JP2002363119A - 高純度9.9−ビス−(ヒドロキシフェニル)−フルオレンならびにその調製および精製方法 - Google Patents
高純度9.9−ビス−(ヒドロキシフェニル)−フルオレンならびにその調製および精製方法Info
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Abstract
1.30℃以下の融解曲線5%値幅を示す、9,9-ビス(4-ヒド
ロキシフェニル)フルオレン化合物を得ること。 【解決手段】(a) 有機溶媒中、酸性縮合剤の存在下
で、フェノール化合物と9-フルオレノンを反応させる工
程、(b) 粗9,9-ビス(4-ヒドロキシフェニル)フルオレ
ンを分離する工程、および(c) 粗9,9-ビス(4-ヒドロキ
シフェニル)フルオレンを精製する工程を包含する方法
であって、該精製方法がアセトニトリル溶媒を使用する
第1精製工程ならびに、脂肪族アルコール、芳香族炭化
水素と脂肪族アルコールの混合物、および芳香族炭化水
素とニトリルの混合物からなる群から選択される溶媒を
使用する第2精製工程を包含することを特徴とする方
法。
Description
ビス(4-ヒドロキシフェニル)フルオレンならびにその調
製および精製方法に関する。
ルは、大規模な重縮合反応で、特に高耐熱性および良好
な光学的性質を有する、エポキシ樹脂、ポリウレタン、
ポリカーボネート、ポリエーテルおよびポリエステルの
調製のモノマーとして使用されている。
レン化合物およびその置換誘導体(一般にBHPFまた
はビスフェノールFとして知られている)は、上記のポ
リマーの合成、特にポリエステルの合成、とりわけポリ
アリーレート(すなわちBHPFとハロゲン化ジアシル
(diacylic halides)の共重合から得られるポリマー)の
調製に有用なモノマーである。これらのハロゲン化ジア
シル化合物は、非常に高い耐熱性およびひときわ優れた
光学的性質を示す("高性能ポリエステル")。
テル("ポリアリーレート"として知られている)は、下記
などのいくつかの重要な用途がある: 1. 多数の応力-ひずみサイクルに対する抵抗性が必要
とされる機械構成要素(例えば自動車用構成要素)で使用
される、標準的なポリマー類より機械的特性が高い重合
性フィルム; 2. 全可視波長に対して良好な透明性、低い黄色度指数
の、非常に良好な光学的性質を有するフィルムを使用す
るガラス代替品(例えば液晶ディスプレイ、眼用レン
ズ、ゴーグルレンズなどの構成要素); 3. 特に高温(100℃以上)で良好な電気絶縁性を有する
薄膜(10μm以下)(例えば高性能電気コンデンサ用な
ど); 4. 金属層の沈積に適したフィルム(例えばプリントフ
レキシブル回路の製造用の銅)または透明な伝導性層(例
えばITO、インジウムスズオキシド(Indium Tin Oxid
e))。
温度(Tg)(例えば300℃以上)、非常に高い軟化温度およ
び非常に高い溶融温度を有する重合性材料が必要とされ
る。非常に高い平均分子量(AMW)(例えば500,000ダル
トンを超えるもの)、狭い分子量分布(MWD)および未
反応モノマーまたは低分子量オリゴマーの含有量が低い
ことは、高性能ポリエステルで望ましい別の基本的な要
件である。これらのパラメーターは上記材料の熱的およ
び光学的性質において非常に重要である。
ップ重合"としても知られている)でよく知られた問題に
起因して、重合プロセスで高純度反応物を使用すること
によってのみ達成されていた。この問題の記述はG. Odi
an, Principles of Polymerization, 第2章, "ステップ
重合", 41頁, 第3版, John Wiley & Sons, Inc. NewYor
k, 1991でみられる。
常に高い変換率(一般に99%以上、さらには99.5%以上)に
よってのみ達成でき、そしてこれには、反応条件につい
ていくつかの厳しい要件(有意な平衡であることおよび
副反応のないことなど)がかかる。
応物の上記高純度と厳密に関連する。そしてこの反応に
使用されるビスフェノール(類)の純度は副反応の方向お
よび存在を制御することが主な発表の1つである。合成
に使用される反応物もしくは触媒の存在、または反応副
生成物の存在は、たとえ微量であっても、重合の最終結
果に強い影響を与え、しばしばポリマーの分子量が減少
するからである。主生成物からこれらの副生成物を分離
することは基本的に重要である。これらの副生成物の異
なる反応性または機能性は重合反応にかなりの悪影響を
与え、反応物のポリマーへの変換度が低下し、平均分子
量が低くなるか、または最終ポリマーの構造の内部に鎖
の枝分かれを導入するからである。この分離プロセスで
反応生成物中に存在し得るわずかな反応物も除去できな
ければならない。これらの多く(フェノール、酸触媒)
は、例えばハロゲン化ジアシルと反応し、その単官能性
またはその異なる反応性によって重合反応を中断させ得
るからである。
明されている。この知られた方法はかなり複雑であるか
または、生成物から残留触媒(酸)または合成反応に使用
した過剰フェノールを取除くのに、大量の水または水/
有機溶媒(例えばアルコール、アセトンまたは他のカル
ボニル化合物)などの混合物を伴ってしまう。文献中の
多数の実施例に、精製段階でハロゲン化溶媒(ジクロロ
メタン、1,2-ジクロロエタン、トリクロロエチレンおよ
びテトラクロロエタンなど)を使用することが記載され
ているが、環境および安全の点で深刻な問題がある。
融点の、熱的に安定な線状ポリエステルの合成を記載し
ている。実施例2は、溶けたフェノール中の反応物の反
応、水での析出およびトルエンを用いた精製による、9,
9-ビス(4-ヒドロキシフェニル)フルオレンの調製を記載
している。最終生成物は融点224℃である。
シフェニル)-9-(2-ヒドロキシフェニル)フルオレン(B
HPFのオルト-、パラ-異性体)と同定された副生成物
を、結晶化溶媒としてニトロメタン(CH3NO2)を使用
して除去する、BHPFの精製方法を記載している。最
終生成物は融点224.8〜225.4℃であり、前記の不純物は
0.5%未満である。
