JP2002362558A - パレットおよび運搬用箱体 - Google Patents

パレットおよび運搬用箱体

Info

Publication number
JP2002362558A
JP2002362558A JP2001166343A JP2001166343A JP2002362558A JP 2002362558 A JP2002362558 A JP 2002362558A JP 2001166343 A JP2001166343 A JP 2001166343A JP 2001166343 A JP2001166343 A JP 2001166343A JP 2002362558 A JP2002362558 A JP 2002362558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
mounting
vertical
paperboard
vertical plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001166343A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Takahashi
光男 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2001166343A priority Critical patent/JP2002362558A/ja
Priority to US09/881,842 priority patent/US6619477B2/en
Publication of JP2002362558A publication Critical patent/JP2002362558A/ja
Priority to US10/609,605 priority patent/US20040089572A1/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pallets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課 題】 熱処理が不要で、かつ、種々の大きさの
貨物に簡単に対応することができるとともに、組み立て
作業が容易なパレットおよび運搬用箱体を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 運搬用箱体(B)は、合板製の載置板
(1)と、この載置板の下方の金属パイプ製の脚(2)
と、載置板の上面に取り付けられ、かつ、載置板の辺に
沿う垂直板取付用支持材(3)と、垂直板取付用支持材
の外側の側面である取付面(3a)に、下端が外側から
の釘付けで取り付けられる中実の板紙製の垂直板(4)
と、この各垂直板の内側の面の上辺に沿って配置される
金属パイプ製の桁(7)と、この桁の上側に配置されて
支持される略矩形の中実の板紙製の天板(8)と、隣り
合う垂直板の突き合わせの角部の内側に配置されて、上
下方向に延在する金属パイプ製の支持柱(6)とを備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貨物を運搬するた
めに用いられるパレットおよび運搬用箱体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパレットおよび運搬用箱体には、
全体が金属製、プラスチック製、段ボール製および木材
製のものがある。そして、一般的には木材製のものが使
用されている。すなわち、金属製のものは重量があり、
作業性が良くない。また、航空貨物などを取り扱う際に
は、輸送コストが上昇する。プラスチック製のものは、
パレットや運搬用箱体を製造する際に用いられる型が高
価であり、製造コストが上昇するとともに、種々の大き
さのパレットや運搬用箱体を用意することが困難であ
る。そのため、種々の大きさの貨物に対応することが困
難である。段ボール製のものは、段ボールの内部に空間
が形成されており、この空間を伝って湿気が流入すると
ともに、強度が低く、釘付け、ビス止めやボルト締め作
業が困難である。そのため、パレットや運搬用箱体の組
み立てを釘付け、ビス止めやボルト締めで簡単に行うこ
とができない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アメリカお
よび日本などからの中国向け貨物は、害虫の侵入を防止
するために、植物検疫され、木材梱包の使用が禁止され
る可能性が生じている。そして、木材製の運搬用箱体を
使用する場合には、害虫駆除のために、熱処理をすると
ともに、熱処理済であることの公的な証明書が必要とな
る。したがって、熱処理および証明書入手のコスト、手
間や時間などがかかることになる。特に、航空貨物など
のように、緊急に輸送する際には、時間的にみて対応が
不可能となることがある。なお、合板(ベニヤ板)は、
害虫が内部にいることがないので、害虫駆除は不要であ
り、熱処理や、熱処理済の証明書などは必要がない。ま
た、従来は、運搬用箱体の組み立て作業や、開放作業に
時間を要しているとともに、梱包の開放時に、運搬用箱
体を破損することがある。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、熱処理が不要で、かつ、種々の大きさの貨
物に簡単に対応することができるとともに、組み立て作
業が容易なパレットおよび運搬用箱体を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のパレットは、略
矩形の合板製または板紙製の載置板(1)と、この載置
板の下方にフォークリフトの爪が挿入される空間を確保
する断面略矩形の金属パイプ製の脚(2)と、この脚の
内部空間を埋める脚用樹脂材(2a)とを備え、前記脚
は軸線が略水平に配置されているとともに、前記載置板
にスクリュー状のクギ(27)で釘付けされ、かつ、こ
のクギの先端が前記脚用樹脂材に突き刺さっている。
【0006】また、運搬用箱体(B)は、略矩形の合板
製または板紙製の載置板と、この載置板の下方で、か
つ、この載置板の左右の辺に沿うとともに、側面が載置
