JP2002371225A - エマルション塗料組成物 - Google Patents

エマルション塗料組成物

Info

Publication number
JP2002371225A
JP2002371225A JP2001181096A JP2001181096A JP2002371225A JP 2002371225 A JP2002371225 A JP 2002371225A JP 2001181096 A JP2001181096 A JP 2001181096A JP 2001181096 A JP2001181096 A JP 2001181096A JP 2002371225 A JP2002371225 A JP 2002371225A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
emulsion
ethylenically unsaturated
unsaturated monomer
functional group
coating composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001181096A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuaki Masuda
一明 枡田
Wakana Hisawatari
和香奈 久渡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Paint Co Ltd filed Critical Nippon Paint Co Ltd
Priority to JP2001181096A priority Critical patent/JP2002371225A/ja
Publication of JP2002371225A publication Critical patent/JP2002371225A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】造膜助剤を含まない、低顔料濃度のエマルショ
ン塗料を提供する。 【解決方法】エチレン性不飽和モノマーを多段乳化重合
して得られるエマルション樹脂および顔料を含有する塗
料組成物であって、上記エマルション樹脂の含有量が樹
脂固形分で3重量%以上であり、上記多段乳化重合の最
終段で用いられるエチレン性不飽和モノマー混合物のガ
ラス転移温度Tg1、および上記多段重合の最終段以外
で用いられるエチレン性不飽和モノマー混合物のガラス
転移温度Tg2が、それぞれ−60〜30℃の範囲にあ
り、上記Tg1は上記Tg2以下であることを特徴とする
エマルション塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエマルション塗料組
成物、特に顔料濃度が高くない系において、低VOCが
達成可能なエマルション塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物の内装に用いられるエマルション
塗料は、屋内で使用されるため、臭気を低減させる必要
がある。また最近では、室内に存在する化学物質によっ
てアレルギー症状が引き起こされる、いわゆるシックハ
ウス症候群と呼ばれる問題が発生しており、この原因と
なると考えられる揮発性有機化合物(VOC)の含有量
を低減することが求められている。
【0003】特開2000−351934号公報には、
VOC成分となる造膜助剤を含有しない、いわゆる零V
OCのエマルション塗料が得られることが開示されてい
る。この塗料に含まれているエマルション樹脂は、ガラ
ス転移温度およびその分子量を低くしたものである。こ
の設計はエマルション塗料の顔料濃度が比較的高いこと
に起因するものであって、つや有りの顔料濃度が低いエ
マルション塗料に上記エマルション樹脂をそのまま適用
した場合には、十分な乾燥性を得ることができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、造膜
助剤を含まない、低顔料濃度のエマルション塗料を提供
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のエマルション塗
料組成物は、エチレン性不飽和モノマーを多段乳化重合
して得られるエマルション樹脂および顔料を含有する塗
料組成物であって、上記エマルション樹脂の含有量が樹
脂固形分で3重量%以上であり、上記多段乳化重合の最
終段で用いられるエチレン性不飽和モノマー混合物のガ
ラス転移温度Tg1、および上記多段重合の最終段以外
で用いられるエチレン性不飽和モノマー混合物のガラス
転移温度Tg2が、それぞれ−60〜30℃の範囲にあ
り、上記Tg1は上記Tg2以下であることを特徴として
