JP2002364358A - エンジン発電機 - Google Patents

エンジン発電機

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JP2002364358A
JP2002364358A JP2001175585A JP2001175585A JP2002364358A JP 2002364358 A JP2002364358 A JP 2002364358A JP 2001175585 A JP2001175585 A JP 2001175585A JP 2001175585 A JP2001175585 A JP 2001175585A JP 2002364358 A JP2002364358 A JP 2002364358A
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JP
Japan
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engine
cooling air
cooling
generator
control unit
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Application number
JP2001175585A
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English (en)
Inventor
Yukimasa Yoshimura
征将 吉村
Misao Suzuki
操 鈴木
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン発電機におけるコントロールユニッ
トの冷却性を向上させる。 【解決手段】 エンジン3とエンジン3によって駆動さ
れる発電体4とを備え、クランクシャフト34に取り付
けられた冷却ファン52によって生成される冷却風Wに
よりエンジン3および発電体4の冷却を行う。エンジン
3および発電体4よりも冷却風Wの流通経路上流側に発
電電圧制御用のインバータユニット11を配置する。ま
た、インバータユニット11よりもさらに冷却風Wの流
通経路上流側にユニットカバー74を配置する。ユニッ
トカバー74には、インバータユニット11の中央部と
対向する位置に、冷却風Wが導入用の冷却風取入口75
を形成し、冷却風をインバータユニット11の中央部か
ら上下端部方向へと流通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンとエンジ
ンにより駆動される発電体とを有してなるエンジン発電
機に関し、特に、制御方式としてインバータ方式を採用
するエンジン発電機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エンジン発電機にも高精度の電圧
安定性と周波数特性が求められてきており、制御方式と
してインバータ方式を採用するものが増加している。こ
のようなインバータ方式の発電機では、電圧や周波数特
性の安定化が図れる反面、コントロールユニットの電子
部品が大きくなり、ユニットの発熱もまた大きくなる傾
向がある。このため、温度上昇によって電子部品の動作
安定性が損なわれるおそれがあり、インバータ方式採用
に際してはコントロールユニットの冷却性が大きな問題
となる。
【0003】一方、エンジン発電機では、従来よりエン
ジンや発電体の冷却のため、エンジンにて駆動される冷
却ファンよる冷却風が装置内に導入されている。そこ
で、このエンジン冷却風を利用してコントロールユニッ
トの冷却を行い、ユニットの冷却効率改善を図る方式が
提案されている。たとえば、特開2000−213361号公報に
は、コントロールユニットをエンジン冷却風の導入ダク
ト開口部またはその近傍に配する構成が示されている。
そこでは、冷却ファンによって導入されたエンジン冷却
風は、導入ダクト内をユニットに沿って流通する。そし
て、これによりユニットが外気によって効率良く冷却さ
れ、その昇温が抑えられるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インバ
ータ方式における電子部品の発熱量からすると、単にコ
ントロールユニットに冷却風を当てるのみでは、ユニッ
ト冷却能力としては必ずしも十分とは言えない。すなわ
ち、冷却風導入ダクト内にコントロールユニットを配置
することなどにより、ある程度の冷却性は期待できる
が、電子部品の作動安定性を確実に維持するには、冷却
性の点でさらなる改善が求められていた。
