JP5207928B2 - 渦巻ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は渦巻ポンプに関し、特にケーシング構造に係るものである。
従来、渦巻ポンプの一種である両吸込渦巻ポンプは、図9に示すように、ケーシング1と、主軸2に設けた羽根車3を備えている。ケーシング1は吸込流路11と羽根車3の回転軸心廻りに形成する吐出流路12を有し、吸込流路11が流体を吸込むポンプ吸込口11aとポンプ吸込口11aに続くノズル部11bとノズル部11bに続くボリュート形(渦巻形)流路部11cからなり、ボリュート形(渦巻形)流路部11cが羽根車3の回転軸心方向で羽根車3の側方に位置している。
羽根車3は内部に羽根車内流路13を有しており、羽根車内流路13は回転軸心方向に向けて開口する吸込口部14でケーシング1の吸込流路11に連通し、かつ回転軸心と直交する径方向に向けて開口する吐出口部15でケーシング1の吐出流路12に連通している。
図8に示すように、吸込流路11を形成するケーシング1の内面は、吸込口部14の周りで旋回し、旋回終端において舌部16を形成する。舌部16は吸込流路11をケーシング1の内面に沿って旋回する旋回水流を吸込口部14へ導く曲面をなし、羽根車3の回転軸心に向けて突出する形状をなす。
吸込流路11は、羽根車3の回転軸心と直交するケーシング1の断面において羽根車3の回転軸心廻りに旋回する外廻り旋回面部1aと内廻り旋回面部1bの間に形成し、外廻り旋回面部1aが旋回終端において舌部16を境として内廻り旋回面部1bに連続する。
舌部16は外廻り旋回面部1aの内壁面と内廻り旋回面部1bの内壁面との間に形成する舌部開き角度が鋭角をなすとともに、羽根車3の回転軸心廻りにおいて羽根車3の回転軸心を含む面であってポンプ吸込口11aにおける主流の流れ方向と平行な平面よりもポンプ吸込口11aの側、すなわち図8においては羽根車3の回転軸心を含む水平面よりも下方に位置する。
また、羽根車3の回転軸心から舌部16の頂部先端までの最短距離は、吸込口部14の最小半径よりも小さく、吸込流路11のボリュート形流路部11cは適度な予旋回を与えるように旋回流れ方向に向かって下流側であるほどに流路断面積が漸次に減少している。
羽根車3が主軸2の駆動により回転軸心廻りに回転する状態で、ケーシング1の吸込流路11に流入する水は吸込流路11のボリュート形に沿って旋回しながら羽根車3の吸込口部14を通して羽根車内流路13へ流入し、ケーシング1の内面に沿う旋回流れを舌部16が吸込口部14へ導く。羽根車内流路13へ流入した水は羽根車3の回転による遠心力を受けて吐出口部15からケーシング1の吐出流路12に噴出する。先行技術文献としては特許文献1がある。
特開平3−290097号公報
上記した構成において、吸込流路11のボリュート形流路部11cで旋回する水流は吸込流路11の舌部16の終端部へ導かれながら羽根車3の吸込口部14の全周方向から吸込口部14へ流入する。
また、ケーシング1の内廻り旋回面部1bに沿って流れる主流の水流は、吸込流路11のポンプ吸込口11aからノズル部11bを経て羽根車3の吸込口部14へ最短距離を通って流れ込む。この主流に対して、舌部16は羽根車3の吸込口部14の前方に位置し、その先端が鋭角をなして吸込口部14の径内に位置する。また、ポンプ吸込口11aからノズル部11bを経て直接羽根車の吸込口部14に至る吸込流路11はその流路断面積をそれほど拡大することができない。このため、特にポンプを大水量域で運転する際に吸込性能が抑制され易い傾向にある。
