JP3857833B2 - 空気調和システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の室内機を有する一または複数の空気調和装置を集中制御装置が集中制御する空気調和システムに係り、特に、上記集中制御装置が各室内機毎のエネルギー按分率を算出する空気調和システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ビル等の空気調和システムにおいては、一または複数の室外機と複数の室内機とを有する一または複数の空気調和装置が、1台の集中制御装置により集中制御されるよう構成されたものが提案されている。
【0003】
上述のような空気調和システムには、テナントビルなどのように、複数のユーザーが混在する環境に設置されることがある。このため、集中制御装置は、室内機毎に使用した電力の電力按分率を算出し、空気調和装置の使用電力量に上記電力按分率を乗じて、室内機毎の使用電力量及びその電力使用料金を算出できるようにしたものがある。
【0004】
上記空気調和装置の使用電力量は、空気調和装置に接続されたメイン電力量メータによって計量される。そして、このメイン電力量メータは、空気調和装置の室外機及び室内機に接続されて、これら室外機及び室内機の使用電力量を計量する場合と、空気調和装置の室外機に接続されて、この室外機の使用電力量のみを計量する場合とがある。
【0005】
室外機及び室内機の使用電力量がメイン電力量メータにて計量される前者の場合には、集中制御装置は、空気調和装置におけるサーモON運転の累積運転時間及びサーモOFF運転の累積運転時間を考慮して、室内機毎の電力按分率を算出し、上記メイン電力量メータにて計量された使用電力量に上記電力按分率を乗じて、室内機毎の使用電力量及びその電力使用料金を算出する。
【0006】
ここで、サーモON運転は、室外機の圧縮機及び室外ファン、並びに室内機の室内ファンを運転させるものであり、また、サーモOFF運転は、室外機から室内機へ冷媒を供給させず、室内機の室内ファンのみを運転させるものである。
【0007】
また、メイン電力量メータが室外機の使用電力量のみを計量する後者の場合は、各室内機側にサブ電力量メータを個別に設置して、各室内機にて使用した使用電力量を上記サブ電力量メータにて直接計量し、室外機が使用(消費)し、且つメイン電力量メータにて計量された電力を、集中制御装置によって各室内機毎に按分させるケースである。このケースは、室内機が個別に使用した電力量をサブ電力量メータにて簡単に計量できるので、増加の傾向にある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
メイン電力メータが室外機及び室内機の電力量を計量しているときには、室内機毎の電力按分率を算出するに際し、サーモOFF運転の累積運転時間を加味することは妥当である。
【0009】
ところが、メイン電力量メータが室外機の使用電力量のみを計量しているときには、室内機毎の電力按分率を算出するに際し、サーモOFF運転の累積運転時間を加味すべきではない。サーモOFF運転時には、室外機から室内機へ冷媒が流れないので、当該室内機が、室外機の使用(消費)電力分を負担すべきではないからである。
【0010】
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、室内機毎のエネルギー按分率を、エネルギー計量計の空気調和装置への接続形態に応じて最適に算出できる空気調和システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、室外機及び複数の室内機を備えた空気調和装置を、集中制御装置にて集中制御する空気調和システムにおいて、上記空気調和装置には、当該空気調和装置にて使用したエネルギーを計量するエネルギー計量計が接続され、上記集中制御装置は、上記室内機毎のエネルギー按分率を算出する異なった種類の計算方式が格納された記憶装置を備え、上記エネルギー計量計の接続形態に応じた上記計算方式に基づき、上記室内機毎のエネルギー按分率を算出するよう構成され、上記エネルギー計量計の接続形態に応じたエネルギー按分率の計算方式は、エネルギー計量計が室外機及び室内機に接続されて、これら室外機及び室内機の使用エネルギー量をともに計量しているときには、空気調和装置におけるサーモON運転の累積運転時間及びサーモOFF運転の累積運転時間をともに考慮したものであり、また、上記エネルギー計量計が室外機に接続されて、この室外機の使用エネルギー量のみを計量しているときには、上記空気調和装置におけるサーモON運転の累積運転時間を考慮したものであること、を特徴とするものである。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記集中制御装置には、記憶装置に格納された異なる種類のエネルギー按分率の計算方式を選択するための選択スイッチが設けられたことを特徴とするものである。
