JP2002371987A - 排水ポンプ装置 - Google Patents

排水ポンプ装置

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JP2002371987A
JP2002371987A JP2001178563A JP2001178563A JP2002371987A JP 2002371987 A JP2002371987 A JP 2002371987A JP 2001178563 A JP2001178563 A JP 2001178563A JP 2001178563 A JP2001178563 A JP 2001178563A JP 2002371987 A JP2002371987 A JP 2002371987A
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JP
Japan
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pump
drainage
bell mouth
pump device
water tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001178563A
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English (en)
Inventor
Takuji Tsugawa
卓司 津川
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプ付近の流れを一様かつスムーズにして
渦の発生及び集積に起因する損失水頭を減少するととも
に、空気巻込みも減少して高流速化した場合でもポンプ
効率、排水効率の向上を図ることができる排水ポンプ装
置を提供する。 【解決手段】 上方に向けて開放するオープン水槽1内
に、その流水方向に対して主軸3が直交する状態で排水
ポンプ2を挿入設置してなる排水ポンプ装置において、
オープン水槽1内に位置する吸込用ベルマウス7、ポン
プケーシング6及び揚水管部8の外周部を、ポンプ主軸
3の軸芯方向に沿って滑らかな形状の接水面12を持つ
円筒状カバー11で包囲させ、このカバー11の下端部
分11Aはカバー内側に向け丸味を有する状態に屈曲さ
せてその遊端開口を吸込用ベルマウス7の先端開口部に
接続させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は排水ポンプ装置に関
し、詳しくは、上方に向けて開放するオープン水槽内
に、立軸ポンプ等の排水ポンプをその主軸が流水方向に
対して直交する状態に挿入設置してなる排水ポンプ装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来一般の排水ポンプ装置は、
図3に示すように、上方に向けて開放するオープン水槽
1内の流水方向xの一側寄り位置に立軸ポンプ等の排水
ポンプ2をその主軸3の軸芯yが流水方向xに対して直
交する状態に挿入設置して構成されている。この排水ポ
ンプ2は、羽根車4及びベーンガイド5を内装するポン
プケーシング6の下端部に下向きに開口する吸込用ベル
マウス7がフランジ部9を介して接合されているととも
に、ポンプケーシング6の上端部に揚水管8の下端部が
フランジ部10を介して接合されている。
【0003】上記構成の排水ポンプ装置においては、主
にオープン水槽1内底部の深層域で速い流れが存在する
だけでなく、自由表面に近い浅層域においても多くの流
れが存在している。この水槽1の浅層域の流れは、矢印
xで示すように、ポンプケーシング6及び揚水管8の外
周面に沿い一度、外側に屈曲され遠回りした後、略垂直
下方に向かう流れに変向されて吸込用ベルマウス7の先
端縁を廻り込んでベルマウス7の内面近くに流入し、羽
根車4の回転によりポンプケーシング6内に吸込まれた
後、揚水管8内に吐出され排水される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成を持
つ従来の排水ポンプ装置では、ポンプケーシング6と吸
込用ベルマウス7の接合フランジ部9やポンプケーシン
グ6と揚水管8の接合フランジ部10等が外方へ突出す
るために水槽1内の接水箇所には多くの凹凸部が存在
し、フランジ部9,10端縁等の凸部エッジでの流れの
屈曲等により多数の小さな渦が発生し、それら小さな渦
が集積して水槽1内に損失水頭の原因となる大きな水中
渦流を生じやすい。また、吸込用ベルマウス7付近の流
