス１４０を含む。第１の体積
の加圧空気は第２の体積のコーティング液と混合チャン
バ１３０内で混合される。混合物は、空気圧により適切
なサイズのオリフィス１４０から外に送出される。
【００７７】図２は、空気式霧化及び送出プロセスを用
いてコーティング液を眼科用レンズに塗布するためのも
う１つの好ましい装置を概略的に描いている。図２を参
照すると、装置は、液体タンク２１０、ポンプ２２０、
液体通路２３０、混合チャンバ２５０、空気通路２４
０、流量制限装置２６０及び適切なサイズのオリフィス
２７０を含んで成る。第１の体積の空気と第２の体積の
コーティング液が混合チャンバ２５０内で混合される。
混合物は規定のレベルまで加圧され、次に流量制限装置
２６０（例えばベンチュリ管の原理に基づいて構築され
た装置）を通過するように強制されてその圧力を上昇さ
せ、この圧力がそれ自体空気−液体混合物を強制的にオ
リフィス２７０の外へ押し出す。
いてコーティング液を眼科用レンズに塗布するためのも
う１つの好ましい装置を概略的に描いている。図２を参
照すると、装置は、液体タンク２１０、ポンプ２２０、
液体通路２３０、混合チャンバ２５０、空気通路２４
０、流量制限装置２６０及び適切なサイズのオリフィス
２７０を含んで成る。第１の体積の空気と第２の体積の
コーティング液が混合チャンバ２５０内で混合される。
混合物は規定のレベルまで加圧され、次に流量制限装置
２６０（例えばベンチュリ管の原理に基づいて構築され
た装置）を通過するように強制されてその圧力を上昇さ
せ、この圧力がそれ自体空気−液体混合物を強制的にオ
リフィス２７０の外へ押し出す。
【００７８】図３は、空気式霧化及び送出プロセスを用
いて眼科用レンズにコーティング液を塗布するためのも
う１つの好ましい装置を概略的に例示する。図３を参照
すると、該器具は、液体タンク３１０、ポンプ３２０、
液体通路３３０、内部カニューレ３４０及び外部カニュ
ーレ３５０を含んで成る。内部カニューレ３４０は、適
切なサイズのオリフィス３９０とサイドオリフィス３８
０を含んで成る。コーティング液は、液体通路３３０を
介してタンク３１０から内部カニューレ３４０までポン
プ３２０により移送される。内部カニューレは、霧化す
べきコーティング液を収納し、一方、内部３４０及び外
部３５０カニューレの間の空間３６０は、加圧空気を収
納している。外部カニューレ３５０が、内部カニューレ
３４０との関係において適切に回転され位置づけされた
時点で、内部カニューレ３４０のサイドオリフィス３８
０は空間３６０に露呈されて、加圧空気が内部カニュー
レ３４０内に入れるようにし、これによってコーティン
グ液をコーティング物体上に霧化／排出させる。
いて眼科用レンズにコーティング液を塗布するためのも
う１つの好ましい装置を概略的に例示する。図３を参照
すると、該器具は、液体タンク３１０、ポンプ３２０、
液体通路３３０、内部カニューレ３４０及び外部カニュ
ーレ３５０を含んで成る。内部カニューレ３４０は、適
切なサイズのオリフィス３９０とサイドオリフィス３８
０を含んで成る。コーティング液は、液体通路３３０を
介してタンク３１０から内部カニューレ３４０までポン
プ３２０により移送される。内部カニューレは、霧化す
べきコーティング液を収納し、一方、内部３４０及び外
部３５０カニューレの間の空間３６０は、加圧空気を収
納している。外部カニューレ３５０が、内部カニューレ
３４０との関係において適切に回転され位置づけされた
時点で、内部カニューレ３４０のサイドオリフィス３８
０は空間３６０に露呈されて、加圧空気が内部カニュー
レ３４０内に入れるようにし、これによってコーティン
グ液をコーティング物体上に霧化／排出させる。
【００７９】超音波式霧化及び送出 本発明のもう１つの好ましい１実施形態は、眼科用レン
ズにコーティングを施すための方法において、超音波式
霧化及び送出プロセスを使用する眼科用レンズ上に、コ
ーティング液の少なくとも一層を噴霧する段階を含んで
成る方法にある。
ズにコーティングを施すための方法において、超音波式
霧化及び送出プロセスを使用する眼科用レンズ上に、コ
ーティング液の少なくとも一層を噴霧する段階を含んで
成る方法にある。
【００８０】本発明のもう１つの好ましい実施形態は、
眼科用レンズにコーティングを施すための器具におい
て、眼科用レンズをしっかり固定するための手段及び、
超音波式霧化及び送出プロセスを用いて眼科用レンズ上
にコーティング液の層を噴霧する能力をもつ装置を含ん
で成る器具にある。
眼科用レンズにコーティングを施すための器具におい
て、眼科用レンズをしっかり固定するための手段及び、
超音波式霧化及び送出プロセスを用いて眼科用レンズ上
にコーティング液の層を噴霧する能力をもつ装置を含ん
で成る器具にある。
【００８１】超音波式霧化は、超音波振動を伝達できる
装置又はその一部に取付けられた圧電結晶によって生成
される極めて小さい機械的運動を利用する。振動装置
は、これらの小さな機械的動きを通して、一定体積の流
体を分散させ、この流体内に空気が存在したならば、そ
れをこの空気と混合させる。霧化された流体は、次にコ
