JP2002356469A - アリールスルホニルウレタンのニトロセルロースマニキュア用膜形成樹脂としての利用と、新規なアリールスルホニルウレタンおよびニトロセルロースマニキュア - Google Patents
アリールスルホニルウレタンのニトロセルロースマニキュア用膜形成樹脂としての利用と、新規なアリールスルホニルウレタンおよびニトロセルロースマニキュアInfo
- Publication number
- JP2002356469A JP2002356469A JP2002061799A JP2002061799A JP2002356469A JP 2002356469 A JP2002356469 A JP 2002356469A JP 2002061799 A JP2002061799 A JP 2002061799A JP 2002061799 A JP2002061799 A JP 2002061799A JP 2002356469 A JP2002356469 A JP 2002356469A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nitrocellulose
- weight
- arylsulfonylurethane
- group
- poly
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C311/00—Amides of sulfonic acids, i.e. compounds having singly-bound oxygen atoms of sulfo groups replaced by nitrogen atoms, not being part of nitro or nitroso groups
- C07C311/50—Compounds containing any of the groups, X being a hetero atom, Y being any atom
- C07C311/52—Y being a hetero atom
- C07C311/53—X and Y not being nitrogen atoms, e.g. N-sulfonylcarbamic acid
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/46—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing sulfur
- A61K8/466—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing sulfur containing sulfonic acid derivatives; Salts
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/72—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
- A61K8/73—Polysaccharides
- A61K8/731—Cellulose; Quaternized cellulose derivatives
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/72—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
- A61K8/84—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions otherwise than those involving only carbon-carbon unsaturated bonds
- A61K8/87—Polyurethanes
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q3/00—Manicure or pedicure preparations
- A61Q3/02—Nail coatings
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Birds (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
Abstract
しての利用に有用な、新規なアリールスルホニルウレタ
ンの提供。 【解決手段】 式(1)で示される2〜5個のアリール
スルホニルウレタン基を有し且つ分子量が450 〜1500で
あるポリ(アリールスルホニルウレタン)。 (ここで、nは2≦n≦5の整数を表し、Aはnが2、
3、4または5である時にそれぞれ2価、3価、4価ま
たは5価となる有機官能基を表し、ポリメチレングリコ
ール、ポリオキシアルキレングリコール、ポリエーテル
トリオール、ポリエーテルテトラオール、グリセロー
ル、トリメチロールアルカンおよびキシリトールで構成
される群の中から選択されるポリオールA(OH)nの
主鎖である)。
Description
ュアに関するものであり、特に、基本的にニトロセルロ
ースと、膜形成樹脂と、可塑剤と、ゲル化剤と、溶媒−
希釈剤系とで構成されるマニキュアに関するものであ
る。本発明は新規なアリールスルホニルウレタンに関す
るものでもある。
キュアはベースとなるチキソトロピックな無色のニトロ
セルロースの沈降防止剤すなわち無色のマニキュアに顔
料または染料を混合するか、カラーベース、例えばベー
スとなる沈降防止剤に顔料を混合して得られるを混合物
を混合することによって得られる。従来法では、ベース
となるチキソトロピックな無色のニトロセルロースの沈
降防止剤すなわち無色のマニキュアは、チキソトロピッ
クな無色のニトロセルロースゲルと、非チキソトロピッ
クな無色ベースとを、好ましくは沈降防止剤のチキソト
ロピーを良くするための酸、例えばリン酸またはクエン
酸を少量存在させた状態で、混合して得られる。非チキ
ソトロピックな無色ベースはニトロセルロースと、膜形
成樹脂と、可塑剤と、溶媒および/または希釈剤とで構
成される。チキソトロピックな無色のニトロセルロース
ゲルはニトロセルロースと、ゲル化剤と、可塑剤と、溶
媒および/または希釈剤と、必要に応じて添加される湿
潤剤とで構成される。
公知で、特に、健康上有害であってはならない。ニトロ
セルロースのマニキュアで用いられる膜形成樹脂(resin
e garnissante)はマニキュアを丈夫にする(garnissant
e) 役目、換言すれば固形分を高くして、蒸発後に残っ
たバインダーの量を可能な限り最大にする役目をする。
この樹脂はマニキュアの光沢を良くし、爪への接着性を
良くする役目もする。
ールスルホンアミド−ホルムアルデヒド樹脂が専ら使用
されている。しかし、この樹脂は時間とともにホルムア
ルデヒドを放出するという大きな欠点がある。ホルムア
ルデヒドは発癌性物質であるということが分かってき
た。従って、従来から使用されてきたアリールスルホン
アミド−ホルムアルデヒド樹脂と同じ利点を有し、ニト
ロセルロースマニキュアに含まれるその他の成分と相溶
性があり、しかも上記の欠点のない膜形成樹脂を当業者
は探してきた。これまでにも多くの解決法が提案されて
きた。
