JP2002368958A - 画像入力装置アダプタ - Google Patents

画像入力装置アダプタ

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JP2002368958A
JP2002368958A JP2001167522A JP2001167522A JP2002368958A JP 2002368958 A JP2002368958 A JP 2002368958A JP 2001167522 A JP2001167522 A JP 2001167522A JP 2001167522 A JP2001167522 A JP 2001167522A JP 2002368958 A JP2002368958 A JP 2002368958A
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image input
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line sensor
main scanning
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JP2001167522A
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English (en)
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Yoshihiro Kataoka
義博 片岡
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯型画像入力装置に装着することで、ユー
ザーの操作習熟度や原稿サイズに関わらず容易に原稿を
読み取ることができ、読み取り後の処理も速やかに行え
る画像入力装置アダプタを提供する。 【解決手段】 原稿を搭載可能な原稿台9と、原稿台9
に沿って設置されたボールネジ13と、画像入力装置とし
てのスキャナ1をラインセンサ6の長手方向がボールネ
ジ13の軸心方向に沿うように保持可能な保持部17を有
し、ネジ13の軸心方向と交わる副走査方向に移動自在に
設置されたベルト16と、ベルト16に対してボールネジ13
の軸心方向に一体的に構成され、ベルト16を伴ってボー
ルネジ13の軸心方向に沿った主走査方向に移動自在に設
置されたスライダ15とを有した構成とする。これによ
り、副走査方向の移動時に読み取りを行なうよう設定し
たスキャナ1を、副走査方向と主走査方向とに交互に移
動させることが容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿面に沿って移
動してラインセンサで画像情報を読み取る携帯型画像入
力装置を装着し、この画像入力装置の移動を前記ライン
センサの長手方向に沿った主走査方向とラインセンサの
長手方向と交わる副走査方向とに案内する画像入力装置
アダプタに関する。
【0002】
【従来の技術】図9は携帯型画像入力装置(以下、スキ
ャナという)を使用する従来の画像入力システムの構成
を示す。スキャナ1は、パーソナルコンピュータ2に対
して図示しないインターフェイス(PCMCIAカー
ド、USB等)およびケーブル3により接続され、操作
ボタン4により駆動されて原稿5の表面を走査する。
【0003】詳細には、スキャナ1には、図10に示す
ように、底部にラインセンサ6、ローラ7,8が設けら
れ、内部に光源およびローラ7,8の回転量を演算する
エンコーダ(いずれも図示せず)が設けられていて、操
作ボタン4の押下げ動作がパーソナルコンピュータ2に
認識され、パーソナルコンピュータ2からスキャナ1に
読み取りが指令されるにしたがって、光源が発光し、原
稿5が照射され、原稿5からの反射光をラインセンサ6
が読み取り、原稿5表面の濃淡の情報である画像情報が
取得される。
【0004】このスキャナ1を図11に示すように原稿
5上で連続したZの文字を描くようにa方向、次いでb
方向に移動させると、画像情報とともに、画像情報が取
得された時点での位置情報がエンコーダを通じて取得さ
れ、取得された画像情報および位置情報は直ちにパーソ
ナルコンピュータ2の記憶部(メモリ、ハードディスク
等)へ格納される。
【0005】図12は取得された画像情報を模式的に示
したものである。領域I〜Vはそれぞれ、スキャナ1の