いる。ここで上記顔料の含有量が顔料体積濃度で25%
未満であってよい。また、Tg1が−60〜0℃の範
囲、Tg2が−30〜30℃の範囲にあってよい。さら
に上記多段乳化重合の最終段で用いられるエチレン性不
飽和モノマー混合物と上記多段乳化重合の最終段以外で
用いられるエチレン性不飽和モノマー混合物との重量比
は10/90〜50/50であってよく、上記多段乳化
重合の最終段で連鎖移動剤を使用してもよい。また、上
記多段乳化重合の最終段以外で用いられるエチレン性不
飽和モノマー混合物は、複数のエチレン性不飽和基を有
するモノマーを含有していてもよい。
【0006】また、本発明のエマルション塗料組成物
は、反応性官能基を有する添加剤をさらに含有し、上記
多段乳化重合の最終段以外で用いられるエチレン性不飽
和モノマー混合物が、上記反応性官能基と反応する官能
基を有するエチレン性不飽和モノマーを含有していても
よい。ここで反応性官能基を有する添加剤がヒドラジド
化合物であり、反応性官能基と反応する官能基を有する
エチレン性不飽和モノマーがジアセトンアクリルアミド
であってもよく、反応性官能基を有する添加剤がアミン
化合物であり、反応性官能基と反応する官能基を有する
エチレン性不飽和モノマーがアセトアセトキシエチル
(メタ)クリレートであってもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のエマルション塗料組成物
は、エマルション樹脂および顔料を含有している。上記
エマルション樹脂は、エチレン性不飽和モノマーを多段
乳化重合して得られるものである。
【0008】上記多段乳化重合は、2段以上で行われる
ものであるが、容易さの点などから2段であることが好
ましい。上記多段乳化重合においては、最終段で用いら
れるエチレン性不飽和モノマー混合物のガラス転移温度
をTg1、および上記多段乳化重合の最終段以外で用い
られるエチレン性不飽和モノマー混合物のガラス転移温
度Tg2としたとき、Tg1をTg2以下にすることによ
り造膜性が確保され、本発明の目的を達成するためのエ
マルション樹脂を得ることができる。このとき、Tg1
およびTg2はそれぞれ−60〜30℃の範囲にある。
好ましい範囲は、Tg1が−60〜0℃、Tg2が−30
〜30℃である。
【0009】上記多段乳化重合で用いられるエチレン性
不飽和モノマーは種々のものが使用でき、アクリル酸ま
たはメタクリル酸のアルキルエステル類、例えば、メチ
ルエステル、エチルエステル、イソブチルエステル、s
−ブチルエステル、t−ブチルエステル、2−エチルヘ
キシルエステル、ラウリルエステルなど;ビニル化合
物、例えば、スチレン、メチルスチレンなど;カルボン
酸類、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、イタコン酸など;アクリル酸またはメタクリル酸の
ヒドロキシアルキルエステル類、例えば、ヒドロキシエ
チルエステル、ヒドロキシプロピルエステル、ヒドロキ
シブチルエステルなど;ニトリル類、例えば、(メタ)
アクリロニトリルなど;アミド類、例えば(メタ)アク
リルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N,N−
ジメチルアクリルアミド、N−イソプロピルアクリルア
ミドなどを挙げることができる。これらの一般的なエチ
レン性不飽和モノマーはそのガラス転移温度が知られて
いるため、多段乳化重合の最終段またはそれ以外の段で
用いられるエチレン性不飽和モノマー混合物のガラス転
移温度を計算により求めることができる。なお、上記エ
チレン性不飽和モノマーの中で長鎖や脂環式のものを用
いた場合、完全に重合せず、エマルション内に残存して
しまうことがある。このような未反応モノマーの含有は
VOC成分となるため好ましくないため、後述する有機
過酸化物を含んでいるレドックス開始剤系を適用するこ
とにより、その残存量をできるだけ少なくしておくこと
が好ましい。
【0010】また、上記多段乳化重合で用いられるエチ
レン性不飽和モノマー混合物は、乾燥性を確保するため
に、複数のエチレン性不飽和基を有するモノマーを含有
することができる。特に、この複数のエチレン性不飽和
基を有するモノマーは最終段以外で用いられるエチレン
性不飽和モノマー混合物中に含有されていることが好ま
しい。上記複数のエチレン性不飽和基を有するモノマー
は、上記多段乳化重合の最終段以外で用いられるエチレ
ン性不飽和モノマー混合物中に含有されている場合、そ
の含有量は3〜10重量であることが好ましい。3重量
%未満では乾燥性が不十分であり、10重量%を超える
とブツが発生したり、得られる塗膜の光沢が低下する恐
れがある。
【0011】上記複数のエチレン性不飽和基を有するモ
ノマーは、エチレングリコール、1,3−ブチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトールな
どのポリオールの水酸基と複数個の(メタ)アクリル酸
とがエステル結合により結合したものであり、具体的な
ものとして、エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネ
オペンチルグリコールジ(メタ)アクリレートなどを挙
げることができる。なお、これらの複数のエチレン性不
飽和基を有するモノマーを用いる場合、そのガラス転移
温度は100℃と規定する。
【0012】後述するように、本発明のエマルション塗
料組成物が、反応性官能基を有する添加剤を含有してい
る場合には、上記多段乳化重合の最終段以外で用いられ
るエチレン性不飽和モノマー混合物は、上記反応性官能
基と反応する官能基を有するエチレン性不飽和モノマー
を含有することにより、優れた乾燥性が得られる。
【0013】上記反応性官能基と反応する官能基を有す
るエチレン性不飽和モノマーとしては、ヒドラジン化合
物と組み合わせる場合、アクロレイン、ジアセトンアク
リルアミド、ビニルエチルケトン、ジアセトンアクリレ
ート、アセトニルアクリレート、ジアセトンメタクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピルアクリレートアセチルア
セテート、ブタンジオール−1,4−アクリレートアセ
チルアセテートなどの不飽和基を有するカルボニル化合
物が挙げられる。これらの中で、工業的な入手容易性を
考慮するとジアセトンアクリルアミドおよびアクロレイ
ンが好ましく、特にジアセトンアクリルアミドが好まし
い。
【0014】一方、アミン化合物と組み合わせる場合に
は、活性メチレン基およびエチレン性不飽和基を有する
モノマーであるアセトアセトキシエチル(メタ)クリレ
ート、アセトアセトキシプロピル(メタ)クリレート、
アセトアセトキシブチル(メタ)クリレートなどが挙げ
られる。これらの中で、工業的な入手容易性を考慮する
とアセトアセトキシエチル(メタ)クリレートが好まし
い。
【0015】多段乳化重合の最終段で用いられるエチレ
ン性不飽和モノマー混合物と多段乳化重合の最終段以外
で用いられるエチレン性不飽和モノマー混合物との重量
比は10/90〜50/50であることが好ましい。1
0/90未満だと造膜性が低下し、50/50を超える
と乾燥性が低下する。
【0016】本発明のエマルション塗料組成物に含有さ
れるエマルション樹脂を得るための多段乳化重合は、重
合開始剤、水性媒体、乳化剤を一括添加して重合する方
法や、いわゆるモノマー滴下法やプレエマルション法な
どの公知の方法で、例えば、40〜100℃で2〜10
時間かけて行うことができる。
【0017】上記重合開始剤としては、過硫酸塩、例え
ば、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウムなど;過酸化
物、例えば、t−ブチルハイドロパーオキサイド、過酸
化水素など;レドックス開始剤系、例えば、亜硫酸水素
ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、アスコルビン酸、ロン
ガリットなどの還元剤と上記開始剤のような酸化剤を組
み合わせたものなど;アゾ化合物、例えば、4,4’−
アゾビス−4−シアノ吉草酸などが挙げられる。重合開
始剤の量は、用いられるエチレン性不飽和モノマーの総
量に対して、例えば、0.1〜5重量%とすることがで
きる。
【0018】上記乳化剤としては、アニオン系乳化剤、
例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、ラウリル硫酸
塩、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩、ジア
ルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキル
フェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン多環フェ
ニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル硫酸塩など、ノニオン系乳化剤、例えば、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン多環フェニ
ルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テルなど;アニオン系またはノニオン系であってラジカ
ル重合性基を有する、いわゆる反応性乳化剤、例えば、
アクアロンHS−10、(第一工業製薬社製、ポリオキ
シエチレンアルキルプロペニルフェニルエーテル硫酸
塩)、アクアロンRN−20(第一工業製薬社製、ポリ
オキシエチレンアルキルプロペニルフェニルエーテ