品組成物、特にニトロセルロースマニキュアでエポキシ
スルホンアミド樹脂を使用することを提案しているが、
この樹脂はコストが高いため工業的に使用することはで
きない。
ールスルホンアミド−ホルムアルデヒド樹脂の代わりと
なる物質として蔗糖安息香酸エステル単独またはそれと
メチルメタクリレートとの混合物と、蔗糖−酢酸イソ酪
酸エステルと、フタル酸エステル、アジピン酸エステル
または有機燐酸エステルとで構成される組成物を用いた
ニトロセルロースマニキュアが記載されている。この解
決法は予備混合が必要なため、複雑でコストのかかる方
法である。従って、公知の解決策は完全に満足できるも
のではない。
まで提案されてきた解決法の欠点のないニトロセルロー
スマニキュア用アリールスルホンアミド−ホルムアルデ
ヒド樹脂の代替え品を提供することにある。
ロースマニキュアの膜形成樹脂としてアリールスルホン
アミド−ホルムアルデヒド樹脂の代替え品としてアリー
ルスルホニルウレタンを使用することによって、時間が
経ってもホルムアルデヒドを形成することがなく、従来
品と同等かつ十分な特性を有するマニキュアが簡単且つ
低コストで得られるということを全く偶然に見出した。
ルスルホニルウレタン基を有し且つ分子量が450 〜1500
であるポリ(アリールスルホニルウレタン)にある。
ルホニルウレタン基: ArSO2NH−C(=O)−O− (Arは芳香族基を表す)を有する有機化合物〔1つの場
合はモノ(アリールスルホニルウレタン)、複数の場合
はポリ(アリールスルホニルウレタン)〕を意味する。
多くのモノ(アリールスルホニルウレタン)が公知であ
る。例えば、アメリカ合衆国特許第 4,287,083号には下
記〔化5〕:
剤として使用することが記載されている。その他のモノ
(アリールスルホニルウレタン)は植物防疫用誘導体ま
たは医薬品合成の中間生成物として公知である。
架橋可能なアクリルモノマーの重合での促進剤としてポ
リ(アリールスルホニルウレタン)を使用することが開
示されている。この特許に開示のジ(アリールスルホニ
ルウレタン)は分子量が1860〜5360のシランまたは有機
シロキサンのポリマー鎖を有している。
わち2、3、4または5個)のアリールスルホニルウレ
タン基を有する分子量が 450〜1500の新規ポリ(アリー
ルスルホニルウレタン)にあり、特に、アリール基が下
記〔化6〕:
ルホニルウレタン)にある。本発明の好ましいポリ(ア
リールスルホニルウレタン)は下記〔化7〕で表される
点に特徴がある:
時は2価、n=3の時は3価、n=4の時は4価、n=
5の時は5価の有機官能基を表し、(1) グリコールおよ
びトリメチレングリコール等のポリメチレングリコー
ル、(2) ジオキシエチレングリコール、トリオキシエチ
レングリコール、ジオキシプロピレングリコールおよび
トリオキシプロピレングリコール等のポリオキシアルキ
レングリコール、(3) ポリエーテルトリオールおよびポ
リエーテルテトラオール、(4) グリセロールおよびキシ
リトール、および(5) トリメチロールプロパン等のトリ
メチロールアルカン、によって構成される群の中から選
択される〔化8〕:
たは〔化10〕で表されるものが好ましい:
表し、互いに異なっていてもよいが、同一であるのが好
ましく、y1、y2およびy3は、y1、y2およびy3が同
時に0にならないという条件で、0、1、2、3、4、
5または6を表し、互いに同一でも異なっていてもよ
く、R1は水素あるいは直鎖または分岐鎖を有する炭素
数1〜8のアルキル鎖を表すか、少なくとも1つのアル
コキシ基で置換された炭素数1〜8のアルキル鎖を表
す)x1=x2=x3=2で、y1、y2およびy3が2また
は3であるのが好ましい。
1〕で表されるものが好ましい:
4を示し、互いに異なっていてもよいが、同一であるの
が好ましく、y1、y2、y3およびy4はy1、y2、y3
およびy4が同時に0にならないという条件で0、1、
2、3、4、5または6を表し、互いに同一でも異なっ
ていてもよい) x1=x2=x3=y4=2で、y1、y2、y3およびx4が
1、2または3であるのが好ましい。
リールスルホニルイソシアネートとアルコールの反応で
得られる。本発明のポリ(アリールスルホニルウレタ
ン)は、Ar−SO2−NCO(ここで、Arはヘテロ環を
有していてもよい芳香族基、例えば炭素数1〜4のアル
キル鎖で置換されたまたは置換されていないフェニル基
またはナフチル基を表す)とポリオールとの反応によっ
て得られる。Arがパラトリル基であるのが特に好まし
い。ポリオールの各水酸基が各々1個のイソシアネート
官能基と反応するので、ポリオールの水酸基と同じ数の
アリールスルホニルウレタン基が得られる。出発材料、
特に下記〔化12〕:
である。また、イソシアネートとアルコールとの反応は
簡単に行うことができ、低コストである。従って、本発
明のポリ(アリールスルホニルウレタン)は極めて安価
な製品であり、極めて簡単に入手することができる。
イソシアネートとアルコールとの反応中は反応混合物を
攪拌し、混合物の粘度に応じて温度を調節して固体化を
するのを防止する。反応は不活性ガス雰囲気下、例えば
窒素雰囲気下で行うのが好ましい。
せるが、混合物の粘度が非常に高い場合には溶媒、例え
ばジメチルホルムアミド(DMF)中で反応させること
もできる。
アルコール中にイソシアネートを徐々に添加し、官能基
比NCO/OHが0.99〜1.00となる状態で反応させる。
反応の終了は反応混合物中の残留イソシアネート官能基
を測定して管理することができる。イソシアネート−ア
ルコール反応の般的な触媒を使用することによって、反
応速度を促進することもできる。本発明方法の実施は極
めて簡単で、単に2つの出発化合物を混合するだけで、
濃縮および/または精製等の余計な操作を行わずに、室
温で一般に固体または粘性液体である所望の生成物が直
接得られる。
スマニキュアにある。本発明のニトロセルロースマニキ
ュアは、ニトロセルロースと、膜形成樹脂と、可塑剤
と、ゲル化剤と、溶媒−希釈剤系とで基本的に構成され
るマニキュアにおいて、膜形成樹脂がアリールスルホニ
ルウレタンで構成される点に特徴がある。
えばニトロセルロースは各種ニトロセルロースの混合物
であってもよく、膜形成樹脂も各種の樹脂の混合物であ
ってもよい。「基本的に構成される」という表現は上記
各成分は全てのマニキュアの主成分として必須な成分で
あるということを表し、これらの他にワニスの種類に応
じて各種の通常添加物、例えば顔料、染料、湿潤剤、膨
張剤、オリエンタルエッセンスおよび紫外線吸収剤など
を含むことができるということを意味している。アリー
ルスルホニルウレタンを含む本発明の膜形成樹脂は、従
来から使用されてきた樹脂、例えばアリールスルホンア
ミド−ホルムアルデヒド樹脂、アルキル樹脂またはアク
リル樹脂などを含むことができる。しかし、膜形成樹脂
はアリールスルホニルウレタンのみで構成するのが好ま
しい。
る上記の新規アリールスルホニルウレタンを使用するの
が好ましく、既に述べた好ましい下位概念のものを使用
するのが特に好ましい。しかし、モノ(アリールスルホ
ニルウレタン)を使用することもできる。この場合に
は、下記〔化12〕の一般式で表されるものを使用する
のが好ましい:
有するアルキル基またはシクロアルキル基、あるいは少
なくとも1つのアルコキシ基(例えばメトキシ、エトキ
