JP3208966B2 - インク噴射装置 - Google Patents

インク噴射装置

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JP3208966B2
JP3208966B2 JP28304193A JP28304193A JP3208966B2 JP 3208966 B2 JP3208966 B2 JP 3208966B2 JP 28304193 A JP28304193 A JP 28304193A JP 28304193 A JP28304193 A JP 28304193A JP 3208966 B2 JP3208966 B2 JP 3208966B2
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electrodes
groove
grooves
ink
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/10Finger type piezoelectric elements

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  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インク噴射装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】今日、これまでのインパクト方式の印字
装置にとってかわり、その市場を大きく拡大しつつある
ノンインパクト方式の印字装置のなかで、原理が最も単
純で、かつ多階調化やカラー化が容易であるものとし
て、インクジェット方式の印字装置が上げられる。なか
でも印字に使用するインク滴のみを噴射するドロップ・
オン・デマンド型が、噴射効率の良さ、ランニングコス
トの安さなどから急速に普及している。
【0003】ドロップ・オン・デマンド型として特公昭
53−12138号公報に開示されているカイザー型、
あるいは特公昭61−59914号公報に開示されてい
るサーマルジェット型がその代表的な方式としてある。
このうち、前者は小型化が難しく、後者は高熱をインク
に加えるためにインクの耐熱性に対する要求が必要とさ
れ、それぞれに非常に困難な問題を抱えている。
【0004】以上のような欠陥を同時に解決する新たな
方式として提案されたのが、特開昭63−247051
号公報に開示されているせん断モード型である。
【0005】図10に示すように、上記せん断モード型
のインク噴射装置600は、底壁601、天壁602及
びその間のせん断モードアクチュエータ壁603からな
る。そのアクチュエータ壁603は、底壁601に接着
され、且つ矢印611方向に分極された下部壁607
と、天壁602に接着され、且つ矢印609方向に分極
された上部壁605とからなっている。アクチュエータ
壁603は一対となってその間にインク流路613を形
成し、且つ次の一対のアクチュエータ壁603の間に
は、インク流路613よりも狭い空間615を形成して
いる。
【0006】各インク流路613の一端には、ノズル6
18を有するノズルプレート617が固着され、各アク
チュエータ壁603の両側面には電極619、621が
金属化層として設けられている。各電極619、621
はインクと絶縁するための絶縁層(図示せず)で覆われ
ている。そして、空間615に面している電極619、
621はアース623に接続され、インク流路613内
に設けられている電極619、621は、アクチュエー
タ駆動回路を与えるシリコン・チップ625に接続され
ている。
【0007】次に、このインク噴射装置600の製造方
法を説明する。まず、矢印611に分極された圧電セラ
ミックス層を底壁601に接着し、矢印609に分極さ
れた圧電セラミックス層を天壁602に接着する。各圧
電セラミックス層の厚みは、下部壁607、上部壁60
5の高さに等しい。次に、圧電セラミックス層に、平行
な溝をダイヤモンドカッティング円板の回転等によって
形成して、下部壁607、上部壁605を形成する。そ
して、真空蒸着によって下部壁607の側面に電極61
9を形成し、その電極619上に前記絶縁層を設ける。
同様にして上部壁605の側面に電極621、前記絶縁
層を設ける。
