JP2002368297A - 圧電トランスデューサおよびその製造方法並びに液滴噴射装置 - Google Patents

圧電トランスデューサおよびその製造方法並びに液滴噴射装置

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JP2002368297A JP2002080285A JP2002080285A JP2002368297A JP 2002368297 A JP2002368297 A JP 2002368297A JP 2002080285 A JP2002080285 A JP 2002080285A JP 2002080285 A JP2002080285 A JP 2002080285A JP 2002368297 A JP2002368297 A JP 2002368297A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分極工程が煩雑とならず、しかクロストーク
のない圧電トランスデューサおよびその製造方法並びに
液滴噴射装置を提供する。 【解決手段】 圧電材料板31が複数の液室5にわたっ
て連続して配置されている。圧電材料板31の内部に
は、各液室5の中央と液室5間の隔壁51に対応する位
置にそれぞれ分極用電極11,12が形成され、その分
極用電極11,12は、スルーホール構造11a、12
bを介して圧電材料板31の表面に引き出されている。
スルーホール構造11a、12bを介して印加された電
圧により、圧電材料板31は面方向および厚さ方向に傾
斜して分極されている。圧電材料板31の表面には、各
液室5に対応する駆動用電極2,3が形成され、駆動用
電極2,3に電圧が印加されることで、分極方向にほぼ
直交する電界が生じ、圧電材料板31がシェアーモード
変形され液室5内の液体が噴射される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電トランスデュ
ーサおよびその製造方法並びに液滴噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットタイプのプリンタに用い
られるインクジェットヘッドとして、圧電トランスデュ
ーサを用いたものが知られている。このようなインクジ
ェットヘッドでは、インク液室を覆う壁部に圧電材料か
らなる板状の部材(圧電材料板)を使用する。この圧電
材料板に駆動電圧を印加することにより上記壁部を変形
させ、インク液室内のインク圧力を変動させる。これに
より、インク液室に連続するノズルからインクを吐出す
るものである。
【0003】このような圧電材料板を駆動変形させるモ
ードとして、通常、ダイレクトモードと、シェアーモー
ドとがある。ダイレクトモードでは、駆動電圧の印加に
ともなう駆動電界の方向は圧電材料板の分極方向に沿っ
た方向であり、圧電材料板の分極方向に沿った伸縮変形
を利用する。シェアーモードでは、上記駆動電界の方向
と圧電材料板の分極方向とが略直交し、圧電材料板のせ
ん断方向の変形を利用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらのモードのう
ち、とくにシェアーモードでは、通常、各インク液室に
対して繰り返しパターンとなるように分極の向きが頻繁
に変化する構成が採用される。このため、分極工程が煩
雑なものとなりがちである。また、分極工程を容易なも
のとするため、分極に利用する電極をあらかじめ圧電材
料板内に形成しておく方法も考えられるが、この場合に
は、圧電材料板内の電極によりインク液室間のクロスト
ークの原因となる可能性がある。
【0005】本発明は、分極工程が煩雑とならず、しか
も性能面での悪影響を与えることがな圧電トランスデュ
ーサおよびその製造方法並びに液滴噴射装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧電材料板が
その面に沿う方向に対して実質的に直交する方向に変形
する動作部分を、前記面方向に複数箇所有する圧電トラ
ンスデューサにおいて、前記圧電材料板の内部に、前記
複数の動作部分に対応した位置において、前記圧電材料
板の面に沿う方向と厚さ方向とに間隔を置いて位置し、
その間隔の方向に圧電材料板を分極するための複数組の
分極用電極と、前記分極用電極に分極用の電圧を印加す
るため、前記各分極用電極と接続されて前記圧電材料板
の表面に引き出された複数のスルーホール構造と、前記
圧電材料板の両表面に、前記複数の動作部分に対応した
位置において、前記分極用電極間の分極部分を挟んで対
向する複数組の駆動用電極とを有することを特徴とす