本願発明は上記した課題を解決するものであり、ポンプ吸込性能の阻害要因となるケーシング形状の改善を図った渦巻ポンプを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の渦巻ポンプは、ケーシングと回転軸心廻りに回転する羽根車を備え、ケーシングは、流体を吸込むポンプ吸込口と前記ポンプ吸込口に連通して羽根車の回転軸心方向で羽根車の側方に位置する渦巻形流路部を備えた吸込流路と、羽根車の回転軸心廻りに形成する吐出流路を有し、羽根車は羽根車内流路が羽根車の回転軸心方向に向けて開口する吸込口部でケーシングの吸込流路に連通する渦巻ポンプであって、吸込流路は羽根車の回転軸心と直交するケーシングの断面において羽根車の回転軸心廻りに旋回する外廻り旋回面部と内廻り旋回面部の間に形成し、外廻り旋回面部が旋回終端において舌部を形成するとともに、舌部を境として内廻り旋回面部に連続し、舌部は羽根車の回転軸心を含む面であって前記ポンプ吸込口における主流の流れ方向と平行な平面を隔てたポンプ吸込口と反対側で、かつ羽根車の吸込口部の内周面より半径方向外側に位置し、羽根車の回転軸心から舌部の頂部先端までの最短距離rと羽根車の回転軸心から羽根車の吸込口部の内周面までの最小半径rとの比r/rが1.13乃至1.22の範囲内であることを特徴とする。
また、前記舌部は外廻り旋回面部の内壁面と内廻り旋回面部の内壁面との間に形成する舌部開き角度αが120乃至155度の範囲内であることを特徴とする。
また、前記舌部開き角度αが135乃至150度の範囲内であることを特徴とする。
また、前記ケーシングに前記吸込流路を羽根車の回転軸心方向の両側に有してなる両吸込渦巻ポンプであることを特徴とする。
以上のように本発明によれば、ケーシングの吸込流路の渦巻形流路部で旋回する水流は吸込流路の終端部へ導かれて羽根車の吸込口部の全周方向から吸込口部へ流入するとともに、ケーシングの内廻り旋回面部に沿う水流は、直接吸込流路の入口から羽根車の吸込口部に至る主流として流れ込む。
このとき、舌部は羽根車の回転軸心を含む面であって前記ポンプ吸込口における主流の流れ方向と平行な平面を隔てたポンプ吸込口と反対側に位置し、羽根車の回転軸心から舌部の頂部先端までの最短距離rと羽根車の回転軸心から羽根車の吸込口部の内周面までの最小半径rとの比r/rが1.13乃至1.22の範囲内であるので、従来よりもポンプ吸込口11aからノズル部11bを経て直接羽根車の吸込口部に至る主流に対する吸込流路の流路断面積が拡大し、主流の流速を低減することができ、特にポンプを大水量域で運転する際に吸込性能が抑制される要因がなくなり、大水量域での吸込性能が向上する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1から図2において、両吸込渦巻ポンプは、ケーシング51の内部に主軸52によって駆動する羽根車53を備えている。ケーシング51は吸込流路54と羽根車53の回転軸心廻りに形成する吐出流路55を有しており、吸込流路54は流体を吸込むポンプ吸込口11aとポンプ吸込口11aに続くノズル部54bとノズル部54bに続く渦巻形流路部54cからなり、渦巻形流路部54cが羽根車53の回転軸心方向で羽根車53の側方に位置している。
羽根車53はハブ56とシュラウド57の間に羽根車内流路58を有し、羽根車内流路58の所定位置に複数の羽根59を形成している。羽根車内流路58は羽根車53の回転軸心方向に向けて開口する吸込口部60でケーシング51の吸込流路54に連通し、かつ羽根車53の回転軸心と直交する径方向に向けて開口する吐出口部61でケーシング51の吐出流路55に連通している。羽根59はハブ56とシュラウド57とに接合し、吸込口部60における始端位置から吐出口部61における終端位置まで延在している。
