JP4801683B2 - 電子黒板及び電子黒板システム - Google Patents

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Description

本発明は、筆記領域に下図となる表示を行うことができる電子黒板及び電子黒板システムに関する。
従来、筆記領域にマーカーペン等の筆記具で描かれた筆記内容(例えば、文字や図形、表)をスキャナで読み取ってデジタルデータ化し、プリンタからその筆記内容を印刷出力できるようにした電子黒板がある(特許文献1の図13)。このような電子黒板の筆記領域に表示装置を配置し、予めコンピュータで作成したデータや資料を表示してユーザがこの表示を下図として参考にしながら描画できるようにした電子黒板もある。その一例として、特許文献1には、電子ペーパーにタッチスクリーンを積層配置して筆記領域に見立て、電子ペーパーに表示を行って筆記領域の下図とする機能を備えた電子黒板が記載されている(特許文献1の図1〜図12)。この電子黒板では、指先やスタイラスの先端等でタッチスクリーンがなぞられると、なぞられた位置に対応する電子ペーパーのドットが発色し筆記内容が表現される。この意味で、ユーザは、特許文献1に記載されている電子黒板に描画をすることができる。
特開2005−335156公報
しかし、特許文献1に記載されている電子黒板の描画方法では、タッチスクリーンの位置の検出精度が悪かったり、タッチスクリーンの位置を検出する処理が遅かったりすることがある。このような理由により、ユーザは、筆記具を用いて図柄を手描きするような感覚で、電子黒板に対し描画をすることができない。
加えて、ユーザは、特許文献1に記載されている電子黒板に対する描画及び消去のいずれもタッチスクリーンを介して行うことになる。このため、電子黒板には、描画及び消去を切り替える操作手段が必要になる。このような操作方法は、マーカーペン及びイレイサを用いて行う手描きでの描画及び消去に比べて複雑であり、ユーザにとって使い勝手が悪い。
本発明の目的は、筆記領域に下図となる表示を行うことができる電子黒板において、ユーザにとって直感的な描画及び消去を実現することである。
本発明の電子黒板は、操作入力をするための操作部と、表示データを受信して表示面に表示する表示部と、前記表示面に重層され、ユーザが筆記面で描画及び消去可能な筆記領域を形成する透明の筆記シートと、前記筆記シート上に配置され、読取モードが筆記シート読取モード時に、前記筆記シート上をスライド移動しながら、前記筆記シートの筆記内容を光学的に読み取って画像データとして出力し、読取モードが合成読取モード時に、前記筆記シート上をスライド移動しながら、前記筆記シートの筆記内容及び当該筆記シートを透過する前記表示面の表示内容を重ね合わせた状態で光学的に読み取って画像データとして出力する筆記内容読取部と、前記操作部から入力される読取命令から読取モードが前記筆記シート読取モード及び前記合成読取モードのいずれに設定されているかを判定し、筆記シート読取モードに設定されていると判定した場合に、前記表示部の表示面の表示を止めてから前記筆記内容読取部を駆動制御して前記筆記シートの筆記内容を読み取らせる走査処理を実行し、他方、合成読取モードに設定されていると判定した場合に、前記筆記内容読取部を駆動制御して前記筆記シートの筆記内容及び当該筆記シートを透過する前記表示面の表示内容を重ね合わせた状態で読み取らせる走査処理を実行し、前記走査処理によって前記筆記内容読取部が出力する画像データを取得してデータ出力手段に出力する処理を実行する制御部と、を備える。
また、本発明は、上記の電子黒板と、前記電子黒板とデータ通信自在に接続し、表示データ記憶部に記憶されている表示データを前記電子黒板に送信する処理と、前記電子黒板の制御部に前記送信した表示データを前記表示部に表示させるための制御命令を当該電子黒板に送信する処理と、を実行するコンピュータと、を備える電子黒板システムについても規定する。
本発明によれば、筆記領域を形成する筆記シートを透過して表示部の表示内容が表示され、ユーザはこの表示内容を参考にしながら、筆記具を用いて手描きで筆記シートに描画及び消去をすることができ、したがって、筆記領域に下図となる表示を行うことができる電子黒板において、ユーザにとって直感的な描画及び消去を実現することができる。
本発明の実施の一形態を、図1ないし図11に基づいて説明する。本実施の形態は、筆記領域上を自走して走査する自走型読取部を備えたタイプの電子黒板への適用例である。
図1は、電子黒板101の全体を示す斜視図である。図2は、電子ペーパー106及び筆記シート104の配置関係を概略的に示す正面図である。図3は、筆記ボード105、筆記シート104及び電子ペーパー106の配置関係を概略的に示す平面図である。電子黒板101は、平板部101aを主体に構成されている。平板部101aは、フレーム103、筆記ボード105、表示部としての電子ペーパー106、及び、透明の筆記シート104を備えて構成されている。