【0008】上部壁605の天頂部と下部壁607の天
頂部とを接着してインク流路613と空間615とを形
成する。次に、ノズル618が穿孔されているノズルプ
レート617を、ノズル618がインク流路613と対
応するように、インク流路613及び空間615の一端
に接着し、インク流路613と空間615との他端をシ
リコン・チップ625とアース623とに接続する。
【0009】そして、各インク流路613の電極61
9、621にシリコン・チップ625が電圧を印加する
ことによって、各アクチュエータ壁603がインク流路
613の容積を増加する方向に圧電厚みすべり変形し
て、所定時間後電圧印加が停止されてインク流路613
の容積が増加状態から自然状態となってインク流路61
3内のインクに圧力が加えられ、インク滴がノズル61
8から噴射される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成のインク噴射装置600では、空間615に面し
ている電極619、621はアース623に接続され、
インク流路613内に設けられている電極619、62
1は、アクチュエータ駆動回路を与えるシリコン・チッ
プ625に接続されているが、その電気的接続の具体的
構成および方法が開示されていない。そこで、例えば、
インク流路613が50個あるとすると、空気室615
は51個必要となり、電極619、621の電気的接続
が101カ所であり、その101カ所は狭ピッチである
ので、電気的接続が難しく、そのための工程に時間がか
かり、大量生産性に劣るといった問題があった。
【0011】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、大量生産性に優れ、容易に電気
的接続が行えるインク噴射装置を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1のインク噴射装置では、分極された圧電セラ
ミックスで少なくとも一部が形成された複数の隔壁と、
それら隔壁によって両側を形成された複数の溝と、前記
隔壁の両側にそれぞれ設けられ電圧が印加されてその
隔壁を変形させる電界を発生させる複数対の第一電極
(8)と、前記隔壁の両側面の一対の第一電極(8)
の一方に個々に接続された複数の第二電極(9)及び他
方に個々に接続され前記第二電極(9)とは独立した複
数の第三電極(9)とを有し、その第二電極(9)及び
第三電極(9)を制御部に接続するインク噴射装置にお
いて、前記隔壁を介して隣接する前記溝の長さを、相互
に異ならせて形成し、前記溝を、前記第一電極(8)が
位置してその第一電極(8)に印加した電圧によって変
形可能な隔壁部分により形成される第一部分と、その部
分に連続して変形しない隔壁部分により形成される第二
部分とから構成するとともに、隣接する一方の前記溝
第二部分内に前記第二電極(9)を、他方の溝の第二部
分内に前記第三電極(9)をそれぞれ形成し、前記第二
電極(9)の端部に電極のない部分(18)を形成して
前記第二電極(9)と第三電極(9)の各端部を前記溝
の長さ方向に異ならせて配置し、前記複数の溝の1つお
きに位置する前記第二電極(9)に個別に接続するパタ
ーン(24)とその第二電極(9)から前記溝の長さ方
向に離れた位置前記第三電極(9)に接続するパター
ン(25)とで前記第二電極(9)及び第三電極(9)
前記制御部に接続している。
【0013】請求項2のインク噴射装置では、分極され
た圧電素子で少なくとも一部が形成された複数の隔壁
と、それら隔壁によって両側を形成された複数の溝と、
前記隔壁の両側にそれぞれ設けられ電圧が印加されて
その隔壁を変形させる電界を発生させる複数対の第一電
極(8)と、前記隔壁の両側面の一対の第一電極
(8)の一方に個々に接続された複数の第二電極(9)
及び他方に個々に接続され前記第二電極(9)とは独立
した複数の第三電極(9)とを有し、その第二電極
(9)及び第三電極(9)を制御部に接続するインク噴
射装置において、前記隔壁を介して隣接する溝の長さ
を、相互に異ならせて形成し、前記溝を、前記第一電極
(8)が位置してその第一電極(8)に印加した電圧に
よって変形可能な隔壁部分により形成される第一部分
と、その部分に連続して変形しない隔壁部分により形成
される第二部分とから構成するとともに、隣接する短い
