JP2002365077A - 情報端末装置および地図情報提供システム - Google Patents

情報端末装置および地図情報提供システム

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JP2002365077A JP2002065374A JP2002065374A JP2002365077A JP 2002365077 A JP2002365077 A JP 2002365077A JP 2002065374 A JP2002065374 A JP 2002065374A JP 2002065374 A JP2002065374 A JP 2002065374A JP 2002365077 A JP2002365077 A JP 2002365077A
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信之 中野
Ryotaro Iwami
良太郎 岩見
Takashi Kondo
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル地図データを利用したアプリケーシ
ョンの機能を損ねることなく、地図データの容量を削減
する情報端末装置および地図情報提供システムを提供す
る。 【解決手段】 情報端末装置1は、第1の入力部11、
位置検出部12、第1の演算処理部13、データ記憶部
15、第1のデータ読み出し部18、接続情報生成部1
7、および第1の出力部16が設けられている。データ
記憶部15には、道路ネットワークを構成するノードお
よびリンクの間の接続情報を復元可能な形式で省略した
データ構成で地図データが格納されている。接続情報生
成部17は、上記地図データに対して上記接続情報を補
完および生成する処理を行い、第1の演算処理部13
は、接続情報生成部17で補完および生成処理した上記
接続情報を用いて、経路探索や位置検出処理等の各種デ
ータ処理が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、情報端末装置およ
び地図情報提供システムに関し、より特定的には、デジ
タル地図データを用いて地図表示、位置検出、経路探
索、および誘導案内等の処理を行う情報端末装置および
地図情報提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】(第1の従来技術)近年、ナビゲーショ
ンシステムが搭載された車両が増加してきている。この
ような従来のナビゲーションシステムは、CD−ROM
やDVD−ROM等の読み出し専用の大容量記憶媒体を
有する地図記憶装置が搭載されていた。また、上記ナビ
ゲーションシステムを実現するための端末装置は、ナビ
ゲーションシステム専用の端末装置の他に、汎用の情報
処理装置(PDA:Personal Digital
Assistants)等でも実現されている。これ
らの記憶媒体には、ユーザに提示するための地図データ
が予め記録されている。上記記憶装置は、記憶媒体に記
録した地図データを、必要に応じて読み出し、読み出さ
れたデジタル地図データは、経路探索処理または現在位
置の補正処理(マップマッチング)に用いられる。これ
らの処理のために、上記地図データには、道路ネットワ
ークデータが記録される。この道路ネットワークデータ
には、少なくとも各ノードおよび各リンクの接続関係を
示す接続情報が格納されている。ここで、典型的には、
ノードは道路網に存在する交差点を表す情報であり、リ
ンクは2つの交差点(ノード)間に存在する道路を表す
ベクトル情報である。また、各々のノードおよびリンク
の間には接続関係があり、この接続関係が接続情報とし
て上記道路ネットワークデータに格納されている。この
ようなノード、リンク、および接続情報の集合を含んだ
道路ネットワークデータによって、道路ネットワークが
地図データ内で表現される。
【0003】上述したノード、リンク、およびそれらの
接続情報を用いて最小限の道路網を表現することができ
るが、これらだけでは地図を表示する用途には不十分で
ある。例えば、山岳部や臨海部の道路では交差点間の道
路が屈曲している場合が多い。そこで、道路ネットワー
クデータは、屈曲した道路の形状を表示するために、リ
ンク形状を特定するための情報をさらに含む。
【0004】また、道路には、国道および県道等、様々
な種類がある。他にも、車線数の相違または中央分離帯
の有無等により道路を分類することができる。このよう
な道路の種類を区別するために、道路ネットワークデー
タは、道路の種別等を示す属性情報をさらに含んでい
る。
【0005】また、道路の交差点には、交差点名称が付
与されているものや、付与されていないものがある。さ
らに、信号機が設置されている交差点、信号機が設置さ
れていない交差点がある。そこで、道路ネットワークデ
ータは、ノード毎に属性情報を有している。上記ノード
毎の属性情報には、それぞれのノードに対応する交差点
の名称および信号機の有無等の情報が記録される。
【0006】(第2の従来技術)上記第1の従来技術で
説明したように、従来のナビゲーションシステムは、当
初、読み出し専用の記憶媒体に記録された地図データし
か利用できなかったので、リアルタイム性の高い情報を
提供することが困難であった。例えば、上記リアルタイ
ム性の高い情報としては、交通情報や気象情報が代表的
である。そのため、上記リアルタイム性が要求される情
報や地図データを提供できる地図提供システムが、例え
ば、特開平7−262493号公報に開示されている。
当該地図提供システムでは、リアルタイム性の高い情報
および地図データが、情報提供センター(センタ局)か
ら車載用の端末装置へと通信メディアを介してダウンロ
ードされる。また、汎用の情報処理装置(PDA、携帯
電話端末等)等のデータ記憶容量の小さな端末装置で、
上述したナビゲーションシステムを実現するために、必
要に応じて上記地図データをセンタ局から上記情報端末
装置にダウンロードされる場合もある。
【0007】また、上記地図提供システムは、各種情報
をリアルタイムに提供するために、移動体通信技術およ
びデジタル放送技術に基づいて構築されている。このよ
うな地図提供システムでは、センタ局がサービスエリア
内に存在する移動体端末に対し、所定の放送用チャンネ
ルを用いて情報を配信する。このセンタ局としては、通
信衛星(CS)、放送衛星(BS)、または地上波のデ
ィジタル放送局が典型的である。このような移動体通信
技術およびデジタル放送技術が利用された地図提供シス
テムは、例えば、特開平7−154350号公報に開示
されている。当該公報には、ある情報の放送地域を限定
するための技術的内容が開示されている。
【0008】当該公報で開示された地図提供システムで
は、上記センタ局は、多重された情報を、放送メディア
を介して送信する際に、上記情報に郵便番号のような地
域コードを付与する。一方、受信する端末装置は、自身
の現在位置に対応する地域コードをIDとして予めメモ
リに登録しておく。上記端末装置の内部では、データ抽
出回路が、上記センタ局から配信される多重情報を分離
して、上記情報に付与された地域コードを取り出す。さ
らに、上記端末装置の内部では、取り出された上記地域
コードに対して予めメモリに登録されたIDが比較され
る。両者が一致する場合、上記端末装置は、対象となっ
た地域コードが付された情報をユーザに参照させる。
【0009】以上のように、端末装置に通信または放送
を用いて地図データを提供するような地図提供システム
の開発が近年盛んである。このような地図提供システム
においては、センタ局が端末装置に地図データを送信
し、端末装置がセンタ局からの地図データを受信した
後、記憶装置に格納する。格納された地図データは、必
要に応じて、ユーザが閲覧、経路探索処理、またはマッ
プマッチング処理等のために用いられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記第1の従来技術で
説明したように、従来、道路ネットワークはノードおよ
びリンクによって表現され、それらの間の接続情報が地
図データ内に予め記録されている。これは、マップマッ
チング処理および経路探索処理等において、地図データ
内の道路網データの接続情報を高速かつ効率的に読み出
すためである。しかしながら、上記地図データにノード
およびリンク間の接続情報を詳細に記録するため、上記
地図データのデータ容量が非常に膨大になってしまう。
【0011】ここで上記地図データを用いて経路探索や
マップマッチングを行う処理について、概略を説明す
る。図11は、上記地図データで表現されるノードおよ
びリンクの一例を示す概略図である。
【0012】図11において、上記地図データで表現さ
れる道路ネットワークは、8つのノードN1〜N8およ
び12本のリンクL1〜L12から構成される。このよ
うな道路ネットワークを用いて、マップマッチング処理
や経路探索処理を行う際には、ノードおよびリンクの間
の接続関係をたどる必要がある。例えば、ノードN1か
ら出発してノードN8に至る最短経路が、ノードN1→
リンクL2→ノードN3→リンクL6→ノードN5→リ
ンクL9→ノードN6→リンクL11→ノードN8の順
にたどる経路である場合、下記のような手順に従って経
路をたどる必要がある。
【0013】手順1:ノードN1には2本のリンクが接
続しており、その内の一本がリンクL2である 手順2:リンクL2はノードN3に接続している 手順3:ノードN3には5本のリンクが接続しており、
その内の一本がリンクL6である 手順4:リンクL6はノードN5に接続している 手順5:ノードN5には3本のリンクが接続しており、
その内の一本がリンクL9である 手順6:リンクL9はノードN6に接続している 手順7:ノードN6には4本のリンクが接続しており、
その内の一本がリンクL11である 手順8:リンクL11はノードN8に接続している つまり、それぞれのノードに対して接続されているリン
クを示すノードからリンクへの接続情報が必要(手順
1、3、5、7)であり、それぞれのリンクに対して接
続されているノードを示すリンクからノードへの接続情
報が必要(手順2、4、6、8)である。
【0014】このようなノードおよびリンクの間の接続
情報を用いて、経路をたどるための道路ネットワークデ
ータについて説明する。図12は、上記道路ネットワー
クを表現する道路ネットワークのデータ構造の一例であ
る。
【0015】図12において、道路ネットワークデータ
は、8つのノードN1〜N8に対応した情報を記録した
8個のノードレコードが並ぶノードテーブルと、12本
のリンクL1〜L12に対応した情報を記録した12個
のリンクレコードが並ぶリンクテーブルとから構成され
る。上記ノードテーブルのそれぞれのノードレコードに
は、ノードの属性情報および座標情報を表すデータが格
納されている。さらに、上記それぞれのノードレコード
には、当該ノードに接続するリンク数および当該ノード
に接続するそれぞれのリンクに対応した上記リンクレコ
ードが上記リンクテーブルに格納されている場所を表す
ためのリンクのポインタ情報が格納されている(このリ
ンク数およびリンクのポインタ情報が、上述したノード
からリンクへの接続情報に相当する)。
【0016】一方、上記リンクテーブルのそれぞれのリ
ンクレコードには、リンクの属性情報を表すデータが格
納されている。さらに、上記それぞれのリンクレコード
には、当該リンクに接続するそれぞれのノードに対応し