フレーム103は、矩形形状の枠体である。フレーム103は、長辺を水平に、短辺を鉛直にそれぞれ向けられており、一対のスタンド102に支持されている。このフレーム103には、筆記ボード105、電子ペーパー106、筆記シート104が、この順に電子黒板101の背面側から前面側に向けて重層された状態で収納されている(図3)。フレーム103の右縁部分には、操作部としての操作パネル111(図6も参照)が設けられている。フレーム103の下縁部分は電子黒板101の前面側に突出しており、マーカーペンやイレイサ等の筆記具を載置可能な棚部115が形成されている。操作パネル111の下方位置であって棚部115の右端部には、コネクタとしてのUSBポート142及び電源スイッチ143が設けられている。棚部115の右端部の下方には、スタンド102から電子黒板101の内側に向けてプリンタ設置部108aが取り付けられている。このプリンタ設置部108aには、プリンタ108が設置されている。また、フレーム103の上縁部分には、レール部321(図4及び図5も参照)が前面側に突出して設けられている。
筆記ボード105は、硬質の板状部材であって、次に述べる電子ペーパー106の背面を支える。電子ペーパー106は、情報表示機能を有する表示面を電子黒板101の前面側に向けて配置され、筆記ボード105の前面側に重ねられて固定されている。筆記シート104は、電子ペーパー106を覆うことができる大きさを有し、電子ペーパー106の表示面に重層して配置されている(図2)。結果として、筆記シート104は、電子黒板101の最前面側に露出する。筆記シート104は、マーカーペンやイレイサなどの筆記具による描き込み及び消し込みに耐えうる透明のものであり、一例としてプラスチックで形成されている。この筆記シート104は、ユーザが筆記具を用いて手描きで描画及び消去できる筆記領域104aを形成する。ここで、筆記ボード105は、ユーザが筆記領域104aに対して行う筆記具による描き込み及び消し込みを行う際、ユーザの筆記作業の安定性を高めている。また、筆記シート104上には、筆記内容読取部としての自走型読取部301(図4及び図5も参照)が配置されている。図1に示す例では、自走型読取部301は、初期位置に配置されている。本実施の形態の自走型読取部301は、筆記領域104aを右方向にスライド移動しながら筆記領域104aを走査し、走査終了後に初期位置に復帰する。
本実施の形態の電子黒板101で重要なのは、電子ペーパー106の表示面に表示された表示内容は、透明の筆記シート104を透過して電子黒板101の前面側に表示されるということである。ユーザは、この透過された筆記シート104の表示内容を参考にしながら、筆記具を用いて手描きで筆記シート104に描画及び消去をすることができる。すなわち、本実施の形態の電子黒板101によれば、筆記領域104aに下図となる表示内容が表示されている電子黒板101において、ユーザにとって直感的な描画及び消去を実現することができる。一例として、図1に示す例では、電子ペーパー106はタイトル「今月の目標」及び箇条書きの三つの目標項目からなるプレゼンテーション画像PPを表示しており、このプレゼンテーション画像PPが筆記領域104aに透過表示されている。ユーザは、プレゼンテーション画像PPが示す表示内容についての補足事項を筆記シート104にマーカーペンで描き込みながら、このプレゼンテーション画像PPに基づく各種のプレゼンテーションを実施することができる。
なお、電子ペーパー106に表示される表示データは、外部記憶媒体としてのUSBメモリ149(図6参照)や、コンピュータ201(図6参照)のハードディスク(図示せず)に格納されている。この表示データが電子ペーパー106に表示される際に電子黒板101やコンピュータ201で行われる処理の流れについては、図9ないし図11に基づいて後述する。
図4は、レール部321を示す斜視図である。図5は、自走型読取部301の一部を示す右側面図である。レール部321は、フレーム103の上縁部分から電子黒板101の前面側に突出している(図1も参照)。このレール部321は、レール面部321a及び接続部321bを有する。レール面部321aは板状部材であり、フレーム103の上縁部分から離間して、この上縁部分と平行に配置されている。接続部321bは、レール面部321aの左右両端と、フレーム103の上縁部分の左右両端付近とを接続している。レール部321には、筆記シート104上でスライド移動自在となるように自走型読取部301が取り付けられている。
自走型読取部301は、移動機構部331と、本体部333とを有する。移動機構部331は、レール部321と次に述べる本体部333とを接続している。この移動機構部331は、図4及び図5に示すように、側面視略コ字状に形成されている。このコ字形状の内部には、一対のタイヤ332が取り付けられている。一対のタイヤ332はそれぞれ、鉛直方向に延びる軸332aの軸回りに回動自在に取り付けられている。そして、一対のタイヤ332は、図5に示すように、レール面部321aの表裏両面を挟み込んでいる。また、コ字内部の上壁面及び下壁面にはそれぞれ電子黒板101の横方向に溝が切られており、レール面部321aの上下部分と嵌合している。このように移動機構部331がレール面部321aと接続しているため、移動機構部331はレール面部321aに沿ってスライド移動自在となっている。タイヤ332は、モータ302(図6参照)の駆動によって回動する。つまり、モータ302は、自走型読取部301をスライド移動させるための駆動源となる。また、モータ302及びレール部321は、本体部333を電子黒板101の横方向にスライド移動させる筆記内容読取部搬送部を構成する。
本体部333は、移動機構部331の下方に接続されている。本体部333は、筆記領域104aと略同じ高さを有する縦長の直方体形状をなしている。本体部333の内部には、光源305、センサ303及び制御回路303a(いずれも図6参照)が一体となった、いわゆるCIS(Contact Image Sensor)が内蔵されている。