【0014】
請求項に記載の発明は、請求項1または2のいずれかに記載の発明において、上記エネルギーは電力であり、上記エネルギー計量計は、空気調和装置にて使用した電力を計量する電力量メータであり、上記集中制御装置は、室内機毎に電力按分率を算出することを特徴とするものである。
【0015】
請求項1またはに記載の発明には、次の作用がある。
【0016】
集中制御装置が、記憶装置に格納されたエネルギー(電力)按分率の計算方式のうち、エネルギー計量計(電力量メータ)の接続形態に応じた計算方式に基づき、室内機毎のエネルギー按分率を算出することから、この室内機のエネルギー按分率を、エネルギー計量計の接続形態に対応した最適なエネルギー按分率とすることができる。この結果、このエネルギー按分率に基づき、各室内機の使用エネルギー量及びその電力使用料金を適切に算出できる。
また、空気調和装置のサーモON運転は、室外機の圧縮機及び室外ファン並びに室内機の室内ファンを運転させ、また、空気調和装置のサーモOFF運転は、室外機の圧縮機及び室外ファンを停止させ、室内機の室内ファンのみを運転させる。従って、エネルギー計量計(電力量メータ)が、室外機及び室内機の使用エネルギー(電力)量をともに計量しているときには、空気調和装置におけるサーモON運転の累積運転時間及びサーモOFF運転の累積運転時間をともに考慮して、室内機毎のエネルギー按分率を算出する。また、エネルギー計量計が、室外機の使用エネルギー量のみを計量しているときには、空気調和装置におけるサーモOFF運転の累積運転時間を考慮することなく、サーモON運転の累積運転時間のみを考慮して、室内機毎のエネルギー按分率を算出する。これらにより、エネルギー計量計の空気調和装置への接続形態に応じて最適なエネルギー按分率を求めることができる。
【0017】
請求項2またはに記載の発明には、次の作用がある。
【0018】
集中制御装置の操作者が選択スイッチを操作することによって、集中制御装置は、エネルギー計量計(電力量メータ)の接続形態に応じた最適な、室内機毎のエネルギー(電力)按分率を算出することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0022】
図1は、本発明に係る空気調和システムの一実施の形態を示す系統図である。
【0023】
この図1に示す空気調和システム10は、複数、例えば2基の第1空気調和装置11と第2空気調和装置12とを、それぞれ第1通信アダプタ21、第2通信アダプタ22を介して集中制御装置15により集中的に制御するように構成されたものである。
【0024】
第一空気調和装置11及び第二空気調和装置12は、1台の室外機16に、例えば3台の室内機17、18及び19が冷媒配管によって接続されてそれぞれ構成される、いわゆるマルチタイプの空気調和装置である。
【0025】
上記集中制御装置15は、2線方式のメイン通信線20を介して、第一通信アダプタ21及び第二通信アダプタ22に接続される。この第一通信アダプタ21は、同じく2線方式のサブ通信線23を介して、第一空気調和装置11の室外機16並びに室内機17、18及び19に接続される。また、第二通信アダプタ22は、同じく2線方式のサブ通信線24を介して、第二空気調和装置12の室外機16並びに室内機17、18及び19に接続される。
【0026】
上記サブ通信線23は、第一空気調和装置11の室外機16と室内機17、18及び19との間で空調制御用信号を送受信させて、これらの室外機16と室内機17、18及び19に空調機能を発揮させるものである。また、サブ通信線24も同様に、第二空気調和装置12の室外機16と室内機17、18及び19との間で空調制御用信号を送受信させて、これらの室外機16と室内機17、18及び19に空調機能を発揮させるものである。
【0027】
上記メイン通信線20は、集中制御用信号を、集中制御装置15から第一通信アダプタ21を介して第一空気調和装置11へ、また、第二通信アダプタ22を介して第二空気調和装置12へそれぞれ送受信するものである。更に、このメイン通信線20は、第一空気調和装置11から第一通信アダプタ21を介して、また、第二空気調和装置12から第二通信アダプタ22を介して運転状態データを集中制御装置15へ送信するものである。
【0028】
ここで、第一通信アダプタ21及び第二通信アダプタ22は、集中制御装置15との間でメイン通信線20を用いて送受信される信号と、第一空気調和装置11、第二空気調和装置12との間でサブ通信線23、24をそれぞれ用いて送受信される信号との通信形態を変換する機器である。
