JP2002371565A - 玉掛け作業用足場 - Google Patents
玉掛け作業用足場Info
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- JP2002371565A JP2002371565A JP2001181646A JP2001181646A JP2002371565A JP 2002371565 A JP2002371565 A JP 2002371565A JP 2001181646 A JP2001181646 A JP 2001181646A JP 2001181646 A JP2001181646 A JP 2001181646A JP 2002371565 A JP2002371565 A JP 2002371565A
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Abstract
易に組み立てることができ、しかも反復使用を可能にし
て経済性に富んだ玉掛け作業用足場を提供する。 【解決手段】 ケーソン1の外周の側壁1aとその内側
に形成された隔壁1bの上端部に、作業足場5をそれぞ
れ側壁1aと隔壁1bに沿って連続して設置する。作業
足場5は、側壁1aと隔壁1bの上端部にそれぞれその
連続方向に所定間隔おきに設置された複数のU型枠6
と、隣り合うU型枠6,6間に設置された複数の床板7
および手摺り枠8とから構成する。この場合のU型枠
6、床板7および手摺り枠8はいずれも、少なくとも形
状と寸法が標準化され、作業足場5を構成するための単
部材として形成する。
Description
に関し、主にケーソン等の重量構造物をクレーンで吊っ
て移動する際、クレーンから吊り下ろされた吊りワイヤ
ーの先端に取り付けられたシャックルを重量構造物の上
端に突設された吊り金具に連結する場合などに重量構造
物の上に仮設されるものである。
構築されるケーソンは、地上のドックまたはヤードで構
築された後、大型の台船に載せたり海上を曳航する等し
て現地まで移送され、その際、ケーソンの移動にはクレ
ーン船が使われる。
ン1の躯体の上端部、詳しくはケーソン1の外周部の側
壁1aおよびその内側に形成された隔壁1bの上端部に
は、クレーンから吊り下ろされた吊りワイヤー2の先端
に取り付けられたシャックル3を連結するための吊り金
具4が多数、所定間隔おきに突設されている。
業員がケーソン1の側壁1aと隔壁1bの上端部に上が
り、シャックル3を吊り金具4に一つ一つ連結する玉掛
け作業を行っている。
の壁厚は一般に、いずれも20〜40cm程度ときわめ
て薄く、しかもケーソン1の高さは地上15〜30mと
非常に高いことから高い場所での作業を強いられ、また
シャックル3の取り外しは海上で行われるため、玉掛け
作業はきわめて危険な作業とされている。
策として、たとえばケーソン1の上に仮設足場や安全ネ
ットを設置したり、ケーソン1の上の周囲に長尺足場と
手すりを架け渡す等の安全対策がなされている。
63号に開示されているように、底板(床板)と手摺り
の一体物を設置してケーソン1の上面全体を覆う規模
(大きさ)に形成されたものや、ケーソン1の上端部の
周囲に長尺足場板と手摺りを設置し、さらにケーソン1
の上面全体を覆うように安全ネットを張ったもの等が知
られている。
ン1の規模に合わせて一体物で形成される作業足場は、
ケーソンの大きさに相当する広さの保管場所が必要とな
る上に、大きすぎてトラックなどによる運搬はもちろん
不可能であった。
設置され、一度所定の規模に形成されてしまえば、その
後の規模の縮小および拡大は全く不可能なことから、ケ
ーソン1の大きさが変われば、底板(床板)と手摺りを
切断・溶接などによって再度ケーソンに合わせた大きさ
に形成し直す必要があり、また吊り金具4を挿入突出さ
せるための貫通孔も開け直す必要もあって手間とコスト
が非常にかかる等の課題があった。
場板と手すりを架け渡す方法は、ケーソンの構築時に足
場板を載せるブラケットを固定するためのアンカーボル
トをケーソンのコンクリート中に予め埋め込んでおく必
要があり、その分ケーソンのコストが嵩み、また長尺足
場板を使用するため、床に段差や隙間が生じやすく安全
上の問題があった。
り降りするための出入り口(空間部)が特に設けられて