自走型読取部301では、モータ302の駆動によって筆記シート104上をスライド移動する過程で、センサ303が、光源305から照射され筆記領域104aを反射した反射光を光学的にセンシングし電気信号を出力する。筆記領域104aには、透過する電子ペーパー106の表示内容が筆記シート104を透過して表示されている。このため、センサ303は、筆記シート104の筆記内容及び電子ペーパー106の表示内容が重ね合わさった状態でこの両方をセンシングする。センシングによって出力された電気信号は、制御回路303aに入力される。制御回路303aは、センサ303から入力された電気信号に基づいて筆記領域104aの縦方向一ライン分のラインデータを生成し、そのラインデータを筆記内容読取部としての画像データ生成部304に入力する。画像データ生成部304は、自走型読取部301が初期位置(図1参照)から筆記領域104aの右端に至るまでスライド移動する間に制御回路303aから入力されたラインデータを集積して一枚の画像データを生成する。画像データ生成部304は、生成した画像データを情報処理部131に入力する。
図6は、電子黒板101のハードウェア構成を示すブロック図である。電子黒板101は、各種情報処理を実行する情報処理部131を備える。この情報処理部131は、CPU132、ROM133及びRAM134を含んで構成されている。情報処理部131は、操作パネル111、モータ302、画像データ生成部304、点灯回路306、通信インタフェイス307及びUSBコントローラ147がバス接続されている。画像データ生成部304は、制御回路303aから入力されたラインデータに基づいて画像データを生成する処理を実行する各種処理回路(図示せず)や、このような処理を実行する時に参照される設定内容が記憶されたメモリ(図示せず)を備えて構成されている。点灯回路306は、光源305の点灯を制御する。通信インタフェイス307は、コンピュータ201とのデータ通信を実現する。USBコントローラ147には、プリンタ108が接続されたプリンタ用USBポート146と、外部記憶媒体としてのUSBメモリ149の着脱を許容するUSBポート142とが接続されている。操作パネル111、画像データ生成部304、点灯回路306、モータ302及びUSBコントローラ147は、情報処理部131によって制御される。情報処理部131、モータ302、点灯回路306、通信インタフェイス307及びUSBコントローラ147は、電子黒板101の各部や電子黒板101に接続される各装置を駆動制御する制御部130を構成する。
また、電子黒板101には、電源装置145を制御して電子黒板101の各部に電力供給を行う電源制御部137が設けられている。電源制御部137には、電源スイッチ143が接続されている。そして、ユーザは、電源スイッチ143を操作することで、電子黒板101の各部への電力供給を制御することができる。
なお、電子黒板101及びコンピュータ201は、電子黒板システム200を構成している。
図7は、操作パネル111を示す模式図である。操作パネル111には、ホームポジションキー112a、電子ペーパー表示制御キー112b、プリンタ出力キー112c、データ出力キー112d、及び、表示データ選択キー112e、合成読取指定キー112fa、筆記シート読取指定キー112fbが含まれている。情報処理部131は、これらのキーが押下されることにより、ROM133に格納されたコンピュータプログラムに従い、各種の処理を実行する。
例えば、ホームポジションキー112aが押下された場合、情報処理部131は、モータ302を駆動して自走型読取部301を初期位置(図1参照)に復帰させる。
また、情報処理部131は、合成読取指定キー112faの押下を判定すると、合成読取モードにモード設定して、LEDランプ113aを点灯しLEDランプ113bを消灯する。同様に、情報処理部131は、筆記シート読取指定キー112fbの押下を判定すると、筆記シート読取モードにモード設定して、LEDランプ113aを消灯しLEDランプ113bを点灯する。
また、プリンタ出力キー112cの押下を判定した場合、情報処理部131は、図8に示す処理を実行する。
また、データ出力キー112dの押下を判定した場合、情報処理部131は、図8を参考にして後述する処理を実行する。
また、電子ペーパー表示制御キー112bや表示データ選択キー112eの押下を判定した場合、情報処理部131は、図10や図11に示す処理を実行する。
図8は、プリンタ出力キー112cが押下された場合に行われる処理の流れを示すフローチャートである。電子黒板101の情報処理部131は、電子黒板101の起動中、操作パネル111から入力される読取命令として、プリンタ出力キー112cの押下の有無を待機している(ステップS401)。プリンタ出力キー112cの押下を判定した場合(ステップS401のY)、情報処理部131は、筆記シート読取指定キー112fbの押下によって筆記シート読取モードにモード設定されているか否かを判定する(ステップS402)。
