JP2002372281A - 空気調和システム - Google Patents
空気調和システムInfo
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Abstract
はメンテナンス試運転時における空気調和装置のエネル
ギー使用料金が課されることを回避できること。 【解決手段】 室外機16及び室内機17、18を備え
た第1空気調和装置11、第2空気調和装置12、第3
空気調和装置13を、集中管理装置15が集中管理する
空気調和システム10において、上記室内機の使用電力
の按分率を算出するために実施される、室内機の運転時
間の累積が中断可能に構成されたものである。
Description
室内機を備えた空気調和装置を集中管理装置が集中管理
するとともに、この集中管理装置が各室内機毎のエネル
ギー按分率を算出する空気調和システムに関する。
ステムにおいては、一または複数の室外機と複数の室内
機とを有する一または複数の空気調和装置が、一台の集
中管理装置により集中管理されるよう構成されたものが
ある。
トビル等のように、複数の使用者が混在する環境に設置
されることがある。このため、集中管理装置は、各室内
機の累積運転時間に基づき、室内機毎に使用電力の按分
率を算出し、空気調和装置の電力使用量に上記電力按分
率を乗じて、室内機毎に電力使用量及び電力使用料金を
算出できるようにしたものがある。このとき、各室内機
の使用者には、各室内機を使用した分の電力使用料金が
過不足なく計算されて表示される必要がある。
ントビル等において、空気調和装置が運転されるのは、
テナントの使用者が使用する場合のみならず、例えば空
気調和システムの設置当初の初期試運転、または定期点
検や故障修理等のメンテナンスの際の試運転等のよう
に、テナントの使用者の使用とは無関係な場合がある。
転時間のデータを室内機毎の使用電力の按分率に算入し
てしまうと、上述の試運転に要した使用電力をもテナン
トの使用者が負担しなければならず、適切でない。
されたものであり、空気調和装置の使用者に、初期試運
転時またはメンテナンス試運転時における空気調和装置
のエネルギー使用料金が課されることを回避できる空気
調和システムを提供することにある。
は、室外機及び複数の室内機を備えた空気調和装置を、
集中管理装置が集中管理する空気調和システムにおい
て、上記室内機の使用エネルギーの按分率を算出するた
めに実施される、上記室内機の運転時間の累積が中断可
能に構成されたことを特徴とするものである。
の発明において、上記室内機の運転時間の累積の中断
は、集中管理装置と一または複数の空気調和装置とを接
続する通信線に配設された各通信アダプタの系統毎に、
または全ての空気調和装置に対して一括して実施される
ことを特徴とするものである。
2に記載の発明において、上記室内機の運転時間の累積
の中断は、集中管理装置に設けられた累積中断スイッチ
の操作により実施されることを特徴とするものである。
のいずれかに記載の発明において、上記室内機の運転時
間の累積の再開は、集中管理装置に設けられた累積再開
スイッチの操作により実施されることを特徴とするもの
である。
のいずれかに記載の発明において、上記室内機の運転時
間の累積の再開は、集中管理装置に設けられた、室内機
の運転時間の累積中断の時限式解除機能により実施され
ることを特徴とするものである。
のいずれかに記載の発明において、上記室内機の運転時
間の累積は、集中管理装置が全ての室内機の運転時間を
カウントすることにより、または、集中管理装置と一若
しくは複数の空気調和装置とを接続する通信線に配設さ
れた各通信アダプタが、自己の通信アダプタに属する系
統の室内機の運転時間をカウントすることにより、また
は、個々の室内機が、自らの運転時間を個別にカウント
することにより実施されることを特徴とするものであ
る。
のいずれかに記載の発明において、上記空気調和装置の
エネルギー使用量を計量するエネルギー計量計からの計
量値の累積が中断可能に構成されたことを特徴とするも
のである。
の発明において、上記エネルギー計量計からの計量値の
累積の中断は、集中管理装置と一または複数の空気調和
装置とを接続する通信線に配設された各通信アダプタの
系統毎に、または全ての上記エネルギー計量計に対して
