JP2002366129A - Vdtにおける作業時間制御方法および装置 - Google Patents

Vdtにおける作業時間制御方法および装置

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JP2002366129A
JP2002366129A JP2001177963A JP2001177963A JP2002366129A JP 2002366129 A JP2002366129 A JP 2002366129A JP 2001177963 A JP2001177963 A JP 2001177963A JP 2001177963 A JP2001177963 A JP 2001177963A JP 2002366129 A JP2002366129 A JP 2002366129A
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vdt
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JP2001177963A
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Shinkichi Kiyohara
信吉 清原
Yoshinori Kuroda
儀則 黒田
Kichihei Iwai
吉平 岩井
Tatsuo Koyama
達夫 小山
Makoto Arai
誠 荒井
Hidekazu Takahashi
英一 高橋
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】健康障害を効果的に防止することができるVD
Tにおける作業時間制御方法を供する。 【解決手段】VDTの電源投入後または入力後の時間を
計時し新たな入力でリセットとされて入力終了後再計時
する計時手段を備えたVDTにおける作業時間制御方法
において、前記計時手段の計時した経過時間の累積時間
を積算し、VDTのディスプレイにおける画像の変
化時間の累積時間tを積算し、各種入力装置の入力作
業の各作業時間の累積時間t,t,…をそれぞれ積
算し、前記計時手段の計時した経過時間の累積時間t
に係数aを乗算した時間と前記画像の変化時間の累積時
間tに係数bを乗算した時間と前記各入力作業の各作
業時間の累積時間t,t,…にそれぞれ係数c,
d,…を乗算した各時間とを加算した作業負荷時間tを
演算し、前記演算した作業負荷時間tが所定の規定時間
Tに達したときに警告を発するVDTにおける作業時間
制御方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業者がVDT
(Visual Display Terminal:視覚表示端末機)により
作業する作業時間を制御するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ端末のうちCRTや液晶デ
ィスプレイを備えたVDTは、特に昨今パソコン(パー
ソナルコンピュータ)として普及して職場で一般的に使
用されている。VDTを扱う場合、作業者はディスプレ
イを見ながらキーボードやマウスを操作するので、従来
の一般的なデスクワークと異なる特殊性を有する。
【0003】すなわち作業者は、作業中ディスプレイの
画像を凝視しながら作業することが多く、また職種によ
ってはキーボード操作が連続する等して、目や手、腕、
肩などへの負担が大きく、作業時間をうまく管理しない
と、眼精疲労や局部的な疲労が積み重なって体調を乱
し、種々の健康障害を起すことが認められてきた。
【0004】そこで実際にどの程度作業をしているか実
作業時間を監視し、警告表示する方法(特開平10−3
40146号公報)が提案されている。同公報に記載さ
れたものは、パソコンに備えられたスクリーンセーバ機
能を利用して電源投入時からスクリーンセーバが働いて
休憩に入っている時間を差し引いて実作業時間の累積を
求めるもので、この累積加算実作業時間が規定時間に達
した場合に警告表示がなされるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】月当りの累積加算実作
業時間に基づいて健康管理するとしても、作業が月の前
半に偏ってしまって月の後半で累積加算実作業時間が規
定時間に達しないように調整するような管理状態となる
と、月前半に疲労が蓄積することになり月後半で疲労が