フェノールを含むBHPFの、メタノールおよび水およ
び/またはそれらの混合物を使用する精製方法を記載し
ている。
号、同第4,430,493号、同第4,446,195号、および国際特
許公開WO 92/03493は、228℃〜230℃の溶融範囲を有す
るBHPFの使用による、芳香族ポリエステルの調製方
法を記載している。これらの特許全てが、ガス状ハロゲ
ン化水素および触媒量の2価、3価または4価金属ハラ
イド(但し金属はCa、Fe、Ti、SnおよびAlか
ら選択される)の存在下での、溶けたフェノール中のフ
ルオレノンの反応によるBHPFの調製について、米国
特許第4,467,122号を引用している。この精製方法は水
と1,2-ジクロロエタンを用いる洗浄を含んでおり、純度
99.8%(HPLCで測定)が得られる。
とフェノールを、縮合剤として75%以上の濃度を有する
硫酸とメルカプタンの存在下で反応させる、BHPFの
調製方法を記載している。メタノールとイソプロパノー
ルを精製に使用し、単離した生成物は融点223℃を示し
た。
フルオレノンを、縮合触媒として不溶性の強酸性イオン
陽イオン交換樹脂の存在下で、20℃〜150℃の温度で反
応させる、BHPFの合成を記載している。生成物を、
アセトン、水およびイソプロパノールで洗浄し、融点22
1℃〜224℃を示す最終生成物を得た。
を、過剰のフェノール、触媒として塩酸および三塩化ア
ルミニウムの存在下で反応させ、この触媒を無水有機溶
媒に溶かす、BHPFの調製方法を記載している。未処
理生成物を、沸騰水、アセトンおよび1,2-ジクロロエタ
ンで処理する。最終生成物は示差走査熱量測定溶融温度
225.5℃を有する。米国特許第5,149,886号は、フルオレ
ノンとフェノールを、1:4〜1:8のモル比、30〜90℃、ガ
ス状塩化水素およびp-メルカプトプロピオン酸触媒の存
在下で縮合し、改良として、完了した反応混合物から反
応水と溶かした酸塩酸塩(hydrochloridric acid)を蒸留
し、蒸留残渣をニトリルに溶解し、結晶化したニトリル
とBHPFとの付加体をニトリルから分離し、そして付
加体を解離させてBHPFに戻すことを含む、BHPF
の合成方法を記載する。アセトニトリル、プロピオニト
リル、アジピン酸ジニトリル、フマル酸ジニトリル、グ
ルタル酸ジニトリルおよびオクタン酸ジニトリルがニト
リルとして開示されている。
成であって、フルオレノンとフェノールを、モル比1:4
〜1:8で、触媒としてガス状塩化水素およびβ-メルカプ
トプロピオン酸存在下で縮合し、そして完了した反応混
合物をポリアルキレングリコールと混合し、それから過
剰量のフェノールを混合物から蒸留することを開示して
いる。トルエン/イソプロパノールまたはアセトニトリ
ルでの再結晶で純度99.8%(HPLC法)が得られる。
溶媒(炭化水素溶媒)に溶かすBHPFの合成方法である
が、BHPFが室温ではこの溶媒に可溶性でないものを
記載している。
助触媒および、金属硫酸化物(metalsulfates)、硫酸化
金属酸化物(sulfated metal oxide)、硫酸化金属オキシ
水酸化物(sulfated metal oxyhydroxides)、硫酸化金属
オキシケイ酸塩(sulfated metal oxysilicates)、超酸
金属酸化物(superacid metal oxides)およびそれらの混
合物からなる群から選択される固体超酸触媒の存在下で
の、BHPFの合成を記載している。
度BHPF製造物の精製方法を開示している。反応媒体
中に存在する過剰のフェノールを取り除き、そして粗生
成物を、BHPFと不溶性付加体を形成することができ
る溶媒(ジエチルエーテル、アセトン、エタノール、プ
ロパノール、ジオキサンまたは酢酸)に溶かす。それか
ら、この付加体を分離し(純度99%以上)、そして上記の
溶媒または芳香族炭化水素から再結晶化し、さらに精製
されたBHPF(純度99.6%以上)を得ている。
ノールとフルオレノンを、金属塩化物およびHClまた
はメルカプトプロピオン酸およびHClの存在下で反応
させる、BHPF(またはアルキル誘導体)の合成方法を
開示している。脂肪族アルコールを反応混合物に添加し
て、均一な溶液を調製する。それから水を加えてBHP
Fを沈殿させている。
したビスフェノール(例えば、BHPFおよびそのアル
キル置換誘導体)の精製方法を開示している。粗生成物
を脂肪族ケトン(類)に溶かし、それからその析出物を、
低級脂肪族アルコール(類)(例えばメタノール、エタノ
ール、n-プロパノールおよびイソプロパノール)と芳香
族炭化水素(類)(例えばベンゼン、トルエンおよびキシ
レン)の混合溶媒で再結晶する。この方法は、着色した
ビスフェノールを効果的に精製し、無色の生成物が得ら
れる。
PFの精製方法であって、粗生成物をまず室温でアセト
ンに溶かし、それから炭化水素ベースの溶媒(例えばヘ
キサン)を加えて、結晶を分離する方法を開示してい
る。必要であればこの処理を繰り返すことができ、そし
て生成物を最終的に100-150℃で乾燥させる。
PFの合成用の溶剤として、炭化水素ベースの溶媒(ヒ
ドロキシ官能基を有さず沸点がフェノールより高いも
の)を使用することを開示している。未反応のフェノー
ルを蒸留で取り除く。それから蒸留残渣物を、OH基を
含まない有機溶媒に溶かし、加熱しそして冷却してBH
PFを析出させている。
ルオレノンの合成方法ならびに、酸およびメルカプトカ
ルボン酸の存在下で不活性溶媒(芳香族炭化水素)中フェ
ノールとの縮合方法を開示している。得られたBHPF
は、ポリエステル、ポリカーボネートまたはエポキシ樹
脂の調製に適している。
号、同第4,904,755号は、BHPFと芳香族酸からのポ
リエステルの調製方法を記載している。BHPFの調製
および精製についての具体的な言及はなされていない。
を有するポリエステルを得るのに不可欠な条件であるこ
とを明らかにしている。しかしながら、文献に記載され
た精製方法では、光学用途に適したポリエステルを得る
ための、大規模な重縮合反応の使用に適した"高純度B
HPF"を得ることができない。上記列挙の広範囲にわ
たる先行技術に関わらず、優れた光学的および機械的特