ル)、エレミノールJS−2、(三洋化成工業社製、ア
ルキルアリルスルホコハク酸ナトリウム)、ラテムルS
−180A、(花王社製、スルホコハク酸型反応性活性
剤(オレイルアンモニウム塩))、アントックスMS−
60(日本乳化剤社製、ビス(ポリオキシエチレン多環
フェニルエーテル)メタクリレート硫酸エステル)など
が挙げられる。上記乳化剤の量は、用いられるエチレン
性不飽和モノマーの総量に対して、例えば、0.2〜1
0重量%とすることができる。
【0019】上記水性媒体としては、通常、水が使用さ
れる。必要に応じて低級アルコールやケトン等の親水性
溶媒の併用は可能であるが、有機溶剤が含まれないこと
が好ましい。上記水性媒体の使用量は、特に限定され
ず、得られるエマルション樹脂の固形分が所定量になる
ように適宜設定すればよい。
【0020】また、上記多段乳化重合において、得られ
るエマルション樹脂の分子量調節のために連鎖移動剤を
使用することができるが、多段乳化重合の最終段で連鎖
移動剤を使用することにより、優れた造膜性を有するエ
マルション樹脂が得られる。その場合の連鎖移動剤の量
は、多段乳化重合の最終段で用いられるエチレン性不飽
和モノマーの総量に対して、0.1〜5重量%であるこ
とが好ましい。これらの範囲外では目的とする性能が得
られない恐れがある。上記連鎖移動剤としては、例え
ば、ラウリルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタ
ン、オクチルメルカプタン、チオグリコール酸2−エチ
ルへキシル、2−メチル−5−t−ブチルチオフェノー
ルなどが挙げられる。
【0021】また得られたエマルション樹脂のpHを調
整するために中和剤が使用されていい。上記中和剤とし
ては、アンモニア、N,N−ジメチルアミノエタノー
ル、2−アミノ2−メチル−1−プロパノールなどのア
ミン類、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの水酸
化物が用いられる。なお、上記pHの調整は、重合中、
およびその前後、いつでも行うことができる。
【0022】上記多段乳化重合により得られたエマルシ
ョン樹脂は、平均粒子径が60〜300nm、固形分が
20〜60重量%であることが好ましい。平均粒子径が
60nm未満だと製造が困難であり、300nmを超え
ると貯蔵安定性に問題が生じる恐れがある。また、固形
分が20重量%未満だと塗膜を得るのに効率が悪く、6
0重量%を超えると貯蔵安定性に問題が生じる恐れがあ
る。なお、上記平均粒子径は、例えば、レーザー光散乱
式粒子径測定装置により測定することができる。
【0023】本発明のエマルション塗料組成物におい
て、上記エマルション樹脂の含有量が固形分で3重量%
以上である。3重量%未満だと、塗料組成物の濃度が低
くなり実際的でなく、上限は特に規定されないが、塗装
作業性や貯蔵安定性の観点から65重量%以下であるこ
とが好ましい。さらに好ましくは、10〜40重量%で
ある。
【0024】また、本発明のエマルション塗料組成物に
おける顔料の量は、顔料体積濃度で25%未満であるこ
とが好ましい。25%以上だと、本発明の効果が充分に
発現されない。なお、顔料体積濃度が0%のとき、本発
明のエマルション塗料組成物はクリア塗料である。上記
顔料としては、特に限定されず、例えば、チタン白、カ
ーボンブラックの様な無機系顔料、シアニン系、ベンズ
イミダゾロン系、イソインドリノン系、アゾ系、アンス
ラキノン系、キノフタロン系、アンスラピリジニン系、
キナクリドン系、トルイジン系、ピラスロン系、ペリレ
ン系等の有機系顔料などを挙げることができる。また、
上記着色顔料の他に、体質顔料も使用可能である。
【0025】本発明のエマルション塗料組成物は、反応
性官能基を有する添加剤をさらに含有することができ
る。この場合、先の多段重合で用いられるエチレン性不
飽和モノマー混合物が、上記反応性官能基と反応する官
能基を有するエチレン性不飽和モノマーを含有している
必要性がある。上記反応性官能基を有する添加剤として
は、ヒドラジド化合物またはアミン化合物が挙げられ
る。上記ヒドラジド化合物はカルボニル化合物と反応す
るものであり、例えば、シュウ酸ジヒドラジド、マロン
酸ジヒドラジド、こはく酸ジヒドラジド、グルタル酸ジ
ヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒ
ドラジド、マレイン酸ジヒドラジド、フマル酸ジヒドラ
ジド、イタコン酸ジヒドラジドなどのジカルボン酸ジヒ
ドラジドが挙げられる。これらの中で入手容易性の点か
ら、アジピン酸ジヒドラジドが好ましい。
【0026】一方、アミン化合物は活性メチレン基と反
応するものであり、例えば、2−メチルペンタメチレン
ジアミン、シクロヘキサンジアミン、ヘキサメチレンジ
アミンなどのポリアミンが挙げられる。これらの中で入