回復しないことがある。
【0006】したがって日々疲労ができるだけ残らない
ように作業時間を管理することが望ましい。一般的に作
業に熱中すると知らぬ間に長時間に亘って連続的に作業
を続けていることが多く、気づかないうちに疲労が溜ま
ることになる。
【0007】またVDTを扱う作業といっても、文章を
作成するのか図面を作成するのか等によっても疲労箇所
も疲労程度も異なるとともに、作業者によっても疲労に
個人差があり、年齢にも影響される。
【0008】本発明は斯かる点に鑑みなされたもので、
その目的とする処は、VDTの連続した作業による各作
業者の負荷状態を反映した作業負荷時間をそれぞれ演算
し、この作業負荷時間により各作業者にそれぞれ適した
作業管理を行うことで、健康障害を効果的に防止するこ
とができるVDTにおける作業時間制御方法を供する点
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用効果】上記目的を
達成するために、本請求項1記載の発明は、VDTの電
源投入後または入力後の時間を計時し新たな入力でリセ
ットとされて入力終了後再計時する計時手段を備えたV
DTにおける作業時間制御方法において、前記計時手段
の計時した経過時間の累積時間を積算し、VDTのディ
スプレイにおける画像の変化時間の累積時間を積算し、
各種入力装置の入力作業の各作業時間の累積時間をそれ
ぞれ積算し、前記計時手段の計時した経過時間の累積時
間に係数を乗算した時間と前記画像の変化時間の累積時
間に係数を乗算した時間と前記各入力作業の各作業時間
の累積時間にそれぞれ係数を乗算した各時間とを加算し
た作業負荷時間を演算し、前記演算した作業負荷時間が
所定の規定時間に達したときに警告を発するVDTにお
ける作業時間制御方法とした。
【0010】計時手段の計時した経過時間の累積時間に
係数を乗算した時間と画像の変化時間の累積時間に係数
を乗算した時間と各入力作業の各作業時間の累積時間に
それぞれ係数を乗算した各時間とを加算した作業負荷時
間を演算するので、各作業者によって各係数を適正に決
めることで、各作業者の負荷状態を反映した作業負荷時
間を演算することができ、この作業負荷時間が所定の規
定時間に達したときに警告を発するため、各作業者にそ
れぞれ適した作業管理を1作業ごとに行うことができ、
健康障害を効果的に防止することができる。
【0011】請求項2記載の発明は、スクリーンセーバ
機能を備えたVDTにおける作業時間制御方法におい
て、スクリーンセーバの作動開始待ち経過時間の累積時
間を積算し、VDTのディスプレイにおける画像の変化
時間の累積時間を積算し、各種入力装置の入力作業の各
作業時間の累積時間をそれぞれ積算し、前記スクリーン
セーバの作動開始待ち経過時間の累積時間に係数を乗算
した時間と前記画像の変化時間の累積時間に係数を乗算
した時間と前記各入力作業の各作業時間の累積時間にそ
れぞれ係数を乗算した各時間とを加算した作業負荷時間
を演算し、前記演算した作業負荷時間が所定の規定時間
に達したときに警告を発するVDTにおける作業時間制
御方法である。
【0012】スクリーンセーバ機能を利用してその作動
開始待ち経過時間の累積時間に係数を乗算した時間と画
像の変化時間の累積時間に係数を乗算した時間と各入力
作業の各作業時間の累積時間にそれぞれ係数を乗算した
各時間とを加算した作業負荷時間を演算するので、作業
の種類や作業者の作業能力などによって各係数を適正に
決めることで、各作業者の負荷状態を反映した作業負荷
時間を演算することができ、この作業負荷時間が所定の
規定時間に達したときに警告を発するため、各作業者に
それぞれ適した作業管理を1作業ごとに行うことがで
き、健康障害を効果的に防止することができる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載のV
DTにおける作業時間制御方法において、前記警告が前
記スクリーンセーバを作動させることであることを特徴
とする。
【0014】操作入力を続けている最中にスクリーンセ
ーバが作動したようなときは、作業負荷時間が所定の規
定時間に達したための警告であり、作業に熱中して知ら
ぬ間に長時間に亘って連続的に作業を続けていることを
スクリーンセーバを作動して警告して休憩を強制し、健
康障害を起こすのを未然に防止することができる。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1または請
