JP2002365516A - カメラ及びカメラ用ユニット - Google Patents

カメラ及びカメラ用ユニット

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JP2002365516A JP2002027709A JP2002027709A JP2002365516A JP 2002365516 A JP2002365516 A JP 2002365516A JP 2002027709 A JP2002027709 A JP 2002027709A JP 2002027709 A JP2002027709 A JP 2002027709A JP 2002365516 A JP2002365516 A JP 2002365516A
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  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縮小系画像と拡大系画像の双方を撮像するに
適したカメラを提供する。 【解決手段】 カメラは、CCD15を内蔵したケース
本体11と鏡筒12とを備えている。鏡筒12の内側に
は、その内部に対物レンズ40が固定された当接体20
が嵌挿され、外側には、回転可能とされた操作体30が
嵌められている。当接体20は、操作体30を回転させ
ると、光軸Kに沿って前後動する。使用者は、操作体3
0を適宜に回動させて当接体20を前後動させること
で、対物レンズ20を前後動させて、縮小系画像、拡大
系画像のいずれかを撮像する。縮小系画像を撮像すると
きは、当接体20が鏡筒12に収納される。拡大系画像
を撮像するときは、当接体20が鏡筒から突出する。こ
のときの当接体20の先端位置は、その中心に対物レン
ズ40の焦点が合うような位置とされる。拡大画像の撮
像時、使用者は、当接体20の先端を撮像対象物に当接
させた状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縮小系画像と拡大
系画像の双方を撮像することのできるカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なカメラは、撮像対象物からの像
光を、対物レンズを介して、例えばフィルムやCCDな
どの撮像手段に導くように構成されており、撮像手段で
その像光による何らかの反応を生じさせることで、撮像
対象物の像を捉えるようになっている。撮像される画像
の種類、方式には様々なものがあり、その分類の仕方も
様々である。撮像される画像の分類の一つに、以下のよ
うなものがある。即ち、縮小系画像と拡大系画像であ
る。縮小系画像とは、撮像手段(例えばCCD)の撮像
面よりも大きなものをその撮像手段の中に縮小して写り
込ませることで得られる画像をいい、例えば、人物や景
色を撮像して得られる通常の画像がこれに当たる。他
方、拡大系画像とは、撮像手段(例えばCCD)の撮像
面よりも小さなものをその撮像手段の中に拡大して写り
込ませることで得られる画像をいい、例えば、細い繊維
や人の肌の微小部分などを拡大して撮像することにより
得られた画像がこれに当たる。
【0003】ところで、従来のカメラは、縮小系画像と
拡大系画像の一方を撮像することに特化したものとなっ
ている。理論的には、対物レンズから撮像手段の距離
と、対物レンズから撮像対象物の距離とを、所定の関係
下で変化させることで、縮小系画像と拡大系画像の双方
を撮像することは可能である。しかしながら、このよう
な装置は実用化されていないのが現状である。これは、
主として以下のような理由によるものと考えられる。拡
大系画像の撮像では、当然に撮像範囲が狭くなる。従っ
て、拡大系画像の撮像を行う場合には、撮像対象物をそ
の狭い撮像範囲内に入れておくのが困難になりがちであ
る。そのため、拡大系画像を撮像するためのカメラは、
ビデオ顕微鏡などに見られるように、撮像対象物と撮像
手段との相対位置を固定するための構成を備えるのが通
常である。しかしながら、かかる構成は、縮小系画像の
撮像を行う場合には不要であり、そればかりか、縮小系
画像の撮像を行う際には却って邪魔になり兼ねない。つ
まり、縮小系画像撮像用のカメラと拡大系画像のカメラ
は、求められる構成が相違するので、これら両画像撮像
のための機能を一つのカメラに持たせるのは困難なので
ある。また、このような構成上の理由に加え、縮小系画
像と拡大系画像の用途や需要者層が必ずしも一致しない
という事情もある。つまり、縮小系画像と拡大系画像の
画像の双方の撮像を一つのカメラで行うことについての
需要が、少なくとも今までは多くはなかったのである。
これらの事情により、縮小系画像と拡大系画像双方の撮
像を行えるカメラの開発は進んでいない。
【0004】しかしながら、例えば、人の全身について
の縮小系画像と、肌の一部についての拡大系画像とを一
台のカメラで撮像可能であれば、肌上にできた病変につ
いての拡大系画像と、その病変の位置を示す全身像につ
いての縮小系画像との双方を撮像するなどして、病変の
様子と身体における位置を同時に把握することを可能と
することができる。また、ある製品中の傷を撮像して傷
の拡大系画像を得ると共に、その製品の全体像を撮像し
て当該製品の全体像を得るといったことにより、その傷
の詳細と製品中の位置の特定とを同時に行えるようにな
る。つまり、縮小系画像と拡大系画像の双方を撮像でき
るカメラは、需要がなかったというわけではなく、その
有用性のアピールが十分になされていなかったと考えら
れるのである。それだけに、その有用性が認められれ
ば、上記両画像を撮像できるカメラは、新たな需要を喚
起できるものになると考えられる。また、縮小系画像と
拡大系画像の撮像の双方を行えるカメラが存在すれば、
今までのカメラではユーザに与えられなかった娯楽性を
ユーザに与えられるようになる場合もある。従って、こ
のようなカメラが存在すれば、新規な娯楽性による新規
な需要の喚起も期待できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みてなされたものであり、縮小系画像と拡大系
画像の双方を撮像するに適したカメラの提供をその目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めの本発明として、本願発明者は、カメラとカメラ用ユ
ニットを提案する。
【0007】本発明によるカメラは、対物レンズと、該
対物レンズを介して撮像対象物からの像光が導かれるよ
うにされていると共に、該像光による撮像を行う撮像手
段と、を備えてなるカメラを基本とする。そして、その
対物レンズは、前記撮像手段で撮像される画像が縮小系
画像となる第1範囲、前記撮像手段で撮像される画像が
拡大系画像となる第2範囲に少なくとも位置することが
できるようにして、前記像光が導かれる光軸上を移動可
能とされている。このカメラは、また、前記対物レンズ
が前記第2範囲にあるときに、その先端を前記撮像対象
物に当接させて使用されるものであり、前記撮像対象物
と前記対物レンズとの距離を、前記対物レンズの焦点が
撮像対象物の撮像範囲に合う範囲内に保つに寄与するも
のであり、且つ前記第1範囲にある対物レンズの視野外
に位置するようにされた位置決め補助手段を備えてい
る。本発明のカメラは、対物レンズと、撮像手段とを収
納するケースを備えていてもよい。この場合、上述の位
置決め補助手段は、第1範囲にある対物レンズの視野外
に位置するようにしながら、ケースに取付けられてい
る。
【0008】これらカメラにおける対物レンズは、上述
の通り、撮像手段で撮像される画像が縮小系画像となる
第1範囲、前記撮像手段で撮像される画像が拡大系画像
となる第2範囲に位置することができるように、像光が
導かれる光軸上を移動可能とされている。従って、これ
らカメラは、縮小系画像と拡大系画像の双方を撮像でき
るようになっている。これらカメラは、また、位置決め
補助手段を備えている。この位置決め補助手段は、対物
レンズが前記第2範囲にあるときに、その先端を撮像対
象物に当接させて使用されるものである。位置決め補助
手段は、また、その使用時に、前記撮像対象物と前記対
物レンズとの距離を、対物レンズの焦点が撮像対象物の
撮像範囲に合う範囲内に保つに寄与するものである。こ
の位置決め補助手段の存在により、このカメラによる拡
大系画像の撮像は、位置決め補助手段の先端を撮像対象
物の撮像範囲外に当接させて、安定した状態で行えるよ
うになる。従って、拡大系画像の撮像中に、手振れによ
って撮像対象物がカメラの撮像範囲外に出てしまうとい
った不具合が生じにくい。位置決め補助手段は、また、
前記撮像対象物と前記対物レンズとの距離を、前記対物
レンズの焦点が合う範囲内に保つに寄与するものであ
る。つまり位置決め補助手段は、その先端を撮像対象物
に当接させることにより、撮像対象物に焦点が合った状
態での撮像を行いやすくするという機能も併有する。手
持ちタイプのカメラでは、撮像対象物からカメラを浮か
せて撮像を行うと、手振れが生じる関係で、焦点合わせ
が極めて難しくなる。本発明のカメラであれば、位置決
め補助手段の先端を撮像対象物に当接させることによ
り、手振れを軽減できるようになるので、焦点合わせに
ついての上述の難しさを軽減できるようになる。尚、こ
れらのことを考慮すれば、本発明によるカメラは、手持
ちタイプのカメラに適用した場合に、その真価を発揮し
易いと言える。
【0009】本発明のカメラにおける位置決め補助手段
は、上述のように、撮像対象物から対物レンズまでの距
離を、撮像対象物に対物レンズの焦点が合う範囲内に保
つに寄与するものであることを必要条件とする。これ
は、例えば、カメラのケースから突出させた1本の棒状
体にて構成することができる。この場合、棒状体の光軸
に沿う長さを、その先端を撮像対象物に当接したときの
撮像対象物から対物レンズまでの距離が、撮像対象物の
撮像範囲に対物レンズの焦点が合う範囲内となるような
長さにしておけば良い。位置決め補助手段を1本の棒状
体としたこの例では、位置決め補助手段と撮像対象物と
は点接触を行う。点接触であるので、その先端を撮像対
象物と接触させていたとしても、カメラは、当該先端を
中心としてピボット運動をしてしまう。しかしながら、
カメラを撮像対象物から完全に浮かせて撮像を行う場合
と比べれば、それでもなお、拡大系画像の撮像を安定し
た状態で容易に行えるようになる。位置決め補助手段
は、また、複数本、例えば、3本の棒状体にて構成する
ことができる。この場合には、位置決め補助手段である
各棒状体の先端3点での点接触による3点支持を行った
状態での拡大系画像の撮像を行えるようにすることがで
きる。このようにすると、位置決め補助手段の先端を平
面の撮像対象物に接触させた場合に、その撮像対象物と
前記対物レンズとの距離が一定に保たれるようになる。
このような位置決め補助手段は、上述のごときピボット
運動を許容することがなく、それを撮像対象物に当接さ
せた場合、撮像対象物の撮像範囲から撮像手段までの距
離を一定に保てるようなものとなる。また、この状態で
