JP2002365141A - 真空紫外レーザ装置の波長測定装置 - Google Patents

真空紫外レーザ装置の波長測定装置

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JP2002365141A JP2001178030A JP2001178030A JP2002365141A JP 2002365141 A JP2002365141 A JP 2002365141A JP 2001178030 A JP2001178030 A JP 2001178030A JP 2001178030 A JP2001178030 A JP 2001178030A JP 2002365141 A JP2002365141 A JP 2002365141A
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徹 鈴木
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理 若林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確にレーザ光の波長特性を測定することが
可能な、真空紫外レーザ装置の波長測定装置を提供す
る。 【解決手段】 真空紫外領域のレーザ光(11,11A)の波長
特性に対応した光パターン(29,39)を生成する分光手段
(25,38)と、光パターン(29,39)の強度分布に対応する強
度分布の蛍光パターン(14)を発生する蛍光板(15)と、蛍
光板(15)から発生した蛍光パターン(14)の強度分布を測
定するパターン検出器(17)とを備え、パターン検出器(1
7)の上流側に真空紫外領域の光を吸収する気体の層を、
酸素を含む気体の層を、分光手段(25,38)の上流側にレ
ーザ光(11,11A)に混入している可視光を除去する光学素
子(19)をそれぞれ配した波長測定装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空紫外レーザ装
置から発振したレーザ光の波長特性を測定する波長測定
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、真空紫外領域のレーザ光の波
長特性を測定する、波長測定装置が知られている。図6
に、特開2000−205966号公報に係る波長測定
装置を備えた、F2レーザ装置の構成図を示す。図6に
おいて、F2レーザ装置1はレーザガスを封入したレー
ザチャンバ2の内部で放電を起こし、約157nmの波長
を有するフッ素分子レーザ光11を発生させる。フッ素
分子レーザ光11は、レーザチャンバ2の外部後方(図
中左方)に設けられた狭帯域化ユニット10に入射す
る。狭帯域化ユニット10は、プリズム32,32によ
ってそのビーム幅を拡げられ、グレーティング33によ
って所定の中心波長のフッ素分子レーザ光11のみが折
り返される。
【0003】狭帯域化されたフッ素分子レーザ光11
は、レーザチャンバ2を通過し、一部がフロントミラー
8を部分透過してF2レーザ装置1の外部に出射する。
出射したフッ素分子レーザ光11は、ビームスプリッタ
12によって一部を図6中下方に反射され、サンプル光
11Aとして、波長測定装置3に入射する。波長測定装
置3は、波長測定ボックス31に囲繞されている。波長
測定装置3に入射したサンプル光11Aは、拡散板24
で拡散されて強度分布を均一化され、その波長特性に対
応した干渉縞29を生成するモニタエタロン25に入射
する。モニタエタロン25で生成された干渉縞29は、
結像レンズ27によって、結像レンズ27の下流側(図
6中下方)に配置された蛍光板15の一側の面に結像さ
れる。尚、以下の説明において、上流側、下流側という
用語は、フッ素分子レーザ光11及びサンプル光11A
に対し、レーザチャンバ2に近い側を上流側として用い
られる。
【0004】蛍光板15の表面には蛍光体16がコーテ
ィングされ、入射した干渉縞29の強度分布に応じた強
度分布で、かつ干渉縞29の波長よりも長い波長の蛍光
パターン14を、蛍光板15の他側の面(図6中下側)
に発生させる。発生した蛍光パターン14は、第2結像
レンズ30によって、ラインセンサ等を備えたパターン
検出器17上に結像される。フッ素分子レーザ光11及
びサンプル光11Aの光路と、波長測定装置3と、狭帯
域化ユニット10とは、カバー22で覆われている。カ
バー22内部の空間は、図示しない真空ポンプで真空引
きされるか、又は図示しないパージ手段によって酸素を
含まないガスでパージされている。これにより、フッ素
分子レーザ光11及びサンプル光11Aが酸素に吸収さ
れて減衰するのを防いでいる。またこのとき、真空紫外
領域の光を透過せず、かつ蛍光パターン14の波長に近
い波長の光を透過するような紫外線フィルタ20を、パ
ターン検出器17の上流側に配置している。これは、蛍
光板15の表面等で乱反射したサンプル光11Aがパタ
ーン検出器17に到達しないようにするためである。
【0005】パターン検出器17は、結像された蛍光パ
