JP2002361549A - 研削装置、砥石ユニットおよび研削方法 - Google Patents

研削装置、砥石ユニットおよび研削方法

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JP2002361549A
JP2002361549A JP2001169502A JP2001169502A JP2002361549A JP 2002361549 A JP2002361549 A JP 2002361549A JP 2001169502 A JP2001169502 A JP 2001169502A JP 2001169502 A JP2001169502 A JP 2001169502A JP 2002361549 A JP2002361549 A JP 2002361549A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精度がよくかつコストを低くおさえることが
できる研削装置、砥石ユニットおよび研削方法を提供す
ること。 【解決手段】 砥石台40、シリンダ1のベーン取付溝
3を研削するために砥石台40に回転自在に支持されか
つ流体50が供給されることによって回転駆動する砥石
54、および砥石54に流体50を供給する流体供給装
置14を備える。砥石台40は、基台42と、砥石54
を支持する砥石支持アーム44とを含み、砥石支持アー
ム44は、基台42から突出して設けられる。砥石54
は外周面に流体50を受ける突起78を有し、突起78
は、湾曲面82を含む凹部80を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、研削装置、研削
ユニットおよび研削方法に関し、より特定的には砥石を
被研削体の内部に入れて被研削体を研削する研削装置、
研削ユニットおよび研削方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この発明が効果的に適用される被研削体
の一例として、エアコン用ロータリーコンプレッサーの
シリンダを図8に示す。シリンダ1は、貫通孔2を有す
る筒形に形成され、内周面にベーン取付溝3を備える。
エアコン用ロータリーコンプレッサーには、環境対策お
よび省エネ対策の一環で益々高能率化、高精度化が要求
されている。中でも触媒を圧縮する部品であるシリンダ
1には、ベーン取付溝3の側壁面4の平行度、平面度、
表面粗さの向上が要求されている。
【0003】一般的に、ベーン取付溝3のような深溝の
対向する側壁面を研削する研削装置として、台板と台板
の外周部側面に設けられる砥粒とを含む砥石を備え、砥
石の回転軸の両端部に回転軸を回転自在に支持する軸受
支持部が設けられ、さらに回転軸の一端部にプーリなど
の駆動機構部が設けられたものが従来より知られてい
る。ベーン取付溝3の側壁面4を研削するためには、ベ
ーン取付溝3はシリンダ1の内周面に設けられているた
め、砥石をベーン取付溝3と貫通孔2に入れる必要があ
る。しかし、一般的にシリンダ1の内径は30〜40m
m、ベーン取付溝3の幅は3〜4mmと非常に狭い。こ
のため、砥石自体は入っても、軸受支持部や駆動機構部
が貫通孔2内に入らず、従来の研削装置ではベーン取付
溝3の研削ができなかった。
【0004】このため、従来、ベーン取付溝3は、ブロ
ーチ加工されるのみであった。このブローチ加工は切削
加工の一種であるため、加工精度に限界があった。そこ
で、ベーン取付溝3を研削する手段として、実開平3−
79254号公報に記載の技術がすでに提案されてい
る。ここでは、砥石の外周面にベルト溝を設けてベルト
を掛け渡しベルト駆動する手段や、砥石の外周面に歯車
の歯を設けて歯車駆動する手段が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ベルト駆動で
は、砥石の厚さはベーン取付溝3の幅(一般的に3〜4
mm)に合わせる必要があるため非常に薄く、したがっ
て砥石に掛け渡すベルトの幅もそれに合わせて非常に細
くする必要がある。また、構造上、ベルトにカバーをす
ることができないため、ベルトはクーラントや研削屑に
さらされて回転することとなる。そのため、ベルトの耐
久性が非常に低く、コストが高くなってしまう。
【0006】さらに、所定の精度を得るためには、研削
時の砥石の周速は最低でも1000〜1500m/mi
n程度確保したいところであり、そのためには5000
