JP2002365096A - 計器用照明装置 - Google Patents

計器用照明装置

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JP2002365096A
JP2002365096A JP2001173834A JP2001173834A JP2002365096A JP 2002365096 A JP2002365096 A JP 2002365096A JP 2001173834 A JP2001173834 A JP 2001173834A JP 2001173834 A JP2001173834 A JP 2001173834A JP 2002365096 A JP2002365096 A JP 2002365096A
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dial
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JP2001173834A
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Yoshinori Yamaki
善規 山木
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Calsonic Kansei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストを抑えて照明ムラを少なくすることが
できるようにする。 【解決手段】 光源26の指向角方向の光度低減率と、
指向角方向に対して該指向角方向角度を余弦角とする余
弦方向の光度低減率と、光源26と文字板10との距離
差による光度の低減率とに基づき文字板10表面上にお
ける光源26の直上の発光輝度値が、所定の輝度値にま
で減衰する文字板10上の光源26直上からの距離を求
め、この距離を光源26の有効照明照射半径30に設定
して、透過照明表示部7が、光源26の有効照明照射半
径30内に収まるように光源26を配置するようにし
て、少ない光源26で拡散板を用いずにムラの少ない直
接照明を行い得るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、計器用照明装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車などの車両には、速度計などの計
器が設けられている。この計器は、通常、照明装置によ
って照明されている。
【0003】従来の照明装置は、文字板の裏面側に所要
間隔を置いてほぼ平行に回路基板が配設され、この回路
基板に光源が実装されている。そして、例えば、文字板
に目盛列や数値列が形成された透過照明表示部などで
は、透過照明表示部の直下に直接照明を行うための光源
が配設され、文字板の裏面側に光源からの光を拡散する
拡散板が配設されている。また、文字板の下面側に液晶
表示パネルが配設された液晶表示部分などでは、液晶表
示部分から外れた位置に間接照明を行うための光源が配
設され、文字板の裏面側に光源から液晶表示部分へ光を
導く導光板が配設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の計器用照明装置では、文字板の裏面側に照明
のムラをなくすために、文字板と独立した拡散板や導光
板を設けていたので、その分だけコストが掛かると共に
計器の厚みが増すという問題があった。
【0005】また、設計時に光源による照明のムラを予
測するのが困難であるという問題もあった。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記の問題点を
解消し、コストを抑えて照明ムラを少なくすることので
きる計器用照明装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明では、文字板の裏面側に
光源を配置し、該光源で前記文字板に形成された透過照
明表示部を透過照明するよう構成した計器用照明装置に
おいて、前記光源の指向角方向の光度低減率と、前記指
向角方向に対して該指向角方向角度を余弦角とする余弦
方向の光度低減率と、前記光源と前記文字板との距離差
による光度の低減率とに基づき、前記文字板表面上にお
ける前記光源の直上の発光輝度値が、所定の輝度値にま
で減衰する前記文字板上の前記光源直上からの距離を求
め、該距離を前記光源の有効照明照射半径に設定して、
前記透過照明表示部が、前記光源の有効照明照射半径内
に収まるように前記光源を配置した計器用照明装置を特
徴としている。
【0008】このように構成された請求項1にかかる発
明によれば、光源の指向角方向の光度低減率と、指向角
方向に対して該指向角方向角度を余弦角とする余弦方向
の光度低減率と、光源と文字板との距離差による光度の
低減率とに基づき、文字板表面上における光源の直上の
発光輝度値が、所定の輝度値にまで減衰する文字板上の
光源直上からの距離を求め、この距離を光源の有効照明
照射半径に設定して、透過照明表示部が、光源の有効照
明照射半径内に収まるように前記光源を配置したことに
より、少ない光源で拡散板を用いずにムラの少ない直接
照明を行うことが可能となり、その分、コストを抑える
ことができる。また、設計時に照明のムラを予測するこ
とが可能となるため、最適な光源の配置を得ることがで
きる。
【0009】請求項2に記載された発明では、前記光源
は、透過照明表示部の裏面側直下からずらせて配置され
ている請求項1記載の計器用照明装置を特徴としてい
る。
【0010】このように構成された請求項2にかかる発
明によれば、光源を透過照明表示部の直下からずらせて
配置したことにより、光源の最も輝度の高い部分の真上
に透過照明表示部が位置することを防止でき、よって、
照明のムラを低減することができる。
【0011】請求項3に記載された発明では、前記光源
は、透過照明表示部を構成する目盛列と数値列との中間
位置に配置されている請求項2記載の計器用照明装置を
特徴としている。
【0012】このように構成された請求項3にかかる発
明によれば、光源を透過照明表示部の目盛列と数値列と
の中間位置に配置したことにより、目盛列と数値列とを
均等に照明することができる。
【0013】請求項4に記載された発明では、前記光源
間に山形状の反射面が形成され、該山形状の反射面は、
前記光源の指向角範囲以内から出射する光を妨げず、且
つ、前記光源から出射される指向角範囲以外の光を前記
光源間の前記文字板方向へ反射させるものである請求項
1ないし3のいずれかに記載の計器用照明装置を特徴と
している。
【0014】このように構成された請求項4にかかる発
明によれば、光源間に形成した山形状の反射面が光源の
指向角範囲以内から出射する光を妨げないことにより、
文字板の光源直上部分を効率良く直射照明することがで
きる。また、山形状の反射面が光源から出射される指向
角範囲以外の光を光源間の文字板方向へ反射させること
により、文字板における光源間の部分を効率良く反射照
明することができる。よって、ムラの少ない照明を行う
ことができる。
【0015】請求項5に記載された発明では、前記光源
が照明室に収容されると共に、該照明室を形成する周囲
壁の内周反射面は、前記光源に対してほぼ対称に形成さ
れている請求項1ないし4のいずれかに記載の計器用照
明装置を特徴としている。
【0016】このように構成された請求項5にかかる発
明によれば、照明室を形成する周囲壁の内周反射面を光
源に対してほぼ対称に形成することにより、反射による
照明効果を均一化することができる。よって、反射によ
る照明の効率を向上することができると共に、反射によ
る照明ムラに対する補正を不要化することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について、図示例と共に説明する。
【0018】図1〜図9は、この発明の実施の形態を示
すものである。
【0019】まず、構成を説明すると、図1に示すよう
に、自動車などの車両に設けられる計器1は、燃料計2
や速度計3や回転計4や水温計5などを備えている。
【0020】このうち、例えば、速度計3や回転計4
は、指針6と、この指針6が指し示す透過照明表示部7
とを備えている。透過照明表示部7は指針6の回動中心
を中心とする同心円状に配置された目盛列8と数値列9
とを文字板10上に備えている。また、文字板10にお
ける速度計3又は回転計4の下部位置には走行距離計な
どを構成する液晶表示部分11を備えている。
【0021】例えば、ブラックフェースメータ(フロン
トカバーに透過率の低いものを用いたもので、イグニッ
ションスイッチがオフの時は、全体がほぼ真っ黒の状態
に見えるようになっており、イグニッションスイッチが
オンの時に、指針や文字、目盛が照明されて、真っ黒の
背景に浮かび上がるメータ)等に使用される、上記文字
板10は、図2に示すよう2等に使用される、ポリカー
ボネート樹脂などからなる透明基材15と、この透明基
材15の両面にそれぞれ印刷形成された拡散印刷層1
6,17と、透明基材15表面側の拡散印刷層17の上
に順に印刷形成された、透光性の白色印刷層18と、遮
光性の黒色印刷層19とを備えている。そして、目盛列
8や数値列9などを残して遮光性の黒色印刷層19を設
けることにより透過照明表示部7が形成されている。
【0022】また、文字板10の裏面側には、所要間隔
を置いてほぼ平行に回路基板25が配設され、この回路
基板25に、透過照明表示部7などを透過照明する発光
ダイオード(LED)などの光源26が実装されてい
る。
【0023】この実施の形態では、透過照明表示部7に
対し、以下のように、複数の光源26を配置する。
【0024】まず、図3に示すように、光源26の指向
角方向の光度低減率(Iv)と、指向角方向に対して該
指向方向角度を余弦角とする余弦方向の光度低減率(c
osθ)と、光源26と文字板10との距離差による光
度の低減率(cosθ)×(cosθ)との合計の光度
低減率を求める。ここで、θは、指向角の1/2の値で
ある。そして、この合計の光度低減率に基づき、文字板
10表面上における光源26の直上の発光輝度値が、所
定の輝度値、例えば、1/3の輝度値にまで減衰する文
字板10上の光源26直上からの距離を求める。そし
て、この距離を光源26の有効照明照射半径30に設定
して、透過照明表示部7のほぼ全てが、光源26の有効
照明照射半径30内に収まるように光源26を配置す
る。
【0025】例えば、光源26から文字板10までの距
離を14.3mmとして計算すると、図4のような結果
が得られる。図4の結果から、指向角80度の位置で、
光源26の指向角方向の光度低減率が78%、指向角方
向に対して該指向方向角度を余弦角とする余弦方向の光
度低減率が76%、光源26と文字板10との距離差に
よる光度の低減率が58%、合計の光度低減率が(0.