【0005】本発明の目的は、エンジン発電機における
コントロールユニットの冷却効果を向上させることにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のエンジン発電機
は、エンジンと前記エンジンによって駆動される発電体
とを備え、前記エンジンのクランクシャフトに取り付け
られた冷却ファンによって生成される冷却風により前記
エンジンおよび前記発電体の冷却を行うエンジン発電機
であって、前記エンジンおよび前記発電体よりも前記冷
却風の流通経路上流側に配置される発電電圧制御用のコ
ントロールユニットと、前記コントロールユニットより
も前記冷却風の流通経路上流側に配置され、前記コント
ロールユニットの中央部と対向する位置に前記冷却風が
導入される冷却風取入口を備えてなるカバーとを有する
ことを特徴とする。
【0007】本発明にあっては、冷却風取入口がコント
ロールユニットの中央部に対向して形成されているの
で、冷却風がコントロールユニットの中央部から上下端
部方向へと流れる。このため、コントロールユニットに
対する冷却の流通経路長を最大限確保することができ、
コントロールユニットを効率良く冷却することが可能と
なる。
【0008】また、本発明の他のエンジン発電機は、エ
ンジンと前記エンジンによって駆動される発電体とを備
え、前記エンジンのクランクシャフトに取り付けられた
冷却ファンによって生成される冷却風により、前記エン
ジン、前記発電体および発電電圧制御用のコントロール
ユニットの冷却を行うエンジン発電機であって、前記コ
ントロールユニットは、前記コントロールユニット内に
貫通形成され、前記冷却風が貫流可能な冷却通路を有す
ることを特徴とする。
【0009】本発明にあっては、コントロールユニット
を貫通する冷却通路内に冷却風を流通させることができ
るので、コントロールユニットが内側からも冷却され、
コントロールユニットの冷却効率を大きく向上させるこ
とができる。
【0010】さらに、本発明の他のエンジン発電機は、
エンジンと前記エンジンによって駆動される発電体を備
えたエンジン発電機であって、前記エンジンのクランク
シャフトに取り付けられ、前記エンジンおよび前記発電
体を冷却する第1冷却風を生成する第1冷却ファンと、
前記エンジンによって駆動され、発電電圧制御用のコン
トロールユニットを冷却する第2冷却風を生成する第2
冷却ファンとを有することを特徴とする。
【0011】本発明にあっては、コントロールユニット
冷却用に別途第2冷却ファンを設けたので、冷却通路内
により強力に冷却風を導入することができる。従って、
冷却通路内の冷却風流量を増加させることができ、より
効率良くコントロールユニットの冷却を行うことが可能
となる。また、発電体やエンジンには、コントロールユ
ニットを十分冷却した後の暖められた空気ではなく、外
気温に近い冷たい第1冷却風を供給できる。従って、発
電体等の冷却性を低下させることなくコントロールユニ
ットの冷却性を確保することができ、装置全体の冷却性
を高いレベルにて確保することが可能となる。
【0012】また、前記発明において、前記第2冷却風
を、前記第1冷却風とは別個に形成し、前記第1冷却風
と同方向に流通させるようにしても良い。なお、前記コ
ントロールユニットに、前記コントロールユニット内を
貫通し、前記冷却風が貫流可能な冷却通路を設け、この
冷却通路内に前記第2冷却風通路を流通させても良い。
【0013】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明の
実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本
発明の実施の形態1であるエンジン発電機の外観を示す
斜視図、図2は図1のエンジン発電機の一部を破断して
その内部構成を示した側面図である。
【0014】本実施の形態に係るエンジン発電機1は、
図1,2に示すように、パイプを折り曲げて矩形枠状に
成形された支持フレーム2上に、駆動源であるエンジン
3と発電体4とを一体化した発電ユニット5を複数の支
持駒6によって弾性支持した構成となっている。当該エ
ンジン発電機1は、制御方式としてインバータ方式を採
用しており、発電ユニット5に隣接して発電電圧制御用
のインバータユニット(コントロールユニット)11が
取り付けられている。
【0015】図1に示すように、装置正面部にはコント
ロールパネル7が設けられている。このコントロールパ
ネル7には、エンジンスイッチやオートスロットルスイ
ッチ等のスイッチ類や、AC電源端子やDC電源端子等
の出力端子が設けられている。また、装置側部には、リ
