JP2002361392A - 金型の冷却装置 - Google Patents

金型の冷却装置

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JP2002361392A
JP2002361392A JP2001170147A JP2001170147A JP2002361392A JP 2002361392 A JP2002361392 A JP 2002361392A JP 2001170147 A JP2001170147 A JP 2001170147A JP 2001170147 A JP2001170147 A JP 2001170147A JP 2002361392 A JP2002361392 A JP 2002361392A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】溶損や溶着又は湯じわの発生しない成形品を提
供すること。 【解決手段】冷却装置10は、金型1のキャビティ5に
突出する中子ピン7内に挿入され、大径の冷却剤孔75
1に挿入する本体部11と、本体部11内を挿通して先
端を小径の冷却剤孔741内に挿入するパイプ部12と
を有している。本体部11の先端側には、螺旋状に形成
した1条のリード溝111を形成し、リード溝111の
終了端に冷却剤の回収孔112を形成している。冷却剤
入用継手13側から注入された冷却剤は、パイプ部12
の冷却剤往路15を通ってパイプ部12の先端から小径
の冷却剤孔741内に噴き出して小径成形部74を冷却
しながら大径の冷却剤孔751内に浸入する。大径の冷
却剤孔751に流れてきた冷却剤はリード溝111に沿
って回収孔112まで移動案内されることによって大径
の冷却剤孔751内に移動しつつ貯溜して大径成形部7
5を冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダイカスト鋳込
みに使用される金型に装着され、金型のキャビティ面か
ら成形部が突出する状態で用いられる金型用中子ピン内
に挿入される金型の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイカスト鋳込みは一般に射出成形装置
で行なわれる。射出成形は材料を加熱によって溶融し流
動状態として所定の金型に流し込み、冷却によって固化
定着して製品として形成するものである。この際、中子
ピンが成形する穴の段差が大きい成形品に対しては、温
度管理がなされていなかった。そのために溶損、溶着が
発生していたことから冷却する温度をコントロールする
ことが重要とされていた。
【0003】従来の金型の冷却装置は、例えば、実行平
6ー14926号に示されるものが知られている。この
冷却装置50は、図5に示すように、冷却筒体51の一
端に内パイプ52と外パイプ53とを同心状に配置させ
て冷却液を循環させるように構成されていた。内パイプ
52は、一端を金型の冷却孔54内にその先端部付近ま
で達するように挿入するとともに他端に注水口55を備
えた冷却筒体51に接続して、注水口55から注水され
た冷却液を内パイプ52の先端から金型の冷却孔54内
に流入する往路とされ、外パイプ53は、内部に内パイ
プ52を挿通させるとともに先端部から前方に内パイプ
52を突出させ、元部を冷却筒体51の排水口56に接
続して内パイプの先端から流入された冷却液を流入案内
して排水口56に流出する復路とするように形成されて
いた。そして、冷却液を往路から復路に循環させること
によって冷却液と冷却孔54との熱交換が行なわれて金
型の冷却を行なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、成形品が、小
径部と大径部とを有する段付成形品部として形成される
場合、一般に金型のキャビティ内に、小径成形部と大径
成形部とを有する中子ピンが使用される。この中子ピン
に従来のような冷却装置50を挿入して中子ピンを冷却
しても、中子ピンの小径成形部と大径成形部との間には
体積差があり、冷却する冷却剤流量の差異となって現れ
ることから、小径成形部と大径成形部との冷却効果が均
一化されない。
【0005】つまり、一定の圧力で注入される冷却剤は
内パイプ52から外パイプ53を通って循環する速度が
変わらないことから、体積の小さい小径成形部では、冷
却すべき部位の熱量が小さいことから冷却効果は高く、
体積の大きい大径成形部では、冷却すべき部位の熱量が
大きいことから冷却効果は低くなってしまう。これによ
って温度差が生じ、この温度差によって、小径成形部の