方の前記溝の第二 部分内に前記第二電極(9)を、長い
方の前記の第二部分内に前記第三電極(9)をそれぞ
れ形成し、前記第三電極(9)を全て電気的に接続する
第四電極(17)を設け、短い方の溝内の前記第二電極
と、前記第四電極とを、前記溝の長さ方向に異ならせて
配置し、前記第二電極(9)に個別に接続するパターン
(24)と前記第四電極(17)に接続するパターン
(25)とで前記第二電極(9)及び第四電極(17)
前記制御部に接続している。
【0014】請求項3のインク噴射装置では、分極され
た圧電素子で少なくとも一部が形成された複数の隔壁
と、それら隔壁によって両側を形成された複数の溝と、
前記隔壁の両側にそれぞれ設けられ電圧が印加されて
その隔壁を変形させる電界を発生させる複数対の第一電
極(8)と、前記隔壁の両側面の一対の第一電極
(8)の一方に個々に接続された複数の第二電極(9)
及び他方に個々に接続され前記第二電極(9)とは独立
した複数の第三電極(9)とを有し、その第二電極
(9)及び第三電極(9)を制御部に接続するインク噴
射装置において、前記第二電極(9)及び第三電極
(9)を、それぞれ一端において前記隔壁の一方の側面
第一電極(8)に個々に接続し、他端において前記第
一電極(8)に印加した電圧によって変形可能な前記隔
壁部分の外の位置まで延ばし、前記第三電極(9)の全
てと電気的に接続する第四電極(17)を設け、前記第
二電極と前記第四電極とを、前記溝の長さ方向に異なら
せて配置するとともにその溝の深さ方向にも高さを異な
らせて配置し、前記第二電極(9)に個別に接続するパ
ターン(24)と前記第四電極(17)に接続するパタ
ーン(25)とで前記第二電極(9)及び第四電極(1
7)を前記制御部に接続している。
【0015】請求項4では、請求項1〜3のいずれかに
記載のインク噴射装置において、前記複数の溝をカバー
プレートによって覆い、複数の溝を交互に噴射チャンネ
ルと、非噴射領域とに形成している。
【0016】
【作用】上記の構成を有する請求項1のインク噴射装置
では、隔壁両側の溝の長さを、相互に異ならせて、第二
電極(9)と第三電極(9)とを、溝の長さ方向に異な
らせて配置し、複数の溝の1つおきに位置する第二電極
(9)に個別に接続するパターン(24)とその第二電
極(9)から前記溝の長さ方向に離れた位置第三電極
(9)に接続するパターン(25)とで制御部に接続
し、隔壁の両側に設けられた第一電極に電圧を印加して
電界を発生することで、その隔壁を変形させ、溝からイ
ンクを噴射する。
【0017】請求項2のインク噴射装置では、隔壁両側
の溝の長さを、相互に異ならせ、長い方の溝内の第三電
極(9)を全て第四電極(17)に電気的に接続し、短
い方の溝内の第二電極と、第四電極とを、溝の長さ方向
に異ならせて配置することで、第二電極と第四電極とを
それぞれパターン(24,25)を介して制御部に容易
に接続し、隔壁の両側に設けられた第一電極に電圧を印
加して電界を発生することで、その隔壁を変形させ、溝
からインクを噴射する。
【0018】請求項3のインク噴射装置では、複数の第
三電極(9)を全て第四電極(14)に接続し、第二電
極と第四電極とを、溝の長さ方向に異ならせて配置する
とともにその溝の深さ方向にも高さを異ならせて配置
し、第二電極(9)に個別に接続するパターン(24)
と第四電極(17)に接続するパターン(25)とで制
御部に接続し、隔壁の両側に設けられた第一電極に電圧
を印加して電界を発生することで、その隔壁を変形さ
せ、溝からインクを噴射する。
【0019】請求項4のインク噴射装置では、好ましく
は、複数の溝をカバープレートによって覆い、複数の溝
を交互に噴射チャンネルと、非噴射領域とに形成するこ
とで、請求項1〜3のいずれかに記載のインク噴射装置
を簡単な構造で実現する。
【0020】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0021】図1、図2及び図3に示すように、インク
噴射装置1は、圧電セラミックスプレート2とカバープ
レート10とノズルプレート14とから構成されてい
る。
【0022】その圧電セラミックスプレート2は、チタ
ン酸ジルコン酸鉛系(PZT)のセラミックス材料で形
成され、圧電セラミックスプレート2には、ダイヤモン
ドブレード等により切削加工され、複数の溝3が形成さ