一括して実施されることを特徴とするものである。
8に記載の発明において、上記エネルギー計量計からの
計量値の累積の中断は、集中管理装置に設けられた累積
中断スイッチの操作により実施されることを特徴とする
ものである。
9のいずれかに記載発明において、上記エネルギー計量
計からの計量値の累積の再開は、集中管理装置に設けら
れた累積再開スイッチの操作により実施されることを特
徴とするものである。
10のいずれかに記載の発明において、上記エネルギー
計量計からの計量値の累積の再開は、集中管理装置に設
けられた上記計量値の累積中断の時限式解除機能により
実施されることを特徴とするものである。
11のいずれかに記載の発明において、上記エネルギー
は電力であり、上記エネルギー計量計は、空気調和装置
にて使用した電力を計量する電力量計であり、上記集中
管理装置は、室内機毎に電力按分率を算出することを特
徴とするものである。
れかに記載の発明には、次の作用がある。
されたことから、空気調和システムの設置当初の初期試
運転時、または定期点検や故障修理の際のメンテナンス
試運転時に、室内機の運転時間の累積を中断できる。こ
れにより、上記試運転時における室内機の運転時間が、
室内機の使用エネルギーの按分率に算入されなくなるの
で、上記試運転に要したエネルギーの料金を、空気調和
装置の使用者に課すことを回避できる。
る。
理装置と一または複数の空気調和装置とを接続する通信
線に配設された各通信アダプタの通信系統毎に実施可能
に構成されることから、例えば、メンテナンスが実施さ
れていない空気調和装置の室内機の運転時間を累積し
て、この室内機の使用エネルギーの按分率を算出できる
ので、空気調和装置の使用者が使用した分のエネルギー
の料金を、過不足なく算出することができる。
る。
理装置に設けられた、室内機の運転時間の累積中断の時
限式解除機能により実施されることから、集中管理装置
に設けられた累積再開スイッチを操作し忘れた場合に
も、室内機の運転時間の累積を中断してから一定時間経
過後には、室内機の運転時間の累積を再開できる。この
ため、空気調和装置の使用者が使用した室内機の使用エ
ネルギーの料金を、可能な限り正確に算出できる。
面に基づき説明する。
一実施の形態を示す系統図である。
第1空気調和装置11及び第2空気調和装置12を第1
通信アダプタ21を介して、第3空気調和装置13等を
第2通信アダプタ22を介して、それぞれ集中管理装置
15により集中的に管理するよう構成されたものであ
る。
置12は、1台の室外機16に例えば2台の室内機17
及び18が冷媒配管(不図示)によって連結されて構成
される、それぞれマルチタイプの空気調和装置である。
第3空気調和装置13は、1台の室外機16に例えば3
台の室内機17、18及び19が冷媒配管(不図示)に
よって接続される、マルチタイプの空気調和装置である
上記集中管理装置15は集中管理通信線20を介して、
第1通信アダプタ21及び第2通信アダプタ22に接続
される。この第1通信アダプタ21は、室内外通信線2
3を介して、第1空気調和装置11の室外機16、室内
機17及び18、並びに第2空気調和装置12の室外機
16、室内機17及び18に接続される。また、第2通
信アダプタ22は、室内外通信線24を介して、第3空
気調和装置13の室外機16、室内機17、18及び1
9等に接続される。
1及び第2空気調和装置12の室外機16、室内機1
7、18間で空調制御用信号を送受信させて、これらの
室外機16、室内機17、18に空調機能を発揮させる
ものである。また、室内外通信線24も同様に、第3空
気調和装置13の室外機16、室内機17、18及び1
9等間で空調制御用信号を送受信させて、これらの室外
機16、室内機17、18及び19に空調機能を発揮さ
せる。
を、集中管理装置15から第1通信アダプタ21を介し
て第1空気調和装置11及び第2空気調和装置12へ、
また、第2通信アダプタ22を介して第3空気調和装置
13へそれぞれ送受信するものである。更に、この集中
管理通信線20は、第1空気調和装置11及び第2空気
調和装置12から第1通信アダプタ21を介して、ま
た、第3空気調和装置13から第2通信アダプタ22を
介して運転状態データ等を集中管理装置15へ送信す
る。
