JP2002370137A - 切断機のチップコンベア - Google Patents

切断機のチップコンベア

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステンレス鋼など高粘性のワークを切断する
際に生ずる大きな金属たわし状切屑塊の噛み込みによっ
てスクレーパ方式チップコンベアが不測に停止したり故
障するのを防止すること、及び、スクレーパ方式チップ
コンベアの排出口直近まで掻き出された切屑の一部がス
クレーパにより元の方向へ持帰られるのを防止するこ
と。 【解決手段】 樋状ケース22、駆動スプロケット7、
従動スプロケット8、複数のスクレーパ30が取付けら
れたチェーン9、チェーンセパレートアーム16、圧縮
コイルばね17を備えた切断機のチップコンベア22に
おいて、駆動スプロケット7を上側にずらし、張り側チ
ェーン9a内面を押圧部材28で押圧する。スクレーパ
30の先端側を進行方向に対して後方斜め方向に向ける
べくスクレーパ30を鋭角に折曲する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鋸盤をはじめ各種切
断機から生ずる切屑等をチップボックス等に回収するた
めのチップコンベアに関する。
【0002】
【従来の技術】切断機として代表的な鋸盤に用いられる
チップコンベアは、スクリューコンベア方式と、多数の
スクレーパをチェーンに取付けてチェーンを回動させて
切屑を掻き出すスクレーパ方式とに大別される。後者は
構造的に比較的簡単で低コストであるため広く普及して
いる。このスクレーパ方式のチップコンベア1は、図3
及び図4に示すように、鋸盤2の鋸刃3の下方に設けら
れ、被削物4の切削部より落下してくる切屑を集めて、
鋸盤2の外部に載置されたチップボックス5等に排出す
る。詳しくは、チップコンベア1は斜めに配設された樋
状ケース6を有し、この樋状ケース6の両端部にそれぞ
れスプロケット7及び8を軸支し、このスプロケット7
及び8にチェーン9を巻き掛け、そのチェーン9の外方
に樋状ケース6の底部に当接するよう複数のスクレーパ
10を等間隔で固着し、一方のスプロケット7をチェー
ン9の下側が張り側となるようにモータ11で回転駆動
させて、樋状ケース6内の切屑をスクレーパ10で掻き
上げ、樋状ケース6の一端の排出口12から外部に排出
するように構成されている。
【0003】ところで、スクリュー式でもスクレーパ式
でも、切屑だけを排出している限り特に問題はないが、
切屑以外のもの、例えば被削物の切断片などの小異物が
樋状ケース6に落ち込むと、異物噛み込み現象によりチ
ップコンベア1が停止したり故障したりする懸念が多分
にあった。すなわち、スクレーパ方式のチップコンベア
では、チエーン9を巻き掛ける両端のスプロケット7及
び8の回転軸が一般的には樋状ケース6に固定的に支持
されているため、被削物4の切断片などの小異物が樋状
ケース6内の従動側スプロケット8部に落下した場合に
は、スプロケット8を周回するスクレーパ10と樋状ケ
ース6の底壁部との間に噛み込み、装置を停止させてし
まったり、時には破損に至らしめるという大きな欠点が
あった。また、長期間の使用等によってチェーン9が伸
びた場合には、チェーン9の張りを調整して弛みを除去
する必要があった。
【0004】そこで、本願出願人は実公昭62−283
32号で改良型のチップコンベアを提案した。この改良
型のチップコンベア1aは、図5に示すように、チェー
ン9の張り側9aと戻り側9bとの間に、低い方の一端
に従動スプロケット8を軸支し、高い方の一端を樋状ケ
ース6に揺動自在に支持したチェーンセパレートアーム
16を配設したもので、このチェーンセパレートアーム
16を、圧縮コイルばね17によって前記低い方の一端
に向け弾性的に押圧するようにしている。従って、樋状
ケース6内の従動側スプロケット8部に切断片等の小異
物が落下しても、スクレーパ10が当該異物の上に無理
なく乗り上げ、この際、チェーンセパレートアーム16
が従動スプロケツト8、チェーン9及びスクレーパ10
と共に一体的に上方に持ち上がるから、異物噛み込み現
象を起こすことなく、この異物を無理なく排出口12へ
と掻き出すことができ、また、チェーンセパレートアー
ム16がチェーン9の張り側と戻り側の間に介在してい
るので、これら両側が互いに接触することもなく、か