ターン14の強度分布、演算装置28に出力する。これ
に基づいて演算装置28は、サンプル光11Aの中心波
長及びスペクトル線幅からなる波長特性を算出し、波長
コントローラ4に出力する。波長コントローラ4は検出
した波長特性に基づき、グレーティング33が搭載され
ている回転アクチュエータ34に指令信号を出力して回
転させ、フッ素分子レーザ光11の波長特性を制御す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術には、次に述べるような問題点がある。即ち、従
来技術では、パターン検出器17の上流側に紫外線フィ
ルタ20を配置している。しかしながらこれだけでは、
モニタエタロン25や結像レンズ27の表面で反射した
サンプル光11Aが、波長測定ボックス31の内壁で乱
反射してパターン検出器17に入射するのを、完全に防
止することは困難である。さらに、このような紫外線フ
ィルタ20は、紫外線をわずかに透過することがあるた
め、サンプル光11Aの一部がパターン検出器17に入
射してしまう。その結果、パターン検出器17は、サン
プル光11Aと蛍光パターン14とが混在した光の強度
を検出し、パターン検出器17の出力にノイズが混入す
ることになる。さらには、パターン検出器17が紫外線
によって損傷してしまうこともある。
【0007】またF2レーザ装置1においては、フッ素
分子レーザ光11とともに、約700nm程度の波長を有
する赤色光が同一光軸上に発生していることが知られて
いる。この赤色光が、サンプル光11Aに混じって、モ
ニタエタロン25に入射することがある。その結果、モ
ニタエタロン25が生成した干渉縞29が、サンプル光
11Aによるものと赤色光によるものとの合成となるた
め、サンプル光11Aの波長特性を独立して検出するこ
とが困難となり、波長特性の測定が不正確となる。
【0008】また、フッ素分子レーザ光11の波長特性
の測定が不正確となると、この測定値に基づいて波長コ
ントローラ4により制御しているフッ素分子レーザ光1
1の波長特性が変動する。これにより、被加工物に照射
されるフッ素分子レーザ光11の波長特性が変動し、図
示しない加工機内部におけるフッ素分子レーザ光11の
焦点位置が変動して精密加工が不良となるという問題が
ある。また、加工時には、このような波長特性を常に測
定しながら加工を行なっており、波長特性が所定の範囲
からはずれると、加工機に加工を停止するように信号を
出力している。従って、波長特性の測定が不正確となる
ことにより、波長特性が良好であるにも拘らず加工を停
止したり、波長特性が不良であるにも拘らず加工を継続
してしまったりするという問題がある。
【0009】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、正確にレーザ光の波長特性を測定するこ
とが可能な、真空紫外レーザ装置の波長測定装置を提供
することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、本発明によれば、真空紫外領域の
レーザ光の波長特性に対応した光パターンを生成する分
光手段と、光パターンの強度分布に対応する強度分布の
蛍光パターンを発生する蛍光板と、蛍光板から発生した
蛍光パターンの強度分布を測定するパターン検出器と、
測定された蛍光パターンの強度分布に基づいてレーザ光
の波長特性を演算する演算装置とを備えた真空紫外レー
ザ装置の波長測定装置において、前記パターン検出器の
上流側に、真空紫外領域の光を吸収する気体の層を配し
ている。かかる構成によれば、例えば酸素等の気体が紫
外線レーザ光を吸収するので、紫外線レーザ光がパター
ン検出器に入射することがない。従って、パターン検出
器が損傷したり、計測が不正確になることがない。
【0011】また本発明によれば、真空紫外領域のレー
ザ光の波長特性に対応した光パターンを生成する分光手
段と、光パターンの強度分布に対応する強度分布の蛍光
パターンを発生する蛍光板と、蛍光板から発生した蛍光
パターンの強度分布を測定するパターン検出器と、測定
された蛍光パターンの強度分布に基づいてレーザ光の波
長特性を演算する演算装置とを備えた真空紫外レーザ装
置の波長測定装置において、分光手段の上流側に、レー
ザ光に混入している可視光を除去する光学素子を配して
いる。かかる構成によれば、例えばレーザ光に混入して
いる赤色光が除去されて分光手段に入射しないので、分
光手段によって発生する蛍光パターンに、赤色光によっ
て発生した成分が混じらない。従って、レーザ光の波長
特性を正確に測定可能である。
【0012】また、本発明によれば、レーザ光に近い波
長の光を発生する紫外線ランプを備えている。これによ
り、蛍光板の補正を行なうことができるので、波長特性
の測定が、より正確になる。
【0013】また本発明によれば、真空紫外レーザ装置
から発振するレーザ光の波長特性を正確に測定すること
ができるので、この測定値に基づいて精密な波長特性の
制御が可能となる。これにより、レーザリソグラフィ等
の精密な加工用の光源として真空紫外レーザ装置を使用
する場合にも、被加工物に所定の許容範囲の波長特性の