れは一様なものでなく、図4に示すように、ベルマウス
7の内面に直接流入する流れx1もあれば、ベルマウス
7の外面7aに沿い様々に遠回りして流れた後、その先
端エッジ7eを廻り込むように屈曲して内面に流入する
流れx2もあって、流れ経路に多用な変化がみられるだ
けでなく、各流れ間に速度分布も有している。そのため
に、各流れの界面やベルマウス7の先端エッジ7e箇所
に渦を発生し、その渦がベルマウス7内面に流入されて
空気を巻込むことになり、その結果、損失水頭の増大と
相俟ってポンプ効率、排水効率が低下するといった問題
があった。特に、オープン水槽1の小型化に伴い流水速
度が高速化されたポンプ装置では、屈曲流れによる損失
水頭が一層増大してポンプ効率、排水効率の低下が顕著
になる。
【0005】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、ポンプ付近の流れを一様かつスムーズなもの
にして渦の発生及び集積に起因する損失水頭を減少する
とともに、空気の巻込みも減少して高流速化した場合で
もポンプ効率、排水効率の向上を図ることができる排水
ポンプ装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る排水ポンプ装置は、上方に向けて開放
するオープン水槽内に、その流水方向に対して主軸が直
交する状態で排水ポンプを挿入設置してなる排水ポンプ
装置において、オープン水槽内に位置する吸込用ベルマ
ウス、ポンプケーシング及び揚水管部の外周部を、ポン
プ主軸の軸芯方向に沿って滑らかな形状の接水面を持つ
円筒状カバーで包囲させていることを特徴とするもので
ある。
【0007】上記のような構成を有する本発明によれ
ば、オープン水槽内に位置する吸込用ベルマウス、ポン
プケーシング及び揚水管部の外周部を円筒状カバーで包
囲させて、それら各構成部材外周面の集合からなる接水
面が凹凸のないポンプ主軸の軸芯方向に沿って滑らかな
形状に形成されているので、全体の流れがスムーズで凸
部エッジでの流れの屈曲に伴う小さな渦の発生及び小さ
な渦の集積による水中渦流の発生も防止することが可能
である。これによって、損失水頭が最小限に減少され、
オープン水槽を小型化し流水速度を高速化したポンプ装
置においても、ポンプ効率の低下を抑制して高い排水効
率を確保することが可能となる。
【0008】特に、請求項2に記載のように、上記円筒
状カバーの下端部分をカバー内側に向けて丸味を有する
状態に屈曲し、その屈曲部分により形成されるカバー遊
端開口を吸込用ベルマウスの先端開口部に接続する構成
とすることにより、ベルマウス内面への流入に際しても
その全周においてほぼ均等な速度分布の流れに変えるこ
とが可能であり、空気の巻込みも減少して排水効率の一
層の向上を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係る排水ポンプ装
置の要部の縦断側面図であり、この図1において、図3
に示す従来の排水ポンプ装置と同一の構成要素には同一
の符号を付して、それらの詳しい説明を省略し、従来と
相違する構成についてのみ以下詳述する。
【0010】すなわち、オープン水槽1内に位置する吸
込用ベルマウス7、ポンプケーシング6、揚水管8及び
接合フランジ部9,10の外周部を円筒状カバー11で
包囲させている。この円筒状カバー11の外周面からな
る接水面12は、図2に明示するように、凹凸部が全く
なくポンプ主軸3の軸芯y方向に沿って滑らかな形状に
形成されている。
【0011】また、円筒状カバー11の下端部分11A
はカバー11の内側に向けて丸味を有する状態に屈曲さ
れており、その屈曲部分11Aの遊端を吸込用ベルマウ
ス7の先端部にインロー連結することにより、カバー1
1の遊端開口と吸込用ベルマウス7の先端開口部とを滑
らかな曲面で接続させている。なお、円筒状カバー11
の遊端開口と吸込用ベルマウス7の先端開口部との接続
構成としては、図2の仮想線に示すように、円筒状カバ
ー11の下端屈曲部分11Aを吸込用ベルマウス7の先
端内面の一部に密着重合させるようにしてもよい。
【0012】上記のように、吸込用ベルマウス7、ポン
プケーシング6、揚水管8及び接合フランジ部9,10
の外周部がポンプ主軸3の軸芯y方向に沿って滑らかな
形状の接水面12を有する円筒状カバー11で包囲され
てなる排水ポンプ装置によれば、排水ポンプ2の運転に
伴い水槽1内の水はカバー11外周の滑らかな接水面1
2に沿って全体的にスムーズに流れて吸込用ベルマウス
7の内面に流入されることになり、凸部エッジでの流れ