求項2記載のVDTにおける作業時間制御方法におい
て、VDTの電源投入後および前記警告後に前記各累積
時間は初期化されることを特徴とする。
【0016】VDTの電源投入後および警告後に各累積
時間は初期化されるので、連続した1作業ごとに各累積
時間の積算が行われ、作業者の疲労が蓄積するのを各作
業ごとに防止することができる。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項1または請
求項2記載のVDTにおける作業時間制御方法におい
て、前記各係数が、作業者の作業能力および作業形態に
応じて決定される係数であることを特徴とする。
【0018】各累積時間に乗算する係数が、作業者の作
業能力および作業形態に応じて決定されるので、各作業
者の負荷状態を適正に反映した作業負荷時間を演算する
ことができ、各作業者に適した作業管理が実施でき健康
障害を効果的に防止することができる。
【0019】請求項6記載の発明は、VDTにおける作
業制御装置おいて、VDTの電源投入後または入力後の
時間を計時し新たな入力でリセットとされて入力終了後
再計時する計時手段と、前記計時手段の計時した経過時
間の累積時間を積算する経過時間積算手段と、VDTの
ディスプレイにおける画像の変化時間の累積時間を積算
する画像変化時間積算手段と、各種入力作業の各作業時
間の累積時間を積算する各入力作業時間積算手段と、前
記経過時間積算手段,前記画像変化時間積算手段および
前記各入力作業時間積算手段がそれぞれ積算した各累積
時間にそれぞれ係数を乗算した各時間を加算した作業負
荷時間を演算する作業負荷時間演算手段と、前記作業負
荷時間が所定の規定時間に達したときに警告を発する警
告手段とを備えたVDTにおける作業時間制御装置であ
る。
【0020】作業負荷時間演算手段により各積算手段が
積算した累積時間にそれぞれ係数を乗算した各時間を加
算して作業負荷時間が演算されるので、各作業者によっ
て各係数を適正に決めることで、各作業者の負荷状態を
反映した作業負荷時間を演算することができ、この作業
負荷時間が所定の規定時間に達したときに警告手段が警
告を発するため、各作業者にそれぞれ適した作業管理を
1作業ごとに行うことができ、健康障害を効果的に防止
することができる。
【0021】請求項7記載の発明は、スクリーンセーバ
機能を備えたVDTにおける作業制御装置おいて、VD
Tにおけるスクリーンセーバの作動開始待ち経過時間の
累積時間を積算するスクリーンセーバ待ち時間積算手段
と、VDTのディスプレイにおける画像の変化時間の累
積時間を積算する画像変化時間積算手段と、各種入力作
業の各作業時間の累積時間を積算する各入力作業時間積
算手段と、前記スクリーンセーバ待ち時間積算手段,前
記画像変化時間積算手段および前記各入力作業時間積算
手段がそれぞれ積算した各累積時間にそれぞれ係数を乗
算した各時間を加算した作業負荷時間を演算する作業負
荷時間演算手段と、前記作業負荷時間が所定の規定時間
に達したときに警告を発する警告手段とを備えたVDT
における作業時間制御装置である。
【0022】スクリーンセーバ機能を利用してその作動
開始待ち経過時間の累積時間に係数を乗算した時間と画
像の変化時間の累積時間に係数を乗算した時間と各入力
作業の各作業時間の累積時間にそれぞれ係数を乗算した
各時間とを加算した作業負荷時間を作業負荷時間演算手
段により演算するので、作業の種類や作業者の作業能力
などによって各係数を適正に決めることで、各作業者の
負荷状態を反映した作業負荷時間を演算することがで
き、この作業負荷時間が所定の規定時間に達したときに
警告を発するため、各作業者にそれぞれ適した作業管理
を1作業ごとに行うことができ、健康障害を効果的に防
止することができる。
【0023】請求項8記載の発明は、VDTにおけるス
クリーンセーバの作動開始待ち経過時間の累積時間t
を積算するスクリーンセーバ待ち時間積算手段と、カー
ソルの移動時間の累積時間tを積算するカーソル移動
時間積算手段と、キーボードの作動時間の累積時間t
を積算するキーボード作動時間積算手段と、マウスの作
動時間の累積時間tを積算するマウス作動時間積算手
段と、前記各累積時間t,t,t,tにそれぞ
れ係数a,b,c,dを乗算して加算した作業負荷時間
t(=a・t+b・t+c・t+d・t)を演算す
る作業負荷時間演算手段と、前記作業負荷時間tが所定
の規定時間Tに達したときに警告を発する警告手段とを
