JP2002371590A - 旋回作業機のボンネット支持構造 - Google Patents
旋回作業機のボンネット支持構造Info
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Abstract
旋回台から上方へ取り出すことができるようにする。 【解決手段】 旋回台3の後部にエンジン14を配置し
かつそのエンジン14の一側方にラジエータ34を配置
し、このエンジン14及びラジエータ34を覆うボンネ
ットを旋回台3の後部に設けた支持枠体39で支持して
いる。前記支持枠体39はエンジン14の上方を横切る
上支持部39Aと、エンジン14の左右に位置する側脚
部39B、39Cと、エンジン14の後部に位置する後
脚部39Dとを有し、ラジエータ34側の側脚部39B
をラジエータ34上方からエンジン14側にずらして配
置している。
Description
回作業機のボンネット支持構造に関する。
いては、旋回台上の中央の若干左寄りに運転席を、運転
席の後下方又は後方にエンジンを、運転席の右側に作動
油タンク及び制御弁ユニットを、エンジンの一側方にラ
ジエータをそれぞれ配置し、エンジン及びエアークリー
ナ、マフラ等の車両機器は後部ボンネットで、作動油タ
ンク及び制御弁ユニット等の車両機器は側部ボンネット
でそれぞれ覆っており、前記後部ボンネットの側部を側
部ボンネットの後部に隣接させている。
旋回台後部に配置した支持枠体によって支持されてお
り、この支持枠体はエンジンを跨ぎながら、その左右側
部及び後部の脚部で旋回台に取り付けられている。
は、前記ボンネットを支持する支持枠体は、エンジンの
上方を横切る上支持部と、エンジンの左右に位置する側
脚部と、エンジンの後部に位置する後脚部とを有し、前
記上支持部の一側端及びそれに連結されている側脚部の
一方は、ラジエータ上方に位置している。メンテナンス
等のためにラジエータを取り外す場合は、前記支持枠体
の側脚部が障害となって、ラジエータをエンジンから離
れる横方向へ取り出す方法しかなく、後方へ取り出すに
はウエイトを外しておかねばならなく、また、ラジエー
タの横側には取り出すための空間を形成しておかねばな
らない、等の種々の問題を有している 本発明は、このような従来技術の問題点を解決できるよ
うにした旋回作業機のボンネット支持構造を提供するこ
とを目的とする。
部をラジエータ上方からエンジン側にずらして配置する
ことによって、ラジエータを上方へ取り出すことができ
るようにした旋回作業機のボンネット支持構造を提供す
ることを目的とする。
のための第1の具体的手段は、旋回台3の後部にエンジ
ン14を配置しかつこのエンジン14の一側方にラジエ
ータ34を配置し、このエンジン14及びラジエータ3
4を覆うボンネットを旋回台3の後部に設けた支持枠体
39で支持しており、前記支持枠体39はエンジン14
の上方を横切る上支持部39Aと、エンジン14の左右
に位置する側脚部39B、39Cと、エンジン14の後
部に位置する後脚部39Dとを有し、ラジエータ34側
の側脚部39Bをラジエータ34上方からエンジン14
側にずらして配置していることである。
から取り出す際に、支持枠体39のラジエータ34側の
側脚部39Bが障害になることがなく、ラジエータ34
を上方へ簡便に取り出すことが可能になる。本発明にお
ける課題解決のための第2の具体的手段は、旋回台3の
後部にエンジン14を取り付け、エンジン14の後方に
ウエイト30を配置し、エンジン14の一側方にラジエ
ータ34を配置し、ラジエータ34の前側近傍にタンク
を配置し、前記エンジン14及びラジエータ34をボン
ネットで覆い、このボンネットを旋回台3の後部に設け
た支持枠体39で支持しており、前記支持枠体39はエ
ンジン14の上方を横切りかつボンネットを支持する上
支持部39Aと、この上支持部39Aに連結されていて
上支持部39Aより前方で旋回台3に取り付けられた左
右側脚部39B、39Cと、前記上支持部39Aに連結
されていて上支持部39Aより後方で旋回台3に取り付
けられた後脚部39Dとを有し、ラジエータ34側の側
脚部39Bとそれが連結された上支持部39Aの一側端
とをラジエータ34の上方から外れたシュラウド34B
上方に位置させ、前記タンクの後部をラジエータ34と
前後方向にオーバラップさせていることである。
から取り出す際に、支持枠体39のラジエータ34側の