シ、プロポキシまたはブトキシ基)で置換されたアルキ
ル基またはシクロアルキル基、あるいはポリオキシアル
キル基を表し、Rは2〜12個の炭素原子を有するのが好
ましい) 本発明の好ましい実施例では、〔化13〕のモノ(アリ
ールスルホニルウレタン)の分子量は 230〜350 であ
る。一般に、モノ(アリールスルホニルウレタン)、特
に〔化13〕のモノ(アリールスルホニルウレタン)
は、ポリ(アリールスルホニルウレタン)の場合につい
て述べた上記の方法でポリオールをモノアルコールに代
えて合成することができる。
マニキュアの膜形成樹脂として一般に使用されてきた任
意のニトロセルロースで構成することができる。例えば
分子量が36,000および26,000であるアメリカ合衆国規格
では“1/2秒(second)”または“1/4秒”のニトロ
セルロースすなわちヨーロッパ規格ではE33およびE27
のニトロセルロースを使用することができる。また、各
種ニトロセルロースの任意比率の混合物を使用すること
もできる。
減少させることにある。ニトロセルロースワニスの可塑
剤としては各種のエステル、ケトンおよびエーテルを使
用することができる。本発明で使用可能な可塑剤の例と
して以下の化合物を挙げることができるが、以下のもの
に限定されるものではない:ジエチルアジピン酸、ジブ
チルアジピン酸、ジイソブチルアジピン酸、ジヘキシル
アジピン酸、ジカプリルアジピン酸、ジ (2-エチル−エ
チルヘキシル)アジピン酸、ジイソオクチルアジピン
酸、ジノニルアジピン酸、オクチルデシルアジピン酸、
イソオクチルイソデシルアジピン酸、ジデシルアジピン
酸、ジイソデシルアジピン酸、イソデシルオクチルアジ
ピン酸、ポリプロピレングリコールアジピン酸、ジ(メ
トキシエチル)アジピン酸、ジ(エトキシエチル)アジ
ピン酸、ジ(ブトキシエチル)アジピン酸、ジ(ブトキ
シエトキシエチル)アジピン酸、ジメチルフタル酸、ジ
エチルフタル酸、ジプロピルフタル酸、ジブチルフタル
酸、ジイソブチルフタル酸、ジヘキシルフタル酸、ブチ
ルオクチルフタル酸、ブチルイソデシルフタル酸、ブチ
ルイソヘキシルフタル酸、ラウリルイソヘキシルフタル
酸、ジオクチルフタル酸、ジイソオクチルフタル酸、ジ
カプリルフタル酸、ジ (2-エチルヘキシル)フタル酸、
ジノニルフタル酸、ジ(エチルデシル)フタル酸、イソ
オクチルイソデシルフタル酸、ジデシルフタル酸、エチ
ルヘキシルデシルフタル酸、ブチルエチルヘキシルフタ
ル酸、ビスメトキシエチルフタル酸、 (2-エチルヘキシ
ル)ジフェニルリン酸、変性トリアリールリン酸、トリ
イフェニルリン酸、イソデシルジフェニルリン酸、安息
香酸ベンジル、アセチルリシノール酸ブチル、アセチル
リシノール酸グリセリル、グリコン酸ブチル、ステアリ
ン酸ブチル、クエン酸ジエチル、クエン酸トリブチル、
アセチルクエン酸トリブチル、アセチルクエン酸トリ−
2−エチルヘキシル、酒石酸ジブチルおよびこれらの混
合物。
ト型有機粘土であるのが好ましく、アメリカ合衆国特許
第 3,422,185号に記載のものを挙げることができ、特に
ナショナルリードカンパニー(National Lead Company)
からベントン (Benton、登録商標) で市販の物を挙げる
ことができる。
でもよい。非芳香族系の場合は、例えば酢酸ブチル、酢
酸エチル等の脂肪族エステルを溶媒として用い、例えば
イソプロパノール、ブタノール等を脂肪族アルコールを
希釈剤として用いることができる。芳香族系の場合は、
上記の脂肪族エステルおよびアルコールに例えばトルエ
ン等の芳香族炭化水素を混合するのが一般的である。
が5〜20重量%のニトロセルロースと、1〜20重量%の
アリールスルホニルウレタン樹脂と、0.1 〜5重量%の
アミン変性したモンモリロナイトタイプの有機粘土と、
0.1〜20重量%の可塑剤と、5〜85重量%の溶媒−希釈
剤系と、0〜10重量%、好ましくは0%または1〜10重
量%の顔料または染料と、0〜10重量%、好ましくは0
%または 0.1〜10重量%の通常の添加剤とを、重量%の
合計が 100となるように含んでいる。
ち、チキソトロピックな無色のニトロセルロースゲル
と、非チキソトロピックな無色のベースとを混合してチ
キソトロピックな無色のニトロセルロース沈降防止用ベ
ース (これは無色のマニキュアである) を作り、カラー
マニキュアの場合には必要に応じてこれに顔料および/
または染料を添加することによって得られる。本発明で
は、この方法で通常使用されている膜形成樹脂の一部ま
たは全部をアリールスルホニルウレタン、特に本発明に
よる上記の新規アリールスルホニルウレタンに代える。
以下、実施例によって本発明およびその利点を具体的に
説明するが、本発明が下記実施例に限定されるものでは
ない。
シルウレタン この化合物は工業的に市販されている〔化14〕のトシ
ルイソシアネート:
成される市販の化合物である下記〔化15〕の分子量40
0 のグリセロールポリエーテルトリオール:
反応器を使用する。循環オイルを用いて温度を調節す
る。プローブによってオイルと反応混合物の温度を測定
することができる。反応は緩やかな窒素気流下で行う。
反応器上に 140.8gのトシルイソシアネートを入れた滴
下漏斗を支持し、イソシアネート上に窒素を供給する。
反応器には凝縮器と反応混合物を均質化するための機械
的攪拌器とが取付けてある。水酸基の含有量が7.43当量
/kgであるアルコール(96.1g)を反応器に導入する。
油浴の温度は初め30℃に設定し、イソシアネートを滴下
しながら、反応混合物が凝固しないように、その粘度に
応じて油浴の温度を上げる。イソシアネートの添加終了
後、イソシアネートが全て消えるまで攪拌を継続する。
温度は約10℃昇温する。反応混合物を採取し、定量して
イソシアネートの残留量をモニターする。合計の反応時
間は約 1.5時間で、最高温度は60℃付近となる。白色樹
脂状の生成物(237g)を取り出す。この樹脂は室温(約
20℃)で非常に粘性の高い液体である。GPC(ゲル濾
過クロマトグラフィー)にUVおよび屈折率のダブル検
出を組み合わせた結果、反応生成物は単一物であり、反
応は定量的に起ることが明らかとなった。IRおよび1
HNMRスペクトルかち上記樹脂は下記〔化16〕の構
造を有することが分かった:
ラオールのトシルウレタン 実施例1と同様に操作するが、グリセロールポリエーテ
ルトリオールの代わりに、分子量 576の下記〔化17〕
で表されるポリエーテルテトラオール 104.6gを使用す
る:
ルとエチレンオキシドとの反応で合成される市販の化合
物である。使用した化合物中の水酸基の含有量は6.54当
量/kgである。トシルイソシアネートは 135g(0.685
モル)使用する。合計の反応時間は約 1.3時間で、最高
温度は約96℃である。この温度での生成物(239.6 g)
は半透明の樹脂である。室温(約20℃)では結晶化しな
いわずかに粘着性のある硬い固体になる。GPC分析の
結果、反応生成物は単一物で、反応は定量的に起こるこ
とが分かった。IRおよび1HNMRスペクトルから上
記樹脂は下記〔化18〕の構造を有することが分かっ
た:
オールのトシルウレタン 実施例1と同様に操作するが、グリセロールポリエーテ
ルトリオールの代わりに、分子量 356で下記〔化19〕
で表されるポリエーテルテトラオール 61.86gを使用す