欠損や大径成形部への溶着、溶損が発生し、また、冷却
剤は溶損部から金型内に浸入して金型を破損させたり、
成形品を不良にしてしまうこととなる。従って段付成形
部を成形する成形品においては、上記公報における従来
の金型の冷却装置50を使用しても、小径成形部と大径
成形部との冷却剤の量の調整をすることができずに冷却
効果を均一にすることができないことから、金型や成形
品のトラブルが発生する虞が生じていた。
【0006】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、金型用中子ピンの成形部において、冷却剤の量を
調整して小径成形部と大径成形部との冷却効果を均一化
させることによって、溶損や溶着又は湯じわの発生を防
止して品質の向上した成形品を形成できる金型の冷却装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわる金型
の冷却装置では、上記の課題を解決するために、以下の
ように構成するものである。すなわち、金型のキャビテ
ィ内に挿入して中子をなす段付成形部が小径成形部と大
径成形部とを有するとともに前記金型に保持される柄部
を有して形成される金型用中子ピン内に、挿入可能に配
設される金型の冷却装置であって、前記金型用中子ピン
の小径成形部には小径の冷却剤孔が形成され、前記大径
成形部には大径の冷却剤孔が形成され、冷却剤の注入口
に接続する冷却剤往路を有して前記小径の冷却剤孔に挿
入可能なパイプ部と、冷却剤の排出口に接続する冷却剤
復路を有して前記大径の冷却剤孔に挿入可能な本体部と
を有して形成され、前記大径成形部内における前記本体
部の外周面には、周方向に形成された冷却剤溜部が形成
されるとともに、前記本体部には前記冷却溜部からの冷
却剤を回収する回収孔が形成されていることを特徴とす
るものである。
【0008】また、前記冷却剤溜が螺旋状のリード溝で
あることが好ましい。
【0009】また、金型のキャビティ内に挿入して中子
をなす段付成形部が小径成形部と大径成形部とを有する
とともに前記金型に保持される柄部を有して形成される
金型用中子ピン内に、挿入可能に配設される金型の冷却
装置であって、前記金型用中子ピンの小径成形部には小
径の冷却剤孔が形成され、前記大径成形部には大径の冷
却剤孔が形成され、冷却剤の注入口に接続する冷却剤往
路を有して前記小径の冷却剤孔に挿入可能なパイプ部
と、冷却剤の排出口に接続する冷却剤復路を有して前記
大径の冷却剤孔に挿入可能な本体部とを有して形成さ
れ、前記パイプ部には、前記小径の冷却剤孔に噴き出す
第1の噴き出し口と、前記大径の冷却孔に噴き出す第2
の噴き出し口とが形成され、前記本体部には、前記大径
の冷却剤孔から前記冷却剤復路に接続して冷却剤を回収
する回収孔が形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0010】また好ましくは、前記パイプ部が、小径の
冷却剤孔内に配置される小径パイプ部と、大径の冷却剤
孔内に配置される大径パイプ部との2段に構成され、前
記第2の噴き出し口が、前記大径パイプ部に形成されて
いればなおよい。
【0011】また、前記本体部の柄部側外周縁には、前
記大径の冷却剤孔内に移動しつつ貯溜された冷却剤の本
体部柄部側への浸入を防止するためのシール部材が配設
されていればなおよい。
【0012】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の金型の冷却装置
は、上述のように構成されていることから、金型用中子
ピンにおいて小径成形部と大径成形部とからなる段付成
形部のうち、小径成形部内に向かう冷却剤は、冷却剤往
路を通ってパイプ部の先端から噴出して小径成形部とパ
イプ部との間、及び本体部回りの冷却剤溜部に、一旦、
貯溜されつつ本体部の回収孔から回収された後、冷却剤
復路を通って排出口から吐き出される。
【0013】前記冷却剤溜部では、予め中子ピンの小径
成形部と大径成形部との体積差を考慮して、冷却剤の量
を設定するように本体部を形成しているので、小径の冷
却孔を通る冷却剤と大径の冷却孔内に形成されている冷
却剤溜部に移動しつつ貯溜された冷却剤は、小径成形部
と大径成形部を均一に冷却することができ、溶損や溶着
又は湯じわの発生を防止して品質の向上した成形品を形
成することができる。
【0014】また、請求項2記載の発明では、前述の冷
却剤溜部が本体部の外周面に、周方向に形成された螺旋
状のリード溝であれば、リード溝の傾きや幅あるいは深
