JP2002369145A - 映像音声記録装置、映像音声再生装置、および記録媒体 - Google Patents

映像音声記録装置、映像音声再生装置、および記録媒体

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JP2002369145A
JP2002369145A JP2001173788A JP2001173788A JP2002369145A JP 2002369145 A JP2002369145 A JP 2002369145A JP 2001173788 A JP2001173788 A JP 2001173788A JP 2001173788 A JP2001173788 A JP 2001173788A JP 2002369145 A JP2002369145 A JP 2002369145A
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recording
bit rate
area
video
audio
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JP2001173788A
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English (en)
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Tetsushi Itoi
哲史 糸井
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NEC Corp
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NEC Corp
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  • Television Systems (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録容量及び記録時間に応じて最適なビット
レートによる記録・再生を可能にし、効率的な処理が行
え、さらに映像品質を劣化させることのない映像音声記
録装置、映像音声再生装置、および記録媒体を提供す
る。 【解決手段】 ディジタルの入力信号101は映像音声
圧縮部102に入力され、MPEG2等による映像音声
圧縮が行われる。その際、ビットレート設定手段103
により領域毎に容量に応じたビットレートが設定され
る。各ビットレートで圧縮された映像/音声データは記
録信号処理部104に印加され、ECC処理、記録符号
化処理等が施され、これが記録領域制御手段105によ
り指定されたストレージ106の領域107〜109に
同一時刻帯に記録される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像音声記録装
置、映像音声再生装置、および記録媒体に関し、特に、
ディジタル映像、ディジタル音声を磁気または光磁気の
手段により記録・再生が行われるディスク媒体に対し、
記録容量、記録時間に応じて最適なビットレートにより
記録・再生が行えるようにした映像音声記録装置、映像
音声再生装置、および記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は従来の映像音声記録再生装置を
示す。この構成は、特許第3016383号に示されて
いる。入力映像データ1301が入力されるメモリ13
02にはスイッチ1303が接続され、このスイッチ1
303には記録/再生データ1304の授受が行われる
記録/再生ヘッド1305が接続されている。この記録
/再生ヘッド1305により、ストレージ(Storage )
1306に対する読み書きが行われる。更に、メモリ1
302にはビデオオーディオエンコーダ(Video-audio
encoder )1307が接続されている。
【0003】メモリ1302は、入力データ記録領域1
308、記録済データ領域1309、及び記録再生ヘッ
ド1305から、メモリ1302は、メモリ領域130
2a,1302b,1302cを有している。また、記
録済データをエンコードした再記録データ領域1310
を有している。
【0004】以上の構成において、入力映像データ13
01は、メモリ1302のメモリ領域1302aに記憶
され、メモリ領域1302aに記憶された容量が一定値
以上になると、スイッチ1303を通して記録再生ヘッ
ド1305に記録データ1304として印加され、この
記録再生ヘッド1305によりストレージ1306上の
入力データ記録領域1308に記録される(第1の処
理)。また、ストレージ1306上の記録済データ13
09は、記録再生ヘッド1305によって再生データ1
304として読み出され、スイッチ1303を経由して
メモリ1302のメモリ領域1302bに記憶される
(第2の処理)。このメモリ領域1302bから読み出
された映像データは、ビデオオーディオエンコーダ13
07によってエンコード処理された後、メモリ領域13
02cに記憶される。メモリ領域1302cに記憶され
た容量が一定値以上になると、記録データ1304とし
て読み出される。この記録データ1304はストレージ
1306上の記録済データ1309をエンコードしたも
のであり、スイッチ1303を経由して記録再生ヘッド
1305に送られ、この記録再生ヘッド1305により
再記録データ領域1310に記録される(第3の処
理)。
【0005】以上の第1の処理〜第3の処理は優先順位
を持ち、第1の処理が最優先される。第2の優先順位が
第2の処理であり、第3の優先順位が第3の処理とな
る。また、不図示の手段により、ディスク残記録可能領
域が検出され、ディスク残記録可能領域が小さくなる
と、ビデオオーディオエンコーダ1307の圧縮率が上
げられ、再記録データ領域1310への記録レートを下
げるようにしている。
【0006】この構成においては、最初に記録する映像
データのビットレートに関して何も処理が施されず、デ
ィスクの残記録可能領域が小さくなって初めて、すでに
記録されたデータのみを再生、トランスコード(transc
ode )、そして再記録が行われる。例えば、最初に入力
してきたデータを10Mbpsで記録したとする。記録
中、ストレージの容量が不足すると、それまで記録した
10Mbpsのデータを再生し、5Mbpsにトランス
コードし、再度記録しながら、入力データを5Mbps
にトランスコードして記録する。さらに、ストレージの
容量が不足すると、これまで記録した10Mbpsのデ
ータと再度記録した5Mbpsのデータを再生し、3M
bpsにトランスコードし、再度記録しながら、入力デ
ータを3Mbpsにトランスコードして記録する。
【0007】また、特開平304310号公報には、情
報を記録する際の圧縮率を複数段階にわたって設けてお
き、情報を記録する際、最初に最も小さい圧縮率で記録
する。記録すべき情報が予め定められた記録容量を超え
たとき、次に小さい圧縮率で記録済みの情報を再圧縮し
て記録するとともに、未記録の情報を当該圧縮率で圧縮
して記録する。以下、記録すべき情報が予め定められた
記録容量を超える度に、次段階の圧縮率によって既に圧
縮された情報を圧縮し直して記録するとともに、未記録
の情報を当該圧縮率で圧縮して記録する方法が示され、
これにより記録時間の不定な情報を最後まで確実に記録
できるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の映像音
声記録再生装置によると、特許第3016383号の場
合、記録、再記録、再再記録を繰り返すと、記録終了時
点では1つのストリームの記録ビットレートが複数種類
存在することになり、この状態で再生を行うと、再生中
に映像品質が変化し、見づらい映像になる。また、高ビ
ットレートと低ビットレートが混在するため、ストレー
ジを効率良く使用することができなくなる。さらに、記
録終了後に全データストリームを最低ビットレートに合
わせて、再度再生、トランスコード、及び記録を行う方
法もあるが、その処理が完了するまで一定品質の映像が
視聴できないという不具合がある。
【0009】また、特開平304310号公報において
は、最初は最も低い圧縮率で圧縮を行って記録し、記録
可能領域が不足した段階で記録媒体上の記録データを再
生した後、徐々に高い圧縮率で再圧縮、再記録するた
め、何度も再生→再圧縮→再記録が繰り返されることに
より、処理に無駄が生じ、処理に多大の時間を要するこ
とになる。
【0010】したがって、本発明の目的は、記録容量及
び記録時間に応じて最適なビットレートによる記録・再
生を可能にし、効率的な処理が行え、さらに映像品質を
劣化させることのない映像音声記録装置および映像音声
再生装置を提供することにある。
【0011】さらに、本発明の目的は、記録容量及び記