レーザ光を照射できるので、良好な加工が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、本発明
に係る実施形態を詳細に説明する。まず、第1実施形態
を説明する。図1は、本実施形態に係る波長測定装置を
備えたF2レーザ装置の構成図を示している。図1にお
いて、F2レーザ装置1は、レーザガスを封入したレー
ザチャンバ2と、フッ素分子レーザ光11の波長を狭帯
域化する狭帯域化ユニット10と、フッ素分子レーザ光
11の波長特性を測定する波長測定装置3と、フッ素分
子レーザ光11の波長特性を制御する波長コントローラ
4とを備えている。
【0015】レーザチャンバ2内には、レーザガスとし
て、例えばフッ素(F2)とヘリウム(He)とが所定
の圧力比で封入されている。レーザチャンバ2内の所定
位置には1組の放電電極(図示せず)が設置されてお
り、この放電電極間に高電圧をパルス状に印加すること
により、約157nmの波長を有するフッ素分子レーザ光
11が、パルス状に発生する。尚、レーザガスとして
は、フッ素及びネオン(Ne)、又はフッ素、ネオン、
及びヘリウム等でもよい。
【0016】発生したフッ素分子レーザ光11は、レー
ザチャンバ2の後端部(図1中左端部)に設けられたリ
アウィンドウ9を透過して、レーザチャンバ2の外部後
方(図中左方)に設けられた狭帯域化ユニット10に入
射する。狭帯域化ユニット10は、例えば2個のプリズ
ム32,32と、フッ素分子レーザ光11の発振波長を
選択するグレーティング33とを備えている。プリズム
32,32によってビーム幅を拡げられたフッ素分子レ
ーザ光11は、波長選択素子であるグレーティング33
に入射する。グレーティング33は、回折によって所定
の中心波長のフッ素分子レーザ光11のみを折り返す。
これを、波長の狭帯域化と言う。このときグレーティン
グ33は、波長コントローラ4からの出力信号に基づい
て回転自在の、回転アクチュエータ34上に搭載されて
いる。波長コントローラ4は、回転アクチュエータ34
を回転させてフッ素分子レーザ光11のグレーティング
33に対する入射角を変更し、フッ素分子レーザ光11
の波長特性を制御することができる。
【0017】狭帯域化されたフッ素分子レーザ光11
は、狭帯域化ユニット10から出射してレーザチャンバ
2を通過し、レーザチャンバ2の前端部に設けられたフ
ロントウィンドウ7を透過する。フロントウィンドウ7
を透過したフッ素分子レーザ光11は、一部がレーザチ
ャンバ2の外部前方に設けられたフロントミラー8で部
分反射されて、レーザチャンバ2内に戻る。フロントミ
ラー8を部分透過した残りのフッ素分子レーザ光11
が、F2レーザ装置1の外部に出射する。
【0018】出射したフッ素分子レーザ光11の光軸上
には、フッ素分子レーザ光11の一部をサンプリングす
るためのビームスプリッタ12が設けられている。フッ
素分子レーザ光11は、このビームスプリッタ12によ
って一部を図中下方に反射され、サンプル光11Aとな
って波長測定装置3に入射する。このとき、ビームスプ
リッタ12で反射されてもその波長特性は変化しないの
で、サンプル光11Aの波長特性を測定することによ
り、フッ素分子レーザ光11の波長特性を知ることがで
きる。波長測定装置3は、後述する所定の演算処理によ
ってサンプル光11Aの波長特性を測定し、この波長特
性に応じた電気信号を波長コントローラ4に出力する。
上述したように、波長コントローラ4はこの波長特性の
検出値に基づき、狭帯域化ユニット10に指令信号を出
力してグレーティング33が搭載されている回転アクチ
ュエータ34を回転させ、フッ素分子レーザ光11の波
長特性を制御する。
【0019】以下、波長測定装置3について詳細に説明
する。図1に示すように、波長測定装置3は、上下に2
分割された波長測定ボックス31の内部に収納されてい
る。上部波長測定ボックス31Aの入口には、入射した
サンプル光11Aを拡散する拡散板24が設置されてい
る。拡散板24の下流側には、拡散されたサンプル光1
1Aの波長特性に対応した干渉縞29を生成するモニタ
エタロン25が配置されている。モニタエタロン25に
よって生成された干渉縞29は、結像レンズ27によっ
て蛍光板15上に結像する。蛍光板15は、干渉縞29
の強度分布に対応する強度分布の蛍光パターン14を発
生する。
【0020】上部波長測定ボックス31Aと下部波長測
定ボックス31Bとの間は、蛍光パターン14を透過す
るウィンドウ18によって、互いに内部の気体が混合し
ないように仕切られている。下部波長測定ボックス31
Bの内部には、蛍光パターン14をパターン検出器17
上に結像する第2結像レンズ30と、結像された蛍光パ
ターン14の強度分布を測定するパターン検出器17と
が収納されている。また、波長測定装置3は、パターン
検出器17で検出された蛍光パターン14の強度分布に
基づいて、フッ素分子レーザ光11の波長特性を演算す
る演算装置28を備えている。
【0021】波長測定装置3に入射したサンプル光11
Aは、拡散板24で拡散されて強度分布を均一化された
後、その波長特性に対応した干渉縞29を生成するモニ