る:
ルとエチレンオキシドとの反応で合成される市販の化合
物である。使用した化合物中の水酸基の含有量は 11.01
当量/kgである。トシルイソシアネートは 135g使用す
る。合計の反応時間は約3.25時間で、最高温度は約 103
℃である。生成物(196.8g)は室温では不透明な白色
の硬い結晶性固体である。GPC分析の結果、反応生成
物は単一物で、反応は定量的に起こることが分かった。
IRおよび1HNMRスペクトルから下記〔化20〕の
構造であることが分かった:
の代わりに水酸基含有量が 11.09当量/kgの2−エトキ
シエタノール 70.39gを使用する。トシルイソシアネー
トは 154g使用する。合計の反応時間は約 3.5時間で、
最高温度は約70℃である。この温度で、生成物(224
g)は透明で非常に粘性の高い液体である。室温(約20
℃)では白色不透明な柔らかい結晶性の固体である。G
PC分析の結果、反応生成物は単一物で、反応は定量的
に起こることが分かった。IRおよび1HNMRスペク
トルから下記〔化21〕の構造であることが分かった:
の代わりに水酸基含有量が 13.32当量/kgであるトリオ
キシエチレングリコールOH−〔(CH2)2−O−]3
H 64.41 gを使用する。トシルイソシアネートは 16
9.2gの使用する。合計の反応時間は約5.5 時間で、最
高温度は約95℃である。室温(約20℃)で生成物(233
g)は無色半透明でわずかに粘性のある脆い固体であ
る。GPC分析の結果、反応生成物は単一物で、反応は
定量的に起こることが分かった。IRおよび1HNMR
スペクトルから下記〔化22〕の構造であることが分か
った:
の代わりに水酸基含有量が 21.71当量/kgであるエタノ
ール 48.05gを使用する。トシルイソシアネートは 207
gの使用する。合計の反応時間は約 1.6時間で、最高温
度は約53℃である。生成物(255 g)を流し出すのに約
83℃まで加熱しなければならない。室温(約20℃)での
生成物(233 g)は白色結晶性固体である。GPC分析
の結果、反応生成物は単一物で、反応は定量的に起こる
ことが分かった。IRおよび1HNMRスペクトルから
下記〔化23〕の構造であることが分かった:
の代わりに水酸基含有量が 26.28当量/kgである 1,3-
プロパンジオール 33.81gを使用する。トシルイソシア
ネートは175.23g使用する。合計の反応時間は約 1.8時
間で、最高温度は約96℃である。この温度での生成物
(209 g)は非常に粘性が高く、半透明でオレンジ色を
している。室温(約20℃)ではオレンジ色の脆い固体
で、構造は下記〔化24〕に示す通りである:
の代わりに水酸基含有量が 9.98 当量/kgのシクロヘキ
サノール 78.24gを使用する。トシルイソシアネートは
154.1gの使用する。合計の反応時間は約3.3 時間、最
高温度は約76℃である。この温度では、生成物(232
g)は無色半透明の粘性の高い液体である。室温(約20
℃)では無色半透明の固体になる。GPC分析の結果、
反応生成物は単一物で、反応は定量的に起こることが分
った。IRおよび1HNMRスペクトルから、その構造
は下記〔化25〕であることが分かった:
の代わりに水酸基含有量が 7.67 当量/kgであるCH3
- (CH2)7-OH 88.91 gを使用する。トシルイソ
シアネートは134.64g使用する。合計の反応時間は 3.5
時間で、最高温度は約78℃である。この温度での生成物
(223.5g)は無色半透明の粘性液体である。室温(約20
℃)でも粘性生成物のままである。GPC分析の結果、
反応生成物は単一物で、反応は定量的に起こることが分
かった。IRおよび1HNMRスペクトルより、その構
造は下記〔化26〕であることが分かった:
の代わりに水酸基含有量が 11.34当量/kgであるCH3
−(CH2)4−OH 66.86gを使用する。トシルイソシ
アネートは 149.6gの使用する。合計の反応時間は約
3.5時間で、最高温度は約59℃である。この温度での生
成物(216 g)は半透明の粘性液体で、ほのかに黄緑色
を呈する。GPC分析の結果、反応生成物は単一物で、
反応は定量的に起こることが分かった。IRおよび1H
NMRスペクトルより、その構造は下記〔化27〕であ
ることが分かった:
の代わりに水酸基含有量が 13.49当量/kgである(CH
3)2 CH−CH2 OH 56.7 gを使用する。トシ
ルイソシアネートは150.86gの使用する。合計の反応時
間は約 5.2時間で、最高温度は約56℃である。この温度
および室温(約20℃)で、生成物(207 g)は無色半透
明の粘性液体である。GPC分析の結果、反応生成物は
1種類で、反応は定量的に起こることが分かった。IR
および1HNMRスペクトルからその構造は下記〔化2
8〕に示すようなものであることが分かった:
の代わりに水酸基含有量が 16.64当量/kgである(CH
3)2CHOH 53.03gを使用する。トシルイソシアネー
トは 174gの使用する。合計の反応時間は約 4.2時間
で、最高温度は56℃である。この温度での生成物(227
g)はわずかに黄緑色の半透明な粘性液体である。室温
(約20℃)では不透明な白色結晶固体である。構造を下
記〔化29〕に示す:
の代わりに水酸基含有量が 22.36当量/kgである下記
〔化30〕の物質 99.21gを使用する。
応時間は約 3.8時間で、最高温度は138 ℃である。この
温度で生成物(536 g)は非常に高い粘性を示す。室温
(約20℃)では脆い不透明固体で、わずかにオレンジ−
黄色を呈する。GPC分析の結果、反応生成物は単一物
で、反応は定量的に起こることが分かった。IRおよび
1HNMRスペクトルから、その構造は下記〔化31〕
に示すようなものであることが分かった:
の代わりに水酸基含有量が 13.49当量/kgであるCH3
−CH2−CHOH−CH3 65.99 gを使用する。トシ
ルイソシアネートは175.58g使用する。合計の反応時間
は約 4.3時間で、最高温度は53℃である。この温度およ
び室温(約20℃)での生成物(241 g)はわずかに黄緑
色の半透明粘性液体である。GPC分析の結果、反応生
成物は単一物で、反応は定量的に起こることが分かっ
た。IRおよび1HNMRスペクトルから、その構造は
下記〔化32〕であることが分かった:
の代わりに水酸基含有量が 11.34当量/kgであるCH3
−CHOH−CH(CH3)2 88.15 gを使用する。ト
シルイソシアネートは197.21gの使用する。合計の反応
時間は約4時間で、最高温度は90℃である。この温度で
生成物は粘性を示し、容易に流出させることができる。
室温(約20℃)では白色結晶性固体となる。GPC分析
の結果、反応生成物は単一物で、反応は定量的に起こる
ことが分かった。IRおよび1HNMRスペクトルか
ら、構造は下記〔化33〕であることが分かった:
の代わりに水酸基含有率が 32.57当量/kgであるグリセ
ロール 31.32gを使用する。トシルイソシアネートは 2
00gの使用する。合計の反応時間は約 4.3時間で、最高
温度は135 ℃である。この温度で生成物は非常に粘性が
高く、不透明な白色の液体である。室温(約20℃)では
わずかに黄味がかった脆い結晶性固体となる。GPC分