【0029】
上記集中制御装置15は、この集中制御装置15を構成する操作表示装置25を用いて、第一通信アダプタ21を介し第一空気調和装置11を集中制御すると共に、この第一空気調和装置11の状態を監視し、また、第二通信アダプタ22を介し第二空気調和装置12を集中制御するとともに、この第二空気調和装置12の状態を監視する。
【0030】
また、第一空気調和装置11及び第二空気調和装置12の室内機17、18、19のそれぞれにはリモートコントローラ26が接続されている。室内機17、18及び19は、このリモートコントローラ26の手動操作によって、運転や停止、設定温度の変更、冷房や暖房などの運転モードの切換などがなされる。
【0031】
ところで、上記第一空気調和装置11及び第二空気調和装置12のそれぞれは、図2に示すように、ガス管35A及び液管35Bから成る主冷媒配管35に、室外機16の室外冷媒配管13と、例えば3台の室内機17、18、19の各室内冷媒配管14とが接続されて構成される。
【0032】
上記室外機16は、室外冷媒配管13に圧縮機27が配設され、この圧縮機27の吸込側にアキュムレータ28が配設され、吐出側に四方弁29、室外熱交換器30が順次配設されて構成される。室外冷媒配管13のアキュムレータ28側端部が、四方弁29を介して主冷媒配管35のガス管35Aに接続され、室外冷媒配管13の室外熱交換器30側端部が液管35Bに接続される。この室外熱交換器30近傍に室外ファン33が配置される。
【0033】
上記室内機17、18、19のそれぞれは、室内冷媒配管14に室内熱交換器31、膨張弁32が順次配設されて構成される。室内冷媒配管14の室内熱交換器31側端部が主冷媒配管35のガス管35Aに接続され、膨張弁32側端部が液管35Bに接続される。また、室内熱交換器31近傍に室内ファン34が配置される。上記膨張弁32は、その弁開度が空調負荷に応じて調整される。
【0034】
上記室外機16の四方弁29の切換により、第一空気調和装置11、第二空気調和装置12が冷房運転と暖房運転に設定される。
【0035】
四方弁29が冷房側に切り換えられたときには、図2の実線矢印に示す如く、圧縮機27から吐出された冷媒は、四方弁29を経て室外熱交換器30に至り、この室外熱交換器30で凝縮された後液管35B内を流れ、室内機17、18、19のそれぞれの室内冷媒配管14に分流され、各室内機17、18、19の膨張弁32を経て減圧された後、室内熱交換器31にて蒸発されて室内を冷房する。各室内機17、18、19の室内熱交換器31からの冷媒はガス管35Aで合流し、アキュムレータ28を経て圧縮機27に戻される。
【0036】
また、四方弁29が暖房側に切り換えられたときには、図2の破線矢印に示す如く、圧縮機27から吐出された冷媒は、四方弁29を経てガス管35A内を流れ、室内機17、18、19のそれぞれの室内冷媒配管14に分流され、各室内機17、18、19の室内熱交換器31にて凝縮されて室内を暖房する。室内熱交換器31にて凝縮された冷媒は膨張弁32にて減圧され、液管35Bにて合流され、室外機16の室外熱交換器30にて蒸発された後、四方弁29及びアキュムレータ28を経て圧縮機27に戻される。
【0037】
上記第一空気調和装置11及び第二空気調和装置12は、冷房運転又は暖房運転時において、室温がサーモOFF温度に至るまでサーモON運転を継続して実施して室内を冷房又は暖房し、室温がサーモOFF温度に至ったときにサーモOFF運転を実施し、室温がサーモON温度に至るまで上記サーモOFF運転を継続し、その後、室温がサーモON温度に至ったときにサーモON運転を再び実施し、以下、これらのサーモON運転及びサーモOFF運転を繰り返す。
【0038】
ここで、サーモON運転は、室外機16の圧縮機27及び室外ファン33、並びに室内機17、18、19の室内ファン34を運転させて、室外機16と室内機17、18、19との間で冷媒を循環させる運転であり、室外機16及び室内機17、18、19においてエネルギーとしての電力が使用(消費)される。また、サーモOFF運転は、室外機16から室内機17、18、19へ冷媒が供給されず、室内機17、18、19の室内ファン34のみを運転させるものであり、室外機16において電力が使用されず、室内機17、18、19においてのみ電力が使用される。
【0039】
さて、図1に示すように、上記集中制御装置15は、CPU36、第一記憶装置37、第二記憶装置38及び前記操作表示装置25を有して構成され、前述の第一空気調和装置11及び第二空気調和装置12の集中制御機能及び状態監視機能の他、第一空気調和装置11又は第二空気調和装置12における室内機17、18、19毎の、エネルギー按分率としての電力按分率を算出する機能を有する。
【0040】
