JP2002371686A - 化粧板及びその製造方法 - Google Patents
化粧板及びその製造方法Info
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Abstract
供する。 【解決手段】 化粧板1は、基板3とその上を覆う表装
部5とからなる。化粧板1の端部には、裏面側から基板
3のみに断面V字の溝7が形成されており、溝7の底に
当る表装部5で溝7から先の端部3aが折り曲げられて
基板3に固定されている。したがたって、折り曲げられ
た端面(小口)には、表装部5の面が露呈し、目透かし
工法にも適用できる。また、折り曲げた状態の化粧板1
の端面同士を突き合わせると、接合部から基板3に水分
が入りにくい。
Description
を構成する化粧板及びその製造方法に関する。
ルの壁面や天井を構成する化粧板は寸法が規格化されて
おり、量産されている。図5は、従来使用されている化
粧板の構造を示す図であり、(A)は一枚の化粧板の側
面断面図、(B)は2枚の化粧板を接合した状態を示す
側面断面図である。化粧板20は、木材や木質繊維板等
で作製される基板21の表面に、プラスチックや金属製
の表装部23を接着等によって接合したものである。表
装部23は、樹脂フィルムに印刷を施したものや、多層
のものも用いられる。この化粧板20の端面(小口)2
0aには、図に示すように、基板21の切断面が露出し
ている。
合する場合は、図5(B)に示すように、各化粧板の端
面20aと端面20a´を突き合わせて、両端面間を見
切り材25で仕上げたり、コーキング処理を施す。見切
り材25はプラスチックやアルミ等が使用される。コー
キング処理とは、樹脂等のコーキング材を詰め込むもの
で、接合部に水密性を付与したり、水分が基板に入るこ
とを防ぐために行われる。しかし、このような見切り材
を使用したりコーキング処理を施すと、表面がでこぼこ
したり、見切り材と表装部との見掛けの差があり、外観
が安っぽくなってしまう。また、コーキング材は長年使
用すると変色したり、劣化するため、水密性が維持でき
ない場合がある。
使用した場合、以下の問題点を有する。目透かし工法と
は、隣接する化粧板間にスペースを開けて、このスペー
スから化粧板の小口や目地底を意図的に露呈させる施工
方法である。この工法によれば、化粧板自体が厚く、天
然石や天然木等と似た外観となり、高級感を与える。こ
のように意図的に化粧板の小口や目地を露呈させると、
上述の化粧板では基板の断面が露出してしまい、見苦し
くなってしまう。
法による内装仕上げ方法が開示されている。この方法で
は、目地底なる部分や、化粧板の接合面に、目地テープ
を貼着する。この目地テープによって、目地底や小口が
隠され、高級感を与えることができる。この方法は、目
透かし工法で仕上げたときに露呈する全ての部分に目地
テープを貼る必要があり、手間がかかる。
のであって、目透かし工法や接合処理に適した化粧板を
提供することを目的とする。
め、本発明の化粧板は、 基板部とその上を覆う表装部
とからなる化粧板であって、 裏面側から基板部のみ断
面V字溝状に削除されており、該溝の底に当る表装部で
前記溝から先の部分が折り曲げられていることを特徴と
する。断面V字状の溝で化粧板の端部を折り曲げること
によって、折り曲げられた端面(小口)は、化粧板の面
となる。したがって、小口を露呈する目透かし工法の場
合、化粧面が見えるため、高級感を与えることができ
る。また、折り曲げた状態で端面同士を突き合わせる
と、接合部から基板に水分が入りにくい。
とその上を覆う表装部とからなる化粧板であって、 端
部において、裏面側から基板部のみ断面V字溝状に削除
されており、該溝の底に当る表装部で、前記溝から先の
端部が、前記基板側に折り曲げられて該基板に固定され
ることにより、端面(小口)に前記表装部が露呈してい
ることを特徴とする。
板部とその上を覆う表装部とからなる化粧板であって、
任意の位置において、裏面側から基板部のみ断面V字
溝状に削除されており、該溝の底に当る表装部で前記溝
の両側の部分が、前記溝を開くように所定の角度で折り
曲げられることにより、入隅を構成することを特徴とす
る。
う表装部とからなる化粧板であって、端部において、裏
面側から基板部のみ断面V字溝状に削除され、さらに、
該溝から先の端部が端面(小口)から所定の長さ切断さ
れており、 前記溝の底に当る表装部で、前記溝から先