ケーシング51は吸込流路54の内壁面において羽根車内流路58の吸込口部60の開口縁周囲に連なる部位に羽根車53の回転軸心方向に隆起する凸状部62を有している。この凸状部62は、図1中で吸込口部60の周囲に示す矢印のように、羽根車53の吸込口部60へ急転向する流れをスムーズに案内する役目を果たし、特に小流量域での吸込性能を向上させる。
図1に示すように、吸込流路54は、羽根車53の回転軸心と直交するケーシング51の断面形状において、羽根車53の回転軸心廻りに旋回する外廻り旋回面部51aと内廻り旋回面部51bの間に形成し、外廻り旋回面部51aが旋回終端において舌部63を形成するとともに、舌部63を境として内廻り旋回面部51bに連続している。
図3(a)に示すように、舌部63は外廻り旋回面部51aの内壁面と内廻り旋回面部51bの内壁面との間に形成する舌部開き角度αが120乃至155度の範囲内であり、望ましくは舌部開き角度αが135乃至150度の範囲内である。また、舌部63は羽根車52の回転軸心を含む面であってポンプ吸込口11aにおける主流の流れ方向と平行な平面を隔てたポンプ吸込口と反対側、すなわち図1中で羽根車52の回転軸心を含む水平面よりも上方に後退している。
吸込流路54の渦巻形流路部54cは、その流路断面積が羽根車53の吸込口部60に至る旋回流れ方向の下流側であるほどに全体として減少している。そして、図8に示す従来の構成との比較においては、舌部63の舌部開き角度αが120乃至155度の範囲内であり、望ましくは舌部開き角度αが135乃至150度の範囲内であって、舌部63が羽根車52の吸込口部60の径方向外側へ後退し、かつ羽根車52の回転軸心を含む面であってポンプ吸込口11aにおける主流の流れ方向と平行な平面を隔てたポンプ吸込口と反対側、すなわち図1中で羽根車52の回転軸心を含む水平面よりも上方に後退しつつ、吸込流路54の渦巻形流路部54cにおける所定の流路断面積縮小率を維持している。
また、吸込流路54のノズル部54bの下流端に近いほどに外廻り旋回面部51aと内廻り旋回面部51bとが離間して両者間の距離が増加し、羽根車52の回転軸心に向けて突出する舌部63の頂部先端と羽根車52の回転軸心との最短距離rと羽根車52の回転軸心から羽根車52の吸込口部60の内周面までの最小半径rとの比r/rが1.13乃至1.22の範囲内である。
以下、上記した構成における作用を説明する。羽根車53が主軸52の駆動により回転軸心廻りに回転する状態で、ケーシング51の吸込流路54に流入する水は渦巻形流路部54cの渦巻形に沿って旋回しながら吸込流路54の終端部へ導かれながら羽根車53の吸込口部60の全周方向から吸込口部60を通して羽根車内流路58へ流入する。羽根車内流路58へ流入した水は羽根車53の回転による遠心力を受けて吐出口部61からケーシング51の吐出流路55に噴出する。
ケーシング51の内廻り旋回面部51bに沿って流れる水流は、吸込流路54のポンプ吸込口54aからノズル部54bを経て羽根車53の吸込口部60に直接的に流れ込む主流である。
本実施の形態では、図1に示すように、舌部63が羽根車53の回転軸心を含む平面よりも上方に位置することで、吸込流路54の渦巻形流路部54cはその流路断面積が羽根車53の吸込口部60に至る旋回流れ方向の下流側であるほどに全体として減少し、かつ羽根車52の回転軸心に向けて突出する舌部63の頂部先端と羽根車52の回転軸心との最短距離rと羽根車52の回転軸心から羽根車52の吸込口部60の内周面までの最小半径rとの比r/rが1.13乃至1.22の範囲内となり、吸込流路54のノズル部54bは渦巻形流路部54cに近い下流端側ほど外廻り旋回面部51aと内廻り旋回面部51bとが離間して両者の距離が増加する形状となる。
