JP2005157214A - カメラモジュール及び該カメラモジュールを備えた携帯端末装置 - Google Patents

カメラモジュール及び該カメラモジュールを備えた携帯端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 携帯端末などに組み込むカメラモジュールを、小型軽量に構成し、かつ、焦点調節又は変倍操作可能にすると共に、操作性の向上や強度の向上も持たせられるようにすることが課題である。
【解決手段】 被写体像を電気信号に変換する撮像素子42を搭載した基板41と、この撮像素子42へ被写体像を結像させる撮影光学系を配したレンズ鏡筒36、37を光軸方向に移動可能に保持して前記基板41に固定した鏡筒保持部材48と、該鏡筒保持部材48に回動可能に嵌合し、内部に配した前記レンズ鏡筒36、37を回動によって光軸方向に移動させる機構を有して変倍または合焦させる回動操作部材31とからなり、該回動操作部材31及び前記鏡筒保持部材48の撮像素子42近傍の直径方向肉厚を厚くして強度を持たせた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮影光学系により結像された被写体像を電気信号に変換する撮像素子を備えた、カメラモジュール及び該カメラモジュールを備えた携帯端末装置に関するものである。
撮影光学系により結像された被写体像を電気信号に変換する撮像素子を備え、画像をデジタル的に撮像するカメラモジュールは、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話、さらに小型携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistants)やパソコンなど、種々の携帯端末に組み込まれるようになっている。そしてこのようなカメラモジュールを組み込んだ携帯端末は、益々小型化、軽量化され、必然的にカメラモジュールも小型化、軽量化や、さらに、撮影光学系をズームレンズとしたり、操作性が優れていることも要求されるようになってきている。
そのため例えば特許文献1には、焦点距離を可変とすると共に表示装置に対してレンズを回動可能とし、自分撮影のためにレンズを自分の方に向けたとき、自動的に焦点距離が近距離撮影用になるようにして、焦点距離の調節をレンズの回動に連動させたカメラを有する携帯端末が示されており、このように回動機構に他の機能を連動させることで、操作性を向上させることができる。
特開2003−5017号公報
しかしながらこの特許文献1に示されたカメラは、単に自分撮影の際の焦点距離を近距離撮影用にしているだけであり、小型ではあるが、焦点距離を自由に変化させたりすることについては記載がない。また、カメラが携帯端末の一端に片持ちで取り付けられているため、操作時に大きな力を加えると破損してしまう可能性がある。
そのため本発明においては、特にカメラモジュールを小型軽量に構成し、かつ、焦点調節又は変倍操作可能にすると共に、操作性の向上や強度の向上も持たせられるようにすることが課題である。
上記課題を解決するため、本発明におけるカメラモジュールは、
被写体像を電気信号に変換する撮像素子と、
該撮像素子を搭載した基板と、
前記撮像素子へ被写体像を結像させる撮像光学系と、
該撮像光学系の少なくとも一部を配した第1のレンズ鏡筒と、
前記基板を保持すると共に前記第1のレンズ鏡筒を光軸方向に移動可能に保持する略円筒形状の鏡筒保持部材と、
該鏡筒保持部材の外周に配した回動可能な略円筒形状の回動操作部材と、
該回動操作部材に設けたカム部と、
前記カム部によって駆動される前記第1のレンズ鏡筒に設けた第1の被駆動部材と、
を備えたことを特徴とする。
また、本発明におけるカメラモジュールは、
前記撮像光学系の少なくとも一部を配した第2のレンズ鏡筒と、
前記カム部によって駆動される該第2のレンズ鏡筒に設けた第2の被駆動部材と、
を更に備え、
前記回動操作部材の操作により前記第1のレンズ鏡筒と前記第2のレンズ鏡筒とを光軸方向に移動可能にしたことを特徴とする。
そして本発明におけるカメラモジュールは、
前記回動操作部材の円筒部表面に配した回動検出用パターンと、
前記回動操作部材の外周位置に配した前記回動検出用パターンを検出する部材と、
