JP2002356561A - 耐薬品性ポリスチレン系樹脂成形品 - Google Patents

耐薬品性ポリスチレン系樹脂成形品

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JP2002356561A
JP2002356561A JP2001161729A JP2001161729A JP2002356561A JP 2002356561 A JP2002356561 A JP 2002356561A JP 2001161729 A JP2001161729 A JP 2001161729A JP 2001161729 A JP2001161729 A JP 2001161729A JP 2002356561 A JP2002356561 A JP 2002356561A
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明彦 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐薬品性が効果的に発現された耐薬品性ポリ
スチレン系樹脂成形品を提供すること。 【解決手段】 (A)アタクチック構造を有するスチレ
ン系重合体、あるいはアタクチック構造を有するスチレ
ン系重合体とポリフェニレンエーテルとの合計量10〜
95重量部、及び(B)主としてシンジオタクチック構
造を有するスチレン系重合体90〜5重部からなるポリ
スチレン系樹脂組成物を成形してなる耐薬品性ポリスチ
レン系樹脂成形品であって、該成形品表面より深さ0.5
mmまでの(B)成分の相対結晶化度が30%以下であ
る耐薬品性ポリスチレン系樹脂成形品である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐薬品性ポリスチ
レン系樹脂成形品に関し、さらに詳しくは、結晶化度が
一定値以下の、主としてシンジオタクチック構造を有す
るスチレン系重合体(以下、シンジオタクチックポリス
チレンと称することがある。)を配合することにより、
耐薬品性を付与した耐薬品性ポリスチレン系樹脂成形品
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】芳香族ビニル系化合物をラジカル重合さ
せて得られるポリスチレン系樹脂は、安価であり、従来
から、種々様々な用途に供せられているものの、立体構
造がアタクチックであるため、非晶性であり、耐薬品性
に関しては必ずしも満足できるものではなく、このため
適用範囲が狭められていた。また、近年商品化されてい
る、各種洗浄剤やトイレタリー関連商品は、ポリスチレ
ン系樹脂に対してクラックや割れを引き起こすものが多
いため、市場から、ポリスチレン系樹脂の耐薬品性の改
良が強く求められている。アタクチック構造を有するス
チレン系重合体(以下、アタクチックポリスチレンと称
することがある。)の耐薬品性を改良するため、スチレ
ンと、アクリロニトリル,メタクリレート,アクリレー
ト,無水マレイン酸又はマレイミド等の極性モノマーと
を共重合することにより、耐薬品性を改善する試みがな
されている。しかしながら、これらの共重合体は、ラン
ダム共重合比が限定されていること、生産性が低下する
こと、色調が変化すること、臭気があること、他のポリ
スチレン系樹脂との混合リサイクルが困難であること、
焼却時にシアンガスを発生するという問題があった。そ
こで、結晶性を有するシンジオタクチックポリスチレン
が開発され、さらにアタクチックポリスチレンの耐薬品
性を向上させることを目的として、シンジオタクチック
ポリスチレンとの組成物が提案されている(特開平11
−279347号公報、特開平11−279349号公
報)。しかしながら、シンジオタクチックポリスチレン
とアタクチックポリスチレンとのブレンド物を成形した
