JP2002363910A - ゴム系骨材を含む舗装路の施工方法及び施工装置 - Google Patents

ゴム系骨材を含む舗装路の施工方法及び施工装置

Info

Publication number
JP2002363910A
JP2002363910A JP2001172652A JP2001172652A JP2002363910A JP 2002363910 A JP2002363910 A JP 2002363910A JP 2001172652 A JP2001172652 A JP 2001172652A JP 2001172652 A JP2001172652 A JP 2001172652A JP 2002363910 A JP2002363910 A JP 2002363910A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pavement
rubber
aggregate
resin binder
curing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001172652A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Kokusho
正人 国生
Wataru Yugawa
亘 湯川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Road Co Ltd
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Nippon Road Co Ltd
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Road Co Ltd, Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Nippon Road Co Ltd
Priority to JP2001172652A priority Critical patent/JP2002363910A/ja
Publication of JP2002363910A publication Critical patent/JP2002363910A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾性舗装路の施工作業性を維持しつつ、その
養生時間の短縮を可能にしたゴム系骨材を含む舗装路の
施工方法及び施工装置を提供する。 【解決手段】 少なくともゴム系骨材と樹脂バインダー
とを混合した舗装材を下地路面R上に敷き均すようにし
た敷き均し装置9を備えると共に、舗装材の敷き均した
表面に複数のノズル30を介して水分を吹き付ける水分
供給装置34を設ける。舗装材を下地路面R上に敷き均
した後、舗装材の表面に水分を吹き付けて樹脂バインダ
ーの硬化養生を促進する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム系骨材を含む
舗装路を施工する方法及び装置に関し、さらに詳しく
は、弾性舗装路の施工作業性を維持しつつ、供用までの
時間を短縮するようにしたゴム系骨材を含む舗装路の施
工方法及び施工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に路面の舗装方法としては、砕石を
使用したアスファルト舗装、コンクリートを使用したコ
ンクリート舗装、化学樹脂を使用した樹脂舗装など数多
くある。その中で、舗装路を多孔質化して内部に空隙を
形成することにより、排水性や騒音低減効果を高めるよ
うにしたものがある。ところが、現在の生活環境に鑑み
て、より機能が優れた舗装路が要求されており、特にハ
イレベルの低騒音化を可能にする舗装路が要求されてい
るのが現状である。
【0003】そこで、上述の多孔質舗装の材料に砕石で
はなく硬質ゴムを使用することが検討されている。この
ような硬質ゴムを用いた弾性舗装路の施工作業では、例
えば、廃タイヤ等を粉砕したゴムチップ等を湿気硬化型
のポリウレタン樹脂バインダーで固着するのである。
【0004】しかしながら、ポリウレタン樹脂のような
湿気硬化型の樹脂バインダーは、その硬化速度が気温や
湿度に依存するため、硬化速度を速めるように調製する
とポットライフが短くなって施工作業が困難になり、逆
に硬化速度を遅くするように調製すると舗装路の供用ま
での時間(養生時間)が長くなるという欠点があった。
そのため、弾性舗装路の施工作業性を維持しつつ、その