つ、チェーン9の張りが圧縮コイルばね17によって一
定に維持されるから、チェーン9の張りの経年変化が発
生せず張りの調整の手間がかからない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した改良型のチッ
プコンベアは異物噛み込み現象等を防止する上で非常に
有効であるが、このチップコンベアをさらに機能的に向
上させるため、以下の課題の解決が望まれている。 1.ステンレス鋼などの粘性の高い被削物を切断する際
に生ずる切屑は、粗粉状ではなく薄長い上にカールして
いるので、絡まり合って大きな「金属たわし」状の塊に
なりやすい。この大きな金属たわし状の切屑塊は、スク
レーパ10とチェーンセパレートアーム16の連結部材
16bや固定梁25との間や、駆動スプロケット7と樋
状ケース6底部との間に噛み込み、チップコンベア1a
を停止させたり故障させたりすることがある。 2.従来のチップコンベア1aではスクレーパがチェー
ンに対して直角に取付けられていたので、スクレーパ1
0が駆動スプロケット7で折り返す時に、図6のように
駆動スプロケット7に到達した瞬間からスクレーパ10
が前掬い状態に傾斜し始め、駆動スプロケット7の軸と
同じ高さ位置まで周回した段階ではスクレーパ10がほ
ぼ水平状態となることから、排出口12直近まで掻き出
された切屑の一部がスクレーパ10で掻き上げられ、そ
のまま元の方向へ持帰られてしまう場合がある。
【0006】本発明はスクレーパ方式のチップコンベア
における前述2つの課題を解消することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る切断機のチ
ップコンベアは、鋸刃下方にあって低位置から高位置へ
と斜めに配設された切屑回収用の樋状ケースと、前記樋
状ケースの上端部内にあって樋状ケースに軸支されモー
タによって回転される駆動スプロケットと、前記樋状ケ
ースの下端部内に配設された従動スプロケットと、前記
駆動及び従動スプロケットの間に巻き掛けられ、外側に
複数個のスクレーパが取付けられたチェーンと、前記チ
ェーンの張り側と戻り側との間に配設され、低い方の一
端に前記従動スプロケットを軸支し高い方の一端が前記
樋状ケースに揺動自在に支持されたチェーンセパレート
アームと、前記チェーンセパレートアームをその長手方
向の前記低い方の一端に向けて弾性的に押圧して前記チ
ェーンに張りを与えるばね手段とからなり、前記チェー
ンを下方が張り側となるよう駆動することにより前記樋
状ケース底部に落下した切屑及び小異物を前記スクレー
パによつて切断機外部に排出し得るよう構成された切断
機のチップコンベアにおいて、前記駆動スプロケットの
位置を、当該スプロケットに接近する前記スクレーパが
前記樋状ケース底部から離脱するように前記樋状ケース
の上端部内で上側にずらすと共に、前記駆動スプロケッ
ト近傍の張り側チェーン内面を、当該張り側チェーンの
スクレーパが前記樋状ケース底部に近接するように弾性
的に押圧する押圧手段を配設したことを特徴とする。
【0008】これにより、スクレーパが駆動スプロケッ
トに近付いて来ても上下方向に充分な空間があり、しか
も押圧部材によって樋状ケース底壁部側に附勢されるか
ら、粗粉状の細かい切屑から金属たわし状の大きな切屑
塊、さらには切断片などの小異物に至るまで、スクレー
パとチェーンセパレートアームの連結部材や固定梁との
間や、駆動スプロケットと樋状ケースとの間に噛み込む
ことなく、確実に排出口まで掻き出すことができる。
【0009】また、本発明の切断機のチップコンベア
は、スクレーパを、その先端側が進行方向に対して後方
斜め方向に向くように傾斜させたことを特徴とする。
【0010】これにより、スクレーパが押圧部材を通過
して駆動スプロケットに掛かり駆動スプロケットの回転
軸と同じ高さ位置まで周回した段階でも、スクレーパは
下方に傾斜した姿勢をとるので、スクレーパによって掻
き出された切屑はスムーズにスクレーパから離れる。従
って、排出口直近まで掻き出された切屑がスクレーパに
より掬われて元の方向に逆戻りすることがなく、切屑の
掻き出し効率を高めることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1(A)(B)に示すよう
に、本発明に係るチップコンベア21は従来同様に切断