録時間に応じて最適なビットレートによる記録、再生を
可能にする記録媒体を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、第1の特徴として、ディジタル化された
映像/音声を符号化する映像音声圧縮部と、前記映像音
声圧縮部からの信号を記録符号化処理してストレージに
記録するためのデータを生成する記録信号処理部と、前
記記録信号処理部に接続され、前記ストレージの記録対
象の領域を複数の領域に分割する記録領域制御手段と、
前記記録領域制御手段により分割された前記複数の領域
のそれぞれに対して前記容量比に比例したビットレート
を設定するビットレート設定手段と、前記ビットレート
設定手段で設定された前記ビットレートに基づいて前記
複数の領域への記録を同一時間帯に行う制御部を備える
ことを特徴とする映像音声記録再生装置を提供する。
【0013】この構成によれば、ストレージに記録を行
う際、記録領域制御手段によってストレージの記録領域
は複数の領域に分割され、この複数の領域に対してビッ
トレート設定手段により前記複数の領域の容量比に比例
したビットレートが設定され、このビットレートに従っ
て前記複数の領域への記録が実行される。これにより、
ストレージの空きが大きいときにはビットレートを大き
くして圧縮率を小さくし、ストレージに空きが小さくな
るにつれてビットレートを小さくして圧縮率を大きく
し、つまり、記録容量、記録時間に応じて最適またはそ
れ以下のビットレートで記録することにより、ストレー
ジへの記録が効率的に行って無駄のない記録が行え、さ
らに映像品質の劣化を防止することができる。
【0014】本発明は、上記の目的を達成するため、第
2の特徴として、ディジタル化された映像/音声情報を
符号化するエンコーダまたは再符号化するトランスコー
ダと、前記エンコーダまたはトランスコーダからのディ
ジタルストリームをストレージするストレージと、ビッ
トレート設定を設定するビットレート設定手段と、前記
ストレージ上の記録領域を設定する記録領域制御手段
と、全体を管理する制御部を備え、前記記録領域制御手
段により前記ストレージをk個の複数の領域(ただし、
k≧2)に分割し、前記ビットレート設定手段により領
域1、領域2、・・・領域kにおける容量比に概等しい
ビットレートm(1)、m(2)、・・・m(k)〔た
だし、m(1)≧m(2)・・・≧m(k)〕を設定
し、時刻1として、前記領域1、領域2、・・・領域k
において前記エンコーダまたは前記トランスコーダによ
りビットレートをm(1)、m(2)、・・・m(k)
として全領域に同時に記録を行い、各領域において記録
可能な領域が無くなったとき、時刻2として、前記ビッ
トレートm(1)で記録された前記領域1をm(2):
m(3):・・・m(k)に分割し、前記エンコーダま
たは前記トランスコーダによりビットレートをm
(2)、m(3)、・・・m(k)として、新たに分割
された領域のうち、同じビットレートで記録される領域
を直列に並べ、異なったビットレートで記録される全領
域を同時に上書き記録し、各領域において記録可能領域
がなくなったとき、時刻3として、ビットレートm
(2)で記録された領域をm(3):m(4):・・・
m(k)に分割し、前記エンコーダまたは前記トランス
コーダによりビットレートm(3)、m(4)、・・・
m(k)として、新たに分割された領域のうち、同じビ
ットレートで記録される領域を直列に並べ、異なったビ
ットレートで記録される全領域を同時に上書き記録し、
各領域において記録可能領域がなくなったとき、時刻4
に進み、以下同様に記録を続けていき、最後に時刻kと
してビットレートm(k−1)で記録された全領域にお
いて、前記エンコーダまたは前記トランスコーダにより
ビットレートをm(k)として上書き記録を行うことを
特徴とする映像音声記録装置を提供する。
【0015】この構成によれば、ストレージは記録領域
制御手段によりk個の領域に分割され、それぞれの領域
の容量比に比例したビットレートがk個の領域のそれぞ
れに設定して記録が行われる。各領域における記録可能
領域がなくなったとき、以降の時刻において最大ビット
レートで記録された記録領域を複数に分割し、その分割
領域のそれぞれに異なるビットレートを設定し、新たに
分割された領域のうち、同一ビットレートで記録される
領域を直列に並べ、異なったビットレートで記録される
全領域は同時に上書き記録し、各領域における記録可能
領域がなくなったとき、以降の時刻においては前回の時
刻のときに行った処理内容を繰り返し実行し、最後に、
最終時刻において記録された全領域に対し、設定された
ビットレートにより上書きが行われる。これにより、ス
トレージの空きが大きいときにはビットレートを大きく
して圧縮率を小さくし、ストレージに空きが小さくなる
につれてビットレートを小さくして圧縮率を大きくし、
つまり、記録容量、記録時間に応じて最適またはそれ以
下のビットレートで記録することにより、ストレージへ
の記録が効率的に行って無駄のない記録が行え、さらに
映像品質の劣化を防止することができる。
【0016】本発明は、上記の目的を達成するため、第
3の特徴として、前記制御部は、映像/音声データをデ
ィジタル化して記録しているストレージからの信号を再
生復号化処理する再生信号処理部と、前記再生信号処理
部からの映像/音声データを再符号化するデコーダと、
前記デコーダに接続されて再生ビットレートを検出する
再生ビットレート検出手段と、前記再生ビットレート検
出手段で検出された再生ビットレートに基づいて再生領
域を検出する再生領域検出手段と、前記ストレージに残
されている全データの中で最も高い再生ビットレートを
前記再生ビットレート検出手段で検出し、これを前記全
データを再生する際の再生ビットレートとし、この再生
ビットレートを持つ全データを記録した順序により再生
する制御部を備えることを特徴とする映像音声再生装置
を提供する。
【0017】この構成によれば、ストレージの記録デー
タを再生する際、再生ビットレート検出手段により再生
ビットレートを検出し、再生の対象となる記録領域が複
数のとき、検出された再生ビットレートの中で最も高い
再生ビットレートにより、全データを記録時と同じ順序
で制御部の制御のもとに再生する。これにより、最適な
ビットレートで番組全体を再生(視聴)することが可能
になる。また、上書きを行う場合でも、圧縮率の小さい
領域から行えるようになり、ストレージを効率的に利用
できるようになる。
【0018】本発明は、上記の目的を達成するため、第
4の特徴として、ディジタル化された映像/音声情報を
符号化したストリームが記録された記録媒体において、
異なる記録容量による複数の記録領域が設定され、それ
ぞれの記録領域は、その容量比に比例したビットレート
により記録されていることを特徴とする記録媒体を提供
する。
【0019】この構成によれば、全体の記録領域が複数
に分割され、ディジタル化された映像/音声情報を符号
化したストリームを各々の記録領域に記録する際、その
容量比に比例したビットレートにより記録されている。
したがって、最適なビットレートで再生(視聴)するこ
とが可能になるほか、上書きを行う場合には圧縮率の小
さい領域から行えるようになり、ストレージを効率的に
利用することが可能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を基に説明する。図1は、本発明の映像音声記録
再生装置の記録系の構成を示す。以下においては、放送
番組の記録・再生について説明する。なお、ストレージ
106に記録を行う際、記録/再生ヘッドが必要になる
が、図1では図示を省略している。
【0021】ディジタルによる入力信号101は、トラ
ンスコーダ(transcoder)またはエンコーダ(encoder
)を用いた映像音声圧縮部102に入力され、MPE
G(Motion Picture Coding Experts Group :動画像符
号化専門家グループ)2に代表される映像音声圧縮が施
される。映像音声圧縮部102には、ビットレート設定
手段103及び記録信号処理部104が接続され、この
記録信号処理部104には記録領域制御手段105及び
ストレージ106が接続されている。各部および各手段
は、CPUを備えて構成された制御部110により制御
される。また、制御部110は、後述する幾つかの独自
の処理も実行する。ストレージ106には、光ディスク
(光磁気ディスク、相変化ディスクを含む)、ハードデ
ィスクなどを用いることができる。このストレージ10
6は、記録領域107,108,109を備えているも
のとする。ここでは、記録領域を3つとしたが、実際は
任意数である。
【0022】映像音声圧縮部102で処理を行う際、ビ
ットレート設定手段103により領域毎にビットレート
が設定される。それぞれのビットレートにより映像音声
圧縮部102で圧縮処理された映像/音声データは記録