側脚部39Bが障害になることがなく、ラジエータ34
を上方へ簡便に取り出すことが可能になり、しかも、エ
ンジン14側を反対側のラジエータ34側方空間を有効
に利用することが可能になる。本発明における課題解決
のための第3の具体的手段は、第1又は2の具体的手段
に加えて、前記一方の側脚部39Bを、上支持部39A
の一側端から前方に延びてシュラウド34Bの前側でか
つタンクの側方で旋回台3に取り付けていることであ
る。
く、また、タンクの取り付けを妨害することなく、ラジ
エータ34側の側脚部39Bを旋回台3に取り付け可能
になる。
に基づいて説明する。図4、5において、1は旋回作業
機として例示する後方小旋回型のバックホーであり、こ
のバックホー1はクローラ走行装置2と、旋回台3を有
する上部体5と、掘削装置4とから主構成されている。
クローラ走行装置2は、トラックフレーム6の左右サイ
ドフレーム7の前後部に駆動輪8、従動輪9及び複数個
の転輪10を回転自在に支持し、これらにゴム製又は鉄
製のクローラ11を巻き付け、前記駆動輪8を油圧モー
タ等の走行駆動源で駆動するように構成されている。
ベアリング12を介して旋回台3を旋回軸Xを中心に旋
回自在に搭載しており、前部にはドーザ13を昇降自在
に装着している。旋回台3は、基本となるベースプレー
ト3A上にフレーム、縦壁、支持台等を溶着して形成さ
れており、エンジン14、主ボンネット15、側部ボン
ネット16、運転席17、操縦装置18等が搭載され、
これらによって上部体5が形成されている。操縦装置1
8は、運転席17の左右に配置された右手操縦手段18
R及び左手操縦手段18Lを備えている。
8となっており、ベースプレート3Aの前部には、前方
突出状のブラケット19及びスイングシリンダを介して
掘削装置4が左右揺動自在に装着されている。この旋回
台3は、左右側部が前後方向と略平行に形成され、前部
が前後方向と略直角に形成され、後部及び左右側部と前
部との間のコーナ部が略円弧に形成され、それらは旋回
軸Xを曲率中心とする略円弧であって、その旋回範囲内
に左右側部及び前部の外面が位置する形状である。
を介して支持された揺動ブラケット20にブーム21と
ブームシリンダ22の各基端部を枢支し、ブーム21の
先端にアーム23を枢支してアームシリンダ24で揺動
可能にし、アーム23の先端にバケット25を枢支して
バケットシリンダ26で掬い及びダンプ動作可能にして
いる。図1〜5において、前記旋回台3の後部にウエイ
ト(カウンタウェイト)30を設け、このウエイト30
の前側にエンジン14を搭載し、このエンジン14を配
置したエンジンルーム31を包囲するように主ボンネッ
ト15を設け、この主ボンネット15の前側に運転席1
7を取り付け台及びサスペンション装置32を介して設
けている。
置4を前側として、エンジン14は横向き(クランク軸
が左右方向)に配置され、その左側に多連式の油圧ポン
プ33が装備され、右側にラジエータ34が配置されて
いる。前記エンジン14及び油圧ポンプ33を跨ぐよう
に支持枠体39が設けられ、この支持枠体39にマフラ
29、エアーフィルタ及びその他の車両機器が装着され
ている。前記支持枠体39は、エンジン14の上方を横
切りかつ主ボンネット15を支持する上支持部39A
と、この上支持部39Aに連結されていて上支持部39
Aより前方で旋回台3に取り付けられた左右側脚部39
B、39Cと、上支持部39Aの左右中途部に連結され
ていて上支持部39Aより後方で旋回台3に取り付けら
れた後脚部39Dとを有し、前記各部39A,39B、
39C、39Dは帯板、平板等で形成されている。
けられている。また、運転席17の後側に支持枠体39
の上支持部39Aを介して日除け装置36(又はロプ
ス)が立設されている。ラジエータ34のラジエータフ
ァン34Aはシュラウド34Bで包囲されていて、吸い
込み式であり、主ボンネット15の右側部及び主ボンネ
ット15の右前部と内部が連通した側部ボンネット16
の空気孔16Aから空気を吸引して、主ボンネット15
の左側から外方へ熱風を吐出するようになっている。な
お、ラジエータ34は吐き出し式にすることもできる。
側脚部39Bとそれが連結された上支持部39Aの一側
端とが、ラジエータ34の上方から外れたシュラウド3
4Bの上方に位置しており、ラジエータ34とは左右方
向にオーバラップしない配置構造になっている。前記上