いないことから、例えば海上で作業足場に乗り降りする
場合には、ケーソンの上に作業足場を設置した後、船と
作業足場の手摺りの上に渡り梯子を架け渡して作業床に
飛び降りるというきわめて危険な行為が行われていた。
ケーソン1内に海水を注水することにより行われるが、
ケーソン1内に注水ホース(図省略)を引き込む際に特
に手摺りが障害になって注水ホースの引き込みがきわめ
て面倒であった。
なされたもので、特に部材の標準化によりケーソンの規
模に応じて必要とする規模に容易に組み合わせることが
でき、しかも反復使用を可能にして経済性に富んだ玉掛
け作業用足場を提供することを目的とする。
業用足場は、構造物の躯体の上端部に躯体に沿って設置
された作業床と、この作業床の両側または片側に前記躯
体に沿って設置された手すりとを有し、前記作業床と手
すりは、少なくとも形状と寸法が標準化された複数種類
の単部材を組み合わせることにより前記躯体の長さに応
じて設置できるように構成され、かつ前記作業床に前記
躯体の上端部に突設された吊り金具を貫通させるための
開口部を設けるため、足場板を簡単に取り外すことがで
きることを特徴するものである。
板、この床板を支える足場枠、さらに手摺り枠、つなぎ
材などであり、その設置に際しては、単部材を一つ一つ
構造物の躯体の上端部に引き上げ、躯体の上で組み立て
てもよいが、安全な地上で複数の単部材をケーソンの形
状に合わせて予め組み立て、その後躯体の上端部に引き
上げ、設置してもよい。また、単部材の数および種類は
組み立ておよび管理上、可能な限り少ない方が望まし
い。また、標準化は断面形状や材質、各部材間の連結方
法についても行うことができる。
を一つ一つ取り外して最終段階まで行ってもよいが、あ
る規模の状態で安全な地上に下ろし、安全な地上で単部
材を一つ一つ分解してもよい。
は、吊り金具が突設されている部分には床を設けないこ
とで、吊り金具の位置に合わせて任意の位置に形成する
ことができる。
項1記載の玉掛け作業用足場において、少なくとも寸法
と形状が標準化された単部材として、横架材とその両端
部または片端部に立設された手摺り柱とからなる足場枠
と、隣り合う足場枠の横架材間と手摺り柱間にそれぞれ
設置された床板および手すり枠が複数設置されているこ
とを限定したものである。
両端部に立設された手摺り柱とからU型状に形成された
ものや、横架材とその片端部に立設された手摺り柱とか
らL型状に形成されたもの等があり、これらの足場枠は
場所に応じて自由に使い分けることができるものであ
る。
項1または2記載の玉掛け作業用足場において、少なく
とも寸法と形状が標準化された単部材として、梁材とそ
の両端部に立設された束材とこの束材間に架け渡された
転落防止部材とからなる出入り口枠が設置されているこ
とを限定したものである。
等を取り外し式、回転式、遮断式に設け、必要なときに
は空間部を得ることができ、不必要なときには空間部を
塞いで作業員が誤って転落するのを防止することができ
るものである。
作業足場内を行き来するための出入り口(空間部)を必
要な位置にきわめて簡単に設けることができ、また出入
り口枠は出入り口や作業足場が平面T字型または十字型
に交差する部分などの手摺り枠を設置できない、手摺り
枠が不要な部分に補強材として任意に設置できる。
足場の構成部材として設置されている単部材、例えば足
場枠の横架材、手摺り柱、手摺り枠の上弦材、下弦材、
垂直材および斜材、さらに出入り口枠の梁材、束材など
は鋼管や形鋼などで容易に形成することができる。
掛け作業用足場の一例を示し、図において、ケーソン1
の外周の側壁1aとその内側に形成された隔壁1bの上
端部に、本願発明の玉掛け作業用足場5(以下「作業足
場5」という)が側壁1aと隔壁1bに沿ってそれぞれ
連続して設置されている。
部にそれぞれその連続方向に所定間隔おきに設置された
複数の足場枠6(以下「U型枠6」という)と、このU
型枠6,6間に設置された複数の床板7および手摺り枠
8とから構成されており、この場合のU型枠6、床板7
および手摺り枠8はいずれも、少なくとも形状と寸法が
標準化され、作業足場5を構成するための単部材として
形成されている。
(a)に図示するように側壁1aと隔壁1bの上端部に
それぞれその連続方向と直交する方向に設置された横架