場合、成形品の状態によっては、必ずしも十分な耐薬品
性を発現するとは限らなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記観点から
なされたものであって、アタクチックポリスチレン、あ
るいはアタクチックポリスチレンとポリフェニレンエー
テルに、シンジオタクチックポリスチレンをブレンドし
た組成物からなる成形品であって、耐薬品性が更に効果
的に発現された耐薬品性ポリスチレン系樹脂成形品を提
供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために鋭意研究を重ねた結果、シンジオタクチ
ックポリスチレンの結晶化度に着目した。そして、アタ
クチックポリスチレン、あるいはアタクチックポリスチ
レンとポリフェニレンエーテルに、シンジオタクチック
ポリスチレンを配合した組成物からなる相対結晶化度が
一定値以下の成形品において、耐薬品性が更に効果的に
発現されることを見出した。すなわち、通常の樹脂で
は、耐薬品性を発現させるために、その結晶化度を向上
させることが必要であるが、驚くべきことに、アタクチ
ックポリスチレン、あるいはアタクチックポリスチレン
とポリフェニレンエーテルに、シンジオタクチックポリ
スチレンを配合することにより、相対結晶化度を一定値
以下に制御した成形物の耐薬品性を効果的に発現させる
ことができることを見出した。本発明はかかる知見に基
づいて完成したものである。すなわち、本発明は、
(A)アタクチック構造を有するスチレン系重合体、あ
るいはアタクチック構造を有するスチレン系重合体とポ
リフェニレンエーテルとの合計量10〜95重量部、及
び(B)主としてシンジオタクチック構造を有するスチ
レン系重合体90〜5重部からなるスチレン系樹脂組成
物を成形してなる耐薬品性ポリスチレン系樹脂成形品で
あって、該成形品表面より深さ0.5mmまでの(B)成
分の相対結晶化度が30%以下である耐薬品性ポリスチ
レン系樹脂成形品を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるアタクチック
ポリスチレンは、溶液重合,塊状重合,懸濁重合,塊状
−懸濁重合等の重合方法によって得られる、下記一般式
(I)
【0006】
【化1】
【0007】(式中、Rは水素原子, ハロゲン原子ある
いは炭素原子, 酸素原子,窒素原子,硫黄原子,リン原
子,セレン原子,スズ原子及びケイ素原子のいずれか一
種以上を含む置換基を示し、mは1〜3の整数を示す。
但し、mが複数のときは、各Rは同一でも異なってもよ
い。)で表わされる一種以上の芳香族ビニル化合物から
なる重合体、あるいは一種類以上の芳香族ビニル化合物
と共重合可能な一種類以上の他のビニル単量体の共重合
体、これらの重合体の水素化重合体、及びこれらの混合
物である。好ましい芳香族ビニル化合物としては、スチ
レン,α−メチルスチレン,メチルスチレン,エチルス
チレン,イソプロピルスチレン,ターシャリーブチルス
チレンなどのアルキルスチレン、フェニルスチレン,ビ
ニルスチレン,クロロスチレン,ブロモスチレン,フル
オロスチレン,クロロメチルスチレン,メトキシスチレ
ン,エトキシスチレン等があり、これらは一種または二
種以上で使用される。これらのうち特に好ましい芳香族
ビニル化合物は、スチレン,p−メチルスチレン,m−
メチルスチレン,p−ターシャリーブチルスチレン,p
−クロロスチレン,m−クロロスチレン,p−フルオロ
スチレンである。
【0008】上記芳香族ビニル化合物と共重合可能な他
のビニル単量体としては、アクリロニトリル,メタクリ
ロニトリル等のビニルシアン化合物、メチルアクリレー
ト,エチルアクリレート,プロピルアクリレート,ブチ
ルアクリレート,アミルアクリレート,ヘキシルアクリ
レート,オクチルアクリレート,2−エチルヘキシルア