以下、この集中制御装置15による室内機17、18、19毎の電力按分率の算出機能を説明する。
【0041】
その前提として、各第一空気調和装置11、第二空気調和装置12には、これらの第一空気調和装置11、第二空気調和装置12にて使用したエネルギーとしての電力を計量する、エネルギー計量計としてのメイン電力量メータ39が接続されている。この接続形態には2種類あり、メイン電力量メータ39が各第一空気調和装置11、第二空気調和装置12の室外機16並びに室内機17、18及び19に接続されている場合と、各第一空気調和装置11、第二空気調和装置12の室外機16のみに接続されている場合とがある。
【0042】
メイン電力量メータ39が各第一空気調和装置11、第二空気調和装置12の室外機16並びに室内機17、18及び19に接続される第一接続形態の場合には、このメイン電力量メータ39は、各第一空気調和装置11、第二空気調和装置12における室外機16並びに室内機17、18及び19にて使用された使用電力量を計量する。また、メイン電力量メータ39が各第一空気調和装置11、第二空気調和装置12の室外機16のみに接続される第二接続形態の場合には、このメイン電力量メータ39は、各第一空気調和装置11、第二空気調和装置12における室外機16のみにて使用された電力使用量を計量する。
【0043】
一方、上記第一記憶装置37には、各第一空気調和装置11、第二空気調和装置12について室内機17、18、19毎の電力按分率、及びこれらの室内機17、18、19のそれぞれにて使用された使用電力量を算出する異なった種類の計算方式(第一計算方式、第二計算方式)が格納されている。
【0044】
ここで、第一空気調和装置11、第二空気調和装置12の運転状態データのうち、上記第一及び第二計算方式において用いられる、各第一空気調和装置11、第二空気調和装置12における室内機17、18、19のサーモON運転の累積運転時間をそれぞれN1、N2、N3とし、室内機17、18、19のサーモOFF運転の累積運転時間をそれぞれF1、F2、F3とし、室内機17、18、19の標準空調能力(機種)をそれぞれP1、P2、P3とする。また、メイン電力量メータ39にて計量された、各第一空気調和装置11、第二空気調和装置12における室外機16側の使用(消費)電力量をWOとし、室内機17、18及び19側の使用(消費)電力量をWIとする。
【0045】
上記第一計算方式における室内機17、18、19のそれぞれの電力按分率R11、R12、R13は、第一空気調和装置11、第二空気調和装置12におけるサーモON運転の累積運転時間及びサーモOFF運転の累積運転時間を考慮した、次式(1)、(2)、(3)にて算出される。
【0046】
【数1】
Figure 0003857833
【0047】
【数2】
Figure 0003857833
【0048】
【数3】
Figure 0003857833
また、この第一計算式における室内機17、18、19のそれぞれの使用電力量X11、X12、X13は、次式(4)、(5)、(6)にて算出される。
【0049】
【数4】
Figure 0003857833
【0050】
【数5】
Figure 0003857833
【0051】
【数6】
Figure 0003857833
上記第二計算方式における室内機17、18、19のそれぞれの電力按分率R21、R22、R23は、第一空気調和装置11、第二空気調和装置12のサーモOFF運転の累積運転時間を考慮せず、サーモON運転の累積運転時間のみを考慮した、次式(7)、(8)、(9)にて算出される。
【0052】
【数7】
Figure 0003857833
【0053】
【数8】
Figure 0003857833
【0054】
【数9】
Figure 0003857833
また、第二計算方式における室内機17、18、19のそれぞれの使用電力量X21、X22、X23は、次式(10)、(11)、(12)にて算出される。
【0055】
【数10】
Figure 0003857833
【0056】
【数11】
Figure 0003857833
【0057】
【数12】
Figure 0003857833
他方、第二記憶装置38には、上述の室内機17、18、19のサーモON運転の累積運転時間N1、N2、N3と、サーモOFF運転の累積運転時間F1、F2、F3と、標準空調能力P1、P2、P3と、第一空気調和装置11、第二空気調和装置12の室外機16側の使用電力量WOと、室内機17、18及び19側の使用電力量WIとが逐次格納される。
【0058】
また、操作表示装置25における図3に示す操作画面40には、第一操作スイッチ41、第二操作スイッチ42が設けられている。第一操作スイッチ41が、第一記憶装置37に格納された電力按分率などの第一計算方式を選択するスイッチであり、第二操作スイッチ42が第一記憶装置37に格納された電力按分率などの第二計算方式を選択するスイッチである。