アダプタ22は、集中管理装置15との間で集中管理通
信線20を用いて送受信される信号と、第1空気調和装
置11及び第2空気調和装置12との間で室内外通信線
23を用いて、第3空気調和装置13との間で室内外通
信線24を用いてそれぞれ送受信される信号との通信形
態を変換する機器である。
を用いて、第1通信アダプタ21を介し第1空気調和装
置11及び第2空気調和装置12を集中管理するととも
に、この第1空気調和装置11及び第2空気調和装置1
2の状態を監視し、また、第2通信アダプタ22を介し
第3空気調和装置13を集中管理するとともに、この第
3空気調和装置13の状態を監視する。
和装置12及び第3空気調和装置13の室内機17、1
8、19のそれぞれには、リモートコントローラ26が
接続されている。室内機17、18、19は、このリモ
ートコントローラ26の手動操作によって、運転や停
止、設定温度の変更、冷房や暖房などの運転モードが切
り換えられる。
1空気調和装置11、第2空気調和装置12及び第3空
気調和装置13の集中制御機能及び状態監視機能の他、
第1空気調和装置11、第2空気調和装置12、第3空
気調和装置13の各室内機17、18、19毎のエネル
ギー按分率としての電力按分率、及びこの電力按分率に
基づく各室内機17、18、19のエネルギー使用料金
としての電力使用料金を算出する機能をする。
分率及び電力使用料金の算出機能について説明する。
は、各室内機17、18、19の運転時間の累積値に基
づいて算出され、この運転時間の累積の方式に集中管理
装置カウント方式、通信アダプタカウント方式、室内機
カウント方式がある。
理装置15が全ての室内機17、18、19の運転時間
を個別にカウントすることにより、各室内機17、1
8、19の運転時間の累積値を算出するものである。
信アダプタ21、第2通信アダプタ22のそれぞれが、
自己の第1通信アダプタ21、第2通信アダプタ22に
属する通信系統の室内機、例えば、第1通信アダプタ2
1の場合には第1空気調和装置11の室内機17及び1
8並びに第2空気調和装置12の室内機17及び18、
また、第1通信アダプタ21の場合には第3空気調和装
置13の室内機17、18及び19の運転時間を個別に
カウントすることにより、各室内機17、18、19の
運転時間の累積値を算出する。
17、18、19が、自らの運転時間を個別にカウント
することにより、各室内機17、18、19の運転時間
が累積される。
障時の危険分散のためには、全ての室内機17、18、
19の運転時間の累積を、集中管理装置カウント方式の
ように集中管理装置15の一カ所で算出するのではな
く、通信アダプタカウント方式のように幾つかのセクシ
ョン毎に算出し、または、室内機カウント方式のように
個々の室内機毎に算出するものが安全である。
式のいずれかによりカウントされた各室内機17、1
8、19の運転時間の累積値により、各室内機17、1
8、19の電力按分率を算出する。このとき、集中管理
装置15は、空気調和システム10の設置当初の初期試
運転時、または定期点検や故障修理の際のメンテナンス
試運転時には、これらの試運転時における室内機17、
18、19の運転時間の累積を中断するよう構成され
る。
累積の中断は、集中管理装置15の操作表示盤25に設
置された累積中断スイッチ27A、27Bの操作により
実施される。また、室内機17、18、19の運転時間
の累積の再開は、同じく、集中管理装置15の操作表示
盤25に設置された累積再開スイッチ28A、28Bの
操作により実施される。更に、この運転時間の累積の再
開は、当該運転時間の累積が中断されてから所定時間経
過後にこの中断を解除する、集中管理装置15が有する
累積中断の時限式解除機能により実施される。
の累積の中断及び累積の再開は、第1通信アダプタ2
1、第2通信アダプタ22毎に、つまり、各第1通信ア
ダプタ21、第2通信アダプタ22に属する通信系統毎
に実施される。上記累積中断スイッチ27A、累積再開
スイッチ28Aは、第1通信アダプタ21に属する通信
系統の室内機17、18について運転時間の累積を、そ
れぞれ中断、再開するものであり、また、上記累積中断
スイッチ27B、累積再開スイッチ28Bは、第2通信
アダプタ22に属する通信系統の室内機17、18、1