ーティング対象物体上に送出又は送達される。
装置又はその一部に取付けられた圧電結晶によって生成
される極めて小さい機械的運動を利用する。振動装置
は、これらの小さな機械的動きを通して、一定体積の流
体を分散させ、この流体内に空気が存在したならば、そ
れをこの空気と混合させる。霧化された流体は、次にコ
ーティング対象物体上に送出又は送達される。
【００８２】図４は、超音波式霧化及び送出プロセスを
用いて眼科用レンズ上にコーティング液を噴霧するため
の、好ましい装置を概略的に描いている。図４を参照す
ると、装置は、ポンプ４２０に連結されている圧電結晶
（図示せず）によって駆動された金属合金超音波ホーン
４３０を含んで成る。超音波ホーンは、流体キャビティ
４４０及び適切なサイズのオリフィス４５０を片端に含
む。コーティング液が液体タンク４１０からキャビティ
４４０まで、液体通路４６０を介してポンプ４２０によ
り圧送される。超音波ホーン４３０は、超音波周波数で
振動し、その間ポンプは、超音波ホーン内のキャビティ
４４０に、そして最終的にはオリフィス４５０を通して
コーティング対象物体上に液体を強制的に送出する。
用いて眼科用レンズ上にコーティング液を噴霧するため
の、好ましい装置を概略的に描いている。図４を参照す
ると、装置は、ポンプ４２０に連結されている圧電結晶
（図示せず）によって駆動された金属合金超音波ホーン
４３０を含んで成る。超音波ホーンは、流体キャビティ
４４０及び適切なサイズのオリフィス４５０を片端に含
む。コーティング液が液体タンク４１０からキャビティ
４４０まで、液体通路４６０を介してポンプ４２０によ
り圧送される。超音波ホーン４３０は、超音波周波数で
振動し、その間ポンプは、超音波ホーン内のキャビティ
４４０に、そして最終的にはオリフィス４５０を通して
コーティング対象物体上に液体を強制的に送出する。
【００８３】圧電式霧化 本発明のもう１つの好ましい１実施形態は、眼科用レン
ズにコーティングを施すための方法において、圧電式霧
化及び送出プロセスを使用する眼科用レンズ上に、コー
ティング液の少なくとも一層を噴霧する段階を含んで成
る方法にある。
ズにコーティングを施すための方法において、圧電式霧
化及び送出プロセスを使用する眼科用レンズ上に、コー
ティング液の少なくとも一層を噴霧する段階を含んで成
る方法にある。
【００８４】本発明のもう１つの好ましい実施形態は、
眼科用レンズにコーティングを施すための器具におい
て、眼科用レンズをしっかり固定するための手段及び、
圧電式霧化及び送出プロセスを用いて、眼科用レンズ上
にコーティング液の層を噴霧する能力をもつ装置を含ん
で成る器具にある。
眼科用レンズにコーティングを施すための器具におい
て、眼科用レンズをしっかり固定するための手段及び、
圧電式霧化及び送出プロセスを用いて、眼科用レンズ上
にコーティング液の層を噴霧する能力をもつ装置を含ん
で成る器具にある。
【００８５】図５は、圧電式霧化及び送出プロセスを用
いて、眼科用レンズにコーティング液を塗布するための
好ましい装置を例示している。微視的ノズル５３０を収
納する半剛性プレート５１０を駆動するため、圧電結晶
５２０を用いて、一定体積のコーティング液が霧化され
る。規定の周波数でプレート５１０が振動するにつれ
て、圧電結晶５２０に対するその剛性取付けに起因し
て、液体５５０の慣性が、有限体積の液体をノズル５３
０を通して押し出す。振動が１サイクル全体にわたり続
くにつれて、射出された液滴（単複）５４０はプレート
５１０の後ろで液体５５０から離脱し、コーティングす
べき眼科用レンズまで（それ自体の慣性力を通して）駆
動される。
いて、眼科用レンズにコーティング液を塗布するための
好ましい装置を例示している。微視的ノズル５３０を収
納する半剛性プレート５１０を駆動するため、圧電結晶
５２０を用いて、一定体積のコーティング液が霧化され
る。規定の周波数でプレート５１０が振動するにつれ
て、圧電結晶５２０に対するその剛性取付けに起因し
て、液体５５０の慣性が、有限体積の液体をノズル５３
０を通して押し出す。振動が１サイクル全体にわたり続
くにつれて、射出された液滴（単複）５４０はプレート
５１０の後ろで液体５５０から離脱し、コーティングす
べき眼科用レンズまで（それ自体の慣性力を通して）駆
動される。
【００８６】電気機械精密送出 本発明のもう１つの好ましい実施形態は、眼科用レンズ
にコーティングを施すための方法において、電気機械式
ジェットプリントプロセス、圧電式ジェットプリントプ
ロセス、静水圧での圧電式ジェットプリントプロセス及
びサーマルジェットプリントプロセスから成るグルー
プ、の中から選択された噴霧プロセスを用いて眼科用レ
ンズ又は型にコーティング液を少なくとも１層噴霧する
段階を含んで成る方法にある。
にコーティングを施すための方法において、電気機械式
ジェットプリントプロセス、圧電式ジェットプリントプ
ロセス、静水圧での圧電式ジェットプリントプロセス及
びサーマルジェットプリントプロセスから成るグルー
プ、の中から選択された噴霧プロセスを用いて眼科用レ
ンズ又は型にコーティング液を少なくとも１層噴霧する
段階を含んで成る方法にある。
