JP2002369914A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002369914A
JP2002369914A JP2001180569A JP2001180569A JP2002369914A JP 2002369914 A JP2002369914 A JP 2002369914A JP 2001180569 A JP2001180569 A JP 2001180569A JP 2001180569 A JP2001180569 A JP 2001180569A JP 2002369914 A JP2002369914 A JP 2002369914A
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Yasuo Kobayashi
康男 小林
Hiroshi Yamaguchi
博 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機のランプ表示と効果音発生の制御基板
用のワンチップCPUを同一とすること。 【解決手段】 主制御基板と主制御基板から制御を受け
る複数のサブ制御基板を備えた遊技機において、複数の
サブ制御基板の1つを、複数ラインから構成されるパラ
レルI/Oポートを備えるワンチップCPUと、I/O
ポートの複数ラインの一部のラインそれぞれを共通にデ
ータ入力に接続したラッチ回路であって、I/Oポート
の複数ビットの残りのそれぞれのラインを複数のラッチ
回路それぞれのクロック入力に接続したラッチ回路とを
備え、ラッチ回路に接続した前記ワンチップCPUのパ
ラレルI/Oポートのラインの出力を制御して複数のラ
ッチ回路の出力を任意に設定するようにプログラム制御
して、ワンチップCPUのパラレルI/Oポートのライ
ン数の不足を解消する。ランプ表示と効果音発生の制御
基板用に同じワンチップCPUを、効果的に使用するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に関し、よ
り詳細には、主制御基板と、この主制御基板からの制御
を受けるサブ制御基板を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機またはパチスロ機の場合、い
わゆる「風営法」に基づき定められた「遊技機の認定及
び型式の検定に関する規則」による規制を受けており、
現在、パチンコ台の制御基板のスーパー・インテリジェ
ント化が義務付けられている。これは、遊技機における
マイクロコンピュータを使用した制御装置のメインのC
PU基板から、液晶駆動装置、サブCPUなどへのコマ
ンド数を大幅に削減することであり、メイン基板のプロ
グラムをわかりやすいものとし、上述した検定における
試験期間を大幅に短縮する目的を持っている。上述した
遊技機の制御内容あるいは制御方式から見た場合、大当
り図柄制御だけをメイン基板に残して、光(ランプ)や
音、画像演出、リーチなどの制御を、液晶基板、表示基
板、発射制御基板、賞球制御(払い出し)基板、効果音
基板等のサブ制御基板に移すことを意味している。何ら
かの最終的な出力をするサブ制御基板は、メイン基板か
らの大幅に削減されたコマンドを受けるだけであり(メ
イン基板にコマンドを送らずに)、メイン基板からのコ
マンドにしたがって、あらかじめ定められた専門の機能
を従属的な位置付けで担当することになる。
【0003】したがって、メイン基板内にCPUを組み
込むことは当然のこととして、サブ制御基板にCPUを
組み込むようになっている。ここにおいて、主制御基板
のCPUの型式は上記規制による制約を受ける一方、専
門の機能を従属的な位置付けで担当するサブ制御基板に
ついては制約を受けていない。要するに、遊技機のゲー
ムの進行そのものを司る主制御基板を除き、特別図柄制
御基板、各種のランプ等の表示制御するランプ表示装
置、効果音発生装置については設計上の制約はその基板
に要求される機能上あるいは遊技機としてのスペースか
らの制約のみであった。
【0004】従来、特別図柄制御基板、各種のランプ等
の表示制御するランプ表示装置、効果音発生装置それぞ
れの制御基板は、その要求される機能に応じて適切な制
御回路構成とする手法が取られていた。言いかえれば、
特別図表示装置用の制御基板は、要求される表示内容の
