JP4816076B2 - 書画カメラ装置、及び影認識方法 - Google Patents

書画カメラ装置、及び影認識方法 Download PDF

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Description

本発明は、書画原稿等を画像化する書画カメラ装置と、その影認識方法に関するものである。
従来、書画原稿(例えばカタログ、新聞、雑誌の切り抜き)を撮影し、その画像情報をデータプロジェクタやパーソナルコンピュータ等へ出力したり、記録媒体に画像データとして記録したりする装置として書画カメラ装置が知られている。係る書画カメラ装置は、撮影対象となる書画原稿を置く原稿台を含む本体に、原稿台との相対位置が調整できる撮影部が設けられ、撮影部にCCDやMOS型の撮像素子が組み込まれたもの、さらには撮像信号の処理等や画像処理を行うための電子回路が設けられたものが一般的である。また、撮影部が着脱自在なデジタルカメラとしたものもある。
一方、下記特許文献1には、書画カメラ装置を使用して書画原稿を撮影するとき、撮影した画像内の原稿部分に不可避的に生じる配光ムラを、予め用意しておいた補正データや、事前に撮影した画像から読み取った照度分布に基づき補正して軽減(解消)するシェーディング補正に関する技術が記載されている。
特開2003−153041号公報
しかしながら、上記技術によれば原稿部分に生じる配光ムラを軽減(解消)することはできるが、仮にそれを行ったとしても、書画カメラ装置によって撮影した画像から、そこに存在する書画原稿以外の不要な部分、例えば書画原稿の背景領域等を取り除くことを目的としてそれらの部分を認識する場合、それを確実に行うことは困難となっていた。
すなわち、撮影した画像から不要な部分(又は書画原稿部分)を認識する場合、一般には画像内における輝度変化に基づきそれらを認識する。しかし、書画原稿部分に、何らかの影が存在していた場合にあっては、前述したシェーディング補正では影を消すことは不可能であり、その部分が書画原稿であるのか影であるのかを判定することができないという問題があった。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、撮影した画像に存在する影部分を正確に判定することが可能となる書画カメラ装置、及び影認識方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため請求項1の発明にあっては、原稿台と、その原稿台に載置された原稿を撮像する撮像手段とを備えた書画カメラ装置において、前記原稿台が、前記原稿の絶対位置が互いに変化する異なる状態に駆動可能に設けられる一方、前記原稿台を前記異なる状態に駆動する駆動手段と、この駆動手段により前記原稿台がある状態から他の異なる状態へ駆動される前後に、前記原稿を前記撮像手段に撮像させる撮像制御手段と、前記撮像手段により撮像された前記原稿台の駆動前後の撮像画像を所定の画像認識技術を用いて比較し、その比較結果に基づき各々の撮像画像における影部分と他の部分とを識別する識別手段とを備え、前記識別手段は、前記原稿台の駆動前後の撮像画像について、隣接する周辺よりも暗い候補部分の輪郭をそれぞれ抽出する輪郭抽出手段をさらに含み、前記輪郭抽出手段により輪郭を抽出した前記原稿台の駆動前後の撮像画像の双方における前記候補部分を比較することによって、各々の撮像画像における影部分と他の部分とを識別するものとした。
かかる構成においては、原稿台を駆動することにより、原稿に対する相対的な影の投影条件が変化し、その変化内容が、原稿台の駆動前の撮像画像に存在する影情報とは異なる影情報として原稿台の駆動後の撮像画像に反映される。そのため、原稿台が駆動される前後の撮像画像を所定の画像認識技術を用いて比較し、その比較結果に基づき各々の撮像画像における影部分として他の部分と識別することにより、撮像画像に存在する影部分を正確に判定することが可能となる。
また、請求項2の発明にあっては、前記駆動手段は、前記原稿台を、前記撮像手段と対向する同一平面上で前記撮像手段に対して相対的に回転移動させることにより前記異なる状態に駆動するものとした。
かかる構成においては、原稿台を、撮像手段と対向する同一平面上で撮像手段に対して相対的に回転移動させることにより、原稿に対する相対的な影の投影条件として、その投影方向が変化し、その変化内容が、原稿台の駆動前の撮像画像に存在する影情報とは異なる影情報として原稿台の駆動後の撮像画像に反映される。
また、請求項3の発明にあっては、前記駆動手段は、前記原稿台を、前記撮像手段と対向する同一平面上で前記撮像手段に対して相対的に平行移動させることにより前記異なる状態に駆動するものとした。
かかる構成においては、原稿台を、撮像手段と対向する同一平面上で撮像手段に対して相対的に平行移動させることにより、原稿に対する相対的な影の投影条件として、その投影位置が変化し、その変化内容が、原稿台の駆動前の撮像画像に存在する影情報とは異なる影情報として原稿台の駆動後の撮像画像に反映される。
また、請求項4の発明にあっては、前記識別手段は、前記輪郭抽出手段により輪郭を抽出した前記原稿台の駆動前後の撮像画像の双方における前記候補部分のうちで、双方の撮像画像の同一位置に共通して存在する候補部分を各々の撮像画像における影部分として他の部分と識別するものとした。
また、請求項5の発明にあっては、前記撮像手段は前記原稿台との相対位置を固定され、前記駆動手段は、前記原稿台を、前記撮像手段と対向する同一平面上で前記撮像手段と共に回転移動させることにより前記異なる状態に駆動するものとした。
かかる構成においては、原稿台を、撮像手段と対向する同一平面上で撮像手段と共に回転移動させることにより、原稿に対する相対的な影の投影条件として、その投影方向が変化し、その変化内容が、原稿台の駆動前の撮像画像に存在する影情報とは異なる影情報として原稿台の駆動後の撮像画像に反映される。
また、請求項6の発明にあっては、前記撮像手段は前記原稿台との相対位置を固定され、前記駆動手段は、前記原稿台を、前記撮像手段と対向する同一平面上で前記撮像手段と共に平行移動させることにより前記異なる状態に駆動するものとした。
かかる構成においては、原稿台を、撮像手段と対向する同一平面上で撮像手段と共に平行移動させることにより、原稿に対する相対的な影の投影条件として、その投影方向が変化し、その変化内容が、原稿台の駆動前の撮像画像に存在する影情報とは異なる影情報として原稿台の駆動後の撮像画像に反映される。