さ等を、中子ピンの小径成形部と大径成形部との体積差
を考慮して予め設定された寸法に形成しておくことによ
って、大径の冷却孔内に移動しつつ貯溜される冷却剤の
量を調整することができるとともに、小径成形部と大径
成形部とを均一に冷却できることから、成形品の成形部
における品質トラブル、つまり溶損や溶着又は湯じわの
発生を防止して品質の向上した成形品を形成することが
できる。
【0015】また、請求項3記載の発明では、金型用中
子ピンにおいて小径成形部と大径成形部とからなる成形
部のうち、小径成形部内に向かう冷却剤は、冷却剤往路
を通って一部はパイプ部の先端から第1の噴き出し口を
通って小径の冷却剤孔に噴き出された後大径の冷却剤孔
に流れ、一部は直接第2の噴き出し口を通って大径の冷
却剤孔に噴き出す。大径の冷却剤孔に流れた冷却剤は、
大径の冷却剤孔内で、一旦、貯溜されつつ本体部の回収
孔から回収された後、冷却剤復路を通って排出口から吐
き出される。
【0016】従って、大径の冷却剤孔では、冷却剤の量
を増加することができることから、中子ピンの大径成形
部と小径成形部との体積差が大きくても、冷却剤の量を
確保することができ、小径成形部と大径成形部の冷却効
果を均一化することができる。そのため、溶損や溶着又
は湯じわの発生しない品質の向上した成形品を形成する
ことができる。さらに、小径成形部と大径成形部の体積
差を予め考慮して第2の噴き出し口の面積や数量を決め
ておけば、成形品による形状の違いがあっても、大径成
形部内に貯溜される冷却剤の量を調整しておくことがで
きる。
【0017】請求項4記載の発明では、第2の噴き出し
口は、大径の冷却剤孔内に配置される大径パイプ部に形
成されることから、小径パイプ部と大径パイプ部との内
径差による流量の差分を大径の冷却剤孔内に流入するこ
とができ、冷却剤の量を増加できることから、中子ピン
の大径成形部と小径成形部との体積差が大きくても冷却
材の量を確保することができ、小径成形部と大径成形部
との冷却効果を均一にすることができる。そのため、成
形品の成形部における品質トラブル、つまり溶損や溶着
又は湯じわの発生を防止して品質の向上した成形品を形
成することができる。
【0018】また、請求項5記載の発明では、前記本体
部の柄部側外周面には、シール部材が配設されているこ
とから、冷却剤はシール部材により本体部の柄部側に浸
入されず、例えば、入子部回りに形成しやすい湯じわを
防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。実施形態の金型の冷却装置(以
下、冷却装置という。)は、射出成形装置の金型内に挿
入されるもので説明するものとし、さらに、金型のキャ
ビティに突出する金型用中子ピン(以下、中子ピンとい
う。)が先端側に配置される小径成形部とキャビティ面
付近に配置される大径成形部とを有する段付の成形部を
有しているものにおいて説明する。
【0020】図1に示すように、第1の形態の冷却装置
10は、金型1のキャビティ5に突出する中子ピン7内
に挿入されている。中子ピン7は、金型1の入子2のピ
ン取り付け孔3から入子4に形成された孔状のキャビテ
ィ5に向かって挿入可能に形成され、入子2内に配置さ
れるつば部71と柄部72と入子4のキャビティ5内に
配置される段付成形部73とを有して先端部が閉口する
中空状に形成されている。
【0021】段付成形部73は先端側に配置される小径
成形部74と、抜き勾配を形成するために小径成形部7
4から柄部72側に向かって僅かに拡径となるテーパ状
(あるいはストレート状)に形成される大径成形部75
とからなり、小径成形部74内には小径の冷却剤孔74
1が形成され大径成形部75にはつば部71の端面から
連接して形成される大径の冷却剤孔751が形成されて
いる。そして、中子ピン7は、つば部71の背面を主型
もしくは固定金具6に当接されることにより、金型1の
入子2に固定される。
【0022】冷却体装置10は、円筒状に形成された冷
却体本体部(以下、本体部という。)11と本体部11
内を挿通して本体部11から先端側に向かって突出する
パイプ部12と、本体部11の元部側に配置され、冷却
剤を注入する冷却剤入用継手13と、冷却剤入用継手1
3と並列して配置される冷却出用継手14とを有して構
成されている。
【0023】パイプ部12は、内部に冷却剤入用継手1
3に連接する冷却剤往路15を形成して先端を小径成形
部74内の小径の冷却剤孔741内に挿入させ、本体部
11は、内部に冷却剤出用継手14に連接する冷却剤復
路16を形成して大径成形部75内の大径の冷却剤孔7