コイルスタータ駆動用のリコイルノブ8aが設けられて
おり、これを引くことによりエンジン3が起動されるよ
うになっている。
【0016】発電ユニット5の上方には、エンジン3に
供給される燃料を貯留するための燃料タンク9が配設さ
れている。燃料タンク9の上面ほぼ中央には、燃料供給
口が設けられており、そこには開閉自在に燃料キャップ
10が取り付けられている。
【0017】発電ユニット5は、エンジン3と発電体4
およびリコイルスタータ8とを一体化した構成となって
いる。エンジン3は、空冷単気筒のOHV型ガソリンエ
ンジンであり、その排気側には、排気管13を介してマ
フラ14が接続されている。エンジン3からの排気は、
マフラ14を通った後、図2において装置右側面に設け
られた図示しない排気口から排出される。
【0018】エンジン3は、クランクケース31内に組
み込まれたクランクシャフト34が図2において左右方
向に延びる形で配設されている。当該発電ユニット5で
は、クランクシャフト34の一端側がエンジン3の出力
軸となっており、図2に示すように、この出力軸側にフ
ライホイール51、冷却ファン52、リコイルスタータ
8、発電体4をこの順にて配置した構成となっている。
すなわち、エンジン3の次位にフライホイール51と冷
却ファン52が取り付けられ、アダプタ55を介してそ
の先にリコイルスタータ8と発電体4が配設される構成
となっている。このように、発電体4とリコイルスター
タ8を同じ側に配すると、クランクシャフト34を短く
することができると共に、1つの冷却ファン52によっ
て発電体4とエンジン3の両方を冷却することが可能と
なる。
【0019】エンジン3のクランクシャフト34は、図
2に示すように、その一端部34aはクランクケース3
1に取り付けられた軸受35によって支持されている。
クランクシャフト34の他端部もまた、その反対側の図
示しない軸受により支持されており、クランクケース3
1に対し回転自在となっている。一端部34aはクラン
クケース31の外部に突出し、エンジン出力を安定化さ
せるためのフライホイール51が取り付けられている。
フライホイール51は、クランクシャフト34にキーを
介して固定されるボス部51aと、ボス部51aから径
方向に延在するディスク部51bとから構成される。
【0020】ディスク部51bには、冷却ファン52が
取り付けられている。冷却ファン52はディスク部52
aと、ディスク部52aの表面に一体に設けられた多数
のファンブレード52bとを有している。冷却ファン5
2はエンジン3に固定されるファンカバー53により覆
われている。ファンカバー53はアルミニウムにより形
成されている。ファンカバー53は空気を案内するダク
トとしての機能をも有しており、図2に示すように、冷
却ファン52の回転に伴い外気が、後述する発電体リア
カバー44のスリット54からファンカバー53内に導
入されると共に、冷却風としてエンジン3側に送出、案
内される。
【0021】フライホイール51の次位にはリコイルス
タータ8が配設されている。フライホイール51のボス
部51aには、アダプタ55を介してリコイルリング5
6が取り付けられ、その次位には、ディスク部57aと
円筒部57bが一体となったリコイルホルダ57が設け
られている。そして、円筒部57bの外側にはリコイル
ロープ58が巻き付けられるリコイルプーリ59が回転
自在に装着されている。
【0022】リコイルプーリ59には、図示しない係合
爪が設けられており、リコイルノブ8aを引いてリコイ
ルプーリ59をリコイルロープ58によって回転させる
と、この係合爪がリコイルリング56に係合する。これ
により、アダプタ55を介して連結されたクランクシャ
フト34が回転し、エンジン3が起動される。なお、リ
コイルホルダ57には図示しない巻き戻しばねが設けら
れており、リコイルロープ58は、ばね力によってリコ
イルプーリ59に巻き戻される。
【0023】リコイルスタータ8の次位には発電体4が
配設されている。当該エンジン発電機1では、発電体4
はインナロータ型となっており、インナロータ41とス
テータ42とから構成されている。インナロータ41
は、ロータシャフト43とロータディスク45とから構
成され、ロータシャフト43は、アダプタ55のボス部
55a先端にスルーボルト60によって固定されてい
る。この場合、ボス部55aにはテーパ部55bが形成
されており、このテーパ部55bがロータシャフト43
に設けられたテーパ孔43aと嵌合するようになってい
る。一方、ロータシャフト43の他端側は、発電体リア
カバー44に取り付けられた軸受61によって回転自在