【0059】
集中制御装置15の操作者が、メイン電力量メータ39の接続形態に基づき、第一操作スイッチ41または第二操作スイッチ42のいずれかをタッチ操作することによって、集中制御装置15のCPU36は、タッチ操作された第一操作スイッチ41または第二操作スイッチ42に対応する計算方式を第一記憶装置37から取り出し、この計算方式に基づき、各第一空気調和装置11、第二空気調和装置12における室内機17、18、19毎の電力按分率と、室内機17、18、19毎の使用電力量と、各室内機17、18、19の電力使用料金とを算出し積算する。
【0060】
つまり、メイン電力量メータ39が各第一空気調和装置11、第二空気調和装置12の室外機16並びに室内機17、18及び19に接続される第一接続形態の場合には、このメイン電力量メータ39が室外機16並びに室内機17、18及び19にて使用された電力量を計量していることから、操作者によって第一操作スイッチ41がタッチ操作されて、集中制御装置15のCPU36は、室内機17、18、19毎の電力按分率及び使用電力量を算出する第一計算方式に基づき、まず式(1)、(2)、(3)を用いて室内機17、18、19毎の電力按分率R11、R12、R13を算出し、次に、式(4)、(5)、(6)を用いて室内機17、18、19毎の使用電力量X11、X2、X13を算出し、これらの使用電力量X11、X12、X13から室内機17、18、19毎の電力使用料金を算出する。
【0061】
また、メイン電力量メータ39が各第一空気調和装置11、第二空気調和装置12の室外機16のみに接続される第二接続形態の場合には、このメイン電力量メータ39が室外機16にて使用された電力量のみを計量していることから、操作者によって第二操作スイッチ42がタッチ操作されて、集中制御装置15のCPU36は、室内機17、18、19毎の電力按分率及び使用電力量を算出する第二計算方式に基づき、まず、式(7)、(8)、(9)を用いて室内機17、18、19毎の電力按分率R21、R22、R23を算出し、次に、式(10)、(11)、(12)を用いて室内機17、18、19毎の使用電力量X21、X22、X23を算出し、これらの使用電力量X21、X22、X23から室内機17、18、19毎の電力使用料金を算出する。
【0062】
この第二接続形態の場合には、室内機17、18、19毎にサブ電力量メータ(不図示)が個別に設置され、これらのサブ電力量メータによって各室内機17、18、19のみが使用した使用電力量が直接計量される。サブ電力量メータの計量値が集中制御装置15に入力され、第二記憶装置38に格納される場合には、集中制御装置15のCPU36は、室外機16が使用した使用電力量を、上述のようにして各室内機17、18、19毎に按分した後(使用電力量X21、X22、X23)、これらの使用電力量X21、X22、X23に各室内機17、18、19毎のサブ電力量メータによる計量値を加算して、室内機17、18、19毎の合計使用電力量を算出し、これらの合計使用電力量から室内機17、18、19毎の電力使用料金を算出する。
【0063】
集中制御装置15のCPU36は、上述のようにして算出した各第一空気調和装置11、第二空気調和装置12の室内機17、18、19毎の電力按分率、使用電力用及び電力使用料金を、操作表示装置25の表示画面(不図示)に表示する。
【0064】
従って、上記実施の形態によれば、次の効果▲1▼及び▲2▼を奏する。
【0065】
▲1▼集中制御装置15のCPU36が、第一記憶装置37にて格納された電力按分率の第一及び第二計算方式のうち、メイン電力量メータ39の接続形態に応じた計算方式に基づき、室内機17、18、19毎の電力按分率を算出する。つまり、メイン電力量メータ39が、室外機16並びに室内機17、18及び19の使用電力量を計量しているときには(第一接続形態)、第一空気調和装置11、第二空気調和装置12におけるサーモON運転の累積運転時間及びサーモOFF運転の累積運転時間を共に考慮した第一計算方式に基づき、室内機17、18、19毎の電力按分率を算出する。また、メイン電力量メータ39が室外機16の使用電力量のみを計量しているときには(第二接続形態)、第一空気調和装置11、第二空気調和装置12におけるサーモOFF運転の累積運転時間を考慮することなく、サーモON運転の累積運転時間のみを考慮した第二計算方式に基づき、室内機17、18、19毎の電力按分率を算出する。これらにより、室内機17、18、19の電力按分率を、メイン電力量メータ39の接続形態に対応した最適な電力按分率とすることができる。この結果、この電力按分率に基づき、各室内機17、18、19の使用電力量及びその電力使用料金を適切に算出できる。