また、請求項7の発明にあっては、前記撮像手段は前記原稿台との相対位置を固定され、前記駆動手段は、前記原稿台を、前記原稿の載置面が水平面となす傾き角度を変化させるように前記撮像手段と共に傾けることにより前記異なる状態に駆動するものとした。
かかる構成においては、原稿台を、原稿の載置面が水平面となす傾き角度を変化させるように撮像手段と共に傾けることにより、原稿に対する相対的な影の投影条件として、その投影角度が変化し、その変化内容が、原稿台の駆動前の撮像画像に存在する影情報とは異なる影情報として原稿台の駆動後の撮像画像に反映される。
また、請求項8の発明にあっては、前記識別手段は、前記輪郭抽出手段により輪郭を抽出した前記原稿台の駆動前後の撮像画像の双方における前記候補部分のうちで、他方の撮像画像の同一位置に存在せず駆動前後の撮像画像のいずれか一方にのみ存在する候補部分を影部分として他の部分識別するものとした。
また、請求項9の発明にあっては、前記撮像手段として機能する撮像素子を備えたデジタルカメラを含み、前記デジタルカメラは、前記原稿台を前記複数の状態に駆動可能に支持する本体と一体的装着されたものとした。
また、請求項10の発明にあっては、前記撮像手段として機能する撮像素子を備えたデジタルカメラを含み、前記デジタルカメラは、前記原稿台を前記複数の状態に駆動可能に支持する本体と着脱自在に装着されたものとした。
また、請求項1の発明にあっては、前記撮像手段として機能する撮像素子を備えたデジタルカメラを含み、前記デジタルカメラは、前記原稿台と一体的装着されたものとした。
また、請求項12の発明にあっては、前記撮像手段として機能する撮像素子を備えたデジタルカメラを含み、前記デジタルカメラは、前記原稿台と着脱自在に装着されたものとした。
また、請求項13の発明にあっては、前記デジタルカメラに前記識別手段が設けられたものとした。
また、請求項14の発明にあっては、前記デジタルカメラに、前記駆動手段による原稿台の駆動を制御する駆動制御手段が設けられたものとした。
また、請求項15の発明にあっては、原稿台と、その原稿台に載置された原稿を撮像する撮像手段とを備えた書画カメラ装置における影認識方法であって、前記原稿台を、前記原稿の絶対位置が互いに変化する異なる状態に駆動する駆動工程と、前記原稿台を前記異なる状態に駆動する前後に、前記原稿を前記撮像手段に撮像する撮像工程と、原稿台の駆動前後にそれぞれ撮像した撮像画像を所定の画像認識技術を用いて比較し、その比較結果に基づき各々の撮像画像における影部分として他の部分と識別する識別工程と、を含み、前記識別工程はさらに、前記原稿台の駆動前後の撮像画像について、隣接する周辺よりも暗い候補部分の輪郭をそれぞれ抽出し、前記輪郭抽出手段により輪郭を抽出した前記原稿台の駆動前後の撮像画像の双方における前記候補部分を比較することによって、各々の撮像画像における影部分と他の部分とを識別する工程を含む方法とした。
また、請求項16の発明にあっては、前記識別工程はさらに、輪郭を抽出した前記原稿台の駆動前後の撮像画像の双方における前記候補部分のうちで、双方の撮像画像の同一位置に共通して存在する候補部分を各々の撮像画像における影部分として他の部分と識別する工程を含む方法とした。
また、請求項17の発明にあっては、前記識別工程はさらに、輪郭を抽出した前記原稿台の駆動前後の撮像画像の双方における前記候補部分のうちで、他方の撮像画像の同一位置に存在せず駆動前後の撮像画像のいずれか一方にのみ存在する候補部分を影部分として他の部分と識別する工程を含む方法とした。
かかる方法によれば、原稿台を駆動することにより、原稿に対する相対的な影の投影条件が変化し、その変化内容が、原稿台の駆動前の撮像画像に存在する影情報とは異なる影情報として原稿台の駆動後の撮像画像に反映される。そのため、原稿台が駆動される前後の撮像画像を所定の画像認識技術を用いて比較し、その比較結果に基づき各々の撮像画像における影部分として他の部分と識別することにより、撮像画像に存在する影部分を正確に判定することが可能となる。
また、請求項18の発明にあっては、原稿台と、その原稿台に載置された原稿を撮像する撮像手段とを備えた書画カメラ装置を構成するコンピュータに、前記原稿台を、前記原稿の絶対位置が互いに変化する異なる状態に駆動する駆動手順と、前記原稿台を前記異なる状態に駆動する前後に、前記原稿を前記撮像手段に撮像する撮像手順と、原稿台の駆動前後にそれぞれ撮像した撮像画像を所定の画像認識技術を用いて比較し、その比較結果に基づき各々の撮像画像における影部分として他の部分と識別する識別手順とを実行させ、前記識別手順でさらに、前記原稿台の駆動前後の撮像画像について、隣接する周辺よりも暗い候補部分の輪郭をそれぞれ抽出し、前記輪郭抽出手段により輪郭を抽出した前記原稿台の駆動前後の撮像画像の双方における前記候補部分を比較することによって、各々の撮像画像における影部分と他の部分とを識別する手順を実行させるためのプログラムとした。
また、請求項19の発明にあっては、前記識別手順でさらに、輪郭を抽出した前記原稿台の駆動前後の撮像画像の双方における前記候補部分のうちで、双方の撮像画像の同一位置に共通して存在する候補部分を各々の撮像画像における影部分として他の部分と識別する手順を実行させるプログラムとした。
また、請求項20の発明にあっては、前記識別工程でさらに、輪郭を抽出した前記原稿台の駆動前後の撮像画像の双方における前記候補部分のうちで、他方の撮像画像の同一位置に存在せず駆動前後の撮像画像のいずれか一方にのみ存在する候補部分を影部分として他の部分と識別する手順を実行させるプログラムとした。
以上のように本発明においては、原稿台を駆動することにより、原稿に対する相対的な影の投影条件が変化し、その変化内容が、原稿台の駆動前の撮像画像に存在する影情報とは異なる影情報として原稿台の駆動後の撮像画像に反映される。そのため、原稿台が駆動される前後の撮像画像を所定の画像認識技術を用いて比較し、その比較結果に基づき各々の撮像画像における影部分として他の部分と識別することにより、撮像画像に存在する影部分を正確に判定することが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態を図にしたがって説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の第1の実施形態を示す書画カメラ装置1の外観斜視図である。書画カメラ装置1は、自立するカメラスタンド2と、カメラスタンド2それに着脱自在に装着されたデジタルカメラ21とから構成されている。
カメラスタンド2は台座部3と、台座部3から起立するアーム部4と、アーム部4の上端部に設けられるとともにデジタルカメラ21が装着されている装着部5とから構成されている。