析の結果、反応生成物は単一物で、反応は定量的に起こ
ることが分かった。IRおよび1HNMRスペクトルか
ら、構造は下記〔化34〕であることが分かった:
の代わりに50g(0.332モル)のキシリトール:CH2O
H-(CHOH)3−CH2OHを使用する。トシルイソシ
アネートは 330g(1.67モル)使用する。合計の反応時
間は約 3.3時間で、最高温度は約120 ℃以上になる。生
成物(380g) は室温で脆くて硬い固体である。その構造
は下記〔化35〕で表される:
して実施例18〜34のマニキュアを製造した。先ず最初
に、各成分を単に混合するだけで、下記重量組成を有す
る非チキソトロピックな無色のベースを調製する: 乾燥ニトロセルロール E28 :12 % 樟脳 : 1.5% ジブチルフタレート : 7 % 膜形成樹脂 :11.5% イソプロパノール : 6 % 酢酸エチル :14 % 酢酸ブチル :25 % トルエン :23 %
記重量組成を有する無色のチキソトロピックニトロセル
ロースゲルを調製する: 乾燥ニトロセルロール E33 :15 % 樟脳 : 3 % イソプロパノール :13 % 酢酸エチル : 5 % 酢酸ブチル :25 % トルエン :32 % ジメチルベンジルドデシルアンモニウム モンモリロナイト : 7 %
よって、無色でチキソトロピックなニトロセルロースの
沈降防止用ベース(無色マニキュア)を調製する: 上記の無色チキソトロピックニトロセルロースゲル 20.00 重量部 85%リン酸 0.03 重量部 各実施例に相当する非チキソトロピックな無色ベース 79.97 重量部 従って、これら17個の無色マニキュアの重量組成は下記
の通りとなる: 乾燥ニトロセルロース :12.60 % 樟脳 : 1.80 % ジブチルフタレート : 5.60 % 膜形成樹脂 : 9.20 % イソプロパノール : 7.40 % 酢酸エチル :12.20 % 酢酸ブチル :24.99 % トルエン :24.79 % ジメチルベンジルドデシルアンモニウム モンモリロナイト : 1.40 % リン酸(85%) : 0.03 %
まとめて示してある。〔表1〕には従来法による無色マ
ニキュア(比較例)も示してある。この比較例は、本発
明の膜形成樹脂の代わりにサントライト(Santolite、登
録商標) の名称で市販されているアリールスルホンアミ
ド−ホルムアルデヒド樹脂を使用し、実施例18の方法に
従って製造したものである。
ず最初に5回転/分で1分間攪拌した後にブロックフィ
ールド粘度を測定する。次に、50回転/分で再び1分間
攪拌した後に2度目の測定をし、5回転/分でさらに1
分間攪拌した後に3度目の測定をする。チキソトロピー
指数は2回目および3回目の測定値との比である。「ペ
ルソズ(Persoz)」硬度を測定するために、ガラス板上に
厚さ 150ミクロンのマニキュア膜を形成し、相対湿度65
%、温度20℃で時間を変えて乾燥させた後にペルソズ振
子を用いて測定する。表示した値は3時間乾燥後のもの
である。「ガードナー(Gardner) 」光沢度を測定するた
めに、平らな基板上に厚さ200ミクロンのマニキュア薄
膜を形成し、20℃で1時間以上乾燥させた後、光沢度計
を用いて、入射角60度で光源からマニキュア薄膜に照射
された光と、それと同じ角度で薄膜から反射される光と
のパーセンテージを測定する。反射光量が多い程マニキ
ュア薄膜の光沢が高いことになる。遊離性ホルムアルデ
ヒド含有量を測定するために、先ず最初に約 100g/リ
ットルの樹脂を含むアセトン溶液を調製し、希塩酸水溶
液を添加して約80℃で樹脂を加水分解する。放出された
ホルムアルデヒドを蒸留し、これを酢酸アンモニウム水
溶液の存在下でアセチルアセトンと反応させる。生成す
る有色のピリジン誘導体を吸光分光分析により波長 413
nm で定量する。
は、さらに、上記の無色マニキュアに酸化チタン1.05重
量%とFDA(Food and Drug Administration)リスト
に記載の赤色有機顔料“DC Red 34 ” 0.036重量%と
を添加してカラーマニキュアを調製した。実施例23、25
〜29および34と、比較例のカラーマニキュアを美爪術師
(マニキュアリスト) が爪に塗る(2度塗り)。時間の
経過と共にマニキュアの状態(一般的な外観、剥離、摩
損など)をチェックする。この試験を行った人間は通常
の日常活動を行った。評価はマニキュアが十分な外観を
保っていると判断された日数で表示した。結果は下記の
通りである: 実施例23 2.0 日 実施例25 2.1 日 実施例26 2.0 日 実施例27 2.3 日 実施例28 2.0 日 実施例29 2.4 日 実施例34 2.4 日 比較例 2.3 日
触れても指紋がつかなくなるまでの時間)が比較例に比
べて大幅に改善され(比較例では8分であるが、本発明
実施例では3〜7分である)、また、光沢(肉眼による
評価)が本発明実施例の方が比較例よりも優れていると
いうことも指摘している。さらに、通常マニキュアを詰
めて市販するためのボトルを用いて実施例18〜29および
34のカラーマニキュアと、比較例のカラーマニキュアと
を20℃および50℃で沈降防止効果試験を行った。定期的
に視覚チェックした結果、本発明実施例および比較例の
全てで、20℃および50℃いずれの温度で4ヶ月間保存後
のボトル底部に沈澱の形成は無かった。
2)
ルキル基、あるいは、少なくとも1つのアルコキシ基ま
たはポリオキシアルキル基で置換されたアルキル基また
はシクロアルキル基を表す) (II) 下記[化37]の式で表されるポリ(アリールス
ルホニルウレタン):
3価、4価または5価となる有機官能基を表し、ポリメ
チレングリコール、ポリオキシアルキレングリコール、
ポリエーテルトリオール、ポリエーテルテトラオール、
グリセロール、トリメチロールアルカンおよびキシリト
ールで構成される群の中から選択されるポリオールA
(OH)n の主鎖である)
ルキル基、あるいは、少なくとも1つのアルコキシ基ま
たはポリオキシアルキル基で置換されたアルキル基また
はシクロアルキル基を表す) (II) 下記[化37]の式で表されるポリ(アリールス
ルホニルウレタン):
3価、4価または5価となる有機官能基を表し、ポリメ
チレングリコール、ポリオキシアルキレングリコール、
ポリエーテルトリオール、ポリエーテルテトラオール、
グリセロール、トリメチロールアルカンおよびキシリト
ールで構成される群の中から選択されるポリオールA
(OH)n の主鎖である)
有するアルキル基またはシクロアルキル基、あるいは少
なくとも1つのアルコキシ基(例えばメトキシ、エトキ
シ、プロポキシまたはブトキシ基)またはポリオキシア
ルキル基で置換されたアルキル基またはシクロアルキル
基を表し、Rは2〜12個の炭素原子を有するのが好まし
い) 本発明の好ましい実施例では、〔化13〕のモノ(アリ
ールスルホニルウレタン)の分子量は 230〜350 であ
る。一般に、モノ(アリールスルホニルウレタン)、特
に〔化13〕のモノ(アリールスルホニルウレタン)
は、ポリ(アリールスルホニルウレタン)の場合につい
て述べた上記の方法でポリオールをモノアルコールに代
えて合成することができる。
Claims (8)
- 【請求項1】 2〜5個のアリールスルホニルウレタン
基を有し且つ分子量が450 〜1500であるポリ(アリール