51内に挿入されている。冷却剤往路15は冷却剤復路
16内を挿通してパイプ部12の先端より冷却剤を小径
の冷却剤孔741内に噴出可能に配置されている。
【0024】本体部11の外周面には、中子ピン7の大
径成形部75内に配置される部位において、本体部11
の端面から大径成形部75の端部あたりまで螺旋状に形
成された1条のリード溝111が形成され、リード溝1
11の終了位置において、大径の冷却剤孔751から冷
却剤復路16内に通じる回収孔112が形成されてい
る。従って、リード溝111は、大径の冷却剤孔751
に流れてきた冷却剤を回収孔112まで移動案内するよ
うにしている。
【0025】リード溝111は大径の冷却剤孔751内
を通る冷却剤の溜部として形成され、図2に示すよう
に、リード溝111の傾斜角度α、幅L、深さHの寸法
を、予め、中子ピン7の形状(例えば、小径成形部74
の外径及び小径の冷却剤孔741の内径、又は大径成形
部75の外径及び大径の冷却剤孔751の内径、パイプ
部12の外径及び本体部11の外径等による段差形状)
によって、小径成形部74の冷却後の温度と、大径成形
部75の冷却後の温度との温度差を少なくして冷却効果
を均一化できる寸法として設定している。なお、冷却剤
溜部としては、螺旋状に形成された1条のリード溝11
1でなく、複数条のリード溝111であってもよく、さ
らに、軸方向に平行に形成された複数のスリット溝であ
ってもよい。いずれも、大径の冷却剤孔751に流れる
冷却剤の量を確保できるように形成されていればその形
状に限定するものではない。
【0026】また、中子ピン7の柄部72の内部あたり
に配置される本体部11の外周面には、シール部材とし
てOリング17が嵌入されるOリング溝113が複数並
設されている。
【0027】また、冷却剤入用継手13には配管18が
接続されて冷却剤が注入され、冷却剤出用継手14には
配管19が接続されて冷却剤が排出される。なお、冷却
剤は一般に水が使用されるが、これに限定するものでは
なく中子ピン7を冷却するのに適した液体又は気体であ
ればよい。
【0028】次に、上記のように構成された金型の冷却
装置10の作用について、図1〜2に基づいて説明す
る。
【0029】中子ピン7が、段付成形部73を金型1の
キャビティ5内に突出するように入子2のピン取り付け
孔3から挿通されると、冷却装置10は、パイプ部12
を小径の冷却剤孔741内に挿入し、本体部11を大径
の冷却剤孔751内に挿入するように、中子ピン7内に
収納され、主型もしくは固定金具6で固定される。中子
ピン7の大径成形部75と柄部72との境界線は、ほぼ
キャビティ面5aに一致する。
【0030】冷却剤入用継手13に接続された配管18
より冷却剤が、所定の調整された圧力で冷却剤入用継手
13から冷却剤往路15に注入されると、冷却剤は、図
2の矢印に示すように、パイプ部12先端の噴き出し口
742から小径の冷却剤孔741内に浸入し、小径成形
部74を冷却しながらパイプ部12の回りを通って大径
の冷却剤孔751内に浸入する。大径の冷却剤孔751
内において、冷却剤の主流は、本体部11の先端部外周
面に形成されたリード溝111に案内されながら徐々に
速度を変えて回収孔112に向かって進行する。また、
本体部11と大径の冷却剤孔751内の隙間に浸入した
冷却剤は本体部11の元部側に向かって流れることとな
るが、その冷却剤はOリング17に堰き止められてそれ
以上本体部11の元部側には浸入されずに回収孔112
に流入されることとなる。そして、回収孔112に流入
された冷却剤は、冷却剤復路16を通って冷却剤出用継
手14から配管19に流れて排出される。
【0031】この際、リード溝111に流入される冷却
剤は、リード溝111の設定された形状により制御され
る。つまり、中子ピン7の大径成形部75と小径成形部
74との体積差がより著しく大きい場合には、小径成形
部74の冷却効果が高く、大径成形部75の冷却効果が
低くなって、大径成形部75に溶着、溶損を発生させや
すくなることから、リード溝111の傾斜角度αを小さ
くするか、又はリード溝幅Lあるいはリード溝深さHを
大きくして冷却剤の貯溜度合いを大きく設定してある。
これによって、大径成形部75の冷却効果を高くするこ
とができて、小径成形部74との冷却温度を均一化する
ことができる。
【0032】また、大径成形部75の体積が小径成形部
74の体積に対して、僅かな大きさに形成されているも
のであれば、大径成形部75の冷却効果が高過ぎて小径
成形部74の回りに溶着、溶損を発生させやすいことか
ら、リード溝111の傾斜角度αを大きくくするか、又