このため、従来よりも羽根車53の吸込口部60に直接的に流れ込む主流に対して内廻り旋回面部51bに沿った吸込流路54のノズル部54bの流路断面積が羽根車52の吸込口部60に近づく下流側ほど増加することで主流の流速を低減することができ、ポンプを大水量域で運転する際に吸込性能が抑制される要因がなくなり、大水量域での吸込性能が向上する。
また、吸込流路54において舌部63が吸込口部60の径方向外側へ後退し、つまり舌部63が吸込口部60の径方向内側へ張り出す距離を軽減し、シンプルな形状をなすことで、ケーシング51の製作容易性が向上する。
実施例1
図4は、比速度Ns280となるケーシングと羽根車を備えたポンプにおける舌部位置角度と吸込性能S値の相関を示すグラフ図であり、最高効率における流量を100%Qで示し、最高効率における流量の125%の流量を125%Qで示しており、それぞれの実験値と解析値における舌部位置と吸込性能S値の相関を示している。ここで舌部位置は、回転軸心廻りの角度位置で示しており、羽根車53の回転軸心を含む面であってポンプ吸込口11aにおける主流の流れ方向と平行な平面より上方側を正とし、下方を負として示している。
何れの流量においても、舌部63が羽根車53の回転軸心を含む平面より上方に位置することで、吸込性能S値が向上している。
図5は比速度Ns280となるケーシング羽根車を備えたポンプにおけるr/rの値と吸込性能S値の相関を示すグラフ図であり、ここでrは、羽根車53の回転軸心から羽根車53の吸込口部60の内周面までの最小半径であり、rは羽根車53の回転軸心から舌部63の頂部先端までの最短距離である。そして、最高効率における流量を100%Qで示し、最高効率における125の流量を125%Qで示している。
r/rの値が1.13乃至1.22の範囲内で吸込性能S値が向上している。特に1.17乃至1.21の範囲で吸込性能Sが良い値となっている。r/rの値が大きくなる、すなわち舌部63の先端位置が回転軸心よりも吸込口部60の径方向外側へ後退すると、従来よりも羽根車53の吸込口部60に直接的に流れ込む主流に対して、内廻り旋回面部51bに沿った吸込流路54のノズル部54bの流路断面積が羽根車52の吸込口部60に近づく下流側ほど増加することで主流の流速を低減することができ、ポンプを大水量域で運転する際に吸込性能が抑制される要因がなくなり、大水量域での吸込性能が向上する。ただし、r/rの値が1.22を超えて舌部位置が後退しすぎると、渦巻形流路部54cの終端部において羽根車53へ流れ込ませる効果が弱まり、吸込性能が悪化する。
一方、舌部63の舌部開き角度αは、図3(a)に示すように、外廻り旋回面部51aの内壁面と内廻り旋回面部51bの内壁面との間に形成する角度である。外廻り旋回面部51aは旋回終端において舌部63を形成するとともに、舌部63を境として内廻り旋回面部51bに連続している。
図3(a)、(b)に示す断面において舌部63はその先端の近傍周辺の部分を除いて外廻り旋回面部51aの旋回終端と内廻り旋回面部51bの側は変曲点を持たない凸状または凹状流路を形成し、その接続点において51aと51bの接線がなす角を舌部開き角度としている。
図6は、舌部開き角度と吸込性能S値の相関を示すグラフ図であり、最高効率における流量を100%Qで示し、最高効率における流量の125%の流量を125%Qで示しており、それぞれの実験値と解析値における舌部開き角度と吸込性能S値の相関を示している。
何れの流量においても、舌部63の先端開き角度が125乃至155度、望ましくは135乃至150度の範囲において吸込性能S値が向上している。特に舌部開き角度が140°付近において吸込性能S値が最も良い値となる。
舌部63の舌部開き角度αは大きいほど羽根車53の吸込口部60へ直接的に流れ込む主流の流速が低下するが、155度を超えると旋回流れの影響が強くなり、主流との衝突による乱れが助長されて吸込性能が悪くなる。