養生時間を短縮することは極めて困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、弾性
舗装路の施工作業性を維持しつつ、その養生時間の短縮
を可能にしたゴム系骨材を含む舗装路の施工方法及び施
工装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のゴム系骨材を含む舗装路の施工方法は、少な
くともゴム系骨材と樹脂バインダーとを混合した舗装材
を下地路面上に敷き均した後、該舗装材の表面に水分を
吹き付けて前記樹脂バインダーの硬化養生を促進するこ
とを特徴とするものである。
【0007】また、上記目的を達成するための本発明の
ゴム系骨材を含む舗装路の施工装置は、少なくともゴム
系骨材と樹脂バインダーとを混合した舗装材を下地路面
上に敷き均すようにした敷き均し装置を備えると共に、
前記舗装材の敷き均した表面に複数のノズルを介して水
分を吹き付ける水分供給装置を設けたことを特徴とする
ものである。
【0008】本発明では、舗装材を下地路面上に敷き均
した後、該舗装材の表面に水分を吹き付けて樹脂バイン
ダーの硬化養生を促進するので、樹脂バインダーの配合
に基づく硬化速度を遅く設定することにより、弾性舗装
路の施工作業性を維持することができ、しかも弾性舗装
路の養生時間を短くすることができる。また、樹脂バイ
ンダーの配合に基づく硬化速度を遅く設定すれば、舗装
材の表面を平坦に仕上げることが容易になるという利点
もある。
【0009】上記施工方法において、舗装材を下地路面
上に敷き均した後、該下地路面からの高さが調整自在な
仕上げ面を有する仕上げ装置を用いて舗装材の表面を平
坦に仕上げると良い。そのため、上記施工装置におい
て、敷き均し装置に追従すると共に下地路面からの高さ
が調整自在な仕上げ面を有する仕上げ装置を設けると良
い。
【0010】ゴム系骨材としては、粉粒状ゴムの表面に
微細骨材を添着させたハイブリッド骨材を用いることが
好ましい。上記ハイブリッド骨材は、粉粒状ゴムに基づ
く弾性と、微細骨材に基づく耐摩耗性や滑り抵抗とを兼
ね備えているため路面材料として好適である。一方、樹
脂バインダーとしては、ポリウレタン樹脂に代表される
湿気硬化型の樹脂バインダーを使用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について添付
の図面を参照して詳細に説明する。
【0012】図1は本発明の実施形態からなるゴム系骨
材を含む舗装路の施工装置を示し、図2及び図3は該施
工装置における水分吹き付け用ノズルを備えた仕上げ装
置を示すものである。
【0013】図1に示すように、舗装車両1としては、
アスファルト合材や路盤材の敷き均しを行うためのアス
ファルトフィニッシャーを使用するができる。この舗装
車両1は、後部に左右一対の駆動輪2を備えると共に、
前部に左右一対の操舵輪3を備えており、運転席4の前
に設置された制御部5の操作により駆動するようになっ
ている。
【0014】舗装車両1の前部には舗装材を貯留するた
めの貯留槽6が配設されている。また、貯留槽6の下方
には舗装車両1の前後方向に延長するコンベア7が内設
されており、貯留槽6に投入された舗装材を少量ずつ駆
動輪2の後方側に落下させるようになっている。
【0015】舗装車両1の後部には支持アーム8を介し
て敷き均し装置9が吊設されている。支持アーム8は前
後一対の油圧シリンダ10,11の伸縮により変位自在
になっている。また、敷き均し装置9は支持アーム8の
雌ネジ部に螺合させたロッド12の調整により高さ位置
を任意に調整自在になっている。この敷き均し装置9に
は舗装材を均等に敷き均すためにバイブレータ等を設け
ても良い。
【0016】敷き均し装置9の後方には連結器13を介
して仕上げ装置14が連結されている。この仕上げ装置
14は、図2及び図3に示すように、フレーム15の左
右両側に複数個の車輪16を備え、舗装車両1に牽引さ
れながら走行するようになっている。
【0017】フレーム15には円盤17を回転駆動する
モータ18が搭載され、該円盤17の縁部にクランクシ
ャフト19の一端が連結されている。このクランクシャ
フト19の他端は仕上げボックス20の上部に連結され
ている。即ち、仕上げボックス20は円盤17、モータ
18、クランクシャフト19からなるクランク機構を介
してフレーム15に連結されている。クランク機構のス
トロークは円盤17の回転軸とクランクシャフト19の
揺動軸との距離に基づいて決定される。