一回の操作で得られた画像情報を示す。読み取り終了後
に、パーソナルコンピュータ2上で領域I〜Vの画像情
報と位置情報とより合成処理が行われ、処理結果が、1
枚の画像としてパーソナルコンピュータ2の表示部に表
示されたり、記憶部に格納される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たようにスキャナ1をZの文字を描くように折り返して
移動させる従来の画像入力システムでは、ローラ7,8
は、ラインセンサの長手方向と交わるa方向、それに対
する斜め方向であるb方向への移動に適した構成とされ
ているので、操作者は操作に習熟していないと折り返し
動作をスムーズに行えず、原稿サイズが大きくなるほど
読み取りが困難であった。
【0007】また読み取り後の合成処理は、図12に示
すように、領域I〜Vの画像情報を位置情報に基づいて
正しく並べ替え、斜線で示した重複部分を削除する作業
であるため、膨大な演算が必要である。しかも合成処理
中は、処理前の画像情報を格納するためのメモリと処理
後の画像を格納するためのメモリとを同時に確保する必
要がある。そのため、演算能力やメモリ量の乏しいパー
ソナルコンピュータでは、演算に非常に長い時間を要し
たり、メモリ不足で処理不能に至るおそれがある。
【0008】本発明は上記問題を解決するもので、携帯
型携帯型画像入力装置に装着することで、ユーザーの操
作習熟度や原稿サイズに関わらず容易に原稿を読み取る
ことができ、読み取り後の処理も速やかに行える画像入
力装置アダプタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、画像入力装置を保持しその移動を主走査方
向と副走査方向とに案内する画像入力装置アダプタを設
けることで、簡易な操作で大きなサイズの原稿をも読み
取り可能とし、且つ合成処理の演算量、必要メモリ量の
大幅な削減を実現するものである。
【0010】すなわち請求項1に記載の発明は、情報処
理装置に接続され原稿面に沿って移動してラインセンサ
で画像情報を取得する携帯型画像入力装置を装着し、こ
の画像入力装置の移動を前記ラインセンサの長手方向に
沿った主走査方向とラインセンサの長手方向と交わる副
走査方向とに案内する画像入力装置アダプタであって、
原稿を搭載可能な原稿台と、前記原稿台に沿って設置さ
れた案内軸と、前記画像入力装置をそのラインセンサの
長手方向が前記案内軸の軸心方向に沿うように保持可能
な保持部を有し、案内軸の軸心方向と交わる副走査方向
に移動自在に案内軸上に設置された第1移動部材と、前
記第1移動部材に対して案内軸の軸心方向に一体的に構
成され、第1移動部材を伴って前記案内軸の軸心方向に
沿った主走査方向に移動自在に案内軸上に設置された第
2移動部材とを有したことを特徴とする。これによれ
ば、副走査方向の移動時に読み取りを行なうよう設定し
た画像入力装置を副走査方向と主走査方向とに交互に容
易に移動させることが可能になり、広範囲の原稿の画像
情報も簡易な操作で取得でき、かつ、取得される画像情
報は複数の矩形領域となるため合成処理が容易である。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
画像入力システムにおいて、主走査方向の一度の移動量
がラインセンサの読み取り長さと同等に設定されたもの
で、複数の矩形領域にて分割取得された画像情報をつき
合わせることで全体の画像情報を得ることができ、高速
な合成処理を実現できる。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
画像入力システムにおいて、主走査方向の一度の移動量
がラインセンサの読み取り長さより短く設定されたもの
で、複数の矩形領域にて分割取得された画像情報の重複
部分を用いて位置合わせすることができ、より精密な合
成処理を実現できる。
【0013】請求項4に記載の発明は、情報処理装置に
接続され原稿面に沿って移動してラインセンサで画像情
報を取得する携帯型画像入力装置を装着し、この画像入
力装置の移動を前記ラインセンサの長手方向に沿った主
走査方向とラインセンサの長手方向と交わる副走査方向
とに案内する画像入力装置アダプタであって、断面コ字
状のフレームの内周部に前記画像入力装置を保持可能な
保持部を設け、前記フレームの下端に、接地時に前記主
走査方向に移動可能な移動ローラと副走査方向に移動可