信号処理部104に送られる。記録信号処理部104で
は、ECC( Error Correction code)処理、記録符号
化処理などが施される。記録信号処理部104は、生成
した記録データを不図示の記録ヘッドに送り、この記録
ヘッドによってストレージ106上の記録領域107〜
109に記録される。
【0023】図2は、本発明の映像音声記録再生装置の
再生系の構成を示す。ストレージ201から信号を取り
出す際、記録/再生ヘッドが必要になるが、図2では図
示を省略している。ストレージ201は、光ディスク、
ハードディスク等が対象となり、このストレージ201
は記録領域202,203,204を有している。記録
領域202〜204には、所定のビットレートによる圧
縮映像/音声データが記録されている。ストレージ20
1には再生信号処理部205が接続され、この再生信号
処理部205には、出力信号207を出力するデコーダ
(decoder )206が接続されている。更に、再生信号
処理部205には再生ビットレート検出手段208が接
続され、この再生ビットレート検出手段208と再生信
号処理部205の間に再生領域検出手段209が接続さ
れている。再生信号処理部205、デコーダ206、再
生ビットレート検出手段208、および再生領域検出手
段209は、CPUを備えて構成された制御部210に
より制御される。
【0024】再生信号処理部205は、ストレージ20
1上の記録データを再生するとき、再生領域検出手段2
09の領域検出結果(再生ビットレート検出手段208
のデータを用いて実施する)に基づいて、記録領域20
2〜204の内のいずれからデータを再生すべきかを判
定する。この判定に基づいて、再生信号処理部205
は、ストレージ201の特定された記録領域から再生ヘ
ッドを介してデータを再生し、このデータに対して記録
符号復号化処理、ECC処理などの再生信号処理を施し
た後、その圧縮映像/音声データをデコーダ206へ送
出する。デコーダ206は、再生信号処理部205から
の圧縮映像/音声データをデコードし、これを出力信号
207(ディジタル信号)として出力する。デコーダ2
06には再生ビットレート検出手段208が接続されて
おり、この再生ビットレート検出手段208によって再
生ビットレートが検出され、その検出データは再生領域
検出手段209へ送られる。再生領域検出手段209で
は、再生ビットレートを基に再生領域を検出する。
【0025】図3は、記録時のビットレート設定手順お
よび記録制御手順を示す。図中、301はディスク記録
領域、Mbpsは各領域に記録する圧縮映像/音声デー
タのビットレートを示す。ディスク記録領域301は、
時刻tに応じて複数の領域に分割される。例えば、時刻
t1においては領域M1、領域M2、領域M3、領域M
4に分割され、時刻t2においては領域M5、領域M
6、領域M7に分割され、時刻t3においては領域M
8、領域M9、領域M10、領域M11に分割され、時
刻t4においては領域M12、領域M13、領域M1
4、領域M15に分割される。各領域は、同じ容量とは
限らず、例えば、領域M1〜領域M4は、8:4:2:
1の容量比に設定されており、領域M1〜領域M4に記
録を行う圧縮映像/音声データのビットレートは、それ
ぞれ8Mbps、4Mbps、2Mbps、1Mbps
に設定される。つまり、容量が大きいほど低い圧縮率の
ビットレートが設定される。
【0026】図3において、領域M1に8Mbps、領
域M2に4Mbps、領域M3に2Mbps、および領
域M4に1Mbpsの各ビットレートを設定し、同時に
領域M1〜M4への記録を開始すると、4領域で同時に
記録可能な領域はなくなり、その時点で時刻t1におけ
るストレージ106への記録は終了する。
【0027】ここで、上書きについて説明する。領域M
1〜M4で記録可能な領域が無くなった後も記録が続い
た場合、まず、領域M1に領域M5、領域M6、領域M
7が上書きされ、その後、領域M5に領域M8、領域M
9が上書きされ、その後、領域M2に領域M10、領域
M11が上書きされ、最後に、領域M8、領域M6、領
域M10、領域M3に領域M12、領域M13、領域M
14、領域M15が上書きされる。これにより、それぞ
れの時点において最も高いビットレートのデータが残
り、高画質映像の再生が可能になる。
【0028】次に、図3を参照して、記録時のビットレ
ート設定手順および記録制御手順の他の例を示す。時刻
t1において領域M1に8Mbps、領域M2に4Mb
ps、領域M3に2Mbps、領域M4に1Mbpsの
ビットレートを設定して記録を開始すると、4領域で同
時(ほぼ同時)に記録可能な領域は無くなり、それ以上
の記録はできなくなる。なお、記録可能な領域が無くな
るタイミングがずれたとき、最初にある領域が無くなっ
た時点で上記同時記録は終了し、次のステップへ移行す
る。ついで、時刻t2において、ディスク記録領域30
1の領域M1の部分を領域M5、領域M6、領域M7の
3つに分割する。この場合の領域M5,M6,M7の容
量比は、4:2:1とする。また、領域M5,M6,お
よびM7のビットレートは、4Mbps、2Mbps、
1Mbpsとする。
【0029】時刻t2において、領域M5に4Mbp
s、領域M6に2Mbps、領域M7に1Mbpsのビ
ットレートで上書き記録を開始すると、3領域で同時
(ほぼ同時)に記録可能な領域は無くなり、それ以上の
記録はできなくなる。次に、時刻t3において、時刻2
で領域M5であった部分を、容量比を2:1にした領域
M8と領域M9の2つに分割する。さらに、時刻t1で
領域M2であった部分を、容量比を2:1にした領域M
10と領域M11の2つに分割する。
【0030】時刻t3において、2Mbpsのビットレ
ートで領域M8に、1Mbpsのビットレートで領域M
9に同時に上書き記録を行い、(ほぼ)同時に記録可能
な領域Mが無くなったところで、領域M10と領域M1
1に対して2Mbpsおよび1Mbpsのビットレート
で同時に上書き記録を行う。領域M8,M9と同様に、
領域M10,M11は(ほぼ)同時に記録可能な領域M
が無くなる。このように、連続的に記録を行うことで、
領域M8側と領域M10側の両方のブロックにおいて記
録可能な領域は無くなる。
【0031】最後に、時刻t4において、領域M8、領
域M6、領域M10、および領域M3を、領域M12、
領域M13、領域M14、および領域M15とし、これ
らの領域のそれぞれに対して、全て1Mbpsのビット
レートにより圧縮映像/音声データを上書きする。領域
M15において記録可能な領域が無くなった時点で、こ
のストレージ106への記録は終了する。
【0032】このように、記録の初期においては空きが
十分にあるので、各容量が大きめになるように領域Mを
決定して分割し、かつビットレートを高めに設定する。
そして、時刻が経過するにつれ、分割する領域Mの容量
を小さめにし、かつビットレートを小さく設定する。こ
れにより、記憶容量が限られているストレージ106へ
の記憶を効率的に行えるようになる。
【0033】なお、時刻t1〜時刻t4の途中で記録を
終了した場合、それ以降の時刻における動作は実行され
ない。例えば、時刻t2で記録を終了した場合、時刻t
3以降の領域M8〜領域M15については、記録が行わ
れない。どの時刻で記録が終了したかというデータを記
録する必要がある場合、このデータを記録データ内部、
または記録データの記録領域以外のディスク上の所望の
記録領域に記録すればよい。
【0034】図3に示した領域M1〜M15の記録容量
の一例を示せば、〔表1〕の様になる。ここでは、全記
録領域が315GBで、ストレージ数が4であるとす
る。
【表1】
【0035】図4は、図3で説明した手順により記録し
たデータの再生手順を示す。図4において、401はデ
ィスク記録領域、t1〜t4は時刻である。また、図中
の矢印はデータ再生順序である。再生順序は、「△」の
位置から再生が開始され、「◇」の位置で再生終了とな
る。
【0036】最初に再生データビットレートの判定が行
われる。この判定は再生手順を示しており、時刻t1で
記録が終了した場合には時刻t1の「△」の位置から再
生し、時刻t2で記録が終了した場合には時刻t2の
「△」の位置から再生し、時刻t3で記録が終了した場
合には時刻t3の「△」の位置から再生し、さらに、時
刻t4で記録が終了した場合には時刻t4の「△」の位
置から再生することになる。再生手順の判定は、どの時
刻で記録が終了したか否かの情報がストレージ201内
に記録されていれば、その情報を用いて判定することが
できる。その他の判定方法としては、ストレージ201
の全面を再生し、全データが残っている最高ビットレー
トを検出し、例えば、8Mbpsであれば時刻t1で記
録終了を判定し、ビットレートが4Mbpsであれば時
刻t2で記録終了を判定する方法もある。
【0037】図4において、時刻t1において記録が終