タエタロン25に入射する。図2に、モニタエタロン2
5によって生成された干渉縞29の、1次元の強度分布
の一例を示す。図2において、縦軸が干渉縞29の強度
であり、横軸が図1における左右方向の位置を示してい
る。図2において、干渉縞29の縞間隔29Aがサンプ
ル光11Aの中心波長を示し、縞幅29Bがサンプル光
11Aのスペクトル線幅を示している。
【0022】図1において、モニタエタロン25で生成
された干渉縞29は、結像レンズ27によって、蛍光体
16をその表面にコーティングした蛍光板15に結像さ
れる。或いは蛍光板15は、蛍光体16をその内部に含
有していてもよい。このような蛍光板15は、一側(図
1中上側)に入射した干渉縞29の強度分布に応じた強
度分布で、かつ干渉縞29の波長よりも長い波長(一般
的に可視光)の蛍光パターン14を、他側の面に発生さ
せる。発生した蛍光パターン14は、第2結像レンズ3
0によって、ラインセンサ等を備えたパターン検出器1
7上に結像される。
【0023】パターン検出器17は、結像された蛍光パ
ターン14の強度分布を測定して、干渉縞29の縞間隔
29A及び縞幅29Bを検出し、これに応じた電気信号
を演算装置28に送信する。演算装置28は、受信した
電気信号に基づいて演算を行ない、サンプル光11Aの
中心波長及びスペクトル線幅からなる波長特性を算出
し、これを波長コントローラ4に送信する。上述したよ
うに、波長コントローラ4は、これらの波長特性のデー
タに基づき、狭帯域化ユニット10に指令信号を出力し
てフッ素分子レーザ光11の波長特性が所定の値になる
ように制御している。
【0024】尚、蛍光板15の材質としては、真空紫外
領域の光をほとんど透過せず、かつ蛍光14の波長に近
い波長の光の大部分を透過するようなものが好ましく、
例えば光学ガラスのBK7等が好適である。これによ
り、サンプル光11Aが蛍光板15を透過することが少
なくなるので、パターン検出器17の損傷が起こりにく
くなる。
【0025】また、フッ素分子レーザ光11はパルス発
振するため、蛍光14も、パルス状に発生したサンプル
光11Aが蛍光板15に達するたびに生成される。従っ
て、パルス発振したサンプル光11Aによる蛍光14
が、次のパルス発振したサンプル光11Aが蛍光板15
に達した際に残っていると、両者が混合され、パルスご
との波長特性の測定が困難となる。そのため、蛍光の残
光時間が、パルス発振と次のパルス発振との間の間隔よ
りも短く、パルス発振によって生成された蛍光14が、
次のパルス発振までに消滅することが好ましい。即ち、
残光時間が、1/(パルス発振繰り返し周波数)以下と
なるものを選定するようにする。例えば、フッ素分子レ
ーザ光11を、繰り返し周波数1kHzで発振させる場合
には、蛍光の残光時間が、1msec未満であることが必要
となる。このような蛍光体としては、例えば化成オプト
ロニクス社の、品名P−47のようなものがある。P−
47は、蛍光の強度が1/10となる1/10残光時間
が、1μsec以下であり、1〜数kHzの周波数で発振さ
れるフッ素分子レーザ光11Aに対し、充分短い残光時
間を有している。また、住田光学ガラス社のルミラスB
は、1/10残光時間が2μsec以下であり、1〜数kH
zの周波数で発振されるフッ素分子レーザ光11Aに対
し、やはり充分短い残光時間を有している。
【0026】さらに、蛍光板15が発生させる蛍光パタ
ーン14の強度は、蛍光板15に入射する干渉縞29の
強度に正確に比例しているのが好適である。干渉縞29
の強度と蛍光パターン14の強度が比例していれば、蛍
光パターン14の強度分布を測定することにより、サン
プル光11Aの波長特性を容易に検出することができる
からである。そして、蛍光板15の発生させる蛍光パタ
ーン14の強度が干渉縞29の強度に比例しない場合に
は、予め入射する干渉縞29の強度と蛍光パターン14
の強度との関係を調べておき、演算装置28でその関係
を補正して波長特性を演算するようにすればよい。
【0027】このとき、サンプル光11Aの中には、従
来技術の項で説明したように、赤色光が混在している。
この赤色光がモニタエタロン25に入射するのを防止す
るために、波長測定装置3は、拡散板24とモニタエタ
ロン25との間に、赤色光を透過せず、かつ紫外線光で
あるサンプル光11Aを透過する、赤色フィルタ19を
備えている。サンプル光11Aが赤色フィルタ19に入
射すると、赤色光は赤色フィルタ19で反射するか吸収
され、サンプル光11Aは赤色フィルタ19を透過す
る。これにより、サンプル光11Aから赤色光が除か
れ、紫外線成分のみがモニタエタロン25に入射するよ
うになる。
【0028】赤色フィルタ19としては、例えばフッ素
分子レーザ光11を透過するフッ化カルシウム(CaF
2)の基板の表面に、赤色光を高反射率で反射するよう
に誘電体多層膜を全反射コーティングしたものが好適で
ある。また、赤色光の波長に近い光を吸収する気体や液
体を、密封容器に封入したものでもよい。このとき、赤
色フィルタ19で反射した赤色光がビームスプリッタ1
2に戻らないように、赤色フィルタ19は、サンプル光