を更に備えている。
また本発明におけるカメラモジュールは、
前記回動操作部材の前記基板側端部に光軸を中心として略円弧状に形成した回動検出用パターンと、
前記基板に配した前記回動検出用パターンを検出する部材と、
を更に備えている。
さらに本発明におけるカメラモジュールは、
前記基板に光軸を中心として略円弧状に形成した回動検出用パターンと、
前記回動操作部材の前記基板側端部に配した前記回動検出用パターンを検出する部材と、
を更に備えている。
また本発明におけるカメラモジュールは、
前記鏡筒保持部材の前記第1のレンズ鏡筒を保持する部分の肉厚と比較し前記基板を保持する部分近傍の肉厚を厚くしたことを特徴とする。
さらに本発明におけるカメラモジュールは、
前記鏡筒保持部材の外周に配した凸部と、
前記回動操作部材の内周に配した前記凸部に嵌合する凹部と、を更に備え、
前記鏡筒保持部材に対して前記回動操作部材を回動可能に嵌合したことを特徴とする。
また本発明におけるカメラモジュールは、
前記回動操作部材の外周であって且つ前記凹部に対応した位置に配した手動操作のための突出部を更に備えたことを特徴とする。
そして本発明におけるカメラモジュールは、
前記回動操作部材の回動で前記第1のレンズ鏡筒を前記基板側端部に異動させることにより前記回動操作部材内に収納した際、前記回動操作部材の被写体側先端が前記第1のレンズ鏡筒の被写体側先端と略同一面または被写体側に突出するように構成したことを特徴とする。
そして、本発明になる携帯端末は、
被写体像を電気信号に変換する撮像素子と、
該撮像素子を搭載した基板と、
前記撮像素子へ被写体像を結像させる撮像光学系と、
該撮像光学系の少なくとも一部を配した第1のレンズ鏡筒と、
前記基板を保持すると共に前記第1のレンズ鏡筒を光軸方向に移動可能に保持する略円筒形状の鏡筒保持部材と、
該鏡筒保持部材の外周に配した回動可能な略円筒形状の回動操作部材と、
該回動操作部材の回動により前記第1のレンズ鏡筒を光軸方向に移動するカム機構と、
前記回動操作部材の少なくとも一部を外部に露出させた筐体と、
を含んだ携帯端末装置である。
そして、この携帯端末に於ける前記回動操作部材の被写体側先端と前記筐体表面とを、略同一面に構成してある。
本発明によれば、小型軽量で、且つ、焦点調節又は変倍操作可能のカメラモジュール及びそのカメラモジュールを備えた携帯端末装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は実施形態になるカメラモジュールの構成と変倍(焦点距離変更)の様子を説明するための一部断面図で、(A)〜(D)は変倍光学系の移動状況を示した図、(E)は回動操作部材に設けた回転位置検出のための機構の説明図、(F)は変倍用カム機構(カム部)におけるカム溝とそのカム溝による変倍倍率を説明するための図、図2は実施形態になるカメラモジュールを携帯端末としての携帯電話に応用した一例の概略外観図、図3は実施形態のカメラモジュールに於ける撮影光学系の光軸を軸として携帯端末の筐体から一部を露出した回動操作部材を示した図、図4は実施形態のカメラモジュールにおける撮影光学系としてズームレンズを用いた場合の外観図、図5は回動操作部部材の回動量を、光電素子により検出する場合の実施例を示した図、図6は変倍光学系の光軸方向移動をモータなどの駆動源で行うようにした実施例、図7は回転位置検出のための回路の一例で、(A)は位置を示す信号が「1」、「0」として出力される場合、(B)は位置を示す信号が電圧として出力される場合である。
図中1は実施形態になるカメラモジュールを組み込んだ携帯端末の一例としての携帯電話、2は携帯端末の筐体で、21は表示部筐体、22は操作部筐体、3は実施形態になるカメラモジュール、4は液晶(LCD)などを用いた表示装置、5は数字やアルファベット、その他の機能の指示などに使う操作キー(釦)、30はカメラモジュール3の撮影光学系(レンズ)、31は撮影光学系30の光軸を軸とし、筐体2から一部が露出した回動操作部材(ダイヤル)、32、33は撮影光学系30を構成する変倍用レンズ、34、35は回動操作部材31の内側に設けられた変倍用カム機構(カム部)におけるカム溝、36、37は変倍用レンズ32、33の第1レンズ鏡筒及び第2レンズ鏡筒、38、39はレンズ鏡筒36、37に設けられ、回動操作部材31の内側に設けられたカム溝34、35に係合して変倍用レンズ32、33を光軸方向に移動させて変倍を行うためのカムピン(被駆動部材)、40はシャッター、41は回動検出用パターンPOS1〜POS12と撮像素子42を配した基板、43は回動操作部材31に設けられ、回動検出用パターンPOS1〜POS12を摺擦して回動位置を検出するための接触用ブラシ、44は変倍用レンズ32、33を収納したOFF位置、45は変倍用レンズ32、33の広角(WIDE)端、46は同じく変倍用レンズ32、33の望遠(TELE)端、47は制御用CPU、100は回動検出用パターンを有した回動操作部材、48は基板41に固定され、レンズ鏡筒36、37を光軸方向に移動可能に保持すると共に回動操作部材31を回動可能に保持する鏡筒保持部材、49は鏡筒保持部材48における基板側の直径方向肉厚とを厚くした直径方向厚肉部、50は鏡筒保持部材48に設けられた凸部、51は回動操作部材31に設けられて鏡筒保持部材48に設けられた凸部50と嵌合するよう構成された凹部、52は手動回動のための突出部、90、91、92はフォトセンサ、101はモータなどの駆動源102からの駆動力をギア103を介して伝達され、変倍用レンズ32、33を光軸方向に移動させる回動部材、104はモータなどの駆動源の駆動制御回路、105は回動操作部材100上に設けられた回動検出用パターンを検出する光電素子108からの信号を受けて回動操作部材100の回動を検知する回動検知回路、106は制御回路、107は回動検知回路105からの信号によってモータ駆動制御回路104に与える駆動方法を記憶している設定メモリである。
実施形態になるカメラモジュール3は、図3に示したように、カメラモジュール3の撮影光学系(レンズ)30の光軸を軸とし、携帯端末1の筐体2から一部が露出した回動操作部材(ダイヤル)31が設けられ、この回動操作部材31を回すことによって図4に示したように、レンズ30が光軸方向に突出し、ズーミングがおこなえるようになっている。なお、以下の説明ではこの回動操作部材31の回動によってズーミング(変倍)を行う場合を例に説明してゆくが、回動操作部材31の回動を被写体像のピントを合わせる合焦のために使用するようにしても良い。
そしてこのようなカメラモジュール3を組み込んだ携帯端末1は、図2に一例として携帯電話に応用した場合を示したように、その筐体2の一部に実施形態のカメラモジュール3が配され、メールやアドレスなどを見るための表示装置4、電話番号や文字を入力するためのキー5などが設けられている。そして、使わないときは表示部筐体21と操作部筐体22が閉じられ、使うときに図2に示したように開かれるようになっている。なお、この携帯端末1はあくまでも一例であり、表示部筐体21と操作部筐体22が常時操作者側を向いた形式のものや、多数のキーなどが設けられたもの、あるいは前記したようにデジタルカメラや小型携帯情報端末、さらにパソコンなどであっても良いことは自明である。
そして実施形態のカメラモジュール3は、図1(A)のレンズ鏡筒36、37を収納した状態の図に示したように、それぞれレンズ鏡筒36、37に収容された変倍用レンズ32、33を有し、これら変倍用レンズ32、33によって変倍された被写体像は、シャッター40を通過し、基板41上に配置されたCCDなどを用いた撮像素子42で撮像される。そしてレンズ鏡筒36、37は、鏡筒保持部材48によって光軸方向に移動可能に保持され、また鏡筒保持部材48における基板41側は、強度を持たせるために直径方向肉厚を厚くした直径方向厚肉部49によって基板41に固定されている。
またこの鏡筒保持部材48は一部に凸部50を有し、回動操作部材31の内側に設けられた凹部51と嵌合して回動操作部材31を回動可能に保持し、そして回動操作部材31は、手動回動のためと回動操作部材31そのものに強度を持たせるため、撮像素子42側に突出部52が設けられている。このように回動操作部材31及び鏡筒保持部材48の撮像素子42側の直径方向肉厚を厚くして強度を持たせたことにより、ユーザは回動操作部材31を回動させる際、光軸と垂直な方向に力を加えるが、その力によって発生する基板41と鏡筒保持部材48との接合面にかかる応力に対して強度を大きくすることができ、又同時に、突出部52の外周面に力を入れすぎて、破損や歪みが発生するのを防止することができる。