rpm以上の砥石の回転数が必要である。しかし、上述
のようにベルトが非常に細くその強度が低いため、ベル
ト駆動では回転数を上げることができない。したがっ
て、低い周速で砥石を回転させて研削するため、砥石の
磨耗が早く砥石の寿命が短くなり、この点でもコストが
高くなってしまう。その上、砥石の周速が低いため研削
精度も悪くなる。
【0007】また、歯車駆動では、大きな振動や騒音が
発生するとともに、ベルト駆動にも増して砥石の周速を
上げることができない。このため、砥石の磨耗が早くな
るとともに、研削精度も悪くなる。さらに、歯車の歯
は、ベルト駆動の場合と同様にクーラントや研削屑にさ
らされて回転することとなるため、歯車の歯の磨耗が早
く、コストが高くなってしまう。それゆえにこの発明の
主たる目的は、精度がよくかつコストを低くおさえるこ
とができる研削装置、砥石ユニットおよび研削方法を提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の研削装置は、砥石台、被研削体を
研削するために砥石台に回転自在に支持されかつ流体が
供給されることによって回転駆動する砥石、および砥石
に流体を供給する流体供給手段を備える。請求項2に記
載の研削装置は、請求項1に記載の研削装置において、
砥石台は、基台と、砥石を支持する砥石支持アームとを
含み、砥石支持アームは、被研削体の内部に入って被研
削体を研削する砥石を支持するために基台から突出して
設けられることを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の研削装置は、請求項1ま
たは2に記載の研削装置において、砥石は外周面に流体
を受ける突起を有することを特徴とする。請求項4に記
載の研削装置は、請求項3に記載の研削装置において、
突起は、湾曲面を含む凹部を有することを特徴とする。
請求項5に記載の研削装置は、請求項1から4のいずれ
かに記載の研削装置において、砥石は回転軸を一体的に
備えることを特徴とする。請求項6に記載の研削装置
は、請求項1から4のいずれかに記載の研削装置におい
て、さらに、砥石が取り付けられる回転軸、および砥石
と回転軸との間に設けられる軸受けを備え、軸受けは、
単列の転動体を有する複数の軸受けおよび複列の転動体
を有する軸受けのうち少なくともいずれか一方を含むこ
とを特徴とする。
【0010】請求項7に記載の研削装置は、請求項1か
ら4のいずれかに記載の研削装置において、さらに、砥
石が取り付けられる回転軸を備え、単列の転動体を有す
る軸受けが砥石と回転軸との間に1つだけ設けられるこ
とを特徴とする。請求項8に記載の研削装置は、請求項
1から7のいずれかに記載の研削装置において、流体
は、液体および気体の少なくともいずれか一方を含むこ
とを特徴とする。請求項9に記載の砥石ユニットは、砥
石台、および被研削体を研削するために砥石台に回転自
在に支持されかつ流体が供給されることによって回転駆
動する砥石を備える。
【0011】請求項10に記載の研削方法は、砥石によ
って被研削体を研削する研削方法であって、被研削体を
固定する第1工程、砥石に流体を供給することによって
砥石を回転駆動させる第2工程、および砥石を被研削体
に対して相対移動させて砥石によって被研削体を研削す
る第3工程を備える。請求項11に記載の研削方法は、
請求項10に記載の研削方法において、第3工程では、
砥石を被研削体の内部に入れて被研削体を研削する工程
を含むことを特徴とする。
【0012】請求項1に記載の研削装置では、たとえば
ベルトや歯車などのような駆動力伝達部材を用いること
なく、流体が供給されることによって砥石が回転駆動す
るため、駆動力伝達部材の耐久性に制限されるというこ
とはなく高速で砥石を回転駆動させることができる。ま
た、上述のような駆動力伝達部材を必要としないため装
置をシンプルに構成できる。さらに、駆動力を伝達する
ベルトや歯車などが磨耗、損傷するということがないた
め、コストを低くおさえることができる。請求項10に
記載の研削方法についても同様である。
【0013】請求項2に記載の研削装置では、被研削体
の内部というスペースの制約がある場所であっても砥石
を入れて被研削体を研削することができる。また、砥石
は流体が供給されることによって回転駆動し、流体は狭
い隙間からでも容易に排出される。したがって、被研削
体の内部という狭いスペースの下でも流体を高圧供給す