の撮像は、非常に安定したものとなる。つまり、このよ
うな位置決め補助手段を採用すれば、その先端を撮像対
象物に当接させることにより、撮像対象物の撮像範囲に
自動的に対物レンズの焦点を合わせることが可能にな
り、また、手振れのない安定した状態にカメラを維持で
きることになるので、拡大系画像の撮像を益々容易に行
えるようになる。尚、このような機能(即ち、その先端
を平面の撮像対象物に接触させた場合に、その撮像対象
物と前記対物レンズとの距離を一定にできると共に、カ
メラの安定性を維持できる機能)を持つ位置決め補助手
段の先端形状の例としては、ある平面に対して3点以上
での当接を行える形状、ある平面に対して直線+1点以
上での接触を行える形状、ある平面に対して曲線での線
接触を行える形状、ある平面に対して面接触を行える形
状などを、挙げることができる。
【0010】本発明における位置決め補助手段は、第1
範囲に対物レンズがある場合に、その視野外に位置する
ようになっている。従って、通常のカメラとしての撮像
である縮小系画像の撮像を行う場合に、位置決め補助手
段が撮像の邪魔になることがない。対物レンズが第2範
囲にある場合における位置決め補助手段の位置は、対物
レンズの視野内にかかっても、かからなくても良い。第
2範囲にある対物レンズの視野にかからず、且つその先
端を撮像対象物に当接させた場合の当該当接位置が撮像
対象物の撮像範囲外となるようにされていれば、位置決
め補助手段は、縮小系画像の撮像を行う場合にも邪魔に
ならないようになる。他方、第2範囲に対物レンズがあ
るときに、その対物レンズの視野に位置決め補助手段が
かかる場合には、これが撮像の邪魔になることも考えら
れる。例えば、位置決め補助手段の先端を撮像対象物に
当接させた場合における当該当接位置が撮像対象物の撮
像範囲内に位置するような場合には、縮小系画像の撮像
を行おうとすると、撮像範囲内にある位置決め補助手段
の先端が縮小系画像に写りこんでしまう。しかしなが
ら、これをうまく利用する工夫も考えられる。その場合
には、縮小系画像にかかる位置決め補助手段を、縮小系
画像の撮像対象となっている撮像範囲内の極一部とすれ
ば良い。このように、位置決め補助手段を、実質的に撮
像の邪魔にならないようなものにすると同時に、その先
端に、撮像対象物と比較することで撮像対象物の大きさ
を知るための目安となる対比手段を設ければ、撮像した
画像映りこんだ撮像対象物と対比手段とを対比すること
で、撮像対象物の大きさを概略で知ることができるよう
になり便利である。尚、位置決め補助手段を、実質的に
撮像の邪魔にならないようなものにするには、例えば、
位置決め補助手段の先端が接触する撮像対象物の範囲
が、撮像範囲の外周付近の極一部となるようにすればよ
い。対比手段は、例えば、所定の間隔の目盛りとするこ
とができる。
【0011】本発明の位置決め補助手段は、また、カメ
ラの、例えばケースに対して固定されていても良い。ケ
ースなどに対して移動を行うように、例えば、対物レン
ズが第1範囲にある場合と第2範囲にある場合とで、そ
の位置が変化するようになっていても良い。位置決め補
助手段を移動させるのは、次のような事情を考慮したも
のである。即ち、対物レンズが第1範囲にある場合、そ
れが第2安易にある場合よりも、カメラの視野は広くな
る。従って、例えば、対物レンズが第1範囲にある場合
には、位置決め補助手段が撮像対象物にかかり易くな
る。そこで、第2範囲にある場合よりも第1範囲にある
ときの方が、位置決め補助手段が、対物レンズの視野か
ら遠ざかるようになっていれば、第1範囲にある対物レ
ンズの視野に位置決め補助手段がかかり、撮像の邪魔に
なるといった事態が生じにくくなる。位置決め補助手段
の例としては、以下のようなものを挙げられる。例え
ば、対物レンズが第1範囲にある場合に、位置決め補助
手段がケースに収納されるようにすることができる。こ
のような構成とすれば、対物レンズが第1範囲にあり、
縮小系画像の撮像が行われる場合において、位置決め補
助手段が撮像の邪魔にならないようになる。
【0012】位置決め補助手段は、上述のように、ケー
スなどに対して相対動するようにできる。位置決め補助
手段の移動の仕方はどのようなものでも良い。例えば、
ケースに対して回転しながら移動するようにしても良い
し、ケースに対して平行移動するようにしても良い。例
えば、撮像対象物が肌であり、その肌に位置決め補助手
段の先端が当接されているときに、位置決め補助手段が
回転するようなことがあると、肌の撮像を行っている者
に違和感を与える場合がある。このようなことを防ぐに
は、位置決め補助手段のケースなどに対する移動を、平
行移動とするようにすれば良い。こうすることで、移動
する位置決め手段によって使用者が違和感を感じにくく
なる。位置決め補助手段の移動の方向は、どのようにし
ても良い。第1範囲に対物レンズがあるときにおける撮
像範囲に、位置決め補助手段がかからないようになって
いれば、その移動方向には制限がない。例えば、位置決
め補助手段の移動は、上述の光軸に沿って行われるよう
にすることができる。このようにすれば、位置決め補助
手段の移動方向は、原則的に肌に対して垂直な方向にな
るので、肌の撮像を行っている使用者に違和感を与えづ
らくなる。本発明のカメラでは、また、前記対物レンズ
と、前記位置決め補助手段の移動が、連動して行われる
ようになっていても良い。このようにすれば、対物レン
ズと、位置決め補助手段とを別々に移動させなくても良
くなるので便利である。
【0013】本発明のカメラが備える位置決め補助手段
の形状や、移動を行う場合における移動の仕方には、上
述のように様々なバリエーションがある。その一つとし
て、その先端に前記光軸に対応させた孔が穿設されてお
り、且つ前記対物レンズが前記第2範囲にあるときに、
その先端を前記撮像対象物に当接させるものとされると
共に、前記対物レンズが前記第1範囲にあるとき、前記
第2範囲にあるときよりも、その先端位置が撮像手段寄
りになるように光軸に沿って移動できるようにされた位
置決め補助手段を挙げることができる。このような位置
決め補助手段は、前記対物レンズが前記第2範囲にある
とき、前記孔に前記対物レンズの焦点が合うような位置
に位置するようになっており、且つ前記孔は、前記対物
レンズが前記第2範囲にあるときの前記撮像手段の撮像
対象範囲と略一致するような大きさとすることができ
る。この位置決め補助手段を備えたカメラでは、対物レ
ンズ先端に開けられた孔が、撮像対象範囲に近い大きさ
となっており、撮像対象範囲よりも過度に大きくなって
はいない。このような構成は以下のような利点をもたら
す。例えば、人の肌などの柔軟性のある物を撮像対象物
として拡大系画像の撮像を行う場合、上記位置決め補助
手段の孔を当該撮像対象物に当接させる。すると、その
孔の中に柔軟性のある撮像対象物が入り込み、当該撮像
対象物に盛り上がりが生じる。この場合、盛り上がった
撮像対象物は、対物レンズに近づくため、対物レンズの
焦点は撮像対象物の撮像範囲上に来なくなってしまう。
そこで、このカメラでは、上述のように、孔を小さくす
るようにしたのである。孔を小さくすることで、孔を撮
像対象物に当接した場合の撮像対象物の上記盛り上がり
を最小限に収められるようにしたのである。このように
することで、撮像対象物の撮像範囲が常に対物レンズの
被写界深度の中に収め易くなる。このようなことを考慮
すると、孔の大きさは、例えば人の肌に位置決め補助手
段先端の孔の外周を当接させた場合に生じる撮像対象物
の盛り上がりが、対物レンズの被写界深度の中に収まる
程度にしておけば良いと言える。孔は、例えば、撮像対
象物における撮像対象範囲の外縁に略沿うようになって
いても良い。尚、実質的に拡大系画像の撮像の邪魔にな
らないのであれば、撮像対象範囲に孔の縁が入り込むこ
とは許容される。尚、撮像手段の撮像対象範囲は、その
形状を問わない。円形、矩形等、適当に選択できる。撮
像対象範囲が矩形であるのであれば、上記孔は、対物レ
ンズが第2範囲にあるときの前記撮像手段の撮像対象範
囲を略内接させる円形にすることが可能である。撮像手
段の視野が円形であるのであれば、孔は、前記対物レン
ズが前記第2範囲にあるときの前記撮像手段の視野と略
一致する前記視野と同心の円形とすることができる。
【0014】本発明のカメラが備える位置決め補助手段
は、上述のように、その先端に前記光軸に対応させた孔
が穿設されており、且つ前記対物レンズが前記第2範囲
にあるときに、その先端を前記撮像対象物に当接させる
ものとされると共に、前記対物レンズが前記第1範囲に
あるとき、前記第2範囲にあるときよりも、その先端位
置が撮像手段寄りになるように光軸に沿って移動できる
ようにすることができる。このような位置決め補助手段
を備えたカメラは、前記第1範囲と前記第2範囲との間
で移動する際の前記対物レンズの移動距離が、前記対物
レンズの前記第1範囲と前記第2範囲との間での移動に
伴う前記位置決め補助手段の移動距離よりも小さくなる
ようにすることができる。このように構成されたカメラ
では、位置決め補助手段の移動距離が、対物レンズの移
動距離よりも大きくなる。つまり、第2範囲から第1範
囲に対物レンズが移動するとき、位置決め補助手段は、
対物レンズよりも大きく後退する(撮像手段に近づく)
ことになる。このような構成は以下のような利点をもた
らす。本発明のカメラでは、位置決め補助手段先端の孔
を撮像対象範囲と同程度に小さくすることが、特に柔軟
な物を撮像対象物とする場合には好ましいことについて
は既に述べた。しかしながら、孔を小さくすればするほ
ど、縮小系画像の撮像時に、孔の縁の部分(位置決め補
助手段の先端の孔の周縁部分)が、撮像手段の視野に入
り込む(実質的に撮像の邪魔になる程撮像手段の視野に
入り込む)可能性が高くなる。そこで、上述のカメラで
は、縮小系画像の撮像時に、位置決め補助手段を対物レ
ンズよりも大きく後退させるようにしたのである。つま
り、縮小系画像の撮像時に、位置決め補助手段の孔を対
物レンズに近づけるようにすることで、孔の縁の部分が
撮像手段の視野に入り込むみにくくできるのである。こ
れにより、縮小系画像の撮像に影響を与えずに孔を小さ
くするということが行い易くなる。
【0015】対物レンズは、撮像対象物に臨むレンズで
ある。対物レンズは、一枚のレンズから構成されていて
も良く、複数枚のレンズを組み合わせて構成されていて
も良い。例えば、凹、凸、凹の順番で並べられた3枚の
レンズにより、収差の小さい対物レンズを構成すること
ができる。尚、移動を行う対物レンズ以外に、例えば移
動を行わないレンズが設けられていても勿論構わない。
対物レンズは、また、第2範囲内で、光軸上を移動可能
とすることができる。本発明のカメラは、上述のよう
に、位置決め補助手段の先端を撮像対象物に当接させる
ことで、焦点が合った状体での拡大系画像の撮像を行い
易くなっている。しかしながら、撮像対象物に凹凸があ
る場合には、焦点合わせに狂いが生じる場合もある。第
2範囲内で対物レンズの移動を可能としておくことで、
撮像対象物に凹凸がある場合の焦点合わせについての微