9について運転時間の累積を、それぞれ中断、再開する
ものである。
用料金を算出するために、エネルギー計量計としての電
力量計29、30が、第1空気調和装置11、第2空気
調和装置12、第3空気調和装置13のエネルギー使用
量としての電力使用量を計量する。つまり、電力量計2
9は第1通信アダプタ21に接続されて、第1空気調和
装置11及び第2空気調和装置12にて使用された電力
使用量を計量する。また、電力量計30は第2通信アダ
プタ22に接続されて、第3空気調和装置13にて使用
された電力使用量を計量する。
9が計量した電力使用量を集中管理装置15へ送信し、
また、第2通信アダプタ22は、電力量計30が計量し
た電力使用量を集中管理装置15へ送信する。集中管理
装置15は、これらの電力使用量と、上述のようにして
算出した電力按分率と、電力使用量の単位当たりの料金
とから、各室内機17、18、19の電力使用料金を算
出する。
29が、第2通信アダプタ22は電力量計30が、それ
ぞれ計量した電力使用量の累積を、上記初期試運転また
はメンテナンス試運転時には中断するよう構成される。
この第1通信アダプタ21による第1空気調和装置11
及び第2空気調和装置12の電力使用量の累積の中断、
また、第2通信アダプタ22による第3空気調和装置1
3の電力使用量の累積の中断は、室内機17、18、1
9の運転時間の累積の中断と同様に、集中管理装置15
に設置された前記累積中断スイッチ27A、27Bのそ
れぞれの操作により実施される。
装置11及び第2空気調和装置12の電力使用量の累積
の再開、また、第2通信アダプタ22による第3空気調
和装置13の電力使用量の累積の再開も、室内機17、
18、19の運転時間の累積再開と同様に、集中管理装
置15に設置された前記累積再開スイッチ28A、28
Bのそれぞれの操作により実施される。更に、この第1
通信アダプタ21、第2通信アダプタ22による第1空
気調和装置11、第2空気調和装置12、第3空気調和
装置13の電力使用量の累積の再開は、室内機17、1
8、19の運転時間の場合と同様に、当該電力使用量の
累積の中断から一定時間経過後に、集中管理装置15が
有する累積中断の時限式解除機能により実施される。
累積再開スイッチ28Aは、電力量計29によって計量
された、第1通信アダプタ21に属する第1空気調和装
置11及び第2空気調和装置12の電力使用量の累積を
それぞれ中断、再開する。また、累積中断スイッチ27
B、累積再開スイッチ28Bは、電力量計30によって
計量された、第2通信アダプタ22に属する第3空気調
和装置13の電力使用量の累積をそれぞれ中断、再開す
る。このように、第1通信アダプタ21、第2通信アダ
プタ22による第1空気調和装置11、第2空気調和装
置12、第3空気調和装置13の電力使用量の累積の中
断及び再開も、室内機17、18、19の運転時間の場
合と同様に、各第1通信アダプタ21、第2通信アダプ
タ22に属する通信系統毎に実施される。
時間の各累積方式について、この運転時間の累積の中断
及び再開と、電力使用量の累積の中断及び再開等を説明
する。
ば、初期試運転時またはメンテナンス試運転時に、集中
管理装置15の累積中断スイッチ27Aが操作される
と、集中管理装置15は、この操作された累積中断スイ
ッチ27Aに対応する第1通信アダプタ21に属する通
信系統の第1空気調和装置11及び第2空気調和装置1
2における室内機17及び18の運転時間の累積を中断
し、更に、累積中断スイッチ27Aに対応する第1通信
アダプタ21は、自己に属する通信系統の、電力量計2
9により計量される第1空気調和装置11及び第2空気
調和装置12の電力使用量の累積を中断する。
の累積再開スイッチ28Aが操作されると、集中管理装
置15は、この操作された累積再開スイッチ28Aに対
応する第1通信アダプタ21に属する通信系統の室内機
17及び18の運転時間の累積を再開し、更に、累積再
開スイッチ28Aに対応する第1通信アダプタ21は、
自己に属する通信系統の、電力量計29により計量され
る第1空気調和装置11及び第2空気調和装置12の電
力使用量の累積を再開する。
ナンス試運転時に、集中管理装置15の累積中断スイッ
チ27Bが操作された時には、集中管理装置15は、こ
の累積中断スイッチ27Bに対応する第2通信アダプタ