【００８７】本発明のもう１つの好ましい実施形態は、
眼科用レンズにコーティングを施すための器具におい
て、眼科用レンズをしっかりと固定するための手段及
び、電気機械精度をもつ噴霧プロセスを用いて眼科用レ
ンズ上にコーティング液の一層を噴霧する能力をもつ装
置を含んで成り、噴霧プロセスが電気機械式ジェットプ
リントプロセス、圧電式ジェットプリントプロセス、静
水圧での圧電式ジェットプリントプロセス及びサーマル
ジェットプリントプロセスから成るグループの中から選
択される器具にある。
眼科用レンズにコーティングを施すための器具におい
て、眼科用レンズをしっかりと固定するための手段及
び、電気機械精度をもつ噴霧プロセスを用いて眼科用レ
ンズ上にコーティング液の一層を噴霧する能力をもつ装
置を含んで成り、噴霧プロセスが電気機械式ジェットプ
リントプロセス、圧電式ジェットプリントプロセス、静
水圧での圧電式ジェットプリントプロセス及びサーマル
ジェットプリントプロセスから成るグループの中から選
択される器具にある。
【００８８】図６は、電気機械精度をもつ電気機械式ジ
ェットプリントプロセスを用いて、物体上に液体を送出
する能力をもつ器具を概略的に例示している。図５を参
照すると、器具は、マスタコントローラ６１０として役
立つコンピュータシステム及び、注射（syringe）ポン
プ６２０、非常に精密なソレノイドバルブ６３０及びノ
ズル又は送出用先端部６４０を含む閉回路圧送システム
を含んで成る。これら３つのコンポーネント６２０、６
３０及び６４０はすべてコンピュータシステム６１０に
より電子的に駆動され制御される。噴霧対象の物体６６
０は、ｘ−ｙ位置づけテーブル６７０上に配置され、予
め準備された一定のアレイパターンの形で液滴が送出さ
れるにつれてノズル６４０の下にあるステージステッピ
ングモータ６５０によって移動させられる。あるいは、
テーブル６７０は静止式であり、ノズル先端部６４０は
テーブル６７０上の物体６６０の上を移動することがで
きる。
ェットプリントプロセスを用いて、物体上に液体を送出
する能力をもつ器具を概略的に例示している。図５を参
照すると、器具は、マスタコントローラ６１０として役
立つコンピュータシステム及び、注射（syringe）ポン
プ６２０、非常に精密なソレノイドバルブ６３０及びノ
ズル又は送出用先端部６４０を含む閉回路圧送システム
を含んで成る。これら３つのコンポーネント６２０、６
３０及び６４０はすべてコンピュータシステム６１０に
より電子的に駆動され制御される。噴霧対象の物体６６
０は、ｘ−ｙ位置づけテーブル６７０上に配置され、予
め準備された一定のアレイパターンの形で液滴が送出さ
れるにつれてノズル６４０の下にあるステージステッピ
ングモータ６５０によって移動させられる。あるいは、
テーブル６７０は静止式であり、ノズル先端部６４０は
テーブル６７０上の物体６６０の上を移動することがで
きる。
【００８９】本発明のもう１つの態様においては、物体
上に規定の微視的体積（ミクロンからナノリットル範
囲）の液体を送出し物体の表面にアレイ又はパターンを
作り出す上で、インクジェットプリント技術を使用する
ことができる。好ましくは、本発明で使用されるインク
ジェットプリント技術は、圧電式プリント、静水圧での
圧電式プリント及びサーマルジェットプリントから成る
グループの中から選択される。
上に規定の微視的体積（ミクロンからナノリットル範
囲）の液体を送出し物体の表面にアレイ又はパターンを
作り出す上で、インクジェットプリント技術を使用する
ことができる。好ましくは、本発明で使用されるインク
ジェットプリント技術は、圧電式プリント、静水圧での
圧電式プリント及びサーマルジェットプリントから成る
グループの中から選択される。
【００９０】図７は、液体タンク７２０、ピエゾヘッド
７４０、ピエゾメッシュ７３０及びオリフィスを含んで
成る、好ましい圧電式プリント装置を概略的に描いてい
る。荷電エピゾセラミクス結晶により生成される高周波
数の機械的振動は、物体上に微視的体積の流体を送出す
るために使用される。
７４０、ピエゾメッシュ７３０及びオリフィスを含んで
成る、好ましい圧電式プリント装置を概略的に描いてい
る。荷電エピゾセラミクス結晶により生成される高周波
数の機械的振動は、物体上に微視的体積の流体を送出す
るために使用される。
【００９１】図８は、ピエゾヘッド８３０、液体８１０
用コンテナ８４０及び少なくとも１つのオリフィスを含
む好ましい静水圧での、圧電式プリント装置を概略的に
描いている。液体の粘度及び湿潤化特性に応じて、低圧
又は真空８２０が生成される。液滴が物体上に送出され
る。
用コンテナ８４０及び少なくとも１つのオリフィスを含
む好ましい静水圧での、圧電式プリント装置を概略的に
描いている。液体の粘度及び湿潤化特性に応じて、低圧
又は真空８２０が生成される。液滴が物体上に送出され
る。
【００９２】図９は、液体９１０用コンテナ９３０、流
量制御装置９４０及びノズル９５０を含んで成る好まし
いサーマルジェットプリント装置を概略的に描いてい
る。液体の粘度及び湿潤化特性に応じて、低圧又は真空