また回動操作部材31の内側には、一例として図1(F)に34、35で示したような変倍用カム機構(カム部)におけるカム溝が設けられ、このカム溝34、35は、望遠端(TELE端)46から47の間は変倍用レンズ32、33を移動させない構造となっており、レンズ鏡筒36、37には、この回動操作部材31の内側に設けられたカム溝34、35に係合して変倍用レンズ32、33を光軸方向に移動させ、変倍を行うためのカムピン(被駆動部材)38、39が設けられている。なお、このレンズ鏡筒37に設けられたカムピン39を光軸方向に移動可能にするため、回動操作部材31には、カムピン39の光軸方向移動距離分の孔が設けられている。また、回動操作部材31の回動を前記したピント合わせに使用する場合は、このカム溝34、35をピント合わせ(合焦)動作用として設ける。
また、回動操作部材31の光軸方向長さは、図1(A)に示したようにレンズ鏡筒36、37を収納した時、レンズ鏡筒36、37における被写体側先端が、回動操作部材31の被写体側先端と略同一面となるか内側となるような長さとしてあり、そのため、カメラモジュール3を小型に構成できる。また、レンズ鏡筒36、37に収容されたレンズ32、33をそれぞれ第1のレンズ群、第2のレンズ群とした場合、いずれかのレンズ群、例えば第2のレンズ群33のレンズ鏡筒37の被写体側先端は、レンズ鏡筒36、37の光軸方向移動があっても鏡筒保持部材48の被写体側先端より突出しないようにし、強度の弱いレンズであっても使用することができるようにして、汎用性を高めるようにすると良い。
また基板41には、回動操作部材31の回動位置を検出するため、図1(E)に示したような光軸を中心に略円弧状とした回動検出用パターンPOS1〜POS12で構成された検出部が設けられ、回動操作部材31に設けられた接触用ブラシ43が回動に伴ってこの回動検出用パターンPOS1〜POS12を摺擦することで、回動操作部材31の回動位置を検知できるようになっている。そして図1(F)に示したカム溝34、35は、前記したように望遠端(TELE端)46から47の間は変倍用レンズ32、33を移動させない構造となっているが、ブラシ43は回動操作部材31の回動に伴って回動して位置を検出できるようになっている。このように基板41に撮像素子42を搭載すると共にズームやフォーカス(合焦)の位置検出用パターン(検出部)を設けることで、カメラモジュール3そのものを小型に構成することができる。
なお、この位置検出用パターンPOS1〜POS12は、こういったブラシ43で検出する形式のものでなく、例えば位置検出用パターンを発光素子からの光で照射し、受光素子で回動位置を検出するようにしたり、パターンを透過型とし、発光素子からの光が遮られたか否かを受光素子で検出するようにしたり、図5に示したように、回動操作部材の適宜な位置に回動位置検出パターンを設け、それを検出することで、回動位置を検出するような形式のものでも良いことは勿論である。
この図5の(A)は、回動操作部材31の側面に回動検出用パターンを設け、それを基板41に設けたフォトセンサ90で検出するようにした場合、図5(B)は回動操作部材31の周囲に回動検出用パターンを設け、それをフォトセンサ91で検出するようにした場合、図5(C)は回動操作部材31に孔を開けてフォトセンサ92を取り付け、回動検出用パターンを鏡筒36に設けてそれぞれ検出するようにした場合である。
さらに前記回動位置検出に替えて、回動操作部材31の回動量や回動角度をパルス数で検出するようなものでも良い。すなわち、前記回動検出用パターンPOS1〜POS12、前記受光素子、若しくは前記発光素子を用いて、前記回動操作部材31が基準位置からどの程度回動したのか、1周回動したのか、1.5周回動したのかその回動量を検出したり、回動操作部材31に設けた回動検出用パターンPOS1〜POS12を用い、そのパターンを検出した回数である回動パルスを検出したり、回動操作部材31の任意の位置からの角度で検出するようにしても良い。