【0018】仕上げボックス20は不図示の加温装置か
ら供給される熱媒体を導入するための熱媒体導入部21
と、その熱媒体を通過又は貯留させるための熱媒体通路
22とを備えている。上記加温装置の熱源としては、プ
ロパンや電気を使用することができる。また、仕上げボ
ックス20の底面は仕上げ面23を構成している。この
仕上げ面23は進行方向の中央部は略水平になっている
が、その前後には水平面に対して傾斜したテーパ部24
が形成されており、舗装材の表面を傷付けないようにな
っている。
【0019】上記仕上げボックス20は、施工しようと
する舗装路に沿って下地路面R上に配置した左右一対の
型枠25の上に搭載される。そのため、仕上げ面23の
下地路面Rからの高さは型枠25の高さに基づいて規定
される。型枠25の高さを変更することで、仕上げ面2
3の下地路面Rからの高さを任意に設定することが可能
である。
【0020】仕上げボックス20の上面には位置決め用
プレート26が設けられ、この位置決め用プレート26
がモータ18の支持プレート27に当接することによ
り、舗装時に路面から受ける応力によって仕上げボック
ス20が後退しないようになっている。また、フレーム
15の前方側の脚部には伸縮装置28が介在しており、
この伸縮装置28の高さ調整により仕上げボックス20
の仕上げ面23に傾斜角度を与えることが可能になって
いる。
【0021】一方、フレーム15の後部には、下地路面
Rを横切るように延長するパイプ31が支持部材32を
介して取り付けられている。パイプ31は両端が閉塞
し、その両端間に複数のノズル30が取り付けられてい
る。このノズル30は、図4に示すように、水分を円錐
状に噴射するようになっている。パイプ31の略中央に
は配管33が接続され、その配管33が舗装車両1の上
部に搭載された水分供給装置34に接続されている。そ
のため、水分供給装置34から供給される水分は、配管
33、パイプ31、ノズル30を介して舗装材の敷き均
した表面に吹き付けられる。
【0022】水分供給装置34としては、水蒸気発生装
置又は加圧水発生装置を使用することができる。水蒸気
発生装置の場合、舗装材の敷き均した表面には水蒸気が
吹き付けられることになる。加圧水発生装置の場合、舗
装材の敷き均した表面には水が霧状に吹き付けられるこ
とになる。湿気硬化型の樹脂バインダーの硬化養生を促
進するには、水蒸気及び霧状水のいずれであっても良
い。
【0023】次に、上述した施工装置を用いてゴム系骨
材を含む舗装路を施工する方法について説明する。先
ず、舗装に先駆けてゴム系骨材と樹脂バインダーとを混
合した舗装材を調整し、これを舗装車両1の貯留槽6に
投入する。舗装材の投入後、舗装車両1を徐々に前進さ
せながら下地路面R上に舗装材を敷き均して行く。舗装
材は敷き均し装置9によって或る程度均一に平坦化され
るが、その表面はざらついた状態である。
【0024】そこで、上記敷き均しと同時に、敷き均し
装置9に追従する仕上げ装置14を作動させる。即ち、
モータ18を回転させることでクランク機構を駆動し、
左右一対の枠体25上に搭載された仕上げボックス20
の仕上げ面23を、仕上げ装置14の進行方向に対して
横方向に摺動させる。このように仕上げ面23を横方向
に摺動させることにより、仕上げ面23の下方を通過す
る舗装材を、内部空隙を必要以上に押し潰すことなく、
平坦にきめ細かく敷き均すことができる。
【0025】また、上記仕上げ時において、仕上げボッ
クス20の熱媒体導入路21に熱媒体を導入し、仕上げ
面23の温度を所定の温度に保持することにより、舗装
材が仕上げ面23に付着することを防止できる。
【0026】これと同時に、舗装車両1の水分供給装置
34から水分を連続的に供給し、この水分をノズル30
を介して舗装材の敷き均した表面に吹き付けることによ
り、樹脂バインダーの硬化養生を促進する。そのため、
樹脂バインダーの配合に基づく硬化速度を遅く設定すれ
ば、弾性舗装路の施工作業性を維持しつつ、その養生時
間を短縮することができる。また、樹脂バインダーの配
合に基づく硬化速度を遅く設定すれば、舗装材が敷き均
し前に硬くなるのを確実に防止し、その表面の平坦化を
容易にすることができる。
【0027】本発明において、敷き均し装置の構成は上
記実施形態に限定されるものではなく、少なくとも舗装
材を下地路面上に分散させ得るものであれば良い。ま
た、敷き均し装置の後段に位置する仕上げ装置は必ずし
も必要ではなく、舗装材の敷き均した表面に水分を吹き
付けるためのノズルを敷き均し装置の後部に取り付ける
ようにしても良い。