性を有するポリエステルの調製用の、極めて純粋なBH
PFを得るための改良技術が未だ必要とされている。
融解曲線最大および、1.30℃以下の融解曲線5%値幅を
示す、9,9-ビス(4-ヒドロキシフェニル)フルオレン化合
物である。
フェニル)フルオレン化合物の調製のための合成方法
は、(a) 有機溶媒中、酸性縮合剤の存在下で、フェノ
ール化合物と9-フルオレノンを反応させる工程、(b)
粗9,9-ビス(4-ヒドロキシフェニル)フルオレンを分離す
る工程、および(c) 粗9,9-ビス(4-ヒドロキシフェニ
ル)フルオレンを精製する工程を包含する方法であっ
て、該精製方法がアセトニトリル溶媒を使用する第1精
製工程ならびに、脂肪族アルコール、芳香族炭化水素と
脂肪族アルコールの混合物、および芳香族炭化水素とニ
トリルの混合物からなる群から選択される溶媒を使用す
る第2精製工程を包含することを特徴とする方法であ
る。
ン化合物の調製のための精製方法は、アセトニトリルを
使用する第1精製工程ならびに、脂肪族アルコール、芳
香族炭化水素と脂肪族アルコールの混合物、および芳香
族炭化水素とニトリルの混合物からなる群から選択され
る溶媒を使用する第2精製工程を包含する。
ヒドロキシフェニル)フルオレンのDSCパラメーター
の決定を図解説明する、示差走査熱量測定法(DSC)融
解曲線のグラフ図である。
F化合物は、先行技術に記載された任意の方法で合成す
ることができる。BHPF化合物の合成は、好ましく
は、米国特許第5,248,838号(参照して本明細書に導入)
に記載の方法により、有機溶媒中、酸性縮合剤の存在下
で、フェノール化合物と9-フルオレノン化合物とを反応
させて実施される。
ェノールおよび置換フェノールが含まれるが、置換基ま
たは置換基類が縮合プロセスの妨げとならないことを条
件とする。有用な置換基には、非限定的な例として、ア
ルキル基、アリール基、アラルキル基、アルカリール(a
lkaryl)基、アルコキシ基、アシル基およびハロゲン原
子が含まれる。好ましい置換基として、ハロゲン原子、
好ましくはクロライドおよびブロミド、および炭素数1
〜約10を含むアルキル基、より好ましくは低級アルキル
基(炭素数1〜約5を含むものなど)、最も好ましくは炭素
数1〜3のもの、が含まれる。置換基または置換基類は、
ヒドロキシル部分に対してオルトおよび/またはメタ位
に適切に位置される。ヒドロキシル部分に対してパラ位
はフリーのままでなければならない。この位置は縮合プ
ロセスで関係する場所だからである。好ましくは、一方
または両方のオルト位が置換されており、より好ましく
は両方のオルト位が置換されている。適した置換フェノ
ールの非限定的な例として、o-クレゾール、m-クレゾー
ル、o-またはm-クメノール(cumenol)、2,6-ジメチルフ
ェノール、2-メチル-6-エチルフェノール、2-クロロフ
ェノール、2-ブロモフェノール、2,6-ジブロモフェノー
ル、2,6-ジクロロフェノール、2-メチル-6-ブロモフェ
ノール、2-メチル-6-クロロフェノール、2,3,6-トリメ
チルフェノール、2,3,5,6-テトラメチルフェノール、2,
6-ジ-t-ブチルフェノール、o-フェニルフェノール、2,6
-ジフェニルフェノール、3,5-ジメチルフェノール、3,5
-ジエチルフェノールおよびo-ベンジルフェノールが含
まれる。
フェノールまたは、一方もしくは両方のオルト位がハロ
ゲン原子および/または炭素数1〜約5のアルキル部分で
置換されたフェノールである。より好ましくは、フェノ
ール化合物は、両方のオルト位がハロゲン原子で置換さ
れている。
ノン化合物として非置換9-フルオレノンおよび置換9-フ
ルオレノンが含まれるが、但し置換基または置換基類が
縮合プロセスの妨げとならないことを条件とする。有用
な置換基には、非限定的な例として、アルキル基、アリ
ール基、アラルキル基、アルカリール基、アルコキシ
基、アシル基およびハロゲン原子が含まれる。アルキル
基およびハロゲン原子が、9-フルオレノンに好ましい置
換基である。9-フルオレノンのアリール環の任意の位置
が置換され得るが、好ましくは2位および7位である。好
ましい9-フルオレノン誘導体は、2,7-ジブロモ-9-フル
オレノン、2,7-ジメチル-9-フルオレノン、2-ブロモ-7-
メチル-9-フルオレノンである。しかし、好ましい化合
物は非置換の9-フルオレノンである。
非置換9,9-ビス(4-ヒドロキシフェニル)フルオレンおよ
びその置換誘導体が含まれ、そして好ましくは下記の一
般式で表わすことができる:
原子、アルキル基、アリール基、アラルキル基、アルカ
リール基、アルコキシ基、およびアシル基を表わし;R
3、R4、R5およびR6が、独立して、水素原子、ハロゲ
ン原子、アルキル基、アリール基、アラルキル基、アル
カリール基、アルコキシ基、およびアシル基を表わす。
好ましくは、R1およびR2が、独立して、水素原子、ハ
ロゲン原子、より好ましくはクロライドおよびブロミ
ド、および炭素数1〜約10、より好ましくは炭素数1〜5
を含むアルキル基を表わす。好ましくは、R3、R4、R
5およびR6は、独立して、水素原子、ハロゲン原子、よ
り好ましくはクロライドおよびブロミド、および炭素数
1〜約10、より好ましくは炭素数1〜5を含むアルキル基
を表わす。
のモル比が許容されるが、但しビス-ヒドロキシ芳香族
化合物が本発明のプロセスで優勢な生成物として形成さ
れることを条件とする。一般的に、9-フルオレノンに対
するフェノールのモル比は、2〜6、より好ましくは2〜
4、最も好ましくは2〜2.5の範囲である。最も低い代表
的な比2を下まわると、副生成物構造が増加し得る。例
えば、生成物ビス-ヒドロキシ芳香族化合物は、フリー
のオルト位で過剰のケトンと反応し、高度な縮合生成物
となり得る。最も高い代表的な比6を上まわると、過剰
量のフェノールの分離および処理に費用がかかり、問題
となる。
は、幅広い温度において、フルオレノンおよびフェノー
ル化合物に対して良溶媒または良分散剤であるものであ
る。つまり、有機溶媒が、少なくともフルオレノンとフ
ェノール化合物が反応する温度と同じくらいの高さの温