手容易性の点から、ヘキサメチレンジアミンが好まし
い。
【0027】上記反応性官能基を有する添加剤は、上記
エマルション樹脂中に存在する反応性官能基と反応する
官能基に対して、例えば、0.2〜2当量になるような
量で用いられることが好ましい。
【0028】本発明のエマルション塗料組成物は、HL
Bが12.5〜18.5の範囲のノニオン性界面活性剤
をさらに含有することができる。この界面活性剤を含有
することで、凍結時の塗料安定性が確保でき、VOCで
ある凍結防止剤を添加しなくてもよくなる。上記HLB
が12.5より小さいと、親水基の水和能力が低下し凍
結時の塗料安定性が確保できなくなる。逆に18.5よ
り大きいと親水性が高すぎて粒子表面の疎水性部への吸
着性が低下して凍結安定化機能が発現しない。なお、こ
こでいうHLB値は、グリフィンの計算式で求められた
ものである。
【0029】上記ノニオン性界面活性剤の含有量は、塗
料の固形分に対し、0.2〜5重量%であることが好ま
しい。0.2重量%未満だと、塗料組成物が凍結時に凝
集し、溶解後に再分散しなくなる。また5重量%を越え
ると、得られる塗膜の耐水性が低下し好ましくない。
【0030】上記ノニオン性界面活性剤としては、例え
ば、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリ
オキシエチレンポリオキシエチレンオクチルフェニルエ
ーテル等のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシ
エチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリ
ルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等の
ポリオキシエチレンアルキルエーテル、多環フェニルが
ジスチレン化フェニル等のポリオキシ多環フェニルエー
テル、脂肪酸がラウリル酸、ステアリン酸、オレイン酸
等であるポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル
等が挙げられる。なお、このようなノニオン性界面活性
剤は、沸点が高くVOCには当たらない。
【0031】本発明のエマルション塗料組成物は、上記
の成分の他、必要に応じて、通常使用される顔料分散
剤、表面調整剤、消泡剤、増粘剤、紫外線吸収剤、酸化
防止剤、防腐剤、防かび剤、防藻剤等のその他の成分を
含有することができる。なお、これらのその他成分は、
VOCに該当しないものを使用することが好ましい。
【0032】本発明のエマルション塗料組成物は、水に
より目的とする粘度に希釈され、当業者によく知られた
方法を用い、種々の基材に対して塗装することができ
る。塗装は被塗物に対して2度以上行うことも可能であ
る。塗装後、通常、室温で乾燥させる。2〜3時間程度
で塗り重ねすることが可能であり、数日間、養生するこ
とで乾燥塗膜を得ることができる。
【0033】
【実施例】製造例1 多段乳化重合によるエマルション
樹脂の製造その1 滴下漏斗、温度計、窒素導入管、環流冷却器および撹拌
機を備えた5口セパラブルフラスコにイオン交換水40
部を仕込み、窒素雰囲気のもとで80℃に昇温した。ス
チレン16.0部、メタクリル酸メチル35.8部、ア
クリル酸2−エチルへキシル27.0部およびメタクリ
ル酸1.2部からなる第1段目のモノマー混合液を、ペ
レックスSS−H(花王社製アルキルジフェニルエーテ
ルジスルホン酸ナトリウム)2.0部をイオン交換水4
5部に溶解させた乳化剤水溶液中に加え、ミキサーを用
いて乳化させ、第1段のプレエマルションを調製した。
このプレエマルションと、過硫酸アンモニウム0.3部
をイオン交換水13.0部に溶解させた開始剤水溶液と
を別個の滴下漏斗から同時に滴下した。前者は90分
間、後者は180分間にわたって均等に滴下を開始し
た。前者の滴下が終わってから30分後に、スチレン
4.0部、メタクリル酸メチル3.5部、アクリル酸2
−エチルへキシル11.6部およびメタクリル酸0.9
部からなる第2段目のモノマー混合液にラウリルメルカ
プタン0.3部を混合したものを30分間にわたり滴下
した。全ての滴下が終わった後、同温度でさらに120
分間反応を継続した。冷却後、用いたメタクリル酸の1
0モル%に相当するアンモニア水で中和した。中和物を
400メッシュの金網で濾過し、固形分50%のエマル
ション樹脂を得た。
【0034】製造例2〜5 多段乳化重合によるエマル
ション樹脂の製造その2〜5 表1に示した配合に基づき、製造例1と同様の操作でエ
マルション樹脂を製造した。
【0035】製造例6 通常の乳化重合によるエマルシ
ョン樹脂の製造その1 製造例1と同様の装置にイオン交換水40部を仕込み、
窒素雰囲気のもとで80℃に昇温した。スチレン20.