９２０が生成される。電流が高温を作り出し、これがノ
ズル９５０のカラム９６０内の液体の一部分を気化さ
せ、それ自体液滴を爆発させる圧力を生成する。
量制御装置９４０及びノズル９５０を含んで成る好まし
いサーマルジェットプリント装置を概略的に描いてい
る。液体の粘度及び湿潤化特性に応じて、低圧又は真空
９２０が生成される。電流が高温を作り出し、これがノ
ズル９５０のカラム９６０内の液体の一部分を気化さ
せ、それ自体液滴を爆発させる圧力を生成する。
【００９３】本発明の方法及び器具は、眼科用レンズを
成形するのに用いられる型にコーティングを施しその
後、眼科用レンズがコーティング液中に含有された材料
でコーティングされた状態となるような形で、型内で眼
科用レンズを成形するのに用いることができる。
成形するのに用いられる型にコーティングを施しその
後、眼科用レンズがコーティング液中に含有された材料
でコーティングされた状態となるような形で、型内で眼
科用レンズを成形するのに用いることができる。
【００９４】本発明の噴霧方法及び器具の使用例 より好ましい実施形態は、眼科用レンズにコーティング
を施すための自動化された器具において、（１）眼科用
レンズをしっかりと固定するための固定手段；（２）空
気式霧化及び送出プロセス、超音波式霧化及び送出プロ
セス、圧電式霧化及び送出プロセス、電気機械式ジェッ
トプリントプロセス、圧電式ジェットプリントプロセ
ス、静水圧での圧電式ジェットプリントプロセス及びサ
ーマルジェットプリントプロセスから成るグループ、の
中から選択された噴霧プロセスを用いて眼科用レンズ上
にコーティング液を一層噴霧する能力をもつ装置；そし
て（３）眼科用レンズ上の噴霧装置の送出ヘッドの位置
づけを制御しコーティング液を送出する能力をもつ、コ
ンピュータシステムを含んで成る器具にある。好ましく
は、自動化された器具は、２００ピコリットル未満、よ
り好ましくは１００ピコリットル、さらにより好ましく
は５０ピコリットル未満、そして最も好ましくは１０ピ
コリットル未満の体積をもつ液滴を送出することができ
る。
を施すための自動化された器具において、（１）眼科用
レンズをしっかりと固定するための固定手段；（２）空
気式霧化及び送出プロセス、超音波式霧化及び送出プロ
セス、圧電式霧化及び送出プロセス、電気機械式ジェッ
トプリントプロセス、圧電式ジェットプリントプロセ
ス、静水圧での圧電式ジェットプリントプロセス及びサ
ーマルジェットプリントプロセスから成るグループ、の
中から選択された噴霧プロセスを用いて眼科用レンズ上
にコーティング液を一層噴霧する能力をもつ装置；そし
て（３）眼科用レンズ上の噴霧装置の送出ヘッドの位置
づけを制御しコーティング液を送出する能力をもつ、コ
ンピュータシステムを含んで成る器具にある。好ましく
は、自動化された器具は、２００ピコリットル未満、よ
り好ましくは１００ピコリットル、さらにより好ましく
は５０ピコリットル未満、そして最も好ましくは１０ピ
コリットル未満の体積をもつ液滴を送出することができ
る。
【００９５】より一層好ましい実施形態においては、眼
科用レンズにコーティングを施すための自動化された器
具はさらに、噴霧装置と眼科用レンズの間にパターン化
されたマスクを含む。パターン化されたマスクは、レン
ズのその他の部分上にコーティング液を噴霧するのを防
ぎながら、眼科用レンズ上に画像又はパターンを生み出
すために使用することができる。
科用レンズにコーティングを施すための自動化された器
具はさらに、噴霧装置と眼科用レンズの間にパターン化
されたマスクを含む。パターン化されたマスクは、レン
ズのその他の部分上にコーティング液を噴霧するのを防
ぎながら、眼科用レンズ上に画像又はパターンを生み出
すために使用することができる。
【００９６】本発明の自動化された器具は、虹彩様パタ
ーン、Wild EyeTMパターン、注文生産（ＭＴＯ）パター
ンなどを含めたコスメチックパターンをコンタクトレン
ズ上に印刷する上で使用することができる。コスメチッ
クパターンの設計変更は、特に異なるレンズ材料及び製
品全体にわたり容易に実現できる。本発明のデジタルプ
リント方法及びシステムによってプリントされたパター
ンは、改善された解像度をもつことができ、細部がより
豊富でありうる。本発明の自動化された器具は同様に、
顧客が、プリントすべきあらゆる画像又はパターンを設
計することをも可能にする。
ーン、Wild EyeTMパターン、注文生産（ＭＴＯ）パター
ンなどを含めたコスメチックパターンをコンタクトレン
ズ上に印刷する上で使用することができる。コスメチッ
クパターンの設計変更は、特に異なるレンズ材料及び製
品全体にわたり容易に実現できる。本発明のデジタルプ
リント方法及びシステムによってプリントされたパター
ンは、改善された解像度をもつことができ、細部がより
豊富でありうる。本発明の自動化された器具は同様に、
顧客が、プリントすべきあらゆる画像又はパターンを設
計することをも可能にする。
【００９７】本発明の自動化された器具は、コンタクト
レンズ反転マーク上に印刷する上で使用することもでき
る。現在、反転マークは、例えばFresh LookTMコンタク