材6aとその両端部に立設された2本の手摺り柱6b,
6bとからU型状に形成されている。
ン1のコーナ部)に設置されるU型枠6は、例えば図3
(f)に図示するように、一端側が接合されて三方向に
ほぼ45゜間隔で水平に設置された3本の横架材6aと
これらの横架材6aの一端側と自由端側にそれぞれ立設
された4本の手摺り柱6bと必要に応じて隣接する横架
材6a,6a間に設置された斜材6cとから形成されて
いる。
したもので、横架材6aと両端の手摺り柱6bをそれぞ
れ二重に配置して形成され、例えば作業足場5の長さを
調整する場合などに使用されるものである。
ように隣り合うU型枠6,6の手摺り柱6b,6b間
に、側壁1aおよび隔壁1bの連続方向に沿って水平に
設置された上弦材8aおよび下弦材8bと、この上弦材
8aと下弦材8b間に設置された複数の垂直材8cおよ
び斜材8dとから長方形の枠状に形成されている。
示するように鋼製足場板が使用され、その両端部にU型
枠6の横架材6aと係合する掴み金具7a,7aがそれ
ぞれ突設されている。
(b)に図示するように側壁1aと隔壁1bの上端部に
それぞれその連続方向に所定間隔おきに設置され、床板
7は隣り合うU型枠6,6の横架材6a,6a間にそれ
ぞれ架け渡され、その両端の掴み金具7a,7aがU型
枠6の横架材6aにそれぞれ係合されている。
の手摺り柱6b,6b間に架け渡され、その両端が連結
金具(図省略)を介してU型枠6の手摺り柱6bにそれ
ぞれ連結されている。
おいては、例えば図1(a)および図2(a)に図示す
るように床板7を設置しないことにより、床部に吊り金
具4を貫通させるための開口部9が形成されている。
置に合わせて、床板7を省略することで任意の位置に開
口部9を形成することができる。
に、必要に応じて手摺り枠8,8間に出入り口枠10を
設置することで、外部と作業足場5間を行き来するため
の出入り口10Aが必要な位置に設置されている。出入
り口枠10は出入り口や作業足場が平面T字型または十
字型に交差する部分においても任意に設置されるように
形成されている。
とこの梁材10aの両端部に立設された束材10b,1
0bとこの束材10b,10b間に掛け外し自在に架け
渡された転落防止部材、実施の一例としてくさり(チェ
ーン)10cとから形成され、特に手摺り枠8の上弦材
8a、斜材8cがなくとも充分な強度を有し、かつくさ
り10cを外すことで作業員の出入りが自由にできる空
間部を確保できるように形成されている。
に、くさり10cを外すことでケーソン1内に注水する
ためのホース(図省略)も手摺りなどの障害物に邪魔さ
れることなく、作業足場5を水平に横断して通すことが
できる。
ど、空間部が必要な時以外は両端の束材10b,10b
間にくさり10cを架け渡しておくことで作業員が誤っ
て転落するのを防止し、安全な作業足場を確保すること
ができる。
ーン)だけでなく、取り外し式、回転式、遮断式などで
必要なときには空間部を得ることができ、不必要なとき
には空間部を塞いで作業員が誤って転落するのを防止す
ることができるものであれば何でもよい。
側壁1aと隔壁1bの長さに応じてU型枠6、床板7お
よび手摺り枠8を適宜設置することによって必要な長さ
の作業足場5が構成されている。また、必要に応じて出
入り口枠10を設置することで任意の位置に出入り口1
0Aが設けられている。
部9から突出する吊り金具4にクレーンから吊り下ろさ
れた吊りワイヤー2の先端に取り付けられたシャックル
3をきわめて安全に連結することができ、またシャック
ル3の切り離しも簡単に行うことができる。さらに、注
水ホースによるケーソン1内への注水も注水ホースを作
業足場5の作業床の上においてきわめて安定した状態で
行うことができる。
特に作業床と手すりが、少なくとも形状と寸法が標準化
された複数種類の単部材から躯体の長さに応じて設置で
きるように構成されているので、ケーソン等の重量構造
物の規模に応じて必要な規模(長さ)の作業足場をきわ
めて容易に構築できる。
くとも形状と寸法が標準化された単部材として形成され
ているため、トラック等による運搬が可能なだけでな
く、保管場所として広いスペースを必要としないため、
保管・管理がしやすい。また、組立ておよび解体撤去が
自由に行えるため、繰り返しの使用が可能となりきわめ