調整を行えるようになり、便利である。尚、対物レンズ
は、第1範囲内でも光軸上を移動可能とされていても良
い。第1範囲内及び第2範囲内の双方で、対物レンズが
光軸上を移動できるようになっていても当然に構わな
い。
【0016】対物レンズの移動は、どのような構成によ
って実現されるようになっていても良い。人力を動力と
する機械的な機構を用いることによりその移動が行われ
ても良いし、例えば、モータ、アクチュエータその他の
駆動手段を別途設け、これを動力として移動が行われる
ようになっていても良い。対物レンズの移動は、以下の
ような操作手段を設け、その操作手段を人が操作するこ
とにより行われるようなものとすることができる。操作
手段は、例えば、第1位置から第2位置へ移動するもの
とすることができる。そして、操作手段がその移動を行
うと、対物レンズが第1範囲から第2範囲へ移動するよ
うにしておくことができる。操作手段を一定量移動させ
た場合における対物レンズの移動量は、操作手段の移動
量に対応していても良い。このようにすることで、操作
手段の移動に伴って生じる対物レンズの移動量を、使用
者が直感的に理解できるようになる。操作手段は、ま
た、それを一定量移動させた場合における対物レンズの
移動量が、対物レンズが第1範囲及び第2範囲外にある
ときよりも、第1範囲及び第2範囲にあるときの方が小
さくなるようにすることもできる。第1範囲及び第2範
囲は、第1範囲、第1範囲及び第2範囲以外の範囲、第
2範囲の順で並ぶことが通常である。ここで、第1範
囲、第2範囲で必要とされる対物レンズの移動では、そ
の移動が焦点合わせを目的とするものであるため、微小
な調整が必要とされる。これに対し、第1範囲及び第2
範囲以外の範囲に対物レンズがあるときは、通常では撮
像が行われないため、この部分における対物レンズの移
動はなるべく高速で行われるのが好ましい。操作手段
と、対物レンズの移動量の関係を上述のようなものとす
ることで、なるべく短時間で移動させたい第1範囲及び
第2範囲以外の範囲での対物レンズの移動を高速に行え
るようになると共に、なるべく精度を高く移動させたい
第1範囲及び第2範囲での対物レンズの移動を精度を高
く行えるようになる。対物レンズは、どのような手法で
カメラに取り付けられていても構わない。例えば、対物
レンズは、位置決め補助手段に取付けられていても良
い。この場合の、位置決め補助手段は、光軸方向に沿っ
て移動可能とされても良い。
【0017】位置決め補助手段の形状には、上述のよう
に、様々なバリエーションがある。位置決め補助手段
は、例えば、筒状とされていても良い。位置決め補助手
段を筒状とする場合、その先端に上述した孔を設けてお
くことができる。筒状の位置決め補助手段を採用する場
合、対物レンズは、その筒状とされた位置決め補助手段
の内部に収納しておいても良い。対物レンズは、位置決
め補助手段に対して固定されていても良いし、固定され
ていなくても良い。位置決め補助手段は、上述したとお
り移動可能とできるが、その移動の方向は、筒状とされ
たその形状の軸方向とすることができる。
【0018】本発明におけるカメラのケースは、その形
状を問わない。ケースは、例えば、ケース本体と該ケー
ス本体から突出して設けられた鏡筒とを備えていても良
い。つまり、本発明のカメラの外観は、一般的なカメラ
と同様のものとすることができる。
【0019】鏡筒を備えるカメラは、例えば、以下のよ
うなものとすることができる。このカメラは、筒状の鏡
筒と、該鏡当に収納された対物レンズと、該対物レンズ
を介して撮像対象物からの像光が導かれるようにされて
いると共に、該像光による撮像を行う撮像手段と、を備
えてなるカメラを基本とする。そして、その対物レンズ
は、前記撮像手段で撮像される画像が縮小系画像となる
第1範囲と、前記撮像手段で撮像される画像が拡大系画
像となる第2範囲とに少なくとも位置することができる
ようにして、前記像光が導かれる光軸に沿って移動でき
るようにされてなる。また、その先端に前記光軸に対応
させた孔が穿設されており、且つ前記対物レンズが前記
第2範囲にあるときに、その先端を前記撮像対象物に当
接させるものとされると共に、前記対物レンズが前記第
1範囲にあるとき、前記第2範囲にあるときよりも、そ
の先端位置が撮像手段寄りになるように光軸に沿って移
動できるようにされた位置決め補助手段とを備えてい
る。そして、その位置決め補助手段は、前記対物レンズ
が前記第2範囲にあるとき、前記孔に前記対物レンズの
焦点が合うような位置に位置するようになっており、且
つ前記孔は、前記対物レンズが前記第2範囲にあるとき
の前記撮像手段の撮像対象範囲と略一致するような大き
さとされている。
【0020】鏡筒を備えるカメラは、また、以下のよう
なものとしても良い。このカメラは、筒状の鏡筒と、該
鏡当に収納された対物レンズと、該対物レンズを介して
撮像対象物からの像光が導かれるようにされていると共
に、該像光による撮像を行う撮像手段と、を備えてなる
カメラを基本とする。そして、その対物レンズは、前記
撮像手段で撮像される画像が縮小系画像となる第1範囲
と、前記撮像手段で撮像される画像が拡大系画像となる
第2範囲とに少なくとも位置することができるようにし
て、前記像光が導かれる光軸に沿って移動できるように
されてなる。また、その先端に前記光軸に対応させた孔
が穿設されており、且つ前記対物レンズが前記第2範囲
にあるときに、その先端を前記撮像対象物に当接させる
ものとされると共に、前記対物レンズが前記第1範囲に
あるとき、前記第2範囲にあるときよりも、その先端位
置が撮像手段寄りになるように光軸に沿って移動できる
ようにされた位置決め補助手段とを備えている。
【0021】本発明のカメラが鏡筒を備えるのであれ
ば、位置決め補助手段は、鏡筒の軸方向に移動できるよ
うにして鏡筒に取り付けられていても良い。その取付け
位置は、鏡筒の内部、外部のいずれでも良い。鏡筒内部
に取り付けられる場合、位置決め補助手段は、鏡筒の内
側に嵌挿される。
【0022】鏡筒を備えた上述のカメラにおける位置決
め補助手段も、その形状に制限はない。例えば、上述し
た如き筒状に形成することができ、その先端に上述した
如き孔を設けることができる。位置決め補助手段が筒状
とされるのであれば、位置決め補助手段は、鏡筒と同軸
に配することができる。また、鏡筒及び筒はともに、断
面円形とすることができる。鏡筒、筒の一方にテーパー
を付すことも可能である。
【0023】カメラが鏡筒を備える場合、上述の操作手
段は鏡筒の外側に設けることができる。鏡筒の外側に取
り付けられる操作手段は、例えば円筒状(リング状を含
む)とすることができる。このような操作手段は、鏡筒
の外周に沿うようにして、鏡筒と同軸にして取り付ける
ことができる。この場合の操作手段は、例えば、それを
鏡筒の軸周りに回転させると、位置決め補助手段が、鏡
筒の軸方向に移動するようになっていても良い。
【0024】鏡筒の有無に関わらず、本発明のカメラ
は、対物レンズが第2範囲にある場合に、撮像対象物の
少なくとも撮像範囲を照明する照明手段を更に備えてな
るものとすることができる。この照明により、拡大系画
像に対して適切な照明を行えるようになる。撮像対象物
が孔を備えるカメラであれば、この照明手段は、前記対
物レンズが前記第2範囲にある場合に、前記孔の内側範
囲に光を照射することで、撮像対象物の少なくとも撮像
範囲を照明するものとなる。
【0025】上述した照明手段は、電球、LEDの自か
ら発行する光源や、所定の光を射出すべく所定の光源か
ら光を導いてきた光ファイバの端面などにより構成する
ことができる。照明手段はカメラのどの部分に設けられ
ていても良い。例えば、カメラが、上述の如き鏡筒を備
えている場合であれば、照明手段を鏡筒の内部に設ける
という構成を採用することができる。照明手段は、ま
た、位置決め補助手段に取り付けることもできる。位置
決め補助手段が筒状なのであれば、照明手段は筒の内部
に設けることができる。位置決め補助手段に、照明手段
を固定的に取り付けた場合、照明手段は位置決め補助手
段の移動に伴って移動することになる。照明手段は、ま
た、必要なときのみ点灯させれば足りるので、前記対物
レンズが前記第2範囲にあるときのみ点灯するようにす
ることができる。
【0026】照明手段を備えるのであれば、本発明のカ
メラは、対物レンズが前記第2範囲にあり、且つ前記位
置決め補助手段が前記撮像対象物へ当接させているとき
に、前記撮像対象物の前記撮像範囲に、外部光が当たら
ないようにする遮光手段を備えてなるものとすることが
できる。このような遮光手段を備えるのであれば、本発
明のカメラは、自前の照明手段からの照明光のみを用い
ることで、照明に関する条件を常に一定とした状態で拡
大系画像の撮像を行えるようになる。これは、医療目的
で拡大系画像を使用する際等、異なる時間に撮像した画
像の正確な対比が必要な場合に有用である。遮光手段
は、どのように構成されていても良いが、位置決め手段
がこれを兼ねるようになっていても良い。特に位置決め
手段が筒状である場合には、位置決め手段が遮光手段を
兼ねるようにし易い。この場合の位置決め補助手段は、
遮光を行うようになっており、前記対物レンズが前記第
2範囲にあり、且つ前記位置決め補助手段を前記撮像対
象物へ当接させているときに、前記撮像対象物の撮像範
囲に、外部光が当たらないようにされる。この場合、位
置決め手段の素材を不透光性のものとしても良いし、位
置決め手段の内外面の少なくとも一方に何らかの加工を
施すことで、遮光を行えるようにしても良い。尚、カメ
ラが照明手段を備えていない場合、或いは、照明手段を
備えていても、同一照明状態での拡大系画像の撮像が要
求されていない場合には、位置決め補助手段は、透光性
を有するようにすることができる。
【0027】本発明のカメラは、また、前記撮像手段で
撮像した画像を表示するための表示手段を備えていても
良い。拡大系画像を撮像する場合には、何を撮像してい
るかを、可能であれば実時間で確認できると、カメラの
撮像対象物上での移動を行い易くなる。例えば、液晶デ
ィスプレイなどの表示手段をカメラが備えていれば、そ
こに表示された画像を見ながら、拡大系画像撮像のため
の撮像対象位置の位置合わせを行えるようになるので、
使用者は拡大系画像の撮像を容易に行えるようになる。
例えば、筒状の位置決め補助手段を備えているカメラで
あり、撮像手段で撮像している画像が、実時間の動画と
して表示装置に映し出されるようになっている場合、使
用者は、その先端等に設けられている孔を、撮像対象物
の撮像範囲に、表示手段に表示された画像を見ながら移
動させれば良い。
【0028】本発明のカメラは、カメラに対して着脱自
在とされる以下のようなカメラ用ユニットを用いて構成
することもできる。本発明のカメラ用ユニットは、撮像
対象物からの像光が導かれるものであり、この像光に基
づく撮像を行う撮像手段と、該撮像手段が取り付けられ
たケースとを収めてなるカメラに対して着脱自在とされ
てなる。カメラ用ユニットは、また、筒状の鏡筒と、該
鏡筒に収納されており、撮像対象物からの前記像光がそ