78×0.76×0.58=0.34)34%で、ほぼ
1/3の輝度値に減衰することとなるので、この時の距
離12mmを有効照明照射半径30とする。なお、文字
板10をより明るく照明したい場合には、例えば、指向
角70度の位置で合計の光度低減率が(0.83×0.
81×0.67=0.45)45%で、ほぼ1/2.2
の輝度値に減衰することとなり、指向角80度いの場合
よりも明るくなるため、この時の距離10mmを有効照
明照射半径30とすれば良い。
【0026】そして、図5に示すように、透過照明表示
部7のほぼ全てが、光源26の有効照明照射半径30内
に収まる間隔で光源26を配置する。
【0027】光源26を配置する際には、光源26は、
透過照明表示部7の直下から僅かにずらせて配置する。
【0028】特に、光源26は、透過照明表示部7を構
成する円弧状の目盛列8と数値列9との中間位置に円弧
状に配置する。
【0029】そして光源26を、図6に示すような照明
室32に収容する。この照明室32は、透過照明表示部
7を照明する光源26を収容する平面視ほぼ円弧状の円
弧状部33と、液晶表示部分11を照明する光源26を
収容する平面視ほぼ矩形の矩形状部34とを備えてい
る。
【0030】この際、照明室32を形成する周囲壁の内
周反射面35には、反射処理を施すようにする。反射処
理は、例えば、反射膜を塗布形成したり、照明室32を
PC、PBT、PC/ABSアロイなどの反射率が高い
材料で形成したりする。
【0031】そして、照明室32底面における光源26
間の部分は、図7に示すように、光源26の上面と同じ
レベルかそれよりも高レベルの反射面36とする。この
反射面36は、平坦なもの(反射面36a)としても良
い。
【0032】好ましくは、反射面36は、図8に示すよ
うに、山形状などの凸形状とするのが良い(反射面36
b)。この山形状の反射面36bは、光源26の指向角
範囲38以内から出射する光を妨げず、且つ、光源26
から出射される指向角範囲38以外の光を光源26間の
文字板10方向へ反射させるものとする。なお、反射面
36を凸形状などとする場合には、陵線ができないよう
に頂部や角部などに対して面取りを行う(面取部3
8)。
【0033】一方、液晶表示部分11の照明室32(矩
形状部34)は、図7〜図9に示すように、文字板10
側の開口部分40を液晶表示部分11の表示エリア全体
を含み且つ表示エリア全体をひと周り大きくした形状と
し、また、光源26側の開口部分41を組立時のバラ付
きを考慮した上で光源26に干渉しない最小形状とし、
中間部42はこれらを直線状に結んだ形状とする。この
際、中間部42は光源26の指向角範囲38以内から出
射する光を妨げないようにする。
【0034】そして、照明室32を形成する周囲壁の内
周反射面35は、光源26を中心に配置し、且つ、光源
26の列に対して幅方向におよび長手方向とも、ほぼ対
称形状に構成する。
【0035】次に、この実施の形態の作用について説明
する。
【0036】光源26を点灯すると、光源26から出射
した光が、拡散印刷層16、透明基材15、拡散印刷層
17、白色印刷層18を透過し、文字板10の黒色印刷
層19に形成した透過照明表示部7が直射照明される。
ここで、拡散印刷層16,17は光源26からの光を拡
散するために補助的に設けている。この拡散印刷層1
6,17を印刷によって形成すること、および、透明基
材15の両面に分散して形成することにより、透明基材
15の裏面側に独立した拡散板を1枚設ける場合に対
し、十分な拡散効果を持たせることができ、しかも、薄
型に仕上げることができる。
【0037】この実施の形態では、光源26の指向角方
向の光度低減率と、指向角方向に対して該指向角方向角
度を余弦角とする余弦方向の光度低減率と、光源26と
文字板10との距離差による光度の低減率とに基づき合
計の光度低減率を求め、合計の光度低減率に基づき、文
字板10表面上における光源26の直上の発光輝度値
が、所定の輝度値にまで減衰する文字板10上の光源2
6直上からの距離を求め、この距離を光源26の有効照
明照射半径30に設定して、透過照明表示部7が、光源
26の有効照明照射半径30内に収まるように光源26
を配置したことにより、少ない光源26で拡散板を用い
ずにムラの少ない直接照明を行うことが可能となり、そ
の分、コストを抑えることができる。また、設計時に照