台座部3には、カタログや新聞、雑誌の切り抜き等の書画原稿100を置くための円板状の原稿台6が設けられている。原稿台6は、裏面側の中心を台座部3に軸支されることにより回転可能に保持されており、台座部3の内部には、原稿台6を回転駆動するための駆動モータ7(駆動手段)が設けられている。これにより、原稿台6は、必要に応じて、デジタルカメラ21と対向する同一平面上で、デジタルカメラ21に対して相対的に回転可能となっている。
なお、図示しないが、本実施形態において駆動モータ7の回転軸と原稿台6との間には、駆動モータ7の回転力を伝達するための動力伝達手段、例えばギヤ(ウォームギヤと内歯車)、駆動ベルト、アイドラーホイール等が設けられている。また、カメラスタンド2のアーム部4の側面には、USB接続端子8、及びDC電源端子9が設けられている。
図2は、カメラスタンド2の電気回路図である。カメラスタンド2には、上述したように装着されたデジタルカメラ21に充電用の電力を供給するための充電回路10と、前記駆動モータ7へ電力を供給するための駆動回路11とが設けられている。充電回路10と駆動回路11は、前記DC電源端子9に接続されており、双方の回路10,11にはDC電源端子9を介して、外部AC電源に接続されたACアダプタ15から電源が供給される。また、充電回路10の充電系配線と前記USB接続端子8の信号系配線とは、それぞれがカメラスタンド2の前記装着部5内に設けられている中継コネクタ12に接続されており、中継コネクタ12を介して、それぞれがデジタルカメラ21と接続されている。これにより、カメラスタンド2とデジタルカメラ21との間における電気的な接続状態が確保されている。
次に、前記デジタルカメラ21について説明する。デジタルカメラ21は、薄型の本体22の背面に液晶モニタ23やモード選択キー24、ズーミングキー25が設けられ、上面には、電源スイッチ26とシャッターキー27が設けられた一般的な構造であるとともに、カメラスタンド2から取り外すことにより単体での使用が可能な以下の構成を備えている。
図3は、上記デジタルカメラ21の電気的構成を示すブロック図である。すなわちデジタルカメラ21は、撮像素子であるCCD31と、DSP/CPU32とを有している。CCD31は、図示しないズームレンズ、フォーカスレンズを含む光学系を介して結像された被写体の光学像を光電変換し、被写体の光学像に応じたアナログの撮像信号を出力する。
DSP/CPU32は、JPEG方式による画像データの圧縮・伸張を含むデジタル信号処理を行うとともにデジタルカメラ21の各部を制御するワンチップマイコンである。DSP/CPU32には、CCD31を駆動するTG(Timing Generator)33が接続されており、TG33は、CCD31から出力される撮像信号が入力する信号処理回路34にも接続されている。信号処理回路34は、相関二重サンプリングによりCCD31の出力信号等のノイズを除去するCDS回路、ノイズが除去された撮像信号を増幅するゲイン調整用アンプ(AGC)、増幅後の撮像信号をデジタル信号に変換するA/D変換器(AD)から構成されており、CCD31の出力信号は信号処理回路34にてデジタル信号に変換されDSP/CPU32に送られる。
また、DSP/CPU32にはレンズ駆動部35と、USBインターフェース36、電源制御部37、キー入力部38、前記液晶モニタ23が接続されている。またアドレス・データバス39を介してDRAM40と内蔵フラッシュメモリ41、カード・インターフェース42がそれぞれ接続されている。カード・インターフェース42には、前記本体22に設けられている図示しないカードスロットに着脱自在に装着されたメモリーカード43が接続されている。
DRAM40は、CCD31により撮像されデジタル化された被写体の画像データを一時記憶するバッファであるとともに、DSP/CPU32のワーキングメモリとして使用される。そして、シャッターキー27が押された撮影時には、DRAM40に一時記憶された画像データが、DSP/CPU32により圧縮され、最終的には所定のフォーマットの画像ファイルとしてメモリーカード43に記録される。
液晶モニタ23はカラーLCDとその駆動回路とを含み、通常の撮影待機モードではCCD31によって撮像された被写体画像をスルー画像として表示し、また、再生モード(PLAYモード)では、メモリーカード43から読み出されDSP/CPU32によって伸張された記録画像を表示する。また、操作補助用として、機能選択時の処理メニュー表示や設定用の図形若しくはアイコン等の表示を行う。
レンズ駆動部35は、図示しないズームレンズ及びフォーカスレンズを含むレンズ群を光軸方向に駆動するためのステッピングモータ、及びそれらをDSP/CPU32から送られる制御信号に応じて駆動するモータドライバから構成される。
USBインターフェース36には、前述したカメラスタンド2の装着部5内に設けられている中継コネクタ12と接続された外部機器接続コネクタ44が接続されている。これによりデジタルカメラ21は、カメラスタンド2に装着された状態では、前記USB接続端子8を介してカメラスタンド2が接続されたパーソナルコンピュータ等の他の外部機器と電気的に接続可能である。また、その状態では、例えばパーソナルコンピュータへ、メモリーカード43に記録されている画像データや、撮影待機モードでCCD31により撮像した被写体の画像データ等を転送することが可能となっている。
電源制御部37には、ニッケル水素等の充電池を含む電源回路45が接続されており、電源制御部37は外部機器接続コネクタ44を介してカメラスタンド2から供給される電力を電源回路45へ供給する。キー入力部38は、前述した電源スイッチ26とシャッターキー27等を含み、ユーザーによるキー操作に応じた操作信号をDSP/CPU32に出力する。
そして、内蔵フラッシュメモリ41には、DSP/CPU32に、上記各部を制御させるための制御プログラム、例えばAE・AF制御用のプログラムや、各種の動作モードに応じた制御、及び画像処理を実行させるためのアプリケーションプログラム等が記憶されている。特に本実施形態では、DSP/CPU32を本発明の撮像制御手段、識別手段、輪郭抽出手段、駆動制御手段として機能させるためのプログラムが格納されている。
次に、以上の構成からなる書画カメラ装置1において、原稿台6に置いた書画原稿100を撮影し、その画像を記録する場合の動作を説明する。まず、書画原稿100の撮影時に、ユーザーは、カメラスタンド2にACアダプタ15から電源供給を行い、原稿台6に書画原稿100を置いた状態で、デジタルカメラ21の電源を投入し、その動作モードをスキャナモードに設定する。スキャナモードは、カメラスタンド2に装着されている状態で選択可能なモードであり、原稿台6に置かれた書画原稿、又は立体物等の任意の資料を撮影し、画像データとして記録するためのモードである。