はリード溝幅Lあるいはリード溝深さHを小さくして冷
却剤の貯溜度合いを小さく設定してある。これによっ
て、大径成形部75と小径成形部74との冷却効果を均
一化することができる。
【0033】従って、上記のように構成された金型の冷
却装置10では、中子ピン7において小径成形部74と
大径成形部75とからなる段付成形部73のうち、小径
成形部74内に向かう冷却剤は、冷却剤往路15を通っ
てパイプ部12の先端から噴出して小径成形部74とパ
イプ部12との間、及び本体部11回りのリード溝11
1に、一旦、貯溜されつつ本体部11の回収孔112か
ら回収された後、冷却剤復路16を通って冷却剤出用継
手14から配管19に流出される。
【0034】リード溝111では、予め中子ピン7の小
径成形部74と大径成形部75との体積差を考慮して、
冷却剤の量を設定するように本体部11を形成している
ので、小径の冷却剤孔741を通る冷却剤と、大径の冷
却剤孔751内に形成されているリード溝111に移動
しつつ貯溜された冷却剤とは、小径成形部74と大径成
形部75とを均一に冷却することができ、溶損や溶着又
は湯じわの発生しない品質の向上した成形品を形成する
ことができる。
【0035】また、リード溝111が本体部11の外周
面に、周方向に形成されていることから、リード溝の傾
きや幅あるいは深さ等を、中子ピン7の小径成形部74
と大径成形部75との体積差を考慮して予め設定された
寸法に形成しておくことによって、大径の冷却剤孔75
1内に移動しつつ貯溜される冷却剤の量を調整すること
ができるとともに、小径成形部74と大径成形部75と
を均一に冷却することができることから、成形品の成形
部における品質トラブル、つまり溶損や溶着又は湯じわ
の発生を防止して品質の向上した成形品を形成すること
ができる。
【0036】次に、第2の形態の冷却装置20につい
て、図3〜4に基づいて説明する。この形態においては
中子ピン7Aは、大径成形部75Aの背面側に、入子2
の端面に当接する当接面752が形成され、入子2の背
面側において、ナット60で固着される雄ねじ部76が
形成されている。中子ピン7Aのその他の部位について
は前述の形態と同符号を付記するものとする。
【0037】図3〜4に示すように、冷却装置20は、
中子ピン7Aの柄部72内に配置される本体大径部21
1と抜き勾配を有する大径成形部75A内に配置される
本体小径部212とから構成される本体部21と、本体
部21内を挿通して先端が本体部21より先方に突出す
る大径パイプ部221と大径パイプ部221の先端側に
突出する小径パイプ部222とからなるパイプ部22と
を備えて段付円筒状に形成されている。
【0038】本体部21元部側には大径パイプ部221
に連接する冷却剤入用継手23を介して配管28が接続
され、大径パイプ部221及び小径パイプ部222の内
部が冷却剤往路25として形成されている。また、本体
部21元部側には、冷却剤入用継手23と並設して冷却
剤出用継手24が配置され、冷却剤出用継手24は、一
方で配管29に接続され、他方で本体部21内に形成さ
れるとともに大径パイプ部221を挿通する冷却剤復路
26に接続されている。
【0039】大径パイプ部221の先端部には、軸心に
対して対称位置に一対のスリット223が、冷却剤往路
25を開口するように形成され、小径パイプ部222
は、先端部に第1の噴き出し口224を有するととも
に、後端部が大径パイプ部221のスリット223の中
間位置付近まで大径パイプ部221内に挿入されてい
る。従って、大径パイプ部221のスリット223に
は、小径パイプ部222が挿入されていない部位におい
て第2の噴き出し口225が形成されることとなる。そ
して、小径パイプ部222の大径パイプ部221への挿
入位置をずらすことによって、第2の噴き出し口225
の開口量を変更することができる。
【0040】また、本体小径部212の本体大径部21
1付近には、軸心に対して対称位置に一対の回収孔21
3・213が形成されて大径の冷却剤孔751内の冷却
剤を冷却剤復路26に回収するようにしている。
【0041】さらに、中子ピン7Aの柄部72の内部に
配置されている本体大径部211の外周面には複数のO
リング溝214が形成され、Oリング溝214にOリン
グ27が嵌合されて、大径の冷却剤孔751内に流れて
いる冷却剤の、柄部72内への浸入を防止している。
【0042】この形態における冷却装置20では、冷却
剤入用継手23に接続された配管28より、冷却剤が所
定の調整された圧力で冷却剤入用継手23から冷却剤往