22に属する通信系統の第3空気調和装置13の室内機
19における運転時間の累積を中断し、更に、累積中断
スイッチ27Bに対応する第2通信アダプタ22は、自
己に属する通信系統の、電力量計30により計量される
第3空気調和装置13の電力使用量の累積を中断する。
置15の累積再開スイッチ28Bが操作されると、集中
管理装置15は、この操作された累積再開スイッチ28
Bに対応する第2通信アダプタ22に属する通信系統の
室内機19における運転時間の累積を再開し、更に、累
積再開スイッチ28Bに対応する第2通信アダプタ22
は、自己に属する通信系統の、電力量計30により計量
される第3空気調和装置13の電力使用量の累積を再開
する。
集中管理装置15の累積中断スイッチ27Aが操作され
ると、集中管理装置15は、この操作された累積中断ス
イッチ27Aに対応する第1通信アダプタ21へ、室内
機17及び18の運転時間の累積を中断するよう指示す
るコマンドを送信し、この累積の再開を指示するコマン
ドを送信するまで、この第1通信アダプタ21に室内機
17及び18の運転時間の累積を中断させる。と同時
に、累積中断スイッチ27Aに対応する第1通信アダプ
タ21は、自己に属する通信系統の、電力量計29によ
り計量される第1空気調和装置11及び第2空気調和装
置12の電力使用量の累積を中断する。
8Aが操作されると、集中管理装置15は、この操作さ
れた累積再開スイッチ28Aに対応する第1通信アダプ
タ21へ、室内機17及び18の運転時間の累積を再開
するよう指示するコマンドを送信し、この第1通信アダ
プタ21に、室内機17及び18の運転時間の累積を再
開させる。と同時に、累積再開スイッチ28Aに対応す
る第1通信アダプタ21は、電力量計29により計量さ
れる第1空気調和装置11及び第2空気調和装置12の
電力使用量の累積を再開する。
試運転時に、集中管理装置15の累積中断スイッチ27
Bが操作されると、集中管理装置15は、この操作され
た累積中断スイッチ27Bに対応する第2通信アダプタ
22へ、室内機19の運転時間の累積を中断するよう指
示するコマンドを送信し、この累積の再開を指示するコ
マンドを送信するまで、この第2通信アダプタ22に室
内機19の運転時間の累積を中断させる。と同時に、累
積中断スイッチ27Bに対応する第2通信アダプタ22
は、自己に属する通信系統の、電力量計30により計量
される第3空気調和装置13の電力使用量の累積を中断
する。
8Bが操作されると、集中管理装置15は、この操作さ
れた累積再開スイッチ28Bに対応する第1通信アダプ
タ21へ、室内機19の運転時間の累積を再開するよう
指示するコマンドを送信し、この第2通信アダプタ22
に、室内機19の運転時間の累積を再開させる。と同時
に、累積再開スイッチ28Bに対応する第2通信アダプ
タ22は、電力量計30により計量される第3空気調和
装置13の電力使用量の累積を再開する。
集中管理装置15の累積中断スイッチ27Aが操作され
ると、集中管理装置15は、この操作された累積中断ス
イッチ27Aに対応する第1通信アダプタ21に属する
通信系統の第1空気調和装置11及び第2空気調和装置
12における室内機17及び18へ、第1通信アダプタ
21を経て、運転時間の累積を中断するよう指示するコ
マンドを送信し、この累積の再開を指示するコマンドを
送信するまで、この室内機17及び18に運転時間の累
積を中断させる。と同時に、累積中断スイッチ27Aに
対応する第1通信アダプタ21は、自己に属する通信系
統の、電力量計29により計量される第1空気調和装置
11及び第2空気調和装置12の電力使用量の累積を中
断する。
8Aが操作されると、集中管理装置15は、この操作さ
れた累積再開スイッチ28Aに対応する第1通信アダプ
タ21に属する通信系統の室内機17及び18へ、第1
通信アダプタ21を経て、運転時間の累積を再開するよ
う指示するコマンドを送信し、この室内機17及び18
に運転時間の累積を再開させる。と同時に、累積再開ス
イッチ28Aに対応する第1通信アダプタ21は、電力
量計29により計量される第1空気調和装置11及び第
2空気調和装置12の電力使用量の累積を再開する。
試運転時に、集中管理装置15の累積中断スイッチ27
Bが操作されると、集中管理装置15は、この操作され