実施例2
図7はNs140となるケーシングと羽根車を備えたポンプにおいて、舌部63の舌部開き角度α=148度で、θ=10度、r/r=1.20のポンプと、α=60度、θ=−30度、r/r=1.00のポンプの吸込性能S値の実測値を示すグラフ図である。Ns140のポンプでも、実施例1と同様の効果があり、特にQ/100%Qが1.0以上の大流量域で吸込性能Sが優れていることがわかる。
尚、吸込性能S値は、3%揚程低下における吸込比速度である。また、上記実施例では両吸込渦巻ポンプを例に説明したが、吸込口が主軸と直角あるいは角度を持って配置されて羽根車の流入が急転向される形式のポンプ、例えば多段の片吸込渦巻ポンプに適用することも可能である。
本発明の実施の形態における渦巻ポンプを示し、羽根車の回転軸心と直交する断面図 同実施の形態における渦巻ポンプを示し、回転軸心を含む断面図 同実施の形態における渦巻ポンプを示し、羽根車の回転軸心と直交する断面図 同実施の形態における渦巻ポンプの舌部位置角度と吸込性能S値の相関を示すグラフ図 同実施の形態における渦巻ポンプのr/rと吸込性能S値の相関を示すグラフ図 同実施の形態における渦巻ポンプの舌部開き角度と吸込性能S値の相関を示グラフ図 Ns140となるケーシングと羽根車を備えたポンプにおけるポンプの吸込性能S値の実測値を示すグラフ図 従来の渦巻ポンプを示し、羽根車の回転軸心と直交する断面図 従来の渦巻ポンプを示し、回転軸心を含む断面図
符号の説明
51 ケーシング
51a 外廻り旋回面部
51b 内廻り旋回面部
52 主軸
53 羽根車
54 吸込流路
55 吐出流路
56 ハブ
57 シュラウド
58 羽根車内流路
59 羽根
60 吸込口部
61 吐出口部
62 凸状部
63 舌部
510 吸込流路部

Claims (4)

  1. ケーシングと回転軸心廻りに回転する羽根車を備え、ケーシングは、流体を吸込むポンプ吸込口と前記ポンプ吸込口に連通して羽根車の回転軸心方向で羽根車の側方に位置する渦巻形流路部を備えた吸込流路と、羽根車の回転軸心廻りに形成する吐出流路を有し、羽根車は羽根車内流路が羽根車の回転軸心方向に向けて開口する吸込口部でケーシングの吸込流路に連通する渦巻ポンプであって、
    吸込流路は羽根車の回転軸心と直交するケーシングの断面において羽根車の回転軸心廻りに旋回する外廻り旋回面部と内廻り旋回面部の間に形成し、外廻り旋回面部が旋回終端において舌部を形成するとともに、舌部を境として内廻り旋回面部に連続し、
    舌部は羽根車の回転軸心を含む面であって前記ポンプ吸込口における主流の流れ方向と平行な平面を隔てたポンプ吸込口と反対側で、かつ羽根車の吸込口部の内周面より半径方向外側に位置し、
    羽根車の回転軸心から舌部の頂部先端までの最短距離rと羽根車の回転軸心から羽根車の吸込口部の内周面までの最小半径rとの比r/rが1.13乃至1.22の範囲内であることを特徴とする渦巻ポンプ。
  2. 前記舌部は外廻り旋回面部の内壁面と内廻り旋回面部の内壁面との間に形成する舌部開き角度αが120乃至155度の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の渦巻ポンプ。
  3. 前記舌部開き角度αが135乃至150度の範囲内であることを特徴とする請求項2に記載の渦巻ポンプ。
  4. 前記ケーシングに前記吸込流路を羽根車の回転軸心方向の両側に有してなる両吸込渦巻ポンプであることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の渦巻ポンプ。
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