支持部39Aはラジエータ34と略平行に配置されてい
る。従って、ラジエータ34とシュラウド34Bとの連
結を解除すると、支持枠体39を取り外さなくとも、ラ
ジエータ34を旋回台3から上方へ取り出すことができ
る。ラジエータ34は後方側に支持枠体39が存在しな
いので、後上方にも取り出すことができる。
配置され、旋回台3の右側にはラジエータ34の前方に
作動油タンク41及び燃料タンク38等が配置され、こ
れらは側部ボンネット16によって覆われている。前記
作動油タンク41は、左側がラジエータ34の直前に位
置し、右側がラジエータ34の側方まで延設されてお
り、後面がラジエータ34と緩衝しないように傾斜面4
1を有して切り欠かれており、従って作動油タンク41
の後部はラジエータ34と前後方向にオーバラップして
おり、作動油タンク41の右側方の空間を、外気導入を
許容しながら、作動油タンク41で有効利用している。
は、上支持部39Aの一側端から前方に延びてシュラウ
ド34Bの前側でかつ作動油タンク41の側方で、旋回
台3に固定の支持台52に着脱自在に取り付けてられて
いる。この右側の側脚部39Bは、作動油タンク41に
妨害されることなく、また、作動油タンク41の取り付
けを妨害することなく、旋回台3に取り付けておくこと
ができる。制御弁ユニットはバッテリ37又は作動油タ
ンク41の近傍に配置され、燃料タンク38はバッテリ
37の後方の旋回台3内に配置してもよいが、作動油タ
ンク41の前側に配置されている。
31の前側に位置する前部ボンネット15Aと、エンジ
ンルーム31内点検のために後側に位置する開閉自在な
後部ボンネット15Bとを有し、前記前部ボンネット1
5Aと後部ボンネット15Bとの右側で隣接して側部ボ
ンネット16が配置され、それぞれは合成樹脂(又は板
金)で形成されている。前部ボンネット15Aは旋回台
3及び支持枠体39に固定され、仕切り板35の前側で
立ち上がってエンジン14の前上方を覆い、左側部は運
転席17の左側方に突出している。この前部ボンネット
15Aの右端は右側の側脚部39Bの右端と略一致して
いる。
39の上支持部39Aに蝶番を介して開閉自在に枢支さ
れており、エンジン14、油圧ポンプ33及びラジエー
タ34の後半分を覆い、開放することにより、これらの
メンテナンスができるようになっている。側部ボンネッ
ト16は、旋回台3又は作動油タンク41の左側面(運
転席17側の面)に取り付けられた側板カバー43と、
作動油タンク41等を開閉自在に包囲する側部ボンネッ
トカバー44とを有している。前記側板カバー43はラ
ジエータ34の前方に位置している。
タンク41、燃料タンク38(及び制御弁ユニット)を
覆っており、前下部を蝶番を介して枢支してもよいが、
左側上部で側板カバー43の上部に蝶番を介して開閉自
在に枢支していて、前記蝶番は軸芯方向に移動すること
により着脱自在になっており、側部ボンネットカバー4
4を開放することにより又は離脱することにより、旋回
台3の右側部を露出して、内部機器を一度にメンテナン
スできるようにしている。この側部ボンネットカバー4
4は、その前部に空気取り入れ口を形成しておいて、前
側から吸引した空気を、燃料タンク38、作動油タンク
41及び制御弁ユニットを経てラジエータ34に流すよ
うにしてもよい。
燃料タンク38を例示しており、この燃料タンク38は
石油ヒータと同様に、タンク本体60とカートリッジ容
器61とに分割された構造となっている。前記タンク本
体60は、下部の受け部60Aと、受け部60Aから立
ち上がった縦部60Bとを有する側面視L字形状で、主
に縦部60Bに、フィルタ62を経てフューエルポンプ
64に接続する供給パイプ63、フューエルポンプ64
に接続する戻りパイプ65及び水抜きパイプ等が接続さ
れ、また残量表示メータが取り付けられている。
器61を載置する受け部60Aが形成され、この受け部
60Aにはカセット栓式注入口66が設けられ、縦部6
0Bにはガイド突起60Cが形成されている。カートリ
ッジ容器61はプラスチック又は板金製の容器で、底部
に前記注入口66と嵌合して燃料を供給するカセット栓
式注出口71を有し、ガイド突起60Cと係合するガイ
ド凹部61Aを形成し、かつ携帯用ハンドル67を取り
付けている。
60C及びガイド凹部61Aの案内でカセット栓式注入
口66に注出口71を嵌脱自在であり、タンク本体60