スルホニルウレタン)。 - 【請求項2】 アリールスルホニルウレタン基がパラ−
トリルスルホニルウレタン基である請求項1に記載のポ
リ(アリールスルホニルウレタン)。 - 【請求項3】 下記一般式〔化1〕で表される請求項1
または2に記載のポリ(アリールスルホニルウレタ
ン): 【化1】 (ここで、 nは2≦n≦5の整数を表し、 Aはnが2、3、4または5である時にそれぞれ2価、
3価、4価または5価となる有機官能基を表し、ポリメ
チレングリコール、ポリオキシアルキレングリコール、
ポリエーテルトリオール、ポリエーテルテトラオール、
グリセロール、トリメチロールアルカンおよびキシリト
ールで構成される群の中から選択されるポリオールA
(OH)n の主鎖である) 。 - 【請求項4】 ポリエーテルトリオールが下記〔化2〕
または〔化3〕: 【化2】 【化3】 (ここで、 x1、x2およびx3は1、2、3または4を表し、互い
に同一でも異なっていてもよく、 y1、y2およびy3は、y1、y2およびy3が同時に0に
ならないという条件で、0、1、2、3、4、5または
6を表し、互いに同一でも異なっていてもよく、 R1は水素あるいは直鎖または分岐鎖を有する炭素数1
〜8のアルキル鎖を表すか、少なくとも1つのアルコキ
シ基で置換された炭素数1〜8のアルキル鎖を表す)で
表され、ポリエーテルテトラオールが下記〔化4〕: 【化4】 (ここで、 x1、x2、x3およびx4は1、2、3または4を示し、
互いに同一でも異なっていてもよく、 y1、y2、y3およびy4はy1、y2、y3およびy4が同
時に0にならないという条件で0、1、2、3、4、5
または6を表し、互いに同一でも異なっていてもよい)
で表される請求項3に記載のポリ(アリールスルホニル
ウレタン)。 - 【請求項5】 ニトロセルロースと、膜形成樹脂と、可
塑剤と、ゲル化剤と、溶媒−希釈剤系とで基本的に構成
されるマニキュアにおいて、 膜形成樹脂がアリールスルホニルウレタンで構成される
ことを特徴とするマニキュア。 - 【請求項6】 アリールスルホニルウレタンが、請求項
1〜4のいずれか一項に記載のポリ(アリールスルホニ
ルウレタン)であるマニキュア。 - 【請求項7】 5〜20重量%のニトロセルロースと、1
〜20重量%のアリールスルホニルウレタン樹脂と、 0.1
〜5重量%のアミン変性したモンモリロナイト型の親有
機粘土と、 0.1〜20重量%の可塑剤と、5〜85重量%の
溶媒−希釈剤系と、0〜10重量%の顔料または染料と、
0〜10重量%の通常の添加剤、特に親有機粘土の湿潤剤
および/または膨潤剤とを合計が 100重量%となるよう
に含むことを特徴とする請求項5または6に記載のマニ
キュア。 - 【請求項8】 アリールスルホニルウレタンよりなるニ
トロセルロースマニキュア用膜形成樹脂。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9205560A FR2690918B1 (fr) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | Utilisation d'un arylsulfonyluréthanne comme résine garnissante dans les vernis à ongles nitrocellulosiques. Nouveaux arylsulfonyluréthannes et nouveaux vernis à ongles nitrocellulosiques. |
FR9205560 | 1992-05-06 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12998693A Division JP3301650B2 (ja) | 1992-05-06 | 1993-05-06 | アリールスルホニルウレタンのニトロセルロースマニキュア用膜形成樹脂としての利用と、新規なアリールスルホニルウレタンおよびニトロセルロースマニキュア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002356469A true JP2002356469A (ja) | 2002-12-13 |
Family
ID=9429575
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12998693A Expired - Fee Related JP3301650B2 (ja) | 1992-05-06 | 1993-05-06 | アリールスルホニルウレタンのニトロセルロースマニキュア用膜形成樹脂としての利用と、新規なアリールスルホニルウレタンおよびニトロセルロースマニキュア |
JP2002061799A Pending JP2002356469A (ja) | 1992-05-06 | 2002-03-07 | アリールスルホニルウレタンのニトロセルロースマニキュア用膜形成樹脂としての利用と、新規なアリールスルホニルウレタンおよびニトロセルロースマニキュア |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12998693A Expired - Fee Related JP3301650B2 (ja) | 1992-05-06 | 1993-05-06 | アリールスルホニルウレタンのニトロセルロースマニキュア用膜形成樹脂としての利用と、新規なアリールスルホニルウレタンおよびニトロセルロースマニキュア |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5326796A (ja) |
EP (1) | EP0569294B1 (ja) |
JP (2) | JP3301650B2 (ja) |
DE (1) | DE69303664T2 (ja) |
ES (1) | ES2090905T3 (ja) |
FR (1) | FR2690918B1 (ja) |
TW (2) | TW230205B (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2755009B1 (fr) * | 1996-10-24 | 1998-11-27 | Bergerac Nc | Vernis a ongles aqueux |
DE10358091A1 (de) * | 2003-12-10 | 2005-07-14 | Eckart Gmbh & Co. Kg | Kosmetische Zusammensetzung zur Erzeugung eines kosmetischen Überzugs mit einem metallisch und mehrfarbig schillernden Erscheinungsbild und künstlicher Fingernagel |
US20060228312A1 (en) * | 2005-04-08 | 2006-10-12 | Rutherford Chemicals Llc - Caschem Unit | Delivery system for film-forming polymer |