高度化に伴ない、使用するCPUを、たとえばCPUと
してIBM/Motorola PowerPC 60
2としている。これを66MHzのクロック周波数で動
作させ、ROM内に格納したOS上で動作するプログラ
ムを組み込んでいる。しかし、ランプ表示装置、効果音
発生装置に要求される機能および処理速度は、特別図柄
表示装置用のCPUに比べると相当に低いレベルで十分
対応可能である。
【0005】通常においては、特別図柄表示装置用のC
PUを除いたサブ制御基板用のCPUは、小型化のため
にワンチップCPUの中からそれぞれに求められる機能
に適した仕様のワンチップCPUが選択されて使用され
ている。
【0006】図3は、遊技機の遊技盤上の表示器の種類
とその駆動方法の1例を示す表図であり、図4は、ラン
プ表示装置用のサブ制御基板に適したワンチップCPU
の概略構成を示した図である。図3において、遊技機の
盤面上に設けられているランプやLEDの組数を示して
いる。ここで、たとえば、左右それぞれに4個あって計
8個のランプを一組として同時に点灯制御する場合を一
組としている。したがって、一組のランプ数、あるいは
LED数は1個とは限らず、多くの組では複数を有して
いる。駆動方法の欄は、スタティック駆動するかあるい
はダイナミック駆動するかを示し、使用ビット数として
は、たとえば、駆動制御するのに必要な制御ライン数を
示している。この例においては、合計で34ビットの制
御ラインが必要なことを示している。
【0007】図4は、図3に示したようなランプおよび
LEDを駆動する表示基板に使用するワンチップCPU
の入出力ポートを示している。主制御基板とのインター
フェースに1バイト(8ライン)、ランプ出力に2バイ
ト、そしてLED出力に3バイトを使用するので、8ビ
ットのI/Oポートとして6バイト、計48ラインのI
/Oラインを備えるワンチップCPUを選択している。
【0008】図5は、音効果音発生装置のサブ制御基板
の概略構成を示す図であり、ここで音源ICとして、た
とえば、YAMAHAのYMZ732を使用した場合を
示している。
【0009】この音源ICは、SSG音源とADPCM
再生機能を備える自動演奏LSIである。またこのIC
は図示したように、通常のCPUインターフェース(図
示せず)とデータ・バス8ラインのみで、制御可能とな
っている。通常のCPUインターフェースによって制御
可能な制御ラインを制御することによって、データ・バ
ス8ラインをアドレス、データ、そしてシンプル・アク
セス・モードのコマンドとして使用することができるよ
うになっている。このデータ・バス8ラインをアドレ
ス、データとして音源ICを制御することで、音源IC
内の各種のレジスタの設定を行うことができる。またシ
ンプル・アクセス・モードとした場合には、D0からD
7の8本のデータ・ラインで示される256種類のコー
ドのうち、40hからFFhの192コードを使用し
て、データROM503に格納された63個の音楽プロ
グラムを、音源IC502の内部に備えたシーケンサー
1あるいは2で自動演奏の開始・停止制御ができるよう
になっている。
【0010】音源IC内部の各種のレジスタ設定は計7
5アドレスに対して設定値を設定するようになってい
る。上述した音源ICに備わるシンプル・アクセス・モ
ードを使用して音源ICを遊技中におけるゲーム進行に
応じて制御する場合のプログラム処理は多くはない。ま
た、ゲーム途中においても各種のレジスタの設定値を変
える場合においても、75アドレスを全て変えることは
なく、通常においては一部のみである。電源投入後の初
期設定においては、音源IC内のレジスタのすべてを設
定する必要がある。
【0011】以上説明したように、効果音発生装置と表
示装置の制御基板内のCPUに要求されるワンチップC
PUの構成は異なる。効果音発生装置用ワンチップCP
Uには多くのI/Oポートは不用であり、一方表示装置
の制御基板用ワンチップCPUには多くのI/Oポート
が必要になることが理解されよう。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明したよう
に、従来の遊技機においては、各種の条件あるいは制約
から主制御部用のCPU、特別図柄表示装置用CPU、
表示装置用CPU、そして効果音発生装置用CPUは、