れている。また、その溝3の側面となる隔壁6は矢印5
の方向に分極されている。それらの溝3は同じ深さであ
り、かつ平行である。それら溝3の深さは、圧電セラミ
ックスプレート2の一端面15に近づくにつれて徐々に
浅くなって、浅溝7が形成されている。また、一端面1
5近傍には浅溝7が形成されなく、平面部16となって
いる。また、浅溝7は、深さが浅い浅溝7aと深さが深
い浅溝7bとがあり、浅溝7aと浅溝7bとが交互に形
成されている。尚、両外側の浅溝7は深さが深い浅溝7
bである。
【0023】そして、溝3の内面には、その両側面の上
半分に金属電極8がスパッタリング等によって形成され
ている。また、浅溝7の内面には、その側面及び底面に
金属電極9がスパッタリング等によって形成されてい
る。これにより、溝3の両側面に形成された金属電極8
は浅溝7に形成された金属電極9によって電気的に接続
される。更に、平面部16に金属電極17が形成されて
いる。従って、全ての前記浅溝7の金属電極9は、平面
部16の金属電極17によって電気的に接続される。そ
こで、金属電極8、9、17形成後に、浅溝7を横切る
切断溝18が形成される。その切断溝18の深さは、浅
溝7aの深さより深く、浅溝7bの深さより浅い。従っ
て、浅溝7aは個々に電気的に独立し、浅溝7bは電気
的に全て接続されている。そして、インクと金属電極8
とを絶縁する絶縁層(図示せず)が金属電極8上に形成
される。
【0024】次に、カバープレート10は、セラミック
ス材料で形成された前部プレート10aと樹脂で成形さ
れた後部プレート10bとから構成されている。ここ
で、前部プレート10aは隔壁6の変形のための剛性が
必要であるので、セラミックス材料で形成し、後部プレ
ート10bは剛性が必要でないので、加工性に優れ、且
つコストが低い材料で形成すればよい。その後部プレー
ト10bには、インク導入口22及びマニホールド21
が形成されている。
【0025】そして、圧電セラミックスプレート2の溝
3加工側の面とカバープレート10のインク導入口22
形成側の面とがエポキシ系接着剤20(図5)によって
接着される。従って、インク噴射装置1には、溝3の上
面が覆われて、インク導入口22を介してマニホールド
21と連通する噴射チャンネルとしてのインク室4及び
マニホールド21と連通しない非噴射領域としての空気
室27(図5)が構成される。尚、インク室4は浅溝7
aが形成された溝3に対応しており、空気室27は浅溝
7bが形成された溝3に対応している。インク室4及び
空気室27は長方形断面の細長い形状であり、全てのイ
ンク室4内はインクが充填され、空気室27は空気が充
填される領域である。尚、浅溝7aからインク室4内の
インクが漏れないように、浅溝7とカバープレートの後
部プレート10bの接合部付近には、図示しないエポキ
シ系の接着剤などが設けられている。
【0026】圧電セラミックスプレート2及びカバープ
レート10の端面に、各インク室4の位置に対応した位
置にノズル12が設けられたノズルプレート14が接着
されている。このノズルプレート14は、ポリアルキレ
ン(例えばエチレン)テレフタレート、ポリイミド、ポ
リエーテルイミド、ポリエーテルケトン、ポリエーテル
スルホン、ポリカーボネイト、酢酸セルロース等のプラ
スチックによって形成されている。
【0027】そして、浅溝7aの金属電極9には、フレ
キシブルプリント基板23のパターン24が接続され、
平面部16の金属電極17には、フレキシブルプリント
基板23のパターン25が接続されている。パターン2
4には、後述する制御部から電圧が印加され、パターン
25は接地される。そのフレキシブルプリント基板23
のパターン24、25は、制御部に接続されたリジット
基板(図示せず)に接続される。
【0028】次に、制御部のブロック図を示す図4によ
って、制御部の構成を説明する。フレキシブルプリント
基板23に設けられた導電層のパターン24、25は前
記リジット基板を介して各々個々にLSIチップ51に
接続され、クロックライン52、データライン53、電
圧ライン54及びアースライン55もLSIチップ51
に接続されている。LSIチップ51は、クロックライ
ン52から供給された連続するクロックパルスに基づい
て、データライン53上に現れるデータから、どのノズ