トレンズ（Wesley-Jessen Corporation）といったコン
タクトレンズを、ユーザーが容易に取扱い挿入できるよ
うにしている。プリントされた反転マークは、エッチン
グ、押込式型による成形又はレーザーエッチングを含む
非プリント方法により作られたその他の反転マークより
も識別及び使用が容易である。プリントされた反転マー
クは同様に、いかなる材料も除去されずかつレンズから
の材料の除去が応力伝播部位をひき起こし得ることか
ら、より強いレンズを提供することもできる。さらに、
プリントされた反転マークは、特にプリントオンモール
ドシステムの場合に、装用快適性に対する不利な影響が
少ないものでありうる。潜在的に、すべてのコンタクト
レンズに反転マークをプリントすることが可能である。
本発明の自動化された器具は、迅速に、潜在的にはパッ
ドプリント法よりも速く反転マークをプリントできる。
レンズ反転マーク上に印刷する上で使用することもでき
る。現在、反転マークは、例えばFresh LookTMコンタク
トレンズ（Wesley-Jessen Corporation）といったコン
タクトレンズを、ユーザーが容易に取扱い挿入できるよ
うにしている。プリントされた反転マークは、エッチン
グ、押込式型による成形又はレーザーエッチングを含む
非プリント方法により作られたその他の反転マークより
も識別及び使用が容易である。プリントされた反転マー
クは同様に、いかなる材料も除去されずかつレンズから
の材料の除去が応力伝播部位をひき起こし得ることか
ら、より強いレンズを提供することもできる。さらに、
プリントされた反転マークは、特にプリントオンモール
ドシステムの場合に、装用快適性に対する不利な影響が
少ないものでありうる。潜在的に、すべてのコンタクト
レンズに反転マークをプリントすることが可能である。
本発明の自動化された器具は、迅速に、潜在的にはパッ
ドプリント法よりも速く反転マークをプリントできる。
【００９８】本発明の自動化された器具は、在庫保持単
位（ＳＫＵ）をコンタクトレンズ上にプリントする上で
も使用できる。材料取扱い及びパッケージングはつねに
多数のＳＫＵを伴う問題である。デジタルプリントシス
テムは、番号の形又はバーコードのいずれかとしてのＳ
ＫＵコードを型上又はコンタクトレンズ自体の上の小さ
なプリント内に印刷できるようにする。好ましい実施形
態においては、ＳＫＵコードの小さなプリントが虹彩パ
ターン又はその他のあらゆるコスメチックパターン又は
反転マークと混在させられる。もう１つの好ましい実施
形態では、ＳＫＵコードは虹彩により隠されるように黒
色でか又は鞏膜により隠されるように白色で別々に印刷
される。さらに好ましい実施形態においては、虹彩パタ
ーンは、ＳＫＵを表わすように虹彩パターンが符号化さ
れる。例えば、２本の太い条瘍の後に２本の細い条瘍が
続く場合は、−３．００Ｄの処方をもつレンズを表わし
ている。コンタクトレンズ上にＳＫＵコードを印刷する
ことにより、本発明の自動化された器具は、コンタクト
レンズの製造において製品の流れを監視し、製品のアイ
デンティティを確認する上で一助となりうる。すべての
レンズが迅速に識別されうることから、ラベル付けのミ
スは少なくなる。
位（ＳＫＵ）をコンタクトレンズ上にプリントする上で
も使用できる。材料取扱い及びパッケージングはつねに
多数のＳＫＵを伴う問題である。デジタルプリントシス
テムは、番号の形又はバーコードのいずれかとしてのＳ
ＫＵコードを型上又はコンタクトレンズ自体の上の小さ
なプリント内に印刷できるようにする。好ましい実施形
態においては、ＳＫＵコードの小さなプリントが虹彩パ
ターン又はその他のあらゆるコスメチックパターン又は
反転マークと混在させられる。もう１つの好ましい実施
形態では、ＳＫＵコードは虹彩により隠されるように黒
色でか又は鞏膜により隠されるように白色で別々に印刷
される。さらに好ましい実施形態においては、虹彩パタ
ーンは、ＳＫＵを表わすように虹彩パターンが符号化さ
れる。例えば、２本の太い条瘍の後に２本の細い条瘍が
続く場合は、−３．００Ｄの処方をもつレンズを表わし
ている。コンタクトレンズ上にＳＫＵコードを印刷する
ことにより、本発明の自動化された器具は、コンタクト
レンズの製造において製品の流れを監視し、製品のアイ
デンティティを確認する上で一助となりうる。すべての
レンズが迅速に識別されうることから、ラベル付けのミ
スは少なくなる。
【００９９】本発明の自動化された装置はさらに、コン
タクトレンズ上にアイデンティティ確認マークを印刷す
る上で使用することができる。バーコード、番号コー
ド、特殊虹彩パターン又はその他のあらゆるコーディン
グシステムといったアイデンティティコードをコンタク
トレンズ上にプリントすることにより、単純なカメラシ
ステム、好ましくはカラーフィルタをもつカメラシステ
ムでこのアイデンティティコードを読取ることによりコ
ンタクトレンズ装用者のアイデンティティを確認するこ
とができる。好ましくは、アイデンティティコードは、
螢光又は燐光インキでコンタクトレンズ上にプリントさ
れる。このようなシステムは、建物、金庫室、ホームセ