から離脱して持ち運び、燃料を注入することができる。
従って、バックホー1への燃料補給が極めて容易にな
る。カートリッジ容器61の上部に供給口68を設けて
いるが、カセット栓式注出口71を供給口としてもよ
い。また、タンク本体60の上部に装着したカートリッ
ジ容器61の振れ止め及び離脱防止をするために、押さ
えロック手段70を設けておくことが好ましく、この押
さえロック手段70は、例えば、タンク本体60にフッ
ク部材69を回動自在に設け、このフック部材69をカ
ートリッジ容器61の上部に係合するように構成する。
るものではなく、種々変形することができる。例えば、
支持枠体39の各部をパイプ材で形成したり、後脚部3
9Dを複数本設けたり、後脚部39Dから左右側脚部3
9B、39Cまでの距離を略等距離に設定しているが、
後脚部39Dを左右一方に片寄り配置させたりしてもよ
い。また、作動油タンク41の代わりに燃料タンク38
をラジエータ34の前側近傍に配置して、その後部をラ
ジエータ34と前後方向にオーバラップさせてもよい。
タ34を旋回台3から取り出す際に、支持枠体39のラ
ジエータ34側の側脚部39Bが障害になることがな
く、ラジエータ34を上方へ簡便に取り出すことがで
き、エンジン14側と反対側のラジエータ34側方空間
を有効に利用することができ、ラジエータ34の近傍に
タンクがあっても妨害されることなく、また、タンクの
取り付けを妨害することなく、ラジエータ34側の側脚
部39Bを旋回台3に取り付けることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 旋回台の後部にエンジンを配置しかつこ
のエンジンの一側方にラジエータを配置し、このエンジ
ン及びラジエータを覆うボンネットを旋回台の後部に設
けた支持枠体で支持しており、前記支持枠体はエンジン
の上方を横切る上支持部と、エンジンの左右に位置する
側脚部と、エンジンの後部に位置する後脚部とを有し、
ラジエータ側の側脚部をラジエータ上方からエンジン側
にずらして配置していることを特徴とする旋回作業機の
ボンネット支持構造。 - 【請求項2】 旋回台の後部にエンジンを取り付け、エ
ンジンの後方にウエイトを配置し、エンジンの一側方に
ラジエータを配置し、ラジエータの前側近傍にタンクを
配置し、前記エンジン及びラジエータをボンネットで覆
い、このボンネットを旋回台の後部に設けた支持枠体で
支持しており、前記支持枠体はエンジンの上方を横切り
かつボンネットを支持する上支持部と、この上支持部に
連結されていて上支持部より前方で旋回台に取り付けら
れた左右側脚部と、前記上支持部に連結されていて上支
持部より後方で旋回台に取り付けられた後脚部とを有
し、ラジエータ側の側脚部とそれが連結された上支持部
の一側端とをラジエータの上方から外れたシュラウド上
方に位置させ、前記タンクの後部をラジエータと前後方
向にオーバラップさせていることを特徴とする旋回作業
機のボンネット支持構造。 - 【請求項3】 前記ラジエータ側の側脚部を、上支持部
の一側端から前方に延びてシュラウドの前側でかつタン
クの側方で旋回台に取り付けていることを特徴とする請
求項2に記載の旋回作業機のボンネット支持構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001180689A JP3691767B2 (ja) | 2001-06-14 | 2001-06-14 | 旋回作業機のボンネット支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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ID=19021069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
Country | Link |
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-
2001
- 2001-06-14 JP JP2001180689A patent/JP3691767B2/ja not_active Expired - Lifetime
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