に支持されている。インナロータ41の外側にはステー
タ42が配設されている。
【0024】インナロータ41の外周面には、複数個の
マグネット(図示せず)が周方向に沿って取り付けられ
ている。これに対しステータ42には、多数枚の鋼板を
積層したコア62が設けられており、その周囲にコイル
63が巻回されている。そして、クランクシャフト34
の回転に伴い、コイル63の内側でインナロータ41の
マグネットが回転することにより、コイル63に起電力
が生じ発電が行われる。
【0025】発電体リアカバー44は、通風孔64が形
成されたディスク部44aとこれと一体となった円筒部
44bとを有している。発電体リアカバー44は、円筒
部44bの部分でファンカバー53に固定され、円筒部
44bの内面側にはステータ42が保持される。そし
て、図2に示すように、冷却ファン52の回転に伴い外
気が通風孔64から発電体リアカバー44内に導入さ
れ、ステータ42等を冷却しつつエンジン3方向へと流
通する。
【0026】一方、発電ユニット5の図2において左方
には、発電体4からの発電出力を制御して所定周波数の
交流に変換するためのインバータユニット11が取り付
けられている。インバータユニット11は、アルミニウ
ム製のケース71に電子基盤を収容した構成となってお
り、その側面部には複数の冷却フィン72が形成されて
いる。この冷却フィン72は、ケース71の一面に垂直
方向(図2において上下方向)に沿って突設されてお
り、冷却フィン72の間は上下方向に延びる冷却風通路
73となっている。
【0027】インバータユニット11の外側には、合成
樹脂製のユニットカバー74が取り付けられている。こ
のユニットカバー74は、図1に示すように、コントロ
ールパネル7の下部に配置され、エンジン発電機1の外
観の一部を為している。ユニットカバー74の中央部に
は、図2に示すように、インバータユニット11の中央
部に対向する位置に冷却風取入口75が設けられてい
る。冷却風取入口75には、内側方向に向かってルーバ
ー76が形成されている。
【0028】また、発電体リアカバー44の外側には、
吸入ダクト77が設けられている。この吸入ダクト77
は、発電体リアカバー44に設けられたスリット54を
覆う形で取り付けられている。そして、吸入ダクト77
の図2において左端側は、ユニットカバー74の右端部
近傍まで延在している。この場合、吸入ダクト77左端
外周は、ユニットカバー74の右端内周よりも小径にな
っており、両者の間の間隙には、パッキン78が介設さ
れている。
【0029】このような構成からなるエンジン発電機1
においてエンジン3が始動し冷却ファン52が回転する
と、冷却風取入口75を介して装置内部に外気が導入さ
れる。そして、導入された外気は冷却風Wとなって冷却
風通路73を上下方向に流通してインバータユニット1
1を冷却する。このとき、冷却風取入口75はインバー
タユニット11の中央部に対向して形成されているた
め、冷却風Wはインバータユニット11の中央部から上
下端部方向へと流れる。すなわち、この位置に冷却風取
入口75を配したことにより、インバータユニット11
に対する冷却風Wの流通経路長を最大限確保することが
でき、インバータユニット11を効率良く冷却すること
が可能となる。
【0030】インバータユニット11の側面を冷却した
冷却風Wは、ユニットカバー74に案内されて発電ユニ
ット5側へと流通する。このとき、ユニットカバー74
はインバータユニット11との間に冷却風通路を形成
し、冷却風Wはそこを流通しつつインバータユニット1
1の上下面を冷却する。このように、冷却風Wはインバ
ータユニット11側面に加えて上下面をも冷却し、イン
バータユニット11の冷却性の向上を図っている。
【0031】その後、冷却風Wはユニットカバー74の
右端部にて二手に別れる。そして、その一方は冷却風W
1となって、発電体リアカバー44の通風孔64から発
電体4内に導入されステータ42等を冷却する。また、
他の一方は冷却風W2となって、吸入ダクト77内に流
通し、スリット54からファンカバー53内に導入され
る。この際、ユニットカバー74と吸入ダクト77の間
にはパッキン78が取り付けられているため、この間か
ら冷却風Wが漏れ出すことがない。従って、導入した冷
却風Wを無駄なく使用して発電体4やエンジン3を冷却
することができる。
【0032】一方、一旦二手に別れた冷却風Wは、通風
孔64から導入されステータ42等を冷却した冷却風W
1とスリット54からファンカバー53内に導入された
冷却風W2とが合流し、ファンカバー53により案内さ
れて、エンジン3の周囲に吹き付けられる。すなわち、