能な移動ローラとの少なくとも一方を設け、前記移動ロ
ーラを、保持する画像入力装置の下端より下方の接地位
置と上方の待機位置とにわたって移動自在に構成したこ
とを特徴とする。これによれば、フレームの下端の移動
ローラを接地させるか否か、またいずれの移動ローラを
接地させるかによって、接地したフレーム下端の移動ロ
ーラにより、あるいは接地した画像入力装置に備わる移
動部材により、画像入力装置の移動を案内できる。画像
入力装置アダプタ自体は簡易な構成なので、画像入力装
置の携帯性を損なうことなくより使い勝手の良いシステ
ムを実現でき、製作も安価に行える。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項4記載の
画像入力装置アダプタにおいて、主走査方向の移動時の
みフレームの下端の移動ローラが接地し、副走査方向の
移動時に画像入力装置が接地するように構成されたもの
で、確実な読み取りを実現できる。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項5記載の
画像入力装置アダプタにおいて、フレームの下端を、移
動ローラを軸支しラインセンサの長手方向と交わる方向
に配置された1対のシャフトのそれぞれにジョイントを
介して取り付け、前記保持部の周辺部を貫通する加圧用
フレームを配置してその下端を前記各シャフトの内端に
ジョイントを介して取り付け、前記加圧用フレームによ
って前記各シャフトの内端を押圧あるいは押圧解除する
ことにより、フレームの下端の移動ローラと画像入力装
置の移動ローラのいずれか一方を接地させるように構成
されたもので、加重付加の有無によって移動方向を切り
替えられるので、簡易な操作を実現できる。
【0016】請求項7に記載の発明は、請求項4〜請求
項6のいずれかに記載の画像入力装置アダプタにおい
て、主走査方向の移動距離が所定量に達した時に操作者
に通知する通知手段を有したもので、操作者は戸惑うこ
となく確実に読み取り操作を行うことができる。
【0017】請求項8に記載の発明は、請求項7記載の
画像入力装置アダプタにおいて、通知手段の通知部とし
て、フレームに発光手段、振動手段、音声手段のいずれ
かが設けられたもので、操作者が容易に認識可能であ
る。
【0018】請求項9に記載の発明は、請求項7記載の
画像入力装置アダプタにおいて、通知手段が、画像入力
装置が接続された情報処理装置の表示部に表示を指令す
るもので、操作者が容易に認識可能である。
【0019】請求項10に記載の発明は、請求項7記載
の画像入力装置アダプタにおいて、通知手段が、画像入
力装置に予め設けられた発光手段、振動手段、音声手段
のいずれかの駆動を指令するもので、操作者が容易に認
識可能である。
【0020】請求項11に記載の発明は、請求項4〜請
求項10のいずれかに記載の画像入力装置アダプタにお
いて、主走査方向の移動距離が所定量に達した時にそれ
以上の移動を制限する移動制限手段が設けられたもの
で、操作者による主走査方向への過剰な移動を防止でき
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の第1実施
形態における画像入力装置アダプタおよびそれに装着さ
れた画像入力装置を示す。画像入力装置は、上述した従
来のものと同様にパーソナルコンピュータなどの情報処
理装置に接続して使用される(図9参照)。
【0022】画像入力装置アダプタは、矩形かつ透明な
原稿台9を備えた筐体10を構成部材とし、スキャナ1
は、筐体10の内部に、光源(図示せず)およびライン
センサ6が原稿台9に対向するように設置される。原稿
台9の周囲の筐体10には、スキャナ1の操作部11が
配置され、原稿台9を覆うカバー12が取り付けられて
いる。
【0023】詳細には、筐体10の内部に、原稿台9の
長手方向に軸心が沿うようにボールネジ13とシャフト
14とが互いに間隔をおいて配置され、ボールネジ13
に係合するギヤ部15aとシャフト14に外挿される穴
部15bとを内部に有したスライダ15が配置されてい
る。
【0024】またスライダ15に、ボールネジ13とシ
ャフト14のそれぞれに外挿されるアイドラギヤ15
c,15dが取り付けられ、これらのアイドラギヤ15
c,15dに、ギヤ部16aを内周に有したベルト16
が架け渡されている。ベルト16には、スキャナ1をそ
のラインセンサ6の長手方向が原稿台9の長手方向に一