0部、メタクリル酸メチル43.0部、アクリル酸2−
エチルへキシル34.0部およびメタクリル酸3.0部
のモノマー混合液を、ペレックスSS−H(花王社製ア
ルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム)
2.0部をイオン交換水45部に溶解させた乳化剤水溶
液中に加え、ミキサーを用いて乳化させてプレエマルシ
ョンを調製した。このプレエマルションと過硫酸アンモ
ニウム0.3部をイオン交換水13.0部に溶解させた
開始剤水溶液を別個の滴下漏斗から同時に滴下した。前
者は120分間、後者は150分間にわたって均等に滴
下を開始した。全ての滴下が終わった後、同温度でさら
に120分間反応を継続した。冷却後、用いたメタクリ
ル酸の10モル%に相当するアンモニア水で中和した。
中和物を400メッシュの金網で濾過し、固形分50%
のエマルション樹脂を得た。
【0036】製造例7 通常の乳化重合によるエマルシ
ョン樹脂の製造その2 表1に示した配合に基づき、製造例6と同様の操作でエ
マルション樹脂を製造した。
【0037】製造例8 多段乳化重合による比較用エマ
ルション樹脂の製造 表1に示した配合に基づき、製造例1と同様の操作でエ
マルション樹脂を製造した。
【0038】表1に、製造例1〜8における配合、およ
び各モノマー混合液のガラス転移温度を示す。
【0039】
【表1】
【0040】実施例1 CR−50(石原産業社製、酸化チタン)250部、増
粘剤3部、消泡剤1部および水250部から得られた顔
料ペーストを30部、製造例1で得られたエマルション
樹脂を60部、およびSN−612(サンノプコ社製ウ
レタン変性ポリエーテル系増粘剤SNシックナー612
の水希釈物、有効成分12%)0.5部を混合し、ディ
スパーで攪拌し均一に分散することによって、顔料体積
濃度16.8%のエマルション塗料を得た。塗料の配合
から計算されるVOC含有量は0.1重量%未満であっ
た。
【0041】実施例2〜5および比較例1〜4 表2に示す配合に基づき、実施例1と同様の手順によ
り、VOC含有量が0.1重量%未満であるエマルショ
ン塗料をそれぞれ得た。
【0042】
【表2】
【0043】実施例1〜5および比較例1〜4で得られ
たエマルション塗料を用いて、その評価を行った。評価
方法を以下に、評価結果を表2に示す。
【0044】<乾燥性>各エマルション塗料を25℃に
おけるストーマー粘度計での粘度が70KUとなるよう
にイオン交換水にて希釈し、ガラス板(70×150×
4mm)上に6MILドクターブレードを用いて塗布し
た。室温で18時間および24時間乾燥させて得られた
塗膜の指触感を以下の基準で評価した。24時間後に粘
着感がなければ合格である。 ○:粘着感がない △:わずかに粘着感がある ×:かなり粘着感がある
【0045】<低温造膜性>各エマルション塗料を無希
釈のまま、ガラス板(70×150×4mm)上に6M
ILドクターブレードを用いて塗布した。5℃で4時間
乾燥させて得られた塗膜表面を10倍ルーペにて観察
し、以下の基準で評価した。 ○:ワレ、クラックがない ×:ワレ、クラックがある
【0046】<厚膜造膜性>各エマルション塗料を無希
釈のまま、ガラス板(70×150×4mm)上に30
MILドクターブレードを用いて塗布した。室温で24
時間乾燥させて得られた塗膜表面を10倍ルーペにて観
察し、以下の基準で評価した。 ○:ワレ、クラックがない ×:ワレ、クラックがある
【0047】本発明のエマルション塗料組成物は、いず
れも優れた結果が得られた。特に反応性官能基を有する
添加剤を用いた実施例4および5では、他のものに比較
して優れた乾燥性を有していた。一方、通常の乳化重合
によるエマルション樹脂を含む比較例1および2では、
それぞれ造膜性および乾燥性が充分でなく、これらの樹
脂を単に混合した比較例3では両方の性能が劣ってい
た。また、比較例8のように、多段乳化重合により得ら
れたエマルション樹脂であっても、最終段で用いられる
エチレン性不飽和モノマー混合物のガラス転移温度が最
終段以外で用いられるエチレン性不飽和モノマー混合物
のガラス転移温度よりも高い場合には、目的とする性能
は得られなかった。
【0048】
【発明の効果】本発明のエマルション塗料組成物は、多
段乳化重合の各段で用いられるモノマー混合物のガラス
転移温度を規定して製造されたエマルション樹脂を含有
している。このため、低い顔料濃度であっても、十分な
乾燥性が確保されており、同時に造膜性も優れているの
で、造膜助剤を使用しなくてもよい。よって、造膜助剤
起因のVOCの量を0にすることができる。
【0049】これは、多段乳化重合によって得られるエ
マルション樹脂はいわゆるコア/シェル型の樹脂を形成
しているため、その外側のシェル部を構成するモノマー
混合物のガラス転移温度を低くしたり、連鎖移動剤を用
いてシェル部の分子量を低下させることで造膜性が高め
られていると考えられる。一方、内側のコア部について
は、これを構成するモノマー混合物のガラス転移温度を
高くすることや、複数のエチレン性不飽和基を有するモ
ノマーを含有させて、コア部が部分的または全体的に、
高分子量化あるいは架橋させることにより乾燥性が高ま