た上記ノードレコードが上記ノードテーブルに格納され
ている場所を表すためのノードのポインタ情報が格納さ
れている(このノードのポインタ情報が、上述したリン
クからノードへの接続情報に相当する)。
【0017】このようなデータ構造をもつことにより、
任意のノードにどのようなリンクが接続しているか、さ
らには任意のリンクにどのようなノードが接続している
かを容易に求めることができるため、道路ネットワーク
における経路を容易にたどることが可能である。しかし
ながら、このようなデータ構造をもつ上記ノードテーブ
ルのそれぞれのノードレコードに対して、当該ノードに
接続するリンク数に対応したリンクのポインタ情報を記
録する必要がある。同様に、上記リンクテーブルのそれ
ぞれのリンクレコードに対して、両端ノードに対応した
2個のノードのポインタ情報を記録する必要がある。こ
の結果、道路ネットワークを表現するために必要な情報
が多くなり、日本全国の地図を表現する等、上記道路ネ
ットワークデータで表現する地図範囲が広くなるほど、
そのデータ容量は膨大になってしまう。また、データ記
憶容量が小さい汎用の情報処理装置(PDA、携帯電話
端末等)等では、さらに上記地図データのデータ容量の
低減が求められている。
【0018】さらに、上記第2の従来技術で説明した地
図提供システムにおいても、センタ局から端末装置に配
信する地図データは、上述したデータ構造に基づいて行
われるため、センタ局から端末装置に送信する地図デー
タの容量が大きくなり、データ転送に必要となる時間お
よびコストが増加するという課題を有していた。
【0019】それ故に、本発明の目的は、デジタル地図
データを利用したアプリケーションの機能を損ねること
なく、地図データの容量を削減する情報端末装置および
地図情報提供システムを提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的を達成するために、本発明は、以下に述べるような特
徴を有している。第1の発明は、道路の交差点をノード
として示すノードデータおよび道路をリンクとして示す
リンクデータを含んだ地図データを処理する情報端末装
置であって、地図データを格納する地図データ記憶部
と、地図データ記憶部に格納された地図データを処理す
る地図データ処理部とを備え、地図データ記憶部に格納
された地図データには、ノードおよびリンクのいずれか
一方側からいずれか他方側を見た接続関係を示す一方側
接続情報のみが記述されており、地図データ処理部は、
地図データ記憶部から処理に必要な地図データを読み出
す地図データ読み出し部と、地図データ読み出し部によ
って読み出された地図データに記述されている一方側接
続情報に基づいて、ノードおよびリンクのいずれか他方
側からいずれか一方側を見た接続関係を示す他方側接続
情報を新たに生成し、当該読み出された地図データに対
して補完する他方側接続情報補完部と、他方側接続情報
が補完された地図データに対して所定の演算処理を行う
地図データ演算処理部とを含む。
【0021】第1の発明によれば、地図データ記憶部に
格納される地図データは、位置検出処理や経路探索処理
等を行う際に必要となる道路ネットワークを構成するノ
ードおよびリンクのいずれか一方側からいずれか他方側
を見た接続関係を示す一方側接続情報のみが記述されて
いるため、上記地図データのデータ容量を削減すること
ができる。したがって、地図データ記憶部に格納可能な
地図データの範囲を広くすることが可能であり、地図デ
ータ記憶部の容量を小さくすることも可能である。ま
た、地図データ処理部では、処理が必要な上記地図デー
タに対して上記一方側接続情報に基づいて、ノードおよ
びリンクのいずれか他方側からいずれか一方側を見た接
続関係を示す他方側接続情報を新たに生成するため、上
記地図データを用いた位置検出処理や経路探索処理を行
う際にも、その処理効率を損なうことなく道路ネットワ
ークの接続関係をたどることができる。
【0022】第2の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、地図データ記憶部に格納される地図データに
は、リンクから見たノードの接続関係を示すノード接続
情報のみが一方側接続情報として記述されており、他方
側接続情報補完部は、地図データ読み出し部によって読
み出された地図データに記述されているノード接続情報
に基づいて、ノードから見たリンクの接続関係を示すリ
ンク接続情報を他方側接続情報として新たに生成し、当
該読み出された地図データに対して補完する。
【0023】第2の発明によれば、地図データ記憶部に
格納される地図データは、位置検出処理や経路探索処理
等を行う際に必要となる道路ネットワークを構成するノ
ードおよびリンクの間の接続情報の内、リンクからノー
ドへの接続をたどるためのノード接続情報のみを記録し
たデータ構成とするため、上記地図データのデータ容量
を削減することができる。また、一般的にノードからリ
ンクへの接続をたどるための接続情報は、リンクからノ
ードへの接続をたどるための接続情報より多くのデータ
量を必要とするため、上記地図データのデータ容量を多
く削減することができる。その結果、地図データ記憶部
に格納可能な地図データの範囲が広くすることが可能で
あり、地図データ記憶部の容量を小さくすることも可能
である。また、地図データ処理部では、処理が必要な上
記地図データに対して省略したノードからリンクへのリ
ンク接続情報を新たに生成するため、上記地図データを
用いた位置検出処理や経路探索処理を行う際にも、その
処理効率を損なうことなく道路ネットワークの接続関係
をたどることができる。
【0024】第3の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、地図データ記憶部に格納される地図データに
は、ノードから見たリンクの接続関係を示すリンク接続
情報のみが一方側接続情報として記述されており、他方
側接続情報補完部は、地図データ読み出し部によって読
み出された地図データに記述されているリンク接続情報
に基づいて、リンクから見たノードの接続関係を示すノ
ード接続情報を他方側接続情報として新たに生成し、当
該読み出された地図データに対して補完する。
【0025】第3の発明によれば、地図データ記憶部に
格納される地図データは、位置検出処理や経路探索処理
等を行う際に必要となる道路ネットワークを構成するノ
ードおよびリンクの間の接続情報の内、ノードからリン
クへの接続をたどるためのリンク接続情報のみを記録し
たデータ構成とするため、上記地図データのデータ容量
を削減することができる。その結果、地図データ記憶部
に格納可能な地図データの範囲が広くすることが可能で
あり、地図データ記憶部の容量を小さくすることも可能
である。また、地図データ処理部では、処理が必要な上
記地図データに対して省略したリンクからノードへのノ
ード接続情報を新たに生成するため、上記地図データを
用いた位置検出処理や経路探索処理を行う際にも、その
処理効率を損なうことなく道路ネットワークの接続関係
をたどることができる。
【0026】第4の発明は、道路の交差点をノードとし
て示すノードデータおよび道路をリンクとして示すリン
クデータを含んだ地図データを処理する少なくとも1つ
の情報端末装置に、センタ局が伝送路を介して該地図デ
ータを提供する地図情報提供システムであって、センタ
局は、地図データを格納する第1の地図データ記憶部
と、情報端末装置から要求された地図データを、第1の
地図データ記憶部から読み出し、該地図データを情報端
末装置に伝送路を介して送信する地図データ送信部とを
備え、情報端末装置は、伝送路を介して、センタ局から
送信された地図データを受信する地図データ受信部と、
地図データ受信部で受信した地図データを格納する第2
の地図データ記憶部と、第2の地図データ記憶部に格納
された地図データを処理する地図データ処理部とを備
え、センタ局から送信される地図データには、ノードお
よびリンクのいずれか一方側からいずれか他方側を見た
接続関係を示す一方側接続情報のみが記述されており、
地図データ処理部は、第2の地図データ記憶部から処理
に必要な地図データを読み出す地図データ読み出し部
と、地図データ読み出し部によって読み出された地図デ
ータに記述されている一方側接続情報に基づいて、ノー
ドおよびリンクのいずれか他方側からいずれか一方側を
見た接続関係を示す他方側接続情報を新たに生成し、当
該読み出された地図データに対して補完する他方側接続
情報補完部と、他方側接続情報が補完された地図データ
に対して所定の演算処理を行う地図データ演算処理部と
を含む。
【0027】第4の発明によれば、第1の地図データ記
憶部に格納される地図データは、位置検出処理や経路探
索処理等を行う際に必要となる道路ネットワークを構成
するノードおよびリンクのいずれか一方側からいずれか
他方側を見た接続関係を示す一方側接続情報のみが記述
されているため、上記地図データのデータ容量を削減す
ることができる。したがって、第1の地図データ記憶部
に格納可能な地図データの範囲を広くすることが可能で
あり、第1の地図データ記憶部の容量を小さくすること
も可能である。また、第1の地図データ記憶部に格納さ
れた上記地図データを、センタ局が伝送路を介して、情
報端末装置に送信する際には、送信する地図データの容
量が小さいため、その伝送に要する時間を削減すること
ができる。さらに、伝送路を介して伝送された地図デー
タを、情報端末装置が受信した後、第2の地図データ記
憶部に格納する際には、受信した地図データの容量が小
さいため、第2の地図データ記憶部に格納可能な地図デ
ータの範囲を広くすることが可能であり、第2の地図デ
ータ記憶部の容量を小さくすることも可能である。ま
た、地図データ処理部では、処理が必要な上記地図デー
タに対して上記一方側接続情報に基づいて、ノードおよ
びリンクのいずれか他方側からいずれか一方側を見た接
続関係を示す他方側接続情報を新たに生成するため、上
記地図データを用いた位置検出処理や経路探索処理を行
う際にも、その処理効率を損なうことなく道路ネットワ
ークの接続関係をたどることができる。
【0028】第5の発明は、第4の発明に従属する発明
であって、センタ局から送信される地図データには、リ
ンクから見たノードの接続関係を示すノード接続情報の
みが一方側接続情報として記述されており、他方側接続
情報補完部は、地図データ読み出し部によって読み出さ
れた地図データに記述されているノード接続情報に基づ
いて、ノードから見たリンクの接続関係を示すリンク接
続情報を他方側接続情報として新たに生成し、当該読み
出された地図データに対して補完する。
【0029】第5の発明によれば、第1の地図データ記
憶部に格納される地図データは、位置検出処理や経路探
索処理等を行う際に必要となる道路ネットワークを構成
するノードおよびリンクの間の接続情報の内、リンクか
らノードへの接続をたどるためのノード接続情報のみを
記録したデータ構成とするため、上記地図データのデー
タ容量を削減することができる。また、一般的にノード
からリンクへの接続をたどるための接続情報は、リンク
からノードへの接続をたどるための接続情報より多くの
データ量を必要とするため、上記地図データのデータ容
量を多く削減することができる。その結果、第1の地図
データ記憶部に格納可能な地図データの範囲が広くする
ことが可能であり、第1の地図データ記憶部の容量を小
さくすることも可能である。また、第1の地図データ記