クリレート,シクロヘキシルアクリレート,ドデシルア
クリレート,オクタデシルアクリレート,フェニルアク
リレート,ベンジルアクリレート等のアクリル酸エステ
ル、メチルメタクリレート,エチルメタクリレート,ブ
チルメタクリレート,アミルメタクリレート,ヘキシル
メタクリレート,オクチルメタクリレート,2−エチル
ヘキシルメタクリレート,シクロヘキシルメタクリレー
ト,ドデシルメタクリレート,オクタデシルメタクリレ
ート,フェニルメタクリレート,ベンジルメタクリレー
ト等のメタクリル酸エステル、マレイミド,N−メチル
マレイミド,N−エチルマレイミド,N−ブチルマレイ
ミド,N−ラウリルマレイミド,N−シクロヘキシルマ
レイミド,N−フェニルマレイミド,N−(p−ブロモ
フェニル)マレイミド等のマレイミド系化合物などが挙
げられる。
【0009】上記芳香族ビニル化合物と共重合可能なゴ
ム状重合体としては、ポリブタジエン,スチレン−ブタ
ジエン共重合体,アクリロニトリル−ブタジエン共重合
体,ポリイソプレン等のジエン系ゴム、エチレン−α−
オレフィン共重合体,エチレン−α−オレフィン−ポリ
エン共重合体,ポリアクリル酸エステル等の非ジエン系
ゴム、スチレン−ブタジエンブロック共重合体,水素化
スチレン−ブタジエンブロック共重合体,エチレン−プ
ロピレンエラストマー,スチレン−グラフト−エチレン
−プロピレンエラストマー,エチレン系アイオノマー樹
脂,水素化スチレン−イソプレン共重合体等が挙げられ
る。(A)成分のアタクチックポリスチレンは、その分
子量については特に制限はないが、一般に、重量平均分
子量が10,000以上、好ましくは50,000以上であ
る。ここで重量平均分子量が10,000未満のもので
は、得られる成形品の熱的性質,機械的性質が低下し好
ましくない。さらに、分子量分布についても広狭の制限
はなく、様々のものを充当することができる。
【0010】本発明においては、成形品の耐熱性を向上
させるために、(A)成分の一部として、ポリフェニレ
ンエーテルを用いることができる。ポリフェニレンエー
テルは、公知の化合物であり、この目的に使用するた
め、米国特許3306874号、同3306875号、
同3257357号及び同3257358号各明細書を
参照することができる。ポリフェニレンエ−テルは、通
常、銅アミン錯体、一種またはそれ以上の二箇所もしく
は三箇所置換フェノ−ルの存在下で、ホモポリマ−また
はコポリマ−を生成する酸化カップリング反応によって
調製される。ここで、銅アミン錯体は第一、第二及びま
たは第三アミンから誘導される銅アミン錯体を使用でき
る。ポリフェニレンエ−テルの例としては、ポリ(2,
3−ジメチル−6−エチル−1,4−フェニレンエ−テ
ル)、ポリ(2−メチル−6−クロロメチル−1,4−
フェニレンエ−テル)、ポリ(2−メチル−6−ヒドロ
キシエチル−1,4−フェニレンエ−テル)、ポリ(2
−メチル−6−n−ブチル−1,4−フェニレンエ−テ
ル)、ポリ(2−エチル−6−イソプロピル−1,4−
フェニレンエ−テル)、ポリ(2−エチル−6−n−プ
ロピル−1,4−フェニレンエ−テル)、ポリ(2、
3、6−トリメチル−1,4−フェニレンエ−テル)、
ポリ(2−(4’−メチルフェニル)−1,4−フェニ
レンエ−テル)、ポリ(2−ブロモ−6−フェニル−
1,4−フェニレンエ−テル)、ポリ(2−メチル−6
−フェニル−1,4−フェニレンエ−テル)、ポリ(2
−フェニル−1,4−フェニレンエ−テル)、ポリ(2
−クロロ−1,4−フェニレンエ−テル)、ポリ(2−
メチル−1,4−フェニレンエ−テル)、ポリ(2−ク
ロロ−6−エチル−1,4−フェニレンエ−テル)、ポ
リ(2−クロロ−6−ブロモ−1,4−フェニレンエ−
テル)、ポリ(2,6−ジ−n−プロピル−1,4−フ
ェニレンエ−テル)、ポリ(2−メチル−6−イソプロ