まず、ステップS402において、情報処理部131が、合成読取指定キー112faが押下されていて合成読取モードにモード設定されていると判定した場合について述べる(ステップS402のN)。この場合、ユーザは、筆記シート104の筆記内容及び電子ペーパー106の表示内容の両方を重ね合わせた状態で筆記領域104aに表示された図柄をプリンタ108から印刷出力するよう指定したことになる。そこで、情報処理部131は、モータ302を駆動して自走型読取部301をスライド移動させる(ステップS403)。ステップS403において、情報処理部131は、モータ302を駆動して初期位置に位置付けられている自走型読取部301を筆記領域104aの右端までスライド移動させ、続いて、自走型読取部301を初期位置に復帰させるようモータ302を駆動し、その後にモータ302の駆動を停止する。このスライド移動の過程で、画像データ生成部304は、制御回路303aから入力されるラインデータに基づく画像データを生成し、生成した画像データを情報処理部131に入力する。電子黒板101の情報処理部131は、ステップS403の処理の後、画像データ生成部304からの画像データの入力を待機している(ステップS404)。画像データの入力を判定した場合(ステップS404のY)、情報処理部131は、処理をステップS409に進める。
これに対し、ステップS402において、情報処理部131が、筆記シート読取指定キー112fbが押下されて筆記シート読取モードにモード設定されていると判定した場合について述べる(ステップS402のY)。この場合、ユーザは、筆記シート104の筆記内容のみをプリンタ108から印刷出力するよう指定したことになる。そこで、情報処理部131は、電子ペーパー106の表示を止める(ステップS405)。この処理によって、筆記領域104a上には筆記シート104の筆記内容のみが現れる。続く処理として、情報処理部131は、モータを駆動して(ステップS406)、画像データ生成部304からの画像データの入力を待機する(ステップS407)。ステップS406〜S407の処理は、前述したステップS403〜S404と同様の処理なので、説明は省略する。ステップS407において画像データの入力を判定した場合(ステップS407のY)、情報処理部131は、再び電子ペーパー106に表示していた表示データを表示し(ステップS408)、処理を次に述べるステップS409に進める。
なお、別の実施の形態として、情報処理部131は、電子ペーパー106の表示内容を制御して、筆記領域104aのうち、自走型読取部301が読み取る被読取領域、すなわち、自走型読取部301のセンサ303によってセンシングされる電子ペーパー106の被センシング領域の部分のみ表示を行わないように制御することで、筆記シート104の筆記内容のみを示す画像データを生成することも可能である。
ステップS404のYもしくはステップS408に続く処理として、情報処理部131は、印刷処理を実行する(ステップS409)。印刷処理は、情報処理部131が、画像データ生成部304から入力された画像データをプリンタ108に送信し、プリンタ108にその画像データを印刷させる印刷命令を送信する処理である。印刷命令を受信したプリンタ108は、プリンタ108が受信した画像データを印刷出力する。ステップS409の処理を実行すると、情報処理部131は一連の処理を終了する。
続いて、図8を参考にして、操作パネル111のデータ出力キー112dが押下された場合に電子黒板101で行われる処理について述べる。電子黒板101の情報処理部131は、電子黒板101の起動中、操作パネル111から入力される読取命令として、データ出力キー112dの押下の有無も待機している。データ出力キー112dの押下を判定した場合、情報処理部131は、上記のステップS402〜S408の処理を実行し、続く処理として、ステップS409の処理の代わりに、画像データ保存処理を実行する。画像データ保存処理は、画像データ生成部304から入力された画像データを所定の場所に記憶保存する処理である。情報処理部131が画像データを記憶保存する場所は、操作パネル111や各種の操作インタフェイス(図示せず)から適宜選択可能なRAM134、USBメモリ149、コンピュータ201に備わるハードディスク(図示せず)などの各種の記憶媒体である。なお、記憶媒体はこれらに限られるものではない。
一例として、情報処理部131は、画像データをRAM134に記憶することができる。この場合、RAM134はフラッシュメモリなどの不揮発性メモリであって電源制御部137からの電源供給が途絶えても記憶内容を維持しておけるようにすることが望ましいが、RAM134は揮発性のものであっても構わない。
別の一例として、情報処理部131は、USBポート142にUSBメモリ149が接続されているか否かを判定し、接続されていると判定した場合に画像データを当該USBメモリ149に記憶することができる。この場合、情報処理部131は、画像データをUSBメモリ149に追加して記憶するようにしても、USBメモリ149に記憶されている画像データを消去して新たに画像データを記憶するようにしてもよい。
さらに別の一例として、情報処理部131は、通信インタフェイス307を介してコンピュータ201に画像データを送信し、コンピュータ201に備わるハードディスク(図示せず)等に画像データを記憶することができる。この場合、コンピュータ201の制御部(図示せず)は、電子黒板101から画像データを受信した場合にその画像データを記憶するような処理をするよう構成されている必要がある。
また、情報処理部131に入力された画像データが筆記シート104の筆記内容のみを示すものである場合(図8のステップS402のY、S405〜S408を参考のこと)、情報処理部131は、この画像データと電子ペーパー106に表示している表示データとを別個独立に記憶することも、この両者をレイヤ合成して一つの画像データとして保存することもできる。
