JP2002362657A - エアゾール容器用噴射ボタン - Google Patents

エアゾール容器用噴射ボタン

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JP2002362657A
JP2002362657A JP2001172392A JP2001172392A JP2002362657A JP 2002362657 A JP2002362657 A JP 2002362657A JP 2001172392 A JP2001172392 A JP 2001172392A JP 2001172392 A JP2001172392 A JP 2001172392A JP 2002362657 A JP2002362657 A JP 2002362657A
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JP
Japan
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button
section
fitting groove
annular fitting
shape
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JP2001172392A
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English (en)
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Shin Matsumoto
伸 松本
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Mitani Valve Co Ltd
Original Assignee
Mitani Valve Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 噴口部材を嵌入させる環状嵌入溝等に変形を
生じにくい形状の射出成形により一体成形されるエアゾ
ール容器用噴射ボタンを提供する。 【解決手段】 上面部22及びその外周下方を包囲する
周面部21、21aを有するボタン部20の内部に、下
端部でステム3に嵌着する上下方向流路部11及びその
上端に連通して前方へ延びる前後方向流路部12を備え
た逆L字形ノズル10が、合成樹脂の射出成形により上
面部22と一体に形成されている。押し下げ操作部とし
て複数条の細溝25が上面部22に前後方向と直交する
横方向へ形成され、また噴口部材30が嵌入される環状
嵌入溝13が前後方向流路部12の前端部に形成されて
いる。環状嵌入溝13の上方に位置する細溝25aの底
面が、環状嵌入溝13の形状に対応して横方向の両側へ
向けて徐々に下降する円弧状に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上面部及びその外
周下方を包囲する周面部を有するボタン部の内部に、下
端部でステムに嵌着する上下方向流路部及びその上端に
連通して前方へ延びる前後方向流路部を備えた逆L字形
ノズルが、合成樹脂の射出成形により上面部と一体に形
成されると共に、押し下げ操作部として複数条の細溝が
上面部に前後方向と直交する横方向へ形成され、また噴
口部材が嵌入される環状嵌入溝が前後方向流路部の前端
部に形成されたエアゾール容器用噴射ボタンに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図6は、図1に示すエアゾール容器1の
頭頂部に装着されたマウンティングキャップ2に内臓の
弁機構から上方付勢状態で突出するステム3に装着され
るこの種の通常の噴射ボタンを示す。上面部22及びそ
の外周下方を包囲する周面部21を有するボタン部20
の内部に、下端部でステム3に嵌着する上下方向流路部
11及びその上端に連通して前方へ延びる前後方向流路
部12を備えた逆L字形ノズル10が、上面部22の裏
面で一体化されるように、合成樹脂により射出成形され
ている。上面部22の表面には、押し下げ操作部を形成
するように指の滑り止め用として前後方向に直交する横
方向の複数条の細溝25が形成されている。また、前後
方向流路部12の前端部に、図1に示す噴口部材30が
嵌入される環状嵌入溝13が形成されている。
【0003】この嵌入溝には、噴口部材30の円筒状嵌
入部31が嵌入され、その凸部31aが嵌入溝13の凹
部13aに係合する。これにより、ボタン部20の上面
部22を押し下げ操作すると、ステム3の下動で放出さ
れた内容物は、上下方向流路部11の流路11a及び前
後方向流路部12の上方の流路12aを経由し、さらに
この流路に連通する嵌入溝13の上部に流入し、円周方
向へも一旦拡散して中心部の噴射口32から前方へ噴射
される。
【0004】このような噴射ボタンが合成樹脂により射
出成形で一体成形される場合、原料樹脂は、成形型の注
入口から噴射ボタンの形状に対応するキャビティ内を注
入され、注入口に位置する注入部29から図示の矢印に
沿って流れて図示の形状に成形固化される。嵌入溝13
の近辺では上面部22から横方向の両側へ分流して前後
方向流路部12を形成しつつ周面部21に向けて下方へ
流れる。さらに、上面部22の中央部では前後方向流路
部12及び上下方向流路部11を形成するように下方へ
流れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上面部
22の前後方向流路部12と一体化される前側領域は肉
厚となり、所謂ヒケを生じ易く、特に嵌入溝13の剛性
を確保するために、上面部22を前方へ向けて徐々に上
昇させて相対的に肉厚にすると一層ヒケを生じ易くな
り、したがって関連した嵌入溝13及び流路12aの周
面は変形し易い。また、上下方向流路部11の円筒状下
端部分は、肉厚部に隣接すると共に、自身も剛性上ある
程度肉厚にする必要があるためにヒケを生じ易く、加え
て中心部に位置するために冷却による固化が遅れて変形
し易く、成形サイクルが制限される問題にもつながる。
【0006】本発明は、このような点に鑑みて、噴口部
材を嵌入させる環状嵌入溝等に変形を生じにくい形状の
射出成形により一体成形される冒頭に述べた類のエアゾ