板の端面と略同一平面となる様に配置される断面略矩形
の金属パイプ製の脚と、前記載置板の上面に取り付けら
れ、かつ、載置板の前後の辺に沿うとともに、載置板の
端面から間隔を有して配置される前後の垂直板取付用支
持材(3)と、前記載置板の上面に取り付けられ、か
つ、載置板の左右の辺に沿うとともに、側面が載置板の
端面と略面一となる様に配置される左右の垂直板取付用
支持材と、前記前後の垂直板取付用支持材の外側の側面
である取付面(3a)に、下端が外側からの釘付け、ビ
ス止めまたはボルト締めで取り付けられる中実の板紙製
の前後の垂直板(4)と、下端が前記脚に外側からの釘
付け、ビス止めまたはボルト締めで取り付けられるとと
もに、前記左右の垂直板取付用支持材の外側の側面であ
る取付面に釘付け、ビス止めまたはボルト締めされる中
実の板紙製の左右の垂直板と、この各垂直板の内側の面
の上辺に沿って配置される金属パイプまたは紙パイプ製
の桁(7)と、この桁の上側に配置されて支持される略
矩形の中実の板紙製の天板(8)と、隣り合う垂直板の
突き合わせの角部の内側に配置されて、上下方向に延在
する金属パイプまたは紙パイプ製の支持柱(6)とを備
え、前記載置板、前後左右の垂直板および天板で覆われ
た内部に貨物用空間が形成され、前記垂直板取付用支持
材は、金属パイプ、紙パイプまたは合板で構成され、前
記支持柱は、前記垂直板取付用支持材および桁に釘付
け、ビス止めまたはボルト締めされていない状態で、前
記垂直板の外側から釘付け、ビス止めまたはボルト締め
されている。
【0007】さらに、運搬用箱体が、略矩形の合板製ま
たは板紙製の載置板と、この載置板の下方で、かつ、こ
の載置板の左右の辺に沿って配置される断面略矩形の金
属パイプ製の脚と、前記載置板の上面に取り付けられ、
かつ、載置板の各辺に沿って配置される前後左右の垂直
板取付用支持材と、前記各垂直板取付用支持材の外側の
側面である取付面に、外側からの釘付け、ビス止めまた
はボルト締めで取り付けられる中実の板紙製の前後左右
の垂直板と、この各垂直板の内側の面の上辺に沿って配
置される金属パイプまたは紙パイプ製の桁と、この桁の
上側に配置されて支持される略矩形の中実の板紙製の天
板と、隣り合う垂直板の突き合わせの角部の内側に配置
されて、上下方向に延在する金属パイプまたは紙パイプ
製の支持柱と、隣り合う垂直板の突き合わせの角部の外
側に配置されて、上下方向に延在して両垂直板の端部の
外面を覆う中実の板紙製の垂直コーナー材(14)と、
前記天板と垂直板との突き合わせの角部の外側に配置さ
れて、略水平に延在して前記天板および垂直板の端部の
外面を覆う中実の板紙製の水平コーナー材(14)とを
備え、前記載置板、前後左右の垂直板および天板で覆わ
れた内部に貨物用空間が形成され、前記垂直板取付用支
持材は、金属パイプ、紙パイプまたは合板で構成され、
前記支持柱は、前記垂直板取付用支持材および桁に釘付
け、ビス止めまたはボルト締めされていない状態で、前
記垂直コーナー材の外側から垂直板を介して釘付け、ビ
ス止めまたはボルト締めされ、前記垂直板および天板
は、前記水平コーナー材の外側から前記桁に釘付け、ビ
ス止めまたはボルト締めされている場合がある。
【0008】そして、運搬用箱体が、略矩形の合板製ま
たは板紙製の載置板と、この載置板の下方で、かつ、こ
の載置板の左右の辺に沿って配置される断面略矩形の金
属パイプ製の脚と、前記載置板の上面に取り付けられ、
かつ、載置板の各辺に沿って配置される前後左右の垂直
板取付用支持材と、この垂直板取付用支持材の外側の側
面である取付面に、外側からの釘付けで取り付けられる
前後左右の中実の板紙製の垂直板と、この各垂直板の内
側の面の上端部に該垂直板の外側からの釘付けで取り付
けられ、かつ、各垂直板の上辺に沿って配置される金属
パイプまたは紙パイプ製の桁と、この桁の上側に配置さ
れて支持されるとともに上側から釘付けされる略矩形の
中実の板紙製の天板と、隣り合う垂直板の突き合わせの
角部に配置されて、上下方向に延在する金属パイプまた
は紙パイプ製の支持柱とを備え、前記載置板、前後左右
の垂直板および天板で覆われた内部に貨物用空間が形成
され、前記載置板、垂直板、天板、脚、垂直板取付用支
持材、桁および支持柱の組み立ての固定は全てスクリュ
ー状のクギ(23,27)の釘付けで行われており、前
記垂直板取付用支持材は、金属パイプ、紙パイプまたは
合板で構成され、前記支持柱は、前記垂直板取付用支持
材および桁に釘付けされていない状態で、垂直板の外側
から釘付けされており、前記垂直板および天板の少なく
とも一枚に打ち付けられるスクリュー状のクギの頭(2
1)は、レンチ用に六角形に形成されている場合があ
る。
【0009】また、前記垂直板が複数枚の中実の板紙
(4a,4b)を重ね合わせて形成されているととも
に、この外側の板紙は内側の板紙よりも両サイドが外側
にはみ出しており、各内側の板紙のサイドの端面は他の
板紙の裏面の端部に対向している場合がある。
【0010】そして、前記複数枚の中実の板紙を重ね合
わせて形成されている垂直板が、その外側の板紙の上端
が内側の板紙の上端と略同じ高さで、かつ、外側の板紙
の下端が内側の板紙の下端よりも高くなっており、前記
垂直板の上側端面を天板が覆っている場合がある。
【0011】さらに、前記複数枚の中実の板紙を重ね合
わせて形成されている垂直板が、その外側の板紙の上端
が内側の板紙の上端よりも低く、かつ、外側の板紙の下
端が内側の板紙の下端よりも高くなっており、前記垂直
板の上側端面を天板が覆っている場合がある。
【0012】また、前記載置板の左右の辺に沿って配置
されている前記左右の脚との間に、断面略矩形の金属パ
イプ製の中央の脚が前記左右の脚に略平行に配置され、
前記載置板の上面には、前後方向に延在する仕切り材
(11)が左右の垂直板取付用支持材の間に配置され、
この仕切り材は前記中央の脚の略真上に位置していると
ともに、金属パイプ、紙パイプまたは合板で構成され、
前記仕切り材と左右の垂直板取付用支持材との間に、ク
ッション性を具備するクッション用樹脂材(12)が配
置され、このクッション用樹脂材の上方を中実の板紙製
または合板製の敷板(13)が覆っており、この敷板は
中央部が前記仕切り材で、端部が前記垂直板取付用支持