明のムラを予測することが可能となるため、最適な光源
26の配置を得ることができる。なお、減衰後の所定の
輝度値は、この実施の形態では1/3としているが、光
源26の光度と、文字板10の必要輝度などに基づいて
設定すれば良い。
【0038】また、光源26を透過照明表示部の裏面側
直下からずらせて配置したことにより、光源26の最も
輝度の高い部分の真上に透過照明表示部が位置すること
を防止でき、よって、照明のムラを低減することができ
る。
【0039】更に、光源26を透過照明表示部7の目盛
列8と数値列9との中間位置に配置したことにより、目
盛列8と数値列9とを均等に照明することができる。
【0040】この際、照明室32を形成する周囲壁の内
周反射面35に、反射処理を施すことにより、内周反射
面35で光を文字板10方向へ反射させる効率を向上す
ることができる。よって、ムラの少ない照明を行うこと
ができる。
【0041】そして、照明室32底面における光源26
間の部分を、図7に示すように、光源26の上面と同じ
レベルかそれよりも高レベルの反射面36とすることに
より、指向角範囲38以外の光を反射面36で反射させ
て有効に光源26間の部分を照明することができる。ま
た、反射面36を光源26の上面と同じレベルかそれよ
りも高レベルとすることにより、明るさは距離の2乗に
反比例するので、文字板10までの距離を短くして明る
さを増す効果を得ることができる。よって、ムラの少な
い照明を行うことができる。この反射面36は、平坦な
もの(反射面36a)としても良い。
【0042】そして、光源26間に山形状の反射面36
bを形成した場合、山形状の反射面36bが光源26の
指向角範囲38以内から出射する光を妨げないことによ
り、文字板10の光源26直上部分を効率良く直射照明
することができる。また、山形状の反射面36bが光源
26から出射される指向角範囲38以外の光を光源26
間の文字板10方向へ反射させることにより、文字板1
0における光源26間の部分を効率良く反射照明するこ
とができる。よって、ムラの少ない照明を行うことがで
きる。更に、山形状の反射面36bは、平坦な反射面3
6aよりも文字板10までの距離が短いので、一層明る
さを増すことができる。
【0043】なお、反射面36を山形状を含む凸形状な
どとする場合に、陵線ができないように頂部や角部など
に対して面取りを行う(面取部38)ことにより、文字
板10上に線が出ることを防止することができる。
【0044】一方、液晶表示部分11の照明室32(矩
形状部34)を、図7〜図9に示すように、文字板10
側の開口部分40を液晶表示部分11の表示エリア全体
を含み且つ表示エリア全体をひと周り大きくした形状と
し、また、光源26側の部分41を組立時のバラ付きを
考慮した上で光源26に干渉しない最小形状とし、中間
部42はこれらを直線状に結んだ形状とし、中間部42
は光源26の指向角範囲38以内から出射する光を妨げ
ないようにすることにより、照明室32の容積を最小に
抑え、照明室32内での光を密度を挙げることができ
る。これにより、光を文字板10側へ出射させる効率を
向上することができる。
【0045】更に、照明室32を形成する周囲壁の内周
反射面35を光源26に対してほぼ対称に形成すること
により、反射による照明効果を各部で均一化することが
できる。よって、反射による照明の効率を向上すること
ができると共に、反射による照明ムラに対する補正を不
要化することができる。
【0046】以上により、光源26の数を減らして、均
一な照明を行うことができ、その分、コストを削減する
ことができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明によれば、光源の指向角方向の光度低減率と、指向角
方向に対して該指向角方向角度を余弦角とする余弦方向
の光度低減率と、光源と文字板との距離差による光度の
低減率とに基づき、文字板表面上における光源の直上の
発光輝度値が、所定の輝度値にまで減衰する文字板上の
光源直上からの距離を求め、この距離を光源の有効照明
照射半径に設定して、透過照明表示部が、光源の有効照
明照射半径内に収まるように前記光源を配置したことに
より、少ない光源で拡散板を用いずにムラの少ない直接
照明を行うことが可能となり、その分、コストを抑える
ことができる。また、設計時に照明のムラを予測するこ