【0028】本発明で用いる舗装材は、ゴム系骨材と樹
脂バインダの他に、有機系骨材や無機系骨材、更には着
色剤等を含むことができる。ゴム系骨材としては、粉粒
状ゴムの表面に微細骨材を添着させたハイブリッド骨材
を用いることが好ましいが、粉粒状ゴムの単体であって
も良い。
【0029】ハイブリッド骨材は、表面の材質がショア
D硬度70以上の硬さを有するものであることが望まし
い。このようなハイブリッド骨材は以下の手順で製造す
ることができる。即ち、粉粒状ゴムの表面に、溶剤、液
状ゴム溶液、ハロゲン含有化合物、無機酸、有機酸等の
表面処理剤で表面処理を施した後、この表面処理を施し
た粉粒状ゴムの表面に熱硬化性樹脂(例えば、エポキシ
樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、フェノー
ル樹脂)、熱可塑性樹脂(例えば、ポリアミド樹脂)又
はこれら樹脂に顔料、着色剤、添加物等を配合した配合
物と、場合によっては酢酸エチル、トルエン、キシレン
等の溶剤と、反応性希釈剤、非反応性希釈剤等の希釈剤
とを配合した接着用樹脂をコートする。そして、接着用
樹脂をコートした粉粒状ゴムをシランカップリング剤溶
液等の表面処理剤で表面処理した微細骨材の中に少量ず
つ加えて、粉粒状ゴムの表面に微細骨材を添着させる。
【0030】粉粒状ゴムとしては、ゴム配合物(廃タイ
ヤ等の廃品を含む)の粉砕品や、ゴム配合物を成形後、
破砕又は切断したもの等を使用することができる。粉粒
状ゴムの形態としては、平均粒径0.3〜50mmの粒
状、平均最大長さ0.3〜50mmの長楕円形状、平均
最大長さ0.3〜50mmの紐形状、平均粒径0.3〜
50mmの多面体又は曲面体からなる定型形状等があ
り、これらのいずれか1種、或いは複数種を組み合わせ
たものを使用することが可能である。
【0031】粉粒状ゴムをコートする接着用樹脂の量
は、粉粒状ゴム及び微細骨材の粒径によって異なるが、
少ないと微細骨材の剥離が起こり、多いと微細骨材が接
着用樹脂中に埋没し、ハイブリッド骨材の表面に凹凸が
形成されなくなるので、微細骨材の頂部が接着樹脂層か
ら突出し、かつ微細骨材の粒径の5〜95%が接着用樹
脂に埋没する程度が好ましい。
【0032】微細骨材としては、無機系骨材又は有機系
骨材を使用することができる。これら微細骨材の粒径は
特に限定されるものではないが、平均粒径が5μm〜5
mmであることが好ましい。
【0033】無機系骨材としては、人工石、自然石、珪
砂、自然石の破砕物、人工石の破砕物等がある。一方、
有機系骨材は、ショアD硬度70以上の硬さを有する材
質であることが望ましい。このような有機系骨材として
は、廃タイヤ等の破砕ゴム、、各種樹脂製廃品の破砕
品、樹脂チップ、木片、クルミ等の植物系チップ等があ
る。
【0034】また、無機系骨材や有機系骨材に各種の機
能(導電性、磁性等)を付与する場合は、前述した粒径
の範囲から外れる場合もあり、例えば、金属、金属酸化
物又はカーボンブラック等の導電性を有する無機系微細
骨材や有機系微細骨材の平均粒径は、10nm〜5μm
が適切である。
【0035】微細骨材の表面処理としては、無機系骨材
の場合にはカップリング剤(シラン系、チタネート系
等)の乾式処理又は湿式処理を行い、有機系骨材の場合
には骨材表面の化学的処理(官能基付与)、物理的処理
(表面酸化、表面溶解等)又は濡れ性の改良(溶剤洗
浄、樹脂コーティング)等を行うようにすれば良い。
【0036】一方、上述したゴム系骨材を互いに結合さ
せる樹脂バインダーとしては、ポリウレタン樹脂、エポ
キシウレタン樹脂、ケチミン硬化型エポキシ樹脂等を使
用することが好ましい。
【0037】
【実施例】以下の手順に基づいて、ゴム系骨材を含む舗
装路を施工した。1.下地の清掃 舗装路を施工する下地路面をほうき等で清掃した。2.プライマーの塗布 プライマーとしてポリウレタン樹脂溶液(プライマー#
40,横浜ゴム株式会社製)をローラ刷毛で塗布した。
プライマー塗布量は0.10〜0.15kg/m2 であ
る。3.プライマーの乾燥 プライマーが指触乾燥するまで養生した。気温25℃で
の乾燥時間の目安は10〜30分である。4.タックコートの塗布 タックコートとしてポリウレタン樹脂(F9,横浜ゴム
株式会社製)をレーキで塗布した。タックコートの塗布
量は0.15〜0.25kg/m2 である。5.舗装材の混合・混練 ゴム系骨材として60kgのハイブリッド骨材(HBE
801M,横浜ゴム株式会社製)と、樹脂バインダとし
て18kgのポリウレタン樹脂(F9,横浜ゴム株式会