材で支持されている場合がある。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明におけるパレットお
よび運搬用箱体の実施の一形態を図1ないし図8を用い
て説明する。図1は本発明における運搬用箱体の斜視図
である。図2は図1の運搬用箱体のクギおよびコーナー
材を取り外した状態での斜視図である。図3は図1の運
搬用箱体の天板、前側垂直板、右側垂直板、クッション
用樹脂材および敷板を取り外した状態での斜視図であ
る。図4は図1の IV-IV断面図である。図5は運搬用箱
体の下部の断面図である。図6はスクリュー状のクギの
説明図で、(a)が六角形の頭の釘の側面図、(b)が
(a)の b-b矢視図、(c)が円形の頭の釘の側面図、
(d)が(c)の d-d矢視図である。図7は運搬用箱体
の変形例の平断面の概略図である。図8は図7の変形例
の断面図で、(a)が横から見た要部の概略図、(b)
が前から見た要部の概略図である。なお、図2におい
て、脚用樹脂材の図示は省略されている。また、図4に
おいて、右側の桁、桁支持部材、位置決材、クッション
用樹脂材および敷板の図示は省略している。
【0014】運搬用箱体Bは、鋼材、中実の板紙、樹脂
材および合板からなり、害虫駆除の必要な普通の木材は
使用されていない。中実の板紙は、所謂ファイバーボー
ドであり、大きな強度および防水性を具備しているとと
もに、板厚は約2mmないし5mmである。そして、運搬用
箱体Bは、載置板1、この載置板1の下方に配置される
脚2、載置板1の上側に配置される垂直板取付用支持材
3、この垂直板取付用支持材3に下端部が取り付けられ
る垂直板4、垂直板4に取り付けられる支持柱6、垂直
板4の上端に取り付けられる桁7、この桁7の上側に取
り付けられる天板8、左右の垂直板取付用支持材3間に
配置される仕切り材11、垂直板取付用支持材3と仕切
り材11との間に配置されるクッション用樹脂材12、
このクッション用樹脂材12を覆う敷板13および、垂
直板4同士の角部や垂直板4と天板8との角部を外側か
らカバーするコーナー材14を有している。そして、載
置板1、前後左右の垂直板4および天板8で囲まれた略
直方体の内部空間が貨物用空間となっている。
【0015】これらの組み立ての固定は、全てスクリュ
ー状のクギの釘付けで行われている。このスクリュー状
のクギには、種々の形式があるが、この実施の形態で
は、図6(a)および(b)に図示する様に、頭21が
レンチ用に六角形となっている六角頭釘23と、図6
(c)および(d)に図示する様に、頭26が円形で、
かつ、六角頭釘23の頭21よりも厚みが薄い円形頭釘
27とが用いられている。そして、六角頭釘23および
円形頭釘27の棒部24,28は、先端が尖るととも
に、側面にスクリュー25,29が形成されている。こ
の棒部24,28の付け根部が、頭21,26の裏面の
中央部に一体に接続されている。スクリュー状のクギ
は、六角頭釘23または円形頭釘27の何れも、釘付け
時にはハンマーなどで打ち付けられている。また、取り
外し時は、六角頭釘23はレンチで回動しながら取り外
すことができる。一方、円形頭釘27はレンチなどで簡
単に取り外すことはできないが、頭26の突出量が少な
く邪魔になることを防止することができる。
【0016】貨物などが上面に載置される載置板1は、
正方形や長方形などの矩形の平板で、かつ、合板(ベニ
ヤ板)製である。そして、載置板1の下面には、載置板
1の左右の辺に沿って左右の脚2が、また、左右の脚2
の間に中央の脚2が配置されている。各脚2は互いに略
平行に配置されているとともに、断面矩形の鋼製パイプ
で形成されており、左右の脚2の一側面は、載置板1の
端面と略同一平面に位置している。この各鋼製パイプの
内部空間には略直方体のブロック状の脚用樹脂材2aが
挿入されて、内部空間が埋められている。各脚2は載置
板1に円形頭釘27で載置板1の上側から釘付けされて
いる。この円形頭釘27の先端は脚用樹脂材2aに突き
刺さっており、脚用樹脂材2aが脚2から離脱すること
を防止している。そして、この脚用樹脂材2aにより物
などが不用意に円形頭釘27の先端に接触することを防
止している。また、脚2の角パイプの外周面すなわち上
面が、載置板1の下面に当接している。そして、この脚
2が、載置板1と、運搬用箱体Bが置かれる地面などの
置場表面との間隔を保持して、載置板1と置場表面との
間にフォークリフトの爪などが挿入される空間を確保し
ている。また、載置板1および天板8の上下面、並び
に、脚2の角パイプの軸線は略平行になっており、運搬
用箱体Bが水平な場所に置かれると、載置板1および天
板8の上下面および脚2の角パイプの軸線は略水平とな
る。
【0017】垂直板取付用支持材3は、断面矩形の鋼製
パイプまたは合板ブロックで細長く構成され、載置板1
の上面に円形頭釘27で取り付けられている。この垂直
板取付用支持材3は、載置板1の各辺(4辺)に沿うと
ともに、前後の垂直板取付用支持材3は載置板1の端面
から間隔を有して配置され、一方、左右の垂直板取付用
支持材3は一側面(取付面3a)が載置板1の端面と略
同一平面に位置している。この4本の垂直板取付用支持
材3は矩形枠形状になっている。そして、この垂直板取
付用支持材3の外側の側面が取付面3aとなっている。
この取付面3aは、載置板1の上面に対して略垂直に配
置されている。また、垂直板取付用支持材3で形成され
る矩形枠の空間は、仕切り材11で左右に仕切られてい
る。この仕切り材11は、中央部の脚2の略真上に位置
し、垂直板取付用支持材3と同様に、断面矩形の鋼製パ
イプまたは合板ブロックで細長く構成され、載置板1の
上面に円形頭釘27で取り付けられている。また、仕切
り材11の上面は垂直板取付用支持材3の上面と略同じ
高さとなっている。そして、仕切り材11の前端は前側
の垂直板取付用支持材3に略達しており、一方、仕切り
材11の後端は後側の垂直板取付用支持材3に略達して
いる。仕切り材11と左右の垂直板取付用支持材3との
間には、クッション性を具備するクッション用樹脂材1
2が仕切り材11と垂直板取付用支持材3との間の空間
を埋める状態で設置されている。クッション用樹脂材1