度で、フルオレノンおよびフェノール化合物の溶液また
は分散状態を維持し得、そして少なくとも反応混合物が
冷却される温度と同じくらいの低さの温度で、BHPF
化合物の析出または結晶化を促進する。この有機溶媒
は、また、フルオレノン、フェノール化合物、酸性縮合
剤またはBHPF化合物と反応してはならない。代表的
な有機溶媒として、無極性炭化水素溶媒(ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、シクロヘキサン、ヘキサン、ヘプタ
ンなど)、ニトロメタン、ハロゲン化炭化水素類(例えば
トリクロロエチレン、1,2-ジクロロエタン、ジクロロメ
タンおよびsym-テトラクロロエタン)およびそれらの混
合物が含まれる。経済的、毒性および使用性の理由か
ら、特にトルエンが有機溶媒として有用である。
合剤は、例えば、塩化水素、スルホン酸(米国特許第5,2
48,838号に記載)、硫酸、2価、3価もしくは4価ハラ
イド(米国特許第4,467,122号に記載)、メルカプタン類
およびメルカプトカルボン酸(米国特許第4,675,458号に
記載)、スルホン酸型イオン交換樹脂、またはそれらの
混合物である。酸性縮合剤と反応混合物の組合せの任意
の既知方法を使用することができる。例えば、反応中、
ガス状塩化水素を反応混合物にバブルしてもよい。ある
いは、酸性縮合剤または試薬を、反応のはじめに反応混
合物に加えてもよい。また、反応混合物を、イオン交換
樹脂で満たしたリアクターに通すこともできる。1種以
上の縮合剤を使用した場合、1の縮合剤を反応の最初に
反応混合物に加え、そして他方の縮合剤を反応中にゆっ
くり加えてもよい。良好な混合と完全な反応を促進する
ため、一旦酸性縮合剤を加えたら反応混合物を連続的に
撹拌するのがよい。
続型操作で達成され得る。例えば、バッチ型操作を使用
する場合、9-フルオレノン、フェノール化合物および有
機溶媒を、撹拌機構と振動部を備えたジャケット付反応
ケトルなどの適した装置中に入れる。酸性縮合剤を加え
た後、この混合物を所望の反応温度まで加熱し、反応中
その温度を保つ。好ましくは、反応温度は80℃以下、よ
り好ましくは20〜70℃、最も好ましくは40〜60℃であ
る。反応混合物を、反応の通じて難なく撹拌できる状態
に保つため、より有効に冷却してもよい。これは重要な
ことであり、なぜなら反応混合物を冷却できないと、反
応混合物の温度が上昇し得るからである。温度上昇(例
えば80℃以上の温度)の結果、より多くの異性体、ダイ
マーおよび他の不純物が反応混合物中で形成され得る。
反応の終わりに、反応混合物を十分に低い温度まで冷却
して、粗BHPF化合物の析出または結晶化を達成させ
る。常温(すなわち25℃)と同じくらい低い温度が、析出
を引き起こすのに効果的であるが、好ましくはより低い
温度(例えば20℃以下、または10℃以下、0℃など)を使
用する。それから、粗BHPF化合物を残りの反応混合
物から濾過または遠心分離で回収し、そして本発明の精
製方法に供する。
用する第1精製工程ならびに、脂肪族アルコール、芳香
族炭化水素と脂肪族アルコールの混合物、および芳香族
炭化水素とニトリルの混合物からなる群から選択される
溶媒を使用する第2精製工程を包含する。
ー、リフラックスコンデンサーおよび温度計を備えた容
器中で、アセトニトリル中に分散させる。この容器は、
所要の製造物スケールによる任意の寸法および収容量を
有し得る。分散を、室温で、粗BHPF1kgに対してア
セトニトリル1〜5リットルを使用して作成する。分散の
温度を、撹拌しながらアセトニトリル溶液の還流温度
(約80℃以上、特に約81℃以上)まで上げて、澄んだ溶液
を得る。それからこの溶液を10℃以下(0〜10℃、好まし
くは0〜5℃など)の温度まで冷却し、この温度に少なく
とも1時間(好ましくは少なくとも2時間)保って、結晶
化混合物を形成する。
固体を新鮮な溶媒で洗浄し、それから室温で少なくとも
1時間(好ましくは少なくとも2時間)乾燥させる。得ら
れた固体を、脂肪族アルコール、芳香族炭化水素と脂肪
族アルコールの混合物、および芳香族炭化水素とニトリ
ルの混合物からなる群から選択される溶媒を用いる第2
精製工程に供する。
ルには、少なくとも、炭素数1〜10、好ましくは炭素数1
〜4を有する脂肪族アルコール(例えば、メタノール、エ
タノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノー
ル、イソブタノールおよびt-ブタノールなど)が含まれ
る。
には、少なくとも、ベンゼンまたは置換ベンゼンが含ま
れる。有用な置換基は、炭素数1〜5を有するアルキルま
たはアルケニル基である。好ましい溶媒は、ベンゼン、
トルエン、o-キシレン、m-キシレン、p-キシレン、エチ
ルベンゼン、またはスチレンである。
少なくとも、脂肪族ニトリルおよびジニトリル(アセト
ニトリル、プロピオニトリル(proprionitrile)、3-メト
キシ-プロピオニトリル、ブチロニトリル、マロノニト
リル(malonodinitrile)、アジポニトリル(adipodinitri
le)およびバレロニトリルなど)、または芳香族ニトリル
およびジニトリル(ベンゾニトリル、ナフトニトリル、
フタロジニトリルなど)が含まれる。
ターラー、リフラックスコンデンサーおよび温度計を備
えた容器中で、選択された溶媒または溶媒混合物に再分
散させる。分散を、室温で、BHPF1kgに対して溶媒
/溶媒混合物1〜5リットルを使用して作成する。分散
を、室温に保つか、あるいは撹拌しながら溶媒/溶媒混
合溶液の還流温度に温めて、澄んだ溶液を得る。それか
らこの溶液を約10℃未満(例えば0〜10℃、好ましくは0
〜5℃)の温度まで冷却し、この温度に少なくとも1時間
(好ましくは少なくとも2時間、より好ましくは少なく
とも4時間)保つ。
て分離して、乾燥させる。本発明のBHPFは、当分野
に記載された常套の精製方法ではかつて達し得なかった
ほどの、極めて高い純度を特徴とする。示差走査熱量分
析(DSC)に供する場合、本発明の精製方法で得られた
BHPFは、少なくとも226.00℃の融解曲線最大と、1.