それぞれ独立した仕様のCPUが使用されてきていた。
【0013】しかしながら、遊技機においても、ソフト
開発、あるいは部品調達(コスト・デリバリー)に関す
る理由から、共通なワンチップCPUの使用が求められ
ている。とくに、表示装置用CPUと効果音発生装置用
CPUは性能面ではそれほどの性能を必要としないにも
関わらず、必要な入出力ポート数の違いだけで異なるワ
ンチップCPUが使用されてきていた。
【0014】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは比較的CPU負荷が
軽い表示制御装置と効果音発生装置でありながら、出力
形態の違いから異なる仕様のワンチップCPUが用いら
れてきていたが、この2つの装置用の制御基板に実装す
るワンチップCPUを1種類とした遊技機、すなわち、
少ないビット数のPIOを備えるワンチップCPUを使
用して表示制御装置の制御基板を構成した遊技機を提供
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、主制御
基板と、該主制御基板から制御を受ける複数のサブ制御
基板を備えた遊技機において、前記複数のサブ制御基板
の1つは、複数ラインから構成されるパラレルI/Oポ
ートを備えるワンチップCPUと、前記I/Oポートの
複数ラインの一部のラインそれぞれを共通にデータ入力
に接続した複数のラッチ回路と、前記複数のラッチ回路
それぞれと前記I/Oポートの複数ビットの残りの一部
あるいは全てのラインを接続する接続線とを備え、前記
ラッチ回路に接続した前記ワンチップCPUのパラレル
I/Oポートのラインの出力を制御して前記複数のラッ
チ回路の出力を任意に設定するようにプログラム制御す
ることにより、前記ワンチップCPUのパラレルI/O
ポートのビット数の不足を解消するようにしたことを特
徴とするものである。
【0016】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の遊技機であって、前記サブ制御基板の1つは、
遊技機の表示制御を行う制御基板であることを特徴とす
るものである。
【0017】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の遊技機であって、前記サブ制御基板のうち、効
果音発生を行う前記サブ制御基板を前記ワンチップCP
Uを含むが前記ラッチ回路を含まない構成とし、遊技機
の表示制御を行う制御基板を前記ワンチップCPUと前
記ラッチ回路とを含んで構成したことを特徴とするもの
である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例について説明する。ただし、従来例と同様な部分は
簡単な説明に留め、説明は本発明に関わる構成部のみに
留める。
【0019】まず、遊技機について簡単に説明する。図
1は、遊技機、この場合、パチンコ機の遊技盤の概観の
一例を示す。パチンコ機の機械構造は、たとえば、特開
平11−319252号公報に示されるような従来例と
同様とすることができるので、説明は本発明に関わる構
成部のみに留める。
【0020】図1において、符号3は、遊技盤面に設け
られた符号2で示す特別図柄始動入賞口への入賞に基づ
いて、イメージ・パターン(特別図柄)をいわゆる”変
動表示”する特別図柄表示部である。符号4は、特別図
柄表示装置に表示される3組の停止図柄表示(特別識別
情報)が、あらかじめ定めた特定の数字あるいは記号の
組み合わせ(たとえば、777の大役識別情報)となっ
たとき、すなわち、特賞状態になったときに、符号5に
示す部分の入賞口として拡大される変動入賞装置であ
る。符号6は特定領域であり、特賞状態中に、遊技球が
入賞すると、特賞状態が継続される。
【0021】符号7は普通図柄表示装置であり、符号8
に示す普通図柄作動ゲートを遊技球が通過すると、符号
7に示す部分に異なる数字あるいは記号が変動しながら
表示される。変動後の数字が特定の数字の場合に、上述
した特別図柄始動入賞口2の遊技球入賞部分に設けられ
た羽根(通常においては電動チューリップと呼ばれる)
が左右に開く。
【0022】図2は遊技機の制御系の回路構成を示す。
図2において、符号208は主制御部として機能するC
PUである。CPU208はROM209およびRAM
210を内蔵するCPUチップである。ROM209に