備えたVDTにおける作業時間制御装置である。
【0024】作業者がディスプレイの画像を見ながらキ
ーボードとマウスを操作して作業を行うVDTであり、
作業の種類や作業者の作業能力などによって各係数a,
b,c,dを適正に決めることで、各作業者の負荷状態
を反映した作業負荷時間tを演算することができ、この
作業負荷時間tが所定の規定時間Tに達したときに警告
を発するため、各作業者にそれぞれ適した作業管理を1
作業ごとに行うことができ、健康障害を効果的に防止す
ることができる。
【0025】請求項9記載の発明は、請求項7または請
求項8記載のVDTにおける作業時間制御装置におい
て、前記警告手段が前記スクリーンセーバを作動させて
警告するものであることを特徴とする。
【0026】操作入力を続けている最中にスクリーンセ
ーバが作動したようなときは、作業負荷時間が所定の規
定時間に達したための警告であり、作業に熱中して知ら
ぬ間に長時間に亘って連続的に作業を続けていることを
スクリーンセーバを作動して警告して休憩を強制し、健
康障害を起こすのを未然に防止することができる。
【0027】請求項10記載の発明は、請求項6から請
求項9までのいずれかの項記載のVDTにおける作業時
間制御装置において、VDTの電源投入後および前記警
告後に前記各積算手段は初期化されることを特徴とす
る。
【0028】VDTの電源投入後および警告後に各積算
手段は初期化されるので、連続した1作業ごとに各累積
時間の積算が行われ、作業者の疲労が蓄積するのを各作
業ごとに防止することができる。
【0029】請求項11記載の発明は、請求項6から請
求項10までのいずれかの項記載のVDTにおける作業
時間制御装置において、前記係数は、作業能力および作
業形態に応じて決定される係数であることを特徴とす
る。
【0030】各累積時間に乗算する係数が、作業者の作
業能力および作業形態に応じて決定されるので、各作業
者の負荷状態を適正に反映した作業負荷時間を演算する
ことができ、各作業者に適した作業管理が実施でき健康
障害を効果的に防止することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態に
ついて図1ないし図3に基づき説明する。VDT1の概
略構成図を図1に示す。コンピュータ2は、中央処理装
置CPU3がROM4に記憶されたプログラムに従い逐
次RAM5を使用して情報や演算処理を行っている。
【0032】CPU3には入力インターフェース6を介
してキーボード11,マウス12,タブレット13などの入力
操作装置からの操作指示信号が入力され、CPU3によ
って演算処理されて出力インターフェース7を介して出
力信号がCRTや液晶のディスプレイ15およびプリンタ
16などの出力装置に出力される。VDT1は、ディスプ
レイ15を見ながら作業を行う端末機である。
【0033】本VDT1の制御系の機能ブロック図を図
2に示す。本コンピュータ2は、スクリーンセーバ20の
機能を有し、入力が一定時間ないときはディスプレイ15
に様々な動きのある画像を表示して特にCRT15の蛍光
面の焼き付けを防止するとともに、画像を機密に保つよ
うにしている。
【0034】コンピュータ2は、このスクリーンセーバ
20のスクリーンセーバ待ち時間を計時するタイマーを利
用してスクリーンセーバ待ち経過時間の積算を行うスク
リーンセーバ待ち時間積算手段21を備えている。
【0035】スクリーンセーバ20のタイマー自体は、予
め設定された待ち時間に達しない前に新たな入力がある
と、リセットされて計時を新たに開始するが、スクリー
ンセーバ待ち時間積算手段21はリセットされるまでの経
過時間を逐次累積してスクリーンセーバの作動開始待ち
経過時間の累積時間tを積算する。
【0036】コンピュータ2は、前記スクリーンセーバ
待ち時間積算手段21を含め、カーソル移動時間積算手段
22,キーボード作動時間積算手段23,マウス作動時間積
算手段24の以上4つの積算手段を備えている。
【0037】カーソル移動時間積算手段22は、CRT15
の画面上で入力位置を示すカーソルの移動する時間を累
積して累積時間tを積算する。キーボード作動時間積
算手段23は、キーボード11を操作して作動させる時間を
累積して累積時間tを積算する。マウス作動時間積算
手段24は、マウス12を操作して作動させる時間を累積し
て累積時間tを積算する。
【0038】以上の積算手段21,22,23,24により算出