図4は、上記スキャナモードが設定された後、デジタルカメラ21のDSP/CPU32が実行する処理の内容を示したフローチャートである。DSP/CPU32は電源投入後にスキャナモードが設定されると、CCD31を駆動してスルー画像の表示を開始し(ステップSA1)、シャッターキー27が押されるまでスルー画像表示を継続する(ステップSA2でNO)。そして、シャッターキー27が押されたら(ステップSA2でYES)、その時点で1回目の撮像処理を実施し、撮像した画像を内蔵フラッシュメモリ41の所定の作業領域に一時記憶する(ステップSA3)。図5(a)は、係る1回目の撮像時において、原稿台6上の書画原稿100と、そのとき存在していた影Sとの位置関係を例示した模式平面図である。なお、図示した例は、カメラスタンド2のアーム部4の後方から原稿台6へ向かう光が存在している場合の例である。
次に、カメラスタンド2の前記駆動回路11に駆動制御信号を送り、駆動モータ7を動作させることによって、前記原稿台6を所定角度だけ回転させる(ステップSA4)。同時に、内部クロックを用いたタイマ機能によって待ち時間のカウントを開始し(ステップSA5)、原稿台6の所定角度分の回転に要する時間に相当する一定時間が経過するまでの動作待ちを行う(ステップSA6でNO)。
やがて上記一定時間が経過したら(ステップSA6でYES)、その時点で2回目の撮像処理を実施し、撮像した画像を内蔵フラッシュメモリ41の所定の作業領域に一時記憶する(ステップSA7)。図5(b)は、その時点での原稿台6上の書画原稿100と影Sとの位置関係を示す同図(a)に対応する図である。係る2回目の撮像時には、書画原稿100を含む被写体内における影Sの位置は変化しないが、原稿台6の回転に伴い、それが書画原稿100に対して相対的に回転した状態にあり、この状態で書画原稿100が撮像される。
引き続き、内蔵フラッシュメモリ41に一時記憶されている、図6に示した1回目の撮像画像101と、2回目の撮像画像102の各々について以下の処理を行う。まず、画像内で隣接する周辺よりも暗い候補部分の輪郭をそれぞれ抽出する(ステップSA8)。そして、撮像画像101からその輪郭を抽出した1又は複数の候補部分と、撮像画像102からその輪郭を抽出した1又は複数の候補部分とにおいて、双方の撮像画像101,102内の同一位置に共通して存在する候補部分S1,S2を、双方の撮像画像101,102における影部分として認識する(ステップSA9)。
次に、2回目の撮像画像102の向きを、ステップSA4で回転させた原稿台6の回転方向と逆方向に回転させることによって補正する(ステップSA10)。しかる後、補正後における2回目の撮像画像102から、1回目の撮像画像101の影部分(候補部分S1,S2)に対応する部分の部分画像を切り出し、その部分画像を1回目の撮像画像101の影部分に合成し、合成後の画像103すなわち影を除去した画像を撮影画像としてメモリーカード43に記録する(ステップSA11)。これにより一回の撮影動作を完了する。なお、ステップSA11で記録する画像の生成元は、上記と異なり2回目の撮像画像102としてもよい。
以上のように本実施形態においては、原稿台6を回転させることによって書画原稿100に対する影の投影方向を変化させ、その変化内容を2回目の撮像画像102に反映させるとともに、係る2回目の撮像画像102と、原稿台6を回転させる以前の1回目の撮像画像101とを比較することにより、双方の撮像画像101,102における影部分を認識するようにした。よって、双方の撮像画像101,102について、その部分が書画原稿であるのか影であるのかの判定を正確に行うことができる。
また、上記判定に基づき1回目の撮像画像101から影を自動的に除去し、それを記録するため、スキャナモードによる撮影後には、影が存在しない書画原稿を含む画像を有効利用することができる。例えばパーソナルコンピュータで使用したり、プロジェクタ装置によって投影表示させたりすることができる。
(実施形態2)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図7は、本実施形態を示す書画カメラ装置51の外観斜視図である。図から明らかなように、書画カメラ装置51においては、前述したカメラスタンド2のアーム部4が原稿台6の外周部に一体的に設けられており、デジタルカメラ21が原稿台6との相対位置を固定されている。これ以外の機械的構成については、デジタルカメラ21の構成を含め先に説明したものと同一である。
そして、本実施形態においては、デジタルカメラ21にスキャナモードが設定されたとき、DSP/CPU32が図8に示した処理を実行する。すなわち本実施形態においても、DSP/CPU32は、スキャナモードが設定された後にスルー画像を表示している間にシャッターキー27が押されたら、その時点で1回目の撮像処理を実施し、撮像した画像を内蔵フラッシュメモリ41の所定の作業領域に一時記憶する(ステップSB1〜SB3)。図9(a)は、係る1回目の撮像時において、原稿台6上の書画原稿100と、そのとき存在していた影Sとの位置関係を例示した模式平面図である。この例も、アーム部4の後方から原稿台6へ向かう光が存在している場合の例である。
次に、原稿台6をアーム部4(デジタルカメラ21)と共に所定角度だけ回転させる(ステップSB4)。同時に、待ち時間のカウントを開始し(ステップSB5)、一定時間が経過するまでの動作待ちを行う(ステップSB6でNO)。やがて一定時間が経過したら(ステップSB6でYES)、その時点で2回目の撮像処理を実施し、撮像した画像を内蔵フラッシュメモリ41の所定の作業領域に一時記憶する(ステップSB7)。図9(b)は、その時点での原稿台6上の書画原稿100と影Sとの位置関係を示す同図(a)に対応する図である。係る2回目の撮像時には、原稿台6とアーム部4の回転に伴い、前述した実施形態1の場合とは異なり、影Sの位置が書画原稿100を含む被写体に対して相対的に回転した状態にあり、この状態で書画原稿100が撮像される。
引き続き、内蔵フラッシュメモリ41に一時記憶されている、図10に示した1回目の撮像画像101と2回目の撮像画像102の各々について以下の処理を行う。まず、画像内で隣接する周辺よりも暗い候補部分の輪郭をそれぞれ抽出する(ステップSB8)。そして、撮像画像101からその輪郭を抽出した1又は複数の候補部分と、撮像画像102からその輪郭を抽出した1又は複数の候補部分とにおいて、双方の撮像画像101,102内の同一位置に存在しておらず、いずれか一方の撮像画像のみに存在する候補部分S1,S2,S3,S4を双方の撮像画像101,102における影部分として認識する(ステップSB9)。