冷却ファン52によって生成された冷却風Wは、まずイ
ンバータユニット11を冷却した後、スリット54と通
風孔64の2系統の冷却風W1,W2に別れ、これらによ
って発電体4とエンジン3の両方を冷却する。そして、
エンジン3に吹き付けられた冷却風は、エンジン3の背
後に回り込みマフラ14を冷却しつつ装置外へと排出さ
れる。
【0033】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2であるエンジン発電機について説明する。図3は本
発明の実施の形態2であるエンジン発電機の破断側面図
である。なお、以下の実施の形態では、実施の形態1の
エンジン発電機1と同様の部材、部品等については同一
の符号を付し、その説明は省略する。
【0034】本実施の形態では、インバータユニット1
1の中央部に冷却風が貫流可能な冷却通路79が形成さ
れている。また、ユニットカバー74には、図3に示す
ように、冷却通路79の上下にそれを挟むように対向し
て冷却風取入口75が形成されている。
【0035】従って、当該実施の形態2の装置では、冷
却風取入口75から導入される冷却風Wは、インバータ
ユニット11の前段にて二手に別れ、インバータユニッ
ト11の上下方向に流れる冷却風W3と、冷却通路79
を貫流する冷却風W4とになる。この際、冷却風取入口
75が冷却通路79の中心から上下にオフセットされた
位置に形成されているので、冷却風Wは冷却通路79の
みに片寄ることなく、バランス良く2つの冷却風W3
4に別れて流通する。
【0036】そして、冷却風W3はインバータユニット
11の側面および上下面に沿って流れ、また、冷却風W
4は冷却通路79に沿ってインバータユニット11の内
周側を流れる。このため、インバータユニット11は内
外両面から冷却されることとなり、冷却効率を大きく向
上させることができる。
【0037】このようにしてインバータユニット11を
冷却した冷却風W3,W4は、実施の形態1と同様に2系
統の冷却風W1,W2となって発電体4やエンジン3を冷
却する。なお、ここでは冷却風W1は冷却風W3から形成
され、冷却風W2は冷却風W3の分流と冷却風W4とが合
流して形成される。
【0038】(実施の形態3)さらに、本発明の実施の
形態3であるエンジン発電機について説明する。図4は
本発明の実施の形態3であるエンジン発電機の破断側面
図である。
【0039】本実施の形態においても、インバータユニ
ット11の中央部には冷却風Wが貫流可能な冷却通路7
9が形成されている。ここで、実施の形態2では、冷却
風W 3,W4は共に冷却ファン52によって生成されてい
たのに対し、本実施の形態3では、冷却風W4生成用に
別途冷却ファン80を設け、冷却風W4の増強を図って
いる。
【0040】すなわち、当該実施の形態では、図4に示
すようにロータシャフト43の左端には、冷却ファン8
0がスルーボルト60によって固定されている。また、
発電体リアカバー44の左端には、冷却ファン80を収
容するファンカバー81が取り付けられている。なお、
本実施の形態では、発電体リアカバー44の左端面は閉
鎖されており、通風孔64は発電体リアカバー44の左
端の外周側面部に設けられている。
【0041】ファンカバー81の左端面には、冷却通路
79と対向して冷却風導入用の通風孔82が設けられて
いる。また、ファンカバー81の下面には、冷却ファン
80にて導入された冷却風を装置外へ排出するための排
出孔83が設けられている。この排出孔83の外側に
は、吸入ダクト77の内側空間と隔離された排出路84
が設けられており、ファンカバー81内部はこの排出路
84を介して装置外部と連通している。
【0042】さらに、ファンカバー81の左端面とイン
バータユニット11の右端面との間には、隔壁85が設
けられている。この隔壁85はスポンジ等によって環状
に形成されており、通風孔82を取り囲むように配設さ
れる。これにより、ファンカバー81とインバータユニ
ット11との間には、吸入ダクト77の内側空間と隔離
された冷却風通路86が形成される。
【0043】一方、インバータユニット11の左端側に
も隔壁87が設けられている。この隔壁87は、インバ
ータユニット11の周囲を取り囲むように形成され、そ
の端部はユニットカバー74の内面と当接している。す
なわち、ユニットカバー74内には、隔壁87を挟ん
で、その外側と内側に別々に独立した冷却風通路88,
89が形成される。この場合、冷却風通路88は、ユニ
ットカバー74,吸入ダクト77の内面と、インバータ
ユニット11、隔壁85、ファンカバー81の外面との
間に形成された空間である。そして、冷却風通路88