っているものと思われる。また、添加剤とエマルション
樹脂とに常温で反応が進行する官能基をそれぞれ導入す
ることで、塗膜の乾燥とともに粒子間架橋が起こり、乾
燥時間を短くすることも可能である。
【0050】本発明のエマルション塗料組成物は、種々
の用途に利用可能であるが、有機溶剤を含んでいないた
め、これに基づく臭いやアレルギーの発現などを最小限
に止めることができるため、特に屋内での使用に適して
いる。
【0051】また、本発明のエマルション塗料組成物
は、エマルション樹脂中の未反応モノマー量を最小限に
したり、特定範囲のHLBを有するノニオン性界面活性
剤を含有することで、塗料のVOC量をさらに削減する
ことが可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J011 AA05 AC03 BB01 BB07 KA02 KA06 KA10 KA14 KB13 4J038 CC021 CG031 CG141 CG161 CG171 HA026 HA216 JB01 JB16 JB17 JB18 KA08 MA08 MA10 MA13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エチレン性不飽和モノマーを多段乳化重合
    して得られるエマルション樹脂および顔料を含有する塗
    料組成物であって、前記エマルション樹脂の含有量が樹
    脂固形分で3重量%以上であり、前記多段乳化重合の最
    終段で用いられるエチレン性不飽和モノマー混合物のガ
    ラス転移温度Tg1、および前記多段重合の最終段以外
    で用いられるエチレン性不飽和モノマー混合物のガラス
    転移温度Tg2が、それぞれ−60〜30℃の範囲にあ
    り、前記Tg1は前記Tg2以下であることを特徴とする
    エマルション塗料組成物。
  2. 【請求項2】前記顔料の含有量が顔料体積濃度で25%
    未満である請求項1記載のエマルション塗料組成物。
  3. 【請求項3】前記Tg1が−60〜0℃の範囲、前記T
    2が−30〜30℃の範囲にある請求項1または2記
    載のエマルション塗料組成物。
  4. 【請求項4】前記多段乳化重合の最終段で用いられるエ
    チレン性不飽和モノマー混合物と前記多段乳化重合の最
    終段以外で用いられるエチレン性不飽和モノマー混合物
    との重量比が10/90〜50/50である請求項1〜
    3いずれかに記載のエマルション塗料組成物。
  5. 【請求項5】前記多段乳化重合の最終段で連鎖移動剤を
    使用する請求項1〜4いずれかに記載のエマルション塗
    料組成物。
  6. 【請求項6】前記多段乳化重合の最終段以外で用いられ
    るエチレン性不飽和モノマー混合物が、複数のエチレン
    性不飽和基を有するモノマーを含有するものである請求
    項1〜5のいずれか1つに記載のエマルション塗料組成
    物。
  7. 【請求項7】反応性官能基を有する添加剤をさらに含有
    し、前記多段乳化重合の最終段以外で用いられるエチレ
    ン性不飽和モノマー混合物が、前記反応性官能基と反応
    する官能基を有するエチレン性不飽和モノマーを含有す
    る請求項1〜6のいずれか1つに記載のエマルション塗
    料組成物。
  8. 【請求項8】前記反応性官能基を有する添加剤がヒドラ
    ジド化合物であり、前記反応性官能基と反応する官能基
    を有するエチレン性不飽和モノマーがジアセトンアクリ
    ルアミドである請求項7記載のエマルション塗料組成
    物。
  9. 【請求項9】前記反応性官能基を有する添加剤がアミン
    化合物であり、前記反応性官能基と反応する官能基を有
    するエチレン性不飽和モノマーがアセトアセトキシエチ
    ル(メタ)クリレートである請求項7記載のエマルショ
    ン塗料組成物。
JP2001181096A 2001-06-15 2001-06-15 エマルション塗料組成物 Pending JP2002371225A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001181096A JP2002371225A (ja) 2001-06-15 2001-06-15 エマルション塗料組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001181096A JP2002371225A (ja) 2001-06-15 2001-06-15 エマルション塗料組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002371225A true JP2002371225A (ja) 2002-12-26

Family