しかる後、2回目の撮像画像102から、1回目の撮像画像101の影部分(候補部分S1,S2)に対応する部分の部分画像を切り出し、その部分画像を1回目の撮像画像101の影部分に合成し、合成後の画像103すなわち影を除去した画像を撮影画像としてメモリーカード43に記録する(ステップSB10)。これにより一回の撮影動作を完了する。なお、ステップB10で記録する画像の生成元は、上記と異なり2回目の撮像画像102としてもよい。
以上のように本実施形態においては、原稿台6をデジタルカメラ21と共に回転させることによって書画原稿100における影の投影方向を変化させ、その変化内容を2回目の撮像画像102に反映させるとともに、係る2回目の撮像画像102と、原稿台6を回転させる以前の1回目の撮像画像101とを比較することにより、双方の撮像画像101,102における影部分を認識するようにした。よって、双方の撮像画像101,102について、その部分が書画原稿であるのか影であるのかの判定を正確に行うことができる。
また、第1の実施形態と同様、上記判定に基づき1回目の撮像画像101から影を自動的に除去し、それを記録するため、スキャナモードによる撮影後には、影が存在しない書画原稿を含む画像を有効利用することができる。
(実施形態3)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図11は、本実施形態における書画カメラ装置61の外観斜視図である。書画カメラ装置61は、前述した実施形態で示したものと異なり、書画原稿100を置くための原稿台6が矩形であり、その原稿台6が、図示しないスライド機構(例えばレール及び/又はローラ等からなる機構)を介して図に矢印で示した左右方向へ移動自在に台座部3に支持されている。また、台座部3の内部には、原稿台6を左右方向へ移動(駆動)させるための駆動モータ67(駆動手段)が第1の実施形態における駆動モータ77に代えて設けられている。
これにより、原稿台6は、必要に応じて、デジタルカメラ21と対向する同一平面上で、デジタルカメラ21に対向する同一平面上における相対的な平行移動が可能となっている。なお、図示しないが、本実施形態において駆動モータ67の回転軸と原稿台6との間には、駆動モータ67の回転力を左右方向の駆動力に変換して伝達するための動力伝達手段、例えばラックアンドピニオンが設けられている。これ以外の機械的構成については、デジタルカメラ21の構成を含め先に説明したものと同一である。
そして、本実施形態においては、デジタルカメラ21にスキャナモードが設定されたとき、DSP/CPU32が図12に示した処理を実行する。すなわち本実施形態においても、DSP/CPU32は、スキャナモードが設定された後にスルー画像を表示している間にシャッターキー27が押されたら、その時点で1回目の撮像処理を実施し、撮像した画像を内蔵フラッシュメモリ41の所定の作業領域に一時記憶する(ステップSC1〜SC3)。図13(a)は、係る1回目の撮影時において、原稿台6上の書画原稿100と、そのとき存在していた影Sとの位置関係を例示した模式平面図である。この例も、アーム部4の後方から原稿台6への光が存在している場合の例である。
次に、カメラスタンド2の前記駆動回路11に駆動制御信号を送り、駆動モータ67を動作させることによって、原稿台6をいずれか一方向へ所定量だけ移動させる(ステップSC4)。同時に、待ち時間のカウントを開始し(ステップSC5)、一定時間が経過するまでの動作待ちを行う(ステップSC6でNO)。
やがて一定時間が経過したら(ステップSC6でYES)、その時点で2回目の撮像処理を実施し、撮像した画像を内蔵フラッシュメモリ41の所定の作業領域に一時記憶する(ステップSC7)。図13(b)は、ステップSC4で原稿台6をデジタルカメラ21から見て右方向(図11で左上方向)に移動した場合における、同図(a)に対応する図である。係る2回目の撮像時には、書画原稿100を含む被写体内における影Sの位置は変化しないが、原稿台6の移動に伴い、それが書画原稿100に対して相対的に平行移動した状態にあり、この状態で書画原稿100が撮像される。
引き続き、内蔵フラッシュメモリ41に一時記憶されている、図14に示した1回目の撮像画像101と、2回目の撮像画像102の各々について以下の処理を行う。まず、画像内で隣接する周辺よりも暗い候補部分の輪郭をそれぞれ抽出する(ステップSC8)。そして、撮像画像101からその輪郭を抽出した1又は複数の候補部分と、撮像画像102からその輪郭を抽出した1又は複数の候補部分とにおいて、双方の撮像画像101,102内の同一位置に共通して存在する候補部分S1,S2を、双方の撮像画像101,102における影部分として認識する(ステップSC9)。
しかる後、2回目の撮像画像102から、1回目の撮像画像101の影部分(候補部分S1,S2)に対応する部分の部分画像を切り出し、その部分画像を1回目の撮像画像101の影部分に合成し、合成後の画像103すなわち影を除去した画像を撮影画像としてメモリーカード43に記録する(ステップSC10)。これにより一回の撮影動作を完了する。なお、ステップSC10で記録する画像の生成元は、上記と異なり2回目の撮像画像102としてもよい。
以上のように本実施形態においては、原稿台6を平行移動させることによって書画原稿100に対する影の投影位置を変化させ、その変化内容を2回目の撮像画像102に反映させるとともに、係る2回目の撮像画像102と、原稿台6を平行移動させる以前の1回目の撮像画像101とを比較することにより、双方の撮像画像101,102における影部分を認識するようにした。よって、双方の撮像画像101,102について、その部分が書画原稿であるのか影であるのかの判定を正確に行うことができる。
また、本実施形態においても、上記判定に基づき1回目の撮像画像101から影を自動的に除去し、それを記録するため、スキャナモードによる撮影後には、影が存在しない書画原稿を含む画像を有効利用することができる。
また、本実施形態の書画カメラ装置61にあっては、前述した第1及び第2の実施形態ので説明したものと比べ、以下の利点がある。すなわち第1及び第2の実施形態で説明したものでは、原稿台6の中心部分に影が投影されている場合には、原稿台6の回転前後に撮像した1回目及び2回目の撮像画像101,102における影部分の存在位置が重なるため、影部分を正確に判別することができないが、本実施形態によれば、原稿台6の中心部分に投影されていた影についても正確に判別することができる。