2は、仕切り材11や垂直板取付用支持材3の高さより
も少し高く形成されていることが好ましい。このクッシ
ョン用樹脂材12および仕切り材11を敷板13が覆っ
ている。この敷板13は合板または中実の板紙で構成さ
れており、端部は各垂直板取付用支持材3の上方に達し
ており、敷板13は垂直板取付用支持材3および仕切り
材11で支持されている。そして、敷板13上に荷物な
どの品物が載置される。
【0018】垂直板4は矩形形状の中実の板紙で、左右
の垂直板4は前後の垂直板4よりも上下方向の長さが長
くなっており、下端が左右の垂直板4は脚2に達してい
るのに対して、前後の垂直板4は前後の垂直板取付用支
持材3までである。なお、各垂直板4の上端は略同じ高
さになっている。そして、左右の垂直板4は各々垂直板
取付用支持材3および脚2に六角頭釘23で外側から釘
付けされており、垂直板取付用支持材3および脚2の両
者に釘付けされることにより取付強度を確保している。
一方、前後の垂直板4は、垂直板取付用支持材3に六角
頭釘23で外側から釘付けされているとともに、下端面
が載置板1に近接または当接しており、垂直板4に大き
な下向きの荷重が加わった際には、その荷重を載置板1
が支持する。したがって、前後の垂直板4に打ち付けら
れている六角頭釘23の棒部24に、大きな剪断力が加
わることを防止することができる。
【0019】そして、隣り合う垂直板4の突き合わせの
各角部の内側には支持柱6が配置される。この支持柱6
は断面矩形の鋼製パイプで、垂直板4の内側の面のサイ
ドに上下方向に延在し、下端は垂直板取付用支持材3の
角部の上面に対向し、上端は垂直板4の上端に略達して
いる。また、隣り合う垂直板4の突き合わせの各角部の
外側は、略直角に折り曲げられているコーナー材14で
カバーされている。このコーナー材14は中実の板紙で
形成されている。この垂直方向に延在するコーナー材1
4の外側から、隣り合う垂直板4が各々、支持柱6の外
側の側面に、六角頭釘23で釘付けされる。また、垂直
板4の内側の面の上端部には、その上辺に沿って桁7が
配置されている。この桁7は断面矩形の鋼製パイプで、
略水平方向に延在し、端部が支持柱6に略達している。
そして、天板8と垂直板4との角部も外側から、水平方
向に延在するコーナー材14でカバーされており、前記
桁7はこのコーナー材14の外側から六角頭釘23で垂
直板4に釘付けされる。
【0020】天板8は略矩形形状の中実の板紙製で、上
記桁7の上側に配置され、垂直板4の上端面を覆うとと
もに、六角頭釘23で前記コーナー材14の上側すなわ
ち外側から桁7に釘付けされる。また、各垂直板取付用
支持材3の端部には各々、上側に位置決部材31が設け
られ、支持柱6の下端の側面に対向して、支持柱6の下
端部を位置決めする。この位置決部材31は、断面矩形
の鋼製パイプまたは合板ブロックで構成され、円形頭釘
27で垂直板取付用支持材3に釘付けされる。そして、
各支持柱6の上端部には、桁支持部材32が設けられ、
桁7の各端部の下面に対向して、桁7の端部を支持す
る。この桁支持部材32は、断面矩形の鋼製パイプまた
は合板ブロックで構成され、円形頭釘27で支持柱6に
釘付けされる。なお、位置決部材31および桁支持部材
32は、貨物用空間が前後左右の垂直板4および天板8
で覆われる前に、前もって設置される。
【0021】この様に構成されている運搬用箱体Bの載
置板1の上面には、仕切り材11、クッション用樹脂材
12および敷板13を介して、貨物が載置される。つい
で、垂直板4、支持柱6、桁7および天板8を六角頭釘
23で釘付けしながら組み立てる。そして、貨物が収納
された運搬用箱体Bをフォークリフトで移動する際に
は、フォークリフトの爪を脚2間に挿入する。一方、運
搬用箱体Bによる梱包を開放する際には、垂直板4およ
び天板8に打ち付けられている六角頭釘23をレンチで
回しながら抜いて、垂直板4や天板8などを取り外す。
【0022】前述の様に、脚2は、フォークリフトの爪
を脚2間に挿入できる高さが必要となる。そして、合板
は余り厚みがないので、脚2を合板で構成することは困
難であり、鋼製パイプなどの金属製で構成されている。
なお、合板を積み重ねて厚くすると、強度が低下すると
ともに、組み立て作業に手間がかかる。また、支持柱6
や桁7の場合にも、合板を積み重ねて形成することは不
適切である。すなわち、積み重ねた側面に、クギを打ち
つけても小さな力で抜けてしまうため、クギの打ちつけ
可能な方向が決定される。そのため、90°の角度で隣
合う二面からクギが打ちつけられる支持柱6や桁7には
不向きである。
【0023】また、載置板1の上方から脚2を釘付けす
るスクリュー状の円形頭釘27の頭26が、円形で、か
つ、前記レンチ用の六角頭釘23の頭21よりも薄い場
合には、載置板1の上面に突出するクギの頭が邪魔にな
ることを極力防止することができる。その結果、クギの
頭が、垂直板取付用支持材の取付作業や貨物の収容など
の妨げになることを極力防止することができる。
【0024】ところで、上記運搬用箱体Bにおいて、左
右の垂直板4を含む載置板1の上方の部材を全て取り外
すと、パレットとなる。
【0025】次に、運搬用箱体Bの変形例を説明する。
この変形例の垂直板4および天板8は、複数枚(図7お
よび図8に図示した変形例では2枚)の中実の板紙4
a,4b,8a,8bで形成されている。この重なり合
った板紙4a,4b,8a,8b同士は接着されること
が好ましい。なお、他の構造は上述の実施の形態と同じ
であるとともに、接着や溶接などは行われていない。そ
して、垂直板4においては、図7に図示するように、上
から見て、外側の板紙4bは内側の板紙4aよりも両サ
イドが外側にはみ出しており、外側の板紙4bの方が内
側の板紙4aよりも大きくなっている。そのため、垂直
板4同士の突き合わせ面が階段状となり、各内側の板紙
4aのサイドの端面は他の板紙4a,4bの裏面の端部
に対向している。したがって、外部からの水などの侵入
を極力防止することができる。
【0026】そして、図8に図示するように、垂直板4
において、内側の板紙4aの上端と外側の板紙4bの上
端とは略同じ高さに構成され、内側の板紙4aおよび外
側の板紙4bの上面は天板8で覆われている。そのた