憶部に格納された上記地図データを、センタ局が伝送路
を介して、情報端末装置に送信する際には、送信する地
図データの容量が小さいため、その伝送に要する時間を
削減することができる。さらに、伝送路を介して伝送さ
れた地図データを、情報端末装置が受信した後、第2の
地図データ記憶部に格納する際には、受信した地図デー
タの容量が小さいため、第2の地図データ記憶部に格納
可能な地図データの範囲を広くすることが可能であり、
第2の地図データ記憶部の容量を小さくすることもで可
能である。また、地図データ処理部では、処理が必要な
上記地図データに対して省略したノードからリンクへの
リンク接続情報を新たに生成するため、上記地図データ
を用いた位置検出処理や経路探索処理を行う際にも、そ
の処理効率を損なうことなく道路ネットワークの接続関
係をたどることができる。
【0030】第6の発明は、第4の発明に従属する発明
であって、センタ局から送信される地図データには、ノ
ードから見たリンクの接続関係を示すリンク接続情報の
みが一方側接続情報として記述されており、他方側接続
情報補完部は、地図データ読み出し部によって読み出さ
れた地図データに記述されているリンク接続情報に基づ
いて、リンクから見たノードの接続関係を示すノード接
続情報を他方側接続情報として新たに生成し、当該読み
出された地図データに対して補完する。
【0031】第6の発明によれば、第1の地図データ記
憶部に格納される地図データは、位置検出処理や経路探
索処理等を行う際に必要となる道路ネットワークを構成
するノードおよびリンクの間の接続情報の内、ノードか
らリンクへの接続をたどるためのリンク接続情報のみを
記録したデータ構成とするため、上記地図データのデー
タ容量を削減することができる。その結果、第1の地図
データ記憶部に格納可能な地図データの範囲が広くする
ことが可能であり、第1の地図データ記憶部の容量を小
さくすることも可能である。また、第1の地図データ記
憶部に格納された上記地図データを、センタ局が伝送路
を介して、情報端末装置に送信する際には、送信する地
図データの容量が小さいため、その伝送に要する時間を
削減することができる。さらに、伝送路を介して伝送さ
れた地図データを、情報端末装置が受信した後、第2の
地図データ記憶部に格納する際には、受信した地図デー
タの容量が小さいため、第2の地図データ記憶部に格納
可能な地図データの範囲を広くすることが可能であり、
第2の地図データ記憶部の容量を小さくすることもで可
能である。また、地図データ処理部では、処理が必要な
上記地図データに対して省略したリンクからノードへの
ノード接続情報を新たに生成するため、上記地図データ
を用いた位置検出処理や経路探索処理を行う際にも、そ
の処理効率を損なうことなく道路ネットワークの接続関
係をたどることができる。
【0032】第7の発明は、道路の交差点をノードとし
て示すノードデータおよび道路をリンクとして示すリン
クデータを含んだ地図データを処理するコンピュータに
実行させるためのプログラムであって、地図データを格
納する地図データ記憶ステップと、地図データ記憶ステ
ップに格納された地図データを処理する地図データ処理
ステップとを含み、地図データ記憶ステップに格納され
た地図データには、ノードおよびリンクのいずれか一方
側からいずれか他方側を見た接続関係を示す一方側接続
情報のみが記述されており、地図データ処理ステップ
は、地図データ記憶ステップから処理に必要な地図デー
タを読み出す地図データ読み出しステップと、地図デー
タ読み出しステップによって読み出された地図データに
記述されている一方側接続情報に基づいて、ノードおよ
びリンクのいずれか他方側からいずれか一方側を見た接
続関係を示す他方側接続情報を新たに生成し、当該読み
出された地図データに対して補完する他方側接続情報補
完ステップと、他方側接続情報が補完された地図データ
に対して所定の演算処理を行う地図データ演算処理ステ
ップとを含む。
【0033】第8の発明は、第7の発明に従属する発明
であって、地図データ記憶ステップに格納される地図デ
ータには、リンクから見たノードの接続関係を示すノー
ド接続情報のみが一方側接続情報として記述されてお
り、他方側接続情報補完ステップは、地図データ読み出
しステップによって読み出された地図データに記述され
ているノード接続情報に基づいて、ノードから見たリン
クの接続関係を示すリンク接続情報を他方側接続情報と
して新たに生成し、当該読み出された地図データに対し
て補完する。
【0034】第9の発明は、第7の発明に従属する発明
であって、地図データ記憶ステップに格納される地図デ
ータには、ノードから見たリンクの接続関係を示すリン
ク接続情報のみが一方側接続情報として記述されてお
り、他方側接続情報補完ステップは、地図データ読み出
しステップによって読み出された地図データに記述され
ているリンク接続情報に基づいて、リンクから見たノー
ドの接続関係を示すノード接続情報を他方側接続情報と
して新たに生成し、当該読み出された地図データに対し
て補完する。
【0035】第10の発明は、センタ局から伝送路を介
して、道路の交差点をノードとして示すノードデータお
よび道路をリンクとして示すリンクデータを含んだ地図
データが提供され、該地図データを処理するコンピュー
タに実行させるためのプログラムであって、伝送路を介
して、センタ局から送信された地図データを受信する地
図データ受信ステップと、地図データ受信ステップで受
信した地図データを格納する地図データ記憶ステップ
と、地図データ記憶ステップに格納された地図データを
処理する地図データ処理ステップとを含み、地図データ
記憶ステップに格納された地図データには、ノードおよ
びリンクのいずれか一方側からいずれか他方側を見た接
続関係を示す一方側接続情報のみが記述されており、地
図データ処理ステップは、地図データ記憶ステップから
処理に必要な地図データを読み出す地図データ読み出し
ステップと、地図データ読み出しステップによって読み
出された地図データに記述されている一方側接続情報に
基づいて、ノードおよびリンクのいずれか他方側からい
ずれか一方側を見た接続関係を示す他方側接続情報を新
たに生成し、当該読み出された地図データに対して補完
する他方側接続情報補完ステップと、他方側接続情報が
補完された地図データに対して所定の演算処理を行う地
図データ演算処理ステップとを含む。
【0036】第11の発明は、第10の発明に従属する
発明であって、センタ局から送信される地図データに
は、リンクから見たノードの接続関係を示すノード接続
情報のみが一方側接続情報として記述されており、他方
側接続情報補完ステップは、地図データ読み出しステッ
プによって読み出された地図データに記述されているノ
ード接続情報に基づいて、ノードから見たリンクの接続
関係を示すリンク接続情報を他方側接続情報として新た
に生成し、当該読み出された地図データに対して補完す
る。
【0037】第12の発明は、第10の発明に従属する
発明であって、センタ局から送信される地図データに
は、ノードから見たリンクの接続関係を示すリンク接続
情報のみが一方側接続情報として記述されており、他方
側接続情報補完ステップは、地図データ読み出しステッ
プによって読み出された地図データに記述されているリ
ンク接続情報に基づいて、リンクから見たノードの接続
関係を示すノード接続情報を他方側接続情報として新た
に生成し、当該読み出された地図データに対して補完す
る。
【0038】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態) 「装置の構成」図1は、本発明の第1の実施形態に係る
情報端末装置のハード構成およびプログラムを実行させ
ることによって形成される機能構成を示す機能ブロック
図である。情報端末装置1は、典型的には、車載されて
専用に用いられるカーナビゲーション装置や、汎用のP
DA(Personal Digital Assis
tants)で実現される。なお、上記プログラムは、
適当な媒体に包含させることも可能であり、上記プログ
ラムを他の情報端末装置にインストールすることによっ
て、同様の機能を移植することも可能である。
【0039】図1において、情報端末装置1は、第1の
入力部11、位置検出部12、第1の演算処理部13、
データ記憶部15、第1のデータ読み出し部18、接続
情報生成部17、および第1の出力部16が設けられて
いる。
【0040】第1の入力部11は、例えば、情報端末装
置1がカーナビゲーション装置の場合、カーナビゲーシ
ョン装置を遠隔操作するリモートコントローラまたはカ
ーナビゲーション装置本体に配列されたキーによりハー
ドウェア的に実現されたり、カーナビゲーション装置の
メニュー画面に表示されたボタンによりソフトウェア的
に構成される。また、第1の入力部11は、音声認識技
術を駆使した音声入力装置で実現される場合もある。情
報端末装置1のユーザは、第1の入力部11を操作し
て、情報端末装置1に対して、情報の表示選択および情
報検索等、様々な処理の要求を行う。
【0041】位置検出部12は、速度センサ、ジャイロ
センサ、またはGPS(Global Positio
ning System)の受信アンテナおよび受信機
等によって構成される。また、速度センサ、ジャイロセ
ンサ、ならびにGPSの受信アンテナおよび受信機のい
ずれか2つ以上の組み合わせにより、位置検出部12が
構成される場合もある。上記速度センサが情報端末装置
1の移動速度を検出して検出結果を基に走行距離を算出
したり、上記ジャイロセンサが情報端末装置1の進行方
位を検出したり、上記GPS受信アンテナおよび受信機
が人工衛星からの電波を受信することによって、それら
の情報を基に位置検出部12は、地球上における情報端
末装置1の絶対的な位置を検出する。また、これらの各
センサからの入力に基づいて、データ記憶部15に格納
される道路網データを用いて、現在位置を道路上の位置
に補正するマップマッチング処理等を行う場合もある。
以上のような検出結果を基に、位置検出部12は、情報
端末装置1の現在位置を検出する。なお、後述する処理
において、情報端末装置1が現在位置データを必要とし
ない処理のみを行う場合、この位置検出部12は不要で
ある。
【0042】第1の演算処理部13は、後述する各種の
データ処理を行う。例えば、第1の演算処理部13の処
理には、データ記憶部15に格納された後述する地図デ
ータを読み出して、情報端末装置1を搭載した車両やユ
ーザの誘導を行う誘導案内処理等がある。
【0043】データ記憶部15は、典型的には、ハード
ディスクドライブまたはフラッシュメモリに代表され
る、データの書き換えが可能な記憶媒体で構成される。
データ記憶部15には、地図データが蓄積され、この地
図データは位置検出および誘導案内等に利用される。な
お、データ記憶部15に格納される上記地図データの詳
細な内容については後述する。
【0044】第1のデータ読み出し部18は、上記デー
タ記憶部15から必要な地図データを読み出す処理を行
う。
【0045】接続情報生成部17は、上記第1のデータ
読み出し部18が読み出した地図データに関して、道路
ネットワークの接続情報を補完および生成する処理を行
う。この接続情報生成部17が行う上記接続情報の補完
および生成処理の詳細な内容については後述する。な
お、上記第1の演算処理部13においては、主に接続情
報生成部17で補完および生成処理した道路ネットワー
クの接続情報を用いて、経路探索や位置検出処理等の各