致するように搭載可能なスキャナ保持部17が取り付け
られている。
【0025】ボールネジ13の端部にはギヤ13aが配
置され、このギヤ13aと係合するギヤ18aを回転軸
上に有したモータ18が筐体10に支持して設置されて
いる。このことにより、モータ18によりボールネジ1
3が軸心廻りに回転されるにしたがって、スライダ15
がボールネジ13の軸心方向、すなわち原稿台9の長手
方向にスライドし、それに伴われて、スライダ15にア
イドラギヤ15c,15dを介して連結されたベルト1
6,その上のスキャナ保持部17が矢印dで示された方
向に移動するようになっている。矢印dで示された方向
はラインセンサ6の長手方向に沿う方向であり、ここで
は主走査方向と呼ぶ。
【0026】また、ボールネジ13とシャフト14との
間には、ベルト16のギヤ部16aと係合するギヤ19
aを回転軸上に有したモータ19が配置されている。こ
のことにより、モータ19が一定量だけ回転するに伴っ
てベルト16が原稿台9の幅方向に走行し、ベルト16
上のスキャナ保持部17が、矢印eで示された方向に一
定量だけ移動するようになっている。矢印eで示された
方向はラインセンサ6の長手方向交わる方向、すなわち
主走査方向と垂直な方向であり、ここでは副走査方向と
呼ぶ。
【0027】なお、スライダ15の移動量は、操作部1
1の操作もしくはパーソナルコンピュータ2からの指示
によってモータ18の回転量を調整することで任意に設
定することができ、ここではラインセンサ6の有効読み
取り長さと同等に設定されている。
【0028】上記構成における作用を説明する。読み取
りに際しては、原稿台9に原稿5をセットし、カバー1
2を閉じる。次いで操作部11を操作するか、もしくは
パーソナルコンピュータ2から指示することにより、ス
キャナ1の内部の光源を発光させ、スキャナ1を待機状
態から読み取り状態へ移行させる。
【0029】この状態でモータ19を駆動する。このこ
とにより、ベルト16が一定量だけ走行し、ベルト16
上のスキャナ保持部17に搭載されたスキャナ1が副走
査方向(矢印e方向)に移動し、スキャナ1のラインセ
ンサ6により原稿面の画像情報と位置情報とが読み取ら
れ、パーソナルコンピュータ2に送られる。その後、ス
キャナ1は読み取り状態から待機状態に移行され、モー
タ19は停止される。
【0030】次いでモータ18を駆動する。このことに
より、ボールネジ13が設定量だけ回転し、ボールネジ
13に係合したスライダ15、およびこのスライダ18
にアイドラギヤ15c,15dを介して連結されたベル
ト16がボールネジ13の軸心方向に沿って移動し、ベ
ルト16上のスキャナ保持部17に搭載されたスキャナ
1が主走査方向(矢印d方向)に、ラインセンサ6の有
効読み取り長さだけ移動する。その後、モータ18は停
止され、スキャナ1は再度読み取り状態に移行される。
【0031】以上の操作を繰り返すことにより、原稿面
をすべて走査する。このようにして、この画像入力装置
アダプタを用いることで、フラットベッド型のスキャナ
と同様の走査が可能になり、広い原稿面も、操作者に熟
練を要さず確実に走査できる。
【0032】なお、筐体10、スキャナ保持部17はス
キャナ1を脱着自在に構成されていて、従来よりある携
帯型のスキャナ1を搭載可能である。筐体10自体も携
帯可能な大きさ、重量にて構成可能である。
【0033】モータ18,19の駆動は、操作部11を
通じて操作者がその都度行うように構成してもいし、一
度の操作で自動的に所定回数だけ繰り返し駆動させるよ
うに構成してもよい。
【0034】上記の動作によって得られる画像情報を図
3に模式的に示す。領域I〜Vはそれぞれ、スキャナ1
の1度の副走査方向の移動によって得られる画像情報を
示す。読み取りの際の主走査方向移動量がラインセンサ
6の読み取り長さと等しく設定されているので、領域I
〜Vは互いに重複せず、重複して取得される画像情報は
皆無である。よって、合成処理の際には、取得した画像
情報を単純に並べるだけでよく、前述した従来の方法と
比して演算量、所要メモリ量とも大幅に削減できる。
【0035】上記した構成に代えて、スキャナ1の主走
査方向移動量をラインセンサ6の読み取り長さより若干
短く設定してもよい。そのような設定で得られる画像情
報を図4に模式的に示す。スキャナ1の1度の副走査方
向の移動によって得られる画像情報の領域I〜Vは互い
に斜線部で重複し、換言すると、斜線部の画像情報が重