る。
【0007】この圧電トランスデューサによれば、圧電
材料板の表面からスルーホールを介して分極用電極に電
圧を印加することにより圧電材料板の分極を行った後
に、駆動用電極を形成することができるので、分極工程
が煩雑とならない圧電トランスデューサを得ることがで
きる。
【0008】前記対向する駆動用電極は、前記分極部分
の分極方向と交差する方向に駆動用電界を印加するよう
にして、圧電材料板をシェアーモード変形させることが
望ましい。
【0009】この場合、前記分極用電極は、前記各動作
部分においてその中央と両端とに、それぞれ前記圧電材
料板の異なる表面に寄ってかつ前記中央部分に関して対
称に配置され、前記駆動用電極は、前記中央の分極用電
極と両端の分極用電極との間に対応する前記圧電材料板
の両表面に配置されていることで、各動作部分をその中
央に関して対称に変形させることができる。
【0010】さらに好ましくは、前記圧電材料板は、シ
ート状材料を積層して構成され、前記分極用電極は前記
シート状材料の間に設けられ、前記スルーホール構造は
その分極用電極よりも表面側に位置するシート状材料を
貫通して設けられることで、圧電材料板内に分極用電極
が容易に配置され、分極用電極がスルーホール構造によ
って表面に容易に引き出される。
【0011】また本発明は、圧電材料板がその面に沿う
方向に対して実質的に直交する方向に変形する動作部分
を、前記面方向に複数箇所有する圧電トランスデューサ
の製造方法において、前記圧電材料板の内部に、前記複
数の動作部分に対応した位置において、前記圧電材料板
の面に沿う方向と厚さ方向とに間隔を置いて複数組の分
極用電極を形成する工程と、前記圧電材料板の少なくと
も一方の表面に、前記分極用電極のうち前記圧電材料板
のその一方の面寄り内部に位置する複数個のものをスル
ーホール構造を介して相互に連結する引出電極を形成す
る工程と、前記引出電極を通して前記複数組の分極用電
極に分極用電圧を印加して、前記分極用電極間の前記圧
電材料板を分極する工程と、前記引出電極を切断しその
引出電極に接続していた前記分極用電極を相互に分離す
る工程とを備える。
【0012】この製造方法によれば、引出電極からスル
ーホールを介して分極用電極に分極用電圧を印加するこ
とにより圧電材料板を分極し、その後、引出電極を切断
して引出電極に接続していた分極用電極を分離するする
ので、分極工程が煩雑とならず、また、圧電材料板の動
作時に分極用電極間でクロストークが発生することを防
止することができる。
【0013】また、前記分極工程の後、前記圧電材料板
の両表面に、前記複数の動作部分に対応した位置におい
て、前記分極用電極間の分極部分を挟んで対向する駆動
用電極を形成する工程をさらに備える。さらに、この場
合、前記引出電極を完全に除去後に駆動用電極を形成し
てもよいが、前記引出電極に重ねて前記駆動用電極を形
成することもできる。また、前記複数の動作部分に対応
した位置にわたって連続して駆動用電極のための電極層
を形成し、その電極層を、前記引出電極を切断する工程
と同時に各動作部分ごとに切断して分離することもでき
る。
【0014】また、前記圧電材料板を構成する複数のシ
ート状材料を形成する工程と、その複数のシート状材料
を積層する工程と、その積層体を焼成する工程とをさら
に備え、前記分極用電極を形成する工程は、前記複数の
シート状材料のうち前記圧電材料板の表面近くに位置す
るシート状材料に形成することで、圧電材料板内に分極
用電極を容易に形成し、分極用電極をスルーホール構造
によって表面に容易に引き出すことができる。
【0015】また本発明は、液滴噴射装置において、上
記圧電トランスデューサが、複数の液室にわたって連続
して用いられ、前記駆動用電極への電圧の印加による前
記圧電材料板の変形を利用して前記複数の液室の容積を
選択的に変化させることにより前記液室内の液体を噴射
することができる。分極用電極が動作部分の中央と両端
とに設けられている場合、両端の分極用電極が、液室間
の隔壁と対応するするように配置され、駆動用電極への
電圧の印加により、液室の中央に対応する圧電材料板の
部分に関して圧電材料板を対称に変形させることができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】−第1の実施形態− 以下、図1〜図10を参照して、本発明の圧電トランス
デューサおよびその製造方法並びに液滴噴射装置をイン
クジェットヘッドに適用した第1の実施形態について説
明する。
【0017】図1に示すように、インクジェットヘッド
200は、圧電トランスデューサ103と液室形成ユニ