ID=19021415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001181096A Pending JP2002371225A (ja) 2001-06-15 2001-06-15 エマルション塗料組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002371225A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005089725A (ja) * 2002-12-27 2005-04-07 Sk Kaken Co Ltd 水性塗料組成物、及び無機質基材の塗装方法
CN102093502A (zh) * 2010-12-08 2011-06-15 江苏日出化工有限公司 彩瓦涂料用丙烯酸乳液

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11302590A (ja) * 1998-04-17 1999-11-02 Kansai Paint Co Ltd 剥離性水性被覆組成物及びこれを用いた自動車外板塗膜の一時保護方法
JP2001106731A (ja) * 1999-08-27 2001-04-17 Rohm & Haas Co 改良されたポリマー組成物
JP2001139871A (ja) * 1999-11-18 2001-05-22 Nippon Zeon Co Ltd コーティング剤組成物及び成形品

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11302590A (ja) * 1998-04-17 1999-11-02 Kansai Paint Co Ltd 剥離性水性被覆組成物及びこれを用いた自動車外板塗膜の一時保護方法
JP2001106731A (ja) * 1999-08-27 2001-04-17 Rohm & Haas Co 改良されたポリマー組成物
JP2001139871A (ja) * 1999-11-18 2001-05-22 Nippon Zeon Co Ltd コーティング剤組成物及び成形品

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005089725A (ja) * 2002-12-27 2005-04-07 Sk Kaken Co Ltd 水性塗料組成物、及び無機質基材の塗装方法
JP4711615B2 (ja) * 2002-12-27 2011-06-29 エスケー化研株式会社 水性塗料組成物、及び無機質基材の塗装方法
CN102093502A (zh) * 2010-12-08 2011-06-15 江苏日出化工有限公司 彩瓦涂料用丙烯酸乳液

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3151056B2 (ja) エラストマー性の塗料、コーキング材およびシーラントのための多段重合体バインダー
JP3940297B2 (ja) 水性樹脂分散体およびその製造方法
EP0609756A2 (en) Latex paint formulations containing no organic solvents based on multistage polymers
EP1008635A1 (en) Dirt pickup resistant coating binder and coatings
JP3630585B2 (ja) 水性樹脂分散体
JP5089114B2 (ja) 水性樹脂組成物、及びその製造方法、並びに水性塗料組成物
US5643977A (en) Room-temperature curable waterbased coating compositions
JP2002047450A (ja) 水性塗料組成物
JP4786789B2 (ja) 顔料分散用水性樹脂組成物の製造方法
JP3895827B2 (ja) 共重合体水分散液及びこれを含む水性塗料用樹脂組成物
JP4482178B2 (ja) エマルション塗料組成物
JP2002371225A (ja) エマルション塗料組成物
JP5336816B2 (ja) 水性被覆材およびエマルションの製造方法
JP3643304B2 (ja) 水性樹脂分散体の製造方法
JP2001335735A (ja) 下塗り塗料組成物
JP2010143954A (ja) 無機系基材塗装用の水性樹脂分散体
JP7198146B2 (ja) 塗料用水性樹脂組成物
JP4333012B2 (ja) 水性樹脂分散体およびその製造法
JPH0651860B2 (ja) ブロッキング防止用塗料
JP2004155940A (ja) 可塑剤移行防止用水性被覆材
JP4463971B2 (ja) 硬化型水性樹脂組成物
JPH07286137A (ja) 有機溶媒を含まず、多段階ポリマーをベースとするラテックスペイント塗料
JP5340365B2 (ja) 水性樹脂組成物、及びその製造方法、並びに水性塗料組成物
JP3294576B2 (ja) 水分散型塗料組成物
JP3601651B2 (ja) 二酸化チタン含有懸濁重合体ビーズの製造方法及び屋外用塗料組成物の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110726

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111213