ル12からインク滴の噴射を行うべきかを判断し、駆動
するインク室4内の金属電極8に導通する導電層のパタ
ーン24に、電圧ライン54の電圧Vを印加する。ま
た、駆動するインク室4以外の金属電極8に導通する導
電層のパターン24及び空気室27の金属電極8に導通
するパターン25をアースライン55に接続する。
【0029】次に、本実施例のインク噴射装置1の動作
を説明する。図5(b)のインク室4bからインク滴を
噴射するために、当該インク室4bに対し電圧パルスを
与える(ここで、あるインク室4に対して電圧を与える
ことは、そのインク室4に面する金属電極8に電圧を印
加し、指示しないインク室4に面する金属電極8及び空
気室27の金属電極8を接地することを言う)。する
と、隔壁6bには矢印13b方向の電界が発生し、隔壁
6cには矢印13c方向の電界が発生し、隔壁6bと6
cとが互いに離れるように動く。インク室4bの容積が
増えて、ノズル12付近を含むインク室4b内の圧力が
減少する。この状態をL/aで示される時間だけ維持す
る。すると、その間図示しないインク供給源からマニホ
ールド21、インク導入口22を介してインクが供給さ
れる。なお、上記L/aは、インク室4内の圧力波が、
インク室4の長手方向(インク導入口22からノズルプ
レート14まで、またはその逆)に対して、片道伝播す
るに必要な時間であり、インク室4の長さLとインク中
での音速aによって決まる。
【0030】圧力波の伝播理論によると、前記の立ち上
げからちょうどL/aの時間経つとインク室4b内の圧
力が逆転し、正の圧力に転じるが、このタイミングに合
わせてインク室4bに印加されている電圧を0Vに戻
す。すると、隔壁6bと6cは変形前の状態(図5
(a))に戻り、インクに圧力が加えられる。その時、
前記正に転じた圧力と、隔壁6b、6cが変形前の状態
に戻って発生した圧力とがたし合わされ、比較的高い圧
力がインク室4b内のインクに与えられて、インク滴が
ノズル12から噴出される。
【0031】また、前記実施例においては、まず駆動電
圧をインク室4bの容積が増加する方向に印加し、次に
駆動電圧の印加を停止しインク室4bの容積を自然状態
に減少してインク室4bからインク滴を噴射していた
が、まず駆動電圧をインク室4bの容積が減少するよう
に印加してインク室4bからインク滴を噴射し、次に駆
動電圧の印加を停止してインク室4bの容積を前記減少
状態から自然状態へと増加させてインク室4b内にイン
クを供給してもよい。
【0032】上述したように、本実施例のインク噴射装
置1では、一枚の圧電セラミックスプレート2に、溝3
が切削加工されて隔壁6が形成され、カバープレート1
0が隔壁6の天頂部に接着剤20によって接着されてイ
ンク室4及び空気室27が形成されるので、インク噴射
装置1の組み立てが容易に行われ、大量生産性に優れ
る。また、隔壁6の接着部が一カ所であるので、接着部
でのエネルギー損失が小さい。更に、空気室27には、
空気が充填されているので、隔壁6の変形がしやすく、
電圧が低くてよい。
【0033】また、本実施例では、カバープレート10
の後部プレート10bに、インク室4にのみ連通するイ
ンク導入口22が形成されているので、空気室27にイ
ンクが供給されることがない。このため、インク室4b
からインク滴を噴射するための隔壁6b、6cの変形
が、他のインク室4a、4c等に影響を及ぼすことがな
い。従って、各インク室4から良好にインク滴が噴射さ
れ、印字品質がよい。
【0034】尚、前記実施例では、カバープレート10
の後部プレート10bに、インク室4にのみ連通するイ
ンク導入口22が形成されていたが、図6に示すよう
に、後部プレート10cにインク室4にのみ連通する切
り欠き30を設け、前部プレート10aに、後部プレー
ト10cの切り欠き30形成側の端面31を接着させて
もよい。また、前記実施例では、カバープレート10の
後部プレート10bは、樹脂で成形されていたが、複数
の貫通孔を狭ピッチで加工しやすい感光性ガラスで形成
してもよい。また、カバープレート10を前部プレート
10aと後部プレート10bとの2つの部材から構成し
ていたが、セラミックス材料などで1つの部材で形成し
てもよい。
【0035】更に、本実施例のインク噴射装置1では、
インク室4の浅溝7aの金属電極9が切断溝18によっ