ット220とで構成され、液室形成ユニット220は、
液室プレート6と、スペーサプレート7と、ノズル8を
有するノズルプレート9とで構成されている。
【0018】インクを収容する液室5は、液室プレート
6に穿設した開口の上下を圧電トランスデューサ103
とスペーサプレート7とで覆って作られ、図4に示すよ
うに、複数行、複数列をなして平面状に配列され、隣接
する液室5とは隔壁51で隔てられている。液室5の長
さ方向の一端は、スペーサプレート7に穿設した連通孔
71を介してノズルプレート9のノズル8に連通し、他
端は、図示しないインク供給源に連通している。液室5
は、例えば幅(図において左右方向)0.375mm、
長さ(図において紙面と直交する方向)2.000mm
の大きさで、図において左右方向に0.508mmのピ
ッチ(50DPI)で形成されている。
【0019】圧電トランスデューサ103は、チタン酸
ジルコン酸鉛系(PZT)のセラミックス材料からなる
圧電材料板31からなる。さらに、圧電材料板31は、
複数のシート状の圧電セラミックス層1a〜1fを積層
して構成され、その圧電材料板31の液室5側の表面
(図1において下面)上に第1の駆動用電極2と、液室
5と反対側の表面(図1において上面)上に第2の駆動
用電極3とが形成されている。第1の駆動用電極2は、
圧電材料板31下面全体に沿って延び各液室5に共通に
設けられる。第2の駆動用電極3は各液室5に対応して
設けられ、各液室5の形状にほぼ対応した形状に形成さ
れる。圧電セラミックス層1a〜1dの1層の厚みは
0.015mmである。第1および第2の駆動用電極
2,3はAg−Pd系の金属材料からなり、厚みは約
0.002mmである。
【0020】圧電材料板31の最上層のシート状材料1
eと2番目のシート状材料1aとの間には第1の分極用
電極11が、最下層のシート状材料1fとその上のシー
ト状材料1dとの間には第2の分極用電極12が配置さ
れ、第1の分極用電極11は、各液室5の中央の上方
に、かつ第2の分極用電極12は液室間の隔壁51の上
方にそれぞれ対応して位置する。両電極11,12は、
圧電材料板31の面に沿う方向と厚さ方向とに相互に間
隔をおいて位置する。両電極11,12に分極用電圧を
印加することにより、圧電材料板31は、両電極11,
12の対向する方向(矢印A)に分極されている。つま
り、圧電材料板31は各液室5の中央部分から両側の隔
壁51に向かう方向にすなわち中央部分に対して対称に
分極されている。それぞれの分極方向は、圧電材料板3
1の上面および下面に沿う方向つまり面方向の成分を有
し、厚み方向に対して傾いている。第1の駆動用電極2
と第2の駆動用電極3は、この各液室5に対応する2つ
の分極部分を上下から挟むように対向している。したが
って、圧電材料板31の各液室5に対応する部分が、後
述するように変形する部分すなわち動作部分を構成す
る。
【0021】第1の駆動用電極2と第2の駆動用電極3
は、この各分極部分のみに対応して分割して設けられて
いてもよいが、上記のように第1の駆動用電極2はすべ
て連続して、第2の駆動用電極3は同時に電圧を印加す
る単位つまり液室ごとに形成することが製造上好まし
い。
【0022】次に、図1〜図3を参照して、液滴を噴射
する動作について説明する。図1に示すように、最初に
液室5の内部にインクを充填する。このとき、第1の駆
動用電極2および第2の駆動用電極3はいずれもグラン
ドGND(0V)に接続されている。次に、図2に示す
ように、第1の駆動用電極2をグランドGNDに接続し
たまま、液滴を噴射しようとする液室5の第2の駆動用
電極3に正の駆動電圧(例えば20V〜30V)を印加
する。このとき、第1の駆動用電極2および第2の駆動
用電極3の間に発生する電界Eの向きと、圧電材料板3
1の分極方向Aとがほぼ直交しているため、液室5に対
応する2つの分極部分はそれぞれシェアモードで変形す
る。つまり、両分極部分は、それぞれ隔壁51の上方部
分をほぼ支点とし、かつ液室5の中央を挟んで対称にそ
れぞれ平行四辺形状に変形して、第2の駆動用電極3が
形成された圧電材料板31の領域が圧電材料板31の面
方向に対して直交する方向、すなわち図2において上方
に膨らむように移動し、液室5の容積が増加する。この
状態を、このとき生じた圧力波の液室5内での片道伝播
時間Tだけ維持する。この容積の増加によって、図示し
ないインク供給源から液室5にインクが供給される。な
お、上記片道伝播時間Tは液室5内の圧力波が、液室5
の長手方向(図中、紙面に垂直な方向)に伝播するのに
必要な時間であり、液室5の長さLとこの液室5内部の
インク中での音速aによりT=L/aと決まる。