DE102008001655A1 (de) * | 2008-05-08 | 2009-11-12 | Kuraray Europe Gmbh | Weichmacherhaltige Folien aus Polyvinylacetal mit Cyclohexan-1,2-dicarbon-säureestern als Weichmacher |
DE102010039704A1 (de) | 2010-08-24 | 2012-03-01 | Wacker Chemie Ag | Emulsionen von Organopolysiloxane mit sauren und basischen Gruppen und deren Herstellung |
FR3080535B1 (fr) * | 2018-04-25 | 2020-06-26 | Fiabila | Composition cosmetique de vernis a ongles thixotrope non-aqueux renfermant un agent durcisseur pour les ongles, utilisation et procede de mise en œuvre |
Family Cites Families (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR1239917A (fr) * | 1957-07-09 | 1960-09-02 | Hoechst Ag | Sulfonyluréthanes et leur procédé de préparation |
US3607935A (en) * | 1957-07-31 | 1971-09-21 | Hoechst Ag | Sulfonyl-ureas and a process for preparing them |
NL123687C (ja) * | 1961-09-08 | |||
NL128362C (ja) * | 1965-03-16 | |||
US3933894A (en) * | 1966-05-03 | 1976-01-20 | Monsanto Company | N-arylsulfonyl carbamates |
US3687934A (en) * | 1970-07-16 | 1972-08-29 | Ciba Geigy Corp | N{40 -substituted n-arylsulfonyl ureas |
US3787491A (en) * | 1971-09-29 | 1974-01-22 | H Bretschneider | Substituted sulfonyl urea and its stereoisomers |
US3864294A (en) * | 1972-11-02 | 1975-02-04 | Chesebrough Ponds | Gelled coating compositions and method of making same |
DE2319648C2 (de) * | 1973-04-18 | 1985-08-14 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Weitere Ausbildung des Verfahrens zur Herstellung von Schaumstoffen mit vorzüglichen Entformungseigenschaften |
PT65663B (fr) * | 1975-10-02 | 1978-04-11 | Stauffer Chemical Co | Procede pour l'obtention de n-(benzenosulphonyl carbamatesavec antidotes herbicides |
DE2735013A1 (de) * | 1977-08-03 | 1979-02-15 | Bayer Ag | Hydroxylgruppen und urethano-aryl- sulfonsaeuregruppenenthaltende verbindungen |
DE3443088A1 (de) * | 1984-03-03 | 1985-09-19 | Wolff Walsrode Ag, 3030 Walsrode | Waessrige dispersionen auf basis von cellulosenitraten, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung als schnellhaertende ueberzuege |
JPS60215607A (ja) * | 1984-04-11 | 1985-10-29 | Shiseido Co Ltd | 美爪料 |
US4513127A (en) * | 1984-09-13 | 1985-04-23 | Loctite Corporation | Soluble sulfimide accelerators for free radical cured compositions |
GB8503561D0 (en) * | 1985-02-12 | 1985-03-13 | Bostik Ltd | Adhesive compositions |
US5068424A (en) * | 1988-06-17 | 1991-11-26 | Nitrokemia Ipartelepek | Process for preparing arylsulphonyl-isocyanates and addition derivatives thereof |
US5008311A (en) * | 1989-03-17 | 1991-04-16 | Tremco Incorporated | Substantially solvent free asphaltic and method relating thereto |
US4996284A (en) * | 1989-04-24 | 1991-02-26 | Mallavarapu Leo X | Novel epoxy sulfonamide-based resins, a process for their preparation and use of same |
US5149806A (en) * | 1990-03-28 | 1992-09-22 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Azlactone michael adducts |
-
1992
- 1992-05-06 FR FR9205560A patent/FR2690918B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-05-04 US US08/057,082 patent/US5326796A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-05-05 ES ES93401156T patent/ES2090905T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1993-05-05 EP EP93401156A patent/EP0569294B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1993-05-05 DE DE69303664T patent/DE69303664T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1993-05-06 JP JP12998693A patent/JP3301650B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1993-05-12 TW TW083100092A patent/TW230205B/zh active