は遊技機を制御するプログラムが記憶されている。この
プログラムの中に、通常、特別図柄始動入賞口への入賞
に基づいて変動表示後の停止図柄を決定する乱数を発生
させる、すなわち、特別図柄示装置に停止表示される停
止図柄が特定の組み合わせになる確率を設定し、特別図
柄始動入賞口への入賞に応じて特別図柄表示装置に対し
て表示態様を指示する制御を行うプログラムが含まれて
いる。ROM209にはさらに、遊技機を制御するため
の各種のパラメータの値が格納されている。
【0023】RAM210はCPU208に対する入出
力データや演算処理のためのデータ等を記憶する。符号
207は入力ポートであり、後述の各回路からの信号を
入力する。符号201は特別図柄始動スイッチであり、
特定の入賞口に設置され、入賞球が発生した場合にこの
スイッチが作動し、この信号が入力ポート207を通じ
てCPU208に伝えられる。
【0024】CPU208の制御下で、特別図柄表示装
置221によって表示される停止特別図柄の数字あるい
は記号が特定の数字の組み合わせになった段階で、CP
U208は、出力ポート211を経由して変動入賞装置
223を制御し、図1の変動入賞装置4の入賞口を開放
する、すなわち入賞口を拡大する。符号202は普通図
柄作動スイッチであり、特定の入賞口に遊技球が入賞す
ると、普通図柄作動スイッチ202が作動し、CPU2
08からの指示で入賞装置、たとえば、電動チューリッ
プが開放される。符号203は特定領域スイッチであ
り、図1の特定領域6内に設けられ、特定領域6への遊
技球の入賞により作動する。符号204は遊技状態に応
じて遊技機各部を作動させる従来から周知のその他スイ
ッチ群である。符号206は図2の回路全体に電源を供
給する電源回路である。符号223は変動入賞装置であ
り、CPU208からの指示で入賞口が開放/閉止す
る。
【0025】符号225は、遊技盤面上に配置されたラ
ンプ表示装置であり、CPU208の指示で複数のラン
プを選択的に点灯/消灯させる。符号226には遊技盤
面上において進行するゲーム状態に関連して効果音・音
楽・声を発生し、スピーカから出力する効果音発生装置
である。
【0026】主制御部208から出力ポート211を介
して制御される各種のサブ制御装置は、基本的に主制御
部から制御コマンド伝達を受けるのみで、従属的にあら
かじめ定められた動作を実行する。主制御部は遊技機の
ゲームの進行を制御し、サブ制御装置は遊技の進行には
関わらない部分で制御を実行している。
【0027】通常、ランプ表示装置225および効果音
発生装置226は、遊技球の入賞、普通あるいは特別図
柄の変動状態、あるいは変動表示結果に応じて、主制御
基板のCPU208から制御され、あらかじめ定められ
た表示制御や効果音発生を行う。
【0028】次に本発明に関わる実施例について説明す
る。
【0029】図6は、サブ制御基板としての表示装置お
よび効果音発生装置用のCPUとして使用した8ビット
・シングル・チップ・マイクロコンピュータ、たとえば
μPD78p083(NEC商標)の入出力ポートにつ
いて説明する表図である。このμPD78p083は、
42ピンの端子を有して、制約されたピン数のために一
部のポートについては端子が他の機能を有する信号ライ
ンと共用しており、その結果としてポートが細かく区分
されている。ここで、PORT0のP00が入力専用で
あることを除き、残りの全てのポートは、入出力のライ
ンである。合計で33ビットのポートがある。
【0030】図5に示したように、サブ制御基板のCP
Uは、主制御基板から8ビットラインでコマンドを入力
するので、図6に示すCPUの場合、33−8=25
(ビット、あるいはライン)のラインがその他の制御入
力あるいは制御出力に使用可能な数量となる。しかし、
図3で示した仕様を満足する表示装置用のサブ制御基板
用CPUとするには9ライン(34−25=9)の不足
が生じる。
【0031】しかし、図6に示したI/Oポートを備え
るCPUであれば、図5に示した効果音発生装置用の制
御基板用CPUとしては何ら不足はない。
【0032】図7は、本発明を適用して図6に示すI/
Oポートを備えたCPUを表示装置の制御基板用CPU
に使用した場合を示す図である。
【0033】図7において、図6に示した8ビットの組
のI/Oポートを3組のみを使用した構成を示してい