種データ処理が行われる。
【0046】第1の出力部16は、典型的には、ディス
プレイ装置およびスピーカから構成される。ディスプレ
イ装置には、地図が現在位置と共に表示されたり、誘導
案内情報が表示されたりする。スピーカは、誘導案内情
報を音声によりユーザに提供する。
【0047】以上、当該情報端末装置1の構成について
説明した。以下、このような情報端末装置1で用いられ
る地図データのデータ構造について説明する。
【0048】「地図データのデータ構造」図2〜図4
は、情報端末装置1で用いられる地図データのデータ構
造を示す図である。図2において、情報端末装置1で用
いられる地図データは、日本全国を表す場合、経度方向
に450秒、緯度方向に300秒という矩形状に区切っ
た単位(以下、ユニットとする)で区分される。このユ
ニットは、それぞれファイルデータ(以下、ユニットデ
ータとする)として構成され、好ましくは、それぞれの
ユニットが相当する上記経度および緯度座標を一意に特
定することが可能なユニットデータ名を割り当てたファ
イルシステムによって管理される。例えば、東経135
度34分31秒、北緯34度44分31秒の地点を含む
ユニットには、東経135度34分31秒を経度方向の
分割サイズ450秒で割った商1084、北緯34度4
4分31秒を緯度方向の分割サイズ300秒で割った商
416を用いて、「E1084N416.map」とい
うユニットデータ名を割り当てる。なお、ユニットデー
タ名中の「E」は東経を、「N」は北緯を表している。
上記ユニットに対してこのようなユニットデータ名を割
り当てることにより、それぞれのユニットがカバーする
経度および緯度範囲を容易に知ることが出来、逆に与え
られた経度および緯度座標地点に対して、その地点を含
むユニットを容易に特定することができる。
【0049】また、それぞれの上記ユニットデータは、
図3に示すようなデータ構造を持っている。図3におい
て、上記ユニットデータは、ユニット管理情報、背景テ
ーブル、文字テーブル、ノードテーブル、およびリンク
テーブルから構成される。
【0050】ユニット管理情報は、上記ユニットデータ
全体を管理するための情報であり、具体的には、背景テ
ーブル、文字テーブル、ノードテーブル、およびリンク
テーブルの各テーブルが、該ユニットデータの先頭から
何バイト目に記録されているかというオフセット情報を
格納している。このユニット管理情報により、該ユニッ
トデータから所望のテーブルを容易に読み出すことが可
能になる。
【0051】背景テーブルは、主に地図データを第1の
出力部に表示する際に必要となる、公園や森林等の緑地
系データ、工場や空港等の施設データ、海や川等の水系
データ等、主に道路ネットワーク以外の地図背景データ
をポリゴンデータとして格納している。
【0052】文字テーブルは、主に地図データを表示し
たり、誘導案内処理を行う際に必要となる、地名、交差
点名称、道路名称、および施設名称等の文字列データを
格納している。
【0053】なお、本実施形態においては、上記背景テ
ーブルおよび文字テーブルについては、本願発明特有の
特徴をもたないため、これ以上詳細には説明しない。
【0054】ノードテーブルは、主に道路の交差点(以
下、ノードとする)を、道路ネットワークデータのノー
ドデータとして格納したテーブルであり、リンクテーブ
ルは、主に道路の交差点間を結ぶ道路(以下、リンクと
する)を道路ネットワークデータのリンクデータとして
格納したテーブルである。以下、このノードテーブルお
よびリンクテーブルについて詳細に説明する。
【0055】上述したノードテーブルおよびリンクテー
ブルを説明するために、まず道路ネットワークの一例を
説明する。例えば、道路ネットワークが、上述した図1
1に示したような、8つのノードN1〜N8および12
本のリンクL1〜L12から構成されているとする。こ
のような道路ネットワークを用いて、情報端末装置1が
マップマッチング処理や経路探索処理を行う際には、ノ
ードおよびリンクの間の接続関係をたどる必要がある。
例えば、ノードN1から出発してノードN8に至る最短
経路が、ノードN1→リンクL2→ノードN3→リンク
L6→ノードN5→リンクL9→ノードN6→リンクL
11→ノードN8の順にたどる経路である場合、下記の
ような手順に従って経路をたどる必要がある。
【0056】手順1:ノードN1には2本のリンクが接
続しており、その内の一本がリンクL2である 手順2:リンクL2はノードN3に接続している 手順3:ノードN3には5本のリンクが接続しており、
その内の一本がリンクL6である 手順4:リンクL6はノードN5に接続している 手順5:ノードN5には3本のリンクが接続しており、
その内の一本がリンクL9である 手順6:リンクL9はノードN6に接続している 手順7:ノードN6には4本のリンクが接続しており、
その内の一本がリンクL11である 手順8:リンクL11はノードN8に接続している つまり、図11に示した道路ネットワークにおいて、ノ
ードN1から出発してノードN8に至る最短経路を検出
するためには、それぞれのノードに対して接続されてい
るリンクを示すノードからリンクへの接続情報が必要
(手順1、3、5、7)であり、それぞれのリンクに対
して接続されているノードを示すリンクからノードへの
接続情報が必要(手順2、4、6、8)になる。
【0057】図4は、図11で示した道路ネットワーク
の道路ネットワークデータとして格納されるノードテー
ブルおよびリンクテーブルのデータ構造の一例である。
図4において、ノードテーブルには、8つのノードN1
〜N8に対応した情報を記録した8個のノードレコード
が記述される。また、リンクテーブルには、12本のリ
ンクL1〜L12に対応した情報を記録した12個のリ
ンクレコードが記述される。
【0058】上記ノードテーブルに記述されたそれぞれ
のノードレコードには、ノードの属性情報および座標情
報を表すデータが格納されている。一方、上記リンクテ
ーブルに記述されたそれぞれのリンクレコードには、リ
ンクの属性情報を表すデータが格納されている。さら
に、それぞれのリンクレコードには、当該リンクに接続
するそれぞれのノードに対応した上記ノードレコードが
上記ノードテーブルに格納されている場所を表すための
ノードレコードへのポインタ情報が格納されている(こ
のノードレコードへのポインタ情報が、上述したリンク
からノードへの接続情報に相当する)。例えば、図11
に示す道路ネットワークでは、リンクL2に対してはノ
ードN1およびN3が接続しているため、リンクL2の
リンクレコードのポインタ情報には、ノードN1および
N3へのポインタ情報が記述される。
【0059】このように、当該情報端末装置1で用いら
れる地図データのデータ構造は、ノードテーブルに記述
されたそれぞれのノードレコードに、当該ノードと接続
するリンク数および当該ノードに接続するそれぞれのリ
ンクに対応した上記リンクレコードが上記リンクテーブ
ルに格納されている場所を表すためのリンクのポインタ
情報を記述しない。つまり、このリンク数およびリンク
へのポインタ情報に相当する、上述したノードからリン
クへの接続情報を記述しない。したがって、従来の技術
の図12で示したような従来の地図データに比べて、道
路ネットワークを表現するためのデータ容量を飛躍的に
削減することができる。
【0060】ただし、このノードテーブルのデータ構造
が記述された地図データでは、マップマッチング処理や
経路探索処理において、ノードおよびリンクの間の接続
関係をたどる際に処理効率が悪いため、上記地図データ
をデータ記憶部15から主記憶上に読み出した際に、よ
り上記接続情報がたどり易いデータ構造にときほぐして
から使用する。このような、地図データを主記憶上に展
開する際のデータ構造や手順については後述する。
【0061】以上、情報端末装置1を具現化する情報端
末装置1の構成、並びに地図データのデータ構造につい
て説明した。以下、このような情報端末装置1の詳細な
処理の手順について説明する。
【0062】「情報端末装置1の処理の手順」上述した
ように、情報端末装置1は、典型的には、カーナビゲー
ション装置やPDAである。車載されるカーナビゲーシ
ョン装置では、周知のように、マップマッチング、経路
探索、および誘導案内処理が実行される。以下、これら
の処理の内、経路探索処理を例にとって、情報端末装置
1が上記地図データを読み出す際の処理の手順について
詳細に説明する。
【0063】図11に示す道路ネットワークにおいて、
ノードN1を出発地点として、ノードN8に至る最短経
路を求める際には、情報端末装置1は、ノードN1〜N
8に至る全ての組み合わせ経路についてそれらの到達コ
ストを求め、該到達コストが最小になる組み合わせを選
択する。このような到達コストを求めるためには、上記
地図データによって、当該道路ネットワークを構成する
全てのノードおよびリンクの相互の接続関係を順次たど
ることができる必要がある。
【0064】情報端末装置1で用いられる地図データの
データ構造は、「地図データのデータ構造」で図2〜図
4を用いて説明した通りである。しかし、図4に示すよ
うなデータ構造(つまり、ノードテーブルにノードレコ
ードからリンクレコードへのポインタ情報が記述されて
いない)で、図11に示す道路ネットワークのノードN
1→リンクL2→ノードN3→リンクL6→ノードN5
→リンクL9→ノードN6→リンクL11→ノードN8
につながる経路をたどろうとすると、その処理効率は良
くない。これは、図4のリンクテーブルに記述されたそ
れぞれのリンクレコードには、当該リンクの両端にどの
ノードが接続しているかという情報は記録されているも
のの、ノードテーブルに記述されたそれぞれのノードレ
コードには、各ノードにどのようなリンクが何本接続し
ているかという情報が記録されていないためである。こ
のため、情報端末装置1が、前述のようなノードおよび
リンクの間の接続をたどるためには、ノードに到達する
毎にリンクテーブル内を何度もサーチして、当該ノード
に接続するリンクを探す必要が生じ、経路探索処理のよ
うに、ノードおよびリンクの間の接続関係を頻繁に求め
るような処理を行う際には、効率が悪くなる。
【0065】このため、情報端末装置1が経路探索処理
等で上記地図データを用いる際には、上記地図データを
データ記憶部15から第1のデータ読み出し部18を通
して読み出した後に、接続情報生成部17において、ノ
ードおよびリンクの間の接続関係がたどり易いようなデ
ータ構造に展開して主記憶上に配置する。
【0066】このようなデータ構造への展開について、
情報端末装置1の接続情報生成部17が行う上記地図デ
ータを読み出す際の処理の手順について説明する。図5
は、第1のデータ読み出し部18が読み出した地図デー
タにおいて、接続情報生成部17が処理する手順を示す
フローチャートである。
【0067】図5において、接続情報生成部17は、第
1のデータ読み出し部18が読み出した地図データのノ
ードテーブルに記述された先頭ノードレコードを参照す
る(ステップS101)。例えば、図4に示すノードテ
ーブルのデータ構造の場合、接続情報生成部17は、ノ
ードN1に相当するノードレコードを参照する。
【0068】次に、接続情報生成部17は、リンクテー
ブルに記述された先頭リンクレコードを参照する(ステ
ップS102)。例えば、図4に示すリンクテーブルの
データ構造の場合、接続情報生成部17は、リンクL1
に相当するリンクレコードを参照する。