め、外部から侵入した水などが、板紙4a,4bの上面
にかかることを極力防止することができる。また、垂直
板4の下端は、図8(a)に図示する前後の垂直板4
(すなわち、下端が垂直板取付用支持材3に釘付けされ
ている垂直板4)では、内側の板紙4aの下端と外側の
板紙4bの下端とは略同じ高さに構成され、内側の板紙
4aおよび外側の板紙4bの下面は載置板1に対向して
いる。一方、図8(b)に図示する左右の垂直板4(す
なわち、下端が垂直板取付用支持材3および脚2に釘付
けされている垂直板4)では、外側の板紙4bの下端は
内側の板紙4aの下端よりも高く形成されている。その
ため、物などが不用意に外側の板紙4bの端部の内面側
に引っ掛かり、引き剥がされることを極力防止すること
ができる。また、図8に図示するように、天板8におい
ては、内側の板紙8aおよび外側の板紙8bは略同じ大
きさに構成されている。
【0027】さらに、第2変形例として、垂直板4にお
いて、外側の板紙4bの上端を内側の板紙4aの上端よ
りも少し低くする。なお、他の構造は上述の変形例と同
じである。この様にすると、垂直板4の上面に侵入した
水などが、内側ではなく外側に排出される。そのため、
水などが運搬用箱体Bの内部に侵入することを極力防止
することができる。
【0028】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。特に、特許請求の
範囲で限定されていない限り他の構造でも可能である。
本発明の変更例を下記に例示する。 (1)複数の脚2の下側に、合板製や金属パイプ製から
なる底板や支持脚を掛け渡すことも可能である。 (2)載置板1は一枚板で構成されているが、複数の部
材を結合して構成することも可能である。ただし、切断
や組み立てなどの作業効率が向上するので、載置板1は
一枚板で構成されていることが好ましい。載置板1を板
紙製にすることも可能である。その際には、板紙を重ね
て使用することが好ましい。 (3)運搬用箱体やパレットの各部材の寸法は適宜選択
可能である。 (4)脚2は載置板1の下面に直接または間接的に取り
付けられていれば、配置や個数などは適宜変更可能であ
る。ただし、載置板1の少なくとも四隅の下側には配置
されていることが好ましい。
【0029】(5)脚2、垂直板取付用支持材3、支持
柱6、桁7および仕切り材11は鋼製パイプであるが、
他の材質(たとえば、アルミなど)の金属パイプにする
ことも可能である。ただし、鋼が好ましい。また、紙製
パイプにすることも可能である。なお、垂直板取付用支
持材3は他の材質(たとえば、合板ブロックなど)でも
可能である。ただし、金属パイプ製が好ましい。 (6)各部材は、スクリュー状のクギで釘付けされてい
るが、スクリュー状のクギのどの種類を使用するかは適
宜変更可能である。たとえば、六角頭釘23、円形頭釘
27または他の種類のスクリュー状のクギを使用するこ
とが可能である。ただし、梱包を開放する作業を簡単か
つ損傷しないようにするためには、垂直板4の釘付け
を、レンチで取り外すことができる六角頭釘23で行う
ことが好ましい。なお、特許請求の範囲に限定がない場
合には、当然他の固定手段を採用することも可能であ
る。 (7)仕切り材11、クッション用樹脂材12や敷板1
3などが設けられていない場合には、貨物などの品物は
載置板1上に直接載置することも可能である。 (8)左右の垂直板4の取付構造は、前後の垂直板4の
取付構造と略同じにして、左右の垂直板4の下端を脚2
まで延在しないで、垂直板取付用支持材3までとするこ
とができる。 (9)脚用樹脂材2aは脚2の空間に挿入されている
が、充填して形成することも可能である。ただし、廃棄
する際に、脚2と脚用樹脂材2aとを簡単に分離するこ
とができるので、挿入の方が好ましい。 (10)パレットおよび運搬用箱体の組み立てを釘付け
ではなく、ビス止めやボルト締めで行うことも可能であ
る。 (11)垂直板4および天板8を構成する板紙の枚数は
適宜変更可能である。すなわち、1枚でも、また、複数
枚でも可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明のパレットによれば、載置板が合
板製または板紙製で、脚が金属製であるので、通常の木
材とは異なり、害虫駆除は不要であり、熱処理や、熱処
理済の証明書などは必要がなくなる。また、載置板は合
板製または板紙製であるので、強度を有するとともに簡
単に切断して種々の大きさのパレットを簡単に製造する
ことができ、かつ、プラスチックよりも製造コストが低
くなる。しかも、プラスチックなどと異なり、クギで簡
単に組み立てることができるとともに、鋼鉄などの金属
と異なり簡単に軽量化することができる。さらに、脚が
金属パイプ製であり、長い金属パイプを切断して、簡単
に製作することができ、かつ、種々の大きさのパレット
に対応することが簡単にできる。また、プラスチックや
紙と異なり、組み立て強度を簡単に確保することができ
るとともに、合板と異なり、間隔保持材の高さを簡単に
確保することができる。この様にして、貨物積みつけ現
場などで、簡単に種々の大きさのパレットを製造するこ
とができるとともに、熱処理や、熱処理済の証明書など
が不要となり、種々の貨物に対して即応することができ
る。そのため、特に、航空貨物などに最適となる。しか
も、前述の様に、金属パイプ製の脚を釘付けすると、金
属パイプの内部空間にクギの先端が突出することがある
が、金属パイプの内部空間は脚用樹脂材で埋められてお
り、物が不用意にクギの先端に接触することを防止する
ことができる。さらに、クギの先端が脚用樹脂材に突き
刺さっているので、脚用樹脂材が脚から離脱することを
防止することができる。
【0031】本発明の運搬用箱体によれば、合板、金属
および中実の板紙で構成されており、通常の木材とは異
なり、害虫駆除は不要であり、熱処理や、熱処理済の証
明書などは必要がなくなる。また、左右の垂直板は、垂
直板取付用支持材および脚の両者に取り付けられてお
り、取付強度を向上させることができる。また、支持柱
は垂直板の外側から釘付けされているので、クギの頭が
貨物の収容の妨げになることを防止することができる。
しかも、前後の垂直板の下端が取り付けられる前後の垂