た累積中断スイッチ27Bに対応する第2通信アダプタ
22に属する通信系統の第3空気調和装置13における
室内機19へ、第2通信アダプタ22を経て、運転時間
の累積を中断するよう指示するコマンドを送信し、この
累積の再開を指示するコマンドを送信するまで、室内機
19に運転時間の累積を中断させる。と同時に、累積中
断スイッチ27Bに対応する第2通信アダプタ22は、
自己の属する通信系統の、電力量計30により計量され
る第3空気調和装置13の電力使用量の累積を中断す
る。
28Bが操作されると、集中管理装置15は、この操作
された累積再開スイッチ28Bに対応する第2通信アダ
プタ22に属する通信系統の室内機19へ、第2通信ア
ダプタ22を経て、運転時間の累積を再開するよう指示
するコマンドを送信し、この室内機19に運転時間の累
積を再開させる。と同時に、累積再開スイッチ28Bに
対応する第2通信アダプタ22は、電力量計30により
計量される第3空気調和装置13の電力使用量の累積を
再開する。
されたことから、上記実施の形態によれば、次の効果
〜を奏する。
積が中断可能に構成されたことから、空気調和システム
10の設置当初の初期試運転時、または定期点検や故障
修理の際のメンテナンス試運転時に、室内機17、1
8、19の運転時間の累積と、電力量計29、30によ
り計量される電力使用量の累積等を中断できる。これに
より、上記試運転時における室内機17、18、19の
運転時間が、室内機17、18、19の使用電力の按分
率に算入されなくなり、且つ、上記試運転時における電
力使用量がカウントされなくなるので、上記試運転に要
した電力使用料金を、第1空気調和装置11、第2空気
調和装置12、第3空気調和装置13の各室内機17、
18、19の使用者に課すことを回避できる。
積の中断が、集中管理装置15と第1空気調和装置1
1、第2空気調和装置12、第3空気調和装置13とを
接続する通信線(集中管理通信線20、室内外通信線2
3、24)に配設された第1通信アダプタ21、第2通
信アダプタ22の通信系統毎に実施されることから、例
えばメンテナンスが実施されていない第1空気調和装置
11、第2空気調和装置12、第3空気調和装置13の
室内機17、18、19の運転時間を累積して、この室
内機17、18、19の使用電力の按分率を算出でき
る。このため、第1空気調和装置11、第2空気調和装
置12,第3空気調和装置13の各室内機17、18、
19の使用者が使用した分の電力使用料金を、過不足な
く算出することができる。
積の再開が、集中管理装置15に設けられた、室内機1
7、18、19の運転時間の累積中断の時限式解除機能
により実施されることから、集中管理装置15に設けら
れた累積再開スイッチ28A、累積再開スイッチ28B
を作業者が操作し忘れた場合にも、室内機17、18、
19の運転時間の累積を中断してから一定時間経過後に
は、第1空気調和装置11、第2空気調和装置12、第
3空気調和装置13の室内機17、18、19の運転時
間の累積を再開できる。このため、第1空気調和装置1
1、第2空気調和装置12,第3空気調和装置13の各
室内機17、18、19の使用者が使用した電力使用料
金を、可能な限り正確に算出できる。
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
イッチ27A、27Bまたは累積再開スイッチ28A、
28Bの操作により室内機17、18、19の運転時間
の累積や、電力量計29、30により計量される電力使
用量の累積が、第1通信アダプタ21、第2通信アダプ
タ22の通信系統毎に中断または再開されるものを述べ
たが、累積中断スイッチ27A、27Bまたは累積再開
スイッチ28A、28Bの操作により、上記運転時間の
累積が全ての室内機17、18及び19について一括し
て中断または再開され、上記電力使用量の累積が全ての
電力量計29及び30について一括して中断または再開
されるよう構成されてもよい。
がタッチパネル付き表示器を備えたものである場合に
は、累積中断スイッチ27A、27B、累積再開スイッ
チ28A、28Bは、この表示器に表示されたスイッチ
であってもよい。
15は、第1空気調和装置11、第2空気調和装置1
2、第3空気調和装置13の各室内機17、18、19