【0069】次に、接続情報生成部17は、参照されて
いるリンクレコードに、参照されているノードレコード
へのポインタ情報が記述されているか否か判断する(ス
テップS103)。例えば、図4に示すノードN1に相
当するノードレコードに対して、リンクL1に相当する
リンクレコードを参照している場合、接続情報生成部1
7は、参照しているリンクレコードに参照されているノ
ードレコードへのポインタ情報が記述されていると判断
する。そして、接続情報生成部17は、上記ステップS
103で参照しているリンクレコードに参照されている
ノードレコードへのポインタ情報が記述されていると判
断した場合、次のステップS104に処理を進め、記述
されていないと判断した場合、次のステップS105に
処理を進める。
【0070】次に、接続情報生成部17は、参照してい
るノードレコードに対して、該ノードレコードに相当す
るノードに接続するリンク数を数えるためのカウンタを
カウントアップし、参照しているリンクレコードへのポ
インタ情報を記述する(ステップS104)。例えば、
図4に示すノードN1に相当するノードレコードに対し
て、リンクL1に相当するリンクレコードを参照してい
る場合、接続情報生成部17は、参照しているノードレ
コードに対して、接続リンク数を+1し、リンクL1へ
のポインタ情報を記述する。
【0071】次に、接続情報生成部17は、参照してい
るリンクレコードがリンクテーブルの最後のレコードで
あるか否かを判断する(ステップS105)。そして、
接続情報生成部17は、当該リンクレコードが最終レコ
ードである場合、次のステップS107に処理を進め、
当該リンクレコードが最終レコードでない場合、次のリ
ンクレコードを参照し(ステップS106)、上記ステ
ップS103へ戻る。
【0072】次に、接続情報生成部17は、参照してい
るノードレコードがノードテーブルの最後のレコードで
あるか否かを判断する(ステップS107)。そして、
接続情報生成部17は、当該ノードレコードが最終レコ
ードである場合、当該フローによる処理を終了し、当該
ノードレコードが最終レコードでない場合、次のノード
レコードを参照し(ステップS108)、上記ステップ
S102へ戻る。
【0073】以上のような処理を、接続情報生成部17
がノードテーブルの最後まで繰り返すことにより、それ
ぞれのノードに接続するリンクの数と、接続するリンク
レコードへのポインタ情報を取得することができる。こ
の処理によって、図4で示したノードテーブルは、図6
で示すようなデータ形式で記述される。つまり、上述し
た処理によって、従来の技術で説明したノードテーブル
と同様のデータ構造に展開されており、接続情報生成部
17は、このようなデータ形式を有したノードテーブル
を主記憶上に配置することができる。このように、接続
情報生成部17が従来の技術で説明した図12で示した
ノードテーブルおよびリンクテーブルと同様のデータ形
式で主記憶上に配置すれば、以降の処理は、第1の演算
処理部13が上記従来の技術で示したように、ノードお
よびリンクの間の接続情報を効率良くたどることができ
るようになり、経路探索処理等を高速に行うことが可能
になる。なお、上記経路探索処理にはダイクストラ法等
の手法が用いられ、その処理内容については既知のもの
であるために、本実施形態においてはこれ以上の説明を
省略する。
【0074】また、情報端末装置1は、このような経路
探索処理以外にも、情報端末装置1の現在位置を地図デ
ータの道路ネットワーク上に補正して配置するためのマ
ップマッチング処理や、経路探索処理した結果およびマ
ップマッチングした結果を用いて、出発地点から目的地
点までの誘導案内等の処理を行うが、これらの処理を行
う際にも、上述したように地図データを主記憶上に読み
出す際に、接続情報生成部17が道路ネットワークの接
続情報をたどり易いデータ形式に展開してから使用する
ため、効率よく処理を行うことができる。なお、これら
のマップマッチング処理や誘導案内処理の詳細な内容に
ついても、本願発明特有の特徴をもたないため、詳細な
説明を省略する。
【0075】このように、デジタル地図データの道路ネ
ットワークに関して、データ記憶部15に記録する際に
は、必要最小限の接続情報のみを記録して格納すること
により、地図データのデータ容量が最小限に抑えられ
る。さらに、このようなデジタル地図データを用いて、
マップマッチングや経路探索等の道路の接続関係をたど
る処理を行う際には、上記地図データをデータ記憶部1
5からデータ読み出し部18を介して読み出した後、接
続情報生成部17が、道路の接続関係が効率良くたどる
ことが可能なデータ構造に展開して主記憶上に配置する
ようにする。これによって、データ容量を削減するため
に、上記地図データに記録する接続情報を簡略化したに
も拘わらず、マップマッチングや経路探索処理等におけ
る処理性能を損ねることなく上記地図データを使用する
ことができる。
【0076】なお、本実施形態においては、地図データ
を記録するためのデータ記憶部15を、ハードディスク
やフラッシュメモリ等の書き換え可能な記憶媒体とした
が、CD−ROMやDVD−ROM等の読み出し専用の
媒体を使用してもかまわない。
【0077】また、本実施形態の説明では、ノードテー
ブルやリンクテーブルのデータ構造についての一例を示
したが、必ずしも本実施形態で示したデータ構造に限定
されず、同様の機能性をもつデータ構造であればどのよ
うな形式であってもかまわない。
【0078】なお、第1の実施形態では、情報端末装置
1の一例としてカーナビゲーション装置およびPDAを
想定して説明した。しかし、パーソナルコンピュータ内
に地図データのデータベースを作成して、当該パーソナ
ルコンピュータが地図を表示したり、経路探索を行った
りするような用途にも、本実施形態は適用することがで
きる。つまり、本発明の技術分野は、移動可能な端末装
置に限らず、汎用的な据え置き型の端末装置にも適用す
ることができる。この場合、上述した位置検出部12
は、なくてもかまわない。
【0079】また、第1の実施形態では、地図データの
データ構造として、道路ネットワークを構成するノード
およびリンクの間の接続関係について、上記地図データ
にはリンクからノードへの接続情報のみを記録して、地
図データを読み出す際に、リンクテーブルに記述された
リンクからノードへの接続情報を用いて、ノードテーブ
ルにノードからリンクへの接続情報を生成して使用する
ようにして説明した。これは、一般的にノードからリン
クへの接続をたどるための接続情報は、リンクからノー
ドへの接続をたどるための接続情報より多くのデータ量
を必要とするため、上記地図データのデータ容量を多く
削減することができる。しかし、このような効果を期待
しない場合、上記地図データにはノードからリンクへの
接続情報のみを記録して、地図データを読み出す際に、
ノードテーブルに記述されたノードからリンクへの接続
情報を用いて、リンクテーブルにリンクからノードへの
接続情報を生成して使用するようにしてもかまわない。
【0080】(第2の実施形態) 「システム構成」図7は、本発明の第2の実施形態に係
る情報端末装置および地図情報提供システムのハード構
成、およびプログラムを実行させることによって形成さ
れる機能構成を示すブロック図である。情報端末装置1
は、典型的には、車載されて専用に用いられるカーナビ
ゲーション装置や、汎用のPDAおよび携帯電話端末装
置で実現される。なお、上記プログラムは、適当な媒体
に包含させることも可能であり、上記プログラムを他の
情報端末装置にインストールすることによって、同様の
機能を移植することも可能である。
【0081】図7において、当該地図情報提供システム
は、情報端末装置1およびセンタ局2によって構成され
る。情報端末装置1およびセンタ局2は、通信網3を介
して双方向通信可能に接続される。より具体的には、情
報端末装置1およびセンタ局2の間には、アップリンク
ULおよびダウンリンクDLが形成される。アップリン
クULとは、情報端末装置1からセンタ局2への通信路
を意味し、ダウンリンクDLとは、センタ局2から情報
端末装置1への通信路を意味する。ここで、通信網3の
典型例としては、携帯電話に代表される移動体通信網、
ISDN(Integrated Services
Digital Network)に代表される公衆回
線または専用回線がある。また、通信網3は、上記移動
体通信網、公衆回線、および専用回線の内のいずれか2
つ以上により構成される場合もある。そして、情報端末
装置1からセンタ局2にアクセスする際には、これらの
通信網3を介して、情報端末装置1からセンタ局2に直
接的に接続するようにしてもよいが、アクセスポイント
を通じてISP(Internet Service
Provider)に接続し、間接的にセンタ局2にア
クセスする方法が一般的である。このとき、情報端末装
置1およびISPの通信プロトコルは、一般的に、PP
P(Point−to−Point Protoco
l)が用いられる。PPPを用いることによって、イン
ターネット標準のTCP/IPパケットのやりとりが可
能になる。このため、情報端末装置1からセンタ局2へ
のアップリンクULおよびセンタ局2から情報端末装置
1へのダウンリンクDLで送受信されるデータは、TC
P/IPパケットに収容される。なお、以下の説明を簡
素化するために、周知事項であるPPPおよびTCP/
IPに基づく詳細な処理の説明は省略する。
【0082】次に、情報端末装置1の構成について説明
する。情報端末装置1は、第1の入力部11、位置検出
部12、第1の演算処理部13、第1の通信部14、デ
ータ記憶部15、第1のデータ読み出し部18、接続情
報生成部17、データ書き込み部19、および第1の出
力部16が設けられている。
【0083】第1の入力部11は、例えば、情報端末装
置1がカーナビゲーション装置の場合、カーナビゲーシ
ョンシステムを遠隔操作するリモートコントローラまた
はカーナビゲーション装置本体に配列されたキーにより
ハードウェア的に実現されたり、カーナビゲーション装
置のメニュー画面に表示されたボタンによりソフトウェ
ア的に構成される。また、第1の入力部11は、音声認
識技術を駆使した音声入力装置で実現される場合もあ
る。情報端末装置1のユーザは、以上の第1の入力部1
1を操作して、情報端末装置1に対して、情報の表示選
択、情報検索、およびセンタ局2への接続等、様々な処
理の要求を行う。
【0084】位置検出部12は、速度センサ、ジャイロ
センサ、またはGPS(Global Positio
ning System)の受信アンテナおよび受信機
等によって構成される。また、速度センサ、ジャイロセ
ンサ、ならびにGPSの受信アンテナおよび受信機のい
ずれか2つ以上の組み合わせにより、位置検出部12が
構成される場合もある。上記速度センサが情報端末装置
1の移動速度を検出して検出結果を基に走行距離を算出
したり、上記ジャイロセンサが情報端末装置1の進行方
位を検出したり、上記GPS受信アンテナおよび受信機
が人工衛星からの電波を受信することによって、それら
の情報を基に位置検出部12は、地球上における情報端
末装置1の絶対的な位置を検出する。また、これらの各
センサからの入力に基づいて、データ記憶部15に格納
される道路網データを用いて、現在位置を道路上の位置
に補正するマップマッチング処理等を行う場合もある。
以上のような検出結果を基に、位置検出部12は、情報
端末装置1の現在位置を検出する。なお、後述する処理