【0023】圧力波の伝播理論によると、上記の電圧の
印加からほぼT時間がたつと液室5内の圧力が逆転し、
正の圧力に転じるが、このタイミングに合わせてに第1
の駆動用電極2をグランドGNDに接続したまま第2の
駆動用電極3の電位をグランドGND(0V)に戻す
と、圧電材料板31の形状が図1と同様の変形前の状態
に戻り、液室5内のインクに圧力が加えられる。そのと
き、前記正に転じた圧力と、圧電材料板31が変形前の
状態に戻ることにより発生した圧力とが加え合わされ、
比較的高い圧力が液室5に連通するノズル8付近の部分
に生じて、図3に示すように、液室5内のインクがノズ
ル8からインク滴10として噴射される。
【0024】次に、図5〜図9を参照して、上記インク
ジェットヘッドの製造方法について説明する。
【0025】図5に示すように、上記の圧電材料板31
を構成する6枚のセラミックス材料のグリーンシート1
a〜1fが積層され、最表面のグリーンシート1e,1
fとその内側のグリーンシート1a,1dの間には、第
1の分極用電極11および第2の分極用電極12がそれ
ぞれ形成される。
【0026】具体的には、図6に示すように、上から2
番目のグリーンシート1aに、第1の分極用電極11
は、各液室5の中央部分に対応する位置に、導電性ペー
スト材料を使用してスクリーン印刷または導電材料の蒸
着により形成する。また、最上層のグリーンシート1e
には、各第1の分極用電極11を圧電材料板の31の上
面にスルーホール構造11aを介して引き出すための貫
通孔を各分極用電極11に対応する位置にそれぞれ形成
し、その貫通孔には導電性ペースト材料を充填する。グ
リーンシート1eをグリーンシート1aに積層したと
き、各スルーホール構造11aは各第1の分極用電極1
1とそれぞれ接続する。
【0027】最下層のグリーンシート1fに、図7に示
すように第2の分極用電極12を、各液室5に対応した
部分を開口12aとして除いて、隔壁51と対応する位
置に上記のようにスクリーン印刷または蒸着により形成
する。また、このグリーンシート1fにスルーホール構
造12aを形成して、第2の分極用電極12をグリーン
シート1fの下面に引き出す。スルーホール構造12b
は、グリーンシート1fに分極用電極12を形成する際
に、そのグリーンシート1fにあらかじめ形成した貫通
孔に導電性ペースト材料を充填して形成する。上記各分
極用電極11,12はいずれもAg−Pd系の金属材料
からなり、厚みは約0.002mmである。
【0028】これらの分極用電極11,12および引出
電極11bを形成したグリーンシート1a,1e,1f
を、電極のない他のグリーンシート1b,1c,1dを
間に挟んで積層して焼成し、一体化する。次に、図8に
示すように、圧電材料板31の上面に、複数のスルーホ
ール構造11aを相互に接続する引出電極11bを形成
し、また、圧電材料板31の下面に、スルーホール構造
12bに接続した引出電極(図示せず)を形成する。こ
れらの引出電極は、グリーンシートを積層する前に、最
上層のグリーンシート1eの上面、最下層のグリーンシ
ート1fの下面にそれぞれ形成しておくこともできる。
【0029】そして、上記の圧電トランスデューサを、
130℃程度のシリコンオイルなどの絶縁オイルが満た
された図示しないオイルバス中に浸し、最下面の引出電
極、スルーホール構造12aを介して第2の分極用電極
12をグランドGND(0V)に接続し、最上面の引出
電極11b、スルーホール構造11aを介して第1の分
極用電極11に正の分極用電圧を印加して、第1の分極
用電極11と第2の分極用電極12との間には、圧電材
料板の面方向および厚み方向に対して斜め方向に2.5
kV/mm程度の電界を発生させる。その結果、図5に示す
ように、圧電材料板31はこの電界方向にしたがった方
向(矢印A)に分極される。
【0030】その後、図9に示すように、圧電材料板3
1の上下両面にそれぞれ全体にわたって電極層3A,2
Aを、前記引出電極に重ねてスクリーン印刷または蒸着
により形成する。そして、図10に示すように、電極層
3Aを引出電極11bとともにレーザー等で分割し、第
2の駆動用電極3を形成する。つまり、液室5間の隔壁
51に対応する位置の電極層3Aを除去することによっ
て、駆動用電極3は各液室5ごとに分離される。電極層
2Aも各液室5ごとに分割してもよいが、分割すること
なく電極層2Aをそのまま第1の駆動用電極2とし第1
の電極2を全液室5にわたって連続した状態にしておく
ことが好ましい。
【0031】このとき、駆動用電極2,3は、それぞれ
分極用極12,11とスルーホール構造12a,11a
を介して接続したままであってもよいが、電極層2A,