社製)とをモルタルミキサーに投入して1分間攪拌した
後、更に着色剤としてカーボンブラック(Pブラック,
横浜ゴム株式会社製)を投入して1分間攪拌することで
舗装材を準備した。6.舗装路の施工 図1〜図3に示す施工装置を用いて上記ゴム系骨材を含
む舗装路を約30mmの厚さで施工した。舗装材の施工
量は25〜28kg/m2 である。また、施工時に舗装
材の敷き均された表面に水を霧状に吹き付けた。7.養生 樹脂バインダーが硬化するまで養生した。
【0038】上記のように施工したゴム系骨材を含む舗
装路は、表面が平坦できめ細かな仕上がり状態になって
おり、しかも養生時間は約7時間と短く、施工作業性が
優れていた。なお、舗装材の敷き均された表面に水分を
吹き付けない場合の養生時間は約10時間であった。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、舗
装材を下地路面上に敷き均した後、該舗装材の表面に水
分を吹き付けて樹脂バインダーの硬化養生を促進するか
ら、弾性舗装路の施工作業性や仕上がり性を維持しつ
つ、その養生時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施形態からなるゴム系骨材を
含む舗装路の施工装置を示す側面図である。
【図2】図1の施工装置における水分吹き付け用ノズル
を備えた仕上げ装置を拡大して示す平面図である。
【図3】図1の施工装置における水分吹き付け用ノズル
を備えた仕上げ装置を拡大して示す背面図である。
【図4】水分吹き付け用ノズルの拡大図である。
【符号の説明】
1 舗装車両 9 敷き均し装置 14 仕上げ装置 30 ノズル 31 パイプ 32 支持部材 33 配管 34 水分供給装置 R 下地路面
フロントページの続き (72)発明者 湯川 亘 東京都港区新橋1丁目6番5号 日本道路 株式会社内 Fターム(参考) 2D051 AA02 AA06 AD07 AE05 AG03 AG13 AH02 AH05 EA06 EB05 EB06 2D052 AB01 AC01 AD03 BD03 BD05 BD11 CA24 DA02 DA11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともゴム系骨材と樹脂バインダー
    とを混合した舗装材を下地路面上に敷き均した後、該舗
    装材の表面に水分を吹き付けて前記樹脂バインダーの硬
    化養生を促進することを特徴とするゴム系骨材を含む舗
    装路の施工方法。
  2. 【請求項2】 少なくともゴム系骨材と樹脂バインダー
    とを混合した舗装材を下地路面上に敷き均すようにした
    敷き均し装置を備えると共に、前記舗装材の敷き均した
    表面に複数のノズルを介して水分を吹き付ける水分供給
    装置を設けたことを特徴とするゴム系骨材を含む舗装路
    の施工装置。
JP2001172652A 2001-06-07 2001-06-07 ゴム系骨材を含む舗装路の施工方法及び施工装置 Pending JP2002363910A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001172652A JP2002363910A (ja) 2001-06-07 2001-06-07 ゴム系骨材を含む舗装路の施工方法及び施工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001172652A JP2002363910A (ja) 2001-06-07 2001-06-07 ゴム系骨材を含む舗装路の施工方法及び施工装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002363910A true JP2002363910A (ja) 2002-12-18

Family

ID=19014239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001172652A Pending JP2002363910A (ja) 2001-06-07 2001-06-07 ゴム系骨材を含む舗装路の施工方法及び施工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002363910A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011140784A (ja) * 2010-01-06 2011-07-21 Maeda Road Constr Co Ltd アスファルトフィニッシャ