ることができ、砥石を所望の周速で高速回転させること
ができる。このため、研削精度が向上するとともに、砥
石の磨耗度が低下し砥石の寿命を長くできるのでコスト
を低くおさえることができる。請求項11に記載の研削
方法についても同様である。
【0014】請求項3に記載の研削装置では、突起が流
体を受け止めるため、流体の運動エネルギーが効率良く
砥石に伝達される。したがって、砥石を高速で回転させ
ることができるとともに、流体供給手段の作動に必要な
コストを低くおさえることができる。請求項4に記載の
研削装置では、突起が凹部を備え、さらに凹部が湾曲面
を有するため、供給された流体が凹部の湾曲面によって
より確実に受け止められる。したがって、流体の運動エ
ネルギーがさらに効率良く砥石に伝達され、砥石は高速
で回転することができる。
【0015】請求項5に記載の研削装置では、砥石が回
転軸を一体的に備えるため、台板の両側面に間座を設け
る必要がない。したがって、砥石を装置に取り付けるた
めには、従来のように砥石と回転軸とが別体であれば、
まず一方の軸受けに回転軸の一端部を嵌め合わせ、つぎ
に回転軸に間座と台板を取り付けた後さらに間座を取り
付け、そして回転軸の他端部を他方の軸受けに嵌め合わ
せるという煩雑な作業が必要であったのに対し、この発
明では、回転軸の両端部をそれぞれ軸受けに嵌め合わせ
るのみでよい。このように砥石の取り付け作業が非常に
容易となる。なお、砥石を取り外す場合も同様のことが
いえる。
【0016】請求項6に記載の研削装置では、台板と回
転軸との間に転動体が複数列介在し、スラスト方向の荷
重を複数列の転動体で受ける。このため、スラスト方向
の荷重に対する耐久力を大きくでき砥石の研削面が傾く
のを抑制でき、精度よく研削することができる。一方、
請求項7に記載の研削装置では、台板と回転軸との間に
転動体が1列のみ介在するため、スラスト方向の荷重に
対抗する力が弱くなり、砥石の研削面を被研削体の加工
面に倣わせることができる。したがって、効果的に加工
面の表面粗さを向上させることができる。
【0017】請求項8に記載の研削装置では、流体は、
狭いスペースの下で砥石に供給されても狭い隙間からで
も容易に排出されるため、研削の妨げになることがな
い。さらに、流体が液体である場合には、流体は砥石に
回転駆動力を与えるのみならず、クーラントとしての役
割をも果たすため、精度を向上させることができるとと
もに被研削体の加工面の表面粗さを向上させることがで
きる。また、流体は回収して繰り返し使用可能なため、
省エネルギー化を図ることができコストを低くおさえる
ことができる。また、流体がたとえば空気などの気体で
ある場合には、身近で安価に入手でき容易に利用できる
上、環境汚染を防止できる。
【0018】請求項9に記載の砥石ユニットでは、流体
が供給されることによって砥石が回転駆動するため、た
とえばベルトや歯車などのような駆動力伝達部材の耐久
性に制限されることなく高速で砥石を回転駆動させるこ
とができる。また、上述のような駆動力伝達部材を必要
としないため装置をシンプルに構成できる。したがっ
て、駆動力を伝達するベルトや歯車などが磨耗、損傷す
るということがないため、コストを低くおさえることが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。図1および図2を参照
して、この発明の一実施形態の研削装置10は、砥石ユ
ニット12および流体供給装置14を含む。砥石ユニッ
ト12は、一対のレール16を含む。一対のレール16
は、研削装置10が配置される地面G上に互いに平行に
配置される。一対のレール16上には、スライドテーブ
ル18が配置される。スライドテーブル18は、レール
16上を転動するコロ20を有し、図示しないサーボモ
ータによってレール16に沿って矢印Y方向に移動可能
である。
【0020】スライドテーブル18上にはベース22が
配置される。ベース22は、3本のボルト24によって
スライドテーブル18に取り付けられる。また、ベース
22は、スライドテーブル18上面に頭部を突出させて
固定される支点ピン26の頭部を覆うように配置され、
支点ピン26と係合する。ベース22は、支点ピン26
が設けられる位置と対向する辺側に凸部28を有する。
凸部28の両脇にはそれぞれ、ボルト固定具30が配置
される。ボルト固定具30は、凸部28に対して所定間
隔をあけてスライドテーブル18に固定される。ボルト
固定具30は、矢印Yと平行方向に雌ネジ孔を有する。