了した場合、図示の矢印方向の順序で、8Mbpsのビ
ットレートで領域M1から全データを読み出す。さら
に、時刻t2において記録終了した場合には図示の矢印
方向(△→◇)の順序および4Mbpsのビットレート
により、領域M2から読み出した後、次に領域M5から
読み出しを行う。また、時刻t3において記録が終了し
た場合、全て2Mbpsのビットレートで読み出しが行
われ、その順序は、領域M3、M6、M8、M10とな
る。時刻t4において記録終了の場合、全て1Mbps
のビットレートで読み出しが行われ、その順序は、領域
M4、M7、M9、M11、・・・、M14、M15と
なる。このように、記録時間が短ければ(領域Mの容量
が大きければ)高いビットレートで記録・再生し、記録
時間が長ければ低いビットレートで記録・再生すること
によって、記録時間に応じた最適な映像音声品質を得る
ことが可能になる。
【0038】なお、図3および図4においては、離れた
領域のデータ(途切れたデータ配置)を連続的に再生す
るケースが主であったが、記録領域の選択方法によっ
て、できるだけ連続領域のデータとして記録/再生する
ことも可能である。
【0039】図5は、記録の領域Mが連続するときのビ
ットレート設定および記録領域制御の手順を示す。ここ
で、501はディスク記録領域を示し、時刻t1〜t4
において全部で領域M1〜M15を有している。時刻t
1において、ディスク記録領域501は領域M1〜M4
に分割して記録される。領域M1,M2,M3,M4
は、図3とは逆に1:2:4:8の容量比に設定されて
いる。また、領域M1,M2,M3,M4のビットレー
トは、1Mbps,2Mbps,4Mbps,8Mbp
sに設定されている。
【0040】時刻t1においては、ビットレートを領域
M1に1Mbps、領域M2に2Mbps、領域M3に
4Mbps、および領域M4に8Mbpsを設定して記
録を開始すると、4領域で同時に記録可能な領域は無く
なり、それ以上の記録はできなくなる。次に、時刻t2
においては、ディスク記録領域501の領域M4の部分
を領域M5,M6,M7に3分割する。領域5〜7にお
ける容量比は4:2:1とし、各ビットレートを4Mb
ps、2Mbps、および1Mbpsとする。時刻t2
において、領域M5に4Mbps、領域M6に2Mbp
s、領域M7に1Mbpsの各ビットレートで上書き記
録を開始すると、3領域で同時に期す区可能な領域が無
くなり、それ以上の記録はできなくなる。ここで、領域
M3と領域M5には、連続した領域に4Mbpsでデー
タが記録されることになる。
【0041】次に、時刻t3においては、時刻t1のと
きに領域M3であった部分を1:2の容量比で領域M8
とM9に2分割し、時刻t1のときに領域M5であった
部分を2:1の容量比で領域M10とM11に2分割す
る。また、各領域において記録を行うデータのビットレ
ートは、1Mbps、2Mbps、2Mbps、および
1Mbpsとする。時刻t3における記録は、領域M9
と領域M10を2Mbpsで連続に上書き記録し、領域
M8と領域M11を1Mbpsで連続に上書き記録す
る。このように、時刻t3においては、領域M9と領域
M10の連続記録と、領域M8と領域M11の連続記録
が同時に開始されると、両方のブロックで同時に記録可
能な領域は無くなり、それ以上の記録ができなくなる。
ここで、領域M9とM10は、連続した領域に2Mbp
sでデータが記録されることになる。
【0042】最後に、時刻t4においては、領域M2、
領域M9、領域M10、および領域M6を、領域M1
2、領域M13、領域M14、および領域M15とし、
これらに対して全て1Mbpsのビットレートで上書き
を行う。時刻t4においては、領域M12〜M15が1
Mbpsで連続して上書き記録され、最後に、領域M1
5において記録可能な領域が無くなった時点で、このデ
ィスク記録領域M501は記録終了となる。ここで、領
域M13とM14は、連続して1Mbpsでデータが記
録されることになる。
【0043】図5において、時刻t1〜時刻t4のいず
れかで記録が終了した場合、それ以降の時刻では記録は
行わない。例えば、時刻t2で記録を終了した場合、時
刻t3以降の領域M8〜M15に関しては、記録が行わ
れない。どの時刻で記録が終了したかについての情報
は、記録データの内部、または記録データ領域から離れ
たディスク上の所望の領域に記録しておくことができ
る。
【0044】図5における記録容量の一例を示せば〔表
2〕のようになる。ここでは、全記録領域を315GB
とする。
【表2】
【0045】図6は、図5により記録したデータの再生
手順を示す。601はディスク記録領域であり、時刻t
1〜t4にわたって領域M1〜M15を有している。最
初に再生手順、即ち再生データビットレートが判定され
る。これにより、時刻t1で記録終了した場合には時刻
t1の「△」位置から「◇」位置の方向に再生でき、時
刻t2で記録終了した場合には時刻t2の「△」位置か
ら「◇」位置の方向に再生でき、時刻t3で記録終了し
た場合には時刻t3の「△」位置から「◇」位置の方向
に再生でき、時刻t4で記録終了した場合には時刻t4
の「△」位置から「◇」位置の方向に再生することがで
きる。
【0046】判定手順としては、一般には、どの時刻で
記録が終了したかの情報をストレージ(ディスク)中に
記録しておけば、その情報を読み出して判定できる。或
いは、ディスク全面を再生し、全データが残っている最
高ビットレートを検出することによっても可能である。
例えば、8Mbpsであれば時刻t1で記録を終了し、
4Mbpsであれば時刻t2で記録終了、2Mbpsで
あれば時刻t3で記録終了、1Mbpsであれば時刻t
4で記録終了と判定してもよい。
【0047】記録終了が時刻t1であると判定された場
合、時刻t1の矢印方向の順序により、8Mbpsのビ
ットレートにより領域M4内の全データが読み出され
る。また、時刻t2で記録が終了した場合、時刻t2に
おける矢印方向の順序で、領域M3とM5から4Mbp
sで両領域内の全データが読み出される。ここで、領域
M3とM5は、連続した領域となっている。ついで、時
刻t3で記録が終了した場合、時刻t3における矢印方
向の順序により、領域M2,M6,M9,およびM10
から当該領域内の全データが2Mbpsで読み出され
る。ここで、領域M9と10は、連続した領域となって
いる。さらに、時刻t4において記録が終了した場合、
時刻t4における矢印方向の順序により、領域M1,M
7,M8,およびM11〜M15から当該領域内の全デ
ータが1Mbpsで読み出される。ここで、領域M13
とM14は、連続した領域となっている。
【0048】このように、記録時間が短ければ高いビッ
トレートで記録再生し、記録時間が長ければ低いビット
レートで記録再生するという様に、記録時間に応じた最
適な映像音声品質を得ることが可能になり、かつ、図4
の場合に比べ、記録再生の連続性を上げることが可能に
なる。
【0049】図7は、ディスク記録領域の領域Mの数を
2とし、ストレージとしてハードディスク装置(HD
D)と光ディスク装置(ODD)を組み合わせた例を示
す。一般に、HDDは数十GBの大容量であるのに対
し、ODDは数GB程度と記憶容量が少ない。しかし、
HDDが主に記録(再生)装置に内蔵される使用形態に
なるのに対し、ODDは1枚のディスクであることから
交換や搬送、および保存が容易である。このため、HD
Dを一時的な編集等の記録/再生に用い、最終的な記憶
媒体としてODDを用いることが、経済性および使い勝
手の面で優れている。ここでは、領域数(k)を2、各
ビットレート(m)を20Mbps、2Mbpsとして
いる。この場合のディスク記録領域701は、HDDに
割り当てられた領域M1と、ODDに割り当てられた領
域M2からなる。どの領域にHDDおよびODDを割り
当てるかは、制御部110により決定される。
【0050】図7の時刻t1のとき、ディスク記録領域
M701への記録は、領域M1と領域M2に2分割して
行われる。ここで、領域M1とM2の容量比を50G
B:5GB、即ち10:1とする。また、領域M1とM
2に記録するデータのビットレートは、20Mbpsお
よび2Mbpsとする。時刻t1において、HDDの領
域M1に20Mbps、ODDの領域M2に2Mbps
で記録を開始すると、20,000秒(約5.5時間)
後に2領域で同時に記録可能な領域が無くなり、それ以
上記録はできなくなる。即ち、時刻t1終了時点で、H
DDに5.5時間の20Mbpsによるデータ、ODD
に5.5時間の2Mbpsによるデータが記録されてい
る。次に、時刻t2において、ディスク記録領域701
の時刻t1のときに領域M1であった部分を領域M3と
し、2Mbpsのビットレートにより上書き記録を行
う。この領域M3に対して記録可能な領域が無くなった
時点で、HDDは記録終了となる。この時刻t2での記
録は、時刻t1の終了から200,000秒(約55.