そして実施形態のカメラモジュール3は、各回動検出用パターンPOS1〜POS12を、一例として変倍用レンズ32、33による変倍率の検知のために使うようにでき、例えば、この図1(E)にOFFと記された44の位置のときに図1(A)のように収納された状態を、ほぼ60度回動した図1(B)のPOS4の45の位置で広角(WIDE)端、そこからさらに約60度回動した図1(C)のPOS8の46の位置で望遠(TELE)端である旨の信号として使うなどのことができる。また、その望遠端46(POS8)からさらに約60度回動した47(POS12、図1(D))までは、変倍用レンズ32、33の移動を停止し、この間は光学ズームではなく、それぞれのパターンPOS9〜POS11の位置に応じ、撮像画像の所定部分を電子的に拡大する電子ズームの倍率制御のための信号として用いるなどのこともできる。
そしてこの回動位置検出は、例えば図7(A)に示したように、各回動検出用パターンPOS1〜POS12をプルアップ抵抗R1〜R12を介して制御CPU47のI/Oポートに接続し、選択された回動検出用パターンが接地(アース)されることによって制御CPU47のI/OポートにL(0)信号を、他のポートにH(1)信号を送るようにしたり、図7(B)に示したように、各回動検出用パターンPOS1〜POS12を抵抗R1〜R12を介して接続し、選択された回動検出用パターンにより、制御CPU47のI/Oポートに送られる電圧が変化して、それによってブラシ43の位置を認識できるようにするなどしておこなう。なお、この実施例説明では、パターンを12としたが、この数は適宜変更できることは自明であり、また、OFF位置から広角端まで、広角端から望遠端まで、望遠端から最後の回動検出用パターンまでそれぞれ60度ずつとしたが、これもこの角度に限られないことは自明である。
また、以上の説明では、回動操作部材31は手で回動させる場合を例に説明してきたが、図6に示したように、回動操作部材100の回動を光電素子108、回動検知回路105で検知し、モータなどの駆動源102をモータ駆動制御回路104で制御して回動部材101を回動させ、それによって変倍レンズ32、33を移動させて変倍するようにしても良い。このようにすると、レンズ32、33は回動部材101内部となるから、省スペース化が図れる。
この図6に示した実施例では、予め回動操作部材100の回動によるズーム量を決めて設定メモリ107に記憶しておき、回動操作部材100を回動させたとき、その回動量を光電素子108、回動検知回路105で検知し、それによって制御回路106が設定メモリ107に記憶された設定量に従ってモータ駆動制御回路104を制御し、モータ102を駆動する。そのため、回動部材101が回動し、鏡筒36、37が光軸方向に移動し、ズームが行われる。この時設定メモリに設定した値をいろいろ変化させることにより、例えば高速にズーミングを行うようにしたり、低速にズーミングを行うようにするなど、ズーミングスピードを種々変更することが可能となる。
このように構成した実施形態になるカメラモジュール3は、回動操作部材31を回動することでブラシ43が図1(E)のOFF位置44からPOS1の位置に来ると、カメラモジュール3のスイッチが入って起動され、撮影動作の準備が行われる。そして、回動操作部材31が回動されて、図1(B)のようなPOS4の広角(WIDE)端45の位置まで来ると撮影準備が完了し、撮像素子42によって撮像が行われて、例えばこのカメラモジュール3が図2に示したような携帯端末1に組み込まれている場合は、表示装置4にその像が表示される。
そしてこの状態から、回動操作部材31を回動させて希望するズーム倍率にすると、その信号が制御図7に示したCPU47に送られて、表示装置4に現在の倍率が表示される。そしてこのとき、回動操作部材31が図1(E)に示した望遠側端46のPOS8を超えて回動されると、それがCPU47で検出され、撮像画像から、回動位置検出用パターンに対応した倍率となるよう一部を取りだし、その画像に対してデータ処理を行って表示装置4にその像を表示する。