された累積時間t,t,t,tは作業負荷時間
演算手段25に入力され演算に供せられる。作業負荷時間
演算手段25は、次式に従って作業負荷時間tを演算す
る。 t=a・t+b・t+c・t+d・t
【0039】各累積時間t,t,t,tにそれ
ぞれ乗算されている係数a,b,c,dは、係数設定手段26
により作業者が自由に設定できる係数(正の値)であ
り、作業能力および作業形態に応じて決定されることに
なる。
【0040】例えばキーボード11の操作能力に優れ、通
常の作業者より2倍のスピードで入力できる作業者の場
合は、作業密度の濃い分疲労し易いと考えられるため累
積時間tの係数cに2を設定する。また細かい線が表
示された画像を見ながらマウス12を使って図を作成する
ような場合などは、累積時間t,t,の係数d,b
を1より大きい値に設定する。
【0041】a=b=c=d=1の場合の作業負荷時間t=
+t+t+tが、実際に作業をしている時間
と概ね考えられるが、作業能力および作業形態など作業
の内容から係数a,b,c,dをそれぞれ適正に決めること
で作業者の負荷状態(疲労の程度)を反映した作業負荷
時間tが演算される。
【0042】作業負荷時間tは、警告判断手段27により
監視される。すなわち警告判断手段27は、作業負荷時間
tを規定時間設定手段28により設定された規定時間Tと
比較し、作業負荷時間tが規定時間Tを超えると、スク
リーンセーバ20に作動信号を出力して休憩が必要である
ことをスクリーンセーバ20を作動させて警告する。
【0043】以上の制御系に基づく作業時間制御の動作
手順を図3に示す。VDT1の電源投入後またはスクリ
ーンセーバ20の作動終了後、スクリーンセーバ待ち時間
積算手段21,カーソル移動時間積算手段22,キーボード
作動時間積算手段23,マウス作動時間積算手段24の以上
4つの積算手段が初期化され、累積時間t,t,t
,t=0に設定されて計時および積算を開始する
(ステップ1)。
【0044】ステップ2では、係数を変更するか否かを
問われるので、変更する場合はステップ3に飛んで作業
能力および作業形態などに基づき係数a,b,c,dの値を
変更設定し、ステップ4に進む。
【0045】係数を変更しないときは、直接ステップ4
に進む。ステップ4でキーボード11またはマウス12によ
る何らかの入力操作があると、ステップ5で、作動時間
を計時しキーボード作動時間積算手段23やマウス作動時
間積算手段24により累積時間t,tが積算されると
ともにカーソルの移動時間も計時されカーソル移動時間
積算手段22による累積時間tが積算される。
【0046】スクリーンセーバ20の作動待ち時間の計時
は初期化されて再計時が始まるが、スクリーンセーバ待
ち時間積算手段21は、先に計時した待ち経過時間を累積
して累積時間tを積算する(ステップ5)。
【0047】次のステップ6では、以上の累積時間
,t,t,tおよび係数a,b,c,dから作業
負荷時間tが次式に従って演算される。 t=a・t+b・t+c・t+d・t
【0048】演算された作業負荷時間tを予め設定され
た規定時間T(標準的な時間例えば60分に決めておく)
と比較し(ステップ7)、作業負荷時間tが規定時間T
に達していなければ、ステップ8に進んで、この間にス
クリーンセーバが作動したか否かを判別し、作動してい
なければステップ4に戻り、ステップ4,5,6,7を
繰り返し、入力作業が連続して行われ、作業負荷時間t
の演算、規定時間Tとの比較が繰り返し行われる。
【0049】こうして演算された作業負荷時間tが規定
時間Tを越えると、ステップ7からステップ9に抜け、
スクリーンセーバ20を作動して警告を発し、ステップ1
に戻る。
【0050】したがって作業者は、操作入力を続けてい
る最中にスクリーンセーバ20が作動したようなときは、
作業負荷時間tが規定時間Tに達したための警告であ
り、作業に熱中して知らぬ間に長時間に亘って連続的に
作業を続けていることをスクリーンセーバ20を作動させ
て気付かせ、休憩を強制して健康障害を起こすのを未然
に防止することができる。
【0051】なお作業負荷時間tが規定時間Tに至る前
にスクリーンセーバ20が作動したときは、連続的な入力
操作が中断した状態となってスクリーンセーバ20の作動
待ち時間を経過してスクリーンセーバ20が作動したもの
で、この場合はステップ8からステップ1に戻る。
【0052】すなわち作業者が自ら連続的な入力操作を
意識的に中断したと考えられ、休憩をとったものとし