についての電力按分率と電力使用料金とを算出するもの
を述べたが、上記電力按分率のみを求めてもよい。
装置11、第2空気調和装置12及び第3空気調和装置
13に使用されるエネルギーが電力の場合を述べたが、
ガスの場合で、ガス按分率を算出し、ガス計量計にて計
量されたガス使用量から室内機17、18、19毎にガ
ス使用量及びガス使用料金を算出するものでもよい。
ステムによれば、空気調和装置の使用者に、初期試運転
時またはメンテナンス試運転時における空気調和装置の
エネルギー使用料金が課されることを回避できる。
を示す系統図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 室外機及び複数の室内機を備えた空気調
和装置を、集中管理装置が集中管理する空気調和システ
ムにおいて、 上記室内機の使用エネルギーの按分率を算出するために
実施される、上記室内機の運転時間の累積が中断可能に
構成されたことを特徴とする空気調和システム。 - 【請求項2】 上記室内機の運転時間の累積の中断は、
集中管理装置と一または複数の空気調和装置とを接続す
る通信線に配設された各通信アダプタの系統毎に、また
は全ての空気調和装置に対して一括して実施されること
を特徴とする請求項1に記載の空気調和システム。 - 【請求項3】 上記室内機の運転時間の累積の中断は、
集中管理装置に設けられた累積中断スイッチの操作によ
り実施されることを特徴とする請求項1または2に記載
の空気調和システム。 - 【請求項4】 上記室内機の運転時間の累積の再開は、
集中管理装置に設けられた累積再開スイッチの操作によ
り実施されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
かに記載の空気調和システム。 - 【請求項5】 上記室内機の運転時間の累積の再開は、
集中管理装置に設けられた、室内機の運転時間の累積中
断の時限式解除機能により実施されることを特徴とする
請求項1乃至4のいずれかに記載の空気調和システム。 - 【請求項6】 上記室内機の運転時間の累積は、集中管
理装置が全ての室内機の運転時間をカウントすることに
より、または、集中管理装置と一若しくは複数の空気調
和装置とを接続する通信線に配設された各通信アダプタ
が、自己の通信アダプタに属する系統の室内機の運転時
間をカウントすることにより、または、個々の室内機
が、自らの運転時間を個別にカウントすることにより実
施されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに
記載の空気調和システム。 - 【請求項7】 上記空気調和装置のエネルギー使用量を
計量するエネルギー計量計からの計量値の累積が中断可
能に構成されたことを特徴とする請求項1乃至6のいず
れかに記載の空気調和システム。 - 【請求項8】 上記エネルギー計量計からの計量値の累
積の中断は、集中管理装置と一または複数の空気調和装
置とを接続する通信線に配設された各通信アダプタの系
統毎に、または全ての上記エネルギー計量計に対して一
括して実施されることを特徴とする請求項7に記載の空
気調和システム。 - 【請求項9】 上記エネルギー計量計からの計量値の累
積の中断は、集中管理装置に設けられた累積中断スイッ
チの操作により実施されることを特徴とする請求項7ま
たは8に記載の空気調和システム。 - 【請求項10】 上記エネルギー計量計からの計量値の
累積の再開は、集中管理装置に設けられた累積再開スイ
ッチの操作により実施されることを特徴とする請求項7
乃至9のいずれかに記載の空気調和システム。 - 【請求項11】 上記エネルギー計量計からの計量値の
累積の再開は、集中管理装置に設けられた上記計量値の
累積中断の時限式解除機能により実施されることを特徴
とする請求項7乃至10のいずれかに記載の空気調和シ
ステム。 - 【請求項12】 上記エネルギーは電力であり、上記エ
ネルギー計量計は、空気調和装置にて使用した電力を計
量する電力量計であり、上記集中管理装置は、室内機毎
に電力按分率を算出することを特徴とする請求項1乃至
11のいずれかに記載の空気調和システム。
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