5時間)後で終了になる。即ち、時刻t2終了時点で、
ODDに5.5時間分が記録され、その後、HDDに2
Mbpsによるデータが55.5時間分記録される。
【0051】時刻t1、時刻t2の途中で記録が終了し
た場合、それ以降の時刻での記録は行われない。例え
ば、時刻t1で記録終了の場合、時刻t2以降の領域M
3での記録は行われない。どの時刻で記録が終了したか
についての情報は、記録データの内部、または記録デー
タ領域から離れたディスク上の所望の領域に記録してお
くことができる。
【0052】図8は、図7により記録したデータの再生
手順を示す。801はディスク記録領域であり、領域M
1〜M3よりなる。データの再生順序は、「△」の位置
が再生開始で、「◇」の位置が再生終了となる。最初
に、再生手順、即ち再生データビットレートが判定され
る。これにより、時刻t1で記録が終了した場合には時
刻t1に示す矢印方向の再生順序で再生でき、時刻t2
で記録が終了した場合には時刻t2に示す矢印方向の再
生順序で再生できる。その判定手順は、どの時刻で記録
が終了したかの情報がディスク中に記録されている場合
には、その情報を読み出して判定することができる。他
の方法として、ディスク全面を再生し、全データが残っ
ている最高ビットレートを検出し、例えば、20Mbp
sならば時刻t1で記録終了とし、2Mbpsならば時
刻t2で記録終了と判定する方法がある。
【0053】時刻t1において記録終了した場合、時刻
t1の「△」位置→「□」位置の順序により、全データ
が領域M1から20Mbpsで読み出される。これによ
り、記録時間が5.5時間以下の場合、HDDのみから
20Mbpsによる高品質の映像/音声が再生される。
時刻t2において記録が終了した場合、時刻t2の
「△」位置→「□」位置の順序により、領域M2,M3
からこれら領域内の全データが2Mbpsで読み出され
る。これは、記録時間が5.5時間を超え、(5.5+
55.5=61)時間以下の場合、ODD(光ディスク
装置)とHDD(ハードディスク装置)を組み合わせ
で、2Mbpsにより映像/音声データの長時間再生が
行われることを意味する。
【0054】このように、図8の再生手順によれば、記
録時間が短ければ高いビットレートで記録再生し、記録
時間が長ければ低いビットレートで記録再生するという
ように、記録時間に応じた最適な映像音声品質を得るこ
とができると共に、ディスク装置を効率的に使用するこ
とができる。
【0055】なお、図7、図8を図3、図4のような構
成で使用することも可能である。すなわち、図7、図8
において、図3の領域M1〜M3、領域M5〜M15を
HDDに割り当て、領域M4をODDに割り当て、図
3、図4と同じ動作を行うことも可能である。図5およ
び図6に対しても同様である。
【0056】次に、入力の処理について説明する。図9
は、アナログ放送受信信号を処理して映像音声圧縮部1
02等に入力するための入力信号を得るための入力処理
部の構成を示す。入力処理部は、アナログ放送受信信号
901が入力されるチューナ902、このチューナ90
2に接続されたA/D変換器903、このA/D変換器
903に接続されたビデオオーディオエンコーダ904
を備えて構成されている。
【0057】図9において、アナログ放送受信信号90
1はチューナ902に入力され、このチューナ902か
らはNTSC(National Television Standard Commite
e )コンポジット映像信号、コンポーネント映像信号等
のアナログ映像音声信号が出力される。このアナログ映
像音声信号は、A/D変換器903によってコンポーネ
ントディジタル化される。なお、NTSCコンポジット
映像信号をディジタル化する際、コンポーネント化が合
わせて行われる。A/D変換器903によって得られた
コンポーネントディジタル映像信号906は、ビデオオ
ーディオエンコーダ904によりエンコードされ、図1
の映像音声圧縮部102に入力される入力信号905と
なる。
【0058】図10は、ディジタル放送受信信号を処理
して映像音声圧縮部102等に入力するための入力信号
を得るための入力処理部の構成を示す。この入力処理部
は、ディジタル放送受信信号1001を処理して出力信
号1003を出力するチューナ1002を備えて構成さ
れる。チューナ1002は、ディジタル放送受信信号1
001が入力されると、MPEG圧縮映像音声信号など
を生成し、これを図1に示した映像音声圧縮部102等
に印加するための入力信号1003を生成する。
【0059】ところで、最近の放送は、アナログ放送、
ディジタル放送ともに、放送波の中でEPG(Electron
ic Program Guide)と呼ばれる「電子番組ガイド」が送
信されている。ユーザー側の受信機では、EPGデータ
を受信することにより、その番組が、以後何時間放送さ
れるのか、今後どのような番組が放送されるのかなどを
知ることができる。
【0060】図11は、アナログ放送受信信号を処理し
て映像音声圧縮部102等に入力するための入力信号、
およびEPGデータを得る入力処理部の構成を示す。こ
の入力処理部は、アナログ放送受信信号1101が入力
されるチューナ1102、このチューナ1102に接続
されたA/D変換1103、このA/D変換1103に
接続されたビデオオーディオエンコーダ1104を備え
て構成されている。
【0061】チューナ1102はアナログ放送受信信号
1101が入力されると、NTSCコンポジット(Nati
onal Television System Committee composite)映像信
号、コンポーネント映像信号などのアナログ映像音声信
号を生成すると同時に、EPGデータ1106を検出す
る。アナログ映像音声信号はA/D変換1103に送ら
れ、このA/D変換1103によってコンポーネントデ
ィジタル化される。なお、NTSCコンポジット映像信
号をディジタル化する際、コンポーネント化が合わせて
行われる。A/D変換1103から出力されたコンポー
ネントディジタル映像信号1107は、ビデオオーディ
オエンコーダ1104に入力され、このビデオオーディ
オエンコーダ1104によってエンコードされることに
より、入力信号1105が生成される。この入力信号1
105は、図1に示す入力信号101に相当し、映像音
声圧縮部102等に入力される。
【0062】図12は、ディジタル放送受信信号を処理
して映像音声圧縮部102等に入力するための入力信
号、およびEPGデータを得る入力処理部の構成を示
す。この入力処理部は、ディジタル放送受信信号120
1が入力され、出力信号1203とEPGデータ120
4を出力するチューナ1202を備えて構成される。チ
ューナ1002は、ディジタル放送受信信号1201が
入力されると、MPEG圧縮映像音声信号などを生成
し、これを入力信号1203として出力する。この入力
信号1203は、図1の入力信号101に相当し、映像
音声圧縮部102等に入力される。また、チューナ12
02では、入力信号1203と同時にEPGデータ12
04を検出して出力する。
【0063】ここで、図3を用いて、EPGデータを含
む映像音声データを記録する手順の一例を説明する。
図11のチューナ1102または図12のチューナ12
02によってEPGデータ1106または1204を図
1に示した制御部110で解析することにより、記録を
開始した番組または現在記録している番組の残り時間を
知ることができる。そこで、当該番組の全部が、図3の
時刻t1において記録を終了できるように記録ビットレ
ートを決定する。例えば、ディスク記録領域301が1
0GB、記録する領域が領域M1〜M4、EPGデータ
による記録中の番組の残り放送時間が2時間(7,20
0秒)であるとすると、領域M1〜M4の容量を、10
×8/15[GB]、10×4/15[GB]、10×
2/15〔GB]、10×1/15[GB]とし、ま
た、領域M1〜M4の記録ビットレートを、(10×8
×8/15)/7.2[Mbps]、(10×8×4/
15)/7.2[Mbps]、(10×8×2/15)
/7.2[Mbps]、(10×8×1/15)/7.