れを介して前記撮像手段に導かれるようにされており、
且つ前記撮像手段で撮像される画像が縮小系画像となる
第1範囲、前記撮像手段で撮像される画像が拡大系画像
となる第2範囲に少なくとも位置することができるよう
にして、前記像光が導かれる光軸に沿って移動できるよ
うにされてなる対物レンズと、その先端に前記光軸に対
応させた孔が穿設されており、且つ前記対物レンズが前
記第2範囲にあるときに、その先端を前記撮像対象物に
当接させるものとされると共に、前記対物レンズが前記
第1範囲にあるとき、前記第2範囲にあるときよりも、
その先端位置が撮像手段寄りになるように光軸に沿って
移動できるようにされた位置決め補助手段と、を一体に
してなる。尚、このカメラ用ユニットが備える対物レン
ズ、及び位置決め補助手段は、上述したカメラが備える
ようなものとして構成されていても良い。カメラ用ユニ
ットは、上述したカメラが備えるような照明手段、遮光
手段、対比手段、操作手段、表示手段の少なくとも一つ
を備えていても良い。カメラ用ユニットの位置決め補助
手段は、前記対物レンズが前記第2範囲にあるとき、前
記孔に前記対物レンズの焦点が合うような位置に位置す
るようになっており、且つ前記孔は、前記対物レンズが
前記第2範囲にあるときの前記撮像手段の視野と略一致
するような大きさとされていてもよい。カメラ用ユニッ
トは、また、前記第1範囲と前記第2範囲との間で移動
する際の前記対物レンズの移動距離が、前記対物レンズ
の前記第1範囲と前記第2範囲との間での移動に伴う前
記位置決め補助手段の移動距離よりも大きくなるように
されていても良い。上述した如きカメラ用ユニットを用
いれば、撮像対象物からの像光が導かれるものであり、
この像光に基づく撮像を行う撮像手段と、該撮像手段が
取り付けられたケースとを収めてなるカメラを、拡大系
画像及び縮小系画像を撮像するに適したカメラとするこ
とができるようになるため便利である。このカメラ用ユ
ニットは、上述の照明手段を含んでいても良い。その場
合における照明手段の電源は、例えば、それが取り付け
られるカメラから取るようになっていても良い。照明手
段が光ファイバである場合、光ファイバ内に導かれる光
を発生させるための光源は、カメラ本体に設けておくこ
とができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
第1乃至第3実施形態につき説明を行う。尚、各実施形
態の説明では、共通する部分には共通する符合を付すも
のとする。また、重複する説明については省略するもの
とする。
【0030】≪第1実施形態≫この実施形態によるカメ
ラは、図1の側面図、図2の正面図に示した如く、ケー
ス10に種々の部品を取り付けてなる。
【0031】このカメラは、ケース10を備えている。
この実施形態におけるケース10は、略直方体に形成の
ケース本体11と、ケース本体11の正面から凸設され
た円筒状の鏡筒12とを備えている。必ずしもそうなっ
ている必要はないが、この実施形態のケース11、及び
鏡筒12は共に、光を透さないように構成されている。
ケース11、及び鏡筒12は共に、例えば、不透明な材
質で形成されており、或いは不透明な層(例えば、塗料
による着色で形成された層)で被覆されている。必ずし
もこの限りではないが、ケース本体10は、下方(図
1、図2中における下方)に延設されている。延設され
た部分は、使用者がカメラを用いる際に把持しやすい形
状となっている。つまり、この実施形態におけるカメラ
は、使用者が手持ち状態で使用しやすい手持ちタイプの
カメラになっている。
【0032】鏡筒12の内側には、本発明の位置決め補
助手段に相当する当接体20が設けられている。また、
鏡筒12の外側には、本発明の操作手段に相当する操作
体30が設けられている。この実施形態における当接体
20及び操作体30は共に、筒状、より詳細には円筒形
状になっている。この実施形態における当接体20は、
これには限られないが、光を透さないように構成されて
いる。当接体20は、例えば、不透明な材質で形成され
ており、或いは不透明な層(例えば、塗料による着色で
形成された層)で被覆されている。
【0033】この実施形態のカメラが備える当接体20
は、その外周の径が鏡筒12の内周の径と略等しくなる
ようにされており、略隙間のない状態で、鏡筒12の内
側に嵌挿されるようになっている。他方、操作体30
は、その内周の径が鏡筒12の外周の径と略等しくなる
ようにされており、略隙間のない状態で、鏡筒12の外
側に嵌められるようになっている。このような関係にあ
る鏡筒12、当接体20、操作体30は、互いに同軸の
関係にある。尚、鏡筒12、当接体20、操作体30が
共有する軸は、このカメラの光軸Kをも兼ねている。操
作体30は、鏡筒12の外周に沿って回動可能になって
いる。当接体20は、操作体30の回動に伴って、光軸
Kに沿う方向で前後動するようになっている。この実施
形態では、当接体20の回動の向きに応じて、操作体3
0が光軸Kに沿って前進、或いは後退のいずれかを行う
ようになっている。
【0034】当接体20の内部には、対物レンズ40が
取り付けられている。この実施形態の対物レンズ40
は、これには限られないが、凸レンズ1枚により構成さ
れている。対物レンズ40は、当接体20の内部に固定
されたマウント41を介して、当接体20の内周に固定
されている。マウント41は、その外径が当接体20の
内径と同径とされ、且つ円形の孔がその中心に穿設され
てなる円板である。マウント41の孔の中に対物レンズ
40を嵌めることにより、マウント41との固定を行う
ことで、対物レンズ40の当接体20に対する固定がな
されることになる。マウント41の前面には、6つの光
源42が設けられている。この光源42は、これには限
られないが、小型のLEDによって構成されている。光
源42は、後述の制御装置の監視下で、その電源のO
N、OFF制御がなされるようになっている。光源42
は、具体的には、対物レンズ40が第2範囲(後述す
る)にあるときにその電源がON(光源42が点灯する
状態)になり、対物レンズ40がそれ以外の範囲にある
ときに、その電源がOFF(光源42が消灯する状態)
になるように制御されるようになっている。対物レンズ
40が第2範囲にあり、光源42が点灯している場合、
光源42は、撮像対象物の少なくとも撮像範囲を照明す
るようになっている。
【0035】この実施形態のカメラにおけるケース本体
11の内部には、CCD15、制御装置16、及び記録
媒体17が内蔵されている。ケース本体11の背面には
出力端子18及びディスプレイDが、また、ケース本体
11の上面には操作ツマミ19が、それぞれ設けられて
いる。CCD15は、本発明における撮像手段に相当す
るものである。撮像対象物からの像光は、上述した対物
レンズ40を介して光軸Kに沿って導かれ、CCD15
に至るようになっている。これを受け付けたCCD15
が、撮像対象物の撮像を行い、撮像対象物の画像につい
ての画像データを生成するようになっている。ディスプ
レイDは、本発明における表示手段に相当するものであ
り、CCD15で撮像した画像を表示するものである。
表示手段は、画像を表示できるようなものであれば、ど
のように構成されていても良いが、この実施形態では液
晶ディスプレイにより構成されている。
【0036】制御装置16は、CCD15が所定の撮像
を行うことにより生成された画像信号に対して所定の画
像処理を行う機能を有する。この限りではないが、この
実施形態によるカメラの制御装置16は、コンピュー
タ、ROM、RAMを含んで構成されており、ROMに
記録されたプログラムをRAM上に展開して実行するこ
とによって様々な処理を行うための機能を生成するよう
に構成されている。制御装置16が行う画像処理の内容
は必要に応じて、例えば上記プログラムを変更すること
によって変更できる。制御装置16は、例えば、出力す
る画像データの静止画、動画の切り替えや、これら画像
データに対する色、明るさ、コントラストの調整などの
画質調整などを行うものとすることができる。制御手段
16は、また、上述したディスプレイDに表示される画
像の制御を行う機能も有している。制御手段16の制御
下でディスプレイDに表示される画像は、静止画、動画
の別を問わないが、撮像を行う使用者が撮像位置の位置
決めを行うのに利用することを考慮すれば、その時点で
CCD15が撮像している撮像対象物の実時間の動画と
するのが好ましい。操作ツマミ19は、制御装置16が
実行する画像処理の内容や、ディスプレイDの表示の制
御の内容を決定するための情報をカメラ使用者が入力す
るための入力装置である。操作ツマミ19は、制御装置
16と接続されており、操作ツマミ19により入力した
内容は、制御装置16へと伝えられるようになってい
る。この内容に応じた画像処理やディスプレイDの表示
の制御を、制御装置16は実行する。
【0037】記録媒体17は、撮像した画像についての
画像データを記録するものであり、例えば、RAMによ
り構成することができる。より詳細には、公知のメモリ
カード、メモリステイック、ビデオテープなどにより、
これを構成することができる。記録媒体17は、必ずし
もそうである必要はないが、この実施形態では、ケース
本体11に対して着脱自在となっている。出力端子18
は、制御装置16が生成した画像信号の外部出力を行う
ためのインタフェイスである。この実施形態では、出力
端子18と、所定のディスプレイとを所定のケーブルを
介して接続すれば、そのディスプレイに、撮像した画像
データに基づく画像を表示できるようになっている。
尚、外部への画像信号の出力は、有線で行う必要はな
く、例えば、例えば赤外線通信などの無線を用いて行う
ようになっていても良い。外部へ出力するための画像デ
ータは、上記記録媒体17に一端記録したものを読み出
すようにすることができる。撮像した画像についての画
像信号を記録媒体17に記録するのか、出力端子18を
介して外部に出力するのか、或いはその双方を行うのか
についての制御は、操作ツマミ19から入力された操作
内容に基づいて、制御装置16が行うようになってい
る。
【0038】次に、操作体30の回動に伴って当接体2
0が光軸Kに沿う方向で前後動する仕組みについて図3
を参照して説明する。図3は、鏡筒12と当接体20と
操作体30の構造を示す分解斜視図である。図中右側
が、ケース本体11側となっている。図3で示したよう
に、当接体20には、略S字型とされた第1スリット2
1と、直線状とされた第2スリット22が形成されてい
る。これら第1スリット21及び第2スリット22は、
当接体20を貫通している。第1スリット21は、周沿
いに一定距離進んだときの軸方向への変移量が少なくな
っている両端部分の第1傾斜部21A、及び第2傾斜部
21Bと、周沿いに一定距離進んだときの軸方向への変
移量が第1傾斜部21A及び第2傾斜部21Bの場合よ
りも大きくなっている中間傾斜部21Cとから構成され
ている。次に、鏡筒12について説明する。鏡筒12に
は、第3スリット13が設けられている。第3スリット
13は、鏡筒12を貫通している。第3スリット13