キュリティシステム、ＡＴＭ、インタネットサイトなど
へのアクセスのために使用できる。このシステムを使用
することの潜在的利点は、正しい眼の処方箋をもつ人物
のみがＩＤの符号化されたコンタクトレンズを使用でき
るということにある。
タクトレンズ上にアイデンティティ確認マークを印刷す
る上で使用することができる。バーコード、番号コー
ド、特殊虹彩パターン又はその他のあらゆるコーディン
グシステムといったアイデンティティコードをコンタク
トレンズ上にプリントすることにより、単純なカメラシ
ステム、好ましくはカラーフィルタをもつカメラシステ
ムでこのアイデンティティコードを読取ることによりコ
ンタクトレンズ装用者のアイデンティティを確認するこ
とができる。好ましくは、アイデンティティコードは、
螢光又は燐光インキでコンタクトレンズ上にプリントさ
れる。このようなシステムは、建物、金庫室、ホームセ
キュリティシステム、ＡＴＭ、インタネットサイトなど
へのアクセスのために使用できる。このシステムを使用
することの潜在的利点は、正しい眼の処方箋をもつ人物
のみがＩＤの符号化されたコンタクトレンズを使用でき
るということにある。
【０１００】異なるコーティング特性をもつ多数のコー
ティング溶液を用いることにより、本発明の自動化され
た器具により、眼科用レンズ上に１つのパターンを作り
上げることができる。例えば、１組の表面特性（例えば
親水性）を含む白色正方形及びさらなる１組の表面特性
（例えば、或る種の眼の異常に対する或る種の療法特
性）を含む黒色正方形を用いて、眼科用レンズ上にチェ
ッカー盤パターンを作り上げることができる。もう１つ
の例として、眼科用レンズは表面上に、疎水性であるリ
ムと親水性である内部を有することができる。この特定
の例によって、疎水性ゾーン内に涙の薄膜を捕捉できる
ようになるかもしれない。
ティング溶液を用いることにより、本発明の自動化され
た器具により、眼科用レンズ上に１つのパターンを作り
上げることができる。例えば、１組の表面特性（例えば
親水性）を含む白色正方形及びさらなる１組の表面特性
（例えば、或る種の眼の異常に対する或る種の療法特
性）を含む黒色正方形を用いて、眼科用レンズ上にチェ
ッカー盤パターンを作り上げることができる。もう１つ
の例として、眼科用レンズは表面上に、疎水性であるリ
ムと親水性である内部を有することができる。この特定
の例によって、疎水性ゾーン内に涙の薄膜を捕捉できる
ようになるかもしれない。
【０１０１】例えば一方は親水性、他方は疎水性といっ
た異なる表面特性をもつ２つのコーティング溶液を用い
ることにより、非対称にコーティングされた眼内レンズ
を製造することができる。非対称コーティングを伴う得
られた眼内レンズは、それが移植される目の位置におい
てその周囲の組織とより優れた生体適合性を有すること
ができる。本書で使用されている眼科用レンズ上の「非
対称コーティング」という語は、眼科用レンズの第１の
表面上及び相対する第２の表面上の異なるコーティング
を意味する。本書で用いられる「異なるコーティング」
という語は、異なる表面特性又は機能性をもつ２つのコ
ーティングを意味する。
た異なる表面特性をもつ２つのコーティング溶液を用い
ることにより、非対称にコーティングされた眼内レンズ
を製造することができる。非対称コーティングを伴う得
られた眼内レンズは、それが移植される目の位置におい
てその周囲の組織とより優れた生体適合性を有すること
ができる。本書で使用されている眼科用レンズ上の「非
対称コーティング」という語は、眼科用レンズの第１の
表面上及び相対する第２の表面上の異なるコーティング
を意味する。本書で用いられる「異なるコーティング」
という語は、異なる表面特性又は機能性をもつ２つのコ
ーティングを意味する。
【図１】空気式霧化及び送出プロセスを用いて、物体に
コーティング液を塗布するための好ましい装置を概略的
に例示している。
コーティング液を塗布するための好ましい装置を概略的
に例示している。
【図２】空気式霧化及び送出プロセスを用いて、物体に
対しコーティング液を塗布するためのもう１つの好まし
い装置を概略的に描いている。
対しコーティング液を塗布するためのもう１つの好まし
い装置を概略的に描いている。
【図３】空気式霧化及び送出プロセスを用いて、物体に
対しコーティング液を塗布するためのもう１つの好まし
い装置を概略的に例示している。
対しコーティング液を塗布するためのもう１つの好まし
い装置を概略的に例示している。
【図４】超音波式霧化及び送出プロセスを用いて、物体
に対しコーティング液を噴霧するための好ましい装置を
概略的に描いている。
に対しコーティング液を噴霧するための好ましい装置を
概略的に描いている。
【図５Ａ】圧電式霧化及び送出プロセスを用いて、物体
に対しコーティング液を噴霧するための好ましい装置を
概略的に例示している。
に対しコーティング液を噴霧するための好ましい装置を
概略的に例示している。
【図５Ｂ】圧電式霧化及び送出プロセスを用いて、物体
に対しコーティング液を噴霧するための好ましい装置を
概略的に例示している。
に対しコーティング液を噴霧するための好ましい装置を