ール容器用噴射ボタンを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、請求項1により、上面部及びその外周下
方を包囲する周面部を有するボタン部の内部に、下端部
でステムに嵌着する上下方向流路部及びその上端に連通
して前方へ延びる前後方向流路部を備えた逆L字形ノズ
ルが、合成樹脂の射出成形により上面部と一体に形成さ
れると共に、押し下げ操作部として複数条の細溝が上面
部に前後方向と直交する横方向へ形成され、また噴口部
材が嵌入される環状嵌入溝が前後方向流路部の前端部に
形成されたエアゾール容器用噴射ボタンにおいて、環状
嵌入溝の上方に位置する細溝の底面が、環状嵌入溝の形
状に対応して横方向の両側へ向けて徐々に下降する円弧
状に形成されていることを特徴とする。
【0008】ボタン部における前後方向流路部と一体に
形成されて肉厚になる上面部領域が、操作部のローレッ
ト用細溝を利用して肉薄化される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1乃至図5を基に本発明の実施
の形態によるエアゾール容器用噴射ボタンを説明する。
エアゾール容器1の頭頂部には、内部に弁機構を備えて
上方付勢状態でステム3を突出させるマウンティングキ
ャップ2が装着されている。このマウンティングキャッ
プに装着される噴射ボタンは、基本的には、図6を基に
前述したものと同一構成であり、円筒状ボタン部20の
内部空洞に、合成樹脂の射出成形により、逆L字形ノズ
ル10が、その上部を上面部22と一体に形成されてい
る。
【0010】さらに詳述すると、上面部22は上面視円
形で前方へ向けて上昇する浅い曲面凹状に形成され、噴
口部材30の嵌入溝13の位置はその剛性を確保するよ
うに、上面部22の前部を肉厚にするように設定されて
いる。周面部21は、外径が階段状に大きくなる下側周
面部21aを有し、その下端はカール部2aの内側で昇
降ストロークに対応してマウンティングキャップ2の上
面に隙間を置く高さに設定されている。前後方向流路部
12は、図5に示すように、下側半分が略半円筒状であ
り、上側半分は方形状に上方へ延びて上面部22と一体
化されている。上下方向流路部11のステム3に嵌着す
る円筒状の嵌着部11bは、ステム3を駆動する剛性を
確保し得る程度の肉厚に形成されている。
【0011】このような通常の構造に加えて、本発明に
より細溝25のうち上面部22における嵌入溝13の上
方に位置する領域の3本の細溝25aは、その底面が、
意匠性も考慮して上面部22を肉抜きするように、環状
嵌入溝13の円筒形状に対応して横方向の両側へ向けて
徐々に下降する円弧状に形成され、環状嵌入溝13と同
心状である。
【0012】さらに、前後方向流路部12は、上下方向
流路部11に沿って上方へ向けて肉抜き部15が形成さ
れている。その上下方向流路部11側の周面15aは下
方から連続した円筒状曲面であり、肉抜きによる隙間を
置いて対面する周面15bは平面状であり、上周面15
cは流路12aに接近した平面状である。
【0013】このような形状の噴射ボタンの射出成形
は、3本の細溝25aによる深い肉抜きにより、その下
方の嵌入溝13の外周領域Aの周辺における変形が抑制
され、隣接する流路12aの上側周面の形状精度にも好
影響を与える。したがって、噴口部材30の嵌入状態で
のシール性が改善される。また、上面部22に新規な意
匠感を与えることもできる。
【0014】さらに、肉抜き部15により、流路12a
の下側周面領域Bの変形が抑制され、噴口部材30の嵌
入状態でのシール性に好影響を与える。さらに、上下方
向流路部11の前側部分の変形も抑制されると共に、そ
の周囲に空間部が形成されることにより、冷却による固
化時間が短縮され、上面部22の肉薄化と併せて成形サ
イクルを高速化することが可能になる。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、噴口部材の嵌
入溝の上方領域の上面部が肉薄にされることにより、射
出成形に際して嵌入溝の変形が抑制され、噴口部材が嵌
入した状態でのシール性が向上する。また、冷却固化時
間が短縮されて成形サイクルを速めることも可能とな
る。請求項2の発明によれば、意匠性を向上させて肉薄
化が可能となる。請求項3の発明によれば、上下方向流
路部の変形が抑制され、成形サイクルを速めることも可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるエアゾール容器用噴
射ボタンの前後方向断面図である。
【図2】同噴射ボタンの正面図である。
【図3】同噴射ボタンの平面図である。
【図4】図3のA−A線切断部端面図である。
【図5】図3のB−B線断面図である。
【図6】通常の噴射ボタンの前後方向断面図である。
【符号の説明】
3 ステム 10 ノズル 11 上下方向流路部 12 前後方向流路部 13 嵌入溝 15 肉抜き部 20 ボタン部 22 上面部 25、25a 細溝 30 噴口部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面部及びその外周下方を包囲する周面
    部を有するボタン部の内部に、下端部でステムに嵌着す
    る上下方向流路部及びその上端に連通して前方へ延びる
    前後方向流路部を備えた逆L字形ノズルが、合成樹脂の
    射出成形により上面部と一体に形成されると共に、押し
    下げ操作部として複数条の細溝が上面部に前後方向と直
    交する横方向へ形成され、また噴口部材が嵌入される環
    状嵌入溝が前後方向流路部の前端部に形成されたエアゾ
    ール容器用噴射ボタンにおいて、 環状嵌入溝の上方に位置する細溝の底面が、前記環状嵌
    入溝の形状に対応して横方向の両側へ向けて徐々に下降
    する円弧状に形成されていることを特徴とするエアゾー
    ル容器用噴射ボタン。
  2. 【請求項2】 細溝の底面が、環状嵌入溝と同心状の円
    弧形状であることを特徴とする請求項1記載のエアゾー
    ル容器用噴射ボタン。
  3. 【請求項3】 上下方向流路部の下端部分の円筒形状を
    上方へ延長するように、前後方向流路部の基端部分に上
    方へ向けて肉抜き部が形成されていることを特徴とする
    請求項1記載のエアゾール容器用噴射ボタン。
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