機の鋸刃下方において傾斜して配設されるが、その樋状
ケース22が上端側にいくにつれて次第に上下方向幅が
拡大された末広がり形状とされている。換言すると、樋
状ケース22は下端部側が浅く上端部側が深く成形され
ている。樋状ケース22の下端部は端壁部22aで閉じ
られているが、上端部は開放されて排出口12を形成し
ている。また、樋状ケース22の上側は下端部から上端
部近傍まで切り欠かれて切屑受開口23とされ、樋状ケ
ース22の底壁部22bは下端部から上端部まで連続し
た切屑案内面24を形成している。この底壁部22bは
樋状ケース22の排出口12において直角方向下方に短
く曲げられた折曲部22cを形成し、排出口12の縁に
切屑が引っ掛かからないようにされている。
【0012】駆動スプロケット7の回転軸7aは、従来
のように、スクレーパ30の下部が駆動スプロケット7
の位置において樋状ケース22の底壁部に対し隙間ゼロ
を保持する位置ではなくて、かなり上方寄りの位置で樋
状ケース22の両側壁で軸支され、樋状ケース22の一
方の側壁の外側面に取付けられたモータ11の駆動軸
が、駆動スプロケット7の回転軸7aに連結されてい
る。
【0013】駆動スプロケット7よりもやや樋状ケース
22の下端部寄り位置に、樋状ケース22の水平幅方向
(図1(A)で紙面垂直方向、図1(B)で上下方向)
に固定梁25が掛渡されている。この固定梁25の中央
部に樋状ケース22の長手方向に向いた挿通孔26が貫
通形成され、この挿通孔26に梯子状のチェーンセパレ
ートアーム16の軸部16eが挿入されている。このチ
ェーンセパレートアーム16は図1(B)に示すよう
に、樋状ケース22の長手方向に延在した左右一対の長
手部材16a,16a、これら長手部材16a,16a
の上端部1箇所と上端部寄りの中間部2箇所において両
長手部材16a,16aを相互連結する第1〜第3連結
部材16b,16c,16d、第1連結部材16bの中
央部から樋状ケース22の上端部側へ突出して前述の挿
通孔26に挿入された軸部16e、及び軸部16eに外
嵌された圧縮コイルばね(ばね手段)17で構成されて
いる。挿通孔26の内径はチェーンセパレートアーム1
6の上端部の外径よりも充分大きくされていて、樋状ケ
ース22内でチェーンセパレートアーム16の下端部側
が上下方向に揺動可能とされている。このチェーンセパ
レートアーム16の一対の長手部材16aの下端部は、
樋状ケース22の下端部まで等長で延在し、この長手部
材16aの両下端部に、従動スプロケット8の回転軸8
aの両端部が軸支されている。駆動スプロケット7と従
動スプロケット8との間には無端状チェーン9が巻き掛
けられ、このチェーン9に圧縮コイルばね17の附勢
力、すなわちチェーンセパレートアーム16を樋状ケー
ス22の下端部方向に押圧する力で適度の張りが付与さ
れている。
【0014】前記第2及び第3連結部材16c,16d
は丸軸で、そのうちの駆動スプロケット7に近い方の第
2連結部材16cの中央に長板状の押圧部材(押圧手
段)28の基端部が上下方向に揺動可能に軸支されてい
る。この第2連結部材16cには捩りばね29が巻装さ
れ、この捩りばね29の一端が片側の長手部材16aの
上に止着されると共に、他端が押圧部材28の上に止着
されている。押圧部材28の先端部は樋状ケース22の
排出口12側に向けて斜め下方に延在し、張り側チェー
ン9aの上面に当接している。そして捩りばね29によ
る附勢力が押圧部材28を介して張り側チェーン9aの
上面に適度の押圧力として作用するようになっている。
なお、図2のように、押圧部材28の基端部に形成され
たL字状切欠部31が第3連結部材16dに当接し、こ
れによって押圧部材28は図2の状態からさらに時計方
向に回動し得ないように規制されおり、図2の状態にお
いて、後述するスクレーパ30が押圧部材28の先端を
通過するとき、スクレーパ30と切屑案内面24との間
の隙間が実質的にゼロ(微小隙間があっても構わない)
となるように構成されている。
【0015】チェーン9の外側には、複数のスクレーパ
30が樋状ケース22内を横断するように等間隔で取付
けられている。各スクレーパ30は図1(A)のように
鋭角(例えば60°)に屈曲されて側面視でV字状を成
し、その先端側が進行方向に対して後方斜め方向に向け
られている。
【0016】本発明の一実施形態に係るチップコンベア