は、当接体20に設けられた上記第1スリット21と対
応する形状とされている。他方、鏡筒12の内周面に
は、この実施形態では円柱状に形成された第1カム14
が設けられている。第1カム14は、鏡筒12の内周面
に対して垂直に取り付けられており、その長さは、当接
体20の厚さと同一にされている。また、第1カム14
の直径は、当接体20に設けられた第2スリット22の
幅に対応させられている。次に、操作体30について説
明する。操作体30の内周面には、この実施形態では円
柱状に形成された第2カム31が設けられている。この
第2カム31は、操作体30の内周面に対して垂直に取
り付けられており、その長さは、鏡筒12の厚さと、当
接体20の厚さとを加えたのと同じにされている。第2
カム31の直径は、当接体20に設けられた第1スリッ
ト21の幅、及び鏡筒12に設けられた第3スリット1
3の幅に対応させられている。鏡筒12、当接体20、
及び操作体30を組み付けた状態では、鏡筒12の内周
面に設けられた第1カム14は、当接体20設けられた
第2スリット22と嵌りあっている。また、操作体30
の内周面に設けられた第2カム31は、鏡筒12に設け
られた第3スリット13を貫通して、当接体20に設け
られた第1スリット21と嵌りあっている。このとき、
第1カム14、第2カム31共に、その先端が当接体2
0の内周面に揃うようになっている。また、第2スリッ
ト22と嵌りあう第1カム14が、第2スリット22の
図3中最も左側に位置するとき、第1スリット21と嵌
りあう第2カム31は、第1スリット21の図中最も左
側に位置するようにされる。
【0039】このような構成により、操作体30を回動
させると、それに連動して、当接体20が光軸Kに沿う
方向で前後動を行う。この前後動の詳細について更に説
明する。操作体30を図中X方向に回転させると、操作
体30に設けられた第2カム31も図中X方向に回転す
る。第2カム31と嵌りあう第1スリット21を有する
当接体20は、第2カム31の回転に伴って回転しよう
とするが、この回転は、当接体20に設けられている第
2スリット22と嵌りあっている第1カム14によって
規制される。そこで、当接体20は、図中左方向へと平
行移動していく。操作体30をY方向に回転させた場合
には、これとまったく逆のことが生じる。つまり、操作
体30をY方向に回転させた場合、当接体20は、図中
右方向へと平行移動する。
【0040】以上説明したような仕組みにより、操作体
30を回動させると、当接体20は光軸Kに沿う方向
で、回転することなく、カメラ本体11に対して平行移
動を行う。当接体20が光軸Kに沿って移動すると、当
接体20内部に設けられた対物レンズ40は、光軸Kに
沿う方向で移動する。ここで、第1スリット21は、上
述したように、第1傾斜部21A、第2傾斜部21B及
び中間傾斜部21Cから構成されている。操作体30
を、Y方向に回し切るか、またはほとんど回し切った状
態とした場合、第2カム31は上述の第1傾斜部21A
に位置する。このとき、対物レンズ40は、CCD15
に近づいた状態となり、その状態におけるCCD15で
得られる画像は、縮小系画像となる。他方、操作体30
を、X方向に回し切るか、またはほとんど回し切った状
態とした場合、第2カム31は上述の第2傾斜部21B
に位置する。このとき、対物レンズ40は、第2カム3
1が第1傾斜部21Aにあるときよりも、CCD15か
ら遠ざかった状態となる。このときCCD15で得られ
る画像は、拡大系画像となる。要するに、この実施形態
では、第2カム31が、第1傾斜部21Aにあるとき
に、縮小系画像を撮像するに適した位置に対物レンズ4
0が移動し、第2カム31が、第2傾斜部21Bにある
ときに、拡大系画像を撮像するに適した位置に、対物レ
ンズ40が移動するようになっている。つまり、この実
施形態のカメラでは、第2カム31が第1傾斜部21A
にある場合における対物レンズ40の位置として許容さ
れる範囲が、本発明で言う第1範囲、第2カム31が第
2傾斜部21Bにある場合における対物レンズ40の位
置として許容される範囲が、本発明で言う第2範囲とな
る。尚、上述したように、第1傾斜部21A、第2傾斜
部21B及び中間傾斜部21Cのそれぞれにおける、当
接体20の周沿いに一定距離進んだときの軸方向への変
移量は、中間傾斜部21の方が、第1傾斜部21A、及
び第2傾斜部21Bの場合よりも大きくなっている。従
って、同一の角度だけ操作体30を回転させたときの当
接体20の移動量は、第2カム31が、中間傾斜部21
Cにあるときの方が、第2カム31が第1領斜部21A
又は第2傾斜部21Bにあるときよりも大きくなるよう
になっている。つまり、この実施形態におけるカメラ
で、操作体30を一定量移動させた場合における対物レ
ンズ40の移動量は、対物レンズ40が第1範囲及び前
記第2範囲外にあるときよりも、第1範囲及び前記第2
範囲にあるときの方が小さくなるようになっている。こ
のカメラでは、これにより、拡大系画像乃至縮小系画像
の撮像を行うことが予定されている第1範囲及び第2範
囲での対物レンズの位置調整(この位置調整は、主にピ
ント調整のために行われる。)を精密に行いやすくなっ
ている。
【0041】この実施形態のカメラでは、第2カム31
が第1スリット21の第1領斜部21Aに位置すると
き、即ち、対物レンズ40が縮小系画像を撮像するに適
した第1範囲にあるときには、当接体20が鏡筒12内
に収納されるまで、図3中右に移動するようになってい
る。
【0042】このカメラでは、第2カム31が第1スリ
ット21の第2傾斜部21Bに位置するとき、即ち、対
物レンズ40が拡大系画像を撮像するに適した第2範囲
にあるときには、当接体20が鏡筒12から突出するよ
うになっている。このときの当接体20の突出量及び光
軸K方向の長さは、当接体20の先端が作る円形の中心
が、第2範囲にある対物レンズ40の焦点深度の範囲内
に収まるような位置にくるようになっている。つまり、
この例のカメラでは、拡大系画像の撮像時に当接体20
の先端を撮像対象物に当接させると、当接体20の先端
が作る円の中心に、対物レンズ40の焦点が合うように
なっている。尚、かかる焦点合わせについての正確性を
厳しく要求されないようにするには、対物レンズ40の
対物側の焦点深度を深くしておけばよい。そのために
は、例えば、対物レンズ40とCCD15との間に、視
野を規制する絞りを入れておけば良い。絞りは、規制後
の視野の大きさが可変となるようなものとすることもで
きる。この実施形態によるカメラの当接体20は、対物
レンズ40が第1範囲、第2範囲のいずれの位置にある
ときにも、対物レンズ40の視野に入らないだけの内径
を持っている。第1範囲にある対物レンズ40は、上述
のように、CCD15寄りに後退している。従って、そ
の前方に位置する当接体20が視野に入ってくる可能性
が高くなっている。しかしながら、対物レンズ40が第
2範囲にあるとき、当接体20は、上述のように鏡筒1
2内に収納された状態となっている。これにより、当接
体20は、対物レンズ40の視野に入りにくくされてい
るので、当接体20の内径を不必要に大きくしなくても
良くなっている。
【0043】次に、このカメラの使用方法について説明
する。使用者は、まず、このカメラで縮小系画像を撮像
するのか拡大系画像を撮像するのか決定する。尚、この
カメラは、動画、静止画の撮像を共に行えるようになっ
ているので、使用者は、動画を撮像するか、静止画を撮
像するかをも決定する必要がある。また、画質調整の必
要性についても決定する必要がある。このような決定に
ついての情報を、使用者は、撮像を行いながら、或いは
撮像を行うに先立って操作ツマミ19の操作により入力
する。
【0044】縮小系画像を撮像したいのであれば、使用
者は、操作体30を図3のY方向に回転させれば良い。
そうすることで、対物レンズ40は、CCD15よりの
第1範囲に移動し、当接体20は、鏡筒12内に収納さ
れる。この状態で行われる撮像は、上述のように、縮小
系画像の撮像である。撮像は、使用者が、鏡筒12を撮
像対象物の方向に向けることにより行う。そうすれば、
その撮像対象物からの像光が、対物レンズ40を介して
CCD15に導かれる。CCD15はこの像光により、
縮小系画像の撮像を行う。尚、必要であれば、使用者
は、対物レンズ40が第1範囲にあるような範囲を保ち
つつ操作体30を所定方向へ回動させる。これにより、
対物レンズ40がCCD15に対して前後し、縮小系画
像の撮像におけるピント調整が行われる。このようにし
て、縮小系画像の撮像が行われる。
【0045】他方、拡大系画像を撮像したいのであれ
ば、使用者は、操作体30を図3のX方向に回転させれ
ば良い。そうすることで、対物レンズ40は、CCD1
5から比較的離れた第2範囲に移動し、拡大系画像の撮
像を行えるようになる。この状態において、当接体20
は、鏡筒12から突出している。また、光源42は、そ
の電源がONとなっている。この状態で使用者は、当接
体20の先端が作る円形面の例えば中心に撮像対象物の
うちの撮像を行いたい部位が来るようにしながら、当接
体20の先端を撮像対象物に当接させる。このときの当
接体20の先端が作る円の中心は、上述のように、第2
範囲にある対物レンズ40の焦点深度内に収まるような
位置にある。従って、当接体20の先端が作る円形の中
心に撮像対象物の撮像範囲を位置させると、ピントがあ
った状態での拡大系画像の撮像を自動的に行えるように
なる。このときの撮像は、当接体20を、撮像対象範囲
の周囲に当接させた状態で行える。従って、手振れのな
い安定した状態で、拡大系画像の撮像が行われることに
なる。尚、この撮像を行っているときには、上記の光源
42からの照明光が、撮像対象物の少なくとも撮像対象
範囲に供給されている。従って、他の照明器具がなくと
も、撮像に十分な明るさを確保することができる。ま
た、外光を当接体20で遮断した上で、光源42からの
光のみを照明光として撮像を行えるため、照明について
の条件を一定に保てるようになる。撮像対象範囲が正し
く選択されていないのであれば、使用者は、例えば当接
体20を撮像対象物に当接させたまま、撮像対象物に沿
わせてカメラを移動させれば良い。このとき、使用者
は、ディスプレイDに表示されている画像を参考にする
ことができる。また、必要であれば、使用者は、対物レ
ンズ40が第2範囲にあるような範囲内で操作体30を
回動させることができる。これにより、拡大系画像の撮
像におけるピント調整が可能となる。以上のようにして
撮像対象物からの像光を対物レンズ40を介してCCD
15に導くと、CCD15は、拡大系画像の撮像を行
う。このようにして、拡大系画像の撮像が行われる。
【0046】拡大系画像の撮像、縮小系画像の撮像のい
ずれの場合でも、CCD15が生成した画像データに
は、使用者がなした操作ツマミ19の操作結果に応じ
て、制御装置16が必要な画像処理を施す。この画像デ
ータは、使用者がなした操作ツマミ19の操作により入
力された情報に応じて、記録媒体17ヘ記録され、或い
は出力端子18から外部へ出力される。