ボルト固定具30の雌ネジ孔にはそれぞれボルト32が
挿通される。一対のボルト32は、凸部28を矢印Yと
平行方向に挟み付ける。したがって、一方のボルト32
を緩めるとともに他方のボルト32を締め付けることに
よって、ベース22を矢印Sの方向に旋回させ、ベース
22の向きを微調整することができる。
【0021】ベース22上には一対のレール34が、レ
ール16と直交する方向に、互いに平行に配置される。
一対のレール34上には、スライドテーブル36が配置
される。スライドテーブル36は、レール34上を転動
するコロ38を有し、図示しないサーボモータによって
レール34に沿って矢印X方向に移動可能である。
【0022】スライドテーブル36上には砥石台40が
配置される。砥石台40は、基台42と、基台42から
水平方向に突出して設けられる砥石支持アーム44と、
噴射ノズル46とを含む。基台42は、スライドテーブ
ル36に4本のボルト48によって固定される。噴射ノ
ズル46は、流体供給装置14に連結され流体供給装置
14から供給される流体(この実施形態では水溶性クー
ラント)50を噴射するためのものであり、基台42上
に固定される噴射ノズルホルダ52によって、後述する
砥石54に対する噴射角度・噴射距離を任意に調整可能
に保持される。
【0023】砥石支持アーム44は、アーム本体56お
よびカバー58を含む。アーム本体56の基端部は基台
42に支持される。カバー58は、アーム本体56にボ
ルト60によって着脱自在に取り付けられる。アーム本
体56は、カバー58との間に砥石54を収納するため
の空隙62を形成する凹部64を有する。図3を参照し
て、アーム本体56およびカバー58にはそれぞれ、砥
石54の回転軸66を支持する軸受け68および70が
取り付けられる。
【0024】砥石54は、円板形の台板72と、台板7
2の外周部両側面に設けられる砥粒74および76とを
備える。砥粒74の研削面と砥粒76の研削面との間隔
は、被研削体であるベーン取付溝3の仕上げ寸法幅に設
定される。台板72は、外周面に等間隔おきに設けられ
る突起78と、回転中心に一体的に設けられる回転軸6
6とを含む。回転軸66の両端部はそれぞれ、軸受け6
8および70によって支持される。図4(a)および
(b)ならびに図5に示すように、突起78はそれぞ
れ、噴射ノズル46に対向する面側にバケット状の凹部
80を有する。さらに凹部80は、噴射ノズル46に対
向する湾曲面82を有する。これによって、突起78
は、噴射ノズル46から噴射される流体50を効率良く
受け止めることができる。
【0025】図1に戻って、流体供給装置14は、流体
50を貯留するタンク84、モータ86によって作動し
圧力調整機能を有するポンプ88、ポンプ88と噴射ノ
ズル46とを連結するホース90、および流量調整弁9
2を含む。流体供給装置14は、タンク84内に貯留さ
れる流体50をポンプ88によってホース90を介して
噴射ノズル46に供給し、噴射ノズル46から砥石54
の突起78に向けて流体50を噴射させる。噴射される
流体50の圧力は、流量調整弁92によって調整され
る。すなわち、砥石54の回転速度は、流量調整弁92
によって調整される。なお、噴射された流体50は、回
収されて再利用される。
【0026】研削装置10は、たとえば図8に示すよう
なシリンダ1の貫通孔2内周面に設けられるベーン取付
溝3の対向する側壁面4の研削に使用される。まず、シ
リンダ1のベーン取付溝3は、仕上げ幅よりも研削代の
分だけ狭い幅に切削されている。また、砥石54の研削
面の幅は、上述のようにベーン取付溝3の仕上げ寸法幅
に予め設定される。そして、シリンダ1は、図示しない
所定のクランプ装置によって、貫通孔2を砥石支持アー
ム44側に向けて所定位置にクランプされる。つぎに、
砥石支持アーム44が貫通孔2内に入り砥石54の研削
面がベーン取付溝3の側壁面4の仕上がり面に合うよう
に、スライドテーブル18が矢印Yの方向に適宜に移動
される。そしてさらに、一対のボルト32を操作するこ
とによって、スライドテーブル18の向きが微調整され
る。
【0027】砥石54は、流体供給装置14によって供
給され噴射ノズル46から高圧噴射される流体50を、
突起78の凹部80の湾曲面82で受け止める。これに
よって砥石54は、研削時において高速回転される。こ
の実施形態では、流体50は1〜5MPaの圧力で砥石
54に向けて噴射され、これによって砥石54は回転数