て個々に電気的に独立し、空気室27の全ての金属電極
8が浅溝7bの金属電極9及び平面部16の金属電極1
7によって電気的に接続されているので、全ての空気室
27の金属電極8を接地するための電気的コネクトが少
なくとも一カ所で接続することができる。従って、LS
Iチップ51に接続するためのフレキシブルプリント基
板23のパターン24、25との接続が容易である。
【0036】尚、本実施例では、金属電極8、9、17
形成した後に、切断溝18が加工されていたが、図7に
示すように、浅溝7aの長さを浅溝7bの長さより短く
加工し、浅溝7aと平面部16との間の中間部28を設
け、その中間部28に金属電極を設けず、インク室4の
浅溝7aの金属電極9を電気的に独立し、空気室27の
浅溝7bの金属電極9を金属電極17によって電気的に
全て接続するようにしてもよい。この場合、浅溝7a、
7bの深さは同じであってもよい。このようにしても、
全ての空気室27の金属電極8を接地するための電気的
コネクトが少なくとも一カ所で接続することができ、L
SIチップ51に接続するためのフレキシブルプリント
基板23のパターン24、25との接続が容易である。
【0037】そして、溝3及び浅溝7a、7bの加工方
法は、図8に示すように、圧電セラミックスプレート2
の二枚分の大きさの圧電セラミックス材料のプレート
に、まず図中右側から矢印B方向に、複数のダイアモン
ドブレードを移動させて、平面部16及び中間部28を
残してプレートに浅溝7aを加工し、移動するにしたが
って、深さを深くして溝3を加工し、深さを浅くしてプ
レートの左側に浅溝7bを加工し、平面部16を残す。
そして、図中左側から矢印A方向に、前に加工した溝3
の間を通るように複数のダイアモンドブレードを移動さ
せて、同様に平面部16及び中間部28を残し、浅溝7
a、溝3、浅溝7bを加工し、平面部16を残す。そし
て、プレートの中央(一点鎖線で示す)で、切断して2
つの圧電セラミックスプレート2が形成される。尚、1
枚のダイヤモンドブレードによって溝加工してもよい。
【0038】また、図9に示すように、圧電セラミック
スプレート2の一端面15側に、浅溝7bと同じ深さの
切欠溝29を設け、その後、溝3に金属電極8、浅溝7
に金属電極9、切欠溝29に金属電極を形成して、イン
ク室4の浅溝7aの金属電極9を電気的に独立し、空気
室27の浅溝7bの金属電極9を切欠溝29の金属電極
によって電気的に全て接続されるようにしてもよい。こ
のようにしても、全ての空気室27の金属電極8を接地
するための電気的コネクトが少なくとも一カ所で接続す
ることができ、LSIチップ51に接続するためのフレ
キシブルプリント基板23のパターン24、25との接
続が容易である。また、フレキシブルプリント基板23
のパターン24、25を覆う被覆部材が前記平面部16
(図1)に当たって、浅溝7aの金属電極9とパターン
24との接続が不良となるおそれがない。尚、切欠溝2
9の深さは、浅溝7aの深さより深ければ、浅溝7bの
深さと同一でなくてもよい。
【0039】尚、図2、図7、図9に示す電気的接続の
構成では、全浅溝7bを電気的に接続するための金属電
極が圧電セラミックスプレート2に形成されたいたが、
その金属電極を設けずに、フレキシブルプリント基板2
3に全浅溝7bを電気的に接続するためのパターンを設
けてもよい。
【0040】また、空気室27の幅をインク室4の幅よ
り小さくすることによって、圧電セラミックスプレート
2の幅を小さくすることができる。
【0041】本実施例では、圧電セラミックスプレート
2の片面に溝3を形成していたが、圧電セラミックスプ
レートの厚さを厚くして両面に溝を形成して、インク室
及び空気室を設けてもよい。
【0042】また、本実施例では、チタン酸ジルコン酸
鉛系(PZT)のセラミックス材料で圧電セラミックス
プレート2が形成されて、隔壁6を圧電すべり変形させ
ていたが、圧電セラミックスプレートをチタン酸鉛系
(PT)のセラミックス材料で形成し、隔壁を圧電縦変
形させてインクを噴射させてもよい。
【0043】また、本実施例では、溝3が形成された圧
電セラミックスプレート2にカバープレート10を接着
して、インク室4及び空気室27を構成していたが、字
ぞが形成された2枚の圧電セラミックスプレートを互い
の隔壁の天頂部を接着させる構成としてもよい。また、