複して取得される。よって、合成処理の際に、重複部分
の画像情報に対してパターンマッチング等の処理を施す
ことでより精密な合成を行うことが可能であり、高品位
な画像を得ることができる。重複部分は任意に微少に設
定できるので、前述した従来の方法と比して演算量、所
要メモリ量とも大幅に削減できる。
【0036】図5および図6は本発明の第2実施形態に
おける画像入力装置アダプタおよびそれに装着された画
像入力装置を示す。この画像入力装置も、パーソナルコ
ンピュータなどの情報処理装置に接続して使用される。
【0037】アダプタ20はスキャナ1に上方から装着
されるものであり、スキャナ1を保持するフレーム21
と、フレーム21を原稿面に沿って移動させるための1
対のローラ22,23と、フレーム21を担持しローラ
22,23を外端部で軸支したシャフト24,25の内
端部を押圧して、フレーム21に対するローラ22,2
3の姿勢を変更する加圧部26とを有している。
【0038】フレーム21は、スキャナ1の側面と上面
とに沿う方向のコ字状に形成され、内周上部にスキャナ
1を保持する保持部27を有し、保持部27の両側の脚
部の下端で上記シャフト24,25の中央部にジョイン
ト24a,25aを介して取り付けられている。
【0039】加圧部26は、フレーム21と同様のコ字
状に形成され、保持部27の周囲のフレーム21に形成
されたスリット21aに脚部が挿入され、各脚部の下端
で上記シャフト24,25の内端部にジョイント24
b,25bを介して取り付けられている。この加圧部2
6の天部には、対向するフレーム21の上面に接触する
弾性部材としてのスプリング28が取り付けられてい
て、外部から負荷を与えない通常状態でスプリング28
の作用により天部が矢印f方向に付勢され、それにより
シャフト24,25がスキャナ1の下面に対し平行に保
たれ、ローラ22,23がスキャナ1の下端より下方へ
突出するようになっている。
【0040】フレーム21には、ローラ24,25の回
転量を演算するエンコーダ21cが設けられている。上
記構成における作用を説明する。
【0041】読み取りに際して、スキャナ1をフレーム
21の保持部27に保持し、ローラ22,23が接地す
るように被走査面5a上に載置する。次いで操作ボタン
4を操作するか、パーソナルコンピュータから指令する
ことにより、スキャナ1の内部の光源を発光させ、スキ
ャナ1を待機状態から読み取り状態へ移行させる。
【0042】この状態で加圧部27を矢印g方向に加圧
する。このことにより、図7に示すように、ジョイント
24b,25bが被走査面5aに近付く方向に移動し、
このジョイント24b,25bの動きに連動してシャフ
ト24,25がジョイント24b,25bを中心として
回転し、ローラ22,23が被走査面5aから遊離す
る。代わって、スキャナ1上のローラ7,8が被走査面
5aに接地する。これにより、ローラ7,8によりスキ
ャナ1をアダプタ20とも副走査方向へ移動可能になる
ので、副走査方向へ所定量だけ走査させる。
【0043】走査終了後に加圧を解除する。このことに
より、加圧部27は元の状態(図6参照)に復帰し、ス
キャナ1のローラ7,8が被走査面5aから遊離し、ア
ダプタ20のローラ22,23が被走査面5aに接地す
る。これにより、ローラ22,23によりアダプタ20
をスキャナ1とも主走査方向へ移動可能になるので、主
走査方向へ走査させる。
【0044】このとき、主走査方向の移動量がエンコー
ダ21cにより間接的にモニターされていて、所定量に
達したことが検出された時点で、パーソナルコンピュー
タに対して信号が送られ、パーソナルコンピュータが画
面表示して操作者へ通知する。よって操作者は、通知に
応じて主走査方向への移動を中止し、再び副走査方向の
走査へ移ればよい。
【0045】このようにしてスキャナ1を副走査方向と
主走査方向移動とに交互に移動させる操作を繰り返すこ
とにより、原稿面の対象領域のすべてを確実に走査する
ことができる。読み取り後は第1実施形態と同様にして
合成処理できる。
【0046】なお、主走査方向移動が所定量に達したこ
とを操作者に通知する通知部は、図5に仮想線で示した
ように、スキャナ1もしくはフレーム21上にLED2
9,30やバイブレーション装置や音声出力手段等を設
けることでも実現できる。エンコーダ21cからスキャ
ナ1もしくはフレーム21への通知は両者間に電気的接