5000rpm以上で効率良く高速回転し、1000〜
1500m/minの周速が得られる。
【0028】そして、スライドテーブル36とともに砥
石台40が矢印Xの方向に移動され、砥石54は、待機
位置Aからベーン取付溝3を通過した研削終了位置Bま
で移動される。このとき、砥石支持アーム44が貫通孔
2内に入るとともに砥石54がベーン取付溝3内に入
り、ベーン取付溝3の対向する両側壁面4が、砥石54
の両側面の砥粒74および76によって同時に研削され
る。そしてさらに、砥石54は研削終了位置Bから待機
位置Aまで移動され、ベーン取付溝3は往復で2回研削
される。なお、砥石台40の矢印X方向の移動速度は、
研削条件に合わせて適宜に変速設定可能である。上述の
ようにして1つのシリンダ1に対する研削が終了する。
そして、研削済みのシリンダ1をつぎの研削待ちのシリ
ンダ1と交換し、上述のような研削を繰り返す。
【0029】このような研削装置10によれば、砥石5
4は基台42から突出して設けられる砥石支持アーム4
4に支持されるため、シリンダ1の貫通孔2内というス
ペースの制約がある場所であっても砥石54を入れてベ
ーン取付溝3を研削することができる。また、砥石54
は流体50が噴射されることによって回転駆動し、流体
50は狭い隙間からでも容易に排出される。したがっ
て、シリンダ1の貫通孔2内という狭いスペースの下で
も流体50を高圧噴射することができ、砥石54を所望
の周速で高速回転させることができる。このため、研削
精度が向上するとともに、砥石54の磨耗度が低下し砥
石の寿命を長くできるのでコストを低くおさえることが
できる。
【0030】また、流体供給装置14で流体50が供給
されることによって砥石54が回転駆動するため、たと
えばベルトや歯車などのような駆動力伝達部材の耐久性
に制限されることなく高速で砥石を回転駆動させること
ができる。また、上述のような駆動力伝達部材を必要と
しないため装置10をシンプルに構成できる。したがっ
て、駆動力を伝達するベルトや歯車などが磨耗、損傷す
るということがないため、コストを低くおさえることが
できる。
【0031】さらに、突起54が流体50を受け止める
ため、流体50の運動エネルギーが効率良く砥石54に
伝達される。したがって、砥石54を高速で回転させる
ことができるとともに、流体供給装置14の作動に必要
なコストを低くおさえることができる。また、突起78
が凹部80を備え、さらに凹部80が湾曲面82を有す
るため、供給された流体50が凹部80の湾曲面82に
よってより確実に受け止められる。したがって、流体5
0の運動エネルギーがさらに効率良く砥石54に伝達さ
れ、砥石54は高速で回転することができる。
【0032】また、流体50は、狭いスペースの下で砥
石54に供給されても狭い隙間からでも容易に排出され
るため、研削の妨げになることがない。さらに、この実
施形態では流体50としてクーラントを使用しており、
流体50は砥石54に回転駆動力を与えるのみならず、
クーラントとしての役割をも果たすため、精度を向上さ
せることができるとともにシリンダ1のベーン取付溝3
の側壁面4の表面粗さを向上させることができる。ま
た、流体50は回収して繰り返し使用可能なため、省エ
ネルギー化を図ることができコストを低くおさえること
ができる。
【0033】また、砥石54が回転軸66を一体的に備
えるため、台板72の両側面に間座を設ける必要がな
い。したがって、回転軸66の両端部をそれぞれ軸受け
68および70に嵌め合わせるのみでよい。このように
砥石54の取り付け作業が非常に容易となる。なお、砥
石支持アーム44から砥石54を取り外す場合も同様の
ことがいえる。
【0034】なお、砥石54の両側面の砥粒74および
76の研削面同士の幅を、ベーン取付溝3の仕上げ寸法
幅よりも小さく設定することによって、つぎのような研
削をすることができる。まず、待機位置Aから研削終了
位置Bへの往路でベーン取付溝3の一方の側壁面4を研
削し、砥石54が研削終了位置Bにある状態のままでス
ライドテーブル18を矢印Yの方向に所定量移動し、研
削終了位置Bから待機位置Aへの復路で他方の側壁面4
を研削する。これによれば、ベーン取付溝3の仕上げ寸
法幅を任意の寸法に仕上げることができる。
【0035】また、突起78が砥石54の外周面に設け
られるピッチは、適宜に設計するとよい。さらに、突起
78は、歯車の歯状に形成されてもよい。流体50は、