の屈曲に伴う小さな渦の発生及びそれら小さな渦の集積
による大きな水中渦流の発生を防止して損失水頭を減少
することが可能である。また、ベルマウス7付近の流れ
も、円筒状カバー11の丸味を有する下端屈曲部分11
Aに案内されて急激に屈曲されることなく、下端屈曲部
分11Aの全周でほぼ均等な速度分布の流れに変えられ
て内面に流入することになり、空気の巻込みを防止ある
いは著しく減少することが可能である。これら作用の相
乗によって、ポンプ効率の低下を減少し、特に、オープ
ン水槽1を小型化し流水速度を高速化したポンプ装置に
おいても、ポンプ効率の低下を最大限に抑制して高い排
水効率を確保することができる。
【0013】なお、上記実施の形態では、立軸ポンプ等
の排水ポンプ2を小型化されたオープン水槽1内の流水
方向xの一側寄り位置にポンプ主軸3の軸芯yが流水方
向xに対して直交する状態に挿入設置した構成の排水ポ
ンプ装置に適用し、これによって、ポンプ効率の低下を
有効に抑制することを可能にしたものについて説明した
が、排水ポンプ2をオープン水槽1内の中央位置に挿入
設置した構成の排水ポンプ装置に適用しても、上記と同
様に、損失水頭の増大原因となる渦の発生防止及び空気
巻込渦の発生防止作用の相乗によってポンプ効率の向上
を図ることができるのはもちろんである。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、吸込用
ベルマウス、ポンプケーシング、揚水管部及びそれらの
接合フランジ部を円筒状カバーで包囲させて、接水面の
全域を凹凸のないポンプ主軸の軸芯方向に沿って滑らか
な形状に形成しているので、全体の流れをスムーズにし
て凸部エッジでの流れの屈曲に伴う小さな渦の発生及び
小さな渦の集積による水中渦流の発生を防止することが
できる。これによって、損失水頭を最小限に減少するこ
とができ、特に、オープン水槽を小型化し流水速度を高
速化したポンプ装置においても、ポンプ効率の低下を抑
制して高い排水効率を確保することができるという効果
を奏する。
【0015】特に、請求項2に記載のような構成を採用
することにより、ベルマウス内面への流入に際してもそ
の全周においてほぼ均等な速度分布の流れに変えて空気
の巻込みも減少することができ、ポンプ効率、排水効率
の一層の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排水ポンプ装置の要部の縦断側面
図である。
【図2】図1の要部の拡大縦断面図である。
【図3】従来の排水ポンプ装置の要部の縦断側面図であ
る。
【図4】従来の排水ポンプ装置における吸込用ベルマウ
ス付近の流れ状況を説明する概略斜視図である。
【符号の説明】
1 オープン水槽 2 排水ポンプ 3 ポンプ主軸 4 羽根車 5 ポンプ吸込口 6 ポンプケーシング 7 吸込用ベルマウス 8 揚水管 9,10 接合フランジ部 11 円筒状カバー 11A 下端屈曲部分 12 接水面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に向けて開放するオープン水槽内
    に、その流水方向に対して主軸が直交する状態で排水ポ
    ンプを挿入設置してなる排水ポンプ装置において、 オープン水槽内に位置する吸込用ベルマウス、ポンプケ
    ーシング及び揚水管部の外周部を、ポンプ主軸の軸芯方
    向に沿って滑らかな形状の接水面を持つ円筒状カバーで
    包囲させていることを特徴とする排水ポンプ装置。
  2. 【請求項2】 上記円筒状カバーは、その下端部分がカ
    バー内側に向けて丸味を有する状態に屈曲されており、
    その屈曲部分により形成されるカバー遊端開口が吸込用
    ベルマウスの先端開口部に接続されている請求項1に記
    載の排水ポンプ装置。
JP2001178563A 2001-06-13 2001-06-13 排水ポンプ装置 Pending JP2002371987A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102322449A (zh) * 2011-09-06 2012-01-18 扬州大学 新型水泵进水防涡锥
CN103343568A (zh) * 2013-07-16 2013-10-09 国家电网公司 一种变电站防汛装置
CN104775510A (zh) * 2015-04-10 2015-07-15 沈阳耐蚀合金泵股份有限公司 侧吸式移动泵站系统

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