このように実施形態になるカメラモジュール3は、被写体像を電気信号に変換する撮像素子42を搭載した基板41と、撮像素子42へ被写体像を結像させる撮影光学系32、33を配したレンズ鏡筒36、37を光軸方向に移動可能に保持して前記基板41に固定した鏡筒保持部材48と、この鏡筒保持部材48に回動可能に嵌合し、内部に配した前記レンズ鏡筒36、37を回動によって光軸方向に移動させる機構を有して変倍または合焦させる回動操作部材31とを有し、この回動操作部材31及び前記鏡筒保持部材48の撮像素子42近傍の直径方向肉厚を厚くして強度を持たせたことにより、ユーザが回動操作部材31を回動するに際し、光軸と垂直な方向に力を加えても、その力によって発生する基板41とレンズ鏡筒36、37との接合面にかかる応力に対して大きな強度を有するカメラモジュールとすることができると共に、回動操作部材31により焦点距離の変化(変倍)やピント合わせを容易に行うことができ、小型軽量で大きな強度を持ち、かつ、操作性を向上させたカメラモジュールを提供することができる。
そして基板41に、撮像素子42を搭載すると共に回動操作部材31の回動角度検出部を配して回動操作部材31固定し、回動操作部材31の回動によってレンズ鏡筒36、37のを光軸方向に移動させて変倍または合焦を可能とし、また基板41に設けた回動角度検出部からの信号によって変倍率又は被写体までの距離を検出できるようにしたことにより、カメラモジュール3の小型化を実現することができる。
また、回動操作部材31の光軸方向長さは、レンズ鏡筒36、37を回動操作部材31に収納した時、レンズ鏡筒36、37における被写体側先端が、回動操作部材31の被写体側先端と略同一面か内側となる長さとしたことにより、カメラモジュール3を小型に構成することができる。
さらに、回動操作部材31は基板41側の直径方向肉厚を厚くした部位の内周に凹部51を設け、この凹部51を鏡筒保持部材48の外周に設けた凸部50に嵌合させて回動可能にしたことにより、回動操作部材31の内周面と外周面との間の厚みを撮像素子42から被写体方向に亘って厚みができるので強度を強くすることができると共に、カメラモジュール3の光軸と垂直方向の大きさを小さくでき、カメラモジュール3の小型化を実現できる。
そして、回動操作部材31は手動回動のための突出部52を有し、回動操作部材31と鏡筒保持部材48との直径方向肉厚を厚くした部位をこの突出部52近傍としたことにより、ユーザが回動操作部材31の突出部52の外周面に力を加えながら回動操作部材31を回動する際、突出部52の外周面に力を入れすぎて、破損や歪みが発生するのを防止することができる。
また、撮影光学系のうちのいずれかのレンズ群の被写体側先端は、鏡筒の光軸方向移動があっても前記鏡筒保持部材の被写体側先端より突出しないようにしたことにより、強度の弱いレンズであっても使用することができ、汎用性が高くなる。
本発明によれば、携帯端末などに組み込むカメラモジュールを、小型軽量に構成し、かつ、操作性を向上させると共に大きな強度を持たせられるようにすることができる。
実施形態になるカメラモジュールの構成と変倍(焦点距離変更)の様子を説明するための一部断面図で、(A)〜(D)は変倍光学系の移動状況を示した図、(E)は回動操作部材に設けた回転位置検出のための機構の説明図、(F)は変倍用カム機構(カム部)におけるカム溝とそのカム溝による変倍倍率を説明するための図である。 実施形態になるカメラモジュールを携帯端末としての携帯電話に応用した一例の概略外観図である。 実施形態のカメラモジュールに於ける撮影光学系の光軸を軸として携帯端末の筐体から一部を露出した回動操作部材を示した図である。 実施形態のカメラモジュールにおける撮影光学系としてズームレンズを用いた場合の外観図である。 回動操作部部材の回動量を、光電素子により検出する場合の実施例を示した図である。 変倍光学系の光軸方向移動をモータなどの駆動源で行うようにした実施例である。 回転位置検出のための回路の一例で、(A)は位置を示す信号が「1」、「0」として出力される場合、(B)は位置を示す信号が電圧として出力される場合である。
符号の説明
3 カメラモジュール
30 撮影光学系(レンズ)
31 回動操作部材(ダイヤル)
32、33 変倍用レンズ
34、35 カム溝
36、37 鏡筒
38、39 カムピン
40 シャッター
41 基板
42 撮像素子
43 接触用ブラシ
44 OFF位置
45 広角(WIDE)端
46 望遠(TELE)端
48 鏡筒保持部材
49 直径方向厚肉部
50 凸部
51 凹部
52 突出部
90、91、92 フォトセンサ