ピル−1,4−フェニレンエ−テル)、ポリ(2−クロ
ロ−6−メチル−1,4−フェニレンエ−テル)、ポリ
(2−メチル−6−エチル−1,4−フェニレンエ−テ
ル)、ポリ(2,6−ジブロモ−1,4−フェニレンエ
−テル)、ポリ(2,6−ジクロロ−1,4−フェニレ
ンエ−テル)、ポリ(2,6−ジエチル−1,4−フェ
ニレンエ−テル)、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−
フェニレンエ−テル)等が挙げられる。例えば前記ホモ
ポリマ−の調製に使用されるようなフェノ−ル化合物の
二種またはそれ以上から誘導される共重合体などの共重
合体も適切である。また、これらを無水マレイン酸,フ
マル酸等をはじめとする変性剤で変性したものも好適に
用いられる。更に、例えばポリスチレン等のビニル芳香
族化合物と上記のポリフェニレンエ−テルとのグラフト
共重合体及びブロック共重合体も挙げられる。これらの
うち特に好ましくはポリ(2,6−ジメチル−1,4−
フェニレンエ−テル)である。
【0011】このポリフェニレンエーテルの分子量に特
に制限はないが、クロロホルム中25℃で測定した固有
粘度が0.5デシリットル/g以下以下、好ましくは0.4
5デシリットル/g以下のものが用いられる。固有粘度
が0.5デシリットル/gを超えると、成形時の流動性が
大幅に低下する場合がある。ポリフェニレンエーテルを
配合する場合、その配合割合に特に制限はないが、好ま
しくは(A)成分中5〜80質量%、より好ましくは1
0〜60質量%である。配合割合が5質量%未満である
と、耐熱向上効果が小さく、80質量%を超えると、成
形時の流動性が大幅に低下する場合がある。
【0012】また、耐衝撃性を向上させるために、
(A)成分にゴム状弾性体を併用することができる。ゴ
ム状弾性体の具体例としては、天然ゴム、ポリブタジエ
ン、ポリイソプレン、ポリイソブチレン、ネオプレン、
ポリスルフィドゴム、チオコールゴム、アクリルゴム、
ウレタンゴム、シリコーンゴム、エピクロロヒドリンゴ
ム、スチレン−ブタジエンブロック共重合体(SB
R)、水素添加スチレン−ブタジエンブロック共重合体
(SEB,SEBC)、スチレン−ブタジエン−スチレ
ンブロック共重合体(SBS)、水素添加スチレン−ブ
タジエン−スチレンブロック共重合体(SEBS)、ス
チレン−イソプレンブロック共重合体(SIR)、水素
添加スチレン−イソプレンブロック共重合体(SE
P)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合
体(SIS)、水素添加スチレン−イソプレン−スチレ
ンブロック共重合体(SEPS)、またはエチレンプロ
ピレンゴム(EPM)、エチレンプロピレンジエンゴム
(EPDM)、あるいはブタジエン−アクリロニトリル
−スチレン−コアシェルゴム(ABS)、メチルメタク
リレート−ブタジエン−スチレン−コアシェルゴム(M
BS)、メチルメタクリレート−ブチルアクリレート−
スチレン−コアシェルゴム(MAS)、オクチルアクリ
レート−ブタジエン−スチレン−コアシェルゴム(MA
BS)、アルキルアクリレート−ブタジエン−アクリロ
ニトリル−スチレン−コアシェルゴム(AABS)、ブ
タジエン−スチレン−コアシェルゴム(SBR)、メチ
ルメタクリレート−ブチルアクリレート−シロキサンを
はじめとするシロキサン含有コアシェルゴム等のコアシ
ェルタイプの粒子状弾性体、またはこれらを変性したゴ
ム等が挙げられる。このうち特に、SBR、SEB、S
BS、SEBS、SIR、SEP、SIS、SEPS、
コアシェルゴム、EPM、EPDM、またはこれらを変
性したゴムが好ましく用いられる。これらのゴム状弾性
体は一種単独で、又は二種以上配合して用いることがで
きる。ゴム状弾性体の配合割合に制限はないが、(A)
成分中の50質量%以下、好ましくは40質量%以下、