の端部が、前記基板側に折り曲げられて該基板に固定さ
れることにより、端面(小口)の一部に前記表装部が露
呈し、前記折り曲げられた端部の下面の下方に空間が形
成されていることを特徴とする。形成された空間にコー
キング材を充填することができ、より水密性を増すこと
ができる。また、コーキング材が表面にあらわれないた
め、変色や劣化の心配がない。
その上を覆う表装部とからなる化粧板の製造方法であっ
て、 基板の表面に表装部材を被装し、 前記基板の端
部に、裏面から該基板のみに断面V字状となる溝を設
け、該溝の底に当る表装部で前記溝から先の端部を折り
曲げることを特徴とする。
る。図1は、本発明の実施の形態に係る化粧板の構造を
示す図であり、図1(A)は側面断面図、図1(B)は
折り曲げた状態を示す側面断面図である。化粧板1は、
基板3と、基板3の表面に被装された表装部5とからな
る。基板3は、例えば、セメントケイ酸カルシウム板、
木材、木質繊維板、水酸化アルミ繊維等で作製され、厚
さは一例で6mmである。表装部5は、塩化ビニール、
アクリル樹脂、フッ素樹脂等のプラスチック樹脂シー
ト、アルミニウムや鋼板等の金属板で作製され、厚さは
一例で0.5mmである。表装部5は、後述するよう
に、折り曲げ作業が施されるため、強度かつ柔軟性を有
する材料であることが好ましい。表装部5は基板3の表
面に接着等によって被装されている。なお、後述するよ
うに、表装部5と基板3とが一体のものであっても本発
明は適用可能である。
字状の溝7が形成されている。溝7は、裏面の側辺の縁
からほぼ45°の角度で、表装部5を残す程度の深さに
切り込まれ、溝7の角度θは約90°である。したがっ
て、基板3の溝7で分割された部分3aは、他の基板3
とほぼ表装部5のみで繋がっている。
の溝7から先の部分3aを基板3側に折り曲げて、溝7
の両側壁を合わせて接着剤等で接合する。すると、化粧
板1の側面(小口)には分割部3aの表装部5aが露呈
する。溝7の角度θは約90°であるため、小口の表装
部5aと表装部5のなす角度は90°である。なお、図
では一辺の溝のみを示したが、任意の側辺に同様の溝を
設けることによって、目透かし工法による壁面や天井の
施工を行うことができる。また、溝7の角度θは、90
°以外であってもよい。
側面断面図である。図1では、化粧板1を目透かし工法
に使用する場合を示したが、溝7で分割された分割部3
aを、溝7を開くように、図1と逆の方向に折り曲げる
ことによって、入隅を構成することもできる。この場
合、溝7の両側壁を180°となるように開くことによ
って、継ぎ目のない入隅を構成することができる。
面断面図である。2枚の化粧板1、1´を接合する際
は、図1(B)で示すように各化粧板を溝7、7´に沿
って折り曲げる。そして、小口に露呈した表装部5a、
5a´をつき合わせる。接合面は表面が平坦な表装部5
であるため、より密接に接合することができる。また、
二つの化粧板1、1´に両側から力を加えて突き合わせ
ることによって、化粧板を施工面一面にピッタリと敷き
つめることができる。さらに、各化粧板の基板3、3´
の上面及び側面は表装部5、5´で覆われるため、基板
3、3´に水分が入りにくい。
他の例を示す側面断面図である。この例の化粧板1は、
溝7で分割された分割部3aが端から所定の長さ切断さ
れている。この状態で溝7に沿って折り曲げると、分割
部3aの下方に空間9が形成される。この空間9にコー
キング材を充填することによって、化粧板の接合時に、
水密性を高めるためのコーキング処理を施すことができ
る。
たが、この角度を鋭角及び鈍角としてもよい。鋭角及び
鈍角にした場合、複雑な構造にも柔軟に対応でき、高意
匠化が図れる。
層構造としたが、一層構造の場合は、表装部を所定の厚
さだけ残してV字状の溝を設けることもできる。一層構
造の化粧板は、例えば単色のプラスチック板のようなも
のである。このような化粧板を切断すると、切断面がぎ
ざぎざとなり、目透かし工法には適さない。そこで、裏
面にV字状の溝を設けることによって、目透かし工法に
適した処理ができる。また、化粧板を密接に接合するこ
とができる。
によれば、基板の裏面にV字状溝を設け、この溝で基板
を折り曲げることにより、小口にも表装部で覆うことが
できる。このため、目透かし工法に適した化粧板を提供
することができる。さらには、表装部からなる小口を突
き合わせることにより、化粧板を密接に接合することが
できる。