21は前述の如く構成され、チェーンセパレートアーム
16の下端部側重量が樋状ケース22の切屑案内面24
上で支承された状態で、駆動スプロケット7がチェーン
9の下方が張り側となるように、すなわち図1(A)で
反時計方向に回転駆動される。これにより、スクレーパ
30が樋状ケース22の切屑案内面24に当接した状態
で排出口12側へと移動し、落下してくる切屑を掻き上
げて排出口12から外部へ排出する。
【0017】ここで、被削物4の切断片等の小異物が樋
状ケース22内の従動スプロケット8部に落下したと
き、スクレーパ30はチェーン9、従動スプロケット8
及びチェーンセパレートアーム16と共に上方に持ち上
がり、あるいは圧縮コイルばね17が伸縮するなどによ
り、スクレーパ30と樋状ケース22との間に異物が噛
み込むことなく、その異物を無理なく排出口12へと導
くことができる。また、何らかの外力によりチェーン9
が弛んだ場合、張り側と戻り側との間にチェーンセパレ
ートアーム16が介在するので、スクレーパ30がこの
チェーンセパレートアーム16に当接案内され、張り側
・戻り側が互いに接触することがない。更に、圧縮コイ
ルばね17によりチェーンセパレートアーム16を介し
て従動スプロケット8が駆動スプロケット7から遠去か
る向きに弾性的に押圧されるので、チェーン9の張り側
には常に適度の張りが作用する。
【0018】ここで、ステンレス鋼など高粘性のワーク
を切断する際に生ずる大きな金属たわし状切屑塊が樋状
ケース22内に落ち込むと、この大きな切屑塊はスクレ
ーパ30によって樋状ケース22に沿って掻き上げら
れ、駆動スプロケット7に近付いて来る。図5の従来の
チップコンベア1aでは、駆動スプロケット7の回転軸
7aが、スクレーパ10の下部が駆動スプロケット7の
位置において樋状ケース6の底壁部に対し実質的に隙間
ゼロを保持する位置に設けられているため、スクレーパ
10は駆動スプロケット7に近付くに従って上下方向の
空間が狭まるので、金属たわし状切屑塊がスクレーパ1
0とチェーンセパレートアーム16の連結部材16bや
固定梁25との間、あるいは駆動スプロケット7と樋状
ケース22底部との間に噛み込むおそれがあった。
【0019】本発明では駆動スプロケット7が従来より
も高い位置に配設され、かつ、駆動スプロケット7の近
傍の張り側チェーン9a内面を押圧部材28で弾性的に
押圧しているので、スクレーパ30が駆動スプロケット
7に近付いて来ても上下方向に充分な空間があり、しか
もスクレーパ30は押圧部材28によって樋状ケース2
2の切屑案内面24側に適度の力で押圧されているか
ら、粗粉状の細かい切屑から金属たわし状の大きな切屑
塊、さらには切断片などの小異物に至るまで、スクレー
パ30とチェーンセパレートアーム16の連結部材16
bや固定梁25との間、あるいは駆動スプロケット7と
樋状ケース22底部との間に噛み込むことなく確実に排
出口12まで掻き出される。このとき、スクレーパ30
は図2のようにその先端側が進行方向に対して斜め後方
に向けられているので、押圧部材28を通過して駆動ス
プロケット7に掛かり、駆動スプロケット7の回転軸7
aと同じ高さ位置まで周回した段階でも、スクレーパ3
0は下方に傾斜した姿勢をとるので、スクレーパ30に
よって掻き出された切屑はスムーズにスクレーパ30か
ら離れる。従って、排出口12直近まで掻き出された切
屑がスクレーパ30により掬われて元の方向に逆戻りす
るようなことがない。
【0020】以上、本発明の一実施形態につき説明した
が、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の
変形が可能であり、例えば前記実施形態では捩りばね2
9の附勢力を長板状押圧部材28を介して張り側チェー
ン9aに作用させたが、附勢力としては捩りばね29の
他にゴム等の各種弾性部材を利用可能であり、また長板
状押圧部材28に代えてスイングアームの先端にローラ
を回転自在に取付けたものや、同じくスイングアームの
先端にアイドルスプロケットを取付けたもの等を用いて
もよい。さらに、チェーン9とのスムーズな摺接構造を
担保して弾性部材を直接的にチェーンに当接させる構成
も可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明は前述の如く、駆動スプロケット
の配設高さを従来よりも高くし、かつ、駆動スプロケッ