概略的に例示している。
【図６】電気機械精度をもつ電気機械式ジェットプリン
トプロセスを用いて、物体上に液体を送出す能力をもつ
器具を概略的に示している。
トプロセスを用いて、物体上に液体を送出す能力をもつ
器具を概略的に示している。
【図７】好ましい圧電式プリント装置を概略的に描いて
いる。
いる。
【図８】好ましい静水圧での圧電式プリント装置を概略
的に描いている。
的に描いている。
【図９】好ましいサーマルジェットプリント装置を概略
的に描いている。
的に描いている。
１１０、２３０、３３０、４６０ 液体通路 １２０、２４０ 空気通路 １３０、２５０ 混合チャンバ １４０、２７０、３９０、４５０ オリフィス ２１０、３１０、４１０、７２０ 液体タンク ２２０、３２０、４２０ ポンプ ２６０ 流量制限装置 ３４０ 内部カニューレ ３５０ 外部カニューレ ３６０ 空間 ３８０ サイドオリフィス ４３０ 超音波ホーン ４４０ キャビティ ５１０ 半剛性プレート ５２０ 圧電結晶 ５３０ 微視的ノズル ５４０ 射出された液滴 ５５０ 液体 ６１０ マスタコントローラ ６２０ 注射器ポンプ ６３０ ソレノイドバルブ ６４０ ノズル又は送出用先端部 ６５０ ステッピングモータ ６７０ テーブル ６６０ 物体 ７３０ ピエゾメッシュ ７４０、８３０ ピエゾヘッド ８１０、９１０ 液体 ８２０、９２０ 低圧又は真空 ８４０、９３０ 液体用コンテナ ９４０ 流量制御装置 ９５０ ノズル ９６０ カラム
フロントページの続き (72)発明者 アレン ジリアード アメリカ合衆国 ジョージア 30519 ビ ューフォード サウス パケット 3585 (72)発明者 ジョン マーチン ラリー アメリカ合衆国 ジョージア 30047 リ ルバーン ハートマン ドライブ 1503 (72)発明者 リン クック ウィンタートン アメリカ合衆国 ジョージア 30201 ア ルファレッタ ローカスト グローブ コ ート 840 Ｆターム(参考） 2H006 BB10 BC05 BC06 BC07
Claims (40)
- 【請求項１】 眼科用レンズ又はそれを製作するための
型（mold）に対し、ある特性／機能性パターンを有する
コーティングを施す方法において、空気式霧化及び送出
プロセス、超音波式霧化及び送出プロセス、圧電式霧化
及び送出プロセス、電気機械式ジェットプリントプロセ
ス、圧電式ジェットプリントプロセス、静水圧での圧電
式ジェットプリントプロセス、及びサーマルジェットプ
リントプロセスから成るグループ、の中から選択された
噴霧プロセスを用いて眼科用レンズ又は型にコーティン
グ液を１層又は複数層噴霧するステップを含んで成る方
法。 - 【請求項２】 空気式霧化及び送出プロセス、超音波式
霧化及び送出プロセス、圧電式霧化及び送出プロセス、
電気機械式ジェットプリントプロセス、圧電式ジェット
プリントプロセス、静水圧での圧電式ジェットプリント
プロセス及びサーマルジェットプリントプロセスから成
るグループ、の中から選択された噴霧プロセスを用いて
コンタクトレンズ又は型上に付加的なコーティング液を
少なくとも１層又は複数層噴霧するステップを更に含ん
で成る、請求項１記載の方法。 - 【請求項３】 特性／機能性パターンが、規則的な形状
又は不規則な形状又はそれらの組合せをもつゾーンを含
んで成る、請求項１又は２記載の方法。 - 【請求項４】 特性／機能性パターンが、チェッカー盤
パターン、リング、造形された領域を中に含むゾーン、
多数の同心環状ゾーン、外部星形及び内部星形を伴う環
状ゾーンを含んで成る、請求項１〜３のいずれか１項記
載の方法。 - 【請求項５】 コーティングが更にカラー画像を含んで
成る、請求項１〜４のいずれか１項記載の方法。 - 【請求項６】 カラー画像が、コスメチックパターン、
反転マーク、ＳＫＵコード、及びアイデンティティコー
ドから成るグループ、の中から選択される、請求項５記
載の方法。 - 【請求項７】 噴霧プロセスが、空気式霧化及び送出プ
ロセスである、請求項１〜６のいずれか１項記載の方
法。 - 【請求項８】 噴霧プロセスが、超音波式霧化及び送出
プロセスである、請求項１〜７のいずれか１項記載の方
法。 - 【請求項９】 噴霧プロセスが、圧電式霧化及び送出プ
ロセスである、請求項１〜８のいずれか１項記載の方
法。 - 【請求項１０】 噴霧プロセスが、電気機械式ジェット
プリントプロセスである、請求項１〜９のいずれか１項
記載の方法。 - 【請求項１１】 噴霧プロセスが、圧電式ジェットプリ
ントプロセスである、請求項１〜１０のいずれか１項記
載の方法。 - 【請求項１２】 噴霧プロセスが、静水圧を伴う圧電式
ジェットプリントプロセスである、請求項１〜１１のい
ずれか１項記載の方法。 - 【請求項１３】 噴霧プロセスがサーマルジェットプリ
ントプロセスである、請求項１〜１２のいずれか１項記
載の方法。 - 【請求項１４】 コーティング液が着色剤を含む、請求
項１〜１３のいずれか１項記載の方法。 - 【請求項１５】 物体に対して付加的着色剤を含有する
付加的コーティングを少なくとも１層又は複数層噴霧す