る。主制御基板から8ビットの制御コマンドを受ける入
力ポートにP10〜P17を使用して、P30〜P37
のポートを出力のデータ・バスとして符号711〜71
5に示すラッチ回路(たとえば、74HC273の8ビ
ット・レジスタ)に入力して、それぞれのラッチ回路の
クロックとしてポートP50〜P54のラインを接続し
ている。このように構成することにより、本来的には2
5ラインしか出力に使用できなかったCPUから、図3
に示す34ビットを超える40ビットのI/Oラインを
得ることができた。
【0034】図7に示すそれぞれのラッチ回路にデータ
をセットする場合、以下に説明するようにポートを制御
すれば良い。
【0035】まず、初期設定としてポートP50〜P5
4の出力を0(ロー・レベル)に設定しておく。そして
ポートP30〜P37に所望のデータ、たとえばFFh
をセットした後、たとえば、ポートP50に1(ハイ・
レベル)をセットした後に0(ロー・レベル)とする。
この様にすることで、ラッチ回路711はFFhを入力
した後にクロック入力ラインがローからハイになったの
で、その時点でラッチ回路711の出力にはFFhが出
力される。このとき、残りのラッチ回路のクロックはロ
ーを維持するので、出力値が変わることはない。
【0036】同様に、ラッチ回路712〜715に関し
ても制御できる。
【0037】図7に示す構成とした場合、CPU701
のプログラムが複雑になり、従来の方法に比べて、制御
ステップ数が増加する欠点がある。しかしながら、現状
の遊技機において実行されているようなジョブの場合に
おいては、この構成に起因してステップ数が増加して
も、少なくとも遊技機の表示装置あるいは効果音発生装
置の制御基板用CPUとしては十分に処理速度として許
容範囲内に入っている。
【0038】また、駆動用の出力ラインが不足する場合
には、図7に点線で示したように、16ビットのライン
を追加することも可能である。
【0039】図5に示した効果音発生装置の制御基板
に、図6に示すワンチップCPUを使用した場合、主基
板からの制御コマンドを受けるポート番号は、たとえ
ば、PORT1のP10〜P17とし、音源ICへの出
力ポート番号をPORT3のP30〜P37、とするこ
とができる。
【0040】図5に示した効果音発生装置について、さ
らに、説明する。図5に示したデータROM503に
は、64種類のADPCM音(Adaptive Differential
PCM 適応差分パルス符号変調)、SSG(Synthesizer
Sound Generator)音源を使用した64曲を格納するこ
とができる。電源投入後の初期設定等の場合を除き、通
常においては、曲の開始時に8ビットのシンプル・アク
セス・コードを音源ICに送るのみで、その後の曲の演
奏は自動的にデータROM503を使用して音源IC5
02によって実行される。
【0041】図8は、前述した音源ICとして使用した
YAMAHA(登録商標)のYMZ732のシンプル・
アクセス・コードの例を簡略化して示している。ここ
で、曲とは、上述したSSG音源を使用したデータRO
M503に格納されている曲である。ここでシーケンサ
ー1および2とは自動演奏する機能としての2系統を示
している。
【0042】データROM503内に格納されているA
DPCM音の音データは、シンプル・アクセス・コード
ではなく、8個のADPCM制御レジスタにADPCM
音ナンバー等を設定することで再生を制御する。
【0043】音源ICのL、Rの出力はアナログ信号で
あり、増幅器504で増幅され、遊技盤の上部の左右に
配置されているスピーカから出力される。なお、音源I
Cに接続されたデータの8ラインをシンプル・コマンド
とするかあるいは各種レジスタを指定するためのアドレ
スとするか、あるいはアドレス設定した各種レジスタを
設定するデータとするかを制御する制御ラインとして、
図6に示したワンチップCPUの残りのI/Oポート・
ラインを使用することもできる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、マ
イクロプロセッサを含む主制御基板と、マイクロプロセ
ッサを含むサブ制御基板であってそれぞれは該主制御基
板からコマンド・データラインを介して送られる制御コ
マンドにしたがってあらかじめ定められた専門の機能を