3Aをスルーホール構造11a,12bの周囲において
除去することによって、電気的に分離してもよい。前者
の場合、内部電極11は第2の電極3と、内部電極12
は第1の電極2とそれぞれ同電位となる。
【0032】なお、上記の電極層3A,2Aを形成する
前に、圧電材料板31の上下両面の引出電極を研磨等に
よって除去するようにしてもよい。また、個別の電極3
を各液室5に対応する位置にのみに形成するようにして
もよい。しかし、上記のように電極層3Aを圧電材料板
31の上面全体にわたって形成し、各液室5ごとに分離
する方法をとることにより、引出電極11bの切断作業
も同時に行うことができる。
【0033】上記のように形成された圧電トランスデュ
ーサ103と、あらかじめ積層した液室プレート6、ス
ペーサプレート7およびノズルプレート9からなる液室
ユニット220とを、第2の駆動用電極3および分極部
分が液室5に対応するように、接合することにより、イ
ンクジェットヘッド200が作製される。
【0034】−第2の実施の形態− 以下、図11〜図12を参照して、本発明の第2の実施
の形態について説明する。なお、前記第1の実施の形態
と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。こ
の実施の形態の圧電トランスデューサ104において
は、図12に示すように、分極時にグランドGNDに接
続される第2の分極用電極112は、各液室5を囲むよ
うにリング状に形成される。したがってグリーンシート
1fには、各電極112ごとにスルーホール構造112
bが設けられ、そのグリーンシート1fの下面に形成さ
れた引出電極(図示せず)により、全電極112がスル
ーホール構造112bを介して相互に接続される。分極
方法を含む製造方法は、前記第3の実施の形態とほぼ同
じであり、また、変形動作も同様である。
【0035】上記のように、各実施の形態のインクジェ
ットヘッド200では、各液室5に対応する各第1の分
極用電極11を引出電極11bで相互に接続し、第1の
分極用電極11および第2の分極用電極12,112を
用いて、圧電材料板31の分極を行っている。このた
め、複雑な操作を要することなく、各液室について同時
に分極を行うことができる。そして、圧電材料板31の
分極後に、分極用電極11を相互に接続していた引出電
極11bを切断するので、圧電トランスデューサ103
の駆動に際して、隣の分極用電極に駆動電界が漏れるな
どして所定の液室5の駆動が他の液室に影響を与える
(クロストーク)ことを排除することができる。また、
圧電材料板31の上下両面に電極層2A,3Aを形成
し、少なくとも一方の電極層3Aを分割して個別の駆動
電極を形成すると同時に、上記のように引出電極11b
を切断するので、作業工数を低減することができる。
【0036】また、上記実施の形態では、引出電極の形
成と、電極層2Aあるいは電極層3Aの形成とを別工程
としてるが、電極層2Aあるいは電極層3Aを引出電極
として利用してもよい。この場合には、引出電極の形成
とは別に、再度、上記第1の電極2あるいは第2の電極
3の電極層を形成する必要がないため、工程数を削減で
きる。ただし、分極に際して必要な電界が得られ、かつ
分割によって適切な第1の電極2および第2の電極3を
形成できるような電極層2Aあるいは電極層3Aの形状
を選択する必要がある。
【0037】そして、上記のように圧電材料板31の面
方向および厚み方向に対して傾斜して分極しているの
で、圧電材料板31の両表面近くに分極用電極11,1
2を、圧電材料板31の厚さ方向に互いに重ならないよ
うにして傾斜方向に対向配置して分極を行うことができ
る。そして、駆動用電極2,3を圧電材料板の両面に対
向配置することで、傾斜した分極方向に対して実質的に
直交する電界をかけ、少ない電極数で効率よく変形させ
ることができる。
【0038】なお、第1の分極用電極11と第2の分極
用電極12に印加する分極用の直流電圧の向きを逆にし
て分極方向を逆にし、あるいは駆動用電極2,3の位置
を上下逆に入れ替えて駆動電圧の向きを逆にすること
で、圧電材料板31を液室5の容積を減少させるように
変形してインクを噴射することも可能である。さらに、
上記各実施の形態においては、圧電材料板はシェアーモ
ードで駆動されていたが、電極の配列のしかたによって
はダイレクトモードでも駆動しうる。すなわち、図1に
おいて、第1の駆動用電極2を、第1の液室プレート6
の隔壁51の上面に相当する位置にのみ設け、第2の電
極3の幅を狭くすることにより、駆動電界と分極との交
差角は小さくなり、ダイレクトモードで動作する。