【0047】上述した第1実施形態によるカメラの変形
例について説明する。上述のカメラでは、当接体20と
対物レンズ40とが、マウント41を介して固定されて
おり、当接体20と対物レンズ40とが同一距離ずつ移
動するようになっていた。しかしながら、当接体20と
対物レンズ40とは同一距離ずつ移動する必要はない。
一方が、他方よりも大きく移動することも可能である
し、また、移動する方向が同一である必要もない。操作
体30を操作したときに、当接体20と、対物レンズ4
0とが互いに逆方向に移動するようになっていてもよ
い。変形例に係るカメラは、例えば、当接体20と対物
レンズ40を独自に移動させるようにすることができる
ようにしたものである。当接体20と対物レンズ40を
独自に移動させられるようにするには、当接体20と対
物レンズ40の少なくとも一方を、モータその他の所定
の駆動手段により移動させるようにすることで簡単に実
現できる。
【0048】また、上述したカメラでは、拡大系画像、
縮小系画像の撮像を可能とするため、対物レンズが、光
学系の中で移動を行うようになっている。上述したカメ
ラで、移動を行うようになっているのは対物レンズ40
のみである。対物レンズは、撮像対象物とCCD15と
の間で(1/a)+(1/b)=(1/f)(aは、撮
像対象物と対物レンズ40の距離、bは、対物レンズ4
0とCCD15の距離、fは対物レンズの焦点距離をそ
れぞれ意味する)の関係を満たしながら移動するように
なっていればよい。ところで、この条件を満たしている
のであれば、或いは、この条件を満たすために合理的な
のであれば、対物レンズ40のみならず、CCD15を
も移動させる構成を採用することができる。この場合に
おけるCCD15の移動は、機械的な機構により人力で
行うようになっていても良いし、所定の動力を用いて行
うようになっていても良い。
【0049】また、他の変形例として、以下のものを挙
げることができる。上述のカメラにおける当接体20は
円筒形であったが、その当接体20の形状を、図4に示
すような先窄まりの略円錐形状であって、その先端に孔
が設けられた形状とすることも可能である。当接体20
の先端を、上記先窄まりの形状にした場合、その先端に
開いた孔の径は、対物レンズ40が第2範囲にある場合
における撮像対象範囲の外縁に、当該当接体20の内周
縁部分が若干重なる程度としておくことができる。この
とき、当接体20の先端部内側に、所定間隔で、図示せ
ぬ目盛りを設けておくことができる。この目盛りは、撮
像範囲内にある撮像対象物と比較することで、撮像対象
物の大きさを知るための目安となるものであり、本発明
における対比手段に相当するものである。この例におけ
る当接体20を備えたカメラで撮像した画像の例を、図
5に示す。図5中網掛けで示された部分が、当接体20
の内側であり、図5の網掛けされた部分の左側に描かれ
ているのが、画像中に写し込まれた目盛りである。
【0050】また、上述の例における対物レンズ40、
当接体20、操作体30、光源42、マウント41は、
カメラ本体11に対して着脱自在になっていても良い。
また、これらに鏡筒12を加えたものが、カメラ本体1
1に対して着脱自在になっていても良い。この場合に
は、鏡筒12とカメラ本体11とを着脱自在に固定し合
う係合部を、鏡筒12及びカメラ本体11の双方に設け
ておけば良い。対物レンズ40、当接体20、操作体3
0、光源42、マウント41、及び鏡筒12は、全体と
して一体とされていてもよい。対物レンズ40、当接体
20、操作体30、光源42及びマウント41(場合に
よっては、これらと鏡筒12)を一体としてなるユニッ
トであれば、鏡筒にレンズを収めてなる一般的な拡大レ
ンズユニットを用いるのと同様の感覚で、このユニット
をカメラ本体に取付けて使用できるようになる。従っ
て、通常のカメラに跡付け的に使用できるのみならず、
使用者にとって使用しやすいという利点を備えたものと
なる。
【0051】≪第2実施形態≫第2実施形態によるカメ
ラは、第1実施形態として示したカメラと略同様の構成
を採用している。
【0052】第2実施形態のカメラも、第1実施形態の
カメラ同様に、ケース本体11を備え、それに種々の部
品を取り付けて構成されている。第2実施形態のケース
11も、光を透さないように構成されている。ケース本
体11の内部には、CCD15、制御装置16、及び記
録媒体17が内蔵されている。ケース本体11の背面に
は出力端子18及びディスプレイDが、また、ケース本
体11の上面には操作ツマミ19が、それぞれ設けられ
ている。これらは、いずれも第1実施形態のカメラにお
けるそれと同様のものである。
【0053】第2実施形態に係るカメラは、鏡筒12、
当接体20、操作体30、対物レンズ40、光源42を
備え、これらを一体化したユニットを有している。この
ユニットは、カメラ本体11に対して着脱自在とされて
いる。このユニットをカメラ本体11に取り付けること
で、このカメラは、拡大系画像、縮小系画像の双方を撮
像できるようになる。尚、当接体20及び鏡筒12は、
第1実施形態の場合と同様に光を透さないように構成さ
れている。この実施形態でも、対物レンズ40は、当接
体20は、光軸Kに沿って前進、後退を行えるようにな
っており、第1実施形態のカメラの場合と同様に、第1
範囲、第2範囲に位置できるようになっている。他方、
当接体20も、光軸Kに沿って前進、後退を行えるよう
になっている。但し、この実施形態における当接体20
は、対物レンズ40と、当接体20とが互いに固定され
ていない。したがって、対物レンズ40、当接体20に
おける前進、後退による移動距離は、互いに異なったも
のとできるようになっている。尚、当接体20は、対物
レンズ40の移動に連動して移動を行うようになってい
るが、その機構については後述することとする。
【0054】このユニットは、具体的には、図6、図
7、及び図8に示したように構成されている。
【0055】このユニットの断面を図6に示す。図6の
光軸Kより上側は、対物レンズ40が拡大系画像撮像時
の第1範囲に位置している状態を、光軸Kより下側は、
対物レンズ40が縮小系画像撮像時の第2範囲に位置し
ている状態を、それぞれ示している。このユニットは、
図6に示したように、鏡筒12、当接体20、操作体3
0、対物レンズ支持体90を備えている。これらは共
に、略円筒形状に構成され、同軸に配されている。
【0056】鏡筒12の基端部には、接続部12Sが設
けられている。接続部12Sは、カメラ本体11と、鏡
筒12とを接続する機能を有しており、図示せぬ係合部
を備えている。この係合部は、カメラ本体11に設けら
れた図示を省略の係合部と着脱自在に接続できるように
されており、これにより、このユニットは、カメラ本体
11に対して着脱自在に接続を行えるようにされてい
る。鏡筒12の中間部分は、先端及び基端付近よりも外
周方向に肉薄に形成されている。
【0057】当接体20は、その外径が鏡筒12の内径
と等しくされており、鏡筒12の内側に嵌めこまれてい
る。当接体20は、上述したように、光軸Kに沿って前
進、後退を行えるようになっているが、かかる前進、後
退は、鏡筒12に対して平行移動となるようになってい
る。筒状とされた当接体20の先端は、縁部が内側に曲
折され平面状に形成されており、且つその平面の中心に
孔25が設けられている。この孔25は、対物レンズ4
0が第2範囲にあるとき、CCD15の撮像対象範囲と
略一致するような大きさとされている。この実施形態に
おける孔25と、対物レンズ40が第2範囲にある場合
におけるCCD15の撮像対象範囲との関係は、図7
(A)に示したようになっている。即ち、この実施形態
における撮像対象範囲Sは矩形であり、孔25は、それ
に略内接する円形となっている。もっとも、撮像対象範
囲Sと、孔25の関係は、これには限られない。例え
ば、図7(B)に示すように、撮像対象範囲Sを矩形と
すると共に、孔25を撮像対象範囲Sの外縁に略沿う矩
形としたり、図7(C)に示すように、撮像対象範囲S
を円形とすると共に、孔25を撮像対象範囲Sの外縁に
略沿う円形とすることもできる。孔25の縁を撮像対象
範囲Sの外縁に沿わせるようにする場合、孔25の縁
は、撮像対象範囲Sの外縁にかかっても(図7
(C))、かからなくても(図7(B))よい。
【0058】当接体20の更に内側には、対物レンズ支
持体90が設けられている。この実施形態における対物
レンズ支持体90も略円筒形状に構成されている。対物
レンズ支持体90は、対物レンズ40を支持した状態
で、光軸Kに沿う方向で前進、後退動を行うものであ
る。この実施形態における対物レンズ支持体90は、外
筒91及び内筒92を備えており、これを、接続板93
で接続してなる。この実施形態のレンズ支持体90は、
一体構造とされている。外筒91及び内筒92は共に、
略円筒形状に形成されており、同軸に配されている。接
続板93は、外筒91及び内筒92を接続するようにさ
れたドーナツ状に形成の板状部である。内筒92の内周
面には、絞り94が設けられている。絞り94は、対物
レンズ支持体90の内周面の一部を内側にリブ状に張り
出させることで形成されている。対物レンズ支持体90
の内側には、第1実施形態におけるものと同様のマウン
ト41が固定的に取り付けられている。対物レンズ40
は、このマウント41に固定されることで、対物レンズ
支持体40に固定されている。この実施形態の対物レン
ズは、これには限られないが、凸レンズ1枚により構成
されている。対物レンズ支持体90の接続板93には、
孔25に臨む向きで光源41が複数個取り付けられてい
る。光源41は、第1実施形態のものと同様のものであ
り、小型のLEDによって構成されている。光源41
は、また、第1実施形態の場合と同様に、対物レンズ4
0が第2範囲にあるときに電源がONになると共に、対
物レンズ40がそれ以外の範囲にあるときに電源がOF
Fになるように制御されるようになっており、対物レン
ズ40が第2範囲にある場合、撮像対象物の少なくとも
撮像範囲を照明するようにされている。
【0059】鏡筒12の外側には、操作体30が取り付
けられている。操作体30は、円筒形状に設けられてお
り、上述した鏡筒12の肉薄な部分に嵌められている。
操作体30は、鏡筒12の外周に沿って回動可能になっ
ている。操作体30を回動させると、当接体20及び対
物レンズ支持体90が、光軸Kに沿う方向で前進、後退
動を行うようになっている。尚、この実施形態における
当接体20及び対物レンズ支持体90の進行方向は常に
同一方向となるようになっており、その方向は、操作体
30の回動方向に応じて決定されるようになっている。
【0060】操作体30の回動に伴って当接体20及び
対物レンズ支持体90が光軸Kに沿う方向で前進、後退
動する仕組みは、第1実施形態のカメラの場合と類似す
る。図6及び図8で示したように、当接体20には、第
1実施携帯の場合と同様の略S字型とされた第1スリッ
ト21と、直線状とされた第2スリット22が形成され
ている。第1スリット21には、第1実施形態の場合と