路25に注入されると、冷却剤は、冷却剤往路25から
一方では小径パイプ部222先端の第1の噴き出し口2
24から小径の冷却剤孔741内に浸入して小径成形部
74を冷却しながら小径パイプ部222の回りを通って
大径の冷却剤孔751内に浸入し、他方では大径パイプ
部221の第2の噴き出し口225から直接大径の冷却
剤孔751内に浸入する。
【0043】大径の冷却剤孔751内において、第2の
噴き出し口225から浸入されることによって増量とさ
れた冷却剤は、中子ピン7Aの大径成形部75Aを冷却
しながら徐々に回収孔213に向かって進行する。冷却
剤は本体大径部211に向かって流れることとなるが、
その冷却剤はOリング17に堰き止められてそれ以上本
体大径部211には浸入されずにすべて回収孔213に
流入されることとなる。そして、回収孔213に流入さ
れた冷却剤は、冷却剤復路26を通って冷却剤出用継手
24から配管29に流れて排出される。
【0044】従って、この形態における金型の冷却装置
では、大径の冷却剤孔751において、冷却剤の量を増
加することができることから、中子ピン7Aの大径成形
部75Aと小径成形部74との体積差が大きくても、冷
却剤の量を確保することができ、大径成形部75Aと小
径成形部74との冷却効果を均一化することができる。
そのため、溶損や溶着又は湯じわの発生を防止して品質
の向上した成形品を形成することができる。さらに、小
径成形部74と大径成形部75Aの体積差を予め考慮し
て第2の噴き出し口225の面積や数量を決めておけ
ば、成形品による形状の違いがあっても、大径成形部7
5A内に移動しつつ貯溜される冷却剤の量を調整してお
くことができる。
【0045】また、第2の噴き出し口225は、大径の
冷却剤孔751内に配置される大径パイプ221に形成
されることから、小径パイプ部222と大径パイプ部2
21との内径差による流量の差分を大径の冷却剤孔75
1内に流入することができ、冷却剤の量を増加すること
ができることから、中子ピンの大径成形部75Aと小径
成形部74との体積差が大きくても冷却剤の量を確保す
ることができ、大径成形部75Aと小径成形部74Fと
の冷却効果を均一化することができる。そのため、成形
品の成形部における品質トラブル、つまり溶損や溶着又
は湯じわの発生を防止して品質の向上した成形品を形成
することができる。
【0046】なお、第2の噴き出し口225の数は、上
記に限らず大径パイプ221に1か所でも良くまた3か
所以上形成されていても良い。
【0047】さらに第1の形態の冷却装置10と第2の
形態の冷却装置20のいずれにおいても、本体部11
(又は本体大径部211)の柄部72側外周面には、シ
ール部材としてのOリング17(又は27)が配設され
ていることから、冷却剤はOリング17(又は27)に
より本体部11(又は本体大径部211)の柄部72側
に浸入されず、例えば、入れ子部回りに形成しやすい湯
じわを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の形態における冷却装置を示す断
面図である。
【図2】図1における要部を示す拡大断面図である。
【図3】本発明における第2の形態の冷却装置の一部を
示す斜視図である。
【図4】図3における冷却装置を示す断面図である。
【図5】従来の金型の冷却装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1…金型 2…入子 4…入子 5…キャビティ 7…中子ピン 72…柄部 73…段付成形部 74…小径成形部 741…小径の冷却剤孔 75…大径成形部 751…大径の冷却剤孔 10…冷却装置 11…本体部 111…リード溝 112…回収孔 113…Oリング溝 12…パイプ部 13…冷却剤入用継手 14…冷却剤出用継手 15…冷却剤往路 16…冷却剤復路 17…Oリング 20…冷却装置 21…本体部 211…本体大径部 212…本体小径部 213…回収孔 22…パイプ部 221…大径パイプ部 222…小径パイプ部 223…スリット 224…第1の噴き出し口 225…第2の噴き出し口 23…冷却剤入用継手 24…冷却剤出用継手 25…冷却剤往路 26…冷却剤復路 27…Oリング α…傾斜角度 L…リード溝幅 H…リード溝深さ
【手続補正書】
【提出日】平成13年6月29日(2001.6.2
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわる金型
の冷却装置では、上記の課題を解決するために、以下の
ように構成するものである。すなわち、金型のキャビテ