11Aの光軸に対して傾けて設置する。さらには、反射
した赤色光が、乱反射して蛍光板15に入射することが
ないように、赤色フィルタ19は上部波長測定ボックス
31Aとの間の隙間が、なるべく小さくなるように設置
するのがよい。これにより、赤色光がモニタエタロン2
5に入射することがなくなり、干渉縞29がサンプル光
11Aの紫外線成分みによって生じるため、フッ素分子
レーザ光11の波長特性を正確に測定することが可能で
ある。
【0029】また、真空紫外領域の光は空気中の酸素に
非常に良く吸収されるため、フッ素分子レーザ光11は
空気中を通ると、そのパワーが大きく減衰する。この減
衰を防ぐために、図1に示すようにフッ素分子レーザ光
11及びサンプル光11Aの光路は、カバー22で覆わ
れている。そして、このカバー22で覆われた内部の空
間を図示しない真空ポンプで真空引きするか、又は図示
しないパージ手段によって、窒素などの酸素を含まない
清浄ガスでパージする。尚、以下の説明におけるパージ
とは、容器の内部に所定のガスを充満させる行為を言
う。即ち、容器を密閉して内部にパージガスを充満させ
る場合や、或いは所定のガスを容器の内部に供給し続
け、図示しない容器の隙間や図示しない排気ポートから
漏れさせる場合をも含む。
【0030】また、上部波長測定ボックス31Aは密閉
されており、その内部には、パージガスボンベ6によ
り、窒素などの酸素を含まない清浄ガスでパージされて
いる。これにより、上部波長測定ボックス31Aに入射
したサンプル光11Aが、減衰することなく、モニタエ
タロン25に入射する。従って、干渉縞29と蛍光板1
5上の蛍光パターン14が、より鮮明に生成される。或
いは、上部波長測定ボックス31Aは、図示しない真空
ポンプによって真空に保たれていてもよい。
【0031】また、下部波長測定ボックス31Bは密閉
され、その内部には空気ボンベ13より、清浄な乾燥空
気がパージされている。これにより、蛍光板15を透過
したり、乱反射によって下部波長測定ボックス31Bに
入射したサンプル光11Aが、空気中の酸素によって吸
収され、パターン検出器17に到達することが少なくな
る。これにより、パターン検出器17の損傷が起こりに
くくなるとともに、パターン検出器17の出力にノイズ
が混入することも少なく、測定が正確になる。或いは、
乾燥空気の代わりに、酸素の混じった清浄ガスであって
もよい。また、この実施例では酸素を用いたが、これに
限られるものではなく、真空紫外領域の光を吸収させる
気体であれば、酸素以外の気体を用いてもよい。
【0032】尚、干渉縞29を蛍光板15に長時間照射
し続けると、干渉縞29のフォトンのエネルギーによっ
て干渉縞29が当たる部分の蛍光体16が劣化し、入射
した干渉縞29の強度分布に応じた強度分布の蛍光パタ
ーン14が発せられなくなることがある。このような蛍
光体16の劣化を防ぐためには、蛍光板15を、サンプ
ル光11Aの光軸に対して垂直方向に移動自在の移動ア
クチュエータ21上に載置するのがよい。パルス発振し
たフッ素分子レーザ光11のパルス数は、演算装置28
によってカウントされる。そして、干渉縞29が所定パ
ルス数だけ蛍光板15に照射される毎に、演算装置28
からの信号に基づいて移動アクチュエータ21によって
蛍光板15を所定距離だけ移動させ、サンプル光11A
の照射位置を変更する。これにより、蛍光体16の劣化
が少なくなり、蛍光板15の寿命が長くなる。
【0033】次に、第2実施形態について説明する。図
3に、第2実施形態に係る波長測定装置3の構成図を示
す。図3において、結像レンズ27によって結像された
干渉縞29は、蛍光体16を一側の表面にコーティング
した蛍光板15に対して、所定の入射角で斜めに入射す
る。この蛍光板15は、入射した干渉縞29の強度分布
に応じた強度分布の蛍光パターン14を、前記一側の表
面に発生させる。発生した蛍光パターン14は、第2結
像レンズ30により、CCD等を備えたパターン検出器
17上に結像される。そして、この像に基づいて蛍光パ
ターン14の強度分布をパターン検出器17で検出し、
演算装置28によってサンプル光11Aの波長特性を算
出している。
【0034】拡散板24の手前には、赤色フィルタ19
が配置され、赤色光がモニタエタロン25に入射して、
赤色光による干渉縞を生成するのを防止している。尚、
赤色フィルタ19は、モニタエタロン25よりも上流で
あれば、拡散板24より下流にあってもよい。また、パ
ターン検出器17は、波長測定ボックス31の外部の空
気中に設置されており、蛍光パターン14は、ウィンド
ウ18を透過してパターン検出器17に結像される。こ
れにより、ウィンドウ18を透過したサンプル光11A
は、パターン検出器17の周囲の空気に吸収され、パタ
ーン検出器17に届くことがない。従って、パターン検
出器17の損傷が起こりにくくなるとともに、パターン
検出器17の出力にノイズが混入することも少なく、測
定が正確になる。さらに、ウィンドウ18の代わりに、
紫外線を透過しない紫外線フィルタを配置すれば、なお
よい。また、パターン検出器17を空気中に置いている
ので、パターン検出器17の劣化などでメンテナンスが