2[Mbps]とする。これにより、当該番組にてディ
スク記録領域301が使い切られ、番組の後段がカット
される等の末記録部分の発生を防止することができる。
【0064】その後に領域M1〜M4上に上書き記録が
行われる場合、まず、領域M1に領域M5、領域M6、
領域M7が上書きされ、その後、領域M5に領域M8、
領域M9が上書きされ、その後、領域M2に領域M1
0、領域M11が上書きされ、最後に、領域M8、領域
M6、領域M10、領域M3に領域M12、領域M1
3、領域M14、領域M15が上書きされる。
【0065】再生時、8Mbpsで記録されたデータが
全て残っていれば、領域M1は(10×8×8/15)
/7.2[Mbps]で再生される。8Mbpsで記録
されたデータが一部でも消去され、かつ4Mbpsで記
録されたデータが全て残っていれば、領域M2,M5は
(10×8×4/15)/7.2[Mbps]で再生さ
れる。また、4Mbpsで記録されたデータが一部でも
消去され、かつ2Mbpsで記録されたデータが全て残
っていれば、領域M3,M6,M8,M10は(10×
8×2/15)/7.2[Mbps]で再生される。2
Mbpsで記録されたデータが一部でも消去され、かつ
1Mbpsで記録されたデータが全て残っていれば、領
域M4,M7,M9,M11,M12,M13,M1
4,M15は(10×8×1/15)/7.2[Mbp
s]で再生される。
【0066】このように、EPGデータを適切に利用す
ることにより、その後に消去/記録が無ければ高ビット
レートで再生され、その後の消去/記録に応じてビット
レートは低く設定されるので、最適なビットレートで再
生することが可能になる。なお、この場合、ディスク記
録領域301はストレージの全部であっても、一部であ
ってもよい。また、図3を参照して説明したが、図5ま
たは図7に適用することも可能である。
【0067】さらに、タイマー録画(図9〜図12のチ
ューナと、制御部110の組み合わせにより実行)に関
しても、設定されたタイマーから記録時間がわかるた
め、EPGにおけるものと同様の操作(処理)が可能と
なる。タイマー録画が設定された映像音声データを記録
する一例について、図3を参照して説明する。
【0068】まず、タイマー設定の内容を制御部110
で解析することにより、記録時間を知ることができる。
そこで、図3の時刻t1において、当該タイマー設定番
組の全部が記録可能なように記録ビットレートを設定す
る。即ち、ディスク記録領域301が10GB、その領
域が領域M1〜M4、タイマー設定した記録時間が2時
間(7,200秒)であるとすると、領域M1〜M4の
容量を、それぞれ10×8/15〔GB]、10×4/
15[GB]、10×.2/15[GB]、10×1/
15[GB]とし、また、領域M1〜M4の記録ビット
レートを、それぞれ(10×8×8/15)/7.2
[Mbps]、(10×8×4/15)/7.2[Mb
ps]、(10×8×2/15)/7 2[Mbp
s]、(10×8×1/15)/7.2[Mbps]と
する。これにより、当該タイマー録画にてディスク記録
領域301が使い切られ、番組を完全に記録(録画)す
ることができる。
【0069】そして、タイマー解除後に、領域M1上か
ら記録が行われる場合、まず、領域M1に領域M5、領
域M6、領域M7が上書きされ、その後、領域M5に領
域M8、領域M9が上書きされ、その後、領域M2に領
域M10、領域M11が上書きされ、最後に、領域M
8、領域M6、領域M10、領域M3に領域M12、領
域M13、領域M14、領域M15が上書きされる。
【0070】再生時、8Mbpsで記録されたデータが
全て残っていれば、領域M1は(10×8×8/15)
/7.2〔Mbps]で再生される。8Mbpsで記録
されたデータが一部でも消去され、かつ4Mbpsで記
録されたデータが全て残っていれば、領域M2,M5は
(10×8×4/15)/7.2[Mbps]で再生さ
れる。また、4Mbpsで記録されたデータが一部でも
消去され、かつ2Mbpsで記録されたデータが全て残
っていれば、領域M3,M6,M8,M10は(10×
8×2/15)/7.2[Mbps]で再生される。2
Mbpsで記録されたデータが一部でも消去され、かつ
1Mbpsで記録されたデータが全て残っていれば、領
域M4,M7,M9,M11,M12,M13,M1
4,M15は(10×8×1/15)/7.2[Mbp
s]で再生される。
【0071】このように、タイマー録画情報を適切に利
用することにより、タイマー解除後の消去/記録がなけ
れば高ビットレートで再生され、タイマー解除後の消去
/記録に応じてビットレートが低下し、最適なビットレ
ートで再生されることが可能となる。なお、この場合、
ディスク記録領域301はストレージの全部でも、一部
でもよい。また、図3を参照して説明したが、図5また
は図7に適用することも可能である。
【0072】本発明は、ストレージ上の全領域に対して
も、また、ストレージ上の一部の領域に対しても適用可
能であり、自由度に優れた映像音声記録/再生装置を得
ることができる。また、本発明は、過去に記録したデー
タのうち、必要なデータのみを残し、不要なデータが記
録されている部分やデータの記録が行われていない部分
に対して適用し、新しいデータの記録および上書き記録
を行うことも可能である。したがって、消去したくない
データを残したまま、空き領域や不必要なデータ領域に
上書きを行って、ストレージを有効利用することができ
る。
【0073】さらに、記録した時間または最後に再生し
た時間から一定時間が経過したとき、そのデータは不要
なデータであると見なして消去し、上記したようにして
新しいデータの記録または上書き記録を行うようにすれ
ば、ストレージの空き領域を増やすことができ、ストレ
ージの有効利用が可能になる。同様に、登録外のジャン
ルや視聴しないジャンルであって、かつ、記録した時間
または最後に再生した時間が一定の時間より古いデータ
を不要なデータとして消去することにより、本発明によ
る装置を用いて新しいデータの記録および上書き記録を
行うことが可能になり、ストレージの空き領域を増やせ
るために、ストレージの有効利用が可能になる。
【0074】また、トランスコードにおいては、単位時
間当たりのビットレートを可変とする可変ビットレート
方式でトランスコードを行うことも可能である。
【0075】
【発明の効果】以上より明らかなように、本発明の映像
音声記録装置によれば、ストレージの記録領域制御手段
によって複数の領域に分割し、それぞれの領域に対し、
その容量に応じてビットレート設定手段によりビットレ
ートが設定され、このビットレートに従ってストレージ
の前記複数の領域への記録が行われる構成にしたので、
記録容量、記録時間に応じて最適またはそれ以下のビッ
トレートで記録される結果、ストレージへの記録が効率
的に行え、無駄のない記録が行えるようになる。また、
記録中または記録後に一度記録したデータを読み出し、
再圧縮して再記録する時間、その間の他の操作に対する
障害、消費電力増大の問題も解消する。
【0076】さらに、本発明の他の映像音声記録装置に
よれば、記録領域制御手段によりストレージをk個の領
域に分割し、それぞれの領域の容量比に比例したビット
レートがk個の領域のそれぞれに設定して記録を行い、
各領域における記録可能領域がなくなったとき、以降の
時刻において最大ビットレートで記録された記録領域を
複数に分割し、その分割領域のそれぞれに異なるビット
レートを設定し、新たに分割された領域のうち、同一ビ
ットレートで記録される領域を直列に並べ、異なったビ
ットレートで記録される全領域は同時に上書き記録し、
各領域における記録可能領域がなくなれば、以降の時刻
においては前回の時刻のときに行った処理内容を繰り返
し実行し、最後に、最終時刻において記録された全領域
に対し、設定されたビットレートにより上書きを行うよ
うにしたので、ストレージの空きが大きいときにはビッ
トレートを大きくして圧縮率を小さくし、ストレージに
空きが小さくなるにつれてビットレートを小さくして圧
縮率を大きくし、つまり、記録容量、記録時間に応じて
最適またはそれ以下のビットレートで記録することによ
り、ストレージへの記録が効率的に行って無駄のない記
録が行え、さらに映像品質の劣化を防止することができ
る。
【0077】また、本発明の映像音声再生装置によれ
ば、ストレージ上の記録データを再生する際、再生ビッ
トレートを再生ビットレート検出手段で検出し、また、
再生対象の領域を再生領域検出手段により検出し、検出
された再生ビットレートの中で最も高い再生ビットレー
トを用いて、再生領域内の全データを記録時と同じ順序