図9は、電子ペーパー106に表示される表示データの一覧の表示例を示す模式図である。本実施の形態の電子黒板101では、ユーザは、USBメモリ149などの外部記憶媒体に記憶されている表示データのなかから電子ペーパー106に表示させたい表示データを選択することができる。そして、電子ペーパー106には、USBメモリ149に記憶されている表示データが一覧表示されて、ユーザによる表示データの選択が支援される。USBメモリ149に記憶されている表示データは、汎用の画像作成ソフトで作成された各種の画像データやテキストデータ、図形テンプレートデータなど、電子ペーパー106に表示可能な各種のデータである。このような表示データとして、ユーザが操作パネル111のデータ出力キー112dを押下することにより自走型読取部301に読み取られて生成された筆記領域104aの画像データも用いることができる。
より詳細には、電子黒板101では、USBポート142に複数の表示データを記憶したUSBメモリ149が装着された場合、図9に示すように、電子ペーパー106に記憶されている表示データの一覧150が表示される。表示データの一覧150は、USBメモリ149に記憶されている表示データのサムネイル151と、表示データを選択するために一の表示データを強調表示するカーソル152と、ユーザに選択操作を促すメッセージ153とにより構成されている。ユーザは、この表示された一覧150を頼りに操作パネル111を操作する。ユーザが表示データ選択キー112eを押下すると、サムネイル151を強調表示するカーソル152が移動する。そして、ユーザが電子ペーパー表示制御キー112bを押下すると、カーソル152によって強調表示された一のサムネイル151に対応する表示データが電子ペーパー106の全体に表示される。
図10は、電子黒板101において、電子ペーパー106に表示する表示データを選択するために行われる処理の流れを示すフローチャートである。電子黒板101の情報処理部131は、電子黒板101の起動中、USBポート142にUSBメモリ149が接続されていることを確認した場合(ステップS501)、接続されたUSBメモリ149に格納されている表示データを取得する(ステップS502)。USBメモリ149に表示データが格納されていないなどの理由により、表示データが無い場合(ステップS502aのN)、情報処理部131は一連の処理を終了する。これに対し、取得した表示データが一つである場合(ステップS502aのY、S503のN)、情報処理部131は、取得した表示データを電子ペーパー106の全体に表示して(ステップS504)、一連の処理を終了する。これに対し、取得した画像データが複数個である場合(ステップS502aのY、S503のY)、情報処理部131は、取得した表示データのサムネイル151を電子ペーパー106に一覧表示し、一のサムネイル151をカーソル152で強調し、メッセージ153を表示する(ステップS505、図9)。このサムネイル151は、表示データと対応付けて予めUSBメモリ149に格納されていてもよいし、取得した表示データに基づいて情報処理部131が所定のサムネイル生成プログラムの記述に基づく処理を実行して生成するようにしてもよい。
リスト表示(ステップS505)を行った後、情報処理部131は、電子ペーパー表示制御キー112b又は表示データ選択キー112eの押下、並びに、USBメモリ149の取り外しの何れかを待機している(ステップS506、S508、S510)。電子ペーパー表示制御キー112bが押下されたと判定した場合(ステップS506のY)、情報処理部131は、サムネイル151、カーソル152及びメッセージ153の表示を止め、カーソル152で強調表示されているサムネイル151に対応する表示データを電子ペーパー106の全体に表示して(ステップS507)、一連の処理を終了する。これに対し、表示データ選択キー112eが押下されたと判定した場合(ステップS506のN、S508のY)、情報処理部131は、カーソル152を表示データ選択キー112eに応じた方向に移動して、別の一のサムネイル151を強調表示し(ステップS509)、処理をステップS506に戻す。これに対し、USBメモリ149がUSBポート142から取り外されたことを判定した場合(ステップS506のN、S508のN、S510のY)、情報処理部131は、ステップS505で実行したサムネイル151、カーソル152及びメッセージ153の表示を消去して(ステップS511)、一連の処理を終了する。
また、図9及び図10に基づいて説明したUSBメモリ149に表示データを記憶する場合とは別に、電子黒板101とデータ通信自在に接続されているコンピュータ201のハードディスク(図示せず)に表示データを記憶しておき、コンピュータ201が電子ペーパー106に表示させたい表示データを電子黒板に送信し、その送信した表示データの表示制御をコンピュータ201が行うようにすることもできる。
図11は、電子黒板システム200において、電子ペーパー106に表示データを表示するために行われる処理の流れを示すフローチャートである。コンピュータ201の制御部は、コンピュータ201の入力デバイスからの操作入力に応じて、ハードディスクに記憶されている表示データから一の表示データを選択し、この表示データを電子黒板101に送信する(ステップS701)。表示データを送信した後、コンピュータ201の制御部は、入力デバイスからの各種操作の入力を待機している(ステップS702〜S707)。ここで、コンピュータ201の制御部は、電子黒板101に送信した表示データを電子ペーパー106に表示するための表示操作が入力された場合(ステップS702のY)、電子黒板101に表示命令を送信する(ステップS703)。また、コンピュータ201の制御部は、電子黒板101の電子ペーパー106の表示を非表示にするための非表示操作が入力された場合(ステップS704のY)、電子黒板101に非表示命令を送信する(ステップS705)。また、コンピュータ201の制御部は、電子黒板101に表示する表示データを変更するための変更操作が入力された場合(ステップS706のY)、処理をステップS701に戻して、別の表示データを電子黒板101に送信する。