30℃と同等またはそれ以下の融解曲線5%値幅(melting
curve width at 5%)を有する。当分野の記載の何れの方
法によっても、このような値を得ることができない。
メーターは、T最大(摂氏℃で示す):検討中のサンプル
の融解曲線最大に対応する温度を表わす、および融解曲
線5%値幅(摂氏℃で示す):曲線ピークの5%高さでの融
解曲線の幅(B)を表わす;曲線の最大と交差するベース
ライン(A)に垂直なライン(C)と曲線最大より低い温度
の同じ融解曲線のサイドとの間を測定、である。
熱的および光学的性質を有する、ポリウレタン、ポリカ
ーボネート、ポリエーテル、およびポリエステルの製造
のための重縮合反応に有用である。本発明のBHPF
は、特に、ポリエステルの調製に、さらにはBHPFと
ジカルボン酸またはハロゲン化ジアシルとの反応で得ら
れるポリアリーレートの調製に有用である。このような
ポリアリーレートは、当業者に知られた方法を使用して
調製することができる:例として、Ind. Eng. Chem. 5
1, 147, 1959に記載の溶液重合方法、二官能性カルボン
酸ジハライドを有機溶液中で二官能性フェノール(すな
わちBHPF)と反応させるもの;"溶融"重合方法、二
官能性カルボン酸と二官能性フェノール(すなわちBH
PF)を無水酢酸またはジアリルカーボネートの存在下
で加熱するもの(日本特許出願第38-26299号に記載);ま
たは界面重合方法、水に相溶しない有機溶媒中に溶かし
た二官能性カルボン酸ジハライドを、アルカリ水溶液中
に溶かした二官能性フェノール(すなわちBHPF)と混
合するもの(J. Polymer Science, XL399, 1959、および
欧州特許出願第943,640号、同第396,418号に記載)が使
用できる。
レートは、高度な平均分子量、そして優れた機械的、熱
的および光学的性質を示す。
これらは限定するものと理解されてはならない。
走査速度1.0℃/分で、アルミニウムパン PERKIN ELMER
n°0219-0041およびサンプル重量2.00mg〜3.99mgを用
いて行なう。パージ供給ガスは窒素であり、分析温度範
囲は215℃〜230℃であった。機器の校正は標準試料イン
ジウム(原子量114.82a.u.)を使用して、オンセット溶融
温度 156.60℃、DH溶融 28.45 J/g(同じ操走査速度1.0
℃/分)で行なった。
メーターは、T最大(摂氏℃で示す):検討中のサンプル
の融解曲線最大に対応する温度を表わす、および融解曲
線5%値幅(摂氏℃で示す):曲線ピークの5%高さでの融
解曲線の幅(B)を表わす;曲線の最大と交差するベース
ライン(A)に垂直なライン(C)と曲線最大より低い温度
の同じ融解曲線のサイドとの間を測定、である。
の実施例5に従って合成した。スターラー、リフラック
スコンデンサーおよび温度計を備えた500ml4口フラス
コに、9-フルオレノン45.0g(0.25モル)を、溶けたフェ
ノール57.0g(0.6モル)と一緒に入れた。トルエン 115ml
を加え、それから混合物を撹拌して、反応物全てを溶か
した。それから3-メルカプトプロピオン酸0.22ml(0.002
5モル)とメタンスルホン酸18.0ml(0.28モル)をフラスコ
中に入れた。メタンスルホン酸を、1時間かけて反応溶
液に滴下した。滴下中、温度は30分で40-42℃に上昇し
た(内部温度をこの値に制限するのに、外部冷却が必要
であった)。
い、反応器中の温度を40℃に維持した。90-120分後にB
HPFの析出が起こった。この反応は18時間後に完了し
た。室温で1-2時間冷却した後、生成物を濾過し、新鮮
なトルエン(それぞれ50mlで2度洗浄)で洗浄した。生成
物は黒みをおびた赤茶色の小さい球形(直径1-3 mm)様で
あり、90℃で減量10%であった。
精製方法に供した。
コンデンサーおよび温度計を備えた4口フラスコ中で、
アセトニトリル(2.5リットル/生成物1kg)に室温で分散
させ、溶媒の還流温度に温めて、澄んだ、濃褐色溶液を
得た。それからこれを0℃まで冷却し、この温度で少な
くとも2時間保った。それから結晶化混合物を減圧漏斗
上で濾過し、新鮮な溶媒で洗浄し、減圧漏斗中、室温で
2時間保ち、それから減圧オーブン(120℃)中で少なく
とも16時間乾燥させた。生成物を上記のDSC方法で分
析した。結果を表1に示す。
ロパノール(9:1 v/v)混合物を使用する、2重工程精製
方法に供した。
コンデンサーおよび温度計を備えた4口フラスコ中で、
アセトニトリル(2.5リットル/生成物1kg)に室温で分散
させ、溶媒の還流温度に温めて、澄んだ、濃褐色溶液を
得た。それからこれを0℃まで冷却し、この温度で少な
くとも2時間保った。それから結晶化混合物を減圧漏斗
上で濾過し、新鮮な溶媒で洗浄し、減圧漏斗中、室温で
2時間保った。得られた固体を、トルエン:イソプロパ
ノール(9:1 v/v)混合物(4リットル/生成物1kg)に室温
で再分散させ、溶媒混合物の還流温度に温めて、澄ん
だ、淡黄色溶液を得た。それからこれを0〜-5℃まで冷
却し、この温度で少なくとも4時間保った。それから結
晶化混合物を減圧漏斗上で濾過し、新鮮な溶媒で洗浄
し、減圧漏斗中、室温で2時間保ち、それから減圧オー
ブン(120℃)中で少なくとも16時間乾燥させた。乾燥が
完了した後、生成物を上記のDSC方法で分析した。得
られた結果を表1に示す。
リルを使用する2重工程精製方法に供した。
コンデンサーおよび温度計を備えた4口フラスコ中で、
アセトニトリル(2.5リットル/生成物1kg)に室温で分散
させ、溶媒の還流温度に温めて、澄んだ、濃褐色溶液を