は、発電体リアカバー44の通風孔64、スリット54
と連通し、冷却ファン(第1冷却ファン)52の回転に
伴って冷却風(第1冷却風)W5が流通する。
【0044】また、冷却風通路89は、冷却通路79か
ら隔壁85内側、ファンカバー81内側に至る空間であ
り、冷却ファン(第2冷却ファン)80の回転に伴って
冷却風(第2冷却風)W6が流通する。この際、前述の
ように発電体リアカバー44の左端面は閉鎖されている
ため、ファンカバー81内と発電体リアカバー44内と
は隔離されており、冷却風W6は発電体リアカバー44
内には導入されない。
【0045】また、ユニットカバー74には、この隔壁
87を挟んで冷却風取入口75が設けられている。つま
り、冷却風取入口75は、その半分が冷却風通路88に
開口し、残りの半分が冷却風通路89に開口する形とな
っている。なお、冷却風取入口75は、図4に示すよう
に上下に2カ所設けられている。
【0046】そこで、エンジン3が始動すると、当該実
施の形態では冷却ファン52と共に冷却ファン80が回
転する。すると、冷却風取入口75を介して、冷却風通
路88には冷却風W5が、また、冷却風通路89には冷
却風W6が導入される。この際、冷却風W6は、冷却通路
79に沿ってインバータユニット11の内周側を流れ、
冷却風通路86を経てファンカバー81内に流れ込む。
ファンカバー81内に流入した冷却風W6は、冷却ファ
ン80によって、排出孔83から排出路84へと導出さ
れ、装置外へと排出される。
【0047】このように当該実施の形態では、インバー
タユニット11冷却用に別途冷却ファン80を設けたの
で、冷却通路79内により強力に冷却風を導入すること
ができる。従って、冷却ファン52による冷却風を分流
して冷却通路79内の冷却風を形成するのに比して、冷
却風流量を増加させることができ、より効率良くインバ
ータユニット11の冷却を行うことが可能となる。
【0048】一方、冷却風W5は前述の実施の形態と同
様に、冷却風通路88を通り通風孔64やスリット54
に至り、そこから発電ユニット5内に導入されて2系統
の冷却風W1,W2となって発電体4やエンジン3を冷却
する。この場合、本実施の形態では、前述の実施の形態
と異なり、発電体4やエンジン3を冷却する冷却風
1,W2は、インバータユニット11の上下面のみを冷
却しただけで、発電ユニット5内に導入される。つま
り、インバータユニット11を十分冷却した後の暖めら
れた空気ではなく、外気温に近い冷たい空気が直接発電
体4やエンジン3に供給される。従って、発電体4等の
冷却性を低下させることなくインバータユニット11の
冷却性を確保することができ、装置全体の冷却性を高い
レベルにて確保することが可能となる。
【0049】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。
【0050】たとえば、前述の実施の形態では、支持フ
レーム2上に発電ユニット5を載置したエンジン発電機
について本発明を適用した場合を説明したが、本発明
は、支持フレーム2に防音カバーを取り付け、その中に
発電ユニット5等を収容したいわゆる防音型のエンジン
発電機にも適用可能である。この場合、ユニットカバー
74を防音カバーにて代用し、冷却風取入口75を防音
カバーに形成しても良い。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、コントロールユニット
をエンジンや発電体よりも冷却風の流通経路上流側に配
置すると共に、コントロールユニット前段に、冷却風取
入口がユニット中央部に対向して形成されたカバーを設
けたので、冷却風をコントロールユニットの中央部から
上下端部方向へと流すことが可能となる。これにより、
コントロールユニットに対する冷却の流通経路長を最大
限確保することができ、コントロールユニットを効率良
く冷却することが可能となる。
【0052】また、本発明によれば、コントロールユニ
ットに冷却風が貫流可能な冷却通路を設けたので、冷却
風が冷却通路に沿ってコントロールユニット内部側を流
通し、コントロールユニットを内側からも冷却すること
が可能となる。従って、ユニット外側のみを冷却する場
合に比して、コントロールユニットの冷却効率を大きく
向上させることが可能となる。
【0053】さらに、本発明によれば、エンジンや発電
体を冷却する第1冷却風を生成する第1冷却ファンと、
コントロールユニットを冷却する第2冷却風を生成する
第2冷却ファンとを設けたので、コントロールユニット
により強力に冷却風を供給することができる。従って、
コントロールユニットに対する冷却風流量を増加させる