続を設けておくことによる。
【0047】図8は本発明の第3実施形態における画像
入力装置アダプタの要部拡大図である。この画像入力装
置アダプタは、上記した第2実施形態のものと概ね同一
構成である。
【0048】ただし、アダプタ20のローラ22に一体
的にギヤ31が設けられ、ギヤ31と係合するギヤ32
がフレーム21上の軸21bに支持して設けられ、ギヤ
32に一体的に設けられた円板33に切り欠き部hが配
されている。ギヤ32の近傍には、切り欠き部hに嵌入
可能なスットパ部iを一端に有し、他端がスプリング3
4に連結されたレバー35がシャフト36の軸心廻りに
回転自在に設けられていて、スプリング34により、ス
ットパ部iが円板33に近づく矢印j方向に付勢されて
いる。スプリング34,シャフト36ともフレーム21
上に支持されている。ギヤ31,32の歯数は、ローラ
22が所定量回転した時にのみ切り欠き部hがレバー3
5のストッパ部iと正対するよう設定されている。
【0049】このため、スキャナ1をローラ22,23
により主走査方向へ移動させると、ローラ22に伴われ
て回転するギヤ30に連動してギヤ31が回転し、ロー
ラ22の回転が所定量に達した時点でレバー34のスト
ッパ部iがギヤ31の切り欠き部hと係合し、ローラ2
2のそれ以上の回転は阻止される。よって、操作者が誤
って必要以上に主走査方向へスキャナ1を移動させてし
まうことを防止できる。次に主走査方向へスキャナ1を
移動させるためには、操作者がストッパ部iの係合を解
除する必要がある。
【0050】なお、上記においてパーソナルコンピュー
タとして説明した情報処理装置に必須な機能は、記憶、
演算、表示の機能である。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明の画像入力装置アダ
プタによれば、携帯型画像入力装置を保持しその移動を
主走査方向と副走査方向に順次に案内できるので、読み
取り範囲の広い原稿も簡易な操作で走査できるだけでな
く、副走査方向の走査時に画像情報を取得して合成すれ
ばよく、合成処理が容易になる。また、主走査方向の移
動距離を変更することにより、所望の処理速度、画像品
位に対応できる。画像入力装置を保持して一体的に移動
するアダプタによれば、画像入力装置の携帯性を損なう
こともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における画像入力装置ア
ダプタおよびそれに装着された画像入力装置の概略構成
を示す一部切り欠き斜視図
【図2】図1の画像入力装置アダプタおよび画像入力装
置の要部拡大断面図
【図3】図1の画像入力装置アダプタに装着された画像
入力装置により得られる画像情報の一例を示す模式図
【図4】図1の画像入力装置アダプタに装着された画像
入力装置により得られる画像情報の他の例を示す模式図
【図5】本発明の第2実施形態における画像入力装置ア
ダプタを画像入力装置に装着する状態を示す説明図
【図6】図5の画像入力装置アダプタに装着された画像
入力装置を主走査方向に移動させる際の状態を示す断面
【図7】図5の画像入力装置アダプタに装着された画像
入力装置を副走査方向に移動させる際の状態を示す断面
【図8】本発明の第3実施形態における画像入力装置ア
ダプタのストッパ機構を示す説明図
【図9】従来の画像入力システムの構成図
【図10】図9の画像入力システムを構成する画像入力
装置の底面図
【図11】図10の画像入力装置による走査方法を示す
説明図
【図12】図11の走査方法によって得られる画像情報
の模式図
【符号の説明】
1 スキャナ 2 パーソナルコンピュータ 3 ケーブル 4 操作ボタン 5 原稿 6 ラインセンサ 7,8 ローラ 9 原稿台 10 筐体 11 操作部 13 ボールネジ 14 シャフト 15 スライダ 16 ベルト 17 スキャナ保持部 21 フレーム 22,23 ローラ 24,25 シャフト 26 加圧部 27 保持部 28 スプリング 29,30 LED 31,32 ギヤ 34 スプリング 35 レバー 36 シャフト h 切り欠き部 i スットパ部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置に接続され原稿面に沿って
    移動してラインセンサで画像情報を取得する携帯型画像
    入力装置を装着し、この画像入力装置の移動を前記ライ