【0066】
▲2▼集中制御装置15の操作者が、操作表示装置25における操作画面40の第一操作スイッチ41又は第二操作スイッチ42を操作することによって、集中制御装置15のCPU36は、メイン電力量メータ39の接続形態に応じた最適な、室内機17、18、19毎の電力按分率を算出することができる。
【0067】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0068】
例えば、室内機17、18、19の電力按分率を第一空気調和装置11、第二空気調和装置12の運転状態データのうち、室内機17、18、19におけるサーモON運転の累積運転時間N1、N2、N3と、サーモOFF運転の累積運転時間F1、F2、F3と、標準空調能力P1、P2、P3とを用いて算出する場合を述べたが、他の運転状態データを用いて算出しても良い。
【0069】
また、上記実施の形態では、第一記憶装置37に記憶された電力按分率の計算方式の選択スイッチが、操作表示装置25に表示される操作画面40の第一操作スイッチ41、第二操作スイッチ42である場合を述べたが、集中制御装置15の制御板に設置されたディップスイッチであっても良い。
【0070】
更に、上記実施の形態では、第一空気調和装置11、第二空気調和装置12に使用されるエネルギーが電力の場合を述べたが、ガスの場合で、ガス按分率を算出し、ガス計量メータにて計量されたガス使用量から室内機17、18、19毎にガス使用量を算出するものでも良い。
【0071】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る空気調和システムによれば、室外機及び複数の室内機を備えた空気調和装置には、当該空気調和装置にて使用したエネルギーを計量するエネルギー計量計が接続され、空気調和装置を集中制御する集中制御装置は、室内機毎のエネルギー按分率を算出する異なった種類の計算方式が格納された記憶装置を備え、エネルギー計量計の接続形態に応じた上記計算方式に基づき、室内機毎のエネルギー按分率を算出するよう構成されたことから、室内機毎のエネルギー按分率を、エネルギー計量計の空気調和装置への接続形態に応じて最適に算出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和システムの一実施の形態を示す系統図である。
【図2】図1の空気調和装置における冷媒回路を示す回路図である。
【図3】図1の操作表示装置における一画面を示す図である。
【符号の説明】
10 空気調和システム
11 第一空気調和装置
12 第二空気調和装置
15 集中制御装置
16 室外機
17、18、19 室内機
20 メイン通信線
23、24 サブ通信線
25 操作表示装置
36 CPU
37 第一記憶装置
39 メイン電力量メータ
40 操作画面
41 第一操作スイッチ
42 第二操作スイッチ

Claims (3)

  1. 室外機及び複数の室内機を備えた空気調和装置を、集中制御装置にて集中制御する空気調和システムにおいて、
    上記空気調和装置には、当該空気調和装置にて使用したエネルギーを計量するエネルギー計量計が接続され、
    上記集中制御装置は、上記室内機毎のエネルギー按分率を算出する異なった種類の計算方式が格納された記憶装置を備え、上記エネルギー計量計の接続形態に応じた上記計算方式に基づき、上記室内機毎のエネルギー按分率を算出するよう構成され
    上記エネルギー計量計の接続形態に応じたエネルギー按分率の計算方式は、エネルギー計量計が室外機及び室内機に接続されて、これら室外機及び室内機の使用エネルギー量をともに計量しているときには、空気調和装置におけるサーモON運転の累積運転時間及びサーモOFF運転の累積運転時間をともに考慮したものであり、また、上記エネルギー計量計が室外機に接続されて、この室外機の使用エネルギー量のみを計量しているときには、上記空気調和装置におけるサーモON運転の累積運転時間を考慮したものであること、
    を特徴とする空気調和システム。
  2. 上記集中制御装置には、記憶装置に格納された異なる種類のエネルギー按分率の計算方式を選択するための選択スイッチが設けられたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和システム。
  3. 上記エネルギーは電力であり、上記エネルギー計量計は、空気調和装置にて使用した電力を計量する電力量メータであり、上記集中制御装置は、室内機毎に電力按分率を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和システム。
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