において、情報端末装置1が現在位置データを必要とし
ない処理のみを行う場合、この位置検出部12は不要で
ある。
【0085】第1の演算処理部13は、後述する各種の
データ処理を行う。例えば、第1の演算処理部13の処
理には、データ記憶部15に格納された後述する地図デ
ータを読み出して、情報端末装置1を搭載した車両やユ
ーザの誘導を行う誘導案内処理等がある。
【0086】第1の通信部14は、典型的には、携帯電
話に代表される移動体通信装置により構成される。第1
の通信部14は、第1の演算処理部13から入力された
情報端末装置1からセンタ局2への要求メッセージRE
Qを、通信網3のアップリンクULに送出する。要求メ
ッセージREQの内容としては、少なくとも、地図デー
タの要求コマンドと、要求する地図データの範囲を特定
するための座標情報が含まれているが、その詳細な内容
については後述する。
【0087】情報端末装置1から送信された要求メッセ
ージREQは、通信網3のアップリンクULを通じて、
センタ局2により受信される。センタ局2は、要求メッ
セージREQを解析して、地図データ記憶部23に格納
されている地図データを読み出し、通信網3のダウンリ
ンクDLを通じて、順次情報端末装置1に送信される。
なお、センタ局2の処理の詳細については後述する。
【0088】情報端末装置1において、第1の通信部1
4は、さらにセンタ局2から通信網3のダウンリンクD
Lに送出された地図データを受信し、第1の演算処理部
13に出力する。第1の演算処理部13は、取得した上
記地図データをデータ記憶部15に格納する。さらに、
第1の演算処理部13では、データ記憶部15に格納し
た上記地図データを用いて、地図表示、位置検出、経路
探索、および誘導案内等の各処理を行う。
【0089】データ記憶部15は、典型的には、ハード
ディスクドライブまたはフラッシュメモリに代表され
る、データの書き換えが可能な記憶媒体で構成される。
データ記憶部15には、地図データが蓄積され、この地
図データは位置検出および誘導案内等に利用される。な
お、データ記憶部15に格納される上記地図データの詳
細な内容については後述する。
【0090】第1のデータ読み出し部18は、上記デー
タ記憶部15から必要な地図データを読み出す処理を行
う。
【0091】接続情報生成部17は、上記第1のデータ
読み出し部18が読み出した地図データに関して、道路
ネットワークの接続情報を補完および生成する処理を行
う。この接続情報生成部17が行う上記接続情報の補完
および生成処理の詳細な内容については後述する。な
お、上記第1の演算処理部13においては、主に接続情
報生成部17で補完および生成処理した道路ネットワー
クの接続情報を用いて、経路探索や位置検出処理等の各
種データ処理が行われる。
【0092】データ書き込み部19は、第1の演算処理
部13の指示によって、データ記憶部15に対してデー
タを書き込んで格納し、主に第1の通信部14を通じて
センタ局2から取得した地図データを、データ記憶部1
5に書き込む処理を行う。
【0093】第1の出力部16は、典型的には、ディス
プレイ装置およびスピーカから構成される。ディスプレ
イ装置には、地図が現在位置と共に表示されたり、誘導
案内情報が表示されたりする。スピーカは、誘導案内情
報を音声によりユーザに提供する。
【0094】次に、センタ局2の構成について説明す
る。センタ局2は、第2の通信部21、第2の演算処理
部22、地図データ記憶部23、第2のデータ読み出し
部26、第2の入力部24、および第2の出力部25か
ら構成される。
【0095】上述のように、センタ局2には、情報端末
装置1より送信された要求メッセージREQが、通信網
3のアップリンクULを通じて送信されてくる。第2の
通信部21は、モデム、ターミナルアダプタ、またはゲ
ートウェイに代表される通信装置から構成される。ここ
でゲートウェイとは、異なる通信プロトコルが使用され
る通信網3およびセンタ局2を接続するための装置また
は機能を意味するだけでなく、通信網3を介してセンタ
局2に対して不正アクセスすることを防止するための装
置または機能を意味する。第2の通信部21は、通信網
3と接続されており、情報端末装置1からのデータ受信
および情報端末装置1へのデータ送信を制御する。より
具体的には、第2の通信部21は、その一つの機能とし
て、通信網3のアップリンクULを通じて送信されてき
た要求メッセージREQを受信して第2の演算処理部2
2に出力する。
【0096】第2の演算処理部22は、入力された要求
メッセージREQを解析する。上述したように要求メッ
セージREQには、少なくとも、情報端末装置1からの
地図データの要求コマンドおよび要求する地図を特定す
るための座標情報が含まれており、その詳細な内容につ
いては後述する。さらに、第2の演算処理部22は、要
求メッセージREQの内容に基づいて、地図データ記憶
部23に格納されている地図データを読み出す指示を第
2のデータ読み出し部26に与える。
【0097】地図データ記憶部23は、典型的には、ハ
ードディスクドライブ、CD−ROMドライブまたはD
VD−ROMドライブで構成されており、少なくとも蓄
積された地図データの読み出しが可能な記憶媒体とその
ドライバとからなる。
【0098】第2のデータ読み出し部26は、第2の演
算処理部22の指示によって、上記地図データ記憶部2
3に格納された地図データを読み出して、第2の演算処
理部22に出力する。
【0099】第2のデータ読み出し部26によって読み
出されて第2の演算処理部22に出力された地図データ
は、第2の通信部21を介して通信網3のダウンリンク
DLに送出され、順次情報端末装置1に送信される。
【0100】第2の入力部24は、キーボードやマウス
等、主にコンピュータシステムで利用されている入力デ
バイスで構成される。この第2の入力部24を用いて、
センタ局2を運営管理するオペレータから様々な処理要
求が入力される。
【0101】第2の出力部25は、典型的には、ディス
プレイ装置で構成される。ディスプレイ装置には、主に
地図データ記憶部23に格納されている道路網データの
内容を表示する。
【0102】以上、当該地図情報提供システムの全体構
成、ならびに情報端末装置1およびセンタ局2の構成に
ついて説明した。以下、当該地図情報提供システムで用
いられる、地図データのデータ構造について説明する。
【0103】「地図データのデータ構造」当該地図情報
提供システムで用いられる地図データのデータ構造は、
上述した第1の実施形態で図2〜図4を用いて説明した
ものと同様であるため、詳細な説明を省略する。当該実
施形態では、このようなデータ構造を有する地図データ
を、センタ局2の地図データ記憶部23に格納し、情報
端末装置1からの要求に応じて、通信網3を介して情報
端末装置1に配信する。情報端末装置1では、センタ局
2から配信された上記地図データを受信し、データ記憶
部15に格納し、必要に応じて主記憶上に読み出して使
用する。
【0104】上記第1の実施形態で説明したように、当
該実施形態で使用する地図データは、記録する道路ネッ
トワークの接続情報を必要最小限にとどめているため、
従来の地図データに比べてデータ容量が小さく、センタ
局2から情報端末装置1に配信する際の通信に要する時
間およびコストを削減できる特徴がある。また、情報端
末装置1に配信された上記地図データは、情報端末装置
1のデータ記憶部15に一旦格納されるが、地図データ
としてのデータ容量が小さいため、データ記憶部15に
おける上記地図データの占有容量を削減することができ
る。さらに、情報端末装置1のデータ記憶部15の容量
を削減することができるため、情報端末装置1のコスト
を低減することができる。
【0105】「情報端末装置1の処理の手順」上述した
ように、情報端末装置1は、典型的には、カーナビゲー
ション装置やPDAである。車載されるカーナビゲーシ
ョン装置では、周知のように、マップマッチング、経路
探索、および誘導案内処理が実行される。このような情
報端末装置1で行う各処理は、上記第1の実施形態で説
明したデータ構造を有する地図データを用いて行う。な
お、当該情報端末装置1が上記地図データを読み出す処
理の手順については、経路探索処理を例にとって上記第
1の実施形態で説明した処理手順と同様であるため、詳
細な説明は省略する。
【0106】当該地図情報提供システムの特徴は、セン
タ局2から通信網3を介して配信された上記地図データ
を、情報端末装置1が受信して利用する点にある。以
下、このセンタ局2および情報端末装置1の間における
上記地図データの送受信処理について説明する。
【0107】「地図データの送受信処理」近年、センタ
局2から情報端末装置1へ地図データを提供するような
システムが研究・開発がされている。このようなシステ
ムにより、情報端末装置1は、必要な時に必要な地図デ
ータを得ることが可能である。そのため、センタ局2の
地図データ記憶部23には、情報端末装置1に対して配
信するための広範囲の地図データが準備されている。当
該実施形態では、地図データ記憶部23およびデータ記
憶部15には、上述した第1の実施形態で図2〜図4を
用いて説明したデータ構造を有する地図データが格納さ
れている。
【0108】図8は、情報端末装置1が必要な範囲の地
図データの送信をセンタ局2に要求する処理手順を示す
フローチャートである。また、図9は、図8の処理手順
により情報端末装置1から送信される要求メッセージR
EQのデータフォーマットの一例を示す図である。図8
において、情報端末装置1のユーザは、データ記憶部1
5に格納されている地図データに新しい地図データを追
加あるいは更新する等のため、センタ局2から地図デー
タを受信したい場合、第1の入力部11を操作して、地
図データの要求・受信機能を起動する。次に、ユーザ
は、第1の出力部16のディスプレイに表示されるメニ
ュー画面にしたがって、第1の入力部11を操作して、
必要な地図の範囲を入力する。そして、第1の入力部1
1は、ユーザの入力に応答して、地図の範囲を示す情報
を第1の演算処理部13に出力し指定する(ステップS
201)。ここで、地図の範囲の入力には、ディスプレ
イに表示される広域地図に対して所望の範囲をユーザが
第1の入力部11を用いて矩形領域で囲って指定した
り、住所索引を使って地域をユーザが第1の入力部11
で指定したりする方法がある。また、ユーザが、情報端
末装置1の現在位置や任意の地図上の地点を指定しても
かまわない。この場合、第1の入力部11は、ユーザの
入力に応答して、地図の地点を示す情報を第1の演算処
理部13に出力し指定することになる。
【0109】第1の演算処理部13は、第1の入力部1
1から出力された範囲あるいは地点の情報が入力される
と、当該範囲あるいは地点の情報を経度および緯度座標
に変換する。そして、第1の演算処理部13は、上記経
度および緯度座標の情報を用いて、要求メッセージRE
Qを生成する(ステップS202)。
【0110】図9(a)は、上記ステップS201で地
図の範囲が指定された場合、第1の演算処理部13が生
成する要求メッセージREQのデータフォーマットの一
例を示している。図9(a)において、要求メッセージ
REQは、地図要求コマンドと、ユーザが必要とする地
図データが表す地図の範囲を特定する経度および緯度座
標とから構成される。ここで、経度および緯度座標は、
より具体的には、ユーザが広域地図を矩形領域で囲って
指定する場合、その左下経度座標、左下緯度座標、右上