水溶性クーラントを用いることに限定されず、油性クー
ラントを用いてもよく、または空気などの気体を用いて
もよい。流体50としてたとえば空気を用いれば、身近
で安価に入手できかつ容易に利用できる上に、環境汚染
を防止できる。流体50は、上述のように高圧噴射され
る場合に限定されず、砥石54を回転駆動させるのに必
要な標準気圧以上の圧力で供給されればよい。
【0036】また、上述の実施形態では、砥石54を移
動させることによって研削を行うが、これに限定され
ず、シリンダ1をクランプするクランプ装置を砥石54
に対して移動させることによって研削してもよい。ま
た、研削装置10は、図8に示すようなシリンダ1のベ
ーン取付溝3の研削に使用されることに限定されるもの
ではなく、砥石54が被研削体の内部に入って研削を行
う必要のあるその他の加工面の研削に使用されても有効
な効果を奏するものである。なお、上述のようなバリエ
ーションは、研削装置10に後述する砥石100または
120を用いた場合にも同様に適用できる。
【0037】つぎに、図6を参照して、この発明の他の
実施形態に用いられる砥石100について説明する。な
お、上述の砥石54と同様の構成については詳しい説明
を省略するとともに、説明の便宜上同じ符号を使用す
る。砥石100は、円板形の台板102と、台板102
の外周部両側面に設けられる砥粒74および76とを備
える。台板102は、外周面に等間隔おきに設けられる
突起78と、ボス104とを含む。ボス104は、砥粒
74の研削面と砥粒76の研削面との間隔よりも、回転
軸106と平行方向の幅が厚く形成される。
【0038】ボス104と回転軸106との間には、転
動体として機能する単列の玉を有する2つの単列玉軸受
け108および110が介装される。回転軸106の両
端部は、アーム本体56とカバー58とによって支持さ
れる。軸受け108の内輪とアーム本体56との間には
間座112が配置され、軸受け110の内輪とカバー5
8との間には間座114が配置され、砥石100が回転
軸106と平行方向へずれるのを防止できる。
【0039】これによって、砥石100は、回転軸10
6の回りを軸受け108および110を介して回転す
る。砥石100がベーン取付溝3の側壁面4の研削を行
うとボス104にスラスト方向(回転軸106と平行方
向)の荷重がかかるが、ボス104はスラスト方向に配
列された2つの軸受け108および110によって支持
されるため、スラスト方向の荷重に対する耐久力が大き
い。したがって、砥石100の研削面が傾くのを抑制で
き、精度よく研削することができる。
【0040】なお、軸受けは、上述のように複数の単列
の軸受け108および110であることに限定されず、
複列の転動体を有する1つまたは複数の軸受けであって
もよい。さらには、単列の軸受けと複列の軸受けとをと
もに用いてもよい。また、軸受けは、玉軸受けに限定さ
れず、転動体を有する軸受けであればよく、たとえばコ
ロ軸受けであってもよい。
【0041】つぎに、図7を参照して、この発明のさら
に他の実施形態に用いられる砥石120について説明す
る。なお、上述の砥石54または100と同様の構成に
ついては詳しい説明を省略するとともに、説明の便宜上
同じ符号を使用する。砥石120は、円板形の台板12
2と、台板122の外周部両側面に設けられる砥粒74
および76とを備える。台板122は、外周面に等間隔
おきに設けられる突起78と、ボス124とを含む。ボ
ス124は、砥粒74の研削面と砥粒76の研削面との
間隔と比較して、回転軸106と平行方向の幅が同じ若
しくは小さく形成される。
【0042】ボス124と回転軸106との間には、1
つの単列玉軸受け126が介装される。軸受け126の
内輪とアーム本体56との間には間座128が配置さ
れ、軸受け126の内輪とカバー58との間には間座1
30が配置されて、砥石120が回転軸106と平行方
向へずれるのを防止できる。
【0043】これによって、砥石120は、回転軸10
6の回りを軸受け126を介して回転する。砥石120
がベーン取付溝3の側壁面4の研削を行うとボス124
にスラスト方向の荷重がかかるが、台板122と回転軸
106との間には転動体が1列のみ介在するため、スラ
スト方向の荷重に対抗する力が弱くなり、砥石120の
研削面をベーン取付溝3の側壁面4に倣わせることがで
きる。したがって、効果的にベーン取付溝3の側壁面4
の表面粗さを向上させることができる。なお、軸受け1