- 1993-05-12 TW TW082103711A patent/TW230204B/zh active
-
2002
- 2002-03-07 JP JP2002061799A patent/JP2002356469A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW230204B (ja) | 1994-09-11 |
EP0569294A1 (fr) | 1993-11-10 |
TW230205B (ja) | 1994-09-11 |
EP0569294B1 (fr) | 1996-07-17 |
JP3301650B2 (ja) | 2002-07-15 |
FR2690918A1 (fr) | 1993-11-12 |
ES2090905T3 (es) | 1996-10-16 |
DE69303664T2 (de) | 1996-11-28 |
FR2690918B1 (fr) | 2001-12-28 |
US5326796A (en) | 1994-07-05 |
DE69303664D1 (de) | 1996-08-22 |
JPH0641053A (ja) | 1994-02-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1141094B1 (de) | Vernetzbare monomere auf cyclosiloxanbasis, deren herstellung und deren verwendung in polymerisierbaren massen | |
US20060030648A1 (en) | Hybrid organic-inorganic polymer coatings with high refractive indices | |
US5985951A (en) | UV-curable nail coating formulations containing cellulose esters with ethylenically unsaturated pendant groups | |
JP5491391B2 (ja) | 塗料接着付与剤を含有する硬化性シリル含有ポリマー組成物 | |
DE3716417A1 (de) | Haertbare zusammensetzung und verfahren zur aushaertung derselben | |
KR20000076424A (ko) | 신규한 지르코늄 우레탄 촉매 | |
US8648157B2 (en) | Metal-containing compositions | |
JP2003535197A (ja) | 光活性化可能なコーティング組成物 | |
EP0254950A2 (de) | (Meth)-acrylsäureester | |
EP0819719A2 (de) | Organosiloxanylderivate von Alkandiolmonovinylethern, Verfahren zu deren Herstellung, deren Modifizierung und deren Verwendung als Lackzusatzstoffe | |
JP2593691B2 (ja) | O‐ベンジル‐n‐ヒドロキシアルキルキトサンを基本とするマニキュア並びにキトサンの新規o‐ベンジル‐n‐ヒドロキシアルキル誘導体 | |
JP3301650B2 (ja) | アリールスルホニルウレタンのニトロセルロースマニキュア用膜形成樹脂としての利用と、新規なアリールスルホニルウレタンおよびニトロセルロースマニキュア | |
US20170216190A1 (en) | Polyurethane urea solutions for nail varnish compositions | |
BRPI0917593B1 (pt) | Processo de preparação de alofanato de um ou mais isocianatos | |
US9475767B2 (en) | Polyurethane (meth) acrylates using modified hydroxythiols | |
DE4427528C2 (de) | Siliconmassen mit Titanaten, Zirkonaten und Hafnaten | |
KR20180025851A (ko) | 필러블 화장품(peelable cosmetic) | |
US3642507A (en) | Compositions of nitrocellulose and cyclic ester polymers | |
EP3559067B1 (de) | Verfahren zur herstellung von organyloxysilylterminierten polymeren | |
CA1233475A (en) | Water-soluble triethanolamine-titanates | |
JPS62260868A (ja) | 被覆組成物 | |
JP2004175888A (ja) | イソシアヌレート基を含有するポリイソシアネート組成物 | |
EP0617094B1 (de) | Abhäsive Beschichtungsmasse mit einem den Grad der Abhäsivität beeinflussenden Zusatzmittel | |
US20040076593A1 (en) | Composition containing a modified nitrocellulose | |
BRPI0409461A (pt) | poli((politioalquil)ésteres), suas aplicações e derivados |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132 Effective date: 20051004 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051205 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060110 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20060302 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060606 |