同様の第1傾斜部21A、及び第2傾斜部21B、及び
中間傾斜部21Cとが設けられている。鏡筒12には、
第1実施形態の場合と同様の第3スリット13が設けら
れている。鏡筒12の内周面には、また、第1実施形態
の場合と同様の第1カム14が設けられている。対物レ
ンズ支持体90には、略S字型とされた第4スリット9
5が設けられている。第4スリット95は、対物レンズ
支持体90の外筒91を貫通している。第4スリット9
5には、周沿いに一定距離進んだときの軸方向への変移
量が少なくなっている両端部分の第1傾斜部95A、及
び第2傾斜部95Bと、周沿いに一定距離進んだときの
軸方向への変移量が第1傾斜部95A及び第2傾斜部9
5Bの場合よりも大きくなっている中間傾斜部95Cと
が設けられている。中間傾斜部95Cの傾斜は、周沿い
に一定距離進んだときの軸方向への変移量が当接体20
に設けられた第1スリット21の中間傾斜部21Cにお
ける変移量よりも小さくなるようにされている。外筒9
1には、また、第5スリット96が設けられている。第
5スリット96は、対物レンズ支持体90の軸方向に沿
う直線状のスリットとされており、外筒91を貫通する
ようにされている。操作体30の内周面には、第1実施
医形態の場合と同様に円柱状に形成された第2カム31
が設けられている。この第2カム31は、操作体30の
内周面に対して垂直に取り付けられており、その長さ
は、鏡筒12の厚さと、当接体20の厚さと、外筒91
の厚さとを加えたのと同じにされている。第2カム31
の直径は、当接体20に設けられた第1スリット21の
幅、鏡筒12に設けられた第3スリット13の幅、及び
対物レンズ支持体90に設けられた第4スリット95の
幅に対応させられている。鏡筒12、当接体20、及び
操作体30を組み付けた状態では、鏡筒12の内周面に
設けられた第1カム14は、当接体20設けられた第2
スリット22と嵌りあっている。また、操作体30の内
周面に設けられた第2カム31は、鏡筒12に設けられ
た第3スリット13、及び当接体20に設けられた第1
スリット21を貫通して、第3スリット13、及び第4
スリット95と嵌りあっている。このとき、第1カム1
4、及び第2カム31は、その先端が対物レンズ支持体
90の外筒91の内周面に略揃うようになっている。ま
た、第2スリット22と嵌りあう第1カム14が、第2
スリット22の図8中最も左側に位置するとき、第1ス
リット21と嵌りあう第2カム31が、第1スリット2
1の図8中最も左側に位置するようになっている。
【0061】このような構成により、操作体30を回動
させると、それに連動して、当接体20、及び対物レン
ズ支持体90が光軸Kに沿う方向で前進、後退動を行
う。この前後動の詳細について更に説明する。操作体3
0を図8中X方向に回転させると、操作体30に設けら
れた第2カム31も図8中X方向に回転する。第2カム
31と嵌りあう第1スリット21を有する当接体20
は、第2カム31の回転に伴って回転しようとするが、
この回転は、当接体20に設けられている第2スリット
22と嵌りあっている第1カム14によって規制され
る。そこで、当接体20は、図6、図8中左方向へと平
行移動していく。これと同時に、操作体30のX方向の
回転に伴う第2カム31のX方向の回転により、第2カ
ム31と嵌りあう第4スリット95を有する対物レンズ
支持体90も、図6、図8中左方向へと平行移動してい
く。このとき、第2カム31が嵌りあう第5スリット9
6に嵌り合っているので、対物レンズ支持体90は、当
接体20と同様、光軸Kを軸としての回転を行うことな
く、図6、図8中左方向へ押し出される。
【0062】操作体30を図8中Y方向に回転させる
と、これとは逆の移動が生じる。つまり、当接体20
は、図6、図8中左方向へと平行移動していき、対物レ
ンズ支持体90は、図6、図8中左方向へと平行移動す
る。
【0063】以上説明したような仕組みにより、操作体
30を回動させると、当接体20、及び対物レンズ支持
体90は光軸Kに沿う方向で、平行移動を行う。対物レ
ンズ支持体90の移動と、その内部に設けられた対物レ
ンズ支持体90(及びこれに固定の対物レンズ40)の
移動は、連動して行われる。他方、操作体30を、X方
向に回し切るか、またはほとんど回し切った状態とした
場合、第2カム31は上述の第2傾斜部21Bに位置す
る。このとき、対物レンズ40は、第2カム31が第1
傾斜部21Aにあるときよりも、CCD15から遠ざか
った状態となる。このときCCD15で得られる画像
は、拡大系画像となる。操作体30を、Y方向に回し切
るか、またはほとんど回し切った状態とした場合、第2
カム31は第1スリット21の第1傾斜部21A、第4
スリット95の第1傾斜部95Aに位置する。このと
き、対物レンズ40は、CCD15に近づいた状態とな
り、その状態におけるCCD15で得られる画像は、縮
小系画像となる。要するに、この実施形態のカメラで
は、操作体30の操作により、第2カム31が、第1傾
斜部21Aに来た場合、縮小系画像を撮像するに適した
位置に対物レンズ40が移動し、第2カム31が、第2
傾斜部21Bに来た場合、拡大系画像を撮像するに適し
た位置に、対物レンズ40が移動する。つまり、この実
施形態のカメラでは、第2カム31が第1傾斜部21A
にある場合における対物レンズ40の位置として許容さ
れる範囲が、本発明で言う第1範囲、第2カム31が第
2傾斜部21Bにある場合における対物レンズ40の位
置として許容される範囲が、本発明で言う第2範囲とな
る。尚、同一の角度だけ操作体30を回転させたときの
当接体20の移動量は、第1実施形態の場合と同様とな
る。即ち、操作体30を一定量移動させた場合における
対物レンズ40の移動量は、対物レンズ40が第1範囲
及び前記第2範囲外にあるときよりも、第1範囲及び前
記第2範囲にあるときの方が小さくなる。
【0064】この実施形態のカメラでは、第1実施形態
の場合同様、対物レンズ40が縮小系画像を撮像するに
適した第1範囲にあるとき、当接体20が鏡筒12内に
収納されるようになっている。また、このカメラでは、
第2カム31が第1スリット21の第2傾斜部21Bに
位置するとき、即ち、対物レンズ40が拡大系画像を撮
像するに適した第2範囲にあるときには、当接体20が
鏡筒12から突出するようになっている。このとき、当
接体20先端の孔25の中心は、対物レンズ40の焦点
深度の範囲内に収まるようになっている。この例のカメ
ラでは、拡大系画像の撮像時に当接体20の先端を撮像
対象物に当接させると、孔25の中の撮像対象物に、対
物レンズ40の焦点が自動的に合う。
【0065】また、この実施形態のカメラにおける対物
レンズ支持体90に設けられた第4スリット95の中間
傾斜部95Cの傾斜は、上述のように、周沿いに一定距
離進んだときの軸方向への変移量が、当接体20に設け
られた第1スリット21の中間傾斜部21Cの変移量よ
りも小さくされている。したがって、操作体30を回転
させた場合における対物レンズ支持体90の光軸K方向
の変移量L1は、当接体20の変移量L2よりも小さく
なる。つまり、対物レンズ40が第2範囲から第1範囲
へ移動した場合、当接体20は、対物レンズ40よりも
大きく後退することになる。これにより、図6に示した
ように、第1範囲にある対物レンズ40の視野角(画
角)θ1は、第2範囲にある対物レンズ40の視野角θ
2よりも大きくなることになる。つまり、この実施形態
のカメラでは、視野が大きくなる縮小系画像の撮像時に
おける視野角を、大きくし易くなる。
【0066】このカメラの使用方法は、第1実施形態の
カメラの場合と同様である。
【0067】第2実施形態のカメラでも、その対物レン
ズは、撮像対象物とCCD15との間で(1/a)+
(1/b)=(1/f)(aは、撮像対象物と対物レン
ズ40の距離、bは、対物レンズ40とCCD15の距
離、fは対物レンズの焦点距離をそれぞれ意味する)の
関係を満たしながら移動するようにすることができる。
また、対物レンズ40のみならず、CCD15をも移動
させる構成を採用することができる。
【0068】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、縮小系画像と拡大系画像の双方を撮像するに
適したカメラを得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるカメラの透視側面
図。
【図2】図1で示したカメラの正面図。
【図3】図1で示したカメラの鏡筒、当接体、及び操作
体の構造を示す図。
【図4】図1で示したカメラにおける当接体の変形例を
示す側面図。
【図5】図4で示した当接体を備えるカメラで撮像した
画像の例を示す図。
【図6】本発明の第2実施形態によるカメラの鏡筒付近
の構造及び動作を示す側断面図。
【図7】図6で示したカメラの孔と撮像対象範囲の関係
を示す図。
【図8】図6示したカメラの鏡筒、当接体、操作体、及
び対物レンズ支持体の構造を示す図。
【符号の説明】
10 ケース 11 ケース本体 12 鏡筒 13 第3スリット 14 第1カム 15 CCD 16 制御装置 17 記録媒体 18 出力端子 19 操作ツマミ 20 当接体 21 第1スリット 22 第2スリット 30 操作体 31 第2カム 40 対物レンズ 41 マウント 42 光源 90 対物レンズ支持体 95 第4スリット 96 第5スリット
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 G02B 7/04 D Z

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズと、該対物レンズを介して撮
    像対象物からの像光が導かれるようにされていると共
    に、該像光による撮像を行う撮像手段と、を備えてなる
    カメラであって、 前記対物レンズは、前記撮像手段で撮像される画像が縮
    小系画像となる第1範囲、前記撮像手段で撮像される画
    像が拡大系画像となる第2範囲に少なくとも位置するこ
    とができるようにして、前記像光が導かれる光軸上を移
    動可能とされていると共に、 その先端に前記光軸に対応させた孔が穿設されており、
    且つ前記対物レンズが前記第2範囲にあるときに、その
    先端を前記撮像対象物に当接させるものとされると共
    に、前記対物レンズが前記第1範囲にあるとき、前記第
    2範囲にあるときよりも、その先端位置が撮像手段寄り
    になるように光軸に沿って移動できるようにされた位置
    決め補助手段を備えており、 且つ、前記位置決め補助手段は、前記対物レンズが前記
    第2範囲にあるとき、前記孔に前記対物レンズの焦点が
    合うような位置に位置するようになっており、且つ前記
    孔は、前記対物レンズが前記第2範囲にあるときの前記
    撮像手段の撮像対象範囲と略一致するような大きさとさ
    れている、 カメラ。
  2. 【請求項2】 筒状の鏡筒と、該鏡当に収納された対物
    レンズと、該対物レンズを介して撮像対象物からの像光