で再生する構成にしたので、最適なビットレートで番組
全体を再生(視聴)することが可能になる。また、上書
きを行う場合でも、圧縮率の小さい領域から行えるよう
になり、ストレージの効率的な使用が可能になる。
【0078】さらに、本発明の記録媒体によれば、全体
の記録領域が複数に分割され、ディジタル化された映像
/音声情報を符号化したストリームを各々の記録領域へ
の記録が、その容量比に比例したビットレートにより記
録されているので、最適なビットレートで再生(視聴)
することが可能になるほか、上書きを行う場合には圧縮
率の小さい領域から行えるようになり、ストレージを効
率的に利用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像音声記録再生装置の記録系の構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の映像音声記録再生装置の再生系の構成
を示すブロック図である。
【図3】記録時のビットレート設定手順および記録制御
手順を示す説明図である。
【図4】図3で説明した手順により記録したデータの再
生手順を示す説明図である。
【図5】記録の領域Mが連続するときのビットレート設
定および記録領域制御の手順を示す説明図である。
【図6】図5の手順で記録したデータの再生手順を示す
説明図である。
【図7】ディスク記録領域の領域Mの数を2とし、スト
レージとしてハードディスク装置と光ディスク装置を組
み合わせたときの記録手順を示す説明図である。
【図8】図7の手順で記録したデータの再生手順を示す
説明図である。
【図9】アナログ放送受信信号を処理して映像音声圧縮
部等に入力するための入力信号を得るための入力処理部
の構成を示すブロック図である。
【図10】ディジタル放送受信信号を処理して映像音声
圧縮部等に入力するための入力信号を得るための入力処
理部の構成を示すブロック図である。
【図11】アナログ放送受信信号を処理して映像音声圧
縮部等に入力するための入力信号、およびEPGデータ
を得る入力処理部の構成を示すブロック図である。
【図12】ディジタル放送受信信号を処理して映像音声
圧縮部等に入力するための入力信号、およびEPGデー
タを得る入力処理部の構成を示すブロック図である。
【図13】従来の映像音声記録再生装置を示すブロック
図である。
【符号の説明】
102 映像音声圧縮部 103 ビットレート設定手段 104 記録信号処理部 105 記録領域制御手段 106,201 ストレージ 110,210 制御部 205 再生信号処理部 206 デコーダ 208 再生ビットレート検出手段 209 再生領域検出手段 301,401,501,601,701,801 デ
ィスク記録領域 901 アナログ放送受信信号 902,1002,1202 チューナ 903 A/D変換器 904 ビデオオーディオエンコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/12 103 G11B 27/00 A 27/00 H04N 5/76 Z 27/034 5/781 D H04N 5/76 5/92 H 5/765 5/781 510C 5/781 510J 5/91 E 5/91 L 5/93 5/93 Z 7/025 7/08 A 7/03 G11B 27/02 K 7/035 Fターム(参考) 5C052 AA01 AB03 AB04 CC06 CC11 DD04 DD06 5C053 FA20 FA23 GA11 GB01 GB06 GB11 GB38 JA01 JA15 JA22 KA25 LA07 5C063 AA01 AB01 AB03 AB05 AC01 AC05 AC10 CA11 CA23 CA36 DA03 DA07 DA13 DB10 5D044 AB05 AB07 BC01 BC06 CC04 DE02 DE03 DE12 DE15 DE72 DE96 GK08 5D110 AA13 AA17 AA19 AA27 AA29 CA05 CA06 CB07

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル化された映像/音声情報を符
    号化する映像音声圧縮部と、 前記映像音声圧縮部からの信号を記録符号化処理してス
    トレージに記録するためのデータを生成する記録信号処
    理部と、 前記記録信号処理部に接続され、前記ストレージの記録
    対象の領域を複数の領域に分割する記録領域制御手段
    と、 前記記録領域制御手段により分割された前記複数の領域
    のそれぞれに対して前記容量比に比例したビットレート
    を設定するビットレート設定手段と、 前記ビットレート設定手段で設定された前記ビットレー
    トに基づいて前記複数の領域への記録を同一時間帯に行
    う制御部を備えることを特徴とする映像音声記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、前記複数の領域の内の記
    録済の領域に上書き記録を行うとき、その処理を前記ビ
    ットレートの値が大きい領域から小さい領域に向けて実
    行することを特徴とする請求項1記載の映像音声記録装
    置。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、前記複数の領域に第1の
    時刻に記録を行った後、第2の時刻〜第Nの時刻の複数
    の時刻のそれぞれにおいて上書きを実施し、その上書き
    に際しては、前記複数の領域の全部または一部を消去
    し、その上に前記ビットレート設定手段により新たに設
    定したビットレートによる新たな記録を行うことを特徴
    とする請求項1または2記載の映像音声記録装置。
  4. 【請求項4】 前記ビットレート設定手段は、前記複数
    の領域の分割数が増えるに従ってビットレートを小さく
    することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記
    載の映像音声記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録領域制御手段は、同一ビットレ
    ートで記録される領域を連続状態に配置することを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の映像音声記
    録装置。
  6. 【請求項6】 前記映像音声圧縮部は、その前段に放送
    波を復調するチューナが設けられていることを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれか1項に記載の映像音声記録装
    置。
  7. 【請求項7】 前記映像音声圧縮部は、その前段に、放
    送波を復調するチューナと、前記チューナにより復調さ
    れた放送波の映像/音声情報をディジタル信号に変換す
    るA/D変換器と、前記A/D変換器からの映像/音声
    ディジタル信号を符号化するビデオオーディオエンコー
    ダまたは再符号化するビデオーディオトランスコーダを
    備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に
    記載の映像音声記録装置。
  8. 【請求項8】 前記チューナは、放送波に送られてくる
    EPG(ElectronicProgram Guide)データを出力する
    ことを特徴とする請求項6または7記載の映像音声記録
    装置。
  9. 【請求項9】 前記ビットレート設定手段は、前記チュ
    ーナから出力される前記EPGデータに基づいて、記録
    を開始した番組の残り放送時間を算出し、前記番組が前
    記複数の領域に全部記録し終わるように前記複数の領域
    のそれぞれのビットレートを設定することを特徴とする
    請求項8記載の映像音声記録装置。
  10. 【請求項10】 前記制御部は、タイマー録画時、設定
    されたタイマーに基づいて記録時間を算出し、この記録
    時間に対応する番組が前記複数の領域に全部記録し終わ
    るように前記複数の領域のそれぞれのビットレートを設
    定することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に
    記載の映像音声記録装置。
  11. 【請求項11】 前記制御部は、前記複数の領域に異な
    った種類のドライブを割り当てることを特徴とする請求
    項1〜10のいずれか1項に記載の映像音声記録装置。