必要な場合に、容易に修理・交換が可能である。
【0035】次に、第3実施形態について説明する。図
4に、第3実施形態に係る波長測定装置3の構成例を示
す。図4において、波長測定装置3は、分離された上部
波長測定ボックス31Cと、下部波長測定ボックス31
Dとを備えており、パターン検出器17が、下部波長測
定ボックス31Dの内部に収納されている。上部波長測
定ボックス31C及び下部波長測定ボックス31Dに
は、蛍光パターン14が透過するウィンドウ18A,1
8Bが付設されている。蛍光パターン14は、ウィンド
ウ18Aを透過して上部波長測定ボックス31Cの外部
に出射し、ウィンドウ18Bを透過して下部波長測定ボ
ックス31Dの内部に入る。上部B波長測定ボックス3
1Cと下部波長測定ボックス31Dとの間には、空気が
介在しているため、サンプル光11Aはこの空気によっ
て吸収され、下部波長測定ボックス31Dの内部には到
達しない。
【0036】また、上部及び下部波長測定ボックス31
C,31Dには、いずれも図示しない真空ポンプとパー
ジガスボンベ6とが接続されており、内部は清浄な不活
性ガスで満たされている。これにより、パターン検出器
17は常に清浄な状態で用いられるので、パターン検出
器17の表面に湿気や塵が付着して測定に誤差が生じる
ようなことがない。さらに、図示しない温度コントロー
ラを取り付けて、波長測定ボックス31C,31D内部
の温度を制御するようにすれば、より正確な測定が可能
となる。
【0037】また、波長測定装置3は、既知の光量の紫
外線光を発することの可能な、紫外線ランプ42を備え
ている。紫外線ランプ42から図4中左向きに出射した
紫外線ランプ光は、図示しない手段により、略一様な強
度分布を有している。結像レンズ27と蛍光板15との
間に介挿されたビームスプリッタ41に入射する。紫外
線ランプ光は、ビームスプリッタ41で図4中下向きに
反射され、蛍光板15に入射して、蛍光を発生させる。
【0038】例えば、蛍光板15を最初に設置したとき
に、この紫外線ランプ光による蛍光の強度を、パターン
検出器17で計測し、計測値を記憶しておく。これが、
蛍光板15の初期状態を表す。そして、定期的に紫外線
ランプ光による蛍光の強度をパターン検出器17で計測
することにより、蛍光板15の特性の変化を検出して、
蛍光パターン14を補正することが可能である。さらに
は、蛍光板15の劣化を検知し、交換時期を知ることも
できる。或いは、蛍光板15の劣化に対し、第1実施形
態で説明したように、移動アクチュエータ21で蛍光板
15を移動してもよい。このように、補正用の紫外線ラ
ンプ42を設けているので、蛍光板15の劣化や品質の
ばらつきによる不具合を検知可能であり、それに応じた
対策を取ることが可能である。
【0039】紫外線ランプ42は、F2レーザ装置1が
運転中には消灯しておき、F2レーザ装置1が停止した
ときに点灯して、上記計測を行なうようにしてもよい。
或いは、破線で示したシャッタ43A,43Bを設け、
片方の光のみを蛍光板15に入射させて、計測を行なう
ようにしてもよい。尚、このような紫外線ランプ42に
ついては、その波長が、波長特性を測定するレーザ光の
波長に近いものを選択するのがよい。例えば、F2レー
ザ装置1から出射したフッ素分子レーザ光11の場合に
は、その発振波長である157nm近辺の波長の光を発す
る、臭素、白金、或いは重水素(D2)等のランプが好
適である。また、ArFエキシマレーザ装置(波長:約
193nm)の場合には、白金やヒ素、或いは水銀ランプ
が好適である。
【0040】次に、第4実施形態を説明する。図5に、
第4実施形態に係る波長測定装置3の構成図を示す。図
5において、波長測定装置3は、ツェルニー・ターナー
型の分光器を形成しており、スリット35と、2個の凹
面鏡36,37と、回折格子38と、ミラー40とを備
えている。波長測定装置3に入射したサンプル光11A
は、スリット35を照明する。スリット35を透過した
サンプル光11Aは、第1の凹面鏡36によって略平行
光に整形され、回折格子38に入射する。回折格子38
は、サンプル光11Aをその波長特性に応じた角度で回
折し、回折光39を出射する。回折光39は、第2の凹
面鏡37及びミラー40を介して、蛍光板15上に、波
長特性に応じた位置及び強度分布で集光される。蛍光板
15は、その他面側に、回折光39の強度分布に応じた
蛍光パターン14を発生させる。パターン検出器17
は、第2実施形態(図3)と同様に、波長測定ボックス
31の外部の空気中に設置されている。蛍光パターン1
4は、結像レンズ27により、ウィンドウ18を透過し
てパターン検出器17に結像される。蛍光パターン14
の強度分布は、波長特性を示しており、演算装置28
は、この強度分布に基づいてサンプル光11Aの波長特
性を算出する。
【0041】このとき、スリット35の上流側には、前
記各実施形態と同様に赤色フィルタ19が配設され、赤
色光が波長測定装置3に入射するのを防止して、波長特
性の測定精度を向上させている。また、パターン検出器
17が、第2実施形態と同様に空気中に設置されている