従来の構成にも、本発明を用いることができる。
【0044】なお、請求項中の第一電極は、実施例の溝
3を形成する隔壁6の両側面に形成された金属電極8に
対応し、第二電極は、浅溝部7aに形成された金属電極
9に対応し、第三電極は、浅溝部7bに形成された金属
電極9に対応し、第四電極は、平面部16に形成された
金属電極17または切欠溝29に形成された金属電極に
対応する。
【0045】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、請
求項1のインク噴射装置によれば、隔壁両側の溝の長さ
を、相互に異ならせて、第二電極と第三電極とを、溝の
長さ方向に異ならせて配置し、複数の溝の1つおきに位
置する第二電極(9)に個別に接続するパターン(2
4)とその第二電極(9)から前記溝の長さ方向に離れ
位置第三電極(9)に接続するパターン(25)と
で制御部に接続することで、第二電極(9)に個別に接
続するパターン(24)のピッチを広くでき、制御部へ
の電気的接続が容易となる。
【0046】請求項2のインク噴射装置によれば、隔壁
両側の溝の長さを、相互に異ならせ、長い方の溝の第一
電極に接続した第三電極を全て第四電極に電気的に接続
し、短い方の溝内の第二電極と、第四電極とを、溝の長
さ方向に異ならせて配置し、第二電極と第四電極とをそ
れぞれ制御部に接続することで、共通側電極を接続する
ための電気的コネクトが少なくとも一カ所となり、電気
的コネクト数が少なくなって、制御部への電気的接続が
容易となる。
【0047】また請求項3のインク噴射装置によれば、
複数の第三電極(9)を全て第四電極(14)に接続
し、第二電極と第四電極とを、溝の長さ方向に異ならせ
て配置するとともにその溝の深さ方向にも高さを異なら
せて配置し、第二電極(9)に個別に接続するパターン
(24)と第四電極(17)に接続するパターン(2
5)とで制御部に接続することで、共通側電極を接続す
るための電気的コネクトが少なくとも一カ所となり、電
気的コネクト数が少なくなって、制御部への電気的接続
が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例のインク噴射装置を示す斜
視図である。
【図2】第一実施例のインク噴射装置の断面図である。
【図3】第一実施例のインク噴射装置の平面図である。
【図4】第一実施例のインク噴射装置の制御部を示すブ
ロック図である。
【図5】第一実施例のインク噴射装置の動作を示す説明
図である。
【図6】第一実施例のインク噴射装置の他のカバープレ
ートを示す説明図である。
【図7】第一実施例のインク噴射装置の他の電極接続方
法を示す説明図である。
【図8】図7のインク噴射装置の圧電セラミックスプレ
ートの加工を示す説明図である。
【図9】第一実施例のインク噴射装置の更に他の電極接
続方法を示す説明図である。
【図10】従来例のインク噴射装置を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 インク噴射装置 2 圧電セラミックスプレート 3 溝 4 インク室 5 分極方向 6 隔壁 8 金属電極 10 カバープレート 10a 前部プレート 10b 後部プレート 10c 後部プレート 21 マニホールド 22 インク導入口 30 切り欠き

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分極された圧電セラミックスで少なくと
    も一部が形成された複数の隔壁と、 それら隔壁によって両側を形成された複数の溝と、 前記隔壁の両側にそれぞれ設けられ電圧が印加されて
    その隔壁を変形させる電界を発生させる複数対の第一電
    極(8)と、 前記隔壁の両側面の一対の第一電極(8)の一方に
    々に接続された複数の第二電極(9)及び他方に個々に
    接続され前記第二電極(9)とは独立した複数の第三電
    極(9)とを有し、 その第二電極(9)及び第三電極(9)を制御部に接続
    するインク噴射装置において、 前記隔壁を介して隣接する前記溝の長さを、相互に異な
    らせて形成し、前記溝を、前記第一電極(8)が位置してその第一電極
    (8)に印加した電圧によって変形可能な隔壁部分によ
    り形成される第一部分と、その部分に連続して変形しな