    が導かれるようにされていると共に、該像光による撮像
    を行う撮像手段と、を備えてなるカメラにおいて、 前記対物レンズは、前記撮像手段で撮像される画像が縮
    小系画像となる第1範囲と、前記撮像手段で撮像される
    画像が拡大系画像となる第2範囲とに少なくとも位置す
    ることができるようにして、前記像光が導かれる光軸に
    沿って移動できるようにされてなると共に、 その先端に前記光軸に対応させた孔が穿設されており、
    且つ前記対物レンズが前記第2範囲にあるときに、その
    先端を前記撮像対象物に当接させるものとされると共
    に、前記対物レンズが前記第1範囲にあるとき、前記第
    2範囲にあるときよりも、その先端位置が撮像手段寄り
    になるように光軸に沿って移動できるようにされた位置
    決め補助手段を備えており、 前記位置決め補助手段は、前記対物レンズが前記第2範
    囲にあるとき、前記孔に前記対物レンズの焦点が合うよ
    うな位置に位置するようになっており、且つ前記孔は、
    前記対物レンズが前記第2範囲にあるときの前記撮像手
    段の撮像対象範囲と略一致するような大きさとされてい
    る、 カメラ。
  3. 【請求項3】 前記撮像手段の前記撮像対象範囲が矩形
    であり、前記孔は、前記対物レンズが前記第2範囲にあ
    るときの前記撮像手段の撮像対象範囲を略内接させる円
    形である、 請求項1又は2記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記孔が、前記撮像手段の前記撮像対象
    範囲の外縁に略沿うようになっている、 請求項1又は2記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 対物レンズと、該対物レンズを介して撮
    像対象物からの像光が導かれるようにされていると共
    に、該像光による撮像を行う撮像手段と、を備えてなる
    カメラであって、 前記対物レンズは、前記撮像手段で撮像される画像が縮
    小系画像となる第1範囲、前記撮像手段で撮像される画
    像が拡大系画像となる第2範囲に少なくとも位置するこ
    とができるようにして、前記像光が導かれる光軸上を移
    動可能とされていると共に、 その先端に前記光軸に対応させた孔が穿設されており、
    且つ前記対物レンズが前記第2範囲にあるときに、その
    先端を前記撮像対象物に当接させるものとされると共
    に、前記対物レンズが前記第1範囲にあるとき、前記第
    2範囲にあるときよりも、その先端位置が撮像手段寄り
    になるように光軸に沿って移動できるようにされた位置
    決め補助手段を備えており、 且つ、前記第1範囲と前記第2範囲との間で移動する際
    の前記対物レンズの移動距離が、前記対物レンズの前記
    第1範囲と前記第2範囲との間での移動に伴う前記位置
    決め補助手段の移動距離よりも小さくなるようにされて
    いる、 カメラ。
  6. 【請求項6】 筒状の鏡筒と、該鏡当に収納された対物
    レンズと、該対物レンズを介して撮像対象物からの像光
    が導かれるようにされていると共に、該像光による撮像
    を行う撮像手段と、を備えてなるカメラにおいて、 前記対物レンズは、前記撮像手段で撮像される画像が縮
    小系画像となる第1範囲と、前記撮像手段で撮像される
    画像が拡大系画像となる第2範囲とに少なくとも位置す
    ることができるようにして、前記像光が導かれる光軸に
    沿って移動できるようにされてなると共に、 その先端に前記光軸に対応させた孔が穿設されており、
    且つ前記対物レンズが前記第2範囲にあるときに、その
    先端を前記撮像対象物に当接させるものとされると共
    に、前記対物レンズが前記第1範囲にあるとき、前記第
    2範囲にあるときよりも、その先端位置が撮像手段寄り
    になるように光軸に沿って移動できるようにされた位置
    決め補助手段を備えており、 前記第1範囲と前記第2範囲との間で移動する際の前記
    対物レンズの移動距離が、前記対物レンズの前記第1範
    囲と前記第2範囲との間での移動に伴う前記位置決め補
    助手段の移動距離よりも小さくなるようにされている、 カメラ。
  7. 【請求項7】 前記対物レンズが前記第1範囲にあると
    きにおける前記位置決め補助手段の位置は、前記孔の縁
    が、前記撮像手段の視野に入らないような位置となるよ
    うに構成されている、 請求項1、2、5又は6記載のカメラ。
  8. 【請求項8】 前記位置決め補助手段は筒状に形成され
    ており、且つその先端に前記孔が設けられている、 請求項1、2、5又は6記載のカメラ。
  9. 【請求項9】 前記位置決め補助手段と前記鏡筒は、同
    軸とされている、 請求項5又は6記載のカメラ。
  10. 【請求項10】 前記対物レンズが前記第2範囲にある
    場合に、前記孔の内側範囲に光を照射することで、撮像
    対象物の少なくとも撮像範囲を照明する照明手段を更に
    備えてなる、 請求項1、2、5又は6記載のカメラ。
  11. 【請求項11】 前記対物レンズが前記第2範囲にある
    場合に、前記孔の内側範囲に光を照射することで、撮像
    対象物の少なくとも撮像範囲を照明する照明手段を更に
    備えていると共に、 この照明手段が、前記位置決め補助手段の内部に設けら
    れてなる、 請求項8記載のカメラ。
  12. 【請求項12】 前記照明手段は、前記対物レンズが前
    記第2範囲にあるときのみ点灯するようになっている、 請求項10または11記載のカメラ。
  13. 【請求項13】 対物レンズが前記第2範囲にあり、且
    つ前記位置決め補助手段が前記撮像対象物へ当接させら
    れているときに、前記撮像対象物の前記撮像範囲に、外
    部光が当たらないようにする遮光手段を備えてなる、 請求項1、2、5又は6記載のカメラ。
  14. 【請求項14】 前記位置決め補助手段が、遮光を行う
    ようになっており、前記対物レンズが前記第2範囲にあ
    り、且つ前記位置決め補助手段を前記撮像対象物へ当接
    させているときに、前記撮像対象物の撮像範囲に、外部
    光が当たらないようにされてなる、 請求項10記載のカメラ。
  15. 【請求項15】 前記対物レンズと、前記位置決め補助
    手段の移動が、連動して行われるようになっている、 請求項1、2、5又は6記載のカメラ。
  16. 【請求項16】 前記対物レンズは、前記第1範囲及び
    前記第2範囲の少なくとも一方の範囲内で、前記光軸上
    を移動可能とされている、 請求項1、2、5又は6記載のカメラ。
  17. 【請求項17】 前記第1位置から前記第2位置へ移動
    させることで、前記対物レンズを前記第1範囲から前記
    第2範囲へ移動させることができる操作手段を更に備え
    ており、且つ前記操作手段を一定量移動させた場合にお
    ける前記対物レンズの移動量は、前記対物レンズが前記
    第1範囲及び前記第2範囲外にあるときよりも、前記第
    1範囲及び前記第2範囲にあるときの方が小さくなるよ
    うになっている、 請求項1、2、5又は6記載のカメラ。
  18. 【請求項18】 前記操作手段は、前記円筒形状とされ
    た前記鏡筒の外側に嵌めらており、それを回転させるこ
    とで、前記位置決め補助手段を、前記鏡筒の軸方向に移
    動できるようにされてなる、 請求項17記載のカメラ。
  19. 【請求項19】 前記撮像手段で撮像した画像を表示す
    るための表示手段を備えてなる、 請求項1、2、5又は6記載のカメラ。
  20. 【請求項20】 撮像対象物からの像光が導かれるもの
    であり、この像光に基づく撮像を行う撮像手段と、該撮
    像手段が取り付けられたケースとを収めてなるカメラに
    対して着脱自在とされてなるカメラ用ユニットであっ
    て、 筒状の鏡筒と、該鏡筒に収納されており、 撮像対象物からの前記像光がそれを介して前記撮像手段
    に導かれるようにされており、且つ前記撮像手段で撮像
    される画像が縮小系画像となる第1範囲、前記撮像手段
    で撮像される画像が拡大系画像となる第2範囲に少なく
    とも位置することができるようにして、前記像光が導か
    れる光軸に沿って移動できるようにされてなる対物レン
    ズと、 その先端に前記光軸に対応させた孔が穿設されており、
    且つ前記対物レンズが前記第2範囲にあるときに、その
    先端を前記撮像対象物に当接させるものとされると共
    に、前記対物レンズが前記第1範囲にあるとき、前記第
    2範囲にあるときよりも、その先端位置が撮像手段寄り
    になるように光軸に沿って移動できるようにされた位置
    決め補助手段と、 を一体にしてなると共に、 前記位置決め補助手段は、前記対物レンズが前記第2範
    囲にあるとき、前記孔に前記対物レンズの焦点が合うよ
    うな位置に位置するようになっており、且つ前記孔は、
    前記対物レンズが前記第2範囲にあるときの前記撮像手
    段の撮像対象範囲と略一致するような大きさとされてい
    る、 カメラ用ユニット。
  21. 【請求項21】 撮像対象物からの像光が導かれるもの
    であり、この像光に基づく撮像を行う撮像手段と、該撮
    像手段が取り付けられたケースとを収めてなるカメラに
    対して着脱自在とされてなるカメラ用ユニットであっ
    て、 筒状の鏡筒と、該鏡筒に収納されており、 撮像対象物からの前記像光がそれを介して前記撮像手段
    に導かれるようにされており、且つ前記撮像手段で撮像
    される画像が縮小系画像となる第1範囲、前記撮像手段
    で撮像される画像が拡大系画像となる第2範囲に少なく
    とも位置することができるようにして、前記像光が導か
    れる光軸に沿って移動できるようにされてなる対物レン
    ズと、 その先端に前記光軸に対応させた孔が穿設されており、
    且つ前記対物レンズが前記第2範囲にあるときに、その
    先端を前記撮像対象物に当接させるものとされると共
    に、前記対物レンズが前記第1範囲にあるとき、前記第
    2範囲にあるときよりも、その先端位置が撮像手段寄り
    になるように光軸に沿って移動できるようにされた位置
    決め補助手段と、 を一体にしてなると共に、 前記第1範囲と前記第2範囲との間で移動する際の前記
    対物レンズの移動距離が、前記対物レンズの前記第1範
    囲と前記第2範囲との間での移動に伴う前記位置決め補
    助手段の移動距離よりも大きくなるようにされている、 カメラ用ユニット。
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