さらに好ましくは30質量%以下である。50質量%を
超えると、耐薬品性の低下、弾性率の低下を引き起こす
ことがある。
【0013】(B)成分の、主としてシンジオタクチッ
クポリスチレン構造を有するスチレン系重合体におい
て、シンジオタクチック構造とは、立体化学構造がシン
ジオタクチック構造、即ち炭素−炭素結合から形成され
る主鎖に対して側鎖であるフェニル基が交互に反対方向
に位置する立体構造を有するものであり、そのタクティ
シティーは同位体炭素による核磁気共鳴法(13C−NM
R)により定量される。 13C−NMR法により測定され
るタクティシティーは、連続する複数個の構成単位の存
在割合、例えば2個の場合はダイアッド、3個の場合は
トリアッド、5個の場合はペンタッドによって示すこと
ができるが、本発明に言う主としてシンジオタクチック
構造を有するスチレン系重合体とは、通常はラセミダイ
アッドで75%以上、好ましくは85%以上、若しくは
ラセミペンタッドで30%以上、好ましくは50%以上
のシンジオタクティシティーを有するポリスチレン、ポ
リ(アルキルスチレン)、ポリ(ハロゲン化スチレン)
、ポリ(ハロゲン化アルキルスチレン) 、ポリ(アル
コキシスチレン)、ポリ(ビニル安息香酸エステル)、
これらの水素化重合体及びこれらの混合物、あるいはこ
れらを主成分とする共重合体を指称する。なお、ここで
ポリ(アルキルスチレン)としては、ポリ(メチルスチ
レン)、ポリ(エチルスチレン)、ポリ(イソプロピル
スチレン)、ポリ(ターシャリーブチルスチレン)、ポ
リ(フェニルスチレン)、ポリ(ビニルナフタレン)、
ポリ(ビニルスチレン)などがあり、ポリ(ハロゲン化
スチレン)としては、ポリ(クロロスチレン)、ポリ
(ブロモスチレン)、ポリ(フルオロスチレン)などが
ある。また、ポリ(ハロゲン化アルキルスチレン)とし
ては、ポリ(クロロメチルスチレン)など、またポリ
(アルコキシスチレン)としては、ポリ(メトキシスチ
レン)、ポリ(エトキシスチレン)などがある。これら
のシンジオタクチック構造を有するスチレン系重合体は
一種のみを単独で、または二種以上を組み合わせて用い
ることができる。
【0014】これらのうち特に好ましいシンジオタクチ
ックポリスチレンとしては、ポリスチレン、ポリ(p−
メチルスチレン)、ポリ(m−メチルスチレン)、ポリ
(p−ターシャリープチルスチレン)、ポリ(p−クロ
ロスチレン)、ポリ(m−クロロスチレン)、ポリ(p
−フルオロスチレン)、水素化ポリスチレン及びこれら
の構造単位を含む共重合体が挙げられる。本発明の成形
品におけるシンジオタクチックポリスチレン成分の結晶
化度は、成形品表面より深さ0.5mmまでの相対結晶化
度が30%以下であることを要する。この相対結晶化度
は好ましくは20%以下、より好ましくは10%以下で
ある。この相対結晶化度が30%を超えると、成形品の
耐薬品性を十分発現させることは困難であり、更に成形
品の光沢低下や物性低下を伴う場合もある。この結晶化
度を制御する方法としては、樹脂温度、金型温度、冷却
速度、シンジオタクチックポリスチレン成分のデザイ
ン、添加剤、シンジオタクチックポリスチレン成分の比
率、アタクチックポリスチレン成分やポリフェニレンエ
ーテル成分の分子量や添加量を制御する方法が挙げられ
る。
【0015】シンジオタクチックポリスチレンの分子量
については特に制限はないが、溶媒としてトリクロロベ
ンゼンを用い、135℃において、GPC(ゲルパーミ
エーションクロマトグラフィー)法により測定したポリ
スチレン換算の重量平均分子量が10,000以上、好ま
しくは50,000以上である。さらに、分子量分布につ
いてもその広狭は制約がなく、様々なものを充当するこ
とが可能である。ここで、重量平均分子量が10,000
未満のものでは、得られる組成物あるいは成形品の熱的