JP2012132256A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Co Ltd 特殊アスファルト合材用アスファルトフィニッシャの合材仕切り板
JP2012132255A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Co Ltd 特殊アスファルト合材用アスファルトフィニッシャの合材仕切り板
JP2012132254A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Co Ltd 特殊アスファルト合材用アスファルトフィニッシャ
JP2012136872A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Aktio Corp 打設コンクリートの養生装置及び養生方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011140784A (ja) * 2010-01-06 2011-07-21 Maeda Road Constr Co Ltd アスファルトフィニッシャ
JP2012132256A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Co Ltd 特殊アスファルト合材用アスファルトフィニッシャの合材仕切り板
JP2012132255A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Co Ltd 特殊アスファルト合材用アスファルトフィニッシャの合材仕切り板
JP2012132254A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Co Ltd 特殊アスファルト合材用アスファルトフィニッシャ
JP2012136872A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Aktio Corp 打設コンクリートの養生装置及び養生方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103469712A (zh) 一种涂敷抗车辙防滑路面铺装方法
EP0750595A1 (en) Road surfacing composition and process
CN106320139A (zh) 一种水性丙烯酸树脂塑胶跑道的施工方法
JP2002363910A (ja) ゴム系骨材を含む舗装路の施工方法及び施工装置
JP4121622B2 (ja) 舗装構造の施工方法
JP4234310B2 (ja) ゴム系骨材を含む舗装路の施工方法及び施工装置
JP2796782B2 (ja) 道路表面処理剤および道路表面処理構造と道路表面処理装置
CN212801116U (zh) 一种用于混凝土铺设路面的摊平装置
JPH10280308A (ja) すべり止め舗装体
CN113461367A (zh) 沥青路面抗滑再造施工方法
JP3848138B2 (ja) ゴム系骨材を含む舗装路の施工装置
CN111996861A (zh) 一种mma甲基丙烯酸甲酯构造的防滑路面结构的施工工艺
JP5135866B2 (ja) ポーラス舗装の施工方法
JP3434469B2 (ja) 散布式表面処理工法とそれに用いる散布式表面処理作業車
JP2002356804A (ja) 弾性舗装体およびその施工方法
JP3197886B2 (ja) バラストのコーティング方法
JPH0579008A (ja) すべり路面とその築造方法
CN211446478U (zh) 一种用于摊铺斜坡的摊铺机
JP4041589B2 (ja) 散布式表面処理工法
CN216891831U (zh) 一种弹性薄层自破冰路面结构
CN210216087U (zh) 抗滑路面施工设备
JP2920816B2 (ja) 弾性舗装方法及び弾性表面層の製法
JP2003300762A (ja) 骨材の製造方法
JP5125201B2 (ja) 舗装用骨材の表面処理方法及びその表面処理装置
JP2000319813A (ja) 路面の表面処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081021

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090324