得た。それからこれを0℃まで冷却し、この温度で少な
くとも2時間保った。それから結晶化混合物を減圧漏斗
上で濾過し、新鮮な溶媒で洗浄し、減圧漏斗中、室温で
2時間保った。得られた固体を、トルエン:アセトニト
リル(9.3:0.7 v/v)の混合物(5.5リットル/生成物1kg)
に室温で再分散させて、溶媒混合物の還流温度に温め
て、澄んだ、淡黄色溶液を得た。それからこれを0〜-5
℃まで冷却し、この温度で少なくとも4時間保った。そ
れから結晶化混合物を減圧漏斗上で濾過し、新鮮な溶媒
で洗浄し、減圧漏斗中、室温で2時間保ち、それから減
圧オーブン(120℃)中で少なくとも16時間乾燥させた。
生成物を上記のDSC方法で分析した。得られた結果を
表1に示す。
用する、2重工程精製方法に供した。
コンデンサーおよび温度計を備えた4口フラスコ中で、
アセトニトリル(2.5リットル/生成物1kg)に室温で分散
させ、溶媒の還流温度に温めて、澄んだ、濃褐色溶液を
得た。それからこれを0℃まで冷却し、この温度で少な
くとも2時間保った。それから結晶化混合物を減圧漏斗
上で濾過し、新鮮な溶媒で洗浄し、減圧漏斗中、室温で
2時間保った。得られた固体を、イソプロパノール(3.0
リットル/生成物1kg)に室温で再分散させ、少なくとも
2時間撹拌し、それから0℃まで冷却し、この温度で少
なくとも4時間保った。それから結晶化混合物を減圧漏
斗上で濾過し、新鮮な溶媒で洗浄し、減圧漏斗中、室温
で2時間保ち、それから減圧オーブン(90℃)中で少なく
とも16時間乾燥させた。生成物を上記のDSC方法で分
析した。得られた結果を表1に示す。
供した。
コンデンサーおよび温度計を備えた4口フラスコ中で、
アセトン(4.0リットル/生成物1kg)に室温で分散させ、
溶媒の還流温度にまで温め、澄んだ、濃褐色溶液を得
た。それからこれを0℃まで冷却し、この温度で少なく
とも2時間保った。それから結晶化混合物を減圧漏斗上
で濾過し、新鮮な溶媒で洗浄し、減圧漏斗中、室温で2
時間保ち、それから減圧オーブン(90℃)中で少なくとも
16時間乾燥させた。生成物を上記のDSC方法で分析し
た。得られた結果を表1に示す。
(9:1 v/v)の混合物を使用する、2重工程精製方法に供
した。
コンデンサーおよび温度計を備えた4口フラスコ中で、
アセトン(4.0リットル/生成物1kg)に室温で分散させ
て、溶媒の還流温度に温めて、澄んだ、濃褐色溶液を得
た。それからこれを0℃まで冷却し、この温度で少なく
とも2時間保った。それから結晶化混合物を減圧漏斗上
で濾過し、新鮮な溶媒で洗浄し、減圧漏斗中、室温で2
時間保った。得られた固体を、トルエン:イソプロパノ
ール(9:1 v/v)の混合物(4.3リットル/生成物1kg)に室
温で再分散させ、溶媒混合物の還流温度に温めて、澄ん
だ、淡黄色溶液を得た。それからこれを0℃まで冷却
し、この温度で少なくとも4時間保った。それから結晶
化混合物を減圧漏斗上で濾過し、新鮮な溶媒で洗浄し、
減圧漏斗中、室温で2時間保ち、それから減圧オーブン
(120℃)中で少なくとも16時間乾燥させた。生成物を上
記のDSC方法で分析した。得られた結果を表1に示
す。
工程精製方法に供した。
コンデンサーおよび温度計を備えた4口フラスコ中で、
アセトン(4.0リットル/生成物1kg)に室温で分散させ、
溶媒の還流温度に温めて、澄んだ、濃褐色溶液を得た。
それからこれを0℃まで冷却し、この温度で少なくとも2
時間保った。それから結晶化混合物を減圧漏斗上で濾過
し、新鮮な溶媒で洗浄し、減圧漏斗中、室温で2時間保
った。得られた固体を、ジオキサン(3.15リットル/生成
物1kg)に室温で再分散させ、少なくとも2時間撹拌
し、それから0℃まで冷却し、この温度で少なくとも4時
間保った。それから結晶化混合物を減圧漏斗上で濾過
し、新鮮な溶媒で洗浄し, 減圧漏斗中、室温で2時間保
ち、それから減圧オーブン(90℃)で少なくとも16時間乾
燥させた。生成物を上記のDSC方法で分析した。得ら
れた結果を表1に示す。
る、2重工程精製方法に供した。
コンデンサーおよび温度計を備えた4口フラスコ中で、
アセトン(4.0リットル/生成物1kg)に室温で分散させ、
溶媒の還流温度に温めて、澄んだ、濃褐色溶液を得た。
それからこれを0℃まで冷却し、この温度で少なくとも2
時間保った。それから結晶化混合物を減圧漏斗上で濾過
し、新鮮な溶媒で洗浄し、減圧漏斗中、室温で2時間保
った。得られた固体を、イソプロパノール(2.0リットル
/生成物1kg)に室温で再分散させ、少なくとも2時間撹
拌し、それから0℃まで冷却し、この温度で少なくとも4
時間保った。それから結晶化混合物を減圧漏斗上で濾過
し、新鮮な溶媒で洗浄し、減圧漏斗中、室温で2時間保
ち、減圧オーブン(90℃)中で少なくとも16時間乾燥させ
た。生成物を上記のDSC方法で分析した。得られた結
果を表1に示す。
工程精製方法に供した。
コンデンサーおよび温度計を備えた4口フラスコ中で、
アセトン(4.0リットル/生成物1kg)に室温で分散させ、
溶媒の還流温度に温めて、澄んだ、濃褐色溶液を得た。
それからこれを0℃まで冷却し、この温度で少なくとも2
時間保った。それから結晶化混合物を減圧漏斗上で濾過
し、新鮮な溶媒で洗浄し、減圧漏斗中、室温で2時間保
った。得られた固体を、エタノール(3.0リットル/生成
物1kg)に室温で再分散させ、溶媒の還流温度に温め
て、澄んだ、黄色溶液を得た。それから0℃まで冷却
し、この温度で少なくとも2時間保った。それから結晶
化混合物を減圧漏斗上で濾過し、新鮮な溶媒で洗浄し、
減圧漏斗中、室温で2時間保ち、減圧オーブン(90℃)中