電子黒板101の情報処理部131は、コンピュータ201から送信される表示命令及び非表示命令に応じて、コンピュータ201から送信された表示データの電子ペーパー106への表示を制御する。すなわち、電子黒板101の情報処理部131は、コンピュータ201からの表示命令を受信した場合(ステップS601のY)、受信した表示データを電子ペーパー106に表示する処理を実行する(ステップS602)。また、電子黒板101の情報処理部131は、コンピュータ201からの非表示命令を受信した場合(ステップS603のY)、電子ペーパー106に表示している表示データの表示を止める(ステップS604)。コンピュータ201の制御部が行うステップS706のY及びS701の処理によってコンピュータ201から送信される新たな画像データを受信すると、電子黒板101の情報処理部131は、その受信した新たな画像データを電子ペーパー106に表示する(ステップS601のY、S602)。
以上のような構成を備える本実施の形態の電子黒板101を用いて、ユーザは、USBメモリ149をUSBポート142に接続したり、コンピュータ201を操作したりするなどにより、電子ペーパー106にユーザ所望の表示データを表示することができる(図1参照)。そして、ユーザは、電子ペーパー106に表示された表示内容を下図として参考にしながら、電子ペーパー106に重層配置された筆記シート104に、マーカーペンやイレイサなどの筆記具を用いて手描きで描画及び消去を行うことができる。その後、ユーザは、操作パネル111を操作し、プリンタ出力キー112cを押下してプリンタ108から筆記領域104aに表示された内容を印刷出力したり、データ出力キー112dを押下して筆記領域104aに表示された内容を各種の記憶媒体に画像データとして記憶保存したりすることができる。このとき、ユーザは、合成読取指定キー112faや筆記シート読取指定キー112fbのいずれかを押下して、電子ペーパー106の表示内容及び筆記シート104の筆記内容を合成して電子黒板101の自走型読取部301に読込ませるか、筆記シート104の筆記内容のみを電子黒板101の自走型読取部301に読込ませるかのいずれかを選択することができる。さらに、ユーザは、電子ペーパー表示制御キー112bや表示データ選択キー112eを操作することで、記憶保存した画像データを電子ペーパー106に表示することもできる。
このように、本実施の形態の電子黒板101によれば、筆記領域104aを形成する筆記シート104を透過して電子ペーパー106の表示内容が表示され、ユーザはこの表示内容を参考にしながら、筆記具を用いて手描きで筆記シート104に描画及び消去をすることができ、したがって、筆記領域104aに下図となる表示を行うことができる電子黒板101において、ユーザにとって直感的な描画及び消去を実現することができる。
また、本実施の形態の電子黒板101では、表示部として電子ペーパー106が用いられているため、消費電力も非常に少なくなる。また、電子ペーパー106は、表示のコントラストが高く、視認性に優れているため、ユーザがその筆記シート104に筆記具で描画を行っても電子黒板101の前面側に鮮明に透過表示される。
さらに、電子ペーパー106は薄く軽いため、本実施の形態の電子黒板101では、平板部101aの厚みを少なくし、平板部101aを支持するスタンド102をスリムにすることができる。
次に、本発明の別の実施の形態について図12ないし図18に基づいて説明する。本実施の形態は、筆記領域を形成する筆記シートを搬送させて筆記内容を走査する筆記シート回転型の電子黒板への適用例である。なお、図1ないし図11に基づいて説明した実施の形態と同一の部分は同一の符号で示し説明も省略する。
図12は、電子黒板101の全体を示す斜視図である。本実施の形態の電子黒板101は、筆記内容読取部としての自走型読取部301、及び、これをスライド移動させるためのレール部321を備えていない。また、本実施の形態の筆記シート104は、詳細は図13に基づいて後述するが、エンドレス状のものであって、表示部としての電子ペーパー106に電子黒板101の横方向にスライド移動自在に重ねられている。そして、本実施の形態の電子黒板101は、フレーム103の内部に筆記内容読取部としてのスキャナ120(図14ないし図16参照)が設けられており、このスキャナ120によって筆記シート104が回転搬送され筆記領域104aの筆記内容が読み取られる。
本実施の形態の電子黒板101において重要なのは、筆記シート104の筆記内容と電子ペーパー106の表示内容が同時に走査されないということである。このため、本実施の形態の電子黒板101では、操作パネル111からの操作によって筆記シート104の筆記内容及び電子ペーパー106の表示内容を合成してプリンタ108に印刷出力したり各種記憶媒体にデータ出力したりすることが指定された場合には、情報処理部131は、まず筆記シート104の筆記内容のみの画像データを取得して、その後に電子ペーパー106の表示内容にレイヤ合成することになる。この処理の詳細については、図18に基づいて後述する。