て、スクリーンセーバ作動終了後、積算手段が初期化さ
れ累積時間t,t,t,t=0に設定されて再
び計時および積算を開始する(ステップ1)。
【0053】作業者ごとに適応した係数a,b,c,d
を設定し各作業者の負荷状態を反映した作業負荷時間t
を演算し、この作業負荷時間tをもとに各作業者にそれ
ぞれ適した作業管理を1作業ごとに行うことができるの
で、健康障害を効果的に防止することができる。
【0054】以上の実施の形態では、スクリーンセーバ
20を作動させて警告していたが、休憩が必要である旨の
警告をディスプレイの画面に表示させたり、スピーカに
より音声や効果音で知らせるようにしてもよい。
【0055】またキーボード11やマウス12のほかにタブ
レット13等を入力装置として用いる場合には、その入力
作業時間の累積時間を算出して係数を乗算し作業負荷時
間tの要素として加算して作業負荷時間tを演算する。
【0056】なおVDTの電源投入後または入力後の時
間を計時し新たな入力でリセットとされて入力終了後再
計時する計時手段を備えれば、スクリーンセーバ機能を
有しなくとも、スクリーンセーバの作動開始待ち経過時
間の累積時間tに相当する累積時間を求めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】VDTの概略構成図である。
【図2】本VDTの制御系の機能ブロック図である。
【図3】制御系に基づく作業時間制御の動作手順を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1…VDT、2…コンピュータ、3…CPU、4…RO
M、5…RAM、6…入力インターフェース、7…出力
インターフェース、11…キーボード、12…マウス、13…
タブレット、15…ディスプレイ、16…プリンタ、20…ス
クリーンセーバ、21…スクリーンセーバ待ち時間積算手
段、22…カーソル移動時間積算手段、23…キーボード作
動時間積算手段、24…マウス作動時間積算手段、25…作
業負荷時間演算手段、26…係数設定手段、27…警告判断
手段、28…規定時間設定手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩井 吉平 東京都港区南青山2−1−1 本田技研工 業株式会社内 (72)発明者 小山 達夫 東京都港区南青山2−1−1 本田技研工 業株式会社内 (72)発明者 荒井 誠 東京都港区南青山2−1−1 本田技研工 業株式会社内 (72)発明者 高橋 英一 東京都港区南青山2−1−1 本田技研工 業株式会社内 Fターム(参考) 3E038 AA06 BA09 CB02 CC01 DA10 DB09 5C025 BA18 BA30 CA09 CB07 DA10 5C082 BA12 BD01 BD02 CA76 CB01 MM08

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 VDTの電源投入後または入力後の時間
    を計時し新たな入力でリセットとされて入力終了後再計
    時する計時手段を備えたVDTにおける作業時間制御方
    法において、 前記計時手段の計時した経過時間の累積時間を積算し、 VDTのディスプレイにおける画像の変化時間の累積時
    間を積算し、 各種入力装置の入力作業の各作業時間の累積時間をそれ
    ぞれ積算し、 前記計時手段の計時した経過時間の累積時間に係数を乗
    算した時間と前記画像の変化時間の累積時間に係数を乗
    算した時間と前記各入力作業の各作業時間の累積時間に
    それぞれ係数を乗算した各時間とを加算した作業負荷時
    間を演算し、 前記演算した作業負荷時間が所定の規定時間に達したと
    きに警告を発することを特徴とするVDTにおける作業
    時間制御方法。
  2. 【請求項2】 スクリーンセーバ機能を備えたVDTに
    おける作業時間制御方法において、 スクリーンセーバの作動開始待ち経過時間の累積時間を
    積算し、 VDTのディスプレイにおける画像の変化時間の累積時
    間を積算し、 各種入力装置の入力作業の各作業時間の累積時間をそれ
    ぞれ積算し、 前記スクリーンセーバの作動開始待ち経過時間の累積時
    間に係数を乗算した時間と前記画像の変化時間の累積時
    間に係数を乗算した時間と前記各入力作業の各作業時間