で少なくとも16時間間損させた。生成物を上記のDSC
方法で分析した。得られた結果を表1に示す。
工程精製方法に供した。
コンデンサーおよび温度計を備えた4口フラスコ中で、
アセトン(4.0リットル/生成物1kg)に室温で分散させ、
溶媒の還流温度に温めて、澄んだ、濃褐色溶液を得た。
それからこれを0℃まで冷却し、この温度で少なくとも2
時間保った。それから結晶化混合物を減圧漏斗上で濾過
し、新鮮な溶媒で洗浄し、減圧漏斗中、室温で2時間保
った。得られた固体を、メタノール(1.65リットル/生成
物1kg)に室温で再分散させ、少なくとも2時間撹拌
し、それから0℃まで冷却し、この温度で少なくとも4時
間保った。それから結晶化混合物を減圧漏斗上で濾過
し、新鮮な溶媒で洗浄し、減圧漏斗中、室温で2時間保
ち、減圧オーブン(90℃)中で少なくとも16時間乾燥させ
た。生成物を上記のDSC方法で分析した。得られた結
果を表1に示す。
に供した。
コンデンサーおよび温度計を備えた4口フラスコ中で、
エタノール(2.7リットル/生成物1kg)に室温で分散さ
せ、溶媒の還流温度に温めて、澄んだ、濃褐色溶液を得
た。それからこれを0℃まで冷却し、この温度で少なく
とも2時間保った。それから結晶化混合物を減圧漏斗上
で濾過し、新鮮な溶媒で洗浄し、減圧漏斗中、室温で2
時間保ち、それから減圧オーブン(90℃)中で少なくとも
16時間乾燥させた。生成物を上記のDSC方法で分析し
た。得られた結果を表1に示す。
工程精製方法に供した。
コンデンサーおよび温度計を備えた4口フラスコ中で、
エタノール(2.7リットル/生成物1kg)に室温で分散させ
て、溶媒の還流温度に温めて、澄んだ、濃褐色溶液を得
た。それからこれを0℃まで冷却し、この温度で少なく
とも2時間保った。それから結晶化混合物を減圧漏斗上
で濾過し、新鮮な溶媒で洗浄し、減圧漏斗中、室温で2
時間保った。得られた固体を、アセトン(3.4リットル/
生成物1kg)に室温で再分散させ、溶媒の還流温度に温
めて、澄んだ、淡黄色溶液を得た。それからこれを0℃
まで冷却し、この温度で少なくとも2時間保った。それ
から結晶化混合物を減圧漏斗上で濾過し、新鮮な溶媒で
洗浄し、減圧漏斗中、室温で2時間保ち、減圧オーブン
(90℃)中で少なくとも16時間乾燥させた。生成物を上記
のDSC方法で分析した。得られた結果を表1に示す。
程精製方法に供した。
コンデンサーおよび温度計を備えた4口フラスコ中で、
イソプロパノール(2.25リットル/生成物1kg)に室温で
分散させ、溶媒の還流温度に温めて、澄んだ、濃褐色溶
液を得た。それからこれを0℃まで冷却し、この温度で
少なくとも2時間保った。それから結晶化混合物を減圧
漏斗上で濾過し、新鮮な溶媒で洗浄し、減圧漏斗中、室
温で2時間保った。得られた固体を、イソプロパノール
(2.5リットル/生成物1kg)に室温で再分散させ、少なく
とも2時間撹拌し、それから0℃まで冷却し、この温度
で少なくとも4時間保った。それから結晶化混合物を減
圧漏斗上で濾過し、新鮮な溶媒で洗浄し、減圧漏斗中、
室温で2時間保ち、減圧オーブン(90℃)中で少なくとも
16時間乾燥させた。生成物を上記のDSC方法で分析し
た。得られた結果を表1に示す。
る、2重工程精製方法に供した。
コンデンサーおよび温度計を備えた4口フラスコ中で、
イソプロパノール(2.25リットル/生成物1kg)に室温で
分散させ、溶媒の還流温度に温めて、澄んだ、濃褐色溶
液を得た。それからこれを0℃まで冷却し、この温度で
少なくとも2時間保った。それから結晶化混合物を減圧
漏斗上で濾過し、新鮮な溶媒で洗浄し、減圧漏斗中、室
温で2時間保った。得られた固体を、アセトン(3.0リッ
トル/生成物1kg)に室温で再分散させ、溶媒の還流温度
に温めて、澄んだ、淡黄色溶液を得た。それからこれを
0℃まで冷却し、この温度で少なくとも2時間保った。そ
れから結晶化混合物を減圧漏斗上で濾過し、新鮮な溶媒
で洗浄し、減圧漏斗中、室温で2時間保ち、減圧オーブ
ン(90℃)中で少なくとも16時間乾燥させた。生成物を上
記のDSC方法で分析した。得られた結果を表1に示
す。
混合物を2度使用する、2重工程精製方法に供した。
コンデンサーおよび温度計を備えた4口フラスコ中で、
トルエン:イソプロパノール(9:1 v/v)の混合物(3.8リ
ットル/生成物1kg)に室温で分散させ、溶媒の還流温度
に温めて、澄んだ、濃褐色溶液を得た。それからこれを
0℃まで冷却し、この温度で少なくとも2時間保った。そ
れから結晶化混合物を減圧漏斗上で濾過し、新鮮なトル
エンで洗浄し、減圧漏斗中、室温で2時間保った。得ら
れた固体を、トルエン:イソプロパノール(9:1v/v)混合
物(1.5リットル/生成物1kg)に室温で再分散させ、溶媒
の還流温度 まで温め、澄んだ、黄色溶液を得た。それ
からこれを0℃まで冷却し、この温度で少なくとも2時間
保った。それから結晶化混合物を減圧漏斗上で濾過し、
新鮮なトルエンで洗浄し、減圧漏斗中、室温で2時間保
ち、減圧オーブン(90℃)中で少なくとも16時間乾燥させ
た。劣化(degradation)のため、生成物をDSC方法で
分析しなかった。
v)混合物を2度使用する2重工程精製方法に供した。
コンデンサーおよび温度計を備えた4口フラスコ中で、
トルエン:アセトニトリル(9.3:0.7 v/v)混合物(5.5リ
ットル/生成物1kg)に室温で分散させ、溶媒の還流温度
に温めて、澄んだ、濃褐色溶液を得た。それからこれを
0℃まで冷却し、この温度で少なくとも2時間保った。そ
れから結晶化混合物を減圧漏斗上で濾過し、新鮮なトル
エンで洗浄し、減圧漏斗中、室温で2時間保った。得ら