26は、玉軸受けに限定されず、転動体を有する軸受け
であればよく、たとえばコロ軸受けであってもよいこと
は、上述の軸受け108および110と同様である。
【0044】
【発明の効果】この発明によれば、流体が供給されるこ
とによって砥石が回転駆動するため、たとえばベルトや
歯車などのような駆動力伝達部材の耐久性に制限される
ことなく高速で砥石を回転駆動させることができる。ま
た、上述のような駆動力伝達部材を必要としないため装
置をシンプルに構成できる。したがって、駆動力を伝達
するベルトや歯車などが磨耗、損傷するということがな
いため、コストを低くおさえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る研削装置を示す正
面図である。
【図2】図1に示す研削装置のうちの砥石ユニットを示
す平面図である。
【図3】使用状態における要部拡大断面図である。
【図4】(a)は図1に示す研削装置の要部拡大図であ
り、(b)はその底面図である。
【図5】砥石の突起を示す拡大斜視図である。
【図6】他の実施形態の使用状態における要部拡大断面
図である。
【図7】さらに他の実施形態の使用状態における要部拡
大断面図である。
【図8】この発明が効果的に適用される被研削体の一例
を示す正面図である。
【符号の説明】
1 シリンダ 2 貫通孔 3 ベーン取付溝 10 研削装置 12 砥石ユニット 14 流体供給装置 40 砥石台 42 基台 44 砥石支持アーム 54,100,120 砥石 66,106 回転軸 68,70,108,110,126 軸受け 72,102,122 台板 74,76 砥粒 78 突起 80 凹部 82 湾曲面

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砥石台、 被研削体を研削するために前記砥石台に回転自在に支持
    されかつ流体が供給されることによって回転駆動する砥
    石、および前記砥石に前記流体を供給する流体供給手段
    を備える、研削装置。
  2. 【請求項2】 前記砥石台は、基台と、前記砥石を支持
    する砥石支持アームとを含み、 前記砥石支持アームは、前記被研削体の内部に入って前
    記被研削体を研削する前記砥石を支持するために前記基
    台から突出して設けられる、請求項1に記載の研削装
    置。
  3. 【請求項3】 前記砥石は外周面に前記流体を受ける突
    起を有する、請求項1または2に記載の研削装置。
  4. 【請求項4】 前記突起は、湾曲面を含む凹部を有す
    る、請求項3に記載の研削装置。
  5. 【請求項5】 前記砥石は回転軸を一体的に備える、請
    求項1から4のいずれかに記載の研削装置。
  6. 【請求項6】 さらに、前記砥石が取り付けられる回転
    軸、および前記砥石と前記回転軸との間に設けられる軸
    受けを備え、 前記軸受けは、単列の転動体を有する複数の軸受けおよ
    び複列の転動体を有する軸受けのうち少なくともいずれ
    か一方を含む、請求項1から4のいずれかに記載の研削
    装置。
  7. 【請求項7】 さらに、前記砥石が取り付けられる回転
    軸を備え、 単列の転動体を有する軸受けが前記砥石と前記回転軸と
    の間に1つだけ設けられる、請求項1から4のいずれか
    に記載の研削装置。
  8. 【請求項8】 前記流体は、液体および気体の少なくと
    もいずれか一方を含む、請求項1から7のいずれかに記
    載の研削装置。
  9. 【請求項9】 砥石台、および被研削体を研削するため
    に前記砥石台に回転自在に支持されかつ流体が供給され
    ることによって回転駆動する砥石を備える、砥石ユニッ
    ト。
  10. 【請求項10】 砥石によって被研削体を研削する研削
    方法であって、 前記被研削体を固定する第1工程、 前記砥石に流体を供給することによって前記砥石を回転
    駆動させる第2工程、および前記砥石を前記被研削体に
    対して相対移動させて前記砥石によって前記被研削体を
    研削する第3工程を備える、研削方法。
  11. 【請求項11】 前記第3工程では、前記砥石を前記被
    研削体の内部に入れて前記被研削体を研削する工程を含
    む、請求項10に記載の研削方法。
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