    ンセンサの長手方向に沿った主走査方向とラインセンサ
    の長手方向と交わる副走査方向とに案内する画像入力装
    置アダプタであって、 原稿を搭載可能な原稿台と、 前記原稿台に沿って設置された案内軸と、 前記画像入力装置をそのラインセンサの長手方向が前記
    案内軸の軸心方向に沿うように保持可能な保持部を有
    し、案内軸の軸心方向と交わる副走査方向に移動自在に
    案内軸上に設置された第1移動部材と、 前記第1移動部材に対して案内軸の軸心方向に一体的に
    構成され、第1移動部材を伴って前記案内軸の軸心方向
    に沿った主走査方向に移動自在に前記案内軸上に設置さ
    れた第2移動部材とを有した画像入力装置アダプタ。
  2. 【請求項2】 主走査方向の一度の移動量がラインセン
    サの読み取り長さと同等に設定された請求項1記載の画
    像入力装置アダプタ。
  3. 【請求項3】 主走査方向の一度の移動量がラインセン
    サの読み取り長さより短く設定された請求項1記載の画
    像入力装置アダプタ。
  4. 【請求項4】 情報処理装置に接続され原稿面に沿って
    移動してラインセンサで画像情報を取得する携帯型画像
    入力装置を装着し、この画像入力装置の移動を前記ライ
    ンセンサの長手方向に沿った主走査方向とラインセンサ
    の長手方向と交わる副走査方向とに案内する画像入力装
    置アダプタであって、 断面コ字状のフレームの内周部に前記画像入力装置を保
    持可能な保持部を設け、前記フレームの下端に、接地時
    に前記主走査方向に移動可能な移動ローラと副走査方向
    に移動可能な移動ローラとの少なくとも一方を設け、前
    記移動ローラを、保持する画像入力装置の下端より下方
    の接地位置と上方の待機位置とにわたって移動自在に構
    成したことを特徴とする画像入力装置アダプタ。
  5. 【請求項5】 主走査方向の移動時のみフレームの下端
    の移動ローラが接地し、副走査方向の移動時に画像入力
    装置が接地するように構成された請求項4記載の画像入
    力装置アダプタ。
  6. 【請求項6】 フレームの下端を、移動ローラを軸支し
    ラインセンサの長手方向と交わる方向に配置された1対
    のシャフトのそれぞれにジョイントを介して取り付け、
    前記保持部の周辺部を貫通する加圧用フレームを配置し
    てその下端を前記各シャフトの内端にジョイントを介し
    て取り付け、前記加圧用フレームによって前記各シャフ
    トの内端を押圧あるいは押圧解除することにより、フレ
    ームの下端の移動ローラと画像入力装置の移動ローラの
    いずれか一方を接地させるように構成された請求項5記
    載の画像入力装置アダプタ。
  7. 【請求項7】 主走査方向の移動距離が所定量に達した
    時に操作者に通知する通知手段を有した請求項4〜請求
    項6のいずれかに記載の画像入力装置アダプタ。
  8. 【請求項8】 通知手段が、フレームに発光部、振動
    部、音声出力部のいずれかを有した請求項7記載の画像
    入力装置アダプタ。
  9. 【請求項9】 通知手段が、画像入力装置が接続された
    情報処理装置の表示部に表示を指令する請求項7記載の
    画像入力装置アダプタ。
  10. 【請求項10】 通知手段が、画像入力装置に予め設け
    られた発光手段、振動手段、音声手段のいずれかの駆動
    を指令する請求項7記載の画像入力装置アダプタ。
  11. 【請求項11】 主走査方向の移動距離が所定量に達し
    た時にそれ以上の移動を制限する移動制限手段が設けら
    れた請求項4〜請求項10のいずれかに記載の画像入力
    装置アダプタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006349991A (ja) * 2005-06-16 2006-12-28 Funai Electric Co Ltd スキャナプリンタ装置およびスキャナ機構
JP2008117290A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Olympus Corp 質感情報取得装置及び質感情報取得方法

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