ので、紫外線光が入射しないために波長特性の測定が正
確で、かつパターン検出器17が損傷しにくく、メンテ
ナンスが容易である。また、モニタエタロン25によっ
て波長特性を測定するのに比べ、回折格子38を用いて
測定することによって、より精度の高い計測が可能であ
る。
【0042】尚、上記各実施形態では、ビームスプリッ
タ12によってフッ素分子レーザ光11の一部をサンプ
ル光11Aとして取り出し、このサンプル光11Aの波
長特性を常に測定するようにしている。しかしながら、
本発明はこのような形態に限られるものではない。例え
ば図1において、通常の発振時にはビームスプリッタ1
2を配置せず、フッ素分子レーザ光11の波長を測定す
る時にのみ、ビームスプリッタ12又は全反射ミラーを
配置する。そして、このビームスプリッタ12又は全反
射ミラーで反射されたフッ素分子レーザ光11を波長測
定装置3に入射させ、発生する蛍光パターン14に基づ
いてフッ素分子レーザ光11の波長特性を検出するよう
にしてもよい。またこのとき、フッ素分子レーザ光11
を、フィルタ等で減光した光を入射させてもよい。
【0043】或いは、ビームスプリッタ12や全反射ミ
ラーを設けずに、波長測定装置3をフッ素分子レーザ光
11の光軸上に配置してもよい。そして、フッ素分子レ
ーザ光11、又はこのフッ素分子レーザ光11をフィル
タ等で減光した光を波長測定装置3に入射し、フッ素分
子レーザ光11の波長特性を直接測定するようにしても
よい。さらには、所定の時間間隔をおいて定期的に(例
えば1日に1度)、フッ素分子レーザ光11の波長特性
を測定するような場合にも応用可能である。
【0044】また、上記各実施形態で説明したフッ素分
子レーザ光11は、波長選択素子としてグレーティング
33を備え、これをフッ素分子レーザ光11に対して回
転させることにより、フッ素分子レーザ光11の波長特
性を制御している。しかしながら、本発明はこのような
形態に限られるものではなく、例えばプリズム32を回
転させてもよく、内部にフッ素分子レーザ光11を反射
するミラーを備えて、これを回転させてもよい。さらに
は、狭帯域化ユニット10の内部にエタロンを備えて、
これによってフッ素分子レーザ光11を狭帯域化しても
よい。この場合は、フッ素分子レーザ光11に対するエ
タロンの角度を変更することにより、フッ素分子レーザ
光11の波長特性を制御すればよい。
【0045】以上説明したように、本発明によれば、フ
ッ素分子レーザ光11又はサンプル光11Aの波長特性
に応じた光パターン(上記各実施形態によれば、干渉縞
29及び回折光39)を、分光手段(上記各実施形態に
よれば、モニタエタロン25及び回折格子38)によっ
て生成する。そして、この光パターン29,39を蛍光
板15に照射し、この蛍光板15から発せられる蛍光パ
ターン14の強度分布をパターン検出器17で測定し
て、フッ素分子レーザ光11の波長特性を検出してい
る。
【0046】即ち、フッ素分子レーザ光11をパターン
検出器17に直接入射させることなく、フッ素分子レー
ザ光11の波長特性を測定することが可能である。蛍光
パターン14が発する蛍光は真空紫外領域のフッ素分子
レーザ光11よりも波長が長いので、フォトンのエネル
ギーが小さく、フッ素分子レーザ光11を直接入射させ
た場合のようにパターン検出器17が損傷することがな
い。これにより、波長測定装置3の故障が少なくなり、
F2レーザ装置1の稼働率が向上する。また、フッ素分
子レーザ光11の波長特性を長時間にわたって正確に測
定することが可能であり、この測定値に基づいて長期間
の精密な波長特性の制御が可能となる。これにより、レ
ーザリソグラフィ等の精密な加工用の光源としてF2レ
ーザ装置1を使用する場合にも、被加工物に正確に所定
の波長特性のフッ素分子レーザ光11を照射できるの
で、良好な加工が可能となる。
【0047】そして、このような波長測定装置3におい
て、パターン検出器17の上流側に、紫外線光であるサ
ンプル光11Aを吸収する、酸素を含む気体の層を設け
ている。これにより、サンプル光11Aがこの気体の層
に吸収され、パターン検出器17に届くことがない。従
って、紫外線光による測定誤差が減少し、かつパターン
検出器17が損傷しにくく、メンテナンスが容易とな
る。また、前記分光手段25,38よりも上流側に、赤
色光を透過しない赤色フィルタ19を配置している。こ
れにより、サンプル光11Aに混在している赤色光が、
分光手段25,38に達することがなく、波長測定の誤
差が減少する。さらには、第4実施形態に説明したよう
に、補正用の紫外線ランプ42を設けているので、蛍光
板15の劣化や品質のばらつきによる不具合を検知可能
であり、それに応じた対策を取ることが可能である。
【0048】尚、真空紫外レーザとしてF2レーザ装置
を例にとって説明したが、これに限られるものではな
く、真空紫外領域の波長(約20nm〜200nm)の光を
発振するレーザであればよい。真空紫外レーザには、例
えばArFレーザ、ArClレーザ、Xe2レーザ、K
r2レーザ、Ar2レーザ、H2レーザ、H2ラマンレー
ザ、Xeオージェレーザ等が含まれる。これらの真空紫