性質、機械的性質が低下し好ましくない。また、シンジ
オタクチックポリスチレンの融点についても特に制限は
ないが、好ましくは270℃以下、より好ましくは25
0℃以下である。融点が270℃を超えると、成形時に
280〜300℃の温度を必要とするため、組成物の成
形性悪化、熱劣化による物性低下等を引き起こすおそれ
がある。
【0016】このようなシンジオタクチックスチレン
は、例えば不活性炭化水素溶媒中または溶媒の不存在下
に、チタン化合物及び水とトリアルキルアルミニウムの
縮合生成物を触媒として、スチレン系単量体(上記スチ
レン系重合体に対応する単量体) を重合する方法等が挙
げられる(特開昭62―187708号公報等) 。ま
た、ポリ(ハロゲン化アルキルスチレン)及びこれらの
水素化重合体についても同様に公知の方法、例えば、特
開平1−46912号公報、特開平1−178505号
公報に記載の方法などにより得ることができる。本発明
に係る樹脂組成物において、(A)成分と(B)成分の
合計量100重量部中、(B)成分の配合量は90〜5
重量部であるが、好ましくは80〜10重量部、より好
ましくは50〜15重量部である。(B)成分の配合量
が5重量部未満であると、耐薬品性の改良効果は事実上
認められず、また、90重量部を超えると、コスト的に
不利であるため好ましくない。
【0017】本発明に係る樹脂組成物においては、本発
明の目的を阻害しない限り、無機充填剤、酸化防止剤、
核剤、可塑剤、離型剤、難燃剤、難燃助剤、顔料、染
料、カーボンブラック及び帯電防止剤等の添加剤、ある
いはその他の熱可塑性樹脂を配合することができる。な
お、これらのそれぞれについてはその一種のみを単独
で、または、二種以上を組み合わせて用いることができ
る。無機充填剤としては、ガラス繊維、炭素繊維、ウイ
スカ−、タルク、カ−ボンブラック、グラファイト、二
酸化チタン、シリカ、マイカ、炭酸カルシウウム、硫酸
カルシウム、炭酸バリウム、炭酸マグネシウム、硫酸マ
グネシウム、硫酸バリウム、オキシサルフェ−ト、酸化
スズ、アルミナ、カオリン、炭化ケイ素、金属粉末、ガ
ラスパウダ−、ガラスフレ−ク、ガラスビ−ズ等が挙げ
られる。酸化防止剤としては、リン系、フェノール系、
イオウ系等公知のものから任意に選択して用いることが
できる。核剤としては、アルミニウムジ(p−t−ブチ
ルベンゾエート)をはじめとするカルボン酸の金属塩、
メチレンビス(2,4−ジ−t−ブチルフェノール)ア
シッドホスフェートナトリウムをはじめとするリン酸の
金属塩、タルク、フタロシアニン誘導体等、公知のもの
から任意に選択して用いることができる。可塑剤として
はポリエチレングリコ−ル、ポリアミドオリゴマ−、エ
チレンビスステアロアマイド、フタル酸エステル、ポリ
スチレンオリゴマ−、ポリエチレンワックス、ミネラル
オイル、シリコ−ンオイル等公知のものから任意に選択
して用いることができる。離型剤としてはポリエチレン
ワックス、シリコーンオイル、長鎖カルボン酸、長鎖カ
ルボン酸金属塩等公知のものから任意に選択して用いる
ことができる。難燃剤としては、臭素化ポリスチレン、
臭素化シンジオタクチックポリスチレン、臭素化ポリフ
ェニレンエーテルをはじめとする臭素化ポリマー、臭素
化ジフェニルアルカン、臭素化ジフェニルエーテルをは
じめとする臭素化芳香族化合物、トリクレジルホスフェ
ート、トリフェニルホスフェート、トリス−3−クロロ
プロピルホスフェートをはじめとするリン系難燃剤等公
知のものから任意に選択して用いることができる。ま
た、難燃助剤としては三酸化アンチモンをはじめとした
アンチモン化合物、その他公知のものから任意に選択し
て用いることができる。また、ドリップ防止剤としては
テフロン(登録商標)等公知のものから任意に選択して
用いることができる。熱可塑性樹脂としては、AS(ア