  12. 【請求項12】 前記制御部は、前記複数の領域の少な
    くとも1つをハードディスク装置に割り当て、前記複数
    の領域の少なくとも他の1つを光ディスク装置に割り当
    てることを特徴とする請求項11記載の映像音声記録装
    置。
  13. 【請求項13】 前記制御部は、ストレージ上の全領域
    ないし一部の領域に対し、新しいデータの記録、および
    上書き記録を行うことを特徴とする請求項1〜12のい
    ずれか1項に記載の映像音声記録装置。
  14. 【請求項14】 前記制御部は、必要なデータのみ残
    し、不要なデータが記録されている部分、およびデータ
    の記録が行われていない部分に対し、新しいデータの記
    録および上書き記録を行うことを特徴とする請求項1〜
    13のいずれか1項に記載の映像音声記録装置。
  15. 【請求項15】 前記制御部は、記録または最後に再生
    した時間から所定時間が経過した古いデータを不要なデ
    ータとし、新しいデータの記録または上書きに用いるこ
    とを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の
    映像音声記録装置。
  16. 【請求項16】 前記制御部は、非登録のジャンルまた
    は視聴しないジャンルで、かつ記録から一定時間が経過
    したデータを不要なデータとし、新しいデータの記録ま
    たは上書きに用いることを特徴とする請求項1〜15の
    いずれか1項に記載の映像音声記録装置。
  17. 【請求項17】 前記映像音声圧縮部は、単位時間当た
    りのビットレートを可変にした可変ビットレート方式で
    トランスコードを行うことを特徴とする請求項1〜16
    のいずれか1項に記載の映像音声記録装置。
  18. 【請求項18】 前記制御部は、記録終了時刻に関する
    データを前記ストレージの記録データ内またはこの記録
    データ以外の記録領域に記録することを特徴とする請求
    項1〜17のいずれか1項に記載の映像音声記録装置。
  19. 【請求項19】 ディジタル化された映像/音声情報を
    符号化するエンコーダまたは再符号化するトランスコー
    ダと、 前記エンコーダまたはトランスコーダからのディジタル
    ストリームをストレージするストレージと、 ビットレート設定を設定するビットレート設定手段と、 前記ストレージ上の記録領域を設定する記録領域制御手
    段と、 全体を管理する制御部を備え、 前記記録領域制御手段により前記ストレージをk個の複
    数の領域(ただし、k≧2)に分割し、前記ビットレー
    ト設定手段により領域1、領域2、・・・領域kにおけ
    る容量比に概等しいビットレートm(1)、m(2)、
    ・・・m(k)〔ただし、m(1)≧m(2)・・・≧
    m(k)]を設定し、 時刻1として、前記領域1、領域2、・・・領域kにお
    いて前記エンコーダまたは前記トランスコーダによりビ
    ットレートをm(1)、m(2)、・・・m(k)とし
    て全領域に同時に記録を行い、各領域において記録可能
    な領域が無くなったとき、 時刻2として、前記ビットレートm(1)で記録された
    前記領域1をm(2):m(3):・・・m(k)に分
    割し、前記エンコーダまたは前記トランスコーダにより
    ビットレートをm(2)、m(3)、・・・m(k)と
    して、新たに分割された領域のうち、同じビットレート
    で記録される領域を直列に並べ、異なったビットレート
    で記録される全領域を同時に上書き記録し、各領域にお
    いて記録可能領域がなくなったとき、 時刻3として、ビットレートm(2)で記録された領域
    をm(3):m(4):・・・m(k)に分割し、前記
    エンコーダまたは前記トランスコーダによりビットレー
    トm(3)、m(4)、・・・m(k)として、新たに
    分割された領域のうち、同じビットレートで記録される
    領域を直列に並べ、異なったビットレートで記録される
    全領域を同時に上書き記録し、各領域において記録可能
    領域がなくなったとき、 時刻4に進み、以下同様に記録を続けていき、最後に時
    刻kとしてビットレートm(k−1)で記録された全領
    域において、前記エンコーダまたは前記トランスコーダ
    によりビットレートをm(k)として上書き記録を行う
    ことを特徴とする映像音声記録装置。
  20. 【請求項20】 前記記録領域制御手段は、前記ビット
    レートがm(1)≧m(2)≧,・・・m(k)になる
    条件を排除し、同一ビットレートで記録される領域をで
    きるだけ連続した位置に配置することを特徴とする請求
    項19記載の映像音声記録装置。
  21. 【請求項21】 前記エンコーダまたは前記トランスコ
    ーダは、その前段に、放送波を復調するチューナと、こ
    のチューナにより復調された放送波の映像/音声情報を
    アナログ/ディジタル変換するA/D変換器を備え、 前記制御部は、前記放送波と共に送られてくるEPG
    (ElectronicProgram Guide)
    に基づいて記録を開始した番組の残り放送時間を算出
    し、前記番組の全てが前記第1から第kの領域内に記録
    し終わるようにビットレート設定手段にビットレートm
    (1),m(2),・・・m(k)を設定させることを
    特徴とする請求項19記載の映像音声再生装置。
  22. 【請求項22】 前記制御部は、番組をタイマー録画す
    る時、全記録時間を算出し、前記記録領域制御手段で設
    定された前記第1から第kの領域に対して前記番組の全
    てが前記第1から第kの領域内に記録し終わるようにビ
    ットレート設定手段にビットレートm(1),m
    (2),・・・m(k)を設定することを特徴とする請
    求項19記載の映像音声記録装置。
  23. 【請求項23】 前記制御部は、映像/音声情報をディ
    ジタル化して記録しているストレージからの信号を再生
    復号化処理する再生信号処理部と、 前記再生信号処理部からの映像/音声情報を再符号化す
    るデコーダと、 前記デコーダに接続されて再生ビットレートを検出する
    再生ビットレート検出手段と、 前記再生ビットレート検出手段で検出された再生ビット
    レートに基づいて再生領域を検出する再生領域検出手段
    と、 前記ストレージに残されている全データの中で最も高い
    再生ビットレートを前記再生ビットレート検出手段で検
    出し、これを前記全データを再生する際の再生ビットレ
    ートとし、この再生ビットレートを持つ全データを記録
    した順序により再生する制御部を備えることを特徴とす
    る映像音声再生装置。
  24. 【請求項24】 前記制御部は、前記ストレージに記録
    されている記録終了時刻に関するデータを再生時に読み
    出し、その時刻に記録されたデータの中で最も高い再生
    ビットレートを全データの再生ビットレートにし、この
    再生ビットレートを持つ全データを記録した順序で再生
    することを特徴とする請求項23記載の映像音声再生装
    置。
  25. 【請求項25】 前記制御部は、最後に再生した時間が
    一定の時間より古いデータを不要なデータとし、新しい
    データの記録または上書きに用いることを特徴とする請
    求項23または24記載の映像音声再生装置。
  26. 【請求項26】 前記制御部は、非登録のジャンルまた
    は視聴しないジャンルで、かつ最後に再生した時間から
    一定時間が経過したデータを不要なデータとし、新しい
    データの記録または上書きに用いることを特徴とする請
    求項23または24記載の映像音声再生装置。
  27. 【請求項27】 ディジタル化された映像/音声情報を
    符号化したストリームが記録された記録媒体において、 異なる記録容量による複数の記録領域が設定され、それ
    ぞれの記録領域は、その容量比に比例したビットレート
    により記録されていることを特徴とする記録媒体。
  28. 【請求項28】 前記複数の記録領域は、記録時刻が更
    新されたとき、最もビットレートの値が大きい記録領域
    から小さい記録領域に向けて行われることを特徴とする
    請求項27記載の記録媒体。
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