ここで、以上説明した第3の実施形態では、原稿台6をデジタルカメラ21に対し相対的に平行移動させる構成としたが、アーム部4を原稿台6と一体化し、原稿台6をデジタルカメラ21と共に平行移動させる構成とすることもできる。また、その場合においては、原稿台6の移動後における2回目の撮像処理については、原稿台6が停止状態でなくとも、主たる被写体である書画原稿100にブレが生じる心配がないため、移動途中に行わせることができる。なお、この点については、前述した第2の実施形態についても同様である。
(実施形態4)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図15は、本実施形態を示す書画カメラ装置71の外観斜視図である。図示したように、書画カメラ装置71は、第3の実施形態で示したものと同様に書画原稿100を置くための原稿台6が矩形であるが、その原稿台6が一方の側辺を台座部3に軸支されており、他方の側辺の側が図示した回転の軸Oを中心として上方向へ回動自在となっている。また、デジタルカメラ21が装着されたアーム部4が、原稿台6の上記の一方の側辺と他方の側辺との中間に位置する外周部に一体的に設けられており、デジタルカメラ21が原稿台6との相対位置を固定されている。
また、台座部3の内部には、原稿台6の上記一方の側辺の側に位置して、原稿台6を回動させるための駆動モータ77(駆動手段)が、第1の実施形態における駆動モータ77に代えて設けられている。これにより、原稿台6は、必要に応じて上面すなわち書画原稿100の載置面6aが水平面となす傾き角度を変化させるようにデジタルカメラ21と共に傾ける、つまりチルトさせることが可能となっている。
なお、図示しないが、本実施形態において、駆動モータ77の回転軸と原稿台6との間には、駆動モータ77の回転力を上下方向の駆動力に変換して伝達するための動力伝達手段、例えばラックアンドピニオンが設けられている。これ以外の機械的構成については、デジタルカメラ21の構成を含め先に説明したものと同一である。
そして、本実施形態においては、デジタルカメラ21にスキャナモードが設定されたとき、DSP/CPU32が図16に示した処理を実行する。すなわち本実施形態においても、DSP/CPU32は、スキャナモードが設定された後にスルー画像を表示している間にシャッターキー27が押されたら、その時点で1回目の撮像処理を実施し、撮像した画像を内蔵フラッシュメモリ41の所定の作業領域に一時記憶する(ステップSD1〜SC3)。図17(a)は、係る1回目の撮影時におけるカメラスタンド2の状態を模式的に示した正面図である。
次に、カメラスタンド2の前記駆動回路11に駆動制御信号を送り、駆動モータ77を動作させることによって、原稿台6を所定の角度だけチルトさせる(ステップSD4)。同時に、待ち時間のカウントを開始し(ステップSD5)、一定時間が経過するまでの動作待ちを行う(ステップSD6でNO)。やがて一定時間が経過することにより、カメラスタンド2が図17(b)に示したような状態となったら(ステップSD6でYES)、その時点で2回目の撮像処理を実施し、撮像した画像を内蔵フラッシュメモリ41の所定の作業領域に一時記憶する(ステップSD7)。
これにより、内蔵フラッシュメモリ41には、図18に示したような1回目の撮像画像101と、2回目の撮像画像102とが一時記憶される。すなわち図18に示したように、1回目の撮像画像101が、書画原稿100部分に形状の異なる2つの影部分S1,S2が存在するものであれば、2回目の撮像画像102として、前述した原稿台6のチルト(ステップSD4)に伴う書画原稿100に対する影の投影角度の変化により、1回目の撮像画像101に比べて幅が増大した状態の2つの影部分S1a,S2aが存在する画像が一時記憶される。
そして、ステップSD8以降では、1回目の撮像画像101と2回目の撮像画像102とについて、以下の処理を行う。まず、双方の画像101,102について、画像内で隣接する周辺よりも暗い候補部分の輪郭をそれぞれ抽出する(ステップSD8)。そして、1回目の撮像画像101からその輪郭を抽出した1又は複数の候補部分と、撮像画像102からその輪郭を抽出した1又は複数の候補部分とにおいて、双方の撮像画像101,102内の同一位置に存在しておらず、いずれか一方の撮像画像のみに存在する候補部分S1,S2,S1a,S2aを双方の撮像画像101,102における影部分として認識する(ステップSD9)。
しかる後、1回目の撮像画像101と2回目の撮像画像102のうちで全ての影部分の面積が小さい側の撮像画像、つまり図18の例で1回目の撮像画像101について、影の除去を目的として影部分つまり候補部分(S1,S2)の明るさ、彩度等を周囲の明るさ、彩度等に応じて補正する(ステップSD10)。そして、補正後の画像103すなわち影を除去した画像を撮影画像としてメモリーカード43に記録する(ステップSD11)。これにより一回の撮影動作を完了する。
以上のように本実施形態においては、原稿台6をデジタルカメラ21と共にチルトさせることによって書画原稿100における影の投影角度を変化させ、その変化内容を2回目の撮像画像102に反映させるとともに、係る2回目の撮像画像102と、原稿台6をチルトさせる以前の1回目の撮像画像101とを比較することにより、双方の撮像画像101,102における影部分を認識するようにした。よって、双方の撮像画像101,102について、その部分が書画原稿であるのか影であるのかの判定を正確に行うことができる。
また、第1の実施形態と同様、上記判定に基づき1回目又は2回目の撮像画像101,102から影を自動的に除去し、それを記録するため、スキャナモードによる撮影後には、影が存在しない書画原稿を含む画像を有効利用することができる。
また、前述した第3の実施の形態と同様に、原稿台6をチルトさせる以前に原稿台6の中心部分に投影されていた影についても正確に判別することができる。また、原稿台6の移動後における2回目の撮像処理を、原稿台6をチルトさせている途中に行わせることもできる。
なお、以上説明した第4の実施形態においては、撮影画像として記録する画像を、1回目の撮像画像101又は2回目の撮像画像102における影部分を補正によって除去したものとしたが、これに限らず、第1〜第3の実施形態のように、1回目の撮像画像101(又は2回目の撮像画像102)の影部分を、2回目の撮像画像101(又は1回目の撮像画像102)の部分画像の合成によって除去したものとしてもよい。また、逆に、第1〜第3の実施形態において、撮影画像として記録する画像を、1回目の撮像画像101又は2回目の撮像画像102における影部分を補正によって除去したものとすることもできる。