れた固体を、トルエン: アセトニトリル(9.3:0.7 v/v)
混合物(3.7リットル/生成物1kg)に室温で再分散させ、
溶媒の還流温度に温めて、澄んだ、淡褐色溶液を得た。
それからこれを0℃まで冷却し、この温度で少なくとも2
時間保った。それから結晶化混合物を減圧漏斗上で濾過
し、新鮮なトルエンで洗浄し、減圧漏斗中、室温で2時
間保ち、減圧オーブン(90℃)中で少なくとも16時間乾燥
させた。劣化(degradation)のため、生成物をDSC方
法で分析しなかった。
396,418号記載のような界面重縮合方法で、50モル%テ
レフタル酸とイソフタル酸の混合物を使用して重合し
て、ポリマー1を得た。ポリマー1の10重量%ジクロロ
メタン溶液を使用する溶液流延法により、フィルム1を
得た。フィルム1を温度25℃で3時間乾燥させ、徐々に
温度を最大160℃まで上げた。
じ手順によるが、それぞれ実施例2〜16の精製したB
HPF化合物を使用して得た。
グラフィー(GPC)データを表2に記載する。表2のデ
ータは、高分子量を有するポリマーが本発明の精製した
BHPF化合物を使用することにより得られることを、
はっきりと示している。
のDSCパラメーターの決定を図解説明する、示差走査
熱量測定法(DSC)融解曲線のグラフ図
度(摂氏℃で示す)
Claims (13)
- 【請求項1】 9,9-ビス(4-ヒドロキシフェニル)フルオ
レン化合物の調製のための精製方法であって、該方法
が、不純な9,9-ビス(4-ヒドロキシフェニル)フルオレン
化合物を、少なくとも2種の精製工程; 1.アセトニトリル溶媒を使用する第1精製工程、およ
び 2.脂肪族アルコール、芳香族炭化水素と脂肪族アルコ
ールの混合物および芳香族炭化水素とニトリルの混合物
からなる群から選択される溶媒を使用する第2精製工
程、によって精製することを包含する方法。 - 【請求項2】 前記脂肪族アルコールが、メタノール、
エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノ
ール、イソブタノール、t-ブタノールおよびn-ペンタノ
ールからなる群から選択されることを特徴とする、請求
項1記載の精製方法。 - 【請求項3】 前記芳香族炭化水素が、ベンゼン、トル
エン、o-キシレン、m-キシレン、p-キシレン、エチルベ
ンゼンおよびスチレンからなる群から選択されることを
特徴とする、請求項1記載の精製方法。 - 【請求項4】 前記ニトリルが、アセトニトリル、プロ
ピオニトリル、3-メトキシ-プロピオニトリル、ブチロ
ニトリル、マロノニトリル、アジポニトリル、バレロニ
トリル、ベンゾニトリル、ナフトニトリルおよびフタロ
ジニトリルからなる群から選択されることを特徴とす
る、請求項1記載の精製方法。 - 【請求項5】 下記工程;(a) 有機溶媒中、酸性縮合
剤の存在下で、フェノール化合物と9-フルオレノン化合
物とを反応させる工程、(b) 粗9,9-ビス(4-ヒドロキシ
フェニル)フルオレン化合物を分離する工程、および(c)
粗9,9-ビス(4-ヒドロキシフェニル)フルオレン化合物
を精製する工程、を包含し、該精製方法が、アセトニト
リル溶媒を使用する第1精製工程ならびに、a)脂肪族ア
ルコール、b)芳香族炭化水素と脂肪族アルコールの混合
物およびc)芳香族炭化水素とニトリルの混合物からなる
群から選択される溶媒を使用する第2精製工程を包含す
る、9,9-ビス(4-ヒドロキシフェニル)フルオレン化合物
の調製のための合成方法。 - 【請求項6】 前記脂肪族アルコールが、メタノール、
エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノ
ール、イソブタノール、t-ブタノールおよびn-ペンタノ
ールからなる群から選択されることを特徴とする、請求
項5記載の合成方法。 - 【請求項7】 前記芳香族炭化水素が、ベンゼン、トル
エン、o-キシレン、m-キシレン、p-キシレン、エチルベ
ンゼンおよびスチレンからなる群から選択されることを
特徴とする、請求項5記載の合成方法。 - 【請求項8】 前記ニトリルが、アセトニトリル、プロ
ピオニトリル、3-メトキシ-プロピオニトリル、ブチロ
ニトリルおよびバレロニトリル、およびベンゾニトリル
からなる群から選択されることを特徴とする、請求項5
記載の合成方法。 - 【請求項9】 少なくとも226.00℃の融解曲線最大と、
1.30℃と同等またはそれ以下の融解曲線5%値幅を示
す、9,9-ビス(4-ヒドロキシフェニル)フルオレン化合
物。 - 【請求項10】 少なくとも226.00℃の融解曲線最大
と、1.10℃と同等またはそれ以下の融解曲線5%値幅を
示す、9,9-ビス(4-ヒドロキシフェニル)フルオレン化合
物。 - 【請求項11】 第1精製工程がアセトニトリル溶媒か
らの再結晶化を包含する、請求項1記載の精製方法。 - 【請求項12】 第2精製工程が、a)脂肪族アルコー
ル、b)芳香族炭化水素と脂肪族アルコールの混合物、お
よびc)芳香族炭化水素とニトリルの混合物からなる群か
ら選択される溶媒系を含む溶媒系からの再結晶化を包含
する、請求項1記載の調製方法。 - 【請求項13】 第2精製工程が、a)脂肪族アルコー
ル、b)芳香族炭化水素と脂肪族アルコールの混合物、お
よびc)芳香族炭化水素とニトリルの混合物からなる群か
ら選択される溶媒系を含む溶媒系からの再結晶化を包含
する、請求項11記載の精製方法。
Applications Claiming Priority (2)
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