ィ内に挿入して中子をなす段付成形部が小径成形部と大
径成形部とを有するとともに前記金型に保持される柄部
を有して形成される金型用中子ピン内に、挿入可能に配
設される金型の冷却装置であって、前記金型用中子ピン
の小径成形部には小径の冷却剤孔が形成され、前記大径
成形部には大径の冷却剤孔が形成され、冷却剤の注入口
に接続する冷却剤往路を有して前記小径の冷却剤孔に挿
入可能なパイプ部と、冷却剤の排出口に接続する冷却剤
復路を有して前記大径の冷却剤孔に挿入可能な本体部と
を有して形成され、前記大径成形部内における前記本体
部の外周面には、周方向に形成された冷却剤溜部が形成
されるとともに、前記本体部には前記冷却剤溜部からの
冷却剤を回収する回収孔が形成されていることを特徴と
するものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 また、前記冷却剤溜部が螺旋状のリード
溝であることが好ましい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 また、金型のキャビティ内に挿入して中
子をなす段付成形部が小径成形部と大径成形部とを有す
るとともに前記金型に保持される柄部を有して形成され
る金型用中子ピン内に、挿入可能に配設される金型の冷
却装置であって、前記金型用中子ピンの小径成形部には
小径の冷却剤孔が形成され、前記大径成形部には大径の
冷却剤孔が形成され、冷却剤の注入口に接続する冷却剤
往路を有して前記小径の冷却剤孔に挿入可能なパイプ部
と、冷却剤の排出口に接続する冷却剤復路を有して前記
大径の冷却剤孔に挿入可能な本体部とを有して形成さ
れ、前記パイプ部には、前記小径の冷却剤孔に噴き出す
第1の噴き出し口と、前記大径の冷却剤孔に噴き出す第
2の噴き出し口とが形成され、前記本体部には、前記大
径の冷却剤孔から前記冷却剤復路に接続して冷却剤を回
収する回収孔が形成されていることを特徴とするもので
ある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 前記冷却剤溜部では、予め中子ピンの小
径成形部と大径成形部との体積差を考慮して、冷却剤の
量を設定するように本体部を形成しているので、小径の
冷却剤孔を通る冷却剤と大径の冷却剤孔内に形成されて
いる冷却剤溜部に移動しつつ貯溜された冷却剤は、小径
成形部と大径成形部を均一に冷却することができ、溶損
や溶着又は湯じわの発生を防止して品質の向上した成形
品を形成することができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】 また、請求項2記載の発明では、前述の
冷却剤溜部が本体部の外周面に、周方向に形成された螺
旋状のリード溝であれば、リード溝の傾きや幅あるいは
深さ等を、中子ピンの小径成形部と大径成形部との体積
差を考慮して予め設定された寸法に形成しておくことに
よって、大径の冷却剤孔内に移動しつつ貯溜される冷却
剤の量を調整することができるとともに、小径成形部と
大径成形部とを均一に冷却できることから、成形品の成
形部における品質トラブル、つまり溶損や溶着又は湯じ
わの発生を防止して品質の向上した成形品を形成するこ
とができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 請求項4記載の発明では、第2の噴き出
し口は、大径の冷却剤孔内に配置される大径パイプ部に
形成されることから、小径パイプ部と大径パイプ部との
内径差による流量の差分を大径の冷却剤孔内に流入する
ことができ、冷却剤の量を増加できることから、中子ピ
ンの大径成形部と小径成形部との体積差が大きくても
却剤の量を確保することができ、小径成形部と大径成形
部との冷却効果を均一にすることができる。そのため、
成形品の成形部における品質トラブル、つまり溶損や溶
着又は湯じわの発生を防止して品質の向上した成形品を
形成することができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】 冷却装置10は、円筒状に形成された冷
却体本体部(以下、本体部という。)11と本体部11
内を挿通して本体部11から先端側に向かって突出する
パイプ部12と、本体部11の元部側に配置され、冷却
剤を注入する冷却剤入用継手13と、冷却剤入用継手1
3と並列して配置される冷却剤出用継手14とを有して
構成されている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】 この際、リード溝111に流入される冷