図13は、筆記ボード105、筆記シート104及び電子ペーパー106の配置関係を概略的に示す斜視図である。本実施の形態の筆記シート104はエンドレス状であって、搬送部としての一対のローラ122に掛け渡されている。一対のローラ122は、フレーム103(図12参照)の内部に収納されている。そして、一対のローラ122は、いずれも、フレーム103の左右両端部に平行に収納されている。ローラ122の一方には、ベルト伝動機構(図示せず)を介して搬送部としてのモータ123(図16参照)が接続されている。モータ123の駆動により、ベルト伝動機構(図示せず)を介してローラ122が回転する。ローラ122の回転によって、筆記シート104が回転搬送される。つまり、一対のローラ122は、筆記シート104を案内する搬送経路109を形成している。なお、筆記シート104には、電子ペーパー106の位置基準となる規定位置線107が薄く印刷されている。
図14は、電子黒板101の内部構造を模式的に示す正面図である。図15は、電子黒板101における筆記内容の読取りの仕組みを概略的に示す平面図である。搬送経路109上の所定位置には、スキャナ120が配置されている。スキャナ120は、光源124、ミラー126、レンズ127及びCCDセンサ128を備えて構成されている。光源124は、フレーム103に収納されているローラ122の一方の近くに配置されている。この光源124は、電子黒板101に電源が投入されている状態では、電源装置145からの電力供給によって光源124は点灯しており、搬送される筆記シート104を照射している。光源124としては、一例として、蛍光灯を採用することができる。光源124の近傍には、ミラー126、レンズ127及びCCDセンサ128が設けられている。ミラー126及びレンズ127は、光源124から照射されて筆記シート104を反射した反射光をCCDセンサ128に導く。CCDセンサ128は、入力された光に基づいて一ラインごとのラインデータを生成して出力する。
スキャナ120は、以下のような仕組みで筆記シート104の筆記内容の読取を行う。すなわち、スキャナ120では、モータ123が駆動され、筆記シート104が所定距離だけ回転搬送される。搬送される途中で、光源124の光が筆記シート104に照射されて反射し、ミラー126によってレンズ127に導かれ、レンズ127によって集約される。CCDセンサ128は、集約された光を受光する。CCDセンサ128は、反射光を一ラインごとに受けるとラインデータを生成し、このラインデータを筆記内容読取部しての画像データ生成部136に入力する。画像データ生成部136は、入力されたラインデータを集約して画像データを生成し、この画像データを情報処理部131(図16参照)に出力する。
図16は、電子黒板101のハードウェア構成を示すブロック図である。本実施の形態の電子黒板101の情報処理部131には、操作パネル111、筆記シート104を搬送するためのモータ123、光源124の点灯を制御する点灯回路139、CCDセンサ128と接続する画像データ生成部136、及び、USBコントローラ147がバス接続されている。
図17は、操作パネル111を示す模式図である。本実施の形態の操作パネル111には、ホームポジションキー112aの代わりに、筆記シート搬送キー112gが設けられている。この筆記シート搬送キー112gが押下された場合、情報処理部131は、モータ123を駆動させて筆記シート104を搬送させる。モータ123は、筆記シート搬送キー112gが押下されている間、駆動し続ける。ユーザは、筆記シート104に印刷されている規定位置線107を目安にして、電子ペーパー106及び筆記シート104の位置関係を調整することができる。
図18は、プリンタ出力キー112cが押下された場合に行われる処理の流れを示すフローチャートである。本実施の形態の電子黒板101では、電子黒板101の起動中に、プリンタ出力キー112cの押下を判定した場合(ステップS801のY)、モータ123を駆動して筆記シート104を回転搬送し(ステップS802)、画像データ生成部136からの画像データの入力を待機する(ステップS803)。
続く処理として、情報処理部131は、モード設定を判定する(ステップS804)。この判定において、合成読取モードにモード設定されていると判定した場合のみ(ステップS804のY)、情報処理部131は、電子ペーパー106に表示している表示データとステップS803において入力された画像データとをレイヤ合成する処理を実行する(ステップS805)。
ステップS804のNもしくはステップS805に続く処理として、情報処理部131は、画像データ生成部136から入力された画像データ、もしくは、ステップS805においてレイヤ合成された後の画像データをプリンタ108に印刷させる印刷処理を実行し(ステップS806)、一連の処理を終了する。
本実施の形態の電子黒板101において、データ出力キー112dの押下された場合に情報処理部131が実行する処理についても、筆記シート104の筆記内容の読取、及び、電子ペーパー106の表示内容への合成に関しては、上記の処理と同様である。
以上のような構成を備える本実施の形態の電子黒板101では、ユーザが操作パネル111のプリンタ出力キー112cやデータ出力キー112dを押下した場合、筆記シート104が回転搬送されて筆記シート104の筆記内容に基づく画像データが各種のデータ出力手段に出力される。