て経済的である。
吊り金具を貫通させるための開口部を設けることができ
るので、重量構造物をクレーンで吊って移動する際、吊
りワイヤーの先端に取り付けられたシャックルと重量構
造物の上端に突設された吊り金具との連結および切り離
しをきわめて簡単にかつ安全に行うことができる。
ことで、作業員や資材が移動する空間をくさりの掛け外
しのみで簡単に確保することができる。
橋、仮設通路および吊り足場としても利用可能であり、
大いに実用性が期待できる。
(b)および図2(a)におけるイ−イ線断面図、
(b)は全体を示す斜視図である。
一部平面図、(b)は一部側面図である。
は床板を示す斜視図、(d)は手摺り枠を示す斜視図、
(e)は出入り口枠を示す斜視図、(f)はコーナ用の
U型枠を示す斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 構造物の躯体の上端部に躯体に沿って設
置された作業床と、この作業床の両側または片側に前記
躯体に沿って設置された手すりとを有し、前記作業床と
手すりは、少なくとも形状と寸法が標準化された複数種
類の単部材を組み合わせて前記躯体の長さに応じて設置
できるように構成され、かつ前記作業床に前記躯体の上
端部に突設された吊り金具を貫通させるための開口部が
設けられていることを特徴する玉掛け作業用足場。 - 【請求項2】 少なくとも寸法と形状が標準化された単
部材として、横架材とその両端部または片端部に立設さ
れた手摺り柱とからなる足場枠と、隣り合う足場枠の横
架材間と手摺り柱間にそれぞれ設置された床板および手
すり枠が複数設置されていることを特徴とする請求項1
記載の玉掛け作業用足場。 - 【請求項3】 少なくとも寸法と形状が標準化された単
部材として、梁材とその両端部に立設された束材とこの
束材間に掛け外し自在に架け渡された転落防止部材とか
らなる出入り口枠が設置されていることを特徴とする請
求項1または2記載の玉掛け作業用足場。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001181646A JP2002371565A (ja) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | 玉掛け作業用足場 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001181646A JP2002371565A (ja) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | 玉掛け作業用足場 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002371565A true JP2002371565A (ja) | 2002-12-26 |
Family
ID=19021880
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001181646A Pending JP2002371565A (ja) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | 玉掛け作業用足場 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002371565A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012202113A (ja) * | 2011-03-25 | 2012-10-22 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | コンクリート構造物用足場装置および該足場装置を用いたコンクリート構造物の搬送方法 |
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-
2001
- 2001-06-15 JP JP2001181646A patent/JP2002371565A/ja active Pending
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