とが可能となるため、最適な光源の配置を得ることがで
きる。
【0048】請求項2の発明によれば、光源を透過照明
表示部の裏面側直下からずらせて配置したことにより、
光源の最も輝度の高い部分の真上に透過照明表示部が位
置することを防止でき、よって、照明のムラを低減する
ことができる。
【0049】請求項3の発明によれば、光源を透過照明
表示部の目盛列と数値列との中間位置に配置したことに
より、目盛列と数値列とを均等に照明することができ
る。
【0050】請求項4の発明によれば、光源間に形成し
た山形状の反射面が光源の指向角範囲以内から出射する
光を妨げないことにより、文字板の光源直上部分を効率
良く直射照明することができる。また、山形状の反射面
が光源から出射される指向角範囲以外の光を光源間の文
字板方向へ反射させることにより、文字板における光源
間の部分を効率良く反射照明することができる。よっ
て、ムラの少ない照明を行うことができる。
【0051】請求項5の発明によれば、照明室を形成す
る周囲壁の内周反射面を光源に対してほぼ対称に形成す
ることにより、反射による照明効果を均一化することが
できる。よって、反射による照明の効率を向上すること
ができると共に、反射による照明ムラに対する補正を不
要化することができる、という実用上有益な効果を発揮
し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる計器の平面図であ
る。
【図2】図1の計器の部分断面図である。
【図3】光源を配置するための手段の説明図である。
【図4】有効照明照射半径を求めるための計算結果をま
とめた表である。
【図5】光源の配置図である。
【図6】照明室の平面図である。
【図7】図6の照明室のA−A線に沿った断面図であ
る。
【図8】図7と同様の図6の照明室のA−A線に沿った
断面図である。
【図9】図7、図8の照明室の平面図である。
【符号の説明】
7 透過照明表示部 8 目盛列 9 数値列 10 文字板 26 光源 30 有効照明照射半径 32 照明室 36 反射面 35 内周反射面 36a 反射面(平坦) 36b 反射面(山形状) 38 指向角範囲

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字板の裏面側に光源を配置し、該光源で
    前記文字板に形成された透過照明表示部を透過照明する
    よう構成した計器用照明装置において、 前記光源の指向角方向の光度低減率と、前記指向角方向
    に対して該指向角方向角度を余弦角とする余弦方向の光
    度低減率と、前記光源と前記文字板との距離差による光
    度の低減率とに基づき、前記文字板表面上における前記
    光源の直上の発光輝度値が、所定の輝度値にまで減衰す
    る前記文字板上位置の前記光源直上からの距離を求め、 該距離を前記光源の有効照明照射半径に設定して、前記
    透過照明表示部が、前記光源の有効照明照射半径内に収
    まるように前記光源を配置したことを特徴とする計器用
    照明装置。
  2. 【請求項2】前記光源は、透過照明表示部の裏面側直下
    からずらせて配置されていることを特徴とする請求項1
    記載の計器用照明装置。
  3. 【請求項3】前記光源は、透過照明表示部を構成する目
    盛列と数値列との中間位置に配置されていることを特徴
    とする請求項2記載の計器用照明装置。
  4. 【請求項4】前記光源間に山形状の反射面が形成され、
    該山形状の反射面は、前記光源の指向角範囲以内から出
    射する光を妨げず、且つ、前記光源から出射される指向
    角範囲以外の光を前記光源間の前記文字板方向へ反射さ
    せるものであることを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の計器用照明装置。
  5. 【請求項5】前記光源が照明室に収容されると共に、該
    照明室を形成する周囲壁の内周反射面は、前記光源に対
    してほぼ対称に形成されていることを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれかに記載の計器用照明装置。
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