また、以上説明した第1〜第4の実施形態においては、1回目及び2回目の撮像画像101,102についての影部分の識別を、いったん双方の撮像画像101,102について輪郭抽出により候補部分を特定し、両者間にえける各候補部分の存在位置の一致の有無を確認することにより行う場合について説明したが、これ以外の方法で影部分を識別するようにしても構わない。
また、原稿台6を1回だけ駆動し、その前後に撮像した1回目及び2回目の撮像画像101,102を比較することによって、双方の撮像画像101,102における影部分と他の部分とを識別するようにしたが、これに限らず以下のようにしてもよい。すなわち原稿台6を2回以上駆動して3回以上の撮像を行い、それにより取得した3以上の撮像画像を用いて、1又は複数の撮像画像について影部分と他の部分とを識別するようにしてもよい。また、その際には、具体的な影部分の判別方法に応じて、影部分を識別する撮像画像に対して、他のいずれか1つの撮像画像を比較対照としたり(1:1)、他の複数の撮像画像を比較対照としたり(1:n)してもよい。
また、第1〜第4の実施形態のように1回目及び2回目の撮像画像101,102とに基づいて影部分を識別する場合、影の形状や大きさによっては、それを正確に行うのに必要な画像を得ることができない場合も予想される。したがって、例えば1回目の撮像画像101と2回目の撮像画像102との比較によって影部分が識別できなかったときには、原稿台6を再度駆動(回転又は移動)して撮像処理を行い、撮像した画像を新たな2回目の撮像画像102として用いることにより影部分の識別を行わせるとよい。さらに、2回目以降の原稿台6の駆動つまり状態変化と、撮像処理とを影部分の識別が成功するまで、決められた回数以内で繰り返し行わせるようにしてもよい。
また、第1〜第4の実施形態では、本発明の駆動手段として駆動モータ7を用いる構成を示したが、駆動モータ7は他のアクチュエータに適宜変更することができる。
また、カメラスタンド2と、それに着脱自在に装着されたデジタルカメラ21とによって本発明の書画カメラ装置を構成する場合について説明したが、以下のようにすることもできる。例えばカメラスタンド2に、デジタルカメラ21が有する撮像機能や、画像記録機能等を有するカメラ部が一体的に設けられた構成としてもよい。
また、原稿台6の駆動制御や、撮像画像における影部分の識別については、それらの一方又は双方の機能を、例えばカメラスタンド2にUSBケーブルを介して接続させるパーソナルコンピュータによって実現するようにしてもよい。その場合、1回目の撮影指示をパーソナルコンピュータから行うようにしてもよい。また、前述したカメラスタンド2に所定のキーを別途設け、その操作に応じてデジタルカメラ21に1回目の撮像動作を行わせ、かつ原稿台6を一定時間駆動させたりしてもよい。
また、カメラスタンド2にパーソナルコンピュータが接続され、さらにパーソナルコンピュータにデータプロジェクタが接続されたようなプロジェクタシステムや、カメラスタンド2とデータプロジェクタが直接接続されたようなプロジェクタシステムにおいては、影部分を除去した書画原稿100の撮影画像を、記録の有無を問わずデータプロジェクタによって投影させてもよい。
第1の実施形態を示す書画カメラ装置の外観斜視図である。 各実施形態に共通するカメラスタンドの電気回路図である。 各実施形態に共通するデジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。 第1の実施形態におけるスキャナモードでのデジタルカメラの処理内容を示すフローチャートである。 同実施形態における原稿台の回転に伴う書画原稿と影との位置関係の変化を示す模式平面図である。 原稿台の回転前後の撮像画像、及び記録画像を示す図である。 第2の実施形態を示す書画カメラ装置の外観斜視図である。 同実施形態におけるスキャナモードでのデジタルカメラの処理内容を示すフローチャートである。 同実施形態における原稿台の回転に伴う書画原稿と影との位置関係の変化を示す模式平面図である。 原稿台の回転前後の撮像画像、及び記録画像を示す図である。 第3の実施形態を示す書画カメラ装置の外観斜視図である。 同実施形態におけるスキャナモードでのデジタルカメラの処理内容を示すフローチャートである。 同実施形態における原稿台の移動に伴う書画原稿と影との位置関係の変化を示す模式平面図である。 原稿台の移動前後の撮像画像、及び記録画像を示す図である。 第4の実施形態を示す書画カメラ装置の外観斜視図である。 同実施形態におけるスキャナモードでのデジタルカメラの処理内容を示すフローチャートである。 同実施形態における原稿台のチルト前後の状態を示す模式正面図である。 原稿台のチルト前後の撮像画像、及び記録画像を示す図である。
符号の説明
1 書画カメラ装置
2 カメラスタンド
3 台座部
4 アーム部
5 装着部
6 原稿台
6a 載置面
7 駆動モータ
10 充電回路
11 駆動回路
21 デジタルカメラ
27 シャッターキー
31 CCD
32 DSP/CPU
41 内蔵フラッシュメモリ
43 メモリーカード
51 書画カメラ装置
61 書画カメラ装置
71 書画カメラ装置
100 書画原稿
101 1回目の画像
102 2回目の画像
S 影
S1〜S4,S1a,S2a 候補部分

Claims (20)

  1. 原稿台と、その原稿台に載置された原稿を撮像する撮像手段とを備えた書画カメラ装置において、
    前記原稿台が、前記原稿の絶対位置が互いに変化する異なる状態に駆動可能に設けられる一方、
    前記原稿台を前記異なる状態に駆動する駆動手段と、
    この駆動手段により前記原稿台がある状態から他の異なる状態へ駆動される前後に、前記原稿を前記撮像手段に撮像させる撮像制御手段と、
    前記撮像手段により撮像された前記原稿台の駆動前後の撮像画像を所定の画像認識技術を用いて比較し、その比較結果に基づき各々の撮像画像における影部分と他の部分とを識別する識別手段と
    を備え
    前記識別手段は、前記原稿台の駆動前後の撮像画像について、隣接する周辺よりも暗い候補部分の輪郭をそれぞれ抽出する輪郭抽出手段をさらに含み、前記輪郭抽出手段により輪郭を抽出した前記原稿台の駆動前後の撮像画像の双方における前記候補部分を比較することによって、各々の撮像画像における影部分と他の部分とを識別することを特徴とする書画カメラ装置。