従属的な位置付けで担当するサブ制御基板を備えた遊技
機において、遊技盤面上に配置されたランプあるいLE
Dの駆動制御を表示制御基板を、ワンチップCPUが備
える8ビットのI/Oポートから出力されるバス・ライ
ンに入力が接続され、ワンチップCPUが備える他の独
立したI/Oポートの1ラインにクロック入力が接続さ
れた複数のラッチ回路を備え、このラッチ回路の出力信
号を基づいて前記遊技盤面上に配置されたランプあるい
LEDの駆動制御を行うようにしたので、少ないビット
数のPIOを備えるワンチップCPUを使用して表示制
御装置の制御基板を構成することを可能にすると同時
に、サブ制御基板のうち、効果音あるいは音楽を発生さ
せる効果音発生用の制御基板に使用したワンチップCP
Uと同じ仕様のワンチップCPUとすることができる。
【0045】また、表示装置および効果音発生装置それ
ぞれの制御基板に使用するワンチップCPUを同じ仕様
のICとすることができるので、部品調達の面でメリッ
トが生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】現在主流となっている第1種の遊技機の遊技盤
の盤面を示す図である。
【図2】図1に示した遊技盤を有する遊技機の制御回路
の構成例を示す図である。
【図3】図2に示した表示制御装置の表示器の分類数と
その駆動方法の例を示した表図である。
【図4】従来方法における表示制御装置の制御基板用に
使用したワンチップCPUの入出力ポートの構成を示す
図である。
【図5】従来方法における効果音発生装置の構成概要を
示す図である。
【図6】図5に示した効果音発生装置の制御基板用CP
Uと使用したワンチップCPUの入出力ポートの構成例
を示す図である。
【図7】本発明を適用して、図6に示すワンチップCP
Uを用いて構成した表示装置の制御基板を示す図であ
る。
【図8】音源ICのシンプル・アクセス・コードの例を
示す図である。
【符号の説明】 1 遊技盤 2 特別図柄始動入賞口 3 特別図柄表示部 4 可変入賞球装置 5 大入賞口 6 継続入賞球領域 7 普通図柄表示部 8 普通図柄作動ゲート 12 記憶始動数表示部 201 特別図柄始動スイッチ 202 普通図柄作動スイッチ 205 同期信号発生器 207 主制御部の入力ポート 208 主制御部CPU 211 主制御部の出力ポート 221 特別図柄表示装置 222 普通図柄表示装置 226 効果音発生装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主制御基板と、該主制御基板から制御を
    受ける複数のサブ制御基板を備えた遊技機において、前
    記複数のサブ制御基板の1つは、 複数ラインから構成されるパラレルI/Oポートを備え
    るワンチップCPUと、 前記I/Oポートの複数ラインの一部のラインそれぞれ
    を共通にデータ入力に接続した複数のラッチ回路と、 前記複数のラッチ回路それぞれと前記I/Oポートの複
    数ビットの残りの一部あるいは全てのラインを接続する
    接続線とを備え、 前記ラッチ回路に接続した前記ワンチップCPUのパラ
    レルI/Oポートのラインの出力を制御して前記複数の
    ラッチ回路の出力を任意に設定するようにプログラム制
    御することにより、前記ワンチップCPUのパラレルI
    /Oポートのビット数の不足を解消するようにしたこと
    を特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記サブ制御基板の1つは、遊技機の表
    示制御を行う制御基板であることを特徴とする請求項1
    に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記サブ制御基板のうち、効果音発生を
    行う前記サブ制御基板を前記ワンチップCPUを含むが
    前記ラッチ回路を含まない構成とし、遊技機の表示制御
    を行う制御基板を前記ワンチップCPUと前記ラッチ回
    路とを含んで構成したことを特徴とする請求項1に記載
    の遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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