直板取付用支持材は載置板の端面から間隔を有して配置
されるので、前後の垂直板の下端を載置板で支持するこ
とができる。さらに、支持柱、垂直板取付用支持材およ
び桁は釘付け、ビス止めまたはボルト締めで互いに直接
連結されずに、垂直板に釘付けされているので、垂直板
を取り外した際に、簡単に分離することができる。
【0032】さらに、運搬用箱体の角部が、中実の板紙
製のコーナー材で覆われている場合がある。この様な場
合には、角部を保護することができるとともに、水など
の侵入を極力防止することができる。
【0033】そして、載置板、垂直板、天板、脚、垂直
板取付用支持材、桁および支持柱の組み立ての固定は全
てスクリュー状のクギの釘付けで行われており、前記垂
直板取付用支持材は、金属パイプ、紙パイプまたは合板
で構成され、前記支持柱は、前記垂直板取付用支持材お
よび桁に釘付けされていない状態で、垂直板の外側から
釘付けされており、前記垂直板および天板の少なくとも
一枚に打ち付けられるスクリュー状のクギの頭は、レン
チ用に六角形に形成されている場合がある。この様な場
合には、運搬用箱体の組み立てはスクリュー状のクギを
打ち付けることにより行われており、迅速に行うことが
できるとともに、通常のクギと異なり、クギ抜けを極力
防止することができる。また、垂直板は、レンチ用に頭
が六角形に形成されたクギで釘付けされているので、梱
包を開放する際に簡単にクギを抜くことができ、開放作
業を迅速に行うことができるとともに、垂直板を損傷す
ることを極力防止することができる。
【0034】また、垂直板が複数枚の中実の板紙を重ね
合わせて形成されているとともに、この外側の板紙は内
側の板紙よりも両サイドが外側にはみ出しており、各内
側の板紙の端面は他の板紙の裏面の端部に対向している
場合には、中実の板紙を重ねることにより垂直板の強度
を向上させることができる。しかも、外側の板紙は内側
の板紙よりも両サイドが外側にはみ出しており、各内側
の板紙の端面は他の板紙の裏面の端部に対向しているの
で、外部から水の侵入を極力防止することができる。
【0035】そして、前記複数枚の中実の板紙を重ね合
わせて形成されている垂直板が、その外側の板紙の上端
が内側の板紙の上端と略同じ高さで、かつ、外側の板紙
の下端が内側の板紙の下端よりも高くなっており、前記
垂直板の上側端面を天板が覆っている場合がある。外側
の板紙の上端を、垂直板のサイドと同様に、内側の板紙
よりも外側にはみ出すと、侵入しだした水は外部に排出
されずに、内部に侵入してくる。そこで、外側の板紙と
内側の板紙とは上端が略同じ高さに形成され、天板で覆
われている。しかも、外側の板紙の下端を内側の板紙の
下端よりも高くして、物が不用意に外側の板紙の下端に
引っ掛かることを防止している。
【0036】さらに、前記複数枚の中実の板紙を重ね合
わせて形成されている垂直板が、その外側の板紙の上端
が内側の板紙の上端よりも低く、かつ、外側の板紙の下
端が内側の板紙の下端よりも高くなっており、前記垂直
板の上側端面を天板が覆っている場合には、天板の端面
を伝ってきた水が、垂直板の上面を伝って運搬用箱体の
内部に侵入することを極力防止することができる。
【0037】また、前記載置板の左右の辺に沿って配置
されている前記左右の脚との間に、断面略矩形の金属パ
イプ製の中央の脚が前記左右の脚に略平行に配置され、
前記載置板の上面には、前後方向に延在する仕切り材が
左右の垂直板取付用支持材の間に配置され、この仕切り
材は前記中央の脚の略真上に位置しているとともに、金
属パイプ、紙パイプまたは合板で構成され、前記仕切り
材と左右の垂直板取付用支持材との間に、クッション性
を具備するクッション用樹脂材が配置され、このクッシ
ョン用樹脂材の上方を中実の板紙製または合板製の敷板
が覆っており、この敷板は中央部が前記仕切り材で、端
部が前記垂直板取付用支持材で支持されている場合があ
る。この様な場合には、クッション用樹脂材で荷物を保
護することができるとともに、このクッション用樹脂材
が片側に偏ることを仕切り材により防止することができ
る。しかも、クッション用樹脂材の上側には敷板が設け
られており、過度の沈み込みを防止することができる。
また、仕切り材が中央の脚の真上に位置していることと
相まって、クッション用樹脂材や載置板に局所的に大き
な荷重が加わることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明における運搬用箱体の斜視図であ
る。
【図2】図2は図1の運搬用箱体のクギおよびコーナー
材を取り外した状態での斜視図である。
【図3】図3は図1の運搬用箱体の天板、前側垂直板、
右側垂直板、クッション用樹脂材および敷板を取り外し
た状態での斜視図である。
【図4】図4は図1の IV-IV断面図である。
【図5】図5は運搬用箱体の下部の断面図である。
【図6】図6はスクリュー状のクギの説明図で、(a)
が六角形の頭の釘の側面図、(b)が(a)の b-b矢視
図、(c)が円形の頭の釘の側面図、(d)が(c)の
d-d矢視図である。
【図7】図7は運搬用箱体の変形例の平断面の概略図で
ある。
【図8】図8は図7の変形例の断面図で、(a)が横か
ら見た要部の概略図、(b)が前から見た要部の概略図
である。
【符号の説明】
B 運搬用箱体 1 載置板 2 脚 2a 脚用樹脂材 3 垂直板取付用支持材 3a 取付面 4 垂直板 4a 内側の板紙 4b 外側の板紙 6 支持柱 7 桁 8 天板 11 仕切り材 12 クッション用樹脂材 13 敷板 14 コーナー材 21 六角頭釘の頭 23 六角頭釘(スクリュー状のクギ) 27 円形頭釘(スクリュー状のクギ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E063 AA02 BA10 BA15 CA05 CA06 CA08 EE01 GG10 3E070 AA25 DA16 KA01 KB02 KB05 KB06 KC03 KC10 WA10 WH01 WH03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略矩形の合板製または板紙製の載置板
    と、 この載置板の下方にフォークリフトの爪が挿入される空