  2. 前記駆動手段は、前記原稿台を、前記撮像手段と対向する同一平面上で前記撮像手段に対して相対的に回転移動させることにより前記異なる状態に駆動することを特徴とする請求項1記載の書画カメラ装置。
  3. 前記駆動手段は、前記原稿台を、前記撮像手段と対向する同一平面上で前記撮像手段に対して相対的に平行移動させることにより前記異なる状態に駆動することを特徴とする請求項1記載の書画カメラ装置。
  4. 前記識別手段は、前記輪郭抽出手段により輪郭を抽出した前記原稿台の駆動前後の撮像画像の双方における前記候補部分のうちで、双方の撮像画像の同一位置に共通して存在する候補部分を各々の撮像画像における影部分として他の部分と識別することを特徴とする請求項2又は3記載の書画カメラ装置。
  5. 前記撮像手段は前記原稿台との相対位置を固定され、
    前記駆動手段は、前記原稿台を、前記撮像手段と対向する同一平面上で前記撮像手段と共に回転移動させることにより前記異なる状態に駆動する
    ことを特徴とする請求項1記載の書画カメラ装置。
  6. 前記撮像手段は前記原稿台との相対位置を固定され、
    前記駆動手段は、前記原稿台を、前記撮像手段と対向する同一平面上で前記撮像手段と共に平行移動させることにより前記異なる状態に駆動する
    ことを特徴とする請求項1記載の書画カメラ装置。
  7. 前記撮像手段は前記原稿台との相対位置を固定され、
    前記駆動手段は、前記原稿台を、前記原稿の載置面が水平面となす傾き角度を変化させるように前記撮像手段と共に傾けることにより前記異なる状態に駆動する
    ことを特徴とする請求項1記載の書画カメラ装置。
  8. 前記識別手段は、前記輪郭抽出手段により輪郭を抽出した前記原稿台の駆動前後の撮像画像の双方における前記候補部分のうちで、他方の撮像画像の同一位置に存在せず駆動前後の撮像画像のいずれか一方にのみ存在する候補部分を影部分として他の部分識別することを特徴とする請求項5,6又は7記載の書画カメラ装置。
  9. 前記撮像手段として機能する撮像素子を備えたデジタルカメラを含み、
    前記デジタルカメラは、前記原稿台を前記複数の状態に駆動可能に支持する本体と一体的装着されたことを特徴とする請求項2,3又は4記載の書画カメラ装置。
  10. 前記撮像手段として機能する撮像素子を備えたデジタルカメラを含み、
    前記デジタルカメラは、前記原稿台を前記複数の状態に駆動可能に支持する本体と着脱自在に装着されたことを特徴とする請求項2,3又は4記載の書画カメラ装置。
  11. 前記撮像手段として機能する撮像素子を備えたデジタルカメラを含み、
    前記デジタルカメラは、前記原稿台と一体的に装着されたことを特徴とする請求項5乃至8いずれか記載の書画カメラ装置。
  12. 前記撮像手段として機能する撮像素子を備えたデジタルカメラを含み、
    前記デジタルカメラは、前記原稿台と着脱自在に装着されたことを特徴とする請求項5乃至8いずれか記載の書画カメラ装置。
  13. 前記デジタルカメラに前記識別手段が設けられたことを特徴とする請求項9乃至12のいずれかに記載の書画カメラ装置。
  14. 前記デジタルカメラに、前記駆動手段による原稿台の駆動を制御する駆動制御手段が設けられたことを特徴とする請求項9乃至13のいずれかに記載の書画カメラ装置。
  15. 原稿台と、その原稿台に載置された原稿を撮像する撮像手段とを備えた書画カメラ装置における影認識方法であって、
    前記原稿台を、前記原稿の絶対位置が互いに変化する異なる状態に駆動する駆動工程と、
    前記原稿台を前記異なる状態に駆動する前後に、前記原稿を前記撮像手段に撮像する撮像工程と、
    原稿台の駆動前後にそれぞれ撮像した撮像画像を所定の画像認識技術を用いて比較し、その比較結果に基づき各々の撮像画像における影部分として他の部分と識別する識別工程と、を含み、
    前記識別工程はさらに、前記原稿台の駆動前後の撮像画像について、隣接する周辺よりも暗い候補部分の輪郭をそれぞれ抽出し、前記輪郭抽出手段により輪郭を抽出した前記原稿台の駆動前後の撮像画像の双方における前記候補部分を比較することによって、各々の撮像画像における影部分と他の部分とを識別する工程を含むことを特徴とする影認識方法。
  16. 前記識別工程はさらに、輪郭を抽出した前記原稿台の駆動前後の撮像画像の双方における前記候補部分のうちで、双方の撮像画像の同一位置に共通して存在する候補部分を各々の撮像画像における影部分として他の部分と識別する工程を含むことを特徴とする請求項15記載の影認識方法。
  17. 前記識別工程はさらに、輪郭を抽出した前記原稿台の駆動前後の撮像画像の双方における前記候補部分のうちで、他方の撮像画像の同一位置に存在せず駆動前後の撮像画像のいずれか一方にのみ存在する候補部分を影部分として他の部分と識別する工程を含むことを特徴とする請求項15記載の影認識方法。
  18. 原稿台と、その原稿台に載置された原稿を撮像する撮像手段とを備えた書画カメラ装置を構成するコンピュータに、
    前記原稿台を、前記原稿の絶対位置が互いに変化する異なる状態に駆動する駆動手順と、
    前記原稿台を前記異なる状態に駆動する前後に、前記原稿を前記撮像手段に撮像する撮像手順と、
    原稿台の駆動前後にそれぞれ撮像した撮像画像を所定の画像認識技術を用いて比較し、その比較結果に基づき各々の撮像画像における影部分として他の部分と識別する識別手順とを実行させ、
    前記識別手順でさらに、前記原稿台の駆動前後の撮像画像について、隣接する周辺よりも暗い候補部分の輪郭をそれぞれ抽出し、前記輪郭抽出手段により輪郭を抽出した前記原稿台の駆動前後の撮像画像の双方における前記候補部分を比較することによって、各々の撮像画像における影部分と他の部分とを識別する手順を実行させるためのプログラム。
  19. 前記識別手順でさらに、輪郭を抽出した前記原稿台の駆動前後の撮像画像の双方における前記候補部分のうちで、双方の撮像画像の同一位置に共通して存在する候補部分を各々の撮像画像における影部分として他の部分と識別する手順を実行させる請求項18記載のプログラム。
  20. 前記識別工程でさらに、輪郭を抽出した前記原稿台の駆動前後の撮像画像の双方における前記候補部分のうちで、他方の撮像画像の同一位置に存在せず駆動前後の撮像画像のいずれか一方にのみ存在する候補部分を影部分として他の部分と識別する手順を実行させる請求項18記載のプログラム。
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