経度座標、および右上緯度座標から構成される。
【0111】図9(b)は、上記ステップS201で地
図の地点が指定された場合、第1の演算処理部13が生
成する要求メッセージREQのデータフォーマットの一
例を示している。図9(b)において、要求メッセージ
REQは、地図要求コマンドと、ユーザが必要とする地
図データが表す地図の地点を特定する経度および緯度座
標とから構成される。ここで、経度および緯度座標は、
より具体的には、ユーザが情報端末装置1の現在位置や
任意の地図上の地点を指定する場合、その地点経度座標
および地点緯度座標から構成される。
【0112】次に、第1の演算処理部13は、生成した
要求メッセージREQを第1の通信部14に出力し、第
1の通信部14は、入力された要求メッセージREQを
センタ局2に送信するために、アップリンクULに送出
し(ステップS203)、当該フローによる処理を終了
する。
【0113】次に、センタ局2における地図データの送
信処理について説明する。図10は、センタ局2におけ
る地図データの送信処理の手順を示したフローチャート
である。
【0114】図10において、情報端末装置1から送出
された要求メッセージREQは、通信網3のアップリン
クULを介して、センタ局2の第2の通信部21によっ
て受信され(ステップS301)、上記要求メッセージ
REQを第2の演算処理部22に出力する。
【0115】次に、第2の演算処理部22は、情報端末
装置1から送信された上記要求メッセージREQの要求
内容を解析する(ステップS302)。この解析は、上
記要求メッセージREQに記述されている経度および緯
度座標に基づいて行われる。上記第1の実施形態で説明
したように、当該地図情報提供システムで用いられる地
図データは、ユニットで区分されている。このユニット
は、それぞれユニットデータとして構成され、それぞれ
のユニットが相当する上記経度および緯度座標を一意に
特定することが可能なユニットデータ名を割り当てたフ
ァイルシステムによって管理されている。つまり、上記
要求メッセージREQに記述されている経度および緯度
座標が含まれるユニットは、ユニットデータ名を解析す
ることによって一意に特定することができる。
【0116】次に、第2の演算処理部22は、要求メッ
セージREQの解析結果に基づき、情報端末装置1が要
求する地図データを、第2のデータ読み出し部26を用
いて地図データ記憶部23から検索する(ステップS3
03)。
【0117】次に、第2の演算処理部22は、上記ステ
ップS303で第2のデータ読み出し部26が読み出し
た地図データを、通信網3を介して送受信するのに適し
たデータ構造に変換し(ステップS304)、第2の通
信部21に出力する。なお、通信網3を介したデータの
送受信プロトコルについては、本実施形態特有の特徴を
もたないため、ここでは詳細な説明は省略する。
【0118】そして、第2の通信部21は、第2の演算
処理部22から入力したデータを、通信網3のダウンリ
ンクDLに送出し(ステップS305)、当該フローに
よる処理を終了する。
【0119】このように、上記ステップS301〜S3
05の処理によって、センタ局2は、情報端末装置1が
要求した地図データを当該情報端末装置1に送信するこ
とができる。
【0120】次に、情報端末装置1における上記地図デ
ータの受信処理について説明する。上記ステップS30
5でセンタ局2より送信された上記データは、通信網3
のダウンリンクDLを介して、情報端末装置1の第1の
通信部14に入力する。第1の通信部14は、通信網3
のダウンリンクDLから入力される上記データを順次受
信し、第1の演算処理部13に出力する。第1の演算処
理部13は、第1の通信部14から出力された上記デー
タを順次取得し、地図データとして再構成する。なお、
通信網3のダウンリンクDLから送出されるデータを受
信してから、第1の演算処理部13で地図データとして
再構成する際の処理については、本実施形態特有の特徴
をもたないため、ここでは詳細な説明は省略する。そし
て、第1の演算処理部13で地図データとして再構成さ
れた地図データは、データ書き込み部19を介してデー
タ記憶部15に格納される。
【0121】データ記憶部15に格納された上記地図デ
ータは、必要に応じて、改めて第1のデータ読み出し部
18に読み出されて、地図表示、位置検出、経路探索、
および誘導案内等の処理に用いられる。なお、上記地図
データをデータ記憶部15から第1のデータ読み出し部
18で読み出した以降の処理は、上記第1の実施形態で
説明した情報端末装置1の処理の手順と同様であり、接
続情報生成部17を用いて道路ネットワークの接続情報
を生成および補完してから各種のデータ処理に用いられ
る。
【0122】このように、センタ局2および情報端末装
置1から構成される地図情報提供システムは、センタ局
2から通信網3を経由して情報端末装置1に対して地図
データを送信する際に、該地図データに記述する道路ネ
ットワークの接続情報を必要最小限にとどめているた
め、データ送信に要する通信時間を短縮することができ
るようになり、結果的に通信コストを低減させることが
できる。また、上記のようにセンタ局2から配信された
地図データを、情報端末装置1で受信して情報端末装置
1が保有するデータ記憶部15に格納する際に、同様に
記録する道路ネットワークの接続情報を必要最小限にと
どめた上記地図データを格納することにより、データ記
憶部15において、より広範囲の地図データを記録する
ことができ、さらに、上記地図データを格納するための
データ記憶部15の容量を削減することができ、結果的
に情報端末装置1のコストを低減することができる。ま
た、データ記憶部15に格納された上記地図データを読
み出して、地図表示、位置検出、経路探索、および誘導
案内等の各処理に利用する際には、各機能を損ねること
なく、効率的に道路ネットワークの接続関係をたどるこ
とができるようになる。
【0123】なお、第2の実施形態は、情報端末装置1
の一例としてカーナビゲーション装置、PDAおよび携
帯電話端末装置を想定して説明した。しかし、パーソナ
ルコンピュータ内に地図データのデータベースを作成し
て、当該パーソナルコンピュータが地図を表示したり、
経路探索を行ったりするような用途にも、本実施形態は
適用することができる。つまり、本発明の技術分野は、
移動可能な端末装置に限らず、汎用的な据え置き型の端
末装置にも適用することができる。この場合、上述した
位置検出部12はなくてもかまわないし、通信網3は有
線伝送路でかまわない。
【0124】また、本実施形態では、情報端末装置1
は、センタ局2と通信網3を介して双方向通信を行っ
て、ユーザが必要とする地図の範囲あるいは地点をセン
タ局2に通知し、当該範囲あるいは地点に対応する地図
データを受信していた。しかし、センタ局2は、放送形
式で、上記地図データを情報端末装置1に送信してもか
まわない。
【0125】また、第2の実施形態では、地図データの
データ構造として、道路ネットワークを構成するノード
およびリンクの間の接続関係について、上記地図データ
にはリンクからノードへの接続情報のみを記録して、地
図データを読み出す際に、リンクテーブルに記述された
リンクからノードへの接続情報を用いて、ノードテーブ
ルにノードからリンクへの接続情報を生成して使用する
ようにして説明した。これは、一般的にノードからリン
クへの接続をたどるための接続情報は、リンクからノー
ドへの接続をたどるための接続情報より多くのデータ量
を必要とするため、上記地図データのデータ容量を多く
削減することができる。しかし、このような効果を期待
しない場合、上記地図データにはノードからリンクへの
接続情報のみを記録して、地図データを読み出す際に、
ノードテーブルに記述されたノードからリンクへの接続
情報を用いて、リンクテーブルにリンクからノードへの
接続情報を生成して使用するようにしてもかまわない。
【0126】このように本発明によれば、地図データ記
憶部に格納されるデジタル地図データは、位置検出処理
や経路探索処理等を行う際に必要となる道路ネットワー
クを構成するノードおよびリンクの間の接続関係を、復
元可能な形式で省略して記録するため、地図データのデ
ータ容量を削減することができる。その結果、地図デー
タ記憶部に格納可能な地図データの範囲が広くなる、ま
たは地図データ記憶部の容量を小さくすることができ
る。また、接続情報生成部では、上記省略した接続情報
を新たに補完して生成するため、上記地図データを用い
た位置検出処理や経路探索処理を行う際にも、その処理
効率を損なうことなく道路ネットワークの接続関係をた
どることができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る情報端末装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1の情報端末装置1で用いられる地図データ
のデータ構造を示す図である。
【図3】図1の情報端末装置1で用いられる地図データ
のデータ構造を示す図である。
【図4】図1の情報端末装置1で用いられる地図データ
のデータ構造を示す図である。
【図5】図1の第1のデータ読み出し部18が読み出し
た地図データにおいて、接続情報生成部17が処理する
手順を示すフローチャートである。
【図6】図1の接続情報生成部17が生成する地図デー
タのデータ構造を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る情報端末装置お
よび地図情報提供システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図8】図7の情報端末装置1が必要な範囲の地図デー
タの送信をセンタ局2に要求する処理手順を示すフロー
チャートである。
【図9】図7の情報端末装置1から送信される要求メッ
セージREQのデータフォーマットの一例を示す図であ
る。
【図10】図7のセンタ局2における地図データの送信
処理の手順を示したフローチャートである。
【図11】地図データで表現される道路ネットワークの
一例を示す図である。
【図12】図11で示した道路ネットワークを表現する
従来の道路ネットワークデータのデータ構造の一例であ
る。
【符号の説明】
1…情報端末装置 11…第1の入力部 12…位置検出部 13…第1の演算処理部 14…第1の通信部 15…データ記憶部 16…第1の出力部 17…接続情報生成部 18…第1のデータ読み出し部 19…データ書き込み部 2…センタ局 21…第2の通信部 22…第2の演算処理部 23…地図データ記憶部 24…第2の入力部 25…第2の出力部 26…第2のデータ読み出し部 3…通信網 DL…ダウンリンク UL…アップリンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09B 29/00 G09B 29/00 Z 29/10 29/10 A (72)発明者 金銅 剛史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2C032 HB03 HB22 HC08 HC32 HD03 2F029 AA02 AA07 AB01 AB07 AB09 AC01 AC02 AC04 AC14 AC18 5B075 KK33 KK37 ND06 ND36 PP10 UU13 5H180 AA01 AA21 BB05 BB13 FF04 FF05 FF13 FF22 FF27 FF32