    間を確保する断面略矩形の金属パイプ製の脚と、 この脚の内部空間を埋める脚用樹脂材とを備え、 前記脚は軸線が略水平に配置されているとともに、前記
    載置板にスクリュー状のクギで釘付けされ、かつ、この
    クギの先端が前記脚用樹脂材に突き刺さっていることを
    特徴とするパレット。
  2. 【請求項2】 略矩形の合板製または板紙製の載置板
    と、 この載置板の下方で、かつ、この載置板の左右の辺に沿
    うとともに、側面が載置板の端面と略同一平面となる様
    に配置される断面略矩形の金属パイプ製の脚と、 前記載置板の上面に取り付けられ、かつ、載置板の前後
    の辺に沿うとともに、載置板の端面から間隔を有して配
    置される前後の垂直板取付用支持材と、 前記載置板の上面に取り付けられ、かつ、載置板の左右
    の辺に沿うとともに、側面が載置板の端面と略面一とな
    る様に配置される左右の垂直板取付用支持材と、 前記前後の垂直板取付用支持材の外側の側面である取付
    面に、下端が外側からの釘付け、ビス止めまたはボルト
    締めで取り付けられる中実の板紙製の前後の垂直板と、 下端が前記脚に外側からの釘付け、ビス止めまたはボル
    ト締めで取り付けられるとともに、前記左右の垂直板取
    付用支持材の外側の側面である取付面に釘付け、ビス止
    めまたはボルト締めされる中実の板紙製の左右の垂直板
    と、 この各垂直板の内側の面の上辺に沿って配置される金属
    パイプまたは紙パイプ製の桁と、 この桁の上側に配置されて支持される略矩形の中実の板
    紙製の天板と、 隣り合う垂直板の突き合わせの角部の内側に配置され
    て、上下方向に延在する金属パイプまたは紙パイプ製の
    支持柱とを備え、 前記載置板、前後左右の垂直板および天板で覆われた内
    部に貨物用空間が形成され、 前記垂直板取付用支持材は、金属パイプ、紙パイプまた
    は合板で構成され、 前記支持柱は、前記垂直板取付用支持材および桁に釘付
    け、ビス止めまたはボルト締めされていない状態で、前
    記垂直板の外側から釘付け、ビス止めまたはボルト締め
    されていることを特徴とする運搬用箱体。
  3. 【請求項3】 略矩形の合板製または板紙製の載置板
    と、 この載置板の下方で、かつ、この載置板の左右の辺に沿
    って配置される断面略矩形の金属パイプ製の脚と、 前記載置板の上面に取り付けられ、かつ、載置板の各辺
    に沿って配置される前後左右の垂直板取付用支持材と、 前記各垂直板取付用支持材の外側の側面である取付面
    に、外側からの釘付け、ビス止めまたはボルト締めで取
    り付けられる中実の板紙製の前後左右の垂直板と、 この各垂直板の内側の面の上辺に沿って配置される金属
    パイプまたは紙パイプ製の桁と、 この桁の上側に配置されて支持される略矩形の中実の板
    紙製の天板と、 隣り合う垂直板の突き合わせの角部の内側に配置され
    て、上下方向に延在する金属パイプまたは紙パイプ製の
    支持柱と、 隣り合う垂直板の突き合わせの角部の外側に配置され
    て、上下方向に延在して両垂直板の端部の外面を覆う中
    実の板紙製の垂直コーナー材と、 前記天板と垂直板との突き合わせの角部の外側に配置さ
    れて、略水平に延在して前記天板および垂直板の端部の
    外面を覆う中実の板紙製の水平コーナー材とを備え、 前記載置板、前後左右の垂直板および天板で覆われた内
    部に貨物用空間が形成され、 前記垂直板取付用支持材は、金属パイプ、紙パイプまた
    は合板で構成され、 前記支持柱は、前記垂直板取付用支持材および桁に釘付
    け、ビス止めまたはボルト締めされていない状態で、前
    記垂直コーナー材の外側から垂直板を介して釘付け、ビ
    ス止めまたはボルト締めされ、 前記垂直板および天板は、前記水平コーナー材の外側か
    ら前記桁に釘付け、ビス止めまたはボルト締めされてい
    ることを特徴とする運搬用箱体。
  4. 【請求項4】 略矩形の合板製または板紙製の載置板
    と、この載置板の下方で、かつ、この載置板の左右の辺
    に沿って配置される断面略矩形の金属パイプ製の脚と、 前記載置板の上面に取り付けられ、かつ、載置板の各辺
    に沿って配置される前後左右の垂直板取付用支持材と、 この垂直板取付用支持材の外側の側面である取付面に、
    外側からの釘付けで取り付けられる前後左右の中実の板
    紙製の垂直板と、 この各垂直板の内側の面の上端部に該垂直板の外側から
    の釘付けで取り付けられ、かつ、各垂直板の上辺に沿っ
    て配置される金属パイプまたは紙パイプ製の桁と、 この桁の上側に配置されて支持されるとともに上側から
    釘付けされる略矩形の中実の板紙製の天板と、 隣り合う垂直板の突き合わせの角部に配置されて、上下
    方向に延在する金属パイプまたは紙パイプ製の支持柱と
    を備え、 前記載置板、前後左右の垂直板および天板で覆われた内
    部に貨物用空間が形成され、 前記載置板、垂直板、天板、脚、垂直板取付用支持材、
    桁および支持柱の組み立ての固定は全てスクリュー状の
    クギの釘付けで行われており、 前記垂直板取付用支持材は、金属パイプ、紙パイプまた
    は合板で構成され、 前記支持柱は、前記垂直板取付用支持材および桁に釘付
    けされていない状態で、垂直板の外側から釘付けされて
    おり、 前記垂直板および天板の少なくとも一枚に打ち付けられ
    るスクリュー状のクギの頭は、レンチ用に六角形に形成
    されていることを特徴とする運搬用箱体。
  5. 【請求項5】 前記垂直板は複数枚の中実の板紙を重ね
    合わせて形成されているとともに、この外側の板紙は内
    側の板紙よりも両サイドが外側にはみ出しており、各内
    側の板紙のサイドの端面は他の板紙の裏面の端部に対向
    していることを特徴とする請求項2,3または4記載の
    運搬用箱体。
  6. 【請求項6】 前記複数枚の中実の板紙を重ね合わせて
    形成されている垂直板は、その外側の板紙の上端が内側