外レーザの波長特性を測定する場合にも、本発明が適用
可能である。さらに、波長特性としては、中心波長及び
スペクトル線幅のみに関して説明したが、スペクトル純
度等、他の特性を含む場合についても同様である。スペ
クトル純度とは、フッ素分子レーザ光11のエネルギー
の、例えば95%が収まる斜線領域の波長幅を示してい
る。この値が小さいほど、フッ素分子レーザ光11の波
長中に、中心波長λcから離れた成分が混じらなくなる
ため、露光に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る波長測定装置を備
えたF2レーザ装置の構成図。
【図2】干渉縞の強度分布の一例の説明図。
【図3】第2実施形態に係る波長測定装置の構成図。
【図4】第3実施形態に係る波長測定装置の構成図。
【図5】第4実施形態に係る波長測定装置の構成図
【図6】従来技術に係る波長測定装置を備えたF2レー
ザ装置の構成図。
【符号の説明】
1:F2レーザ装置、2:レーザチャンバ、3:波長測
定装置、4:波長コントローラ、6:パージガスボン
ベ、7:フロントウィンドウ、8:フロントミラー、
9:リアウィンドウ、10:狭帯域化ユニット、11:
レーザ光、11A:サンプル光、12:ビームスプリッ
タ、13:空気ボンベ、14:蛍光パターン、15:蛍
光板、16:蛍光体、17:パターン検出器、18:ウ
ィンドウ、19:赤色光フィルタ、20:紫外線フィル
タ、21:移動アクチュエータ、22:カバー、24:
拡散板、25:モニタエタロン、27:結像レンズ、2
8:演算装置、29:干渉縞、30:第2結像レンズ、
31:波長測定ボックス、32:プリズム、33:グレ
ーティング、34:回転アクチュエータ、35:スリッ
ト、36:凹面鏡、37:凹面鏡、38:回折格子、3
9:回折光、40:ミラー、41:ビームスプリッタ、
42:紫外線ランプ、43:シャッタ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01J 3/26 G01J 3/26 H01S 3/00 H01S 3/00 G (72)発明者 若林 理 神奈川県平塚市万田1200 ギガフォトン株 式会社内 Fターム(参考) 2G020 AA05 CB23 CB44 CC04 CC23 CC31 CC63 CD04 CD24 CD28 CD31 2G065 AB05 AB09 AB11 BA04 BA29 BB28 BB30 BC13 CA23 DA05 5F072 AA06 JJ20 KK07 KK08 KK15 KK16 KK26 RR05 YY09 YY11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空紫外領域のレーザ光(11,11A)の波長
    特性に対応した光パターン(29,39)を生成する分光手段
    (25,38)と、 光パターン(29,39)の強度分布に対応する強度分布の蛍
    光パターン(14)を発生する蛍光板(15)と、 蛍光板(15)から発生した蛍光パターン(14)の強度分布を
    測定するパターン検出器(17)と、 測定された蛍光パターン(14)の強度分布に基づいてレー
    ザ光(11)の波長特性を演算する演算装置(28)とを備えた
    真空紫外レーザ装置の波長測定装置において、 前記パターン検出器(17)の上流側に、真空紫外領域の光
    を吸収する気体の層を配したことを特徴とする真空紫外
    レーザの波長測定装置。
  2. 【請求項2】 真空紫外領域のレーザ光(11,11A)の波長
    特性に対応した光パターン(29,39)を生成する分光手段
    (25,38)と、 光パターン(29,39)の強度分布に対応する強度分布の蛍
    光パターン(14)を発生する蛍光板(15)と、 蛍光板(15)から発生した蛍光パターン(14)の強度分布を
    測定するパターン検出器(17)と、 測定された蛍光パターン(14)の強度分布に基づいてレー
    ザ光(11)の波長特性を演算する演算装置(28)とを備えた
    真空紫外レーザ装置の波長測定装置において、 分光手段(25,38)の上流側に、レーザ光(11,11A)に混入
    している可視光を除去する光学素子(19)を配したことを
    特徴とする真空紫外レーザの波長測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の真空紫外レーザの波長測
    定装置において、 分光手段(25,38)の上流側に、レーザ光(11,11A)に混入
    している可視光を除去する光学素子(19)を配したことを
    特徴とする真空紫外レーザの波長測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の真空紫
    外レーザの波長測定装置において、 レーザ光(11)に近い波長の光を発生する紫外線ランプ(4
    2)を備えたことを特徴とする真空紫外レーザの波長測定
    装置。
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