【0039】−インクジェットプリンタ− 以下、図13を参照して、本発明の液滴噴射装置を搭載
したインクジェットプリンタについて説明する。図13
はインクジェットプリンタの要部を示す斜視図である。
【0040】図13に示すプラテン110は、軸112
によりフレーム113に回転可能に取り付けられてお
り、モータ114によって駆動される。プラテン110
には紙111がセットされており、プラテン110に対
向してインクジェットヘッド200が設けられている。
インクジェットヘッド200は、インク供給装置116
とともにキャリッジ118上に載置されている。キャリ
ッジ118はプラテン110の軸線に平行に配設された
2本のガイドロッド120に摺動可能に支持されるとと
もに、一対のプーリ122に巻き掛けられたタイミング
ベルト124が結合させられている。そして、一方のプ
ーリ122がモータ123によって回転させられ、タイ
ミングベルト124が送られることによりキャリッジ1
18へプラテン110に沿って移動させられる。
【0041】なお、本発明の液滴噴射装置は、インクジ
ェットプリンタへの適用に限定されず、各種印字装置や
各種塗布装置に対しても適用できる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、圧電材料板の表面から
スルーホールを介して内部電極に電圧を印加することに
より圧電材料板の分極を行った後に、外部電極を形成す
ることができるので、分極工程が煩雑とならず、しかも
クロストークのない圧電トランスデューサおよび液滴噴
射装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のインクジェットヘ
ッドを示す断面図で、図4のX−X線位置の断面に相当
する。
【図2】上記第1の実施の形態のインクジェットヘッド
の動作状態を説明する断面図である。
【図3】上記第1の実施の形態のインクジェットヘッド
の動作状態を説明する断面図である。
【図4】上記第1の実施の形態のインクジェットヘッド
の液室の配置状態を説明する平面図である。
【図5】上記第1の実施の形態のインクジェットヘッド
の圧電トランスデューサの製造工程を示す断面図であ
る。
【図6】上記第1の実施の形態の圧電トランスデューサ
の製造工程を示す図で、グリーンシートの1つの平面図
である。
【図7】上記第1の実施の形態の圧電トランスデューサ
の製造工程を示す図で、グリーンシートの他の1つの平
面図である。
【図8】上記第1の実施の形態の圧電トランスデューサ
の製造工程を示す断面図である。
【図9】上記第1の実施の形態の圧電トランスデューサ
の製造工程を示す断面図である。
【図10】上記第1の実施の形態の圧電トランスデュー
サの製造工程を示す断面図である。
【図11】上記第2の実施の形態のインクジェットヘッ
ドを示す断面図である。
【図12】上記第2の実施の形態のインクジェットヘッ
ドの圧電トランスデューサの製造工程を示す図で、グリ
ーンシートの1つの平面図である。
【図13】インクジェットプリンタの要部を示す斜視
図。
【符号の説明】
1 圧電材料板 1a〜1f グリーンシート(シート状材料) 2 第1の駆動用電極 3 第2の駆動用電極 5 液室 11 分極用電極 11a スルーホール構造 11b 引出電極 12 分極用電極 12b スルーホール構造
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 41/083 H01L 41/22 Z 41/22 41/08 U

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電材料板がその面に沿う方向に対して
    実質的に直交する方向に変形する動作部分を、前記面方
    向に複数箇所有する圧電トランスデューサにおいて、 前記圧電材料板の内部に、前記複数の動作部分に対応し
    た位置において、前記圧電材料板の面に沿う方向と厚さ
    方向とに間隔を置いて位置し、その間隔の方向に圧電材
    料板を分極するための複数組の分極用電極と、 前記分極用電極に分極用の電圧を印加するため、前記各
    分極用電極と接続されて前記圧電材料板の表面に引き出
    された複数のスルーホール構造と、 前記圧電材料板の両表面に、前記複数の動作部分に対応
    した位置において、前記分極用電極間の分極部分を挟ん
    で対向する複数組の駆動用電極とを有することを特徴と
    する圧電トランスデューサ。
  2. 【請求項2】 前記対向する駆動用電極は、前記分極部
    分の分極方向と交差する方向に駆動用電界を印加するも