このように、本実施の形態の電子黒板101によっても、筆記領域104aを形成する筆記シート104を透過して電子ペーパー106の表示内容が表示され、ユーザはこの表示内容を参考にしながら、筆記具を用いて手描きで筆記シート104に描画及び消去をすることができ、したがって、筆記領域104aに下図となる表示を行うことができる電子黒板101において、ユーザにとって直感的な描画及び消去を実現することができる。
さらに、本実施の形態の電子黒板101によれば、自走型読取部301やレール部321が電子黒板101の前面側に突出して設けられていないため、ユーザは筆記領域104aに書き込みを行う際、筆記領域104aを広々と使うことができる。
なお、本実施の形態の電子黒板101では、エンドレス状の筆記シート104を一対のローラ122によって回転させる構成を例に示したが、別の実施の形態として、長尺状のテンプレートシートの一端側を回転するローラによって巻き取ってテンプレートシートを搬送させる構成であってもよい。
電子黒板の全体を示す斜視図である。 電子ペーパー及び筆記シートの配置関係を概略的に示す正面図である。 筆記ボード、筆記シート及び電子ペーパーの配置関係を概略的に示す平面図である。 レール部を示す斜視図である。 自走型読取部の一部を示す右側面図である。 電子黒板のハードウェア構成を示すブロック図である。 操作パネルを示す模式図である。 電子黒板において、プリンタ出力キーが押下された場合に行われる処理の流れを示すフローチャートである。 電子ペーパーに表示される表示データの一覧の表示例を示す模式図である。 電子黒板において、電子ペーパーに表示する表示データを選択するために行われる処理の流れを示すフローチャートである。 電子黒板システムにおいて、電子ペーパーに表示データを表示するために行われる処理の流れを示すフローチャートである。 電子黒板の全体を示す斜視図である。 筆記ボード、筆記シート及び電子ペーパーの配置関係を概略的に示す斜視図である。 電子黒板の内部構造を模式的に示す正面図である。 電子黒板における筆記内容の読取りの仕組みを概略的に示す平面図である。 電子黒板のハードウェア構成を示すブロック図である。 操作パネルを示す模式図である。 電子黒板において、プリンタ出力キーが押下された場合に行われる処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
101…電子黒板、104…筆記シート、106…電子ペーパー(表示部)、111…操作パネル(操作部)、112c…プリンタ出力キー(読取命令の入力)、112d…データ出力キー(読取命令の入力)、120…スキャナ(筆記内容読取部)、122…ローラ(搬送部)、123…モータ(搬送部)、130…制御部、136…画像データ生成部(筆記内容読取部)、142…USBポート(コネクタ)、149…USBメモリ(外部記憶媒体)、150…表示データの一覧、200…電子黒板システム、201…コンピュータ、301…自走型読取部(筆記内容読取部)、304…画像データ生成部(筆記内容読取部)

Claims (4)

  1. 操作入力をするための操作部と、
    表示データを受信して表示面に表示する表示部と、
    前記表示面に重層され、ユーザが筆記面で描画及び消去可能な筆記領域を形成する透明の筆記シートと、
    前記筆記シート上に配置され、読取モードが筆記シート読取モード時に、前記筆記シート上をスライド移動しながら、前記筆記シートの筆記内容を光学的に読み取って画像データとして出力し、読取モードが合成読取モード時に、前記筆記シート上をスライド移動しながら、前記筆記シートの筆記内容及び当該筆記シートを透過する前記表示面の表示内容を重ね合わせた状態で光学的に読み取って画像データとして出力する筆記内容読取部と、
    前記操作部から入力される読取命令から読取モードが前記筆記シート読取モード及び前記合成読取モードのいずれに設定されているかを判定し、筆記シート読取モードに設定されていると判定した場合に、前記表示部の表示面の表示を止めてから前記筆記内容読取部を駆動制御して前記筆記シートの筆記内容を読み取らせる走査処理を実行し、他方、合成読取モードに設定されていると判定した場合に、前記筆記内容読取部を駆動制御して前記筆記シートの筆記内容及び当該筆記シートを透過する前記表示面の表示内容を重ね合わせた状態で読み取らせる走査処理を実行し、前記走査処理によって前記筆記内容読取部が出力する画像データを取得してデータ出力手段に出力する処理を実行する制御部と、
    を備える電子黒板。
  2. 表示データを記憶する外部記憶媒体の着脱を許容するコネクタを備え、
    前記制御部は、前記コネクタに接続された外部記憶媒体に記憶されている表示データを前記表示部に表示させる処理を実行する、
    請求項1記載の電子黒板。
  3. 前記制御部は、前記コネクタに接続された外部記憶媒体に記憶されている表示データの一覧を前記表示部に表示させる処理と、前記操作部から入力される選択操作に応じて当該一覧の中から一の表示データを特定する処理と、前記特定された表示データを前記表示部に表示させる処理とを実行する、請求項記載の電子黒板。
  4. 請求項1からのいずれか一に記載の電子黒板と、
    前記電子黒板とデータ通信自在に接続し、表示データ記憶部に記憶されている表示データを前記電子黒板に送信する処理と、前記電子黒板の制御部に前記送信した表示データを前記表示部に表示させるための制御命令を当該電子黒板に送信する処理と、を実行するコンピュータと、
    を備える電子黒板システム。
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