却剤は、リード溝111の設定された形状により制御さ
れる。つまり、中子ピン7の大径成形部75と小径成形
部74との体積差がより著しく大きい場合には、小径成
形部74の冷却効果が高く、大径成形部75の冷却効果
が低くなって、大径成形部75に溶着、溶損を発生させ
やすくなることから、リード溝111の傾斜角度αを小
さくするか、又はリード溝幅Lあるいはリード溝深さH
を大きくして冷却剤の貯溜度合いを大きく設定してあ
る。これによって、大径成形部75の冷却効果を高くす
ることができて、小径成形部74との冷却効果を均一化
することができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】 また、第2の噴き出し口225は、大径
の冷却剤孔751内に配置される大径パイプ221に形
成されることから、小径パイプ部222と大径パイプ部
221との内径差による流量の差分を大径の冷却剤孔7
51内に流入することができ、冷却剤の量を増加するこ
とができることから、中子ピンの大径性帰依部75Aと
小径成形部74との体積差が大きくても冷却材の量を確
保することができ、大径成形部75Aと小径成形部74
との冷却効果を均一化することができる。そのため、成
形品の成形部における品質トラブル、つまり溶損や溶着
又は湯じわの発生を防止して品質の向上した成形品を形
成することができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型のキャビティ内に挿入して中子をな
    す段付成形部が小径成形部と大径成形部とを有するとと
    もに前記金型に保持される柄部を有して形成される金型
    用中子ピン内に、挿入可能に配設される金型の冷却装置
    であって、 前記金型用中子ピンの小径成形部には小径の冷却剤孔が
    形成され、前記大径成形部には大径の冷却剤孔が形成さ
    れ、 冷却剤の注入口に接続する冷却剤往路を有して前記小径
    の冷却剤孔に挿入可能なパイプ部と、冷却剤の排出口に
    接続する冷却剤復路を有して前記大径の冷却剤孔に挿入
    可能な本体部とを有して形成され、 前記大径成形部内における前記本体部の外周面には、周
    方向に形成された冷却剤溜部が形成されるとともに、前
    記本体部には前記冷却溜部からの冷却剤を回収する回収
    孔が形成されていることを特徴とする金型の冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記冷却剤溜部が螺旋状のリード溝であ
    ることを特徴とする請求項1記載の金型の冷却装置。
  3. 【請求項3】 金型のキャビティ内に挿入して中子をな
    す段付成形部が小径成形部と大径成形部とを有するとと
    もに前記金型に保持される柄部を有して形成される金型
    用中子ピン内に、挿入可能に配設される金型の冷却装置
    であって、 前記金型用中子ピンの小径成形部には小径の冷却剤孔が
    形成され、前記大径成形部には大径の冷却剤孔が形成さ
    れ、 冷却剤の注入口に接続する冷却剤往路を有して前記小径
    の冷却剤孔に挿入可能なパイプ部と、冷却剤の排出口に
    接続する冷却剤復路を有して前記大径の冷却剤孔に挿入
    可能な本体部とを有して形成され、 前記パイプ部には、前記小径の冷却剤孔に噴き出す第1
    の噴き出し口と、前記大径の冷却孔に噴き出す第2の噴
    き出し口とが形成され、 前記本体部には、前記大径の冷却剤孔から前記冷却剤復
    路に接続して冷却剤を回収する回収孔が形成されている
    ことを特徴とする金型の冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記パイプ部が、小径の冷却剤孔内に配
    置される小径パイプ部と、大径の冷却剤孔内に配置され
    る大径パイプ部との2段に構成され、前記第2の噴き出
    し口が、前記大径パイプ部に形成されていることを特徴
    とする請求項3記載の金型の冷却装置。
  5. 【請求項5】 前記本体部の柄部側外周縁には、前記大
    径の冷却剤孔内に移動しつつ貯溜された冷却剤の本体部
    柄部側への浸入を防止するためのシール部材が配設され
    ていることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の
    金型の冷却装置。
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