    のであることを特徴とする請求項1に記載の圧電トラン
    スデューサ。
  3. 【請求項3】 前記分極用電極は、前記各動作部分にお
    いてその中央と両端とに、それぞれ前記圧電材料板の異
    なる表面に寄ってかつ前記中央部分に関して対称に配置
    され、 前記駆動用電極は、前記中央の分極用電極と両端の分極
    用電極との間に対応する前記圧電材料板の両表面に配置
    されていることを特徴とする請求項2に記載の圧電トラ
    ンスデューサ。
  4. 【請求項4】 前記圧電材料板は、シート状材料を積層
    して構成され、前記分極用電極は前記シート状材料の間
    に設けられ、 前記スルーホール構造はその分極用電極よりも表面側に
    位置するシート状材料を貫通して設けられていることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のトランスデ
    ューサ。
  5. 【請求項5】 圧電材料板がその面に沿う方向に対して
    実質的に直交する方向に変形する動作部分を、前記面方
    向に複数箇所有する圧電トランスデューサの製造方法に
    おいて、 前記圧電材料板の内部に、前記複数の動作部分に対応し
    た位置において、前記圧電材料板の面に沿う方向と厚さ
    方向とに間隔を置いて複数組の分極用電極を形成する工
    程と、 前記圧電材料板の少なくとも一方の表面に、前記分極用
    電極のうち前記圧電材料板のその一方の面寄り内部に位
    置する複数個のものをスルーホール構造を介して相互に
    連結する引出電極を形成する工程と、 前記引出電極を通して前記複数組の分極用電極に分極用
    電圧を印加して、前記分極用電極間の前記圧電材料板を
    分極する工程と、 前記引出電極を切断しその引出電極に接続していた前記
    分極用電極を相互に分離する工程とを備えることを特徴
    とする圧電トランスデューサの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記分極工程の後、前記圧電材料板の両
    表面に、前記複数の動作部分に対応した位置において、
    前記分極用電極間の分極部分を挟んで対向する駆動用電
    極を形成する工程をさらに備えることを特徴とする請求
    項5に記載の圧電トランスデューサの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記駆動用電極を形成する工程は、前記
    引出電極に重ねて前記駆動用電極を形成することを特徴
    とする請求項6に記載の圧電トランスデューサの製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記駆動用電極を形成する工程は、前記
    複数の動作部分に対応した位置にわたって連続して電極
    層を形成し、その電極層を、前記引出電極を切断する工
    程と同時に各動作部分ごとに切断して分離することを特
    徴とする請求項7に記載の圧電トランスデューサの製造
    方法。
  9. 【請求項9】 前記圧電材料板を構成する複数のシート
    状材料を形成する工程と、その複数のシート状材料を積
    層する工程と、その積層体を焼成する工程とをさらに備
    え、 前記分極用電極を形成する工程は、前記複数のシート状
    材料のうち前記圧電材料板の表面近くに位置するシート
    状材料に形成するものであることを特徴とする請求項5
    に記載の圧電トランスデューサの製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1の圧電トランスデューサが、
    複数の液室にわたって連続して用いられ、前記駆動用電
    極への電圧の印加による前記圧電材料板の変形を利用し
    て前記複数の液室の容積を選択的に変化させることによ
    り前記液室内の液体を噴射することを特徴とする液滴噴
    射装置。
  11. 【請求項11】 請求項3の圧電トランスデューサが、
    複数の液室にわたって連続して用いられ、前記両端の分
    極用電極が、前記液室間の隔壁と対応するするように配
    置され、前記駆動用電極への電圧の印加により、前記液
    室の中央に対応する前記圧電材料板の部分に関して圧電
    材料板を対称に変形させ、前記複数の液室から液体を選
    択的に噴射することを特徴とする液滴噴射装置。
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