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路の交差点をノードとして示すノード
    データおよび道路をリンクとして示すリンクデータを含
    んだ地図データを処理する情報端末装置であって、 前記地図データを格納する地図データ記憶部と、 前記地図データ記憶部に格納された前記地図データを処
    理する地図データ処理部とを備え、 前記地図データ記憶部に格納された前記地図データに
    は、ノードおよびリンクのいずれか一方側からいずれか
    他方側を見た接続関係を示す一方側接続情報のみが記述
    されており、 前記地図データ処理部は、 前記地図データ記憶部から処理に必要な地図データを読
    み出す地図データ読み出し部と、 前記地図データ読み出し部によって読み出された地図デ
    ータに記述されている前記一方側接続情報に基づいて、
    ノードおよびリンクのいずれか他方側からいずれか一方
    側を見た接続関係を示す他方側接続情報を新たに生成
    し、当該読み出された地図データに対して補完する他方
    側接続情報補完部と、前記他方側接続情報が補完された
    前記地図データに対して所定の演算処理を行う地図デー
    タ演算処理部とを含む、情報端末装置。
  2. 【請求項2】 前記地図データ記憶部に格納される前記
    地図データには、リンクから見たノードの接続関係を示
    すノード接続情報のみが前記一方側接続情報として記述
    されており、 前記他方側接続情報補完部は、前記地図データ読み出し
    部によって読み出された地図データに記述されている前
    記ノード接続情報に基づいて、ノードから見たリンクの
    接続関係を示すリンク接続情報を前記他方側接続情報と
    して新たに生成し、当該読み出された地図データに対し
    て補完する、請求項1に記載の情報端末装置。
  3. 【請求項3】 前記地図データ記憶部に格納される前記
    地図データには、ノードから見たリンクの接続関係を示
    すリンク接続情報のみが前記一方側接続情報として記述
    されており、 前記他方側接続情報補完部は、前記地図データ読み出し
    部によって読み出された地図データに記述されている前
    記リンク接続情報に基づいて、リンクから見たノードの
    接続関係を示すノード接続情報を前記他方側接続情報と
    して新たに生成し、当該読み出された地図データに対し
    て補完する、請求項1に記載の情報端末装置。
  4. 【請求項4】 道路の交差点をノードとして示すノード
    データおよび道路をリンクとして示すリンクデータを含
    んだ地図データを処理する少なくとも1つの情報端末装
    置に、センタ局が伝送路を介して該地図データを提供す
    る地図情報提供システムであって、 前記センタ局は、 前記地図データを格納する第1の地図データ記憶部と、 前記情報端末装置から要求された前記地図データを、前
    記第1の地図データ記憶部から読み出し、該地図データ
    を前記情報端末装置に前記伝送路を介して送信する地図
    データ送信部とを備え、 前記情報端末装置は、 前記伝送路を介して、前記センタ局から送信された前記
    地図データを受信する地図データ受信部と、 前記地図データ受信部で受信した前記地図データを格納
    する第2の地図データ記憶部と、 前記第2の地図データ記憶部に格納された前記地図デー
    タを処理する地図データ処理部とを備え、 前記センタ局から送信される前記地図データには、ノー
    ドおよびリンクのいずれか一方側からいずれか他方側を
    見た接続関係を示す一方側接続情報のみが記述されてお
    り、 前記地図データ処理部は、 前記第2の地図データ記憶部から処理に必要な地図デー
    タを読み出す地図データ読み出し部と、 前記地図データ読み出し部によって読み出された地図デ
    ータに記述されている前記一方側接続情報に基づいて、
    ノードおよびリンクのいずれか他方側からいずれか一方
    側を見た接続関係を示す他方側接続情報を新たに生成
    し、当該読み出された地図データに対して補完する他方
    側接続情報補完部と、 前記他方側接続情報が補完された前記地図データに対し
    て所定の演算処理を行う地図データ演算処理部とを含
    む、地図情報提供システム。
  5. 【請求項5】 前記センタ局から送信される前記地図デ
    ータには、リンクから見たノードの接続関係を示すノー
    ド接続情報のみが前記一方側接続情報として記述されて
    おり、 前記他方側接続情報補完部は、前記地図データ読み出し
    部によって読み出された地図データに記述されている前
    記ノード接続情報に基づいて、ノードから見たリンクの
    接続関係を示すリンク接続情報を前記他方側接続情報と
    して新たに生成し、当該読み出された地図データに対し
    て補完する、請求項4に記載の地図情報提供システム。
  6. 【請求項6】 前記センタ局から送信される前記地図デ
    ータには、ノードから見たリンクの接続関係を示すリン
    ク接続情報のみが前記一方側接続情報として記述されて
    おり、 前記他方側接続情報補完部は、前記地図データ読み出し
    部によって読み出された地図データに記述されている前
    記リンク接続情報に基づいて、リンクから見たノードの
    接続関係を示すノード接続情報を前記他方側接続情報と
    して新たに生成し、当該読み出された地図データに対し
    て補完する、請求項4に記載の地図情報提供システム。
  7. 【請求項7】 道路の交差点をノードとして示すノード
    データおよび道路をリンクとして示すリンクデータを含
    んだ地図データを処理するコンピュータに実行させるた
    めのプログラムであって、 前記地図データを格納する地図データ記憶ステップと、 前記地図データ記憶ステップに格納された前記地図デー
    タを処理する地図データ処理ステップとを含み、 前記地図データ記憶ステップに格納された前記地図デー
    タには、ノードおよびリンクのいずれか一方側からいず
    れか他方側を見た接続関係を示す一方側接続情報のみが
    記述されており、 前記地図データ処理ステップは、 前記地図データ記憶ステップから処理に必要な地図デー
    タを読み出す地図データ読み出しステップと、 前記地図データ読み出しステップによって読み出された
    地図データに記述されている前記一方側接続情報に基づ
    いて、ノードおよびリンクのいずれか他方側からいずれ
    か一方側を見た接続関係を示す他方側接続情報を新たに
    生成し、当該読み出された地図データに対して補完する
    他方側接続情報補完ステップと、 前記他方側接続情報が補完された前記地図データに対し
    て所定の演算処理を行う地図データ演算処理ステップと
    を含む、プログラム。
  8. 【請求項8】 前記地図データ記憶ステップに格納され
    る前記地図データには、リンクから見たノードの接続関
    係を示すノード接続情報のみが前記一方側接続情報とし
    て記述されており、 前記他方側接続情報補完ステップは、前記地図データ読
    み出しステップによって読み出された地図データに記述
    されている前記ノード接続情報に基づいて、ノードから
    見たリンクの接続関係を示すリンク接続情報を前記他方
    側接続情報として新たに生成し、当該読み出された地図
    データに対して補完する、請求項7に記載のプログラ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記地図データ記憶ステップに格納され
    る前記地図データには、ノードから見たリンクの接続関
    係を示すリンク接続情報のみが前記一方側接続情報とし
    て記述されており、 前記他方側接続情報補完ステップは、前記地図データ読
    み出しステップによって読み出された地図データに記述
    されている前記リンク接続情報に基づいて、リンクから
    見たノードの接続関係を示すノード接続情報を前記他方
    側接続情報として新たに生成し、当該読み出された地図
    データに対して補完する、請求項8に記載のプログラ
    ム。
  10. 【請求項10】 センタ局から伝送路を介して、道路の
    交差点をノードとして示すノードデータおよび道路をリ
    ンクとして示すリンクデータを含んだ地図データが提供
    され、該地図データを処理するコンピュータに実行させ
    るためのプログラムであって、 前記伝送路を介して、前記センタ局から送信された前記
    地図データを受信する地図データ受信ステップと、 前記地図データ受信ステップで受信した前記地図データ
    を格納する地図データ記憶ステップと、 前記地図データ記憶ステップに格納された前記地図デー
    タを処理する地図データ処理ステップとを含み、 前記地図データ記憶ステップに格納された前記地図デー
    タには、ノードおよびリンクのいずれか一方側からいず
    れか他方側を見た接続関係を示す一方側接続情報のみが
    記述されており、 前記地図データ処理ステップは、 前記地図データ記憶ステップから処理に必要な地図デー
    タを読み出す地図データ読み出しステップと、 前記地図データ読み出しステップによって読み出された
    地図データに記述されている前記一方側接続情報に基づ
    いて、ノードおよびリンクのいずれか他方側からいずれ
    か一方側を見た接続関係を示す他方側接続情報を新たに
    生成し、当該読み出された地図データに対して補完する
    他方側接続情報補完ステップと、 前記他方側接続情報が補完された前記地図データに対し
    て所定の演算処理を行う地図データ演算処理ステップと
    を含む、プログラム。
  11. 【請求項11】 前記センタ局から送信される前記地図
    データには、リンクから見たノードの接続関係を示すノ
    ード接続情報のみが前記一方側接続情報として記述され
    ており、 前記他方側接続情報補完ステップは、前記地図データ読
    み出しステップによって読み出された地図データに記述
    されている前記ノード接続情報に基づいて、ノードから
    見たリンクの接続関係を示すリンク接続情報を前記他方
    側接続情報として新たに生成し、当該読み出された地図
    データに対して補完する、請求項10に記載のプログラ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記センタ局から送信される前記地図
    データには、ノードから見たリンクの接続関係を示すリ
    ンク接続情報のみが前記一方側接続情報として記述され
    ており、 前記他方側接続情報補完ステップは、前記地図データ読
    み出しステップによって読み出された地図データに記述
    されている前記リンク接続情報に基づいて、リンクから
    見たノードの接続関係を示すノード接続情報を前記他方
    側接続情報として新たに生成し、当該読み出された地図
    データに対して補完する、請求項10に記載のプログラ
    ム。
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