るステップを更に含んで成る、請求項１４記載の方法。 - 【請求項１６】 カラー画像をもつコーティング上に、
単量体を含む結合溶液を塗布するか、又は異なるコーテ
ィグ液の１層又は複数層を塗布することによって付加的
コーティングを形成するステップを更に含んで成る、請
求項５〜１５のいずれか１項記載の方法。 - 【請求項１７】 付加的コーティングが、１つ以上の異
なるコーティング液層を塗布することによって形成さ
れ、該付加的コーティングが特性／機能性パターンを含
んで成る、請求項１６記載の方法。 - 【請求項１８】 第１及び第２の噴霧プロセスを用い
て、物体上にコーティング液を少なくとも２層噴霧する
ステップを含んで成る、請求項１〜１７のいずれか１項
記載の方法。 - 【請求項１９】 第１及び第２の噴霧プロセスが、空気
式霧化及び送出プロセスである、請求項１８記載の方
法。 - 【請求項２０】 第１及び第２の噴霧プロセスが、超音
波式霧化及び送出プロセスである、請求項１８記載の方
法。 - 【請求項２１】 第１及び第２の噴霧プロセスが、圧電
式霧化及び送出プロセスである、請求項１８記載の方
法。 - 【請求項２２】 第１及び第２の噴霧プロセスが、電気
機械式ジェットプリントプロセスである、請求項１８記
載の方法。 - 【請求項２３】 第１及び第２の噴霧プロセスが、圧電
式ジェットプリントプロセスである、請求項１８記載の
方法。 - 【請求項２４】 第１及び第２の噴霧プロセスが、静水
圧を伴う圧電式ジェットプリントプロセスである、請求
項１８記載の方法。 - 【請求項２５】 第１及び第２の噴霧プロセスが、サー
マルジェットプリントプロセスである、請求項１８記載
の方法。 - 【請求項２６】 眼科用レンズ又は眼科用レンズを製作
するための型に対しコーティングを施すための器具にお
いて： − 眼科用レンズ又は型をしっかり固定するための手
段、及び − 空気式霧化及び送出プロセス、超音波式霧化及び送
出プロセス、圧電式霧化及び送出プロセス、電気機械式
ジェットプリントプロセス、圧電式ジェットプリントプ
ロセス、静水圧での圧電式ジェットプリントプロセス、
及びサーマルジェットプリントプロセスから成るグルー
プ、の中から選択された噴霧プロセスを用いて眼科用レ
ンズにコーティング液を１層又は複数層噴霧する能力を
もつ装置、を含んで成る器具。 - 【請求項２７】 噴霧プロセスが、空気式霧化及び送出
プロセスである、請求項２６記載の器具。 - 【請求項２８】 噴霧プロセスが、超音波式霧化及び送
出プロセスである、請求項２６記載の器具。 - 【請求項２９】 噴霧プロセスが、圧電式霧化及び送出
プロセスである、請求項２６記載の器具。 - 【請求項３０】 噴霧プロセスが、電気機械式ジェット
プリントプロセスである、請求項２６記載の器具。 - 【請求項３１】 噴霧プロセスが、圧電式ジェットプリ
ントプロセスである、請求項２６記載の器具。 - 【請求項３２】 噴霧プロセスが、静水圧を伴う圧電式
ジェットプリントプロセスである、請求項２６記載の器
具。 - 【請求項３３】 噴霧プロセスがサーマルジェットプリ
ントプロセスである、請求項２６記載の器具。 - 【請求項３４】 前記噴霧装置が、２００ピコリットル
未満の体積をもつ液滴を送出する能力をもつ、請求項２
６〜３３のいずれか１項記載の器具。 - 【請求項３５】 前記噴霧装置が、１００ピコリットル
未満の体積をもつ液滴を送出する能力をもつ、請求項３
４記載の器具。 - 【請求項３６】 前記噴霧装置が、５０ピコリットル未
満の体積をもつ液滴を送出する能力をもつ、請求項３５
記載の器具。 - 【請求項３７】 前記噴霧装置が、１０ピコリットル未
満の体積をもつ液滴を送出する能力をもつ、請求項３６
記載の器具。 - 【請求項３８】 噴霧装置の送出ヘッドと眼科用レンズ
又は型の間にパターン化されたマスクを更に含んで成
る、請求項２６〜３７のいずれか１項記載の器具。 - 【請求項３９】 眼科用レンズ又は型の上に噴霧装置の
送出ヘッドの位置づけを制御し、コーティング液を送出
する能力をもつコンピュータシステムを更に含んで成
る、請求項２６〜２８のいずれか１項記載の器具。 - 【請求項４０】 カラー画像、特性／機能性パターン又
は非対称コーティング、又はそれらの組合せといったよ
うなコーティングを上に含む眼科用レンズにおいて、カ
ラー画像がコスメチックパターン、反転マーク、ＳＫＵ
コード及びアイデンティティコードから成るグループ、
の中から選択され、特性／機能性パターンが、各々異な
る特性／機能性をもつ２つ以上のゾーンセットを含んで
成り、カラー画像、特性／機能性パターン又は非対称コ
ーティング又はそれらの組合せが、空気式霧化及び送出
プロセス、超音波式霧化及び送出プロセス、圧電式霧化
及び送出プロセス、電気機械式ジェットプリントプロセ
ス、圧電式ジェットプリントプロセス、静水圧での圧電
式ジェットプリントプロセス及びサーマルジェットプリ
ントプロセスから成るグループ、の中から選択された噴
霧プロセスを用いて生成される、眼科用レンズ。
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