    の板紙の上端と略同じ高さで、かつ、外側の板紙の下端
    が内側の板紙の下端よりも高くなっており、 前記垂直板の上側端面を天板が覆っていることを特徴と
    する請求項5記載の運搬用箱体。
  7. 【請求項7】 前記複数枚の中実の板紙を重ね合わせて
    形成されている垂直板は、その外側の板紙の上端が内側
    の板紙の上端よりも低く、かつ、外側の板紙の下端が内
    側の板紙の下端よりも高くなっており、 前記垂直板の上側端面を天板が覆っていることを特徴と
    する請求項5記載の運搬用箱体。
  8. 【請求項8】 前記載置板の左右の辺に沿って配置され
    ている前記左右の脚との間に、断面略矩形の金属パイプ
    製の中央の脚が前記左右の脚に略平行に配置され、 前記載置板の上面には、前後方向に延在する仕切り材が
    左右の垂直板取付用支持材の間に配置され、この仕切り
    材は前記中央の脚の略真上に位置しているとともに、金
    属パイプ、紙パイプまたは合板で構成され、 前記仕切り材と左右の垂直板取付用支持材との間に、ク
    ッション性を具備するクッション用樹脂材が配置され、 このクッション用樹脂材の上方を中実の板紙製または合
    板製の敷板が覆っており、 この敷板は中央部が前記仕切り材で、端部が前記垂直板
    取付用支持材で支持されていることを特徴とする請求項
    2,3,4,5,6または7記載の運搬用箱体。
JP2001166343A 2000-11-20 2001-06-01 パレットおよび運搬用箱体 Pending JP2002362558A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001166343A JP2002362558A (ja) 2001-06-01 2001-06-01 パレットおよび運搬用箱体
US09/881,842 US6619477B2 (en) 2000-11-20 2001-06-18 Pallet and transportation container
US10/609,605 US20040089572A1 (en) 2000-11-20 2003-07-01 Pallet and transportation container

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001166343A JP2002362558A (ja) 2001-06-01 2001-06-01 パレットおよび運搬用箱体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002362558A true JP2002362558A (ja) 2002-12-18

Family

ID=19008889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001166343A Pending JP2002362558A (ja) 2000-11-20 2001-06-01 パレットおよび運搬用箱体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002362558A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015166719A (ja) * 2014-03-04 2015-09-24 株式会社リカナル 放射線遮蔽運搬用コンテナ
CN111540857A (zh) * 2020-05-06 2020-08-14 泰铂(上海)环保科技股份有限公司 一种组装式电池箱体及其装配方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015166719A (ja) * 2014-03-04 2015-09-24 株式会社リカナル 放射線遮蔽運搬用コンテナ
CN111540857A (zh) * 2020-05-06 2020-08-14 泰铂(上海)环保科技股份有限公司 一种组装式电池箱体及其装配方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6619477B2 (en) Pallet and transportation container
US5279436A (en) Knock down shipping container using building components
KR20090115542A (ko) 조립식 파레트
US3835791A (en) Press-on pallet support
JP2002362558A (ja) パレットおよび運搬用箱体
JP6913904B2 (ja) パレット
JP2005035650A (ja) 輸送用パレット
CA2677909A1 (en) Method of packaging a storage building kit of parts
US5813555A (en) Wing-end cleated crate
JP2002160731A (ja) 運搬用箱体
JP6851641B2 (ja) 梱包装置
JP2004115081A (ja) 重量物梱包ケース
KR200365606Y1 (ko) 화물 운반용 팔레트
CA2826108A1 (en) Loose panel quick assembly strong crate
JP4374700B2 (ja) 包装部材
AU758748B2 (en) A collapsible container
WO2017003377A1 (en) A container assembly
JPH0133487Y2 (ja)
JP2002225978A (ja) 分解、組立てが簡単にできるリサイクル可能な鋼板製輸送用容器
JPH07257573A (ja) パレットボックス
JP4093879B2 (ja) 冷凍機器の梱包装置
JP4465605B2 (ja) 合成樹脂製天板
JP3355349B2 (ja) 輸出用ボックスパレット
JPH0441070Y2 (ja)
JPH0542137U (ja) パレツトボツクス