    の累積時間にそれぞれ係数を乗算した各時間とを加算し
    た作業負荷時間を演算し、 前記演算した作業負荷時間が所定の規定時間に達したと
    きに警告を発することを特徴とするVDTにおける作業
    時間制御方法。
  3. 【請求項3】 前記警告は前記スクリーンセーバを作動
    させることであることを特徴とする請求項2記載のVD
    Tにおける作業時間制御方法。
  4. 【請求項4】 VDTの電源投入後および前記警告後に
    前記各累積時間は初期化されることを特徴とする請求項
    1または請求項2記載のVDTにおける作業時間制御方
    法。
  5. 【請求項5】 前記各係数は、作業者の作業能力および
    作業形態に応じて決定される係数であることを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載のVDTにおける作業時
    間制御方法。
  6. 【請求項6】 VDTにおける作業制御装置おいて、 VDTの電源投入後または入力後の時間を計時し新たな
    入力でリセットとされて入力終了後再計時する計時手段
    と、 前記計時手段の計時した経過時間の累積時間を積算する
    経過時間積算手段と、VDTのディスプレイにおける画
    像の変化時間の累積時間を積算する画像変化時間積算手
    段と、 各種入力作業の各作業時間の累積時間を積算する各入力
    作業時間積算手段と、 前記経過時間積算手段,前記画像変化時間積算手段およ
    び前記各入力作業時間積算手段がそれぞれ積算した各累
    積時間にそれぞれ係数を乗算した各時間を加算した作業
    負荷時間を演算する作業負荷時間演算手段と、 前記作業負荷時間が所定の規定時間に達したときに警告
    を発する警告手段とを備えたことを特徴とするVDTに
    おける作業時間制御装置。
  7. 【請求項7】 スクリーンセーバ機能を備えたVDTに
    おける作業制御装置おいて、 VDTにおけるスクリーンセーバの作動開始待ち経過時
    間の累積時間を積算するスクリーンセーバ待ち時間積算
    手段と、 VDTのディスプレイにおける画像の変化時間の累積時
    間を積算する画像変化時間積算手段と、 各種入力作業の各作業時間の累積時間を積算する各入力
    作業時間積算手段と、 前記スクリーンセーバ待ち時間積算手段,前記画像変化
    時間積算手段および前記各入力作業時間積算手段がそれ
    ぞれ積算した各累積時間にそれぞれ係数を乗算した各時
    間を加算した作業負荷時間を演算する作業負荷時間演算
    手段と、 前記作業負荷時間が所定の規定時間に達したときに警告
    を発する警告手段とを備えたことを特徴とするVDTに
    おける作業時間制御装置。
  8. 【請求項8】 VDTにおけるスクリーンセーバの作動
    開始待ち経過時間の累積時間tを積算するスクリーン
    セーバ待ち時間積算手段と、 カーソルの移動時間の累積時間tを積算するカーソル
    移動時間積算手段と、 キーボードの作動時間の累積時間tを積算するキーボ
    ード作動時間積算手段と、 マウスの作動時間の累積時間tを積算するマウス作動
    時間積算手段と、 前記各累積時間t,t,t,tにそれぞれ係数
    a,b,c,dを乗算して加算した作業負荷時間t(=
    a・t+b・t+c・t+d・t)を演算する作業
    負荷時間演算手段と、 前記作業負荷時間tが所定の規定時間Tに達したときに
    警告を発する警告手段とを備えたことを特徴とするVD
    Tにおける作業時間制御装置。
  9. 【請求項9】 前記警告手段は前記スクリーンセーバを
    作動させて警告するものであることを特徴とする請求項
    7または請求項8記載のVDTにおける作業時間制御装
    置。
  10. 【請求項10】 VDTの電源投入後および前記警告後
    に前記各積算手段は初期化されることを特徴とする請求
    項6から請求項9までのいずれかの項記載のVDTにお
    ける作業時間制御装置。
  11. 【請求項11】 前記係数は、作業能力および作業形態
    に応じて決定される係数であることを特徴とする請求項
    6から請求項10までのいずれかの項記載のVDTにお
    ける作業時間制御装置。
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