ことができ、より効率良くコントロールユニットの冷却
を行うことが可能となる。また、発電体やエンジンを冷
却する第1冷却風として、コントロールユニットを十分
冷却した後の暖められた空気ではなく、外気温に近い冷
たい空気を供給できるため、発電体等の冷却性を低下さ
せることなくコントロールユニットの冷却性を確保する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1であるエンジン発電機の
外観を示す斜視図である。
【図2】図1のエンジン発電機の一部を破断してその内
部構成を示した側面図である。
【図3】本発明の実施の形態2であるエンジン発電機の
破断側面図である。
【図4】本発明の実施の形態3であるエンジン発電機の
破断側面図である。
【符号の説明】
1 エンジン発電機 3 エンジン 4 発電体 11 インバータユニット(コントロールユニット) 34 クランクシャフト 52 冷却ファン(第1冷却ファン) 74 ユニットカバー 75 冷却風取入口 79 冷却通路 80 冷却ファン(第2冷却ファン) W,W1〜W6 冷却風
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02B 63/04 F02B 63/04 D 77/00 77/00 P

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと前記エンジンによって駆動さ
    れる発電体とを備え、前記エンジンのクランクシャフト
    に取り付けられた冷却ファンによって生成される冷却風
    により前記エンジンおよび前記発電体の冷却を行うエン
    ジン発電機であって、 前記エンジンおよび前記発電体よりも前記冷却風の流通
    経路上流側に配置される発電電圧制御用のコントロール
    ユニットと、 前記コントロールユニットよりも前記冷却風の流通経路
    上流側に配置され、前記コントロールユニットの中央部
    と対向する位置に前記冷却風が導入される冷却風取入口
    を備えてなるカバーとを有することを特徴とするエンジ
    ン発電機。
  2. 【請求項2】 エンジンと前記エンジンによって駆動さ
    れる発電体とを備え、前記エンジンのクランクシャフト
    に取り付けられた冷却ファンによって生成される冷却風
    により、前記エンジン、前記発電体および発電電圧制御
    用のコントロールユニットの冷却を行うエンジン発電機
    であって、 前記コントロールユニットは、前記コントロールユニッ
    ト内に貫通形成され、前記冷却風が貫流可能な冷却通路
    を有することを特徴とするエンジン発電機。
  3. 【請求項3】 エンジンと前記エンジンによって駆動さ
    れる発電体を備えたエンジン発電機であって、 前記エンジンのクランクシャフトに取り付けられ、前記
    エンジンおよび前記発電体を冷却する第1冷却風を生成
    する第1冷却ファンと、 前記エンジンによって駆動され、発電電圧制御用のコン
    トロールユニットを冷却する第2冷却風を生成する第2
    冷却ファンとを有することを特徴とするエンジン発電
    機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のエンジン発電機におい
    て、前記第2冷却風は前記第1冷却風とは別個に形成さ
    れ、前記第1冷却風と同方向に流通することを特徴とす
    るエンジン発電機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006528477A (ja) * 2003-06-17 2006-12-14 ブラック アンド デッカー インコーポレーテッド 二重経路空気流冷却構造を有する発電機およびそのための方法
CN110107397A (zh) * 2019-05-31 2019-08-09 重庆大江动力设备制造有限公司 一种带有变频器的发电机组

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JP2006528477A (ja) * 2003-06-17 2006-12-14 ブラック アンド デッカー インコーポレーテッド 二重経路空気流冷却構造を有する発電機およびそのための方法
CN110107397A (zh) * 2019-05-31 2019-08-09 重庆大江动力设备制造有限公司 一种带有变频器的发电机组

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