POS1〜POS12 回動検出用パターン

Claims (11)

  1. 被写体像を電気信号に変換する撮像素子と、
    該撮像素子を搭載した基板と、
    前記撮像素子へ被写体像を結像させる撮像光学系と、
    該撮像光学系の少なくとも一部を配した第1のレンズ鏡筒と、
    前記基板を保持すると共に前記第1のレンズ鏡筒を光軸方向に移動可能に保持する略円筒形状の鏡筒保持部材と、
    該鏡筒保持部材の外周に配した回動可能な略円筒形状の回動操作部材と、
    該回動操作部材に設けたカム部と、
    前記カム部によって駆動される前記第1のレンズ鏡筒に設けた第1の被駆動部材と、
    を備えたことを特徴とするカメラモジュール。
  2. 前記撮像光学系の少なくとも一部を配した第2のレンズ鏡筒と、
    前記カム部によって駆動される該第2のレンズ鏡筒に設けた第2の被駆動部材と、
    を更に備え、
    前記回動操作部材の操作により前記第1のレンズ鏡筒と前記第2のレンズ鏡筒とを光軸方向に移動可能にしたことを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
  3. 前記回動操作部材の円筒部表面に配した回動検出用パターンと、
    前記回動操作部材の外周位置に配した前記回動検出用パターンを検出する部材と、
    を更に備えた請求項1または2に記載のカメラモジュール。
  4. 前記回動操作部材の前記基板側端部に光軸を中心として略円弧状に形成した回動検出用パターンと、
    前記基板に配した前記回動検出用パターンを検出する部材と、
    を更に備えた請求項1または2に記載のカメラモジュール。
  5. 前記基板に光軸を中心として略円弧状に形成した回動検出用パターンと、
    前記回動操作部材の前記基板側端部に配した前記回動検出用パターンを検出する部材と、
    を更に備えた請求項1または2に記載のカメラモジュール。
  6. 前記鏡筒保持部材の前記第1のレンズ鏡筒を保持する部分の肉厚と比較し前記基板を保持する部分近傍の肉厚を厚くしたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のカメラモジュール。
  7. 前記鏡筒保持部材の外周に配した凸部と、
    前記回動操作部材の内周に配した前記凸部に嵌合する凹部と、を更に備え、
    前記鏡筒保持部材に対して前記回動操作部材を回動可能に嵌合したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のカメラモジュール。
  8. 前記回動操作部材の外周であって且つ前記凹部に対応した位置に配した手動操作のための突出部を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のカメラモジュール。
  9. 前記回動操作部材の回動で前記第1のレンズ鏡筒を前記基板側端部に異動させることにより前記回動操作部材内に収納した際、前記回動操作部材の被写体側先端が前記第1のレンズ鏡筒の被写体側先端と略同一面または被写体側に突出するように構成したことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のカメラモジュール。
  10. 被写体像を電気信号に変換する撮像素子と、
    該撮像素子を搭載した基板と、
    前記撮像素子へ被写体像を結像させる撮像光学系と、
    該撮像光学系の少なくとも一部を配した第1のレンズ鏡筒と、
    前記基板を保持すると共に前記第1のレンズ鏡筒を光軸方向に移動可能に保持する略円筒形状の鏡筒保持部材と、
    該鏡筒保持部材の外周に配した回動可能な略円筒形状の回動操作部材と、
    該回動操作部材の回動により前記第1のレンズ鏡筒を光軸方向に移動するカム機構と、
    前記回動操作部材の少なくとも一部を外部に露出させた筐体と、
    を含む携帯端末装置。
  11. 前記回動操作部材の被写体側先端と前記筐体表面とを略同一面に構成したことを特徴とする請求項10に記載の携帯端末装置。
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