クリロニトリル−スチレン)、ABS(アクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレン)をはじめとするポリスチレ
ン系樹脂、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレートをはじめとするポリ
エステル系樹脂、ポリアミド6、ポリアミド6,6をは
じめとするポリアミド系樹脂、PPS(ポリフェニレン
スルフィド)、ポリエーテル等公知のものから任意に選
択して用いることができる。
【0018】本発明に係るポリスチレン系樹脂組成物の
調製方法については特に制限はなく公知の方法により調
製することができる。例えば前記成分及び各種添加剤
を、リボンブレンダー,ヘンシェルミキサー,バンバリ
ーミキサー,ドラムタンブラー,単軸スクリュー押出
機,二軸スクリュー押出機,コニーダ,多軸スクリュー
押出機等を用いて溶融混練するか、あるいはドライブレ
ンドすることにより、ポリスチレン系樹脂組成物を得る
ことができる。成形方法についても特に制限はなく射出
成形,押出成形,熱成形,発泡成形等公知の方法により
成形することができる。本発明の耐薬品性ポリスチレン
樹脂成形品は、台所用,風呂用,トイレ用,その他の界
面活性剤、防カビ剤、クレンジング剤,シャンプー,リ
ンス,ボディソープ,入浴剤,口紅,日焼け止め剤等の
化粧品、サラダ油,ゴマ油,大豆油,綿実油等の食用オ
イル、マーガリン,バター等の食品、グリース、機械
油、切削油、燃料油などの種々の薬品やオイルに対して
耐性を有するものである。
【0019】本発明の耐薬品性ポリスチレン樹脂成形品
は、耐薬品性が要求される様々な用途に供することが可
能であり、その用途は特に制限されない。自動車部品用
用途としては、外装部品としてラジエターグリル,グリ
ル,マーク,バックパネル,ドアミラー,ホイ−ルキャ
ップ,エアスポイラー,二輪車用カウル等が挙げられ、
内装部品としてインスツルメントパネル,メーターフー
ド,ピラー,グローブボックス,コンソールボックス,
スピーカーボックス,リッド,バッテリー容器等が挙げ
られる。電気器具用途としては、AV機器用としてハウ
ジング,シャーシ,カセットケース,CDマガジン,リ
モコンケース等が挙げられ、電気冷蔵庫用として内張
り,トレイ,アーム,ドアキャップ,把手等が挙げら
れ、電気掃除機用としてハウジング,把手,パイプ,吸
入口等が挙げられ、エアコン用としてハウジング,ファ
ン,リモコンケース,ドレインパン,バックパネル等が
挙げられ、その他として扇風機,換気扇,洗濯機,照明
器具用部品,バッテリーケース等が挙げられる。一般機
器用途としては、プリンターや複写機用としてハウジン
グ,シャーシ,リボンカセット,トレイ等が挙げられ、
パソコン用としてハウジング,フロッピー(登録商標)
ディスクシェル,キーボード等挙げられる。また、電話
機,通信機器用としてハウジング,受話器,メカシャー
シ等が挙げられる。その他の機器用としては、ミシン,
レジスター,タイプライター,計算機,光学機器,楽器
等が挙げられる。さらには雑貨やリモコンカー,ラジコ
ンコントローラー,ブロック,パチンコ台部品,筆記
具,筆記具トレイ,サーフボード,ヘルメット等の玩
具,文房具,レジャー,スポーツ用品にも用いられる。
便座,便蓋,タンク,シャワー,洗面化粧台,浴室収納
パネル,カランカバー等の住宅設備、弁当箱,各種容
器,ポット部品,ミルクポーションのような家庭用品、
建材住宅部品,家具等にも用いられる。産業構造材用用
途としては、パイプ,容器,トレイ、押出成形及び延伸
による一軸,二軸延伸フィルム,シート、紡糸による繊
維状成形品等の用途にも好適に用いられる。
【0020】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。 実施例1〜10及び比較例1〜14 (A)成分として第1表に示すものを使用した。