ト近傍の張り側チェーン内面を押圧手段で押圧するよう
にしたから、スクレーパが駆動スプロケットに近付いて
来ても上下方向に充分な空間があり、しかもスクレーパ
は押圧手段によって樋状ケースの底面側に適度の力で押
圧されているから、粗粉状の細かい切屑から金属たわし
状の大きな切屑塊、さらには切断片などの小異物に至る
まで、従来のような噛み込みを生ずることなく、確実に
排出口まで掻き上げることができる。従って、例えば夜
間の全自動無人運転時での切断機の不測の自動停止など
を最大限に回避することが可能となる。
【0022】また、スクレーパの先端側を進行方向に対
して斜め後方に向けたので、スクレーパが押圧部材を通
過して駆動スプロケットに掛かり、駆動スプロケットの
回転軸と同じ高さ位置まで周回した段階でも、スクレー
パは下方に傾斜した姿勢をとるので、スクレーパによっ
て掻き出された切屑はスムーズにスクレーパから離れ
る。従って、排出口直近まで掻き出された切屑がスクレ
ーパにより掬われて元の方向に逆戻りするのを防止して
切屑の掻き出し効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明に係るチップコンベアの縦断面
図、(B)は同じく平面図。
【図2】本発明に係るチップコンベアの要部拡大図。
【図3】従来のスクレーパ方式チップコンペアを用いた
鋸盤の正面図。
【図4】従来の鋸盤の平面図。
【図5】(A)は従来のチップコンベアの縦断面図、
(B)は同じく平面図。
【図6】従来のチップコンベアの駆動スプロケット回り
の拡大図。
【符号の説明】
1,1a 従来のチップコンベア 2 鋸盤(切断機) 3 鋸刃 4 被削物 5 チップボツクス 6 樋状ケース 7 駆動スプロケット 7a 駆動スプロケットの回転軸 8 従動スプロケツト 8a 従動スプロケツトの回転軸 9 チェーン 9a チェーンの張り側 9b チェーンの戻り側 10 スクレーパ 11 モータ 12 排出口 16 チェーンセパレートアーム 16a 長手部材 16b,16c,16d 連結部材 16e 軸部 17 圧縮コイルばね(ばね手段) 21 本発明のチップコンベア 22 樋状ケース 22a 端壁部 22b 底壁部 22c 折曲部 23 切屑受開口 24 切屑案内面 25 固定梁 26 挿通孔 28 押圧部材 30 スクレーパ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋸刃下方にあって低位置から高位置へと
    斜めに配設された切屑回収用の樋状ケースと、前記樋状
    ケースの上端部内にあって樋状ケースに軸支されモータ
    によって回転される駆動スプロケットと、前記樋状ケー
    スの下端部内に配設された従動スプロケットと、前記駆
    動及び従動スプロケットの間に巻き掛けられ、外側に複
    数個のスクレーパが取付けられたチェーンと、前記チェ
    ーンの張り側と戻り側との間に配設され、低い方の一端
    に前記従動スプロケットを軸支し高い方の一端が前記樋
    状ケースに揺動自在に支持されたチェーンセパレートア
    ームと、前記チェーンセパレートアームをその長手方向
    の前記低い方の一端に向けて弾性的に押圧して前記チェ
    ーンに張りを与えるばね手段とからなり、前記チェーン
    を下方が張り側となるよう駆動することにより前記樋状
    ケース底部に落下した切屑及び小異物を前記スクレーパ
    によって切断機外部に排出し得るよう構成された切断機
    のチップコンベアにおいて、 前記駆動スプロケットの位置を、当該スプロケットに接
    近する前記スクレーパが前記樋状ケース底部から離脱す
    るように前記樋状ケースの上端部内で上側にずらすと共
    に、前記駆動スプロケット近傍の張り側チェーン内面
    を、当該張り側チェーンのスクレーパが前記樋状ケース
    底部に近接するよう弾性的に押圧する押圧手段を配設し
    たことを特徴とする切断機のチップコンベア。
  2. 【請求項2】 前記スクレーパを、その先端側が進行方
    向に対して後方斜め方向に向くように傾斜させたことを
    特徴とする請求項1に記載の切断機のチップコンベア。
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