図であり、図1(A)は側面断面図、図1(B)は折り
曲げた状態を示す側面断面図である。
ある。
る。
側面断面図である。
り、(A)は一枚の化粧板の側面断面図、(B)は2枚
の化粧板を接合した状態を示す側面断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 基板部とその上を覆う表装部とからなる
化粧板であって、 裏面側から基板部のみ断面V字溝状に削除されており、
該溝の底に当る表装部で前記溝から先の部分が折り曲げ
られていることを特徴とする化粧板。 - 【請求項2】 基板部とその上を覆う表装部とからなる
化粧板であって、 端部において、裏面側から基板部のみ断面V字溝状に削
除されており、該溝の底に当る表装部で、前記溝から先
の端部が、前記基板側に折り曲げられて該基板に固定さ
れることにより、端面(小口)に前記表装部が露呈して
いることを特徴とする化粧板。 - 【請求項3】 基板部とその上を覆う表装部とからなる
化粧板であって、 任意の位置において、裏面側から基板部のみ断面V字溝
状に削除されており、該溝の底に当る表装部で前記溝の
両側の部分が、前記溝を開くように所定の角度で折り曲
げられることにより、入隅を構成することを特徴とする
化粧板。 - 【請求項4】 基板部とその上を覆う表装部とからなる
化粧板であって、 端部において、裏面側から基板部のみ断面V字溝状に削
除され、さらに、該溝から先の端部が端面(小口)から
所定の長さ切断されており、 前記溝の底に当る表装部で、前記溝から先の端部が、前
記基板側に折り曲げられて該基板に固定されることによ
り、端面(小口)の一部に前記表装部が露呈し、前記折
り曲げられた端部の下面の下方に空間が形成されている
ことを特徴とする化粧板。 - 【請求項5】 基板部とその上を覆う表装部とからなる
化粧板の製造方法であって、 基板の表面に表装部材を被装し、 前記基板の端部に、裏面から該基板のみに断面V字状と
なる溝を設け、 該溝の底に当る表装部で前記溝を折り曲げることを特徴
とする化粧板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001182802A JP2002371686A (ja) | 2001-06-18 | 2001-06-18 | 化粧板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001182802A JP2002371686A (ja) | 2001-06-18 | 2001-06-18 | 化粧板及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002371686A true JP2002371686A (ja) | 2002-12-26 |
Family
ID=19022826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001182802A Pending JP2002371686A (ja) | 2001-06-18 | 2001-06-18 | 化粧板及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002371686A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2011256607A (ja) * | 2010-06-09 | 2011-12-22 | Sekisui Jushi Plametal Corp | 積層板 |
JP2019116735A (ja) * | 2017-12-26 | 2019-07-18 | 株式会社西田 | 出隅材の製造方法およびその製造装置 |
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-
2001
- 2001-06-18 JP JP2001182802A patent/JP2002371686A/ja active Pending
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JP7479071B2 (ja) | 2017-12-26 | 2024-05-08 | 株式会社西田 | 出隅材製造方法 |
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