【0021】
【表1】
【0022】(B)成分としては、第2表に示す性状の
ペレット化したシンジオタクチックポリスチレンを用い
た。シンジオタクチックポリスチレンの重量平均分子量
(Mw)及び分子量分布(Mw/Mn(Mn:数平均分
子量)は、1,2,4−トリクロロベンゼンを溶媒と
し、135℃でゲルパーミエーションクロマトグラフィ
ー(GPC)法によりポリエチレン換算で測定した。ま
た、融点は、DSC(示差走査熱量計)を用いて測定
し、昇温速度20℃/分で昇温したときの融解ピーク位
置より決定した。このようにして求めたシンジオタクチ
ックポリスチレンの重量平均分子量等を第2表に示す。
【0023】
【表2】
【0024】上記(A)成分、(B)成分を第4表に示
す組成でドライブレンドし、単軸押出機を用いて樹脂温
度280℃で押し出してストランドを得、これをペレッ
ト化した。なお、比較例においては、その他の成分とし
て核剤NA11(旭電化工業(株)製,メチレンビス
(2,4−ジ−t−ブチルフェノール)アシッドホスフ
ェートナトリウム塩)を用いた。得られたペレットを用
い、射出成形機により第4表に示す条件でセルフタップ
ボス型を成形し、下記の方法により評価した。結果を第
4表に示す。なお、第4表において組成の百分率は質量
%を示す。 (1)相対結晶化度の評価 成形品表層部を深さ0.5mmまでサンプリングし、DS
Cにより昇温時(昇温速度=1℃/分)の結晶化ピーク
のエンタルピー(ΔHTcc )と融解ピークのエンタルピ
ー(ΔHTm)を求め、以下の式により算出した。 相対結晶化度(%)=(|ΔHTm|−|ΔHTcc |)/
ΔHTm×100 (2)耐薬品性の評価 第3表に示す形状のセルフタップボス型を成形し、ネジ
を所定のトルクで締め付けた後、ボス外周部に薬品を塗
布し、室温で24時間放置した後の状態を観察し、ラン
ク付けをした。
【0025】
【表3】
【0026】
【表4】
【0027】第4表から、成形品におけるシンジオタク
チックポリスチレン成分の相対結晶化度を30%以下に
制御することにより、耐薬品性が効果的に発現されてい
ることがわかる。
【0028】
【発明の効果】本発明の耐薬品性ポリスチレン系樹脂成
形品は、耐薬品性が効果的に発現されたものであり、耐
薬品性が要求される様々な用途に供することができる。
フロントページの続き (72)発明者 青山 琢磨 千葉県市原市姉崎海岸1番地1 Fターム(参考) 4F071 AA22 AA22X AA33 AA33X AA34 AA34X AA35 AA35X AA51 AF02 AF11Y AH07 AH11 AH12 AH16 AH17 AH19 BB05 BB06 BC07 4J002 BC01W BC01X BC01Y BC03W BC03X BC03Y BC04W BC07W BC08W BC08X BC08Y BC09W BC11W BC11X BC11Y BC12W BC12X BC12Y CH07X FD010 FD020 FD070 FD130 FD160

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)アタクチック構造を有するスチレ
    ン系重合体、あるいはアタクチック構造を有するスチレ
    ン系重合体とポリフェニレンエーテルとの合計量10〜
    95重量部、及び(B)主としてシンジオタクチック構
    造を有するスチレン系重合体90〜5重部からなるポリ
    スチレン系樹脂組成物を成形してなる耐薬品性ポリスチ
    レン系樹脂成形品であって、該成形品表面より深さ0.5
    mmまでの(B)成分の相対結晶化度が30%以下であ
    る耐薬品性ポリスチレン系樹脂成形品。
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