    い隔壁部分により形成される第二部分とから構成すると
    ともに、 隣接する一方の前記溝の第二部分内に前記第二
    電極(9)を、他方の溝の第二部分内に前記第三電極
    (9)をそれぞれ形成し、前記第二電極(9)の端部に
    電極のない部分(18)を形成して前記第二電極(9)
    と第三電極(9)の各端部を前記溝の長さ方向に異なら
    せて配置し、 前記複数の溝の1つおきに位置する前記第二電極(9)
    に個別に接続するパターン(24)とその第二電極
    (9)から前記溝の長さ方向に離れた位置前記第三電
    極(9)に接続するパターン(25)とで前記第二電極
    (9)及び第三電極(9)を前記制御部に接続すること
    を特徴とするインク噴射装置。
  2. 【請求項2】 分極された圧電素子で少なくとも一部が
    形成された複数の隔壁と、 それら隔壁によって両側を形成された複数の溝と、 前記隔壁の両側にそれぞれ設けられ電圧が印加されて
    その隔壁を変形させる電界を発生させる複数対の第一電
    極(8)と、 前記隔壁の両側面の一対の第一電極(8)の一方に
    々に接続された複数の第二電極(9)及び他方に個々に
    接続され前記第二電極(9)とは独立した複数の第三電
    極(9)とを有し、 その第二電極(9)及び第三電極(9)を制御部に接続
    するインク噴射装置において、 前記隔壁を介して隣接する溝の長さを、相互に異ならせ
    て形成し、前記溝を、前記第一電極(8)が位置してその第一電極
    (8)に印加した電圧によって変形可能な隔壁部分によ
    り形成される第一部分と、その部分に連続して変形しな
    い隔壁部分により形成される第二部分とから構成すると
    ともに、隣接する短い方の前記溝の第二部分内に前記第
    二電極(9)を、 長い方の前記の第二部分内に前記第
    三電極(9)をそれぞれ形成し、 前記第三電極(9)を全て電気的に接続する第四電極
    (17)を設け、短い方の溝内の前記第二電極と、前記
    第四電極とを、前記溝の長さ方向に異ならせて配置し、 前記第二電極(9)に個別に接続するパターン(24)
    と前記第四電極(17)に接続するパターン(25)と
    前記第二電極(9)及び第四電極(17)を前記制御
    部に接続することを特徴とするインク噴射装置。
  3. 【請求項3】 分極された圧電素子で少なくとも一部が
    形成された複数の隔壁と、 それら隔壁によって両側を形成された複数の溝と、 前記隔壁の両側にそれぞれ設けられ電圧が印加されて
    その隔壁を変形させる電界を発生させる複数対の第一電
    極(8)と、 前記隔壁の両側面の一対の第一電極(8)の一方に
    々に接続された複数の第二電極(9)及び他方に個々に
    接続され前記第二電極(9)とは独立した複数の第三電
    極(9)とを有し、 その第二電極(9)及び第三電極(9)を制御部に接続
    するインク噴射装置において、 前記第二電極(9)及び第三電極(9)を、それぞれ一
    端において前記隔壁の一方の側面の第一電極(8)に個
    々に接続し、他端において前記第一電極(8)に印加し
    た電圧によって変形可能な前記隔壁部分の外の位置まで
    延ばし、 前記第三電極(9)の全てと電気的に接続する第四電極
    (17)を設け、 前記第二電極と前記第四電極とを、前記溝の長さ方向に
    異ならせて配置するとともにその溝の深さ方向にも高さ
    を異ならせて配置し、 前記第二電極(9)に個別に接続するパターン(24)
    と前記第四電極(17)に接続するパターン(25)と
    前記第二電極(9)及び第四電極(17)を前記制御
    部に接続することを特徴とするインク噴射装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の溝をカバープレートによって
    覆い、複数の溝を交互に噴射チャンネルと、非噴射領域
    とに形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載のインク噴射装置。
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